JP4367933B2 - 自動車用電動シート装置 - Google Patents
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これにより、第2列目シートの後方に第2列目シート後方に荷室を確保する。
さらに、自動車の用途に合わせて、荷室状態を多種のパターンに作り替えたい場合がある。この場合にも、荷室状態を作り替える操作に時間がかかり、使い勝手の観点から改良の余地が残されていた。
前記第2、第3列目のシートを電動でそれぞれ個別に操作する個別スイッチを備え、
前記第2、第3列目のシートを電動で互いに連動させて操作する連動スイッチを備え、
前記スライドドアおよびテールゲートをそれぞれ個別に電動で開閉操作する開閉スイッチを備え、この開閉スイッチを、前記個別スイッチおよび連動スイッチの近傍に設け、前記開閉スイッチ、前記個別スイッチおよび前記連動スイッチを備え、車外から前記スライドドア、テールゲート、前記第2、第3列目シートを遠隔操作するリモコン装置を設け、前記連動スイッチの操作に基づいて、前記第2列目シートが着座姿勢から車両前後方向の前方に位置する収納姿勢に姿勢を変更し、前記第3列目シートが着座姿勢から車両前後方向の後方に位置する収納姿勢に姿勢を変更することを特徴とする。
よって、例えば、第2、第3列目のシートの姿勢を変更して荷室状態を作り替える際には、全てのシートの姿勢を電動で変更する。これにより、自動車の用途に応じた荷室状態を時間をかけないで簡単に作り替えることができる。
ここで、例えば、荷室状態を最大空間に作り替えるとき、第2、第3列目のシートの姿勢を全て変更することになる。この際に、互いのシートが干渉しないように、第2、第3列目のシートに姿勢を変える順番を決めておく必要がある。
したがって、荷室状態を最大空間に作り替えるとき、決められた順番に従ってそれぞれのシートの姿勢を変えるように、個別スイッチを操作することになり、使用者の負担が大きい。
そこで、第2、第3列目のシートを電動で互いに連動させて操作する連動スイッチを備えた。
よって、例えば、荷室状態を最大空間に作り替えるとき、連動スイッチ一つを操作するだけで、第2、第3列目のシートを、決められた順番に従って電動で連動させることが可能になる。
これにより、使用者は、荷室状態をより一層簡単に最大空間に作り替えることができる。
ここで、荷室に荷物を積む場合、開閉スイッチを操作してスライドドアやテールゲートを開け、その後、個別スイッチおよび連動スイッチでシートの姿勢を変更する。これにより、荷室を所望の状態に作り替え、作り替えた荷室に、開放したスライドドアやテールゲートから、荷物を積み込む。
すなわち、スライドドアやテールゲートを開放する操作と、荷室状態を作り替える操作とは、関連する操作となる。
そこで、スライドドアやテールゲートの開閉スイッチを、個別スイッチおよび連動スイッチの近傍に設けた。
これにより、開閉スイッチを指で操作してスライドドアやテールゲートを開けた後、その指を、個別スイッチや連動スイッチにスムーズに移動することが可能になる。
したがって、開閉スイッチと、個別スイッチや連動スイッチとの関連操作を、スムーズにおこなうことができる。
さらに、第2、第3列目のシートを操作する個別スイッチおよび連動スイッチの近傍に、スライドドアやテールゲートの開閉スイッチを備えた。
このため、スライドドアやテールゲートの開閉スイッチを操作する際に、個別スイッチおよび連動スイッチを操作しないように留意する必要がある。
そこで、請求項2において、個別スイッチおよび連動スイッチを覆うスライドカバーを備えた。
これにより、日常的に使用しない個別スイッチおよび連動スイッチをスライドカバーで覆うことが可能になる。
したがって、スライドドアやテールゲート用の開閉スイッチを操作する際に、個別スイッチおよび連動スイッチを操作しないように留意する必要がない。
また、第2、第3列目のシートを電動で互いに連動させて操作する連動スイッチを備え、連動スイッチ一つを操作するだけで、第2列目シートが着座姿勢から車両前後方向の前方に位置する収納姿勢に姿勢を変更し、第3列目シートが着座姿勢から車両前後方向の後方に位置する収納姿勢に姿勢を変更することで、荷室状態を簡単に最大空間に作り替えることができ、自動車の使い勝手をさらに高めることができるという利点がある。
そして本発明では、スライドドアやテールゲートの開閉スイッチを、個別スイッチおよび連動スイッチの近傍に設けることで、開閉スイッチと、個別スイッチや連動スイッチとの関連操作を、スムーズにおこなうことが可能になり、自動車の使い勝手をさらに高めることができるという利点がある。
