JP4366479B2 - 情報表示制御装置及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報表示制御装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、国語辞典、英和辞典、和英辞典等、数種類の電子辞書データベース(以下、データベースを「DB」という。)が組み込まれた電子辞書と呼ばれる情報表示制御装置が知られている。この電子辞書DBには、見出語と当該見出語の説明情報が対応付けられて集合された集合情報が記憶されており、ユーザが入力した入力文字と一致する見出語を電子辞書DBより検索し、一致する見出語があればその説明情報を表示させることができる。
【0003】
また、いわゆるヒストリ機能を備えた電子辞書が知られている。ヒストリ機能とは、ユーザによって入力された入力文字に一致する見出語を検索し、検索した見出語に対応する説明情報を表示する際に、その検索した見出語を時系列順に随時蓄積記憶する機能である。ユーザは所定の選択操作によってこの蓄積記憶された見出語を呼び出すことができるため、過去に検索したことのある見出語を入力する手間を省くことができる。
【0004】
ヒストリ機能の一種として、特許文献1に記載されているような、検索した見出語を選択的に記憶手段に記憶させる機能を持つ電子辞書も知られている。主に学習用として用いられ、ユーザが単語の学習をする場合に、効果的となるように工夫された機能である。
【0005】
具体的には、検索した単語は全て第1記憶手段(検索した全ての単語を記憶する記憶領域)に記憶され、ユーザは検索の都度、第2記憶手段(選択した単語を記憶する記憶領域)に記憶させるか否かを選択できる。
【0006】
これにより、ユーザは、第2記憶手段に記憶された単語を表示制御手段によって表示させ、過去に検索した所望の単語のみを容易に参照することができ、学習に有効活用することができる。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−233684号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、任意の単語(見出語)を選択して記憶させるといったことができたが、従来のヒストリ機能の記憶方式は、単純な時系列順の記憶方式であった。検索した履歴として、検索した見出語を順番に登録するという意味においては十分な機能ではあるが、学習用に利用する場合には不便であった。
【0009】
即ち、現実には、学習者(ユーザ)は、新たに検索した見出語を、意味内容や品詞、派生語等と関連付けて記憶・学習していく。従来のヒストリ機能は、単に時系列順に検索した見出語を記憶するものであったため、現実の学習の過程に馴染まないものであった。
【0010】
さらに、近年の記憶媒体の低廉化に伴い、ヒストリ機能に用いられる記憶容量が増大化している。ところが、記憶方式は時系列順の記憶方式を踏襲しているため、単に記憶可能な見出語の数が増加する一方で、機能面での改良がなされていないため、結局学習用には適さなかった。
【0011】
例えば、類語といった関連性でヒストリ機能に記憶されている単語を調べたい場合、時系列順の記憶方式では所望の類語はヒストリに分散して記憶されている。その場合、それぞれの類語を参照するには、記憶されている単語を逐一確認したり、スクロールを繰り返す等といった煩わしい操作が必要となってしまう。
【0012】
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、学習用に適したヒストリ機能、使い勝手の良いヒストリ機能を実現することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、
請求項1に記載の発明の情報表示制御装置は、
見出語と当該見出語の説明情報とが対応付けられて集合された集合情報を記憶する説明情報記憶手段(例えば、図2に示す英和辞書DB202)と、
この説明情報記憶手段により記憶された見出語の中から一の見出語を選択する選択手段(例えば、図2に示す入力部40;図7に示すステップA16)と、
この選択手段により選択された見出語に対応する説明情報を前記説明情報記憶手段から読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御手段(例えば、図2に示す表示部50;図7に示すステップA20)と、
前記選択手段により選択された見出語を蓄積的に記憶する蓄積記憶手段(例えば、図2に示すヒストリテーブル208;図7に示すステップA24)と、
各見出語に対応づけて見出語の関連語である類語を記憶する類語記憶手段(例えば、図2に示す類語辞書DB204)と、
前記選択手段により見出語が選択された際に、選択された見出語に対応する類語をこの類語記憶手段から取得する類語取得手段(例えば、図2に示すCPU10;図7に示すステップA26)と、
この類語取得手段により取得された類語と同じ見出語が前記蓄積記憶手段に記憶されているか否かを判別する蓄積類語判別手段(例えば、図2に示すCPU10;図7に示すステップA30〜A32)と、
この蓄積類語判別手段により記憶されていると判別された場合に、前記説明情報表示制御手段による見出語の説明情報の表示の際に、見出語の関連語が蓄積記憶手段に記憶されている旨の表示を行う関連語蓄積明示表示手段(例えば、図2に示す表示部50;図7に示すステップA40)と、
を備えることを特徴としている。
【0015】
この請求項1記載の発明によれば、説明情報記憶手段に記憶された見出語から、ユーザが見出語を選択するだけで、類語記憶手段から選択見出語の関連語である類語が抽出され、さらに過去に選択した見出語と同じ見出し語が蓄積記憶手段に記憶されているか判別されて、見出語の説明情報の表示の際に、見出語の関連語が蓄積記憶手段に記憶されている旨の表示を直ちに行うことができる。従って、見出語を選択するだけで説明情報の表示の際に、過去に検索した関連語があるか否かが直ちに明示表示されるので、単語(見出語)の学習用として好適なヒストリ機能を実現できる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報表示制御装置において、
各見出語に対応づけて見出語の関連語である派生語を記憶する派生語記憶手段(例えば、図2に示す派生語対応テーブル206)と、
前記選択手段により見出語が選択された際に、選択された見出語に対応する派生語をこの派生語記憶手段から取得する派生語取得手段(例えば、図2に示すCPU10;図7に示すステップA28)と、
前記派生語取得手段により取得された派生語と同じ見出語が前記蓄積記憶手段に記憶されているか否かを判別する蓄積派生語判別手段(例えば、図2に示すCPU10;図7に示すステップA30〜A32)と、
を備え、
前記関連語蓄積明示表示手段は、この蓄積派生語判別手段により取得された派生語と同じ見出語が前記蓄積記憶手段に記憶されていると判別された場合に、前記説明情報表示制御手段による見出語の説明情報の表示の際に、見出語の関連語が蓄積記憶手段に記憶されている旨の表示を行う(例えば、図2に示す表示部50;図7に示すステップA40)ことを特徴としている。
【0017】
この請求項2に記載の発明によれば、さらに、説明情報記憶手段に記憶された見出語から、ユーザが見出語を選択するだけで、派生語記憶手段から選択見出語の関連語である派生語が抽出され、さらに蓄積記憶手段から過去に選択した見出語と同じ見出し語が記憶されているか判別されて、見出語の説明情報の表示の際に、見出語の関連語が蓄積記憶手段に記憶されている旨の表示を直ちに行うことができる。従って、たとえば辞書検索を行うだけで説明情報の表示の際に、過去に検索した派生語を含む関連語があるか否かが直ちに明示表示されるので、単語(見出語)の学習用として好適なヒストリ機能を実現できる。
【0018】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報表示制御装置において、
前記関連語蓄積明示表示手段により前記見出語の関連語が蓄積記憶手段に記憶されている旨の表示がなされている場合に、所定の操作入力がなされたとき、前記見出語の関連語を前記蓄積記憶手段に記憶された見出語の中から読み出して一覧表示する制御を行う蓄積関連語表示制御手段(例えば、図8に示すステップB10〜B16)と、
