JP6685880B2 - 熱電発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、温度差により発電する熱電素子を備える熱電発電装置に関する。
従来、この種の熱電発電装置としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1には、熱電素子の一方の面に熱媒流路を備える加熱部を設けるとともに、熱電素子の他方の面に冷媒流路を備える冷却部を設け、熱媒流路を流れる熱媒体と冷媒流路を流れる冷媒体との温度差によって発電する熱電発電装置が開示されている。
特開2015−012173号公報
しかしながら、特許文献1の熱電発電装置では、発電量を向上させるという観点において未だ改善の余地がある。
本発明は、前記課題を解決するもので、発電量を向上させることができる熱電発電装置を提供する。
本発明の一態様に係る熱電発電装置は、熱媒体が流れる熱媒流路を備える加熱部と、
冷却液が流れる冷却液流路を備える冷却部と、
一方の面に前記加熱部が設けられるとともに、他方の面に前記冷却部が設けられ、前記熱媒流路内で潜熱変化する前記熱媒体の凝縮温度と前記冷却液の温度との温度差によって発電する熱電素子と、
を備える熱電発電装置であって、
前記熱媒体の圧力又は温度を調整する熱媒調整部を更に備える。
以上のように、本発明の一態様に係る熱電発電装置によれば、発電量を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る熱電発電装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る熱電発電装置を背面から見た場合の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る熱電発電装置の加熱部の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る熱電発電装置の冷却部の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る熱電発電装置を用いた熱電発電システムの電気系統の概略図である。 本発明の実施の形態1に係る熱電発電装置を用いた熱電発電システムの熱媒体系統の概略図である。 本発明の実施の形態2に係る熱電発電装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る熱電発電装置を背面から見た場合の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る熱電発電装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る熱電発電装置の概略構成を示す図である。
(本発明の基礎となった知見)
本発明者らは、発電量を向上させるために鋭意検討した結果、以下の知見を得た。
特許文献1のような従来の熱電発電装置においては、熱媒体として高温の液体又は気体を熱媒流路に流すように構成されている。この構成では、熱媒流路を流れる熱媒体は、相が同一であるため、顕熱変化する。即ち、熱媒体は、熱媒流路を流れる過程で温度変化する。
これに対して、本発明者らは、熱媒体が熱媒流路を流れる過程において、熱媒体を相変化(例えば、気体から液体に変化)させることで、熱媒体の温度を一定にすることができ、発電量を向上させることができることを見出した。即ち、本発明者らは、熱媒体が潜熱変化するとき、熱媒体の凝縮温度が一定であるので、これを利用することで、発電量を向上させることができることを見出した。
また、本発明者らは、熱媒流路内で潜熱変化する熱媒体を利用する場合、熱媒体の圧力を制御することが、発電量を向上させる観点において重要であることを新規に知見した。例えば、熱媒体の圧力が過剰に増加すると、熱電発電装置内に歪みが発生し、熱媒流路や熱電素子が損傷する。一方、熱媒体の圧力が過剰に低下すると、熱媒体の飽和温度が低下し、熱電素子の両面の温度差を十分に確保することができない。その結果、発電量が低下することになる。さらに、本発明者らは、熱媒体の圧力は熱媒体の温度に対して比例関係にあるので、熱媒体の温度を制御することにより、実質的に熱媒体の圧力を制御することができることを知見した。これらの知見に基づき、本発明者らは、以下の発明に至った。
本発明の一態様に係る熱電発電装置は、熱媒体が流れる熱媒流路を備える加熱部と、
冷却液が流れる冷却液流路を備える冷却部と、
一方の面に前記加熱部が設けられるとともに、他方の面に前記冷却部が設けられ、前記熱媒流路内で潜熱変化する前記熱媒体の凝縮温度と前記冷却液の温度との温度差によって発電する熱電素子と、
を備える熱電発電装置であって、
前記熱媒体の圧力又は温度を調整する熱媒調整部を更に備える。
この構成によれば、熱媒流路内で潜熱変化する熱媒体の圧力又は温度を調整する熱媒調整部を備えているので、例えば、熱媒体の圧力の過剰増加を抑えて、熱媒流路や熱電素子が損傷することを抑えることができる。また、例えば、熱媒体の圧力の過剰低下を抑えて、熱媒体の凝縮圧力を維持し、熱電素子の両面の温度差を十分に確保することができる。その結果、発電量を向上させることができる。
なお、前記熱媒調整部は、前記熱媒流路内の圧力又は温度が予め決められた上限値を超えないように前記圧力又は温度を調整するよう構成されてもよい。
