JP3246660B2 - デジタルカメラおよび画像改竄検出システム - Google Patents

デジタルカメラおよび画像改竄検出システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影した画像をデ
ジタルデータとして記録するデジタルカメラ、デジタル
カメラに機能を付加する方法、およびデジタルカメラに
より記録された画像データの改竄を検出するシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真を撮影するときには、レ
ンズから取り込まれた光がフィルムの上に照射され、化
学反応が起きることで画像が記録されるカメラが用いら
れている。上記のカメラでは、フィルムを現像し、印画
紙に焼き付けることにより写真をプリントすることがで
きる。上記の化学反応として一般に塩化銀の反応が利用
されるため、このようなカメラによって撮影された写真
を銀塩写真という。
【0003】一方、近年ではCCD等の光センサにより
光を電気信号に変換し、それをデジタル信号に変換して
から、フラッシュメモリ等の記録媒体に記録するデジタ
ルカメラが普及している。デジタルカメラを用いると、
パーソナルコンピュータ等の処理装置を用いて画像の保
存や様々な加工を個人で手軽に行えるほか、プリンタで
出力することによりフィルムの現像をすることなしに写
真を印刷することができる。プリンタの印刷品質の向上
により、銀塩写真とほとんど区別がつかないほど品質の
高い写真も印刷できるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、損害保
険等の証明写真に用いようとする場合など、重要な証拠
写真にデジタルカメラで撮影した写真を用いると、デジ
タルカメラで撮影された画像はパーソナルコンピュータ
等により容易に加工が可能であり、銀塩写真と比較して
加工の跡を残さずに加工することが容易であるため、不
正に改竄された写真が用いられていても判別することが
困難であり、悪用される恐れがあるという問題がある。
【0005】また、本体のみで、記録された画像データ
について、トリミング、色の変更、再圧縮などの種々の
画像処理を行うことのできるデジタルカメラも知られて
いるが、外部の画像データをデジタルカメラの記録媒体
に転送し、デジタルカメラにより画像処理を行った場
合、その画像がデジタルカメラにより撮影されたもので
あるか否かの区別がつきにくくなるという問題があっ
た。
【0006】したがって、本発明の目的は、記録された
画像データに対して画像処理を行うことのできるデジタ
ルカメラにおいて、撮影時の画像データから改竄された
か否かを検出することのできる画像データを出力するデ
ジタルカメラ、その機能付加方法および画像改竄検出シ
ステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1、3、5に係る
発明によれば、撮影対象からの光を画像データに変換す
る撮像部と、前記画像データを記録する記録媒体と、前
記記録媒体に記録された画像データに変更処理を行う手
段とを備えるデジタルカメラにおいて、画像データから
第1の特徴データを生成し、画像データに前記第1の特
徴データを埋め込み、第1の特徴データが埋め込まれた
画像データに対する前記変更処理を制限する。そのた
め、撮影後に画像データが改竄されたか否かを検出でき
るように第1の特徴データを埋め込んだ画像データがデ
ジタルカメラ内で変更されることにより改竄の有無を検
出できなくなるのを防ぐことができる。
【0008】請求項2、4、6に係る発明によれば、第
1の特徴データを暗号化するため、画像データが同一の
特徴データを得られる別の画像データに変更されること
や、画像データの変更に合わせて第1の特徴データが書
き換えられるのを防ぐことができる。
【0009】
【0010】
【0011】本発明の請求項7に記載の画像改竄検出シ
ステムによれば、画像データを入力する手段と、画像デ
ータから第1の特徴データを取り除く手段と、第1の特
徴データを取り除いた画像データから第2の画像特徴デ
ータを生成する手段と、第1の画像特徴データと第2の
画像特徴データとを比較する手段とを備える。そのた
め、第1の画像特徴データと第2の画像特徴データとが
一致していれば、入力された画像データがデジタルカメ