この蓄積関連語表示制御手段により表示された関連語の中から一の関連語を選択する蓄積見出語選択手段(例えば、図2に示す入力部40;図8に示すステップB18)と、
この蓄積見出語選択手段により選択された関連語に対応する見出語の説明情報を前記説明情報記憶手段から読み出して表示する制御を行う蓄積関連語説明情報表示制御手段(例えば、図8に示すステップB20)と、
を更に備えることを特徴としている。
【0019】
この請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、蓄積記憶手段に記憶されている旨の表示がなされている場合に、その関連語を読み出して一覧表示することができ、さらに表示から一の関連語を選択すると、関連語に対応する見出語の説明情報を前記説明情報記憶手段から読み出して表示することができる。従って、たとえば、学習中の見出語の関連語で既に学習済みの見出語を一覧表示で再度確認できるだけでなく、その学習済みの見出語の説明情報を表示させることもでき、過去の単語学習に関連づけた単語学習を行え、単語(見出語)の学習用として好適なヒストリ機能を実現できる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図17を参照して、本発明を情報表示制御装置の一種である電子辞書に適用した場合の実施の形態を説明する。
【0040】
〔第1の実施の形態〕
先ず、本発明を適用した電子辞書1の第1の実施の形態について説明する。
【0041】
図1(a)は電子辞書1の概観図である。同図のように、電子辞書1はディスプレイ3と各種キー群5とを備えている。ここで、各種キー群5を構成するキーにはそれぞれ固有の機能が割り当てられており、ユーザによってこれらのキーが押下され、電子辞書1が操作される。具体的には図1(b)のように、文字入力キー13、辞書種別の選択キー11、操作の確定指示を入力する決定キー7、カーソルの移動指示等を入力するカーソルキー9、見出語に関連のあるヒストリを表示する関連ヒストリキー15、ヒストリを関連付けごとに区切って一覧表示する関連ヒストリ一覧キー17、任意の単語どうしに関連付けを行う関連ヒストリ登録キー19等を備えており、これらのキーが押下されることで、CPU10は当該キーに割り当てられた機能を実行する。
【0042】
図2は電子辞書1のブロック図である。同図に示すように、電子辞書1はCPU(Central Processing Unit)10、フラッシュROM(Read Only Memory)20、RAM(Random Access Memory)30、入力部40、表示部50を備えて構成される。
【0043】
CPU10は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの入出力を行う。具体的には、CPU10は、入力部40から入力される操作信号に応じてフラッシュROM20に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、処理結果を表示するための表示制御信号を適宜表示部50に出力して、対応する表示情報を表示させる。
【0044】
ユーザにより辞書種別の選択キー11が押下されると、CPU10は入力部40より入力される操作信号に従って、第1関連ヒストリ登録プログラム210をフラッシュROM20から読み出し、RAM30に展開することで第1関連ヒストリ登録処理を開始する。第1関連ヒストリ登録処理を開始すると、先ず、CPU10は、ユーザが入力した入力文字に適合する見出語を英和辞書DB202より読み出して一覧表示させる。次いで、一覧表示の中からユーザによって選択された見出語と当該見出語の説明情報とを英和辞書DB202から読み出して表示させる。(以下、ユーザによって選択された見出語を「選択見出語」という。)この際、CPU10は、説明情報を表示した見出語を表示済見出語としてヒストリテーブル208に記憶させるが、ヒストリテーブル208に記憶されている見出語(以下、ヒストリテーブル208に記憶されている見出語を「ヒストリ見出語」という。)の中に、当該見出語の類語又は派生語に一致するものがあるか否かの判別を行う。そして、一致するものがあれば、一致したヒストリ見出語と所定の関連付けを行って、選択見出語をヒストリテーブル208に記憶させる。また、類語又は派生語として一致するヒストリ見出語があったこと示す関連ヒストリマークM102を表示部50に表示させる。
【0045】
上記の関連ヒストリマークM102が表示されている状態で、ユーザが関連ヒストリキー15を押下すると、CPU10は入力部40より入力される操作信号に従って、関連ヒストリ表示プログラム212をフラッシュROM20から読み出し、RAM30に展開することで関連ヒストリ表示処理を開始する。関連ヒストリ表示処理を開始すると、先ず、CPU10は表示部50に既に表示させている見出語に関連付けたヒストリ見出語をヒストリテーブル208から読み出して、一覧表示させる。そして、一覧表示されたヒストリ見出語の中から一のヒストリ見出語を選択されると、CPU10は、選択されたヒストリ見出語の説明情報を表示部50に表示させる。
【0046】
フラッシュROM20は、各種初期設定、ハードウェアの検査、又は必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムが格納される。CPU10は、電子辞書1の電源投入時にこの初期プログラムを実行することにより、電子辞書1の動作環境を設定する。
【0047】
また、フラッシュROM20は、電子辞書1の動作に係る各種処理プログラムや種々の機能を実現するためのデータを格納する。特に、本実施の形態では、英和辞書DB202、類語辞書DB204、派生語対応テーブル206、ヒストリテーブル208、第1関連ヒストリ登録プログラム210、関連ヒストリ表示プログラム212を格納する。
【0048】
英和辞書DB202は、「英和辞書」のコンテンツを格納したDBであり、見出語と説明情報とを対応付けて集合した集合情報である。CPU10は、ユーザにより入力された入力文字に適合する見出語を英和辞書DB202より検索し、ユーザにより選択された見出語と当該見出語の説明情報を英和辞書DB202より読み出し、表示部50に表示させる。
【0049】
図3は英和辞書DB202のデータ構成の一例を示した図である。同図に示すように、英和辞書DB202には、見出語と当該見出語に対応する説明情報とを対応付けて格納したレコードが蓄積される。例えば、見出語「kind」は、「1.a.親切な、思いやりのある・・・」「2.快適な、ためになる」等の複数の説明情報が対応付けられ、一のレコードとして英和辞書DB202に蓄積されている。
【0050】
類語辞書DB204は、「類語辞書」のコンテンツを格納したDBであり、見出語と類語とを対応付けて集合した集合情報である。図4は類語辞書DB204のデータ構成の一例を示した図である。同図に示すように、類語辞書DB204には、見出語と当該見出語に対応する類語とを対応付けて格納したレコードが蓄積される。例えば、見出語「kind」は、「considerate」「gentle」等の複数の類語が対応付けられ、一のレコードとして類語辞書DB204に蓄積されている。
【0051】
派生語対応テーブル206は、見出語と派生語とを対応付けて集合した集合情報である。図5は派生語対応テーブル206のデータ構成の一例を示した図である。同図に示すように、派生語対応テーブル206には、見出語と当該見出語に対応する派生語とを対応付けて格納したレコードが蓄積される。例えば、見出語「kind」は、「kindly」「kindness」等の複数の派生語が対応付けられ、一のレコードとして派生語対応テーブル206に蓄積されている。
【0052】
ヒストリテーブル208は、ヒストリ番号、ヒストリ見出語及び関連ヒストリ番号を対応付けて格納するためのデータテーブルである。ヒストリ番号とは、ヒストリ見出語をヒストリテーブル208に格納する際に、CPU10が割り当てる連番である。関連ヒストリ番号とは、対応するヒストリ見出語と所定の関係をもったヒストリ見出語のヒストリ番号である。
【0053】
図6はヒストリテーブル208のデータ構成の一例を示した図である。同図に示すように、ヒストリテーブル208には、ヒストリ番号と、ヒストリ見出語と、関連ヒストリ番号とを対応付けて格納したレコードが蓄積される。例えば、ヒストリ見出語「kind」には、ヒストリ番号「100」がCPU10によって割り当てられ、関連ヒストリ番号「5」「300」が対応付けられている。この関連ヒストリ番号に対応するヒストリ見出語は「understanding」「kindness」であり、「kind」には「understanding」と「kindness」とが関連付けされている。
