JP4368980B2 - ワイヤーロープ巻取り装置およびこれを用いた窓開閉装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、昇降物の揚げ降ろしなどに広く用いられるワイヤーロープ巻取り装置、およびこれを組み込んだ窓開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のワイヤーロープ巻取り装置にあっては、例えば図11に示すように昇降装置に用いたものが知られている。この昇降装置で、一定の昇降ストロークを保つべく整列巻きを行うと、ドラム50の回転に伴いワイヤーロープ51がドラム50の幅寸法Wの間で昇降物52が大きく揺動し、危険に結びつく虞れがある。
これを避けるために、図12(イ)および図12(ロ)に示すようにしたものがある。図12(イ)のものでは、ドラム50に近接する位置にワイヤーロープ51を挿通した案内筒53を設け、ドラム50の回転に伴い案内筒53を介してワイヤーロープ51を左右方向に交互に移動させている。また、図12(ロ)のものでは、ドラム50に近接し、これの幅方向の略中間部にワイヤーロープ51を挿通したガイドリング54を設け、ワイヤーロープ51の整列巻きに近づけている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、いずれのものも、ワイヤーロープ51は、無理な外力により案内筒53やガイドリング54に摩擦摺動させている関係上、ワイヤーロープ51の劣化を早め、破断に結びつく虞れがある。
また、ワイヤーロープ巻取り装置を組み込んだ窓開閉装置55としては、図13に示す構造のものがある。この窓開閉装置55では、ワイヤーロープ51の整列巻きに近づけるには、ワイヤーロープ51の出入口としての挿通孔57をドラム56から離す必要があり、ドラム56と挿通孔57との間の案内高さ寸法Tが大きくなり、勢い全体の大型化をもたらす不都合があった。しかも、この窓開閉装置55では、完全な整列巻きにはならず、一旦ワイヤーロープ51のテンションがなくなると、噛み込みなどの原因となる虞れがあった。
【0004】
本発明は、上記の背景を考慮してなされ、その目的は昇降装置に用いた場合に昇降物の揺れを防止できることは勿論、全体の大型化をもたらすことなくコンパクト化が可能となり、しかもワイヤーロープに無理な外力や摩擦摺動を加えることなく整列巻きが実現でき、ワイヤーロープのテンションがなくなっても、噛み込みなどの不都合が起きず、安定した巻取り機能を長期にわたって維持し得るといった耐久性に優れたワイヤーロープ巻取り装置および窓開閉装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1におけるワイヤーロープ巻取り装置では、ワイヤーロープを巻き取るべく回転するように設けられたドラムと、前記ワイヤーロープの巻き取り時に、前記ドラムを前記回転軸に沿って相対的に移動させ、前記ドラムに巻かれたワイヤーロープを略隣接状態に整列させる整列機構とを備え、前記ドラムの前記回転軸に沿う一回転当たりの相対移動量は、少なくとも前記ワイヤーロープの直径寸法に相当し、前記整列機構は、外表面に雄ねじ部を有し、前記回転軸として前記ドラムに回転伝達可能に嵌め込まれたボルトと、前記ドラムの両端部で前記ボルトに螺合した状態で回転止めされたスライドナットとを有し、前記ボルトの回転により前記スライドナットが前記ドラムを押し、前記ドラムが軸方向に相対移動するようになっていることを特徴とする。
請求項2では、前記ボルトの雄ねじ部のピッチが少なくとも前記ワイヤーロープの直径寸法に相当することを特徴とする。
請求項3では、前記ドラムには、巻取ったワイヤーロープのバラケ崩れを防止するドラムカバーが設けられていることを特徴とする。
請求項4では、前記ドラムの表面には、ワイヤーロープの直径寸法に見合った幅を有し、このワイヤーロープを受ける螺旋溝が形成されていることを特徴とする。
請求項5では、前記回転軸は、手動および自動のいずれでも回転駆動可能になっていることを特徴とする。
請求項6では、前記ワイヤーロープ巻取り装置を組み込んで家屋などの窓開閉装置に適用したことを特徴とする。
