JP4366757B2 - Coating apparatus, coating method, and method for manufacturing plasma display or display member - Google Patents

Coating apparatus, coating method, and method for manufacturing plasma display or display member Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピストンポンプ、塗布装置および塗布方法並びにプラズマディスプレイまたはプラズマディスプレイ部材の製造方法に関する。本発明は、例えばプラズマディスプレイ、カラー液晶ディスプレイ用カラーフィルタ、光学フィルタ、プリント基板、集積回路、半導体等の製造分野に使用できる。また、本発明は、詳しくはガラス基板などの被塗布部材表面に非接触で塗布液を吐出しながら塗膜を形成するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディスプレイはその方式において次第に多様化してきているが、現在注目されているものの一つが、従来のブラウン管よりも大型で薄型軽量化が可能なプラズマディスプレイである。これは、一定ピッチでストライプ状に一方向にのびる溝をもつ隔壁をガラス基板上に構成し、さらにこの隔壁の溝にR、G、Bの蛍光体を充填し、任意の部位を紫外線により発光させ、所定のカラーパターンを写し出すものである。通常隔壁のある方が背面板、発行させる部位を決める電極のある方が前面板と呼ばれており、両者を貼りあわせてプラズマディスプレイとして構成される。
【0003】
ここで重要な背面板上の隔壁パターンの形成方法としては、隔壁ペーストを均一に塗布し、乾燥して均一膜厚のものを成型した後、所定ピッチのストライプ状の溝を、サンドブラスト法やフォトリソグラフィー法等の後加工によって彫り込み、焼成するのが主流である。隔壁の塗膜の厚さは焼成後でも100〜200μmと厚く、この膜厚に数千〜数万cpsの隔壁ペーストをガラス基板上に均一に塗布する手段としては、所定の膜厚になるまで何度も塗膜の塗布、乾燥を繰り返すスクリーン印刷法が一般的に用いられている。しかしこの方法では塗布、乾燥の繰り返し回数が10〜20回にも及ぶため、コスト削減や品質向上を狙って、塗布を1回で完了できるロール法やダイコート法等の導入が、近年盛んに取り組み始められている。
【0004】
この中でも、ダイを用いたダイコート法は、塗布回数を1回で行えることの他、(1)アプリケータであるダイがガラス基板と非接触であるので、塗布面にスクリーンむらが残らず品質を向上できる、(2)スクリーンのような消耗品がないので、交換の手間と費用を皆無にできる、等のメリットがある。
【0005】
このようなダイへの塗布液の供給手段としては、ギアポンプ、ダイヤフラムポンプ、シリンジポンプとも呼ばれるピストンポンプ等の定容量ポンプや、一定のエアー圧力で塗布液を送液するエアー圧送があるが、塗布液の粘度に関係なく安定して一定の塗布厚さがえられ、さらに時間変動も少ない定容量ポンプが通常よく用いられている。
【0006】
ガラス基板のような枚葉状物にダイで塗布する場合には、定容量ポンプに間欠的な動作が必要とされるため、間欠動作の制御が容易な特開平2−223686号公報に記載のダイヤフラムポンプや特開平9−160020号公報等に記載のピストンポンプがよく使われている。
【0007】
ここで、図4は従来のピストンポンプ300の構成を示す概略断面図である。図4を見るとピストンポンプ300は三方バルブ320とポンプ部301より構成されている。ポンプ部301は塗布液を内部に蓄えるシリンダー302、塗布液をシリンダー302の内外に吐出または吸引するピストン304、シリンダー302内の塗布液がピストン304から流出するのを防ぐOリング等のシール材306より構成される。一方三方バルブ320は、本体322内に流体路326を有し、これがボール324内の通過路328と接続して、バルブ入口BI、バルブ出口BOのいずれかをポンプの出入口PIOに接続することができる。接続口の選択はボール324の回転によって行われ、接続口の選択とピストン304の動作によって、バルブ入口BIからシリンダー302内に塗布液を吸引したり、シリンダー302からバルブ出口BOに塗液を吐出したりすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図4のようなピストンポンプをはじめとする間欠型定容量ポンプには次のような問題点がある。
(1)ポンプ内に一度塗布液を吸引・貯蔵してから塗布液を吐出する形式であるため、ダイや配管ラインからなる塗布液供給ラインにある塗布液を入れ換えたり、洗浄のため洗浄液を通したりするときに時間がかかる。
(2)ポンプ内に滞留しやすい部分が多く、塗布液を新しい塗布液や、洗浄のために洗浄液と置換するのに時間がかかる。特に塗液の吸引と吐出を同じ通過口で行うために、この置換作業に時間がかなりかかる。
(3)枚葉状物に塗布するときには、塗布開始・終了部で膜厚が所定の一定値になっていない、いわゆる不良部分を小さくすることが要求される。塗布開始部の不良部分を小さくする一つの有効な手段は、一定速度で走行している基板に対応する吐出速度に達した塗布液をダイから吐出して塗布を開始することであり、このため塗布液の吐出速度がゼロから所定値に達する時間が短いほど、すなわち応答性が高いほど、塗布開始部での不良部は短くできることになる。間欠型定容量ポンプでは、
1)使用するモータの特性から、所定の吐出速度に達するのに一定時間がかかり、応答性が低い。
2)ポンプ〜ダイまでの配管を、通常は経路形成が容易であるためにテフロン等の樹脂製のフレキシブルチューブにしている。フレキシブルチューブは内部圧力によって弾性収縮し、塗布液をポンプから吐出開始するときには、吐出時の圧力に相当するまで膨張することになるので、チューブが塗布液のバッファーのように機能して、ポンプ自体が所定の機械速度に達しても、ポンプから送り出される塗布液がチューブの膨張に消費されてしまう結果、ダイから吐出される塗布液が所定の吐出速度に達せず、応答性をさらに低下させてしまう。
【0009】
一方、エアー圧送では、エアーの移動速度が高いために、すぐにダイからの塗布液の吐出速度をゼロから所定値に達せられるので、塗布開始部の不良部を小さくできるが、上記したように粘度やダイの内部の状態変化の影響をうけて、定常部分の吐出量が時間とともに変わってしまうので、長時間にわたって安定して使用することができない。
【0010】
すなわち、従来の塗布液供給方法では、塗布開始部の不良部を小さくして、定常部の膜厚むらを長時間にわたって小さくすることができない。
(4)図4のピストンポンプのように、3方バルブで流体路の切替を行う間欠型定容量ポンプでは、
1)3方バルブ切替動作の途中において、流体路が流入側、吐出側でともに閉となるため、ポンプ動作中に3方バルブの切替動作を行なった場合、内圧上昇による機械的破損が発生する。
2)ポンプの動作停止で塗布液の供給を停止した場合、所定の吐出速度から停止するまでに一定時間がかかり、塗布終了部の膜厚不良部を小さくすることができない。
【0011】
この発明は、上述の事情に基づいて研究を行ったものであり、その目的とするところは、ピストンポンプ等の間欠型定容量ポンプや、それを用いたダイコータにおいて、
(1)ダイや配管ラインからなる塗布液供給ラインでの塗布液や洗浄液の置換を短時間で行う
(2)間欠型定容量ポンプ内に滞留部分がなく、塗布液や洗浄液を短時間で置換する
(3)間欠型定容量ポンプを使用してもダイからの塗布液吐出の応答性を高くして、塗布開始部の膜厚不良部分を極小にするとともに、定常部分の膜厚むらを長時間にわたって小さくする
(4)間欠型定容量ポンプを使用してもダイからの塗布液停止の応答性を高くして、塗布終了部の膜厚不良部分を極小にする
ことを可能にして、生産性および製品の品質を向上させることのできるピストンポンプ並びに塗布装置および塗布方法並びにプラズマディスプレイまたはディスプレイ用部材の製造装置および製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記本発明の目的は、以下に述べる手段によって達成される。
(1)塗布液を塗布器に供給する塗布液供給装置と、該塗布液供給装置から供給された塗布液を被塗布部材に吐出する一方向に延びる吐出口を有する塗布器と、該塗布器および前記被塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材上に塗膜を形成するための移動手段とを備えた塗布装置において、前記塗布液供給装置は塗布液を前記塗布器に定容量供給する定容量供給手段と、該定容量供給手段の上流側に接続されている供給タンク内の塗布液を一定圧力で加圧して、前記定容量供給内部の流体通過路を通じて一方向に前記塗布器に定圧力供給する定圧力供給手段から構成され、さらに前記定容量供給手段と前記定圧力供給手段の単独動作あるいは併用を選択して動作制御する制御手段を設けたことを特徴とする塗布装置。
(2)前記定容量供給手段は、流体を内部に蓄えるとともに流出口を端部に備えるシリンダーと、往復動によって該シリンダー内または外に流体を供給するピストンを有し、さらに前記シリンダーと前記ピストンに各々流体通過路が設けられたピストンポンプであることを特徴とする(1)に記載の塗布装置。
)(または(2)記載の塗布装置を備えることを特徴とするプラズマディスプレイまたはディスプレイ用部材の製造装置。
)塗布液を塗布器の一方向に延びる吐出口から吐出しながら、前記塗布器および被塗布部材の少なくとも一方を相対的に移動させて、前記被塗布部材に塗膜を形成する塗布方法において、前記塗布器への塗布液の供給について、定容量供給手段による定容量供給と、該定容量供給手段の上流側に接続されている供給タンク内の塗布液を、定圧力供給手段によって一定圧力で加圧して前記定容量供給手段内部の流体通過路を通じて一方向に塗布器に供給する定圧力供給単独あるいは併用を選択して行うことを特徴とする塗布方法
(5)定容量供給と定圧力供給の併用を、前記塗布器の被塗布部材への塗布液の塗布開始時もしくは塗布終了時に行なうことを特徴とする()に記載の塗布方法