【0054】
RAM30は、CPU10が実行する各種プログラムやこれらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保管するメモリ領域を備える。特に、選択見出語格納領域302と、類語格納領域304と、派生語格納領域306と、関連語格納領域308と、関連ヒストリ番号格納領域310とを備える。
【0055】
選択見出語格納領域302は、選択見出語を格納するための記憶領域である。類語格納領域304は、選択見出語に対応する類語を格納するための記憶領域である。
派生語格納領域306は、選択見出語に対応する派生語を格納するための記憶領域である。
【0056】
関連語格納領域308は、関連語を格納するための記憶領域である。関連語とは、類語格納領域304及び派生語格納領域306に格納された類語又は派生語に一致するヒストリ見出語である。
関連ヒストリ番号格納領域310は、関連ヒストリ番号を格納するための記憶領域である。
【0057】
入力部40は、仮名、漢字、アルファベット等の文字入力や機能選択等に必要なキー群を備え、押下されたキーの押下信号等をCPU10に出力する。この入力部40におけるキー入力により、文字入力、辞書種別の選択、検索実行指示、関連ヒストリ表示の指示等の入力手段が実現される。尚、この入力部40は、図1に示すキー群5に相当するものである。
【0058】
表示部50は、CPU10から入力される表示制御信号に基づいて各種画面を表示させるものであり、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される。尚、この表示部50は、図1に示すディスプレイ3に相当する。
【0059】
次に、電子辞書1の動作について、図7及び図8に示すフローチャートを用いて以下に説明する。
【0060】
図7は第1関連ヒストリ登録処理のフローチャートである。ユーザによって英和辞書DBキー11aが押下され、入力部40が操作信号をCPU10に入力すると、CPU10は、第1関連ヒストリ登録プログラム210をフラッシュROM20から読み出し、RAM30に展開することで第1関連ヒストリ登録処理を開始する。
【0061】
先ず、CPU10はユーザに文字入力させるための入力画面を表示部50に表示させ、入力部40より文字が入力されるまで待機する(ステップA10)。文字が入力されると(ステップA10:Yes)、入力文字に適合する見出語を英和辞書DB202より検索する(ステップA12)。具体的には、例えば入力文字から始まる見出語を英和辞書DB202より検索する。
【0062】
次いで、CPU10は、検索した見出語を見出語候補として表示部50に一覧表示させる(ステップA14)。
【0063】
見出語候補が一覧表示されると、CPU10は、ユーザが見出語候補より見出語を選択するまで待機する(ステップA16)。見出語が選択されると(ステップA16:Yes)、CPU10は選択された見出語を選択見出語として選択見出語格納領域302に格納する(ステップA18)。
【0064】
次いで、CPU10は、選択見出語に対応する説明情報を英和辞書DB202より読み出し、表示部50に表示させる(ステップA20)。
【0065】
そして、CPU10は、ヒストリテーブル208に選択見出語が記憶済みか否かを判別する(ステップA22)。記憶済みと判別した場合(ステップA22:Yes)、ステップA46へ移行し、記憶済みでないと判別した場合は(ステップA22:No)、ステップA24へ移行する。
【0066】
記憶済みでないと判別した場合(ステップA22:No)、CPU10は選択見出語を新たなヒストリ見出語とし、ヒストリ番号を付加してヒストリテーブル208に追加登録する(ステップA24)。
【0067】
次いで、CPU10は類語辞書DB204より選択見出語に対応する類語を取得し、類語格納領域304に格納する(ステップA26)。
【0068】
次いで、CPU10は派生語対応テーブル206より選択見出語に対応する派生語を取得し、派生語格納領域306に格納する(ステップA28)。
【0069】
CPU10は、取得した類語又は派生語に一致するヒストリ見出語をヒストリテーブル208から検索する(ステップA30)。
【0070】
上記の検索の結果をもとに、CPU10は、選択見出語の類語又は派生語に一致するヒストリ見出語の有無を判別する(ステップA32)。選択見出語の類語と派生語に一致するヒストリ見出語があれば(ステップA32:Yes)、ステップA34へ移行し、ヒストリ見出語がなければ(ステップA32:No)、第1関連ヒストリ登録処理を終了する。
【0071】
選択見出語の類語と派生語に一致するヒストリ見出語があれば(ステップA32:Yes)、当該ヒストリ見出語を関連語として関連語格納領域308に格納する(ステップA34)。
【0072】
CPU10は、関連語のヒストリ番号をヒストリテーブル208から読み出し、新たなヒストリ見出語の関連ヒストリ番号に追加記憶させる(ステップA36)。また、新たなヒストリ見出語のヒストリ番号をヒストリテーブル208から読み出し、関連語のヒストリ番号に追加記憶させる(ステップA38)。
【0073】
そして、CPU10は、選択見出語に選択見出語の類語又は派生語が、ヒストリテーブル208に記憶されていることを明示する関連ヒストリマークM102を表示部50に表示させる(ステップA40)。
【0074】
次いで、CPU10は、ユーザによる関連ヒストリキー15の押下によって、関連ヒストリを表示するか否かを判別する(ステップA42)。関連ヒストリキー15が押下され関連ヒストリを表示すると判別すると(ステップA42:Yes)、ステップA44へ移行し、押下されず関連ヒストリを表示しないと判別すると(ステップA42:No)、第1関連ヒストリ登録処理を終了する。
【0075】
ユーザにより関連ヒストリキー15が押下されると(ステップA42:Yes)、CPU10は後述する関連ヒストリ表示処理を実行し(ステップA44)、第1関連ヒストリ登録処理を終了する。
【0076】
ステップA22において、CPU10がヒストリテーブル208に選択見出語が記憶済みであると判別した場合は(ステップA22:Yes)、ステップA46へ移行し、ヒストリテーブル再構成処理を行う。
【0077】
ヒストリテーブル再構成処理は、ヒストリテーブル208に記憶されているヒストリ番号、及び関連ヒストリ番号を振り直す処理である。具体的には、ステップA22で既に記憶済みと判別したヒストリ見出語のレコードをヒストリテーブル208の最新位置に移動し、最新に選択した見出語として新しくヒストリ番号を割り当てるとともに、ヒストリテーブル208に記憶されている全てのヒストリ番号を振り直す。そして、振り直されたヒストリ番号をもとに、関連ヒストリ番号を変更する。この処理により、ヒストリテーブル208は、説明情報を参照した順に再構成される。
【0078】
CPU10は、ヒストリテーブル再構成処理を実行後、再構成したヒストリテーブル208において選択見出語に対応する関連ヒストリ番号の有無を判別する(ステップA48)。関連ヒストリ番号があると判別した場合は(ステップA48:Yes)、ステップA40へ移行し、ないと判別した場合は(ステップA48:No)、第1関連ヒストリ登録処理を終了する。
【0079】
図8は関連ヒストリ表示処理のフローチャートである。第1関連ヒストリ登録処理のステップA42において、ユーザが関連ヒストリキー15を押下することによって、CPU10は、関連ヒストリ表示プログラム212をフラッシュROM20から読み出し、RAM30に展開することで関連ヒストリ表示処理を開始する。
【0080】
先ず、CPU10は、選択見出語格納領域302より選択見出語を読み出す(ステップB10)。
【0081】
次いで、CPU10は、ヒストリテーブル208から選択見出語に一致するヒストリ見出語の関連ヒストリ番号を取得し、関連ヒストリ番号格納領域310に格納する(ステップB12)。
【0082】
そして、ステップB12で格納した関連ヒストリ番号に対応するヒストリ見出語をヒストリテーブル208から読み出す(ステップB14)。
【0083】