【0006】
【発明の作用・効果】
(1)本発明の請求項1では、ワイヤーロープを巻取る際には、整列機構により巻取り用のドラムを回転軸に沿って移動させるようにしている。これにより、昇降装置として用いた場合には、ワイヤーロープのドラムから繰り出した部分が無揺動状態となり、昇降物を吊り上げるバランスが良くなり、昇降物が不用意に揺れることがなくなる。このため、ワイヤーロープを挿通させるためのガイドを用いても、ワイヤーロープに無理な外力や摩擦摺動を加えることによる破断の虞れがなく、整列巻きを実現することができる。
この時、ワイヤーロープのドラムから繰り出した部分を保持するガイド部材などを設けておけば、ワイヤーロープのテンションがなくなっても、ワイヤーロープの剛さ起因して整列巻きが崩れることがない。これにより、ワイヤーロープに屈折や捻じれが加わることが抑制され、耐久性の向上が図られる。整列巻きの実現により、常に一定の昇降ストロークを維持できて、昇降物の昇降ストロークの管理が容易になることは勿論である。
この事情は、請求項3のように、ドラムカバーをドラムに設けたことによっても同様である。すなわち、ワイヤーロープのテンションがなくなっても、巻取ったワイヤーロープがドラムカバーに保護されているため、ワイヤーロープがドラムから不用意に解けることがなく、バラケ崩れを防止することができる。
(2)整列機構は、回転軸としてのボルトの回転によりスライドナットがドラムを押し、ドラムが回転するとともに、軸方向に相対移動する。この時、請求項2では、ボルトの雄ねじのピッチがワイヤーロープの直径寸法に相当する。このため、ドラムにはワイヤーロープが隙間無く隣接するといった完全な整列巻きが可能となる。
(3)請求項4のように、ドラムの表面には、ワイヤーロープの直径寸法に見合った幅を有する螺旋溝を形成すれば、巻取り時にはワイヤーロープは螺旋溝内に収まり、一層しっかりした整列巻きが可能となる。
(4)請求項5のように、ドラムの巻取り駆動は、適用対象や状況に応じて手動および自動のいずれも選択できて便利である。
(5)請求項6のように、ワイヤーロープ巻取り装置を利用すれば、家屋などの窓開閉装置に適用することができる。このようにした場合には、ワイヤーロープのドラムから繰り出した部分は揺れないため、ワイヤーロープの出入口としての挿通孔からドラムを大きく離す必要がなくなり、製品自体のコンパクト化を実現することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を各図に基づいて以下に説明する。
図1、図2は、本発明に係るワイヤーロープ巻取り装置を昇降装置1に適用した実施例を示す。この昇降装置1のボックス2内には耐熱ケース2a、巻取りユニット3、これを駆動する減速ギア付き電動機4、制御ケース5、トランス6および端子台7がそれぞれ設けられている。
かかるボックス2内の巻取りユニット3においては、図3(イ)、(ロ)、(ハ)に示すように、回転軸としてのボルト8が左右の軸受9、10により回転可能に支持され、これには電動機4の軸4aに連結されている。このボルト8の断面は、図3(ロ)に示すように円形の対向面に平坦部8a、8bを有する形状を呈し、後述する整列機構Rを形成している。
【0008】
11はワイヤーロープ16を巻取るドラムで、これの中心部はボルト8の断面に相当する断面の挿通穴12を有している。このドラム11は、挿通穴12を介してボルト8に回転伝達可能および軸方向にスライド可能となるように嵌め込まれている。このワイヤーロープ16の一端部は、図1に示すようにボックス2に嵌め込んだガイドリング17を挿通して外部に繰り出して昇降物(図示せず)に連結されている。
13は整列機構Rをなすスライドナットであり、これの下端部は図4(イ)、(ロ)に示すように脚部13a,13aを有している。このスライドナット13は、ドラム11の両端側で雌ねじ部13bをボルト8の雄ねじ部8cに螺合しているとともに、その脚部13a、13aを図5(イ)、(ロ)、(ハ)に示すように、耐熱ケース2aの内底部に形成した条溝部14、14に嵌め込んでいる。これにより、スライドナット13は、ボルト8の回転に伴い、回り止めされるとともに、脚部13a、13aを介して条溝部14、14に沿ってスライド可能になっている。なお、15は軸受9に隣接してボルト8に固着された位置決めナットで、これはドラム11の軸方向のスライド範囲を規制するものである。
