JP4371817B2 - オキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドを含有するケラチン繊維の染色用組成物 - Google Patents

オキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドを含有するケラチン繊維の染色用組成物 Download PDF

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Description

本発明は、染色に適した媒体に、少なくとも一の酸化染料と、さらに少なくとも一のオキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドを含有せしめてなる、ケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維、さらには毛髪を酸化染色するための組成物に関する。
また本発明は、前記組成物を使用するための方法及び装置に関する。
ケラチン繊維、特にヒトの毛髪を、一般に「酸化ベース」として知られている酸化染料先駆物質、特にオルト-又はパラ-フェニレンジアミン類、オルト-又はパラ-アミノフェノール類及び複素環ベースを含有する染色用組成物で染色することが知られている。
酸化染料先駆物質は、酸化剤の存在下、毛髪上で染色力を発現し、着色した化合物の形成に至る、最初は無色かわずかに着色した化合物である。これら着色した化合物の形成は、酸化染色において使用される染色用組成物中に一般に存在する、調色剤、又は「カップラー」と「酸化ベース」の酸化縮合又は「酸化ベース」それ自体の酸化縮合のいずれかに起因するものであり、カップラーは、特にメタ-フェニレンジアミン類、メタ-アミノフェノール類及びメタ-ジフェノール類及びある種の複素環化合物である。
一方で「酸化ベース」及び他方で「カップラー」を構成する様々な分子を使用することにより、非常に広範囲の色調を得ることが可能になる。
これらの酸化ベース及びこれらのカップラーは、酸化剤と混合した後に、ケラチン繊維に適用されることを可能にする、ビヒクル又は支持体において形成される。
これらのビヒクルは一般的に水性であり、染色用組成物は、放置時間中に顔に流れ落ちてこないようにするために、一般的に増粘剤を含有している。
よって、染色しようとする領域を超えて流れ落ちないように、毛髪への適用が容易な酸化染色用組成物を得るために、従来は、脂肪酸アミド、特にココナツ脂肪酸アミド、例えばココナツ酸ジエタノールアミド又はココナツ酸モノイソプロパノールアミド、又は2molのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたアルキルエーテルカルボン酸モノエタノールアミドが使用されている。
これらの脂肪酸アミドにより、非常に良好なレオロジー特性を有する酸化染色用組成物が生産されるが、さらなる改善はなされない。
この問題に関して多くの研究を行ったところ、全く驚くべきことに、また予期しないことに、ある含有量でオキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドを使用することにより、従来技術の組成物と比較して、その適用条件が改善された酸化染色用組成物を得ることができることを見いだした。
よって、オキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドを含有する酸化染色用組成物は、他の脂肪酸アミドを含有する従来の組成物よりも、特に、酸化組成物と混合した後にかなり満足のいくレオロジー性(粘度及び/又は安定性の増加)を有する。
またそれらにより、良好な堅牢性を伴う強くて色度のある色調を得ることができる。
よって、本発明の一主題は、染色に適した媒体に、少なくとも一の酸化染料と、少なくとも一のオキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドを組成物の5重量%を超えて含有せしめてなる、ケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維、さらには毛髪を酸化染色するための組成物にある。
本発明の他の主題は、染色に適した媒体に、上述した少なくとも一の組成物と少なくとも一の酸化剤を含有せしめてなる、ケラチン繊維を酸化染色するための使用準備が整った組成物に関する。
本発明の目的において、「使用準備が整った組成物」という表現は、ケラチン繊維に未変化の形態で適用されることを意図した組成物、すなわち使用前に未変化の形態で保管されているか、もしくは2又はそれ以上の組成物を即座に混合して得られる組成物を意味する。
また、本発明は、染色に適した媒体に、少なくとも一の酸化染料と、少なくとも一のオキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドを組成物の5重量%を超えて含有せしめてなる染色用組成物をケラチン繊維、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維に適用し、染色用組成物の使用時にのみ混合されるか、又は中間のすすぎをすることなく続いて適用される、染色に適した媒体に少なくとも一の酸化剤を含有せしめてなる酸化組成物を使用してアルカリ性、中性又は酸性のpHで発色させることからなる該繊維の酸化染色方法に関する。
さらに本発明の主題は、染色に適した媒体に、少なくとも一の酸化染料と、少なくとも一のオキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドを組成物の5重量%を超えて含有せしめてなる染色用組成物を収容する一つの区画と、染色に適した媒体に、酸化剤を含有せしめてなる酸化組成物を収容している他の区画を具備している、ケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維、さらには毛髪を酸化染色するための多区画染色具又は「キット」にある。
しかしながら、本発明の他の特徴、態様、主題及び利点は、以下の記載及び実施例を読むことによりさらに明らかになるであろう。
本発明で使用され得るオキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドは、特に平均して1〜20molのエチレンオキシド、好ましくは1〜10molのエチレンオキシド、特に1〜5molのエチレンオキシドを有する。
有利には、アミドは次の式:
RCONH(CHCHO)nH
[上式中、Rは菜種から得られた脂肪酸から誘導されており、nは1〜20、好ましくは1〜10、好ましくは1〜5の平均数である]
に相当する。
これらのアミドとしては、菜種脂肪酸アミドが4molのエチレンオキシドを有する、ケム・ワイ社(Chem Y)から販売されている市販品アミノール(Aminol)(登録商標)Nを挙げることができる。
前述したように、オキシエチレン化された菜種脂肪酸アミド(類)は、組成物の5重量%を超える。
本発明の一以上の特定の変形例において、オキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドの含有量は、組成物の少なくとも5.5重量%、特に6重量%である。
さらに、オキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドの含有量は、組成物の20重量%まで、好ましくは組成物の重量の10重量%未満である。組成物は酸化剤を含有しないことを記しておくべきである。
酸化染料
本発明で使用され得る酸化染料は、酸化ベース及び/又はカップラーから選択される。
好ましくは、本発明の組成物は少なくとも一の酸化ベースを含有する。
本発明で使用され得る酸化ベースは、酸化染色で従来から使用されているものから選択され、特に以下のオルト-及びパラ-フェニレンジアミン類、複ベース、オルト-及びパラ-アミノフェノール類、及び複素環ベース、及びそれらの酸付加塩を挙げることができる。
特に次のものを挙げることができる:
−(I)次の式(I):
Figure 0004371817
[上式中:
は、窒素含有(nitrogenous)、フェニル又は4'-アミノフェニル基で置換されたC-Cアルキル基、(C-C)アルコキシ(C-C)アルキル基、C-Cポリヒドロキシアルキル基、C-Cモノヒドロキシアルキル基、C-Cアルキル基、水素原子を表し;
は、水素原子、C-Cアルキル基、C-Cモノヒドロキシアルキル基、C-Cポリヒドロキシアルキル基、(C-C)アルコキシ(C-C)アルキル基又は窒素含有基で置換されたC-Cアルキル基を表し;
及びRは、それらを担持している窒素原子と共に、一又は複数のアルキル、ヒドロキシル又はウレイド基で置換されていてもよい5-又は6員の窒素含有複素環を形成していてもよく;
は、水素原子、塩素原子等のハロゲン原子、C-Cアルキル基、スルホ基、カルボキシル基、C-Cモノヒドロキシアルキル基、C-Cヒドロキシアルコキシ基、アセチルアミノ(C-C)アルコキシ基、メシルアミノ(mesylamino)(C-C)アルコキシ基又はカルバモイルアミノ(C-C)アルコキシ基を表し;
は、水素又はハロゲン原子又はC-Cアルキル基を表す]
のパラ-フェニレンジアミン類及びそれらの酸付加塩。
上述の式(I)の窒素含有基としては、特にアミノ、モノ(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、トリ(C-C)アルキルアミノ、モノヒドロキシ(C-C)アルキルアミノ、イミダゾリニウム及びアンモニウム基を挙げることができる。
上述した式(I)のパラ-フェニレンジアミン類としては、特に、パラ-フェニレンジアミン、パラ-トルイレンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,5-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジプロピル-パラ-フェニレンジアミン、4-アミノ-N,N-ジエチル-3-メチルアニリン、N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、4-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルアニリン、4-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-クロロアニリン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、2-フルオロ-パラ-フェニレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン、N-(β-ヒドロキシプロピル)-パラ-フェニレンジアミン、2-ヒドロキシメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジメチル-3-メチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-(エチル-β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、N-(β,γ-ジヒドロキシプロピル)-パラ-フェニレンジアミン、N-(4'-アミノフェニル)-パラ-フェニレンジアミン、N-フェニル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、2-β-アセチルアミノエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、N-(β-メトキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、2-メチル-1-N-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、及びN-(4-アミノフェニル)-3-ヒドロキシピロリジン、及びそれらの酸付加塩を挙げることができる。
上述した式(I)のパラ-フェニレンジアミン類の中でも、パラ-フェニレンジアミン、パラ-トルイレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン及び2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン及びそれらの酸付加塩が最も好ましい。
−(II)本発明において、複ベースなる用語は、アミノ及び/又はヒドロキシル基を担持する少なくとも2つの芳香環を有する化合物を称すると理解される。
本発明の染色用組成物において酸化ベースとして使用され得る複ベースとしては、特に、次の式(II):
Figure 0004371817
[上式中:
− Z及びZは同一でも異なっていてもよく、結合手Y又はC-Cアルキル基で置換されていてもよいヒドロキシル又は-NH基を表し;
− 結合手Yは、一又は複数のヒドロキシル又はC-Cアルコキシ基で置換されていてもよく、一又は複数のへテロ原子、例えば酸素、硫黄又は窒素原子及び/又は一又は複数の窒素含有基が挿入されるか又はこれを末端に有していてもよい、1〜14の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキレン鎖を表し;
− R及びRは、水素又はハロゲン原子、C-Cアルキル基、C-Cモノヒドロキシアルキル基、C-Cポリヒドロキシアルキル基、C-Cアミノアルキル基又は結合手Yを表し;
− R、R、R、R10、R11及びR12は同一でも異なっていてもよく、水素原子、結合手Y又はC-Cアルキル基を表し;
一分子当り単一の結合手Yのみを有すると理解されるもの]
に相当する化合物及びそれらの酸付加塩を挙げることができる。
上述した式(II)の窒素含有基として、特に、アミノ、モノ(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C)アルキルアミノ、トリ(C-C)アルキルアミノ、モノヒドロキシ(C-C)アルキルアミノ、イミダゾリニウム及びアンモニウム基を挙げることができる。
