JP4366485B2 - 撮像装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、例えばデジタルカメラなどの撮像装置に係り、特に光学ズーム機能を備えた撮像装置と、この撮像装置に用いられる画像処理方法及びプログラムに関する。
デジタルカメラなどの撮像装置では、光学ズーム機能を備えたものがある。光学ズーム機能は、光学系レンズを移動させることで焦点距離を物理的に変化させて画像の拡大率を変更可能とする機能である。
従来、このような光学ズーム機能を備えた撮像装置において、ワイド端(焦点距離が最も短くなる状態:広角側)とテレ端(焦点距離が最も長くなる状態:望遠側)とで撮影画像のコントラスト特性に違いが生じていた。特に、ズーム倍率が高い場合つまりテレ端(望遠側)では、コントラスト感がなくなり、画像の黒が浮いた状態になる。このようなコントラスト感がなくなる現象を「フレア」などと呼び、これは光学系のレンズ特性を起因として生じる。
近年、デジタルカメラの小型化に伴い、カメラに搭載される光学系レンズも小型化の傾向にある。このため、ズーム倍率を上げると、上述したようなフレアの増大によりコントラスト特性が著しく低下するといった問題があった。
ここで、画像の明るさを補正する方法として、撮影時の露出を制御する方法がある。例えば、特許文献1では、最大Y信号(輝度信号)となるときの露出量がCCDのダイナミックレンジの70%〜100%程度となるように絞り/シャッタ機構を制御することで、明るい被写体は明るく、暗い被写体は暗く撮影されるように露出を適正化することが開示されている。
特開平7−274062号公報
しかしながら、前記特許文献1のような方法は、単なる露出補正であって、画像全体の明るさは調整できても、上述したようなズーム倍率によって生じるコントラスト特性の低下を防ぐことはできない。
なお、撮影された画像の明るさを補正する方法として、例えばパソコンなどに搭載された特定のソフトを用いる方法があるが、パソコンへの撮影画像の取り込み作業が必要であり、また、画面上で撮影画像の明るさを確認して、ユーザ自身が所定の操作によりコントラストなどを微調整しなければならないなど、非常に面倒な作業を要する。
本発明は前記のような点に鑑みなされたもので、光学ズームによるコントラスト特性の低下を防いで、常に良好な撮影画像を得ることのできる撮像装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る撮像装置は、光学ズーム機能を備えた撮像装置において、被写体を撮影する撮像素子と、前記光学ズーム機能の設定倍率を取得する倍率取得手段と、入力される階調値と出力される階調値との関係が所定の曲線で示される階調補正情報を記憶した第1の記憶手段と、前記所定の曲線における黒側の起点をシフトすることによって画像データの黒がより強調されるように、前記第1の記憶手段に記憶された階調補正情報を変更する黒強調手段と、前記倍率取得手段によって得られた設定倍率が高いほどシフト量を増やすようにして、前記黒強調手段により階調補正情報を変更させ、その変更後の階調補正情報を撮影時に適用する階調補正情報として設定する階調設定手段と、この階調設定手段によって設定された階調補正情報を用いて前記撮像素子から出力された画像データの階調を補正する補正手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2は更に、前記黒強調手段は、前記所定の曲線の形状を保ったままで、黒側の起点を明るい側にシフトすることによって画像データの黒がより強調されるように、前記第1の記憶手段に記憶された階調補正情報を変更することを特徴とする。
また、本発明の請求項3は更に、前記第1の記憶手段には、複数の異なる撮影モード毎に階調補正情報が記憶されており、前記階調設定手段は、前記第1の記憶手段から現在の撮影モードに対応した階調補正情報を選択し、その選択した階調補正情報を前記黒強調手段により変更させ、その変更後の階調補正情報を撮影時に適用する階調補正情報として設定することを特徴とする。
また、本発明の請求項4は更に、前記設定倍率に応じて前記シフト量を変更するための変更情報を記憶した第2の記憶手段を備え、前記階調設定手段は、第2の記憶手段に記憶されている変更情報に基づいて前記設定倍率に対応するシフト量を決定し、この決定されたシフト量を用いて前記黒強調手段により階調補正情報を変更させることを特徴とする。
また、本発明の請求項5は更に、前記黒強調手段は、前記所定の曲線における黒側の起点を含む全範囲をシフトすることによって画像データの黒がより強調されるように、前記第1の記憶手段に記憶された階調補正情報を変更することを特徴とする。
また、本発明の請求項6は更に、前記黒強調手段は、前記所定の曲線において、少なくとも黒側の起点を含む所定範囲をシフトすることによって画像データの黒がより強調されるように、前記第1の記憶手段に記憶された階調補正情報を変更することを特徴とする。