CPU10は、このヒストリ見出語に一致する見出語の説明情報を英和辞書DB202より読み出し、読み出した説明情報の先頭部分を当該ヒストリ見出語とともに一覧表示させる簡易一覧表示を行う(ステップB16)。
【0084】
CPU10は、簡易一覧表示されたヒストリ見出語のうち、一のヒストリ見出語がユーザによって選択されると(ステップB18:Yes)、CPU10は、選択されたヒストリ見出語と当該ヒストリ見出語の説明情報とを表示部50に表示させ(ステップB20)、関連ヒストリ表示処理を終了する。一方、選択されなかった場合は(ステップB18:No)、関連ヒストリ表示処理を終了する。
【0085】
図9は、具体的な操作例として、「kindness」を選択見出語とし、その関連ヒストリを表示させるまでの表示画面の画面遷移例を示す図である。
【0086】
先ず、英和辞書DBキー11aが押下されると、CPU10は表示部50に入力画面W100と文字入力領域P100とを表示させる。次いで、文字入力領域P100に「kindne」と入力されると、CPU10は「kindne」から始まる見出語を英和辞書DB202より検索し、検索した見出語から順に見出語候補として一覧表示させる(図9(a))。見出語候補の先頭P102にあたる「kindness」は入力文字に一致した見出語であり、2番目以降P104はアルファベット順で「kindness」の次に英和辞書DB202に記憶されている見出語である。(図7に示すステップA10〜A14)
【0087】
そして、カーソルキー9を用いて反転表示M100が移動され「kindness」が選択されると、CPU10は、英和辞書DB202より見出語「kindness」に対応する説明情報を表示部50に表示させる。(図7に示すステップA16〜A20)
【0088】
このとき、CPU10は、選択見出語格納領域302に「kindness」を格納する(図7に示すステップA18)。そして、CPU10は、ヒストリテーブル208に選択見出語が記憶済みか否かを判別し、記憶済みでないと判別した場合、「kindness」を新しいヒストリ見出語としてヒストリテーブル208に追加登録する(図7に示すステップA22〜A24)。このとき、例えば、ヒストリ番号として「300」を格納する。
【0089】
次いで、CPU10は、類語辞書DB204より選択見出語に対応する類語として「considerate」と「understanding」とを取得し、類語格納領域304に格納する。また、CPU10は、派生語対応テーブル206より選択見出語に対応する派生語として「kind」を取得し、派生語格納領域306に格納する(図7に示すステップA26〜A28)。取得した類語又は派生語に一致するヒストリ見出語がヒストリテーブル208に記憶されているか否か検索し、ヒストリ番号「5」の「understanding」及びヒストリ番号「100」の「kind」を関連語として関連語格納領域308に格納する(図7に示すステップA30〜A34)。
【0090】
次いで、関連語のヒストリ番号「5」及び「100」を新しいヒストリ見出語「kindness」の関連ヒストリ番号に追加記憶する(図7に示すステップA36)。また、「kindness」のヒストリ番号「300」を関連語の関連ヒストリ番号にそれぞれ追加登録する(図7に示すステップA38)。また、CPU10は、選択見出語に関連するヒストリ見出語があったため、関連ヒストリマークM102を表示部50に表示させる(図7に示すステップA40)(図9(b))。
【0091】
この関連ヒストリマークM102が表示された状態で、関連ヒストリキー15が押下されると(図7に示すステップA42〜A44)、CPU10はヒストリテーブル208から、「kindness」に対応する関連ヒストリ番号「100」及び「5」を取得し、関連ヒストリ番号格納領域310に格納する(図8に示すステップB10〜B12)。そして、CPU10は、この関連ヒストリ番号に対応するヒストリ見出語「kind」及び「understanding」をヒストリテーブル208から読み出す(図8に示すステップB14)。次いで、CPU10は、読み出したヒストリ見出語に対応する説明情報を英和辞書DB202より読み出す。そして、関連ヒストリサーチ画面W102を表示部50に表示させ、見出語と当該見出語の説明情報の簡易一覧表示を行わせる(図8に示すステップB16)(図9(c))。
【0092】
関連ヒストリサーチ画面W102より、カーソルキー9を用いて反転表示M104が移動され「kind」が選択されると、CPU10は、「kind」に対応する説明情報を英和辞書DB202より読み出し、表示部50に表示させる。(図8に示すステップB18〜B20)このとき、「kind」に対応する関連ヒストリ番号があると判別し、CPU10は関連ヒストリマークM106を表示部50に表示させる(図9(d))。
【0093】
以上、第1の実施の形態によれば、ユーザは、単語の意味内容等を調べた際、当該単語(選択見出語)と類語又は派生語の関係にある単語を過去に調べたことがあるかどうかを知ることができ、また、類語又は派生語の関係にある単語が一覧表示され、説明情報を簡単に表示させることができるため、単語学習等に効果的に利用することができる。
【0094】
また、昨今の記憶媒体の低廉化に伴い、ヒストリとして記憶できる単語(見出語)の数が大幅に増加している。第1の実施の形態によれば、過去に調べた単語(見出語)であっても、関連性のある単語が検索されるため、従来の技術のような単純な時系列順の表示とは異なり、より適切な単語(見出語)のみが表示されるため、表示された単語の確認作業の手間が軽減して、使い勝手のよいヒストリ機能を実現することができる。
【0095】
尚、第1の実施の形態において、類語及び派生語の関係により関連付けを行っていたが、本発明が適用可能なものはこれに限られるものではなく、適宜変更可能である。例えば、名詞、動詞及び形容詞等の品詞別に関連付けを行ってもよい。
【0096】
また、関連ヒストリを表示させた状態で、関連付けに使用する単語間の関係性を任意に設定できるとし、関連ヒストリの表示内容を適宜変更可能としてもよい。例えば、関連付けモードとして、類語、派生語及び品詞等を設ける。そして、関連ヒストリの表示の際に、類語、派生語及び品詞等の内、何れに関連する関連語を表示するかを選択させる。例えば、関連付けモードとして類語が指定されると、関連ヒストリには選択見出語と類語の関係にあるヒストリ見出語を表示させる。また、関連付けモードとして派生語が指定されると、関連ヒストリには選択見出語と派生語の関係にあるヒストリ見出語が読み出されて表示される。
【0097】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明を適用した電子辞書1の第2の実施の形態について説明する。
【0098】
図10は電子辞書1のブロック図である。同図に示すように、電子辞書1はCPU(Central Processing Unit)10、フラッシュROM(Read Only Memory)20a、RAM(Random Access Memory)30a、入力部40、表示部50を備えて構成される。尚、第1の実施の形態において図2に示して説明した電子辞書1の備える構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0099】
第2の実施の形態を実現するために、図10に示すように、フラッシュROM20aには関連ヒストリ一覧表示プログラム220を格納し、また、RAM30aにはヒストリ見出語格納領域320とヒストリ一覧表示モード格納領域322とを格納する。
【0100】
ユーザにより関連ヒストリ一覧キー17が押下されると、CPU10は、入力部40より入力される操作信号に従って、関連ヒストリ一覧表示プログラム220をフラッシュROM20aから読み出し、RAM30aに展開することで関連ヒストリ一覧表示処理を開始する。具体的には、関連ヒストリ一覧表示処理を開始すると、先ず、CPU10は、ヒストリテーブル208から一のヒストリ見出語を読み出し、当該ヒストリ見出語に対応する説明情報を英和辞書DB202から読み出す。そして、読み出した説明情報の先頭部分を表示部50に表示させる簡易表示を行う。次いで、ヒストリ見出語に対応する関連ヒストリ番号を読み出し、当該関連ヒストリ番号に対応するヒストリ見出語をヒストリテーブル208から読み出し、一覧表示させる。
【0101】
