JP4363750B2 - ミシンにおける後プーラー昇降操作装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばトランクスなどの丸物生地の縫製にあたって、縫製箇所から送り出されてくる生地を上下(表裏)両面から挟んで送り案内する場合に用いられるミシンにおける後プーラー昇降操作装置に関し、詳しくは、縫製箇所の直後に配置された上下一対のプーラーのうち、上部プーラーを手動操作によって縫製時には下部プーラーに当接するように下降させ、縫製後には下部プーラーから離間するように上昇させるべく構成されているミシンにおける後プーラー昇降操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ミシンにおける後プーラー昇降操作装置として、従来は、図7〜図11に示すような構成が採用されていた。すなわち、ミシンアーム部1の側面の上下位置から側方へ向けて一体に突出させた突片部1a,1bに亘って縦シャフト2がスライド昇降自在に支持されている。この縦シャフト2の下端部に、縫製箇所の直後に配置された上下一対のプーラー3,4のうちの上部プーラー3が門形の支持台5を介して水平軸芯周りに回転可能に保持されているとともに、上記縦シャフト2の中間部にはボルト6を介してシャフト抱き部材7が固定されている。このシャフト抱き部材7とミシンアーム部1の上部突片部1aとの間にはコイルバネ8が介在され、このコイルバネ8の弾性力によって縦シャフト2及び上部プーラー3が下方、つまり、下部プーラー4側に向けて弾性付勢されている。
【0003】
一方、ミシンアーム部1の下部突片部1bの先端面には支点ネジ9を介してその軸芯周りに上下に揺動可能な手動操作式揺動レバー10が枢支されている。この揺動レバー10の基端部内側には、上記シャフト抱き部材7にネジ11を介して取り付けられたローラ12の周面下端部に係合し揺動レバー10の操作揺動に伴い上記シャフト抱き部材7を押上げて縦シャフト2及び上部プーラー3をコイルバネ8による下降方向への弾性付勢力に抗して上昇させる偏心カム13が一体に連設されている。なお、図中の14は、上部プーラー3の下降限位置を調整するための位置調整ネジで、シャフト抱き部材7に螺合されている。
【0004】
次に、上記のように構成された従来のミシンにおける後プーラー昇降操作装置による上部プーラー3の昇降動作について説明する。縫製時には、図8及び図9に示すように、揺動レバー10を支点ネジ9の軸芯周りで下方に揺動操作することによって、揺動レバー10と一体に支点ネジ9の軸芯周りに回転する偏心カム13の偏心量の小さい箇所がローラ12の周面下端部に係合するために、シャフト抱き部材7はコイルバネ8の弾性付勢力により押し下げられて縦シャフト2及び上部プーラー3が下部プーラー4側に向け下降限位置まで下降し、上部プーラー3が下部プーラー4の周面に当接もしくは極近接する。これによって、上下両プーラー3,4間で縫製直後の生地を表裏両面から挟んで所定方向への送り案内機能を発揮する。
【0005】
そして、縫製後には、図10及び図11に示すように、揺動レバー10を支点ネジ9の軸芯周りで上方に揺動操作することによって、この揺動レバー10と一体に回転する偏心カム13に係合しているローラ12を介してシャフト抱き部材7がコイルバネ8の弾性付勢力に抗して上方に押上げられるために、縦シャフト2及び上部プーラー3が上昇し、上部プーラー3が下部プーラー4の周面から離間する。これによって、上下両プーラー3,4による生地挟みが解放され縫製済みの生地をミシンの縫製箇所から取り出すことが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように手動操作式揺動レバー10に一体連設された偏心カム13を介して縦シャフト2及び上部プーラー3を昇降させるように構成してなる従来のミシンにおける後プーラー昇降操作装置では、図12に示すように、縦シャフト2の中心部から偏心カム13による昇降力伝達点までの距離寸法Lが大きいために、揺動レバー10の揺動操作時にこじれが生じることは避けられない。特に、コイルバネ8の弾性付勢力に抗して上部プーラー3を上昇させる際にこじれが生じると、揺動レバー10の揺動操作に大きな力を要することになり、上部プーラー3の昇降操作を一日に多数回繰り返しながら縫製作業を行なう作業者に与える操作労力が多大になるという問題があった。
