JP4362252B2 - 関連情報配信方法、関連情報提供方法、識別情報提供方法、関連情報配信システム、関連情報提供装置、識別情報提供装置、通信端末、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

関連情報配信方法、関連情報提供方法、識別情報提供方法、関連情報配信システム、関連情報提供装置、識別情報提供装置、通信端末、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信・再生されたコンテンツに応じた関連情報を当該コンテンツの視聴者へ配信する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、放送メディアと通信メディアとを融合して視聴者に情報を提供するシステムが実用化されている。例えば、ディジタル地上波放送局が、映像のように再生の進行とともに提供情報が変化するコンテンツにURL(Uniform Resource Locator)を対応付けたファイルを放送し、視聴者側の装置が、当該ファイルを受信してコンテンツを再生するとともに当該コンテンツに対応付けられたURLを用いて当該コンテンツに関連する情報の配信を受ける、というシステムが実用化されている。このようなシステムによれば、視聴者が興味を持ったコンテンツに関連する情報を視聴者に提供することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、映像のように再生の進行とともに提供情報が変化するコンテンツを視聴する各視聴者がどのシーンに興味を持つかを放送局側で事前に予測することは不可能である。例えば、ある視聴者はコンテンツの冒頭の部分で紹介された観光地に興味を持つかもしれず、別の視聴者はコンテンツの最後の部分で紹介されたキャンペーンに興味を持つかもしれない。さらに言えば、一人の視聴者が一つのコンテンツ内の複数のシーンについて興味を持つ可能性も少なくない。
【0004】
本来であれば、視聴者が興味を持ったシーンに応じた関連情報を提供できるようにするのが望ましいが、上述の従来のシステムでは、URL等のリンク情報はコンテンツに対応付けてファイル化されてしまうため、視聴者が取得可能な関連情報は、コンテンツに対して固定的に定まってしまう。すなわち、従来のシステムでは、関連情報を取得するか否かを視聴者がコンテンツ毎に選択できるに過ぎない。
【0005】
もちろん、放送されるファイルの形式を変更し、シーン毎にリンク情報が切り換わるようにすることも考えられるが、放送局や関連情報の提供者などのコンテンツの送信側がファイル化の前に各シーンにリンク情報を対応付ける必要がある。これは、ファイル化の前に少なくとも関連情報を提供するシーンの抽出と関連情報の提供方法の決定とを行うことを意味しており、コンテンツ情報の送信側にかかる負担が極めて大きくなってしまう。なお、このような問題は、コンテンツの長さを短くして一つのコンテンツが一つのシーンしか含まないようにしても生じる。
【0006】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、コンテンツ情報の送信側にかかる負担を増やすことなく、再生の進行とともに提供情報が変化するコンテンツの提供情報に応じた関連情報を視聴者へ配信することができる関連情報配信方法、関連情報提供方法、識別情報提供方法、関連情報配信システム、関連情報提供装置、識別情報提供装置、通信端末、プログラム、及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連する関連情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含むコンテンツ情報を送信装置が予め定められたスケジュールに従って送信するコンテンツ送信過程と、前記送信装置により送信された情報を受信可能であるとともに関連情報提供装置と通信可能な通信端末が、前記コンテンツ情報を受信し当該コンテンツ情報で表されるコンテンツの再生を開始する再生過程と、前記コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者により関連情報の配信が要求された前記通信端末が、前記使用者が前記関連情報の配信を要求した時刻を特定し、当該時刻を含み当該配信を要求する取得要求を、前記取得用情報が示す位置で特定される前記関連情報提供装置へ送信する要求送信過程と、前記関連情報提供装置が前記取得要求を受信し、前記使用者により前記配信が要求された時を前記取得要求に含まれる時刻を用いて特定する要求受信過程と、前記関連情報提供装置が前記時に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する配信過程とを有する関連情報配信方法を提供する。
【0008】
また、本発明は、送信装置により予め定められたスケジュールに従って送信される再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連する関連情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含むコンテンツ情報を受信して当該コンテンツ情報で表される、再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツを再生する通信端末へ、当該コンテンツに関連して配信される関連情報を関連情報提供装置が配信する関連情報提供方法であって、コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者が関連情報の配信を要求することにより前記通信端末から送信される取得要求であって、前記使用者が前記関連情報の配信を要求した時刻を含み当該配信を要求する取得要求を受信する受信過程と、前記使用者により前記配信が要求された時を前記受信過程で受信された取得要求に含まれる時刻を用いて特定する時特定過程と、前記時に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する送信過程とを有する関連情報提供方法を提供する。
【0009】
また、本発明は、提供装置から再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連した関連情報の配信を受けるための識別情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置を特定する特定装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含む情報であって送信装置により予め定められたスケジュールに従って送信されたコンテンツ情報を受信し当該コンテンツを再生する通信端末へ、前記特定装置が前記関連情報提供装置の位置を示す識別情報を送信する識別情報提供方法であって、コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者が関連情報の配信を要求することにより前記通信端末から前記取得用情報が示す位置を用いて送信され、前記使用者が前記関連情報の配信を要求した時刻を含み当該配信を要求す取得要求を受信する受信過程と、前記使用者により前記配信が要求された時を前記取得要求に含まれる時刻を用いて特定する時特定過程と、前記時に応じた関連情報を配信する関連情報提供装置の位置を示す識別情報を前記通信端末へ送信する送信過程とを有する識別情報提供方法を提供する。
【0010】
また、本発明は、再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連して配信される関連情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含むコンテンツ情報を予め定められたスケジュールに従って送信する送信装置と、前記送信装置により送信された情報を受信可能であるとともに通信相手と通信可能であって、前記コンテンツ情報を受信し当該コンテンツ情報で表されるコンテンツを再生し、この再生中に使用者により関連情報の配信が要求されると、前記使用者が前記関連情報の配信を要求した時刻を特定し、当該時刻を含み当該配信を要求する取得要求を、前記取得用情報が示す位置で特定される前記関連情報提供装置へ送信する通信端末と、前記取得要求を受信すると前記使用者により前記配信が要求された時を前記取得要求に含まれる時刻を用いて特定し、当該時に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する関連情報提供装置とを有する関連情報配信システムを提供する。
【0011】
また、本発明は、
送信装置により予め定められたスケジュールに従って送信される再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連する関連情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含むコンテンツ情報を受信して当該コンテンツ情報で表される、再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツを再生する通信端末へ、当該コンテンツに関連して関連情報を配信する関連情報提供装置であって、コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者が関連情報の配信を要求することにより前記通信端末から送信される取得要求であって、前記使用者が前記関連情報の配信を要求した時刻を含み当該配信を要求する取得要求を受信する受信手段と、前記使用者により前記配信が要求された時を前記取得要求に含まれる時刻を用いて特定する時特定手段と、前記時に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する送信手段とを有する関連情報提供装置を提供する。
【0012】
また、本発明は、提供装置から再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連した関連情報の配信を受けるための識別情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置を特定する特定装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含む情報であって送信装置により予め定められたスケジュールに従って送信されたコンテンツ情報を受信し当該コンテンツを再生する通信端末へ、前記識別情報を送信する識別情報提供装置であって、コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者が関連情報の配信を要求することにより前記通信端末から前記取得用情報が示す位置を用いて送信される要求であって、前記使用者が前記関連情報の配信を要求した時刻を含む取得要求を受信する受信手段と、前記使用者により前記配信が要求された時を前記取得要求に含まれる時刻を用いて特定する時特定手段と、前記時に応じた関連情報を取得するための情報であり、関連情報を配信する関連情報提供装置の位置を示す識別情報を前記通信端末へ送信する送信手段とを有する識別情報提供装置を提供する。
