JPH116351A - クレモンロック装置 - Google Patents
クレモンロック装置Info
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- JPH116351A JPH116351A JP17521097A JP17521097A JPH116351A JP H116351 A JPH116351 A JP H116351A JP 17521097 A JP17521097 A JP 17521097A JP 17521097 A JP17521097 A JP 17521097A JP H116351 A JPH116351 A JP H116351A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- lock member
- stopper
- latch bolt
- main shaft
- Prior art date
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 機構が簡略化されて部品点数が少ないと共
に、施錠時と解錠時の操作性に優れ、錠止の安定性にも
優れているクレモンロック装置を提供する。 【解決手段】 ケース1に収容した主軸4にハンドル5
の回転操作軸6の受孔7を設け、上下方向に移動するロ
ック部材12,13の中間部側面に、主軸4の駆動アー
ム2,3の駆動ピン8,9が嵌められる従動カム溝1
4,15を設け、左右方向に移動するラッチボルト20
の基端部下面側に、駆動アーム3が当接する受動突起2
1を設け、下位ロック部材13に連動する操作レバー4
9を設け、主軸4の回転によってラッチボルト20と上
下のロック部材12,13をケース1内へ引き込むとと
もに、操作レバー49によってデッドボルト54をケー
ス1内へ引き込む。
に、施錠時と解錠時の操作性に優れ、錠止の安定性にも
優れているクレモンロック装置を提供する。 【解決手段】 ケース1に収容した主軸4にハンドル5
の回転操作軸6の受孔7を設け、上下方向に移動するロ
ック部材12,13の中間部側面に、主軸4の駆動アー
ム2,3の駆動ピン8,9が嵌められる従動カム溝1
4,15を設け、左右方向に移動するラッチボルト20
の基端部下面側に、駆動アーム3が当接する受動突起2
1を設け、下位ロック部材13に連動する操作レバー4
9を設け、主軸4の回転によってラッチボルト20と上
下のロック部材12,13をケース1内へ引き込むとと
もに、操作レバー49によってデッドボルト54をケー
ス1内へ引き込む。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は、ハンドルの回転
操作軸の回転により上下一対のロック部材が同時に施錠
位置または解錠位置に駆動されるクレモンロック装置に
関するものである。
操作軸の回転により上下一対のロック部材が同時に施錠
位置または解錠位置に駆動されるクレモンロック装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】 実開平5−47272号公報に開示さ
れている従来のクレモンロック装置では、扉に固着され
るケースに回転可能に支持させたハンドルの回転操作軸
と、扉を固定枠体に錠止するために上下一対に配置した
ロック部材との間に連動リンク機構を介在させており、
該連動リンク機構は、ハンドルの回転操作軸に一体回転
するように連結されたクランクと、ケースに直線摺動可
能に嵌められ、先端部に前記ロック部材が連結される上
下一対のスライドブロックと、先端部を枢軸によって該
スライドブロックの基端部に連結され、基端部を枢軸に
よってクランクの先端部に連結された中間リンクとによ
って構成されている。
れている従来のクレモンロック装置では、扉に固着され
るケースに回転可能に支持させたハンドルの回転操作軸
と、扉を固定枠体に錠止するために上下一対に配置した
ロック部材との間に連動リンク機構を介在させており、
該連動リンク機構は、ハンドルの回転操作軸に一体回転
するように連結されたクランクと、ケースに直線摺動可
能に嵌められ、先端部に前記ロック部材が連結される上
下一対のスライドブロックと、先端部を枢軸によって該
スライドブロックの基端部に連結され、基端部を枢軸に
よってクランクの先端部に連結された中間リンクとによ
って構成されている。
