以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施の形態に係る電子機器について説明する。また、以下の説明では、同一の部材には同一の参照符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
以下では、電子機器の一例として、電子辞書を説明する。ただし、電子機器は、電子辞書に限定されるものではなく、複数の辞書コンテンツを記憶しており、各辞書コンテンツ内で見出し語の検索ができるものであればよい。たとえば、電子機器は、電子辞書機能を有するスマートフォン、タブレット等の各種の機器であってもよい。見出し語とは、辞書コンテンツにおいて、項目として設定された語または句であり、一定の順序で配列されている。
[実施の形態1]
<ハードウェア構成>
図1は、実施の形態1に係る電子辞書の外観を表した図である。図1を参照して、電子辞書1は、タッチスクリーン105と、複数の操作キー107とを備える。タッチスクリーン105は、ディスプレイとタッチパネルとを含んで構成される。タッチパネルは、ユーザの指、スタイラスペン9等による入力を受ける。
図2は、電子辞書1のハードウェア構成を示した図である。図2を参照して、電子辞書1は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)101と、データを不揮発的に格納するROM(Read Only Memory)102と、データを揮発的に格納するRAM(Random Access Memory)103と、フラッシュメモリ104と、タッチスクリーン105と、スピーカ106と、電子辞書1のユーザによる指示の入力を受ける操作キー107と、通信IF(Interface)108と、IC(Integrated Circuit)カードリーダライタ109と、電源ユニット110とを備える。
タッチスクリーン105は、表示装置としての矩形状のディスプレイ1051と、入力装置としてのタッチパネル1052とにより構成される。具体的には、タッチスクリーン105は、ディスプレイ1051(たとえば液晶ディスプレイ)上にタッチパネル1052を位置決めした上で固定することにより実現される。なお、タッチスクリーンは、タッチパネルディスプレイ、タッチパネル付きディスプレイ、あるいはタッチパネルモニタとも称される。タッチスクリーン105は、タッチ位置の検出方法として、たとえば抵抗膜方式または静電容量方式を用いることができる。
フラッシュメモリ104は、不揮発性の半導体メモリである。フラッシュメモリ104は、CPU101が実行するオペレーティングシステムおよび各種のプログラム1041、各種のコンテンツおよびデータを格納している。また、フラッシュメモリ104は、電子辞書1が生成したデータ、電子辞書1の外部装置から取得したデータ等の各種データを記憶する。
フラッシュメモリ104は、たとえば、辞書コンテンツとして、複数種類の英和辞典を記憶している。また、フラッシュメモリ104は、上記データとして、後述する単語帳データを記憶する。
スピーカ106は、CPU101からの指令に応じて音を発生させる。通信IF108は、他の装置と通信を行なうための用いられるインターフェースである。通信IF108は、無線および/または有線にてデータを送信するための処理を行なう。
タッチパネル1052は、ユーザの指およびスタイラスペン9等による入力(タッチ入力)を受ける入力デバイスである。CPU101は、タッチパネル1052からの出力に基づいて入力位置を特定し、当該特定した入力位置に基づいた画面表示を行なう。
各構成要素101〜110は、相互にデータバスによって接続されている。ICカードリーダライタ109には、メモリカード1091が装着される。
電子辞書1における処理は、各ハードウェアおよびCPU101により実行されるプログラム1041によって実現される。プログラム1041は、フラッシュメモリ104に予め記憶されている場合がある。また、プログラム1041は、メモリカード1091その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、プログラム1041は、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなプログラム1041は、ICカードリーダライタ109その他の読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IFを介してダウンロードされた後、フラッシュメモリ104に一旦格納される。プログラム1041は、CPU101によってフラッシュメモリ104から読み出され、さらにフラッシュメモリ104に実行可能な形式で格納される。
同図に示される電子辞書1を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、実施の形態1の本質的な部分は、フラッシュメモリ104、メモリカード1091その他の記憶媒体に格納されたプログラム1041、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なプログラム1041であるともいえる。なお、電子辞書1の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD-ROM、CD−ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。
ここでいうプログラム1041とは、CPU101により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
<機能的構成>
図3は、電子辞書1の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。図3を参照して、電子辞書1は、入力部2と、表示部3と、記憶部4と、制御部5とを備えている。
入力部2は、ユーザによる入力を受ける。入力部2は、受けた入力に基づく指令を制御部5に送る。入力部2は、図2のタッチパネル1052、操作キー107に対応する。
表示部3は、ユーザへ情報を提示するための画面やユーザ操作を促す画面などを表示する。表示部3は、図2のディスプレイ1051に対応する。
記憶部4は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、複数のコンテンツ、および各種のデータを記憶している。記憶部4は、図2のROM102、RAM103、フラッシュメモリ104に対応する。記憶部4は、コンテンツ記憶部41と、単語帳記憶部42と、検索履歴記憶部43とを有する。
コンテンツ記憶部41は、第1英和辞典41a、第2英和辞典41b、第3英和辞典41c等の複数の辞書コンテンツを予め記憶している。なお、記憶部4には、外部から新たなコンテンツを記憶させることが可能である。
コンテンツ記憶部41は、互いに関連している複数の辞書コンテンツからなる関連コンテンツ群を記憶している。ここでは、第1英和辞典41a、第2英和辞典41bおよび第3英和辞典41cが関連コンテンツ群を構成する。第1英和辞典41a、第2英和辞典41bおよび第3英和辞典41cは、いずれも英和辞典であるが、編集者、見出し語の数等が異なる。
コンテンツ記憶部41が記憶する辞書コンテンツは、複数の見出し語の各々と、当該見出し語の意味とを対応付けたデータである。1つの見出し語が複数の意味を示す場合、辞書コンテンツは、当該見出し語と当該複数の意味とを対応付けている。
単語帳記憶部42は、関連コンテンツ群に含まれる複数の辞書コンテンツに共通の、ユーザが過去に検索した見出し語の一覧を示す情報を共通単語帳データ(以下、単に単語帳データという場合がある)として記憶している。単語帳記憶部42は、関連コンテンツ群ごとに単語帳データを割り当てる。実施の形態1において、単語帳記憶部42は、第1英和辞典41a、第2英和辞典41bおよび第3英和辞典41cからなる関連コンテンツ群について、英単語帳データ42aが生成される。