ラによって記録された後に変更されていないことを検出
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図2は本発明の実施例のデ
ジタルカメラ1を説明するためのブロック図である。制
御部11、集光レンズ12、光センサとしてのCCD
(Charge Coupled Device )13、A/D変換部14、
RAM(Random Access Memory)15、画像データを記
録する画像記録媒体としてのフラッシュメモリ16、フ
ラッシュメモリ16の内容を外部のパーソナルコンピュ
ータ20等の処理装置と入出力するためのインターフェ
イス17、画像を表示可能な液晶表示部(LCD)19
などから構成される。制御部11はCPUと、デジタル
カメラ1の様々な制御を行うためのプログラムが記録さ
れたROMと、入出力手段とを備える。フラッシュメモ
リ16はデジタルカメラ1に内蔵されるほか、デジタル
カメラ1に着脱自在なメモリカードであってもよく、そ
の両方を備えていてもよい。
【0013】使用者は、デジタルカメラ1に設けられる
入力キーへの入力により、デジタルカメラにより撮影を
行う撮影モード、すでに撮影した画像を表示する再生モ
ード、デジタルカメラの作動について種々の設定を行う
設定モードなどを切り替えることができる。本実施例で
は、再生モードでLCD19に画像を表示させ、入力キ
ーによりLCD19の画像の上に処理内容を表示させ、
実行を指示することにより、フラッシュメモリ16に記
録された画像に対し、例えば以下のような種々の画像処
理を行うことができる。 画像の解像度を例えば1280×960画素から64
0×480画素に変換する、あるいはJPEGによる圧
縮率を高くして再圧縮して記録することにより画像デー
タの容量を低減し、フラッシュメモリ16に記録可能な
画像の枚数を増加させる。 画像の色調を白黒、セピア調などに変更して記録す
る。 画像の一部分をトリミングして記録する。 画像の上に、あらかじめ用意され透明部分を含む別の
画像を重ねて(例えば、画像の縁に枠をつけて)記録す
る。
【0014】本実施例のデジタルカメラ1は、外部の記
録媒体(例えば、磁気ディスクやCD−ROM)に記録
されたプログラムを、パーソナルコンピュータ20から
デジタルカメラ1にインターフェイス17を介して送信
し、プログラムをデジタルカメラ1のフラッシュメモリ
16に導入(インストール)することができる。プログ
ラムを導入するためのプログラムもまた、外部の記録媒
体に記録され、パーソナルコンピュータ20によって実
行されることにより、プログラムのインストールが行わ
れる。デジタルカメラ1にインストールされたプログラ
ムは、デジタルカメラ1の制御部11により実行するこ
とが可能である。デジタルカメラ1に着脱自在なメモリ
カード内にプログラムを記録し、デジタルカメラ1に内
蔵されたフラッシュメモリ16にプログラムを送信する
ことにより、インストールしてもよい。プログラムのイ
ンストールは、デジタルカメラ1を購入後に所有者が自
分で行ってもよく、また、プログラムがインストールさ
れた状態で販売してもよい。
【0015】本実施例では、画像データに画像改竄検出
データとして、画像データから生成した特徴データを電
子透かしの方式で画像データに埋め込む手順を含むプロ
グラム(以下、透かしプログラム)をデジタルカメラに
インストールする。透かしプログラムがインストールさ
れると、デジタルカメラ1で撮影が行われた時には、通
常の画像記録を行うプログラムに代わって、上記の透か
しプログラムが実行され、画像データがフラッシュメモ
リ16に記録される。撮影したときに通常の記録を行う
か、透かしプログラムを実行させるかを、設定モードで
選択できるようにしてもよい。
【0016】上記の透かしプログラムのインストール時
には、同時に上記の〜のような画像処理を制限する
プログラムがインストールされる。使用者が〜のよ
うな画像処理を行おうとすると、この画像処理を制限す
るプログラムが実行され、LCD19に画像処理が禁止
されていることを表示する。画像データに付加されたヘ
ッダなどによって、透かしプログラムによって記録され
た画像か、通常に記録された画像であるかを判断し、透
かしプログラムによって記録された画像である場合にの