本発明の請求項7に係る画像処理方法は、被写体を撮影する撮像素子と光学ズーム機能、および入力される階調値と出力される階調値との関係が所定の曲線で示される階調補正情報を記憶した階調補正テーブルを備えた撮像装置に用いられる画像処理方法において、前記光学ズーム機能の設定倍率を取得する倍率取得ステップと、前記所定の曲線における黒側の起点をシフトすることによって画像データの黒がより強調されるように、前記階調補正テーブルに記憶された階調補正情報を変更する黒強調ステップと、前記倍率取得ステップによって得られた設定倍率が高いほどシフト量を増やすようにして、前記黒強調ステップにより階調補正情報を変更させ、その変更後の階調補正情報を撮影時に適用する階調補正情報として設定する階調設定ステップと、この階調設定ステップによって設定された階調補正情報を用いて前記撮像素子から出力された画像データの階調を補正する補正ステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項8に係るプログラムは、被写体を撮影する撮像素子と光学ズーム機能、および入力される階調値と出力される階調値との関係が所定の曲線で示される階調補正情報を記憶した階調補正テーブルを備えた撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行されるプログラムであって、前記コンピュータに、前記光学ズーム機能の設定倍率を取得する倍率取得機能と、前記所定の曲線における黒側の起点をシフトすることによって画像データの黒がより強調されるように、前記階調補正テーブルに記憶された階調補正情報を変更する黒強調機能と、前記倍率取得機能によって得られた設定倍率が高いほどシフト量を増やすようにして、前記黒強調機能により階調補正情報を変更させ、その変更後の階調補正情報を撮影時に適用する階調補正情報として設定する階調設定機能と、この階調設定機能によって設定された階調補正情報を用いて前記撮像素子から出力された画像データの階調を補正する補正機能とを実現させることを特徴とする。
本発明によれば、光学系ズーム機能を備えた撮像装置において、前記設定倍率が高くなるに従って画像データの黒がより強調されるように、撮影時の設定倍率の変化に対応させて階調補正情報を変化させ、その階調補正情報を用いて画像データを階調補正するようにしたため、光学ズームを高倍率に設定した場合のコントラスト特性の低下を防いで、常に良好な撮影画像を得ることができ、更に、所定の曲線で示される階調補正情報を予め記憶し、光学系ズームの設定倍率が高いほど前記所定の曲線における黒側の起点をシフトする量を増やすように、予め記憶された階調補正情報を変更するようにしたので、各ズーム倍率毎に複数の階調補正情報を記憶しておく必要がなく、予め記憶された階調補正情報による階調補正を行うと同時に黒側の浮きを防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る撮像装置としてデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示す図であり、図1(a)は主に前面の構成、同図(b)は主に背面の構成を示す斜視図である。
このデジタルカメラ1は、略矩形の薄板状ボディ2の前面に、撮影レンズ3、セルフタイマランプ4、光学ファインダ窓5、ストロボ発光部6、マイクロホン部7などを有し、上面の(ユーザにとって)右端側には電源キー8及びシャッタキー9などが設けられている。
電源キー8は、電源のオン/オフ毎に操作するキーであり、シャッタキー9は、撮影時に撮影タイミングを指示するキーである。
また、デジタルカメラ1の背面には、撮影モード(R)キー10、再生モード(P)キー11、光学ファインダ12、スピーカ部13、マクロキー14、ストロボキー15、メニュー(MENU)キー16、リングキー17、セット(SET)キー18、表示部19などが設けられている。
撮影モードキー10は、電源オフの状態から操作することで自動的に電源オンとして静止画の撮影モードに移行する一方で、電源オンの状態から繰返し操作することで、静止画モード、動画モードを循環的に設定する。静止画モードは、静止画を撮影するためのモードである。また、動画モードは、動画を撮影するためのモードであり、特に本実施形態では音声付き動画の撮影が可能であるとする。
前記シャッタキー9は、これらの撮影モードに共通に使用される。すなわち、静止画モードでは、シャッタキー9が押下されたときのタイミングで静止画の撮影が行われる。動画モードでは、シャッタキー9が押下されたときのタイミングで動画の撮影が開始され、シャッタキー9が再度押下されたときにその動画の撮影が終了する。
再生モードキー11は、電源オフの状態から操作することで自動的に電源オンとして再生モードに移行する。
マクロキー14は、静止画の撮影モードで通常撮影とマクロ撮影とを切換える際に操作する。ストロボキー15は、ストロボ発光部6の発光モードを切換える際に操作する。メニューキー16は、各種メニュー項目等を選択する際に操作する。リングキー17は、上下左右各方向への項目選択用のキーが一体に形成されたものであり、このリングキー17の中央に位置するセットキー18は、その時点で選択されている項目を設定する際に操作する。
