JP4372668B2 - 複写装置、複写システム、複写管理システム、複写制御方法、プログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

複写装置、複写システム、複写管理システム、複写制御方法、プログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、著作権法の規定に違反する複写を制限・防止する複写装置、複写システム、複写管理システム、複写制御方法、プログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体に関するものである。
著作権法の規定によれば、図書、記録その他の資料を公衆の利用に供することを目的とする図書館その他の施設(図書館等)においては、利用者の求めに応じ、その調査研究の用に供するために、公表された著作物の一部分の複製物を一人につき一部提供する場合には、営利を目的としない事業として、図書館等の図書、記録その他の資料(図書館資料)を用いて著作物を複製(複写)することが認められている。
すなわち、図書館資料の図書館等での複写は、一定の制限下での複写のみ認められている。このため、図書館資料の違法な複写を防止することが必要となる。違法な複写の防止は、例えば、図書館等の職員が複写の作業を行ったり、ユーザの複写を監視したりすることによって行っている。しかしながら、これらはいずれも図書館等の職員により行われるため、図書館等の職員にとっては業務の負担になるという問題がある。
そこで、この問題を解決するために、ユーザ自らが図書の複写作業を行う場合において、複写中の図書を認識し、図書固体毎の複写作業の状態を把握および制御可能な図書不正複写防止システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、図書に印刷または装着した機械読み取り可能なマーキングと、前記マーキングを読み取る読取装置と、複写機と、図書各々の複写の可否を判断するための複写情報を記録したデータベースと、前記マーキングおよび前記複写情報により、複写の制限を指示するデータ処理装置と、前記データ処理装置により、前記複写機において、複写枚数を制限する複写制限装置と、を備えた図書不正複写防止システムが開示されている。
この図書不正複写防止システムでは、図書自体の複写の可否の判断や、複写頁数による複写の制限によって違法な複写の防止を行っている。図書自体の複写の可否の判断は、データベースに複写の可否を識別する情報を記録する方法や、定期刊行物か否かのような図書の種類と、発行日と、発行日から経過した期間を判断する方法により行われている。また、複写頁数による複写の制限は、複写機の複写枚数のカウントがデータベースに記録した図書固体毎に許可する複写頁数を超えた場合や、データベースに複写履歴の要素を追加し、複写機の複写枚数のカウントを累積し、予め設定した一定期間内における複写頁数に到達した場合や、更に利用者を識別する個人IDを追加し、複写の際に利用者の個人IDを読み取らせることにより利用者毎に複写頁数が予め設定した値を超えた場合などを判断することにより行われている。
特開2003−302880号公報(平成15年(2003)10月24日公開)
しかしながら、上記特許文献1の構成では、著作権法にて規定された制限の範囲を超える違法な複写の防止を十分に行うことはできないという問題点を有している。すなわち、著作権法では、上述のように、複写が許可される要件として、調査研究の用に供するためであって、一人につき一部の提供であることが規定されている。また、この一部とは、一般に「半分程度」と解釈されている。
上記特許文献1は、単に全複写枚数をカウントして許可された複写頁数を超えることがないように制限するものであり、利用者の調査研究の用に供するためのものであるか否かということを判断することはできない。また、単に複写枚数をカウントするだけでは、例えば一人が同じページを複数枚複写することも可能になり、一人一部という要件を満たすように制限することもできない。従って、著作権法に対する違法な複写の防止を十分に行うことができないという問題点を有している。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複写制限がある複写原稿の複写を利用者自身で行う場合に、この制限に適した複写であるか否かを監視し、不適切な複写を防止する複写装置、複写システム、複写管理システム、複写制御方法、プログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体を実現することにある。
本発明に係る複写装置は、上記課題を解決するために、分類が付与されている複写原稿の複写をユーザ毎に制御する複写装置において、上記ユーザを特定するユーザ識別情報であって、上記ユーザが複写を許可されている分類の情報である第1分類情報と対応付けられたユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段と、上記複写原稿を特定する原稿識別情報であって、上記複写原稿に付与された分類の情報である第2分類情報と対応付けられた原稿識別情報を取得する原稿識別情報取得手段と、上記ユーザ識別情報取得手段が取得したユーザ識別情報に基づいて、該ユーザ識別情報に対応付けられている第1分類情報を取得する第1取得手段と、上記原稿識別情報取得手段が取得した原稿識別情報に基づいて、該原稿識別情報に対応付けられている第2分類情報を取得する第2取得手段と、上記第1取得手段が取得した第1分類情報および第2取得手段が取得した第2分類情報に基づいて、上記複写原稿の複写を制御する複写制御手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、複写装置はユーザ毎に複写の制御を行うものである。複写原稿には分類が付与されている。分類とは、一定の規則に従って複写原稿の区分を分けるものであり、例えば複写原稿の内容(学問・知識等)に基づいて分けられた図書分類等がある。
また、上記複写装置は、ユーザ識別情報取得手段を備えている。ユーザ識別情報取得手段は、ユーザが複写を許可されている分類の情報である第1分類情報と対応付けられたユーザ識別情報を取得するものである。ユーザ識別情報とは、ユーザを特定する識別情報である。
また、上記複写装置は、原稿識別情報取得手段を備えている。原稿識別情報取得手段は、複写原稿に付与された分類の情報である第2分類情報と対応付けられた原稿識別情報を取得するものである。原稿識別情報とは、複写原稿を特定する識別情報である。
第1取得手段は、上記ユーザ識別情報に基づいて、ユーザ識別情報に対応付けられている第1分類情報を取得する。これにより、ユーザに対応した第1分類情報を取得することができる。また、第2取得手段は、上記原稿識別情報に基づいて、原稿識別情報に対応付けられている第2分類情報を取得する。これにより、複写原稿に対応した第2分類情報を取得することができる。
さらに、複写制御手段は、第1分類情報および第2分類情報に基づいて、複写原稿の複写を制御する。すなわち、ユーザが複写を許可されている分類と、複写原稿に付与された分類とに基づいた複写の制御が可能になる。従って、ユーザが複写を許可されていない複写原稿を複写することを防止できる。
本発明に係る複写装置では、上記複写制御手段は、第2分類情報が第1分類情報に含まれていない場合には複写不可と判定して複写を制御することが好ましい。上記の構成によれば、複写原稿に付与された分類が、ユーザが複写を許可されていない分類に含まれていない場合には複写不可と判定するため、ユーザが複写を許可されていない分類の複写原稿の複写を防止することができる。これにより、例えば、ユーザが調査研究している分野以外の分類に属する複写原稿の複写を防止することができる。
本発明に係る複写装置では、上記第1取得手段は、ユーザ識別情報に対応付けられ、かつ、ユーザが過去に複写した複写原稿の履歴を示す情報である複写履歴情報を取得し、上記複写制御手段は、第1分類情報、第2分類情報、および、上記第1取得手段が取得した複写履歴情報に基づいて複写を制御することが好ましい。
上記の構成によれば、第1取得手段は、ユーザ識別情報に対応付けられた複写履歴情報を取得する。複写履歴情報とは、ユーザが過去に複写した複写原稿の履歴を示す情報である。複写制御手段は、第1分類情報、第2分類情報に加え、この複写履歴情報に基づいて複写を制御する。これにより、例えば、ユーザが過去に複写した複写原稿や、複写したページの履歴に基づいた複写の制御が可能になる。
本発明に係る複写装置では、上記複写制御手段は、複写履歴情報内の複写累積ページ数が、所定数を超える場合には複写不可と判定して複写を制御することが好ましい。上記の構成によれば、複写制御手段は、複写原稿の過去に複写した累積ページ数が所定数を超える場合には複写不可と判定するため、複写が許可されるページ数を超えて複写することを防止することができる。また、過去の複写履歴も参照するので、複数回にわたって複写を行う場合であっても、累積したページ数が所定数を超えてしまうことがない。
