JP2001309159A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2001309159A
JP2001309159A JP2000126235A JP2000126235A JP2001309159A JP 2001309159 A JP2001309159 A JP 2001309159A JP 2000126235 A JP2000126235 A JP 2000126235A JP 2000126235 A JP2000126235 A JP 2000126235A JP 2001309159 A JP2001309159 A JP 2001309159A
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JP2000126235A
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English (en)
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Hajime Morifuji
元 森藤
Naoko Iwami
直子 岩見
Yutaka Yoshiura
裕 吉浦
Chisato Konno
千里 金野
Yutaka Kurosu
豐 黒須
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生成したデジタル画像データの改竄防止や証拠
としての信頼性向上に好適な記録装置を提供する。 【解決手段】関連情報挿入部13は、電子透かし技術を
利用して、受像部11で得たデジタル画像データに、関
連情報保持部12で保持した当該デジタル画像データの
関連情報を埋め込む。電子署名生成部15は、この関連
情報が埋め込まれたデジタル画像データの電子署名を作
成する。記録部17は、関連情報が埋め込まれたデジタ
ル画像データに前記電子署名を付加して、記憶部16に
記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像を撮像してデ
ジタル画像データに変換する記録装置に関し、特に、生
成したデジタル画像データの改竄防止や証拠としての信
頼性向上に好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レンズで捉えた光学像をCC
D(Charge Couoled Device)等の撮像素子で電気信号
に変換し、得られた画像データをデジタル形式で記録す
る電子カメラなどの記録装置が知られている。近年で
は、撮像素子などの性能向上に伴い、銀塩写真並の画質
を得ることも可能となりつつあり、このため、各種証明
や証拠撮影に、通常のカメラに代えて電子カメラが採用
されることも考えられ得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタル画
像データは、コンピュータにより容易に編集・複製する
ことができるという特質を有する。このため、電子カメ
ラなどの記録装置を各種証明や証拠などの撮影に使用し
た場合、通常のカメラの場合に比べて、より巧妙に不正
が行われる可能性がある。
【0004】たとえば、電子カメラで得た他人のデジタ
ル画像データを勝手に複製して各種証明や証拠に使用し
たり、あるいは、電子カメラで得たデジタル画像データ
を編集して、撮影時の映像に変更を加え、これを各種証
明や証拠などに使用することが考えられ得る。このよう
な場合、通常のカメラで得た銀塩写真の場合に比べて不
正の検出が容易でない。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的は、生成したデジタル画像データ
の改竄防止や証拠としての信頼性向上に好適な電子カメ
ラなどの記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の態様は、映像を撮像してデジタル画
像データに変換する電子カメラなどの記録装置であっ
て、前記デジタル画像データの電子署名を作成する電子
署名手段と、前記デジタル画像データに前記電子署名を
付加して記憶媒体に記憶する記憶手段と、を備えること
を特徴とする。
【0007】ここで、前記デジタル画像データに付加さ
れた電子署名を用いて、当該デジタル画像データを認証
する認証手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0008】なお、本態様の電子署名手段および認証手
段に利用する電子署名技術としては、たとえば、「A Pu
blic Key Cryptosystem and a Signature Scheme Based
onDescrete Logarithms」(IEEE Trans. On Inform. T
heory, Vol.IT31, No.4, pp,469-472, 1985)に記載の
技術が挙げられる。具体的には、電子署名手段におい
て、デジタル画像データを1方向関数であるハッシュ関
数で評価し、評価結果であるハッシュ値を公開鍵暗号体
系にしたがった秘密鍵(署名鍵)で暗号化することで、
当該デジタル画像データの電子署名を作成する。一方、
認証手段では、前記デジタル画像データに付加された電
子署名を前記秘密鍵と対の公開鍵(検証鍵)で復号化し
てハッシュ値を得、これを、前記デジタル画像データを
前記ハッシュ関数で評価することで得たハッシュ値と比
較する。そして、両者が一致する場合は、前記デジタル
画像データは、当該デジタル画像データの電子署名の作
成後、変更されていないものとして認証する。
【0009】本態様によれば、映像を撮像することで得
られたデジタル画像データに、当該データの電子署名が
付加されて記憶媒体に記憶されるので、当該電子署名を
用いて認証を行うことにより、電子署名作成後に当該デ
ータに加えられた変更を検出することができる。電子署
名は映像撮影時に電子カメラなどの記録装置内で作成さ
れるので、各種証明や証拠などの撮影に使用した場合、
デジタル画像データの改竄などの不正を容易に検出する
ことができる。
【0010】本発明の第2の態様は、映像を撮像してデ
ジタル画像データに変換する記録装置であって、電子透
かし技術を利用して、前記デジタル画像データに当該デ
ジタル画像データの関連情報を埋め込む電子透かし手段
と、前記関連情報が埋め込まれたデジタル画像データを
記憶媒体に記憶する記憶手段と、を備えることを特徴と
する。
【0011】ここで、電子透かし技術を利用して、前記
デジタル画像データに埋め込まれた関連情報を抽出する
関連情報抽出手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0012】なお、電子透かし技術とは、所定の情報
を、デジタル画像データに、所定の規則にしたがい、た
とえば前記デジタル画像データの輝度情報に変更を加え
ることで、少なくとも前記所定の規則を用いることなく
当該所定の情報を当該デジタル画像データから抽出でき
ないように埋め込む技術である。前記所定の情報を前記
デジタル画像データから抽出する際に、原デジタル画像
データ(前記所定の情報を埋め込む前のデジタル画像デ
ータ)を参照するものと、参照しないものとがある。本
態様の関連情報抽出手段には、原デジタル画像データを
参照することなく、関連情報をデジタル画像データから
抽出することができる技術を利用することが好ましい。
このような技術としては、たとえば「ピクセルブロック
