JP4373565B2 - チャイルドシート検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両座席にチャイルドシートが装着されているか否かを検出するチャイルドシート検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の座席に対するチャイルドシートの装着するためのチャイルドシートの連結構造としては、コネクタ式と称される連結構造がある。以下、コネクタ式連結構造について簡単に説明する。
【0003】
この種の連結構造は、チャイルドシートから延出された角棒筒状のフレームを備えている。フレームの先端部にバー挿入口が形成されている。バー挿入口の内幅寸法は後述するロックバーのバー本体の外径寸法よりも僅かに大きく、バー挿入口の内側にロックバーの本体を収容できるようになっている。また、このフレームの内部には、ストライカがフレームの幅方向を軸方向として回動自在に軸支されている。ストライカは非ロック状態でバー挿入口に対応して位置する当接片と、ロック状態でバー挿入口に対応して位置するロック片とを備えている。また、ストライカはロック状態となる方向へ付勢手段により付勢されていると共に、ロック状態にあっては所定の解除操作以外ではストライカを動かすことができないようになっている。
【0004】
一方、座席のシートバックとシートクッションとの間の隙間には、平面視で座席後方側へ向けて開口し、棒状のバー本体を底とする略コ字形状のロックバーが設けられており、バー挿入口の内側にロックバーのバー本体を入り込ませて当接片にバー本体を当接させた状態で、更に、バー本体をバー挿入口の底部側に移動させるべくフレーム(すなわち、チャイルドシート)を移動させると、バー本体からの押圧力で当接片が変位し、付勢手段のバランスがずれる位置まで当接片が移動すると、付勢手段の付勢力でバー本体よりもバー挿入口の開口側にロック片が移動し、バー挿入口の開口側をロック片が塞ぐ。これにより、座席にチャイルドシートを固定することができるようになっている。
【0005】
また、チャイルドシートを座席に装着した際には、チャイルドシートが装着された座席に対応したエアバッグ装置は作動させない方が好ましいことは一般的によく知られている。これに対応して、チャイルドシートが装着されたか否かを検出する検出装置を設けて、チャイルドシートが座席に装着されたことを検出装置が検出した際の信号を、エアバッグ装置を制御するエアバッグコンピュータが受けた場合には如何なる場合にもチャイルドシートが装着された座席に対応するエアバッグ装置を作動させないようにするチャイルドシート検出装置もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これまでのチャイルドシート検出装置は、ロック片とバー挿入口の底部との間にバー本体が位置する程度までのフレームの移動を検出することで便宜的にチャイルドシートの装着状態とする構成であった。このような構成の場合、仮に、ロック片が完全にバー挿入口の底部と開口端との間に位置していなくてもチャイルドシートの装着状態とする可能性がある。
【0007】
本発明は、上記事実を考慮して、チャイルドシートが装着されたか否かを確実に検出できるチャイルドシート検出装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、チャイルドシートに設けられると共に座席に対する装着方向側の端部にて開口した装着口が形成され、且つ、前記装着口の開口端と底部との間へ移動可能なロック片が設けられたフレームと、前記座席に設けられて前記チャイルドシートの前記座席への装着状態において前記装着口へ入り込む取付部と、を含んで構成され、前記取付部が前記装着口の底部と前記ロック片との間に位置する前記チャイルドシートの装着状態とするチャイルドシート連結機構に適用されるチャイルドシート検出装置であって、前記取付部よりも前記装着方向側で前記装着方向へ移動する前記フレームに対向して前記装着方向及びその反対方向へスライド可能に設けられると共に前記装着方向とは反対方向へ付勢され、前記装着方向へ移動する前記フレームからの押圧力により前記装着方向へスライドする第1移動体と、前記取付部よりも前記装着方向側で前記装着方向へ移動する前記フレームの前記ロック片に対向して前記装着方向及びその反対方向へスライド可能に設けられると共に前記装着方向とは反対方向へ付勢され、前記装着状態においてロック片に圧接する第2移動体と、第2移動体を第1移動体へ一体的に連結すると共に、前記第1移動体が前記フレームへ当接した状態における前記装着口内での前記取付部の位置から前記チャイルドシートの装着状態における前記装着口内での前記取付部の位置までの距離に相当する距離だけ前記第1移動体が移動した状態で前記第1移動体と前記第2移動体との連結を解除する連結手段と、前記第1移動体が前記フレームへ当接した状態における前記装着口内での前記取付部の位置から前記チャイルドシートの装着状態における前記装着口内での前記取付部の位置までの距離に相当する距離だけ前記第1移動体に対して前記第2移動体が移動したか否か判定する判定手段と、を備えることを特徴としている。