上述した式(II)の複ベースとしては、特に、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)エチレンジアミン、N,N'-ビス(4-アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4-アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(4-メチルアミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(エチル)-N,N'-ビス(4'-アミノ-3'-メチルフェニル)エチレンジアミン及び1,8-ビス(2,5-ジアミノフェノキシ)-3,5-ジオキサオクタン及びそれらの酸付加塩を挙げることができる。
これら式(II)の複ベースの中でも、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール及び1,8-ビス(2,5-ジアミノフェノキシ)-3,5-ジオキサオクタン又はそれらの酸付加塩の1つが特に好ましい。
−(III)次の式(III):
Figure 0004371817
[上式中:
13は、水素原子、フッ素等のハロゲン原子、又はC-Cアルキル、C-Cモノヒドロキシアルキル、(C-C)アルコキシ(C-C)アルキル、C-Cアミノアルキル又はヒドロキシ(C-C)アルキルアミノ(C-C)アルキル基を表し、
14は、水素原子、フッ素等のハロゲン原子、又はC-Cアルキル、C-Cモノヒドロキシアルキル、C-Cポリヒドロキシアルキル、C-Cアミノアルキル、C-Cシアノアルキル又は(C-C)アルコキシ(C-C)アルキル基を表す]
に相当するパラ-アミノフェノール類及びそれらの酸付加塩。
上述した式(III)のパラ-アミノフェノール類としては、特に、パラ-アミノフェノール、4-アミノ-3-メチルフェノール、4-アミノ-3-フルオロフェノール、4-アミノ-3-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メチルフェノール、4-アミノ-2-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メトキシメチルフェノール、4-アミノ-2-アミノメチルフェノール、及び4-アミノ-2-(β-ヒドロキシエチルアミノメチル)フェノール、及びそれらの酸付加塩を挙げることができる。
−(IV)本発明における酸化ベースとして使用可能なオルト-アミノフェノール類は、特に、2-アミノフェノール、2-アミノ-1-ヒドロキシ-5-メチルベンゼン、2-アミノ-1-ヒドロキシ-6-メチルベンゼン及び5-アセトアミド-2-アミノフェノール、及びそれらの酸付加塩から選択される。
−(V)本発明の染色用組成物における酸化ベースとして使用可能な複素環ベースとしては、特に、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体及びピラゾール誘導体、及びそれらの酸付加塩を挙げることができる。
ピリジン誘導体としては、特に、例えば英国特許第1026978号及び英国特許第1153196号に記載されている化合物、例えば2,5-ジアミノピリジン、2-(4-メトキシフェニル)アミノ-3-アミノピリジン、2,3-ジアミノ-6-メトキシピリジン、2-(β-メトキシエチル)アミノ-3-アミノ-6-メトキシピリジン及び3,4-ジアミノピリジン、及びそれらの酸付加塩を挙げることができる。
ピリミジン誘導体としては、特に、例えば独国特許第2359399号又は日本国特許第88-169571号及び日本国特許第91-10659又は国際公開第96/15765号に記載されている化合物、例えば2,4,5,6-テトラアミノピリミジン、4-ヒドロキシ-2,5,6-トリアミノピリミジン、2-ヒドロキシ-4,5,6-トリアミノピリミジン、2,4-ジヒドロキシ-5,6-ジアミノピリミジン及び2,5,6-トリアミノピリミジンを挙げることができ、また仏国特許出願公開第2750048号に記載されているようなピラゾロピリミジン誘導体、例えば、ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン;2,5-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン;ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミン;2,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミン;3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-オ-ル;3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-オール;2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミノ)エタノール;2-(7-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イルアミノ)エタノール;2-[(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール;2-[(7-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール;5,6-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン;2,6-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン;2,5,N7,N7-テトラメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン、及び3-アミノ-5-メチル-7-イミダゾリルプロピルアミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン、及びそれらの付加塩及び互変異性平衡が存在する場合にはそれらの互変異性体、及びそれらの酸付加塩を挙げることができる。
ピラゾール誘導体としては、特に、独国特許第3843892号、独国特許第4133957号及び国際公開第94/08969号、国際公開第94/08970号、仏国特許公開第2733749号及び独国特許第19543988号に記載されている化合物、例えば4,5-ジアミノ-1-メチルピラゾール、3,4-ジアミノピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(4'-クロロベンジル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1,3-ジメチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-メチル-1-フェニルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-メチル-3-フェニルピラゾール、4-アミノ-1,3-ジメチル-5-ヒドラジノピラゾール、1-ベンジル-4,5-ジアミノ-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-tert-ブチル-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-tert-ブチル-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル)-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-(4'-メトキシフェニル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-ヒドロキシメチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチル-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチル-1-イソプロピルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-メチル-1-イソプロピルピラゾール、4-アミノ-5-(2'-アミノエチル)アミノ-1,3-ジメチルピラゾール、3,4,5-トリアミノピラゾール、1-メチル-3,4,5-トリアミノピラゾール、3,5-ジアミノ-1-メチル-4-メチルアミノピラゾール及び3,5-ジアミノ-4-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-1-メチルピラゾール、及びそれらの酸付加塩を挙げることができる。
本発明において、酸化ベースは(酸化剤を含有しない)組成物の全重量に対して好ましくは約0.0005重量%〜12重量%、より好ましくはこの重量に対して約0.005重量%〜8重量%である。
本発明の染色用組成物に使用され得るカップラーは、酸化染色用組成物に従来より使用されているもの、すなわち、メタ-アミノフェノール類、メタ-フェニレンジアミン類、メタ-ジフェノール類、ナフトール類及び複素環カップラー、例えばインドール誘導体、インドリン誘導体、セサモール及びその誘導体、ピリジン誘導体、ピラゾロトリアゾール誘導体、ピラゾロン類、インダゾール類、ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール類、ベンゾオキサゾール類、1,3-ベンゾジオキソール類及びキノリン類、及びそれらの酸付加塩である。
これらのカップラーは、特に、2,4-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチルオキシ)ベンゼン、2-メチル-5-アミノフェノール、5-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルフェノール、3-アミノフェノール、1,3-ジヒドロキシベンゼン、1,3-ジヒドロキシ-2-メチルベンゼン、4-クロロ-1,3-ジヒドロキシベンゼン、2-アミノ-4-(β-ヒドロキシエチルアミノ)-1-メトキシベンゼン、1,3-ジアミノベンゼン、1,3-ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)プロパン、セサモール、1-アミノ-2-メトキシ-4,5-メチレンジオキシベンゼン、α-ナフトール、6-ヒドロキシインドール、4-ヒドロキシインドール、4-ヒドロキシ-N-β-ヒドロキシエチルインドール、6-ヒドロキシインドリン、2,6-ジヒドロキシ-4-メチルピリジン、1H-3-メチルピラゾール-5-オン、1-フェニル-3-メチルピラゾール-5-オン、2-アミノ-3-ヒドロキシピリジン、3,6-ジメチルピラゾロ[3,2-c]-1,2,4-トリアゾール及び2,6-ジメチルピラゾロ[1,5-b]-1,2,4-トリアゾール、及びそれらの酸付加塩から選択される。
これらのカップラーが存在する場合、それらは、(酸化剤を含有しない)組成物の全重量に対して、好ましくは約0.0001〜10重量%、さらに好ましくは約0.005重量%〜5重量%である。
酸化ベース及びカップラーとの酸付加塩は、特に、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、乳酸塩及び酢酸塩から一般的に選択される。
本発明の染色用組成物は、特に光沢を富ませて色調を変化させるために、一又は複数の直接染料をさらに含有してもよい。これらの直接染料は、特に、従来から使用されている中性、カチオン性又はアニオン性のニトロ染料、アゾ染料又はアントラキノン染料、又は、特に仏国特許出願第2782450号、同2782451号、同2782452号、及び欧州特許第1025834号に記載されているものから選択されてもよく、それは組成物の全重量に対して、約0.001〜20重量%、好ましくは0.01〜10重量%の割合である。
本発明の染色用組成物は、組成物の全重量に対して0.01重量%〜40重量%、好ましくは0.1重量%〜30重量%の範囲の割合で、アニオン性、非イオン性、カチオン性又は両性の少なくとも一の界面活性剤をさらに含有してよい。
アニオン性界面活性剤として、本発明で好ましく使用されるものは弱アニオン性界面活性剤であり、特に次の式(I):
Figure 0004371817
[上式中:
Rは、直鎖状又は分枝状のC-C22アルキル又はアルケニル基又は該基の混合物、(C-C)アルキルフェニル基、又はR'が直鎖状又は分枝状のC11-C21アルキル又はアルケニル基であるR'CONH-CH-CH-を表し、
nは2〜24の範囲の整数又は分数であり、
pは0〜6の範囲の整数又は分数であり、
Aは水素原子、又はNa、K、Li、1/2Mg又はモノエタノールアミン、アンモニウム又はトリエタノールアミン残基を示す]
のオキシアルキレン化されたカルボン酸エーテル及びその塩を挙げることができる。
本発明で好ましく使用されるオキシアルキレン化されたカルボン酸エーテル又はその塩は、式(I)において、Rが(C12-C14)アルキル、オレイル、セチル又はステアリル基、又は該基の混合物;ノニルフェニル又はオクチルフェニル基を示し、Aが水素又はナトリウム原子を示し、p=0、nが2〜20、好ましくは2〜10の範囲であるものから選択される。
式(I)において、Rが(C12)アルキル基を示し、Aが水素又はナトリウム原子を示し、p=0であり、nが2〜10である化合物が、より好ましく使用される。
好ましく使用される市販品としては:
アキポ(Akypo)(登録商標)NP70(R=ノニルフェニル、n=7、p=0、A=H);
アキポ(登録商標)NP40(R=ノニルフェニル、n=4、p=0、A=H);
アキポ(登録商標)OP40(R=オクチルフェニル、n=4、p=0、A=H);
アキポ(登録商標)OP80(R=オクチルフェニル、n=8、p=0、A=H);
アキポ(登録商標)OP190(R=オクチルフェニル、n=19、p=0、A=H);
アキポ(登録商標)RLM38(R=(C12-C14)アルキル、n=3.8、p=0、A=H);
アキポ(登録商標)RLM38NV(R=(C12-C14)アルキル、n=4、p=0、A=Na);
アキポ(登録商標)RLM45(R=(C12-C14)アルキル、n=4.5、p=0、A=H);
アキポ(登録商標)RLM45NV(R=(C12-C14)アルキル、n=4.5、p=0、A=Na);
アキポ(登録商標)RLM100(R=(C12-C14)アルキル、n=10、p=0、A=H);
アキポ(登録商標)RLM100NV(R=(C12-C14)アルキル、n=10、p=0、A=Na);
アキポ(登録商標)RLM130(R=(C12-C14)アルキル、n=13、p=0、A=H);