ヒストリ見出語格納領域320は、ヒストリ見出語を格納するための記憶領域である。ヒストリ一覧表示モード格納領域322は、ヒストリ一覧表示モードを格納するための記憶領域である。ヒストリ一覧表示モードとは、電子辞書1の初期設定にて変更可能な関連ヒストリ一覧表示の表示設定であり、通常モード、説明情報マスクモード及び見出語マスクモードの3種を設けている。
【0102】
通常モードは、ヒストリ見出語を一覧表示させ、ユーザにより選択されたヒストリ見出語に対応する説明情報を簡易表示するモードである。説明情報マスクモードは、ヒストリ見出語のみを表示するモードである。見出語マスクモードは、ヒストリ見出語の説明情報のみを簡易表示するモードである。
【0103】
次に、電子辞書1の動作について、図11に示すフローチャートを用いて以下に説明する。図11は関連ヒストリ一覧表示処理のフローチャートである。ユーザによって関連ヒストリ一覧キー17が押下され、入力部40が操作信号をCPU10に入力することで、CPU10は、関連ヒストリ一覧表示プログラム220をフラッシュROM20aから読み出し、RAM30aに展開することで関連ヒストリ一覧表示処理を開始する。
【0104】
先ず、CPU10は、ヒストリテーブル208から一のヒストリ見出語を読み出し、ヒストリ見出語格納領域320に格納する(ステップC10)。
【0105】
そして、CPU10は、ヒストリ見出語が表示部50によって既に表示されているか否かを判別する(ステップC12)。表示されていると判別した場合は(ステップC12:Yes)、ステップC36へ移行し、表示されていないと判別した場合は(ステップC12:No)、ステップC14へ移行する。ヒストリ見出語が表示部50に表示されているか否かの判別は、図示しないヒストリテーブル208の表示フラグによって判別する。具体的には、関連ヒストリ一覧表示処理開始時には、ヒストリテーブル208の表示フラグは全て「0」に初期化されており、ヒストリ見出語を表示部50に表示させると対応する表示フラグを「1」とする。これにより、ステップC10において読み出したヒストリ見出語と、当該ヒストリ番号の関連ヒストリ番号に対応するヒストリ見出語とを表示部50に表示させた場合に、この関連ヒストリ番号に対応するヒストリ見出語を再びステップC10において読み出すと、当該ヒストリ見出語は表示済みとして、その表示フラグを「1」とするため、ヒストリ見出語を重複して表示させることを防ぐことができる。
【0106】
表示されていないと判別した場合(ステップC12:No)、CPU10は、ヒストリ一覧表示モード格納領域322から読み出したヒストリ一覧表示モードを判別する(ステップC14)。ヒストリ一覧表示モードが、通常モードであれば(ステップC14:通常モード)ステップC16へ、説明情報マスクモードであれば(ステップC14:説明情報マスクモード)ステップC18へ、見出語マスクモードであれば(ステップC14:見出語マスクモード)ステップC20へそれぞれ移行する。
【0107】
ヒストリ一覧表示モードが通常モードであれば(ステップC14:通常モード)、CPU10は、ヒストリ見出語格納領域320に格納されているヒストリ見出語と当該ヒストリ見出語に対応する説明情報とを英和辞書DB202から読み出し簡易表示させる(ステップC16)。
【0108】
また、ヒストリ一覧表示モードが説明情報マスクモードであれば(ステップC14:説明情報マスクモード)、CPU10は、ヒストリ見出語格納領域320に格納されているヒストリ見出語を表示させる(ステップC18)。
【0109】
また、ヒストリ一覧表示モードが見出語マスクモードであれば(ステップC14:見出語マスクモード)、CPU10は、ヒストリ見出語格納領域320に格納されているヒストリ見出語をブランクとして表示させ、また、対応する説明情報を英和辞書DB202から読み出し簡易表示させる(ステップC20)。
【0110】
そして、CPU10は、ヒストリ見出語格納領域320に格納されているヒストリ見出語の関連ヒストリ番号をヒストリテーブル208から読み出し、当該関連ヒストリ番号の有無を判別する(ステップC22)。関連ヒストリ番号があると判別した場合は(ステップC22:Yes)、ステップC24へ移行し、ないと判別した場合は(ステップC22:No)、ステップC36へ移行する。
【0111】
関連ヒストリ番号があると判別した場合(ステップC22:Yes)、CPU10は、当該関連ヒストリ番号を関連ヒストリ番号格納領域310に格納する(ステップC24)。
【0112】
次いで、当該関連ヒストリ番号に対応するヒストリ見出語をヒストリテーブル208から読み出す(ステップC26)。
【0113】
そして、CPU10は、ヒストリ一覧表示モードが見出語マスクモードか否かを判別する(ステップC28)。ヒストリ一覧表示モードが見出語マスクモードであると判別した場合は(ステップC28:Yes)、ステップC32へ移行し、ないと判別した場合は(ステップC28:No)、ステップC30へ移行する。
【0114】
ヒストリ一覧表示モードが見出語マスクモードであれば(ステップC28:Yes)、CPU10は、ステップC26で読み出したヒストリ見出語をブランクとして表示部50に表示させる(ステップC32)。
【0115】
また、ヒストリ一覧表示モードが見出語マスクモードでなければ(ステップC28:No)、CPU10は、ステップC26で読み出したヒストリ見出語を表示部50に表示させる(ステップC30)。
【0116】
次いで、CPU10は、表示部50に表示させたヒストリ見出語が一の関連性を持ったヒストリ見出語群であることを明示するために、見出語群を大枠で囲む等の関連性区別表示を表示部50に表示させる(ステップC34)。
【0117】
次いで、CPU10は、ヒストリテーブル208からのヒストリ見出語の読み出しが全件終了したか否かを判別する(ステップC36)。全件終了したと判別した場合は(ステップC36:Yes)、関連ヒストリ一覧表示処理を終了し(ステップC36:Yes)、全件終了していないと判別した場合は(ステップC36:No)、ステップC10へ移行する。
【0118】
図12は、具体的な操作例として、通常モードで「kindness」、「kind」、「deer」の順でヒストリ見出語を選択した場合の関連ヒストリ一覧表示画面の画面遷移例を示す図である。
【0119】
先ず、関連ヒストリ一覧キー17が押下されると、CPU10は、表示部50に関連ヒストリ一覧表示画面W200を表示させる。次いで、ヒストリテーブル208からヒストリ見出語「kindness」を読み出し、ヒストリ見出語格納領域320に格納する。符合P200を付加したヒストリ見出語と、当該ヒストリ見出語に対応する説明情報を英和辞書DB202より読み出し簡易表示した簡易表示画面W204とを表示させる(図11に示すステップC10〜C16)。そして、「kindness」に対応する関連ヒストリ番号「100」及び「5」をヒストリテーブル208から読み出し、当該関連ヒストリ番号に対応するヒストリ見出語「kind」及び「understanding」にそれぞれ符合「B」、「C」を付加して表示させる(図11に示すステップC22〜C30)。そして、「kindness」に関連付けされたヒストリ見出語として3つのヒストリ見出語を関連性区別枠W202で囲んで表示させる(図11に示すステップC34)。同様にして、「animal」及び「butterfly」の関連ヒストリ一覧を表示させる。このとき、各関連性区別枠内の先頭のヒストリ見出語は、ヒストリ見出語指定枠M202によって囲まれて表示され、さらに、ヒストリ一覧表示画面W200内の先頭のヒストリ見出語は、反転表示M200による選択状態として表示される(図12(a))。
【0120】
ユーザは、カーソルキー9を用いて反転表示M200を移動させることでヒストリ見出語を選択でき、選択したヒストリ見出語に対応する説明情報を表示部50に簡易表示させることができる。具体的には、「kindness」を選択させた状態(図12(a))から、カーソルキー9を用いて反転表示M200を移動させ、「kind」を選択させる(図12(b))。この選択により、CPU10は、表示部50に、「kindness」の簡易表示画面W204を「kind」の簡易表示画面W206に切り替えて表示させる。(図12(b))。
【0121】
