JP4366114B2 - 熱電発電装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱電発電装置に関する。
【0002】
【背景技術】
近年、例えばエンジンから排出される排気ガスによりフッ素系不活性液体等の凝縮熱媒体の蒸気を生成し、この蒸気によって熱電モジュールの凝縮面を加熱するとともに、冷却面を冷却水によって冷却することにより、当該熱電モジュールの凝縮面および冷却面の温度差によって発電するようにしたサーモサイフォン型の熱電発電装置の開発が行われている(例えば、特許文献1)。
【0003】
このような熱電発電装置では、排気ガスが流れるダクトを利用して凝縮熱媒体を蒸発させる蒸発部が設けられている。蒸発部の構造を具体的にいうと先ず、ダクトは排気ガスが略水平方向に流れるように設けられ、このダクトには排気ガスの水平な流れに対して直交する向き(上下方向)に伝熱管が貫通している。そして、貯留された凝縮熱媒体中にダクトが浸されていることにより、伝熱管は外周側から排気ガスで加熱されるとともに、この加熱によって伝熱管の内部に入り込む凝縮熱媒体が蒸発する。また、蒸発部においては、複数の伝熱管が排気ガスの流れ方向およびダクトの幅方向に沿って等ピッチで配置されている。
【0004】
これに対して熱電モジュールは中空板体の両面に配置され、表面の凝縮面が蒸気によって加熱される一方で、板体に密着した冷却面が板体内を通る冷却水で冷却される。この際、熱電モジュールが配置された板体は、排気ガスの流れ方向またはダクトの幅方向に沿って等ピッチで複数枚配置されている。そして、加熱に用いられた凝縮熱媒体の蒸気は、熱電モジュールの凝縮面上で凝縮し、凝縮熱媒体の貯留部に滴り落ちて戻る。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−272152号公報(図1、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1記載の熱電発電装置では、その蒸発部において伝熱管が排気ガスの特に流れ方向において等ピッチで配置されているため、ダクトの入口側に近い伝熱管ほど排気ガスから受ける熱量が大きくて加熱されやすく、凝縮熱媒体の蒸発量も多いのであるが、下流に向かうほど排気ガスの温度が低くなるために、伝熱管が容易に加熱されずに凝縮熱媒体の蒸発量も少なくなる。
このため、排気ガスの流れ方向での凝縮熱媒体の蒸発量にムラが生じ、その略直上に並設された熱電モジュールにおいても、上流側の熱電モジュールでは最大発電能力を越えて蒸気が過剰に供給され、下流側の熱電モジュールでは蒸気の量が少なくて十分に発電されない結果となり、装置全体の発電効率を下げるという問題があった。
なお、図17には、蒸発部での排気ガスの流れ方向での位置と蒸発量との関係が示されており、下流に向かうに従って蒸発量が減少することがわかる。
【0007】
本発明の目的は、発電効率を確実に向上させることができる熱電発電装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る熱電発電装置は、所定方向に流れる高温媒体により凝縮熱媒体の蒸気を生成する蒸発部と、この蒸発部からの前記凝縮熱媒体の蒸気によって加熱される凝縮面を有した熱電モジュールとを備え、前記熱電モジュールが前記高温媒体の流れ方向の上流側において下流側よりも密に配置されていることで、前記熱電モジュールの凝縮面での前記凝縮熱媒体の凝縮量の分布は、前記蒸発部における前記高温媒体の流れ方向での前記凝縮熱媒体の蒸発量に応じて設定されていることを特徴とする。
【0009】
このような本発明によれば、高温媒体の流れ方向に沿った熱電モジュール側の凝縮量の分布を、蒸発部側の蒸発量の分布に応じて設定するのであるが、このためには、例えば上流側での蒸発量が多く、下流側で少ない場合には、上流側に大きな凝縮面が確保されるように熱電モジュールを配置し、下流側に小さな凝縮面が確保されるように熱電モジュールを配置すればよい。こうすることにより、熱電モジュールの凝縮面に対して蒸気が過剰に供給されたり、反対に十分に供給されなかったりといったムラがなくなるので、蒸気の供給量に対する発電効率が確実に向上する。