図4は、英単語帳データの一例を示す図である。図4を参照して、英単語帳データ42aは、登録された見出し語と、表示番号と、当該見出し語が検索された辞書コンテンツを識別するコンテンツ識別情報と、登録日時と、暗記回数とを対応付けた情報である。
図3に戻って、検索履歴記憶部43は、各辞書コンテンツについて、当該辞書コンテンツにおいて検索された見出し語の一覧を示す検索履歴データを記憶する。検索履歴記憶部43は、第1英和辞典41aに対応する第1履歴データ43a、第2英和辞典41bに対応する第2履歴データ43b、第3英和辞典41cに対応する第3履歴データ43c等を記憶する。
制御部5は、電子辞書1の全体の動作を制御する。制御部5は、図2のCPU101による演算処理によって実現される。制御部5は、検索部50と、単語帳管理部51と、表示制御部52とを備える。
検索部50は、入力部2が受けた検索指示に従って、指定された辞書コンテンツから検索対象となる見出し語の検索を行なう。
単語帳管理部51は、各関連コンテンツ群に対応する単語帳記憶部42が記憶する単語帳データ(本実施の形態1では英単語帳データ42a)と、各辞書コンテンツに対応する検索履歴データとの管理を行なう。
単語帳管理部51は、新たな辞書コンテンツがコンテンツ記憶部41に格納されると、当該辞書コンテンツに対応する検索履歴データを生成し、生成した検索履歴データを検索履歴記憶部43に格納する。
単語帳管理部51は、新たな関連コンテンツ群を構成する複数の辞書コンテンツがコンテンツ記憶部41に格納されると、当該関連コンテンツ群に属する辞書コンテンツに対して共通する単語帳データ(共通単語帳データ)を生成し、生成した単語帳データを単語帳記憶部42に格納する。
単語帳管理部51は、検索部50がある辞書コンテンツにおいて見出し語の検索を実行した場合、当該辞書コンテンツに対応する検索履歴データに、検索した見出し語を登録する。さらに、検索された辞書コンテンツが関連コンテンツ群に属する場合、単語帳管理部51は、当該関連コンテンツ群に対応する単語帳データに、検索した見出し語を登録する。
表示制御部52は、表示部3における表示を制御する。つまり、表示制御部52は、入力部2が受けた指示に従って、タッチスクリーン105のディスプレイ1051の表示を制御する。表示制御部52は、電子辞書1の向きに応じて、矩形状のディスプレイ1051の長辺が横方向となる横画面と、長辺が縦方向となる縦画面とを切り替える。表示制御部52による処理の例については後述する。
<処理の内容と表示例>
以下に、電子辞書1における処理の概要および表示部3の表示内容の例について、図5〜図12を参照しながら説明する。
<見出し語の登録処理>
図5は、電子辞書1における単語帳データへの見出し語の登録処理の流れを示すフローチャートである。
まず、単語帳管理部51は、いずれかの辞書コンテンツにおいて検索部50が見出し語の検索を実行したか判断する(ステップS1)。
検索部50が見出し語の検索を実行した場合(ステップS1でYES)、単語帳管理部51は、検索された見出し語を、当該辞書コンテンツに対応する検索履歴データに登録する(ステップS2)。
次に、単語帳管理部51は、検索範囲である辞書コンテンツが関連コンテンツ群に属するコンテンツか否か判断する(ステップS3)。
単語帳管理部51は、単語帳データと、当該単語帳データに対応する関連コンテンツ群に属する辞書コンテンツを識別するコンテンツ識別情報とを対応付けた情報も管理している。単語帳管理部51は、当該情報を確認することで、辞書コンテンツが関連コンテンツ群に属するコンテンツか否か判断する。
検索範囲である辞書コンテンツが関連コンテンツ群に属する場合(ステップS2でYES)、単語帳管理部51は、当該関連コンテンツ群に対応する単語帳データに、検索対象である見出し語が既に登録されているか判断する(ステップS4)。以下では、検索範囲である辞書コンテンツが属する関連コンテンツ群に対応する単語帳データが英単語帳データ42aであるとする。
見出し語がまだ英単語帳データ42aに登録されていない場合(ステップS4でNO)、単語帳管理部51は、検索対象である見出し語を英単語帳データ42aに登録する(ステップS5)。具体的には、単語帳管理部51は、検索対象である見出し語と、表示番号と、検索範囲である辞書コンテンツを識別するコンテンツ識別情報と、現在の日時を示す登録日時と、0回を示す暗記回数とを対応付けたレコードを英単語帳データ42aに追加する。
このとき、単語帳管理部51は、英単語帳データ42aに登録済の表示番号の最大値に1だけ加算した番号を、新たな登録する見出し語の表示番号とする。これにより、後述するソート処理が行なわれない場合、表示番号は、登録された順に割り振られる。
その後、ステップS1に処理が戻される。また、ステップS1でNoの場合、ステップS3でNOの場合、およびステップS4でYESの場合もステップS1に処理が戻される。
図6は、検索部50による見出し語の検索例を示す図である。図6(a)は、検索部50が第1英和辞典41aに含まれる見出し語の中から検索対象となる見出し語を選択するための画面例を示している。
図6(a)に示す画面において、選択された検索対象の見出し語の意味の表示指示を入力部2が受けると(例えば、見出し語が選択された状態で決定を示す操作キー107が押下されると)、検索部50は、検索対象の見出し語(図6では「have」)に対応する意味を、第1英和辞典41aから読み出し、読み出した意味を表示制御部52に出力する。その結果、表示制御部52は、図6(c)に示されるように、検索部50から受けた意味を示す画面を表示部3に表示させる。
図6(b)は、コンテンツ記憶部41が記憶する全ての辞書コンテンツの中から、検索対象となる見出し語「have」を含む辞書コンテンツを選択するための画面例を示している。
図6(b)に示す画面において、辞書コンテンツの選択指示を入力部2が受けると、検索部50は、選択されたコンテンツから、検索対象の見出し語(「have」)に対応する意味を読み出し、読み出した意味を表示制御部52に出力する。ここで、選択された辞書コンテンツが第1英和辞典41aである場合、表示制御部52は、図6(c)に示されるように、検索部50から受けた意味を示す画面を表示部3に表示させる。
図6(d)は、あるコンテンツ(ここでは、カタカナ入力辞典)の内容が表示部3に表示されている状態において、当該内容に含まれる語を検索対象の見出し語とし、当該見出し語(図では「have」)を含む辞書コンテンツを選択するための画面例を示している。カタカナ入力辞典は、カタカナ(日本語の表音文字)と、当該カタカナで示される音に対応する英単語と、当該英単語の日本語の意味とを対応付けたコンテンツである。
図6(d)に示す画面において、辞書コンテンツの選択指示を入力部2が受けると、検索部50は、選択された辞書コンテンツ(ここでは、第1英和辞典41a)から、検索対象の見出し語(「have」)に対応する意味を読み出し、読み出した意味を表示制御部52に出力する。このとき、表示制御部52は、図6(e)に示されるように、検索部50から受けた意味を示す画面を、表示部3の一部の領域に表示させる。
このように、辞書コンテンツから検索部50が見出し語に対応する意味を読み出し、読み出された意味を示す画面が表示部3に表示されたことをもって、単語帳管理部51は、検索部50が見出し語の検索を実行したと判断する。
このようにして、電子辞書1は、関連コンテンツ群に属する辞書コンテンツ(第1英和辞典41a、第2英和辞典41bおよび第3英和辞典41c)のうちのいずれかの辞書コンテンツにおいて見出し語が検索された場合、辞書コンテンツに対応する検索履歴データに当該見出し語が登録されるとともに、関連コンテンツ群に対応する英単語帳データ42aにも当該見出し語が登録される。そのため、第1英和辞典41a、第2英和辞典41bおよび第3英和辞典41cのいずれかにおいて過去に検索した見出し語を確認したい場合、ユーザは、英単語帳データ42aのみを確認すればよい。