例えば、前記熱媒調整部は、
前記熱媒体を貯留する熱媒貯留タンクと、
前記熱媒流路と前記熱媒貯留タンクとを接続する熱媒配管と、
前記熱媒配管を開閉する弁体と、
前記熱媒体の圧力を検知する圧力検知部又は前記熱媒体の温度を検知する温度検知部と、を備え、
前記圧力検知部の検知圧力又は前記温度検知部の検知温度が予め決められた上限値を超えないように、前記弁体を開放して、前記熱媒流路内の熱媒体の一部を前記熱媒貯留タンク内に流出させるよう構成されてもよい。
また、前記熱媒調整部は、前記熱媒体に対して熱交換を行う熱交換器を備え、
前記熱交換器は、前記熱媒流路内の圧力又は温度が予め決められた上限値を超えたとき、前記熱媒体の圧力又は温度を下げるように前記熱媒体に対して熱交換を行うよう構成されてもよい。
また、前記熱媒調整部は、前記加熱部を通る冷却管を備え、前記熱媒流路内の圧力又は温度が予め決められた上限値を超えたとき、前記冷却管内に冷媒体を流すことによって前記熱媒流路内の圧力又は温度を下げるよう構成されてもよい。
また、前記熱媒調整部は、
前記冷却液流路に前記冷却液を流入させる冷却液流入管から分岐された分岐管と、
前記分岐管を開閉する弁体と、
前記熱媒体の圧力を検知する圧力検知部又は前記熱媒体の温度を検知する温度検知部と、を備え、
前記圧力検知部の検知圧力又は前記温度検知部の検知温度が予め決められた上限値を超えたとき、前記弁体を開放して、前記分岐管を通じて前記冷却液の一部を前記冷媒体として前記冷却管内に流すよう構成されてもよい。
これらの構成によれば、熱媒体の圧力の過剰増加を抑えて、熱媒流路や熱電素子が損傷することを抑えることができる。その結果、発電量を向上させることができる。
また、前記熱媒調整部は、前記熱媒流路内の圧力又は温度が予め決められた下限値を下回らないように前記圧力又は温度を調整するよう構成されてもよい。
例えば、前記熱媒調整部は、
前記熱媒体を貯留する熱媒貯留タンクと、
前記熱媒流路と前記熱媒貯留タンクとを接続する熱媒配管と、
前記熱媒体の圧力を検知する圧力検知部又は前記熱媒体の温度を検知する温度検知部と、を備え、
前記圧力検知部の検知圧力又は前記温度検知部の検知温度が予め決められた下限値を下回らないように、前記熱媒配管を通じて前記熱媒貯留タンク内の熱媒体を前記熱媒流路に流入させるよう構成されてもよい。
また、前記熱媒調整部は、前記熱媒貯留タンク内の熱媒体を前記熱媒流路に圧送するポンプを備えてもよい。
また、前記熱媒調整部は、
前記熱媒体を貯留する熱媒貯留タンクと、
前記熱媒流路と前記熱媒貯留タンクとを接続する熱媒配管と、
前記熱媒配管を開閉する弁体と、
前記熱媒体の圧力を検知する圧力検知部又は前記熱媒体の温度を検知する温度検知部と、を備え、
前記圧力検知部の検知圧力又は前記温度検知部の検知温度が予め決められた下限値を下回らないように、前記弁体を開放して、前記熱媒配管を通じて前記熱媒貯留タンク内の熱媒体を前記熱媒流路に流入させるよう構成されてもよい。
また、前記熱媒調整部は、前記熱媒貯留タンクに貯留された熱媒体を加熱する加熱器を備え、
前記加熱器は、前記熱媒貯留タンクに貯留された熱媒体の圧力又は温度が前記熱媒流路内の圧力又は温度よりも高くなるように前記熱媒体を加熱するよう構成されてもよい。
これらの構成によれば、熱媒体の圧力の過剰低下を抑えて、熱媒体の凝縮圧力を維持し、熱電素子の両面の温度差を十分に確保することができる。その結果、発電量を向上させることができる。
以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。また、各図においては、説明を容易なものとするため、各要素を誇張して示している。
(実施の形態1)
[全体構成]
実施の形態1に係る熱電発電装置の全体構成について説明する。
図1Aは、実施の形態1に係る熱電発電装置1Aの概略構成を示す。なお、図1A中のX、Y、Z方向は、それぞれ熱電発電装置1Aの縦方向、横方向、高さ方向を示す。縦方向、横方向、高さ方向は、それぞれ熱電発電装置1Aの長手方向、短手方向、上下方向を意味する。図1Bは、熱電発電装置1Aを背面(X方向)から見た場合の概略構成を示す。
図1A及び図1Bに示すように、熱電発電装置1Aは、一方の面に加熱部3が設けられるとともに、他方の面に冷却部4が設けられる熱電素子2を備えている。実施の形態1において、熱電素子2は、加熱部3の両面に設けられており、それぞれの熱電素子2を介して加熱部3の両面に、冷却部4がそれぞれ対向して設けられている。実施の形態1では、加熱部3は、高温流体が流れる流路5に配置される伝熱管6に接続されている。また、加熱部3には、熱媒調整部8Aが接続されている。
<熱電素子>
熱電素子2は、加熱部3が設けられる一方の面(高温側)と、冷却部4が設けられる他方の面(低温側)の2つの面を有する素子である。熱電素子2は、加熱部3により一方の面が加熱されるとともに、冷却部4により他方の面が冷却されることによって、その温度差を利用して発電を行う。熱電素子2の厚さは、熱電素子2の一方の面及び他方の面の大きさ(幅)よりも小さく設計されている。具体的には、熱電素子2は、板状に形成されている。実施の形態1では、複数の熱電素子2を直列に接続した熱電モジュール20a,20bが、加熱部3の両面に貼り付けられている。具体的には、4列×5行の20個の熱電素子2を有する熱電モジュール20a,20bが、加熱部3の両面に貼り付けられている。なお、熱電素子2の数は、これに限定されない。例えば、熱電発電装置1Aは、加熱部3の両面にそれぞれ1つの熱電素子2を貼り付ける構成であってもよい。