【0010】
本発明の熱電発電装置は、所定方向に流れる高温媒体により凝縮熱媒体の蒸気を生成する蒸発部と、前記蒸発部からの前記凝縮熱媒体の蒸気によって加熱される凝縮面を有した熱電モジュールとを備え、前記蒸発部に配置される伝熱管が前記高温媒体の上流側において下流側よりも粗に配置されていることで、前記熱電モジュールの凝縮面での前記凝縮熱媒体の凝縮量の分布は、前記蒸発部における前記高温媒体の流れ方向での前記凝縮熱媒体の蒸発量に応じ設定されていることを特徴とする。
本発明の熱電発電装置では、前記伝熱管の伝熱面積を流れ方向の前記高温媒体の上流側より下流側において大きくすることが望ましい。
本発明の熱電発電装置では、前記伝熱管の長さ寸法を前記高温媒体の流れ方向の上流側よりも下流側において大きくしてもよい。
本発明の熱電発電装置では、前記伝熱管の伝熱面積を当該伝熱管の外周または内周に設けられるフィンの有無により、高温媒体の流れ方向の上流側よりも下流側において大きくしてもよい。
【0011】
熱電発電装置では、装置内部を真空にすることが凝縮面での凝縮効率を向上させるうえで優位とされているが、この場合には真空装置等が必要になって構造が複雑になり、かつ高価になる。そこで現実には、装置内部を連通孔を介して大気開放し、常時大気圧に保持することが行われる。しかし、前述のように蒸発部からの蒸発量にムラがあると、動作開始直後に装置内の空気の一部が連通孔からスムーズに抜けきれず、装置内に滞留して蒸気が凝縮しにくくなる。
これに対して本発明では、伝熱管が高温媒体の上流側において下流側よりも粗に配置されていることにより、蒸発部からの蒸発量を流れ方向に沿って略均一になるので、蒸気が流れ方向で均一な量で立ちのぼるようになるとともに、装置内の空気が蒸気によって偏りなくスムーズに排気されるようになり、蒸気の凝縮が阻害される心配がなくなって発電効率が良好に維持される。
【0012】
ここで、下流に向かうに従って温度が低くなる高温媒体に対し、流れ方向の蒸発量を略均一化するためには、蒸発部での蒸発量に係る実効伝熱面積を大きくすることが有効である。すなわち、蒸発量Qは、高温媒体と伝熱管内の凝縮熱媒体との間の熱通過率をU、伝熱面積をF、高温媒体と伝熱管内の凝縮熱媒体との間の温度差を(Tf−Ts)とすれば、Q=UF(Tf−Ts)で与えられるから、温度差も小さくなる下流側では伝熱面積Fと熱通過率Uを大きくすればよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、後述する第2実施形態以降において、以下の第1実施形態で説明する構成部材と同じ部材および同じ機能部材には同一符号を付し、第2実施形態以降でのそれらの説明を省略または簡略化する。
【0014】
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態に係る熱電発電装置1の概略全体を示す側断面図。図2は、(A)が熱電発電装置1の熱電変換部20を示す平断面図、(B)が熱電発電装置1の蒸発部10を示す平断面図である。
【0015】
図1において、熱電発電装置1は、例えばエンジン等の内燃機関から排出される排気ガス等を高温媒体(黒矢印参照)として蒸発部10に流通させて加熱するとともに、この蒸発部10によりフッ素系不活性液体等の凝縮熱媒体の蒸気を生成して上方の熱電変換部20に供給し、この熱電変換部20にて蒸気の熱エネルギを電気エネルギに変換して発電する装置であり、概略これら蒸発部10および熱電変換部20をハウジング30で覆った構成である。
【0016】