【0009】
上記構成のチャイルドシート検出装置によれば、フレームの装着口に取付部が入り込んだ状態でチャイルドシートを装着方向へ移動させると、フレームも一体的に装着方向側へ移動し、フレームの先端部が第1移動体へ当接して第1移動体を装着方向へ押圧し、移動させる。このとき、第2移動体は連結手段によって第1移動体へ一体的に連結されているため、第2移動体もまた第1移動体と同じ距離だけ装着方向側へ移動する。
【0010】
次いで、チャイルドシートが所定の装着位置まで装着方向側へ座席に対して移動させると、これに応じて取付部が装着口の開口端から底部側へ所定距離入り込む。さらに、このとき第1移動体がフレームへ当接した状態でのフレームに対する取付部の位置(すなわち、装着口内での取付部の位置)から上記のチャイルドシート装着状態におけるフレームに対する取付部の位置までの距離に相当した距離だけ第1移動体が移動し、これにより、連結手段は第1移動体と第2移動体との連結を解除する。第2移動体は基本的に第1移動体に対して相対的に移動可能であるうえ、装着方向とは反対方向へ向けて付勢されているため、連結手段による第1移動体との連結が解除されることで装着方向とは反対方向へ移動する。
【0011】
ここで、装着口の開口端と装着口内の取付部との間にロック片が介在して、チャイルドシートが確実に装着状態となっていれば、第2移動体はロック片に当接する。判定手段では、第1移動体に対する第2移動体の移動量を検出しているが、装着状態における第1移動体とロック片に当接した第2移動体との装着方向側への移動量の差、すなわち、第1移動体に対する第2移動体の移動量は基本的に変化しない。したがって、第1移動体に対して上述した所定距離だけ第2移動体が移動したことを検出すれバー挿入口の開口端と装着口内の取付部との間にロック片が介在している、すなわち、チャイルドシートが装着状態となっていると判定できる。
【0012】
一方、装着口の開口端と装着口内の取付部との間にロック片が介在していなければ、第2移動体は装着口内の取付部へ当接するまで移動する。このときの第1移動体と第2移動体との移動量の差はロック片が介在している場合に比べてロック片の厚さ(詳細には装着方向に沿ったロック片の長さ)の分だけ大きくなる。したがって、取付部が装着口内の所定位置に達しただけでロック片が介在しない擬似的なチャイルドシート装着状態を真のチャイルドシート装着状態と判定することはない。
【0013】
【発明の実施の形態】
<本実施の形態の構成>
図2には、本発明の一実施の形態に係るチャイルドシート検出装置10を適用したチャイルドシート連結構造12の要部が斜視図により示されている。本チャイルドシート検出装置10の説明に先立ってチャイルドシート連結構造12の構成について説明する。
【0014】
(チャイルドシート連結構造12の構成)
図2に示されるように、チャイルドシート連結構造12は全体が金属等の硬質材料により断面円形状の棒材により形成されたロックバー14を備えている。ロックバー14は略車両前後方向に沿って長手方向とされた一対の脚部16、18と、これらの一対の脚部16、18の先端部(略車両前方側端部)を連結する如く形成された略車両左右方向に沿って長手の取付部としてのバー本体20と、により構成されている。このロックバー14は図4に示される車両22の助手席24(座席)を構成するシートクッション26とシートバック28との間の略車両左右方向両端側にそれぞれ1個ずつ配置されている(但し、図3においてはロックバー14の図示は省略している)。シートクッション26とシートバック28との間に配置されたロックバー14は、脚部16、18の軸方向基端側(バー本体20とは反対側)が直接或いは図示しない支持手段を介して助手席24に固定される。
【0015】
このロックバー14にはチャイルドシート30に設けられた連結装置32が連結される。
【0016】
(コネクタ式の連結装置32の構成)