<単語帳リストの表示処理>
次に、電子辞書1における、単語帳データに登録された見出し語の一覧を示すリスト画面の表示処理の概要について説明する。
図8は、リスト画面の一例を示す図である。なお、図8(a)は、横画面の場合のリスト画面を示し、(b)は、縦画面の場合のリスト画面を示す。
図8を参照して、リスト画面60は、例えば、見出し語の一覧を示す領域61と、各見出し語の暗記回数(図8(a)では「覚えた回数」と記す)を示す領域62と、見出し語のソート指示を入力するためのボタン63と、見出し語の意味の表示指示を入力するためのボタン64と、登録済の見出し語の復習開始の指示を入力するためのボタン65と、決定ボタン66と、画面を戻す指示を入力するためのボタン67と、ホーム画面への遷移指示を入力するためのボタン68と、領域61においてカーソル位置にある見出し語の表示位置を示す領域69とを含む。
ここで、ホーム画面とは、電子辞書1の起動時に表示される画面であり、各種の機能を起動するためのアイコンが配置された画面である。
図8において、リスト画面60は、見出し語の確認のために利用される。そのため、見出し語の意味の表示指示を入力するためのボタン64と、登録済の見出し語の復習開始の指示を入力するためのボタン65とが押下される頻度が高い。そのため、リスト画面60において、ボタン64およびボタン65は、最も押しやすい位置に配置される。すなわち、横画面では、ボタン64およびボタン65がリスト画面60の右側に配置され、右手で押しやすくなる。また、縦画面では、ボタン64およびボタン65がリスト画面下側に横に並べて配置される。
領域69には、領域61においてカーソル位置にある見出し語の表示番号と、登録されている見出し語の全数とが表示される。これにより、ユーザは、英単語帳データ42aに登録されている見出し語の全数と、領域61においてカーソル位置にある見出し語の上に表示される見出し語の個数と、領域61においてカーソル位置にある見出し語の下に表示される見出し語の個数とを把握することができる。
なお、表示制御部52は、英単語帳データ42aに登録されている見出し語の全てを領域61に表示できない場合、一部のみを領域61に表示し、スクロールボタン60aへの操作に応じて画面をスクロールさせる。これにより、ユーザは、登録されている見出し語の全てを確認することができる。
図7は、単語帳リストの表示処理の流れを示すフローチャートである。まず、表示制御部52は、入力部2が単語帳リストの表示指示を受けたか否かを判断する(ステップS11)。なお、入力部2は、各種の機能の一覧を示す画面が表示部3に表示されている状態において、単語帳リストの表示指示を受け付け可能である。入力部2が単語帳リストの表示指示を受けていない場合(ステップS11でNO)、再度ステップS11に処理が戻される。
入力部2が単語帳リストの表示指示を受けた場合(ステップS11でYES)、表示制御部52は、単語帳記憶部42から指定された単語帳データを読み出す。以下では、図3に示す英単語帳データ42aが指定されたとする。そして、表示制御部52は、読み出した英単語帳データ42aに含まれる見出し語と暗記回数とを示すリスト画面を表示部3に表示させる(ステップS12)。
このとき、表示制御部52は、英単語帳データ42aの表示番号に従って、英単語帳データ42aに登録されている見出し語を並べたリスト画面を表示させる。
ステップS12の後に、表示制御部52は、入力部2が見出し語のソート指示を受けたか否か判断する(ステップS13)。表示制御部52は、例えば、図8に示すボタン63が押下された場合に、見出し語のソート指示が入力されたと判断する。
見出し語のソート指示を受けた場合(ステップS13でYES)、単語帳管理部51は、英単語帳データ42aの表示番号を更新する。そして、表示制御部52は、更新された表示番号に従って見出し語を並べた一覧を含むリスト画面60を表示部3に表示させる(ステップS14)。
例えば、暗記回数の昇順または降順でのソート指示を受けた場合、単語帳管理部51は、英単語帳データ42aの暗記回数に基づいて、英単語帳データ42aの表示番号を変更する。このとき、同じ暗記回数の見出し語が複数存在する場合、単語帳管理部51は、登録日時の古い見出し語ほど小さい表示番号になるように、英単語帳データ42aの表示番号を変更する。
また、登録日時の昇順または降順でのソート指示を受けた場合、表示制御部52は、英単語帳データ42aの登録日時に基づいて、英単語帳データ42aの表示番号を変更する。
電子辞書1における処理は、ステップS14の後にステップS15に移される。また、見出し語のソート指示を受けていない場合(ステップS13でNO)もステップS15に処理が移される。
ステップS15において、表示制御部52は、対象となる見出し語について意味の表示指示を入力部2が受けたか否か判断する。表示制御部52は、例えば図8に示すリスト画面60において、ボタン64またはボタン66が押下された場合に、領域61においてカーソル位置にある見出し語に対する意味の表示指示が入力されたと判断する。
見出し語の意味の表示指示の入力を受けた場合(ステップS15でYES)、表示制御部52は、当該見出し語の意味を示す確認画面を表示部3に表示させる(ステップS16)。ステップS16の詳細については後述する。
次に、電子辞書1における処理は、ステップS17に移される。また、見出し語の意味の表示指示の入力を受けていない場合(ステップS15でNO)もステップS17に処理が移される。
ステップS17において、表示制御部52は、登録済の見出し語の復習開始の指示を入力部2が受けたか否か判断する。表示制御部52は、例えば図8に示すリスト画面60において、ボタン65が押下された場合に、復習開始の指示が入力されたと判断する。
復習開始の指示を入力部2が受けた場合(ステップS17でYES)、表示制御部52は、登録済の見出し語の復習処理を実行する(ステップS18)。ステップS18の詳細については後述する。
次に、電子辞書1における処理は、ステップS19に移される。また、復習開始の指示の入力を受けていない場合(ステップS17でNO)もステップS19に処理が移される。
ステップS19において、表示制御部52は、他の画面への遷移指示を入力部2が受けたか否か判断する。表示制御部52は、例えば図8に示すリスト画面60において、ボタン67またはボタン68が押下された場合に、他の画面への遷移指示が入力されたと判断する。
他の画面への遷移指示を入力部2が受けた場合(ステップS19でYES)、表示制御部52は、指示に応じた画面を表示部3に表示し(ステップS20)、リスト画面60の表示処理を終了する。
例えば、ステップS19でボタン67が押下された場合、表示制御部52は、ステップS11の処理時の画面を表示部3に表示させる。また、ステップS19でボタン68が押下された場合、表示制御部52は、ホーム画面を表示部3に表示させる。
一方、他の画面への遷移指示の入力を受けていない場合(ステップS19でNO)、ステップS13に処理が戻される。
<見出し語の意味の表示処理>
図9は、図7のステップS16における、英単語帳データ42aに登録された見出し語の意味の表示処理の流れを示すフローチャートである。図10は、見出し語の意味の表示処理において表示される画面の一例を示す図である。なお、図10(a)の画面は、図8(b)の画面と同一である。
図9と図10とを参照して、図10(a)に示されるようなリスト画面60において、見出し語の意味の表示指示を入力するためのボタン64が押下されると、電子辞書1は、図9に示すステップS161の処理を実行する。
