JP4375698B2 - 自動変速機用オイルフィルタ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機用オイルフィルタ装置に関する。更に詳しくはひだ折り形状のフィルタエレメントを有する自動変速機用オイルフィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の自動変速機(オートマチックトランスミッション)には、その内部に充填されている作動油即ち自動変速機用オイルを濾過するオイルフィルタ装置が備え付けられている。
【0003】
このオイルフィルタ装置は自動変速機の内部の狭い空間に取り付けられることから、その形状には制約が課せられている。例えば高さを押さえたいわば偏平状にしたオイルフィルタ装置が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし高さを押さえた偏平状の形状にオイルフィルタ装置を構成した場合には、オイルフィルタ装置の内部に設けるフィルタエレメントは概ね水平方向に取り付けざるを得ず、オイルを濾過するための濾過面積を十分に確保できないという問題が生じていた。
【0005】
そこで例えば特開2000−2108号公報には、図9に示すように、断面が略長方形のフィルタケース71の対角線上に設けたフィルタエレメント72を有するオイルフィルタ装置70が開示されている。このオイルフィルタ装置70では断面が略長方形のフィルタケース71の対角線上にフィルタエレメント72を設けてフィルタエレメント72による濾過面積を大きくしている。しかし断面形状が略長方形のフィルタケース71の対角線上に単にフィルタエレメント72を設ける手法では、略長方形の高さ方向が押さえられている以上フィルタエレメント72の濾過面積をそれほど大きくすることはできない。
【0006】
また特開2000−279716号公報には、図10に示すように、フィルタケース81の内部に設けられたフィルタエレメント82をひだ折り形状とすることによって、濾過面積を大きくしたオイルフィルタ装置80が開示されている。このようにフィルタエレメント82をひだ折り形状にした場合には確かに濾過面積を大きくすることができる。しかしフィルタエレメント82を単にひだ折り形状とする場合には、オイル流量が大きいときやオイルの粘度が高い低温時においてオイルの通油抵抗が高くなり、オイルの流圧によってひだ折り形状のひだ密着が発生するという問題が生じる。
【0007】
このようにひだ折り形状のフィルタエレメント82にひだ密着が生じると実質的な濾過面積を大きくすることができなくなり、濾過効率を向上することができない。またひだ密着の部分で圧力損失が生じることになる。
【0008】
そこで本発明の目的とするところは、上記問題を解決して、濾過効率が良く、圧力損失が少ない自動変速機用オイルフィルタ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の自動変速機用オイルフィルタ装置は、オイルが流入する流入口と該流入口から流入したオイルが通過する濾過室と該濾過室を通過したオイルが流出する流出口とを有するフィルタケースと、該濾過室に設けられかつ該濾過室をダスティサイドとクリーンサイドに区分してオイルを濾過するひだ折り形状のフィルタエレメントとを有し、前記フィルタエレメントは、ひだ折り形状のエレメント本体と該エレメント本体の前記クリーンサイド側の表面に一体化した線状補強部材とからなり、前記線状補強部材は、少なくとも前記エレメント本体のひだ折り形状のひだ稜線と交差して延びていることを特徴とする。
【0010】
本発明の自動変速機用オイルフィルタ装置は、フィルタケースとその濾過室に設けられたひだ折り形状のフィルタエレメントとを有している。ひだ折り形状のフィルタエレメントを用いることによって濾過面積を大きくすることを可能としている。このように濾過面積を大きくすることで、濾過効率を向上させることができる。
【0011】
更にこのひだ折り形状のフィルタエレメントはひだ折り形状のエレメント本体とこのエレメント本体のクリーンサイド側の表面に一体化した線状補強部材とからなるが、この線状補強部材は少なくともエレメント本体のひだ折り形状のひだ稜線と交差して延びている。
【0012】
フィルタエレメントに対するオイルの流圧はフィルタエレメントのダスティサイド側からクリーンサイド側方向に向かって加えられる。その結果フィルタエレメントのクリーンサイド側のひだ稜線同士が接近してひだ密着が生じることになる。そこでひだ折り形状のエレメント本体のクリーンサイド側の表面に少なくともひだ稜線と交差して延びている線状補強部材を配設して、エレメント本体とこの線状補強部材を一体化することによって、エレメント本体のひだ折り形状がひだ稜線と交差して変形して、ひだ稜線同士が近接したり、接触してひだ密着が生じることを防止している。
