JP2001246972A - チャイルドシート検出装置 - Google Patents

チャイルドシート検出装置

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JP2001246972A
JP2001246972A JP2000062656A JP2000062656A JP2001246972A JP 2001246972 A JP2001246972 A JP 2001246972A JP 2000062656 A JP2000062656 A JP 2000062656A JP 2000062656 A JP2000062656 A JP 2000062656A JP 2001246972 A JP2001246972 A JP 2001246972A
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JP
Japan
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child seat
bar
lock
seat
mounting
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JP2000062656A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Saito
寛 斎藤
Kiyokazu Otaki
清和 大滝
Masakata Kanbe
正方 神戸
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャイルドシートが装着状態であるか否かを
確実に検出できるチャイルドシート検出装置を得る。 【解決手段】 ロックバー14の脚部16、18に形成
されたガイド溝72、74には1本のワイヤ80が配置
されている。ワイヤ80はその長手方向中間部がバー本
体20の側方でバー本体20に沿って配置されている。
また、ワイヤ80の長手方向両端部はケース88の内側
で磁性体により形成された連結片92に接続されてい
る。フレーム34とロックバー14とを連結させ、更
に、連結を確認するためにフレーム34を解除方向へ引
っ張ると、ロック片40がワイヤ80を解除方向へ引っ
張り、これに伴い連結片92が移動する。連結片92の
移動は磁気センサユニット100により検出され、これ
によって、ロック片40が降りている、すなわち、真に
チャイルドシート30が装着されたことを検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両座席にチャイ
ルドシートが装着されているか否かを検出するチャイル
ドシート検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の座席に対するチャイルドシートの
装着するためのチャイルドシートの連結構造の一例とし
ては、フック式と称される構造と、コネクタ式と称され
る構造と、がある。以下、フック式とコネクタ式の双方
の連結構造について簡単に説明する。
【0003】フック式は、チャイルドシート側に基端側
が機械的に連結され、引き締めることでチャイルドシー
トとの連結部分から先端部までの長さを短くできるベル
トを有している。このベルトの先端部にはフックが固定
されている。フックは先端側が略U字形状に湾曲したフ
ック本体を備えている。フック本体の基端側では、先端
部がフック本体の先端部に対して接離する方向へ旋回自
在にロック片が軸支されていると共に、ロック片の先端
部がフック本体の先端部へ接近する方向へロック片を付
勢する付勢部材が設けられている。これに対して車両座
席のシートクッションとシートバックの間には、座席の
幅方向に沿って軸方向とされた棒状のバー本体が底とな
り、車両後方側へ向けて開口した略コ字形状のロックバ
ーが設けられている。
【0004】以上のフック式では、フックのロック片を
ロックバーのバー本体にあてがった状態でバー本体へ接
近する方向へフック本体を押圧すると、バー本体からの
押圧反力で付勢部材の付勢力に抗してロック片が旋回し
てロック片の先端部がフック本体の先端部から離間す
る。この状態でロック片の先端部とフック本体の先端部
との間をロックバーのバー本体が通過すると、バー本体
からの押圧反力が解除されてロック片は付勢部材の付勢
力で旋回し、再びロック片の先端部とフック本体の先端
部とが接触し、フック本体とロック片とで形成される環
状部分の内側にバー本体が入り込んだ連結状態となる。
この連結状態で、ベルトを適宜に引き締めることで車両
座席にチャイルドシートを固定することができるように
なっている。