【0007】
また、揺動レバー10が支点ネジ9を介してミシンアーム部1の先端面に揺動可能に枢支されている従来の構成では、ミシン運転時の振動等の影響によって支点ネジ9に緩みが発生しやすく、それに気付かず使用していると、遂には所定の後プーラー昇降操作自体が行なえなくなったり、操作不良に陥ったりする可能性もあった。
【0008】
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、こじれを非常に少なくして軽い力で上部プーラーを昇降操作可能として操作労力の著しい軽減を図ることができ、また、ネジの緩みに起因する操作不能や操作不良の発生をなくすることができるミシンにおける後プーラー昇降操作装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るミシンにおける後プーラー昇降操作装置は、縫製箇所の直後に配置された上下一対のプーラーのうち、上部プーラーをミシンアーム部に昇降自在に支持された縦シャフトの下端部に回転可能に保持させるとともに、縦シャフトの中間部に固定されたシャフト抱き部材とミシンアーム部との間に介在されて縦シャフト及び上部プーラーを下部プーラー側に向けて弾性付勢するバネと、上記シャフト抱き部材の下端面に係合した状態での操作揺動に伴い上記バネによる弾性付勢力に抗して縦シャフト及び上部プーラーを上昇させる手動操作式揺動レバーとを設けてなるミシンにおける後プーラー昇降操作装置であって、上記縦シャフトに近いミシンアーム部の先端面に形成した切込溝内に帯板部材が上下方向にスライドのみ自在に嵌合保持され、このスライド式帯板部材に上記シャフト抱き部材の下端面に係合する係合突起が固定突出されているいる一方、上記切込溝の開口を閉塞するようにミシンアーム部に固定した固定板に揺動レバーの基端部を水平方向に移動可能に嵌合保持する長孔が形成され、この揺動レバーの可動基端部と上記スライド式帯板部材との間に、揺動レバーの操作揺動運動を帯板部材の上下方向のスライド運動に変換するクランク機構が設けられていることを特徴とするものである。
【0010】
上記構成の本発明によれば、揺動レバーを揺動操作すると、その操作揺動運動がクランク機構を介して帯板部材に伝達されて該帯板部材がミシンアーム部先端面に形成の切込溝内で上下方向にスライド運動する。この帯板部材の上下スライド運動が係合突起を介してシャフト抱き部材に伝達されることになり、帯板部材の上方へのスライド時にはシャフト抱き部材がバネによる弾性付勢力に抗して押し上げられて縦シャフト及び上部プーラーが上昇し上下一対のプーラーが離間する。一方、帯板部材の下方へのスライド時にはシャフト抱き部材がバネによる弾性付勢力を受けて押し下げられて縦シャフト及び上部プーラーが下降し上下一対のプーラーが当接または極近接する。
【0011】
このように縦シャフトに近い位置に設けられた帯板部材の上下スライド運動をシャフト抱き部材に伝達する構成として縦シャフトの中心部からシャフト抱き部材に対する昇降力伝達点までの距離寸法を小さくしているために、揺動レバーの揺動操作時におけるこじれの発生が非常に少なくなり、軽い操作力で上部プーラーをスムーズに上昇させることが可能で、上部プーラーの昇降操作を一日に多数回繰り返しながら縫製作業を行なう縫製作業者に与える操作労力の著しい軽減が図れる。また、上記の昇降操作時に揺動レバーはその基端部がクランキ機構の偏芯量に対応して水平方向に移動するように固定板の長孔内を嵌合保持された構成であって、支点ネジの使用を省略しているので、ミシン運転時の振動等の影響によって生じる支点ネジの緩みに起因する操作不能や操作不良という不都合な事態の発生を回避し、長期使用後においても軽い力でプーラーを確実に昇降操作することが可能である。
【0012】
