JP3185847B2 - 障子の開閉装置 - Google Patents

障子の開閉装置

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JP3185847B2
JP3185847B2 JP08130895A JP8130895A JP3185847B2 JP 3185847 B2 JP3185847 B2 JP 3185847B2 JP 08130895 A JP08130895 A JP 08130895A JP 8130895 A JP8130895 A JP 8130895A JP 3185847 B2 JP3185847 B2 JP 3185847B2
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重人 小泉
英晃 金森
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三協アルミニウム工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、障子を所定の解放位置
でのみロックして、その位置を固定する障子側部材が取
り付けられた障子の開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】障子の開閉において、所定の開き位置で
のみロック状態とし、その位置で固定する開き位置のロ
ック装置を用いることは一般的に知られている。例え
ば、特開昭58ー98576号公報には開き戸の開閉用
操作部により、開閉する開き戸の開閉角度のロック装置
が示されている。
【0003】即ち、この公報には、図7〜図8に示され
るように、開き戸1の開閉用操作部2に連結されたロッ
ト棒3により、これと連動して作動部材4が往復動し、
この作動部材4に形成されている隆起部5、5により、
レバー6の一端の作動ピン7を上下動させ、レバー6の
他端は障子枠9にレバー軸により回転自在に軸支し、ガ
イド金具8に形成されているガイド孔8a、8a及びス
リットとの係合・非係合により開閉操作を行う手段が記
載されている。
【0004】しかしながら、このような技術は、開閉用
操作部2とガイド金具8との間の距離が大きいことか
ら、その構造が複雑になること、及び、開閉用操作部2
の回転操作とレバー6の上下運動との間に伝動上の無駄
が避けられず、その結果開閉用操作部2の操作が重くな
るという問題があった。しかも、この装置が故障した場
合は、その取付位置の関係から修復に時間を要するとい
う問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のこの
問題点の解決を課題とするものであり、構造が簡単で、
その結果故障が少なく、しかも故障しても何ら技術力を
要せず応急的な代替手段が可能で、かつ操作性がよく安
全性が高い障子の開閉装置を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を達
成する手段として、障子の開閉装置において、障子の下
框の下部に取り付けられ、係合孔とこれに連続して形成
されたスライド部を備えた障子側部材と、一端を下枠に
回転自在に軸着され他端に大径部及び小径部を備えた係
合部を設けたアームと、下框に取り付けられる水平な回
転軸の一端に取り付けられて下框の室内側に設けられ
る操作部と、この回転軸の他端に回転軸と交差する方向
に突出して設けられる突部と、障子側部材の下框への取
付位置より室内側に位置させて下框に取り付けられる押
圧部材と、下框に取り付けられ押圧部材を上方に付勢す
る弾性体とを備え、操作部の回転により突部が回転し下
方位置に移動したとき突部が押圧部材を下方に移動させ
ると共に、下方位置に移動した押圧部材がアームの上面
に当接してアームを下方に押動して係合部の大径部が障
子側部材に設けた係合孔から外れ、係合部の小径部がス
ライド部に移動自在に係合することを特徴とする。
【0007】削除
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明に係る障子の開閉装置に
よれば、障子を開閉する場合に障子の下框で開閉装置の
アームの近傍にある操作部を操作すると、押圧部材は下
動して直接アームの上面を押圧し、以て係合部の大径部
を障子側部材の係合孔から離脱させ、障子の角度を変更
させる。
【0009】障子の開度を変更したところで操作部をフ
リーの状態とすると、大径部は別の係合孔に合致・係合
したところで障子はロックされる。図4に示されるよう
に、(A)〜(D)の4つの角度で調整する。障子の開
度を変更したところで操作部をフリーの状態とすると、
