JP4239449B2 - 画像付属情報の記録方法及び装置並びに撮影装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影により取得した画像及びその付属情報を記録する装置並びに方法に係り、特にデジタルカメラで撮影した画像を良好な画質でプリント出力するために好適な情報記録技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、デジタルカメラが普及し、ユーザが撮影した画像をラボや家庭でプリントするケースが増えてきている。現在のところ、デジタルカメラで撮影した画像のプリント画質は銀塩写真と比較すると必ずしも満足できるレベルに到達していない。このような観点からプリント時の条件を最適化すべく、撮影情報及び撮影情報から生成したプリント指示情報を画像データとともに記録し、プリント時にその情報を活用して良好なプリント画質を得ようとする試みがなされている。
【0003】
しかし、画像データとともに様々な付属情報を記録してプリント時にその情報を活用する方法は、付属情報に示される撮影及びプリントに関するカメラ製造メーカ各社の技術的ノウハウ等が流出してしまう恐れがある。この点、特開2000−50043号公報には、オリジナルデータの付帯情報(付属情報)をいわゆる「電子透かし」の技術によって深層暗号化して記録し、再生時にその付帯情報を基に処理内容を決定して適切な画像処理を実施する方法が開示されている。また、特開2000−50049号公報には、画像データに施した画像処理内容を暗号化してデータに付与する方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2000−50043号公報に開示された方法は、付属情報を深層暗号化して画像データ内部の冗長部分に埋め込むため、付属情報のみを読み出したい場合にも画像データを再生する必要がある。また、付属情報を変更したい場合にも画像データを再生した後、情報を修正して再記録する必要がある。更に、深層暗号化されたデータは色補正などの簡単な画像処理では欠落しないが、画像の回転・拡大・フォーマット変換等の処理を組み合わせた複雑な画像処理を行うと情報が欠落するという欠点がある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、画像の付属情報(撮影情報、事前設定情報又はこれらの情報から生成した情報を含む。)の流出を防止する一方、これら付属情報の読み出し及び変更処理を簡単に行うことができ、画像処理によって情報が欠落する可能性を低減させることができる画像付属情報の記録方法及び装置並びに撮影装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、プリンタやディスプレイその他の特定の画像出力装置に関する情報(以下、出力装置情報という。)を予め取得しておき、取り込んだ画像データに対して、当該画像を前記特定の画像出力装置で出力する際に当該画像出力装置における画像再現の処理に用いる画像処理内容を規定した処理情報を前記出力装置情報に基づいて生成し、前記生成した処理情報を含む付属情報を暗号化し、
前記暗号化された前記処理情報を含む付属情報を前記画像データのファイルヘッダーに記録するとともに、前記暗号化を行う付属情報として、レンズの収差・透過率の特徴、撮像デバイスの種類、フィルタ配列、撮影時のオートホワイトバランス(AWB)、AE、ストロボリターンの有無、感度、撮影後に行ったシャープネス処理、階調補正処理、色調補正処理の内容、プリント時の階調補正値のうちいずれかの情報が含まれ、前記暗号化を行わない他の付属情報として、撮影場所・日時に関する情報、被写体に関する情報、カメラ名、使用レンズ、撮影時のズーム倍率、ストロボ使用の有無、撮影モードのうちいずれかの情報が含まれ、当該暗号化を行わない他の付属情報については暗号化処理を行わずに前記ファイルヘッダーに記録することを特徴としている。
【0011】