アキポ(登録商標)RLM160NV(R=(C12-C14)アルキル、n=16、p=0、A=Na);
アキポ(登録商標)RO20(R=オレイル、n=2、p=0、A=H);
アキポ(登録商標)RO90(R=オレイル、n=9、p=0、A=H);
アキポ(登録商標)RCS60(R=セチル/ステアリル、n=6、p=0、A=H);
アキポ(登録商標)RS60(R=ステアリル、n=6、p=0、A=H);
アキポ(登録商標)RS100(R=ステアリル、n=10、p=0、A=H);
アキポ(登録商標)RO50(R=オレイル、n=5、p=0、A=H);
の名称でケムY社から:
サンドパン(Sandpan)ACA-48(R=セチル/ステアリル、n=24、p=0、A=H);
サンドパンDTC-アシッド(R=(C13)アルキル、n=6、p=0、A=H);
サンドパンDTC(R=(C13)アルキル、n=6、p=0、A=Na);
サンドパンLS24(R=(C12-C14)アルキル、n=12、p=0、A=Na);
サンドパンJA36(R=(C13)アルキル、n=18、p=0、A=H);
の名称でサンド社(Sandoz)から販売されている製品:
特に次の名称:
アキポ(登録商標)NP70;
アキポ(登録商標)NP40;
アキポ(登録商標)OP40;
アキポ(登録商標)OP80;
アキポ(登録商標)RLM25;
アキポ(登録商標)RLM45;
アキポ(登録商標)RLM100;
アキポ(登録商標)RO20;
アキポ(登録商標)RO50;
アキポ(登録商標)RLM38;
で販売されている製品を挙げることができる。
オキシアルキレン化されたカルボン酸エーテル又はその塩は、組成物の全重量に対して約2%〜15%、好ましくは約3%〜10%である。
非イオン性界面活性剤は、それ自体よく知られている化合物[これに関して、特に、ブラッキー・アンド・サン社(グラスゴー及びロンドン)から出版されているエム・アール・ポーター(M.R. Porter)の「界面活性剤ハンドブック(Handbook of Surfactants)」、1991年、116-178頁を参照]であり、(非限定的列挙)例えば8〜22の炭素原子を有する脂肪鎖を有するポリエトキシル化又はポリプロポキシル化されたアルキルフェノール類、アルファ-ジオール類又はアルコール類を挙げることができ、特に、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数を1〜50の範囲とすることができる。また、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマー、脂肪アルコールとエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの縮合物;平均1〜30グリセロール基を有するモノグリセロール化又はポリグリセロール化された脂肪アルコール類;2〜30molのエチレンオキシドを有するオキシエチレン化されたソルビタンの脂肪酸エステル;スクロースの脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド類、N-アルキルグルカミン誘導体、及びアミンオキシド類、例えば(C10-C14)アルキルアミンオキシド類又はN-アシルアミノプロピルモルホリンオキシド類を挙げることもできる。
本発明においては、次のものが好ましく使用される:
1)8〜22の炭素原子を有し、1〜10molのエチレンオキシドでオキシエチレン化された脂肪アルコール類。このようなものとしては、特にラウリルアルコール2EO、ラウリルアルコール3EO、デシルアルコール3EO及びデシルアルコール5EOを挙げることができる;
2)次の式(II):
Figure 0004371817
[上式中:
Rは飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の、8〜40の炭素原子、好ましくは10〜30の炭素原子を有する基を表し;
mは1〜30、好ましくは1〜10の範囲の数を表す]
により表され得る、モノグリセロール化又はポリグリセロール化された脂肪アルコール類。
挙げることのできるこの種の化合物には、4molのグリセロールを有するラウリルアルコール(INCI名:ポリグリセリル-4-ラウリルエーテル)、1.5molのグリセロールを有するラウリルアルコール、4molのグリセロールを有するオレイルアルコール(INCI名:ポリグリセリル-4-オレイルエーテル)、2molのグリセロールを有するオレイルアルコール(INCI名:ポリグリセリル-2-オレイルエーテル)、2molのグリセロールを有するセテアリールアルコール、6molのグリセロールを有するセテアリールアルコール、6molのグリセロールを有するオレオセチルアルコール、及び6molのグリセロールを有するオクタデカノールが含まれる。
脂肪アルコールは、mの値がランダムな値を表す同様の観点において、脂肪アルコールの混合物を表してよく、いくつかの種類のポリグリセロール化された脂肪アルコールは、混合物の形態の市販品で共存し得ることを意味している。
モノ-又はポリグリセロール化された脂肪アルコール類としては、特に1molのグリセロールを有するC/C10アルコール、1molのグリセロールを有するC10/C12アルコール、及び1.5molのグリセロールを有するC12アルコールがより好ましく使用される。
非イオン性界面活性剤(類)は、組成物の全重量に対して約2重量%〜40重量%、好ましくは約4〜20重量%である。
本発明の使用準備が整った組成物は、以下に記載するカチオン性又は両性ポリマー、及び他のレオロジー調整剤、例えばセルロースベースの増粘剤(ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース等)、グアールガムとその誘導体(ヒドロキシプロピルグアール等)、微生物由来のガム(キサンタンガム、スクレログルカンガム等)、アクリル酸又はアクリルアミドプロパンスルホン酸の架橋ホモポリマー、及び以下に記載する会合性ポリマーを、染色用組成物及び/又は酸化組成物に含有せしめてなるものであってもよい。
好ましくは、本発明において、着色部分は、少なくとも一のカチオン性又は両性ポリマー、及び少なくとも一の会合性ポリマーを含有する。
カチオン性ポリマー
本発明の目的において「カチオン性ポリマー」という表現は、カチオン基及び/又はカチオン基にイオン化され得る基を有する任意のポリマーを示す。
本発明で使用され得るカチオン性ポリマーは、毛髪の美容特性を改善するために、既にそれ自体公知の任意のもの、すなわち特に、欧州特許出願第337354号、及び仏国特許第2270846号、同2383660号、同2598611号、同2470596号及び同2519863号に記載されているものから選択され得る。
好ましいカチオン性ポリマーは、ポリマー主鎖の一部を形成可能であるか、又はそこに直接結合される側方置換基により担持され得る、第1級、第2級、第3級及び/又は第4級アミン基を有する単位を含むものから選択される。
一般的に使用されるカチオン性ポリマーは、約500〜5x10、好ましくは約10〜3x10の数平均分子量を有する。
カチオン性ポリマーとしては、ポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ第4級アンモニウム型のポリマーを特に挙げることができる。
これらは公知の生成物である。それらは特に、仏国特許第2505348号及び仏国特許第2542997号に記載されている。前記ポリマーとしては以下のものを挙げることができる。
(1)次の式(V)、(VI)、(VII)又は(VIII):
Figure 0004371817
[上式中:
は同一でも異なっていてもよく、水素原子又はCH基を示し、
Aは同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で、1〜6の炭素原子、好ましくは2又は3の炭素原子を有するアルキル基、又は1〜4の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基を示し;
、R及びRは同一でも異なっていてもよく、1〜18の炭素原子を有するアルキル基又はベンジル基、好ましくは1〜6の炭素原子を有するアルキル基を示し;
及びRは同一でも異なっていてもよく、水素又は1〜6の炭素原子を有するアルキル基、好ましくはメチル又はエチルを表し;
Xは無機又は有機酸から誘導されたアニオン、例えばメトスルファートアニオン又はハロゲン化物、例えば塩化物又は臭化物を示す]
の単位の少なくとも1つを有する、アクリル酸又はメタクリル酸エステル又はアミドから誘導されたホモポリマー又はコポリマー。
ファミリー(1)のポリマーは、さらに、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、窒素が低級(C-C)アルキルで置換されたアクリルアミド及びメタクリルアミド、アクリル酸又はメタクリル酸又はそのエステル、ビニルラクタム、例えばビニルピロリドン又はビニルカプロラクタム、及びビニルエステルのファミリーから選択され得るコモノマーから誘導される一又は複数の単位をさらに含有可能である。
しかして、ファミリー(1)のこれらのポリマーとしては、
− 硫酸ジメチル又はジメチルハライドで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルとアクリルアミドのコポリマー、例えばハーキュレス社(Hercules)からヘルコフロック(Hercofloc)(登録商標)の名称で販売されている製品、
− 例えば、欧州特許出願公開第080976号に記載されている、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドのコポリマーで、チバ・ガイギー社(Ciba Geigy)からビナクアット(Bina Quat)P100(登録商標)の名称で販売されているもの、
− ハーキュレス社からレテン(Reten)(登録商標)の名称で販売されている、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトスルファートとアクリルアミドのコポリマー、
− 第4級化された又は第4級化されていないビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリラート又はメタクリラートのコポリマー、例えばISP社から「ガフクアット(Gafquat)」(登録商標)の名称で販売されている製品、例えば、「ガフクアット(登録商標)734」又は「ガフクアット(登録商標)755」、又は「コポリマー(登録商標)845、958及び937」として公知の製品(これらのポリマーは、仏国特許第2077143号及び仏国特許第2393573号に詳細が記載されている)、
− ジメチルアミノエチルメタクリラート/ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドンのターポリマー、例えばISP社からガフィックス(Gaffix)VC(登録商標)713の名称で販売されている製品、
− 特にISP社からスタイリーズ(Styleze)(登録商標)CC10の名称で販売されているビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルジメチルアミンのコポリマー、及び
− 第4級化されたビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドのコポリマー、例えばISP社から「ガフクアット(登録商標)HS100」の名称で販売されている製品、
を挙げることができる。
(2)仏国特許第1492597号に記載されている、第4級アンモニウム基を有するセルロースエーテル誘導体、特にユニオン・カーバイド・コーポレーション(Union Carbide Corporation)から「JR(登録商標)」(JR400、JR125及びJR30M)又は「LR(登録商標)」(LR400又はLR30M)の名称で販売されているポリマー。また、これらのポリマーは、トリメチルアンモニウム基で置換されたエポキシドと反応するヒドロキシエチルセルロースの第4級アンモニウムとして、CTFA辞典に定義されている。
(3)カチオン性セルロース誘導体、例えば、水溶性の第4級アンモニウムモノマーでグラフトしたセルロース誘導体又はセルロースのコポリマーで、特に米国特許第4131576号に記載されているもの、例えば、特に、メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム又はジメチルジアリルアンモニウムの塩でグラフトした、ヒドロキシメチル-、ヒドロキシエチル-又はヒドロキシプロピルセルロースのようなヒドロキシアルキルセルロース。
この定義に相当する市販品としては、特に、ナショナル・スターチ社(National Starch)から「セルクアット(Celquat)(登録商標)H100」及び「セルクアット(登録商標)L200」の名称で販売されている製品がある。
(4)特に、米国特許第3589578号及び同4031307号に記載されているカチオン性多糖類、例えばカチオン性トリアルキルアンモニウム基を有するグアールガム。例えば、2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)で変性したグアールガムが使用される。
このような製品は、特に、メイホール社(Meyhall)から、ジャガー(Jaguar)(登録商標)C13S、ジャガー(登録商標)C15、ジャガー(登録商標)C17又はジャガー(登録商標)C162の商品名で販売されている。
(5)酸素、硫黄又は窒素原子、もしくは芳香環又は複素環が挿入されていてもよい、直鎖状又は分枝状鎖を有する二価のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基とピペラジニル単位からなるポリマー、並びにこれらのポリマーの酸化及び/又は第4級化生成物。このようなポリマーは、特に、仏国特許第2162025号及び同2280361号に記載されている。