による静止画像データハイディング」(In Proc. of IP
SJ 56th annual conference, 1998)に記載の技術が挙
げられる。
【0013】本態様によれば、映像を撮像することで得
られたデジタル画像データに、当該データの関連情報、
たとえば撮影日時や撮影者や撮影場所などの著作権情報
が埋め込まれて記憶媒体に記憶されるので、当該デジタ
ル画像データから関連情報を抽出し、その内容を確認す
ることができる。関連情報の埋め込みは、映像撮影時に
記録装置内で行われるので、各種証明や証拠などの撮影
に使用した場合、デジタル画像データの証拠としての信
頼性を向上させることができる。
【0014】なお、本態様において、前記電子透かし手
段は、前記デジタル画像データを複数の領域に分割し、
当該分割された複数の領域の少なくとも1つに対して、
前記デジタル画像データの関連情報を埋め込み、且つ、
当該関連情報が埋め込まれた領域を含む前記分割された
複数の領域を統合して、前記関連情報が埋め込まれたデ
ジタル画像データを生成するものであってもよい。
【0015】このようにすることで、関連情報の埋め込
みは、複数の領域に分割されたデジタル画像データの任
意の領域に対して行われるので、デジタル画像データ全
体に対して関連情報を埋め込む場合に比べ、関連情報の
埋め込みに使用するメモリのワークエリアやCPUの負
荷を小さくすることができる。このことは、小型・軽量
化が望まれる記録装置に特に有効である。
【0016】なお、複数の領域に分割されたデジタル画
像データの任意の領域に対して関連情報の全てを埋め込
んだ場合、当該領域の画質の劣化が危惧される場合は、
前記電子透かし手段を以下のように修正してもよい。す
なわち、関連情報を複数に分割して各々を前記複数の領
域各々に対応させる。そして、前記複数の領域各々につ
いて、当該領域に、複数に分割された前記関連情報の対
応する部分を埋め込む処理を順次行い、その後、各々に
前記関連情報の対応する部分が埋め込まれた前記複数の
領域を統合して、前記関連情報が埋め込まれたデジタル
画像データを生成する。
【0017】本発明の第3の態様は、映像を撮像してデ
ジタル画像データに変換する記録装置であって、電子透
かし技術を利用して、前記デジタル画像データに当該デ
ジタル画像データの関連情報を埋め込む電子透かし手段
と、前記関連情報が埋め込まれたデジタル画像データの
電子署名を作成する電子署名手段と、前記関連情報が埋
め込まれたデジタル画像データに前記電子署名を付加し
て記憶媒体に記憶する記憶手段と、を備えることを特徴
とする。
【0018】ここで、前記関連情報が埋め込まれたデジ
タル画像データに付加された電子署名を用いて、当該関
連情報が埋め込まれたデジタル画像データを認証する認
証手段と、電子透かし技術を利用して、前記デジタル画
像データに埋め込まれた関連情報を抽出する関連情報抽
出手段と、をさらに備えるようにしてもよい。
【0019】本態様によれば、映像を撮像することで得
られたデジタル画像データに、当該データの関連情報が
埋め込まれ、さらに、当該関連情報が埋め込まれたデジ
タル画像データに、当該データの電子署名が付加されて
記憶媒体に記憶されるので、当該電子署名を用いて認証
を行うことにより、電子署名作成後に当該データに加え
られた変更を検出することができ、また、当該データか
ら関連情報を抽出し、その内容を確認することができ
る。したがって、各種証明や証拠などの撮影に使用した
場合、デジタル画像データの改竄などの不正を検出する
ことができるとともに証拠としての信頼性を向上させる
ことができる。
【0020】なお、本態様において、前記関連情報が埋
め込まれたデジタル画像データを圧縮する圧縮手段をさ
らに備え、前記電子署名手段は、前記圧縮されたデータ
の電子署名を作成し、前記記憶手段は、前記圧縮された
データに前記電子署名を付加して記憶媒体に記憶するも
のでもよい。
【0021】あるいは、前記デジタル画像データを圧縮
する圧縮手段をさらに備え、前記電子透かし手段は、電
子透かし技術を利用して、前記圧縮されたデータに前記
デジタル画像データの関連情報を埋め込み、前記電子署
名手段は、前記関連情報が埋め込まれた、圧縮されたデ
ータの電子署名を作成し、前記記憶手段は、前記関連情
報が埋め込まれた、圧縮されたデータに前記電子署名を
付加して記憶媒体に記憶するものでもよい。
【0022】このようにすることで、両者とも、記憶媒
体に記憶する情報量を減らすことができる。ただし、前
者では、デジタル画像データに関連情報が埋め込まれた
後に、当該データが圧縮されるのに対し、後者では、デ
ジタル画像データが圧縮された後に関連情報が埋め込ま
れるため、前者の方が、関連情報が原デジタル画像デー
タに与える影響をより低減させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1実施形態に
ついて説明する。
【0024】図1は、本発明の第1実施形態が適用され
た電子カメラの機能構成図である。
【0025】ここで、受像部11は、レンズで捉えた光
学像をCCD(Charge Couoled Device)やMOS(Met
al-Oxide Semiconductor)等の撮像素子で電気信号に変
換し、これをデジタル画像データに変換する。
【0026】関連情報保持部12は、受像部11で得た
デジタル画像データの関連情報、たとえば、撮影日時や
撮影者や撮影場所や撮影に使用した記録装置を特定する
ことができる情報(装置の製造番号等)などの情報(著
作権情報)を保持する。ここで、撮影者の情報や撮影に
使用した記録装置を特定することができる情報(装置の
製造番号等)は、たとえば、入力部23を介して操作者
より受け付けたものを予め登録しておくようにしてもよ
い。また、撮影日時に関する情報は、内蔵クロック24
より取得するようにしてもよい。また、撮影場所に関す
る情報は、入力部23を介して、撮影の都度、操作者よ
り受け付けるようにしてもよいし、あるいは、GPS技
術を利用して現在地を算出する現在地算出部を設け、撮
影時に、当該算出部が算出した現在位置を撮影場所とす
るようにしてもよい。
【0027】関連情報挿入部13は、電子透かし技術を
利用して、受像部11で得たデジタル画像データに、関
連情報保持部12が保持する当該デジタル画像データの
関連情報を埋め込む。なお、電子透かし技術とは、上述
したように、所定の情報を、デジタル画像データに、所
定の規則にしたがい、たとえば前記デジタル画像データ
の輝度情報に変更を加えることで、少なくとも前記所定
の規則を用いることなく当該所定の情報を当該デジタル
画像データから抽出できないように埋め込む技術であ
る。前記所定の情報を前記デジタル画像データから抽出
するに際し、原デジタル画像データ(前記所定の情報を
埋め込む前のデジタル画像データ)を参照するものと、
参照しないものとがある。本実施形態では、後者の技術
を利用することとする。このような技術としては、たと
えば「ピクセルブロックによる静止画像データハイディ
ング」(In Proc. of IPSJ 56th annual conference, 1
998)に記載の技術が挙げられる。
【0028】圧縮部14は、たとえば「ISO Internatio
nal Standard 10918 Part1」で定義されているJPEG
(Joint Photographic Coding Experts Group)方式に
したがって、関連情報挿入部13により関連情報が埋め
込まれたデジタル画像データを圧縮する。