<加熱部>
加熱部3は、熱伝導性に優れた金属材料によって形成されている。加熱部3は、熱電素子2の一方の面に接触する板状に形成されている。加熱部3は、伝熱管6と接続されている。加熱部3と伝熱管6とは、それぞれ互いに連通する内部空間7a,7bを有している。加熱部3の内部空間7aと伝熱管6の内部空間7bには、熱媒体が封入されている。また、加熱部3の内部空間7aと伝熱管6の内部空間7bとは、熱媒体が循環する循環経路7を形成している。
伝熱管6は、流路5に配置されており、流路5を流れる高温流体の熱を利用して、循環経路7の一部である内部空間7bを流れる熱媒体を蒸発させる。即ち、伝熱管6は、熱媒体を蒸発させる蒸発部として機能する。加熱部3は、伝熱管6の内部空間7bで蒸発した熱媒体を凝縮する。即ち、加熱部3は、熱媒体を凝縮する凝縮部として機能する。実施の形態1では、熱媒体として水を用いている。また、流路5は、高温の排ガスが流れるエンジンの排ガスダクトである。流路5において、高温流体は、図1Aの紙面方向、即ちY方向へ流れる。なお、流路5は、エンジンの排ガスダクト以外に、例えば、産廃炉又はバイオマスボイラー等の高温環境であればよく、対流を必須としない輻射場であってもよい。
図2は、熱電発電装置1Aの加熱部3及び伝熱管6の概略構成を示す。図2に示すように、伝熱管6は、高温流体が流れる方向、即ちY方向から見て、流路5を流れる高温流体との接触面積が大きく取れるように構成されている。具体的には、伝熱管6は、Y方向から見て、X方向に延在する複数の管状部材61と、複数の管状部材61を互いに連結する複数の曲げ部62とを有する。複数の管状部材61は、Y方向から見て、Z方向に所定の間隔を有して配列されると共に、端部を曲げ部62によって連結されている。このように、伝熱管6は、複数の管状部材61を曲げ部62で連結することによって、複数の屈曲部を有する連続した配管を構成している。
加熱部3の内部空間7aには、熱媒体が流れる熱媒流路が形成されている。実施の形態1において、熱媒流路は、熱電素子2と接する加熱面の全体に熱媒体が行き渡るように形成されている。具体的には、図2に示すように、加熱部3の内部空間7aには、Z方向に延在する複数の熱媒流路が形成されている。なお、加熱部3の内部空間7aの熱媒流路は、熱媒体が重力方向に流れればよく、例えば、X方向などへ傾斜していてもよい。
<循環経路>
循環経路7は、加熱部3の内部空間7aと伝熱管6の内部空間7bとを連通して形成されている。熱媒体は、加熱部3の内部空間7aと伝熱管6の内部空間7bとを循環する。具体的には、伝熱管6が流路5を流れる高温流体によって加熱されると、伝熱管6内を流れる熱媒体が液体から蒸気になる。即ち、伝熱管6の内部空間7bにおいて、熱媒体が蒸発し、液体から気体へと相変化する。蒸気は、伝熱管6の高い側の位置にある開口端部63から加熱部3の内部空間7aの熱媒流路へ排出される。加熱部3の内部空間7aの熱媒流路に排出された蒸気は、加熱部3の加熱面に注がれながら重力方向へ落下し、当該加熱面から放熱して熱電素子2を加熱することによって凝縮される。即ち、加熱部3の内部空間7aにおいて、熱媒体は、気体から液体へと相変化する。即ち、熱媒体は、潜熱変化し、熱媒体の凝縮温度は一定である。凝縮された熱媒体は、伝熱管6の低い側にある開口端部64から伝熱管6の内部空間7bの熱媒流路へ流入する。伝熱管6の内部空間7bに流入した熱媒体は、再び、流路5を流れる高温流体によって加熱され、液体から蒸気へと相変化する。このように、加熱部3の内部空間7aと伝熱管6の内部空間7bとで形成された循環経路7を熱媒体が自然循環する。言い換えると、加熱部3の内部空間7aと伝熱管6の内部空間7bとで形成される循環経路7においては、ポンプ等の動力を使用せずとも、熱媒体の相変化を利用して、熱媒体を繰り返し循環させている。
<熱媒調整部>
熱媒調整部8Aは、加熱部3の内部空間7aの熱媒流路を流れる熱媒体の圧力を調整するように構成されている。実施の形態2において、熱媒調整部8Aは、熱媒流路内の圧力が予め決められた上限値を超えないように圧力を調整するよう構成されている。具体的には、熱媒調整部8Aは、熱媒体を貯留する熱媒貯留タンク81Aと、熱媒流路と熱媒貯留タンク81Aとを接続する熱媒配管82Aと、熱媒配管82Aを開閉する弁体83Aと、熱媒体の圧力を検知する圧力検知部84Aとを備えている。弁体83Aは、例えば、電気で駆動する電動弁や電磁弁などの自動弁である。圧力検知部84Aは、例えば、圧力センサである。
熱媒調整部8Aは、圧力検知部84Aの検知圧力が予め決められた上限値を超えないように、弁体83Aを開放して、熱媒配管82Aを通じて熱媒流路内の熱媒体の一部を熱媒貯留タンク81A内に流出させる。これにより、熱媒流路内の熱媒体の流量を低減することができ、熱媒流路内の圧力を下げることができる。なお、熱媒調整部8Aの動作は、図示しない制御部により制御される。