【0013】
このようにひだ折り形状のフィルタエレメントのひだ密着を防止することによって、大きい濾過面積を維持しかつひだ密着による圧力損失を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について説明する。本発明の自動変速機用オイルフィルタ装置は、フィルタケースとひだ折り形状のフィルタエレメントとを有する。
【0015】
このフィルタケースはオイルが流入する流入口と流入口から流入したオイルが通過する濾過室と濾過室を通過したオイルが流出する流出口とを有し、ひだ折り形状のフィルタエレメントがこの濾過室に設けられ、濾過室をダスティサイドとクリーンサイドとに区分している。
【0016】
このフィルタケースは、オイルがフィルタケースの流入口から濾過室のダスティサイドに流入し、ひだ折り形状のフィルタエレメントによって濾過されて濾過室のクリーンサイドを通って流出口から流出するように構成されている。
【0017】
従って流入口及び流出口は、ひだ折り形状のフィルタエレメントの両側に位置するように設けることができる。流出口と流入口は、濾過面積を実質的に大きくするという観点からは、フィルタエレメントを中心として面対称の位置に設けるのではなく、斜めにずれた位置に設けることが好ましい。
【0018】
フィルタケースは、自動変速機(オートマチックトランスミッション)やCVTの内部の狭いスペースに備え付けることができる形状とすることができる。例えば平たい略直方体形状、偏平形状等とすることが可能である。
【0019】
フィルタケースは通常のオイルフィルタ装置のフィルタケースに用いられる材料を用いることができる。例えば鉄等の金属、ナイロン等の合成樹脂等を用いることができる。
【0020】
ナイロン等の合成樹脂を用いて一対のフィルタケース要素を接合してフィルタケースを構成する場合には、振動溶着、摩擦溶着、加熱溶着等の溶着によって一体のフィルタケース要素を接合してフィルタケースを形成することができる。従って特に接着剤を用いることなくフィルタケースを形成することができる。また溶着によって接合しているので、フィルタケースの液密性を高くすることが可能となる。更に後述するようにフィルタエレメントを保持する合成樹脂製の保持枠をフィルタエレメントの周縁部と一体化して成形した場合において、この保持枠を合成樹脂製のフィルタケースに接合する場合にも溶着して接合することができる。その結果保持枠とフィルタケースの間の液密性を高くすることができる。
【0021】
このひだ折り形状のフィルタエレメントは、フィルタケースの内部のオイルが通過する濾過室に設けられている。フィルタエレメントが濾過室に設けられることにより、濾過室はオイルの流れの上流側であるダスティサイドと下流側であるクリーンサイドとに区分され、オイルに含まれている不純物はフィルタエレメントで除去されることになる。
【0022】
フィルタエレメントはひだ折り形状を有することにより、濾過面積を大きくしている。上述したように流入口と流出口をフィルタエレメントを挟んで斜めにずれた位置に設けることによって、オイルがひだ折り形状のフィルタエレメントのひだをより多く通過するようにすることができる。このフィルタエレメントのひだ折り形状は、山部と谷部とが交互に配置されるようにして形成される。従ってフィルタエレメントはダスティサイド側及びクリーンサイド側のそれぞれにひだ稜線を有することになる。
【0023】
このひだ折り形状のフィルタエレメントは、ひだ折り形状のエレメント本体とエレメント本体のクリーンサイド側の表面と一体化した線状補強部材とからなり、この線状補強部材は少なくともひだ折り形状のひだ稜線と交差する方向に延びている。
【0024】
ひだ折り形状のエレメント本体は所謂濾材であって、自動変速機用オイルフィルタに用いられる不織布、濾紙等を用いることができる。エレメント本体に用いられる不織布を構成する材料としては、ポリエステル、アクリル、ナイロン、レーヨン等の合成樹脂の繊維の他、更にパルプ、ガラス繊維等を挙げることができる。例えばポリエステル繊維、パルプ、ガラス繊維を用いて構成した不織布を用いることができる。
【0025】
このひだ折り形状のエレメント本体は、フィルタケースの内部に配設することができる大きさとすることができ、概ね長方形の平板な不織布等からなる濾過材をひだ折りにした形状とすることができる。即ちひだ折り形状のエレメント本体を水平にして上から見た場合に、概ね長方形の形状を有するエレメント本体を用いることができる。