蒸発部10は、ハウジング30内を高温媒体が通過するようにダクト11を備えている。ダクト11内には、図2(B)にも示すように、高温媒体の流れ方向に対して上下に直交する方向に複数の伝熱管12が貫通配置されている。伝熱管12の本数は特に限定されず、所望する蒸発量によって適宜設定されてよい。また、本実施形態では、高温媒体の流れ方向に沿った伝熱管12のピッチは均等であり、ダクト11の幅方向に沿ったピッチも均等とされている。
【0017】
このようなダクト11は、ハウジング30内においては、その略上面まで凝縮熱媒体中に浸されている。つまり、ダクト11が貫挿している部分は、ハウジング30内に設けられた凝縮熱媒体の貯留部31になっている。貯留部31の凝縮熱媒体は、図1中最上流の一本の伝熱管12に代表して示されているように当該伝熱管12内に入り込むのであるが、伝熱管12が高温媒体で加熱されているために、この伝熱管12内で蒸気となって上方に立ちのぼる。この際、ダクト11の入口側では高温媒体の温度が約500℃程度と高く、出口側では約250℃程度まで下がるため、蒸発部10からの蒸発量は上流側が多く、下流に向かって徐々に少なくなる。すなわち、図17で説明したような蒸発量の分布が得られる。
【0018】
一方の熱電変換部20は、高温媒体の流れ方向に沿って並設された複数の発電プレート21を備えている。発電プレート21は、中空板状の冷却板22の表裏両面に複数の熱電モジュール23を配置した構成であり、冷却水が図示しない冷却水循環手段から冷却板22内に供給されて熱電モジュール23の冷却面23Aを冷却する。これに対して、熱電モジュール23の表面は凝縮面23Bとなっており、蒸発部10からの蒸気が凝縮面23Bを加熱するとともに、この凝縮面23B上で凝縮する。そして、この時の冷却面23Aおよび凝縮面23Bの温度差に応じて熱電モジュール23で発電される。
【0019】
これらの発電プレート21は、熱電モジュール23の凝縮面23Bが高温媒体の流れ方向に対して直角となるように垂設されており、流れ方向での各発電プレート21のピッチが上流側で小さく、下流に向かうに従って大きくなっている。つまり、上流側で密に配置され、下流に向かって粗になるように配置されているのである。これにより、上流で生成される多くの蒸気に対しては、より大きな凝縮面23Bで受け、下流で生成される少ない蒸気に対して、より小さな凝縮面23Bで受けることが可能であり、上流から下流にかけての凝縮面23Bでの凝縮量も、図17に示した曲線のような分布となる。
【0020】
そして、凝縮面23B上で凝縮した凝縮熱媒体は、貯留部31に落下して戻り、再び蒸発部10で加熱されて蒸発し、この蒸発、凝縮を繰り返す。
ところで、ハウジング30の上部中央には、熱電変換部20(ハウジング30内)と外部とを連通させる連通孔32が設けられている。この連通孔32は、ハウジング30内を略大気圧に保つ役目を有しており、熱電発電装置1の動作開始時においては、ハウジング30内にある空気が蒸発部10からの蒸気で上方に追いやられ、連通孔32から外部に排気される。
【0021】
なお、図示しないが、連通孔32には、空気を通過させるが、蒸気を通過させないフィルタ等が設けられており、蒸気が排出されないようになっている。また、ハウジング30内を大気圧ではなく、予め設定された所定の圧力に維持したい場合などには、連通孔32に圧力調整弁等を設けてもよい。
【0022】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
すなわち、熱電発電装置1によれば、蒸発部10で蒸発する凝縮熱媒体の蒸発量は、高温媒体の流れ方向において、図17に示す曲線カーブにならった分布を示すのであるが、熱電変換部20にあっても、発電プレート21が上下流にかけて密、粗に配置されていることにより、熱電モジュール23の凝縮面23B上での凝縮量もやはり、蒸発量の分布に応じた同様な分布にできる。従って、上流においては、凝縮面23Bに対して蒸気が過剰に供給されたり、また、下流においては、十分に供給されないといったムラをなくすことができ、蒸気の供給量に対する発電効率を確実に向上させることができる。