なお、前述したように、熱媒体の圧力は熱媒体の温度に対して比例関係にあるので、熱媒体の温度を制御することにより、実質的に熱媒体の圧力を制御することができる。このため、熱媒調整部8Aは、加熱部3の熱媒流路を流れる熱媒体の温度を調整するように構成されてもよい。具体的には、熱媒調整部8Aは、圧力検知部84Aに代えて、熱媒体の温度を検知する温度検知部を備えてもよい。この場合、熱媒調整部8Aは、例えば、当該温度検知部の検知温度が予め決められた上限値を超えないように、弁体83Aを開放して、熱媒流路内の熱媒体の一部を熱媒貯留タンク81A内に流出させるように構成すればよい。
<冷却部>
冷却部4は、熱伝導性に優れた金属材料によって形成されている。冷却部4は、熱電素子2の他方の面に接触する板状に形成されている。冷却部4の内部には、冷却液が流れる冷却液流路が形成されている。
図3は、熱電発電装置1Aの冷却部4の概略構成を示す。図3に示すように、冷却部4の内部には、熱電素子2と接触する冷却部4の冷却面の全体に冷却液が行き渡るように板状の冷却液流路40が形成されている。具体的には、冷却液流路40は、X方向に延在する複数の流路を有し、これらの流路が互いに接続されている。冷却液流路40には、低い側にある冷却液流入管41と、高い側にある冷却液排出管42とが設けられている。冷却液流入管41から冷却液流路40に流入した冷却液は、熱電素子2の他方の面と接触する冷却面を冷却した後、冷却液排出管42から排出される。なお、実施の形態1では、冷却液流路40は、熱電素子2と接触する冷却面の全体に冷却液が行き渡るような板状形状に形成されているが、熱電素子2の他方の面を全体的に均一に冷却することができればよく、形状は限定されない。また、冷却部4の内部の冷却液流路40の複数の流路は、X方向だけでなくZ方向に延在していてもよい。実施の形態1では、冷却液として、水を用いている。
<電気系統>
図4は、熱電発電装置1Aを用いた熱電発電システム10の電気系統の概略図を示す。図4に示すように、熱電発電システム10は、4つの熱電発電装置1Aと、インバータ11と、電気負荷12とを備えている。熱電発電システム10において、4つの熱電発電装置1Aは、並列に接続されている。並列に接続された4つの熱電発電装置1Aは、インバータ11に接続されている。インバータ11は、電気負荷12に接続されている。熱電発電システム10において、4つの熱電発電装置1Aで発電された電力は、インバータ11を介して電気負荷12へ供給される。
<熱媒体系統>
図5は、熱電発電装置1Aを用いた熱電発電システム10の熱媒体系統の概略図を示す。図5において、点線及び一点鎖線は熱媒体のライン、実線は冷却液のラインを示す。まず、熱媒体の流れについて説明する。図5に示すように、熱媒体ラインL1,L2,L3が熱電発電装置1Aの加熱部3に接続されている。熱媒体ラインL1,L2,L3には、それぞれ弁が設けられている。加熱部3の内部において、熱媒体が自然循環している間、熱媒体ラインL1,L2,L3の弁は閉じている。なお、熱媒体ラインL3に設けられている弁は、圧力弁である。
熱媒体ラインL1は、熱媒体となる水を充填するラインである。加熱部3の内部に熱媒体を入れたい場合、熱媒体ラインL1の弁を開き、タンク13から熱媒体ラインL1を通って加熱部3の内部へ熱媒体を供給する。
熱媒体ラインL2は、真空ポンプ14を用いて真空引きするためのラインである。加熱部3の内部に熱媒体が入っていない状態で、熱媒体ラインL2を介して真空ポンプ14により真空引きを行う。真空引き後、タンク13内の熱媒体が熱媒体ラインL1を通り、加熱部3の内部へ供給される。
熱媒体ラインL3は、加熱部3内の熱媒体をタンク13へ排出するラインである。加熱部3の内部の蒸気圧が熱媒体ラインL3の圧力弁の許容値よりも大きくなると、圧力弁が開き、加熱部3の内部の蒸気が熱媒体ラインL3へ排出される。加熱部3から排出された熱媒体は、熱媒体ラインL3を通り、熱交換器15を介してタンク13に排出される。実施の形態1では、熱媒体及び冷却液ともに水を用いているため、冷却液と熱媒体とをタンク13に貯留することができる。
次に、冷却液の流れについて説明する。図5に示すように、冷却液は、ポンプ等によって、タンク13から冷却液ラインL4を通って冷却部4へ流れる。冷却部4を流れた冷却液は、冷却液ラインL5を通って冷却設備16へ流れる。冷却設備16は、例えば、冷却液を冷却するクーリングタワーである。冷却設備16において冷却された冷却液は、タンク13で貯留される。
[効果]
実施の形態1に係る熱電発電装置1Aによれば、以下の効果を奏することができる。
熱電発電装置1Aは、加熱部3の内部空間7aの熱媒流路内で潜熱変化する熱媒体の凝縮温度と冷却液の温度との温度差によって発電する熱電素子2を備えている。この構成によれば、熱媒体の潜熱変化を利用して、熱媒体の温度が一定になるようにしているので、発電量を向上させることができる。
また、熱電発電装置1Aは、熱媒体の圧力を調整する熱媒調整部8Aを備えている。熱媒調整部8Aは、熱媒流路内の圧力が予め決められた上限値を超えないように圧力を調整するよう構成されている。この構成によれば、熱媒体の圧力の過剰増加を抑えて、熱媒流路や熱電素子2が損傷することを抑えることができる。その結果、発電量を向上させることができる。
なお、熱電発電装置1Aの熱電モジュール20a、20bの耐熱温度に応じて、熱媒体の温度の「予め決められた上限値」は、当該耐熱温度よりも低い温度、例えば耐熱温度−30℃に設定すればよい。また、熱媒体の圧力の「予め決められた上限値」は、耐熱圧力応じて設定すればよい。なお、冷却液の温度が約30度であり、熱媒体の温度が約150度、熱媒体の圧力が約1.1MPaである場合、例えば、約200W程度の発電量を得ることができる。