【0026】
線状補強部材は、ひだ折り形状のエレメント本体のクリーンサイド側の表面に一体化しており、少なくともひだ折り形状のひだ稜線と交差して延びている。このようにひだ稜線と交差して延びている線状部材をエレメント本体のクリーンサイド側の表面に配設して一体化することによって、エレメント本体のひだ折り形状を補強することができる。
【0027】
即ちエレメント本体のクリーンサイド側の表面即ちオイルの流れの下流側の表面からエレメント本体のひだ折り形状を支えて、エレメント本体のひだ折り形状を補強するようにしている。この場合少なくともひだ折り形状のひだ稜線と交差して延びている線状補強部材をエレメント本体のクリーンサイド側の表面に配設して、この表面と一体化することによって、エレメント本体のひだ折り形状がオイルの流圧によってひだ折り方向に変形してひだ密着が生ずるのを防止している。
【0028】
この場合線状補強部材はひだ稜線と垂直に交差する方向換言すればひだ折りの方向に延びていることが好ましい。線状補強部材がひだ稜線と垂直に交差することによってひだ折り形状をより補強することができ、隣り合うひだ折りが密着することをより避けることができる。
【0029】
このひだ稜線と交差して延びている線状補強部材は、エレメント本体の一端から他端まで伸びていることが好ましい。連続的に一端から他端まで伸びていることによりひだ折り形状を連続的に補強することができる。またこの線状補強部材は複数設けることができ、オイルの流圧を考慮して、平行に適切な間隔を隔てて配設して、エレメント本体と一体化することができる。
【0030】
また単にひだ稜線と交差して延びている線状補強部材だけではなく、ひだ稜線と平行な方向にも延びて格子状ネットを構成する線状補強部材を用いることが好ましい。即ちひだ稜線と垂直な方向に伸びている線状補強部材とひだ稜線と平行な方向に伸びている線状補強部材とで格子状ネットを構成する線状補強部材をエレメント本体のクリーンサイド側の表面に一体化することができる。線状補強部材を格子状ネットに構成することによって線状補強部材自体の強度を向上することができる。その結果線状補強部材が補強するエレメント本体のひだ折り形状をより確実に補強することができる。
【0031】
この場合ひだ稜線と交差して延びている線状部材間の間隔は、ひだ稜線と平行な方向に延びている線状部材間の間隔よりも狭いことが好ましい。ひだ稜線と交差して延びている線状部材の方がひだ折り方向にひだ折り形状が変形することを防止する効果を発揮して、ひだ折り形状を補強する効果をより発揮することができる。
【0032】
この線状補強部材は、ポリエチレン等の合成樹脂、ステンレス、鉄等の金属材料を線状にして用いることができる。
【0033】
ここで用いられる繊維はエレメント本体が不織布からなる場合に、その不織布を構成する繊維の少なくとも1種類と同一の種類であることが好ましい。同一の種類の繊維を用いることによって線状補強部材とエレメント本体との接着性が向上して線状補強部材とエレメント本体とをより強固に一体化することができる。
【0034】
また複数の種類の繊維を用いたマルチフィラメント糸を用いることも好ましい。例えばポリエステル、ナイロン等からなるマルチフィラメント糸を用いることができる。マルチフィラメント糸に接着剤を塗布してマルチフィラメント糸とエレメント本体と接合すると、マルチフィラメント糸を構成する複数の種類の繊維の間に接着剤が浸透してマルチフィラメント糸が確実にエレメント本体と接着することができる。この場合複数の種類の繊維のうち少なくとも一つの繊維の合成樹脂はエレメント本体を構成する少なくとも一つの合成樹脂と同一の種類であることが好ましい。
【0035】
なお線状補強部材を複数の種類の合成樹脂を含む材料で構成した場合に、エレメント本体を構成する合成樹脂の融点よりも高い融点を有する合成樹脂と低い融点を有する合成樹脂を含むことが好ましい。線状補強部材を熱プレスで接着してエレメント本体と一体化する場合に、高い融点を有する合成樹脂からなる材料はそのまま線状補強部材として残存し、エレメント本体の合成樹脂の融点よりも低い融点を有する合成樹脂からなる材料は溶融して接着バインダの働きをするからである。
【0036】