(6)特に、酸性化合物とポリアミンとの重縮合により調製された水溶性のポリアミノアミド類;これらのポリアミノアミド類は、エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水物、不飽和の二無水物、ビス-不飽和誘導体、ビス-ハロヒドリン、ビス-アゼチジニウム、ビス-ハロアシルジアミン、ビス-アルキルハライド、もしくはビス-ハロヒドリン、ビス-アゼチジニウム、ビス-ハロアシルジアミン、ビス-アルキルハライド、エピハロヒドリン、ジエポキシド又はビス-不飽和誘導体と反応性である二官能性化合物との反応の結果生じたオリゴマーで架橋可能であり;架橋剤は、ポリアミノアミドのアミン基当たり0.025〜0.35モルの範囲の割合で使用され;これらのポリアミノアミドはアルキル化されるか、それらが一又は複数の第3級アミン官能基を含む場合には第4級化可能である。このようなポリマーは、特に仏国特許第2252840号及び仏国特許第2368508号に記載されている。
(7)ポリカルボン酸とポリアルキレンポリアミンを縮合させ、続いて二官能性剤でアルキル化して得られるポリアミノアミド誘導体。例えば、アルキル基が1〜4の炭素原子を含み、好ましくはメチル、エチル又はプロピルを示す、アジピン酸/ジアルキルアミノヒドロキシアルキルジアルキレントリアミンのポリマーを挙げることができる。このようなポリマーは、特に仏国特許第1583363号に記載されている。
これらの誘導体として、特にサンド社(Sandoz)から「カルタレチン(Cartaretine)(登録商標)F、F4又はF8」の名称で販売されている、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピル/ジエチレントリアミンのポリマーを挙げることができる。
(8)3〜8の炭素原子を有する、飽和した脂肪族のジカルボン酸、及びジグリコール酸から選択されるジカルボン酸と、少なくとも一の第2級アミン基と、2つの第1級アミン基を有するポリアルキレンポリアミンとを反応させて得られるポリマー。ポリアルキレンポリアミンとジカルボン酸のモル比は、0.8:1〜1.4:1であり;そこで得られたポリアミノアミドは、ポリアミノアミドの第2級アミンに対して、0.5:1〜1.8:1のモル比のエピクロロヒドリンと反応させる。このようなポリマーは、特に、米国特許第3227615号及び同2961347号に記載されている。
この種のポリマーは、特に、アジピン酸/エポキシプロピル/ジエチレントリアミンのコポリマーの場合は、ハーキュレス社から「デルセット(Delsette)(登録商標)101」又は「PD170(登録商標)」の名称で、もしくはハーキュレス・インクから「ヘルコセット(Hercosett)(登録商標)57」の名称で販売されている。
(9)ジアルキルジアリルアンモニウム又はアルキルジアリルアミンのシクロポリマー、例えば、次の式(IX)又は(X):
Figure 0004371817
[上式中、k及びtは0又は1であり、k+tの合計は1であり;Rは、水素原子又はメチル基を示し;R及びRは互いに独立して、1〜6の炭素原子を有するアルキル基、アルキル基が好ましくは1〜5の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基、低級C-Cアミドアルキル基を示すか、又はRとRは、それらが結合している窒素原子と共に、複素環基、例えばピペリジル又はモルホリニルを示すことができ;RとRは、互いに独立して、好ましくは1〜4の炭素原子を有するアルキル基を示し;Yは、アニオン、例えば臭化物、塩化物、アセタート、ボラート、シタラート、タルタラート、ビスルファート、二亜硫酸塩、スルファート又はホスファートである]
に相当する単位を鎖の主な構成要素として含有するホモポリマー又はコポリマー。これらのポリマーは、特に、仏国特許第2080759号及び追加特許書第2190406号に記載されている。
上述したポリマーとしては、特にカルゴン社(Calgon)から「メルクアット(Merquat)(登録商標)100」の名称で販売されているジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー(及びその低重量平均分子量の相同体)、及び「メルクアット(登録商標)550」の名称で販売されているジアリルジメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドのコポリマーを挙げることができる。
(10)次の式:
Figure 0004371817
{上式中(XI)中:
10、R11、R12及びR13は同一でも異なっていてもよく、1〜20の炭素原子を有する脂肪族、脂環式又はアリール脂肪族基、もしくは低級ヒドロキシアルキル脂肪族基を示すか、又はR10、R11、R12及びR13は、共に又は別々に、それらが結合する窒素原子とともに、窒素以外の第2のヘテロ原子を含有していてもよい複素環を形成するか、又はR10、R11、R12及びR13は、R14がアルキレンで、Dが第4級アンモニウム基である、-CO-NH-R14-D又は-CO-O-R14-D基、又はニトリル、エステル、アシル又はアミド基で置換される、直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基を示し;
及びBは、スルホキシド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、第4級アンモニウム、ウレイド、アミド又はエステル基、又は一又は複数の酸素又は硫黄原子又は一又は複数の芳香環が主鎖に挿入、又は連結、含有されていてもよく、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和であってよい、2〜20の炭素原子を有するポリメチレン基を表し、
は、無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンを示し;
、R10及びR12は、それらが結合する2つの窒素原子とともにピペラジン環を形成可能で;さらにAが直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基を示す場合は、Bはまた-(CH)-CO-D-OC-(CH)-基を示すことができ、
ここでDは:
a)式:-O-Z-O-のグリコール残基
[上式中、Zは、直鎖状又は分枝状の炭化水素ベース基、又は次の式:
-(CH-CH-O)-CH-CH-
-[CH-CH(CH)-O]-CH-CH(CH)-
(上式中、x及びyは、定まった一つの重合度を表す1〜4の整数を示すか、あるいは、平均重合度を表す1〜4の任意の数を示す)
の一つに相当する基を示す];
b)ビス-第2級ジアミン残基、例えばピペラジン誘導体;
c)式:-NH-Y-NH-のビス-第1級ジアミン残基
[上式中、Yは、次の式:
-CH-CH-S-S-CH-CH-;
で示される二価の基、又は直鎖状又は分枝状の炭化水素ベース基を示す];
d)式:-NH-CO-NH-のウレイレン基;
を示す}
に相当する繰り返し単位を有する第4級ジアンモニウムポリマー。
好ましくは、Xは、アニオン、例えば塩化物又は臭化物である。
これらのポリマーは、一般的に1000〜100000の数平均分子量を有する。
この種のポリマーは、特に、仏国特許第2320330号、同2270846号、同2316271号、同2336434号及び同2413907号、及び米国特許第2273780号、同2375853号、同2388614号、同2454547号、同3206462号、同2261002号、同2271378号、同3874870号、同4001432号、同3929990号、同3966904号、同4005193号、同4025617号、同4025627号、同4025653号、同4026945号及び同4027020号に記載されている。
特に使用可能なポリマーは、次の式(XII):
Figure 0004371817
[上式中、
10、R11、R12及びR13は同一でも異なっていてもよく、約1〜4の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基を示し、n及びpは約2〜20の範囲の整数であり、Xは無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンである]
に相当する繰り返し単位からなるものである。
(11)次の式(XIII):
Figure 0004371817
[上式中、pは約1〜6の範囲の整数であり、Dは存在しないか、又はrが4又は7に等しい数を示す-(CH)-CO-基を表し、Xはアニオンである]
の繰り返し単位からなるポリ第4級アンモニウムポリマー。
このようなポリマーは、米国特許第4157388号、同4702906号及び同4719282号に記載されている方法に従って調製され得る。それらは特に、欧州特許出願第122324号に記載されている。これらの製品としては、例えばミラノール社(Miranol)から販売されている「ミラポール(Mirapol)(登録商標)A15」、「ミラポール(登録商標)AD1」、「ミラポール(登録商標)AZ1」及び「ミラポール(登録商標)175」を挙げることができる。
(12)ビニルピロリドンとビニルイミダゾールの第4級ポリマー、例えば、BASF社からルビクアット(Luviquat)(登録商標)FC905、FC550及びFC370の名称で販売されている製品。
(13)ポリアミン類、例えばCTFA辞書で「ポリエチレン-グリコール(15)獣脂ポリアミン」の参照名が付されており、ヘンケル社(Henkel)から販売されているポリクアート(Polyquart)(登録商標)H。
(14)架橋メタクリロイルオキシ(C-C)アルキルトリ(C-C)アルキルアンモニウム塩のポリマー、例えば、塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルが単独重合、又は塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルとアクリルアミドとが共重合し、単独重合又は共重合に続いて、オレフィン性不飽和化合物、特にメチレンビスアクリルアミドで架橋することにより得られるポリマー。特に、鉱物性油に50重量%の、架橋したアクリルアミド/メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドのコポリマー(重量比 20/80)を含有せしめてなる分散液の形態で該ポリマーを使用することもできる。この分散液は、アライド・コロイヅ社(Allied Colloids)から「サルケア(Salcare)(登録商標)SC92」の名称で販売されている。また、鉱物性油又は液状エステルに、約50重量%の架橋メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドのホモポリマーを含有せしめてなるものを使用することもできる。これらの分散液は、アライド・コロイヅ社から「サルケア(登録商標)SC95」及び「サルケア(登録商標)SC96」の名称で販売されている。
本発明で使用され得る他のカチオン性ポリマーは、ポリアルキレンイミン類、特にポリエチレンイミン類、ビニルピリジン又はビニルピリジニウム単位を有するポリマー、ポリアミン類とエピクロロヒドリンの縮合物、第4級ポリウレイレン類及びキチン誘導体である。
本発明で使用され得る全カチオン性ポリマーのなかでも、ファミリー(1)、(9)、(10)、(11)、(12)及び(14)のポリマー、好ましくは次の式(W)及び(U):
Figure 0004371817
Figure 0004371817
の繰り返し単位を有するポリマー、特にゲル浸透クロマトグラフィーにより決定される分子量が9500〜9900であるもの、なかでもゲル浸透クロマトグラフィーにより決定される分子量が約1200であるものが好ましく使用される。
本発明の組成物中のカチオン性ポリマーの濃度は、組成物の全重量に対して0.01重量%〜10重量%、好ましくは0.05重量%〜5重量%、さらに好ましくは0.1重量%〜3重量%の範囲であってよい。
両性ポリマー
本発明において使用され得る両性ポリマーは、ポリマー鎖にランダムに分布する単位K及びMを含むポリマーの中から選択され、そのKは少なくとも一の塩基性窒素原子を含むモノマーから誘導された単位を表し、Mは一又は複数のカルボキシル基又はスルホン基を含む酸性モノマーから誘導された単位を表すか、あるいはK及びMが、カルボキシベタイン又はスルホベタインの双性イオン性モノマーから誘導される基を示してもよく;
またK及びMが、第1級、第2級、第3級又は第4級アミン基を含み、その少なくとも一のアミン基が、炭化水素ベース基を介してカルボキシル基又はスルホン酸基を担持するカチオン性ポリマー鎖を示してよく、あるいはさらに、K及びMが、α,β-ジカルボン酸エチレン単位を含むポリマー鎖の一部をなし、そのカルボキシル基の1つが一又は複数の第1級又は第2級アミン基を含むポリアミンと反応させたものであってよい。
上述した定義に相当する特に好ましい両性ポリマーは次のポリマーから選択される:
(1)特にアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、α-クロロアクリル酸等の、カルボキシル基を担持するビニル化合物から誘導されるモノマー、及び特にジアルキルアミノアルキルメタクリラート及びアクリラート、ジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド及び-アクリルアミド等の、少なくとも一の塩基性原子を含む置換されたビニル化合物から誘導される塩基性モノマーの共重合により得られるポリマー。このような化合物は米国特許第3836537号に記載されている。またヘンケル社からポリクアート(Polyquart)(登録商標)KE3033の名称で販売されているアクリル酸ナトリウム/アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドのコポリマーを挙げることもできる。
また、ビニル化合物は、ジアルキルジアリルアンモニウム塩、例えばジメチルジアリルアンモニウムクロリドであってもよい。アクリル酸とこのモノマーとのコポリマーは、カルゴン社からメルクアット(登録商標)280、メルクアット(登録商標)295及びメルクアット(登録商標)Plus3330の名称で販売されている。
(2)次の:
a)窒素原子上をアルキル基で置換されたアクリルアミド類及びメタクリルアミド類から選択される少なくとも一のモノマー、
b)一又は複数の反応性カルボキシル基を含む少なくとも一の酸性コモノマー、及び
c)第1級、第2級、第3級及び第4級アミン置換基を有するアクリル酸及びメタクリル酸のエステル、及びジメチルアミノエチルメタアクリラートを硫酸ジメチル又は硫酸ジエチルで第4級化した生成物等の、少なくとも一の塩基性コモノマー、
から誘導される単位を含むポリマー。