本発明によれば、画像の出力先である画像出力装置を予め特定しておき、当該画像出力装置に関する情報を取得しておく。そして、撮影等によって取得した画像データについて出力装置情報を利用して当該画像出力装置における画像再現に最適な処理情報を生成している。生成された処理情報は付属情報の一つとして暗号化され、画像のヘッダー情報に書き込まれる。こうして生成された画像ファイルを読み込んだ画像出力装置はヘッダーの情報を解読し、その処理情報に従って画像処理を行う。これにより良好な出力画質を得ることができるとともに、撮影及び画像処理に関する情報の流出を防止できる。
【0012】
請求項1に示した方法発明を具現化する装置を提供するため請求項2に係る画像付属情報の記録装置は、プリンタやディスプレイその他の特定の画像出力装置に関する情報(以下、出力装置情報という。)を格納しておく情報格納手段と、画像データを取り込む画像入力手段と、前記画像入力手段から取り込んだ画像データに対して、当該画像を前記特定の画像出力装置で出力する際に当該画像出力装置における画像再現の処理に用いる画像処理内容を規定した処理情報を前記出力装置情報に基づいて生成する情報生成手段と、前記情報生成手段で生成された処理情報を含む付属情報を暗号化する暗号化手段と、前記暗号化手段により暗号化された前記処理情報を含む付属情報を前記画像データのファイルヘッダーに埋め込む埋込手段と、を備え、前記暗号化を行う付属情報として、レンズの収差・透過率の特徴、撮像デバイスの種類、フィルタ配列、撮影時のオートホワイトバランス(AWB)、AE、ストロボリターンの有無、感度、撮影後に行ったシャープネス処理、階調補正処理、色調補正処理の内容、プリント時の階調補正値のうちいずれかの情報が含まれ、前記暗号化を行わない他の付属情報として、撮影場所・日時に関する情報、被写体に関する情報、カメラ名、使用レンズ、撮影時のズーム倍率、ストロボ使用の有無、撮影モードのうちいずれかの情報が含まれ、当該暗号化を行わない他の付属情報については暗号化処理を行わずに前記ファイルヘッダーに記録することを特徴としている。
【0013】
請求項3に係る撮影装置は、被写体を撮像し、その光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段から出力された画像信号からデジタル信号形式の画像データを生成するデータ生成手段と、プリンタやディスプレイその他の特定の画像出力装置に関する情報(以下、出力装置情報という。)を格納しておく情報格納手段と、前記撮像手段により撮影された画像データに対して、当該画像を前記特定の画像出力装置で出力する際に当該画像出力装置における画像再現の処理に用いる画像処理内容を規定した処理情報を前記出力装置情報に基づいて生成する情報生成手段と、前記情報生成手段で生成された処理情報を含む付属情報を暗号化する暗号化手段と、前記暗号化手段により暗号化された前記処理情報を含む付属情報を前記画像データのファイルヘッダーに埋め込む埋込手段と、前記暗号化された付属情報がファイルヘッダーに埋め込まれた画像ファイルを記録媒体に記録する記録手段と、を備え、前記暗号化を行う付属情報として、レンズの収差・透過率の特徴、撮像デバイスの種類、フィルタ配列、撮影時のオートホワイトバランス(AWB)、AE、ストロボリターンの有無、感度、撮影後に行ったシャープネス処理、階調補正処理、色調補正処理の内容、プリント時の階調補正値のうちいずれかの情報が含まれ、前記暗号化を行わない他の付属情報として、撮影場所・日時に関する情報、被写体に関する情報、カメラ名、使用レンズ、撮影時のズーム倍率、ストロボ使用の有無、撮影モードのうちいずれかの情報が含まれ、当該暗号化を行わない他の付属情報については暗号化処理を行わずに前記ファイルヘッダーに記録することを特徴としている。
【0014】
また、本発明において、撮影条件によって変化しない固定の付属情報については、一度暗号化処理した情報を次回の記録時にも繰り返し利用できるため、処理の簡略化・高速化を達成できる。更に、情報の種別毎に解読キーを変え、或いは暗号化のアルゴリズムを変えて暗号化処理を行うことにより、仮に悪意ある第三者によって一部の暗号化情報が解読されても、全ての暗号化情報が流出することはない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る画像付属情報の記録方法及び装置並びに撮影装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0016】