【0003】このクレモンロック装置では、ハンドルを
正逆回転させることによってスライドブロックが上下に
往復直線運動し、上下のロック部材が上下方向に進退し
て固定枠体側の受金部と係脱するのであるが、機構的に
複雑で構成部品点数が多いため、製作組立のコストがか
さむものである。また、このクレモンロック装置では、
ハンドルの回転操作によって扉を錠止するに当たって
は、扉が完全に閉鎖され、上下のロック部材自体の先端
部またはロック部材に継ぎ足し装着されたロック金具が
固定枠体側の受金部に正しく対面していなければならな
い。
正逆回転させることによってスライドブロックが上下に
往復直線運動し、上下のロック部材が上下方向に進退し
て固定枠体側の受金部と係脱するのであるが、機構的に
複雑で構成部品点数が多いため、製作組立のコストがか
さむものである。また、このクレモンロック装置では、
ハンドルの回転操作によって扉を錠止するに当たって
は、扉が完全に閉鎖され、上下のロック部材自体の先端
部またはロック部材に継ぎ足し装着されたロック金具が
固定枠体側の受金部に正しく対面していなければならな
い。
【0004】しかしながら、固定枠体と扉の間に装着さ
れた密封用パッキングの反発力が強い場合、あるいは、
通信用シェルターのようにビル屋上等に設置されて扉が
強風に煽られる場合には、扉を閉鎖位置に保持しながら
ハンドルを回す作業は容易でなく、場合によっては扉を
押え付ける者とハンドルを回す者の二人の作業者を要す
ることもあり、操作性が良くない。
れた密封用パッキングの反発力が強い場合、あるいは、
通信用シェルターのようにビル屋上等に設置されて扉が
強風に煽られる場合には、扉を閉鎖位置に保持しながら
ハンドルを回す作業は容易でなく、場合によっては扉を
押え付ける者とハンドルを回す者の二人の作業者を要す
ることもあり、操作性が良くない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、機構が簡略化されて部品点数が少ないため、製
作組立のコストを節減できると共に、扉を閉鎖位置に保
持する手段を備えているため、単一の作業者によって的
確に錠止を成立させることができて操作性に優れてお
り、更に4箇所で錠止されるため錠止の安定性にも優れ
ているクレモンロック装置を提供することである。
目的は、機構が簡略化されて部品点数が少ないため、製
作組立のコストを節減できると共に、扉を閉鎖位置に保
持する手段を備えているため、単一の作業者によって的
確に錠止を成立させることができて操作性に優れてお
り、更に4箇所で錠止されるため錠止の安定性にも優れ
ているクレモンロック装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明のクレモンロッ
ク装置では、ケース1の中央部に一対の駆動アーム2,
3を有する主軸4を収容してケース1に対し回転可能に
支持し、主軸4の中央部にハンドル5の回転操作軸6が
嵌められる受孔7を設け、駆動アーム2,3の先端部に
駆動ピン8,9を設け、上下方向に直線運動するように
案内してケース1に収容され、ケース1の上面透孔10
と下面透孔11から突出する上位ロック部材12と下位
ロック部材13の中間部側面に、駆動ピン8,9が嵌め
られる従動カム溝14,15を横長に設ける。上下のロ
ック部材12,13をバネ17,18によって没入方向
に移動付勢し、左右方向に直線運動するように案内して
ケース1に収容され、ケース1の側面透孔19から先端
部が出没するラッチボルト20の基端部下面側に、主軸
4の一方の駆動アーム3が当接する受動突起21を設
け、ラッチボルト20をバネ23によって突出方向に移
動付勢する。左右横方向に直線運動するように案内して
ケース1に収容され、ケース1の側面透孔53から先端
部が突出するデッドボルト54の基端部に従動ピン57
を設け、操作レバー49の上端部を軸ピン48によって
ケース1に支持し、操作レバー49の下端部に前記従動
ピン57が嵌る駆動カム溝52を設け、操作レバー49
の中間部から下端部にかけて連動カムスロット51を設
け、下位ロック部材13に設けた連動ピン50を連動カ
ムスロット51に嵌める。
ク装置では、ケース1の中央部に一対の駆動アーム2,
3を有する主軸4を収容してケース1に対し回転可能に
支持し、主軸4の中央部にハンドル5の回転操作軸6が
嵌められる受孔7を設け、駆動アーム2,3の先端部に