なお、実施の形態1では、4つの熱電発電装置1Aを用いた熱電発電システム10を説明したが、本発明はこれに限定されない。熱電発電システム10は、1つ以上の熱電発電装置1Aを備えていればよい。
また、実施の形態1では、熱媒体及び冷却液として水を用いたが、本発明はこれに限定されない。熱媒体と冷却液とは、異なっていてもよい。熱媒体としては、循環経路7内で気体と液体とに相変化することができるものであればよい。冷却液としては、冷却できる液体であればよい。
また、実施の形態1では、熱電素子2を加熱部3の両方の面に設ける例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、熱電素子2は、加熱部3の一方の面にのみ設けてもよい。
また、実施の形態1では、弁体83Aは、電動弁や電磁弁などの自動弁であるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、弁体83Aは、一定の圧力を超えると開放する圧力逃がし弁であってもよい。この場合、圧力検知部84Aを設ける必要性を無くすことができる。
(実施の形態2)
[全体構成]
本発明の実施の形態2に係る熱電発電装置について説明する。なお、実施の形態2では、主に実施の形態1と異なる点について説明する。実施の形態2においては、実施の形態1と同一又は同等の構成については同じ符号を付して説明する。また、実施の形態2では、実施の形態1と重複する記載は省略する。
図6は、実施の形態2に係る熱電発電装置1Bの概略構成を示す。
実施の形態2では、熱媒調整部8Aに代えて、熱媒調整部8Bを備える点が、実施の形態1と異なる。
熱媒調整部8Bは、加熱部3の内部空間7aの熱媒流路内の圧力が予め決められた上限値を超えたとき、熱媒体の圧力を下げるよう構成されている。具体的には、図6に示すように、熱媒調整部8Bは、熱媒体に対して熱交換を行う熱交換器81Bと、加熱部3の内部空間7aと熱交換器81Bとを接続する熱媒配管82Bと、熱媒体の圧力を検知する圧力検知部83Bとを備えている。圧力検知部83Bは、例えば、圧力センサである。
熱交換器81Bは、圧力検知部83Bの検知圧力が予め決められた上限値を超えたとき、熱媒体の圧力を下げるように熱媒体に対して熱交換を行うよう構成されている。例えば、熱交換器81Bは、冷却液が流れる冷却液流路(図示せず)と、当該冷却液流路を開閉する弁体(図示せず)とを備え、熱媒配管82Bに取り付けられている。冷却液を圧力検知部83Bの検知圧力が予め決められた上限値を超えたとき、熱交換器81Bは、弁体を開放して冷却液流路に冷却液を流す。これにより、熱媒配管82Bを流れる熱媒体が冷却され、熱媒体の圧力が下げられる。なお、熱媒調整部8Bの動作は、図示しない制御部により制御される。
[効果]
実施の形態2に係る熱電発電装置1Bによれば、以下の効果を奏することができる。
熱電発電装置1Bによれば、熱交換器81Bにより直接的に熱媒体の圧力を下げることができるので、熱媒体の圧力の過剰増加をより確実に抑えて、熱媒流路や熱電素子2が損傷することを抑えることができる。その結果、発電量を向上させることができる。
なお、前述したように、熱媒体の圧力は熱媒体の温度に対して比例関係にあるので、熱媒調整部8Bは、加熱部3の内部空間7aの熱媒流路内の温度が予め決められた上限値を超えたとき、熱媒体の温度を下げるよう構成されてもよい。具体的には、熱媒調整部8Bは、圧力検知部83Bに代えて、熱媒体の温度を検知する温度検知部を備えてもよい。この場合、熱交換器81Bは、例えば、当該温度検知部の検知温度が予め決められた上限値を超えたとき、熱媒体の温度を下げるように熱媒体に対して熱交換を行うよう構成すればよい。
(実施の形態3)
[全体構成]
本発明の実施の形態3に係る熱電発電装置について説明する。なお、実施の形態3では、主に実施の形態1と異なる点について説明する。実施の形態3においては、実施の形態1と同一又は同等の構成については同じ符号を付して説明する。また、実施の形態3では、実施の形態1と重複する記載は省略する。
図7は、実施の形態3に係る熱電発電装置1Cを背面(X方向)から見た場合の概略構成を示す。
実施の形態3では、熱媒調整部8Aに代えて、熱媒調整部8Cを備える点が、実施の形態1と異なる。
熱媒調整部8Cは、加熱部3の内部空間7aの熱媒流路内の圧力が予め決められた上限値を超えたとき、熱媒体の圧力を下げるよう構成されている。具体的には、熱媒調整部8Cは、加熱部3を通る冷却管81Cと、冷却液流入管41(図3参照)から分岐され且つ冷却管81Cに接続する分岐管82Cと、分岐管82Cを開閉する弁体83Cと、熱媒体の圧力を検知する圧力検知部84Cとを備えている。弁体83Cは、例えば、電気で駆動する電動弁や電磁弁などの自動弁である。圧力検知部84Aは、例えば、圧力センサである。
熱媒調整部8Cは、圧力検知部84Cの検知圧力が予め決められた上限値を超えたとき、弁体83Cを開放して、分岐管82Cを通じて冷却液の一部を冷媒体として冷却管81C内に流すことによって、熱媒流路内の圧力を下げるように構成されている。なお、熱媒調整部8Cの動作は、図示しない制御部により制御される。
[効果]