また線状補強部材を構成する合成樹脂の融点がエレメント本体を構成する合成樹脂の融点よりも低い場合に、メルトインデックスがエレメント本体を構成する合成樹脂のメルトインデックスよりも低い合成樹脂を線状補強部材に用いることも好ましい。この場合エレメント本体と線状補強部材とを加熱して接着させた場合には線状補強部材に用いられた合成樹脂のメルトインデックスが低いので溶融しつつも流れることなく線状補強部材の形状を維持した状態で冷却固化することができ、線状補強部材の形状を維持して補強性を保持することができる。
【0037】
また繊維よりも径の大きい線状の材料を用いることもできる。例えば低融点ポリエステル等の接着性のある熱硬化性樹脂をエレメント本体に線状に塗布して、それを加圧しつつ加熱して硬化させてエレメント本体と一体化した線状補強部材として用いることができる。
【0038】
線状補強部材はその材質に応じて適切にエレメント本体と一体化することができる。例えば合成樹脂等の繊維からなる線状補強部材を用いた場合には線状補強部材は、フェノール、エポキシ、ポリエチレン等の接着剤を用いてエレメント本体と接着させて一体化させることができる。この際接着剤を用いるとともに加熱して接着することができる。加熱することにより線状補強部材に含まれている合成樹脂にバインダの機能を持たせて、線状補強部材とエレメント本体を接着して一体化することができる。
【0039】
なおフィルタケースは、クリーンサイド側の内面に少なくとも1以上の突起を有し、その突起はフィルタエレメントのクリーンサイド側の少なくとも1以上のひだ稜線に側面から当接している。クリーンサイド側のひだ稜線にその側面からフィルタケースの内面に設けられた突起と当接させることによってひだ密着をより確実に防止することができる。このようにクリーンサイド側のフィルタケースの内面に設けられた突起にクリーンサイド側のひだ稜線を当接させて固定することによって、ひだ稜線がオイルの流圧によって移動してひだ密着が生ずるのを防止することができる。
【0040】
この場合フィルタケースのダスティサイド側の内面にも突起を設けて、フィルタエレメントのクリーンサイド側のひだ稜線だけではなく、ダスティサイド側のひだ稜線にも側面から突起を当接することができる。このようにクリーンサイド側とダスティサイド側の両方のひだ稜線に側面から突起を当接することによって、より確実にフィルタエレメントのひだ折り形状を補強することができる。
【0041】
このフィルタケースの内面に設けられる突起は、フィルタケースを成形する際に同時に突起を成形して設けることができる。例えば合成樹脂で成形する場合には突起を有する形状に予めフィルタケースを成形することができる。
【0042】
なお本発明の自動変速機用オイルフィルタ装置は、フィルタエレメントの周縁部に一体化して成形された合成樹脂製の保持枠を有することが好ましい。保持枠を合成樹脂で成形することにより、フィルタエレメントの周縁部を取り囲んで一体化することができる。そして保持枠とフィルタエレメントの周縁部を一体化することにより、フィルタエレメントのひだ折り形状を保持枠によって補強することができる。
【0043】
例えばフィルタエレメントを水平にして上から見た場合に略長方形の形状をしているフィルタエレメントを用いた場合には、この略長方形のフィルタエレメントの4つの辺からなる周縁部を保持枠が取り囲んで一体化することになる。この場合ひだ稜線に対して垂直な方向に伸びる辺の周縁部においても保持枠がフィルタエレメントと一体化しているので、この保持枠によってフィルタエレメントのひだ折り形状が固定されることになり、それだけフィルタエレメントのひだ折り形状を補強することができる。このようにフィルタエレメントの周縁部と一体化して成形された保持枠を有することによって、フィルタエレメントのひだ折り形状を補強することができる。
【0044】
更にフィルタエレメントの周縁部と一体化して成形された保持枠をフィルタケースの内面に接合して、フィルタエレメントをフィルタケースの濾過室に固定することができる。例えば合成樹脂製の保持枠を例えば上ケースと下ケースの2つの要素からなるフィルタケースに挟むようにしてフィルタケース内部に固定することができる。
【0045】
この場合合成樹脂で成形されたフィルタケースを用いると、合成樹脂製の保持枠と合成樹脂製のフィルタケースとを振動溶着等の手法を用いて合成樹脂同士を溶着させて接合することができる。このように合成樹脂同士を溶着させて接合することにより、それだけ液密性が向上することになる。
【0046】
またこの保持枠は保持枠のフランジ部にリリーフ弁を有することができる。フィルタエレメントを保持している保持枠のフランジ部にリリーフ弁を設けておくことによりオイルの流圧が異常に増大した場合に、オイルをリリーフ弁を通過させて流圧を低下させ流量を確保することができる。このようにオイルの流圧を低下させることによって、オイルの流圧の増大によるフィルタエレメントの破損を避けることが可能となる。