駆動ピン8,9を設け、上下方向に直線運動するように
案内してケース1に収容され、ケース1の上面透孔10
と下面透孔11から突出する上位ロック部材12と下位
ロック部材13の中間部側面に、駆動ピン8,9が嵌め
られる従動カム溝14,15を横長に設ける。上下のロ
ック部材12,13をバネ17,18によって没入方向
に移動付勢し、左右方向に直線運動するように案内して
ケース1に収容され、ケース1の側面透孔19から先端
部が出没するラッチボルト20の基端部下面側に、主軸
4の一方の駆動アーム3が当接する受動突起21を設
け、ラッチボルト20をバネ23によって突出方向に移
動付勢する。左右横方向に直線運動するように案内して
ケース1に収容され、ケース1の側面透孔53から先端
部が突出するデッドボルト54の基端部に従動ピン57
を設け、操作レバー49の上端部を軸ピン48によって
ケース1に支持し、操作レバー49の下端部に前記従動
ピン57が嵌る駆動カム溝52を設け、操作レバー49
の中間部から下端部にかけて連動カムスロット51を設
け、下位ロック部材13に設けた連動ピン50を連動カ
ムスロット51に嵌める。
【0007】扉24を閉鎖方向に回転させると、閉鎖回
転の終端においてラッチボルト20の先端部背面のカム
面20aが固定枠体25側の受金26の縁部に衝突する
ため、ラッチボルト20はバネ23の付勢に抗して一旦
後退する。閉鎖回転が更に進行して扉24が密封用パッ
キング29を圧縮した全閉位置まで到達したとき、ラッ
チボルト20はバネ23の付勢によって瞬時に前進し、
受金26に係合する。これによって扉24は閉鎖位置に
錠止される。
転の終端においてラッチボルト20の先端部背面のカム
面20aが固定枠体25側の受金26の縁部に衝突する
ため、ラッチボルト20はバネ23の付勢に抗して一旦
後退する。閉鎖回転が更に進行して扉24が密封用パッ
キング29を圧縮した全閉位置まで到達したとき、ラッ
チボルト20はバネ23の付勢によって瞬時に前進し、
受金26に係合する。これによって扉24は閉鎖位置に
錠止される。
【0008】このように扉24が閉鎖位置に保持されて
いる状態において、ハンドル5を握り、回転操作軸6を
所定方向に回すと、主軸4が一体回転して駆動ピン8,
9が従動カム溝14,15の溝壁面14a,15aを押
すため、上下のロック部材12,13が所定ストローク
だけケース1から突き出され、ロック部材12,13自
体の先端部またはロック部材12,13に継ぎ足し装着
されたロック金具12a,13aが固定枠体25側の上
下の受金27,28に係合する。また、下位ロック部材
13の突き出し動作に随伴して、連動ピン50が連動カ
ムスロット51の内壁面51aを押すことによって、操
作レバー49が軸ピン49を中心に下向きに回転し、駆
動カム溝52の溝壁面52aが従動ピン57を押すた
め、デッドボルト54がケース1から押し出され、固定
枠体25側の受金55に係合する。かくして、ラッチボ
ルト20、デッドボルト54、およびロック部材12,
13による4点ロックが成立する。
いる状態において、ハンドル5を握り、回転操作軸6を
所定方向に回すと、主軸4が一体回転して駆動ピン8,
9が従動カム溝14,15の溝壁面14a,15aを押
すため、上下のロック部材12,13が所定ストローク
だけケース1から突き出され、ロック部材12,13自
体の先端部またはロック部材12,13に継ぎ足し装着
されたロック金具12a,13aが固定枠体25側の上
下の受金27,28に係合する。また、下位ロック部材
13の突き出し動作に随伴して、連動ピン50が連動カ
ムスロット51の内壁面51aを押すことによって、操
作レバー49が軸ピン49を中心に下向きに回転し、駆
動カム溝52の溝壁面52aが従動ピン57を押すた
め、デッドボルト54がケース1から押し出され、固定
枠体25側の受金55に係合する。かくして、ラッチボ
ルト20、デッドボルト54、およびロック部材12,
13による4点ロックが成立する。
【0009】請求項2のクレモンロック装置では、下位
ロック部材13の上端部にストッパー部16を設け、ラ
ッチボルト20の中間部上面側に前記ストッパー部16
が係合可能なストッパー受部22を設けてある。上記の
ように主軸4の回転によって下位ロック部材13が錠止
位置に押し出されたとき、下位ロック部材13のストッ
パー部16がラッチボルト20のストッパー受部22に