【0005】一方、コネクタ式は、チャイルドシートか
ら延出された角棒筒状のフレームを備えている。フレー
ムの先端側にはその先端部にて開口したバー挿入口が形
成されている。バー挿入口の内幅寸法は上述したロック
バーのバー本体の外径寸法よりも僅かに大きく、バー挿
入口の内側にバー本体を収容できるようになっている。
また、このフレームの内部には、ストライカと称される
ロック部材がフレームの幅方向を軸方向として回動自在
に軸支されている。ストライカは非ロック状態でバー挿
入口に対応して位置する当接片と、ロック状態でバー挿
入口に対応して位置するロック片とを備えている。ま
た、ストライカはロック状態となる方向へ付勢手段によ
り付勢されていると共に、ロック状態にあっては所定の
解除操作以外ではストライカを動かすことができないよ
うになっている。
【0006】このコネクタ式においても座席にはフック
式と同様のロックバーが設けられており、バー挿入口部
の内側にロックバーのバー本体を入り込ませて当接片に
バー本体を当接させた状態で、更に、バー本体をバー挿
入口部の底部側に移動させるべくフレーム(すなわち、
チャイルドシート)を移動させると、バー本体からの押
圧力で当接片が変位し、付勢手段のバランスがずれる位
置まで当接片が移動すると、付勢手段の付勢力でバー本
体よりもバー挿入口部の開口側にロック部が移動し、バ
ー挿入口部の開口側をロック部が塞ぐ。これにより、車
両座席にチャイルドシートを固定することができるよう
になっている。
【0007】また、チャイルドシートを座席に装着した
際には、チャイルドシートが装着された座席に対応した
エアバッグ装置は作動させない方が好ましいことは一般
的によく知られている。これに対応して、チャイルドシ
ートが装着されたか否かを検出する検出装置を設けて、
チャイルドシートが座席に装着されたことを検出装置が
検出した際の信号を、エアバッグ装置を制御するエアバ
ッグコンピュータが受けた場合には如何なる場合にもチ
ャイルドシートが装着された座席に対応するエアバッグ
装置を作動させないようにするチャイルドシート検出装
置もある。
【0008】このようなチャイルドシート検出装置の一
例としては、上述したロックバーのバー本体の車両後方
側に磁気センサを設け、磁気センサによって上述したフ
ック式のフック本体やコネクタ式のフレームの先端部ま
での距離を測定し、この距離が一定の値未満になった場
合にロックしたと判断してチャイルドシートの装着状態
であると認識するタイプがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成において、例えば、コネクタ式ではフレームの先
端部の位置から推定でロック片がロックしたと判断して
いるにすぎず、仮に、何らかの理由でロック片がロック
していないにも拘わらずロックしたと判断しうる位置ま
でフレームの先端部が達していればストライカが回動し
てロック片がロックしたと判定してしまう。
【0010】本発明は、上記事実を考慮して、チャイル
ドシートが装着状態であるか否かを確実に検出できるチ
ャイルドシート検出装置を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、車両座席に設けられた取付部よりもチャイルドシー
トに設けられたロック部が当該車両座席に対する当該チ
ャイルドシートの装着方向側に位置することで、前記装
着方向とは反対の解除方向への前記ロック部の変位を前
記取付部が制限し、前記車両座席に対する前記解除方向
への前記チャイルドシートの移動を制限するチャイルド
シート連結構造に適用され、前記車両座席に装着された
前記チャイルドシートを検出するチャイルドシート検出
装置であって、前記取付部の装着方向側に設けられると
共に、前記チャイルドシートの装着状態において前記取
付部と前記ロック部との間に介在し、前記取付部よりも
前記装着方向側からの外力を検知する圧力検出手段を備
える、ことを特徴としている。
【0012】上記構成のチャイルドシート検出装置によ
れば、車両座席にチャイルドシートを装着するにあた
り、チャイルドシート側のロック部を車両座席側の取付
部よりも装着方向側に位置させて、更に、この状態でロ
ック部を装着方向とは反対方向である解除方向へ戻す
と、この状態においてロック部と取付部との間に介在す
る圧力検出手段がロック部に押圧される。ロック部によ
り押圧された圧力検出手段はこのときの押圧力を検出
し、圧力検出手段が押圧力を検出することでロック部が
取付部よりも装着方向側に位置したこと、すなわち、チ
ャイルドシートが装着状態であることを検知できる。
【0013】ここで、本チャイルドシート検出装置で
は、取付部よりもロック部が装着方向側に位置した状態