表示部19は、バックライト付きのカラー液晶パネルで構成されるもので、撮影モード時には電子ファインダとしてスルー画像のモニタ表示を行う一方で、再生モード時には選択した画像等を再生表示する。
また、このデジタルカメラ1には、光学ズーム機能が備えられており、ズームキー20a,20bの操作により焦点距離を物理的に変化させて画像の拡大率を変更することができる。ズームキー20a,20bのうち、一方のズームキー20aはテレ端用であり、望遠側へズーム倍率を変更する場合に用いられる。他方のズームキー20bはワイド端用であり、広角側へズーム倍率を変更する場合に用いられる。
なお、図示はしないがデジタルカメラ1の底面には、記録媒体として用いられるメモリカードを着脱するためのメモリカードスロットや、外部のパーソナルコンピュータ等と接続するためのシリアルインタフェースコネクタとして、例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタ等が設けられている。
図2はデジタルカメラ1の電子回路構成を示すブロック図である。
このデジタルカメラ1には、前記撮影レンズ3を構成する図示せぬフォーカスレンズおよびズームレンズを含むレンズ光学系22がモータ21の駆動により光軸方向に所定の範囲内で移動可能に設けられており、その光軸後方に撮像素子であるCCD23が配設されている。このCCD23は、撮影レンズ3を通して入力される被写体の各部位からの光を受光し、その光の強度に応じた電気信号を出力する。
基本モードである記録モード時において、CCD23がタイミング発生器(TG)24、ドライバ25によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。このCCD23の光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路26でサンプルホールドされ、A/D変換器27でデジタルデータに変換される。
そして、画像処理回路28において、画素補間処理及びγ補正処理を含む画像処理が行われて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号U,V(Cb,Cr)が生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ29に出力される。
DMAコントローラ29は、画像処理回路28の出力する輝度信号Y及び色差信号U,Vを、同じく画像処理回路28からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ29内部のバッファに書き込み、DRAMインタフェース(I/F)30を介してバッファメモリとして使用されるDRAM31にDMA転送を行う。
制御部32は、デジタルカメラ1全体の制御を行うものであり、CPUと、このCPUで実行される動作プログラムを記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAMなどを含むマイクロコンピュータにより構成される。この制御部32は、前記輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してDRAM31より読み出し、VRAMコントローラ33を介してVRAM34に書き込む。
デジタルビデオエンコーダ35は、前記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ33を介してVRAM34より定期的に読み出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部19に出力する。
この表示部19は、上述した如く撮影時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ35からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ33から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することとなる。
このように、表示部19にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている状態で、例えば静止画撮影を行いたいタイミングでシャッタキー9を押下操作すると、トリガ信号が発生する。
制御部32は、このトリガ信号に応じて、その時点でCCD23から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送の終了後、直ちにCCD23からのDRAM31への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
この記録保存の状態では、制御部32がDRAM31に書き込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読み出して、JPEG(Joint Photograph coding Experts Group)回路37に書き込み、このJPEG回路37でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