嵌り込むため、ラッチボルト20は左右方向の移動を制
止され、ラッチボルト20は受金26に係合した錠止位
置に拘束される。
ロック部材13の上端部にストッパー部16を設け、ラ
ッチボルト20の中間部上面側に前記ストッパー部16
が係合可能なストッパー受部22を設けてある。上記の
ように主軸4の回転によって下位ロック部材13が錠止
位置に押し出されたとき、下位ロック部材13のストッ
パー部16がラッチボルト20のストッパー受部22に
嵌り込むため、ラッチボルト20は左右方向の移動を制
止され、ラッチボルト20は受金26に係合した錠止位
置に拘束される。
【0010】解錠に当たってハンドル5の回転操作軸6
を逆方向に回すと、主軸4が一体回転して駆動ピン8,
9が従動カム溝14,15の反対側の溝壁面14b,1
5bを押すため、上下のロック部材12,13が所定ス
トロークだけケース21に引き込まれ、上下のロック部
材12,13自体の先端部またはロック部材12,13
に継ぎ足し装着されたロック金具12a,13aが固定
枠体25側の受金27,28から離脱する。この下位ロ
ック部材13の引き込み動作によってストッパー部16
がストッパー受部22から脱出する。そのため、拘束を
解除されたラッチボルト20は、受動突起21を主軸4
の駆動アーム3に押されることによってケース1内に所
定ストロークだけ引き込まれ、先端部が固定枠体25側
の受金26から離脱する。また、下位ロック部材13の
引き込み動作に随伴して、連動ピン50が連動カムスロ
ット51の内壁面51bを押すことによって、操作レバ
ー49が軸ピン49を中心に上向きに回転し、駆動カム
溝52の溝壁面52bが従動ピン57を引くため、デッ
ドボルト54がケース1内に引き込まれ、デッドボルト
54の先端部が固定枠体25側の受金55から離脱す
る。かくして、前記4点ロックはハンドル5の回転とい
う単一操作によって解除されることになる。
を逆方向に回すと、主軸4が一体回転して駆動ピン8,
9が従動カム溝14,15の反対側の溝壁面14b,1
5bを押すため、上下のロック部材12,13が所定ス
トロークだけケース21に引き込まれ、上下のロック部
材12,13自体の先端部またはロック部材12,13
に継ぎ足し装着されたロック金具12a,13aが固定
枠体25側の受金27,28から離脱する。この下位ロ
ック部材13の引き込み動作によってストッパー部16
がストッパー受部22から脱出する。そのため、拘束を
解除されたラッチボルト20は、受動突起21を主軸4
の駆動アーム3に押されることによってケース1内に所
定ストロークだけ引き込まれ、先端部が固定枠体25側
の受金26から離脱する。また、下位ロック部材13の
引き込み動作に随伴して、連動ピン50が連動カムスロ
ット51の内壁面51bを押すことによって、操作レバ
ー49が軸ピン49を中心に上向きに回転し、駆動カム
溝52の溝壁面52bが従動ピン57を引くため、デッ
ドボルト54がケース1内に引き込まれ、デッドボルト
54の先端部が固定枠体25側の受金55から離脱す
る。かくして、前記4点ロックはハンドル5の回転とい
う単一操作によって解除されることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】 図示の実施例では、ケース1は
薄箱状本体30と裏蓋板31で構成され、裏蓋板31と
ケース本体30の組立用ボルト32は、ケース1を扉2
4に固定するためのボルトを兼ねている。ボルト32に
はスペーサ円筒33が嵌められている。ケース本体30
の中央部と裏蓋板31の中央部には軸受孔34,35が
設けられており、主軸4の前後端部が該軸受孔34,3
5に嵌められている。
薄箱状本体30と裏蓋板31で構成され、裏蓋板31と
ケース本体30の組立用ボルト32は、ケース1を扉2
4に固定するためのボルトを兼ねている。ボルト32に
はスペーサ円筒33が嵌められている。ケース本体30
の中央部と裏蓋板31の中央部には軸受孔34,35が
設けられており、主軸4の前後端部が該軸受孔34,3
5に嵌められている。
【0012】裏蓋板31の上端部右側寄り部分には、ラ
ッチボルト20の横長スロット36に挿入されるガイド
ピン37が固着されている。ラッチボルト20の付勢用
バネ23は圧縮コイルバネによって構成され、上下のロ
ック部材12,13の付勢用バネ17,18はリーフバ
ネによって構成されている。バネ17,18の基端部