ステップS161において、検索部50は、対象となる見出し語に対応するコンテンツ識別情報を英単語帳データ42aから読み出す。検索部50は、読み出したコンテンツ識別情報で示される辞書コンテンツから、対象となる見出し語に対応付けられた意味を読み出し、読み出した意味を表示制御部52に出力する。表示制御部52は、検索部50により読み出された意味の一部(例えば、先頭の所定数の文字)を表示対象とする。なお、表示制御部52は、対象となる見出し語に複数の意味が対応付けられている場合、各意味について一部(例えば、先頭の所定数の文字)を表示対象とする。
そして、表示制御部52は、見出し語の意味を示す確認画面として、表示対象(つまり、辞書コンテンツから読み出した意味の一部)を示す簡易画面を表示部3に表示させる。
図10(b)は、簡易画面の一例を示す図である。図10(b)を参照して、表示制御部52は、辞書コンテンツから読み出した意味の一部を示す領域75と、暗記したことを示す情報を入力するためのボタン(図では、「知ってる」と記されたボタン)71と、まだ暗記できていないことを示す情報を入力するためのボタン(図では、「知らない」と記されたボタン)72と、削除指示を入力するためのボタン73と、決定ボタン66と、画面を戻す指示を入力するためのボタン67とを含む簡易画面70を表示部3に表示させる。
なお、表示制御部52は、表示対象(つまり、辞書コンテンツから読み出された意味の一部)の全てを領域75に同時に表示できない場合、表示対象の一部のみを領域75に表示し、スクロールボタン76への操作に応じて画面をスクロールさせる。これにより、表示制御部52は、表示対象の全てを表示することができる。
図9に戻って、ステップS161の後に、表示制御部52は、詳細画面への遷移指示を入力部2が受けたか否か判断する(ステップS162)。表示制御部52は、例えば図10(b)に示す簡易画面70において、領域75に表示されている文字がタップされた場合、または、決定ボタン66が押下された場合に、詳細画面への遷移指示が入力されたと判断する。
詳細画面への遷移指示を入力部2が受けた場合(ステップS162でYES)、表示制御部52は、見出し語の意味を示す確認画面として、検索部50によって読み出された意味の全てを表示対象とする詳細画面を表示部3に表示させる(ステップS163)。
図10(c)は、詳細画面の一例を示す図である。図10(c)を参照して、表示制御部52は、表示対象(つまり、辞書コンテンツから読み出した意味の全て)を示す領域81と、暗記済であることを入力するためのボタン71と、まだ暗記できていないことを入力するためのボタン72と、削除指示を入力するためのボタン73と、決定ボタン66と、画面を戻す指示を入力するためのボタン67とを含む詳細画面80を表示部3に表示させる。
なお、表示制御部52は、表示対象(つまり、辞書コンテンツから読み出した意味の全て)を領域81に同時に表示できない場合、表示対象の一部のみを領域81に表示し、スクロールボタン76への操作に応じて画面をスクロールさせる。これにより、表示制御部52は、表示対象の全てを表示することができる。
図9に戻って、ステップS163の後、ステップS164に処理が移される。また、詳細画面への遷移指示を入力部2が受けていない場合も(ステップS162でNO)、ステップS164に処理が移される。
ステップS164において、表示制御部52は、暗記済であることを入力するためのボタン(図10において「知ってる」と記されたボタン)71が押下されたか否か判断する。
ボタン71が押下された場合(ステップS164でYES)、単語帳管理部51は、英単語帳データ42aにおいて、対象となる見出し語に対応する暗記回数を1だけ増やす(ステップS165)。
ボタン71が押下されない場合(ステップS164でNO)、表示制御部52は、削除指示を入力するためのボタン73が押下されたか否か判断する(ステップS166)。
ボタン73が押下された場合(ステップS166でYES)、単語帳管理部51は、英単語帳データ42aから、対象となる見出し語と当該見出し語に対応する情報とを削除する(ステップS167)。
ボタン73が押下されない場合(ステップS166でNO)、表示制御部52は、リスト画面への遷移指示を入力部2が受けたか否か判断する(ステップS168)。表示制御部52は、例えば図10(b)または図10(c)に示す画面において、ボタン72またはボタン67が押下された場合に、リスト画面への遷移指示が入力されたと判断する。
リスト画面への遷移指示を入力部2が受けていない場合(ステップS168でNO)、ステップS162に処理が戻される。
リスト画面への遷移指示を入力部2が受けた場合(ステップS168でYES)、表示制御部52は、図10(a)に示されるリスト画面60を表示する(ステップS169)。ステップS165およびステップS167の後にも、表示制御部52は、リスト画面60を表示する(ステップS169)。ステップS169の後、図7に示すステップS17に処理が戻される。
なお、ステップS165において英単語帳データ42aの暗記回数が更新されるが、表示番号は更新されない。そのため、ステップS169において表示されるリスト画面60における見出し語の表示順は、ステップS161の直前に表示されていたリスト画面60と同じである。その結果、ユーザは、混乱することなくリスト画面60を再確認することができる。
以上のように、リスト画面60の見出し語の意味の表示指示が入力された場合、まず簡易画面70が表示される。そのため、ユーザは、簡易画面70を見ることで、見出し語の意味の概要を即座に確認できる。特に、リスト画面60で表示される見出し語は、ユーザが一度検索した語句である。したがって、ユーザにとっては、詳細画面80ではなく簡易画面70の方が内容を確認しやすい場合が多い。
また、ユーザは、簡易画面70だけでは不十分と判断した場合に、詳細画面80への遷移指示を入力することで、見出し語の意味の全てを確認することができる。
<登録済の見出し語の復習処理>
図11は、図7のステップS18における、英単語帳データ42aに登録された見出し語の復習処理の流れを示すフローチャートである。図12は、登録された見出し語の復習処理において表示される画面の一例を示す図である。なお、図12(a)の画面は、図8(b)の画面と同一である。
図11と図12とを参照して、図12(a)に示されるようなリスト画面60において、登録済の見出し語の復習開始の指示を入力するためのボタン65が押下されると、表示制御部52は、図11に示すステップS181の処理を実行する。
ステップS181において、表示制御部52は、英単語帳データ42aに登録されている複数の見出し語の中から、所定数(例えば10個)の見出し語を復習対象語としてランダムに抽出する。なお、英単語帳データ42aに登録されている見出し語の個数が所定数未満である場合、表示制御部52は、登録されている全ての見出し語を復習対象語とする。
次に、表示制御部52は、ステップS181で抽出した復習対象語の1つを含む復習画面を表示する(ステップS182)。
図12(b)は、復習画面の一例を示す図である。図12(b)を参照して、表示制御部52は、復習対象語の1つが記された領域91と、暗記済であることを入力するためのボタン71と、まだ暗記できていないことを入力するためのボタン72と、削除指示を入力するためのボタン73と、見出し語の意味の表示指示を入力するためのボタン64とを含む復習画面90を表示部3に表示させる。
図11に戻って、ステップS182の後に、表示制御部52は、見出し語の意味を示す確認画面への遷移指示を入力部2が受けたか否か判断する(ステップS183)。表示制御部52は、例えば図12(b)に示す復習画面90においてボタン64が押下された場合に、見出し語の意味を示す確認画面への遷移指示が入力されたと判断する。
確認画面への遷移指示を入力部2が受けた場合(ステップS183でYES)、表示制御部52は、確認画面として、例えば図12(c)に示される簡易画面70を表示部3に表示させる(ステップS184)。なお、ステップS184の処理は、図9のステップS161と同じであり、図12(c)に示す簡易画面70は、図10(b)に示す簡易画面70と同じである。