【0029】電子署名生成部15は、圧縮部14で圧縮
された、関連情報が埋め込まれたデジタル画像データ等
に対して、電子署名を生成する。なお、電子署名技術と
しては、たとえば、「A Public Key Cryptosystem and
a Signature Scheme Based on Descrete Logarithms」
(IEEE Trans. On Inform. Theory, Vol.IT31, No.4,p
p,469-472, 1985)に記載の技術が挙げられる。具体的
には、圧縮部14で圧縮されたデータ等を1方向関数で
あるハッシュ関数で評価し、評価結果であるハッシュ値
を公開鍵暗号体系にしたがった秘密鍵(署名鍵)で暗号
化することで電子署名を作成する。
【0030】記憶部16は、可搬性を有するフラッシュ
メモリなどの記憶媒体が挿抜可能に構成されている。
【0031】記録部17は、記憶部16に装着された記
憶媒体に、圧縮部14で圧縮された、関連情報が埋め込
まれたデジタル画像データを、電子署名生成部15で生
成した電子署名を付加して記録させる。図2は、圧縮部
14での圧縮にJPEG方式を用いた場合において、記
憶部16に装着された記憶媒体に記録されるデータの構
成を示した図である。図示するように、JPEG方式に
よる圧縮データファイルは、圧縮された画像データが格
納される圧縮画像データ格納エリア220と、圧縮デー
タファイル全体の大きさや圧縮画像データ格納エリア2
20の大きさやエラー訂正情報等の圧縮画像データ格納
エリア220に格納されている圧縮画像データの構成に
関する情報などが格納される構成情報格納エリア230
とからなる。そして、構成情報格納エリア230には、
ユーザが定義可能な拡張エリアであるユーザ定義エリア
(Application Data Segment)240が設けられてい
る。
【0032】記録部17は、たとえば、電子署名生成部
15で生成した電子署名をこのユーザ定義エリア240
に格納することで、圧縮部14で圧縮されたデータに電
子署名を付加して記録させる。
【0033】電子署名の署名対象データとしては,圧縮
画像データ格納エリア220 に格納されているデータ
だけではなく,構成情報格納エリア230に格納されて
いるデータも含めてもよい。この場合,署名生成時にユ
ーザ定義エリア240内の電子署名を格納する領域は署
名の対象から除外する。あるいは,該領域に署名検証時
に同一に復元可能な情報をダミーデータ(たとえば0)
として挿入した上で電子署名を生成してもよい。
【0034】再生部18は、記憶部16に装着されてい
る記憶媒体に記録された圧縮画像データと当該データに
付加された電子署名を読み出す。
【0035】電子署名認証部19は、再生部18が読み
出した電子署名を用いて、当該電子署名が付加された圧
縮画像データの認証を行う。この電子署名認証部19
は、電子署名生成部15と対になるものであり、具体的
には、電子署名生成部15にてハッシュ値を暗号化する
のに用いた秘密鍵と対の公開鍵(検証鍵)を用いて電子
署名を復号化し、ハッシュ値を復元する。また、当該電
子署名が付加された電子署名対象データを、電子署名生
成部15にてハッシュ値を生成するのに用いたハッシュ
関数で評価し、評価結果であるハッシュ値を生成する。
そして、復元したハッシュ値と生成したハッシュ値とを
比較し、両者が一致する場合は、電子署名対象データが
当該データの電子署名の作成後、変更されていないもの
として認証する。
【0036】伸張部20は、圧縮部14と対になるもの
であり、電子署名認証部19で認証された圧縮画像デー
タを、圧縮部14での圧縮方式に応じた伸張方式にした
がって伸張し、関連情報が埋め込まれたデジタル画像デ
ータを復元する。
【0037】関連情報抽出部21は、伸張部20で伸張
された、関連情報が埋め込まれたデジタル画像データよ
り、当該関連情報を抽出する。この関連情報抽出部21
は、関連情報挿入部13と対になるものであり、関連情
報挿入部13において、デジタル画像データに関連情報
を埋め込む際に用いた所定の規則にしたがい、当該デジ
タル画像データから関連情報を抽出する。上述したよう
に、本実施形態では、原デジタル画像データ(関連情報
を埋め込む前のデジタル画像データ)を参照することな
く、関連情報をデジタル画像データから抽出する技術を
利用する。
【0038】表示部11は、たとえば液晶パネルなどで
構成されており、受像部11で得たデジタル画像データ
や伸張部20で伸張したデジタル画像データ、あるい
は、関連情報抽出部21で抽出した関連情報などを表示
する。
【0039】次に、本実施形態が適用された電子カメラ
のハードウエア構成について説明する。
【0040】図3は、図1に示す電子カメラのハードウ
エア構成の一例を示す図である。
【0041】ここで、CCD51、バッファ52、A/
D変換器53、タイミング発生器(TG)54、およ
び、駆動回路55は、図1に示す受像部11を構成す
る。すなわち、レンズで捉えた光学像がCCD51で電
気信号に変換され、バッファ52を介して増幅等の処理
が行われた後、A/D変換器53によりデジタル画像デ
ータに変換され、タイミング発生器54に入力される。
タイミング発生器54は、タイミング信号を発生してC
CD51を駆動する駆動回路55を制御するとともに、
このタイミング信号にしたがってデジタル画像データを
データバス80へ送出する。
【0042】フラッシュメモリ58は、コネクタ59に
挿抜自在に構成されている。フラッシュメモリ58およ
びコネクタ59は、図1に示す記憶部16を構成する。
【0043】DRAM(Dynamic RAM)56は、タイミ
ング発生器54からデータバス80上へ送出されたデジ
タル画像データや、コネクタ59を介してフラッシュメ
モリ58からデータバス80上へ送出されたデータ、あ
るいは、圧縮・伸張回路57よりデータバス80上へ送
出されたデータなどを一時的に保持する。なお、デジタ
ル画像データは、CPU63による演算により輝度信号
と色差信号に分離されてDRAM56に格納される。
【0044】圧縮・伸張回路57は、図1に示す圧縮部
14および伸張部20を構成する。
【0045】すなわち、JPEG方式にしたがって、D
RAM56に格納されたデジタル画像データを圧縮した
り、圧縮されたデジタル画像データを伸張したりする。
【0046】ビデオ信号発生器(SG)60、D/A変
換器61、および、液晶ディスプレイ(LCD)62
は、図1に示す表示部22を構成する。すなわち、デー
タバス上のデジタル画像データは、CPU63の指示に
したがい、ビデオ信号発生器60に取り込まれ、そこで
同期信号等が付加されてデジタルビデオ信号に変換され
る。このデジタルビデオ信号は、D/A変換器61でア
ナログ信号に変換され、液晶ディスプレイ62へ出力さ
れる。
【0047】キー入力装置66は、図1に示す入力部2
3として機能するものであり、電子カメラの動作モード
(撮影、再生等)や各種設定値を受け付けるためのスイ
ッチや、記録の指示を受け付けるためのシャッターボタ
ン等より構成される。
【0048】クロック67は、図1に示す内蔵クロック
24として機能するものであり、時刻情報を生成する。
I/Oポート68は、シリアル信号に変換された映像信
号等を入出力するインターフェースとして機能する。
【0049】ROM64には、電子カメラを構成する各
部を統括的に制御するためのプログラムや、関連情報の
デジタル画像データへの埋め込みや抽出(電子透かし技
術)のためのプログラムや、電子署名の作成や認証(電