でないと、ロック部が圧力検出手段に押圧力を付与する
ことができないため、チャイルドシートが装着状態であ
るか否かを確実に検出できる。
【0014】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
チャイルドシート検出装置において、前記取付部の前記
装着方向側に設けられ、前記装着方向側からの外力によ
り前記解除方向へ向けて変位可能な移動体と、前記解除
方向への前記移動体の変位を検出する移動体変位検出手
段と、を含めて前記圧力検出手段を構成した、ことを特
徴としている。
【0015】上記構成のチャイルドシート検出装置によ
れば、車両座席にチャイルドシートを装着するにあた
り、チャイルドシート側のロック部を車両座席側の取付
部よりも装着方向側に位置させて、更に、この状態でロ
ック部を装着方向とは反対方向である解除方向へ戻す
と、この状態においてロック部と取付部との間に移動体
がロック部に押圧されて解除方向へ変位し、この移動体
の変位が移動体変位検出手段により検出される。すなわ
ち、本チャイルドシート検出装置では、移動体が変位し
たか否かが移動体変位検出手段により検出され、これに
より、間接的にロック部からの押圧力を移動体が受けた
か否かが検出される。
【0016】
【発明の実施の形態】<本実施の形態の構成>図1に
は、本発明の一実施の形態に係るチャイルドシート検出
装置10を適用したチャイルドシート連結構造12の要
部が斜視図により示されている。本チャイルドシート検
出装置10の説明に先立ってチャイルドシート連結構造
12の構成について説明する。
【0017】(チャイルドシート連結構造12の構成)
図1に示されるように、チャイルドシート連結構造12
は全体が金属等の硬質材料により断面円形状の棒材によ
り形成されたロックバー14を備えている。ロックバー
14は略車両前後方向に沿って長手方向とされた一対の
脚部16、18と、これらの一対の脚部16、18の先
端部(略車両前方側端部)を連結する如く形成された略
車両左右方向に沿って長手の取付部としてのバー本体2
0と、により構成されている。このロックバー14は図
2に示される車両22の助手席24(車両座席)を構成
するシートクッション26とシートバック28との間の
略車両左右方向両端側にそれぞれ1個ずつ配置されてい
る(但し、図2においてはロックバー14の図示は省略
している)。シートクッション26とシートバック28
との間に配置されたロックバー14は、脚部16、18
の軸方向基端側(バー本体20とは反対側)が直接或い
は図示しない支持手段を介して助手席24に固定され
る。
【0018】このロックバー14にはチャイルドシート
30に設けられた連結装置32若しくは連結装置52が
連結される。
【0019】(コネクタ式の連結装置32の構成)図3
に示されるように、連結装置32は、所謂「コネクタ式
の連結装置」で、長手方向中間部よりも基端側がチャイ
ルドシート30へ固定された断面矩形で且つ筒状のフレ
ーム34を備えている。フレーム34の先端部にはフレ
ーム34の先端側へ向けて開口し且つフレーム34の幅
方向に沿って貫通したバー挿入口36が形成されてい
る。このバー挿入口36は、開口幅寸法が上述したロッ
クバー14のバー本体20の外径寸法よりも大きく、そ
の内側へバー本体20を収容できるようになっている。
【0020】また、フレーム34の内側にはストライカ
38が配置されている。ストライカ38はロック部とし
てのロック片40と当接片42とにより構成されてお
り、ロック片40と当接片42との連結部分がフレーム
34の幅方向周りに回動自在にフレーム34に軸支され
ている。さらに、フレーム34の内側には付勢手段(図
示省略)が収容されており、この付勢手段はストライカ
38を所定の回転位置を中心として双方向へ付勢する構
成となっている。また、フレーム34の内側には、スト
ライカ38の回動を制限する制限機構(図示省略)が収
容されており、フレーム34の幅方向に沿ってバー挿入
口36の内側にストライカ38のバー本体20が見える
までストライカ38が旋回した状態で制限機構がストラ
イカ38の回動を制限するようになっている。この制限
機構は、例えば、フレーム34の基端側(すなわち、チ
ャイルドシート30の本体部分側)に設けられた解除ボ
タン(図示省略)の押圧操作により解除できるようにな
っている。
【0021】(フック式の連結装置52の構成)一方、
図5に示されるように、連結装置52はフック54を備
えた所謂「フック式の連結装置」である。フック54は
釣り針状(すなわち、略J字形状)に湾曲したロック部
としてのフック本体56を備えている。フック本体56
の基端部は図示しない長尺帯状のベルト58の先端部に