み、画像処理を禁止するようにしてもよい。そのため、
透かしプログラムによって記録された画像データが変更
され、電子透かしが失われることを防止することができ
る。
【0017】撮影時、常に透かしプログラムが実行され
てフラッシュメモリ16に記録する場合は、デジタルカ
メラ1内での画像処理に関する表示をLCD19に表示
しないようにしてもよい。また、透かしプログラムのイ
ンストールと同時に、デジタルカメラ内で〜のよう
な画像処理を実行するプログラムを削除してもよい。
【0018】図1は、透かしプログラムをインストール
したデジタルカメラ1により撮影が行われる行程を示す
フローチャートである。ユーザーがデジタルカメラ1の
シャッターを押すと、ステップS101で、集光レンズ
12により集光された光がCCD13に入力され、電気
信号に変換される。集光レンズ12の絞りやシャッター
スピード、すなわちCCD13の蓄積時間は制御部11
によって自動的に、またはユーザーの指示によって制御
される。CCD13として、例えばR(Red)、G(Gre
en)、B(Blue)の原色フィルタを有する複数の画素が
マトリックス状に配置されたCCD13を用いることに
より、カラー画像を撮影することができる。C(Cya
n)、M(Magenta)、Y(Yellow)、G(Green)の補
色フィルタを有するCCDを用いる場合もある。
【0019】ステップS102では、CCD13から出
力された電気信号がA/D変換部14によりデジタル信
号に変換され、ステップS103ではA/D変換部14
から出力されたデジタルデータが高速化のためDMA
(Direct Memory Access)により制御部11を介さずに
直接RAM15のアドレスを指定して記録される。RA
M15としてはセルフリフレッシュ機能をもつDRAM
を用いることができる。
【0020】ステップS104では、RAM15に記録
されたデータについて、ホワイトバランスの調整、補間
処理、色補正などの各種の画像補正が行われる。ここ
で、画像の拡大・縮小など、その他の画像処理を行って
もよい。
【0021】ステップS105〜S110では、画像記
録媒体への記録枚数を多くするためにステップS104
で補正されたデータをJPEG(Joint Photographic E
xperts Group)などの方式により圧縮し、容量の小さな
画像データを生成する。JPEG圧縮は、制御部11に
よってソフトウェア的に行うほか、高速化のために専用
の回路を用いることができる。
【0022】以下にJPEG圧縮の手順を説明する。ス
テップS105では、まず画像データを8×8画素を1
単位とした複数のブロックに分割する。例えば、640
×480画素の画像データであれば、80×60=48
00ブロックに分割され、ブロック単位に処理が行われ
る。
【0023】次に、B1〜B480の各ブロックごとに
画素同士の濃度の相対関係(空間周波数)を調べ、DC
T(拡散コサイン変換)方式により、各ブロックを低周
波数項のDCT0から高周波数項のDCT63に分け
る。DCT0〜DCT63はそれぞれ8ビットの値であ
る。図3には、高周波数項のDCT63を16進数で示
している。そして、所定の量子化テーブルを用いて量子
化することにより高周波数項の多くが0となるように
し、後の行程でハフマン符号化したときに圧縮率が高く
なるようにする。
【0024】ステップS106では、後の行程で特徴デ
ータを埋め込む位置を決定するために、ブロック化され
DCT変換された画像データの先頭のブロックから順に
各ブロックで最も高周波側の成分であるDCT63を調
べる。そして、DCT63の値が、0および1以外のブ
ロックを埋め込みブロックとして記憶する。図3に示す
例では、B3、B4、B5及びB6が、、および
の埋め込みブロックとして選択され記憶される。本実
施例では128ビットのハッシュ値を用いるために、1
28のブロックを選択する。埋め込みブロックが128
ブロックに満たない場合は、足りない埋め込みブロック
数と未調査のブロックが一致した時点で、残りのブロッ
クを全て埋め込みブロックとする。そして埋め込みブロ
ックのDCT63の最下位ビットを全て0に置き換え
る。これにより、例えばブロックB4のDCT63はF
FからFEに書き換えられるが、高い周波数における小
さな変動は、肉眼ではほとんど判断することができない