子署名技術)のためのプログラムなどが格納されてい
る。また、電子署名の作成や認証に用いる公開鍵暗号体
系にしたがった秘密鍵と公開鍵が格納されている。な
お、ROM64は、電子カメラに固定的に与えられるも
のでもよいし、あるいは、メモリカードなどの挿抜可能
な形態で電子カメラに与えられるものでもよい。
【0050】CPU63は、ROM64に格納された各
種プログラムを実行することで、電子カメラを構成する
各部を統括的に制御する。また、図1に示す関連情報挿
入部13、関連情報抽出部21、電子署名生成部15、
電子署名認証部19、記録部17、および、再生部18
を、プロセスとして実現する。
【0051】RAM65は、CPU63のワークエリア
として機能する。また、図1に示す関連情報保持部12
を構成する。
【0052】次に、本実施形態が適用された電子カメラ
の動作について説明する。
【0053】まず、本実施形態が適用された電子カメラ
の撮影時の動作を説明する。
【0054】図4は、図1に示す電子カメラの撮影時の
動作を説明するためのフロー図である。
【0055】このフローは、入力部23で受け付けた操
作者の指示より、動作モードとして、撮影モードが選択
されている場合に実行される。
【0056】まず、受像部11は、レンズで捉えた光学
像を電気信号に変換し、さらにデジタル画像データに変
換して表示部22に送る(ステップS101)。表示部
22は、受け取ったデジタル画像データにしたがった画
像を表示する(ステップS102)。
【0057】次に、受像部11は、入力部23を介し
て、デジタル画像データの記録指示が入力されたか否
か、すなわち、シャッターボタンが押されたか否かを判
断し(ステップS103)、押された場合にはステップ
S104へ移行し、押されていない場合はステップS1
01に戻る。
【0058】ステップS104では、関連情報挿入部1
3は、入力部23を介して操作者より選択された撮影モ
ードが、デジタル画像データに関連情報を埋め込んで電
子署名を採る証拠写真モードであるか否かを判断する。
この判断は、入力部23を介して操作者より撮影モード
が選択された際に、たとえば図5(a)に示すような、
それが証拠写真モードであるか通常の写真モードである
かを示すフラグを、図3に示すRAM65の所定領域に
記憶させておくことで実現できる。
【0059】ステップS104において、証拠写真モー
ドであると判断した場合は、受像部11からデジタル画
像データを取得し、これに、電子透かし技術を利用し
て、関連情報保持部12に保持されている関連情報を埋
め込む(ステップS105)。
【0060】そして、この関連情報が埋め込まれたデジ
タル画像データを圧縮部14へ渡す。
【0061】一方、証拠写真モードでないと判断した場
合は、受像部11から取得したデジタル画像データを、
関連情報を埋め込むことなく圧縮部14へ渡す。
【0062】次に、圧縮部14は、関連情報挿入部13
から受け取ったデジタル画像データあるいは関連情報が
埋め込まれたデジタル画像データを、所定の圧縮方式に
したがって圧縮し(ステップS106)、圧縮結果であ
る圧縮画像データを電子署名生成部15に渡す。
【0063】次に、電子署名生成部15は、入力部23
を介して操作者より選択された撮影モードが証拠写真モ
ードであるか否かを判断する(ステップS107)。証
拠写真モードであると判断した場合は、圧縮部14より
受け取った圧縮画像データの電子署名を生成し(ステッ
プS108)、生成した電子署名を圧縮画像データとと
もに記録部17へ渡す。一方、証拠写真モードでないと
判断した場合は、圧縮部14より受け取った圧縮画像デ
ータを、電子署名を生成することなく記録部17へ渡
す。
【0064】次に、記録部109は、電子署名生成部1
5より受け取った圧縮画像データを記憶部16に装着さ
れている記憶媒体に記憶する(ステップS109)。こ
の際、電子署名生成部15より、圧縮画像データととも
に当該データの電子署名を受け取っている場合は、当該
データにこの電子署名を付加して記憶する。
【0065】このようにすることで、撮影モードとして
証拠写真モードが選択されている場合、撮影により得た
デジタル画像データに当該データの関連情報が埋め込ま
れた後、圧縮され、この圧縮画像データの電子署名が作
成される。そして、圧縮画像データが電子署名とともに
記憶媒体に記録される。
【0066】次に、本実施形態が適用された電子カメラ
の画像再生時の動作を説明する。
【0067】図6は、図1に示す電子カメラの画像再生
時における動作を説明するためのフロー図である。
【0068】このフローは、入力部23で受け付けた操
作者の指示より、動作モードとして、再生モードが選択
されている場合に実行される。
【0069】まず、再生部18は、記録部16に装着さ
れている記憶媒体より、圧縮画像データ(図4に示すフ
ローにより記憶媒体に記録されたデータ)を読み出し
(ステップS201)、電子署名認証部19に渡す。な
お、圧縮画像データに電子署名が付加されている場合
は、これも読み出して電子署名認証部19に渡す。
【0070】次に、電子署名認証部19は、再生部18
から受け取った圧縮画像データに電子署名が付加されて
いるか否かを調べることで、当該圧縮画像データが証拠
写真モードで撮影されたものであるか否かを判断する
(ステップS202)。証拠写真モードで撮影されたも
のである場合、たとえば図5(b)に示すような、証拠
写真モードである旨を示すフラグ「1」を図3に示すR
AM65等の所定領域に記憶させ、ステップS203に
移行する。一方、証拠写真モードで撮影されたものでな
い場合は、たとえば図5(b)に示すような、通常の写
真モードである旨を示すフラグ「0」を図3に示すRA
M65等の所定領域に記憶させ、ステップS204に移
行する。
【0071】ステップS203では、電子署名認証部1
9は、圧縮画像データに付加された電子署名を用いて、
当該圧縮画像データの認証を行う。
【0072】電子署名の署名対象データとして,構成情
報格納エリア230に格納されているデータも含めてい
た場合は,電子署名生成時の処理に対応させて、ユーザ
定義エリア240内の電子署名を格納する領域を署名の
対象から除外するか、あるいは,該領域に署名生成時に
挿入したものと同一の情報(ダミーデータ)と置換した
上で電子署名を検証する。
【0073】なお、電子署名の対象データに何が含まれ
るか、電子署名はどこに格納されているか、署名生成時
にどのような処理が行なわれたか、などの情報は、あら
かじめ電子カメラを使用するシステムに共通の情報とし
て知られているものとする。
【0074】そして、認証の結果を記憶する。たとえば
図5(c)に示すような、圧縮画像データが改竄された
か否かを示すフラグを、図3に示すRAM65の所定領
域に記憶させる。
【0075】ステップS204では、伸張部20は、電
子署名認証部19より圧縮画像データを受け取り、これ
を伸張して、デジタル画像データを得る。
【0076】次に、関連情報抽出部21は、ステップS
202で立てたフラグを調べ、伸張部20で伸張された
デジタル画像データが証拠写真モードで撮影されたもの
であるか否かを判断する(ステップS205)。証拠写
真モードで撮影されたものである場合は、図4に示すフ
ローにより、当該デジタル画像データに、その関連情報
が埋め込まれているので、ステップS206に移行し、
電子透かし技術を利用して、当該デジタル画像データか
ら関連情報を抽出する。それから、当該デジタル画像デ