【0013】
また、本発明は、再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連して配信される関連情報を配信元の関連情報提供装置から取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含む情報であって送信装置から予め定められたスケジュールに従って送信されるコンテンツ情報を受信するコンテンツ受信手段と、前記コンテンツ受信手段により受信されたコンテンツ情報で表されるコンテンツを再生する再生手段と、使用者が関連情報の配信を要求したことを検出する検出手段と、前記検出手段により検出された時含み前記配信を要求する取得要求を、前記取得用情報が示す位置で特定される前記関連情報提供装置へ送信する通信送信手段と、前記関連情報提供装置から送信されてくる関連情報であって、前記取得要求に含まれた前記時に応じた関連情報を受信する通信受信手段とを具備する通信端末を提供する。
【0014】
また、本発明は、上記関連情報提供装置を実現するためのプログラム、識別情報提供装置を実現するためのプログラム、通信端末を実現するためのプログラム、及び各プログラムをそれぞれ格納した記録媒体を提供する。
【0015】
そして、本発明では、コンテンツ情報を受信した通信端末の使用者が、当該コンテンツ情報で表されるコンテンツであって再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツの再生中に関連情報の配信を要求すると、その要求が為された時に応じた関連情報が当該通信端末に配信される。
【0016】
また、本発明は、コンテンツに関連する関連情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含むコンテンツ情報を送信装置が送信するコンテンツ送信過程と、前記送信装置により送信された情報を受信可能であるとともに関連情報提供装置と通信可能な通信端末が、前記コンテンツ情報を受信し当該コンテンツ情報で表されるコンテンツの再生を開始する再生過程と、前記コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者により関連情報の配信が要求された前記通信端末が、当該配信を要求する取得要求と前記通信端末の使用者により配信が要求された時を示す取得要求付加情報とを、前記取得用情報が示す位置を用いて前記関連情報提供装置へ送信する要求送信過程と、前記関連情報提供装置が前記取得要求付加情報に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する配信過程とを有する関連情報配信方法と、コンテンツに関連する関連情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含むコンテンツ情報を送信装置が送信するコンテンツ送信過程と、前記送信装置により送信された情報を受信可能であるとともに関連情報提供装置と通信可能な通信端末が、前記コンテンツ情報を受信し当該コンテンツ情報で表されるコンテンツの再生を開始する再生過程と、前記コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者により関連情報の配信が要求された前記通信端末が、当該配信を要求する取得要求と前記通信端末の使用者により関連情報の配信が要求されたコンテンツを表すコンテンツ情報を当該通信端末が受信した時を示す取得要求付加情報とを、前記取得用情報を用いて前記関連情報提供装置へ送信する要求送信過程と、前記関連情報提供装置が前記取得要求付加情報に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する配信過程とを有する関連情報配信方法を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲は係る実施形態に限定されるものではなく、係る実施形態に周知技術を適用して得られる、特許請求の範囲に記載された範囲内の任意の態様を含む。
【0018】
[第1実施形態]
(1)構成
図1は本発明の第1実施形態に係る情報配信システムの構成を示すブロック図である。このシステムは、複数の移動通信端末12が、放送局11から放送されたコンテンツを再生し、当該コンテンツに関連付けられた関連情報を、移動パケット通信網13、ゲートウェイサーバ14及びインターネット15を介して、WWW(World Wide Web)を構成する情報サーバ16から取得するものである。なお、図においては各移動通信端末に対して異なる符号(12A,12B)を付しているが、本実施形態の説明において移動通信端末を識別する必要がない場合には移動通信端末12と称する。
【0019】
(1−1)放送局11
放送局11は再生の進行とともに提供情報が変化するコンテンツ(例えば動画像)をディジタル地上波放送により放送するものである。この放送局11は、周知のディジタル地上波放送局と同様に、予め定めた放送予定に従って、コンテンツを表す情報を必須として含み関連情報取得用情報をオプションとして含むコンテンツ情報を送信するための構成を備えている。ただし、上記関連情報取得用情報は、図2に示すように、当該コンテンツに関連する関連情報の格納位置を示すURLではなく、当該関連情報を提供するCGI(Common Gateway Interface)プログラムを特定するURLであり、情報サーバ16のドメイン名“www.aaa.com”を内包している。また、図2に示すように、コンテンツ情報は、上記関連情報取得用情報が所定周期で繰り返されるように構成されている。
【0020】
また、放送局11は公衆網あるいは専用線とインターネット15とを介して情報サーバ16と通信可能に構成されており、新たな放送予定を定める毎に、この新たな放送予定を示す放送予定情報を情報サーバ16へ送信する。放送予定情報には、図3に例示されるように、コンテンツ毎に開始時刻および終了時刻を示す情報が含まれている。また、放送予定情報の送信は、後述する関連テーブル管理プログラムに対応した通信プロトコル(例えばFTP(File Transfer Protocol))に従って行われる。
【0021】
(1−2)移動通信端末12
移動通信端末12は移動パケット通信網13が提供する無線パケット通信サービスを受けることができる端末であり、例えば、図4に示す構成を有する。図4において、不揮発性メモリ121は、例えばROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等から構成されており、WWWを利用するためのWebブラウザプログラム及びオペレーティングシステム等を格納している。このWebブラウザプログラムは、当該プログラムを実行した移動通信端末12が、URLを含む要求(リクエスト)をHTTP(HyperText Transfer Protocol)に従って送信し、当該要求への応答(レスポンス)をHTTPに従って受信し、受信したデータをHTML(Hyper Text Markup Language)に従って解釈し、解釈結果に応じたユーザインタフェースを提供する機能と、放送データを受信および再生する機能とを備えるように記述されたプログラムである。なお、移動通信端末12は、これらのソフトウェアをネットワークからダウンロードする等して更新する機能を備えている。
【0022】
CPU122は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリ123をワークエリアとして使用可能であり、図示せぬ主電源が投入されると図示せぬ発振器からクロック信号の供給を受け、このクロック信号の周波数に応じた速度で作動し、不揮発性メモリ121からオペレーティングシステムを読み出して実行する。操作部124はカーソルボタン等の操作子を備え、操作子の操作内容に応じた情報を、オペレーティングシステムを実行中のCPU122へ供給する。表示部125は画像を表示する表示面を備え、オペレーティングシステムを実行中のCPU122から情報の供給を受け、当該情報で表される画像をその表示面に表示する。通信部126はオペレーティングシステムを実行中のCPU122から供給された情報を含むパケットを組み立てて移動パケット通信網13へ送信するとともに、移動パケット通信網13から送信されてきたパケットを分解して当該パケットに内包されている情報をCPU122へ供給する。計時部127は現在時刻を計時するものであり、上記発信器を内包し、電波時計と同一の原理により正確な現在時刻を計時し、オペレーティングシステムを実行中のCPU122から所定の問い合わせを受けると、現在時刻を示す情報を当該CPU122へ供給する。放送受信部128はWebブラウザプログラムを実行した状態のCPU122に制御されるものである。
【0023】
また、オペレーティングシステムを実行中のCPU122は、操作部124から所定の情報が供給されると、不揮発性メモリ121からWebブラウザプログラムを読み出して実行する。以後、この状態、すなわちオペレーティングシステム及びWebブラウザプログラムを実行した状態のCPU122を「Webブラウザ」と称する。
【0024】
(1−2−1)Webブラウザ
Webブラウザは、図5に示されるように、特定のイベントの発生を待ち、特定のイベントが発生したら当該イベントに応じた処理を行う。具体的には、Webブラウザは、操作部124から放送受信再生処理の開始を要求する情報が供給されると放送受信再生処理を開始させ(ステップSA1、SA2)、また操作部124から放送受信再生処理の終了を要求する情報が供給されると放送受信再生処理を終了させ(SA3、SA4)、また操作部124から後述のソフトウェアボタンの押下を示す情報が供給されると関連情報取得処理を行い(SA5、SA6)、また操作部124からコンテンツの再生画面とWebページの表示画面との優先順位を変更する旨の情報が供給されると、両画面間で、前面/背面を切り換える(SA7、SA8)。ただし、コンテンツの再生画面とWebページの表示画面のいずれか一方しか存在しない場合、あるいは両方とも存在しない場合には、優先順位の変更は行われない。
【0025】
放送受信再生処理では、図6に示されるように、Webブラウザは、まず、ユーザの操作のための操作用画面を初期化する(SB1)。これにより、操作用画面は全面が透明の画面となる。次に、Webブラウザは、放送受信部128を活性化させ、この放送受信部128からコンテンツ情報が供給されると当該情報で表されるコンテンツを再生する、という処理を繰り返す(SB2、SB3:YES、SB4〜SB6)。
【0026】
ところで、放送受信再生処理の開始時には、コンテンツの再生画面は最前面に表示される。この再生画面は操作用画面と当該コンテンツに含まれる動画像の画面とを重ねて得られる画面である。操作用画面は常に動画像の画面の前面に表示されるものであり、放送受信部128から供給された情報に関連情報取得用情報が含まれている場合には当該関連情報取得用情報が対応付けられた半透明のソフトウェアボタンをユーザが視認できるように変更される(SB4:YES、SB5)。なお、Webブラウザは、放送受信部128からコンテンツ情報が供給されなくなったら、当該供給が再開されるまで操作用画面の初期化を繰り返す(SB3:NO、SB1、SB2)。