本発明において、さらにとりわけ好ましいN置換アクリルアミド類又はメタクリルアミド類としては、アルキル基が2〜12の炭素原子を有する群、特にN-エチルアクリルアミド、N-tert-ブチルアクリルアミド、N-tert-オクチルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、N-デシルアクリルアミド、N-ドデシルアクリルアミド及びそれらに対応するメタクリルアミド類である。
酸性コモノマーは、特にアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、及びフマル酸、及び1〜4の炭素原子を有するアルキルモノエステル、又はマレイン酸又はフマル酸、又は無水物から選択される。
好ましい塩基性コモノマーは、アミノエチル、ブチルアミノエチル、N,N'-ジメチルアミノエチル及びN-tert-ブチルアミノエチルメタクリラート類である。
コポリマーのCTFA(第4版、1991)名がオクチルアクリルアミド/アクリラート/ブチルアミノエチルメタクリラートコポリマー、例えばナショナル・スターチ社からアンフォマー(Amphomer)(登録商標)又はロボクリル(Lovocryl)(登録商標)47の名称で販売されている製品が特に使用される。
(3) 次の一般式:
Figure 0004371817
{上式中、R19は、飽和ジカルボン酸、エチレン性二重結合を有するモノ-又はジカルボン脂肪族酸、これらの酸と1〜6の炭素原子を有する低級アルカノールとのエステルから誘導される二価の基、もしくは、ビス(第一級)又はビス(第二級)アミンに、上記酸の任意の一つを添加することにより誘導される基を表し、Zは、ビス(第一級)、モノ-又はビス(第二級)ポリアルキレン-ポリアミンの基を示し、好ましくは、
a)60〜100mol%の割合で、次の式:
Figure 0004371817
[上式中、x=2及びp=2又は3であるか、又はx=3及びp=2である]の基(この基はジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン又はジプロピレントリアミンから誘導される);
b)0〜40mol%の割合で、上述した基(XV)において、x=2及びp=1であり、エチレンジアミンから誘導される基、又は次の式:
Figure 0004371817
のピペラジンから誘導される基;
c)0〜20mol%の割合で、ヘキサメチレンジアミンから誘導される-NH-(CH)-NH-基を表す}
のポリアミノアミドから部分的又は全体的に誘導される、架橋し、またアルキル化したポリアミノアミド類で、これらのポリアミノアミン類は、ポリアミノアミドのアミン基当たり0.025〜0.35molの架橋剤が使用されて、エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水物、及びビス不飽和誘導体から選択される二官能性架橋剤を添加することにより架橋され、アクリル酸、クロロ酢酸、又はアルカン-スルトン、又はそれらの塩の作用によりアルキル化される。
飽和カルボン酸は、好ましくはアジピン酸、2,2,4-トリメチルアジピン酸、及び2,4,4-トリメチルアジピン酸、テレフタル酸、そして例えばアクリル酸、メタクリル酸及びイタコン酸のようにエチレン性二重結合を有する酸等、6〜10の炭素原子を有する酸から選択される。
アルキル化に使用されるアルカンスルトン類は、好ましくはプロパンスルトン又はブタンスルトンであり、アルキル化剤の塩は好ましくはナトリウム塩又はカリウム塩である。
(4)次の式:
Figure 0004371817
[上式中、R20は、重合性不飽和基、例えば、アクリラート、メタクリラート、アクリルアミド又はメタクリルアミド基を示し、y及びzは1〜3の整数を表し、R21及びR22は、水素原子、メチル、エチル又はプロピルを表し、R23及びR24は、水素原子、又はR23及びR24の炭素原子の合計が10を越えないアルキル基を表す]
の双性イオン性単位を有するポリマー。
このような単位を含むポリマーは、ジメチルもしくはジエチルアミノエチルアクリラート又はメタクリラート、又はアクリル酸アルキルもしくはメタアクリル酸アルキル、アクリルアミド又はメタクリルアミド又は酢酸ビニルのような非双性イオン性モノマーから誘導される単位を含むことも可能である。
例として、サンド社(Sandoz)のダイアフォーマー(Diaformer)(登録商標)Z301という名称で販売されている製品のような、メタクリル酸メチル/ジメチルカルボキシメチルアンモニオエチルメチルメタクリラートのコポリマーを挙げることができる。
(5)次の式(XVII)、(XVIII)及び(XIX):
Figure 0004371817
{上式中、単位(XVII)は0〜30%の割合、単位(XVIII)は5〜50%の割合、及び単位(XIX)は30〜90%の割合で存在し、単位(XIX)においてR25は次の式:
Figure 0004371817
[上式中、
qは0又は1を示し、
q=0である場合は、R26、R27及びR28は同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、一又は複数の窒素原子が挿入されていてもよく、及び/又は一又は複数のアミン、ヒドロキシル、カルボキシル、アルキルチオ又はスルホン基で置換されていてもよい、ジアルキルアミン残基又はモノアルキルアミン残基、メチル、ヒドロキシル、アセトキシ又はアミノ残基、アルキル基がアミノ残基を担持しているアルキルチオ残基を表し、この場合、R26、R27及びR28基の少なくとも一は水素原子であり;
又はq=1である場合は、R26、R27及びR28は、それぞれ、水素原子、並びにこれらの化合物と酸又は塩基とにより形成される塩を表す]
の基を示すと理解される}
に相当するモノマー単位を有するキトサンから誘導されるポリマー。
(6)キトサンのN-カルボキシアルキル化から誘導されるポリマー、例えばジャン・デッカー社(Jan Dekker)から「エバルサン(Evalsan)(登録商標)」の名称で販売されているN-カルボキシメチルキトサン又はN-カルボキシブチルキトサン。
(7)例えば仏国特許第1400366号に記載され、一般式(XX):
Figure 0004371817
[上式中、R29は、水素原子、CHO、CHCHO又はフェニル基を表し、R30は、水素、又はメチル又はエチルのような低級アルキル基を示し、R31は、水素、又はメチル又はエチルのような低級アルキル基を示し、R32は、メチル又はエチルのような低級アルキル基、又は次の式:-R33-N(R31)に相当する基を示し、ここでR33は、-CH-CH-、-CH-CH-CH-又は-CH-CH(CH)-基を表し、R31は上述の意味を有し、
さらに6までの炭素原子を有するこれらの基の上位同族体も表し、
rは分子量を500〜6000000、好ましくは1000〜1000000にするものである]
に相当するポリマー。
(8)次のものから選択される-D-X-D-X-タイプの両性ポリマー:
a) クロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムを、次の式:
-D-X-D-X-D- (XXI)
[上式中、Dは、
Figure 0004371817
なる基を表し:
Xは、記号E又はE'を表し、E又はE'は同一でも異なっていてもよく、主鎖に7までの炭素原子を含む直鎖状又は分枝状鎖を有するアルキレン基である二価の基を表し、それは、未置換であるか又はヒドロキシル基で置換され、さらに酸素、窒素及び硫黄原子、1ないし3の芳香環及び/又は複素環を含むことが可能であり;酸素、窒素及び硫黄原子は、エーテル、チオエーテル、スルホキシド、スルホン、スルホニウム、アルキルアミン又はアルケニルアミン基、ヒドロキシル、ベンジルアミン、アミンオキシド、第4級アンモニウム、アミド、イミド、アルコール、エステル及び/又はウレタン基の形で存在する]
の少なくとも一の単位を含む化合物に作用させて得られるポリマー。
b) 次の式:
-D-X-D-X- (XXII)
[上式中、Dは、
Figure 0004371817
なる基を表し:
Xは、記号E又はE'を表し、少なくとも1回はE';Eは上述の意味を有し、E'は、主鎖に7までの炭素原子を含む直鎖状又は分枝状鎖を有するアルキレン基である二価の基であり、そしてそれは、未置換であるか又は一又は複数のヒドロキシル基で置換され、そして一又は複数の窒素原子を含み、窒素原子は、場合によっては酸素原子が介在し、一又は複数のカルボキシル官能基又は一又は複数のヒドロキシル官能基の含有が不可欠であり、クロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムとの反応でベタイン化されるアルキル鎖で置換される]
のポリマー。
(9)N,N-ジアルキルアミノアルキルアミン、例えばN,N-ジメチルアミノプロピルアミンで半アミド化(semi-amidation)するか、又はN,N-ジアルカノールアミンで半エステル化(semi-esterification)することにより部分的に変性された、(C-C)アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸のコポリマー。また、これらのコポリマーは、例えばビニルカプロラクタムのような他のビニルコモノマーを含有可能である。
本発明における特に好ましい両性ポリマーは、(1)ファミリーのものである。
本発明で使用され得る会合性ポリマー
会合性ポリマーは、水性媒体において、互いに又は他の分子と可逆的に会合可能な水溶性ポリマーである。
それらの化学構造は、少なくとも一の脂肪鎖で特徴付けられる疎水性領域と親水性領域を含む。
本発明の会合性ポリマーは、アニオン性、カチオン性又は両性タイプ、好ましくは非イオン性又はカチオン性であってよい。
アニオン性会合性ポリマー:
これらとしては次のものを挙げることができる:
−(I)少なくとも一の脂肪鎖アリルエーテル単位と少なくとも一の親水性単位を含むもの、特に親水性単位がエチレン性不飽和のアニオン性モノマー、さらにはビニルカルボン酸、特にアクリル酸、メタクリル酸又はその混合物からなるもので、脂肪鎖アリルエーテル単位が、次の式(I):
CH=C(R')CHOBR (I)
[上式中:
R'はH又はCHを示し、Bはエチレンオキシ基を示し、nはゼロ又は1〜100の範囲の整数を表し、Rは8〜30の炭素原子、好ましくは10〜24の炭素原子、特に12〜18の炭素原子を有するアルキル、アリールアルキル、アリール、アルキルアリール及びシクロアルキル基から選択される炭化水素ベース基を示す]
のモノマーに相当するもの。特に好ましい式(I)の単位は、R'がHを示し、nが10に等しく、Rがステアリル(C18)基を示す単位である。
この種のアニオン性会合性ポリマーは、欧州特許第0216479号において記載され、エマルジョン重合方法により調製される。
これらの増粘アニオン性会合性ポリマーのなかでも、本発明において特に好ましいものは、20重量%〜60重量%のアクリル酸及び/又はメタクリル酸、5重量%〜60重量%の(メタ)アクリル酸低級アルキル、2重量%〜50重量%の式(I)の脂肪鎖アリルエーテル、及び0〜1重量%のフタル酸ジアリル、(メタ)アクリル酸アリル、ジビニルベンゼン、(ポリ)エチレングリコールジメタクリラート又はメチレンビスアクリルアミド等の良く知られた共重合可能なポリエチレン性不飽和モノマーである架橋剤から形成されるポリマーである。
後者のポリマーでは、メタクリル酸、アクリル酸エチル及びステアレス(Steareth)-10-アリルエーテルの架橋ターポリマーを30%水性エマルジョンである、メタクリル酸、アクリル酸エチル、ポリエチレングリコール(10EO)ステアリルエーテル(ステアレス10)の架橋ターポリマー(40/50/10)、特にアライド・コロイヅ社からサルケアSC80(登録商標)及びサルケアSC90(登録商標)なる名称で販売されているものが好ましい。
−(II)オレフィン性不飽和カルボン酸型の少なくとも一の親水性単位と不飽和カルボン酸(C10-C30)アルキルエステル型の少なくとも一の疎水性単位を含むもの。
好ましくは、これらのポリマーは、オレフィン性不飽和カルボン酸型の親水性単位が次の式(II):
Figure 0004371817
[上式中、RはH、CH又はCを示す、すなわち、アクリル酸、メタクリル酸又はエタクリル酸単位を示す]のモノマーに相当し、不飽和カルボン酸(C10-C30)アルキルエステルの疎水性単位が、次の式(III):
Figure 0004371817
[上式中、RはH又はCH又はCを示し(すなわち、アクリラート、メタクリラート又はエタクリラート単位)、好ましくはH(アクリラート単位)又はCH(メタクリラート単位)を表し、RはC10-C30、好ましくはC12-C22アルキル基を示す]
のモノマーに相当するものから選択される。
本発明における不飽和カルボン酸(C10-C30)アルキルエステルには、例えば、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸デシル、アクリル酸イソデシル、及びアクリル酸ドデシル、及び対応するメタクリラート、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸イソデシル及びメタクリル酸ドデシルが含まれる。
この種のアニオン性ポリマーは、例えば米国特許第3915921号及び同4509949号に開示され調製されている。
この種のアニオン性会合性ポリマーとしては、特に:
(i) 本質的にアクリル酸、
(ii)RがH又はCHを示し、Rが12〜22の炭素原子を有するアルキル基を示す、上述した式(III)のエステル、及び
(iii)良く知られた共重合性の不飽和ポリエチレンモノマー、例えばフタル酸ジアリル、(メタ)アクリル酸アリル、ジビニルベンゼン、(ポリ)エチレングリコールジメタクリラート又はメチレンビスアクリルアミドの架橋剤、
を含むモノマー混合物から形成されるポリマーが特に使用される。
この種のアニオン性会合性ポリマーとしては、95重量%〜60重量%のアクリル酸(親水性単位)、4重量%〜40重量%のアクリル酸C10-C30アルキル(疎水性単位)、及び0〜6重量%の架橋した重合性モノマーからなるもの、又は98重量%〜96重量%のアクリル酸(親水性単位)、1重量%〜4重量%のアクリル酸C10-C30アルキル(疎水性単位)、及び0.1重量%〜0.6重量%の架橋した重合性モノマー、例えば上述したものからなるものが特に使用される。