係止されている。このベルト58の基端側はチャイルド
シート30に設けられた一対の環状部材の各々に貫通係
合しており、ベルト58の基端部を引っ張ることでチャ
イルドシート30からベルトの先端部までの長さ(すな
わち、フック本体56までの長さ)を短くでき、また、
上述した一対の環状部材との貫通係合状態を緩めて基端
側を先端側へ引っ張ることでチャイルドシート30から
ベルトの先端部までの長さ(すなわち、フック本体56
までの長さ)を長くできるようになっている。
【0022】フック本体56の長手方向基端側には、棒
状若しくは舌片状に形成されたロック片60の基端部が
フック本体56の幅方向周りに回動自在にフック本体5
6に軸支されている。ロック片60の先端は、旋回によ
りフック本体56の先端に対して接離すると共に、フッ
ク本体56の先端へ接近する方向へ旋回することでフッ
ク本体56の先端部へ当接し、ロック片60のそれ以上
の旋回がフック本体56によって制限される。この旋回
制限状態では、フック本体56とロック片60とが環状
となる。
【0023】また、ロック片60は図示しない付勢部材
によって先端部がフック本体56の先端部へ接近する方
向へ付勢されており、通常状態では上述した旋回制限状
態にある。
【0024】(チャイルドシート検出装置10の構成)
一方、図7に示されるように、上述したロックバー14
の脚部16の外周一部には脚部18側へ向けて開口した
ガイド溝72が脚部16の長手方向に沿って形成されて
おり、図8に示されるように、脚部18の外周一部には
脚部16側へ向けて開口したガイド溝74が脚部18の
長手方向に沿って形成されている。図7及び図8に示さ
れるように、各ガイド溝72、74の断面形状は概ね円
形で、更に、その開口部76、78における開口幅はガ
イド溝72、74の断面形状を円形とみなした場合の直
径寸法よりも充分に小さい。但し、各ガイド溝72、7
4はバー本体20の極近傍で開口部76、78の開口幅
が大きく変化しており、その開口幅は後述するワイヤ8
0の直径寸法以上とされている。
【0025】これらのガイド溝72、74には移動体と
してのワイヤ80の長手方向両端側がガイド溝72、7
4にそれぞれ入り込んでいる。ワイヤ80はその断面が
略円形で直径寸法はガイド溝72、74の開口部におけ
る開口幅寸法よりも大きい。したがって、ガイド溝7
2、74から抜け出ることなくガイド溝72、74に案
内されて脚部16、18の長手方向に沿って変位可能と
されている。
【0026】但し、ガイド溝72、74のバー本体20
近傍部分からはワイヤ80がガイド溝72、74から抜
け出ており、バー本体20に沿ってワイヤ80が配置さ
れている。すなわち、ワイヤ80はロックバー14の内
側でロックバー14に沿って配置されているわけある。
【0027】ロックバー14のバー本体20に対応した
部分のワイヤ80は、図4及び図6の二点鎖線にて示さ
れるように、バー本体20よりも僅かに脚部16、18
側に位置している。したがって、ワイヤ80を車両22
の前方側、すなわち、バー本体20へ接近させる方向へ
引っ張るとワイヤ80のバー本体20に対応した部分が
湾曲しつつ且つワイヤ80全体がバー本体20側へ変位
する。
【0028】また、図9に示されるように、ロックバー
14のバー本体20には収容溝82がバー本体20の長
手方向い沿って形成されている。収容溝82は脚部1
6、18の長手方向に沿って車両22の後方側(すなわ
ち、バー本体20に対して脚部16、18側)へ向けて
開口している。この収容溝82の長手方向脚部16側の
端部はガイド溝72に繋がっており、収容溝82の長手
方向脚部18側の端部はガイド溝74に繋がっている。
【0029】収容溝82の内径寸法はワイヤ80の外径
寸法よりも僅かに大きく、しかも、開口部84における
開口幅もまたワイヤ80の外径寸法よりも大きい。した
がって、ワイヤ80はバー本体20に接離移動すること
で収容溝82へ出入り自由である。
【0030】一方、図3乃至図6に示されるように、ロ
ックバー14にはケース88が取り付けられている。ケ
ース88は上述したバー本体20の長手方向に沿って長
手とされた箱状で、その長手方向両端部には貫通孔90
が形成されており、ロックバー14の脚部16、18が
それぞれ貫通し、脚部16、18によりケース88が支
持されている。上述したワイヤ80はその両端側がケー
ス88の内部に入り込んでいる。また、ケース88の内
部には金属等の磁性体により形成された連結片92が収
容されている。この連結片92は、概ね、バー本体20
の長手方向に沿って長手であると共に、脚部16、18
の長手方向に沿って厚さ方向とされた板状で、その長手