本発明に係る複写装置では、複写原稿に付与されているページ番号を識別するページ識別手段をさらに備え、上記複写制御手段は、第1分類情報、第2分類情報、複写履歴情報、および、上記ページ識別手段が識別したページ番号に基づいて複写を制御することが好ましい。
上記の構成によれば、ページ識別手段が、複写原稿に付与されているページ番号を識別する。そして、複写制御手段が、第1分類情報、第2分類情報、複写履歴情報に加え、ページ番号に基づいて複写を制御する。これにより、複写しようとするページが、複写原稿の何ページであるかを識別して複写の制御を行うことができる。
本発明に係る複写装置では、上記複写制御手段は、上記ページ番号が複写履歴情報内のページ番号に含まれている場合には複写不可と判定して複写を制御することが好ましい。上記の構成によれば、例えば、複写しようとするページが過去に複写したことのあるページである場合には複写不可と判定して複写を制御するため、このユーザが過去に同じ複写原稿の同じページを複写したことがある場合に、同じユーザが同じページを2度複写してしまうことを回避できる。その結果、一人につき一部を超える複写を防止することができる。
本発明に係る複写装置では、上記複写制御手段が複写不可と判定した場合に、第2分類情報を第1分類情報に登録するための申請用紙を印刷する申請用紙印刷手段をさらに備えていることが好ましい。上記の構成によれば、申請用紙印刷手段が申請用紙を印刷する。このため、複写原稿に付与された分類が、ユーザが複写を許可された分類でない場合には、この分類を新たに複写可能な分類として申請し、登録することができる。
本発明に係る複写装置では、上記複写制御手段は、複写不可と判定した場合に、上記原稿識別情報に対応付けられ、かつ、該複写原稿の複写を許可する条件の情報である許可条件情報を取得し、ユーザが該許可条件に同意する場合には複写可能と判定して複写を制御することが好ましい。
上記の構成によれば、複写制御手段は、複写不可と判定した場合に、許可条件情報を取得する。許可条件情報とは、原稿識別情報に対応付けられ、複写原稿の複写を許可する条件の情報である。複写制御手段は、ユーザが許可条件に同意する場合には、複写可能と判定して複写を制御するため、複写が認められる範囲を超えた場合であっても複写することが可能となる。
本発明に係る複写装置では、上記ユーザ識別情報と第1分類情報とが対応付けられて格納されている第1記憶装置、および/または、上記原稿識別情報と第2分類情報とが対応付けられて格納されている第2記憶装置をさらに備えていることが好ましい。上記の構成によれば、複写装置内に上記各データを格納した記憶装置が備えられているので、外部との通信を行うことなくデータを取得することができる。
本発明に係る複写システムは、上記課題を解決するために、上記いずれかに記載の複写装置と、上記ユーザ識別情報と第1分類情報とが対応付けられて格納されている第1記憶装置、および/または、上記原稿識別情報と第2分類情報とが対応付けられて格納されている第2記憶装置とが通信可能に接続されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、第1記憶装置および/または第2記憶装置と、複写装置とが通信可能に接続されているので、例えば、複写装置が複数有る場合には、記憶装置内に格納されている情報を集中管理することができると共に、各複写装置は、各情報を共有することができる。このため、同じユーザが異なる複写装置を用いて複写した場合であっても、情報の管理が容易となり、また、同じ情報に基づいて複写の制御を行うことが可能となる。
本発明に係る複写管理システムは、上記課題を解決するために、上記に記載の複数の複写システムと、上記各記憶装置に格納された第1分類情報および第2分類情報を管理する統合記憶装置とが通信可能に接続されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、複数の複写システムが統合記憶装置と通信可能に接続されているので、ユーザや複写原稿に関する情報を集中管理することができる。また、各複写システムは、各情報を共有することができるため、同じユーザが異なる複写システムを用いて複写した場合であっても、同じ情報に基づいて複写の制御を行うことが可能となる。
本発明に係る複写管理システムは、上記課題を解決するために、上記に記載の複数の複写システムと、各種学会の会員情報が格納された会員情報記憶装置とが通信可能に接続されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、複数の複写システムが会員情報記録装置と通信可能に接続されている。従って、各種学会の会員情報を得ることができるため、ユーザが所属する学会に関する情報を定期的に更新することができる。これにより、ユーザの所属する学会に関する情報を常に最新のものにすることができる。また、例えば、ユーザが複写を希望する分類を申告する場合に、この分類が付与された複写原稿の複写を許可するか否かを審査する手間を省くことができる。
本発明に係る複写制御方法は、上記課題を解決するために、分類が付与されている複写原稿の複写をユーザ毎に制御する複写装置の複写制御方法であって、上記ユーザを特定するユーザ識別情報を取得し、上記複写原稿を特定する原稿識別情報を取得し、上記ユーザ識別情報取得手段が取得したユーザ識別情報に基づいて、該ユーザ識別情報に対応付けられた、ユーザが複写を許可されている分類の情報である第1分類情報を、ユーザ識別情報と第1分類情報とが対応付けられて格納されている第1記憶装置より取得し、上記原稿識別情報取得手段が取得した原稿識別情報に基づいて、該原稿識別情報に対応付けられた、複写原稿に付与された分類の情報である第2分類情報を、原稿識別情報と第2分類情報とが対応付けられて格納されている第2記憶装置より取得し、上記第1分類情報および第2分類情報に基づいて、上記複写原稿の複写を制御することを特徴としている。上記の構成によれば、本発明の複写装置と同様の作用効果を得ることができる。
本発明に係る複写制御方法では、上記第2分類情報が第1分類情報に含まれていない場合には複写不可と判定して複写を制御することが好ましい。また、本発明に係る複写制御方法では、上記ユーザ識別情報に対応付けられ、かつ、ユーザが過去に複写した複写原稿の履歴を示す情報である複写履歴情報を取得し、上記第1分類情報、第2分類情報、および、取得した複写履歴情報に基づいて複写を制御することが好ましい。また、本発明に係る複写制御方法では、上記複写履歴情報内の複写累積ページ数が、所定数を超える場合には複写不可と判定して複写を制御することが好ましい。また、本発明に係る複写制御方法では、複写原稿に付与されているページ番号を識別し、上記第1分類情報、第2分類情報、複写履歴情報、および、上記識別したページ番号に基づいて複写を制御することが好ましい。また、本発明に係る複写制御方法では、上記ページ番号が複写履歴情報内のページ番号に含まれている場合には複写不可と判定して複写を制御することが好ましい。上記の構成によれば、本発明の複写装置と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記複写装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記複写装置をコンピュータにて実現させる複写装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る複写装置は、以上のように、分類が付与されている複写原稿の複写をユーザ毎に制御する複写装置において、上記ユーザを特定するユーザ識別情報であって、上記ユーザが複写を許可されている分類の情報である第1分類情報と対応付けられたユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段と、上記複写原稿を特定する原稿識別情報であって、上記複写原稿に付与された分類の情報である第2分類情報と対応付けられた原稿識別情報を取得する原稿識別情報取得手段と、上記ユーザ識別情報取得手段が取得したユーザ識別情報に基づいて、該ユーザ識別情報に対応付けられている第1分類情報を取得する第1取得手段と、上記原稿識別情報取得手段が取得した原稿識別情報に基づいて、該原稿識別情報に対応付けられている第2分類情報を取得する第2取得手段と、上記第1取得手段が取得した第1分類情報および第2取得手段が取得した第2分類情報に基づいて、上記複写原稿の複写を制御する複写制御手段とを備えているので、ユーザが複写を許可されていない複写原稿を複写することを防止できるという効果を奏する。
以下の各実施の形態における説明においては、図書館に設けられた複写機や複写システムを主として説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、複写を制限・管理することを必要とする施設や場所での使用にも適用することができる。