【0047】
また本発明の自動変速機用オイルフィルタ装置は、フィルタエレメントのひだ折り形状のひだ稜線に対して垂直に交差する方向即ちひだ折り方向にフィルタエレメントと一体化しかつ両端が保持枠と一体化して成形されている合成樹脂製の補強リブを有することが好ましい。
【0048】
つまり合成樹脂製の保持枠はフィルタエレメントの周縁部と一体化して成形されているが、単にフィルタエレメントの周縁部だけではなく、フィルタエレメントの周縁部以外の箇所例えばフィルタエレメントのひだ稜線方向の幅の中心線上をひだ折り方向即ちひだ稜線と垂直に交差する方向にフィルタエレメントの一端から他端まで貫くように合成樹脂を一体的に成形して補強リブを設けることが好ましい。このようにフィルタエレメントの周縁部と一体的に成形された保持枠とフィルタエレメントの周縁部以外の箇所をひだ折り方向に一端側から他端側まで貫いてフィルタエレメントと一体化して成形された補強リブとを一体的に合成樹脂によって成形することによってひだ折り形状を確実に補強することができる。
【0049】
この補強リブについてはフィルタエレメントの濾過面積等を考慮して適切な数の補強リブを設けることができる。
【0050】
【実施例】
以下本発明の自動変速機用オイルフィルタ装置の実施例を図面を参照しつつ、説明する。
【0051】
(実施例1)
図1、図2及び図3に本発明の実施例1の自動変速機用オイルフィルタ装置100を示す。図1は実施例1の自動変速機用オイルフィルタ装置100の正面図であって、一部断面を示した図である。図2は図1のA−Aにおける断面を矢印の方向から見た自動変速機用オイルフィルタ装置100の断面図である。図3は図2のBに示す部分の一部を拡大した図である。
【0052】
実施例1の自動変速機用オイルフィルタ装置100は、図1及び図2に示すように上ケース11と下ケース12とから構成されているフィルタケース10を有している。上ケース11には流出口24が設けられ、下ケース12には流入口23が設けられている。そしてこの上ケース11と下ケース12とを閉じ合わせることによって濾過室20が内部に構成される。この上ケース11と下ケース12はいずれも合成樹脂で成形されている。
【0053】
このフィルタケース10の濾過室20には、図2及び図3に示すように、ひだ折り形状のフィルタエレメント30が設けられ、このフィルタエレメント30の周縁部に合成樹脂製の保持枠40が一体的に成形されている。そして保持枠40を上ケース11と下ケース12とで狭持するように配設して、保持枠40を上ケース11と下ケース12とに溶着して接合している。即ちフィルタエレメント30は合成樹脂製の保持枠40を介してフィルタケース10の濾過室20の内部に設けられ固定されている。このようにフィルタエレメント30が濾過室20に設けられることにより、濾過室20がダスティサイド22とクリーンサイド21とに区分されることになる。
【0054】
フィルタエレメント30は、図2及び図3が示すように、ひだ折り形状をしている。このひだ折り形状のフィルタエレメント30は、ひだ折り形状のエレメント本体31と格子状ネットに構成された線状補強部材32とからなる。この格子状ネットの線状補強部材32は、図3が示すようにエレメント本体31のクリーンサイド21側の表面に一体的に接着されている。
【0055】
エレメント本体31は太さの異なる繊維をバランス良く混合した不織布で構成されている。そしてこのエレメント本体31に一体化している格子状ネットの線状補強部材32はポリエステル等から構成されており、接着剤でエレメント本体31と接着されている。
【0056】
上記のように構成された実施例1の自動変速機用オイルフィルタ装置100は以下のように作用する。自動変速機用オイルが流入口23からこの自動変速機用オイルフィルタ装置100の内部の濾過室20のダスティサイド22に導入される。ダスティサイド22に導入されたオイルはひだ折り形状のフィルタエレメント30を通過して濾過室20のクリーンサイド21に至る。このようにオイルがひだ折り形状のフィルタエレメント30を通過する際に、オイルの中に含まれている異物、不純物はフィルタエレメント30によって除去される。異物、不純物を除去されたオイルはこの濾過室の20のクリーンサイド21から流出口24を経て、自動変速機用オイルフィルタ装置100の外に流れ出る。
【0057】
この際上ケース11と下ケース12とからなるフィルタケース10と保持枠40とは共に合成樹脂製で振動溶着によって溶着されて接合されているので、フィルタエレメント30を保持している保持枠40とフィルタケース10との接合強度及び液密性を十分に確保することができる。