(6(4)または(5)記載の塗布方法を用いてプラズマディスプレイまたはディスプレイ用部材を製造することを特徴とするプラズマディスプレイまたはディスプレイ用部材の製造方法。
【0014】
さらに(1)、(2)、(4)、(5)の塗布装置および塗布方法によれば、塗布液の定容量供給と定圧力供給を併用または選択するのであるから、ダイからの塗布液吐出の応答性を高くして、塗布開始部の膜厚不良部分を非常に小さくする一方で、定常部分の膜厚むらを長時間にわたって小さく保つことが可能となる。
【0015】
さらにまた()、()のプラズマディスプレイまたはディスプレイ用部材の製造装置および製造方法によれば、上記の優れた塗布装置または方法を用いてプラズマディスプレイまたはディスプレイ用部材を製造するのであるから、塗布開始部の膜厚不良部分が非常に小さくかつ、定常部分の膜厚むらを非常に小さく保持された、高い品質のプラズマディスプレイまたはディスプレイ用部材を高い生産性で製造することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係るダイコータである塗布装置の全体斜視図、図2は図1のテーブル6とダイ30、及び供給装置回りの概略構成図である。
【0017】
図1を参照すると、本発明になるプラズマディスプレイの隔壁製造に適用されるダイコート法による塗布装置、いわゆるダイコータ1が示されている。このダイコータは基台2を備えており、その上に一対のガイド溝レール4が設けられている。これらガイド溝レール4には基板A(被塗布部材)の保持体としてのテーブル6が配置され、このテーブル6の上面は、真空吸引によって基板Aが固定可能な吸着孔のある吸着面10として構成されている。テーブル6は一対のスライド脚8を介してガイド溝レール4上を水平方向に自在に往復動する。
【0018】
一対のガイド溝レール4間には、図2に示す移動手段としての送りねじ機構14、16、18を内蔵したケーシング12が配置されており、ケーシング12はガイド溝レール4に沿って水平方向に延びている。送りねじ機構14、16、18は、図2に示されているように、ボールねじからなるフィードスクリュー14を有しており、フィードスクリュー14はテーブル6の下面に固定されたナット状のコネクタ16にねじ込まれ、このコネクタ16を貫通して延びている。フィードスクリュー14の両端部は図示しない軸受に回転自在に支持されており、その一端にはACサーボモータ18が連結されている。
【0019】
再び図1を参照すると、基台2の上面のほぼ中央には逆L字形をなすダイ支柱20が配置されている。このダイ支柱20の先端はテーブル6の往復動経路の上方に位置付けられており、これに図示していない昇降機構を介してホルダー22が取り付けられている。ホルダ22には塗布器としてのダイ30が保持されている。図1から明らかなように、ダイ30はテーブル6の真上でテーブル6の往復動方向と直交する方向、つまり、ダイ30の長手方向に水平に延びて、その両端がホルダー22に支持されている。また、図示していない昇降機構はACサーボモータを駆動源として上下方向に自在に昇降することができるので、これに接続されているダイ30も上下方向に任意の位置に自在に移動することができる。またホルダー22は内部にダイ30の両端部の上下方向の位置を調整する図示しない調整機構を有しており、ダイ30の吐出口面74とテーブルとの間隔を平行に設定することができる。さらに、ダイ30には供給ホース102を介して塗液供給ユニット100が流体的に接続されている。
【0020】
さてダイ30は図2に概略的に示されているように、長尺なブロック形状のリアリップ60、フロントリップ66を、テーブル6の往復動方向に図示しない複数の連結ボルトにより相互に一体的に結合して構成されている。リアリップ60、フロントリップ66の最下面は塗布膜Cを保持する吐出口面74となっており、吐出口面74〜基板Aのすきまであるクリアランスは塗布性から最適な値に設定される。
【0021】
またダイ30の内部ではリアリップ60、およびフロントリップ66との間には塗布膜Cを形成する塗布液の流路となるスリット64が形成されている。このスリット64はダイ30の下面では塗布液の出口である吐出口72となる。スリット64の間隙はリアリップ60、フロントリップ66の平行部との間に挟み込まれた図示しないシムによって確保されており、任意の大きさに設定できる。吐出量のダイ30長手方向(図2の紙面に垂直な方向)分布は、リップ間隙のダイ30長手方向の分布によって定まる。すなわち、リップ間隙が広いと吐出量は多くなり、リップ間隙が狭いと吐出量は少なくなる。さらにスリット64の上流側には、これに連通してダイ30の長手方向(基板幅方向)に水平に延びているマニホールド62が形成されている。さらにこのマニホールド62はダイ30の内部通路を介して塗布液供給装置としての塗液供給ユニット100へと接続されている。塗液供給ユニット100は、供給ホース102、フィルター104、定容量供給手段としての定容量ポンプであるピストンポンプ120、吸引ホース110、タンク112から構成されており、タンク112内の塗布液114をダイ30に供給することができる。この塗液供給ユニット100は図1からわかる通り、架台116上に配置されている。なお、タンク112は密閉容器で定圧力供給手段としての一定圧力のエアーや、N2等の不活性ガスで加圧されていることが好ましい。加圧力は好ましくは0.01〜1MPa、より好ましくは0.1〜0.5MPaである。
【0022】
さて、塗液供給ユニット100の中にあるピストンポンプ120は、供給ホース102と接続する吐出用弁122、吸引ホース110と接続する吸引用弁126からなるバルブ部と、外筒であるシリンダ124、シリンダ124の内面に接触するOリング等のリング状のシール材130、内部に流体通過路132を有し、シール材130が装着されているピストン128からなるポンプ部、より構成されている。そしてシリンダ124と吐出用弁122はフレーム138(図1参照)に、吸引用弁126はピストン128に、図示しないブラケットを介して固定されている。そしてピストン128は、さらに図示していない駆動機構に連結されている。この駆動機構は、上下方向の案内にリニアガイド、駆動にACサーボモータとボールネジを用いており、接続するピストン128を所定の速度で上下方向に自在に往復動させることができる。
【0023】
このピストンポンプ120を用いてタンク112内の塗布液114をダイ30へ供給するには、まず吸引用弁126を開く一方で吐出用弁122を閉じた後に、ピストン128を下側に一定量移動させて、タンク112内の塗布液114をシリンダ124内に流入口134と流体通過路132を通じて充填する。続いて吸引用弁126を閉じ、吐出用弁122を開いてから、ピストン128を上側に所定の速度で一定量移動させれば、シリンダ124内の塗布液を流出口136を通じてダイ30のマニホールド62へ供給できる。この一連の動作により塗布液は、ピストン128の端部にある流入口134からシリンダ124の端部にある流出口136に向けて、一方向にのみ一定容量で流れる。一方向にしか塗布液が流れないということは滞留部分がないということであり、現在の塗布液を他のものに入れ換える場合、たとえば塗布液を別の種類のものや洗浄液と交換する場合に、素早く入れ替えや洗浄の作業を完了することができる。
【0024】
本発明のピストンポンプ120は以上のような定容量の塗布液を吐出する定容量ポンプとしての使い方の他、塗布液に定圧力を付加してダイ30に供給することもできる。すなわち、タンク112に一定圧力を付加し、ピストン128を動かさないで停止しておき、吸引用弁126と吐出用弁122を開けば、塗布液114をダイ30に定圧力供給できる。この状態で吸引用弁126か吐出用弁122のいずれかを閉とすれば、塗布液の供給を止めることができる。ピストンポンプ120でダイ30や配管等の塗液供給ラインに大容量の液体を定容量供給すると間欠動作のために時間がかかり、塗布液の入れ替えや、洗浄に時間を要する。ピストンポンプ120をこのように定圧力供給するように切り替えれば、液体を定圧力で連続的に、しかも滞留部分なく塗液供給ラインに送ることができるので、塗布液の入れ替え、洗浄作業を短時間ですますことが可能となる。
【0025】
さらにまた、本発明のピストンポンプ120は以上の定容量供給動作と定圧力による塗布液の供給を同時に行うこともできる。すなわち、まずタンク112に一定圧力を付加し、ピストン128を停止しておいて、吸引用弁126を開、吐出用弁122を閉状態にしておく。ついでピストン128を始動して上側に動かし、塗布液をタンク112にもどす。ピストン128の上昇速度が一定速度に達したら、吐出用弁122を開く。この時、吸引用弁126、吐出用弁122が共に開であることから定容量供給動作と定圧力の塗布液の供給が実現する。ピストン128の上昇運動を継続させたまま一定時間後に吸引用弁126を閉とすると、タンク112からの供給圧力が断たれて、定容量の供給に切り替えられる。定容量供給動作と定圧力供給の併用から定容量供給への切替はこのバルブ操作によって容易に行われる。このような定圧力と定容量の塗布液供給の併用は、吐出開始を短く、しかも塗布液の粘度変化に関係なく一定量の塗布液を供給したい場合に有効である。すなわち、通常は定圧力供給の方が定容量供給よりも吐出開始時間を遙かに短くできるので、吐出開始時には定圧力供給と定容量供給動作の併用を行い、短時間で吐出量が一定量に達したら、粘度変化に関係しない定容量供給のみにすると両方の供給方法の長所のみ活用することができる。
【0026】
定圧力供給によって吐出開始時間を短くする効果は、供給ホース102が圧力付加による膨張でホース内に貯蔵する液体の増加量が大きい場合、たとえばテフロン製等のフレキシブルチューブを用いて、チューブの内径と長さが大きければ大きいほど、特に有効である。すなわちこのような場合に塗布液を定容量供給すると、吐出圧力に達するまで供給ホース102が膨らみ、ここにピストンポンプ120から定容量供給される塗布液がため込まれることになるので、ダイ30の吐出口から吐出される塗布液量が所定量に達しない。この状態は供給ホース102の膨張が完了するまで続くため、吐出の時間応答遅れが生じる。このような場合に定圧力供給を用いるとタンク112に付加している圧力と供給ホースの圧力の差に応じた早い管内流速で塗布液が供給されるので、供給ホースの膨張を非常に短い時間で終えることができ、吐出応答時間遅れをほとんどゼロにすることができる。