上記構成の本発明に係るミシンにおける後プーラー昇降操作装置において、上記運動変換用のクランク機構として、請求項2に記載のように、揺動レバーの下方への揺動時に上部プーラーが上昇され、上方への揺動時に上部プーラーがバネの弾性付勢力で下降されるように構成することによって、縫製時は揺動レバーが引き上げられた状態で使用し縫製後はレバーを引き下げ操作することで上部プーラーを上昇させるといったように、上部プーラーの昇降操作に人間工学的な面から合理性を持たせて作業性の一層の改善を図ることができる。
【0013】
また、上記構成の本発明に係るミシンにおける後プーラー昇降操作装置において、請求項3に記載のように、上記揺動レバーの基端部とミシンアーム部との間に、レバーの振動防止用バネを介在させる構成を採用することによって、支点レスの揺動レバーがミシン運転時に振動したり、ガタついて騒音を発したりすることを防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明に係るミシンにおける後プーラー昇降操作装置の構成を示すものであり、基本的には、図7〜図11に示す従来装置と同様な構成が採用されている。なお、従来装置と同一もしくは対応する部品、部位には同一の符号を用いて説明する。
【0015】
すなわち、ミシンアーム部1の側面の上下位置から側方へ向けて一体に突出させた突片部1a,1bに亘って縦シャフト2がスライド昇降自在に支持され、この縦シャフト2の下端部には、縫製箇所の直後に配置された上下一対のプーラー3,4のうちの上部プーラー3が門形の支持台5を介して水平軸芯周りに回転可能に保持されているとともに、上記縦シャフト2の中間部にはボルト6を介してシャフト抱き部材7が固定されている。このシャフト抱き部材7とミシンアーム部1の上部突片部1aとの間にはコイルバネ8が介在され、このコイルバネ8の弾性力によって縦シャフト2及び上部プーラー3が下方、つまり、下部プーラー4側に向けて弾性付勢されている。
【0016】
上記縦シャフト2に近いミシンアーム部1の上部突片部1a及び下部突片部1bの先端面には同一平面上に位置させて切込溝15が形成されており、この切込溝15内に帯板部材16が上下方向にスライドのみ自在に嵌合保持されている。この上下スライド式帯板部材16には、図2に明示するように、上記シャフト抱き部材7の下端部に形成した凹入段部7Aの下面に係合する係合突起17が固定突出されており、これによって、縦シャフト2の中心部から係合突起17と凹入段部7Aの下面とにより構成されるシャフト抱き部材7に対する昇降力伝達点までの距離寸法L1を可能な限り小さく構成している。
【0017】
一方、上記切込溝15の開口を閉塞するようにミシンアーム部1の上部突片部1a及び下部突片部1bの先端面に亘ってボルト18,19を介して固定したカバー状固定板20の上下中間部分20aはミシンアーム部1の前方へ少し膨出されており、この膨出固定板部分20aには手動操作式揺動レバー10の筒状基端部10aに固定された筒体21を水平方向に移動可能に嵌合保持する長孔22が形成されている。
【0018】
上記揺動レバー10の可動基端部10aを形成する上記筒体21と上記上下スライド式帯板部材16との間には、図4及び図6で最も明瞭に示されているように、舌片状揺動板23aの表裏両面の相互に偏心した位置からピン突起23b,23cを突出させてなるクランク機構23が介在されている。詳述すると、舌片状揺動板23aの一方のピン突起23bを筒体21内に嵌合させるとともに、他方のピン突起23cを帯板部材16に形成した孔16a内に嵌合させるように、クランク機構23を揺動レバー10と帯板部材16との間に介在させることによって、揺動レバー10の操作揺動運動をクランク機構23を介して帯板部材16の上下スライド運動に変換するように構成されている。
【0019】
なお、上記運動変換用のクランク機構23は、揺動レバー10の下方への揺動時に上部プーラー3が上昇され、かつ、揺動レバー10の上方への揺動時に上部プーラー3がコイルバネ8の弾性付勢力で下降されるように構成されている。また、上記揺動レバー10側の筒体21とミシンアーム部1の下部突片部1bとの間には、揺動レバー10の振動防止用つる巻きバネ24が介在されている。さらに、図中の14は、上部プーラー3の下降限位置を調整するための位置調整ネジで、シャフト抱き部材7に螺合されている。
【0020】