【0023】
〔第2実施形態〕
図3、図4には、本発明の第2実施形態に係る熱電発電装置2が示されている。この熱電発電装置2において、蒸発部10の構造は前述した第1実施形態と同じであり、熱電変換部20の構造のみが異なる。
【0024】
熱電変換部20では、高温媒体の流れ方向での各発電プレート21のピッチが均等である。ただし、上下方向の寸法が異なる発電プレート21が複数種類用いられている。つまり、上流側の発電プレート21の上下寸法が大きく、下流に向かうに従って小さくなっている。これにより、上流側での熱電モジュール23の数を増やしてより大きな凝縮面23Bを確保し、下流側での熱電モジュール23の数を減らす等して凝縮面23Bが小さくなるようにしている。
【0025】
このような構造でも、上流で生成される多くの蒸気に対しては、より大きな凝縮面23Bで受け、下流で生成される少ない蒸気に対して、より小さい凝縮面23Bで受けることが可能であり、上流から下流にかけての凝縮面23Bでの凝縮量も、図17に示した曲線のような分布となる。従って、第1実施形態と同様に、上流においては、凝縮面23Bに対して蒸気が過剰に供給されたり、また、下流においては、十分に供給されないといったムラをなくすことができ、蒸気の供給量に対する発電効率を確実に向上させることができる。
【0026】
なお、本実施形態では、発電プレート21の上下寸法を変えることで、一枚の発電プレート21に設けられる熱電モジュール23の数を変えたり、あるいは大きさの異なる熱電モジュール23を組み合わせることにより、蒸発量の分布に応じた凝縮量の分布を実現しているのであるが、例えば発電プレート21の冷却板22の大きさを全て同じにして発電プレート21全体の上下寸法を統一した場合でも、これに設けられる熱電モジュール23の数や大きさを変えることで、本実施形態と同じ効果を得ることができる。また、このような場合では、冷却板22の種類としては一種類でよいから、その製造コストも低減できる。
【0027】
〔第3実施形態〕
図5、図6には、本発明の第3実施形態に係る熱電発電装置3が示されている。この熱電発電装置3において、蒸発部10の構造は前述した第1、第2実施形態と同じであり、熱電変換部20の構造のみが異なる。
【0028】
熱電変換部20では、高温媒体の流れ方向に沿って連続した発電プレート21を複数用い、これらを熱電変換部20の幅方向に等ピッチで配置した構造である。そして、各発電プレート21においては、上流側に設けられる熱電モジュール23の数を多くしたり、大きさの異なる熱電モジュール23を組み合わせることでより大きな凝縮面23Bを確保し、下流側での熱電モジュール23の数を減らす等して凝縮面23Bが小さくなるようにしている。このような構造でも、前述した作用により、第1、第2実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0029】
なお、本実施形態では、発電プレート21の上下寸法が高温媒体の流れ方向で等しく、矩形状とされていたが、熱電モジュール23の配置形態に基づいて上流側を大きな上下寸法に、下流に向かうに従って小さな上下寸法になるようにし、これにより斜辺部分を有する形状にしてもよい。
【0030】
〔第4実施形態〕
図7、図8には、本発明の第4実施形態に係る熱電発電装置4が示されている。この熱電発電装置4では、従来と同様に、熱電変換部20の複数の発電プレート21が高温媒体の流れ方向に沿って等ピッチで配置されている。このため、蒸発部10での高温媒体の流れ方向での蒸発量を略均一にすることにより、等ピッチに配置された発電プレート21側の凝縮面23Bでの凝縮量も高温媒体の流れ方向で均一化となるようにしている。
【0031】