【0027】
さらに本発明のピストンポンプ120では塗布液の吐出開始時だけではなくて、吐出終了時もダイ30からの塗液の吐出を短い時間で終えて応答性を高めることができる。すなわち、タンク112は大気圧、吸引用弁126を閉、吐出用弁122を開にしてピストン128を一定速度で上昇させている状態で、吸引用弁126を開、吐出用122弁を閉とし、ダイ30への塗液供給を停止させる。また、ピストン128停止のための減速動作は、吸引用弁126の開動作後に行なう。この弁切替動作により、ダイ30への塗液供給停止をピストン128の停止ではなく、吐出用122弁の閉動作で行えるため、ピストン128の減速時間に影響されることなく、ダイ30からの塗布液の吐出は瞬時に停止させることができる。また、吸引用弁126の開動作後、もしくは同時に吐出用弁122を閉とするため、吐出用弁122の閉動作後に、ピストン128が送り出す塗布液はタンク112の方にもどされ、内圧上昇によるシリンダ124等の機械的破損をおこさないで済む。
【0028】
さて再び図2を見ると、ピストンポンプ120中の吸引用弁126、吐出用弁122の開閉タイミング、及びピストン128の動作タイミング、塗布液吐出量、吐出速度等の動作条件は、各々の機器が電気的に接続されているコンピュータ54によって各機器ごとに独立に制御される。さらに、ピストンポンプ120をテーブル6等と連動して動作制御するため、コンピュータ54には、テーブル6側のフィードスクリュー14のACサーボモータ18や、ダイ30の昇降用のACサーボモータが電気的に接続されているとともに、ACサーボモータ18等の作動状態を示す信号、テーブル6の移動位置を検出する位置センサ58からの信号、ダイ30の作動状態を検出するセンサ(図示しない)からの信号などが入力される。
【0029】
なお、位置センサ58を使用する代わりに、ACサーボモータ18にエンコーダを組み込み、このエンコーダから出力されるパルス信号に基づき、コンピュータ54にてテーブル6の移動位置を検出することも可能である。
【0030】
次に本発明に係る塗布装置であるダイコータ1を使った塗布方法について説明する。
【0031】
まず塗布装置における各作動部の原点復帰が行われるとテーブル6、ダイ30はスタンバイの位置(原点位置)に移動する。この時、塗布液タンク112〜ダイ30まで塗布液114はすでに充満されており、ダイを上向きにして塗布液を吐出してダイ内部の残留エアーを排出するという、いわゆるエアー抜き作業も既に終了している。
【0032】
次に、テーブル6の吸着面10を基準にして、ダイ30の吐出口面74が吸着面10と平行になるように、ダイ30の傾きを調整する。この時、テーブル6の吸着面10を基準点とした吐出口面74と昇降機構の上下方向座標軸(Z軸)値との関連づけ、いわゆる吐出口面74の原点出しも同時に実行、完了される。これによって、昇降機構の上下方向座標軸値を制御すれば、吐出口面74を吸着面90から任意の高さ位置に移動させることができる。これらの作業が完了すれば、テーブル6、ダイ30を原点復帰させる。
【0033】
この準備動作が完了した後、テーブル6の表面に図示していないリフトピンを上昇させ、その上部に図示しない移載機から基板Aを載置したら、リフトピンを下降させてテーブル6上面に基板Aを載置して吸着する。
【0034】
次にテーブル6を所定速度で移動させ、基板Aの塗布開始部がダイ30の吐出口の真下にきたら停止させる。この停止状態の時に図示していない厚みセンサで基板Aの基板厚みを測定し、その厚さとあらかじめ条件として与えておいたクリアランスから、ダイ30の下降すべき値を演算し、次のその位置にダイ30が下降する。
【0035】
一方、ピストンポンプ120はこれまでに、吸引用弁126開、吐出用弁122閉の状態でピストン128を所定位置まで下降させて、シリンダ124内に塗布液114をすでに充填してスタンバイの状態にある。そして吸引用弁126を閉、吐出用弁122を開の状態にして、クリアランスの設定確認後、ピストン128を上昇させて塗布液114をダイ30に送り込む。ピストンポンプ120の塗布液送り込み動作開始後、コンピュータ54内のタイマーがスタートし、定められた時間の後にコンピュータからテーブル6のACサーボモータにスタート信号が出され、テーブル6が塗布速度で移動を開始し、塗布が開始される。
【0036】
基板Aの塗布終了部がダイ30の吐出口真下付近の位置にきたら、コンピュータ54から信号を出して、ピストンポンプ120の停止とダイ30の上昇を行い、塗布液を基板から完全にたちきる。
【0037】
一方テーブル6はさらに動きつづけ、基板Aをアンローダで移載する終点位置にきたら停止し、基板Aの吸着を解除してリフトピンを上昇させて基板Aを持ち上げる。この時図示されないアンローダによって基板Aの下面を保持して、次の乾燥工程に基板Aを搬送する。アンローダへの受け渡しが完了したら、テーブル6はリフトピンを下降させ原点位置に復帰する。
【0038】
この間にピストンポンプ120は、吸引動作を行ってタンク112から新たに塗布液114を充満させる。ついで次の基板Aが来るのを待ち、同じ動作をくりかえす。
【0039】
以上の塗布動作で、塗布開始、終了時の吐出開始・停止の応答性を高めて、膜厚が一定値に達しない不良膜厚部を大幅に減少するには次のような塗布方法を実施する。
【0040】
ピストンポンプ120とダイ30の準備動作と、テーブル6に基板Aを移載して吸着するまでは上記の塗布方法と全く同じである。基板Aの塗布厚みはあらかじめ測定されており、それに応じてクリアランスが与えられた値になる位置にダイ30を下降させておく。一方塗液供給ユニット100では、ピストンポンプ120のシリンダ124には塗布液が充填されており、タンク112には所定の圧力を付加し、吸引用弁126は開、吐出用弁122は閉、ピストン128は停止、の状態にある。
【0041】
ダイ30の下降が完了したら、テーブル6の移動を開始し、同時にピストン128も上昇を開始して所定の一定速度に達して、塗布液114をタンク112にもどす。次に基板Aの塗布開始部がダイ30の吐出口の真下付近にきたら、吐出用弁122を開いてダイ30からの塗布液を吐出して塗布を開始し、さらに一定時間後に吸引用弁126を閉として、ダイ30から一定量の塗布液を吐出し続けて、塗布を継続する。テーブル6、ピストン128とも各々所定の一定速度で動作している間に、タンク112の付加圧力を解除して常圧にもどしておく。そして基板Aの塗布終了部がダイ30の吐出口真下付近にきたら、吸引用弁126を開、吐出用弁122を閉とし、ダイ30からの塗布液の吐出を停止する。また、ピストン128は吸引用弁126の開動作後に減速、停止させる。そして塗布液の吐出停止と同じタイミングでダイ30を上昇して、塗布液を基板から完全にたちきる。以降上記の塗布動作と同じように、基板を乾燥工程に受け渡し、テーブル6、ピストンポンプ120とも原点復帰動作を行って、次の基板に備える。
【0042】
以上の本発明の説明でダイの吐出口面を清浄化する装置は示されていないが、拭取りや、洗浄液による洗浄、等の吐出口面を清浄化する手段をダイコータに付加してもよい。これによって、ダイの吐出口面が常に清浄化した状態で塗布を開始できるので、塗布開始部の膜厚プロファイルを所望のものに容易に制御できるようになる。
【0043】
なお本発明が適用できる塗布液としては粘度が1cps〜100000cps、望ましくは10cps〜50000cpsであり、ニュートニアンが塗布性から好ましいが、チキソ性を有する塗布液にも適用できる。基板Aとしてはガラスの他にアルミ等の金属板、セラミック板、シリコンウェハー等を用いてもよい。さらに使用する塗布条件としては、クリアランス(必要なものに対して)が40〜500μm、より好ましくは80〜300μm、塗布速度が0.1m/分〜10m/分、より好ましくは0.5m/分〜6m/分、ダイのリップ間隙は50〜1000μm、より好ましくは100〜600μm、塗布厚さが5〜400μm、より好ましくは20〜250μmである。
【0044】
以上の実施態様例では、ピストンポンプ120を用いた定容量供給と、定容量供給動作と圧送による定圧力供給の併用例を示したが、本発明によるピストンポンプを用いて圧送による定圧力供給だけで塗布を行ってもよい。定圧力供給のエアー圧力としては、0.01〜1MPa、より好ましくは0.05〜0.5MPaである。
【0045】
また吸引用弁126、吐出用弁122としては、ボールバルブの他、ダイヤフラムバルブ、チューブバルブ、プラグバルブ、ニードルバルブ等、二方弁としての機能を満足するのならいかなるものを使用してもよい。これらの材質としては、ステンレス等の金属の他、セラミックスやテフロン、ポリプロピレン等の樹脂、さらには部分的にセラミックスやテフロン等をコーティングしているものを用いてもよい。
【0046】
さらに、シリンダ124、ピストン128の材質としては、ステンレス等の金属の他、セラミックス、テフロン等の樹脂、ガラス等が好ましい。シリンダ124の内径やピストン128の移動ストローク量は塗布量から定まる必要貯蔵量から決めればよいが、シリンダ124の内径は5〜100mm、好ましくは10〜50mm、ピストン128の移動ストローク量は20〜500mm、好ましくは40〜300mmである。また、シール材130としてはシリコンゴム、カルレッツ、バイトン、EPDM等のゴム製のOリングの他、テフロン等の樹脂や、内圧によってセルフシール可能なメカニカルシール、Vリング等を用いてもよい。
【0047】
本発明によるディスプレイ用部材の製造装置の対象としては、プラズマディスプレイの背面板、前面板の他、液晶用ディスプレイに用いられるカラーフィルター等が好適である。
【0048】
【実施例】
以下実施例により本発明の効果を具体的に説明する。
実施例1
