JP4371252B2 - 電磁波シールド用蛇腹 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、内部が中空状に成形された蛇腹に関し、特に電磁波を遮蔽することができるようになされた電磁波シールド用蛇腹に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、事務機器から家庭用品或いは玩具に到るまで幅広く電子部品が搭載されているが、こうした電子部品から発生する電磁波により、外部の電子機器に誤作動を生じさせる等の悪影響が問題とされている。そこで、従来では、こうした事務機器等の電子機器から発生する電磁波を遮蔽するために、該事務機器等の電子機器を構成する筐体にシールド板等を接着し又は該シールド板等により筐体を成形する等の技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こうした電磁波は、上述した事務機器等の電子機器に限らず、例えば該電子機器間を接続するケーブルからも発生するものであり、完全に電磁波の発生を防止するためには、ケーブルから発生する電磁波も遮蔽する必要がある。特に、特定の電子機器から発生する電磁波を正確に測定する場合等のように、僅かの電磁波の発生が測定値に誤差を生ずるような場合には、こうしたケーブルから発生する電磁波についても遮蔽する必要がある。そこで、こうしたケーブルから発生する電磁波を遮蔽する場合、該ケーブルを従来から提案されているシールド板を構成要素とする筐体内に挿通させることが考えられる。しかしながら、こうしたシールド板を構成要素とする筐体内にケーブルを挿通させる場合には、ケーブルの長さ毎に筐体を作成する必要があるとともに、一方の電子機器の端子から他方の電子機器の端子に亘って該筐体を設ける必要があるので、極めてコスト高となるばかりではなく、該ケーブルを用いて電子機器間を接続させるための作業効率又は使い勝手は極めて悪い。また、こうした方法では、比較的広い設置面積が要求されるとともに、不使用時においては嵩張ることとなる。
【0004】
そこで、本発明は、上述した従来の事情に鑑み提案されたものであって、ケーブルから発生する電磁波を効果的に遮蔽することができるとともに、極めて使い勝手の良く、不使用時にも嵩張ることがない電磁波シールド用蛇腹を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、第1の発明(請求項1記載の発明)は、内部が中空状に成形され、表面を形成する第1の層と、この第1の層の内側に形成されてなる第2の層とを有し、上記第2の層は、電磁波を遮蔽するシールド材からなり、内部にケーブルが挿通される蛇腹本体と、
上記蛇腹本体の一端に固定されてなり、上記ケーブルの一端に形成された一方のコネクタが被覆される一方の筒状部材と、上記蛇腹本体の他端に固定されてなり、上記ケーブルの他端に形成された他方のコネクタが被覆される他方の筒状部材と、を備え、上記一方及び他方の筒状部材は、それぞれ表層とシールド層とから構成されてなるとともに紐又はクランプバンドにより上記一方又は他方のコネクタに固定される筒状部と、脚部と、とからなり、上記脚部は、表層とシールド層とから構成され、上記蛇腹本体を構成するシールド材は該蛇腹本体の両端に露出してなるとともに、該脚部を構成するシールド層は、上記シールド材に導電性接着剤により接着されてなるものである。
【0006】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、表面を形成する第1の層と、この第1の層の内側に形成されてなる第2の層と、この第2の層の内側に形成されてなる第3の層とを有し、上記第2の層又は第3の層の何れか一方は、電磁波をシールドするシート状のシールド材からなり、他方は樹脂フィルムからなる保形材により構成されてなる蛇腹本体と、上記蛇腹本体の一端に固定されてなり、上記ケーブルの一端に形成された一方のコネクタが被覆される一方の筒状部材と、上記蛇腹本体の他端に固定されてなり、上記ケーブルの他端に形成された他方のコネクタが被覆される他方の筒状部材と、を備え、上記一方及び他方の筒状部材は、それぞれ表層とシールド層とから構成されてなるとともに紐又はクランプバンドにより上記一方又は他方のコネクタに固定される筒状部と、脚部と、とからなり、上記脚部は、表層とシールド層とから構成され、上記蛇腹本体を構成するシールド材は該蛇腹本体の両端に露出してなるとともに、該脚部を構成するシールド層は、上記シールド材に導電性接着剤により接着されてなることを特徴とするものである。