Diは断面円弧形のドラムカバーで、これはドラム11の上面にワイヤーロープ16を部分的に包囲するように取り付けられている。このドラムカバーDiは、昇降物の解除などによりワイヤーロープ16のテンションがなくなった時に、このワイヤーロープ16を保護し、巻取られたワイヤーロープ16のバラケ崩れを防止するものである。
【0009】
この場合、ドラム11の一回転当たりのボルト8に沿う相対移動量は、ワイヤーロープ16の直径寸法に相当させている。すなわち、ボルト8の雄ねじ部8cのピッチがワイヤーロープ16の直径寸法に対応させている。この場合、ドラム11の一回転当たりの相対移動量は、ワイヤーロープ16の直径よりも大きい寸法、つまりボルト8のピッチがワイヤーロープ16の直径よりも大きくなる寸法に設定してもよい。
なお、本実施例では図示はしないが、ドラム11の表面には、ワイヤーロープ16の直径寸法に見合った幅を有し、このワイヤーロープ16を受ける螺旋溝を形成してもよい。
【0010】
そして、電動機4は、昇降物の揚げ降ろしに応じて正逆回転を行うようになっており、正回転させると、その回転力が軸4aを介してボルト8に伝達され、ボルト8が正方向に回転する。これに伴い、ドラム11がワイヤーロープ16を巻取る方向に回転するとともに、スライドナット13の雌ねじ部13bがボルト8の雄ねじ部8cに螺合していることから、スライドナット13は条溝部14に沿って摺動する。これに伴い、ドラム11はスライドナット13に押されて図2の矢印Aで示すように右側に移動する。これにより、ワイヤーロープ16がガイドリング17を介してドラム11により巻取られ、昇降物が引き揚げられる。
また、電動機4を逆回転させると、その回転力が軸4aを介してボルト8に伝達され、ボルト8が逆方向に回転する。これに伴い、ドラム11がワイヤーロープ16を繰り出す方向に回転するとともに、ドラム11がスライドナット13に逆方向に押されて図2の矢印Aとは反対の左側に移動する。これにより、ワイヤーロープ16がガイドリング17を介してドラム11から放出され、昇降物が降下する。
この場合、ボルト8の雄ねじ部8cのピッチをワイヤーロープ16の直径寸法に見合った大きさにしているため、ドラム11の単一回転毎に、ワイヤーロープ16の太さ分だけ左右に順次移動する。このため、ワイヤーロープ16はドラム11に略隙間無く巻かれるといった整列巻きが実現される。これに伴い、ワイヤーロープ16は揺れることがなく、常にドラム11の巻取り部表面に略垂直状態に保たれる。これにより、ワイヤーロープ16がガイドリング17から無理な外力や摩擦摺動力を受けることがなくなり、耐久性が向上する。
【0011】
つぎに、図6ないし図10は、本発明に係る巻取り装置を家屋の窓開閉装置Mに組み込んだ実施例を示す。この場合、巻取り装置は、図6に示すように図1および図2の巻き取りユニット3と同様なものを適用し、ドラム11の表面には、ワイヤーロープ16の直径寸法に見合った幅を有する螺旋溝18を形成している。
この場合、ワイヤーロープ16のドラム11から繰り出した部分は、中間では転向滑車19を通り、先端部は固定部材20によりボックス2に取り付けられている。そして、この転向滑車19は、これにピン止めされた枢支片21を介して図7および図8のトップライト窓22の窓枠23の内側に固定されている。
【0012】
このトップライト窓22は、通常は図7のように開放されているもので、図9および図10に示す開閉機構24を介して操作される。
この開閉機構24においては、枠体25の後方の左右両側に、長尺アーム26と短尺アーム27とがピン28aによりX字状に交差したパンタグラフ部28が設けられている。長尺アーム26の先端部は、窓枠23の内側に設けた上腕木29の長穴部30にピン31を介して移動可能に嵌まり、下端部は枠体25の側面に設けた内腕木32の長穴部33にピン34を介して移動可能に嵌まっている。また、短尺アーム27の先端部は、窓枠23の内側に設けた腕木35にピン36を介して回動可能に枢支され、下端部は枠体25の側面に設けた外腕木37の長穴部38にピン39を介して移動可能に嵌まっている。そして、窓枠23は、常にトーションばね40により上方回動、すなわちトップライト窓22の開放方向に付勢している。