図1に示されるように、連結装置32は、所謂「コネクタ式の連結装置」で、長手方向中間部よりも基端側がチャイルドシート30へ固定された断面矩形で且つ筒状のフレーム34を備えている。フレーム34の先端部にはフレーム34の先端側へ向けて開口し且つフレーム34の幅方向に沿って貫通した装着口としてのバー挿入口36が形成されている。このバー挿入口36は、開口幅寸法が上述したロックバー14のバー本体20の外径寸法よりも大きく、その内側へバー本体20を収容できるようになっている。
【0017】
また、フレーム34の内側にはストライカ38が配置されている。ストライカ38はロック部としてのロック片40と当接片42とにより構成されており、ロック片40と当接片42との連結部分がフレーム34の幅方向周りに回動自在にフレーム34に軸支されている。さらに、フレーム34の内側には付勢手段(図示省略)が収容されており、この付勢手段はストライカ38を所定の回転位置を中心として双方向へ付勢する構成となっている。また、フレーム34の内側には、ストライカ38の回動を制限する制限機構(図示省略)が収容されており、フレーム34の幅方向に沿ってバー挿入口36の内側にストライカ38のバー本体20が見えるまでストライカ38が旋回した状態で制限機構がストライカ38の回動を制限するようになっている。この制限機構は、例えば、フレーム34の基端側(すなわち、チャイルドシート30の本体部分側)に設けられた解除ボタン(図示省略)の押圧操作により解除できるようになっている。
【0018】
(チャイルドシート検出装置10の構成)
一方、本チャイルドシート検出装置10はケース72を備えている。図2に示されるように、ケース72には上述したロックバー14の脚部16、18が貫通する透孔74が形成されており、脚部16、18が透孔74を貫通することでケース72がロックバー14に支持されるようになっている。図1に示されるようにケース72の内部には第1移動体としての箱形状のプランジャ76が脚部16、18の長手方向に沿ってスライド自在に収容されている。プランジャ76はその先端側がケース72のバー本体20側の側壁を貫通して外部に突出している。
【0019】
また、プランジャ76とケース72のバー本体20とは反対側の側壁との間には圧縮コイルスプリング78が配置されており、プランジャ76をバー本体20側へ向けて付勢している。
【0020】
さらに、図1に示されるように、プランジャ76の内部は脚部16、18の長手方向に沿って貫通した筒部80とされており、その筒部80の内側には第2移動体としての板状のプランジャ82が筒部80の貫通方向に沿ってスライド自在に収容されている。プランジャ82の厚さは上述したフレーム34のバー挿入口36の開口幅よりも小さく、プランジャ82はバー挿入口36の内側へ入り込むことができるようになっている。また、プランジャ82とケース72のバー本体20とは反対側の側壁との間には圧縮コイルスプリング84が配置されており、プランジャ82をバー本体20側へ向けて付勢している。
【0021】
さらに、プランジャ82の厚さ方向一方(下方)の端面には、バー本体20の長手方向に沿って長手とされた摺動接点86が固定されており、この摺動接点86に対応して筒部80の内壁にはバー本体20の長手方向に沿って所定の間隔離間した一対の固定接点88が固定されている。上述したように、プランジャ76に対してプランジャ82は筒部80の貫通方向に沿ってスライド自在であり、プランジャ82がプランジャ76に対する所定のスライド位置に達した際には摺動接点86が固定接点88を接続、導通するようになっている。なお、ここでいうプランジャ82のプランジャ76に対する所定のスライド位置とは、上述したバー挿入口36の開口端からロック片40が降下した状態でのロック片40までの距離に相当する長さLだけプランジャ76のバー本体20側の端面からプランジャ82のバー本体20側の端面がバー本体20側へ向けて突出した状態でのスライド位置である。
【0022】
また、ケース72の下側の壁部上にはリブ92が立設されており、このリブ92上には上述した一対の固定接点88と同様の構成の一対の固定接点94が配置されており、この一対の固定接点94に対応して上述した移動接点86と同様の構成の摺動接点96がプランジャ76の下面に設けられている。これらの固定接点94及び摺動接点96はプランジャ76がケース72に対して所定のスライド位置に達した際に接触して導通するように設けられている。なお、ここでいうプランジャ76のケース72に対する所定のスライド位置とは、ロック片40の降下が可能位置までバー本体20がバー挿入口36の内側に入り込むまでフレーム34がケース72に接近した際のフレーム34からの押圧によるプランジャ76のスライド位置に相当する。
【0023】