【0007】
なお、本発明においては、ケーブル等から発生する電磁波を効果的に遮蔽するために、蛇腹本体は、必ず内部が中空状に成形される必要があり、少なくとも内部にケーブル等の挿通し得る空間が形成されている必要がある。したがって、上記蛇腹本体は、内部が中空状に成形されているものであれば、正面形状が方形状であっても或いはリング状であっても良い。また、本発明では、上記蛇腹本体は、必ずしも第1の層と第2の層(第2の発明にあっては第3の層も)とを繰り返し折曲して山部及び谷部が交互に成形される所謂折り蛇腹である必要はなく、例えば、一端側から所定の間隔を隔てて針金や硬質樹脂等からなるリング状の骨材を多数配設するとともに、該骨材と骨材との間はやや弛みを持たせたものであっても良い。
【0008】
また、上記第1の層は、少なくとも多数回に亘って繰り返し伸縮させた場合に疲労し切断され又は破断されることのない材料であれば、ゴム又は樹脂等何れの材料も使用することができる。こうした第1の層として、例えばゴムを材料として使用する場合には、天然ゴム(ラテックスゴム)や、スチレンゴム,ブタジエンゴム,スチレン−ブタジエンゴム,クロロプレンゴム,ブチルゴム,ニトリルゴム,エチレン−プロピレンゴム,アクリルゴム,ウレタンゴム,シリコーンゴム,フッ素ゴム,多硫化ゴム等の合成ゴムや、或いは熱可塑性エラストマーを使用することができる。この熱可塑性エラストマーとしては、オレフィン系エラストマー(ポリエチレンエラストマー,ポリプロピレンエラストマー),アミド系エラストマー(ポリアミドエラストマー),スチレン系エラストマー(スチレン−ブタジエン−スチレンコポリマー,スチレン−イソプレン−スチレンコポリマー,スチレン−エチレンブチレン−スチレンコポリマー),ポリウレタン,ウレタン系エラストマーを使用することができる。また、このウレタン系エラストマーとしては、熱可塑性ポリエーテルポリウレタン,熱可塑性ポリエステルポリウレタン等の熱可塑性ポリウレタンを挙げることができる。また、上記第1の層として樹脂フィルムを使用する場合には、ポリ塩化ビニル,ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレート),ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン,ポリプロピレン),スチレン系樹脂(例えば、ポリスチレン,ブチレンスチレンコポリマー)等を使用することができる。
【0009】
また、第2の層(請求項2記載の発明については、第2の層又は第3の層)は、電磁波を遮蔽するシールド材から構成されている必要があり、このシールド材は、シート状に成形された銀,金,銅,アルミニウム,ニッケル,クロム等の導電性の金属を使用することができるが、こうしたシート状の金属では、蛇腹として多数回に亘って伸縮動作した場合に金属疲労を起こし切断又は破断される危険性があることから、上記第1の層の裏面に、上記銀、金、銅等の金属薄膜を単層成形し又は積層したものであっても良い。なお、第1の層(請求項2記載の発明については、第1の層又は第2の層)の内側面に、こうした金属薄膜を形成する方法としては、スプレー法、塗布法の他、物理的蒸着法等の公知の方法を利用することがきる。ここで、物理的蒸着法とは、減圧下又は真空下で金属等の薄膜を形成する方法であって、真空蒸着法,スパッタリング法,イオンプレーティング法,イオンビームアシスト蒸着法,イオンクラスタービーム法等の方法を使用することができる。こうした金属薄膜を第1の層の内側に第2の層として形成することにより、上述したように導電性の金属材料をシート状に成形したものを使用する場合に比べ、金属疲労による切断や破断を比較的抑制することが可能となる。
【0010】