【0058】
またひだ折り形状のエレメント本体31のクリーンサイド21側の表面に格子状ネットを構成する線状補強部材32が一体化しているので、オイルの流量が大きいときあるいはオイルが低温のためにオイルの粘度が高いときというようなオイルの流圧が高い場合においてもフィルタエレメント30がひだ密着を起こすことを防止することができる。またオイルが高温となって、フィルタエレメントに長期間に亘る熱負荷が加えられた場合においてもフィルタエレメント30の強度を確保することができる。
【0059】
更に格子状ネットの線状補強部材32をエレメント本体31と一体化しているので、エレメント本体31に破れ等が生じても格子状ネットの線状補強部材32によって破れたエレメント本体31の破片の流出を防止することができる。
【0060】
このように本実施例の自動変速機用オイルフィルタ装置100は、ひだ折り形状のフィルタエレメント30がひだ密着を起こすことを防止しているので、フィルタエレメント30の濾過面積を全体を有効に活用することができる。その結果オイルの通油抵抗を低く押さえて、高い濾過効率でオイルを濾過することができる。
【0061】
(実施例2)
図4及び図5に実施例2の自動変速機用オイルフィルタ装置200を示す。図4は本実施例2の自動変速機用オイルフィルタ装置200の一部断面図である。図5は図4中のC−Cにおける断面を矢印の方向からみた断面図である。ここでは実施例1と共通する事柄については適宜省略して、実施例1と異なる部分を中心に説明する。なお図4及び図5においては、実施例1の自動変速機用オイルフィルタ装置100と同一の要素については同一の符号を用いる。
【0062】
実施例2においても、実施例1と同様に、フィルタケース10は上ケース11と下ケース12とから構成され、合成樹脂を用いて成形されている。上ケース11には図示しない流出口が設けられ、下ケース12には図示しない流入口が設けられている。上ケース11と下ケース12とによって濾過室20が内部に構成されている。
【0063】
このフィルタケース10の濾過室20には、図4に示すように、ひだ折り形状のフィルタエレメント30が設けられている。このフィルタエレメント30の周縁部に合成樹脂製の保持枠40が一体的に成形され、この保持枠40が上ケース11と下ケース12とに狭持されるようにして、フィルタケース10に溶着接合されている。このフィルタエレメント30によって濾過室20がダスティサイド22とクリーンサイド21とに区分されることになる。
【0064】
本実施例2においては、上ケース11及び下ケース12の双方にフィルタエレメント30のひだ折り形状を補強する先端が円弧形状の突起13が設けられ、フィルタエレメント30のひだ折り形状のひだ稜線に側面から当接している。この突起13は上ケース11及び下ケース12を成形するときに同時に一体的に成形して設けることができる。
【0065】
ひだ折り形状のフィルタエレメント30は、実施例1と同様に、ひだ折り形状のエレメント本体31と格子状ネットに構成された線状補強部材32とからなる。この格子状ネットの線状補強部材32は、図4が示すようにエレメント本体31のクリーンサイド21側の表面に一体的に接着されている。
【0066】
上記のように構成された実施例2の自動変速機用オイルフィルタ装置200は実施例1と同様に作用するが、本実施例2においては、上ケース11及び下ケース12のそれぞれに設けられた突起13がフィルタエレメント30のダスティサイド22側のひだ稜線及びクリーンサイド21側のひだ稜線を側面から当接しているので、オイルの流圧によるひだ密着をより確実に防止することができる。
【0067】
また本実施例2の突起13の先端は円弧形状を有しているので、フィルタエレメント30が当接した突起13によって破れるという事態を回避することができる。またこの突起13は上ケース11及び下ケース12の強度を上昇させるリブの役割を果たすことも可能である。
【0068】
なお本実施例2では、突起13は上ケース11及び下ケース12の双方に設けられているが、上ケース11の側のみに突起13を設けることも可能である。ダスティサイド22及びクリーンサイド21の双方からフィルタエレメント30に突起13を当接することによりひだ折り形状をより強固に補強することができるが、少なくともオイルの流れる方向の下流側即ちクリーンサイド21からフィルタエレメント30に突起13を当接することによってもひだ密着を防止する効果を生じさせることができる。
【0069】