また本発明では、第2、第3列目のシートの姿勢を遠隔操作するリモコンスイッチで変更することで、車外から自動車の用途に応じた荷室状態を時間をかけないで簡単に作り替えることができ、自動車の使い勝手をさらに高めることができるという利点がある。
車両10は、車体11の前部12左右側にそれぞれ左右のフロントドア13(右側のフロントドアは図示せず)を備え、左側フロントドア13の後方に左側スライドドア14を備え、右側フロントドアの後方に右側スライドドア(図示せず)を設け、車体11の後部16にテールゲート17を備え、車室19内に、自動車用電動シート装置20の第1〜第3列シートユニット21(図2も参照)を車体11の前方から後方に向けて備える。
テールゲート17は、テールゲート開閉ボタン26(図6、図7参照)を押すことにより、開閉用モータ18を駆動して電動で開閉するように構成したドアである。
第1〜第3列シートユニット21は、第1列目シート31、第2列目シート32および第3列目シート33を備える。
第1列目シート31は、車室19内の前右側に設けたドライバーシート35、および車室19内の前左側に設けたパッセンジャーシート36からなる。
第2列目シート32は、車室19内の中央左右側に設けた左右のセカンドシート37,38、および左右のセカンドシート37,38間に設けたセンターシート39からなる。
第3列目シート33は、車室19内の後左右側に設けた左右のサードシート41,42からなる。
さらに、パッセンジャーシート36は、チップアップ手段48でシートクッション43を後方にチップアップ可能で、かつ、前倒し手段51でシートバック44が前方に前倒れ可能に構成されている。
なお、シートクッション43をチップアップさせた状態を、以下、「チップアップ状態」という。
なお、シートバック44を前方に前倒れさせた状態を、以下、「前倒れ状態」という。
さらに、左セカンドシート37は、チップアップ手段48でシートクッション49を後方にチップアップ可能で、かつ、前倒し手段51でシートバック52が前方に前倒れ可能に構成されている。
さらに、右セカンドシート38は、チップアップ手段48(図示せず)でシートクッション56を後方にチップアップ可能で、かつ、前倒し手段51(図示せず)でシートバック57が前方に前倒れ可能に構成されている。
なお、その他のシート36,38,39を、それぞれのレール46,46,54,54,58,58に沿って移動させるスライド手段は、前述したように左セカンドシート37のスライド手段45と同じなので説明を省略する。
スライド手段45は、左側レール46,46(一方側のみを示す)に沿って移動する移動体73を備え、移動体73を、左セカンドシート37のシートクッション49の底部に取り付けたものである。
左側レール46は、フロア65に、車体前後方向に延びるように設けた部材である。
一対のピニオン78,78は、左側レール46の一対のラック74,74に噛み合っている。
貫通孔103は、ケーシング77の底部77aに形成した孔である。
ロック孔104は、左側レール46の底部46aに形成した孔である。
移動体73は、ケーシング77の底部77aにブラシ105…を備え、ブラシ105…の先端を、左側レール46の長尺接点部75に接触させ、ブラシ105…をハーネス106…を介して、駆動モータ89およびアクチュエータ95に接続する。
よって、駆動モータ89の駆動や、アクチュエータ95の駆動に必要な電圧を電源から供給する。
図3に戻って、スライド手段45のアクチュエータ95を駆動することにより操作ロッド96を矢印Aの如く操作する。
操作ロッド96でレバー98を矢印Aの如く移動することにより、リンク機構(図示せず)でロックプレート99を矢印Bの如く上昇させる。
ロックプレート99を上昇することにより、一対のロック突片102,102を、ロック孔104,104および貫通孔103,103から抜き出す。
これにより、ロックが解除された状態になり、移動体73が左側レール46に沿って前後方向に移動可能になる。
ここで、ケーシング77に、前案内ローラ91、後下案内ローラ92,92および後上案内ローラ93,93を設けることで、移動体73を左側レール46に沿って矢印E−Fの如く車体前後方向に安定的に移動させる。
レバー98を矢印Gの如く移動することにより、リンク機構(図示せず)でロックプレート99を下降させる。
ロックプレート99を下降することにより、一対のロック突片102,102を、ロック孔104,104および貫通孔103,103に差し込む。