ータを表示部22に渡し、表示画面に表示させる(ステ
ップS207)。一方、証拠写真モードで撮影されたも
のでない場合は、当該デジタル画像データを直ちに表示
部22に渡し、表示画面に表示させる(ステップS20
7)。
【0077】次に、表示部22は、ステップS202で
立てたフラグを調べ、表示中のデジタル画像データが証
拠写真モードで撮影されたものであるか否かを判断する
(ステップS208)。証拠写真モードで撮影されたも
のでない場合は、ステップS209に移行し、入力部2
3を介して、操作者より画像の送り・戻し指示が入力さ
れたか否かを判断する。画像の送り・戻し指示が入力さ
れた場合、当該指示により特定される圧縮画像データを
記憶部16の記憶媒体から読み出すべく、ステップS2
01に戻る。一方、画像の送り・戻し指示が入力されて
いない場合はステップS207に戻る。
【0078】ステップS208において、表示中のデジ
タル画像データが証拠写真モードで撮影されたものと判
断された場合、ステップS210に移行し、入力部23
を介して、操作者より関連情報の表示指示が入力された
か否かを判断する。関連情報の表示指示が入力されてい
ない場合はステップS209に移行する。一方、関連情
報の表示指示が入力された場合、関連情報抽出部21で
抽出した表示中のデジタル画像データの関連情報を取得
し、表示内容を、デジタル画像データから当該関連情報
に切り替える(ステップS211)。この際、ステップ
S203で立てたフラグを調べ、電子署名の認証結果
(改竄あり/なし)も併せて表示する。それから、ステ
ップS212に移行する。
【0079】ステップS212では、入力部23を介し
て、操作者より画像の表示指示が入力されたか否かを判
断し、当該指示が入力された場合は、ステップS207
に移行し、表示内容を、関連情報からデジタル画像デー
タにしたがった画像に切り替える。
【0080】以上、本発明の第1実施形態について説明
した。
【0081】本実施形態によれば、映像を撮像すること
で得られたデジタル画像データに、当該データの関連情
報が埋め込まれ、さらに、当該関連情報が埋め込まれた
デジタル画像データに、当該データの電子署名が付加さ
れて記憶媒体に記憶されるので、当該電子署名を用いて
認証を行うことにより、電子署名作成後に当該データに
加えられた変更を検出することができ、また、当該デー
タから関連情報を抽出し、その内容を確認することがで
きる。関連情報の埋め込みや電子署名の作成は、映像撮
影時に電子カメラ内で行われるので、各種証明や証拠な
どの撮影に使用した場合、デジタル画像データの改竄な
どの不正を検出することができるとともに証拠としての
信頼性を向上させることができる。
【0082】また、本実施形態では、関連情報が埋め込
まれたデジタル画像データを圧縮し、電子署名は圧縮画
像データに対して作成するようにしている。このように
することで、記憶媒体に記憶する情報量を減らすことが
できる。
【0083】なお、本実施形態では、関連情報挿入部1
3において、受像部11より受け取ったデジタル画像デ
ータに関連情報を埋め込んだ後に、圧縮部14により当
該データを圧縮しているが、圧縮部14において、受像
部11より受け取ったデジタル画像データを圧縮した
後、関連情報挿入部13により、当該圧縮画像データに
前記デジタル画像データの関連情報を埋め込むようにし
てもよい。この場合、画像再生に際しては、関連情報抽
出部21において、関連情報が埋め込まれた圧縮画像デ
ータより当該関連情報を抽出した後、伸張部20により
伸張するようにすればよい。
【0084】このようにした場合でも、本実施形態と同
様、記憶媒体に記憶する情報量を減らすことができる。
ただし、このようにすると、関連情報がデジタル画像デ
ータの圧縮画像データに対して埋め込まれるため、当該
デジタル画像データに与える影響が本実施形態の場合に
比べて大きい。
【0085】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。
【0086】図7は、本発明の第2実施形態が適用され
た電子カメラの機能構成図である。
【0087】図7に示すように、本実施形態の電子カメ
ラが、図1に示す第1実施形態の電子カメラと異なる点
は、関連情報挿入部13に代えて関連情報挿入部13a
を用いた点、および、画像データ分割部25と画像デー
タ統合部26を新たに設けた点である。その他について
は第1実施形態のものと同様である。
【0088】画像データ分割部25は、受像部11より
受け取ったデジタル画像データを複数の領域に分割す
る。たとえば、受け取ったデジタル画像データが128
0×960ピクセルである場合、当該データを1280
×160ピクセル単位で6つ領域に分割する。そして、
分割したデジタル画像データを関連情報挿入部13aへ
渡す。
【0089】関連情報挿入部13aは、画像データ分割
部25より受け取った分割されたデジタル画像データの
関連情報を、関連情報保持部12より取得し、当該情報
を、電子透かし技術を利用して、分割されたデジタル画
像データの任意の領域に埋め込む。そして、当該デジタ
ル画像データの、関連情報が埋め込まれた領域を含む全
ての領域のデータを画像データ統合部26へ渡す。
【0090】画像データ統合部26は、関連情報挿入部
13aから渡されたデータを統合しデジタル画像データ
を復元する。これにより、関連情報が埋め込まれたデジ
タル画像データを生成し、圧縮部14へ渡す。
【0091】上記の機能構成ブロックは、図3におい
て、これらの機能を実現するためのプログラムをROM
64に格納しておき、CPU63により実行させること
で実現できる。
【0092】以上、本発明の第2実施形態について説明
した。
【0093】本実施形態によれば、関連情報の埋め込み
は、複数の領域に分割されたデジタル画像データの任意
の領域に対して行われるので、デジタル画像データ全体
に対して関連情報を埋め込む場合に比べ、関連情報の埋
め込みに使用するメモリのワークエリアやCPUの負荷
を小さくすることができる。すなわち、図3において、
RAM65の容量やCPU63の処理能力を小さくする
ことできる。このことは、小型・軽量化が望まれる電子
カメラに特に有効である。
【0094】なお、本実施形態では、関連情報の埋め込
みを、複数の領域に分割されたデジタル画像データの任
意の領域に対して行っているが、任意の領域に関連情報
の全てを埋め込むと、当該領域の画質の劣化が危惧され
る場合は、以下のように修正してもよい。
【0095】すなわち、関連情報挿入部13aにおい
て、関連情報を、画像データ分割部25でのデジタル画
像データの分割数と同じ数に分割して、各々を、複数の
領域に分割された当該デジタル画像データの各領域に対
応させる。そして、複数の領域に分割されたデジタル画
像データの各領域について、当該領域に、複数に分割さ
れた関連情報の対応する部分を埋め込む処理を順次行
う。その後、画像データ統合部26により、各々に関連
情報の対応する部分が埋め込まれた複数の領域を統合し
て、関連情報が埋め込まれたデジタル画像データを生成
する。
【0096】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。
【0097】図8は、本発明の第3実施形態が適用され
た電子カメラの機能構成図である。
【0098】図8に示すように、本実施形態の電子カメ
ラが、図1に示す第1実施形態の電子カメラと異なる点
は、関連情報挿入部13および関連情報抽出部21に代
えて、電子署名・関連情報挿入部13bおよび電子署名