【0027】
また、関連情報取得処理、すなわち図7に示される関連情報取得処理Aでは、Webブラウザは、計時部127から時刻情報を取得し(SC1)、この時刻情報からなる特定情報とソフトウェアボタンに対応付けられた関連情報取得用情報とに基づいて関連情報取得要求を生成し、これを通信部126へ供給する(SC2)。また、Webブラウザは、関連情報取得要求に応答して通信部126から供給される関連情報を受信する。この関連情報がWebページを表す情報であれば、Webブラウザは、当該関連情報に従ったWebページを最前面に表示するための情報を表示部125へ供給する(SC3)。
【0028】
(1−3)ゲートウェイサーバ14
図1のゲートウェイサーバ14は、移動パケット通信網13とインターネット15とを相互接続するものであり、実用化されている同種のゲートウェイサーバと同様に、プロトコル変換機能やDNS(Domain Name System)サーバ機能、代理サーバ機能等を有する。このゲートウェイサーバ14が、実用化されている同種のゲートウェイサーバと大きく異なる点は、移動パケット通信網13からインターネット15へ転送されるパケットを受信する度に、図8に示される情報付加処理を行う点である。
【0029】
情報付加処理において、ゲートウェイサーバ14はインターネット15へ転送されるパケットが特定のパケットであるか否かを判別する(SD1)。特定のパケットとは、予め登録された情報サーバ16のドメイン名をHTTPヘッダに含んだパケットである。さらに、ゲートウェイサーバ14はインターネット15へ転送される特定のパケットについて、予め登録された種類の情報(情報サーバ16が要する情報)を提供可能であるか否かを判定する(SD2)。
【0030】
この判定は、移動パケット通信網13の加入者の個人情報を格納したデータベース(図示略)に基づいて行われる。このデータベースに格納されている個人情報テーブルT1の構成例が図9に概念的に示されている。この図に示されるように、個人情報テーブルT1には、例えば、加入者の使用する移動通信端末12のアドレス(例えば電話番号)と、当該移動通信端末12の現在の大まかな位置と、当該加入者の氏名、住所、性別、及び生年月日と、当該加入者の個人属性情報の第三者への提供の可否とを示す情報とが当該アドレスに対応付けて格納されている。これらの情報のうち、現在の大まかな位置を示す情報は、移動パケット通信網12のホームメモリ(図示略)の内容に基づいて随時更新される。なお、個人情報の第三者への提供の可否は、移動通信端末12のユーザと移動パケット通信網12の事業者との間で予め決定される。また、本実施形態では、ゲートウェイサーバ14に予め登録される情報の種類は個人情報テーブルT1に基づいて取得可能なものに限られている。
【0031】
ゲートウェイサーバ14は、上記特定のパケットについて、予め登録された種類の情報を提供可能であると判定した場合には、当該パケットの送信元アドレスをキーとして当該アドレスを有する移動通信端末12を所有する加入者の個人情報を個人情報テーブルT1から検索・抽出し、抽出した個人情報に基づいて当該種類の情報を求め、特定情報として当該パケットに付加する(SD2:YES、SD3)。逆に、提供不能であると判定した場合には、ゲートウェイサーバ14は、情報の付加を行わない(SD2:NO)。
【0032】
(1−4)情報サーバ16
図1の情報サーバ16はインターネット15に接続されたコンピュータシステムであり、例えば図10に示す構成を有する。図10において、ROM161には起動用プログラムが格納されており、図示せぬ電源が供給されると、CPU162はRAM163をワークエリアとし、当該起動用プログラムを実行する。起動用プログラムを実行したCPU162は、各種ソフトウェアや関連情報等を記憶したハードディスク等の不揮発性メモリ164からオペレーティングシステムを読み出し、これを実行する。オペレーティングシステムを実行したCPU162は、正確な現在時刻を取得する機能(例えばNTP(Network Time Protocol)クライアント機能)を有するとともに、不揮発性メモリ164に記憶された関連テーブル管理プログラム及びWebサーバプログラムを実行する機能を有する。また、通信部165は、インターネット15からパケットを受信し当該パケットに含まれている情報をCPU162へ供給するとともに、CPU162から供給された情報をパケット化してインターネット15へ送信する。
【0033】
当然ながら、プログラムを実行する前には、当該プログラムが情報サーバ16にインストールされる必要がある。インストールの際には、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイ等の表示部167により表示される画像を視認した操作者による、キーボードやポインティングデバイス等の操作部168から供給される操作データに従って、オペレーティングシステムを実行中のCPU162が、リムーバブル記憶装置166を制御する。
【0034】
リムーバブル記憶装置166はCD(Compact Disc)−ROMドライブやDVD−ROMドライブ等の装置であり、CPU162の制御の下、CD−ROMやDVD−ROMなどの取り出し可能な記録媒体に記録された情報を読み出してCPU162へ供給するものである。Webサーバプログラム及び関連テーブル管理プログラムのインストールの際には、これらのプログラムを記録した記録媒体がリムーバブル記憶装置166にセットされ、オペレーティングシステムを実行中のCPU162の制御下でリムーバブル記憶装置166により読み出され、当該CPU162により、不揮発性メモリ164に書き込まれる。これにより、Webサーバプログラム及び関連テーブル管理プログラムは実行され得る状態となる。
【0035】
(1−4−1)管理サーバ
関連テーブル管理プログラムを実行中のCPU162(以後、管理サーバと称す)は、放送予定テーブルT2の更新処理と関連枠の関連付け処理とを平行して行う。放送予定テーブルT2は、図11に例示されるように、放送の開始時刻と終了時刻とをコンテンツ毎に格納するテーブルである。この放送予定テーブルT2の更新処理では、図12に示されるように、管理サーバは通信部165から関連テーブル管理プログラムに対応した通信プロトコルに従った情報、すなわち放送予定情報が供給されるまで待つ(SE1:NO)。この放送予定情報の供給を受けると、管理サーバは、当該情報を放送予定テーブルT2に追加格納し(SE1:YES、SE2)、再び、放送予定情報の供給を待つ。
【0036】
関連枠の関連付け処理では、管理サーバは関連テーブルT3を更新する。関連テーブルT3は、図13に例示されるように、関連情報を特定するパラメータを、関連枠と条件との組み合わせに対応付けて格納するテーブルである。関連枠とは、コンテンツが放送されている時間帯中の任意の時間帯であり、開始時刻および終了時刻で特定される。また、条件はユーザの位置に関する範囲と年齢に関する範囲との組み合わせで表され、一つの関連枠に対して複数の条件が存在し得る。なお、ある関連枠に対して位置に関する範囲も年齢に関する範囲も設定されていない場合には、「無制限」という一つの条件が当該関連枠に対応付けられていることになる。
【0037】
関連枠の関連付け処理では、管理サーバは、図14に示されるように、有効な未関連枠から操作者が所望の関連枠を選択し、選択された関連枠に所望の関連情報を関連付けるためのユーザインタフェースを提供する。このユーザインタフェースの提供には、有効な未関連枠を表す画像を表示部167により表示させること、操作部168から供給される操作データから操作者が入力した指示を特定することが含まれる。ユーザインタフェースの提供は関連枠を選択する旨の指示が操作者により入力されるまで繰り返される(SF1、SF2:NO)。なお、未関連枠とは関連情報を関連付けることが可能な関連枠であり、関連枠から、関連テーブルT3に格納された関連枠(関連情報が既に関連付けられた関連枠)と、現在時刻以前の関連枠を除いたものである。
【0038】
さらに、管理サーバは、操作者により関連枠を特定する旨の指示が入力されると、条件およびパラメータが操作者により入力されるのを待つ(SF2:YES、SF3)。このパラメータと関連情報との関連付けには様々な周知の方法を適用可能であるが、本実施形態では、オペレーティングシステムを実行したCPU162により管理されるファイルシステムにおける所定フォルダ(ディレクトリ)配下にパラメータと同一名称のフォルダを設け、このフォルダ内に当該フォルダに対応付ける関連情報を格納することで関連付けている。このようなフォルダの作成および関連情報の格納は、関連付けの前に予め操作者により行われる。また、関連情報のデータ形式は移動通信端末12において再生可能な形式(例えばHTML形式)であればよい。
【0039】
入力されたパラメータをフォルダ名とするフォルダが所定フォルダ配下に存在しない場合(SF4:NO)、管理サーバの状態はユーザインタフェースを提供する状態となる(SF1)。逆に、存在する場合(SF4:YES)、管理サーバは、入力された条件およびパラメータを当該関連枠の開始時刻および終了時刻に対応付けて関連テーブルT3に格納する(SF5)。
【0040】
(1−4−2)Webサーバ
Webサーバプログラムを実行中のCPU162(以後、Webサーバと称す)は、図15に示されるように、通信部165からHTTPに従った関連情報取得要求が供給される度に当該要求に対応してプロセス(またはスレッド)を生成し、このプロセスにおいて応答処理を行う(SG1、SG2)。
【0041】
一つのプロセスにおいて、Webサーバは、図16に示されるように、通信部165からの要求に含まれる関連情報取得用情報および特定情報を取得し(SH1)、当該関連情報取得用情報で特定されるCGIプログラムを、CGIを用いて起動する。この際、Webサーバは、関連テーブルT3において当該特定情報中の時刻情報で表される時刻が開始時刻と終了時刻との間となる関連枠を特定し、この関連枠に対応付けられたパラメータのうち特定情報で表される位置および年齢が満たす条件に対応付けられたパラメータを特定し(SH2)、これを上記CGIプログラムへ渡す。なお、満たす条件が無い場合には、CGIプログラムには特定のパラメータが渡される。この特定のパラメータがフォルダ名となったフォルダ内には、提供すべき情報が存在しない旨を移動通信端末12のユーザへ通知するための情報が格納されている。
【0042】
CGIプログラムを実行中のWebサーバは、上記パラメータで特定される関連情報を不揮発性メモリ164から取得し(SH3)、これを上記関連情報取得要求への応答として通信部165へ供給する(SH4)。以後、WebサーバはCGIプログラムの実行を終了させ、当該プロセスを消滅させる。
【0043】
(2)動作例
次に、上述した構成の情報配信システムの動作例について主に図17〜図19を参照して説明する。ただし、移動パケット通信網13内の個人情報テーブルT1には図9に示されるデータが、情報サーバ16内の放送予定テーブルT2には図11に示されるデータが、関連テーブルT3には図13に示されるデータが格納されているものとする。また、ゲートウェイサーバ14には、特定のパケットのHTTPヘッダに含まれるドメイン名として情報サーバ16のドメイン名“www.aaa.com”が、情報サーバ16が要する情報の種類として対象の移動通信端末12の現在位置と当該端末を所有する加入者の年齢が登録されているものとする。