上記ポリマーとして、本発明において最も好適であるものは、グッドリッチ社(Goodrich)から商品名ペミュレン(Pemulen)TR1(登録商標)、ペミュレンTR2(登録商標)、及びカルボポール(Carbopol)1382(登録商標)、より好ましくはペミュレンTR1(登録商標)、及びコーテックス(Coatex)SX(登録商標)なる名称でセピック社(SEPPIC)から販売されている製品である。
−(III)無水マレイン酸/C30-C38α-オレフィン/マレイン酸アルキルのターポリマー、例えばニューフェーズ・テクノロジー社(Newphase Technologies)からパフォーマ(Performa)V1608(登録商標)の名称で販売されている製品(無水マレイン酸/C30-C38α-オレフィン/マレイン酸イソプロピルのコポリマー)。
−(IV)
(a)約20重量%〜70重量%のα,β-モノエチレン性不飽和を有するカルボン酸、
(b)約20重量%〜80重量%の(a)以外のα,β-モノエチレン性不飽和を有する非界面活性モノマー、
(c)約0.5重量%〜60重量%の、モノエチレン性不飽和を有するモノイソシアナートと一水酸基を有する界面活性剤との反応生成物である非イオン性モノウレタン、
を含有するアクリル酸ターポリマー、例えば欧州特許出願公開第0173109号、特に実施例3に記載されているターポリマー、すなわちメタクリル酸/アクリル酸メチル/ベヘニルアルコール-ジメチル-メタ-イソプロペニルベンジルイソシアナートのエトキシル化(40EO)されたターポリマーの25%水性分散液。
−(V)α,β-モノエチレン性不飽和を有するカルボン酸、α,β-モノエチレン性不飽和を有するカルボン酸エステル、及びオキシアルキレン化脂肪アルコールといったモノマーを含有するコポリマー。
好ましくは、これらの化合物は、モノマーとしてα,β-モノエチレン性不飽和を有するカルボン酸とC-Cアルコールとのエステルをさらに含有する。
この種の化合物の例としては、メタクリル酸/アクリル酸エチル/メタクリル酸ステアリルのオキシアルキレン化されたターポリマーであり、ローム・アンド・ハース社(Rohm & Haas)から販売されているアキュリン(Aculyn)22(登録商標)を挙げることができる。
カチオン性会合性ポリマー
これらとしては、次のものを挙げることができる:
− (I)本出願人により仏国特許出願第00/09609号に記載されたファミリーのカチオン性会合性ポリウレタン類;それは次の一般式(Ia):
R-X-(P)-[L-(Y)]-L'-(P')-X'-R' (Ia)
[上式中:
R及びR'は同一でも異なっていてもよく、疎水性基又は水素原子を表し;
X及びX'は同一でも異なっていてもよく、疎水性基を担持していてもよいアミン官能基を含む基、又はL''基を表し;
L、L'及びL''は同一でも異なっていてもよく、ジイソシアナートから誘導される基を表し;
P及びP'は同一でも異なっていてもよく、疎水性基を担持していてもよいアミン官能基を含む基を表し;
Yは親水性基を表し;
rは1〜100、好ましくは1〜50、特に1〜25の整数であり、
n、m及びpは互いに独立して、0〜1000の範囲であり;
少なくとも一のプロトン化又は第4級化されたアミン官能基と少なくとも一の疎水性基を含有する分子である]
により表される。
これらのポリウレタン類の好ましい一実施態様において、唯一の疎水性基が鎖末端にあるR及びR'基である。
カチオン性会合性ポリウレタン類の好ましいファミリーの一つは、上述した式(Ia)において:
R及びR'は双方とも独立して疎水性基を表し、
X及びX'はそれぞれL''基を表し、
n及びpは1〜1000であり、
L、L'、L''、P、P'、Y及びmは上述した意味を有する、
に相当するものである。
カチオン性会合性ポリウレタンの他の好ましいファミリーは、上述した式(Ia)において:
R及びR'は双方とも独立して疎水性基を表し、X及びX'はそれぞれL''基を表し、n及びpは0であり、L、L'、L''、Y及びmは上述した意味を有する、
に相当するものである。
事実、n及びpが0であるということは、これらのポリマーが、重縮合中にポリマーに導入される、アミン官能基を有するモノマーから誘導される単位を含有しないことを意味する。これらポリウレタン類のプロトン化アミン官能基は、鎖の末端における過剰のイソシアナート官能基の加水分解の結果得られ、次いで形成された第1級アミン官能基は、疎水性基を有するアルキル化剤、すなわち、RQ又はR'Q型の化合物でアルキル化され、ここでR及びR'は先に定義したものであり、Qは脱離基、例えばハライド、スルファート等を示す。
カチオン性の会合性ポリウレタン類の他の好ましいファミリーは、上述した式(Ia)において:
R及びR'は双方独立して、疎水性基を表し、
X及びX'は双方独立して、第4級アミンを含む基を表し、
n及びpは0であり、
L、L'、Y及びmは上述した意味を有する、
に相当するものである。
カチオン性の会合性ポリウレタン類の数平均分子量は、好ましくは400〜500000、特に1000〜400000、理想的には1000〜300000である。
「疎水性基」という表現は、一又は複数のヘテロ原子、例えばP、O、N又はSを含み得る飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の炭化水素ベース鎖を有する基又はポリマー、又はペルフルオロ又はシリコーン鎖を有する基を意味する。疎水性基が炭化水素ベース基を示す場合、それは少なくとも10の炭素原子、好ましくは10〜30の炭素原子、特に12〜30の炭素原子、より好ましくは18〜30の炭素原子を有する。
好ましくは、炭化水素ベース基は一官能性化合物から誘導される。
例として、疎水性基は、脂肪アルコール、例えばステアリルアルコール、ドデシルアルコール又はデシルアルコールから誘導され得る。また炭化水素ベースポリマー、例えばポリブタジエンを示してもよい。
X及び/又はX'が第3級又は第4級アミンを含む基を示す場合、X及び/又はX'は次の式:
Figure 0004371817
[上式中:
は、一又は複数の炭素原子をN、S、O及びPから選択されるヘテロ原子で置き換えることができるアリーレン基、又は飽和又は不飽和の環を含んでいてもよい、1〜20の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキレン基を表し;
及びRは同一又は異なっていてもよく、少なくとも一の炭素原子をN、S、O及びPから選択されるヘテロ原子で置き換えることができる直鎖状又は分枝状のC-C30アルキル又はアルケニル基又はアリール基を示し;
は生理学的に許容可能な対イオンである]
の一つを表し得る。
L、L'及びL''基は、次の式:
Figure 0004371817
[上式中:
Zは-O-、-S-又は-NH-を表し;及び
は1〜20の炭素原子を有し、飽和又は不飽和の環を含んでいてもよい直鎖状又は分枝状のアルキレン基、又はアリーレン基を表し、該一又は複数の炭素原子をN、S、O及びPから選択されるヘテロ原子で置き換えることができる]
の基を表す。
アミン官能基を含むP及びP'基は、次の式:
Figure 0004371817
[上式中:
及びRは上述したRと同様の意味を有し;
、R及びRは上述したR及びRと同様の意味を有し;
10は、N、O、S及びPから選択される一又は複数のヘテロ原子を含有していてもよい、直鎖状又は分枝状で不飽和であってもよいアルキレン基を表し;
は生理学的に許容可能な対イオンである]
の少なくとも1つを表し得る。
Yの意味に関して、「親水性基」という用語は、重合性又は非重合性の水溶性基を意味する。
例えば、ポリマーではない場合、エチレングリコール、ジエチレングリコール及びプロピレングリコールを挙げることができる。
親水性ポリマーである場合、好ましい一実施態様に従うと、例えばポリエーテル、スルホン化ポリエステル、スルホン化ポリアミド又はこれらのポリマーの混合物を挙げることができる。親水性化合物は好ましくはポリエーテル、特にポリ(エチレンオキシド)又はポリ(プロピレンオキシド)である。
本発明の式(Ia)のカチオン性会合性ポリウレタン類は、不安定(labile)水素を有する官能基を含有する種々の化合物とジイソシアナート類から形成される。不安定水素を有する官能基は、アルコール、第1又は第2アミン、又はチオール官能基であってよく、ジイソシアナート官能基との反応後にそれぞれポリウレタン、ポリ尿素及びポリチオ尿素を生じる。本発明において「ポリウレタン類」なる用語には3種類のポリマー、すなわちポリウレタンそれ自体、ポリ尿素及びポリチオ尿素、及びそれらのコポリマーが含まれる。
式(Ia)のポリウレタンの調製に関与する第1の型の化合物は、アミン官能基を有する少なくとも一の単位を含む化合物である。この化合物は多官能性であってもよいが、該化合物は二官能性のものが好ましく、すなわち好ましい一実施態様においては、この化合物は、例えばヒドロキシル、第1級アミン、第2級アミン又はチオール官能基に担持される2つの不安定水素原子を有する。多官能性化合物のパーセンテージが低い多官能性及び二官能性化合物の混合物を使用してもよい。
上述したように、この化合物はアミン官能基を有する1以上の単位を含み得る。この場合、それはアミン官能基を有する単位の繰り返しを担持するポリマーである。
この種の化合物は、次の式:
HZ-(P)-ZH 又は HZ-(P')-ZH
[上式中、Z、P、P'、n及びpは上述したものである]
の一つにより表される。
挙げることのできるアミン官能基を有する化合物の例には、N-メチルジエタノールアミン、N-tert-ブチルジエタノールアミン及びN-スルホエチルジエタノールアミンが含まれる。
式(Ia)のポリウレタンの調製に関与する第2の化合物は、次の式:
O=C=N-R-N=C=O
[上式中、Rは上述したものである]
に相当するジイソシアナートである。
例えば、メチレンジフェニルジイソシアナート、メチレンシクロヘキサンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート、トルエンジイソシアナート、ナフタレンジイソシアナート、ブタンジイソシアナート及びヘキサンジイソシアナートを挙げることができる。
式(Ia)のポリウレタンの調製に関与する第3の化合物は、式(Ia)のポリマーの末端疎水性基を形成することを意図した疎水性化合物である。
この化合物は、ヒドロキシル、第1級又は第2級アミン又はチオール官能基等の、不安定水素を有する官能基と疎水性基からなる。
例えばこの化合物は、脂肪アルコール、例えば特にステアリルアルコール、ドデシルアルコール又はデシルアルコールであってよい。この化合物が重合鎖を有する場合、例えばα-ヒドロキシル化された水素化ポリブタジエンであってもよい。
式(Ia)のポリウレタンの疎水性基は、少なくとも一の第3級アミン単位を有する化合物の第3級アミンが第4級化反応する結果得られたものであってよい。よって、疎水性基は第4級化剤を介して導入される。この第4級化剤は、R及びR'が上述したものであり、Qが脱離基、例えばハロゲン化物、スルファート等を示すRQ又はR'Q型の化合物である。
カチオン性の会合性ポリウレタンは、さらに親水性ブロックも含有してよい。このブロックはポリマーの調製に関与する第4の型の化合物により提供される。この化合物は多官能基性であってよい。好ましくは二官能性である。また、多官能性化合物のパーセンテージが低い混合物を有することもできる。
不安定水素を有する官能基は、アルコール、第1級又は第2級アミン、又はチオール官能基である。この化合物は鎖末端において、不安定水素を有するこれらの官能基の一つで終結するポリマーであってもよい。
例としては、ポリマーでない場合、エチレングリコール、ジエチレングリコール及びプロピレングリコールを挙げることができる。
親水性ポリマーである場合、例えばポリエーテル、スルホン化ポリエステル及びスルホン化ポリアミド、又はこれらのポリマーの混合物を挙げることができる。親水性化合物は好ましくはポリエーテル、特にポリ(エチレンオキシド)又はポリ(プロピレンオキシド)である。
式(Ia)においてYと称される親水性基は任意である。特に、第4級アミン又はプロトン化官能基を有する単位は、水溶液においてこの種のポリマーに要求されている溶解性又は水分散性を提供するのに十分である。
親水性基Yの存在は任意であるが、このような基を有するカチオン性会合性ポリウレタンが好ましい。
− (II)第4級化セルロース誘導体及び非環式アミン側基を有するポリアクリラート類。
第4級化セルロース誘導体は、特に、
− 少なくとも一の脂肪鎖を有する基、例えば少なくとも8つの炭素原子を有するアルキルアリール、アリールアルキル又はアルキル基、又はそれらの混合物で変性された第4級化セルロース類、
− 少なくとも一の脂肪鎖を有する基、例えば少なくとも8つの炭素原子を有するアルキルアリール、アリールアルキル又はアルキル基、又はそれらの混合物で変性された第4級化ヒドロキシエチルセルロース類、
である。
上述した第4級化セルロース類又はヒドロキシエチルセルロース類に担持されるアルキル基は、好ましくは8〜30の炭素原子を有する。アリール基は、好ましくはフェニル、ベンジル、ナフチル又はアントリル基を示す。
挙げることのできるC-C30脂肪鎖を有する第4級化アルキルヒドロキシエチルセルロース類の例には、アメルコール社(Amerchol)から販売されている製品であるクアトリソフト(Quatrisoft)LM200(登録商標)、クアトリソフトLM-X529-18-A(登録商標)、クアトリソフトLM-X529-18B(登録商標)(C12アルキル)及びクアトリソフトLM-X529-8(登録商標)(C18アルキル)、及びクロダ社(Croda)から販売されている製品であるクロダセル(Crodacel)QM(登録商標)、クロダセルQL(登録商標)(C12アルキル)及びクロダセルQS(登録商標)(C18アルキル)が含まれる。
− (III)本出願人により仏国特許出願第01/01106号に記載されているファミリーの、カチオン性ポリビニルラクタム類。
前記ポリマーは:
−a)ビニルラクタム又はアルキルビニルラクタム型の少なくとも一のモノマー;
−b)次の構造(I)又は(II):
Figure 0004371817
[上式中:
Xは酸素原子又はNR基を示し、
及びRは互いに独立して、水素原子、又は直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基を示し、
は直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基を示し、