図11に戻って、ステップS184の後、または確認画面への遷移指示を入力部2が受けない場合(ステップS183でNO)、表示制御部52は、詳細画面への遷移指示の入力を入力部2が受けたか否か判断する(ステップS185)。表示制御部52は、例えば図12(c)に示す簡易画面70において、領域75に表示されている文字がタップされた場合、または、決定ボタン66が押下された場合に、詳細画面への遷移指示が入力されたと判断する。
詳細画面への遷移指示の入力を受けた場合(ステップS185でYES)、表示制御部52は、見出し語の意味を示す確認画面として、例えば図12(d)に示されるような詳細画面80を表示部3に表示させる(ステップS186)。なお、ステップS186の処理は、図9のステップS163と同じであり、図12(d)に示す詳細画面80は、図10(c)に示す詳細画面80と同じである。
図11に戻って、ステップS186の後、または詳細画面への遷移指示の入力を受けない場合(ステップS185でNO)、表示制御部52は、復習画面90、簡易画面70および詳細画面80のいずれかにおいて、暗記済であることを入力するためのボタン71が押下されたか否か判断する(ステップS187)。
ボタン71が押下された場合(ステップS187でYES)、単語帳管理部51は、英単語帳データ42aにおいて、対象となる見出し語に対応する暗記回数を1だけ増やす(ステップS188)。
ボタン71が押下されない場合(ステップS187でNO)、表示制御部52は、復習画面90、簡易画面70および詳細画面80のいずれかにおいて、削除指示を入力するためのボタン73が押下されたか否か判断する(ステップS189)。
ボタン73が押下された場合(ステップS189でYES)、単語帳管理部51は、英単語帳データ42aから、S182で表示した復習画面に記された見出し語と当該見出し語に対応する情報とを削除する(ステップS190)。
ボタン73が押下されない場合(ステップS189でNO)、表示制御部52は、復習画面90、簡易画面70および詳細画面80のいずれかにおいて、まだ暗記できていないことを入力するためのボタン72が押下されたか否か判断する(ステップS191)。
ボタン72が押下されない場合(ステップS191でNO)、ステップS183に処理が戻される。
ボタン72が押下された場合(ステップS191でYES)、ステップS192に処理が移される。また、ステップS188およびステップS190の次にも、ステップS192に処理が移される。
ステップS192において、表示制御部52は、ステップS181で抽出された復習対象語のうち、まだ復習画面90の表示をしていない残りの見出し語があるか否か判断する。
残りの見出し語がある場合(ステップS192でYES)、表示制御部52は、残りの見出し語のうちの1つについて、再度ステップS182に処理が戻される。
一方、残りの見出し語がない場合、つまり、所定数の復習対象語の全てについてステップS182〜S191の処理が完了した場合(ステップS192でNO)、表示制御部52は、図12(a)に示すようなリスト画面60を表示する(ステップS193)。ステップS193の後、図7に示すステップS19に処理が戻される。
なお、ステップS188において英単語帳データ42aの暗記回数が更新されるが、表示番号は更新されない。そのため、ステップS193において表示されるリスト画面60における見出し語の表示順は、ステップS181の直前に表示されていたリスト画面60と同じである。その結果、ユーザは、混乱することなくリスト画面60を再確認することができる。
以上のように、ユーザは、復習開始の指示を入力すると、リスト画面60から抽出された所定数の見出し語の復習を行なうことができる。
[実施の形態2]
本発明の別の実施の形態2に係る電子辞書は、上記の実施の形態1に係る電子辞書の変形例である。
実施の形態1では、表示制御部52は、登録済の見出し語の復習開始の指示が入力された場合、図11のステップS181において、所定数の復習対象語を英単語帳データ42aからランダムに抽出する。これに対し、実施の形態2では、表示制御部52は、暗記回数および登録日時の少なくとも一方に基づいて、英単語帳データ42aから所定数の復習対象語を抽出する。
例えば、表示制御部52は、図11のステップS181において、暗記回数の少ない所定数の復習対象語を英単語帳データ42aから抽出してもよい。すなわち、表示制御部52は、英単語帳データ42aに含まれる見出し語を対応する暗記回数が少ない順に並べたときの上位の所定数の見出し語を復習対象語とする。これにより、ユーザは、暗記回数の少ない見出し語について復習することができる。
なお、最少の暗記回数に対応する見出し語が所定数を超えて存在する場合、表示制御部52は、最少の暗記回数に対応する見出し語の中からランダムに復習対象語を抽出する。もしくは、表示制御部52は、最少の暗記回数に対応する見出し語の中から、登録日時の古い所定数の復習対象語を抽出してもよい。もしくは、表示制御部52は、最少の暗記回数に対応する見出し語の中から、登録日時の新しい所定数の復習対象語を抽出してもよい。
また、表示制御部52は、図11のステップS181において、登録日時の古い所定数の復習対象語を英単語帳データ42aから抽出してもよい。すなわち、表示制御部52は、英単語帳データ42aに含まれる見出し語を対応する登録日時の古い順に並べたときの上位の所定数の見出し語を復習対象語とする。登録日時の古い見出し語は、なかなか暗記できない語句である可能性が高い。そのため、ユーザは、暗記し難い見出し語について復習することができる。
また、表示制御部52は、図11のステップS181において、登録日時の新しい所定数の復習対象語を英単語帳データ42aから抽出してもよい。すなわち、表示制御部52は、英単語帳データ42aに含まれる見出し語を対応する登録日時の新しい順に並べたときの上位の所定数の見出し語を復習対象語とする。登録日時の新しい見出し語は、学習したばかりの語句であり、まだ暗記できていない可能性が高い。これにより、ユーザは、最近学習したばかりの見出し語について復習することができる。
また、単語帳管理部51は、簡易画面および詳細画面のいずれかにおいて、まだ暗記できていないことを入力するためのボタン72が押下された回数を英単語帳データ42aに含ませてもよい。この場合、表示制御部52は、図11のステップS181において、ボタン72が押下された回数が相対的に多い所定数の復習対象語を英単語帳データ42aから抽出してもよい。すなわち、表示制御部52は、英単語帳データ42aに含まれる見出し語をボタン72が押下された回数が多い順に並べたときの上位の所定数の見出し語を復習対象語とする。これにより、ユーザは、暗記し難い見出し語について復習することができる。
[実施の形態3]
本発明の別の実施の形態3に係る電子辞書1は、上記の実施の形態1に係る電子辞書1の変形例である。
実施の形態1の電子辞書1は、図12(a)に示されるようなリスト画面60においてボタン65が押下されたときに、図11に示す復習処理を行なう。これに対し、実施の形態3の電子辞書1は、登録済の見出し語の復習開始の指示を入力するためのアイコン(以下、復習開始アイコンという)をホーム画面に含ませ、復習開始アイコンが押下されたときに、図11に示す復習処理を行なう。これにより、ユーザは、ホーム画面において復習開始の指示を入力することができ、見出し語の復習を即座に開始することができる。
図13は、ホーム画面の一例を示す図である。図13を参照して、表示制御部52は、復習開始アイコン96を含むホーム画面95を表示部3に表示させる。なお、図13(a)は、横画面の場合のホーム画面95を示し、(b)は、縦画面の場合のホーム画面95を示す。