は、裏蓋板31に固着されたバネ支持ピン38,39に
固着され、バネ17,18の先端部はロック部材12,
13に固着したバネ支持ピン40,41に嵌められてい
る。
ッチボルト20の横長スロット36に挿入されるガイド
ピン37が固着されている。ラッチボルト20の付勢用
バネ23は圧縮コイルバネによって構成され、上下のロ
ック部材12,13の付勢用バネ17,18はリーフバ
ネによって構成されている。バネ17,18の基端部
は、裏蓋板31に固着されたバネ支持ピン38,39に
固着され、バネ17,18の先端部はロック部材12,
13に固着したバネ支持ピン40,41に嵌められてい
る。
【0013】下位ロック部材13の上端部分には上下方
向のガイドスロット43が設けられ、前記ガイドピン3
7は該ガイドスロット43にも通されている。上位ロッ
ク部材12の下端部分には上下方向のガイドスロット4
2が設けられ、該ガイドスロット42には裏蓋板31に
固着されたガイドピン44が通されている。該ガイドピ
ン44はストッパーレバー45の枢軸ピンを兼ねてい
る。ストッパーレバー45は圧縮コイルバネ46によっ
て主軸4側に回転付勢されており、中間部側面の凹部4
7にて駆動アーム2の先端部と係合することによって、
主軸4を解錠位置に保持する。
向のガイドスロット43が設けられ、前記ガイドピン3
7は該ガイドスロット43にも通されている。上位ロッ
ク部材12の下端部分には上下方向のガイドスロット4
2が設けられ、該ガイドスロット42には裏蓋板31に
固着されたガイドピン44が通されている。該ガイドピ
ン44はストッパーレバー45の枢軸ピンを兼ねてい
る。ストッパーレバー45は圧縮コイルバネ46によっ
て主軸4側に回転付勢されており、中間部側面の凹部4
7にて駆動アーム2の先端部と係合することによって、
主軸4を解錠位置に保持する。
【0014】上下のロック部材12,13にはロック金
具12a,13aが接続されており、ロック金具12
a,13aは扉24に固着された図示していないガイド
金具によって案内されている。操作レバー49の軸ピン
48はケース1の裏蓋板31に固着されている。デッド
ボルト54の基端側部分には操作レバー49が入り込む
割り溝56を設けてある。操作レバー49の連動カムス
ロット51の上下各端部は互いに逆向きに屈曲形成され
ている。ハンドル装置5の形状構造は公知のものを任意
に選択使用することができる。本実施例では、ケース1
は扉24の正面側に露出させて装着したが、ケース1は
扉24の裏面側に露出させて装着することもでき、ある
いはケース1を扉24の内部に収納することもできる。
図示の実施例では、デッドボルト54用の受金55はラ
ッチボルト20用の受金26と一体になっているが、別
体に構成することもできる。
具12a,13aが接続されており、ロック金具12
a,13aは扉24に固着された図示していないガイド
金具によって案内されている。操作レバー49の軸ピン
48はケース1の裏蓋板31に固着されている。デッド
ボルト54の基端側部分には操作レバー49が入り込む
割り溝56を設けてある。操作レバー49の連動カムス
ロット51の上下各端部は互いに逆向きに屈曲形成され
ている。ハンドル装置5の形状構造は公知のものを任意
に選択使用することができる。本実施例では、ケース1
は扉24の正面側に露出させて装着したが、ケース1は
扉24の裏面側に露出させて装着することもでき、ある
いはケース1を扉24の内部に収納することもできる。
図示の実施例では、デッドボルト54用の受金55はラ
ッチボルト20用の受金26と一体になっているが、別
体に構成することもできる。
【0015】
【発明の効果】 以上のように請求項1の発明のクレモ
ンロック装置は、ケース2に加えて主軸4と上下のロッ
ク部材12,13とラッチボルト20及びデッドボルト
54を主たる構成部品とするものであり、機構が簡略化
されて部品点数が少ないため、製作組立のコストを節減
できる。また、扉24の閉鎖操作の終端においてラッチ
ボルト20が固定枠体25側の受金26と自動的に係合
するため、作業者は自力で扉24を閉鎖位置に保持する
必要がなく、密封用パッキングの反発力が強かったり、
強風で扉24が煽られるような情況においても、一人だ
けで扉24の閉鎖と錠止を簡単かつ的確に行なえて操作
性に優れている。
ンロック装置は、ケース2に加えて主軸4と上下のロッ
ク部材12,13とラッチボルト20及びデッドボルト