さらに、上記シールド材は、金属微粉末含有樹脂のコーティング層が形成されてなる繊維不織布又は電磁波シールド織物により構成されている場合であっても良い。上記コーティング層は、樹脂溶液内に、銀,金,銅等の導電性金属の微粉末を添加し、これを繊維不織布の表面に塗布されることにより形成されたものである。上記樹脂溶液は、例えばポリアクリル酸,ポリアクリル酸エステル等のアクリル系樹脂,ポリエーテル系又はポリエステル系のポリウレタン樹脂,ホリメタフェニレンイソフタルアミド,ホリパラフェニレンイソフタルアミド等を挙げることができる。なお、上記樹脂溶液内には、必要に応じて酸化防止剤,防錆剤,防炎剤,紫外線吸収剤等の添加剤を加えても良い。また、本発明を構成するシールド材としての電磁波シールド織物は、上記ポリアクリル酸,ポリアクリル酸エステル等のアクリル系樹脂,ポリエーテル系又はポリエステル系のポリウレタン樹脂等の樹脂からなる繊維に、上記銀,金,銅,アルミニウム,ニッケル等の金属粉を塗布又は前述した物理的蒸着法等により蒸着させ、織布としたものである。上述した金属微粉末含有樹脂のコーティング層が形成されてなる繊維不織布又は電磁波シールド織物を、本発明を構成するシールド材として第2の層(請求項1記載の発明)若しくは第2の層又は第3の層(請求項2記載の発明)とした場合には、多数回に亘ってこの電磁波シールド用蛇腹を伸縮動作した場合でも、該シールド材の切断や破断をより一層防止することが可能となる。
【0011】
なお、この電磁波シールド用蛇腹が取り付けられる電子機器と電子機器の間の距離が長い場合には、個々の電磁波シールド用蛇腹を複数個を連結させることが、製造上も取扱い上も便利であるし、また単体の電磁波シールド用蛇腹を使用する場合であっても、該電磁波シールド用蛇腹が固定される電子機器に電磁波を遮蔽する部材が装着されている場合には、その電磁波を遮蔽する部材に電磁波が漏れることがないよう固定される必要がある。そこで、上記蛇腹本体の両端には、導電性金属材料からなり中空状に成形された取付板が固定されてなるとともに、前記シールド材は、この取付板に電気的に接続されてなる電磁波シールド用蛇腹(請求項3記載の発明)が有効となる。この取付板は、内部にケーブル等が挿通されなければならないことから、少なくとも中空状に成形されている必要があるとともに、銀,銅,金,アルミニウム等の導電性金属材料により成形されている必要があり、さらに、前述したシールド材の端部と電気的に接続されている必要がある。なお、こうしたシールド材と取付板との電気的接続を図る場合には、シールド材が前述したように金属材料によりシート状に成形されたものを使用する場合には、取付板と溶接すればよいが、シールド材を導電性の金属薄膜とした場合や、或いは金属微粉末含有樹脂のコーティング層が形成されてなる繊維不織布又は電磁波シールド織物により構成されている場合には、導電性接着剤を使用することが望ましい。なお、この導電性接着剤としては、エポキシ樹脂,フェノール樹脂,ポリウレタン樹脂,アクリル系樹脂,塩化ビニル系樹脂等の樹脂中に、銀粉,銅粉,ニッケル粉等の導電性金属粉末を拡散させ必要に応じて溶剤,添加剤を配合したものを使用すれば良い。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電磁波シールド用蛇腹の各実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。先ず、本発明の第1の実施の形態に係る電磁波シールド用蛇腹1について、詳細に説明する。
【0013】
この第1の実施の形態に係る電磁波シールド用蛇腹(以下、蛇腹と言う。)1は、図1に示すように、蛇腹本体2と、この蛇腹本体2の一端に固定されてなる一方の筒状部材3と、上記蛇腹本体2の他端に固定されてなる他方の筒状部材4と、上記一方の筒状部材3を蛇腹本体2に固定する一方の固定板5と、上記他方の筒状部材4を蛇腹本体2に固定する他方の固定板6とから構成されている。
【0014】
上記蛇腹本体2は、図2に示すように、該蛇腹本体2の表層を構成するとともに合成皮革により形成された第1の層2aと、この第1の層2aの内側に形成されてなるとともに本発明を構成するシールド材としての第2の層2bと、この第2の層2bの内側に形成されてなる第3の層2cとから構成されている。上記合成皮革により形成された第1の層2aの内側に形成された第2の層2bは、ポリエステル樹脂からなる合成繊維の表面に銅(又はニッケル)を無電解メッキした後に織られた金属化繊維織物からなるものであり、図示しない接着剤を介して上記第1の層2aの裏面に接着されている。また、このシールド材である第2の層2bの裏面に形成された第3の層2cは、ポリエステル樹脂フィルムからなり、上記第2の層2bの裏面に図示しない接着剤を介して接着されている。なお、この第3の層2cは、本発明を構成する保形材である。そして、この蛇腹本体2は、これらの第1乃至第3の層2a,2b,2cが形成されるよう一体化した後に、所定の間隔で折曲するとともに図示しない端部で接合することにより、図1に示すように、内部が中空となされてなるとともに、山部(符号は省略する。)と谷部(符号は省略する。)とが交互に形成され、これらの山部と谷部とにより、全体として該蛇腹本体2の長さ方向に伸縮可能とされてなるとともに、湾曲可能となされている。なお、この蛇腹1では、上記第1の層2aと第2の層2bとは同一の長さに成形されているが、第3の層2cについては、やや短く成形されており、図1及び図2に示すように、シールド材である第2の層2bが、両端に露出されている。