【0044】
また、各移動通信端末12ではWebブラウザプログラムが、情報サーバ16ではWebサーバプログラムおよび関連テーブル管理プログラムが既に起動されているものとする。さらに、放送局11が放送するコンテンツは車両の宣伝を行うためのものであり、図18に示す画面S101及び画面S102を各移動通信端末12のユーザへ提供するものとする。画面S101は動画像の画面であり、画面S102は関連情報取得用情報として“www.aaa.com/bbb.cgi”が対応付けられたソフトウェアボタンSBを提示するための操作用画面である。
【0045】
このような前提の下、図17に示されるように、放送局11が2001年10月30日0時0分0秒にコンテンツ情報の放送を開始すると、当該コンテンツ情報が各移動通信端末12の放送受信部128により受信される。放送受信部128により受信されたコンテンツ情報で表されるコンテンツは各移動通信端末12のWebブラウザにより再生される。この結果、各移動通信端末12の表示部125には図18に示す画面S103が表示される。各移動通信端末12の表示部125に表示される画面は2001年10月30日0時1分30秒まで時間の経過とともに変化するが(例えば図18に示す画面S104)、ソフトウェアボタンSBは2001年10月30日0時1分30秒まで変わらず表示され続ける。
【0046】
(2−1)場合A
このような状況下で、2001年10月30日0時0分10秒に、移動通信端末12Aの使用者が操作部124を操作し、ソフトウェアボタンSBを押下する旨の指示を入力すると、移動通信端末12AのWebブラウザは現在時刻を表す時刻情報を計時部127から取得し、この時刻情報からなる特定情報とソフトウェアボタンに対応付けられた関連情報取得用情報とに基づいて関連情報取得要求を生成し、この要求をを通信部126へ供給する。この結果、関連情報取得要求を含むパケットm101が移動通信端末12Aから移動パケット通信網13経由でゲートウェイサーバ14へ送信される。
【0047】
当該パケットには、関連情報取得用情報として“www.aaa.com”が含まれていることから、ゲートウェイサーバ14は当該パケットを前述の特定のパケットと判断する。さらに、この特定のパケットの送信元アドレスで特定される加入者は個人情報の第三者への提供を許可していることから(図9参照)、ゲートウェイサーバ14は、個人情報テーブルT1から当該送信元アドレスに対応する個人情報を抽出し、この情報に基づいて、予め登録された種類(現在位置と年齢)の情報を作成し、作成した情報を特定情報として当該特定のパケットに含まれる関連情報取得要求に付加する(SD3)。関連情報取得要求に情報を付加することで生成された関連情報取得要求を含むパケットm102はゲートウェイサーバ14からインターネット15経由で情報サーバ16へ送信される。なお、現在位置を示す情報は移動パケット通信網12の事業者や加入者の秘密保持に深刻な影響を与えない程度の精度の情報であり、年齢を示す情報は生年月日と現在の日時とに基づいて作成される情報である。
【0048】
情報サーバ16において、パケットm102が情報サーバ16の通信部165により受信されると、Webサーバがパケットm102に含まれる関連情報取得要求から特定情報を取得し(SH1)、この情報に基づいて関連情報を特定する(SH2)。具体的には、特定情報中の時刻情報で表される時刻「2001年10月30日0時0分10秒」を開始時刻と終了時刻との間に含む関連枠に対応付けられ、かつ特定情報中の年齢を示す情報で表される年齢「26」に合致する条件情報に対応付けられたパラメータ「a1」が関連テーブルT3から抽出される。
【0049】
次に、情報サーバ16は、抽出したパラメータを起動パラメータとし、当該関連情報取得要求中の関連情報取得用情報で特定されるプログラム“www.aaa.com/bbb.cgi”を起動する。当該プログラムの起動の結果、Webサーバから通信部165へ当該パラメータに応じて“www.aaa.com/bbb.cgi”が出力した関連情報が関連情報取得要求に対する応答として供給される。そして、関連情報を含むパケットm103が情報サーバ16からインターネット15、ゲートウェイサーバ14及び移動パケット通信網13を介して移動通信端末12Aへ送信される(SH3,SH4)。
【0050】
当該パケットm103が通信部126により受信されると、移動通信端末12AのWebブラウザは当該パケットm103に含まれている関連情報をHTMLに従って解釈実行する。これにより、移動通信端末12Aの表示部125には図18の画面S105が最前面に表示される。このように、コンテンツの放送が始まって最初の1分間に関連情報の取得を要求した18歳以上の加入者には、一週間の試乗の申し出が提示される。
【0051】
(2−2)場合B
移動通信端末12Bの使用者が2001年10月30日0時0分10秒に関連情報を要求した場合、移動通信端末12Bにおける使用者の操作を契機として情報サーバ16の通信部165が受信するパケットm102中の関連情報取得要求には、移動通信端末12Bの加入者の個人情報に基づいた特定情報が含まれる。情報サーバ16のWebサーバはこの関連情報取得要求から特定情報を取得し(SH1)、この情報に基づいて関連情報を特定する(SH2)。具体的には、特定情報中の時刻情報で表される時刻「2001年10月30日0時0分10秒」を開始時刻と終了時刻との間に含む関連枠に対応付けられ、かつ特定情報中の年齢を示す情報で表される年齢「14」に合致する条件情報に対応付けられたパラメータ「a2」が関連テーブルT3から抽出される。抽出されるパラメータが前述の場合と異なることから、当該パラメータに応じて“www.aaa.com/bbb.cgi”が出力する関連情報の内容は場合Aと異なる。
【0052】
関連情報を含むパケットm103は情報サーバ16から送信され(SH3,SH4)、移動通信端末12Aの通信部126により受信される。以後、移動通信端末12AのWebブラウザは場合Aと同様の処理を行う。その結果、移動通信端末12Aの表示部125には図18の画面S106が最前面に表示される。このように、コンテンツの放送が始まって最初の1分間に関連情報の取得を要求した18歳未満の加入者には、ミニチュアのプレゼントの申し出が提示される。
【0053】
(2−3)場合C
移動通信端末12Aの使用者が2001年10月30日0時1分10秒に関連情報を要求した場合、移動通信端末12Aにおける使用者の操作を契機として情報サーバ16の通信部165が受信するパケットm102中の関連情報取得要求に含まれる特定情報には「2001年10月30日0時1分10秒」を示す時刻情報が含まれる。図13から明らかなように、「2001年10月30日0時0分10秒」を開始時刻と終了時刻との間に含む関連枠に対応付けられた条件情報は条件を何ら規定していないことから、当該関連枠に対応付けられたパラメータ「b」が情報サーバ16のWebサーバにより関連テーブルT3から抽出される。抽出されるパラメータが前述の場合A及びBのいずれとも異なることから、当該パラメータに応じて“www.aaa.com/bbb.cgi”が出力する関連情報の内容は前述の場合A及びBのいずれとも異なる。以降の処理は場合Aと同様であり、最終的に、移動通信端末12Aの表示部125には図18の画面S107が最前面に表示される。このように、コンテンツの放送の終了前30秒間に関連情報の取得を要求した加入者には、車両のカタログ情報が提示される。
【0054】
(2−4)場合D
個人情報の第三者への提供を許可していない加入者が所有する移動通信端末12の使用者が2001年10月30日0時0分10秒に関連情報を要求した場合、これを契機として当該移動通信端末12から送信されてきたパケットm101を受信したゲートウェイサーバ14は、図19に示されるように、パケットm101中の関連情報取得要求に何ら情報を付加することなくパケットm102を生成し、これをインターネット15経由で情報サーバ16へ送信する。
【0055】
情報サーバ16では、このパケットm102を通信部165が受信すると、Webサーバが、当該パケット中の関連情報取得要求に含まれている特定情報を取得し(SH1)、この情報に基づいて関連情報を特定する(SH2)。場合Dにおいては、特定情報中の時刻情報で表される時刻「2001年10月30日0時0分10秒」を開始時刻と終了時刻との間に含む関連枠に対応付けられたパラメータには、年齢に関する条件が対応付けられているが、抽出された特定情報には、このような条件を満たすか否かを判定するための情報は含まれていない。したがって、“www.aaa.com/bbb.cgi”の起動パラメータは特定のパラメータとなる。この結果、“www.aaa.com/bbb.cgi”から、提供すべき情報が存在しない旨を通知するための情報が関連情報として出力される。以降の処理は場合Aと同様であり、最終的に、移動通信端末12Aの表示部125には図18の画面S108が最前面に表示される。このように、コンテンツの放送が始まって最初の1分間に関連情報の取得を要求した加入者であって、個人情報の第三者への提供を許可していない加入者には、提供すべき情報が存在しない旨が通知される。
【0056】
(2−5)場合E
個人情報の第三者への提供を許可していない加入者が所有する移動通信端末の使用者が2001年10月30日0時1分10秒に関連情報を要求した場合、場合Dと同様に、ゲートウェイサーバ14にて関連情報取得要求に何ら情報が付加されなかったパケットm102が情報サーバ16の通信部165により受信される。
【0057】
情報サーバ16のWebサーバは当該パケットm102中の関連情報取得要求に含まれている特定情報を取得し(SH1)、この情報に基づいて関連情報を特定する(SH2)。場合Eにおいては、特定情報中の時刻情報で表される時刻「2001年10月30日0時1分10秒」を開始時刻と終了時刻との間に含む関連枠に対応付けられたパラメータには、何ら条件が対応付けられていないため、場合Cと同様に、当該関連枠に対応付けられたパラメータ「b」が情報サーバ16のWebサーバにより関連テーブルT3から抽出される。以降、場合Cと同様の動作となる。
【0058】
(3)補足
上述したように、本実施形態によれば、放送されるコンテンツには静的な一つの関連情報取得用情報しか対応付けられていないにも関わらず、当該コンテンツに関連する関連情報の提供者は、同一のコンテンツを再生し異なる時刻に関連情報を要求する加入者に対して異なる関連情報を提供することができる。また、本実施形態によれば、放送されるコンテンツには静的な一つの関連情報取得用情報しか付加されていないにも関わらず、関連情報の提供者は同一のコンテンツを使用している異なる加入者に対して異なる関連情報を提供することができる。
【0059】
さらに、本実施形態によれば、放送されるコンテンツには静的な一つの関連情報取得用情報しか付加されていないにも関わらず、関連情報の提供者は同一のコンテンツを使用している加入者の状態(現在位置や年齢)に応じた関連情報を当該加入者に提供することができる。