次に、上記のように構成された本発明のミシンにおける後プーラー昇降操作装置による上部プーラー3の昇降動作について説明する。
縫製時には、図3及び図4に示すように、揺動レバー10を上方に向けて持ち上げ揺動操作すると、その操作揺動運動がクランク機構23を介して帯板部材16に伝達されて該帯板部材16がミシンアーム部1側に形成の切込溝15を下方に向けてスライド運動するために、シャフト抱き部材7はコイルバネ8の弾性付勢力により押し下げられて縦シャフト2及び上部プーラー3が下部プーラー4側に向け下降限位置まで下降し、上部プーラー3が下部プーラー4の周面に当接もしくは極近接する。これによって、上下両プーラー3,4間で縫製直後の生地を表裏両面から挟んで所定方向への送り案内機能が発揮される。
【0021】
そして、縫製後には、図5及び図6に示すように、揺動レバー10を下方に向けて引き下げ揺動操作すると、その操作揺動運動がクランク機構23を介して帯板部材16に伝達されて該帯板部材16がミシンアーム部1側に形成の切込溝15を上方に向けてスライド運動し、この上方へのスライド運動が係合突起17と凹入段部7Aの下面とを介してシャフト抱き部材7に伝達されて該シャフト抱き部材7がコイルバネ8による弾性付勢力に抗して押し上げられるために、縦シャフト2及び上部プーラー3が上昇し、上部プーラー3が下部プーラー4の周面から離間する。これによって、上下両プーラー3,4による生地挟みが解放され縫製済みの生地をミシンの縫製箇所から取り出すことが可能となる。
【0022】
このように縦シャフト2に近い位置に設けられた帯板部材16の上下スライド運動をシャフト抱き部材7に伝達する構成であって、縦シャフト2の中心部からシャフト抱き部材7に対する昇降力伝達点までの距離寸法L1が小さいために、揺動レバー10の揺動操作時にこじれを発生することがない、または、非常に少ないために、コイルバネ8の弾性付勢力に抗して縦シャフト2及び上部プーラー3を上昇させるときも、軽い操作力で上部プーラー3をスムーズに上昇させることが可能である。したがって、一日の縫製作業中に上部プーラー3の昇降操作を多数回繰り返す必要がある場合でも、縫製作業者に与える操作労力を著しく軽減することができる。
【0023】
また、上記の昇降操作時に揺動レバー10はその基端部10aに固定の筒体21がクランキ機構23の偏芯量に対応して固定板20に形成の長孔22内を水平方向に移動するように構成されており、従来装置が用いていた支点ネジを省略しているので、ミシン運転時の振動等の影響によって生じる支点ネジの緩みに起因する操作不能や操作不良という不都合な事態の発生を回避し、長期使用後においても軽い力で上部プーラー3を確実に昇降操作することが可能である。
【0024】
さらに、上記揺動レバー10の基端部10a側の筒体21とミシンアーム部1の下部突片部1bとの間には、揺動レバー10の振動防止用つる巻きバネ24が介在されているから、支点レスの揺動レバー10がミシン運転時に振動したり、ガタついて騒音を発したりすることも防止できる。
【0025】
なお、上記実施の形態では、クランク機構23として、揺動レバー10を下方へ引き下げ揺動操作したとき、上部プーラー3が上昇し、かつ、揺動レバー10を上方へ引き上げ揺動操作したとき、上部プーラー3が下降するように構成したものについて説明したが、これとは逆に、揺動レバー10を上方へ引き上げ揺動操作したとき、上部プーラー3が上昇し、かつ、揺動レバー10を下方へ引き下げ揺動操作したとき、上部プーラー3が下降するように構成してもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、揺動レバーの揺動操作に伴い縦シャフトに近い位置に設けた帯板部材を上下方向にスライドさせ、そのスライド運動をシャフト抱き部材に伝達する構成を採用して縦シャフトの中心部からシャフト抱き部材に対する昇降力伝達点までの距離寸法を小さくしているために、揺動レバーの揺動操作時におけるこじれの発生がなくなる、または、非常に少なくなり、軽い操作力で上部プーラーをスムーズに上昇させることができ、上部プーラーの昇降操作を一日に多数回繰り返しながら縫製作業を行なう縫製作業者に与える操作労力の著しい軽減を図ることができる。加えて、昇降操作時に揺動レバーの基端部をクランキ機構の偏芯量に対応して水平方向に移動する構成を採用して支点ネジの使用を省略しているので、ミシン運転時の振動等の影響によって生じる支点ネジの緩みに起因する操作不能や操作不良という不都合な事態の発生を回避し、長期使用後においても軽い力でプーラーをスムーズに昇降操作できるといった優れた操作性を確実に保持することができるという効果を奏する。