これにより、ロック状態になり、移動体73を左側レール46の所定位置に保持する。
リモートコントロール用操作部22は、矩形状に形成した携帯用の遠隔操作可能な操作部で、前端部22a近傍に、ドアロックボタン27、テールゲート開閉ボタン26、左側スライドドア開閉ボタン24および右側スライドドア開閉ボタン25の第1ボタン群を備える。
中央部22bから後端部22cの領域に、最大荷室調整ボタン111、センターシート調整ボタン112、左セカンドシート調整ボタン113、右セカンドシート調整ボタン114、左サードシート調整ボタン115および右サードシート調整ボタン116の第2ボタン群を備える。
荷室118を最大の広さに作り替えた状態で、最大荷室調整ボタン111を、もう一度押すことにより、それぞれのシートを連動させて使用状態に復帰する。
センターシート39を車体前方向にスライドさせた状態で、センターシート調整ボタン112を、もう一度押すことにより、センターシート39を使用状態に復帰する。
左セカンドシート37を車体前方向にスライドさせた状態で、左セカンドシート調整ボタン113を、もう一度押すことにより、左セカンドシート37を使用状態に復帰する。
右セカンドシート38を車体前方向にスライドさせた状態で、右セカンドシート調整ボタン114を、もう一度押すことにより、右セカンドシート38を使用状態に復帰する。
左サードシート41を収納凹部66内に収納した状態で、左サードシート調整ボタン115を、もう一度押すことにより、左サードシート41を使用状態に復帰する。
右サードシート42を収納凹部66内に収納した状態で、右サードシート調整ボタン116を、もう一度押すことにより、左サードシート42を使用状態に復帰する。
このため、第1ボタン群と、第2ボタン群とを隣接させることで、操作性を高め、使い勝手の向上を図ることにした。
スライドカバー121を、後端部22c側から突出させるようにスライドさせることにより、(a)に示すようにスライドカバー121を開く。
スライドカバー121を閉じることにより、最大荷室調整ボタン111、センターシート調整ボタン112、左セカンドシート調整ボタン113、右セカンドシート調整ボタン114、左サードシート調整ボタン115および右サードシート調整ボタン116をスライドカバー121で覆う。
インパネ操作部23は、インストルメントパネル28の右端部28a(すなわち、ハンドル123の近傍に)矩形状の部位に備える。
インパネ操作部23、右端部23a近傍に、ドアロックボタン27、テールゲート開閉ボタン26、左側スライドドア開閉ボタン24および右側スライドドア開閉ボタン25の第1ボタン群を備える。
中央部23bから左端部23cの領域に、最大荷室調整ボタン111、センターシート調整ボタン112、左セカンドシート調整ボタン113、右セカンドシート調整ボタン114、左サードシート調整ボタン115および右サードシート調整ボタン116の第2ボタン群を備える。
このため、第1ボタン群と、第2ボタン群とを隣接させることで、操作性を高め、使い勝手の向上を図る。
スライドカバー125を、上方にスライドさせて開くことにより、最大荷室調整ボタン111、センターシート調整ボタン112、左セカンドシート調整ボタン113、右セカンドシート調整ボタン114、左サードシート調整ボタン115および右サードシート調整ボタン116を露出させる。
図8は本発明に係る自動車用電動シート装置で荷室を荷室モード1に作り替える例を説明するフローチャートを示し、図9は本発明に係る自動車用電動シート装置で荷室を荷室モード2〜3に作り替える例を説明するフローチャートを示す。
先ず、荷室118を荷室モード1に作り替える例をST10〜ST26に基づいて説明する。
図2の状態において、リモートコントロール用操作部22の左サードシート調整ボタン115を押す。
ST11;制御部29が左サードシート調整ボタン115を押したことを確認した後、制御部29から左サードシート41の折り畳み手段64(図2参照)に駆動信号を伝える。
ST13;シートバック61をシートクッション62に重ね合わせた後、制御部29から左サードシート41の収納用モータ67(図2参照)に駆動信号を伝える。
これにより、図10に示す状態になる。
荷室118を、図10に示すように作り替えることで、車室19内に所望の広さの荷室118を確保する。
この所望広さの荷室118は、図8で説明したように、左サイドシート調整ボタン115を押すだけで、簡単に確保することができる。