方向両端側には厚さ方向に沿って貫通した貫通孔93が
形成されており、脚部16、18がそれぞれ貫通し、脚
部16、18に沿ってスライド自在とされている。ま
た、この連結片92によってワイヤ80の両端部が連結
されている。さらに、ケース88の長手方向に沿った方
向の連結片92の中央部には引っ張りコイルスプリング
94の一端が係止されている。引っ張りコイルスプリン
グ94の他端はバー本体20側のケース88の壁部に係
止されており、連結片92をバー本体20側へ付勢して
いる。
【0031】また、ケース88の内部には移動体変位検
出手段としての磁気センサユニット100が配置されて
いる。磁気センサユニット100はマグネット(永久磁
石)102を備えていると共に、このマグネット102
が形成する磁界が横切る位置に配置された磁気抵抗素子
104を備えている。磁気抵抗素子104に関しては周
知の技術であるためその詳細な説明は省略する。
【0032】磁気抵抗素子104は電気抵抗値が既知の
3つの抵抗素子と共にブリッジ回路を構成しており、磁
気抵抗素子104の電気抵抗値の変化はこの回路を流れ
る電流の電流値から求められる。磁気センサユニット1
00はコンピュータ106へ接続されており、磁気抵抗
素子104の電気抵抗値が変化したか否かがコンピュー
タ106にて判定される。また、コンピュータ106は
助手席24の車両前方側に設けられたエアバッグ装置1
10の起動装置112へ接続されており、磁気抵抗素子
104の電気抵抗値が変化しとコンピュータ106が判
定した場合には、コンピュータ106は起動停止信号を
起動装置112へ送る。
【0033】起動装置112は、同じくエアバッグ装置
110を構成する加速度センサ114へ接続されてい
る。加速度センサ114は車両22の所定の大きさ以上
の減速度、すなわち、車両22の急減速状態を検出する
と、起動装置112に起動信号を送り、起動装置112
をさせる。起動信号を受けた起動装置112は袋体等を
備える本体116を作動させて袋体を助手席24の乗員
前方側へ膨張展開させるが、コンピュータ106からの
起動停止信号を受けている場合には、加速度センサ11
4の減速度の検出を停止させるか、或いは、加速度セン
サ114からの起動信号を受けても本体116を作動さ
せないようになっている。
【0034】<本実施の形態の作用、効果>次に、本チ
ャイルドシート検出装置10の作用並びに効果につい
て、コネクタ式の連結装置32に採用した場合と、コネ
クタ式の連結装置52に適用した場合と、に分けて説明
する。
【0035】(コネクタ式の連結装置32の場合)コネ
クタ式の連結装置32を採用したチャイルドシート30
を助手席24へ装着する場合には、先ず、助手席24の
シートバック28の前方側にチャイルドシート30を配
置して、略車両前後方向に沿って連結装置32のフレー
ム34の先端部に形成されたバー挿入口36の開口端と
ロックバー14のバー本体20とを対向させる。次い
で、この状態で略車両後方側へ向けてチャイルドシート
30を移動させてバー挿入口36の内側へバー本体20
を入り込ませる。バー挿入口36の内側へバー本体20
が入り込んだ状態で更に略車両後方側へ向けてチャイル
ドシート30を移動させると、バー本体20がストライ
カ38の当接片42へ当接し、バー本体20が当接片4
2を略車両前方側へ押圧する。この押圧力を受けてスト
ライカ38が所定角度回動すると、ストライカ38を付
勢している付勢手段の付勢力のバランスが崩れて付勢手
段がストライカ38を回動させる。これにより、ストラ
イカ38のロック片40がバー本体20よりも略車両後
方側に位置して、バー挿入口36からのバー本体20の
抜けを制限する(すなわち、チャイルドシート30の装
着状態となる)。
【0036】また、実際にチャイルドシート30が装着
されたか否かを実際に確認するために、解除方向、すな
わち、車両22の前方側へチャイルドシート30全体を
引っ張ると、ロック片40がワイヤ80に係合して、ワ
イヤ80を車両22の前方側、すなわち、解除方向へ引
っ張る。ロック片40に引っ張られたワイヤ80は、バ
ー本体20に沿った部分のうち、ロック片40との当接
部分がロック片40からの引張力によって収容溝82へ
入り込ませられる。また、バー本体20に沿ったその他
の部分は、脚部16、18側に対してロック片40との
当接部分側が車両22の前方側に位置するようにバー本
体20の長手方向に対して車両22の前後方向に傾斜す
る。
【0037】このように、バー本体20に沿った部分の
一部でもバー本体20へ接近するように変位すると、ワ
イヤ80全体が引っ張りコイルスプリング94の付勢力
に抗してバー本体20側に変位する。ワイヤ80に引っ
張られて磁性体で形成された連結片92が変位すると、