、R及びRは互いに独立して、水素原子、直鎖状又は分枝状のC-C30アルキル基、又は次の式(III):
-(Y)-(CH-CH(R)-O)-R (III)
の基を示し、
Y、Y及びYは互いに独立して、直鎖状又は分枝状のC-C16アルキレン基を示し、
は水素原子、又は直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基、又は直鎖状又は分枝状のC-Cヒドロキシアルキル基を示し、
は水素原子、又は直鎖状又は分枝状のC-C30アルキル基を示し、
p、q及びrは互いに独立して、0値又は1値のいずれかを示し、
m及びnは互いに独立して、0〜100の範囲の整数を示し、
xは1〜100の範囲の整数を示し、
Zは有機酸又は無機酸のアニオンを示し、
但し:
− R、R、R又はRの少なくとも一の置換基は直鎖状又は分枝状のC-C30アルキル基を示し、
− m又はnが0以外である場合、qは1に等しく、
− m又はnが0に等しい場合、p又はqは0に等しい]
の少なくとも一のモノマー;
を含む。
本発明のカチオン性ポリ(ビニルラクタム)ポリマーは架橋していても架橋していなくてもよく、さらにブロックポリマーであってもよい。
式(I)のモノマーの対イオンZは、好ましくはハロゲン化物イオン、ホスファートイオン、メトスルファートイオン、及びトシラートイオンから選択される。
、R及びRは互いに独立して、好ましくは水素原子又は直鎖状又は分枝状のC-C30アルキル基を示す。
より好ましくは、モノマーb)は式(I)のモノマーであり、さらに好ましくはm及びnが0に等しいものである。
ビニルラクタム又はアルキルビニルラクタムモノマーは、好ましくは次の構造(IV):
Figure 0004371817
[上式中:
sは3〜6の範囲の整数を示し、
は水素原子又はC-Cアルキル基を示し、
10は水素原子又はC-Cアルキル基を示し、
但し、R及びR10基の少なくとも一は水素原子を示す]
の化合物である。
より好ましくは、モノマー(IV)はビニルピロリドンである。
また本発明のカチオン性ポリ(ビニルラクタム)ポリマーは、一又は複数の付加的なモノマー、好ましくはカチオン性又は非イオン性のモノマーをさらに含有していてもよい。
本発明の特に好ましい化合物としては、少なくとも:
a)式(IV)のモノマーを一、
b)p=1、q=0、R及びRが互いに独立して、水素原子又はC-Cアルキル基を示し、RがC-C24アルキル基を示す式(I)のモノマーを一、
c)R及びRが互いに独立して、水素原子又はC-Cアルキル基を示す式(II)のモノマーを一、
含有するターポリマーを挙げることができる。
より好ましくは、40重量%〜95重量%のモノマー(a)、0.1重量%〜55重量%のモノマー(c)及び0.25重量%〜50重量%のモノマー(b)を含有するターポリマーが使用される。このようなポリマーは、その内容が本発明の主要部分を形成する、国際公開第00/68282号に記載されている。
本発明のカチオン性ポリ(ビニルラクタム)ポリマーとしては、ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド/ドデシルジメチルメタクリルアミドプロピルアンモニウムトシラートのターポリマー、ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド/ココイルジメチルメタクリルアミドプロピルアンモニウムトシラートのターポリマー、ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド/ラウリルジメチルメタクリルアミドプロピルアンモニウムトシラート又はクロリドのターポリマーが特に使用される。
本発明のカチオン性ポリ(ビニルラクタム)ポリマーの重量平均分子量は、好ましくは500〜20000000である。また、特に200000〜2000000、より好ましくは400000〜800000である。
両性会合性ポリマー
これらのポリマーは、少なくとも一の非環状カチオン性単位を有するポリマーから好ましく選択される。モノマーの全モル数に対して1〜20mol%、好ましくは1.5〜15mol%、特に1.5〜6mol%の脂肪鎖モノマーから調製される又は含有するものが特に好ましい。
本発明において好ましい両性会合性ポリマーは:
1)次の式(Ia)又は(Ib):
Figure 0004371817
[上式中、R及びRは同一でも異なっていてもよく、水素原子又はメチル基を表し、R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で1〜30の炭素原子を有するアルキル基を表し、
ZはNH基又は酸素原子を表し、
nは2〜5の整数であり、
は塩化物又は臭化物等のハロゲン化物又はメトスルファートアニオン等の有機酸又は無機酸から得られるアニオンである]
の少なくとも一のモノマー;
2)次の式(II):
-CH=CR-COOH (II)
[上式中:
及びRは同一でも異なっていてもよく、水素原子又はメチル基を表す]
の少なくとも一のモノマー;及び
3)次の式(III):
-CH=CR-COXR (III)
[上式中、R及びRは同一でも異なっていてもよく、水素原子又はメチル基を表し、Xは酸素又は窒素原子を示し、Rは直鎖状又は分枝状で1〜30の炭素原子を有するアルキル基を示す]
の少なくとも一のモノマー;
で、式(Ia)、(Ib)又は(III)のモノマーの少なくとも1つが少なくとも一の脂肪鎖を含有するもの、
を含有するか、もしくは共重合させることにより調製することができる。
本発明の式(Ia)及び(Ib)のモノマーは、好ましくは:
− ジメチルアミノエチルメタクリラート、ジメチルアミノエチルアクリラート、
− ジエチルアミノエチルメタクリラート、ジエチルアミノエチルアクリラート、
− ジメチルアミノプロピルメタクリラート、ジメチルアミノプロピルアクリラート、
− ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドで、
例えばC-Cアルキルハライド又はC-Cジアルキルスルファートで第4級化されていてもよいモノマー、
からなる群から選択される。
特に、式(Ia)のモノマーは、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド及びメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドから選択される。
本発明の式(II)のモノマーは、好ましくはアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸及び2-メチルクロトン酸からなる群から選択される。式(II)のモノマーは、特にアクリル酸である。
本発明の式(III)のモノマーは、好ましくはC12-C22、特にC16-C18アルキルアクリラート又はメタクリラートからなる群から選択される。
本発明の脂肪鎖両性ポリマーを構成するモノマーは、好ましくは既に中和及び/又は第4級化されている。
カチオン電荷/アニオン電荷の数量比は、好ましくは約1に等しい。
本発明の両性会合性ポリマーは、好ましくは1mol%〜10mol%、特に好ましくは1.5mol%〜6mol%の脂肪鎖を有するモノマー(式(Ia)、(Ib)又は(III)のモノマー)を含有している。
本発明の両性会合性ポリマーの重量平均分子量は、500〜50000000、好ましくは10000〜5000000の範囲にある。
本発明の両性会合性ポリマーは、他のモノマー、例えば非イオン性モノマー、例えば特にC-Cアルキルアクリラート又はメタクリラートをさらに含有してもよい。
本発明の両性会合性ポリマーは、例えば国際公開第98/44012号に記載され、調製されている。
本発明の両性会合性ポリマーとしては、アクリル酸/(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド/メタクリル酸ステアリルのターポリマーが好ましい。
非イオン性会合性ポリマー
本発明において、それらは、好ましくは次のものから選択される:
−(1)少なくとも一の脂肪鎖を有する基で変性されたセルロース類;
挙げることのできる例には、
− アルキル、アリールアルキル又はアルキルアリール基又はその混合物のような少なくとも一の脂肪鎖を有する基で変性されたヒドロキシエチルセルロース類で、アルキル基が好ましくはC-C22であるもの、例えばアクアロン社(Aqualon)から販売されている製品ナトロゾール(Natrosol)・プラス・グレード330CS(登録商標)(C16アルキル)、又はベロール・ノーベル社(Berol Nobel)から販売されている製品ベルモコル(Bermocoll)EHM100(登録商標)、
− アルキルフェニルポリアルキレングリコールエーテル基で変性されたもの、例えばアメルコール社から販売されている製品アメルセル(Amercell)ポリマーHM-1500(登録商標)(ノニルフェニルのポリエチレングリコール(15)エーテル)、
が含まれる。
−(2)少なくとも一の脂肪鎖を有する基で変性されたヒドロキシプロピルグアール類、例えばランベルーチ社(Lamberti)から販売されている製品エサフロア(Esaflor)HM22(登録商標)(C22アルキル鎖)、及びローディア社(Rhodia)から販売されている製品RE210-18(登録商標)(C14アルキル鎖)及びRE205-1(登録商標)(C20アルキル鎖)。
−(3)脂肪鎖疎水性モノマーとビニルピロリドンのコポリマー;挙げることのできる例には、
− ISP社から販売されている製品アンタロン(Antaron)V216(登録商標)又はガネックス(Ganex)V216(登録商標)(ビニルピロリドン/ヘキサデセンのコポリマー)
− ISP社から販売されている製品アンタロンV220(登録商標)又はガネックスV220(登録商標)(ビニルピロリドン/エイコセンのコポリマー)
が含まれる。
−(4)アクリル酸又はメタクリル酸C-Cアルキルと少なくとも一の脂肪鎖を有する両親媒性モノマーのコポリマー、例えばゴールドシュミット社からアンティル(Antil)208(登録商標)なる名称で販売されているオキシエチレン化されたアクリル酸メチル/アクリル酸ステアリルのコポリマー。
−(5)親水性メタクリラート又はアクリラートと少なくとも一の脂肪鎖を有する疎水性モノマーのコポリマー、例えばメタクリル酸ポリエチレングリコール/メタクリル酸ラウリルのコポリマー。
−(6)脂肪族配列単独で、及び/又は脂環式及び/又は芳香族配列であってもよく、疎水性ブロックと、ポリオキシエチレン化された性質を通常有する親水性ブロックとの両方をその鎖の中に含むポリエーテルポリウレタン。
−(7)少なくとも一の脂肪鎖を有するアミノプラストエーテル骨格を含有するポリマー、例えばスドー・ケミー社(Sud Chemie)から提供されている化合物ピュア・シックス(登録商標)(Pure Thix)化合物。
好ましくは、ポリエーテルポリウレタンは、親水性ブロックにより離間した、6〜30の炭素原子を有する少なくとも2つの親油性炭化水素ベース鎖を含有し、該炭化水素ベース鎖は、ペンダント鎖、又は親水性ブロックの端部にある鎖であり得る。特に一又は複数のペンダント鎖を含むことができる。さらに、ポリマーは親水性ブロックの一端又は両端に炭化水素ベース鎖を含有してもよい。
ポリエーテルポリウレタンは多ブロック、特にトリブロックの形態であってよい。疎水性ブロックは鎖の各末端(例えば:親水性中心ブロックを有するトリブロックコポリマー)、又は鎖内部と末端の両方に分散して(例えば、多ブロックコポリマー)あってもよい。これらと同様のポリマーはグラフトポリマーであってもよく、又星型ポリマーであってもよい。
脂肪鎖を有する非イオン性ポリエーテルポリウレタンは、その親水性ブロックが50〜1000のオキシエチレン基を有するポリオキシエチレン化鎖であるトリブロックコポリマーであってよい。非イオン性ポリエーテルポリウレタンは、親水性ブロックの間にウレタン結合を含有し、これが名称の由来となる。
さらに広義には、親水性ブロックが他の化学結合により親油性ブロックに結合しているものが、脂肪鎖を有する非イオン性ポリエーテルポリウレタンに含まれる。
本発明で使用され得る脂肪鎖を有する非イオン性ポリエーテルポリウレタンの例として、レオックス社(Rheox)から販売されている尿素官能基を有するレオラート(登録商標)(Rheolate)205、又はレオラート(登録商標)208、204又は212、並びにアクリソール(Acrysol)RM184(登録商標)を使用することができる。
また、アクゾ社(Akzo)からの、C18アルキル鎖を有する製品エルファコス(Elfacos)T212(登録商標)、及びC12-14アルキル鎖を有する製品エルファコスT210(登録商標)を挙げることもできる。
さらに、水中における固形含有量が20%で販売されており、ウレタン結合及びC20アルキル鎖を有するローム・アンド・ハース社からの製品DW1206B(登録商標)を使用してもよい。
またさらにこれらのポリマーが、特に水又は水性アルコール媒体に溶解又は分散したものを使用することもできる。このようなポリマーの例としては、レオックス社から販売されているレオラート(登録商標)255、レオラート(登録商標)278及びレオラート(登録商標)244を挙げることができる。また、ローム・アンド・ハース社から販売されている製品DW1206F及びDW1206Jを使用してもよい。
本発明で使用され得るポリウレタン-ポリエーテルは、特にG. Fonnum, J. Bakke及びFk. Hansenによる文献−Colloid Polym. Sci 271, 380.389(1993)に記載されているものである。
本発明においては特に、(i)150〜180molのエチレンオキシドを有する少なくとも一のポリエチレングリコール、(ii)ステアリルアルコール又はデシルアルコール、及び(iii)少なくとも一のジイソシアナートを含む、少なくとも3つの化合物を重縮合させることによって得られうるポリエーテルポリウレタンを使用することが好ましい。
このようなポリエーテルポリウレタンは、ローム・アンド・ハース社からアキュリン46(登録商標)及びアキュリン44(登録商標)[アキュリン46(登録商標)は、マルトデキストリン(4%)と水(81%)のマトリックスに、15重量%の150又は180molのエチレンオキシドを含有するポリエチレングリコール、ステアリルアルコール、及びメチレンビス(4-シクロヘキシルイソシアナート)(SMDI)の重縮合物が入ったもの;アキュリン44(登録商標)は、プロピレングリコール(39%)と水(26%)の混合物に、35重量%の150又は180molのエチレンオキシドを含有するポリエチレングリコール、デシルアルコール、及びメチレンビス(4-シクロヘキシルイソシアナート)(SMDI)の重縮合物が入ったものである]の名称で販売されている。