図1は本発明の実施形態に係る画像付属情報の記録装置が適用されたデジタルカメラにおける記録処理のブロック図である。同図に示したようにデジタルカメラ10は、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像手段12と、撮像手段12から出力された画像信号に対して所定の信号処理を施してデジタル画像データを生成するデータ生成手段14と、撮影日時や撮影条件その他の撮影情報を取得する撮影情報取得手段16と、プリンタに関する情報その他の事前に設定される情報を格納しておく事前設定情報格納手段18と、事前設定情報格納手段18に格納されている情報及び撮影情報取得手段16から取得した情報又はこれら情報から新たに生成した情報のうち少なくとも一つを含む記録用の付属情報を生成する手段(以下、記録用付属情報生成手段という。)20と、記録用の付属情報を暗号化する暗号化手段22と、暗号化された付属情報をデジタル画像データのファイルのヘッダーに埋め込む埋込手段24と、から構成されており、処理された画像ファイルは記録媒体26に記録される。
【0017】
撮像手段12には、CCDイメージセンサやCMOSセンサその他の撮像デバイスが用いられる。データ生成手段14は、CDS(相関二重サンプリング)回路・ゲイン調整回路・色分離回路等のアナログ信号処理部と、アナログ信号処理部で処理された画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、デジタル画像信号を処理して輝度/色差(YC)信号の生成・ガンマ(γ)補正・輪郭補正・ホワイトバランス(WB)補正・圧縮処理などを行うデジタル信号処理部とを含むブロックである。
【0018】
撮影情報取得手段16の具体的な態様としては、カレンダ/時計回路・文字入力手段、GPS装置、測距装置、記録媒体から情報を読み込むメディア読取手段、外部機器やネットワークから通信によって情報を取り込む通信手段、モードダイヤルその他のモード設定手段によるモード情報を読み込む手段、データ生成手段14からの処理情報を取得する手段などがある。
【0019】
撮影情報取得手段16によって取得される撮影情報には、撮影場所・日時等に関する情報(撮影日、撮影者、撮影場所、撮影方位など)、被写体に関する情報(被写体の種類、被写体までの距離など)、使用機器に関する情報(カメラ名、使用レンズ、レンズの収差・透過率等の特徴、撮像デバイスの種類・フィルタ配列など)、撮影時のカメラ設定(オートホワイトバランス、AE、ズーム倍率、ストロボ使用の有無、ストロボリターンの有無、感度、撮影モードなど)、撮影後にデータ生成手段14で実施した処理内容(シャープネス処理、階調補正、色調補正など)がある。シャープネス処理に関する情報には、例えばフィルタ係数や処理の強弱を示す指数がある。階調補正に関する情報としてはガンマ曲線のデータがある。色調補正に関する情報としては色差信号(Cr,Cb )のゲイン又はマトリックス係数などがある。
【0020】
事前設定情報格納手段18には、プリンタの機種・プリント時の階調補正値(ガンマ補正値)などプリンタに関する情報が保管されている。事前設定情報の内容は、機器出荷時に予め記録された情報でもよいし、後にユーザが入力した情報であってもよい。また、機器固有の情報、すなわち、上記した使用機器に関する情報については固定情報であるため事前設定情報格納手段18に格納されていてもよい。事前設定情報を取得する手段としては、リムーバブルメディアから事前設定情報を読み込む態様、USBやBluetooth その他の通信インターフェースを利用して事前設定情報をカメラ外部から通信により取得する態様がある。
【0021】
次に、上記の如く構成されたデジタルカメラ10における記録処理の手順を説明する。撮像手段12で被写体を撮影し、撮像手段12から出力される画像信号をデータ生成手段14に入力する。データ生成手段14においてRGBの情報をYC信号に変換するなど所定のフォーマットに従った画像データが生成される。
【0022】