幅440mm×470mm×厚さ2.8mmのソーダガラス基板上の全面に感光性銀ペーストを5μmの厚みにスクリーン印刷した後で、フォトマスクを用いて露光し、現像および焼成の各工程を経て、ピッチ220μmでストライプ状の1920本の銀電極を形成した。その電極上にガラスとバインダーからなるガラスペーストをスクリーン印刷した後に、焼成して誘電体層を形成した。次に図1のダイコータに吐出幅430mm、リップ間隙(シム厚さ)500μmのステンレス製ダイを取付けた。一方塗液供給ユニット100のピストンポンプ120には、シリンダ124に内径40mmのステンレス製シリンダー、吸引用弁126、吐出用弁122に各々ステンレス製エアー作動式二方ボールバルブを用いた。そしてステンレス製のタンク112〜ダイ30までの塗布液供給ラインに、ガラス粉末60%と感光性有機成分からなる粘度20000cpsの感光性ガラスペーストを充満させた。吐出用弁122を閉、吸引用弁126を開、タンク112に0.2MPaの圧力を付加するとともに、ダイ〜誘電体層の間のクリアランスが350μmになるようにダイを下降させた。この時にピストン128を0.9mm/sec(1.15cc/sec相当)の速度で上昇移動させた後に、基板を速度0.5m/分で移動させ、基板の先頭から6mmの位置がダイ吐出口真下に来たときに、吐出用弁122を開、その1秒後に吸引用弁126を閉として、上記の感光性ガラスペーストを基板先頭から10mmの位置から塗布開始した。塗布の間にタンク112の付加圧力を大気圧にもどし、そして基板が先頭から456mmの位置がダイの真下にきた時に、吸引用弁126を開、吐出用弁122を閉として吐出を停止し、ダイも上昇させて、ガラスペーストを基板から完全に断ち切った。また、ピストン128は、吸引用弁126の開動作後に減速、停止を行った。これによって基板の先頭から460mmの位置で塗布を完了できた。次にこの塗布を完了基板を移載機で取り出して、輻射ヒータを用いた乾燥炉に投入し、100℃で20分間乾燥した。乾燥後の塗布厚み分布を塗布方向にわたって測定したところ、図3の実線のようになり、定常部分が目標の140μm±3μm、塗布開始、終了部のこの膜厚範囲に収まらない部分が各々10mm以下になることを確認した。図3の破線は図4の従来のピストンポンプを用いて同じ塗布厚さ、速度の条件で塗布したものであり、塗布開始、終了部の膜厚不良部分がかなり改善されていることが明らかとなった。
【0049】
この基板を次いで隣あった電極間に隔壁が形成されるように設計されたフォトマスクを用いて露光し、現像と焼成を行って隔壁を形成した。隔壁の形状はピッチ220μm、線幅30μm、高さ130μmであり、各領域での隔壁本数は1921本であった。この後、R、G、Bの蛍光体ペーストを順次スクリーン印刷によって塗布して、80℃15分で乾燥後、最後に460℃15分の焼成を行って、プラズマディスプレイの背面板を作製した。得られたプラズマディスプレイ背面板の膜厚むらは3μm以内であり、表面品位は申し分ないものであった。次にこのプラズマディスプレイ背面板と前面板を合わせ、封着後、Xe5%、Ne95%の混合ガスを封入し、駆動回路を接続してプラズマディスプレイを得た。
【0050】
【発明の効果】
本発明のピストンポンプは、塗布液を一方向にのみ吐出できる構造を有しているので、滞留部分がなく、塗布液の入れ替えや洗浄を短時間で確実に実施できる。
【0051】
さらに定容量供給と定圧力供給の併用が可能である構成を有しているので、塗布液の吐出開始応答性を高めると共に、粘度変化による吐出量変化をなくすことができ、このピストンポンプを用いた塗布装置および塗布方法によって、塗布開始部の膜厚不良部を極小にできかつ定常部分の膜厚むらを非常に小さくすることが長時間にわたって可能となる。
【0052】
また定容量の間欠型ポンプでありながら、定圧力で連続的に液体を供給できるので、ダイや配管等の塗布液供給ラインの塗布液の入れ替えや洗浄を、定容量間欠供給時よりも短い時間で実施することができる。
【0053】
さらに、バルブの切替でダイからの塗液吐出を瞬時に停止させることができることから、塗布終了部の膜厚不良部を極小にすることができる。
【0054】
以上の優れた効果を有するピストンポンプ及び塗布装置並びに塗布方法を用いたプラズマディスプレイまたはディプレイ用部材の製造装置並びに製造方法により、高い品質のプラズマディスプレイおよびディスプレイ用部材を高い生産性で工業的に生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のダイコータを概略的に示した斜視図である。
【図2】図1のダイコータを塗布液の供給系をも含めて示した概略構成図である。
【図3】本発明と従来の塗布方法による塗布膜厚プロファイル比較を行った一実施例の塗布厚さの比較図である。
【図4】従来方式のピストンポンプを概略的に示した断面図である。
【符号の説明】
1:ダイコータ
2:基台
6:テーブル
10:吸着面
14:フィードスクリュー(ボールネジ)
18:ACサーボモータ
30:ダイ
54:コンピュータ
100:塗液供給ユニット
102:供給ホース
112:タンク
114:塗布液
120:ピストンポンプ
122:吐出用弁
124:シリンダ
126:吸引用弁
128:ピストン
130:シール材(Oリング)
300:ピストンポンプ(従来品)
A:基板(被塗布部材)
C:塗布膜
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a piston pump, a coating apparatus, a coating method, and a method for manufacturing a plasma display or a plasma display member. The present invention can be used in the field of manufacturing, for example, plasma displays, color filters for color liquid crystal displays, optical filters, printed circuit boards, integrated circuits, and semiconductors. In addition, the present invention specifically forms a coating film while discharging the coating liquid in a non-contact manner onto the surface of a member to be coated such as a glass substrate.
[0002]
[Prior art]
In recent years, displays have gradually become diversified in their systems, and one of the current attention is a plasma display that is larger than a conventional cathode ray tube and can be reduced in thickness and weight. This is because a partition having grooves extending in one direction in a striped pattern at a constant pitch is formed on a glass substrate, and further, phosphors of R, G, and B are filled in the grooves of the partition, and an arbitrary portion is emitted by ultraviolet rays. And a predetermined color pattern is projected. Usually, the side with the partition is called the back plate, and the side with the electrode that determines the part to be issued is called the front plate.
[0003]
Here, as an important method of forming a partition pattern on the back plate, a partition paste is uniformly applied, dried to form a uniform film thickness, and then striped grooves with a predetermined pitch are formed by sandblasting or photo The mainstream is engraving and baking by post-processing such as lithography. The thickness of the coating film on the partition walls is as thick as 100 to 200 μm even after firing. As a means for uniformly applying a partition paste of several thousand to several tens of thousands of cps on this film thickness on the glass substrate, it is necessary to obtain a predetermined film thickness. A screen printing method in which coating and drying are repeated many times is generally used. However, with this method, the number of repetitions of coating and drying reaches 10 to 20, so the introduction of roll methods and die coating methods that can complete the coating in one time has been actively pursued with the aim of reducing costs and improving quality. Has begun.