また、表示制御部52は、図13に示されるように、復習開始アイコン96の中に、英単語帳データ42aに登録されている1つの見出し語(図では「spare」)を表示することが好ましい。以下、復習開始アイコン96の中に表示される見出し語を代表ワードという。これにより、ユーザは、復習開始アイコン96を見ることで、復習開始アイコン96の中の代表ワードの意味を思い出すように促される。その結果、電子辞書1は、ユーザに対して、登録済の見出し語の復習を促すことができる。
表示制御部52は、復習開始アイコン96が押下された場合、図11のステップS181において、復習開始アイコン96に表示されていた代表ワードを含む所定数の復習対象語を抽出する。
また、表示制御部52は、暗記回数および登録日時の少なくとも一方に基づいて、英単語帳データ42aから、復習開始アイコン96の中に表示する代表ワードを選択することが好ましい。
例えば、表示制御部52は、暗記回数が最少の見出し語を代表ワードとして選択してもよい。これにより、電子辞書1は、暗記し難い見出し語に対する復習をユーザに促すことができる。
なお、最少の暗記回数に対応する見出し語が複数存在する場合、表示制御部52は、最少の暗記回数に対応する見出し語の中からランダムに選択した見出し語を代表ワードとする。もしくは、表示制御部52は、最少の暗記回数に対応する見出し語のうち、登録日時の最も古い見出し語を代表ワードとしてもよい。もしくは、表示制御部52は、最少の暗記回数に対応する見出し語のうち、登録日時の最も新しい見出し語を代表ワードとしてもよい。
また、表示制御部52は、登録日時の最も古い見出し語を代表ワードとして選択してもよい。登録日時の古い見出し語は、なかなか暗記できない語句である可能性が高い。そのため、電子辞書1は、暗記し難い見出し語に対する復習をユーザに促すことができる。
また、表示制御部52は、登録日時の最も新しい見出し語を代表ワードとして選択してもよい。登録日時の新しい見出し語は、学習したばかりの語句であり、まだ暗記できていない可能性が高い。これにより、電子辞書1は、暗記し難い見出し語に対する復習をユーザに促すことができる。
また、単語帳管理部51は、単語帳データに含まれる各見出し語について、復習対象語として抽出された回数を管理してもよい。表示制御部52は、復習対象語として抽出された回数が最少の見出し語の中から代表ワードを選択してもよい。これにより、復習できていない見出し語に対する復習を促すことができる。
もしくは、表示制御部52は、暗記回数を復習対象語として抽出された回数で割った値が最少値の見出し語を、代表ワードとして抽出してもよい。この場合、代表ワードとして、復習を行ってもなかなか暗記できない語句が選択されるため、ユーザに対する復習を促すことができる。
また、単語帳管理部51は、見出し語画面、簡易画面および詳細画面のいずれかにおいて、まだ暗記できていないことを入力するためのボタン72が押下された回数を、見出し語ごとに管理してもよい。この場合、表示制御部52は、ボタン72が押下された回数が最多の見出し語の中から代表ワードを選択してもよい。これにより、ユーザが暗記し難い見出し語に対する復習をユーザに促すことができる。
表示制御部52は、単語帳データから複数の代表ワードを選択し、選択した複数の代表ワードを復習開始アイコン96の中に表示してもよい。
上記の説明では、表示制御部52は、復習開始アイコン96の中に代表ワードを表示するとしたが、復習開始アイコン96の外部に代表ワードを表示してもよい。
[実施の形態4]
図14は、実施の形態4に係る電子辞書の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。図14を参照して、実施の形態4に係る電子辞書1aは、実施の形態1に係る電子辞書1(図3参照)と比較して、制御部5の代わりに制御部5aを備える点でのみ相違する。また、制御部5aは、制御部5と比較して、付加情報管理部53を含む点でのみ相違する。
付加情報管理部53は、コンテンツに対して、付加情報を付加する処理、および、すでに付加されている付加情報を変更する処理を行なう。変更する処理には、当該付加情報を削除する処理が含まれ、さらに、付加情報を削除する処理には、付加情報全体を削除する処理と、一部を削除する処理とが含まれる。
付加情報とは、たとえば、コンテンツにおける「しおり」情報、「付箋」情報、および「マーカー」情報などが該当する。具体的には、付加情報は、付加情報の種類と、付加された情報の内容と、その情報が付加されているコンテンツの位置(ページなど)とが含まれる。
付加情報管理部53は、付加情報を付加する場合、新規に生成した付加情報をコンテンツと対応付けてコンテンツ記憶部41に格納する。付加情報管理部53は、付加情報を変更する場合、コンテンツ記憶部41に格納されている、変更対象となる付加情報を更新する。
付加情報管理部53は、辞書コンテンツの見出し語または意味を表示している状態において、入力部2が受けた入力に従って、付加情報に関する処理を実行する。すなわち、付加情報管理部53は、検索部50による検索結果を示す画面(図6(c)(e))だけでなく、リスト画面60から遷移された画面である、復習画面90(図12(b)参照)、簡易画面70(図10(b)または図12(c)参照)または詳細画面80(図10(c)または図12(d)参照)が表示された状態において、付加情報に関する処理を実行する。
例えば、付加情報管理部53は、入力部2に新たなマーカーの付加指示が入力された場合、指定された箇所に指定された色のマーカーを付加するための付加情報を生成し、生成した付加情報をコンテンツ記憶部41に格納する。このとき、付加情報管理部53は、表示部3に表示されている見出し語または意味を含むコンテンツと対応付けて付加情報をコンテンツ記憶部41に格納する。
また、付加情報管理部53は、すでに付加されているマーカーの削除もしくはマーカーの色の変更などの指示が入力部2に入力された場合、コンテンツ記憶部41が記憶する付加情報を更新する。
表示制御部52は、コンテンツの見出し語および意味を表示する際、当該コンテンツに対応付けられた付加情報を確認し、付加情報で示される位置に、付加情報で示される内容を表示する。
これにより、ユーザは、英単語帳データ42aに登録された見出し語の復習を行なっているときに、コンテンツにおいて特に注意すべき箇所にマーカーや付箋等を付加することができる。
[実施の形態5]
本発明の別の実施の形態5に係る電子辞書1は、上記の実施の形態1に係る電子辞書1の変形例である。
実施の形態1の電子辞書1は、第1英和辞典41a〜第3英和辞典41cを備え、当該3つの英和辞典に対して、英単語帳データ42aを記憶する。
これに対し、実施の形態5に係る電子辞書1は、上記の第1英和辞典41a〜第3英和辞典41cに加えて、複数の和英辞典を備え、当該複数の和英辞典に対して、日本語の見出し語を含む単語帳データを記憶する。
その他、電子辞書1は、ある1つの言語(例えば、中国語、韓国語など)の見出し語と、当該見出し語の意味とが対応付けられた辞典を複数備え、当該複数の辞典に対して単語帳データを記憶していてもよい。
また、電子辞書1は、1つの言語から別の言語へ単語や句を翻訳した辞典に限らず、同一の言語について、ある見出し語と、当該見出し語の意味とが対応付けられた辞典を複数備え、当該複数の辞典に対して単語帳データを記憶していてもよい。
さらに、電子辞書1は、第1英和辞典41a〜第3英和辞典41cに対して、複数の英単語帳データを記憶してもよい。例えば、電子辞書1は、単語を見出し語とする第1単語帳データと、句(熟語)を見出し語とする第2単語帳データとの2つを記憶してもよい。この場合、単語帳管理部51は、検索部50が第1英和辞典41a〜第3英和辞典41cにおいて単語を検索した場合、当該単語を第1単語帳データに登録し、検索部50が第1英和辞典41a〜第3英和辞典41cにおいて句を検索した場合、当該句を第2単語帳データに登録する。
