JPH037995Y2 - - Google Patents

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JPH037995Y2
JPH037995Y2 JP1986004576U JP457686U JPH037995Y2 JP H037995 Y2 JPH037995 Y2 JP H037995Y2 JP 1986004576 U JP1986004576 U JP 1986004576U JP 457686 U JP457686 U JP 457686U JP H037995 Y2 JPH037995 Y2 JP H037995Y2
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は1枚の印刷配線基板上に形成された
複数の電子回路を互いにシールドする電子回路用
シールド板に関する。
「従来の技術」 一枚の印刷配線基板には複数の電子回路が形成
されることがある。これ等の電子回路は例えば非
常に高い周波数の電気信号を処理する回路であ
り、その動作に伴つて、電磁波などを放射するこ
ともある。或いは他の回路からの電磁放射を遮断
して動作させる必要がある。このため、印刷配線
基板をシールドケースに収めて、外部からの電磁
放射の影響を無くすと共に、電子回路と電子回路
との間のシールドをする必要がある。
従来の電子回路をシールドするシールド構造は
アース層が印刷配線基板の周囲に沿つて配される
と共に、シールドされるべき各電子回路の周囲に
もアース層がやゝ広幅に形成され、そのアース層
に接するように電子回路用シールド板を設けてい
る。
第8図は従来の電子回路用シールド板を使用し
て、電子回路間をシールドしている様子を示す図
である。この例では、シールドケース1Aの中に
配線基板2が収められ、シールドカバー1Bによ
り蓋をすることで、配線基板2上の電子回路3
A,3Bが外部からの電磁放射の影響を受けない
ように構成されている。この一枚の配線基板2に
は複数の電子回路3A,3Bが形成され、外部か
らの電磁放射を防ぐと共に、電子回路3A,3B
自体から放射される電磁放射ノイズから互いに遮
断する必要がある場合である。電子回路3A,3
B間の電磁放射を遮断するため、従来は、電子回
路3A,3Bの間に広幅のアース層4A,4Bを
配し、配線基板2の部品取付け面2Aに電子回路
用シールド板5をアース層4Aに対接させて設け
ている。
この例では、電子回路用シールド板5として薄
い帯状の金属板を用いた場合を示す。この帯状の
電子回路用シールド板5はアース層4Aに半田6
付けにより取付けることができる。配線基板2に
電子回路用シールド板5を取付けてから、シール
ドカバー1Bを被せる。シールドカバー1Bの内
面側には細い銅線を編んで網状にした金属メツシ
ユのガスケツト7が張付けられている。この金属
メツシユ7はシールドカバー1Bと電子回路用シ
ールド板5との間に隙間ができて、その間を電磁
放射が通り抜けてしまわないようにするためであ
る。
第9図は他の従来例で、薄手のアルミニウムブ
ロツクを電子回路用シールド板5Aとして用いた
要部を示す図である。アルミニウムブロツク5A
は取付けネジ8を用いて配線基板2に取付けられ
る。この例でも、シールドカバー1Bとの間に隙
間ができないように金属メツシユ7がシールドカ
バー1Bの内面側に張付けられる。
「考案が解決しようとする問題点」 電子回路3A,3Bの保守・調整にはシールド
カバー1Bを開け、電子部品の交換及び調整等の
作業が不可欠である。ところが、シールドカバー
1B内面側に張付けられた金属メツシユ7は弾力
性に乏しい。一度シールドカバー1Bをするとシ
ールドカバー1B内面と電子回路用シールド板5
との間に挾まれた部分の金属メツシユ7は押し潰
され、復元性が乏しい。従つて、保守・点検後に
シールドカバー1Bを再び被せる時にはシールド
カバー1Bと電子回路用シールド板5との間の隙
間を埋めきることはできず、シールド効果の再現
性が悪くなるという問題がある。
また、配線基板2に形成される電子回路3Aと
電子回路3Bとの間は必ずしも直線状であるとは
限らなず、屈曲している場合が多い。従つて、電
子回路用シールド板5も回路境界のアース層4A
と同じように屈曲してなければならない。帯状金
属板5でも境界の形状に合わせて、所定の箇所か
から折曲げることができるが、上手に折曲げ加工
をしないと、配線基板2のアース層4Aへの取付
け面が平面状にならず、隙間ができて半田6付け
による固定が困難になつたりする。また、アルミ
ニウムブロツク5Aの場合には、折曲げ加工は出
来ないので、長さを合わせたものを取付けてゆか
ねばならず、切断作業をしなければならなかつた
り、或いは種々な長さのアルミニウムブロツク5