そして得た符号データを1画像のデータファイルとして該JPEG回路37から読み出して記録用のメモリ38に書き込む。このメモリ38としては、予め本体に内蔵されたフラッシュメモリ等の内部メモリの他に、記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカードなどを含む。1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びメモリ38への全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部32はCCD23からDRAM31への経路を再び起動する。
制御部32には、さらに音声処理部39、USBインタフェース(I/F)40、ストロボ駆動部41が接続される。
音声処理部39は、PCM音源等の音源回路を備え、音声の録音時には前記マイクロホン部(MIC)7より入力された音声信号をデジタル化し、所定のデータファイル形式、例えばMP3(MPEG−1 audio layer 3)規格に従ってデータ圧縮して音声データファイルを作成してメモリ38へ送出する一方、音声の再生時にはメモリ38から読み出された音声データファイルの圧縮を解いてアナログ化し、上述したデジタルカメラ1の背面側に設けられるスピーカ部(SP)13を通じて出力する。
USBインタフェース40は、USBコネクタを介して有線接続されるパーソナルコンピュータ等の他の情報端末装置との間で画像データ、その他の送受を行う場合の通信制御を行う。ストロボ駆動部41は、撮影時に図示せぬストロボ用の大容量コンデンサを充電した上で、制御部32からの制御に基づいてストロボ発光部6を閃光駆動する。
なお、前記キー入力部36は、上述したシャッタキー9の他に、電源キー8、撮影モードキー10、再生モードキー11、マクロキー14、ストロボキー15、メニューキー16、リングキー17、セットキー18、ズームキー20a,20bなどから構成され、それらのキー操作に伴う信号は直接制御部32へ送出される。
また、静止画像ではなく動画像の撮影時においては、シャッタキー9が押下操作されたときに、上述したJPEG回路37によりmotion−JPEG(Joint Photographic Experts Group)などの手法により撮影動画をデータ圧縮してメモリ38へ記録する。再度シャッタキー9が操作されると、動画データの記録を終了する。
一方、基本モードである再生モード時には、制御部32がメモリ38に記録されている画像データを選択的に読み出し、JPEG回路37で記録モード時にデータ圧縮した手順と全く逆の手順で、圧縮されている画像データを伸長する。そして、この伸長した画像データをDRAMインタフェース30を介してDRAM31に保持させた上で、このDRAM31の保持内容をVRAMコントローラ33を介してVRAM34に記憶させ、このVRAM34より定期的に画像データを読み出してビデオ信号を発生し、表示部19で再生出力させる。
選択した画像データが静止画像ではなく動画像であった場合には、その動画データを構成する複数フレームの静止画データを時系列の順で順次再生して表示し、すべての静止画データの再生を終了した時点で、例えば、次に再生の指示がなされるまで先頭に位置する静止画データを表示するなどを行う。
図3は前記画像処理回路28の機能構成を示すブロック図である。なお、ここでは、画像処理回路28とDRAM31との間のデータの流れを分かり易く表現するために、図2に示したDMAコントローラ29やDRAMインタフェース(I/F)30などは省略してある。
図中のCCD出力とは、撮影時にCCD23からサンプルホールド回路26およびA/D変換器27を介して出力されたデジタルの画像データのことである。本実施形態では、10ビット構成のA/D変換器27を用いているため、10ビットのデジタルの画像データが画像処理回路28に入力されることになる。以後、この無加工のデジタル画像データのことを「RAWデータ」と呼ぶ。このRAWデータは、バッファメモリとして用いられるDRAM31の画像領域に一旦保持された後、そこから画像処理回路28に読み出されて処理される。
なお、RAWデータをDRAM31の画像領域に保持せずに、画像処理回路28にて直接処理するような構成であっても良い。また、バッファメモリとしては、DRAM31に限らず、SDRAMなどであっても良く、これらの構成については特に限定されるものではない。
画像処理回路28は、1チップのLSIからなり、基本構成要素として、RAWデータに所定のWBゲインを乗算するホワイトバランス処理部(WB処理部)51と、10ビットから8ビットのガンマルックアップテーブル(ガンマLUT)52と、このガンマルックアップテーブル52を参照して、WBゲイン後のRAWデータの階調補正を行うガンマ補正部53と、階調補正後のRAWデータをYUV変換するYUV変換部54などが備えられている。