【0013】
そして、図1および図2の昇降装置1に適用した巻取り装置と同様に、ドラム11を正方向に回転することにより、ワイヤーロープ16がドラム11に巻取られる。このため、ワイヤーロープ16が図10の矢印Bで示す方向に移動し、トーションばね40の付勢力に抗してパンタグラフ部28の長尺アーム26と短尺アーム27とが重なり合う方向にそれぞれ回動し、窓枠23がピン36を略中心に同図の矢印Cで示す方向に回動してトップライト窓22が閉鎖される。
また、ドラム11を逆方向に回転することにより、ワイヤーロープ16がドラム11から繰り出される。このため、ワイヤーロープ16が図10の矢印Bとは反対方向に移動し、トーションばね40の付勢力によりパンタグラフ部28の長尺アーム26と短尺アーム27とが立ち上る方向にそれぞれ回動し、窓枠23がピン36を略中心に同図の矢印Cとは反対方向に回動してトップライト窓22が元の通りに開放される。
【0014】
(あ)ここで、トップライト窓22にあっては、図8に示すように、枠体25の内部領域はスペースSpが限られているため、同図にZで示す部分を長寸には確保できず、とりわけ図13に示すようにドラム56と挿通孔57との案内高さ寸法Tが大きくなり、大型化するものでは、設置することが困難であった。
(い)ところが、窓開閉装置Mでは、ワイヤーロープ16のドラム11から繰り出された部分の長さを考慮する必要がなく、ドラム11とガイドリング17との間を自由に短縮できるので、全体の小型化が達成でき、枠体25の限られたスペースSpに設置が可能である。
(う)ワイヤーロープ16の巻取り時にあっては、ワイヤーロープ16がドラム11の巻取り表面に略垂直に保たれるので、窓枠23を常に真下に引くことができ、窓枠23の左右端側に曲げ成分の生ずるものと異なり、窓の閉鎖がバランスよく安定化できる。
(え)特に、この実施例ではワイヤーロープ16を転向滑車19に通しているので、ワイヤーロープ16に対する引き力を倍増できる利点がある。
(お)また、ドラム11の表面には、ワイヤーロープ16の直径寸法に見合った幅を有する螺旋溝18を形成したので、整列巻きを確実に実現できることは勿論、ワイヤーロープ16のテンションが無くなった場合の崩れ止めを確実に行うことができる。
【0015】
(a)なお、整列機構Rにおけるボルト8の断面は、C字状あるいはD字状であってもよく、要はドラム11の挿通穴12に回転伝達および軸移動可能に嵌まって、且つスライドナット13を軸方向に螺進退変位できる形状であればよい。
(b)また、上記実施例では、ドラム11を電動機4により自動的に回転駆動したが、ハンドルをボルト8に連結して手動により駆動するようにしてもよい。
(c)さらに、ワイヤーロープ巻取り装置を昇降装置や家屋の窓開閉装置に適用したが、高窓、欄間、上下窓など一般に適用できるのは勿論、複写機などの電子機器の蓋、自動車のトランク用フード開閉機構、ボンネット用フード開閉機構、トラックの荷台蓋、船舶および航空機の操作機構、ピアノの鍵盤蓋あるいは便器の蓋など、ワイヤーロープを介して操作を行うもの一般に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤーロープ巻取り装置を示す内部正面図である。
【図2】図1のII−IIに沿う縦断面図である。
【図3】回転軸としてのボルトを示す図で、(イ)は断面図、(ロ)は端面図、(ハ)は正面図である。
【図4】スライドナットを示す図で、(イ)は正面図、(ロ)は側面図である。
【図5】主に巻取りユニットを示す図で、(イ)は図2(ロ)のIII−IIIに沿う縦断面図、(ロ)は図2(ロ)のIV−IVに沿う縦断面図、(ハ)は図2(ロ)のV−Vに沿う縦断面図である。
【図6】ワイヤーロープ巻取り装置を組み込んで窓開閉装置を構成した実施例を示し、この窓開閉装置の斜視図である。
【図7】トップライト窓の斜視図である。
【図8】トップライト窓の断面図である。