実施の形態3に係る熱電発電装置1Cによれば、以下の効果を奏することができる。
熱電発電装置1Cは、加熱部3を通る冷却管81Cに冷媒体として冷却液の一部を流すことによって熱媒体の圧力を下げるように構成されている。この構成によれば、熱媒体の圧力の過剰増加をより確実に抑えて、熱媒流路や熱電素子2が損傷することを抑えることができる。その結果、発電量を向上させることができる。また、前述した実施の形態2のように、熱交換器81Bを備える必要がない。また、冷却部4の冷却液流路40に流す冷却液の一部を冷媒体として利用するので、熱媒体の圧力を下げるために冷媒体を別途用意する必要がない。
なお、前述したように、熱媒体の圧力は熱媒体の温度に対して比例関係にあるので、熱媒調整部8Cは、加熱部3の内部空間7aの熱媒流路内の温度が予め決められた上限値を超えたとき、熱媒体の温度を下げるよう構成されてもよい。具体的には、熱媒調整部8Cは、圧力検知部84Cに代えて、熱媒体の温度を検知する温度検知部を備えてもよい。この場合、熱交換器81Bは、例えば、当該温度検知部の検知温度が予め決められた上限値を超えたとき、加熱部3を通る冷却管81Cに冷却液の一部を流すことによって熱媒体の温度を下げるように構成すればよい。
なお、冷却管81Cは、加熱部3の内部を蛇行するように、例えば、コイル状に構成されることが好ましい。この構成によれば、加熱部3と冷却管81Cとの接触面積を増加させて、冷却効率を向上させることができる。
(実施の形態4)
[全体構成]
本発明の実施の形態4に係る熱電発電装置について説明する。なお、実施の形態4では、主に実施の形態1と異なる点について説明する。実施の形態4においては、実施の形態1と同一又は同等の構成については同じ符号を付して説明する。また、実施の形態4では、実施の形態1と重複する記載は省略する。
図8は、実施の形態4に係る熱電発電装置1Dの概略構成を示す。
実施の形態4では、熱媒調整部8Aに代えて、熱媒調整部8Dを備える点が、実施の形態1と異なる。
熱媒調整部8Dは、加熱部3の内部空間7aの熱媒流路内の圧力が予め決められた下限値を下回らないように熱媒体の圧力を調整するよう構成されている。具体的には、熱媒調整部8Dは、熱媒体を貯留する熱媒貯留タンク81Dと、熱媒流路と熱媒貯留タンク81Dとを接続する熱媒配管82Dと、熱媒体の圧力を検知する圧力検知部83Dとを備えている。圧力検知部83Dは、例えば、圧力センサである。
熱媒調整部8Dは、圧力検知部83Dの検知圧力が予め決められた下限値を下回らないように、熱媒配管82Dを通じて熱媒貯留タンク81D内の熱媒体を熱媒流路に流入させるように構成されている。なお、熱媒流路は接続部分を除いて密閉されている。このため、熱媒貯留タンク81D内の熱媒体を熱媒流路に流入させると、熱媒流路を流れる熱媒体の充填量が増加し、熱媒流路の圧力が高くなる。
実施の形態4では、熱媒調整部8Dは、更に、熱媒貯留タンク81D内の熱媒体を熱媒流路に圧送するポンプ84Dを備えている。このポンプ84Dにより、熱媒貯留タンク81D内の熱媒体を熱媒流路に流入させることができる。また、熱媒配管82Dには、熱媒流路から熱媒貯留タンク81Dへの熱媒体の流れを規制する一方、熱媒貯留タンク81Dから熱媒流路への熱媒体の流れを許容する逆止弁85Dが設けられている。この逆止弁85Dにより、意図しないタイミングで熱媒貯留タンク81D内へ熱媒体が逆流することが抑えられる。
また、熱媒調整部8Dは、熱媒貯留タンク81Dに貯留された熱媒体を加熱する加熱器86Dを更に備えている。加熱器86Dは、熱媒貯留タンク81Dに貯留された熱媒体の圧力が、熱媒流路内の熱媒体の圧力よりも大きくなるように、熱媒貯留タンク81Dに貯留された熱媒体を加熱する。これにより、熱媒貯留タンク81D内の熱媒体を、より確実に熱媒流路に流入させることができる。加熱器86Dは、熱媒体を加熱可能なものであればよく、特に限定されない。例えば、加熱器86Dは、バーナーやヒータであってもよい。なお、熱媒調整部8Dの動作は、図示しない制御部により制御される。
[効果]
実施の形態4に係る熱電発電装置1Dによれば、以下の効果を奏することができる。
熱電発電装置1Dは、加熱部3の内部空間7aの熱媒流路内の圧力が予め決められた下限値を下回らないように、熱媒貯留タンク81D内の熱媒体を熱媒流路内に流すように構成されている。この構成によれば、熱媒体の圧力の過剰低下を抑えて、熱媒体の凝縮圧力を維持し、熱電素子2の両面の温度差を十分に確保することができる。その結果、発電量を向上させることができる。
また、例えば、熱電発電装置1Dの駆動を開始した直後は、熱媒体の圧力は通常低い。これに対して、熱電発電装置1Dによれば、当該熱媒体の圧力の上昇を促すことができ、発電量を向上させることができる。
なお、熱媒体の圧力が過剰増加した場合には、熱媒流路や熱電素子2が損傷し、元の状態に戻らない可能性がある。このため、熱媒流路内の圧力が予め決められた上限値を超えたときには、熱媒体の圧力を直ちに下げることが好ましい。これに対して、熱媒体の圧力が過剰低下しても、熱媒流路や熱電素子2は損傷しない。このため、熱媒流路内の圧力が予め決められた下限値を一定期間下回ったときに、熱媒体の圧力を上げるように構成されてもよい。