本発明の実施の一形態について図1ないし図10に基づいて説明すると以下の通りである。
図2は、本発明の実施の形態に係る複写管理システム30の概略構成を示す概略図である。図2に示すように、複写管理システム30は、図書館1,2,…N、住民基本台帳ネットワークシステム40、管理センター50、および学会センター60を備えている。上記複写管理システム30は、各図書館1,2,…Nにおける複写原稿の複写の制限や管理を行うためのシステムであり、図書館1,2,…N、住民基本台帳ネットワークシステム40、管理センター50、および学会センター60がインターネット等の互いに通信可能なネットワークにて接続されている。複写原稿とは、ユーザが複写しようとする原稿であり、図書館1,2,…Nにて保管・陳列されている書籍・図書・雑誌(以下、単に「書籍」と称する)、これら書籍の電子データを格納したマイクロフィルム等の記録媒体、写真等を挙げることができる。本実施の形態では、複写原稿が書籍の場合を例に挙げて説明する。また、複写とは、複製と同義であり、書籍の任意のページを紙に印刷すること(いわゆるコピー)の他に、電子データの内容を紙に印刷することや、電子データを他の記憶媒体に保存することも含むものとする。
図書館1,2,…Nは、互いに異なる図書館である。各図書館1,2,…Nは、各々複写システム100,200,…100Nを備えており、各複写システム100,200,…100Nは、各々複写機(複写装置)1−1〜1−n,2−2〜2−n,…N−1〜N−nおよび管理サーバ(第1記憶装置、第2記憶装置)101,201,…100N等を備えている。この複写システム100,200,…100Nは、管理サーバ101,201,…100Nに格納されているユーザデータや書籍データ等の各情報に基づいて、図書館1,2,…Nに備えられた複写機1−1〜1−n,2−2〜2−n,…N−1〜N−nを利用するユーザ毎に書籍を複写することの可否を判定するものである。これら図書館1,2,…Nの詳細な構成については後述する。
住民基本台帳ネットワークシステム40は、地方公共団体共同のシステムであり、居住関係を公証する住民基本台帳をネットワーク化し、例えば4情報(氏名、生年月日、性別、住所)と住民票コード等とにより全国共通の本人確認を可能とするシステムである。住民基本台帳ネットワークシステム40は、ネットワークを介して各図書館1,2,…Nに接続されている。なお、住民基本台帳ネットワークシステム40は、図書館1,2,…Nが住民基本台帳ネットワークシステムへアクセスすることが許可されている場合に図書館1,2,…Nと接続されている。
管理センター50は、ネットワークを介して各管理サーバ101,201,…100Nと通信可能に接続されており、各管理サーバ101,201,…100Nに格納されているユーザデータや書籍データ等の各情報を統合して管理するものである。管理センター50は、統合管理サーバ(統合記憶装置)51を備えており、この統合管理サーバ51が上記各管理サーバ101,201,…100Nに格納されている各情報を統合し管理している。
図3は、統合管理サーバ51の概略構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、統合管理サーバ51は、統合記憶部52および統合管理制御部53を備えている。統合記憶部52には、ユーザデータ54、複写履歴データ55、書籍データ56が格納されている。これら各データは、管理サーバ101,201,…100N内に格納されている各データを統合したものである。
また、統合管理制御部53は、統合データ送受信制御部57および統合データ更新部58を備えている。統合データ送受信制御部57は、統合記憶部52内の各データの管理サーバ101,201,…100Nへの送信や、各管理サーバ101,201,…100N内の各データの受信を制御するものである。統合データ更新部58は、管理サーバ101,201,…100Nから受信したデータと統合記憶部52内のデータとを比較し、変更がある場合には統合記憶部52内のデータを更新するものである。これら各データの詳細や、データの送受信については後述する。
また、図2に示す学会センター60は、国内外に存在する種々の学会に登録された会員情報を管理するものである。学会センター60は、会員情報を格納したデータベースを有する会員管理サーバ(会員情報記憶装置)61を備えている。会員管理サーバ61はネットワークを介して各管理サーバ101,201,…100Nに接続されている。なお、以下においては、上記住民基本台帳ネットワークシステム40、管理センター50および学会センター60を総称して「外部サーバ」と称することもある。
次に、図書館1,2,…Nについて具体的に説明する。なお、図書館1、図書館2、…図書館Nで示される各図書館は、同様の構成を有している。このため、本実施の形態では、図書館1を例に挙げて具体的に説明する。
図2に示すように、図書館1は、複写システム100と登録端末102とを備えている。複写システム100は、上述のように、利用しようとするユーザと複写しようとする書籍とを識別し、複写の可否を判定するものである。複写システム100は、管理サーバ101と、複写機1−1,1−2,…1−nとを備えている。本発明の複写システム100は、複写機を複数有するものであってもよいが、その数に制限はなく1台であってもよい。
管理サーバ101は、複写を行うユーザや書籍に関する情報を格納し、管理するサーバである。図4は、管理サーバ101の概略構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、管理サーバ101は、記憶部111および管理制御部112を備えている。記憶部111は、ユーザデータ113、書籍データ114、複写履歴データ115、および課金データ116を格納・記憶するものである。複写履歴データ115はユーザデータ113に対応付けられて記憶されており、課金データ116はユーザデータ113および書籍データ114に対応付けられて記憶されている。
ユーザデータ113とは、図書館1に設置された複写機1−1を利用するユーザに関する種々の個人情報のことである。図5は、ユーザデータ113のデータ構造を示す概略図である。図5に示すように、ユーザデータ113には、ユーザID、氏名、住所、性別、生年月日、ユーザ照会日、学会ID、研究室ID、サークルID,自己申告ID等のデータが含まれている。この氏名、住所、生年月日、性別、ユーザ照会日、学会ID、研究室ID、サークルID、自己申告IDは、ユーザIDに対応付けられている。また、これら各データは、ユーザ毎に設けられている。
ユーザIDは、ユーザを識別するためにユーザ毎に付与された識別情報である。ユーザIDとしては、ユーザを識別することができる情報であればよく、例えば、識別番号やユーザ毎の指紋情報等である。ユーザIDとして識別番号を用いる場合には、識別番号が記録された接触式または非接触式のIDカードを用いてユーザの識別を行うことができる。また、ユーザIDとして指紋情報を用いる場合には、ユーザが利用する際に所定位置に指紋をかざすことにより、ユーザの識別を行うことができる。また、携帯電話をユーザ識別に用いてもよい。
ユーザ照会日とは、このユーザの氏名・住所・生年月日・性別の各情報の内容を統括管理サーバ51等に照会した日付である。
学会IDは、各学会毎に付与された識別情報である。学会IDには、学会名称、学会照会日、学会図書分類等のデータが対応付けられている。学会名称は、学会IDに対応する学会の名称である。学会照会日は、学会IDに対応付けられた各データの内容を統合管理サーバ51や会員管理サーバ61等に照会した日付である。学会図書分類とは、この学会の研究分野に関係する図書の分類情報である。
また、研究室IDは、各研究室毎に付与された識別情報である。研究室とは、例えば学校の研究室や研究所の研究室等が挙げられる。研究室IDには、研究室名称、研究室照会日、研究室図書分類等のデータが対応付けられている。研究室名称は、研究室IDに対応する研究室の名称である。研究室照会日、研究室IDに対応付けられた各データの内容を統合管理サーバ51に照会した日付である。研究室図書分類とは、この研究室での研究分野に関係する図書の分類情報である。
サークルIDは、各サークル毎に付与された識別情報である。サークルとは、何らかの目的を持った有志がその目的のための行動を行うための集まりのことである。サークルIDには、サークル名称、サークル照会日、サークル図書分類等のデータが対応付けられている。サークル名称は、サークルIDに対応するサークルの名称である。サークル照会日は、サークルIDに対応付けられた各データの内容を統合管理サーバ51に照会した日付である。サークル図書分類とは、このサークルの活動内容や調査・研究内容に関係する図書の分類情報である。