【0027】
特に、請求項2に記載の構成を採用することにより、縫製後は揺動レバーを引き下げ操作することで上部プーラーを上昇させることが可能となり、上部プーラーの昇降操作に人間工学的な面から合理性を持たせて作業性の一層の改善を図ることができる。
【0028】
また、請求項3に記載の構成を採用することにより、支点レスの揺動レバーがミシン運転時に振動したり、ガタついて騒音を発したりすることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミシンにおける後プーラー昇降操作装置の構成を示す要部の正面図である。
【図2】図1のF部の拡大詳細図である。
【図3】ミシンにおける後プーラー昇降操作装置の縫製時における動作状況を示す要部の側面図である。
【図4】同上縫製時における動作状況を一部破断して示す要部の分解斜視図である。
【図5】ミシンにおける後プーラー昇降操作装置の縫製直後における動作状況を示す要部の側面図である。
【図6】同上縫製直後における動作状況を一部破断して示す要部の分解斜視図である。
【図7】従来のミシンにおける後プーラー昇降操作装置の構成を示す要部の正面図である。
【図8】従来のミシンにおける後プーラー昇降操作装置の縫製時における動作状況を示す要部の側面図である。
【図9】同上縫製時における動作状況を一部破断して示す要部の分解斜視図である。
【図10】従来のミシンにおける後プーラー昇降操作装置の縫製直後における動作状況を示す要部の側面図である。
【図11】同上縫製直後における動作状況を一部破断して示す要部の分解斜視図である。
【図12】図7のE部の拡大詳細図である。
【符号の説明】
1 ミシンアーム部
2 縦シャフト
3 上部プーラー
4 下部プーラー
7 シャフト抱き部材
8 コイルバネ
10 手動操作式揺動レバー
15 切込溝
16 帯板部材
17 係合突起
20 固定板
22 長孔
23 クランク機構
24 振動防止用つる巻きバネ
Claims (3)
- 縫製箇所の直後に配置された上下一対のプーラーのうち、上部プーラーをミシンアーム部に昇降自在に支持された縦シャフトの下端部に回転可能に保持させるとともに、縦シャフトの中間部に固定されたシャフト抱き部材とミシンアーム部との間に介在されて縦シャフト及び上部プーラーを下部プーラー側に向けて弾性付勢するバネと、上記シャフト抱き部材の下端面に係合した状態での操作揺動に伴い上記バネによる弾性付勢力に抗して縦シャフト及び上部プーラーを上昇させる手動操作式揺動レバーとを設けてなるミシンにおける後プーラー昇降操作装置であって、
上記縦シャフトに近いミシンアーム部の先端面に形成した切込溝内に帯板部材が上下方向にスライドのみ自在に嵌合保持され、このスライド式帯板部材に上記シャフト抱き部材の下端面に係合する係合突起が固定突出されているいる一方、上記切込溝の開口を閉塞するようにミシンアーム部に固定した固定板に揺動レバーの基端部を水平方向に移動可能に嵌合保持する長孔が形成され、この揺動レバーの可動基端部と上記スライド式帯板部材との間に、揺動レバーの操作揺動運動を帯板部材の上下方向のスライド運動に変換するクランク機構が設けられていることを特徴とするミシンにおける後プーラー昇降操作装置。 - 上記運動変換用のクランク機構は、揺動レバーの下方への揺動時に上部プーラーが上昇され、上方への揺動時に上部プーラーがバネの弾性付勢力で下降されるように構成されている請求項1に記載のミシンにおける後プーラー昇降操作装置。
- 上記揺動レバーの基端部とミシンアーム部との間には、レバーの振動防止用バネが介在されている請求項1または2に記載のミシンにおける後プーラー昇降操作装置。
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