なお、前述したように、熱媒体の圧力は熱媒体の温度に対して比例関係にあるので、熱媒調整部8Dは、加熱部3の内部空間7aの熱媒流路内の温度が予め決められた下限値を下回らないように熱媒体の温度を調整するよう構成されてもよい。具体的には、熱媒調整部8Dは、圧力検知部83Dに代えて、熱媒体の温度を検知する温度検知部を備えてもよい。この場合、熱媒調整部8Dは、例えば、当該温度検知部の検知温度が予め決められた下限値を下回らないように、熱媒配管82Dを通じて熱媒貯留タンク81D内の熱媒体を熱媒流路に流入させるように構成すればよい。
なお、実施の形態4では、熱媒調整部8Dがポンプ84D及び加熱器86Dを備えるように構成したが、本発明はこれに限定されない。熱媒調整部8Dは、熱媒貯留タンク81D内の熱媒体を熱媒流路に流入させることができればよく、ポンプ84D及び加熱器86Dのいずれか一方のみを備えるように構成されてもよい。
(実施の形態5)
[全体構成]
本発明の実施の形態5に係る熱電発電装置について説明する。なお、実施の形態5では、主に実施の形態1と異なる点について説明する。実施の形態5においては、実施の形態1と同一又は同等の構成については同じ符号を付して説明する。また、実施の形態5では、実施の形態1と重複する記載は省略する。
図9は、実施の形態5に係る熱電発電装置1Eの概略構成を示す。
実施の形態5では、熱媒調整部8Aに代えて、熱媒調整部8Eを備える点が、実施の形態1と異なる。
熱媒調整部8Eは、加熱部3の内部空間7aの熱媒流路内の圧力が予め決められた下限値を下回らないように熱媒体の圧力を調整するよう構成されている。具体的には、熱媒調整部8Eは、熱媒体を貯留する熱媒貯留タンク81Eと、熱媒流路と熱媒貯留タンク81Eとを接続する熱媒配管82Eと、熱媒配管82Eを開閉する弁体83Eと、熱媒体の圧力を検知する圧力検知部84Eとを備えている。弁体83Eは、例えば、電気で駆動する電動弁や電磁弁などの自動弁である。圧力検知部84Eは、例えば、圧力センサである。
熱媒調整部8Eは、圧力検知部84Eの検知圧力が予め決められた下限値を下回らないように、弁体83Eを開放して、熱媒配管82Eを通じて熱媒貯留タンク81E内の熱媒体を熱媒流路に流入させるよう構成されている。なお、熱媒流路は接続部分を除いて密閉されている。このため、熱媒貯留タンク81E内の熱媒体を熱媒流路に流入させると、熱媒流路を流れる熱媒体の充填量が増加し、熱媒流路の圧力が高くなる。
また、熱媒調整部8Eは、熱媒貯留タンク81Eに貯留された熱媒体を加熱する加熱器85Eを更に備えている。加熱器85Eは、熱媒貯留タンク81Eに貯留された熱媒体の圧力が、熱媒流路内の熱媒体の圧力よりも大きくなるように、熱媒貯留タンク81Eに貯留された熱媒体を加熱する。これにより、熱媒貯留タンク81E内の熱媒体を、より確実に熱媒流路に流入させることができる。なお、熱媒調整部8Eの動作は、図示しない制御部により制御される。
[効果]
実施の形態5に係る熱電発電装置1Eによれば、以下の効果を奏することができる。
熱電発電装置1Eは、加熱部3の内部空間7aの熱媒流路内の圧力が予め決められた下限値を下回らないように、熱媒貯留タンク81E内の熱媒体を熱媒流路内に流すように構成されている。この構成によれば、熱媒体の圧力の過剰低下を抑えて、熱媒体の凝縮圧力を維持し、熱電素子2の両面の温度差を十分に確保することができる。その結果、発電量を向上させることができる。
なお、前述したように、熱媒体の圧力は熱媒体の温度に対して比例関係にあるので、熱媒調整部8Eは、加熱部3の内部空間7aの熱媒流路内の温度が予め決められた下限値を下回らないように熱媒体の温度を調整するよう構成されてもよい。具体的には、熱媒調整部8Eは、圧力検知部84Eに代えて、熱媒体の温度を検知する温度検知部を備えてもよい。この場合、熱媒調整部8Eは、例えば、当該温度検知部の検知温度が予め決められた下限値を下回らないように、熱媒配管82Eを通じて熱媒貯留タンク81E内の熱媒体を熱媒流路に流入させるように構成すればよい。
なお、熱媒調整部8Eは、実施の形態1に係る熱媒調整部8Aと同様に、熱媒流路内の圧力が予め決められた上限値を超えないように圧力を調整するよう構成されてもよい。即ち、熱媒調整部8Eは、加熱器85Eによって熱媒貯留タンク81E内の熱媒体を加熱せず、熱媒貯留タンク81E内の熱媒体の圧力を、熱媒流路内の熱媒体の圧力よりも低くする。例えば、熱電発電装置1Eの駆動を開始した直後は、熱媒体の圧力が通常低く、このような状態にある。その後、熱媒調整部8Eは、圧力検知部84Eの検知圧力が予め決められた上限値を超えないように、弁体83Eを開放して、熱媒配管82Aを通じて熱媒流路内の熱媒体の一部を熱媒貯留タンク81E内に流出させるように構成されてもよい。このように構成することで、熱媒体の圧力の過剰増加及び過剰低下の両方を抑えて、発電量を一層向上させることができる。
なお、実施の形態5では、弁体83Eは、電動弁や電磁弁などの自動弁であるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、弁体83Eは、一定の圧力を超えると開放する圧力逃がし弁であってもよい。この場合、圧力検知部84Eを設ける必要性を無くすことができる。