【0015】
また、上記一方及び他方の筒状部材3,4は、互いに同一の構成とされてなるものであり、筒状部3a,4aと、この筒状部3a,4aの一端から放射状に成形されてなる多数の脚部3b,4bと、上記筒状部3a,4aの他端側外周に形成された折り返し部3c,4cと、この折り返し部3c,4c内に挿通され、両端は、外部に露出してなる紐3d,4dとから構成されている。上記筒状部3a,4aは、一方の筒状部材3と蛇腹本体2との接続状態を示す図2のように、筒状に成形された表層3eと、この表層3eの内側に図示しない接着剤を介して接着されてなるシールド層3fとから構成されている。なお、上記表層3eは、上記蛇腹本体2を構成する第1の層2aと同じ材料からなるものであり、シールド層3fも、上記蛇腹本体2を構成する第2の層2bと同じ材料からなるものである。そして、この筒状部3aの一端に形成された上記多数の脚部3bは、上記シールド層3fと連続してなるものであり、図2に示すように、導電性接着剤7により、上記蛇腹本体2の一端に露出している第2の層2bと接着されている。すなわち、この一方の筒状部材3は(他方の筒状部材4も同様)、長方形状に切断されたシート状の合成皮革(表層3e)と、この合成皮革(表層3e)よりも幅又は長さの何れか一方が長尺となされたシート状のシールド材3fとを接着し、さらに円筒状に折り曲げて端部を接着し筒状として筒状部3aを成形した後に、突出した上記シールド材3fのみに該筒状部材3の長さ方向に多数のスリットを設け上記脚部3bを形成させ、また、該筒状部3aの他端を折り返して縫合することにより、上記折り返し部3cを形成したものである。なお、上記折り返し部3cには、スリット(符号は省略する。)が形成され、このスリットから該折り返し部3c内に、該筒状部3aの外周長さよりも長尺な紐3dが挿通され、該紐3dの両端は、外部に露出されている。
【0016】
そして、上記多数の脚部3bと、上記蛇腹本体2を構成する第2の層2bとは、上述のように、導電性接着剤7により接着されてなるとともに、該脚部3bの外側は、円盤状に成形された一方の固定板5が図示しない接着剤により固定されている。すなわち、上記多数の脚部3bは、上記蛇腹本体2を構成する第2の層2bとこの一方の固定板5とにより挾持された状態で接着されている。この一方の固定板5は、上記蛇腹本体2を構成する第1の層2aや上記一方の筒状部材3を構成する表層3eと同じ材料からなる表層5aと、この表層5aの裏面に接着されてなるシールド層5bとから構成されてなる(図2参照)ものであり、中心には、上記一方の筒状部材3を構成する筒状部3aの外径と同じ内径となされた開口部5cが形成されている。なお、上記他方の筒状部材4も、上記一方の筒状部材3と同様の構成からなり、該他方の筒状部材4を構成する多数の脚部4bも、上記一方の固定板5と同様の構成からなる他方の固定板6により接着されている。
【0017】
以下、上述した構成に係る第1の実施の形態に係る蛇腹1の使用方法について簡単に説明する。先ず、この蛇腹1の一端から、図示しない電子機器間又は電源を接続するケーブルを挿通させ、該ケーブルの一端に形成された一方のコネクタを上記一方の筒状部材3を構成する筒状部3a内から外部に露出させ、該ケーブルの他端に形成された他方のコネクタを他方の筒状部材4を構成する筒状部4a内から外部に露出させる。そして、ケーブルの一端のコネクタを電子機器に形成されたコネクタに接続させ、次いで該コネクタを上記筒状部3aで被覆し、上記一方の紐3dにより固く縛る。同じように、他方のコネクタを電子機器又は電源等のコネクタと接続させ、他方の筒状部4aを被覆した後に他方の紐4dにより固く縛る。これにより、電子機器間又は電子機器と電源とを接続するケーブルは、この蛇腹1により完全に覆われた状態となる。
【0018】