[0004]
Among these, the die coating method using a die can be applied only once, and (1) since the die as an applicator is not in contact with the glass substrate, there is no screen unevenness on the coated surface and the quality is improved. (2) Since there are no consumables such as screens, there are merits such as eliminating the labor and cost of replacement.
[0005]
Examples of means for supplying the coating liquid to the die include a constant capacity pump such as a gear pump, a diaphragm pump, and a piston pump called a syringe pump, and an air pressure feeding that feeds the coating liquid at a constant air pressure. A constant-capacity pump that can stably obtain a constant coating thickness regardless of the viscosity of the liquid and has little time fluctuation is usually used.
[0006]
When applying to a sheet-like object such as a glass substrate with a die, the constant displacement pump requires an intermittent operation, so that the diaphragm described in JP-A-2-223686 is easy to control the intermittent operation. Pumps and piston pumps described in JP-A-9-160020 are often used.
[0007]
Here, FIG. 4 is a schematic sectional view showing a configuration of a conventional piston pump 300. As shown in FIG. 4, the piston pump 300 includes a three-way valve 320 and a pump unit 301. The pump unit 301 includes a cylinder 302 that stores the coating liquid therein, a piston 304 that discharges or sucks the coating liquid into and out of the cylinder 302, and a sealing material 306 such as an O-ring that prevents the coating liquid in the cylinder 302 from flowing out of the piston 304. Consists of. On the other hand, the three-way valve 320 has a fluid passage 326 in the main body 322, which is connected to the passage 328 in the ball 324 and can connect either the valve inlet BI or the valve outlet BO to the pump inlet / outlet PIO. it can. Selection of the connection port is performed by rotation of the ball 324. By selecting the connection port and the operation of the piston 304, the coating liquid is sucked into the cylinder 302 from the valve inlet BI, or the coating liquid is discharged from the cylinder 302 to the valve outlet BO. You can do it.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The intermittent constant capacity pump including the piston pump as shown in FIG. 4 has the following problems.
(1) Since the application liquid is once sucked and stored in the pump and then discharged, the application liquid in the application liquid supply line consisting of a die and a piping line is replaced, or the cleaning liquid is passed for cleaning. It takes time to do.
(2) Many portions tend to stay in the pump, and it takes time to replace the coating liquid with a new coating liquid or a cleaning liquid for cleaning. In particular, since the suction and discharge of the coating liquid are performed through the same passage port, this replacement operation takes a considerable amount of time.
(3) When applying to a sheet material, it is required to reduce a so-called defective portion where the film thickness does not reach a predetermined constant value at the start and end of application. One effective means of reducing the defective portion of the coating start part is to start coating by discharging the coating liquid that has reached the discharge speed corresponding to the substrate running at a constant speed from the die. The shorter the time for the coating liquid discharge speed to reach a predetermined value from zero, that is, the higher the responsiveness, the shorter the defective portion at the coating start portion. For intermittent constant capacity pumps,
1) Due to the characteristics of the motor used, it takes a certain time to reach a predetermined discharge speed, and the responsiveness is low.
2) The piping from the pump to the die is usually made of a flexible tube made of resin such as Teflon because it is easy to form a path. The flexible tube elastically shrinks due to the internal pressure, and when starting to discharge the coating liquid from the pump, it will expand to the pressure corresponding to the discharge pressure, so the tube functions like a buffer for the coating liquid and the pump itself Even if the pressure reaches a predetermined machine speed, the coating liquid delivered from the pump is consumed for expansion of the tube. As a result, the coating liquid discharged from the die does not reach the predetermined discharge speed, further reducing the responsiveness. End up.
[0009]
On the other hand, in air pressure feeding, since the air moving speed is high, the discharge speed of the coating liquid from the die can be quickly reached from zero to a predetermined value, so that the defective part of the coating start part can be reduced. Since the discharge amount of the steady portion changes with time due to the influence of the viscosity and the state change inside the die, it cannot be used stably for a long time.
[0010]
That is, in the conventional coating liquid supply method, the defective portion at the coating start portion cannot be reduced and the film thickness unevenness at the stationary portion cannot be reduced over a long period of time.
(4) In the intermittent constant capacity pump that switches the fluid path with a three-way valve like the piston pump of FIG.
1) Since the fluid path is closed on both the inflow side and the discharge side during the three-way valve switching operation, mechanical switching due to an increase in internal pressure occurs when the three-way valve switching operation is performed during pump operation. .
2) When the supply of the coating liquid is stopped by stopping the operation of the pump, it takes a certain time to stop from the predetermined discharge speed, and the film thickness defective portion at the coating end portion cannot be reduced.
[0011]
This invention has been researched based on the above circumstances, the purpose of which is an intermittent constant capacity pump such as a piston pump, and a die coater using the same,
(1) Replace the coating liquid and cleaning liquid in the coating liquid supply line consisting of a die and a piping line in a short time.
(2) There is no stagnant part in the intermittent constant capacity pump, and the coating solution and cleaning solution are replaced in a short time.
(3) Even when an intermittent constant-capacity pump is used, the responsiveness of discharging the coating liquid from the die is increased, the defective film thickness portion at the coating start portion is minimized, and the uneven thickness of the steady portion is prolonged. Over a small
(4) Even if an intermittent constant capacity pump is used, the response of stopping the coating liquid from the die is increased, and the film thickness defective portion at the coating end portion is minimized.
An object of the present invention is to provide a piston pump, a coating apparatus and a coating method, and a manufacturing apparatus and a manufacturing method for a plasma display or a display member, which can improve productivity and product quality.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The object of the present invention is achieved by the means described below.
(1) Applying liquidOn the applicatorA coating liquid supply device to be supplied; an applicator having a discharge port extending in one direction for discharging the coating liquid supplied from the coating liquid supply device to a member to be coated;AboveAnd a moving unit configured to relatively move at least one of the members to be coated to form a coating film on the member to be coated.To the applicatorA constant capacity supply means for supplying a constant capacity;In the supply tank connected to the upstream side of the constant capacity supply meansCoating liquidPressurize at a constant pressure and pass through the fluid passage inside the constant volume supply to the applicator in one direction.Constant pressure supply means for supplying constant pressureWhenConsists ofFurther, a control means for controlling the operation by selecting the single capacity operation or the combination of the constant capacity supply means and the constant pressure supply means is provided.An applicator characterized by that.
(2) The constant-capacity supply means has a cylinder that stores the fluid therein and has an outlet at an end thereof, and a piston that supplies fluid into or out of the cylinder by reciprocation, and the cylinder and the piston The coating apparatus according to (1), wherein each is a piston pump provided with a fluid passage.
(3) (1)Or (2)An apparatus for manufacturing a plasma display or a display member, comprising: the coating apparatus according to claim 1.
(4In the coating method of forming a coating film on the coated member by relatively moving at least one of the coating device and the coated member while discharging the coating liquid from a discharge port extending in one direction of the coating device, Supply of coating liquid to the applicatorAbout the constant capacity supply meansWith constant capacity supplyThe coating liquid in the supply tank connected to the upstream side of the constant volume supply means is pressurized at a constant pressure by the constant pressure supply means and is applied to the applicator in one direction through the fluid passage in the constant volume supply means. SupplyConstant pressure supplyWhenTheAlone orCombined usechooseThe coating method characterized by being performed.
(5) It is characterized in that the constant volume supply and the constant pressure supply are used together at the start of application or at the end of application of the application liquid to the application member of the applicator (4) Application method.
(6)(4) or (5)A method for producing a plasma display or display member, comprising producing the plasma display or display member using the coating method described above.
[0014]
  further(1), (2), (4), (5)According to the coating device and coating method, the constant volume supply and the constant pressure supply of the coating liquid are used in combination.Or selectAs a result, it is possible to increase the responsiveness of the coating liquid discharge from the die and extremely reduce the film thickness defect part at the coating start part, while keeping the film thickness unevenness of the steady part small for a long time. It becomes.
[0015]
  Furthermore (3), (6) Plasma display or display member manufacturing apparatus and method according to the abovePaintedCloth deviceOrSince the method is used to manufacture a plasma display or a display member, a high-quality plasma display in which the defective film thickness portion of the coating start portion is very small and the uneven thickness of the steady portion is kept very small. Alternatively, the display member can be manufactured with high productivity.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is an overall perspective view of a coating apparatus which is a die coater according to the present invention, and FIG. 2 is a schematic configuration diagram around the table 6 and the die 30 and the supply apparatus of FIG.
[0017]
Referring to FIG. 1, there is shown a so-called die coater 1, which is a coating apparatus by a die coating method applied to the manufacture of a partition wall of a plasma display according to the present invention. The die coater includes a base 2 on which a pair of guide groove rails 4 are provided. These guide groove rails 4 are provided with a table 6 as a holder for the substrate A (a member to be coated), and the upper surface of the table 6 is configured as a suction surface 10 having suction holes to which the substrate A can be fixed by vacuum suction. Has been. The table 6 reciprocates freely on the guide groove rail 4 in the horizontal direction via a pair of slide legs 8.