マグネット102が形成する磁界がこれに伴い変化し、
その結果、磁気抵抗素子104を横切る磁界も変化す
る。磁気抵抗素子104を横切る磁界が変化することで
磁気抵抗素子104の抵抗値が変化し、この磁気抵抗素
子104の抵抗値の変化を電流検出素子(図示省略)が
検出することでロック片40がバー本体20とケース8
8との間(換言すると、バー本体20よりもチャイルド
シート30の装着方向側)に位置したこと、すなわち、
チャイルドシート30が装着状態となったことが検出さ
れ、コンピュータ106は磁気抵抗素子104の抵抗値
の変化に基づいて起動停止信号を起動装置112へ送
る。これにより、チャイルドシート30が助手席24に
装着された状態ではエアバッグ装置110が起動するこ
とはない。
【0038】一方、仮に、バー本体20がバー挿入口3
6に入り込んでストライカ38の当接片42を押圧した
ものの、ストライカ38が回動しなかった場合には、ロ
ック片40がワイヤ80を引っ張ることがないため当然
のことながらマグネット94の磁界が変化することはな
く、磁気抵抗素子104の電気抵抗が変化することはな
い。すなわち、バー本体20がバー挿入口36に入り込
んだとしても回動したロック片40がワイヤ80を引っ
張らない限りはコンピュータ106がチャイルドシート
30の装着状態であると判定することはない。
【0039】(フック式の連結装置52の場合)一方、
フック式の連結装置52を採用したチャイルドシート3
0を助手席24へ装着する場合には、ロック片40を付
勢する付勢部材の付勢力に抗してロック片40の先端を
フック本体56の先端から離間させ、この状態でフック
本体56をバー本体20へ接近させる。さらに、この状
態でバー本体20にロック片40の先端とフック本体5
6の先端との間を通過させ、ロック片40を付勢する付
勢部材に抗する外力付与を解除する。これにより、ロッ
ク片40の先端とフック本体56の先端との間が閉塞さ
れ、バー本体20はフック本体56とロック片40とで
形成される輪の内側に入り込む。この状態では、バー本
体20がフック本体56とロック片40とで形成される
輪の内側から出ることはない。この状態で、フック本体
56とチャイルドシート30とを連結するベルト58の
基端部を引っ張ってチャイルドシート30とフック本体
56との間を適宜に縮めることで、チャイルドシート3
0が助手席24へ装着される。
【0040】また、実際にチャイルドシート30が装着
されたか否かを実際に確認するために、解除方向、すな
わち、車両22の前方側へフック54を引っ張ると、フ
ック本体56がワイヤ80に係合して、ワイヤ80を車
両22の前方側、すなわち、解除方向へ引っ張る。フッ
ク本体56に引っ張られたワイヤ80は、バー本体20
に沿った部分のうち、フック本体56との当接部分がフ
ック本体56からの引張力によって収容溝82へ入り込
ませられる。また、バー本体20に沿ったその他の部分
は、脚部16、18側に対してフック本体56との当接
部分側が車両22の前方側に位置するようにバー本体2
0の長手方向に対して車両22の前後方向に傾斜する。
【0041】このように、バー本体20に沿った部分の
一部でもバー本体20へ接近するように変位すると、ワ
イヤ80全体が引っ張りコイルスプリング94の付勢力
に抗してバー本体20側に変位する。磁性体で形成され
たワイヤ80若しくはワイヤ80に引っ張られて磁性体
で形成された連結片92が変位すると、マグネット10
2が形成する磁界がこれに伴い変化し、その結果、磁気
抵抗素子104を横切る磁界も変化する。磁気抵抗素子
104を横切る磁界が変化することで磁気抵抗素子10
4の抵抗値が変化し、この磁気抵抗素子104の抵抗値
の変化を電流検出素子(図示省略)が検出することでフ
ック本体56がバー本体20とケース88との間(換言
すると、バー本体20よりもチャイルドシート30の装
着方向側)に位置したこと、すなわち、チャイルドシー
ト30が装着状態となったことが検出され、コンピュー
タ106は磁気抵抗素子104の抵抗値の変化に基づい
て起動停止信号を起動装置112へ送る。これにより、
チャイルドシート30が助手席24に装着された状態で
はエアバッグ装置110が起動することはない。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係るチ
ャイルドシート検出装置では、チャイルドシートが装着
状態であるか否かを確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るチャイルドシート
検出装置の斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るチャイルドシート