【0060】
また、本実施形態では、同一の関連情報取得用情報が付加された複数のコンテンツが同時に放送されることはなく、かつ放送されたコンテンツは移動通信端末において即座に再生されるから、関連情報を取得するために移動通信端末から情報サーバへ送信される情報は現在時刻を表す情報のみで足り、コンテンツを特定する情報を移動通信端末から情報サーバへ送信する必要がないという効果が得られる。
【0061】
さらに、本実施形態ではゲートウェイサーバがインターネットへのパケットに付加する情報は個人情報そのものではない。特に、現在位置のように悪用が懸念される情報については精度の低い情報に変換してパケットに付加するようにしている。したがって、高いセキュリティを確保することができる。また、本実施形態では、個人情報の第三者への提供を許容している加入者についてのみ、情報サーバから要求された情報を情報サーバへ提供するようにしている。したがって、加入者の意図に反して個人情報が流出することはない。
【0062】
また、本実施形態では放送局からコンテンツを放送するようにしたため、通信により送信する態様に比較して、大容量のコンテンツ情報を高速かつ広範囲に送信することができる。
【0063】
なお、移動通信端末12において電波時計と同様の機能を計時部127が備えた例を示したが、正確な現在時刻を移動パケット通信網13から取得し、この現在時刻に基づいてCPU122が時刻を計時するようにオペレーティングシステムを構成してもよい。この場合には、計時部127は不要となる。
【0064】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態が第1実施形態と大きく異なる点は、第1実施形態では関連情報を取得しようとする移動通信端末に対して情報サーバが関連情報を直接的に提供するのに対して、第2実施形態では関連情報を取得しようとする移動通信端末に対して情報特定サーバがリソース識別子を通知し、このリソース識別子を用いて移動通信端末が情報提供サーバから関連情報を取得する点である。以下、図面を用いて本発明の第2実施形態について説明する。ただし、本実施形態の説明に用いる図において、第1実施形態の説明に用いた図と共通する部分には同一の符号が付されている。
【0065】
(1)構成
図20は本発明の第2実施形態に係る情報配信システムの構成を示すブロック図である。この図に示されるシステムは、複数の移動通信端末22が、放送局21から放送されたコンテンツを再生し、当該コンテンツに関連付けられた関連情報を、移動パケット通信網13、ゲートウェイサーバ23、情報特定サーバ24及びインターネット15を用いて、WWWを構成する情報提供サーバ25から取得するものである。なお、図20においては各移動通信端末に対して異なる符号(22A,22B)を付しているが、本実施形態の説明において移動通信端末を識別する必要がない場合には移動通信端末22と称する。これと同様に、本実施形態の説明において情報提供サーバを識別する必要がない場合には情報提供サーバ25と称する。
【0066】
(1−1)放送局21
放送局21が図1の放送局11と異なる点は、放送および送信する情報のみである。図21に示すように、放送局21がコンテンツ毎に送信するコンテンツ情報は、コンテンツの放送開始時刻を示す開始時刻情報、コンテンツの時間的長さを示すコンテンツ長情報、情報特定サーバ24のドメイン名を内包した関連情報取得用情報を内包している。また、一つのコンテンツに2つのサブコンテンツが内包される場合、開始時刻情報、コンテンツ長情報および関連情報取得用情報はサブコンテンツ毎にコンテンツ情報に内包される。さらに、放送局11が同一コンテンツの放送時に関連情報取得用情報を繰り返し送信するのに対し、放送局21はこのような繰り返しを行わない点で両者は相違している。また、図22に示されるように、放送局21が送信する放送予定情報には開始時刻および終了時刻のみならず、コンテンツあるいはサブコンテンツが表示される画面位置(全面/上面/下面)を示す情報が含まれている。
【0067】
(1−2)移動通信端末22
図23は移動通信端末22の構成を示すブロック図であり、この図に示す構成が図4の構成と異なる点は、計時部127が削除されている点と、不揮発性メモリ121に代えて不揮発性メモリ221が設けられている点である。計時部127が存在しないことから当然であるが、移動通信端末22においてオペレーティングシステムを実行中のCPU122は計時部127を用いた処理を行わない。また、不揮発性メモリ221が不揮発性メモリ121と異なる点は、記憶しているソフトウェアの内容のみである。
【0068】
また、移動通信端末22において、オペレーティングシステム及びWebブラウザプログラムを実行した状態のCPU122、すなわちWebブラウザは、上記相違に起因して、移動通信端末12におけるWebブラウザと異なる機能を有する。以下では、移動通信端末22におけるWebブラウザが第1実施形態におけるものと異なる点についてのみ説明する。
【0069】
移動通信端末22において、Webブラウザは、図24に示されるように、放送受信再生処理の開始要求および終了要求を待ち受けず、操作部124から放送受信処理の開始を要求する情報が供給されると放送受信処理を開始させ(SJ1:YES、SJ2)、放送受信処理の終了を要求する情報が供給されると放送受信処理を終了させ(SJ3:YES、SJ4)、また再生処理の開始を要求する情報が供給されると再生処理を開始させる(SJ5:YES、SJ6)。
【0070】
放送受信処理では、Webブラウザは、放送受信部128を活性化させ、この放送受信部128からコンテンツ情報が供給されると当該情報を揮発性メモリ123に記憶させる。また、再生処理では、図25に示すように、Webブラウザは、揮発性メモリ123に未再生のコンテンツ情報が記憶されていればこれを読み出して再生する処理を繰り返す(SK1〜SB6)。この繰り返しにおいて、読み出したコンテンツ情報にコンテンツ長情報が含まれていれば(SK2:YES)、Webブラウザは当該コンテンツ長情報で時間的長さを表されるコンテンツ(あるいはサブコンテンツ)に対応付けてプロセス(またはスレッド)を生成し、このプロセスにおいて図26に示すタイマ処理を行う(SK3)。
【0071】
タイマ処理では、Webブラウザは、カウント値を零にセットするとともに、読み出したコンテンツ情報に含まれるコンテンツ長情報で表される時間的長さに相当する値をタイムアウト値とし、図示せぬ発振器からのクロック信号に基づいてカウント値をアップカウントしていく(SL1、SL2:NO、SL3)。カウント値がタイムアウト値に達すると、Webブラウザは当該タイマ処理に対応するソフトウェアボタンを操作用画面から除去する(SL4)。このように、Webブラウザはソフトウェアボタンの存在期間を規定する。以後、当該タイマ処理のプロセス(またはスレッド)は消滅する。ただし、操作用画面を変更する必要がない場合、すなわち、当該コンテンツ情報に関連情報取得用情報が含まれておらず、当該コンテンツに対応するソフトウェアボタンが操作用画面に設けられていない場合には操作用画面の変更処理(SL4)はスキップされる。なお、コンテンツ及びコンテンツを全面/上面/下面のいずれの画面に対応させるかは、コンテンツ情報のフォーマットにより規定されており、Webブラウザは当該フォーマットに従って、ソフトウェアボタンに全面/上面/下面のいずれかを示す情報を対応付ける。すなわち、サブコンテンツを内包しないコンテンツに対応するソフトウェアボタンには全面、サブコンテンツに対応するソフトウェアボタンには上面/下面のいずれかを示す情報が対応付けられる。
【0072】
また、Webブラウザは、図24に示されるように、操作部124からソフトウェアボタンの押下を示す情報が供給されると図27の関連情報取得処理Bを行う(SA5:YES、SJ7)。関連情報取得処理Bでは、Webブラウザは、当該ソフトウェアボタンの存在期間を規定するタイマ処理におけるカウント値に応じてコンテンツの再生を開始してからの経過時間を求め、この経過時間をコンテンツ情報に含まれる開始時刻情報で表される時刻に加えた時刻を示す時刻情報と、当該ソフトウェアボタンが設けられている操作用画面上の位置(全面/上面/下面)を示す画面位置情報とを含む特定情報を生成する(SM1)。
【0073】
この特定情報とソフトウェアボタンに対応付けられた情報とに基づいてリソース識別子取得要求を生成し、この要求を通信部126へ供給し(SM2)、この要求への応答として通信部126から供給されるリソース識別子を受信する(SM3)。また、Webブラウザは、リソース識別子を受信すると、当該リソース識別子で特定される情報の取得を要求する関連情報取得要求を通信部126へ供給し(SM4)、この要求への応答として通信部126から供給される情報を受信し、当該情報に従ったWebページを最背面に表示するための情報を表示部125へ供給する(SM5)。
【0074】
(1−3)ゲートウェイサーバ23
図20のゲートウェイサーバ23が図1のゲートウェイサーバ14と異なる点は、移動パケット通信網13とインターネット15間で相互にパケットを中継するのみならず、移動パケット通信網13とインターネット15と情報特定サーバ24との間で相互にパケットを中継する機能を有する点と、個人情報に基づいた個人依存情報を移動パケット通信網13からインターネット15へ転送される特定のパケットに付加するのではなく、情報提供サーバ24からの要求への応答として送信する点である。後者の相違点は、特定のパケットであるか否かを判別せずにゲートウェイサーバ23がパケットを転送することを意味している。したがって、本実施形態では、関連情報を提供するサーバが要する情報の種類をゲートウェイサーバ23に記憶させておく必要はない。なお、個人依存情報を情報特定サーバ24からの要求への応答として送信することは周知技術を用いて容易に実現可能であり、また個人情報の第三者への提供の可否判断や第三者への提供が許可されていない個人情報に基づいた個人依存情報の情報特定サーバ24への提供に関する処理方針は第1実施形態において述べた通りである。
【0075】
(1−4)情報特定サーバ24
図20の情報特定サーバ24は図28に示す構成を備えたコンピュータシステムであり、インターネット15ではなくゲートウェイサーバ14に接続されている点と、不揮発性メモリ164に代えて不揮発性メモリ241を備えた点とが図10に示される情報サーバ16の構成と異なる。情報特定サーバ24の不揮発性メモリはオペレーティングシステム、関連テーブル管理プログラム、WebサーバプログラムおよびCGIプログラム(“www.ccc.com/ddd.cgi”)を記憶している点で情報サーバ8の不揮発性メモリと同様であるが、両メモリに記憶された対応するプログラムの内容は異なっている。
【0076】
(1−4−1)管理サーバ