その一方で、撮影情報取得手段から撮影情報を取得する。取得する情報は撮像時に自動で取得してもいし、ユーザが入力してもよい。取得した撮影情報及び事前設定情報を基に記録用付属情報が生成される。撮影情報をそのまま記録用付属情報としてもよいし、事前設定情報をそのまま記録用付属情報としてもよい。また、撮影情報と事前設定情報とを組み合わせて新たに情報を生成し、これを記録用付属情報としてもよい。
【0023】
例えば、撮影シーンに合わせて適切な撮影条件が自動設定される種々の撮影モード<人物/風景/夜景など>とプリンタのガンマ情報からプリント側で最適なプリント画質を実現するための画像処理内容を規定する情報(プリント時の処理γなど)を付属情報として記述する。
【0024】
上記生成された記録用付属情報を暗号化手段22により暗号化する処理を行う。暗号化された付属情報は埋込手段24によって画像データのヘッダーとして埋め込まれ、ファイル化されて記録媒体26に記録される。記録媒体26はメモリカード・光磁気ディスクその他のリムーバブルメディアであってもよいし、カメラに内蔵された記憶装置(内部メモリなど)であってもよい。
【0025】
図2にファイルフォーマットの概念図を示す。同図に示すように、画像ファイル30はヘッダー部32と画像データ部34からなり、暗号化された付属情報(暗号化情報)36はヘッダー部32に記録される。
【0026】
本実施形態において付属情報の種別毎に暗号化処理を行うことが好ましい。付属情報を個別に暗号化してもよいし、複数の付属情報をグループ分けしてグループ毎に暗号化してもよい。この場合、それぞれ解読キーを変えて暗号化する態様、或いは暗号化処理のアルゴリズムを変える態様がある。こうすることで撮影条件に依存しない固定情報については前撮影時に暗号化した情報をそのまま使用できる。また、仮に一部の暗号が解読されても他の情報は未解読の状態が保持されるため情報の流出を防止できる。
【0027】
付属情報のうち公開してもよい情報(秘密保持の必要性がない情報)については暗号化を行わなくてもよい。例えば、撮影場所・日時に関する情報、被写体に関する情報、カメラ名、使用レンズ、撮影時のズーム倍率、ストロボ使用の有無、撮影モードなどの情報については暗号化処理を省略してもよい。
【0028】
その一方、秘密保持が必要な情報、例えばレンズの収差・透過率等の特徴、撮像デバイスの種類、フィルタ配列、撮影時のオートホワイトバランス(AWB)、AE、ストロボリターンの有無、感度、撮影後にデータ生成手段で行った処理(シャープネス処理、階調補正、色調補正)の内容、プリント時の階調補正値などの情報については暗号化することが好ましい。また、撮影条件に依存しない固定情報については、予め暗号化処理したデータを事前設定情報格納手段18に格納しておいてもよい。
【0029】
次に、付属情報の活用例についてプリンタを例に説明する。図3(a)には比較のために従来のプリンタにおける階調補正の処理ブロックが示されている。従来のプリンタは画像入力部からプリント対象とする元画像の画像ファイルを読み込み(#1)、読み込んだ元画像のデータを解析して(#2)、その解析結果からプリント時の処理のためのパラメータ(処理γ)を生成する(#3)。そして、得られた処理γを用いて元画像にガンマ処理を実施し(#4)、プリントを行っていた(#5)。
【0030】
これに対し、本発明を適用したデジタルカメラ10の場合、出力先のプリンタに関するデータがカメラ内に格納されており、このデータ並びに撮影情報を利用してカメラ側でプリンタに最適な処理γの生成が行われる。こうして生成された処理γの情報は画像の付属情報として画像ファイルのヘッダーに暗号化されて埋め込まれる。暗号化された付属情報がヘッダーに埋め込まれた画像データをプリント出力する場合には、図3(b)に示したように、画像入力部からプリント対象とする元画像の画像ファイルを読み込み(#11)、当該ファイルのヘッダーに記録された暗号化情報を解読して処理γのデータを読み出し(#12)、この処理γを用いて元画像にガンマ処理を実施し(#13)、プリントを行う(#14)。
【0031】
これにより、従来行われていた元画像の解析(#2)及び処理γの生成(#3)の工程を省略でき、プリント処理の高速化を達成できる。また、カメラ側でプリント時の処理に必要な情報を生成するため、プリント時にはカメラ製造メーカが意図した画像再現や撮影者が意図した画像再現が可能となる。
【0032】