カーソルキー9を用いて、関連性区別枠間で反転表示M204を移動させた場合も同様である。具体的には、「kind」を選択させた状態(図12(b))から、カーソルキー9を用いて「animal」の関連性区別枠W208へ反転表示M204を移動させ、「deer」を選択させる。この選択により、「deer」の簡易表示画面W210を表示させることができる(図12(c))。
【0122】
また、ヒストリ見出語に対応する符号P200が印字された文字入力キーを押下することによって、カーソルキー9と同様の操作をすることができる。具体的には、「kindness」を選択させた状態(図12(a))から、文字入力キーによって「B」を入力することで、CPU10は、「kind」の簡易表示画面W206に切り替えて表示させる(図12(b))。
【0123】
図13(a)は、図12の関連ヒストリ一覧表示を説明情報マスクモードで表示した場合の操作画面例を示す図である。
【0124】
説明情報マスクモードでは、ヒストリテーブル208から読み出されたヒストリ見出語「kindness」が、符合P200を付加されて表示部50に表示される(図11に示すステップC10→C14→C18)。また、関連ヒストリ番号に対応するヒストリ見出語がヒストリテーブル208から読み出されて表示される(図11に示すステップC22→C28→C30)。但し、各ヒストリ見出語の説明情報は表示されない。(図13(a)参照)
【0125】
ユーザは、カーソルキー9を用いて反転表示M200を移動させることで、ヒストリ見出語を選択することができる。そして、所望のヒストリ見出語を選択して決定キー7を押下することで、ヒストリ見出語と当該ヒストリ見出語の説明情報とを英和辞書DB202から読み出し表示させることができる。例えば、「kindness」を選択した状態(図13(a))から、決定キー7を押下することで、図9(b)に示すような「kindness」の説明情報を表示させることができる。
【0126】
図13(b)は、図12の関連ヒストリ一覧表示を見出語マスクモードで表示した場合の操作画面例を示す図である。
【0127】
見出語マスクモードでは、ヒストリテーブル208から読み出されたヒストリ見出語「kindness」は表示されず(ブランク表示として表示)、付加された符合P200が表示部50に表示される。また、当該ヒストリ見出語に対応する説明情報が英和辞書DB202から読み出され、簡易表示画面W206に簡易表示される(図11に示すステップC10→C14→C20)。そして、当該ヒストリ見出語の関連ヒストリ番号に対応したヒストリ見出語「kind」及び「understanding」をヒストリテーブル208から読み出し、符合P202のみを表示させる(図11に示すステップC22→C28→C32)。(図13(b))
【0128】
ユーザは、カーソルキー9を用いて反転表示M208を移動させることで、選択したヒストリ見出語に対応する説明情報を表示部50に簡易表示させることができる。そして、所望のヒストリ見出語の符合を選択して決定キー7を押下することで、ヒストリ見出語と当該ヒストリ見出語の説明情報と英和辞書DB202から読み出し表示させることができる。例えば、「kindness」に対応する符号P200の「A」を選択した状態(図13(b))から、決定キー7を押下することで、図9(b)に示すような「kindness」の説明情報を表示させることができる。
【0129】
以上、第2の実施の形態によれば、ユーザは関連ヒストリ一覧表示画面を表示させることで、過去に調べたことのある単語(見出語)を所定の関係でグループ分けし、一覧表示させることができる。このため、単語学習に好適な、使い勝手のよいヒストリ機能を実現することができる。また、その一覧表示の際に、単語のみを表示させたり、単語を表示させず簡易な説明情報のみを表示させるといったことができる。よって、過去に学習した単語の意味又は綴りを自主確認するといった単語学習に効果的な利用法を提供することができる。
【0130】
また、昨今の記憶媒体の低廉化に伴い、ヒストリとして記憶できる件数が大幅に増加している。第2の実施の形態によれば、過去に調べた単語(見出語)であっても、関連ヒストリ一覧表示画面を表示することによって、関連性のある単語をグループ分けし一覧表示させることができ、従来の技術のような煩雑な操作なしに容易に参照することができる。
【0131】
尚、第2の実施の形態において、ヒストリ一覧表示モードを3つのモードとしたが、本発明が適用可能なものはこれに限られるものではなく、適宜変更可能である。例えば、ヒストリ一覧表示モードに発音記号マスクモードを設けてもよい。具体的には、関連ヒストリ一覧表示の表示項目に発音記号の欄を設ける。そして、関連ヒストリ一覧表示の際に、反転表示M200によって指示されたヒストリ見出語の発音記号のみを表示させる。即ち、反転表示M200によって指示されたヒストリ見出語以外のヒストリ見出語に対応する発音記号はブランクとして表示させる。ユーザは、カーソルキー9を用いて反転表示M200を移動し、所望のヒストリ見出語を選択することで、当該ヒストリ見出語の発音記号を表示させる。
【0132】
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明を適用した電子辞書1の第3の実施の形態について説明する。
【0133】
図14は電子辞書1のブロック図である。同図に示すように、電子辞書1はCPU(Central Processing Unit)10、フラッシュROM(Read Only Memory)20b、RAM(Random Access Memory)30b、入力部40、表示部50を備えて構成される。尚、第1の実施の形態において図2に示して説明した電子辞書1の備える構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0134】
第3の実施の形態を実現するために、図14に示すように、フラッシュROM20bには第2関連ヒストリ登録プログラム222を格納する。
【0135】
ユーザにより辞書種別の選択キー11が押下されると、CPU10は入力部40より入力される操作信号に従って、第2関連ヒストリ登録プログラム222をフラッシュROM20bから読み出し、RAM30bに展開することで第2関連ヒストリ登録処理を開始する。第2関連ヒストリ登録処理を開始すると、先ず、第1関連ヒストリ登録処理と同様の処理によって、CPU10は、選択見出語をヒストリテーブル208に記憶させるとともに、ヒストリ見出語の一覧表示を行う。そして、CPU10が一覧表示させたヒストリ見出語の中から、ユーザが一のヒストリ見出語を選択すると、選択したヒストリ見出語と選択見出語とに所定の関連付けを行う。また、所定の関連付けが為されたヒストリ見出語があったことを示す関連ヒストリマークM304を表示部50に表示させる。
【0136】
図15は第2関連ヒストリ登録処理のフローチャートである。ユーザによって英和辞書DBキー11aが押下され、入力部40が操作信号をCPU10に入力することで、CPU10は、第2関連ヒストリ登録プログラム222をフラッシュROM20bから読み出し、RAM30bに展開することで第2関連ヒストリ登録処理を開始する。
【0137】
第1の実施の形態と同様に、CPU10は、ユーザによって入力された入力文字に適合する見出語を英和辞書DB202より検索し、見出語候補を表示部50に一覧表示させる。ユーザが見出語候補より見出語を選択すると、見出語に対応する説明情報を英和辞書DB202から読み出し、表示部50に表示させる。(ステップA10〜A20)
【0138】
そして、CPU10は、ヒストリテーブル208に選択見出語が記憶済みか否かを判別する(ステップA22)。記憶済みと判別した場合は(ステップA22:Yes)、ヒストリテーブル再構成処理(ステップA46)を行いステップD26へ移行し、記憶済みでないと判別した場合は(ステップA22:No)、選択見出語を新たなヒストリ見出語としてヒストリ番号を付加してヒストリテーブル208に追加登録し(ステップA24)、ステップD26へ移行する。
【0139】
CPU10は、ユーザによって関連ヒストリ登録キー19が押下されたか否かを判別する(ステップD26)。押下されたと判別した場合は(ステップD26:Yes)、ステップD28へ移行し、押下されないと判別した場合は(ステップD26:No)、第2関連ヒストリ登録処理を終了する。
【0140】