具体的には、蒸発部10で用いられている伝熱管12の径寸法を上流側では大きく、下流に向かうに従って小さくしている。ただし、本実施形態では、製造上の便宜を考慮し、径寸法の異なる三種類の伝熱管12A,12B,12Cが用いられ、三分割された区画a,b,cにそれぞれ複数配置されている。そして、各区画a,b,cでは、区画aでの伝熱管12Aの密度を粗に、区画bでの伝熱管12Bの配置を密に、区画cでの伝熱管12Cの配置をより密にしてある。これにより、各区画a,b,cでの伝熱管12の伝熱面積Fの大きさは、区画aでの伝熱面積F<区画bでの伝熱面積F<区画cでの伝熱面積Fとなり、結果として、下流に向かうに従って伝熱面積Fを大きくして高温媒体の流れ方向での蒸発量を同じにしている。
【0032】
図16には、蒸発部10における高温媒体の流れ方向での位置と蒸発量との関係が示されている。この図によれば、各区画a,b,c内において蒸発量の分布が完全に一定(フラット)ではないが、略均一化されており、流れ方向のいずれの部位でも略同じ量の蒸発量が得られるようになっている。なお、蒸発量を完全に一定にする場合には、ダクト11の幅方向に沿って配列されている伝熱管12の径寸法を各列毎に異ならせればよいのであるが、それは製造上極めて高価な構造になるため、実用的ではないから、ここでの図示等を省略する。
【0033】
以上の構造でも、蒸発量の分布が略均一であるのに対して、同じ発電プレート21が等ピッチで配置されていることで、凝縮面23Bでの凝縮量の分布も高温媒体の流れ方向で略均一になっているため、凝縮量の分布が蒸発量の分布に応じて設定されているといえる。従って、上下流にわたって蒸気をムラなく供給でき、蒸気の供給量に対する発電効率を確実に向上させることができる。
【0034】
また、蒸発部10からの蒸発量が流れ方向に沿って略均一であるから、蒸気が流れ方向で均一な量で立ちのぼるようになるとともに、熱電発電装置4内の空気を蒸気によって連通孔32から偏りなくスムーズに排気でき、空気の滞留によって蒸気の凝縮が阻害されるのを防止でき、発電効率を一層向上させることができる。
【0035】
〔第5実施形態〕
図9、図10には、本発明の第5実施形態に係る熱電発電装置5が示されている。この熱電発電装置5において、熱電変換部20の構造は前述した第4実施形態と同じであり、蒸発部10の構造のみが異なる。つまり第4実施形態とは別の構造により蒸発量の略均一化を実現している。
【0036】
本実施形態での蒸発部10ではやはり、径寸法の異なる三種類の伝熱管12A,12B,12Cが用いられているのであるが、各区画a,b,cでの粗密の違いは第4実施形態ほどではない。勿論、伝熱管12の径寸法によっては、下流に向かうに従って密であってもよい。そして、各伝熱管12は、下流に向かうに従って上下の長さ寸法が大きいものが用いられており、こうすることで下流側での伝熱管12の伝熱面積Fを大きくし、高温媒体の流れ方向での蒸発量の均一化を図っている(図16参照)。
【0037】
このような構造でも、上下流にわたって蒸気をムラなく供給でき、蒸気の供給量に対する発電効率を確実に向上させることができる。また、空気のスムーズな排気により、発電効率を一層向上させることができるという効果もある。
【0038】
〔第6実施形態〕
図11、図12には、本発明の第6実施形態に係る熱電発電装置6が示されている。この熱電発電装置6において、熱電変換部20の構造も前述した第4、第5実施形態と同じであり、蒸発部10の構造のみが異なる。
【0039】
本実施形態での蒸発部10では、各区画a,b,cでの伝熱管12A,12B,12Cの配置密度は、第5実施形態と同様に粗密の違いがさほどない。また、それらの長さ寸法は全て同じである。しかし、区画b,cに配置された伝熱管12A,12Bの外周には、伝熱面積Fを大きくする目的で円環薄板状のフィン13が設けられている。フィン13は、伝熱管12B,12Cにおいて、その上下方向に間隔をあけて複数設けられているのであるが、管一本当たりのフィン13の数は伝熱管12Bよりも伝熱管12Cの方が多く、これによって流れ方向での蒸発量の均一化が図られている。