情報特定サーバ24において関連テーブル管理プログラムを実行中のCPU(以後、管理サーバと称す)は、放送予定テーブルT4の更新処理と関連枠の関連付け処理とを平行して行う。図29に例示される放送予定テーブルT4が、図11の放送予定テーブルT2と異なる点は、サブコンテンツを有するコンテンツについてはサブコンテンツ毎に開始時刻と終了時刻とを格納する点と、開始時刻および終了時刻のみならず画面位置をも格納する点である。また、放送予定テーブルT4の更新処理が、図12に示される放送予定テーブルT2の更新処理と異なる点は、放送予定テーブルT4に追加格納される放送予定情報に画面位置が含まれている点のみである。
【0077】
関連枠の関連付け処理では、管理サーバは関連テーブルT5を更新する。図30に例示される関連テーブルT5が、図13の関連テーブルT3と異なる点は、サブコンテンツを有するコンテンツについてはサブコンテンツ毎に関連枠と条件とを対応付ける点と、これらの組み合わせに対応付けてパラメータではなくリソース識別子を格納する点と、関連枠を開始時刻および終了時刻のみならず画面位置をも加味して特定している点と、条件がユーザの位置に関する範囲と生年月日に関する範囲と性別に関する範囲と名字に関する範囲との組み合わせで表される点である。
【0078】
管理サーバによる関連枠の関連付け処理は図31に示す通りである。この図に示す処理が図14の処理と異なる点は、パラメータではなくリソース識別子を示すリソース識別子情報が操作者により入力される点と(SN1)、操作者に入力される条件が位置、生年月日、性別および名字の範囲の組み合わせで表される点と(SN1)、入力されたリソース識別子情報の有効性を検査しない点と、入力された条件およびリソース識別子情報を操作者に選択された関連枠を示す情報に対応付けて関連テーブルT5に格納する点(SN2)である。
【0079】
ここでいう「リソース識別子」とは、HTTPのGETメソッドにて指定可能なURIである。本実施形態において、リソース識別子にはCGIプログラムへ渡すパラメータが含まれていてもよい。また、「リソース識別子情報」はリソース識別子を静的に特定する情報であってもよいし、動的に特定する情報であってもよい。すなわち、管理サーバは、リソース識別子を示す情報として変数を含む情報を許容している。例えば、図30における“HTTP://www.m.com/m.cgi area=#loc”は変数名として“#loc”を含んでいる。この変数の値は、以下に述べるWebサーバがリソース識別子を送信する際に定まる。なお、本実施形態では、いかなる特定情報であろうとも必ず一つの条件を満たすように操作者が条件を入力する。
【0080】
(1−4−2)特定Webサーバ
情報特定サーバ24においてWebサーバプログラムを実行中のCPU(以後、特定Webサーバと称す)は、図15に示される処理と同様の処理を行う。ただし、提供Webサーバは、関連情報取得要求ではなくリソース識別子取得要求を待ち受ける(SG1)。また、ステップSG2において提供Webサーバが別プロセスで実行する応答処理の内容は図32に示す通りである。
【0081】
図32に示す応答処理では、特定Webサーバは、通信部165により受信されたパケットの送信元アドレスで特定される加入者についての個人依存情報(位置、生年月日、性別および名字を示す情報)の送信をゲートウェイサーバ23に要求する個人依存情報取得要求を通信部165へ供給し(SP1)、この要求への応答として通信部165から供給される個人依存情報を受信する(SP2)。また、特定Webサーバは、通信部165から供給される要求に含まれる関連情報取得用情報および特定情報を取得し(SP3)、当該関連情報取得用情報で特定されるCGIプログラムを、CGIを用いて起動する。
【0082】
CGIプログラムを起動した特定Webサーバは、関連テーブルT5において当該特定情報中の時刻情報で表される時刻が開始時刻と終了時刻との間となり、かつ画面位置が当該特定情報中の画面位置と一致する関連枠を特定し、この関連枠に対応付けられたリソース識別子情報のうち、ゲートウェイサーバ23から取得した個人依存情報で表される位置、生年月日、性別および名字が満たす条件に対応付けられたリソース識別子情報を特定し(SP4)、このリソース識別子情報に予め設定された変数名が存在しない場合には当該リソース識別子情報をそのままリソース識別子とし、存在する場合には当該変数名を当該変数名で表される種類の情報が示す値(位置/生年月日/性別/名字)に置き換えてリソース識別子を生成する(SP5)。すなわち、後者の場合には加入者の個人情報に基づいてリソース識別子が生成される。次に、特定Webサーバは、上記リソース識別子を通信部165からの要求への応答として通信部165へ供給する(SP6)。
【0083】
(1−5)情報提供サーバ25A
図20の情報提供サーバ25Aは図33に示す構成を備えたコンピュータシステムであり、不揮発性メモリ164に代えて不揮発性メモリ331を備えた点のみが図10に示される情報サーバ16の構成と異なる。不揮発性メモリ331はオペレーティングシステムおよびWebサーバプログラムを記憶している点で不揮発性メモリ164と共通しているが、関連テーブル管理プログラムを格納していない点で不揮発性メモリ164と異なっている。また、不揮発性メモリ331が記憶しているWebサーバプログラムは不揮発性メモリ164が記憶しているWebサーバプログラムと内容が異なっている。
【0084】
情報提供サーバ25AにおいてWebサーバプログラムを実行中のCPU(以後、提供WebサーバAと称す)は、図15に示される処理と同様の処理を行う。ただし、ステップSG2において提供WebサーバAが別プロセスで実行する応答処理は一般的なWebサーバが行う処理と同様であり、提供WebサーバAは、通信部165から供給される要求に含まれるリソース識別子で特定されるアドレスに格納された情報(移動通信端末22において再生可能な形式(例えばHTML形式)の情報)を読み出し、当該要求への応答として通信部165へ供給する。また、リソース識別子で特定されるアドレスが存在しない場合や、当該アドレスに情報が格納されていない場合には、提供WebサーバAは提供可能な情報が存在しないことを人に通知するための情報を、通信部165から供給される要求への応答として通信部165へ供給する。
【0085】
(1−6)情報提供サーバ25B
図20の情報提供サーバ25Bは図34に示す構成を備えたコンピュータシステムであり、不揮発性メモリ331に代えて不揮発性メモリ341を備えた点のみが図33に示される情報提供サーバ25Aの構成と異なる。不揮発性メモリ341が不揮発性メモリ331と異なる点は、CGIプログラムを記憶している点と、記憶しているWebサーバプログラムの内容が異なる点のみである。
【0086】
情報提供サーバ25BにおいてWebサーバプログラムを実行中のCPU(以後、提供WebサーバBと称す)は、図15に示される処理と同様の処理を行う。ただし、ステップSG2において提供WebサーバBが別プロセスで実行する応答処理はCGIプログラムを備えた一般的なWebサーバが行う処理と同様である。すなわち、提供WebサーバBは、通信部165から供給される要求に含まれるリソース識別子が不揮発性メモリ341に記憶されたCGIプログラムを特定するものであれば、リソース識別子に含まれるパラメータを起動パラメータとして当該CGIプログラムを起動し、これにより当該パラメータで特定される情報を不揮発性メモリ341から取得して通信部165へ供給する。また、提供WebサーバBは、通信部165から供給される要求に含まれるリソース識別子が不揮発性メモリ341に記憶されたCGIプログラムを特定しないものであれば、当該リソース識別子で特定されるアドレスに格納された情報を読み出し、当該要求への応答として通信部165へ供給する。なお、いずれの場合にも、通信部165へ供給される情報の形式は、移動通信端末22において再生可能な形式(例えばHTML形式)である。また、リソース識別子で特定される情報が存在しない場合には、提供WebサーバBは提供可能な情報が存在しないことを人に通知するための情報を、通信部165から供給される要求への応答として通信部165へ供給する。
【0087】
(2)動作例
次に、上述した構成の情報配信システムの動作例について主に図35及び図36を参照して説明する。ただし、移動パケット通信網13内の個人情報テーブルT1には図9に示されるデータが、情報特定サーバ24内の放送予定テーブルT4には図29に示されるデータが、関連テーブルT5には図30に示されるデータが格納されているものとする、また、情報提供サーバ25Aのドメイン名は“www.k.com”であるものとする。さらに、情報提供サーバ25BのCGIプログラムは“www.m.com/m.cgi”により特定されるものとする。
【0088】
さらに、各移動通信端末22ではWebブラウザプログラムが、情報特定サーバ24ではWebサーバプログラムおよび関連テーブル管理プログラムが既に起動されているものとする。さらに、放送局21が2001年10月30日0時0分0秒に放送するコンテンツは車両の宣伝を行うためのものであり、図18に示す画面S101及び画面S102を各移動通信端末12の使用者へ提供するものとする。ただし、画面S102のソフトウェアボタンSBには関連情報取得用情報として情報特定サーバ24のCGIプログラムを示す“www.ccc.com/ddd.cgi”が、画面位置として「全面」が対応付けられる。
【0089】
また、放送局21が2001年10月30日0時1分0秒に放送するコンテンツは天気予報に関するサブコンテンツと海外旅行に関するサブコンテンツを含んでおり、図36に示す画面S301及び画面S302を各移動通信端末22の使用者へ提供するものとする。画面S301は動画像の画面であり、画面S302は操作用画面である。画面S302の上側の各ソフトウェアボタンには関連情報取得用情報として“www.ccc.com/ddd.cgi”が対応付けられる。また、画面位置として、上側のソフトウェアボタンSB1には「上面」、下側のソフトウェアボタンSB2には「下面」が対応付けられる。
【0090】
このような前提の下、図35に示されるように、放送局11が2001年10月30日0時0分0秒にコンテンツの放送を開始すると、放送局11からコンテンツ情報が送信され、この情報が各移動通信端末22の放送受信部128により受信され、揮発性メモリ123に記憶される。揮発性メモリ123に記憶されたコンテンツ情報を用いてコンテンツを再生する処理は、本動作例では、放送終了後の0時3分0秒以降に行われるものとする。
【0091】
(2−1)場合A
例えば、放送終了後の0時3分0秒に、0時0分0秒から0時1分0秒までに放送されたコンテンツの再生が移動通信端末22Aの操作者によって指示されると、当該コンテンツが移動通信端末22AのWebブラウザにより再生され、移動通信端末22Aの表示部125には図18に示す画面S103が表示される。表示部125に表示される画面は時間の経過とともに変化するが(例えば図18に示す画面S104)、ソフトウェアボタンSBは当該コンテンツの再生が終了する0時4分0秒まで変化せず表示される。当該コンテンツはサブコンテンツを含んでいないことから、ソフトウェアボタンSBの表示位置は上下方向において中央となる。また、コンテンツの再生開始時には、Webブラウザにより、当該コンテンツに対応したタイマ処理が開始され、当該コンテンツの再生開始時点からの経過時間が計時される。
【0092】