・関連情報抽出部21aを設けた点である。その他につ
いては第1実施形態のものと同様である。
【0099】電子署名・関連情報挿入部13bは、電子
署名生成部15にて生成された、圧縮部14で生成され
た圧縮画像データに対する電子署名と、関連情報保持部
12に保持された、当該圧縮画像データの元となるデジ
タル画像データの関連情報とを、電子透かし技術を利用
して、当該圧縮画像データに埋め込む。
【0100】電子署名・関連情報抽出部21aは、電子
透かし技術を利用して、圧縮画像データに埋め込まれた
当該圧縮画像データに対する電子署名と関連情報とを抽
出する。
【0101】なお、電子署名・関連情報挿入部13bに
おける電子署名および関連情報の埋め込みは、電子署名
・関連情報抽出部21aにおいて、当該圧縮画像データ
からこれらの情報を完全に取り去ることができるように
埋め込む必要がある。たとえば、所定の規則にしたが
い、圧縮画像データの所定の複数位置に情報を挿入する
ように、電子署名および関連情報を埋め込む。このよう
にすることで、電子署名・関連情報抽出部21aにおい
て、前記所定の規則にしたがい、圧縮画像データの所定
の複数位置から情報を取り去ることで、当該圧縮画像デ
ータから電子署名および関連情報を完全に取り去るよう
に抽出することができる。
【0102】上記の機能構成ブロックは、図3におい
て、これらの機能を実現するためのプログラムをROM
64に格納しておき、CPU63により実行させること
で実現できる。
【0103】次に、本実施形態が適用された電子カメラ
の動作について説明する。
【0104】まず、本実施形態が適用された電子カメラ
の撮影時の動作を説明する。
【0105】図9は、図8に示す電子カメラの撮影時の
動作を説明するためのフロー図である。
【0106】このフローは、入力部23で受け付けた操
作者の指示より、動作モードとして、撮影モードが選択
されている場合に実行される。
【0107】まず、受像部11は、レンズで捉えた光学
像を電気信号に変換し、さらにデジタル画像データに変
換して表示部22に送る(ステップS301)。表示部
22は、受け取ったデジタル画像データにしたがった画
像を表示する(ステップS302)。
【0108】次に、受像部11は、入力部23を介し
て、デジタル画像データの記録指示が入力されたか否
か、すなわち、シャッターボタンが押されたか否かを判
断し(ステップS303)、押された場合にはステップ
S304へ移行し、押されていない場合はステップS3
01に戻る。
【0109】ステップ304では、圧縮部14は、受像
部11からデジタル画像データを受け取り、これを所定
の圧縮方式にしたがって圧縮し、圧縮結果である圧縮画
像データを電子署名生成部15に渡す。
【0110】電子署名生成部15は、入力部23を介し
て操作者より選択された撮影モードが証拠写真モードで
あるか否かを判断する(ステップS305)。証拠写真
モードであると判断した場合は、圧縮部14より受け取
った圧縮画像データの電子署名を生成し(ステップS3
06)、生成した電子署名を圧縮画像データとともに電
子署名・関連情報挿入部13bへ渡す。これを受けて、
電子署名・関連情報挿入部13bは、この電子署名と関
連情報保持部12に保持されている関連情報とを、電子
透かし技術を利用して、圧縮画像データに埋め込む(ス
テップS307)。この際、上述したように、埋め込ん
だ電子署名および関連情報が圧縮画像データから完全に
取り去ることができるように埋め込む。その後、電子署
名および関連情報が埋め込まれた圧縮画像データを、記
録部17へ渡す。
【0111】一方、ステップ305において、証拠写真
モードでないと判断した場合は、圧縮部14より受け取
った圧縮画像データを直ちに記録部17へ渡す。
【0112】記録部17は、電子署名生成部15あるい
は電子署名・関連情報挿入部13bより受け取った圧縮
画像データを記憶部16に装着されている記憶媒体に記
憶する(ステップS308)。この際、電子署名・関連
情報挿入部13bより受け取った圧縮画像データを記憶
する場合は、証拠写真モードで撮影された旨を示すフラ
グを当該圧縮画像データに付加して記憶する。
【0113】このようにすることで、撮影モードとして
証拠写真モードが選択されている場合、撮影により得た
デジタル画像データが圧縮され、この圧縮画像データの
電子署名が作成される。そして、デジタル画像データの
関連情報と作成した電子署名とが当該圧縮画像データに
埋め込まれる。
【0114】次に、本実施形態が適用された電子カメラ
の画像再生時の動作を説明する。
【0115】図10は、図8に示す電子カメラの画像再
生時の動作を説明するためのフロー図である。
【0116】このフローは、入力部23で受け付けた操
作者の指示より、動作モードとして、再生モードが選択
されている場合に実行される。
【0117】まず、再生部18は、記録部16に装着さ
れている記憶媒体より、圧縮画像データ(図9に示すフ
ローにより記憶媒体に記録されたデータ)を読み出し
(ステップS401)、電子署名・関連情報抽出部21
aに渡す。なお、圧縮画像データに証拠写真モードで撮
影された旨を示すフラグが付加されている場合は、これ
も読み出して電子署名・関連情報抽出部21aに渡す。
【0118】次に、電子署名・関連情報抽出部21a
は、再生部18から受け取った圧縮画像データにフラグ
が付加されているか否かを調べることで、当該圧縮画像
データが証拠写真モードで撮影されたものであるか否か
を判断する(ステップS402)。証拠写真モードで撮
影されたものである場合、たとえば図5(b)に示すよ
うな、証拠写真モードである旨を示すフラグ「1」を図
3に示すRAM65等の所定領域に記憶させ、ステップ
S403に移行する。一方、証拠写真モードで撮影され
たものでない場合は、たとえば図5(b)に示すよう
な、通常の写真モードである旨を示すフラグ「0」を図
3に示すRAM65等の所定領域に記憶させ、ステップ
S405に移行する。
【0119】ステップS403において、電子署名・関
連情報抽出部21aは、電子透かし技術を利用して、再
生部18より受け取った圧縮画像データから電子署名お
よび関連情報を完全に取り去るように抽出する。それか
ら、圧縮画像データを抽出した電子署名とともに電子署
名認証部19に渡す。これを受けて、電子署名認証部1
9は、この電子署名を用いて圧縮画像データの認証を行
う(ステップS404)。そして、認証の結果を記憶す
る。たとえば図5(c)に示すような、圧縮画像データ
が改竄されたか否かを示すフラグを、図3に示すRAM
65の所定領域に記憶させる。
【0120】ステップS405では、伸張部20は、圧
縮画像データを受け取り、これを伸張して、デジタル画
像データを得る。表示部22は、このデジタル画像デー
タにしたがった画像を表示する(ステップS406)。
【0121】次に、表示部22は、ステップS402で
立てたフラグを調べ、表示中のデジタル画像データが証
拠写真モードで撮影されたものであるか否かを判断する
(ステップS407)。証拠写真モードで撮影されたも
のでない場合は、ステップS408に移行し、入力部2
3を介して、操作者より画像の送り・戻し指示が入力さ
れたか否かを判断する。画像の送り・戻し指示が入力さ
れた場合、当該指示により特定される圧縮画像データを
記憶部16の記憶媒体から読み出すべく、ステップS4
01に戻る。一方、画像の送り・戻し指示が入力されて
いない場合はステップS406に戻る。
【0122】ステップS407において、表示中のデジ