図3では階調補正を例に説明したが、これ以外の処理として例えば、カメラ側でシャープネス処理を強くかけた画像処理を実施していることを付属情報から検出した場合には、プリンタ側でシャープネス処理をかけないように制御することが可能になる。また、色調補正についてカメラ側でユーザが意図的に色調を設定したような場合に、その情報を読み込んでプリンタ側で色調を自動補正しないという制御を行う。これによりユーザの意図を反映したプリントを得ることができる。
【0033】
上記実施の形態では、画像出力装置としてプリンタを例に説明したが、本発明の適用範囲はこれに限定されず、ディスプレイ(表示装置)にも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、画像データに関連する付属情報を情報の種別毎に暗号化し、その暗号化情報を画像データのファイルヘッダーに記録するようにしたので情報の流出を防止できるとともに、従来の深層暗号化による付属情報の埋め込み処理と比較して付属情報の読み出しや変更が容易であり、画像編集に伴う情報の欠落を防止できる。暗号化された固定の付属情報は、以後そのまま使用できるため記録時間の短縮を図ることができる。更に、情報の種別毎に解読キーを変え、或いは暗号化のアルゴリズムを変えて暗号化処理を行うことにより、仮に悪意ある第三者によって一部の暗号化情報が解読されても全ての暗号化情報が流出することはない。
【0035】
また、本発明によれば、画像出力装置に関する情報を予め取得しておき、撮像手段等から取り込んだ画像データに対して、前記画像出力装置による画像再現の処理に必要な処理情報を出力装置情報に基づいて生成し、この処理情報を含む付属情報を暗号化して、当該暗号化情報を画像データのファイルヘッダーに記録するようにしたので、画像出力装置側ではヘッダーの情報を解読して処理情報に従って画像処理を行うことにより、良好な出力画質を得ることができる。その際、処理情報は暗号化されているため情報の流出を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像付属情報の記録装置が適用されたデジタルカメラの処理ブロック図
【図2】ファイルフォーマットの概念図
【図3】図3(a)は従来のプリンタにおける階調補正の処理ブロック図、図3(b)は本発明に対応したプリンタにおける階調補正の処理ブロック図
【符号の説明】
10…デジタルカメラ、12…撮像手段、14…データ生成手段、16…撮影情報取得手段、18…事前設定情報格納手段、20…記録用付属情報生成手段、22…暗号化手段、24…埋込手段、26…記録媒体、30…画像ファイル、32…ヘッダー部、34…画像データ部、36…暗号化情報
Claims (10)
- プリンタやディスプレイその他の特定の画像出力装置に関する情報(以下、出力装置情報という。)を予め取得しておき、
取り込んだ画像データに対して、当該画像を前記特定の画像出力装置で出力する際に当該画像出力装置における画像再現の処理に用いる画像処理内容を規定した処理情報を前記出力装置情報に基づいて生成し、
前記生成した処理情報を含む付属情報を暗号化し、
前記暗号化された前記処理情報を含む付属情報を前記画像データのファイルヘッダーに記録するとともに、
前記暗号化を行う付属情報として、レンズの収差・透過率の特徴、撮像デバイスの種類、フィルタ配列、撮影時のオートホワイトバランス(AWB)、AE、ストロボリターンの有無、感度、撮影後に行ったシャープネス処理、階調補正処理、色調補正処理の内容、プリント時の階調補正値のうちいずれかの情報が含まれ、
前記暗号化を行わない他の付属情報として、撮影場所・日時に関する情報、被写体に関する情報、カメラ名、使用レンズ、撮影時のズーム倍率、ストロボ使用の有無、撮影モードのうちいずれかの情報が含まれ、当該暗号化を行わない他の付属情報については暗号化処理を行わずに前記ファイルヘッダーに記録することを特徴とする画像付属情報の記録方法。 - プリンタやディスプレイその他の特定の画像出力装置に関する情報(以下、出力装置情報という。)を格納しておく情報格納手段と、
画像データを取り込む画像入力手段と、
前記画像入力手段から取り込んだ画像データに対して、当該画像を前記特定の画像出力装置で出力する際に当該画像出力装置における画像再現の処理に用いる画像処理内容を規定した処理情報を前記出力装置情報に基づいて生成する情報生成手段と、