ST16;制御部29が右サードシート調整ボタン116を押したことを確認した後、制御部29から右サードシート42の折り畳み手段(図示せず)に駆動信号を伝える。
ST17;右サードシート42のシートバック68を折り畳み手段(図示せず)で前方に倒してシートクッション69に重ね合わせる。
ST19;シートクッション69およびシートバック68を左側支持軸71を軸にして収納用モータ67で車体後方にスイング移動することにより、右サードシート42をフロア65の収納凹部66内に収納する。
これにより、図11に示す状態になる。
荷室118を、図11に示すように作り替えることで、車室19内に所望の広さの荷室118を確保する。
この所望広さの荷室118は、図8で説明したように、左右のサイドシート調整ボタン115,116を押すだけで、簡単に確保することができる。
ST21;制御部29が左セカンドシート調整ボタン113を押したことを確認した後、制御部29から左セカンドシート37のチップアップ手段48に駆動信号を伝える。
ST23;シートクッション49をチップアップ状態にした後、制御部29から左セカンドシート37の前倒し手段51に駆動信号を伝える。
ST24;左セカンドシート37の前倒し手段51でシートバック52を前方に前倒し状態にする。
ST26;左セカンドシート37のスライド手段45で、左セカンドシート37を左側レール46,46に沿って車体前方向に移動する。
これにより、荷室118を、図12に示す荷室モード1に作り替える操作が完了する。
荷室118を、図12に示す荷室モード1に作り替えることで、車室19内に所望の広さの荷室118を確保する。
この所望広さの荷室118は、図8で説明したように、左右のサイドシート調整ボタン115,116、左セカンドシート調整ボタン113を押すだけで、簡単に確保することができる。
荷室モード1の状態において、図6に示すリモートコントロール用操作部22のセンターシート調整ボタン112を押す。
ST28;制御部29がセンターシート調整ボタン112を押したことを確認した後、制御部29からセンターシート39のスライド手段45に駆動信号を伝える。
ST29;センターシート39のスライド手段45で、センターシート39を中央レール58,58に沿って車体前方向に移動する。
車体前方向に移動したセンターシート39は、第1列目シート31のドライバーシート35とパッセンジャーシート36との間に入り込む。
これにより、荷室118を、図13に示す荷室モード2に作り替える操作が完了する。
荷室118を、図13に示す荷室モード2に作り替えることで、車室19内に所望の広さの荷室118を確保する。
この所望広さの荷室118は、図8〜図9で説明したように、左右のサイドシート調整ボタン115,116、左セカンドシート調整ボタン113、センターシート調整ボタン112を押すだけで、簡単に確保することができる。
荷室モード2の状態において、図6に示すリモートコントロール用操作部22の右セカンドシート調整ボタン114を押す。
ST31;制御部29が右セカンドシート調整ボタン114を押したことを確認した後、制御部29から右セカンドシート38のチップアップ手段(図示せず)に駆動信号を伝える。
ST32;右セカンドシート38のチップアップ手段でシートクッション56を後方にチップアップ状態にする。
ST33;シートクッション56をチップアップ状態にした後、制御部29から右セカンドシート38の前倒し手段(図示せず)に駆動信号を伝える。
ST34;右セカンドシート38の前倒し手段(図示せず)でシートバック57を前方に前倒し状態にする。
ST35;シートバック57を前倒し状態にした後、制御部29から右セカンドシート38のスライド手段45に駆動信号を伝える。
ST36;右セカンドシート38のスライド手段45で、右セカンドシート38を右側レール54,54に沿って車体前方向に移動する。
これにより、荷室118を、図14に示す荷室モード3に作り替える操作が完了する。
荷室118を、図14に示す荷室モード3に作り替えることで、車室19内に所望の広さの荷室118を確保する。
この所望広さの荷室118は、図8〜図9で説明したように、左右のサイドシート調整ボタン115,116、左右のセカンドシート調整ボタン113,114、センターシート調整ボタン112を押すだけで、簡単に確保することができる。
図15は本発明に係る自動車用電動シート装置で荷室を荷室モード4に作り替える例を説明する第1フローチャートを示す。
図16は本発明に係る自動車用電動シート装置で荷室を荷室モード4に作り替える例を説明する第2フローチャートを示す。