[実施の形態6]
本発明の別の実施の形態6に係る電子辞書1は、上記の実施の形態1に係る電子辞書1の変形例である。
実施の形態1の単語帳管理部51は、削除指示を入力するためのボタン73(図10および図12参照)が押下された場合に、英単語帳データ42aから見出し語を削除する。これに対し、実施の形態6に係る電子辞書1では、単語帳管理部51は、ボタン73が押下された場合に加えて、暗記回数が所定回数(例えば4回)を超えた場合に、英単語帳データ42aから見出し語を削除する。
暗記回数が所定回数を超えた場合、ユーザにとって再度復習する必要性が少ない見出し語である。そのため、上記の構成にすることにより、電子辞書1は、英単語帳データ42aから暗記済の見出し語の削除処理を自動的に実行することができる。これにより、ユーザは、ボタン73の押下操作の手間を省くことができる。
[実施の形態7]
本発明の別の実施の形態7に係る電子辞書1は、上記の実施の形態1に係る電子辞書1の変形例である。
実施の形態1の表示制御部52は、リスト画面60から遷移された画面である、復習画面90(図12(b)参照)、簡易画面70(図10(b)または図12(c)参照)または詳細画面80(図10(c)または図12(d)参照)において、暗記済であることを入力するためのボタン71と、まだ暗記できていないことを入力するためのボタン72と、削除指示を入力するためのボタン73とを表示する。
これに対し、実施の形態7に係る電子辞書1では、表示制御部52は、リスト画面60(図8、図10(a)または図12(a)参照)においても、ボタン71と、ボタン72と、ボタン73とを表示する。
リスト画面60のボタン71が押下された場合、単語帳管理部51は、リスト画面60の領域61においてカーソル位置に表示されている見出し語に対応する暗記回数を1だけ増やすように、英単語帳データ42aを更新する。また、表示制御部52は、リスト画面60の領域61のカーソル位置を1つ下の見出し語に移動させる。
リスト画面60のボタン72が押下された場合、表示制御部52は、リスト画面60の領域61のカーソル位置を1つ下の見出し語に移動させる。
リスト画面60のボタン73が押下された場合、単語帳管理部51は、リスト画面60の領域61においてカーソル位置に表示されている見出し語に対応するレコードを英単語帳データ42aから削除する。また、表示制御部52は、リスト画面60の領域61のカーソル位置を1つ下の見出し語に移動させる。
これにより、ユーザは、リスト画面60を確認しながら、各見出し語を暗記したか否かを示す情報を入力する操作、および暗記済の見出し語を削除する操作を行なうことができる。
[付記]
(1)以上のように、本開示のある局面に従うと、電子辞書1,1a等の電子機器は、互いに関連している複数の辞書コンテンツ(第1英和辞典41a、第2英和辞典41bおよび第3英和辞典41c)を含む関連コンテンツ群を格納するためのコンテンツ記憶部41を備え、複数の辞書コンテンツの各々は、複数の見出し語の各々について当該見出し語の意味を規定している。さらに、電子辞書1,1a等の電子機器は、表示部3と、見出し語の検索指示を受けるための入力部2と、入力部2が検索指示を受けた場合に、検索指示により指定された辞書コンテンツにおいて、検索対象となる見出し語を検索するための検索部50と、関連コンテンツ群の第1辞書コンテンツにおいて検索部50が見出し語の検索を実行した場合に、当該第1辞書コンテンツから検索された見出し語を共通単語帳データ(例えば、英単語帳データ42a)に登録し、関連コンテンツ群の第2辞書コンテンツにおいて検索部50が見出し語の検索を実行した場合に、当該第2辞書コンテンツから検索された見出し語を共通単語帳データに登録するための単語帳管理部51と、共通単語帳データに含まれる見出し語の一覧を示すリスト画面(例えば、図8に示すリスト画面60)を表示部3に表示させるための表示制御部52とを備える。
上記の構成によれば、単語帳管理部51は、検索部50が検索した見出し語を自動的に共通単語帳データに登録する。そのため、ユーザは、共通単語帳データに登録する操作を行なう必要がない。
また、単語帳管理部51は、複数のコンテンツからなる関連コンテンツ群に属するコンテンツに対して検索部50が検索した見出し語を、共通単語帳データに登録する。そのため、ユーザは、関連コンテンツ群に属する複数の辞書コンテンツにおいて検索した見出し語を、共通単語帳データにおいて容易に確認することができる。
これにより、一度検索した見出し語の確認を簡便に行なうことのできる電子辞書1,1a等の電子機器を実現することができる。
好ましくは、単語帳管理部51は、第1辞書コンテンツ(例えば、第1英和辞典41a)において検索部50が見出し語の検索を実行した場合に、第1検索履歴データ(例えば、第1履歴データ43a)に当該第1辞書コンテンツから検索された見出し語を登録し、第2辞書コンテンツ(例えば、第2英和辞典41b)において検索部50が見出し語の検索を実行した場合に、第1検索履歴データとは異なる第2検索履歴データ(例えば、第2履歴データ43b)に当該第2辞書コンテンツから検索された見出し語を登録する。第1検索履歴データおよび第2検索履歴データは、共通単語帳データとは異なる。
上記の構成によれば、電子機器は、関連コンテンツ群に対して管理される共通単語帳データとは別に、辞書コンテンツごとに管理される検索履歴データを管理する。これにより、ユーザは、辞書コンテンツにおいて過去に検索した見出し語を確認したい場合、検索履歴データを確認するか、共通単語帳データを確認するか、状況に応じて適宜選択することができる。
好ましくは、入力部2は、共通単語帳データに含まれる見出し語について、暗記したことを示す情報または暗記していないことを示す情報のいずれかである暗記情報の入力をさらに受けることができる。共通単語帳データは、各見出し語と、当該見出し語に対して入力部2が暗記情報を受けた回数とを対応付けたデータを含む。リスト画面は、各見出し語についての回数を含む。
上記の構成によれば、ユーザは、リスト画面を確認することで、各見出し語の暗記の程度を把握することができる。
好ましくは、共通単語帳データは、各見出し語と、当該見出し語が検索された辞書コンテンツを識別するコンテンツ識別情報とを対応付けたデータを含む。入力部2は、リスト画面の中から一つの見出し語の選択指示をさらに受けることができる。検索部50は、入力部2が選択指示を受けた場合、選択された見出し語に対応するコンテンツ識別情報で示される辞書コンテンツから、選択された見出し語に対応する意味を読み出す。表示制御部52は、検索部50によって読み出された意味を表示する確認画面を表示部3に表示させる。
例えば、表示制御部52は、検索部50によって読み出された意味の一部を表示する簡易画面(例えば、図10に示す簡易画面70)を確認画面として表示部3に表示させる。入力部2は、簡易画面が表示されている状態において、選択された見出し語に対応する意味の全ての表示指示を受けることができる。表示制御部52は、入力部2が選択された見出し語に対応する意味の全ての表示指示を受けた場合、検索部50によって読み出された意味の全てを表示する詳細画面(例えば、図10に示す詳細画面80)を、確認画面として表示部3に表示させる。
上記の構成によれば、ユーザは、リスト画面に含まれる見出し語について、当該見出し語の意味を容易に確認することができる。
好ましくは、確認画面は、選択された見出し語について、暗記したことを示す情報または暗記していないことを示す情報のいずれかである暗記情報の入力を促すための画像を含む。入力部2は、暗記情報の入力をさらに受けることができる。共通単語帳データは、各見出し語と、当該見出し語に対して入力部2が暗記情報を受けた回数とを対応付けたデータを含む。リスト画面は、各見出し語についての回数を含む。
上記の構成によれば、ユーザは、リスト画面を確認することで、各見出し語の暗記の程度を把握することができる。