前記情報生成手段で生成された処理情報を含む付属情報を暗号化する暗号化手段と、
前記暗号化手段により暗号化された前記処理情報を含む付属情報を前記画像データのファイルヘッダーに埋め込む埋込手段と、を備え、
前記暗号化を行う付属情報として、レンズの収差・透過率の特徴、撮像デバイスの種類、フィルタ配列、撮影時のオートホワイトバランス(AWB)、AE、ストロボリターンの有無、感度、撮影後に行ったシャープネス処理、階調補正処理、色調補正処理の内容、プリント時の階調補正値のうちいずれかの情報が含まれ、
前記暗号化を行わない他の付属情報として、撮影場所・日時に関する情報、被写体に関する情報、カメラ名、使用レンズ、撮影時のズーム倍率、ストロボ使用の有無、撮影モードのうちいずれかの情報が含まれ、当該暗号化を行わない他の付属情報については暗号化処理を行わずに前記ファイルヘッダーに記録することを特徴とする画像付属情報の記録装置。 - 被写体を撮像し、その光学像を電気信号に変換する撮像手段と、
前記撮像手段から出力された画像信号からデジタル信号形式の画像データを生成するデータ生成手段と、
プリンタやディスプレイその他の特定の画像出力装置に関する情報(以下、出力装置情報という。)を格納しておく情報格納手段と、
前記撮像手段により撮影された画像データに対して、当該画像を前記特定の画像出力装置で出力する際に当該画像出力装置における画像再現の処理に用いる画像処理内容を規定した処理情報を前記出力装置情報に基づいて生成する情報生成手段と、
前記情報生成手段で生成された処理情報を含む付属情報を暗号化する暗号化手段と、
前記暗号化手段により暗号化された前記処理情報を含む付属情報を前記画像データのファイルヘッダーに埋め込む埋込手段と、
前記暗号化された付属情報がファイルヘッダーに埋め込まれた画像ファイルを記録媒体に記録する記録手段と、を備え、
前記暗号化を行う付属情報として、レンズの収差・透過率の特徴、撮像デバイスの種類、フィルタ配列、撮影時のオートホワイトバランス(AWB)、AE、ストロボリターンの有無、感度、撮影後に行ったシャープネス処理、階調補正処理、色調補正処理の内容、プリント時の階調補正値のうちいずれかの情報が含まれ、
前記暗号化を行わない他の付属情報として、撮影場所・日時に関する情報、被写体に関する情報、カメラ名、使用レンズ、撮影時のズーム倍率、ストロボ使用の有無、撮影モードのうちいずれかの情報が含まれ、当該暗号化を行わない他の付属情報については暗号化処理を行わずに前記ファイルヘッダーに記録することを特徴とする撮影装置。 - 請求項1に記載の画像付属情報の記録方法を実施して生成された画像ファイルが記録されていることを特徴とする記録媒体。
- 請求項1に記載の画像付属情報の記録方法において、
前記付属情報の種別毎に、解読キーを変えて、又は暗号化処理のアルゴリズムを変えて暗号化することを特徴とする画像付属情報の記録方法。 - 請求項1に記載の画像付属情報の記録方法において、
前記付属情報のうち撮影条件に依存しない固定情報については予め暗号化処理したデータを事前設定情報格納手段に格納しておくことを特徴とする画像付属情報の記録方法。 - 請求項2に記載の画像付属情報の記録装置において、
前記暗号化手段は、前記付属情報の種別毎に、解読キーを変えて、又は暗号化処理のアルゴリズムを変えて暗号化することを特徴とする画像付属情報の記録装置。 - 請求項2に記載の画像付属情報の記録装置において、
前記付属情報のうち撮影条件に依存しない固定情報について、予め暗号化処理したデータを格納しておく事前設定情報格納手段を備えることを特徴とする画像付属情報の記録装置。 - 請求項3に記載の撮影装置において、
前記暗号化手段は、前記付属情報の種別毎に、解読キーを変えて、又は暗号化処理のアルゴリズムを変えて暗号化することを特徴とする撮影装置。 - 請求項3に記載の撮影装置において、
前記付属情報のうち撮影条件に依存しない固定情報について、予め暗号化処理したデータを格納しておく事前設定情報格納手段を備えることを特徴とする撮影装置。
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