このように、ユーザデータ113には、ユーザの個人情報に加え、そのユーザが調査または研究している分野に関する情報が含まれている。ただし、ユーザが学会や研究室等に所属していない場合や、所属する学会や研究室の調査研究分野とは異なる分野について独自に調査研究している場合もある。この場合には、その分野に関する情報を自己申告することにより、ユーザデータ113に追加することができる。すなわち、自己申告IDは、ユーザが自ら調査研究している分野に関する情報である。自己申告IDには、自己申告図書分類等のデータが対応付けられている。自己申告図書分類は、ユーザが自己申告した調査研究分野に関する図書の分類情報である。なお、以下においては、特に断らない限り上記学会図書分類、研究室図書分類、サークル図書分類および自己申告図書分類を総称して単に「学会図書分類」と称する。
上記学会図書分類は、書籍を分類することが可能であればどのような分類方法を用いてもよいが、学問や知識に応じて分類された図書分類であることが好ましい。このような図書分類としては、例えば、日本十進分類法、国立国会図書館分類表、デューイ十進分類法、国際十進分類法等を用いることができる。
書籍データ115とは、複写機1−1にて複写しようとする書籍に関する情報である。図6は、書籍データ115のデータ構造を示す概略図である。図6に示すように、書籍データ115には、書籍ID、書籍名、発行者名、発行日、ページ位置情報、複写判定情報、課金複写情報、書籍タグID等のデータが含まれている。この書籍名、発行者名、発行日、ページ位置情報、複写判定情報、課金複写情報は、書籍IDに対応付けられている。また、これら各データは、書籍毎に設けられている。
書籍IDは、複写しようとする書籍を識別するために書籍毎に付与された識別情報である。書籍IDとしては、書籍を識別することができる情報であればよく、例えば、識別番号に対応するバーコードを用いることができる。この場合、書籍にバーコードを取り付けておき、複写機1−1側にはバーコード読取装置を設けることにより、複写機1−1が書籍を識別することができる。
また、識別番号を記憶させた無線タグを用いることもできる。この場合には、書籍に無線タグを取り付けておき、複写機1−1側には無線通信が可能な読み取りタグを設けることにより、複写機1−1が書籍を識別することができる。このように、書籍の識別を無線タグを用いて行う場合には、書籍の無線タグに付与されたIDを識別するための情報である書籍タグIDが追加される。ただし、無線タグのIDが書換え可能である場合には、書籍タグIDは書籍IDと同じであってもよい。さらに、無線タグIDには、ページIDが対応付けられていてもよい。ページIDとは、各ページ毎に付与されたIDである。
ページ位置情報とは、書籍の当該ページ範囲における各ページに付けられたページ番号が、ページのどの位置につけられているかを示す情報である。
複写判定情報とは、後述する制御部105にて複写の可否を判定する際に用いられる情報である。複写判定情報には、書籍図書分類、著者名、総ページ数、ページ範囲A等のデータが対応付けられている。
書籍図書分類は、当該書籍の属する図書分類である。書籍図書分類においても、書籍を分類することが可能であればどのような分類方法を用いてもよく、学問や知識に応じて分類された図書分類であることが好ましい。このような図書分類としては、例えば、日本十進分類法、国立国会図書館分類表、デューイ十進分類法、国際十進分類法等を用いることができるものの、書籍図書分類は、上記学会図書分類に用いられている分類法と同じ分類法が用いられる。
総ページ数は、当該書籍のページ数の総計である。当該書籍が短編集のように複数の著作で構成される場合は、総ページ数は各著作ごとのページ数の総計である。また、ページ範囲Aとは、各著作が掲載されているページの範囲である。
課金複写情報とは、書籍の複写可否判定の結果が複写不可の場合であっても、課金を行えば複写が可能となる場合における複写許可情報である。課金複写情報には、課金単価情報、著作権者名、振込先情報等のデータが対応付けられている。課金単価情報は、複写を行うために必要な金額に関する情報であり、例えば1ページ当たりの金額のことである。著作権者名とは、当該書籍の著作権を有する者の氏名である。振込先情報は、課金を行う場合の支払金の振込先に関する情報であり、例えば、著作権者の指定した銀行口座等のことである。
複写履歴データ114とは、ユーザ毎の過去に複写した書籍に関する情報である。図7は、複写履歴データ114のデータ構造を示す概略図である。図7に示すように、複写履歴データ114には、ユーザIDと、ユーザIDに対応付けられた書籍IDとが含まれている。これら各データは、ユーザ毎に設けられている。
書籍IDは、ユーザが過去に複写した書籍を特定する識別情報である。書籍IDには、複写ページ、複写ページ総数、課金ページ、課金ページ総数等のデータが対応付けられている。複写ページとは、当該書籍における過去に複写したページを示すデータである。複写ページ総数とは、当該書籍における過去に複写したページ数の総計を示す。課金ページとは、課金を行って複写したページを示すデータである。課金ページ総数とは、課金を行って複写したページ数の総計を示す。
課金データ116とは、課金を行うことにより複写が許可される書籍を複写した場合に、支払うべき金額を計算するための情報である。図9は、課金データ116のデータ構造を示す概略図である。図9に示すように、課金データ116には、課金単価情報、著作権者名、振込先情報、当月ページ数等のデータが対応付けられている。課金単価情報とは、上記課金複写情報に含まれる課金単価情報と同じである。著作権者名とは、当該書籍の著作権を有する者の氏名である。振込先情報とは、課金を行う際に所定の金額を振り込む先に関するデータである。当月ページ数とは、複写を行うために課金を必要とするページ数の一ヶ月単位での合計である。この場合、課金単価情報と当月ページ数とに基づいて課金額が算出され、一ヶ月単位で課金額を振り込むこととなる。ただし、課金を行って複写したページ数の合計は、一ヶ月単位で集計することに限定されず、任意の期間で集計すればよい。
次に、管理制御部112について説明する。管理制御部112は、データ送受信制御部117とデータ更新部118と課金処理部119とを備えている。データ送受信制御部117は、記憶部111内に格納された各データ(ユーザデータ113、複写履歴データ114、書籍データ115、課金データ116)の送受信を制御するものである。なお、管理サーバ101は、LAN等のネットワークを介して複写機1−1や登録端末102と通信可能に接続されていると共に、WANやインターネット等のネットワークを介して外部サーバと通信可能に接続されている。すなわち、データ送受信制御部117は、管理サーバ101と上記複写機1−1、登録端末102、外部サーバとの間における各データの送受信を制御するものである。
また、データ送受信制御部117は、受信したデータをデータ更新部118に送信するようになっている。データ更新部118は、受信したデータが記憶部111内に格納されているデータと異なるか否かを判断し、異なると判断した場合にその変更内容を更新するものである。データ更新部118にて更新されたデータは、データ送受信制御部117を介して記憶部111に送られ、記憶部111内のデータは更新・登録される。
ここで、これらデータの送受信および更新について具体的に説明する。管理サーバ101に接続されている登録端末102にユーザデータが入力されると、このユーザデータはデータ送受信制御部117を介して記憶部111に記憶される。また、図書館1内の蔵書に追加変更があった場合には、登録端末102に追加変更内容が入力され、データ送受信制御部117およびデータ更新部118を介して記憶部111の書籍データ115が更新される。
また、管理サーバ101は、住民基本台帳ネットワークシステム40にアクセスして、該当するユーザの個人情報を取得し、記憶部111内に記憶されているユーザデータ113と比較する。その結果、個人情報に変更がある場合にはユーザデータ113を更新する。また、ユーザデータ113の更新の有無に関わらずユーザ照会日が更新される。
さらに、管理サーバ101は、統合管理サーバ51にアクセスして、該当するユーザのユーザデータ54や複写履歴データ55を取得し、記憶部111内に記憶されているユーザデータ113や複写履歴データ114と比較する。その結果、データの内容に変更がある場合にはデータを更新する。なお、記憶部111内のデータが統合管理サーバ51の統合記憶部52内のデータと異なる場合とは、例えば、他の図書館におけるデータの変更が統合管理サーバ51内のデータに反映され、統合記憶部52内のデータが更新されている場合等が挙げられる。この場合においても、ユーザデータ113の更新の有無に関わらずユーザ照会日が更新される。
また、管理サーバ101は、会員管理サーバ61にアクセスして、該当するユーザの所属する学会情報を取得し、記憶部111内に記憶されているユーザデータ113と比較する。その結果、学会情報に変更がある場合にはユーザデータ113を更新する。この場合には、ユーザデータ113の更新の有無に関わらず学会照会日が更新される。