54を主たる構成部品とするものであり、機構が簡略化
されて部品点数が少ないため、製作組立のコストを節減
できる。また、扉24の閉鎖操作の終端においてラッチ
ボルト20が固定枠体25側の受金26と自動的に係合
するため、作業者は自力で扉24を閉鎖位置に保持する
必要がなく、密封用パッキングの反発力が強かったり、
強風で扉24が煽られるような情況においても、一人だ
けで扉24の閉鎖と錠止を簡単かつ的確に行なえて操作
性に優れている。
【0016】固定枠体25に対する扉24の錠止はラッ
チボルト20とデッドボルト54及び上下のロック部材
12,13の4箇所で実行されるため、施錠の確実性に
優れている。また、主軸4の一対の駆動ピン8,9を上
下のロック部材12,13の従動カム溝14,15に嵌
め入れ、ラッチボルト20の基端部の受動突起21を主
軸4の駆動アーム3の先端部で押すようにするととも
に、下位ロック部材13に連動する操作レバー49によ
ってデッドボルト54を引くようにしたので、前記4点
ロックの解除操作は、ハンドル5の回転という単一操作
によって同時に行なえることになり、解錠操作の簡便性
にも優れている。
チボルト20とデッドボルト54及び上下のロック部材
12,13の4箇所で実行されるため、施錠の確実性に
優れている。また、主軸4の一対の駆動ピン8,9を上
下のロック部材12,13の従動カム溝14,15に嵌
め入れ、ラッチボルト20の基端部の受動突起21を主
軸4の駆動アーム3の先端部で押すようにするととも
に、下位ロック部材13に連動する操作レバー49によ
ってデッドボルト54を引くようにしたので、前記4点
ロックの解除操作は、ハンドル5の回転という単一操作
によって同時に行なえることになり、解錠操作の簡便性
にも優れている。
【0017】請求項2の発明のクレモンロック装置で
は、下位ロック部材13の上端部にストッパー部16を
設け、ラッチボルト20の中間部上面側に前記ストッパ
ー部16が係合可能なストッパー受部22を設け、下位
ロック部材13が錠止位置に押し出されたとき、前記ス
トッパー部16をストッパー受部22に係合させてラッ
チボルト20を錠止位置に拘束するようにしたので、振
動衝撃などによってラッチボルト20が偶発的に外れる
ことがない。これに加えて、下位ロック部材13に連動
する操作レバー49によって駆動されるデッドボルト5
4が設けられているので、施錠状態の保持が的確になさ
れる。
は、下位ロック部材13の上端部にストッパー部16を
設け、ラッチボルト20の中間部上面側に前記ストッパ
ー部16が係合可能なストッパー受部22を設け、下位
ロック部材13が錠止位置に押し出されたとき、前記ス
トッパー部16をストッパー受部22に係合させてラッ
チボルト20を錠止位置に拘束するようにしたので、振
動衝撃などによってラッチボルト20が偶発的に外れる
ことがない。これに加えて、下位ロック部材13に連動
する操作レバー49によって駆動されるデッドボルト5
4が設けられているので、施錠状態の保持が的確になさ
れる。
【図1】 本発明の一実施例に係るクレモンロック装置
の正面図である。
の正面図である。
【図2】 該クレモンロック装置の背面図である。
【図3】 該クレモンロック装置の右側面図である。
【図4】 該クレモンロック装置の平面図である。
【図5】 図2のA−A線断面図である。
【図6】 図3のB−B線断面図である。
1 ケース 2 主軸の駆動アーム 3 主軸の駆動アーム 4 主軸 5 ハンドル 6 ハンドルの回転操作軸 7 主軸の受孔 8 駆動ピン 9 駆動ピン 10 ケースの上面透孔 11 ケースの下面透孔 12 上位ロック部材 13 下位ロック部材 14 上位ロック部材の従動カム溝 15 下位ロック部材の従動カム溝 16 下位ロック部材のストッパー部 14 上位ロック部材の付勢用バネ 15 下位ロック部材の付勢用バネ 19 ケースの側面透孔 20 ラッチボルト 21 ラッチボルトの受動突起 22 ラッチボルトのストッパー受部 23 ラッチボルトの付勢用バネ 24 扉 25 固定枠体 26 ラッチボルト用受金 27 ロック部材用受金 28 ロック部材用受金 48 軸ピン 49 操作レバー 50 下位ロック部材の連動ピン 51 操作レバーの連動カムスロット 52 操作レバーの駆動カム溝 53 ケースの側面透孔 54 デッドボルト 55 デッドボルトの受金 56 デッドボルトの割り溝 57 デッドボルトの従動ピン