Aを予め用意して置かねばならないという問題が
ある。
「問題点を解決するための手段」 この考案では帯状金属板の一方の辺に導電性ガ
スケツトを突出して支持させると共に、この導電
性ガスケツトの芯部材を外力が与えられると容易
に変形し、外力が取除かれると元の状態に戻る復
元性の高い弾性管体を用いた構造を特徴するもの
である。
「作用」 この考案の特徴とする構造によれば導電性ガス
ケツトの芯部材が復元性の高い弾性管体であるこ
とから、ガスケツトをシールドケース内の内壁、
或いは蓋の裏面に圧接させるとその部分をすき間
なくシールドすることができる。またそのシール
ド状態を分解、組立を繰返してもそのシールド性
能が劣化することがない。
「実施例」 第1図はこの考案による電子回路用シールド板
の構成を示す分解斜視図である。この考案による
電子回路用シールド板5は帯状金属板11と、導
電性ガスケツト12及び帯状金属板11と共に導
電性ガスケツト12を挾持する折返し片13とか
ら成る。
第2図及び第3図はその正面図及び断面図であ
る。第1図と併せてこの考案を説明する。帯状金
属板11は配線基板2に取付けるシールドケース
1Aの深さよりやゝ幅が狭く薄い金属板である。
その一方の側は、一定の間隔で家形の凸部14が
形成され、その家凸部14の半ばからほゞ45度の
角度で折曲げられた折曲げ部15がある。
この折曲げられた家形凸部14に沿つて、その
折曲げ突出側の面に導電性ガスケツト12が対接
する。
導電性ガスケツト12は、例えば登録商標樹脂
で作られた弾性管体16を芯部材とし、この芯部
材をモネルメツシユのような導電性網状体17で
覆つて構成することができる。弾性管体16は弾
力性に富み、外力に対して容易に変形するが、外
力を取り去ると元の形に復元する性質を持つ。他
方、導電性網状体17はNi−Fe合金の磁細の金
属糸を用いて網目に編まれた金属網である。外力
に対して容易に変形するが、この導電性網状体1
7自体は弾力性に乏しく、弾性管体16の復元性
により元の形に復することができる。弾性管体1
6を覆つている導電性網状体17の一部は弾性管
体16を帯状金属板11に固定する対接部17A
として平網状に引き出され、帯状金属板11面に
沿わされている。
弾性管体16は家形凸部14の折曲げ部15の
長さと大略、同程度の直径の大きさのものが好ま
しい。
帯状金属板11の他辺側には家形凸部14のそ
れぞれに対向して折返し片13が一体に延長形成
され、帯状金属板11との接続部13Aで、帯状
金属板11と平行するまで折返されている。それ
ら折返し片13の先端には家形凸部14の折曲げ
部15と同様の形状をした折曲げ部18があり、
それらの折曲げ部18は、帯状金属板11の他辺
側の折曲げ部15と互いに対向され、その折曲げ
部15と共に導電性ガスケツト12の受部19を
形成する。このように、複数の折返し片13は帯
状金属板11と共に、導電性ガスケツト12を挾
持するように構成されるが、同時に電子回路用シ
ールド板5が、この折返し片13と折返し片13
との間で折曲げることができるようにするためで
ある。
即ち、導電性ガスケツト12の弾性管体16を
覆う導電性網状体17の一部は平網状の対接部1
7Aを形成し、この対接部17Aが帯状金属板1
1と折返し片13との間で挾持されて導電性ガス
ケツト12は互いに対向する折曲げ部15,18
の間に保持される。つまり、第2図に示すよう
に、例えば各折返し片13の中央部13Bを治具
などにより強圧することにより、導電性網状体1
7の対接部17Aは帯状金属板11と折返し片1
3との間に固定される。
弾性管体16の直径は2つの折曲げ部15,1
8と同程度の大きさなので、2つの折曲げ部1
5,18の間から導電性ガスケツト12が突出し
た状態で支持される。
また、この例では、帯状金属板11には折返し
片13と折返し片13との隙間に対応する処に浅
い半押し21が形成されている例である。この半
押し21は電子回路用シールド板5をこの部分か
ら必要に応じて容易に折曲げたり切断することが
できるように形成されたものである。即ち、互い
にシールドすべき電子回路3A,3B間の境界を
形成するアース層4Aの形状に合わせて容易に折
曲げ加工或いは切断加工をすることができる。
「作用」 第4図はこの考案による電子回路用シールド板
5を用いて電子回路3A,3B間をシールドする
様子の要部を示す図である。
この例では、電子回路用シールド板5の一例を
アース層4Aに半田6付けより取付けた例であ
る。この図では、シールドカバー1Bが被せられ
た状態を示しており、導電性ガスケツト12がシ
ールドカバー1Bにより圧迫され、変形して接触
しているので、シールドカバー1Bとの間に隙間
ができることがない。また、シールドカバー1B