関連ヒストリ登録キー19が押下された場合(ステップD26:Yes)、CPU10は、ヒストリテーブル208を読み出し(ステップD28)、ヒストリ見出語をアルファベット昇順に整列し(ステップD30)、表示部50に一覧表示させる(ステップD32)。
【0141】
次いで、CPU10は、ユーザによってヒストリ一覧表示内のヒストリ見出語が選択されたか否かを判別する(ステップD34)。選択されたと判別した場合は(ステップD34:Yes)、ステップA34へ移行し、選択されないと判別した場合は(ステップD34:No)、ステップD36へ移行する。
【0142】
ヒストリ一覧表示からヒストリ見出語が選択されないと判別した場合(ステップD34:No)、CPU10は、ユーザによって文字が入力されるまで待機する(ステップD36)。文字が入力されると(ステップD36:Yes)、CPU10は、入力文字に適合するヒストリ見出語を表示部50に一覧表示させる(ステップD38)。
【0143】
次いで、CPU10は、ヒストリ見出語の一覧表示からユーザによってヒストリ見出語が選択されるまで待機する(ステップD40)。ユーザによってヒストリ見出語が選択されると、第1の実施の形態と同様に、CPU10は、選択されたヒストリ見出語を関連語として、関連語と新たなヒストリ見出語に所定の関連付けを行う(ステップA34〜A38)。
【0144】
そして、CPU10は、選択見出語と当該選択見出語の説明情報を英和辞書DB202から読み出し表示部50に再表示させる(ステップD42)。
【0145】
次いで、CPU10は、関連ヒストリマークM108を表示部50に表示させる(ステップD44)。
【0146】
次いで、CPU10は、第1の実施の形態と同様に、ユーザによる関連ヒストリキー15が押下され関連ヒストリを表示すると判別すると(ステップA42:Yes)、ステップA44へ移行し、押下されず関連ヒストリを表示しないと判別すると(ステップA42:No)、第1関連ヒストリ登録処理を終了する。
【0147】
図16は、具体的な操作例として「deer」を選択見出語とし、ヒストリテーブル208に既に記憶されている「animal」と関連付けさせるまでの表示画面の画面遷移例を示す図である。
【0148】
先ず、英和辞書DBキー11aが押下されると、第1の実施の形態と同様に、CPU10は表示部50に検索表示画面W300と文字入力領域P300を表示させ、ユーザによって入力された入力文字「deer」から始まる見出語を英和辞書DB202より検索し、検索した見出語から順に見出語候補P302として一覧表示させる(図16(a))。(図15に示すステップA10〜A14)
【0149】
そして、カーソルキー9を用いて反転表示M300が移動され、「deer」が選択されると、CPU10は英和辞書DB202より「deer」に対応する説明情報を読み出して表示部50に表示させる(図16(b))。(図15に示すステップA16〜A20)
【0150】
「deer」の説明情報が表示されている状態で、ユーザにより関連ヒストリ登録キー19が押下されると、ヒストリテーブル208のヒストリ見出語をアルファベット昇順に整列させた英和辞書ヒストリ画面W302を表示部50に表示させる(図16に示すステップD26〜D32)。そして、ユーザによりヒストリ検索文字入力領域P304に「an」と入力されると、「an」から始まるヒストリ見出語候補P306をアルファベット昇順に一覧表示させる(図16(c))。(図15に示すステップD34〜D40)
【0151】
次いで、ユーザにより反転表示M302が移動され、ヒストリ見出語候補P306から「animal」が選択されると、第1の実施の形態と同様に、CPU10は、「deer」と「animal」の関連ヒストリ番号にそれぞれのヒストリ番号を追加記憶することで関連付けを行う(図15に示すステップA34〜A38)。そして、選択見出語と当該選択見出語の説明情報を英和辞書DB202から読み出して再表示させる(図15に示すステップD42)。また、選択見出語に関連するヒストリ見出語あった場合には、関連ヒストリマークM304を表示部50に表示させる(図9(d))。(図15に示すステップD44)
【0152】
以上、第3の実施の形態によれば、ユーザは、単語の意味内容を調べた際、当該単語(選択見出語)とヒストリに記憶されているヒストリ見出語とに、自分自身の考える関連性で関連付けを持たせることができ、連想記憶的な学習に効果的なヒストリ機能を実現できる。
【0153】
以上、3つの実施の形態において、この実施の形態では英和辞書DBを適用例として説明したが、本発明の適用可能なものはこれに限られたものではなく、適宜変更可能である。例えば、和英辞書DB、国語辞書DB又は漢和辞書DBに適用してもよい。
【0154】
また、この実施の形態では電子辞典、電子事典等を含む電子辞書を適用例として説明したが、このような製品に限定されず、携帯電話、パソコン、電子時計、PDA(Personal Digital Assistants)等の電子機器全般に適用可能である。
【0155】
また、上記した実施の形態では、電子辞書1を、単体で動作するいわゆるスタンドアローン型の装置として説明したが、本発明が適用可能な装置はこれに限られるものではなく、以下のようにしてもよい。即ち、通信装置を内蔵或いは接続可能に構成し、サーバと通信することによって本発明に係る装置を実現することも可能である。
【0156】
図17は、通信装置を内蔵した電子辞書端末500と、サーバ600とが通信回線Nを介して通信可能に接続されたシステム構成の概略構成例を示す図である。サーバ600は、例えば、汎用のワークステーションやサーバ用コンピュータ等によって構成されるものであり、電子辞書端末500は、携帯電話機や、通信装置を内蔵したパソコン、通信装置を内蔵した電子辞書等により構成されるものである。通信回線Nは、有線/無線の電話網やインターネット網等である。
【0157】
図17において、上記した実施の形態の電子辞書1の主要機能を有する機能ブロックを太線で示した。例えば、第1の実施の形態における電子辞書1のCPU10が実行する第1関連ヒストリ登録処理や関連ヒストリ表示処理等は、サーバ600のCPU602が実行する。また、フラッシュROM20が記憶する各種データや各種プログラム等は、サーバ600が備えるハードディスク等から構成される記憶部614が記憶する。また、第1関連ヒストリ登録処理や関連ヒストリ表示処理等の実行に伴うデータはサーバ600のRAM606が記憶する。
【0158】
一方、電子辞書1の入力部40及び表示部50は、それぞれ、電子辞書端末500の入力部508及び表示部510に相当する。
【0159】
すなわち、サーバ600がホスト(或いはサーバ)、電子辞書端末500が端末(或いはクライアント)に相当するホスト・端末のシステム(或いはクライアント/サーバ型のシステム)を形成する。そして、電子辞書端末500の入力部508から入力された入力文字等が通信装置512を介してサーバ600に送信され、サーバ600のCPU602が記憶部614に記憶された各種データ及び各種プログラムに従って第1関連ヒストリ登録処理や関連ヒストリ表示処理等を実行し、通信装置612を通じて処理結果を電子辞書端末500に送信して表示部510に表示させる。このように、サーバ600及び電子辞書端末500から構成されるシステムで、本発明を実現することも可能である。この場合、電子辞書端末500においては、各種辞書DBや第1関連ヒストリ登録プログラム210、関連ヒストリ表示プログラム212、ヒストリテーブル208等を記憶しておく必要がなく、また第1関連ヒストリ登録処理、関連ヒストリ表示処理等を実行する必要もない。このため、演算処理能力が比較的低いCPU502や、記憶容量等が比較的小さいROM504等を具備する電子辞書端末500(例えば携帯電話)であってもよい。
【0160】
また、同様に、第2及び第3の実施の形態における電子辞書1の主要機能を有するサーバ600を実現することで、上記と同様のホスト・端末のシステムを形成する。
【0161】
具体的には、第2及び第3の実施の形態におけるCPU10が、サーバ600のCPU602に相当し、関連ヒストリ一覧表示処理及び第2関連ヒストリ登録処理をCPU602が実行する。また、フラッシュROM20a及びフラッシュROM20bが、サーバ600の記憶部614に相当する。また、RAM30a及びRAM30bが、サーバ600のRAM606に相当し、関連ヒストリ一覧表示処理及び第2関連ヒストリ登録処理の実行に伴うデータをRAM606が記憶する。
【発明の効果】