なお、前記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明をある程度の詳細さをもって各実施形態において説明したが、これらの実施形態の開示内容は構成の細部において変化してしかるべきものである。また、各実施形態における要素の組合せや順序の変化は、本開示の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本発明は、発電量を向上させることができるので、エンジンの排ガスダクトなどの流路を流れる高温流体の熱を利用して発電を行う熱電発電装置に有用である。
1A,1B,1C,1D,1E 熱電発電装置
10 熱電発電システム
11 インバータ
12 電気負荷
13 タンク
14 真空ポンプ
15 熱交換器
16 冷却設備
2 熱電素子
20a,20b 熱電モジュール
3 加熱部
4 冷却部
40 冷却液流路
41 冷却液流入管
42 冷却液排出管
5 流路
6 伝熱管
61 管状部材
62 曲げ部
63,64 開口端部
7 循環経路
7a,7b 内部空間
8A,8B,8C,8D,8E 熱媒調整部
81A 熱媒貯留タンク
82A 熱媒配管
83A 弁体
84A 圧力検知部
81B 熱交換器
82B 熱媒配管
83B 圧力検知部
81C 冷却管
82C 分岐管
83C 弁体
84C 圧力検知部
81D 熱媒貯留タンク
82D 熱媒配管
83D 圧力検知部
84D ポンプ
85D 逆止弁
86D 加熱器
81E 熱媒貯留タンク
82E 熱媒配管
83E 弁体
84E 圧力検知部
85E 加熱器
L1,L2,L3 熱媒体ライン
L4,L5 冷却液ライン

Claims (10)

  1. 熱媒体が流れる熱媒流路を備える加熱部と、
    冷却液が流れる冷却液流路を備える冷却部と、
    一方の面に前記加熱部が設けられるとともに、他方の面に前記冷却部が設けられ、前記熱媒流路内で潜熱変化する前記熱媒体の凝縮温度と前記冷却液の温度との温度差によって発電する熱電素子と、
    を備える熱電発電装置であって、
    前記熱媒体の圧力又は温度を調整する熱媒調整部を更に備え
    前記熱媒調整部は、
    前記熱媒体を貯留する熱媒貯留タンクと、
    前記熱媒流路と前記熱媒貯留タンクとを接続する熱媒配管と、
    前記熱媒体の圧力を検知する圧力検知部又は前記熱媒体の温度を検知する温度検知部と、
    前記熱媒貯留タンクに貯留された熱媒体を加熱する加熱器と、
    を備え、
    前記圧力検知部の検知圧力又は前記温度検知部の検知温度が予め決められた下限値を下回らないように、前記熱媒配管を通じて前記熱媒貯留タンク内の熱媒体を前記熱媒流路に流入させるよう構成されている、熱電発電装置。
  2. 前記熱媒調整部は、前記熱媒流路内の圧力又は温度が予め決められた上限値を超えないように前記圧力又は温度を調整するよう構成されている、請求項1に記載の熱電発電装置。
  3. 前記熱媒調整部は、前記熱媒配管を開閉する弁体を更に備え、
    前記圧力検知部の検知圧力又は前記温度検知部の検知温度が予め決められた上限値を超えないように、前記弁体を開放して、前記熱媒流路内の熱媒体の一部を前記熱媒貯留タンク内に流出させるよう構成されている、請求項2に記載の熱電発電装置。
  4. 前記熱媒調整部は、前記熱媒体に対して熱交換を行う熱交換器を備え、
    前記熱交換器は、前記熱媒流路内の圧力又は温度が予め決められた上限値を超えたとき、前記熱媒体の圧力又は温度を下げるように前記熱媒体に対して熱交換を行うよう構成されている、請求項1に記載の熱電発電装置。
  5. 前記熱媒調整部は、前記加熱部を通る冷却管を備え、前記熱媒流路内の圧力又は温度が予め決められた上限値を超えたとき、前記冷却管内に冷媒体を流すことによって前記熱媒流路内の圧力又は温度を下げるよう構成されている、請求項1に記載の熱電発電装置。
  6. 前記熱媒調整部は、
    前記冷却液流路に前記冷却液を流入させる冷却液流入管から分岐された分岐管と、
    前記分岐管を開閉する弁体と、
    前記熱媒体の圧力を検知する圧力検知部又は前記熱媒体の温度を検知する温度検知部と、を備え、
    前記圧力検知部の検知圧力又は前記温度検知部の検知温度が予め決められた上限値を超えたとき、前記弁体を開放して、前記分岐管を通じて前記冷却液の一部を前記冷媒体として前記冷却管内に流すよう構成されている、請求項5に記載の熱電発電装置。
  7. 前記熱媒調整部は、前記熱媒流路内の圧力又は温度が予め決められた下限値を下回らないように前記圧力又は温度を調整するよう構成されている、請求項1〜6のいずれか1つに記載の熱電発電装置。
  8. 前記熱媒調整部は、前記熱媒貯留タンク内の熱媒体を前記熱媒流路に圧送するポンプを備えている、請求項1〜7のいずれか1つに記載の熱電発電装置。
  9. 前記熱媒調整部は、前記熱媒配管を開閉する弁体を更に備え、
    前記圧力検知部の検知圧力又は前記温度検知部の検知温度が予め決められた下限値を下回らないように、前記弁体を開放して、前記熱媒配管を通じて前記熱媒貯留タンク内の熱媒体を前記熱媒流路に流入させるよう構成されている、請求項1〜8のいずれか1つに記載の熱電発電装置。
  10. 前記加熱器は、前記熱媒貯留タンクに貯留された熱媒体の圧力又は温度が前記熱媒流路内の圧力又は温度よりも高くなるように前記熱媒体を加熱するよう構成されている、請求項のいずれか1つに記載の熱電発電装置。
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