好ましくは、入力部2は、共通単語帳データに含まれる見出し語の復習指示をさらに受けることができる。表示制御部52は、入力部2が復習指示を受けた場合、復習画面(例えば、図12の復習画面90)を表示部3に表示させる。復習画面は、共通単語帳データから抽出された見出し語である復習対象語と、当該復習対象語について暗記情報の入力を促すための画像(例えば、図12のボタン71)とを含む。
上記の構成によれば、電子辞書1,1a等の電子機器は、共通単語帳データに含まれる見出し語について、暗記したことを示す情報または暗記していないことを示す情報を入力部2から取得しやすくなる。また、ユーザは、共通単語帳データに含まれる見出し語について、復習することができる。
好ましくは、入力部2は、復習対象語の意味の表示指示をさらに受けることができる。共通単語帳データは、各見出し語と、当該見出し語が検索された辞書コンテンツを識別するコンテンツ識別情報とを対応付けたデータを含む。検索部50は、入力部2が復習対象語の意味の表示指示を受けた場合、復習対象語に対応するコンテンツ識別情報で示される辞書コンテンツから、復習対象語に対応する意味を読み出す。表示制御部52は、入力部2が復習対象語の意味の表示指示を受けた場合、確認画面を表示部3に表示させる。確認画面は、検索部50によって読み出された意味を表示するとともに、復習対象語について暗記情報の入力を促すための画像(例えば、図12のボタン71)を含む。
例えば、表示制御部52は、検索部50によって読み出された意味の一部を表示する簡易画面(例えば、図12の簡易画面70)を、確認画面として表示部3に表示させる。入力部2は、簡易画面が表示されている状態において、復習対象語に対応する意味の全ての表示指示を受けることができる。表示制御部52は、入力部2が復習対象語に対応する意味の全ての表示指示を受けた場合、検索部50によって読み出された意味の全てを表示する詳細画面(例えば、図12の詳細画面80)を、確認画面として表示部3に表示させる。
上記の構成によれば、ユーザは、意味を確認することで、復習対象語を暗記できているか否かを判断でき、その判断結果を示す暗記情報を入力することができる。
好ましくは、表示制御部52は、入力部2が復習指示を受けた場合、共通単語帳データから所定数の復習対象語を抽出し、抽出した所定数の復習対象語の各々に対応する復習画面を表示部3に順次表示させる。
上記の構成によれば、ユーザは、復習指示を入力部2に入力することで、所定数の見出し語の復習を順次行なうことができる。
好ましくは、表示制御部52は、見出し語の共通単語帳データへの登録日時および暗記情報が入力された回数の少なくとも一方に基づいて、共通単語帳データから復習対象語を抽出する。
例えば、暗記情報が暗記したことを示す情報である場合、表示制御部52は、共通単語帳データから、暗記情報が入力された回数が相対的に少ない見出し語を復習対象語として抽出し、暗記情報が暗記していないことを示す情報である場合、表示制御部52は、共通単語帳データから、暗記情報が入力された回数が相対的に多い見出し語を復習対象語として抽出する。これにより、ユーザは、まだ十分に暗記できていない見出し語について復習することができる。
好ましくは、表示制御部52は、電子辞書1,1a等の電子機器の起動時に、共通単語帳データに含まれる見出し語(代表ワード)と、復習指示を入力するための復習開始アイコン96とを含むホーム画面95を表示部3に表示させる。
上記の構成によれば、電子辞書1,1a等の電子機器は、ユーザに対して、共通単語帳データに含まれる見出し語の復習を促すことができる。また、ユーザは、ホーム画面95の中の見出し語を見ることで、当該見出し語の意味を無意識に考えるようになる。その結果、電子辞書1,1a等の電子機器は、共通単語帳データに登録されている見出し語の復習をユーザに促しやすくなる。
好ましくは、表示制御部52は、入力部2が暗記情報を受けた回数および見出し語の共通単語帳データへの登録日時の少なくとも一方に基づいて、共通単語帳データから、ホーム画面95に表示する見出し語を抽出する。
例えば、暗記情報が暗記したことを示す情報である場合、表示制御部52は、共通単語帳データから、入力部2が暗記情報を受けた回数が相対的に少ない見出し語を、ホーム画面95に表示する見出し語として抽出する。また、暗記情報が暗記していないことを示す情報である場合、表示制御部52は、共通単語帳データから、入力部2が暗記情報を受けた回数が相対的に多い見出し語をホーム画面95に表示する見出し語として抽出する。これにより、電子辞書1,1a等の電子機器は、暗記し難い見出し語に対する復習をユーザに促すことができる。
好ましくは、入力部2は、見出し語の意味の確認画面(例えば、図10、図12に示す簡易画面70および詳細画面80)が表示部3に表示されている状態において、確認画面に表示される、指定された見出し語の意味の少なくとも一部に対して、付加情報を付加する指示をさらに受けることができる。電子辞書1,1a等の電子機器は、入力部2が付加情報を付加する指示を受けた場合に、当該指示に従って付加情報を生成し、生成した付加情報を、指定された見出し語の意味を規定する辞書コンテンツと対応付けて管理する付加情報管理部53をさらに備える。
上記の構成によれば、ユーザは、確認画面で確認した意味の中において気になる箇所に付加情報を付加することができる。なお、付加情報とは、「しおり」情報、「付箋」情報、および「マーカー」情報などである。
好ましくは、単語帳管理部51は、入力部2が暗記情報を受けた回数が所定数を超えた場合、当該回数に対応する見出し語を、共通単語帳データから削除する。
上記の構成によれば、電子辞書1は、復習回数の多い見出し語を共通単語帳データから自動的に削除することができる。
(2)電子辞書1等の電子機器で実行される制御方法について記載すると、以下のとおりである。
制御方法は、互いに関連している複数の辞書コンテンツを含む関連コンテンツ群を格納するためのコンテンツ記憶部41と、表示部3とを備えた電子機器において実行される。
上記制御方法は、(i)見出し語の検索指示を受けるステップと、(ii)検索指示を受けた場合に、検索指示により指定された辞書コンテンツにおいて、検索対象となる見出し語を検索するステップと、(iii)関連コンテンツ群の第1辞書コンテンツにおいて見出し語の検索を実行した場合に、当該第1辞書コンテンツから検索された見出し語を共通単語帳データに登録し、関連コンテンツ群の第2辞書コンテンツにおいて見出し語の検索を実行した場合に、当該第2辞書コンテンツから検索された見出し語を共通単語帳データに登録するステップと、(iv)共通単語帳データに含まれる見出し語の一覧を示すリスト画面を表示部3に表示させるステップとを備える。
(3)以下のプログラムを電子機器に実行させることにより、上述した制御方法を実現することができる。
プログラムは、互いに関連している複数の辞書コンテンツを含む関連コンテンツ群を格納するためのコンテンツ記憶部41と、表示部3とを備えた電子機器のコンピュータに情報処理方法を実行させるためのプログラムである。
上記の情報処理方法は、(i)見出し語の検索指示を受けるステップと、(ii)検索指示を受けた場合に、検索指示により指定された辞書コンテンツにおいて、検索対象となる見出し語を検索するステップと、(iii)関連コンテンツ群の第1辞書コンテンツにおいて見出し語の検索を実行した場合に、当該第1辞書コンテンツから検索された見出し語を共通単語帳データに登録し、関連コンテンツ群の第2辞書コンテンツにおいて見出し語の検索を実行した場合に、当該第2辞書コンテンツから検索された見出し語を共通単語帳データに登録するステップと、(iv)共通単語帳データに含まれる見出し語の一覧を示すリスト画面を表示部3に表示させるステップとを備える。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。