さらに、プランジャ76には連結手段としてのソレノイド98が設けられており、プランジャ82の内部には金属等の磁性体100が埋設されている。ソレノイド98は通電することにより励磁され、磁性体100を吸引し、擬似的にプランジャ76とプランジャ82とを一体とする。このソレノイド98は、判定手段としてのコンピュータ102へ電気的に接続されており、コンピュータ102がソレノイド98への通電を制御している。また、コンピュータ102は上述した一対の固定接点88とも電気的に接続されており、一対の固定接点88が互いに導通したか否かを検出、判定している。
【0024】
また、コンピュータ102は上述した一対の固定接点94へも電気的に接続されており、摺動接点96によって一対の固定接点94が導通したか否かを検出、判定している。
【0025】
さらに、コンピュータ102は、助手席24の車両前方側に設けられたエアバッグ装置104の起動装置106へ接続されており、一対の固定接点88の導通状態を検知した際にはチャイルドシート30の装着状態と判定して起動停止信号を起動装置106へ送る。
【0026】
起動装置106は、同じくエアバッグ装置104を構成する加速度センサ110へ接続されている。加速度センサ110は、車両22の所定の大きさ以上の減速度、すなわち、車両22の急減速状態を検出すると、起動装置106に起動信号を送り、起動装置106をさせる。起動信号を受けた起動装置106は袋体等を備える本体108を作動させて袋体を助手席24の乗員前方側へ膨張展開させるが、コンピュータ102からの起動停止信号を受けている場合には、加速度センサ110の減速度の検出を停止させるか、或いは、加速度センサ110からの起動信号を受けても本体108を作動させないようになっている。
【0027】
<本実施の形態の作用、効果>
次に、本チャイルドシート検出装置10の作用並びに効果について説明する。
【0028】
チャイルドシート30を助手席24へ装着する場合には、先ず、助手席24のシートバック28の前方側にチャイルドシート30を配置して、フレーム34のバー挿入口36の開口端へバー本体20を入れ込ませ、この状態で、装着方向である助手席24の後方側へ向けてチャイルドシート30をスライドさせると、バー挿入口36へバー本体20が入り込み、この状態で更に略車両後方側へ向けてチャイルドシート30を移動させると、バー本体20がストライカ38の当接片42へ当接し、バー本体20が当接片42を略車両前方側へ押圧する。この押圧力を受けてストライカ38が所定角度回動すると、ストライカ38を付勢している付勢手段の付勢力のバランスが崩れて付勢手段がストライカ38を回動させる。これにより、ストライカ38のロック片40がバー本体20よりも略車両後方側に位置して、バー挿入口36からのバー本体20の抜けを制限する(すなわち、チャイルドシート30の装着状態となる)。
【0029】
また、フレーム34のバー挿入口36にバー本体20が入り込むと、フレーム34の先端部がプランジャ76の先端部へ当接し、プランジャ76をケース72側、すなわち、チャイルドシート30の装着方向側へ押圧して、圧縮コイルスプリング78の付勢力に抗してプランジャ76を移動させる。なお、この状態では、プランジャ76のソレノイド98が通電されているため、プランジャ76と共にプランジャ82も一体的に移動する。
【0030】
バー本体20がバー挿入口36の底部近傍にまで達した状態、すなわち、ストライカ38のロック片40がバー本体20よりも略車両後方側に位置できる程度にまでフレーム34が装着方向へ移動し、これに伴いプランジャ76が移動すると、プランジャ76の摺動接点96とケース72の固定接点94とが導通する。この摺動接点96と固定接点94とが導通したことはコンピュータ102により検知され、摺動接点96と固定接点94とが導通してから所定時間(例えば、1秒)が経過した後にコンピュータ102はソレノイド98の通電を解除し、プランジャ76とプランジャ82との連結を解除する。
【0031】
プランジャ76との連結が解除されたプランジャ82は圧縮コイルスプリング84の付勢力でバー本体20側(すなわち、チャイルドシート30の装着方向とは反対方向側)へ向けてプランジャ76に対してスライドしてバー挿入口36内に入り込む。
【0032】
このとき、ロック片40がバー本体20よりもバー挿入口36の開口端側に位置した状態、すなわち、チャイルドシート30の真の装着状態であれば、プランジャ82はロック片40へ当接する。ここで、このようにバー挿入口36の開口端からロック片40が降下した状態でのロック片40までの距離に相当する長さだけプランジャ76のバー本体20側の端面からプランジャ82のバー本体20側の端面がバー本体20側へ向けて突出した状態では、摺動接点86が一対の固定接点88を導通させる。これらの固定接点88の導通を検知したコンピュータ102は、チャイルドシート30が装着されたと判定して、起動停止信号を起動装置106へ送る。これにより、チャイルドシート30が助手席24に装着された状態ではエアバッグ装置104が起動することはない。