検出装置の配置位置並びにシステムを説明する図であ
る。
【図3】コネクタ式のチャイルドシート連結構造を用い
た場合の本チャイルドシート検出装置の側面断面図であ
る。
【図4】コネクタ式のチャイルドシート連結構造を用い
た場合の本チャイルドシート検出装置の平面断面図であ
る。
【図5】フック式のチャイルドシート連結構造を用いた
場合の本チャイルドシート検出装置の側面断面図であ
る。
【図6】フック式のチャイルドシート連結構造を用いた
場合の本チャイルドシート検出装置の平面断面図であ
る。
【図7】ロックバーの一方の脚部の断面図である。
【図8】ロックバーの他方の脚部の断面図である。
【図9】ロックバーのバー本体(取付部)の断面図であ
る。
【符号の説明】
10 チャイルドシート検出装置 12 チャイルドシート連結構造 20 バー本体(取付部) 24 助手席(座席) 30 チャイルドシート 40 ロック片(ロック部) 56 フック本体(ロック部) 80 ワイヤ(移動体、圧力検出手段) 100 磁気センサユニット(移動体変位検出手段、
圧力検出手段)
フロントページの続き (72)発明者 神戸 正方 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 Fターム(参考) 3B087 CE06 DE08 DE10 3D054 EE09 EE14 EE41 FF20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両座席に設けられた取付部よりもチャ
    イルドシートに設けられたロック部が当該車両座席に対
    する当該チャイルドシートの装着方向側に位置すること
    で、前記装着方向とは反対の解除方向への前記ロック部
    の変位を前記取付部が制限し、前記車両座席に対する前
    記解除方向への前記チャイルドシートの移動を制限する
    チャイルドシート連結構造に適用され、前記車両座席に
    装着された前記チャイルドシートを検出するチャイルド
    シート検出装置であって、 前記取付部の装着方向側に設けられると共に、前記チャ
    イルドシートの装着状態において前記取付部と前記ロッ
    ク部との間に介在し、前記取付部よりも前記装着方向側
    からの外力を検知する圧力検出手段を備える、 ことを特徴とするチャイルドシート検出装置。
  2. 【請求項2】 前記取付部の前記装着方向側に設けら
    れ、前記装着方向側からの外力により前記解除方向へ向
    けて変位可能な移動体と、 前記解除方向への前記移動体の変位を検出する移動体変
    位検出手段と、 を含めて前記圧力検出手段を構成した、 ことを特徴とする請求項1記載のチャイルドシート検出
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1634764A1 (fr) * 2004-09-10 2006-03-15 Dorel France Sa Dispositif de puériculture comprenant un siège amovible, à moyens mécaniques de contrôle du verrouillage, et dispositif mécanique d'indication du verrouillage correspondant

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1634764A1 (fr) * 2004-09-10 2006-03-15 Dorel France Sa Dispositif de puériculture comprenant un siège amovible, à moyens mécaniques de contrôle du verrouillage, et dispositif mécanique d'indication du verrouillage correspondant
FR2875188A1 (fr) * 2004-09-10 2006-03-17 Ampafrance Dispositif de puericulture comprenant un siege amovible, a moyens mecaniques de controle du verrouillage, et dispositif mecanique d'indication du verrouillage correspondant

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