ため、画像の歪みは最小限となる。
【0025】ステップS107では、ステップS106
で部分的に書き換えられた画像データに基づいて、制御
部11により特徴データを生成する。特徴データとして
は、例えば種々の一方向ハッシュ関数により算出される
ハッシュ値を用いることができる。また、ハッシュ値の
他に、チェックサム、CRC方式等、データがオリジナ
ルから変更されているか否かを検出することができる公
知の方法を本発明に適用することもできる。これらの方
法を用いることにより、各々の画像データに対して異な
る特徴データを割り当てることができ、また、特徴デー
タから元の画像データを再現することはほとんど不可能
となる。本実施例では、特徴データとして128ビット
のハッシュ値を算出する。例えば、MD5、SHAある
いはRIPEMDハッシュ関数を用いることができる。
【0026】ステップS108では、ハッシュ値などの
特徴データが解析されたり容易に書き換えられたりしな
いように、制御部11により暗号化して暗号化データと
する。暗号化の方法としては、公開鍵と秘密鍵を用いる
RAS方式など、公知の方法を用いることができる。秘
密鍵で暗号化した暗号化データは、秘密鍵と対になった
公開鍵を用いて復号することができる。秘密鍵はデジタ
ルカメラ1内に隠し属性のファイルとして記録されてい
る。秘密鍵は、他人に知られてはならず、また、本実施
例ではユーザーが秘密鍵を知る必要はない。一般に、公
開鍵から、それに対応する秘密鍵を求めることは非常に
困難である。これにより、画像データが同一の特徴デー
タを得られる別の画像データに変更されることや、画像
データの変更に合わせて特徴データが書き換えられるの
を防ぐことができる。
【0027】ステップS109では、ハッシュ値を暗号
化した暗号化データを、選択された埋め込みブロックの
DCT63の最下位ビットに1ビットずつ書き込むこと
により、画像の劣化を最小限にして特徴データを画像デ
ータの中に埋め込む。なお、JPEG形式の画像データ
は、カラー画像の場合は、Y(輝度)、U、V(色相)
の成分を有するが、暗号化された特徴データはY成分に
埋め込まれる。
【0028】ステップS110では、暗号化データが埋
め込まれたデータをハフマン符号化することにより、デ
ータの圧縮を行う。ハフマン符号化では、データの可逆
性は満足されており、処理の前後でデータの欠損はな
い。S105での量子化テーブルによる量子化の度合い
を変えることによって圧縮率を変更することができる。
【0029】ステップS111では、S110で圧縮さ
れた画像データをJPEGファイル30として画像記録
媒体としてのフラッシュメモリ16に記録する。フラッ
シュメモリ16は通電しなくても記録内容を保存するこ
とのできる書換え可能な記録媒体であり、デジタルカメ
ラ1に内蔵されるか、あるいは着脱自在にデジタルカメ
ラ1に取り付けられている。一般にJPEGファイル3
0は図4に示すようにデータ長、圧縮率等の情報を含む
ヘッダ部31と、画像データ部32とから構成される。
デジタルカメラ1によって記録されるJPEGファイル
30の場合は、撮影日や撮影条件等の情報もヘッダ部3
1に記録されることがある。本実施例では、暗号化に用
いた秘密鍵に対応する公開鍵33をヘッダ部31に更に
加えて記録している。
【0030】設定モードで透かしプログラムを実行しな
いように設定されている場合は、通常のJPEG圧縮と
同様の手順により、ステップS105でDCT変換され
量子化されたデータはステップS110でハフマン符号
化により圧縮される。
【0031】上記の例では、JPEG圧縮の途中の行程
で特徴データを埋め込んだが、特徴データの埋め込みを
行わずにハフマン符号化まで行う通常のJPEG圧縮を
行った後に、部分的に画像データを復号化し、ステップ
S106〜S109と同様の行程により特徴データを埋
め込み、再度ハフマン符号化してもよい。
【0032】上記のようなデジタルカメラ1と、デジタ
ルカメラ1から出力された画像データを入力する手段を
備えるパーソナルコンピュータ20等のコンピュータ
と、デジタルカメラ1によって記録された画像データが
変更されたか否かを判定するためにパーソナルコンピュ
ータ20等にインストールされた検出プログラムとによ
って画像改竄検出システムが構成される。
【0033】本実施例の画像改竄検出システムにより画