Claims (2)
- 【請求項1】 ケース1の中央部に一対の駆動アーム
2,3を有する主軸4を収容してケース1に対し回転可
能に支持し、主軸4の中央部にハンドル5の回転操作軸
6が嵌められる受孔7を設け、駆動アーム2,3の先端
部に駆動ピン8,9を設け、上下方向に直線運動するよ
うに案内してケース1に収容され、ケース1の上面透孔
10と下面透孔11から突出する上位ロック部材12と
下位ロック部材13の中間部側面に、駆動ピン8,9が
嵌められる従動カム溝14,15を横長に設け、上下の
ロック部材12,13をバネ17,18によって没入方
向に移動付勢し、左右方向に直線運動するように案内し
てケース1に収容され、ケース1の側面透孔19から先
端部が出没するラッチボルト20の基端部下面側に、主
軸4の一方の駆動アーム3が当接する受動突起21を設
け、ラッチボルト20をバネ23によって突出方向に移
動付勢し、左右横方向に直線運動するように案内してケ
ース1に収容され、ケース1の側面透孔53から先端部
が突出するデッドボルト54の基端部に従動ピン57を
設け、操作レバー49の上端部を軸ピン48によってケ
ース1に支持し、操作レバー49の下端部に前記従動ピ
ン57が嵌る駆動カム溝52を設け、操作レバー49の
中間部から下端部にかけて連動カムスロット51を設
け、下位ロック部材13に設けた連動ピン50を連動カ
ムスロット51に嵌め、主軸4の回転によってラッチボ
ルト20と上下のロック部材12,13及びデッドボル
ト54をケース1内に引き込むようにしたクレモンロッ
ク装置。 - 【請求項2】 下位ロック部材13の上端部にストッパ
ー部16を設け、ラッチボルト20の中間部上面側に前
記ストッパー部16が係合可能なストッパー受部22を
設け、下位ロック部材13が錠止位置に押し出されたと
き、前記ストッパー部16をストッパー受部22に係合
させてラッチボルト20を錠止位置に拘束するようにし
た請求項1に記載したクレモンロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9175210A JP3035249B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | クレモンロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9175210A JP3035249B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | クレモンロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH116351A true JPH116351A (ja) | 1999-01-12 |
JP3035249B2 JP3035249B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=15992229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9175210A Expired - Fee Related JP3035249B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | クレモンロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3035249B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106724741A (zh) * | 2016-12-02 | 2017-05-31 | 广东美的厨房电器制造有限公司 | 烹饪电器 |
CN107355153A (zh) * | 2017-08-10 | 2017-11-17 | 亚萨合莱国强(山东)五金科技有限公司 | 拨柱式塑钢用传动器 |
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1997
- 1997-06-16 JP JP9175210A patent/JP3035249B2/ja not_active Expired - Fee Related
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