タル画像データが証拠写真モードで撮影されたものと判
断された場合、ステップS409に移行し、入力部23
を介して、操作者より関連情報の表示指示が入力された
か否かを判断する。関連情報の表示指示が入力されてい
ない場合はステップS408に移行する。一方、関連情
報の表示指示が入力された場合、電子署名・関連情報抽
出部21aで抽出した表示中のデジタル画像データの関
連情報を取得し、表示内容を、デジタル画像データから
当該関連情報に切り替える(ステップS410)。この
際、ステップS404で立てたフラグを調べ、電子署名
の認証結果(改竄あり/なし)も併せて表示する。それ
から、ステップS411に移行する。
【0123】ステップS411では、入力部23を介し
て、操作者より画像の表示指示が入力されたか否かを判
断し、当該指示が入力された場合は、ステップS406
に移行し、表示内容を、関連情報からデジタル画像デー
タにしたがった画像に切り替える。
【0124】以上、本発明の第3実施形態について説明
した。
【0125】本実施形態においても、第1実施形態と同
様の効果を得ることができる。
【0126】なお、本発明は上記の各実施形態に限定さ
れるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可
能である。
【0127】たとえば、上記の各実施形態では、証拠写
真モードが選択された場合、関連情報の埋め込み・抽出
および電子署名の作成・認証を自動的に行うものについ
て説明したが、関連情報の埋め込み・抽出および電子署
名の作成・認証の各々について、処理を行うか否かを表
示部22を介して確認し、当該処理を行う旨の指示が入
力部23に入力された場合に、当該処理を行うようにし
てもよい。また、関連情報の埋め込みについては、埋め
込む情報を特定を表示部22および入力部22を介し
て、操作者と対話的に行うようにしてもよい。
【0128】また、上記の各実施形態では、電子透かし
技術を利用した関連情報の埋め込み・抽出、および、デ
ジタル画像データに対する電子署名の作成・認証の両方
の処理を行うものについて説明したが、いずれか一方の
処理のみを行うものでもよい。電子透かし技術を利用し
た関連情報の埋め込み・抽出を行う電子カメラによれ
ば、デジタル画像データの証拠としての信頼性を向上さ
せることができ、デジタル画像データに対する電子署名
の作成・認証を行う電子カメラによれば、デジタル画像
データの改竄などの不正を検出することができる。
【0129】また、上記の各実施形態では、画像再生時
に、証拠写真モードで撮影されたものについて、電子透
かし技術を利用した関連情報の抽出、および、デジタル
画像データに対する電子署名の認証を行うものについて
説明したが、これらの処理をパーソナルコンピュータな
どの情報処理装置に行わせることを前提として、これら
の機能を電子カメラから省略するようにしてもよい。
【0130】一例として、上記の第1、2実施形態に示
す電子カメラにおいて、証拠写真モードで撮影されたデ
ジタル画像データの検証を行う情報処理装置について説
明する。
【0131】図11は、本発明の第1、2実施形態に示
す電子カメラにより証拠写真モードで撮影されたデジタ
ル画像データの検証を行う情報処理装置のハードウエア
構成図、図12は、図11に示す情報処理装置によりデ
ジタル画像データの検証を行う際の動作を説明するため
のフロー図である。
【0132】まず、CPU73の指示により、コネクタ
79を介して接続されたフラッシュメモリ79あるいは
I/Oポート783を介して接続された図3に示す電子
カメラから圧縮画像データが読み込まれ、RAM75に
格納される(ステップS401)。なお、ROM74に
は、各種プログラムが格納されており、CPU73によ
り実行することで、図11に示す各部を統括的に制御す
る。また、図1、図7に示す再生部18、電子署名認証
部19、伸張部20、および、関連情報抽出部21をプ
ロセスとして実現する。ROM74は、たとえばCD−
ROMなどの可搬性を有する記憶媒体により構成された
ものでもよい。
【0133】次に、CPU73は、ROM74から電子
署名を認証するための検証鍵(当該電子署名を作成する
際に用いた秘密鍵(署名鍵)と対の公開鍵)を取り出
し、RAM75に格納された圧縮画像データに付加され
ている電子署名を検証し、その結果をRAM75に格納
する(ステップS502)。
【0134】次に、CPU73は、圧縮画像データを伸
長してデジタル画像データを復元し、これをRAM75
に格納する(ステップS503)。それから、電子透か
し技術を利用して、復元したデジタル画像データに埋め
込まれた当該データの関連情報を抽出し、RAM75に
格納する(ステップS504)。
【0135】次に、CPU73は、キー入力装置72に
入力された操作者の指示にしたがい、復元したデジタル
画像データにしたがった画像、抽出した関連情報、およ
び、電子署名の検証結果のいずれか1つあるいはこれ等
の組合せを、表示装置72に表示させる(ステップS5
05)。
【0136】このようにすることで、上記の第1、2実
施形態に示す電子カメラにおいて、証拠写真モードで撮
影されたデジタル画像データの検証を情報処理装置にて
行うことが可能となる。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
生成したデジタル画像データの改竄防止や証拠としての
信頼性向上に好適な記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が適用された電子カメラ
の機能構成図である。
【図2】図1に示す圧縮部14での圧縮にJPEG方式
を用いた場合において、記憶部16に装着された記憶媒
体に記録されるデータの構成を示した図である。
【図3】図1に示す電子カメラのハードウエア構成の一
例を示す図である。
【図4】図1に示す電子カメラの撮影時の動作を説明す
るためのフロー図である。
【図5】図3に示すRAM65に記憶される各種フラグ
を説明するための図である。
【図6】図1に示す電子カメラの画像再生時の動作を説
明するためのフロー図である。
【図7】本発明の第2実施形態が適用された電子カメラ
の機能構成図である。
【図8】本発明の第3実施形態が適用された電子カメラ
の機能構成図である。
【図9】図8に示す電子カメラの撮影時の動作を説明す
るためのフロー図である。
【図10】図8に示す電子カメラの画像再生時の動作を
説明するためのフロー図である。
【図11】本発明の第1、2実施形態に示す電子カメラ
により証拠写真モードで撮影されたデジタル画像データ
の検証を行う情報処理装置のハードウエア構成図であ
る。
【図12】図11に示す情報処理装置によりデジタル画
像データの検証を行う際の動作を説明するためのフロー
図である。
【符号の説明】
11:受像部、12:関連情報保持部、13,13a:
関連情報挿入部 13b:電子署名・関連情報挿入部、14:圧縮部、1
5:電子署名生成部 16:記憶部、17:記録部、18:再生部、19:電
子署名認証部、20:伸張部 21:関連情報抽出部、21a:電子署名・関連情報抽
出部、22:表示部 23:入力部、24:内蔵クロック、25:画像データ
分割部 26:画像データ統合部、51:CCD、52:バッフ
ァ、53:A/D変換器 54:タイミング発生器、55:駆動回路、56:DR
AM、57:圧縮・伸張回路 58:フラッシュメモリ、59,79:コネクタ、6
0:ビデオ信号発生器 61:D/A変換器、62:液晶ディスプレイ、63,