像の改竄を検出する行程を図5に示すフローチャートを
用いて説明する。ステップS201では、検出プログラ
ムにより、パーソナルコンピュータ20にデジタルカメ
ラから画像データが読み込まれる。パーソナルコンピュ
ータ20に画像データを読み込む手段としては、シリア
ルケーブル18等を介してデジタルカメラ1のインター
フェイス17と接続してフラッシュメモリ16内のJP
EGファイルをパーソナルコンピュータ20に転送する
方法や、フラッシュメモリ16が着脱自在でパーソナル
コンピュータ20と互換性のある形式でフォーマットさ
れている場合には、アダプタを介してフラッシュメモリ
16に記録されたJPEGファイル30をパーソナルコ
ンピュータ20で直接読取ることも可能である。
【0034】ステップS202では、上記のステップS
106で特徴データを埋め込むブロックを選択したとき
と同様の手順で、特徴データが埋め込まれているべきブ
ロックを選択し、128ビットの暗号化データを抽出す
る。
【0035】ステップS203では、暗号化データが埋
め込まれていたビットに全て0を書き込み、暗号化デー
タが埋め込まれる前の元画像データを生成する。ステッ
プS204では、ステップS106と同様の手順で、1
28ビットのハッシュ値を算出する。
【0036】ステップS205では、ステップS202
で抽出した暗号化データを、JPEGファイルのヘッダ
に書き込まれた公開鍵を用いて、秘密鍵によって暗号化
されたことを確認すると同時に暗号を復号する。それに
より、暗号化前のハッシュ値を求める。
【0037】ステップS206では、ステップS204
で算出されたハッシュ値とステップS205で算出され
たハッシュ値を比較し、一致していれば画像データは本
実施例のデジタルカメラ1により撮影された後に改竄さ
れていないものであると判定し、一致しなければ画像デ
ータは撮影時から改竄されていると判定する。また、ス
テップS205で、暗号化データが公開鍵で復号できな
い場合にも、その画像データは本発明実施例のデジタル
カメラ1で撮影されたものではないか、撮影後に変更さ
れたものとみなされる。
【0038】したがって、本発明実施例の画像改竄検出
システムを使用する場合、写真の提出者は、デジタルカ
メラ1から出力して変更を加えていない画像データを含
むファイル(本実施例ではJPEGファイル30)をフ
ロッピー等の記録媒体に記録したもの、あるいは着脱可
能な記録媒体であるフラッシュメモリ16をデジタルカ
メラ1から取り外したものを、印刷した写真と共に、あ
るいは相手の求めに応じて提出する。受け取り側は、パ
ーソナルコンピュータ20にインストールされた検出プ
ログラムを用いて受け取ったファイルを読み込んで調べ
ることにより、そのファイルの画像データがデジタルカ
メラ1から出力された時点から変更されていないという
ことを確認することができる。
【0039】また、検出プログラムにJPEGファイル
30等の画像データの画像を表示する機能をもたせるこ
とにより、印刷された写真と表示された画像が同一であ
ることを確認することができる。
【0040】上記の実施例では、JPEG圧縮したもの
を画像データとして画像記録媒体に記録したが、本発明
は他の圧縮方法で圧縮したものや、無圧縮のデータを画
像データとして記録したものにも適用できる。また、本
実施例では、特徴データを暗号化してJPEGファイル
の画像データ部分の中に埋め込んで記録したが、本発明
としてはヘッダ部に書き込むなど、特徴データは画像デ
ータのどの位置にあってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるデジタルカメラにより
画像を記録する手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施例によるデジタルカメラを示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の実施例による画像データの特徴データ
を算出する方法を説明するための模式図である。
【図4】本発明の実施例によるJPEGファイルの構造
を説明するための模式図である。
【図5】本発明の実施例により画像データの改竄を検出