なお、上記管理サーバ101の外部サーバへのアクセス頻度は、特に限定されるものではない。例えば、定期的にアクセスしてデータを更新してもよく、あるユーザが複写機1−1を利用しようとした場合に、このユーザに関するデータの変更状況を確認するためにアクセスしてもよい。
課金処理部119は、課金を行って複写した書籍がある場合に、所定の金額を所定の振込先に振り込むための処理を行うものである。課金処理は、課金データに基づいて行われる。具体的には、課金処理部は、課金データの課金単価情報および当月ページ数に基づいて課金額を算出し、振込先情報に基づいて振込み処理を行うようになっている。この場合、管理サーバ101は時計機能やカレンダー機能を有しており、一ヶ月単位でユーザ毎の課金処理を行うこととなる。
なお、課金は、一定期間内の課金ページ数に基づいて算出された金額を所定の振込先に振り込むことによって行ってもよいが、複写するページ毎に、この複写ページに係る課金額を支払うことによって行ってもよい。また、課金は、現金を支払うことによって行ってもよいが、例えば、プリペイドカードやポイントカード等を用いて行ってもよい。
次に、複写機1−1,1−2,…1−nについて説明する。複写機1−1,1−2,…1−nは、書籍の画像情報を読み取り複写するものである。ただし、本発明の複写機1−1,1−2,…1−nでは、さらにユーザデータ113、書籍データ115および複写履歴データ114の情報に基づいて複写の制限や管理を行っている。なお、本実施の形態においては、一例として、著作権法上の適法な複写となるような制限・管理について説明する。また、複写機1−1,1−2,…1−nとしては、書籍や電子データ等を複写することができるものであればよいが、例えばデジタル複写機を用いることができる。なお、複写機1−1,1−2,…1−nは、各々同様の構成を有しており、本実施の形態では複写機1−1を例に挙げて具体的に説明する。
図1は、複写機1−1の概略構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、複写機1−1は、ユーザID取得部(ユーザ識別情報取得手段)103、書籍ID取得部(原稿識別情報取得手段)104、制御部105、複写処理部106を備えている。
ユーザID取得部103は、複写機1−1を利用しようとするユーザを識別するためのインターフェースである。ユーザID取得部103は、ユーザの識別情報を取得することができるものであればよい。ユーザID取得部103としては、例えば、非接触式の無線タグを用いることができる。この場合、ユーザが自身のユーザIDを記憶させた非接触式ICカードを無線タグに近づけることにより、ユーザID取得部103は、無線通信によりユーザIDを取得することができる。また、複写機1−1にカード読取装置を設け、ユーザが自身のユーザIDを記憶させた接触式カードをこのカード読取装置に差し込むことによって、ユーザID取得部103はユーザIDを取得することができる。また、ユーザID取得部103はキーボードを備えていてもよく、この場合には、ユーザが自身のユーザIDを手で直接入力することによって、ユーザID取得部103はユーザIDを取得することができる。
書籍ID取得部104は、ユーザが複写しようとする書籍を識別するための書籍IDを取得するためのものである。書籍ID取得部104は、書籍の識別情報を取得することができるものであればよい。例えば、無線タグを用いて書籍IDを取得することができる。この場合、具体的には、書籍毎に固有のIDを付与した無線タグを取り付けると共に、複写機1−1にこの無線タグに書き込まれた情報を読み取る読取装置を取り付けておき、書籍を複写機1−1の所定位置に載置または配置した際に、読取装置が無線通信にて複写機1−1のIDを読み取ることによって、書籍IDの取得を行うことができる。
また、バーコードを用いて書籍IDを取得することもできる。具体的には、書籍毎に固有のIDを付与したバーコードを取り付けると共に、複写機1−1にこのバーコードを読み取るバーコード読取装置を取り付けておき、書籍を複写機1−1の所定位置に載置または配置した際に、バーコードに付与された書籍のIDを読み取ることによって、書籍IDの取得を行うことができる。また、書籍ID取得部104がキーボードを備えており、ユーザが書籍のIDを手で直接入力するものであってもよい。
制御部105は、複写機1−1がユーザデータ113、書籍データ115および複写履歴データ114を取得して、当該ユーザが当該書籍を複写することの可否を判定するものである。制御部105は、第1取得部(第1取得手段)107、第2取得部(第2取得手段)108、ページ識別部(ページ識別手段)109、複写制御部(複写制御手段)110を備えている。
第1取得部107は、ユーザID取得部103にて取得されたユーザIDを取得すると共に、このユーザIDに対応付けられたユーザデータ113および複写履歴データ114を管理サーバ101より取得し、このユーザデータ113を複写制御部110へ出力するものである。また、第2取得部108は、書籍ID取得部104にて取得された書籍IDを取得すると共に、この書籍IDに対応付けられた書籍データ115を管理サーバ101より取得し、この書籍データ115をページ識別部109および複写制御部110へ出力するものである。
ページ識別部109は、書籍の複写しようとするページを識別するものである。ページ識別部109は、複写機1−1に設けられた図示しない画像読取装置にて読み取られた画像データと、第2取得部108から取得した書籍データ115のページ位置情報とに基づいてページを識別する。すなわち、ページ位置情報に基づいてページ番号の位置を特定し、読み取った画像データを文字認識することによりページを識別する。
なお、ページ識別を容易にするために、書籍データ115には、ページ位置情報の他に書体情報を含んでいてもよい。書体情報とは、書籍の各ページに付けられたページ番号の書体が何であるかに関する情報である。書体情報は、例えば、そのフォントや、ページ番号が算用数字、漢数字またはギリシャ数字からなっている等の情報である。
なお、ページ識別部109によるページ識別は、文字認識によるものに限定されず、例えば、ページ番号を示すバーコード等のパターンを各ページ毎に印刷しておき、このバーコードを読み取ることによりページ識別することもできる。また、書籍の各紙葉にRFIDを埋め込み、見開きページの左右それぞれにあるRFIDを識別することによりページ識別することもできる。この場合、書籍データ115内のページIDがページ識別に用いられる。
複写制御部110は、書籍の複写の可否を判定して複写を制御するものである。複写制御部110は、第1取得部107から取得したユーザデータ113および複写履歴データ114と、第2取得部108から取得した書籍データ115とに基づいて複写の可否を判定するようになっている。
ここで、複写制御部110による書籍の複写可否の判定方法について図1および図9に基づいて説明する。図9は、上記複写可否判定フロー(複写制御フロー)を示すフローチャートである。
まず、複写機1−1を利用しようとするユーザが、例えばユーザIDを入力することによりユーザID取得部103がユーザIDを取得する(S1)。ユーザID取得部103にて取得されたユーザIDは、第1取得部107に出力される。第1取得部107はユーザIDを取得し、この取得したユーザIDに対応付けられたユーザデータ113および複写履歴データ114を管理サーバ101から取得する。そして、第1取得部107は、ユーザデータ113および複写履歴データ114を複写制御部110へ出力する。これにより、複写制御部110はユーザデータ113および複写履歴データ114を取得する(S2)。
次に、ユーザは複写しようとする書籍を複写機1−1の所定位置に載置する。複写機1−1は、書籍が載置されたことを検知し、書籍ID取得部104が書籍ID(複写原稿識別情報)を取得する(S3)。書籍ID取得部104にて取得された書籍IDは、第2取得部108に出力される。第2取得部108は、書籍IDを取得し、この取得した書籍IDに対応付けられた書籍データ115を管理サーバ101から取得する。そして、第2取得部108は、書籍データ115を複写制御部110へ出力する。これにより、複写制御部110は書籍データ115を取得する(S4)。
その後、ユーザデータ113、複写履歴データ114および書籍データ115を取得した複写制御部110は、これら各データに基づいて複写の可否を判定する。複写制御部110は、まず、複写対象の書籍が、ユーザデータ113や複写履歴データ114に含まれる学会図書分類やページ数等による複写可否判定(複写制御)を行う書籍であるか否かを判別する(S5)。具体的には、取得した書籍データ115の書籍名等の情報に基づき、書籍が定期刊行物等であって、発行日から一定期間経過した後でなければ複写することができない書籍であるか否かを判断する。発行日から一定期間経過した後でなければ複写することができない書籍であると判断された場合には、複写制御部110は、複写判定情報に含まれる発行日からの経過期間に基づいて複写の可否を判定する。すなわち、複写しようとする日が、書籍の発行日から一定期間が経過していない場合には複写不可と判定する。