大径部は別の係合孔に合致・係合したところで障子はロ
ックされる。
【0010】更に、上記作用に加えて、操作部の回転操
作に連動する回転体の往復回動を、押圧部材の上下動に
直接変換する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照にして本発明の実施例を説
明する。本発明の実施例の全体図は図3に示されてい
る。即ち、同図に示されるように、障子枠10の開口部
には障子Aが軸着されており、その障子枠10の下枠と
障子Aとの間にはアーム11が設けられている。
【0012】アーム11の一端は、取付軸12を介して
障子枠10の下枠に回転自在に連結されている。取付軸
12は、障子Aの障子枠10への取付軸とは水平距離に
おいて一定間隔で離れて配置されている。
【0013】アーム11の他端は、障子Aの下框下面に
設けられた障子側部材13にスライド及び回転自在に取
付られている。図4は、障子Aの横框を構成する下框1
4下面を示しており、下框14の長さ方向に沿って一定
長さの障子側部材13が設けられている。
【0014】この障子側部材13には一定間隔で係合孔
13a、13a、13aが穿設されると共に、これらの
係合孔間には一定幅のスリット溝で構成されるスライド
部13bが形成されている。
【0015】アーム11の他端には図1〜図2に示され
るように、障子側部材13と係合する係合部15が設け
られている。そして、この係合部15には大径部15a
及び小径部15bが設けられており、大径部15aは障
子側部材13の係合孔13aに嵌合可能に形成され、ま
た小径部15bはスライド部13bを滑動可能に構成さ
れている。
【0016】また、係合部15の上端にはバネ受け15
cが設けられており、このバネ受け15cと障子側部材
13との間にはアームバネ11aが設けられており、係
合部15を介してアーム11を上方に弾持している。
【0017】アーム11が設けられている障子Aの下框
14の室内側側面には操作部16が軸着されている。こ
の操作部16は、図5に示されるように、下框14に支
持される回転軸17に取り付けられている。そして、こ
の回転軸17には、図6に示されるようなカム作用をな
す突部18が固着されている。
【0018】そして突部18の下部には、押圧部材を構
成する押下具19が上下動自在に支持されており、この
押下具19の下端は、アーム11の上面に当接するよう
に構成されている。
【0019】尚、押下具19は下框14との間に設けら
れたバネ20により、上動勝手に構成されている。した
がって、アーム11との摺接により磨耗し易い押下具1
9は、上方の突部18と下方のアーム11により弾性的
に挟持されているだけであるから、取り替えが容易であ
りメンテナンス上も優れている。
【0020】一方、アーム11の他端に設けられている
係合部15は、アームバネ11aによる付勢力により上
動勝手となっている。なお、アームバネ11aに代えて
アーム11自体の弾性力を用いてもよい。換言すれば、
押下具19の上動状態(図1の状態)又は下動状態(図
2の状態)に応じて直接アーム11は上下動することに
なり、上動状態においては、係合部15の大径部15a
が障子側部材13の一つの係合孔13aに係合し、係合
部15の横移動がロックされることになる。即ち障子の
開閉移動がロックされることとなる。
【0021】逆に、図2に示されるように、押下具19
の下動に伴って係合部15が下方に移動すると、大径部
15aが障子側部材13の係合孔13aから外れるの
で、係合部15は障子側部材13のスライド部13bに
沿って移動自在になる。即ち障子Aは開閉可能となる。
【0022】なお、操作部は実施例においては、回動操
作するように構成させたが、左右又は上下の往復動操作
するような構成であっても良い。次に、上記実施例の作
動について説明する。障子Aを閉めた状態から、図3に
示すような解放状態とするには、縦框に設けられている
開閉ハンドル(図外)を回動・押圧すると同時に操作部
16を回転させる。
【0023】操作部16の回転により、押下具19が図
1の状態から図2の状態へ突部18により押し下げら
れ、これに伴うアーム11の下動により、係合部15も
下動し、結局アーム11は障子側部材13に沿って移動
自在になり、障子Aの解放は可能となる。
【0024】操作部16から手を離すと、バネ力(図
外)により操作部は図1の状態に復帰する。その結果係
合アーム11に対する下方への押し圧力は消失するから
係合部15は上動勝手となる。結局大径部15aが係合
13aに合致したところで上動し、図1の状態に復帰
する。即ち、障子Aはその位置でロックされる。
【0025】上記実施例により、障子Aの開度調節がア