【図9】トップライト窓の開閉機構の斜視図である。
【図10】トップライト窓の開閉機構の正面図である。
【図11】従来の昇降装置の主要部を示す斜視図である。
【図12】(イ)、(ロ)は従来の昇降装置の主要部を示す斜視図である。
【図13】従来の窓開閉装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 昇降装置
3 巻取りユニット
8 ボルト(回転軸)
8c 雄ねじ部
11 ドラム
13 スライドナット
13b 雌ねじ部
16 ワイヤーロープ
17 ガイドリング
18 螺旋溝
24 開閉機構
M 窓開閉装置
R 整列機構
Di ドラムカバー
Claims (6)
- ワイヤーロープを巻取るべく回転するように設けられたドラムと、
このドラムの中心部に嵌め込まれ、前記ドラムに回転力を伝達する回転軸と、
前記ワイヤーロープの巻き取り時に、前記ドラムを前記回転軸に沿って相対的に移動させ、前記ドラムに巻かれたワイヤーロープを略隣接状態に整列させる整列機構とを備え、 前記ドラムの前記回転軸に沿う一回転当たりの相対移動量は、少なくとも前記ワイヤーロープの直径寸法に相当し、
前記整列機構は、
外表面に雄ねじ部を有し、前記回転軸として前記ドラムに回転伝達可能に嵌め込まれたボルトと、
前記ドラムの両端部で前記ボルトに螺合した状態で回転止めされたスライドナットとを有し、前記ボルトの回転により前記スライドナットが前記ドラムを押し、前記ドラムが軸方向に相対移動するようになっていることを特徴とするワイヤーロープ巻取り装置。 - 請求項1において、前記ボルトの雄ねじ部のピッチが少なくとも前記ワイヤーロープの直径寸法に相当することを特徴とするワイヤーロープ巻取り装置。
- 請求項1または請求項2において、前記ドラムには、巻取ったワイヤーロープのバラケ崩れを防止するためのドラムカバーが設けられていることを特徴とするワイヤーロープ巻取り装置。
- 請求項1において、前記ドラムの表面には、ワイヤーロープの直径寸法に見合った幅を有し、このワイヤーロープを受ける螺旋溝が形成されていることを特徴とするワイヤーロープ巻取り装置。
- 請求項1ないし請求項4において、前記回転軸は、手動および自動のいずれでも回転駆動可能になっていることを特徴とするワイヤーロープ巻取り装置。
- 請求項1ないし請求項5に記載したワイヤーロープ巻取り装置を組み込んで家屋などの窓の開閉に適用したことを特徴とする窓開閉装置。
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JP22468599A JP4368980B2 (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | ワイヤーロープ巻取り装置およびこれを用いた窓開閉装置 |
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Cited By (1)
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WO2015186484A1 (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-10 | 株式会社キトー | ロープホイスト |
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1999
- 1999-08-06 JP JP22468599A patent/JP4368980B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2015186484A1 (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-10 | 株式会社キトー | ロープホイスト |
JPWO2015186484A1 (ja) * | 2014-06-06 | 2017-06-01 | 株式会社キトー | ロープホイスト |
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