[0018]
A casing 12 containing feed screw mechanisms 14, 16, 18 as moving means shown in FIG. 2 is arranged between the pair of guide groove rails 4. The casing 12 extends horizontally along the guide groove rails 4. It extends. As shown in FIG. 2, the feed screw mechanisms 14, 16, and 18 have a feed screw 14 formed of a ball screw, and the feed screw 14 is a nut-like connector 16 fixed to the lower surface of the table 6. And extends through this connector 16. Both ends of the feed screw 14 are rotatably supported by a bearing (not shown), and an AC servo motor 18 is connected to one end thereof.
[0019]
Referring again to FIG. 1, an inverted L-shaped die support 20 is disposed at substantially the center of the upper surface of the base 2. The tip of the die support 20 is positioned above the reciprocating path of the table 6, and a holder 22 is attached thereto via an elevating mechanism (not shown). The holder 22 holds a die 30 as an applicator. As is apparent from FIG. 1, the die 30 extends horizontally in the direction perpendicular to the reciprocating direction of the table 6 directly above the table 6, that is, in the longitudinal direction of the die 30, and both ends thereof are supported by the holder 22. Yes. In addition, since the lifting mechanism (not shown) can move up and down freely using an AC servo motor as a drive source, the die 30 connected to the lifting mechanism can be freely moved to any position in the vertical direction. it can. Further, the holder 22 has an adjustment mechanism (not shown) that adjusts the vertical positions of both ends of the die 30 inside, and the interval between the discharge port surface 74 of the die 30 and the table can be set in parallel. Furthermore, a coating liquid supply unit 100 is fluidly connected to the die 30 via a supply hose 102.
[0020]
As shown schematically in FIG. 2, the die 30 has a long block-shaped rear lip 60 and a front lip 66 integrally connected to each other by a plurality of connecting bolts (not shown) in the reciprocating direction of the table 6. It is configured by combining. The lowermost surfaces of the rear lip 60 and the front lip 66 are discharge port surfaces 74 that hold the coating film C, and the clearance from the discharge port surface 74 to the gap of the substrate A is set to an optimum value in view of the coating property.
[0021]
Inside the die 30, a slit 64 is formed between the rear lip 60 and the front lip 66 to serve as a flow path for the coating liquid that forms the coating film C. The slit 64 becomes a discharge port 72 that is an outlet of the coating liquid on the lower surface of the die 30. The gap of the slit 64 is secured by a shim (not shown) sandwiched between the rear lip 60 and the parallel portion of the front lip 66, and can be set to an arbitrary size. The distribution of the discharge amount in the longitudinal direction of the die 30 (direction perpendicular to the paper surface of FIG. 2) is determined by the distribution of the lip gap in the longitudinal direction of the die 30. That is, when the lip gap is wide, the discharge amount increases, and when the lip gap is narrow, the discharge amount decreases. Further, a manifold 62 is formed on the upstream side of the slit 64 and communicates therewith and extends horizontally in the longitudinal direction of the die 30 (substrate width direction). Further, the manifold 62 is connected to a coating liquid supply unit 100 as a coating liquid supply apparatus via an internal passage of the die 30. The coating liquid supply unit 100 includes a supply hose 102, a filter 104, a piston pump 120 that is a constant capacity pump as a constant capacity supply means, a suction hose 110, and a tank 112. The coating liquid 114 in the tank 112 is dyed. 30. As can be seen from FIG. 1, the coating liquid supply unit 100 is disposed on a stand 116. The tank 112 is a sealed container, and air of constant pressure as a constant pressure supply means, N2It is preferable to be pressurized with an inert gas such as. The applied pressure is preferably 0.01 to 1 MPa, more preferably 0.1 to 0.5 MPa.
[0022]
Now, the piston pump 120 in the coating liquid supply unit 100 includes a discharge valve 122 connected to the supply hose 102, a valve portion including a suction valve 126 connected to the suction hose 110, a cylinder 124 serving as an outer cylinder, A ring-shaped sealing material 130 such as an O-ring that comes into contact with the inner surface of the cylinder 124, and a pump unit that includes a piston 128 that has a fluid passage 132 inside and on which the sealing material 130 is mounted. The cylinder 124 and the discharge valve 122 are fixed to the frame 138 (see FIG. 1), and the suction valve 126 is fixed to the piston 128 via a bracket (not shown). The piston 128 is further connected to a drive mechanism (not shown). This drive mechanism uses a linear guide for vertical guidance and an AC servo motor and a ball screw for driving, and can reciprocate freely the piston 128 to be connected at a predetermined speed in the vertical direction.
[0023]
In order to supply the coating liquid 114 in the tank 112 to the die 30 using the piston pump 120, the suction valve 126 is first opened while the discharge valve 122 is closed, and then the piston 128 is moved downward by a certain amount. Then, the coating liquid 114 in the tank 112 is filled into the cylinder 124 through the inlet 134 and the fluid passage 132. Subsequently, the suction valve 126 is closed, the discharge valve 122 is opened, and then the piston 128 is moved upward by a predetermined amount at a predetermined speed, so that the coating liquid in the cylinder 124 passes through the outlet 136 and the manifold 62 of the die 30. Can supply. By this series of operations, the coating liquid flows from the inlet 134 at the end of the piston 128 toward the outlet 136 at the end of the cylinder 124 with a constant volume only in one direction. The fact that the coating liquid flows only in one direction means that there is no staying part, and when replacing the current coating liquid with another, for example, when replacing the coating liquid with another type or cleaning liquid, Quick replacement and cleaning can be completed.
[0024]
The piston pump 120 of the present invention can be used as a constant capacity pump that discharges a constant volume of coating liquid as described above, or can be supplied to the die 30 by applying a constant pressure to the coating liquid. That is, by applying a constant pressure to the tank 112, stopping the piston 128 without moving it, and opening the suction valve 126 and the discharge valve 122, the coating liquid 114 can be supplied to the die 30 at a constant pressure. If either the suction valve 126 or the discharge valve 122 is closed in this state, the supply of the coating liquid can be stopped. When a large volume of liquid is supplied to the coating liquid supply line such as the die 30 or the pipe by the piston pump 120, it takes time for the intermittent operation, and it takes time to replace the coating liquid and to wash it. If the piston pump 120 is switched to supply a constant pressure in this way, the liquid can be sent to the coating liquid supply line continuously at a constant pressure and without a stagnant portion. It becomes possible.
[0025]
Furthermore, the piston pump 120 of the present invention can simultaneously perform the above-described constant volume supply operation and supply of the coating liquid at a constant pressure. That is, first, a certain pressure is applied to the tank 112, the piston 128 is stopped, the suction valve 126 is opened, and the discharge valve 122 is closed. Next, the piston 128 is started and moved upward, and the coating liquid is returned to the tank 112. When the ascending speed of the piston 128 reaches a constant speed, the discharge valve 122 is opened. At this time, since both the suction valve 126 and the discharge valve 122 are open, the constant volume supply operation and the supply of the coating liquid at a constant pressure are realized. If the suction valve 126 is closed after a predetermined time while the ascending motion of the piston 128 is continued, the supply pressure from the tank 112 is cut off and the supply is switched to the constant capacity supply. Switching from the combined use of the constant capacity supply operation and the constant pressure supply to the constant capacity supply is easily performed by this valve operation. Such combined use of a constant pressure and a constant volume of coating liquid is effective when the discharge start is short and it is desired to supply a constant amount of the coating liquid regardless of changes in the viscosity of the coating liquid. In other words, the constant pressure supply usually allows the discharge start time to be much shorter than the constant volume supply. Therefore, the constant pressure supply and the constant volume supply operation are used together at the start of discharge, and the discharge amount is constant in a short time. If only the constant volume supply not related to the viscosity change is reached, only the advantages of both supply methods can be utilized.
[0026]
The effect of shortening the discharge start time by the constant pressure supply is that the increase in the amount of liquid stored in the hose due to the expansion of the supply hose 102 due to pressure addition is large, for example, using a flexible tube made of Teflon, etc. The larger the length, the more effective. That is, when a constant volume of coating solution is supplied in such a case, the supply hose 102 swells until the discharge pressure is reached, and the coating solution supplied at a constant volume from the piston pump 120 is accumulated therein. The amount of coating liquid discharged from the discharge port does not reach a predetermined amount. Since this state continues until the expansion of the supply hose 102 is completed, a discharge time response delay occurs. In such a case, when constant pressure supply is used, the coating liquid is supplied at a fast pipe flow velocity corresponding to the difference between the pressure applied to the tank 112 and the pressure of the supply hose, so that the expansion of the supply hose takes a very short time. The discharge response time delay can be made almost zero.
[0027]
Furthermore, the piston pump 120 of the present invention can improve the responsiveness by finishing the discharge of the coating liquid from the die 30 not only at the start of the discharge of the coating liquid but also at the end of the discharge. That is, the tank 112 has the atmospheric pressure, the suction valve 126 is closed, the discharge valve 122 is opened and the piston 128 is raised at a constant speed, the suction valve 126 is opened, and the discharge 122 valve is closed. Then, the coating liquid supply to the die 30 is stopped. The deceleration operation for stopping the piston 128 is performed after the suction valve 126 is opened. By this valve switching operation, the supply of coating liquid to the die 30 can be stopped not by stopping the piston 128 but by closing the discharge 122 valve, so that the application from the die 30 is not affected by the deceleration time of the piston 128. The liquid discharge can be stopped instantaneously. Further, since the discharge valve 122 is closed after the suction valve 126 is opened or simultaneously, the coating liquid sent out by the piston 128 is returned to the tank 112 after the discharge valve 122 is closed, and the internal pressure rises. There is no need to mechanically damage the cylinder 124 or the like.