複写対象の書籍が定期刊行物等でない場合、または定期刊行物等であっても上記S5での複写可否判定の結果が複写可能であった場合には、複写制御部110は、図書分類による複写可否判定を行う(S6)。この判定は、書籍図書分類と学会図書分類とを比較することにより行われる。すなわち、複写制御部110は、書籍データ115内の書籍図書分類とユーザデータ113内の学会図書分類とを比較して、書籍図書分類が学会図書分類に含まれている場合には複写可能と判定し、含まれていない場合には複写不可と判定する。
S6での図書分類による判定の結果、複写可能と判定された場合には、複写制御部110は、次にページ数による複写可否の判定を行う(S7)。この判定は、識別した書籍の総ページ数と、これまでにこの書籍の複写したページ数の合計とを比較することにより行われる。具体的には、複写制御部110は、複写履歴データ114内の該当する書籍の複写ページ数の合計が、書籍データ115内の該当する書籍の総ページ数の半分よりも少ない場合には複写可能と判定し、多い場合には複写不可と判定する。これにより、書籍の総ページ数の半分を超えるページ数の複写を行うことを回避できる。なお、本実施の形態では、書籍の総ページ数の「半分」を超えるか否かに基づいて複写の可否を判定しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、予め設定された所定数を超える場合の複写可否判定も同様にして行うことができる。
S7でのページ数による判定の結果、複写可能と判定された場合には、複写機1−1は、図示しない画像読取装置にて、書籍の複写しようとしているページのプリスキャンを行う(S8)。これは、プリスキャンにより当該ページの識別を行うためであるが、後の印刷のための画像読み取りを兼ねていてもよい。プリスキャンによって読み取られた画像情報は、ページ識別部109に出力される。ページ識別部109は、書籍データ115内のページ位置情報に基づいてページ番号の位置を特定し、文字認識によりそのページを識別する。ページ識別部109は、ページ識別の結果を複写制御部110へ出力する。
複写制御部110は、ページ識別の結果に基づき、ページによる複写可否の判定を行う(S9)。ページによる判定は、識別したページが既に複写したことのあるページであるか否かを判定することにより行われる。すなわち、当該ページが、複写履歴データ114内に、過去に複写したことのあるページとして記録されていない場合には複写可能と判定され、記録されている場合には複写不可と判定される。これにより、同一ページを同一のユーザが2回複写することを回避できる。
S9でのページによる判定の結果、複写可能と判定された場合には、最終的に当該ページの複写が可能と判定される(S10)。そして、ユーザが複写を指示する(S11)場合には、複写処理部106にて当該ページの複写処理が行われる(S12)。このようにして、複写制御部110による複写の制御が行われる。そして、当該ページを既に複写した旨の複写履歴が複写履歴データ114に追加され、複写制御部110内での複写履歴データが更新される(S13)。その後、次のページの複写を行うか否かをユーザに対して確認する(S14)。ユーザが次のページの複写を希望する場合には、次のページに関してS7〜S13を行う。次のページの複写を行わない場合には、更新した複写履歴データが管理サーバ101に登録される(S15)。また、S11にてユーザが複写を指示しない場合、すなわち当該ページの複写を中止する場合には、次にS14を行う。
なお、書籍の複写は、ユーザが複写を希望するページを1ページずつ複写機1−1に載置して、複写可能と判定された場合に複写を指示することにより複写処理を行ってもよいが、例えば複写機1−1が自動ページめくり装置を備えている場合には、予め複写を希望するページが何ページから何ページまでであるという情報を入力しておき、その間のページの複写が可能であると判定された場合にはユーザの複写指示がなくともページ毎の複写を自動的に行ってもよい。この場合、S11の工程は不要となる。
上記S6での図書分類による判定の結果、複写不可と判定された場合には、この書籍の属する図書分類を、このユーザが複写可能な図書分類として新たに追加登録するための申請を行うか否かをユーザに対して確認する(S16)。ユーザが追加登録を申請すると判断した場合には、複写機に設けられた申請用紙印刷部(申請用紙印刷手段)から申請用紙が出力される(S17)。申請用紙印刷部は、複写処理部106が兼ねていてもよく、別途申請用紙の印刷処理のみを行うものであってもよい。そして、最終的に複写不可と判定され、その旨がユーザに通知される(S18)。その後、複写履歴データ114が管理サーバ101に登録される(S15)。
一方、S16にてユーザが図書分類の追加登録を申請しないと判断した場合には、複写制御部110は、課金複写情報に基づき、この書籍が課金を行うことにより複写が可能な書籍であるか否かを判定する(S19)。課金による複写が可能であると判定された場合には、対応する課金単価情報が複写機1−1に設けられた表示部(図示せず)に表示される(S20)。そして、ユーザに対して課金額に同意するか否かを確認する(S21)。
S21にてユーザが課金額に同意し、課金を選択した場合には、S10の複写可能な状態に移行し、S11での複写指示があった場合にはS12での複写処理が行われる。そして、複写制御部110は、S13での複写制御部110内の複写履歴データ114を更新した後に、S14での次ページの複写を行うか否かを確認する。ユーザが次ページの複写を希望する場合には、再度S7〜S14が行われる。
なお、S21にてユーザが課金に同意しない(課金を選択しない)場合には、複写制御部110は、複写不可の原因がページによる判定の結果であるか否かを確認する(S22)。複写不可の原因が図書分類による判定の結果である場合には、最終的な判定が複写不可となり、その旨がユーザに通知される(S18)。その後、複写履歴データ114が管理サーバ101に登録される(S15)。
また、上記S7でのページ数による判定の結果、複写不可と判定された場合には、複写制御部110は、課金複写情報に基づき、総ページ数の半分を超えるページについて課金を行うことにより複写が可能であるか否かを判定する(S19)。課金による複写が可能であると判定された場合には、対応する課金単価情報が表示部に表示される(S20)。そして、ユーザに対して課金額に同意するか否かを確認する(S21)。
S21にてユーザが課金額に同意し、課金を選択した場合には、S10の複写可能な状態に移行し、S11での複写指示があった場合にはS12での複写処理が行われる。そして、複写制御部110は、S13での複写制御部110内の複写履歴データ114を更新した後に、S14での次ページの複写を行うか否かを確認する。ユーザが次ページの複写を希望する場合には、再度S7〜S14が行われる。
なお、S21にてユーザが課金に同意しない(課金を選択しない)場合には、複写制御部110は、複写不可の原因がページによる判定の結果であるか否かを確認する(S22)。複写不可の原因がページ数による判定の結果である場合には、最終的な判定が複写不可となり、その旨がユーザに通知される(S18)。その後、複写履歴データ114が管理サーバ101に登録される(S15)。
また、上記S9でのページによる判定の結果、複写不可と判定された場合には、複写制御部110は、課金複写情報に基づき、当該ページが課金を行うことにより複写が可能なページであるか否かを判定する(S19)。課金による複写が可能であると判定された場合には、該当する課金単価情報が表示部に表示される(S20)。そして、ユーザに対して課金額に同意するか否かを確認する(S21)。
S21にてユーザが課金額に同意し、課金を選択した場合には、S10の複写可能な状態に移行し、S11での複写指示があった場合にはS12での複写処理が行われる。そして、複写制御部110は、S13での複写制御部110内の複写履歴データ114を更新した後に、S14での次ページの複写を行うか否かを確認する。ユーザが次ページの複写を希望する場合には、再度S7〜S14が行われる。
なお、S21にてユーザが課金に同意しない(課金を選択しない)場合には、複写制御部110は、複写不可の原因がページによる判定の結果であるか否かを確認する(S22)。複写不可の原因がページによる判定の結果である場合には、複写制御部110は、当該ページの複写処理を行うことなく、次のページの複写を希望するか否かを確認する(S14)。ユーザが次ページの複写を希望する場合には、次ページの複写可否について再度S7からの判定を行う。ユーザが次ページの複写を希望しない場合には、複写履歴データ114を管理サーバ101に登録する(S15)。