ーム11に触れることなく、アーム11の近くに配置さ
れている操作部を回転するだけで可能となり、極めて安
全であるばかりでなく快適である。
【0026】しかも、すべての構成がアーム11の近く
に集中していることから構成が簡単で、故障も少なく、
伝動機構も上下動のみであるから、作動力が軽くて済
む。仮に、装置が故障することがあってもアーム11を
単に手で押圧するだけで障子Aの開閉は可能となり、使
い勝手のよい障子が実現できる。なお、上記実施例の装
置において突部18に代えてリンク機構を用いても良
い。
【0027】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので下記の効果を奏する。
【0028】1.請求項1に記載の発明によれば、障子
の開度調節がアームに触れることなく、アームが取り付
けられている下框に配置されている操作部を操作するだ
けで可能となり、極めて安全であるばかりでなく操作者
にとって取り扱い易く快適である。又、装置内の動きも
上下動のみであり、摺接箇所はアームと押圧部材間のみ
であるから作動力が軽くてすみ且つ耐久性も大である。
仮に装置が故障することがあっても、アームを単に手等
で押圧するだけで障子の開閉は可能となるから、使い勝
手のよい障子が実現できる。
【0029】また、上記効果に加えて、簡単な構成で且
つ操作部を回転させるという簡単な操作でアームを上下
動させることができ、装置の故障が少なく且つ安価であ
る。
【0030】更に、アームとの摺接により磨耗し易い押
圧部材は、上方の突部と下方のアームにより弾性的に挟
持されているだけであるから、取り替えが容易でありメ
ンテナンス上も優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の主要部のロック状態を示す縦断面図。
【図2】本発明の主要部の非ロック状態を示す縦断面
図。
【図3】本発明の実施例を示す部分斜視図。
【図4】同実施例の作動を示す概略説明図。
【図5】同実施例の主要部の縦断面図。
【図6】同実施例に使用する突部の正面図。
【図7】従来技術を示す側面図。
【図8】同従来技術の主要部縦断面図。
【符号の説明】
A・・・障子 1・・・開き戸 2・・・操作部 3・・・ロッド棒 4・・・作動部材 5・・・隆起部 6・・・レバー 7・・・作動ピン 7a・・バネ 8・・・ガイド金具 8a・・ガイド孔 9・・・障子枠 10・・障子枠 11・・アーム 11a・・アームバネ 12・・取付軸 13・・障子側部材 13a、13a・・係合孔 13b・・スライド部 14・・下框 15・・係合部 15a・・大径部 15b・・小径部 15c・・バネ受け 16・・操作部 17・・回転軸 18・・突部 19・・押下具 20・・弾性体(バネ) 21・・弾性体(バネ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05C 17/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】障子の下框の下部に取り付けられ、係合孔
    とこれに連続して形成されたスライド部を備えた障子側
    部材と、一端を下枠に回転自在に軸着され他端に大径部
    及び小径部を備えた係合部を設けたアームと、下框に取
    り付けられる水平な回転軸の一端に取り付けられて下框
    の室内側側面に設けられる操作部と、この回転軸の他端
    に回転軸と交差する方向に突出して設けられる突部と、
    障子側部材の下框への取付位置より室内側に位置させて
    下框に取り付けられる押圧部材と、下框に取り付けられ
    押圧部材を上方に付勢する弾性体とを備え、操作部の回
    転により突部が回転して下方位置に移動したとき突部が
    押圧部材を下方に移動させると共に、下方位置に移動し
    た押圧部材がアームの上面に当接してアームを下方に押
    動して係合部の大径部が障子側部材に設けた係合孔から
    外れ、係合部の小径部がスライド部に移動自在に係合す
    ることを特徴とする障子の開閉装置。
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JP4881700B2 (ja) * 2006-11-17 2012-02-22 株式会社Lixil 内倒し窓の傾斜角度調整装置及びこれを備えた内倒し窓
JP7078514B2 (ja) * 2018-10-25 2022-05-31 Ykk Ap株式会社 建具

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