そして、例えば、0時3分10秒に移動通信端末22Aの使用者がソフトウェアボタンSBを押下する旨の指示を入力すると、Webブラウザは再生中のコンテンツの再生開始時点からの経過時間を特定し、この経過時間を当該コンテンツ情報中の開始時刻情報で表される時刻に加えた時刻(すなわち0時0分10秒)を示す時刻情報と当該ソフトウェアボタンSBが設けられている操作用画面上の位置(すなわち「全面」)を示す画面位置情報とからなる特定情報とソフトウェアボタンSBに対応付けられた関連情報取得用情報とに基づいてリソース識別子取得要求を生成し(SM1)、これを通信部126へ供給する。この結果、リソース識別子取得要求を含むパケットm201が移動通信端末22Aから移動パケット通信網13およびゲートウェイサーバ23を介して情報特定サーバ24へ送信される。
【0093】
情報特定サーバ24では、パケットm201が通信部165により受信されると、このパケットの送信元アドレスに基づいて、特定Webサーバが移動通信端末22Aの個人依存情報(位置、生年月日、性別および名字を示す情報)の取得を試みる。すなわち、情報特定サーバ24からゲートウェイサーバ23へ個人依存情報取得要求を含むパケットm202が送信される。移動通信端末22Aを所有する加入者は個人情報の第三者への提供を許可していることから、個人依存情報取得要求への応答として、ゲートウェイサーバ23から情報特定サーバ24へ送信されるパケットm203に含まれる個人依存情報は、位置、生年月日、性別および名字を漏れなく示す情報となる。
【0094】
情報特定サーバ24において、個人依存情報が通信部165から供給されると(SP2)、特定Webサーバにより、リソース識別子取得要求に含まれる関連情報取得用情報および特定情報が取得され(SP3)、当該関連情報取得用情報で特定されるCGIプログラムが起動され、関連テーブルT5において当該特定情報と個人依存情報に基づいてリソース識別子情報が特定される(SP4)。当該特定情報で表される時刻は2001年10月30日0時0分10秒であり、かつ当該個人依存情報で表される生年月日は1975年3月13日であることから、「HTTP://www.k.com/k3.html」が特定される。
【0095】
このリソース識別子情報は変数名を含んでいないことから、そのままリソース識別子として取り扱われ、このリソース識別子を含むパケットm204がリソース識別子取得要求への応答として情報特定サーバ24から移動通信端末22Aへ送信される(SP5,SP6)。移動通信端末22Aでは、リソース識別子が通信部126からWebブラウザへ供給されると、当該リソース識別子で特定される情報の取得を要求する関連情報取得要求がWebブラウザから通信部126へ供給される。これにより、移動通信端末22Aから情報提供サーバ25Aへ当該関連情報取得要求を含むパケットm205が送信される。
【0096】
情報提供サーバ25Aでは、通信部165からパケットm205中の関連情報取得要求が供給されると、提供WebサーバAは当該関連情報取得要求に含まれるリソース識別子「HTTP://www.k.com/k3.html」で特定されるアドレスに格納された情報を不揮発性メモリ331から読み出し、当該関連情報取得要求への応答として通信部165へ供給する。これにより、情報提供サーバ25Aから移動通信端末22Aへ当該情報を含むパケットm206が送信される。
【0097】
当該パケットが通信部126により受信されると、移動通信端末22AのWebブラウザは当該パケットに含まれている情報をHTMLに従って解釈実行する。これにより、移動通信端末22Aの表示部125には図36の画面S201が最背面に表示される。このように、移動通信端末22Aの使用者には、一般的な広告が提示される。なお、移動通信端末22Aを所有する加入者が個人情報の第三者への提供を許可していない場合にも、結果的には、表示部125には画面S201が表示されることになる。
【0098】
(2−2)場合B
例えば、放送終了後の0時3分0秒に、0時0分0秒から0時1分0秒までに放送されたコンテンツの再生が移動通信端末22Bの操作者によって指示され、0時3分10秒に移動通信端末22Bの使用者がソフトウェアボタンSBを押下する旨の指示を入力すると、場合Aにおける移動通信端末22Aを移動通信端末22Bに置き換えた処理が行われ、リソース識別子取得要求を含むパケットm201が移動通信端末22Bから情報特定サーバ24へ送信される。
【0099】
ただし、情報特定サーバ24で取得される個人依存情報は移動通信端末22Bを所有する加入者の個人情報に基づいた情報となるから、当該個人依存情報で表される生年月日は1987年5月29日、性別は男となる。よって、リソース識別子「HTTP://www.k.com/k1.html」を含むパケットm204が移動通信端末22Bへ送信される。そして、最終的には、当該リソース識別子で特定されるアドレスに格納された情報を含むパケットm206が情報提供サーバ25Aから移動通信端末22Bへ送信され、移動通信端末22Bの表示部125には図36の画面S202が最背面に表示される。このように、移動通信端末22Bの使用者には、誕生日限定の男性向け情報が提示される。なお、移動通信端末22Bを所有する加入者が女性であれば、移動通信端末22Bの使用者には図36の画面S203に示される、誕生日限定の女性向け情報が提示されることになる。
【0100】
(2−3)場合C
例えば、放送終了後の0時4分0秒に、0時1分0秒から0時1分30秒までに放送されたコンテンツの再生が移動通信端末22Aの使用者によって指示されると、当該コンテンツが移動通信端末22AのWebブラウザにより再生され、移動通信端末22Aの表示部125には図36に示す画面S303が表示される。表示部125に表示される画面は時間の経過とともに変化するが(例えば図36に示す画面S304)、ソフトウェアボタンSB1およびSB2は当該コンテンツの再生が終了する0時3分30秒まで変化せず表示される。
【0101】
そして、例えば、0時4分10秒に移動通信端末22Aの使用者がソフトウェアボタンSB1を押下する旨の指示を入力すると、Webブラウザは時刻情報(すなわち0時1分40秒を示す情報)と画面位置情報(すなわち「上面」を示す情報)とからなる特定情報とソフトウェアボタンSB1に対応付けられた関連情報取得用情報とに基づいてリソース識別子取得要求を生成し、これを通信部126へ供給する。この結果、当該リソース識別子取得要求を含むパケットm201が移動通信端末22Aから情報特定サーバ24へ送信される。
【0102】
以後、情報特定サーバ24およびゲートウェイサーバ23では、場合Aと同様の処理が行われる。ただし、当該リソース識別子取得要求に含まれている特定情報で表される時刻は2001年10月30日0時1分40秒であることから、リソース識別子情報として「HTTP://www.m.com/m.cgi area=#loc」が特定される。このリソース識別子情報は変数名を含んでいることから、情報特定サーバ24では、この変数名を特定Webサーバが位置を示す個人依存情報(例えば東京都と千葉県の県境の位置を示す“00005”)に置き換えることによりリソース識別子「HTTP://www.m.com/m.cgi area=00005」が生成される(SP5)。
【0103】
このリソース識別子を含むパケットm204が情報特定サーバ24から移動通信端末22Aへ送信されると、移動通信端末22Aから情報提供サーバ25Bへ当該リソース識別子を含む関連情報取得要求(パケットm205)が送信される。情報提供サーバ25Bでは、提供WebサーバAが、当該リソース識別子を用いてCGIプログラムを起動する。すなわち、“area=00005”を起動パラメータとして“m.cgi”が起動される。この結果、情報提供サーバ25Bでは、“00005”で表される地域に対応した情報が生成され、この情報を含むパケットm206が関連情報取得要求への応答として移動通信端末22Aへ送信される。
【0104】
そして、最終的には、移動通信端末22Aの表示部125には図36の画面S305が最背面に表示される。このように、移動通信端末22Aの使用者には、現在地の付近の天気予報が提示される。なお、移動通信端末22Aが埼玉県に位置しているときにソフトウェアボタンSB1が押下された場合には、移動通信端末22Aの表示部125には画面S306が最背面に表示されることになる。また、移動通信端末22Aを所有する加入者が個人情報の第三者への提供を許可していない場合には、図18の画面S108が表示部125により最背面に表示されることになる。
【0105】
(3)補足
上述したように、本実施形態によれば、第1実施形態による効果と同様の効果を得ることができる。ただし、本実施形態では、同一の関連情報取得用情報が付加された複数のサブコンテンツが同時に放送される可能性があることから、押下されるソフトウェアボタンの画面位置まで加味して関連情報を提供するようにしている。
【0106】
また、本実施形態によれば、関連情報を特定する処理を情報特定サーバ24が行い、関連情報を提供(送信)する処理を情報提供サーバ25が行うようになっている。これにより、例えば、広告代理店が情報特定サーバ24を運営し、広告主が情報提供サーバ25を運営するようにすることで、既存の広告ビジネスモデルを大きく変更することなく、広告を提供することができる。
【0107】
また、本実施形態によれば、情報特定サーバ24が返送する情報はリソース識別子のみであることから、情報提供サーバ25が情報特定サーバ24経由で関連情報を送信する態様に比較して、情報特定サーバ24にかかる負担を軽減することができる。さらに、移動通信端末22が情報特定サーバ24および情報提供サーバ25へ個別にアクセスすることになるから、情報特定サーバ24が行う処理と情報提供サーバ25が行う処理とを完全に分離することができる。
【0108】
また、本実施形態によれば、基本的には、個人依存情報が送受されるのは移動パケット通信網13内に限られる。したがって、高いセキュリティを確保することができる。なお、本実施形態では、情報提供サーバ25Bへは個人依存情報が送信されるようになっているが、情報特定サーバ24から情報提供サーバ25Bへ個人依存情報をそのまま送信するのではなく、個人依存情報を加工した上で送信するようにすれば、より高いセキュリティを確保することができる。さらに、変数名を含むリソース識別子情報をそのまま移動通信端末22へ送信し、移動通信端末において変数名を実際の値に置換してリソース識別子を生成するようにしてもよい。例えば、GPS(Global Positioning System)を搭載した移動通信端末であれば、変数名を現在地を示す値に置換することが可能である。もちろん、変数名の置換に必要な情報を移動通信端末が移動パケット通信網から取得するようにしてもよい。
【0109】
さらに、本実施形態では、現実の時刻を正確に計時する必要がないことから、電波時計のような仕組みを移動通信端末に設けずに済んでいる。なお、これと同様の効果は、第1実施形態において、ゲートウェイサーバ14に現実の時刻を正確に計時する仕組みを設け、移動通信端末12から情報サーバ16へのパケットに時刻を示す情報を付加するようにしても得られる。もちろん、第1実施形態において、情報サーバ16におけるパケットの受信時刻に基づいて関連情報を特定するようにしてもよい。いずれの場合にも、パケットの伝送遅延を考慮することで、操作者の操作時刻を十分に正確に特定することができる。