このように、S22にて、複写制御部110が、複写不可の原因がページによる判定の結果であるか否かを確認する理由は、複写不可の原因が図書分類による判定の結果である場合や、総ページ数による判定の結果である場合には、そもそも次ページの複写を行うことができないからである。これに対して、複写不可の原因がページによる判定の結果である場合には、このページが過去に1度複写したことがあるとの理由で複写不可となっているため、次ページは複写できる可能性があり、次ページの複写を希望するか否かをユーザに確認するようになっている。
なお、更新した複写履歴データ114を登録する際に、管理サーバ101は、一旦、データ更新部118にて複写前後の複写履歴データ114を比較する(S23)。この比較結果に基づいて課金データの当月ページ数を更新する(S24)。これにより、課金データが更新される。また、更新した複写履歴データ114を記憶部11に記憶させることにより、記憶部111内の複写履歴データ114が更新される(S25)。
なお、上記S21にて課金に同意し、課金を選択した場合には、所定の課金額を支払うための課金処理を行う必要がある。この課金処理フローについて図10に基づいて説明する。図10は、課金処理フローを示すフローチャートである。
管理サーバ101が、記憶部111に格納されている課金データに基づいて課金処理を行う。具体的には、まず、管理サーバ101は、課金データの課金単価情報および当月ページ数から課金額を計算する(S30)。次に、対応する課金データの振込先情報に基づいて振込先別に累計する(S31)。振込先別の累計とは、異なる書籍について課金による複写を行った場合であっても、著作権者が同じである場合には振込先が同じであることが多い。この場合、振込先別に累計することにより振込みを一括して行うことができる。
そして、課金額の計算や振込先の確認を行った後に、課金データ内の当月ページ数に関する情報を消去する(S32)。その後、所定の金額を所定の振込先に振り込む振込処理を行う(S33)。これにより課金処理が終了する。この振込処理は、例えば、ユーザの所有する銀行口座から著作権者の指定する銀行口座へ振り込むことによって行ってもよく、インターネットを介してクレジット決済を行ってもよい。また、一ヶ月毎に所定の振込用紙をユーザに送付して、ユーザが直接指定の口座に振り込んでもよい。
なお、本実施の形態では、課金処理は一ヶ月毎に行うこととしているが、これに限定されるものではなく、予め設定された期間毎に行えばよい。この場合、課金データ内の当月ページ数に相当するデータとして、次の課金処理を行うまでの期間中に、課金により複写したページ数を記憶しておけばよい。
また、複写しようとする書籍が、課金により複写を許可する部分と、課金によっても複写を許可しない部分とを有する書籍である場合もある。この場合には、課金により複写を許可するページ範囲に関する情報が書籍データ115に追加される。この場合、複写制御部110は、この課金により複写を許可するページであるか否かを判断することにより、課金による複写が可能であるか否かを判定する。
また、複数の著者による短編集等の書籍である場合には、書籍データ115は、著者毎(短編毎)に複写判定情報、書籍図書分類、著者名、総ページ数、ページ範囲、課金複写情報、書籍タグID等の情報を有することとなる。この場合、複写しようとするページに対応する著者(短編)に該当する書籍データ115に基づいて、課金処理を含む複写可否判定が行われる。
なお、本実施の形態においては、ページ識別部109を設けた構成について説明しているが、本発明はページ識別部109を設けない構成であってもよい。この場合、複写制御部110は、第1取得部107から取得したユーザデータ113および複写履歴データ114と、第2取得部108から取得した書籍データ115とのみに基づいて判定を行うこととなる。すなわち、図書分類のみによる判定や、図書分類と総ページ数とによる判定によって複写を制限できる。ただし、本実施の形態のように、ページ識別部109を設けてページを識別し、ページによる判定をさらに行えば、同じユーザが同じページを2度複写することも防止できる。このため、著作権法にて禁止された複写を確実に防止することが可能となる。
また、本実施の形態においては、複写機1−1と管理サーバ101とを別々に備えている構成について説明したが、管理サーバ101が複写機1−1内に設けられていてもよい。この場合、複写機1−1は管理サーバ101と通信を行うことなく、複写機1−1内に格納されたユーザデータ113、複写履歴データ114および書籍データ115を用いて複写の可否を判定することができる。さらに、図書館は、このような管理サーバを備えた複写機を複数有していてもよく、個々の複写機が個別にインターネット等を介して外部サーバと通信を行ってもよい。
なお、本発明の複写機は、ユーザを識別する手段と、予め書籍に付与した書籍識別データを読み取る手段と、識別したユーザIDに対応する複写可能な図書分類と読み取った書籍識別データに対応する図書分類とを外部サーバから取得するデータ取得手段と、書籍識別データに対応する図書分類がユーザIDに対応する複写可能な図書分類に含まれていない場合には複写を禁止する判定手段とを備えた複写機と表現することもできる。
また、上記データ取得手段は、識別したユーザIDに対応する書籍複写履歴情報と書籍識別データに対応する書籍の総ページ数を外部サーバから取得し、判定手段は、累積複写ページ数が総ページ数の半数を超える場合は複写を禁止してもよい。
さらに、複写しようとしているページを識別する手段を備え、書籍複写履歴情報はすでに複写したページの記録を含み、判定手段は、過去に複写したページの複写を禁止してもよい。また、書籍識別データに対応する図書分類がユーザIDに対応する複写可能な図書分類に含まれてない場合、書籍識別データに対応する図書分類を複写可能な図書分類として登録申請する用紙を出力してもよい。また、上記データ取得手段は、書籍識別データに対応する課金情報を外部サーバから取得し、判定手段は複写を禁止する代わりに複写に応じた課金を行ってもよい。
また、本発明の複写システムは、複写機と、ユーザIDに対応する情報および読み取った書籍識別データに対応する情報を供給する管理サーバとを通信可能に接続した複写システムと表現することもできる。さらに、この複写システムを各種学会の会員情報を管理するサーバと接続し、ユーザが加入している学会に基づいて、ユーザIDと対応させて複写可能な図書分類を登録してもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、複写機1−1の各ブロック、特に制御部105は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、複写機1−1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである複写機1−1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記複写機1−1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、複写機1−1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明の複写装置は、複写の制限や管理を行う機器に適応可能であり、例えば、図書館に設置された複写機等に好適に用いることができる。
本発明の実施の一形態を示すものであり、複写機の概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の一形態を示すものであり、複写管理システムの概略構成を示す概略図である。 本発明の実施の一形態を示すものであり、統合管理サーバの概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の一形態を示すものであり、管理サーバの概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の一形態を示すものであり、ユーザデータのデータ構造を示す概略図である。 本発明の実施の一形態を示すものであり、書籍データのデータ構造を示す概略図である。 本発明の実施の一形態を示すものであり、複写履歴データのデータ構造を示す概略図である。 本発明の実施の一形態を示すものであり、課金データのデータ構造を示す概略図である。 本発明の実施の一形態を示すものであり、複写可否判定フローを示すフローチャートである。 本発明の実施の一形態を示すものであり、課金処理フローを示すフローチャートである。
符号の説明
1−1、1−n 複写機(複写装置)
51 統合管理サーバ(統合記憶装置)
61 会員管理サーバ(会員情報記憶装置)
100 複写システム
101 管理サーバ(第1記憶装置、第2記憶装置)
103 ユーザID取得部(ユーザ識別情報取得手段)
104 書籍ID取得部(原稿識別情報取得手段)
105 制御部
107 第1取得部(第1取得手段)
108 第2取得部(第2取得手段)
109 ページ識別部(ページ識別手段)
110 複写制御部(複写制御手段)