なお、この画像処理回路28で行う処理をマイクロプロセッサである制御部32側でソフト的に行うような構成であっても良い。ただし、すべての処理をソフトウェアで行うと時間がかかってしまうため、少なくともホワイトバランス処理部51、ガンマルックアップテーブル52、ガンマ補正部53、YUV変換部54などの基本構成要素はハードウェアで構成することが好ましい。
ここで、ガンマルックアップテーブル52に設定されるガンマカーブ(階調補正情報)について説明する。
図2に示す制御部32には、予め基準となるガンマカーブ(階調補正情報)を記憶したガンマテーブルT1と、このガンマテーブルT1に記憶されたガンマカーブを光学ズーム機能の設定倍率に応じて変更するための制御テーブルT2が設けられている。
図4に制御テーブルT2の構成を示す。今、ズームキー20a,20bの操作により、レンズ光学系22に含まれるズームレンズがズームステップ「0」〜「6」の7段階に移動してズーム倍率が設定されるものとする。なお、ズームステップ「6」がテレ端(望遠)側であり、ここでの最大倍率である。
制御テーブルT2には、これらのズームステップ毎に少なくとも黒の階調を段階的に変更するための変更情報が記憶されている。具体的には、ガンマテーブルT1のガンマカーブを入力に対して出力が暗くなる方向にシフトするための基準シフト量が変更情報として記憶されている。この基準シフト量は各ズームステップ毎に事前に測定された画像の黒浮き量によって決められている。例えば、基準シフト量「2」とは、ガンマカーブを入力に対して出力が暗くなる方向に2階調分シフトすることを意味する(図6参照)。
この場合、図4の例に示すように、ズーム倍率が高くなるに従って基準シフト量が多くなるように設定されている。このシフト量が多いほど、黒階調の出力範囲が広がり、画像の黒の部分がより強調されることになる。
前記基準シフト量に基づいて変更されたガンマカーブはガンマルックアップテーブル52に設定され、撮影時に画像データの階調補正に用いられる。
図5は標準ガンマカーブ(変更前のガンマカーブ)、図6は変更後のガンマカーブの一例を示す図である。それぞれ横軸が入力、縦軸が出力を表している。また、ここでは入力を10ビット(1024階調)、出力を8ビット(256階調)としている。
ここで、図5に示す標準のガンマカーブは入力値0を起点にしている。これに対し、図6に示す変更後のガンマカーブでは、その起点が基準シフト量分だけ右方向にずれている。このようにシフトすることで、入力に対する出力の黒の範囲が広がることになり、結果的に黒を強調した画像が得られることになる。
なお、前記ガンマテーブルT1は、ある1つの撮影モードに対して用意される。例えば、コントラストモード「標準」,「高」,「低」、ストロボ撮影モードといったように、複数の異なる撮影モードが備えられている場合には、これらの撮影モード毎に所定の階調特性を有するガンマテーブルが用意されることになる。
次に、第1の実施形態におけるデジタルカメラ1の処理動作を説明する。
図7は第1の実施形態におけるデジタルカメラ1の処理動作を示すフローチャートである。なお、ここでの処理は、デジタルカメラ1に搭載されたマイクロプロセッサである制御部32がROMなどに記憶されたプログラムを読み込むことで実行される。
上述したように、ズームキー20a,20bの操作によりレンズ光学系22に含まれるズームレンズがズームステップ「0」〜「6」の7段階に移動してズーム倍率が設定される。
ズーム倍率が設定されると、制御部32は、そのときの設定倍率(詳しくはズームレンズが位置決めされたときのズームステップの数値)を取得する(ステップS11)。そして、制御部32は、前記設定倍率に基づいて制御テーブルT2を検索することにより、ガンマカーブを変更するための基準シフト量を決定する(ステップS12)。
また、制御部32は、撮影モードに対応したガンマカーブを選択する(ステップS13)。すなわち、ガンマテーブルT1の中に複数のガンマカーブが記憶されている場合において、これらの中から現在設定されている撮影モードに対応したガンマカーブを選択する。
なお、撮影モードは、通常は、ユーザが所定の操作により任意に設定できるようになっているが、カメラ側で露出などの撮影条件に基づいて適切な撮影モードを自動設定することでも良い。また、撮影モードが1つしか用意されていない場合には、ここでの選択処理は不要である。
ここで、制御部32は、前記選択したガンマカーブを前記ステップS12で決定した基準シフト量に基づいて変更する(ステップS14)。例えば、前記選択したガンマカーブが図5のような特性を有する場合であれば、図6に示すように基準シフト量だけカーブの起点を右方向にシフトすることで、入力に対する出力の黒の範囲を広げるようにする。この場合、右方向にシフトした分だけ、カーブの上側つまり階調値の高い部分(明るい部分)が所定範囲を超えてしまうため、その部分は削除する。
例えば、基準シフト量を「4」とした場合には、次のようになる。
変更前:ORIGINAL_TABLE[1024]=0,1,3,6,9,13・・・255
変更前:ORIGINAL_TABLE[1024]=0,0,0,0,1,3,6,9,13・・・255