図2の状態において、リモートコントロール用操作部22の最大荷室調整ボタン111を押す。
ST41;制御部29が左サードシート調整ボタン115を押したことを確認した後、制御部29から左サードシート41の折り畳み手段64(図2参照)に駆動信号を伝える。
ST43;シートバック61をシートクッション62に重ね合わせた後、制御部29から左サードシート41の収納用モータ67(図2参照)に駆動信号を伝える。
これにより、図10に示す状態になる。
ST46;右サードシート42のシートバック68を折り畳み手段(図示せず)で前方に倒してシートクッション69に重ね合わせる。
ST48;シートクッション69およびシートバック68を左側支持軸71を軸にして収納用モータ67で車体後方にスイング移動することにより、右サードシート42をフロア65の収納凹部66内に収納する。
これにより、図11に示す状態になる。
ST50;左セカンドシート37のチップアップ手段48でシートクッション49を後方にチップアップ状態にする。
ST52;左セカンドシート37の前倒し手段51でシートバック52を前方に前倒し状態にする。
ST54;左セカンドシート37のスライド手段45で、左セカンドシート37を左側レール46,46に沿って車体前方向に移動する。
これにより、図12に示す状態になる。
ST56;センターシート39のスライド手段45で、センターシート39を中央レール58,58に沿って車体前方向に移動する。
これにより、図13に示す状態になる。
ST58;右セカンドシート38のチップアップ手段でシートクッション56を後方にチップアップ状態にする。
ST60;右セカンドシート38の前倒し手段(図示せず)でシートバック57を前方に前倒し状態にする。
ST62;右セカンドシート38のスライド手段45で、右セカンドシート38を右側レール54,54に沿って車体前方向に移動する。
これにより、図14に示す状態になる。
ST64;パッセンジャーシート36のチップアップ手段48でシートクッション43を後方にチップアップ状態にする。
ST66;パッセンジャーシート36の前倒し手段51でシートバック44が前方に前倒し状態にする。
ST67;シートバック44を前倒し状態にした後、制御部29からパッセンジャーシート36のスライド手段45に駆動信号を伝える。
ST68;パッセンジャーシート36のスライド手段45で、パッセンジャーシート36を左側レール46,46に沿って車体前方向に移動する。
パッセンジャーシート36を左側レール46,46に沿って車体前方向に移動すると同時に、左セカンドシート37のスライド手段45で、左セカンドシート37を左側レール46,46に沿って車体前方向に移動する。
これにより、荷室118を、図17に示す荷室モード3に作り替える操作が完了する。
荷室118を、図17に示す荷室モード4に作り替えることで、車室19内に最大広さの荷室118を確保する。
この最大広さの荷室118は、図15および図16で説明したように最大荷室調整ボタン111を押すだけで、簡単に確保することができる。
図18は本発明に係る自動車用電動シート装置を調整してサードシートに乗車する例を説明するフローチャートを示す。
図2の状態において、図6に示すリモートコントロール用操作部22の左スライドドア開閉ボタン24を押す。
ST71;制御部29が左スライドドア開閉ボタン24を押したことを確認した後、制御部29から、左スライドドア14の開閉用モータ15(図1参照)に駆動信号を伝える。
ST72;開閉用モータ15が駆動して、左スライドドア14を開ける。
ST73;制御部29にリモートコントロール用操作部22からの信号が伝わり、制御部29が左セカンドシート調整ボタン113を押したことを確認する。
ST76;シートクッション49をチップアップ状態にした後、制御部29から左セカンドシート37の前倒し手段51に駆動信号を伝える。
ST77;左セカンドシート37の前倒し手段51でシートバック52を前方に前倒し状態にする。
ST79;左セカンドシート37のスライド手段45で、左セカンドシート37を左側レール46,46に沿って車体前方向に移動する。
これにより、図19に示す状態になる。
左セカンドシート37のシートクッション49をチップアップ状態にし、かつシートバック52を前倒し状態にして、左セカンドシート37を車体前方向に移動した。
この昇降用の空間126は、図18で説明したように、左スライドドア開閉ボタン24を押した後、左セカンドシート調整ボタン113を押すだけで、簡単に確保することができる。