したがって、上述した蛇腹1によれば、電子機器間又は電子機器と電源とを接続するケーブルから発生する電磁波を有効に遮蔽することができるとともに、該ケーブルから発生する電磁波ばかりではなく、電子機器等から発生する電磁波によりこの蛇腹1内に挿通されているケーブル又はこのケーブルに接続されている電子機器に悪影響を与えることを防止することができる。したがって、例えば所定の電子機器から発生する電磁波の量を所定の測定装置により測定する場合には、正確な測定が可能となる。特に、この蛇腹1は、文字通り蛇腹であり伸縮可能であることから、ケーブルが撓んだ場合には、その撓みに対応して撓むことができ、またケーブルの長さが短い場合でも対応することができる。さらに、この実施の形態に係る蛇腹1では、一端に一方の筒状部材3が、他端には他方の筒状部材4が形成されており、一方及び他方の紐3d,4dによりそれぞれの筒状部3a,4aをケーブルのコネクタに固定することができるので、一層電磁波を確実に遮蔽することができるとともに、蛇腹1のみが引っ張られた場合でも、容易にコネクタが露出することがない。また、この蛇腹1を使用しない場合には、縮小させることができるので、嵩張ることがなく、多数の蛇腹1を限られた場所に保管することも可能となる。さらに、この蛇腹1を構成する蛇腹本体2は、本発明を構成するシールド材としての第2の層2bは、金属化繊維織物からなることから、多数回に亘って伸縮された場合でも、金属疲労により切断され又は破断する危険性も少ない。
【0019】
なお、上述した蛇腹1は、図3に示すように、所定の長さの蛇腹本体2を、中間板10を介して多数連続させ、ケーブルの長さが長い場合であっても十分対応できるようにしても良い。この中間板10は、本発明を構成する取付板であり、銅,銀,鉄等の導電性材料により板状に成形され、中央には、ケーブルが挿通される挿通穴10aが形成されている(中空状に成形されている)ものである。この中間板10は、前述した蛇腹本体2の端部に導電性接着剤7を介して該蛇腹本体2を構成する第2の層2bと電気的に接続させるものである。すなわち、この蛇腹1は、表層を形成するとともに合成皮革により形成された第1の層2aと、この第1の層2aの内側に形成されてなるとともに本発明を構成するシールド材としての第2の層2bと、この第2の層2bの内側に形成されてなる第3の層2cとから構成されてなる蛇腹本体2と、この蛇腹本体(一方の蛇腹本体)2の一端と他の蛇腹本体(他方の蛇腹本体)2の他端とを連結させる中間板10と、を有し、この中間板10の表面は、上記一方の蛇腹本体2を構成する第2の層2bと電気的に接続され、該中間板10の裏面は、上記他方の蛇腹本体2を構成する第2の層2bと電気的に接続されてなるものである。なお、この中間板10を介して一方及び他方の蛇腹本体2,2を連結する場合には、上記導電性接着剤7のみでは、機械的強度が低く、引っ張られた場合には剥離してしまう危険性があることから、長方形状に成形された2枚一対の補強用固定板11,12により上下左右(図13では左右の補強用固定板は図示されていない。)の全部で4か所を固定することが望ましい。すなわち、この補強用固定板11,12は、中心に位置する上記中間板10と、一方の蛇腹本体2の一端縁(第1の層2a及び第2の層2b)と、他方の蛇腹本体2の他端縁(第1の層2a及び第2の層2b)とを挾持するようにそれぞれボルト13及びナット14により締結されているものである。
【0020】
上述した中間板10を使用して複数の蛇腹本体2を連結させることにより、所定の長さの蛇腹本体2を多数製造し、ケーブルの長さが長い場合には、必要な数の蛇腹本体2を連結させれば良いので、ケーブルの長さに対応した蛇腹本体2を多数種類製造する必要がなく、量産に適したものとすることができる。したがって、このように量産に適したものとする場合には、予め蛇腹本体2の両端に上記中間板10を固定しておくことが望ましい。そして、このように蛇腹本体2の両端にそれぞれ中間板10を固定した場合には、前述した筒状部材15は、図4に示すように構成する。この筒状部材15は、筒状部15aと、この筒状部15aの一端から放射状に成形されてなる多数の脚部15bと、中空状に成形されこれらの脚部15bの前面が図示しない接着剤により裏面と接着されてなる固定板15cと、上記多数の脚部15bの裏面と導電性接着剤7を介して固定され中空状に成形されてなる取付板15dとから構成されている。上記筒状部15aは、前述した筒状部3aと同様の構成からなるものであり、表層15eは蛇腹本体2を構成する第1の層2aと同じ材料である合成皮革からなり、この表層15eの内側には、図示しない接着剤を介してシールド層15fが形成されている。そして、このシールド層15fは、上記表層15eよりもさらに延長され、多数の脚部15bとなされている。また、上記固定板15cは、上記筒状部15aの表層15eと同じ材料により中空状に成形されてなるものであり、後述する取付板15dと共に上記脚部15bを挾持している。また、上記取付板15dは、導電性材料である鉄により上記筒状部15aの内径とほぼ同じ内径の開口15gが形成されてなるものであり、上記多数の脚部15bとは導電性接着剤7を介して接着されている。なお、この取付板15dと、前記中間板10とは、同一の材料により同一の形状となされている。