(実施例3)
実施例3として、保持枠40及び補強リブ50が一体的に成形されたフィルタエレメント30を説明する。このフィルタエレメント30は、本発明の自動変速機用オイルフィルタ装置に用いることができる。図6は保持枠40及び補強リブ50が一体的に成形されたフィルタエレメント30の正面図であり、図7は図6中のD−Dにおいて矢印の方向から見た断面図である。なお図6及び図7においては、実施例1の自動変速機用オイルフィルタ装置100と同一の要素については同一の符号を用いる。
【0070】
フィルタエレメント30は、実施例1及び実施例2と同様にエレメント本体と線状補強部材とからなるが、ここではそれぞれを分けて図示することを省略する。
【0071】
本実施例3のフィルタエレメント30には、その周縁部に保持枠40が一体的に成形されている。更にこのフィルタエレメント30のひだ稜線方向の幅の概ね中心線上をひだ折り方向即ちひだ稜線に対して垂直な方向に貫いて補強リブ50がフィルタエレメント30に一体的に成形されており、この補強リブ50の両端は保持枠40と一体化している。この補強リブ50と保持枠40とは同一の合成樹脂を用いて成形されている。
【0072】
このようにフィルタエレメント30の周縁部に一体的に成形されている保持枠40の他に補強リブ50をフィルタエレメント30のひだ稜線方向の幅の中心線上をひだ折り方向に貫いて一体的に成形することによって、フィルタエレメント30のひだ折り形状を補強リブ50によって強固に補強することができる。
【0073】
このようにフィルタエレメント30に保持枠40及び補強リブ50を一体に成形して、実施例1及び実施例2のようにフィルタケースに保持枠40を接合して、本発明の自動変速機用オイルフィルタ装置を実現することができる。
【0074】
(実施例4)
図8に実施例4の自動変速機用オイルフィルタ装置300を示す。図8は実施例4の自動変速機用オイルフィルタ装置300の正面図であって、一部断面を示した図である。
【0075】
ここでは実施例1と共通する事柄については適宜省略して、実施例1と異なる部分を中心に説明する。なお図8においては、実施例1の自動変速機用オイルフィルタ装置と同一の要素については同一の符号を用いる。
【0076】
実施例4においても、実施例1と同様に、フィルタケース10は上ケース11と下ケース12とから構成され、合成樹脂を用いて成形されている。上ケース11には流出口24が設けられ、下ケース12には図示しない流入口が設けられている。上ケース11と下ケース12とを閉じ合わせることによって濾過室20が内部に構成されている。
【0077】
このフィルタケース10の濾過室20には、ひだ折り形状のフィルタエレメント30が設けられている。フィルタエレメント30は、実施例1及び実施例2と同様にエレメント本体と線状補強部材とからなるが、ここではそれぞれを分けて図示することを省略する。
【0078】
このフィルタエレメント30の周縁部に合成樹脂製の保持枠40が一体的に成形される共に、実施例3と同様に、フィルタエレメント30のひだ稜線方向の幅の概ね中心線上にひだ折り方向即ちひだ稜線に対して垂直な方向に貫いて補強リブ50も一体的に成形され、両端において保持枠40と一体化している。そしてこの保持枠40を上ケース11と下ケース12とに狭持するように配設して、上ケース11と下ケース12とに溶着して接合している。このフィルタエレメント30によって濾過室20がダスティサイド22とクリーンサイド21とに区分されることになる。
【0079】
更に本実施例4では保持枠40にリリーフ弁60が設けられている。このリリーフ弁60はリリーフ弁設定部61に取り付けられており、このリリーフ弁設定部61は、保持枠40に一体的に成形されている。このリリーフ弁60はオイルの流圧が所定の圧力以上となると、リリーフ弁60が開口してオイルをダスティサイド22からクリーンサイド21に流出させるように設定されている。
【0080】
なお本発明の自動変速機用オイルフィルタ装置は、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変形が可能である。
【0081】
【発明の効果】
本発明の自動変速機用オイルフィルタ装置は、ひだ折り形状のフィルタエレメントを用いることによって濾過面積を大きくして、濾過効率を向上させることができる。
【0082】
また本発明の自動変速機用オイルフィルタ装置は、ひだ折り形状のフィルタエレメントを構成するひだ折り形状のエレメント本体のクリーンサイド側の表面に線状補強部材を一体化し、この線状補強部材は少なくともエレメント本体のひだ折り形状のひだ稜線と交差して延びていることにより、エレメント本体のひだ折り形状がひだ稜線と垂直な方向に変形して、ひだ稜線同士が近接したり、接触してひだ密着が生じることを防止することができる。