Claims (9)

  1. ユーザを特定するユーザ識別情報と、学問や知識に応じて分類された図書の分類情報であり、上記ユーザが複写を許可されている第1分類情報とを対応付けて記憶し、複写原稿を特定する原稿識別情報と、上記複写原稿が属する分類の情報であり、上記第1分類情報に用いられる分類法と同じ分類法によって分類された図書の分類情報である第2分類情報とを対応付けて記憶し、かつ上記ユーザ識別情報及び上記原稿識別情報と、ユーザ毎の過去に複写した複写原稿の履歴を示す複写履歴情報とを対応付けて記憶する記憶装置と、
    上記ユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段と、
    上記ユーザ識別情報取得手段が取得したユーザ識別情報に対応付けられている第1分類情報を上記記憶装置から取得する第1取得手段と、
    上記原稿識別情報を取得する原稿識別情報取得手段と、
    上記原稿識別情報取得手段が取得した原稿識別情報と対応付けられている第2分類情報を上記記憶装置から取得する第2取得手段と、
    上記第1取得手段が取得した第1分類情報と、上記第2取得手段が取得した第2分類情報とを比較することにより、上記第2分類情報が上記第1分類情報に含まれているか否かを判定する複写制御手段と、
    上記複写原稿のページ番号を識別するページ識別手段とを備え、
    上記複写制御手段は、上記第2分類情報が上記第1分類情報に含まれていない場合に、上記複写原稿の複写は不可と判定し、
    上記複写制御手段は、さらに、上記記憶装置から上記複写履歴情報を取得し、
    上記複写制御手段は、上記第2分類情報が上記第1分類情報に含まれている場合に、上記記憶装置から取得した上記複写履歴情報に含まれる情報のうち、上記複写原稿における過去に複写したページ数の総計である複写累積ページ数が所定の数を超えているか否かを判定し、上記複写累積ページ数が所定の数を超えている場合には、上記複写原稿の複写は不可と判定し、
    上記複写制御手段は、上記複写累積ページ数が所定の数を超えていないと判定した場合には、上記ページ識別手段が識別した上記複写原稿のページ番号が、過去に記録されたページ番号として、上記複写制御手段が取得した上記複写履歴情報に含まれているかを判定し、上記複写原稿のページ番号が、上記複写履歴情報に、過去に記録されたページ番号として含まれている場合には、上記複写原稿の複写は不可と判定することを特徴とする複写装置。
  2. 上記第2分類情報が上記第1分類情報に含まれていない場合に、上記複写制御手段が、上記複写原稿の複写は不可と判定したとき、
    上記第2分類情報を上記第1分類情報に登録するための申請用紙を印刷する申請用紙印刷手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の複写装置。
  3. 上記第2分類情報が上記第1分類情報に含まれていない場合に、上記複写制御手段が、上記複写原稿の複写は不可と判定したとき、
    上記原稿識別情報に対応付けられ、かつ、該複写原稿の複写を、課金によって許可する条件の情報となる課金単価情報である許可条件情報を、上記複写制御手段が取得し、ユーザが該許可条件に同意する場合には複写可能と判定して複写を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の複写装置。
  4. 複写装置と、当該複写装置と通信可能に接続されている記憶装置と、を備えている複写システムであって、
    上記記憶装置は、
    ユーザを特定するユーザ識別情報と、学問や知識に応じて分類された図書の分類情報であり、上記ユーザが複写を許可されている第1分類情報とを対応付けて記憶し、複写原稿を特定する原稿識別情報と、上記複写原稿が属する分類の情報であり、上記第1分類情報に用いられる分類法と同じ分類法によって分類された図書の分類情報である第2分類情報とを対応付けて記憶し、かつ上記ユーザ識別情報及び上記原稿識別情報と、ユーザ毎の過去に複写した複写原稿の履歴を示す複写履歴情報とを対応付けて記憶し、
    上記複写装置は、
    上記ユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段と、
    上記ユーザ識別情報取得手段が取得したユーザ識別情報に対応付けられている第1分類情報を上記記憶装置から取得する第1取得手段と、
    上記原稿識別情報を取得する原稿識別情報取得手段と、
    上記原稿識別情報取得手段が取得した原稿識別情報と対応付けられている第2分類情報を上記記憶装置から取得する第2取得手段と、
    上記第1取得手段が取得した第1分類情報と、上記第2取得手段が取得した第2分類情報とを比較することにより、上記第2分類情報が上記第1分類情報に含まれているか否かを判定する複写制御手段と、
    上記複写原稿のページ番号を識別するページ識別手段とを備え、
    上記複写制御手段は、上記第2分類情報が上記第1分類情報に含まれていない場合に、上記複写原稿の複写は不可と判定し、
    上記複写制御手段は、さらに、上記記憶装置から上記複写履歴情報を取得し、
    上記複写制御手段は、上記第2分類情報が上記第1分類情報に含まれている場合に、上記記憶装置から取得した上記複写履歴情報に含まれる情報のうち、上記複写原稿における過去に複写したページ数の総計である複写累積ページ数が所定の数を超えているか否かを判定し、上記複写累積ページ数が所定の数を超えている場合には、上記複写原稿の複写は不可と判定し、
    上記複写制御手段は、上記複写累積ページ数が所定の数を超えていないと判定した場合には、上記ページ識別手段が識別した上記複写原稿のページ番号が、過去に記録されたページ番号として、上記複写制御手段が取得した上記複写履歴情報に含まれているかを判定し、上記複写原稿のページ番号が、上記複写履歴情報に、過去に記録されたページ番号として含まれている場合には、上記複写原稿の複写は不可と判定することを特徴とする複写システム。
  5. 請求項4に記載された複数の複写システムと、
    上記記憶装置に格納された第1分類情報および第2分類情報を管理する統合記憶装置とが通信可能に接続されていることを特徴とする複写管理システム。
  6. 請求項4に記載された複数の複写システムと、
    各種学会の会員情報が格納された会員情報記憶装置とが通信可能に接続されており、上記ユーザ識別情報と、上記会員情報とが対応付けられていることを特徴とする複写管理システム。
  7. ユーザを特定するユーザ識別情報を取得するステップと、
    上記ユーザ識別情報と対応付けられ、ユーザが複写を許可されている分類の情報であり、学問や知識に応じて分類された図書の分類情報である第1分類情報を取得するステップと、
    複写原稿を特定する原稿識別情報を取得するステップと、
    上記取得した原稿識別情報と対応付けられた情報であって、上記複写原稿に付与されており、上記複写原稿が属する分類の情報であり、上記第1分類情報に用いられる分類法と同じ分類法によって分類された図書の分類情報である第2分類情報を取得するステップと、
    上記取得した第1分類情報と、上記取得した第2分類情報とを比較することにより、上記第2分類情報が、上記第1分類情報に含まれているか否かを判定するステップと、
    上記第2分類情報が上記第1分類情報に含まれていないと判定された場合、上記複写原稿の複写は不可と判定するステップと、
    上記ユーザ識別情報及び上記原稿識別情報と対応付けられており、ユーザ毎の過去に複写した複写原稿の履歴を示す情報である複写履歴情報を取得するステップと、
    上記第2分類情報が上記第1分類情報に含まれていると判定された場合、上記取得した複写履歴情報に含まれる情報のうち、上記複写原稿における過去に複写したページ数の総計である複写累積ページ数が所定の数を超えているか否かを判定するステップと、
    上記複写累積ページ数が所定の数を超えていると判定された場合、上記複写原稿の複写は不可と判定するステップとを含み、
    さらに、
    上記複写累積ページ数が所定の数を超えていないと判定された場合に、上記複写原稿のページ番号を識別するステップと、
    上記識別した複写原稿のページ番号が、過去に記録されたページ番号として上記複写履歴情報に含まれているかを判定するステップと、
    上記識別した複写原稿のページ番号が、過去に記録されたページ番号として上記複写履歴情報に含まれている場合は、上記複写原稿の複写は不可と判定するステップとを含むことを特徴とする複写制御方法。
  8. 請求項1から3のいずれか1項に記載の複写装置が備える各手段をコンピュータに実現させることを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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