【0021】
したがって、筒状部材15をこのように構成することにより、該筒状部材15のみを量産することができ、最終的に蛇腹(符号は省略する。)とする場合には、前述した要領で量産した蛇腹本体2(両端に中間板10が固定された蛇腹本体)を、図4に示すように、該筒状部材15を構成する取付板15dと、前記中間板10とを図示しない接着剤により接着し又は図示しないボルト,ナットにより締結し若しくは溶接して蛇腹(符号は省略する。)とすることにより、互いに固定すれば良い。すなわち、蛇腹本体2の両端に上記中間板10を固定したもの(以下、Aと言う。)と、上述した筒状部材15(以下、Bと言う。)とを量産し、ケーブルの長さに応じて、例えば上記Aを1つ使用し、このAの両端に上記Bを接続させることもできるが、さらに上記Aを3つの連結させ、その両端にBを接続させることも可能となる。そして、このように構成された蛇腹であっても、図5に示すように、電子機器Dに接続されたケーブルCのコネクタC1 を、上記筒状部材15の筒状部15aにより覆うことが可能となるとともに、ケーブル本体C2 は、上記蛇腹本体2により覆うことが可能となり、該ケーブルCから発生する電磁波を確実に遮蔽することができる。なお、この図5においては、コネクタC1 と筒状部15aとは、クランプバンド16により締付けられている。これにより、蛇腹のみが収縮されてコネクタC1 やケーブル本体C2 が外部に露出されることがない。
【0022】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る電磁波シールド用蛇腹(以下、蛇腹と言う。)20について、図面を参照しながら詳細に説明する。この蛇腹20は、前述した第1の実施の形態に係る蛇腹1が、シートを多数回に亘って折曲して多数の山部や谷部を形成し正面形状がほぼ方形状に成形されたタイプの蛇腹であるのに対し、この第2の実施の形態に係る蛇腹20は、全体形状がほぼ円筒状に成形されてなるとともに、リング状に成形された多数の保形材(骨材)を所定の間隔で内部に配設し、この保形材の配設位置が山部となり、該保形材と保形材との間が谷部となされたタイプの蛇腹である。
【0023】
この蛇腹20は、図6に示すように、ほぼ円筒状に成形された蛇腹本体21と、この蛇腹本体21の一端に固定された一方の筒状部材22と、上記蛇腹本体21の他端に固定された他方の筒状部材23と、上記一方の筒状部材22に形成された後述する多数の脚部を上記蛇腹本体21とにより挾持した状態で固定する一方の固定板24と、上記他方の筒状部材23に形成された後述する多数の脚部を上記蛇腹本体21とにより挾持した状態で固定する他方の固定板25とから構成されている。上記蛇腹本体21は、図7に示すように、シート状に成形されたクロロプレンゴムからなる第1の層21aと、この第1の層21aの内側に図示しない接着剤を介して接着された第2の層21bと、この第2の層21bの内側に圧入されてなるリング状の保形材21cとから構成されている。この第2の層21bは、本発明を構成するシールド材であり、この第2の実施の形態に係る蛇腹20においても上述した金属化繊維織物から構成されている。また、上記保形材21cは、硬質の金属線材をリング状に成形されてなるものであって、該蛇腹本体21の一端側から他端側に亘って所定の間隔で配設されている。したがって、この蛇腹本体21は、内側に圧入された保形材21cの配設位置が山部となり、保形材21cと保形材21cとの間が谷部となされ、隣合う山部と山部とが接近することにより収縮し離間することにより伸長されるものである。そして、この蛇腹本体21を構成する上記シールド材としての第2の層21bは、上記表層である第1の層21aよりも長尺となされ、図6に示すように、蛇腹本体21の両端に露出している(図6では左端のみ示され右端は図示されていないが、右端にも露出している。)。
【0024】