このようにして、ガンマテーブルT1から読み出した基準のガンマカーブをズーム倍率に応じて変更すると、制御部32はその変更後のガンマカーブを撮影時に適用するガンマカーブとして画像処理回路28内のガンマルックアップテーブル52に書き込む(ステップS15)。なお、前記基準シフト量が「0」であった場合には、ガンマテーブルT1から読み出した基準のガンマカーブを変更なしにそのままガンマルックアップテーブル52に書き込むことになる。
以後は、図3で説明したように、画像処理回路28内において、ガンマルックアップテーブル52に設定されたガンマカーブを用いてRAWデータの階調が補正される(ステップS15)。階調補正後のRAWデータはYUV形式に変換されてDRAM31に一旦保持された後、所定のタイミングで読み出され、JPEG方式で圧縮されて保存用のメモリ38に撮影画像として記録、保存される。
このように、撮影時に光学ズームの設定倍率に応じてガンマカーブを適宜変更して画像データを階調補正するようにしたことで、ズーム倍率によって異なるコントラストを改善することができ、例えばテレ端で生じていた黒浮きをなくして、常に良好な撮影画像を得ることができる。
また、予め基準となるガンマカーブを元にして適切なガンマカーブを適宜演算により求めているので、各ズーム倍率毎に複数のガンマカーブを用意しておく必要がなく、その分、メモリ容量を節約できる。さらに、多数の異なる撮影モードを備えている場合でも、これらの撮影モードのガンマカーブに対して制御テーブルT2を共通に使用できるため、メモリ容量を増やすことなく対応することができる。
なお、前記第1の実施形態では、図6に示したように、ガンマカーブ全体をズーム倍率に応じて均一にシフトしたが、例えばガンマカーブの黒側の所定範囲(カーブの下側)だけをズーム倍率に応じた量だけ部分的にシフトすることでも良く、要はズーム倍率に応じて適切なコントラストが得ることができれば、その変更方法については特に限定されるものではない。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
前記第1の実施形態では、予め基準となるガンマカーブを設定倍率に応じて適宜変更するようにしたが、第2の実施形態では、予めズーム倍率毎に複数のガンマカーブを用意しておき、これらを設定倍率に応じて切り替えて使用することを特徴とする。
図8は第2の実施形態に用いられる制御テーブルT3の構成を示す図である。なお、この制御テーブルT3は、制御テーブルT2に代わって図2に示した制御部32に設けられる。
前記第1の実施形態と同様に、ズームキー20a,20bの操作により、レンズ光学系22に含まれるズームレンズがズームステップ「0」〜「6」の7段階に移動してズーム倍率が設定されるものとする。制御テーブルT3には、各ズームステップに対応したガンマテーブルA〜Dの番号が記憶されている。これらのガンマテーブルA〜Dには、各ズームステップ毎に予め設定されたガンマカーブ(階調補正情報)が記憶されている。
図9は各ガンマテーブルA〜Dに記憶されたガンマカーブの一例を示す図であり、各ガンマカーブがAを基準にしてB,C,Dの順に入力に対して出力が暗くなる方向つまり右方向にシフトしている。このシフト量が多いほど、黒階調の出力範囲が広がり、画像の黒の部分がより強調されることになる。
なお、前記ガンマテーブルA〜Dは、制御部32に設けられているものとする。また、前記ガンマテーブルA〜Dは、ある1つの撮影モードに対して用意される。多数の異なる撮影モードが備えられている場合には、以下のように各撮影モード毎にガンマテーブルが用意されることになる。
撮影モードM1…ガンマテーブルA1,B1,C1,D1
撮影モードM2…ガンマテーブルA2,B2,C2,D2
撮影モードM3…ガンマテーブルA3,B3,C3,D3
撮影モードM1〜M3とは、例えばコントラストモード「標準」,「低」,「高」である。ガンマテーブルA1〜D1,ガンマテーブルA2〜D2,ガンマテーブルA3〜D3は各ズーム倍率毎に設定されたガンマカーブを有する。この場合、図8に示した制御テーブルT3には、これらのガンマテーブルA1〜D1,ガンマテーブルA2〜D2,ガンマテーブルA3〜D3を示す番号が記憶されることになる。
次に、第2の実施形態におけるデジタルカメラ1の処理動作を説明する。
図10は第2の実施形態におけるデジタルカメラ1の処理動作を示すフローチャートである。なお、ここでの処理は、デジタルカメラ1に搭載されたマイクロプロセッサである制御部32がROMなどに記憶されたプログラムを読み込むことで実行される。
上述したように、ズームキー20a,20bの操作によりレンズ光学系22に含まれるズームレンズがズームステップ「0」〜「6」の7段階に移動してズーム倍率が設定される。
ズーム倍率が設定されると、制御部32は、そのときの設定倍率(詳しくはズームレンズが位置決めされたときのズームステップの数値)を取得する(ステップS21)。そして、制御部32は、現在の撮影モードと設定倍率とに基づいて制御テーブルT3を検索することにより、撮影時に適用するガンマカーブを選択する(ステップS22)。