カチオン性ポリマー及び両性ポリマーは、組成物の全重量に対して約0.01重量%〜10重量%、好ましくは0.05重量%〜5重量%、さらに好ましくは0.1重量%〜3重量%であってよい。
会合性ポリマーは、組成物の全重量に対して約0.01重量%〜10重量%、好ましくは0.1重量%〜5重量%であってよい。
媒体
染色に適した染色用組成物の媒体は水からなる水性媒体が好ましく、有利には一又は複数の化粧品的に許容可能な有機溶媒、特に直鎖状又は分枝状、好ましくは飽和しており、2〜10の炭素原子を有するモノアルコール類又はジオール類、例えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、ヘキシレングリコール(2-メチル-2,4-ペンタンジオール)、ネオペンチルグリコール、及び3-メチル−1,5-ペンタンジオール;芳香族アルコール、例えばベンジルアルコール及びフェニルエチルアルコール、又はグリコール類又はグリコールエーテル、例えばエチレングリコールモノメチル、モノエチル又はモノブチルエーテル、プロピレングリコール又はそのエーテル、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテル、ブチレングリコール又はジプロピレングリコール、及びジエチレングリコール(C-C)アルキルエーテル、例えばジエチレングリコールモノエチルエーテル又はモノブチルエーテルの単独物又は混合物を含むことができる。
溶媒は、組成物の全重量に対して0.5重量%〜20重量%の濃度で、それぞれ存在してよい。特に、溶媒含有量は、組成物の全重量に対して少なくとも2重量%、好ましくは少なくとも5重量%である。さらに、組成物の全重量に対して、好ましくは20重量%以下、有利には15重量%以下である。
他のアジュバント
本発明の染色用組成物は、例えば種々の一般的なアジュバント、なかでも金属イオン封鎖剤、例えばEDTA、エチドロン酸、UV遮蔽剤、遮蔽剤、ワックス、揮発性又は不揮発性で環状又は直鎖状又は分枝状の有機変性(特にアミン基による)されていてもよいシリコーン類、防腐剤、セラミド、疑似セラミド、ビタミン又はプロビタミン、例えばパンテノール、乳白剤等の、酸化染色において既に公知の他の薬剤を有効量、さらに含めることができる。
一変形例において、組成物は、例えば直鎖状又は分枝状で飽和しており、少なくとも10の炭素原子を有する脂肪アルコール、飽和した油又はロウで、植物由来で、炭化水素化されたものから選択され得る少なくとも一の脂肪物質をさらに含有してよい。このような化合物が存在するならば、有利には、それらの全含有量は、組成物の全重量に対して10重量%以下である。
前記組成物は還元剤又は酸化防止剤をさらに含有してもよい。これらの薬剤は、特に亜硫酸ナトリウム、チオグリコール酸、チオ酪酸、亜硫酸水素ナトリウム、デヒドロアスコルビン酸、ヒドロキノン、2-メチルヒドロキノン、tert-ブチルヒドロキノン及びホモゲンチジン酸から選択されてよく、それらは、組成物の全重量に対して約0.05〜1.5重量%の範囲の量で一般的に存在する。
本発明の染色用組成物は、染色用組成物の全重量に対して0.5%〜15%の範囲の重量割合で、不飽和脂肪アルコール、例えばオレイルアルコールをさらに含有してよい。
言うまでもなく、当業者は、本発明の使用準備が整った組成物に固有の有利な特性が、考慮される添加によって悪影響を受けないか、実質的に受けないように留意して、上述した任意の付加的な化合物(類)を選択するであろう。
本発明の特定の一実施態様において、酸化組成物と混合する前の組成物は、25℃、大気圧で液体の形態をしている。
好ましくは、前記液体は、レオストレス(RheoStress)1レオメーターを使用し、剪断速度200s−1、25℃で測定して、150cPs以下の粘度を有する。
酸化剤
酸化組成物において、酸化剤は、好ましくは過酸化水素、過酸化尿素、臭素酸アルカリ金属塩又はヘキサシアノ鉄酸塩、及び過ホウ素酸塩及び過硫酸塩等の過酸塩から選択される。過酸化水素の使用が特に好ましい。この酸化剤は、水性過酸化水素溶液からなる点において有利であり、その力価は、特に約1〜40容量、好ましくは約5〜40容量の範囲であってよい。
それぞれの供与体又は補因子が適切に存在する場合には、酸化剤として、一又は複数の酸化還元酵素、例えばラッカーゼ、ペルオキシダーゼ及び2電子オキシドレダクターゼ(例えば、ウリカーゼ)を使用してよい。
ケラチン繊維に適用される使用準備が整った組成物[染色用組成物と酸化組成物を混合して得られる組成物]のpHは一般に3〜12で、その境界を含む。好ましくは、その境界を含み8.5〜11であり、ケラチン繊維の染色における従来技術でよく知られている酸性化又は塩基性化剤で所望の値に調節することができる。
塩基性化剤としては、例えば、アンモニア水、アルカリ金属炭酸塩、アルカノールアミン類、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミンとその誘導体、オキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化されたヒドロキシアルキルアミン類、及びエチレンジアミン類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び次の式:
Figure 0004371817
[上式中、Rは、C-Cアルキル基又はヒドロキシル基で置換されていてもよいプロピレン残基であり;R38、R39、R40及びR41は同一でも異なっていてもよく、水素原子、C-Cアルキル基又はC-Cヒドロキシアルキル基を表す]
の化合物を挙げることができる。
酸性化剤は、例えば従来からの、無機酸又は有機酸、例えば塩酸、オルトリン酸、カルボン酸、例えば酒石酸、クエン酸、乳酸、又はスルホン酸である。
好ましくは、本発明の染色方法は、染色用組成物及び酸化組成物から使用時に即座に調製される使用準備が整った組成物を、湿った又は乾燥したケラチン繊維に適用し、組成物を放置して、好ましくは約1〜60分、より好ましくは約10〜45分の範囲の放置時間作用させ、繊維をすすぎ、場合によってはシャンプーで洗浄し、再度すすいで乾燥させることからなる。
本発明を例証する実施例を以下に付与するが、その範囲を制限するものではない。
次の染色用組成物を調製した:
染色用組成物:
(活性物質のグラムとして表す)
Figure 0004371817
酸化組成物1.5部当たり、染色用組成物1部の割合で、20容量の水性過酸化水素水の力価を有する酸化組成物と染色用組成物を、使用時にプラスチックのボールで2分間混合した。
得られた混合物を、白髪を90%含有する毛髪の束に適用し、30分間放置した。
次に、毛髪の束を水ですすぎ、シャンプーで洗浄して、再度水ですすぎ、乾燥させてもつれをほぐした。
このようにして、緑がかった茶色の色調が得られた。
実施例2
次の染色用組成物を調製した:
染色用組成物:
(活性物質のグラムとして表す)
Figure 0004371817
酸化組成物1.5部当たり、染色用組成物1部の割合で、20容量の水性過酸化水素水の力価を有する酸化組成物と染色用組成物を、使用時に混合した。
得られた混合物を、10の異なるモデルにおいて半頭テストで(酸化組成物と混合した組成物Aを頭部の半分の一方に、同様の酸化組成物と混合した組成物Bを頭部の他の半分に)適用した。
2つの支持体における適用差異を、1〜5のスケール、特に:
− 根部における付着性(1:ほとんど付着せず−5:強く付着)
− 頭部におけるコンシステンシー(1:かなり希薄−5:非常に粘性がある)
で記した。
10のテストは、平均して、専門家の一団により評価され(各テストにおいて評価人を変える)、次の結果が得られた:
Figure 0004371817
7%のアミノールNを含有する本発明の組成物Aは、3%しかアミノールNを含有しない比較組成物Bよりも、根部における付着性が良好で、頭部において、より良好なコンシステンシーを有する(有意な差異)。

Claims (22)

  1. 染色に適した媒体に少なくとも一の酸化染料を含有せしめてなる、人のケラチン繊維を酸化染色するための組成物において、1〜20molのエチレンオキシドを有する少なくとも一のオキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドを、組成物の5重量%を超えて20重量%までの範囲で含有せしめることを特徴とする組成物。
  2. オキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドが、1〜10molのエチレンオキシドを有するものから形成される群から選択されることを特徴とする、請求項に記載の組成物。
  3. オキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドが、1〜5molのエチレンオキシドを有するものから形成される群から選択されることを特徴とする、請求項に記載の組成物。
  4. アミドの含有量が、組成物の少なくとも5.5重量%であることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか1項に記載の組成物。
  5. アミドの含有量が、組成物の少なくとも6重量%であることを特徴とする、請求項に記載の組成物。
  6. 酸化染料が酸化ベース及びカップラーから選択されることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか1項に記載の組成物。
  7. 直接染料をさらに含有していることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか1項に記載の組成物。
  8. 組成物の全重量に対して0.05重量%〜3重量%の範囲の量で、少なくとも一の還元剤又は酸化防止剤をさらに含有していることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか1項に記載の組成物。
  9. アニオン性、カチオン性、非イオン性及び両性の界面活性剤から選択される少なくとも一の界面活性剤を含有していることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか1項に記載の組成物。
  10. オキシエチレン化された(C-C30)アルキルエーテルカルボン酸型の少なくとも一のアニオン性界面活性剤を含有していることを特徴とする、請求項に記載の組成物。
  11. 少なくとも一のオキシアルキレン化又はモノグリセロール化又はポリグリセロール化された非イオン性界面活性剤を含有していることを特徴とする、請求項に記載の組成物。
  12. 界面活性剤が、組成物の全重量に対して0.01重量%〜40重量%であることを特徴とする、請求項ないし11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 組成物の全重量に対して0.01重量%〜10重量%の範囲の割合で、非イオン性、アニオン性、カチオン性又は両性型の少なくとも一の会合性ポリマーを含有していることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 組成物の全重量に対して0.01重量%〜10重量%の範囲の割合で、少なくとも一のカチオン性又は両性ポリマーを含有していることを特徴とする、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の組成物。
  15. 組成物の全重量に対して0.5%〜15%の範囲の重量割合で、少なくとも一の不飽和脂肪アルコールを含有していることを特徴とする、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の組成物。
  16. 液体の形態であることを特徴とする、請求項1ないし15のいずれか1項に記載の組成物。
  17. 請求項1ないし16のいずれか1項に記載の染色用組成物と、少なくとも一の酸化剤を含有せしめてなる酸化組成物とを混合することによって得られることを特徴とする、ヒトのケラチン繊維を酸化染色するための使用準備が整った組成物。
  18. 酸化剤が、過酸化水素、過酸化尿素、臭素酸アルカリ金属塩又はヘキサシアノ鉄酸塩、過酸塩、それぞれの供与体又は補因子が適切に存在する場合には、ラッカーゼ、ペルオキシダーゼ及び2電子オキシドレダクターゼ等の酸化還元酵素から選択されることを特徴とする、請求項17に記載の組成物。
  19. 酸化剤が過酸化水素であることを特徴とする、請求項18に記載の組成物。
  20. 染色に適した媒体に、少なくとも一の酸化染料と、1〜20molのエチレンオキシドを有する少なくとも一のオキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドを組成物の5重量%を超えて20重量%までの範囲で含有せしめてなる、少なくとも一の染色用組成物をヒトのケラチン繊維に適用し、染色用組成物の使用時にのみ混合されるか、又は中間のすすぎをすることなく続いて適用される、染色に適した媒体に少なくとも一の酸化剤を含有せしめてなる酸化組成物を使用してアルカリ性、中性又は酸性のpHで発色させることからなることを特徴とする、該繊維の染色方法。
  21. 染色用組成物及び酸化組成物から使用時に即座に調製される使用準備が整った組成物を、湿った又は乾燥したケラチン繊維に適用し、組成物を放置して、1〜60分の範囲の放置時間作用させ、繊維をすすぎ、場合によってはシャンプーで洗浄し、再度すすいで乾燥させることからなることを特徴とする、請求項20に記載の方法。
  22. 少なくとも一の区画が、染色に適した媒体に、1〜20molのエチレンオキシドを有する少なくとも一の酸化染料と、少なくとも一のオキシエチレン化された菜種脂肪酸アミドを組成物の5重量%を超えて20重量%までの範囲で含有せしめてなる染色用組成物を収容し、他の区画が、染色に適した媒体に、酸化剤を含有せしめてなる酸化組成物を収容していることを特徴とする、ヒトのケラチン繊維を染色するための多区画染色具又はキット。
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