また、上記一方の筒状部材22は、図6に示すように、筒状部22aと、この筒状部22aの一端から放射状に形成された多数の脚部22bとから構成され、この筒状部22aは、図7に示すように、上記蛇腹本体21を構成する第1の層21aと同様の材料からなる表層22cと、この表層22cの内側に図示しない接着剤を介して接着されてなり上記蛇腹本体21の第2の層21bと同様の材料からなるシールド層22dとから筒状に成形されてなるものである。そして、上記シールド層22dの一端側は、上記表層22cの幅又は長さよりも長尺とされてなるとともに、多数のスリットを形成することにより上記多数の脚部22bとなされている。したがって、これら多数の脚部22bは、シールド層22dと連続している。そして、これら多数の脚部22bは、導電性接着剤25により上記蛇腹本体21を構成する第2の層21bに接着されている。また、上記一方の固定板24は、外形形状が円形状に成形されてなるものであって、上記蛇腹本体21を構成する第1の層21aや上記筒状部22aの表層22cと同じ材料から構成されてなる外表部24aと、この外表部24aの内側に接着されてなる内表部24bとから構成されている。なお、この内表部24bの外径は上記外表部24aの外径よりもやや短いものとされており、中央には、上記筒状部22aの外径と同じ内径となされた開口24cが形成されている。そして、この一方の固定板24と、上記蛇腹本体21を構成する第2の層21bとは、間に上記多数の脚部22bを挾持した状態で互いに接着され、該一方の固定板24の終端側は該蛇腹本体21を構成する第1の層21aと接着材28を介して接着されている。なお、前述した他方の筒状部材23は、上記一方の筒状部材22と同様に、筒状部23aと多数の脚部23bとから構成されており、上記他方の固定板25も上記一方の固定板24と同様の構成からなることから、詳細な説明は省略する。
【0025】
上述した第2の実施の形態に係る蛇腹20による場合であっても、第1の実施の形態に係る蛇腹1と同様に、内部のケーブルから発生する電磁波を有効に遮蔽することができ、該蛇腹20の持つ伸縮機能から、内部に挿通されるケーブルの長さに多少の長短がある場合でも確実に装着することができるとともに、該ケーブルが撓んだ場合でも、その撓みに対応して撓むことから、極めて使い勝手の良いものとすることができる。
【0026】
なお、上記第2の実施の形態に係る蛇腹20においても、蛇腹本体21の両端に図示しないリング状の中間板を、該蛇腹本体21を構成する第2の層21bと電気的に接続させた状態で固定し、この中間板を介して複数連結(接続)させ、前記一方及び他方の筒状部材22,23についても、該中間板と同一形状の取付板を固定して、該中間板と固定板とを互いに固定するようにしても良い。
【0027】
また、上述した各実施の形態に係る電磁波シールド用蛇腹1,20は、本発明を構成するシールド材として、金属化繊維織物を使用したものを例に挙げて説明したが、本発明を構成するシールド材は、課題を解決するための手段の欄で種々説明した他の材料を使用しても良く、また、蛇腹本体2,21の表層となされた第1の層2a,21aについても、上述した材料に限定されるものではなく、各種の樹脂やゴムを使用することができる。
【0028】
【発明の効果】
上述した本発明の各実施の形態に係る電磁波シールド用蛇腹の説明からも明らかなように、本発明(請求項1記載の発明)では、第1の層の内側に形成されてなる第2の層は、電磁波を遮蔽するシールド材からなることから、内部に挿通されたケーブルから発生する電磁波を有効に遮蔽することができ、伸縮する蛇腹自体の機能により、内部に挿通されるケーブルに多少の長短がある場合でも十分使用することができるとともに、該ケーブルが撓んだ場合でも、それに対応して撓むので、極めて使い勝手の良いものとすることができる。また、この電磁波シールド用蛇腹の不使用時には、収縮させておくことが可能であることから、限られた場所に保管する場合にも嵩張ることがない。さらに、この発明では、一端に一方の筒状部材が、他端には他方の筒状部材が形成されており、紐又はクランプバンドによりそれぞれの筒状部をケーブルのコネクタに固定されることにより、一層電磁波を確実に遮蔽することができるとともに、蛇腹本体のみが引っ張られた場合でも、容易にコネクタが露出することがない。
【0029】
また、第2の発明(請求項2発明)では、第2の層又は第3の層の何れか一方は、電磁波をシールドするシート状のシールド材からなり、他方は樹脂フィルムからなる保形材により構成されてなることから、ケーブルから発生する電磁波を遮蔽することができるばかりではなく、多数回に亘って使用され、または内部に挿通されるケーブルの撓み等により、伸縮機能を発揮する多数の山部及び谷部の形が崩れることを有効に防止することができる。