すなわち、例えば、現在の撮影モードがM1であり、設定倍率がズームステップ数「3」であった場合には、ガンマテーブルB1に記憶されたガンマカーブを撮影用に選択することになる。なお、撮影モードが1つしか用意されていない場合には、設定倍率によってガンマカーブを選択することになる。制御部32はこのようにして選択したガンマカーブを画像処理回路28内のガンマルックアップテーブル52に書き込む(ステップS23)。
以後は、図3で説明したように、画像処理回路28内において、ガンマルックアップテーブル52に設定されたガンマカーブを用いてRAWデータの階調が補正される(ステップS24)。階調補正後のRAWデータはYUV形式に変換されてDRAM31に一旦保持された後、所定のタイミングで読み出され、JPEG方式で圧縮されて保存用のメモリ38に撮影画像として記録、保存される。
このように、予めズーム倍率毎に複数のガンマカーブを用意しておき、これらを設定倍率に応じて切り替えることでも、前記第1の実施形態と同様に、ズーム倍率によって異なるコントラストを改善して、常に良好な撮影画像を得ることができる。この場合、前記第1の実施形態と比べるとテーブル数が増えるため、メモリ容量を多く必要とするが、その都度演算処理を必要せずに適切なガンマカーブをテーブルから直接得ることができるため、その分、処理が速くなり、また、制御部32の処理負担も軽減されるといった利点がある。
なお、前記各実施形態では、ガンマ補正に関する処理を図3に示す画像処理回路28内でハードウェア的に行うものとしたが、そのガンマ補正処理を含む一連の処理をプログラム化することで、マイクロプロセッサである制御部32側でソフト的に行うことも可能である。
また、前記各実施形態では、ズーム倍率に応じて画像データの黒い部分をより黒く補正する場合を想定して説明したが、前記同様の手法にて画像データの白い部分をより白くするような補正も可能である。
また、本発明はデジタルカメラに限るものではなく、例えばカメラ付きの携帯電話などであっても、光学ズーム機能を備えていれば、その全てに適用可能である。特に、カメラ付きの携帯電話のように、光学系レンズのサイズが小さく、ズーム倍率によってコントラスト特性に影響が出やすい小型機器に対して有効である。
その他、本発明は前記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置としてデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示す図であり、図1(a)は主に前面の構成、同図(b)は主に背面の構成を示す斜視図。 同実施形態におけるデジタルカメラの電子回路構成を示すブロック図。 同実施形態におけるデジタルカメラに備えられた画像処理回路の機能構成を示すブロック図。 同実施形態におけるデジタルカメラに備えられた制御テーブルT2の構成を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラの標準ガンマカーブ(変更前のガンマカーブ)の一例を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラの変更後のガンマカーブの一例を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラの処理動作を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態におけるデジタルカメラに用いられる制御テーブルT3の構成を示す図。 同実施形態における各ガンマテーブルに記憶されたガンマカーブの一例を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラの処理動作を示すフローチャート。
符号の説明
1…デジタルカメラ、2…ボディ、3…撮影レンズ、4…セルフタイマランプ、5…光学ファインダ窓、6…ストロボ発光部、7…マイクロホン部、8…電源キー、9…シャッタキー、10…撮影モードキー、11…再生モードキー、12…光学ファインダ、13…スピーカ部、14…マクロキー、15…ストロボキー、16…メニュー(MENU)キー、17…リングキー、18…セット(SET)キー、19…表示部、20a,20b…ズームキー、21…モータ、22…レンズ光学系、23…CCD、24…タイミング発生器(TG)、25…ドライバ、26…サンプルホールド回路(S/H)、27…A/D変換器、28…画像処理回路、29…DMAコントローラ、30…DRAMインタフェース(I/F)、31…DRAM、32…制御部、33…VRAMコントローラ、34…VRAM、35…デジタルビデオエンコーダ、36…キー入力部、37…JPEG回路、38…メモリ、39…音声処理部、40…USBインタフェース(I/F)、41…ストロボ駆動部、51…ホワイトバランス処理部、52…ガンマルックアップテーブル、53…ガンマ補正部、54…YUV変換部、T1…ガンマテーブル、T2,T3…制御テーブル。

Claims (8)

  1. 光学ズーム機能を備えた撮像装置において、