[0028]
2 again, the opening / closing timings of the suction valve 126 and the discharge valve 122 in the piston pump 120, and the operation conditions such as the operation timing of the piston 128, the coating liquid discharge amount, and the discharge speed are as follows. Each device is controlled independently by an electrically connected computer 54. Further, in order to control the operation of the piston pump 120 in conjunction with the table 6 and the like, the computer 54 is electrically connected with an AC servo motor 18 for the feed screw 14 on the table 6 side and an AC servo motor for raising and lowering the die 30. A signal indicating the operating state of the AC servomotor 18 and the like, a signal from the position sensor 58 that detects the moving position of the table 6, a signal from a sensor (not shown) that detects the operating state of the die 30, and the like are connected. Is entered.
[0029]
Instead of using the position sensor 58, it is also possible to incorporate an encoder into the AC servomotor 18 and detect the moving position of the table 6 by the computer 54 based on the pulse signal output from the encoder.
[0030]
Next, a coating method using the die coater 1 which is a coating apparatus according to the present invention will be described.
[0031]
First, when the origin return of each operating part in the coating apparatus is performed, the table 6 and the die 30 move to the standby position (origin position). At this time, the coating liquid 114 is already filled from the coating liquid tank 112 to the die 30, and the so-called air bleeding operation of discharging the coating liquid with the die facing upward to discharge the residual air inside the die has already been completed. ing.
[0032]
Next, the inclination of the die 30 is adjusted so that the discharge port surface 74 of the die 30 is parallel to the suction surface 10 with reference to the suction surface 10 of the table 6. At this time, the association of the discharge port surface 74 with the suction surface 10 of the table 6 as a reference point and the vertical coordinate axis (Z-axis) value of the lifting mechanism, that is, the so-called origin detection of the discharge port surface 74 is simultaneously executed and completed. Thereby, if the vertical coordinate axis value of the lifting mechanism is controlled, the discharge port surface 74 can be moved from the suction surface 90 to an arbitrary height position. When these operations are completed, the table 6 and the die 30 are returned to the origin.
[0033]
After this preparation operation is completed, lift pins (not shown) are raised on the surface of the table 6, and when the substrate A is placed on the upper part thereof from the transfer machine (not shown), the lift pins are lowered and the substrate A is placed on the upper surface of the table 6. Place and adsorb.
[0034]
Next, the table 6 is moved at a predetermined speed, and is stopped when the coating start portion of the substrate A comes directly under the discharge port of the die 30. The substrate thickness of the substrate A is measured by a thickness sensor (not shown) in the stop state, and the value to be lowered of the die 30 is calculated from the thickness and the clearance given as a condition in advance, and the next position is obtained. The die 30 is lowered.
[0035]
On the other hand, the piston pump 120 has lowered the piston 128 to a predetermined position while the suction valve 126 is open and the discharge valve 122 is closed, and the cylinder 124 is already filled with the coating liquid 114 and is in a standby state. is there. Then, the suction valve 126 is closed and the discharge valve 122 is opened. After confirming the clearance setting, the piston 128 is raised and the coating liquid 114 is fed into the die 30. After the start of the coating liquid feeding operation of the piston pump 120, the timer in the computer 54 starts, and after a predetermined time, a start signal is output from the computer to the AC servo motor of the table 6, and the table 6 starts moving at the coating speed. Then, application is started.
[0036]
When the coating end portion of the substrate A comes to a position near the discharge port of the die 30, a signal is outputted from the computer 54, the piston pump 120 is stopped and the die 30 is raised, and the coating liquid is completely covered from the substrate.
[0037]
On the other hand, the table 6 continues to move, stops when the substrate A reaches the end point position where the substrate A is transferred by the unloader, releases the suction of the substrate A, raises the lift pins, and lifts the substrate A. At this time, the lower surface of the substrate A is held by an unloader (not shown), and the substrate A is transported to the next drying process. When the delivery to the unloader is completed, the table 6 lowers the lift pins and returns to the home position.
[0038]
During this time, the piston pump 120 performs a suction operation to newly fill the coating liquid 114 from the tank 112. Then, waiting for the next substrate A to come, the same operation is repeated.
[0039]
With the above application operation, the following application method is implemented to improve the response of discharge start / stop at the start and end of application, and to significantly reduce the defective film thickness where the film thickness does not reach a certain value. To do.
[0040]
The preparation operation of the piston pump 120 and the die 30 is exactly the same as the coating method described above until the substrate A is transferred to the table 6 and sucked. The coating thickness of the substrate A is measured in advance, and the die 30 is lowered to a position where a clearance is given accordingly. On the other hand, in the coating liquid supply unit 100, the cylinder 124 of the piston pump 120 is filled with the coating liquid, a predetermined pressure is applied to the tank 112, the suction valve 126 is opened, the discharge valve 122 is closed, and the piston is closed. 128 is in a stopped state.
[0041]
When the lowering of the die 30 is completed, the movement of the table 6 is started, and at the same time, the piston 128 starts to rise and reaches a predetermined constant speed, and the coating liquid 114 is returned to the tank 112. Next, when the coating start portion of the substrate A comes near the discharge port of the die 30, the discharge valve 122 is opened, the coating liquid is discharged from the die 30, and coating is started. Is closed, and a predetermined amount of coating solution is continuously discharged from the die 30 to continue coating. While both the table 6 and the piston 128 are operating at a predetermined constant speed, the additional pressure in the tank 112 is released and returned to normal pressure. When the application end portion of the substrate A comes near the discharge port of the die 30, the suction valve 126 is opened, the discharge valve 122 is closed, and the discharge of the coating liquid from the die 30 is stopped. The piston 128 decelerates and stops after the suction valve 126 is opened. Then, the die 30 is raised at the same timing as when the discharge of the coating liquid is stopped, and the coating liquid is completely reached from the substrate. Thereafter, the substrate is transferred to the drying process in the same manner as the above-described coating operation, and the table 6 and the piston pump 120 perform the origin return operation to prepare for the next substrate.
[0042]
In the above description of the present invention, an apparatus for cleaning the discharge port surface of the die is not shown, but means for cleaning the discharge port surface such as wiping or cleaning with a cleaning liquid may be added to the die coater. . As a result, since the application can be started in a state in which the discharge port surface of the die is always cleaned, the film thickness profile of the application start part can be easily controlled to a desired one.
[0043]
The coating liquid to which the present invention can be applied has a viscosity of 1 cps to 100,000 cps, desirably 10 cps to 50,000 cps, and Newtonian is preferable from the viewpoint of coating properties, but it can also be applied to a coating liquid having thixotropy. As the substrate A, in addition to glass, a metal plate such as aluminum, a ceramic plate, a silicon wafer, or the like may be used. Further, as application conditions to be used, the clearance (with respect to what is necessary) is 40 to 500 μm, more preferably 80 to 300 μm, and the application speed is 0.1 m / min to 10 m / min, more preferably 0.5 m / min. -6 m / min, the lip gap of the die is 50 to 1000 μm, more preferably 100 to 600 μm, and the coating thickness is 5 to 400 μm, more preferably 20 to 250 μm.
[0044]
In the above embodiment example, the constant capacity supply using the piston pump 120 and the constant pressure supply operation using the constant capacity supply operation and the constant pressure supply by the pressure feeding are shown, but only the constant pressure supply by the pressure feeding using the piston pump according to the present invention. You may apply | coat. The air pressure for constant pressure supply is 0.01 to 1 MPa, more preferably 0.05 to 0.5 MPa.
[0045]
As the suction valve 126 and the discharge valve 122, any valves other than a ball valve, such as a diaphragm valve, a tube valve, a plug valve, and a needle valve, may be used as long as they satisfy the function as a two-way valve. . As these materials, in addition to metals such as stainless steel, ceramics, resins such as Teflon and polypropylene, and those partially coated with ceramics, Teflon, etc. may be used.
[0046]
Furthermore, the material of the cylinder 124 and the piston 128 is preferably a metal such as stainless steel, a resin such as ceramics or Teflon, glass, or the like. The inner diameter of the cylinder 124 and the moving stroke amount of the piston 128 may be determined from the necessary storage amount determined from the coating amount, but the inner diameter of the cylinder 124 is 5 to 100 mm, preferably 10 to 50 mm, and the moving stroke amount of the piston 128 is 20 to 500 mm. The thickness is preferably 40 to 300 mm. Further, as the sealing material 130, in addition to a rubber O-ring such as silicon rubber, Kalrez, Viton, EPDM or the like, a resin such as Teflon, a mechanical seal that can be self-sealed by internal pressure, a V-ring, or the like may be used.
[0047]
As an object of the display member manufacturing apparatus according to the present invention, a color filter or the like used for a liquid crystal display is preferable in addition to a back plate and a front plate of a plasma display.
[0048]
【Example】
The effects of the present invention will be specifically described below with reference to examples.