73:CPU 64,74:ROM、65,75:RAM、66,76:
キー入力装置 67:クロック、68,78:I/Oポート、72:表
示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 B41J 29/00 Z (72)発明者 吉浦 裕 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 金野 千里 東京都品川区南大井六丁目27番18号 株式 会社日立製作所情報コンピュータグループ 内 (72)発明者 黒須 豐 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 Fターム(参考) 2C061 CL10 2C087 AA13 BA03 BB10 BC07 BD05 BD40 DA13 5B057 AA11 CA12 CA16 CB12 CB16 CE08 CE09 DA06 5C022 AA13 AC03 AC11 AC32 AC42 AC52 AC54 AC69 AC75 AC80 5C076 AA14 AA16 AA19 AA36 BA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像を撮像してデジタル画像データに変換
    して記録する記録装置であって、 前記デジタル画像データの電子署名を作成する電子署名
    手段と、 前記デジタル画像データに前記電子署名を付加して記憶
    媒体に記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする
    記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の記録装置であって、 前記デジタル画像データに付加された電子署名を用い
    て、当該デジタル画像データを認証する認証手段をさら
    に備えることを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】映像を撮像してデジタル画像データに変換
    する記録装置であって、 電子透かし技術を利用して、前記デジタル画像データに
    当該デジタル画像データの関連情報を埋め込む電子透か
    し手段と、 前記関連情報が埋め込まれたデジタル画像データを記憶
    媒体に記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする
    記録装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の記録装置であって、 前記電子透かし手段は、前記デジタル画像データを複数
    の領域に分割し、当該分割された複数の領域の少なくと
    も1つに対して、前記デジタル画像データの関連情報を
    埋め込み、且つ、当該関連情報が埋め込まれた領域を含
    む前記分割された複数の領域を統合して、前記関連情報
    が埋め込まれたデジタル画像データを生成することを特
    徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の記録装置であって、 前記電子透かし手段は、前記デジタル画像データを複数
    の領域に分割するとともに、当該デジタル画像データの
    関連情報を複数に分割して各々を前記複数の領域各々に
    対応させ、前記複数の領域各々に対して、複数に分割さ
    れた前記関連情報の対応する部分を埋め込み、且つ、各
    々に前記関連情報の対応する部分が埋め込まれた前記複
    数の領域を統合して、前記関連情報が埋め込まれたデジ
    タル画像データを生成することを特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】請求項3、4または5記載の記録装置であ
    って、 電子透かし技術を利用して、前記デジタル画像データに
    埋め込まれた関連情報を抽出する関連情報抽出手段をさ
    らに備えることを特徴とする記録装置。
  7. 【請求項7】映像を撮像してデジタル画像データに変換
    する記録装置であって、 電子透かし技術を利用して、前記デジタル画像データに
    当該デジタル画像データの関連情報を埋め込む電子透か
    し手段と、 前記関連情報が埋め込まれたデジタル画像データの電子
    署名を作成する電子署名手段と、 前記関連情報が埋め込まれたデジタル画像データに前記
    電子署名を付加して記憶媒体に記憶する記憶手段と、を
    備えることを特徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の記録装置であって、 前記関連情報が埋め込まれたデジタル画像データに付加
    された電子署名を用いて、当該関連情報が埋め込まれた
    デジタル画像データを認証する認証手段と、電子透かし
    技術を利用して、前記デジタル画像データに埋め込まれ
    た関連情報を抽出する関連情報抽出手段と、をさらに備
    えることを特徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載の記録装置であって、 前記関連情報が埋め込まれたデジタル画像データを圧縮
    する圧縮手段をさらに備え、 前記電子署名手段は、前記圧縮されたデータの電子署名
    を作成し、 前記記憶手段は、前記圧縮されたデータに前記電子署名
    を付加して記憶媒体に記憶することを特徴とする記録装
    置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の記録装置であって、 前記圧縮されたデータに付加された電子署名を用いて、
    当該圧縮されたデータを認証する認証手段と、 前記圧縮されたデータを伸張して、前記関連情報が埋め
    込まれたデジタル画像データを生成する伸張手段と、 電子透かし技術を利用して、前記伸張されたデジタル画
    像データに埋め込まれた関連情報を抽出する関連情報抽
    出手段と、をさらに備えることを特徴とする記録装置。
  11. 【請求項11】請求項7記載の記録装置であって、 前記デジタル画像データを圧縮する圧縮手段をさらに備
    え、 前記電子透かし手段は、電子透かし技術を利用して、前
    記圧縮されたデータに前記デジタル画像データの関連情
    報を埋め込み、 前記電子署名手段は、前記関連情報が埋め込まれた、圧
    縮されたデータの電子署名を作成し、 前記記憶手段は、前記関連情報が埋め込まれた、圧縮さ
    れたデータに前記電子署名を付加して記憶媒体に記憶す
    ることを特徴とする記録装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の記録装置であって、 前記関連情報が埋め込まれた、圧縮されたデータに付加
    された電子署名を用いて、当該関連情報が埋め込まれ
    た、圧縮されたデータを認証する認証手段と、電子透か
    し技術を利用して、前記圧縮されたデータに埋め込まれ
    た関連情報を抽出する関連情報抽出手段と、 前記関連情報が埋め込まれた、圧縮されたデータを伸張
    して、前記デジタル画像データを生成する伸張手段と、
    をさらに備えることを特徴とする記録装置。
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