【0040】
このような構造でも、上下流にわたって蒸気をムラなく供給できるため、第4、第5実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0041】
〔第7実施形態〕
図13、図14には、本発明の第7実施形態に係る熱電発電装置7が示されている。この熱電発電装置7において、熱電変換部20の構造も前述した第4〜第6実施形態と同じであり、蒸発部10の構造のみが異なる。
【0042】
本実施形態での蒸発部10では、各伝熱管12A,12B,12Cの配置密度も、第5、第6実施形態と同様に粗密の違いがさほどない。また、それらの長さ寸法も全て同じである。しかし、区画b,cに配置された伝熱管12B,12Cの内周には、図14(C)にも伝熱管12Bを代表して示すように、伝熱面積Fを大きくする目的でヒレ状のフィン14が設けられている。フィン14は、伝熱管12B,12Cの長さ方向に沿って連続し、かつ等周間隔で複数条設けられており、例えば伝熱管12B,12Cがアルミ製の場合など、押出成型(押出形材)により管部分と一体に形成されている。また、管一本当たりのフィン14の数は伝熱管12Bよりも伝熱管12Cの方が多く、これにより流れ方向での蒸発量の均一化が図られている。
【0043】
このような構造でも、上下流にわたって蒸気をムラなく供給できるため、第4、第5実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0044】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記各実施形態の蒸発部10においては、凝縮熱媒体を蒸発させるために断面円形の伝熱管12が用いられていたが、伝熱管12の断面形状等は任意であり、断面三角形や四角形等の断面多角形の伝熱管、あるいは断面楕円形の伝熱管など、円形に限定されない。
さらに、このような伝熱管を外周側から高温媒体で加熱するタイプの他、高温媒体を伝熱管内を通して内部から加熱し、その外周面によって凝縮熱媒体を蒸発させるタイプの蒸発部を用いてもよい。
【0045】
また、本発明に係る蒸発部としては、任意断面形状の伝熱管を用いる他、図15に示すように、プレートを用いて形成してもよい。この蒸発部10は、矩形状で上下に細長い開口部15Aを有した複数のダクト部15を備えている。ダクト部15は略水平方向に連通するように上下部分が塞がれており、この中を高温媒体が流れる(黒矢印参照)。ダクト部15内には、補強を兼ねたフィン16が流れ方向に連続して設けられている。
ダクト部15間はプレート17で隔てられた蒸気発生部18となっている。蒸気発生部18の上下部分は、高温媒体の流れ方向に沿って連続した矩形状の開口部18Aとされているとともに、ダクト部15の開口部15A間に相当する部分が塞がれており、下側の開口部(不図示)から入り込む凝縮熱媒体を加熱して上側の開口部15Aから蒸気として熱電変換部20に供給する(白抜き矢印参照)。
【0046】
そして、このような蒸発部10においても、高温媒体の入口側の開口部15Aではその温度が高いのであるが、下流に向かうに従って温度が下がるために蒸発量も少なくなり、高温媒体の流れ方向での蒸発量の部分が図17に示したようになる。従って、このような蒸発部10を用いた場合には、前述の第1〜第3実施形態で説明した熱電変換部20を用いることで、本発明の目的を達成できることになる。
【0047】
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、数量などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、数量などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る熱電発電装置の概略全体を示す側断面図。