Example 1
After a photosensitive silver paste is screen-printed to a thickness of 5 μm on the entire surface of a soda glass substrate having a width of 440 mm × 470 mm × thickness of 2.8 mm, the photosensitive silver paste is exposed to a thickness of 5 μm, exposed using a photomask, and subjected to development and baking processes. Striped 1920 silver electrodes were formed at a pitch of 220 μm. A glass paste made of glass and a binder was screen-printed on the electrode and then baked to form a dielectric layer. Next, a stainless die having a discharge width of 430 mm and a lip gap (shim thickness) of 500 μm was attached to the die coater of FIG. On the other hand, for the piston pump 120 of the coating liquid supply unit 100, a stainless steel cylinder having an inner diameter of 40 mm was used for the cylinder 124, a suction valve 126, and a stainless steel air operated two-way ball valve for the discharge valve 122, respectively. The coating liquid supply line from the stainless steel tank 112 to the die 30 was filled with a photosensitive glass paste having a viscosity of 20000 cps composed of 60% glass powder and a photosensitive organic component. The discharge valve 122 was closed, the suction valve 126 was opened, a pressure of 0.2 MPa was applied to the tank 112, and the die was lowered so that the clearance between the die and the dielectric layer was 350 μm. At this time, after the piston 128 is moved upward at a speed of 0.9 mm / sec (equivalent to 1.15 cc / sec), the substrate is moved at a speed of 0.5 m / min, and the position 6 mm from the top of the substrate is the die discharge port. When it came directly below, the discharge valve 122 was opened, and after 1 second, the suction valve 126 was closed, and the coating of the photosensitive glass paste was started from a position 10 mm from the top of the substrate. During the application, the additional pressure of the tank 112 is returned to the atmospheric pressure, and when the position of the substrate 456 mm from the top is just below the die, the suction valve 126 is opened, the discharge valve 122 is closed, and the discharge is stopped. The die was also raised to completely cut the glass paste from the substrate. The piston 128 decelerated and stopped after the suction valve 126 was opened. Thus, the coating could be completed at a position of 460 mm from the top of the substrate. Next, the substrate on which this coating was completed was taken out with a transfer machine, put into a drying furnace using a radiation heater, and dried at 100 ° C. for 20 minutes. When the coating thickness distribution after drying is measured across the coating direction, it is as shown by the solid line in FIG. 3, where the steady portion is the target 140 μm ± 3 μm, and the coating start and end portions that do not fall within this thickness range are each 10 mm or less. Confirmed to be. The broken line in FIG. 3 is applied using the conventional piston pump of FIG. 4 under the same coating thickness and speed conditions, and it is clear that the film thickness defects at the start and end of coating are considerably improved. became.
[0049]
The substrate was then exposed using a photomask designed to form barriers between adjacent electrodes, and developed and fired to form barriers. The shape of the partition wall was a pitch of 220 μm, a line width of 30 μm, and a height of 130 μm, and the number of partition walls in each region was 1921. Thereafter, phosphor pastes of R, G, and B were sequentially applied by screen printing, dried at 80 ° C. for 15 minutes, and finally baked at 460 ° C. for 15 minutes to produce a back plate of the plasma display. The film thickness unevenness of the obtained plasma display back plate was within 3 μm, and the surface quality was satisfactory. Next, the plasma display back plate and the front plate were put together, sealed, sealed with a mixed gas of Xe 5% and Ne 95%, and a driving circuit was connected to obtain a plasma display.
[0050]
【The invention's effect】
Since the piston pump of the present invention has a structure that can discharge the coating liquid only in one direction, there is no staying portion, and the replacement and cleaning of the coating liquid can be performed reliably in a short time.
[0051]
Furthermore, because it has a configuration that can be used in combination with constant volume supply and constant pressure supply, it is possible to improve the discharge start response of the coating liquid and to eliminate the change in the discharge amount due to the change in viscosity. The coating apparatus and the coating method that have been used can minimize the film thickness defective portion at the coating start portion and can extremely reduce the film thickness unevenness of the steady portion over a long period of time.
[0052]
In addition, since the liquid can be continuously supplied at a constant pressure even though it is a constant capacity intermittent pump, replacement and cleaning of the coating liquid in the coating liquid supply line such as a die or pipe is shorter than the constant capacity intermittent supply. Can be implemented.
[0053]
Furthermore, since the discharge of the coating liquid from the die can be stopped instantaneously by switching the valve, the defective film thickness portion at the coating end portion can be minimized.
[0054]
High-quality plasma display and display member are industrially produced with high productivity by the manufacturing apparatus and manufacturing method of the plasma display or display member using the piston pump and the coating device and the coating method having the above excellent effects. Can be produced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view schematically showing a die coater according to an embodiment of the present invention.
2 is a schematic configuration diagram showing the die coater of FIG. 1 including a coating solution supply system. FIG.
FIG. 3 is a comparison diagram of coating thicknesses of an example in which coating film thickness profiles are compared by the present invention and a conventional coating method.
FIG. 4 is a cross-sectional view schematically showing a conventional piston pump.
[Explanation of symbols]
1: Die coater
2: Base
6: Table
10: Adsorption surface
14: Feed screw (ball screw)
18: AC servo motor
30: Die
54: Computer
100: Coating liquid supply unit
102: Supply hose
112: Tank
114: Coating liquid
120: Piston pump
122: Discharge valve
124: Cylinder
126: Suction valve
128: Piston
130: Sealing material (O-ring)
300: Piston pump (conventional product)
A: Substrate (member to be coated)
C: Coating film

Claims (6)

塗布液を塗布器に供給する塗布液供給装置と、該塗布液供給装置から供給された塗布液を被塗布部材に吐出する一方向に延びる吐出口を有する塗布器と、該塗布器および前記被塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材上に塗膜を形成するための移動手段とを備えた塗布装置において、前記塗布液供給装置は塗布液を前記塗布器に定容量供給する定容量供給手段と、該定容量供給手段の上流側に接続されている供給タンク内の塗布液を一定圧力で加圧して、前記定容量供給内部の流体通過路を通じて一方向に前記塗布器に定圧力供給する定圧力供給手段から構成され、さらに前記定容量供給手段と前記定圧力供給手段の単独動作あるいは併用を選択して動作制御する制御手段を設けたことを特徴とする塗布装置。A coating liquid supply apparatus for supplying a coating liquid applicator, and the applicator, coating device and said object having a discharge port for the coating liquid supplied from the coating liquid supply apparatus extending in one direction for ejecting the object to be coated member And a moving means for forming a coating film on the coated member by relatively moving at least one of the coating members. The coating liquid supply device supplies the coating liquid to the applicator. Constant volume supply means for supplying a constant volume , and a coating liquid in a supply tank connected to the upstream side of the constant volume supply means is pressurized at a constant pressure, and is applied in one direction through a fluid passage in the constant volume supply. A constant pressure supply means for supplying a constant pressure to the applicator, and further comprising a control means for controlling the operation by selecting a single operation or a combination of the constant capacity supply means and the constant pressure supply means. Coating equipment 前記定容量供給手段は、流体を内部に蓄えるとともに流出口を端部に備えるシリンダーと、往復動によって該シリンダー内または外に流体を供給するピストンを有し、さらに前記シリンダーと前記ピストンに各々流体通過路が設けられたピストンポンプであることを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。The constant-capacity supply means includes a cylinder that stores a fluid therein and has an outlet at an end thereof, and a piston that supplies fluid into and out of the cylinder by reciprocation, and each of the fluid is supplied to the cylinder and the piston. The coating apparatus according to claim 1, wherein the coating apparatus is a piston pump provided with a passage. 請求項1または2記載の塗布装置を備えることを特徴とするプラズマディスプレイまたはディスプレイ用部材の製造装置。An apparatus for manufacturing a plasma display or a display member, comprising the coating apparatus according to claim 1 . 塗布液を塗布器の一方向に延びる吐出口から吐出しながら、前記塗布器および被塗布部材の少なくとも一方を相対的に移動させて、前記被塗布部材に塗膜を形成する塗布方法において、前記塗布器への塗布液の供給について、定容量供給手段による定容量供給と、該定容量供給手段の上流側に接続されている供給タンク内の塗布液を、定圧力供給手段によって一定圧力で加圧して前記定容量供給手段内部の流体通過路を通じて一方向に塗布器に供給する定圧力供給単独あるいは併用を選択して行うことを特徴とする塗布方法 In the coating method of forming a coating film on the coated member by relatively moving at least one of the coating device and the coated member while discharging the coating liquid from a discharge port extending in one direction of the coating device, Regarding the supply of the coating liquid to the applicator , the constant volume supply by the constant volume supply means and the coating liquid in the supply tank connected to the upstream side of the constant volume supply means are applied at a constant pressure by the constant pressure supply means. a coating method and performing select a constant pressure supply and alone or in combination supplied to the applicator in one direction through the fluid passage of the inside of the constant volume supply means by applying. 定容量供給と定圧力供給の併用を、前記塗布器の被塗布部材への塗布液の塗布開始時もしくは塗布終了時に行なうことを特徴とする請求項に記載の塗布方法 The coating method according to claim 4 , wherein the constant volume supply and the constant pressure supply are used together at the start or end of application of the application liquid to the application member of the applicator . 請求項4または5記載の塗布方法を用いてプラズマディスプレイまたはディスプレイ用部材を製造することを特徴とするプラズマディスプレイまたはディスプレイ用部材の製造方法。A method for producing a plasma display or display member, comprising producing a plasma display or a display member using the coating method according to claim 4 or 5 .
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