【0033】
一方、なんらかの不具合でロック片40の降下が可能な位置までがバー本体20がバー挿入口36の内側に入り込んだにも拘わらず、ロック片40が降下していない状態であっても、摺動接点96と固定接点94とが導通してから所定時間(例えば、1秒)が経過すればコンピュータ102はソレノイド98の通電を解除し、プランジャ76とプランジャ82との連結を解除する。これにより、プランジャ82はプランジャ76に対してスライドしてバー挿入口36内に入り込むが、ロック片40が降下していないため、プランジャ82はバー本体20へ当接する。ここで、ロック片40が降下していないためにロック片40へ当接できないプランジャ82は、当然のことながらプランジャ82のスライド方向に沿ったロック片40の長さ分Dだけロック片40へ当接するときよりもスライド移動する。したがって、摺動接点86は一時的に固定接点88へ接触するものの、すぐに固定接点88よりもバー本体20側へ移動してしまい、その結果、固定接点88は断線する。したがって、この状態では、コンピュータ102は、チャイルドシート30が装着されたと判定しない。
【0034】
このように、本チャイルドシート検出装置10では、チャイルドシート30の真の装着状態のみを確実に検出できる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明ではチャイルドシートが装着されたか否かを確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の携帯に係るチャイルドシート検出装置を含むチャイルドシート連結構造を示す側面断面図である。
【図2】本発明の一実施の携帯に係るチャイルドシート検出装置を含むチャイルドシート連結構造の座席側の構造の概観を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るチャイルドシート検出装置のシステムの概略図である。
【符号の説明】
10 チャイルドシート検出装置
12 チャイルドシート連結構造
20 バー本体(取付部)
24 助手席(座席)
30 チャイルドシート
34 フレーム
36 バー挿入口(装着口)
40 ロック片
76 プランジャ(第1移動体)
82 プランジャ(第2移動体)
98 ソレノイド(連結手段)
102 コンピュータ(判定手段)
Claims (1)
- チャイルドシートに設けられると共に座席に対する装着方向側の端部にて開口した装着口が形成され、且つ、前記装着口の開口端と底部との間へ移動可能なロック片が設けられたフレームと、
前記座席に設けられて前記チャイルドシートの前記座席への装着状態において前記装着口へ入り込む取付部と、
を含んで構成され、前記取付部が前記装着口の底部と前記ロック片との間に位置する前記チャイルドシートの装着状態とするチャイルドシート連結機構に適用されるチャイルドシート検出装置であって、
前記取付部よりも前記装着方向側で前記装着方向へ移動する前記フレームに対向して前記装着方向及びその反対方向へスライド可能に設けられると共に前記装着方向とは反対方向へ付勢され、前記装着方向へ移動する前記フレームからの押圧力により前記装着方向へスライドする第1移動体と、
前記取付部よりも前記装着方向側で前記装着方向へ移動する前記フレームの前記ロック片に対向して前記装着方向及びその反対方向へスライド可能に設けられると共に前記装着方向とは反対方向へ付勢され、前記装着状態においてロック片に圧接する第2移動体と、
第2移動体を第1移動体へ一体的に連結すると共に、前記第1移動体が前記フレームへ当接した状態における前記装着口内での前記取付部の位置から前記チャイルドシートの装着状態における前記装着口内での前記取付部の位置までの距離に相当する距離だけ前記第1移動体が移動した状態で前記第1移動体と前記第2移動体との連結を解除する連結手段と、
前記第1移動体が前記フレームへ当接した状態における前記装着口内での前記取付部の位置から前記チャイルドシートの装着状態における前記装着口内での前記取付部の位置までの距離に相当する距離だけ前記第1移動体に対して前記第2移動体が移動したか否か判定する判定手段と、
を備えることを特徴とするチャイルドシート検出装置。
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