を外せば、この導電性ガスケツト12は元の形状
に戻ることができ、シールドカバー1Bのセツ
ト、取り外しを何回してもシールド性能が低下す
ることはない。
第5図は変形実施例を示す図である。導電性ガ
スケツト12が帯状金属板11の四囲に取付けら
れる場合である。リング状の導電性ガスケツト1
2を2つの帯状金属板11A,11Bの周縁に挾
持する。取付け孔22A,22Bを利用して配線
基板2に設けられた取付け台などに取付ければ良
く、その一側を半田付けする必要はなく、配線基
板2に取付ける際の作業性は優れている。取付け
に利用しない取付け孔22Cは盲金具などで塞い
でしまうことができる。
第6図は更に他の実施例を示す断面図である。
この例では、一方の折曲げ部は形成されない、或
いは他方の折曲げ部(例えば15)に較べてずつ
と小さくしてある。そのためこの例では、導電性
ガスケツト12は折返し片13側の面から突出し
ている。同図に示すように、この電子回路用シー
ルド板5はシールドケース1Aの縁に沿わせて設
けることができ、電子回路用のシールドではな
く、シールドケース1Aとシールドカバー1Bと
の隙間を埋めることができる。
第7図は電子回路用シールド板5をアース層4
Aのパターンに応じて折曲げた様子を示す。予め
半押し21が形成されているので、アース層4A
のパターンに形を合わせることが容易であり、か
つ、アース層4Aへの取付け側が波打つことがな
い。従つて、アース層4Aとの間に隙間ができる
こともなく、半田付けによる取付けも容易であ
る。
「考案の効果」 この考案による電子回路用シールド板は、その
少なくとも一辺に例えばシリコンゴム・パイプの
ように復元性の高い弾性管体を芯部材とし、この
芯部材に導電性網状体を被せた構造としたので、
印刷配線基板やシールドケースなどの寸法精度の
悪さのために、シールドカバーとの間にできる隙
間を無くすことができる。特に芯部材に復元性が
あるので、保守・点検の際にシールドカバーを開
け、再びシールドカバーを取付けてもシールド効
果が低下することがない。また、一定の間隔で帯
状金属板に半押し加工を施しておけば、その半押
し部は容易に曲げたり切断することができる。従
つて、電子回路間を隔てるアース層に合わせて素
手で簡単に折曲げて使用できるので、使用するに
当たつて大変便利である。また、いくら折曲げて
使用しても、配線基板への取付け側が平面に保た
れるので、取付け加工が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による電子回路用シールド板
の実施例を示す構成図、第2図及び第3図はこの
考案による電子回路用シールド板の正面図及び断
面図、第4図はこの考案による電子回路用シール
ド板を用いた電子回路間のシールド構造を示す
図、第5図は変形実施例を示す図、第6図は更に
他の変形実施例のを示す断面図、第7図は電子回
路用シールド板を折曲げて使用している例を示す
図、第8図は従来の電子回路用シールド板を用い
た電子回路間のシールド構造を示す図、第9図は
他の従来例を示す図である。 1A:シールドケース、1B:シールドカバ
ー、2:配線基板、3:電子回路、4:アース
層、5:従来の電子回路用シールド板(アルミニ
ウムブロツク)、6:半田、7:金属メツシユ
(ガスケツト)、8:取付けネジ、11:帯状金属
板、12導電性ガスケツト、13:折返し片、1
4:家形凸部、15:折曲げ部、16:弾性管
体、17:導電性網状体、18:折曲げ部、1
9:受部、21:半押し、22:取付け孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 A 帯状金属板と、 B 外力が与えられると容易に変形し、外力が取
    り除かれると元の形状に戻る復元性の高い弾性
    管体を芯部材とし、この芯部材に導電性網状体
    を被せて構成した導電性ガスケツトと、 C 上記帯状金属板の一方の辺に沿つて複数突出
    形成されて折返され、折返された遊端と上記帯
    状金属板との間で導電性ガスケツトを構成する
    導電性網状体の一部を挾み付け、上記導電性ガ
    スケツトを上記帯状金属板の他方の辺から突出
    して支持する複数の折返し片と、 によつて構成した電子回路用シールド板。
JP1986004576U 1986-01-17 1986-01-17 Expired JPH037995Y2 (ja)

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JPS62118498U JPS62118498U (ja) 1987-07-28
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