    被写体を撮影する撮像素子と、
    前記光学ズーム機能の設定倍率を取得する倍率取得手段と、
    入力される階調値と出力される階調値との関係が所定の曲線で示される階調補正情報を記憶した第1の記憶手段と、
    前記所定の曲線における黒側の起点をシフトすることによって画像データの黒がより強調されるように、前記第1の記憶手段に記憶された階調補正情報を変更する黒強調手段と、
    前記倍率取得手段によって得られた設定倍率が高いほどシフト量を増やすようにして、前記黒強調手段により階調補正情報を変更させ、その変更後の階調補正情報を撮影時に適用する階調補正情報として設定する階調設定手段と、
    この階調設定手段によって設定された階調補正情報を用いて前記撮像素子から出力された画像データの階調を補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記黒強調手段は、前記所定の曲線の形状を保ったままで、黒側の起点を明るい側にシフトすることによって画像データの黒がより強調されるように、前記第1の記憶手段に記憶された階調補正情報を変更することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記第1の記憶手段には、複数の異なる撮影モード毎に階調補正情報が記憶されており、
    前記階調設定手段は、前記第1の記憶手段から現在の撮影モードに対応した階調補正情報を選択し、その選択した階調補正情報を前記黒強調手段により変更させ、その変更後の階調補正情報を撮影時に適用する階調補正情報として設定することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記設定倍率に応じて前記シフト量を変更するための変更情報を記憶した第2の記憶手段を備え、
    前記階調設定手段は、第2の記憶手段に記憶されている変更情報に基づいて前記設定倍率に対応するシフト量を決定し、この決定されたシフト量を用いて前記黒強調手段により階調補正情報を変更させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記黒強調手段は、前記所定の曲線における黒側の起点を含む全範囲をシフトすることによって画像データの黒がより強調されるように、前記第1の記憶手段に記憶された階調補正情報を変更することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 前記黒強調手段は、前記所定の曲線において、少なくとも黒側の起点を含む所定範囲をシフトすることによって画像データの黒がより強調されるように、前記第1の記憶手段に記憶された階調補正情報を変更することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  7. 被写体を撮影する撮像素子と光学ズーム機能、および入力される階調値と出力される階調値との関係が所定の曲線で示される階調補正情報を記憶した階調補正テーブルを備えた撮像装置に用いられる画像処理方法において、
    前記光学ズーム機能の設定倍率を取得する倍率取得ステップと、
    前記所定の曲線における黒側の起点をシフトすることによって画像データの黒がより強調されるように、前記階調補正テーブルに記憶された階調補正情報を変更する黒強調ステップと、
    前記倍率取得ステップによって得られた設定倍率が高いほどシフト量を増やすようにして、前記黒強調ステップにより階調補正情報を変更させ、その変更後の階調補正情報を撮影時に適用する階調補正情報として設定する階調設定ステップと、
    この階調設定ステップによって設定された階調補正情報を用いて前記撮像素子から出力された画像データの階調を補正する補正ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  8. 被写体を撮影する撮像素子と光学ズーム機能、および入力される階調値と出力される階調値との関係が所定の曲線で示される階調補正情報を記憶した階調補正テーブルを備えた撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記光学ズーム機能の設定倍率を取得する倍率取得機能と、
    前記所定の曲線における黒側の起点をシフトすることによって画像データの黒がより強調されるように、前記階調補正テーブルに記憶された階調補正情報を変更する黒強調機能と、
    前記倍率取得機能によって得られた設定倍率が高いほどシフト量を増やすようにして、前記黒強調機能により階調補正情報を変更させ、その変更後の階調補正情報を撮影時に適用する階調補正情報として設定する階調設定機能と、
    この階調設定機能によって設定された階調補正情報を用いて前記撮像素子から出力された画像データの階調を補正する補正機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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