【0162】
請求項1記載の発明によれば、説明情報記憶手段に記憶された見出語から、ユーザが見出語を選択するだけで、類語記憶手段から選択見出語の関連語である類語が抽出され、さらに過去に選択した見出語と同じ見出し語が蓄積記憶手段に記憶されているか判別されて、見出語の説明情報の表示の際に、見出語の関連語が蓄積記憶手段に記憶されている旨の表示を直ちに行うことができる。従って、見出語を選択するだけで説明情報の表示の際に、過去に検索した関連語があるか否かが直ちに明示表示されるので、単語(見出語)の学習用として好適なヒストリ機能を実現できる。
【0163】
請求項2に記載の発明によれば、さらに、説明情報記憶手段に記憶された見出語から、ユーザが見出語を選択するだけで、派生語記憶手段から選択見出語の関連語である派生語が抽出され、さらに蓄積記憶手段から過去に選択した見出語と同じ見出し語が記憶されているか判別されて、見出語の説明情報の表示の際に、見出語の関連語が蓄積記憶手段に記憶されている旨の表示を直ちに行うことができる。従って、たとえば辞書検索を行うだけで説明情報の表示の際に、過去に検索した派生語を含む関連語があるか否かが直ちに明示表示されるので、単語(見出語)の学習用として好適なヒストリ機能を実現できる。
【0164】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、蓄積記憶手段に記憶されている旨の表示がなされている場合に、その関連語を読み出して表示することができ、さらに表示から一の関連語を選択すると、関連語に対応する見出語の説明情報を前記説明情報記憶手段から読み出して表示することができる。従って、たとえば、学習中の見出語の関連語で既に学習済みの見出語を一覧表示で再度確認できるだけでなく、その学習済みの見出語の説明情報を表示させることもでき、過去の単語学習に関連づけた単語学習を行え、単語(見出語)の学習用として好適なヒストリ機能を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は電子辞書の斜視概観図の一例、(b)は電子辞書のキー配列の一例を示す図。
【図2】第1の実施の形態における電子辞書の機能構成の一例を示すブロック図。
【図3】英和辞書DBのテーブル構成の一例を示す図。
【図4】類語辞書DBのテーブル構成の一例を示す図。
【図5】派生語対応テーブルのテーブル構成の一例を示す図。
【図6】ヒストリテーブルのテーブル構成の一例を示す図。
【図7】第1の実施の形態における第1関連ヒストリ登録処理を説明するためのフローチャート。
【図8】第1の実施の形態における関連ヒストリ表示処理を説明するためのフローチャート。
【図9】第1の実施の形態における電子辞書の操作例を説明するための画面遷移例を示す図。
【図10】第2の実施の形態における電子辞書の機能構成の一例を示すブロック図。
【図11】第2の実施の形態における関連ヒストリ一覧表示処理を説明するためのフローチャート。
【図12】第2の実施の形態における通常モードの電子辞書の操作例を説明するための画面遷移例を示す図。
【図13】第2の実施の形態における(a)は説明情報マスクモード、(b)は見出語マスクモード、でのそれぞれの電子辞書の画面表示例を示す図。
【図14】第3の実施の形態における電子辞書の機能構成の一例を示すブロック図。
【図15】第3の実施の形態における第2関連ヒストリ登録処理を説明するためのフローチャート。
【図16】第3の実施の形態における電子辞書の操作例を説明するための画面遷移例を示す図。
【図17】電子辞書端末とサーバとで構成されるシステムの概略構成例を示す図。
【符号の説明】
1 電子辞書
3 ディスプレイ
5 各種キー群
10 CPU
20 フラッシュROM
30 RAM
40 入力部
50 表示部
202 英和辞書DB
204 類語辞書DB
206 派生語対応テーブル
208 ヒストリテーブル
210 関連ヒストリ登録プログラム
210 関連ヒストリ表示プログラム
220 関連ヒストリ一覧表示プログラム

Claims (4)

  1. 見出語と当該見出語の説明情報とが対応付けられて集合された集合情報を記憶する説明情報記憶手段と、
    この説明情報記憶手段に記憶された見出語の中から一の見出語を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された見出語に対応する説明情報を前記説明情報記憶手段から読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御手段と、
    前記選択手段により選択された見出語を蓄積的に記憶する蓄積記憶手段と、
    各見出語に対応づけて見出語の関連語である類語を記憶する類語記憶手段と、
    前記選択手段により見出語が選択された際に、選択された見出語に対応する類語をこの類語記憶手段から取得する類語取得手段と、
    この類語取得手段により取得された類語と同じ見出語が前記蓄積記憶手段に記憶されているか否かを判別する蓄積類語判別手段と、
    この蓄積類語判別手段により記憶されていると判別された場合に、前記説明情報表示制御手段による見出語の説明情報の表示の際に、見出語の関連語が蓄積記憶手段に記憶されている旨の表示を行う関連語蓄積明示表示手段と、
    を備えることを特徴とする情報表示制御装置。
  2. 各見出語に対応づけて見出語の関連語である派生語を記憶する派生語記憶手段と、
    前記選択手段により見出語が選択された際に、選択された見出語に対応する派生語をこの派生語記憶手段から取得する派生語取得手段と、
    前記派生語取得手段により取得された派生語と同じ見出語が前記蓄積記憶手段に記憶されているか否かを判別する蓄積派生語判別手段と、
    を備え、
    前記関連語蓄積明示表示手段は、この蓄積派生語判別手段により取得された派生語と同じ見出語が前記蓄積記憶手段に記憶されていると判別された場合に、前記説明情報表示制御手段による見出語の説明情報の表示の際に、見出語の関連語が蓄積記憶手段に記憶されている旨の表示を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示制御装置。
  3. 前記関連語蓄積明示表示手段により前記見出語の関連語が蓄積記憶手段に記憶されている旨の表示がなされている場合に、所定の操作入力がなされたとき、前記見出語の関連語を前記蓄積記憶手段に記憶された見出語の中から読み出して一覧表示する制御を行う蓄積関連語表示制御手段と、
    この蓄積関連語表示制御手段により表示された関連語の中から一の関連語を選択する蓄積見出語選択手段と、
    この蓄積見出語選択手段により選択された関連語に対応する見出語の説明情報を前記説明情報記憶手段から読み出して表示する制御を行う蓄積関連語説明情報表示制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示制御装置。
  4. コンピュータに、
    見出語と当該見出語の説明情報とが対応付けられて集合された集合情報を記憶する説明情報記憶機能と、
    この説明情報記憶機能により記憶された見出語の中から一の見出語を選択する選択機能と、
    この選択機能により選択された見出語に対応する説明情報を前記説明情報記憶機能による集合情報の中から読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御機能と、
    前記選択機能により選択された見出語を蓄積的に記憶する蓄積記憶機能と、
    各見出語に対応づけて見出語の関連語である類語を記憶する類語記憶機能と、
    前記選択機能により見出語が選択された際に、選択された見出語に対応する類語をこの類語記憶機能の類語から取得する類語取得機能と、
    この類語取得機能により取得された類語と同じ見出語が前記蓄積記憶機能により記憶されているか否かを判別する蓄積類語判別機能と、
    この蓄積類語判別機能により記憶されていると判別された場合に、前記説明情報表示制御機能による見出語の説明情報の表示の際に、見出語の関連語が蓄積記憶機能により記憶されている旨の表示を行う関連語蓄積明示表示機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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