【0030】
さらに、上記第1の発明及び第2の発明では、上記脚部は、表層とシールド層とから構成されてなり、前記蛇腹本体を構成するシールド材は該蛇腹本体の両端に露出してなるとともに、前記脚部を構成するシールド層は、上記シールド材に導電性接着剤により接着されてなることから、一層電磁波を確実に遮蔽することができる。
【0031】
またさらに、第3の発明(請求項3記載の発明)では、前記蛇腹本体の両端には、導電性金属材料からなり中空状に成形された取付板が固定されてなるとともに、前記シールド材は、この取付板に電気的に接続されてなることから、電磁波の遮蔽効果を失うことなく、複数の蛇腹を連結することが極めて容易となる。したがって、このように、取付板を構成要素とすることにより、量産に適した電磁波シールド用蛇腹とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電磁波シールド用蛇腹の分解斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す電磁波シールド用蛇腹の一端側を示す断面図である。
【図3】図3は、中間板を介して二つの蛇腹本体を接続させた状態を示す断面図である。
【図4】図4は、中間板を介して蛇腹本体と筒状部材とを接続させた状態を示す断面図である。
【図5】図5は、図4に示す蛇腹によりケーブルに装着させた状態を示す断面図である。
【図6】図6は、本発明の第2の実施の形態に係る電磁波シールド用蛇腹を示す分解斜視図である。
【図7】図7は、図6に示す電磁波シールド用蛇腹の一端側を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電磁波シールド用蛇腹
2 蛇腹本体
2a 第1の層
2b 第2の層
2c 第3の層
7 導電性接着剤
10 中間板
20 電磁波シールド用蛇腹
21 蛇腹本体
21a 第1の層
21b 第2の層
Claims (3)
- 内部が中空状に成形され、表面を形成する第1の層と、この第1の層の内側に形成されてなる第2の層とを有し、上記第2の層は、電磁波を遮蔽するシールド材からなり、内部にケーブルが挿通される蛇腹本体と、
上記蛇腹本体の一端に固定されてなり、上記ケーブルの一端に形成された一方のコネクタが被覆される一方の筒状部材と、
上記蛇腹本体の他端に固定されてなり、上記ケーブルの他端に形成された他方のコネクタが被覆される他方の筒状部材と、を備え、
上記一方及び他方の筒状部材は、それぞれ表層とシールド層とから構成されてなるとともに紐又はクランプバンドにより上記一方又は他方のコネクタに固定される筒状部と、脚部と、とからなり、
上記脚部は、表層とシールド層とから構成され、上記蛇腹本体を構成するシールド材は該蛇腹本体の両端に露出してなるとともに、該脚部を構成するシールド層は、上記シールド材に導電性接着剤により接着されてなることを特徴とする電磁波シールド用蛇腹。 - 表面を形成する第1の層と、この第1の層の内側に形成されてなる第2の層と、この第2の層の内側に形成されてなる第3の層とを有し、上記第2の層又は第3の層の何れか一方は、電磁波をシールドするシート状のシールド材からなり、他方は樹脂フィルムからなる保形材により構成されてなる蛇腹本体と、
上記蛇腹本体の一端に固定されてなり、上記ケーブルの一端に形成された一方のコネクタが被覆される一方の筒状部材と、
上記蛇腹本体の他端に固定されてなり、上記ケーブルの他端に形成された他方のコネクタが被覆される他方の筒状部材と、を備え、
上記一方及び他方の筒状部材は、それぞれ表層とシールド層とから構成されてなるとともに紐又はクランプバンドにより上記一方又は他方のコネクタに固定される筒状部と、脚部と、とからなり、
上記脚部は、表層とシールド層とから構成され、上記蛇腹本体を構成するシールド材は該蛇腹本体の両端に露出してなるとともに、該脚部を構成するシールド層は、上記シールド材に導電性接着剤により接着されてなることを特徴とする電磁波シールド用蛇腹。 - 前記蛇腹本体の両端には、導電性金属材料からなり中空状に成形された取付板が固定されてなるとともに、前記シールド材は、この取付板に電気的に接続されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の電磁波シールド用蛇腹。
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