これにより、乗員はより一層自然な姿勢で矢印の如く車両に昇降することができる。
図20は本発明に係る自動車用電動シート装置で左スライドドアを開けて荷物を収納する例を説明するフローチャートを示す。
図2の状態において、リモートコントロール用操作部22の左スライドドア開閉ボタン24を押す。
ST81;制御部29が左スライドドア開閉ボタン24を押したことを確認した後、制御部29から、左スライドドア14の開閉用モータ15(図1参照)に駆動信号を伝える。
ST82;開閉用モータ15が駆動して、左スライドドア14を開ける。
ST83;制御部29にリモートコントロール用操作部22からの信号が伝わり、制御部29が最大荷室調整ボタン111を押したことを確認する。
これにより、左スライドドア14の開口131(図1参照)から、荷室118内に荷物(図示せず)を収納する。
図21は本発明に係る自動車用電動シート装置で左スライドドアを開けて荷物を収納する例を説明するフローチャートを示す。
図2の状態において、リモートコントロール用操作部22のテールゲート開閉ボタン26を押す。
ST91;制御部29がテールゲート開閉ボタン26を押したことを確認した後、制御部29から、テールゲート17の開閉用モータ18(図1参照)に駆動信号を伝える。
ST92;開閉用モータ18が駆動して、テールゲート17を開ける。
ST93;制御部29にリモートコントロール用操作部22からの信号が伝わり、制御部29が左サードシート調整ボタン115を押したことを確認する。
ST94;制御部29が左サードシート調整ボタン115を押したことを確認した後、制御部29から左サードシート41の折り畳み手段64(図2参照)に駆動信号を伝える。
ST96;シートバック61をシートクッション62に重ね合わせた後、制御部29から左サードシート41の収納用モータ67(図2参照)に駆動信号を伝える。
これにより、荷室118が図10に示す状態になり、テールゲート17の開口132(図1参照)から、荷室118内に荷物(図示せず)を収納する。
これにより、シートを乗車しやすい姿勢に変えたり、荷室118を所望の広さに作り替える。
すなわち、左スライドドア14やテールゲート17を開放する操作と、シートの姿勢を変えたり、荷室118のモードを作り替えたりする操作とは、関連する操作となる。
これにより、左スライドドア開閉ボタン24やテールゲート開閉ボタン26などの第1ボタン群を操作した後、左セカンドシート調整ボタン113、最大荷室調整ボタン111、左サードシート調整ボタン115などの第2ボタン群にスムーズに指を移動することが可能になる。
パッセンジャーシート36を電動で個別に操作するパッセンジャーシート調整ボタン134を備えることで、自動車の用途に応じた荷室状態を時間をかけないで、より一層簡単に作り替えることができる。
Claims (2)
- 車両前方から後方に向けて第1〜第3列目のシートを車室内に順に備え、電動で開閉するスライドドアおよびテールゲートを備えた自動車用電動シート装置であって、
前記第2、第3列目のシートを電動で所望の姿勢に変更可能に構成し、
前記第2、第3列目のシートを電動でそれぞれ個別に操作する個別スイッチを備え、
前記第2、第3列目のシートを電動で互いに連動させて操作する連動スイッチを備え、
前記スライドドアおよびテールゲートをそれぞれ個別に電動で開閉操作する開閉スイッチを備え、
この開閉スイッチを、前記個別スイッチおよび連動スイッチの近傍に設け、
前記開閉スイッチ、前記個別スイッチおよび前記連動スイッチを備え、車外から前記スライドドア、テールゲート、前記第2、第3列目シートを遠隔操作するリモコン装置を設け、
前記連動スイッチの操作に基づいて、前記第2列目シートが着座姿勢から車両前後方向の前方に位置する収納姿勢に姿勢を変更し、前記第3列目シートが着座姿勢から車両前後方向の後方に位置する収納姿勢に姿勢を変更する、
ことを特徴とする自動車用電動シート装置。 - 前記開閉スイッチを有する第1のスイッチ群と、個別スイッチおよび前記連動スイッチを有する第2のスイッチ群とを備えた操作手段を設け、該操作手段の前記第2スイッチ群を覆うスライドカバーを備え、該スライドカバーは前記第1のスイッチ群を覆わない方向にスライド可能に操作手段に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の自動車用電動シート装置。
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