【図2】(A)が第1実施形態の熱電発電装置の熱電変換部を示す平断面図、(B)が蒸発部を示す平断面図。
【図3】本発明の第2実施形態に係る熱電発電装置の概略全体を示す側断面図。
【図4】(A)が第2実施形態の熱電発電装置の熱電変換部を示す平断面図、(B)が蒸発部を示す平断面図。
【図5】本発明の第3実施形態に係る熱電発電装置の概略全体を示す側断面図。
【図6】(A)が第3実施形態の熱電発電装置の熱電変換部を示す平断面図、(B)が蒸発部を示す平断面図。
【図7】本発明の第4実施形態に係る熱電発電装置の概略全体を示す側断面図。
【図8】(A)が第4実施形態の熱電発電装置の熱電変換部を示す平断面図、(B)が蒸発部を示す平断面図。
【図9】本発明の第5実施形態に係る熱電発電装置の概略全体を示す側断面図。
【図10】(A)が第5実施形態の熱電発電装置の熱電変換部を示す平断面図、(B)が蒸発部を示す平断面図。
【図11】本発明の第6実施形態に係る熱電発電装置の概略全体を示す側断面図。
【図12】(A)が第6実施形態の熱電発電装置の熱電変換部を示す平断面図、(B)が蒸発部を示す平断面図。
【図13】本発明の第7実施形態に係る熱電発電装置の概略全体を示す側断面図。
【図14】(A)が第7実施形態の熱電発電装置の熱電変換部を示す平断面図、(B)が蒸発部を示す平断面図、(C)が要部を拡大して示す断面図。
【図15】本発明の変形例を示す斜視図。
【図16】前記第4〜第7実施形態の蒸発部における高温媒体の流れ方向での位置と蒸発量との関係を示す図である。
【図17】従来の蒸発部における高温媒体の流れ方向での位置と蒸発量との関係を示す図である。
【符号の説明】
1〜7…熱電発電装置、10…蒸発部、11…ダクト、12…伝熱管、20…熱電変換部、22…発電プレート、23…熱電モジュール、23B…凝縮面。
Claims (5)
- 熱電発電装置(1〜3)において、
所定方向に流れる高温媒体により凝縮熱媒体の蒸気を生成する蒸発部(10)と、
この蒸発部(10)からの前記凝縮熱媒体の蒸気によって加熱される凝縮面(23B)を有した熱電モジュール(23)とを備え、
前記熱電モジュール(23)が前記高温媒体の流れ方向の上流側において下流側よりも密に配置されていることで、前記熱電モジュール(23)の凝縮面(23B)での前記凝縮熱媒体の凝縮量の分布は、前記蒸発部(10)における前記高温媒体の流れ方向での前記凝縮熱媒体の蒸発量に応じて設定されている
ことを特徴とする熱電発電装置(1〜3)。 - 熱電発電装置(4〜7)において、
所定方向に流れる高温媒体により凝縮熱媒体の蒸気を生成する蒸発部(10)と、
前記蒸発部(10)からの前記凝縮熱媒体の蒸気によって加熱される凝縮面(23B)を有した熱電モジュール(23)とを備え、
前記蒸発部(10)に配置される伝熱管(12A)が前記高温媒体の上流側において下流側よりも粗に配置されているとともに、前記熱電モジュール(23)の凝縮面(23B)での前記凝縮熱媒体の凝縮量の分布は、前記蒸発部(10)における前記高温媒体の流れ方向での前記凝縮熱媒体の蒸発量に応じ設定されている
ことを特徴とする熱電発電装置(4〜7)。 - 請求項2に記載の熱電発電装置(5〜7)において、
前記伝熱管(12A)の伝熱面積は、流れ方向の前記高温媒体の上流側よりも下流側において大きい
ことを特徴とする熱電発電装置(5〜7)。 - 請求項3に記載の熱電発電装置(5)において、
前記伝熱管(12A)の長さ寸法は、前記高温媒体の流れ方向の上流側よりも下流側において大きい
ことを特徴とする熱電発電装置(5)。 - 請求項3に記載の熱電発電装置(6、7)において、
前記伝熱管(12A)の伝熱面積は、当該伝熱管(12A)の外周または内周に設けられるフィンの有無により、高温媒体の流れ方向の上流側よりも下流側において大きい
ことを特徴とする熱電発電装置(6、7)。
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