【0083】
このように本発明の自動変速機用オイルフィルタ装置は、ひだ折り形状のフィルタエレメントのひだ密着を防止して、大きい濾過面積を維持することができかつひだ密着による圧力損失を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の自動変速機用オイルフィルタ装置の正面図であって、一部断面を示した図である。
【図2】 図1のA−Aにおける自動変速機用オイルフィルタ装置の断面図である。
【図3】 図2のBで示した部分の一部を拡大した図である。
【図4】 実施例2の自動変速機用オイルフィルタ装置の一部断面図である。
【図5】 図4中のC−Cにおける断面を矢印の方向からみた断面図である。
【図6】 保持枠及び補強リブが一体的に成形されたフィルタエレメントの正面図である。
【図7】 図6中のD−Dのおいて矢印の方向から見た断面図である。
【図8】 実施例4の自動変速機用オイルフィルタ装置の正面図であって、一部断面を示した図である。
【図9】 従来技術のオイルフィルタ装置を示した図である。
【図10】 従来技術のオイルフィルタ装置を示した図である。
【符号の説明】
10:フィルタケース
11:上ケース 12:下ケース
13:突起
20:濾過室
21:クリーンサイド 22:ダスティサイド
23:流入口 24:流出口
30:フィルタエレメント
31:エレメント本体 32:線状補強部材
40:保持枠
50:補強リブ
60:リリーフ弁 61:リリーフ弁設定部
70:オイルフィルタ装置
71:フィルタケース 72:フィルタエレメント
80:オイルフィルタ装置
81:フィルタケース 82:フィルタエレメント
100:実施例1の自動変速機用オイルフィルタ装置
200:実施例2の自動変速機用オイルフィルタ装置
300:実施例4の自動変速機用オイルフィルタ装置
Claims (9)
- オイルが流入する流入口と該流入口から流入したオイルが通過する濾過室と該濾過室を通過したオイルが流出する流出口とを有するフィルタケースと、該濾過室に設けられかつ該濾過室をダスティサイドとクリーンサイドに区分してオイルを濾過するひだ折り形状のフィルタエレメントとを有し、
前記フィルタエレメントは、ひだ折り形状のエレメント本体と該エレメント本体の前記クリーンサイド側の表面と一体化した線状補強部材とからなり、
前記線状補強部材は、少なくとも前記エレメント本体のひだ折り形状のひだ稜線と交差して延びている自動変速機用オイルフィルタ装置であって、
前記フィルタケースは前記クリーンサイド側および前記ダスティサイド側のうちの少なくとも前記クリーンサイド側の内面に、先端が円弧形状である少なくとも1以上の突起を有し、該突起は前記フィルタエレメントの前記クリーンサイド側および前記ダスティサイド側のうちの少なくとも前記クリーンサイド側の少なくとも1以上のひだ稜線に側面から当接していることを特徴とする自動変速機用オイルフィルタ装置。 - 前記線状補強部材は前記ひだ稜線と垂直に交差して延びている請求項1記載の自動変速機用オイルフィルタ装置。
- 前記線状補強部材は更に前記エレメント本体のひだ折り形状のひだ稜線に平行な方向にも延びて格子状ネットを構成している請求項1又は2記載の自動変速機用オイルフィルタ装置。
- 前記エレメント本体は不織布又は濾紙からなりかつ前記線状補強部材は繊維からなる請求項1、2又は3記載の自動変速機用オイルフィルタ装置。
- 前記線状補強用部材は前記エレメント本体の不織布を構成する繊維の一つと同一の種類の繊維を含む請求項4記載の自動変速機用オイルフィルタ装置。
- 前記フィルタエレメントの周縁部に一体化して成形された合成樹脂製の保持枠を有する請求項1、2、3、4又は5記載の自動変速機用オイルフィルタ装置。
- 前記フィルタケースは合成樹脂製であり、前記保持枠は前記フィルタケースと溶着して接合している請求項6記載の自動変速機用オイルフィルタ装置。
- 前記保持枠はリリーフ弁を有する請求項6又は7記載の自動変速機用オイルフィルタ装置。
- 前記フィルタエレメントのひだ折り形状のひだ稜線と垂直に交差する方向に貫いて前記フィルタエレメントと一体化しかつ両端が前記保持枠と一体化して成形されている合成樹脂製の補強リブを有する請求項6、7又は8記載の自動変速機用オイルフィルタ装置。
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