する手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 11 制御部 12 集光レンズ 13 CCD(撮像部) 14 A/D変換部 15 RAM 16 フラッシュメモリ 17 インターフェイス 18 接続ケーブル 19 液晶表示部(LCD) 20 パーソナルコンピュータ 30 JPEGファイル 31 ヘッダ部 32 画像データ 33 公開鍵
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // H04N 101:00 H04N 5/92 H (56)参考文献 特開 平11−86435(JP,A) 特開 平10−164549(JP,A) 特開 平11−65444(JP,A) 特開 平11−234264(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 1/387 H04N 5/225 - 5/243 H04N 101:00 G06T 1/00 G09C 5/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影対象からの光を画像データに変換す
    る撮像部と、前記画像データを記録する記録媒体と、前
    記記録媒体に記録された画像データに変更処理を行う手
    段とを備えるデジタルカメラであって、 前記画像データから第1の特徴データを生成する手段
    と、 前記画像データに前記第1の特徴データを埋め込む手段
    と、 前記第1の特徴データが埋め込まれた画像データに対す
    前記変更処理を禁止する手段と、 を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記第1の特徴データを暗号化する手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカ
    メラ。
  3. 【請求項3】 撮影対象からの光を画像データに変換す
    る撮像部と、前記画像データを記録する記録媒体と、前
    記記録媒体に記録された画像データに変更処理を行う手
    段とを備えるデジタルカメラにおける画像改竄防止方法
    であって、 前記画像データから第1の特徴データを生成する段階
    と、 前記画像データに前記第1の特徴データを埋め込む段階
    と、 前記第1の特徴データが埋め込まれた画像データに対す
    前記変更処理を禁止する段階と、 を含むことを特徴とする画像改竄防止方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の特徴データを暗号化する段階
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の画像改竄防止
    方法。
  5. 【請求項5】 撮影対象からの光を画像データに変換す
    る撮像部と、前記画像データを記録する記録媒体と、前
    記記録媒体に記録された画像データに変更処理を行う手
    段とを備えるデジタルカメラに導入される画像改竄防止
    プログラムであって、 前記画像データから第1の特徴データを生成する手順
    と、 前記画像データに前記第1の特徴データを埋め込む手順
    と、 前記第1の特徴データが埋め込まれた画像データに対す
    前記変更処理を禁止する手順と、 をコンピュータに実行させる画像改竄防止プログラムを
    記録した記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記第1の特徴データを暗号化する手順
    をコンピュータに実行させる請求項5に記載の画像改竄
    防止プログラムを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1または2のいずれかに記載のデ
    ジタルカメラを用いた画像改竄検出システムであって、 前記画像データを入力する手段と、 前記画像データから前記第1の特徴データを取り除く手
    段と、 前記第1の特徴データを取り除いた画像データから第2
    の特徴データを生成する手段と、 前記第1の特徴データと前記第2の特徴データとを比較
    する手段と、 を備えることを特徴とする画像改竄検出システム。
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