【0110】
また、本実施形態では、移動通信端末が取得した関連情報が最背面に表示されるから、移動通信端末はコンテンツの視聴を中断されることなく関連情報を取得することができる。もちろん、第1実施形態を、移動通信端末が取得した関連情報を最背面に表示するように変形しても、これと同様の効果が得られる。
【0111】
[変形例]
上述した第1実施形態では移動パケット通信網を用いているが、図37に示すようにISDN(Integrated Services Digital Network)等の発信者番号通知機能を備えた回線交換網を用いるようにしてもよい。この場合、回線交換網とインターネットとを接続するのはダイヤルアップ接続サーバとなり、関連情報を受信するのは固定通信端末となる。もちろん、第2実施形態についても、これと同様の変形が可能である。また、第1実施形態および第2実施形態において、移動パケット通信網に代えてLAN(Local Area Network)を用いるように変更してもよい。なお、いずれの態様にせよ、通信端末とデータ端末を一体とするか別体とするかは任意である。
【0112】
また、この図に示すように、第1実施形態では関連情報を特定および提供する機能を情報サーバに持たせているが、情報特定サーバと情報提供サーバとで機能分散を図ってもよい。例えば、情報特定サーバが関連情報を特定し、情報提供サーバが当該関連情報を直接的に、あるいは情報特定サーバを介して移動通信端末へ送信するようにしてもよい。また、この図に示すように、放送局に対応付けて情報サーバ(情報特定サーバ)を設けることによって複数の放送局に対応できるようにしてもよい。もちろん、放送局あるいはコンテンツを識別する情報をコンテンツ情報に含めて放送し、情報サーバまたは情報特定サーバにおいて当該情報を考慮して関連枠を特定するようにしてもよい。このことは第2実施形態にもあてはまる。
【0113】
また、コンテンツ情報を移動通信端末へ放送する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンテンツ情報を通信により通信端末へ同報するようにしてもよい。例えば、図1の放送局11や図2の放送局21をコンテンツ情報を通信により送信する装置とし、各移動通信端末が、当該装置から送信されたコンテンツ情報を、インターネット15、ゲートウェイサーバ14(またはゲートウェイサーバ23)及び移動パケット通信網13を介して受信するようにしてもよい。要は、コンテンツ情報が予め定められたタイムスケジュールに従って送信されればよい。なお、本発明において、コンテンツ情報を受信する通信端末の数は任意であり、全通信端末へ1本の共通の通信チャンネルで送信してもよいし、各通信端末毎に個別の通信チャンネルで送信してもよい。
【0114】
また、図38に示すように、放送局を無線LAN基地局としてもよい。もちろん、図中の各移動通信端末は無線LAN基地局と通信可能である。無線LAN基地局の場合、送受信可能エリアは数百メートルオーダーとなることから、特に局所的な情報配信に優れたシステムとなる。例えば、デパートにおける催し物の案内や、テーマパークにおけるアトラクションの待ち時間の表示に用いることで、そのエリアに限定した情報を低いコストで迅速に配信し易い。また、無線LAN基地局の場合、地上波放送局や衛星波放送局に比較してユーザ認証および課金を容易に行うことができるため、有料サービスを提供し易く、多様なサービスや高付加価値のサービスを提供し易いシステムとなる。さらに、この図に示すシステムを、各移動通信端末が無線LAN基地局を介して関連情報を取得するように変形することも可能である。
【0115】
また、上述した各実施形態では移動通信端末の位置を移動パケット通信網が特定するようにしたが、移動通信端末にGPS受信機を搭載し、移動通信端末が自らの位置を特定するようにしてもよい。この場合、位置を示す情報が移動通信端末から情報サーバあるいは情報特定サーバへ直接的に送信されることになるので、移動パケット通信網が位置に関する処理をする必要はない。
【0116】
また、上述した各実施形態では、使用者が関連情報を取得しようとして移動通信端末を操作したときの移動通信端末(あるいはその使用者)の状態を示す情報を特定情報とし、この情報を移動通信端末から情報サーバあるいは情報特定サーバへ送信するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、移動通信端末がコンテンツ情報の受信開始時または受信終了時あるいは再生開始時に現在位置を記憶し、当該コンテンツ情報で表されるコンテンツの再生時に使用者が関連情報を取得しようとして移動通信端末を操作したときに、その時点の現在位置ではなく、記憶された現在位置を含む特定情報を情報サーバあるいは情報特定サーバへ送信するようにしてもよい。
【0117】
また、上述した各実施形態では、コンテンツ情報が送信されてから当該コンテンツ情報で表されるコンテンツが再生されるまでの時間差に応じた時間だけ現実の時刻から遅れた時刻に基づいて関連情報を特定する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、コンテンツがMPEG(Moving Picture Coding Experts Group/Moving Picture Experts Group)形式で表されているならば、GOP(Group Of Picture)層のタイムコード値とコンテンツの識別情報とに基づいて関連情報を特定するようにしてもよい。このように、本発明は、関連情報の取得が要求された時に基づいて関連情報を特定する任意の態様を包含する。
【0118】
また、上述した第2実施形態では、移動通信端末の使用者が関連情報を取得しようとすると、関連情報を取得するための要求が移動通信端末から情報特定サーバへ即座に送信されるが、第2実施形態において移動通信端末から情報特定サーバへ送信される時刻情報は現在時刻を示すものではないことから、即座に送信されなくてもよい。例えば、コンテンツの再生中に使用者が関連情報を取得しようとして移動通信端末を操作すると、当該コンテンツの再生終了後に関連情報を取得するための要求が移動通信端末から情報サーバあるいは情報特定サーバへ送信されるようにしてもよい。さらに、第2実施形態において、移動通信端末においてリソース識別子を一時的に格納し、使用者から所定の指示が入力されるまで、このリソース識別子を用いた関連情報の取得を行わないようにしてもよい。
【0119】
また、上述した各実施形態では、要求と応答が同一セッションで行われる例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、移動通信端末に電子メールクライアント機能を設け、移動通信端末が関連情報取得要求を電子メールにて送信すると、この要求への応答が電子メールにて返送されてくるようにしてもよい。もちろん、この場合には、関連情報取得用情報やリソース識別子に代えて電子メールアドレスを使用することになる。
【0120】
また、上述した各実施形態に、いわゆるクライアントサイドイメージマップの機能を組み込んでもよい。例えば、一つのコンテンツに対して複数のソフトウェアボタンを設け、押下されたボタンを識別する情報を特定情報に含めて移動通信端末から情報サーバあるいは情報特定サーバへ送信するようにすれば、より細やかな情報提供が可能となる。ただし、この場合には、どのソフトウェアボタンがどの画面位置に表示されるかと、各画面位置にどのようなオブジェクト(例えば商品)が表示されるかとを関連情報の提供元が知っている必要がある。
【0121】
また、上述した各実施形態では、ゲートウェイサーバが情報サーバあるいは情報特定サーバへ提供する情報(個人情報に基づいた情報)の種類を固定しているが、提供する関連情報毎に種類を変更するようにしてもよい。ただし、第1実施形態では、ゲートウェイサーバは移動通信端末から情報サーバへのパケットに情報を機械的に付加してしまうため、そのようなパケットが発生しない可能性があっても、時刻が進んで対象となる関連枠が変わる都度、情報サーバがゲートウェイサーバへ種類を登録する必要がある。
【0122】
また、上述した各実施形態では、移動通信端末を所有する加入者の個人情報をも加味してパラメータあるいはリソース識別子を特定するようにしたが、時刻情報のみに基づいてパラメータあるいはリソース識別子を特定するようにしてもよい。
【0123】
また、上述した第1実施形態では、ゲートウェイサーバと情報サーバを別体としたが、両者を一体化してもよいことは言うまでもない。この場合、インターネットは不要となる。もちろん、第2実施形態において、ゲートウェイサーバと情報特定サーバとを一体化してもよい。また、各実施形態において、放送局と情報提供サーバとを一体化して構成してもよいし、放送局と情報特定サーバとを一体化して構成してもよいし、放送局と情報特定サーバと情報提供サーバとを一体化して構成してもよい。
【0124】
また、上述した各実施形態および各変形例では、関連情報を特定するために関連情報の取得が要求された時を必ず用いるようにしたが、コンテンツの提供情報に応じた関連情報を提供する必要がない場合には、関連情報の取得が要求された時を用いる必要はなく、さらにコンテンツ情報が予め定められたタイムスケジュールに従って送信される必要もない。
【0125】
例えば、コンテンツ情報が各通信端末毎に個別の通信チャンネルで個別に送信される態様において、各通信端末においてコンテンツ情報を受信した時を記憶しておき、当該コンテンツ情報で表されるコンテンツの再生中に関連情報の取得が要求されたときには、当該時に応じて関連情報を特定するようにしてもよい。この場合、同一のコンテンツ情報を受信するタイミングは通信端末毎に異なるから、同一のコンテンツを再生中の各通信端末において関連情報の取得が要求された場合にも、各通信端末へ送信される関連情報は互いに相違する。
【0126】
また、例えば、各通信端末においてコンテンツ情報を受信した位置を記憶しておき、当該コンテンツ情報で表されるコンテンツの再生中に関連情報の取得が要求されたときには、当該位置に応じて関連情報を特定するようにしてもよい。この場合、同一のコンテンツ情報を受信する場所は通信端末毎に異なるのが普通であるから、同一のコンテンツを再生中の各通信端末において関連情報の取得が要求された場合にも、各通信端末へ送信される関連情報が同一の情報とならない可能性が高い。
【0127】
すなわち、コンテンツ情報の受信時における通信端末の過去の状況(時や位置)は通信端末毎に異なるのが普通であることから、同一のコンテンツを再生中の各通信端末において関連情報の取得が要求された場合にも、各通信端末へ送信される関連情報が同一の情報とならない可能性が高い。よって、一つのコンテンツに対して一つの関連情報を固定的に割り当てる態様に比較して、より多様な情報提供を行うことができる。また、コンテンツの受信から関連情報の要求までに通信端末の状況が大きく変化しない場合には、当該通信端末の現在の状況にほぼ適合した関連情報が当該通信端末の使用者に提供される。よって、一つのコンテンツに対して一つの関連情報を固定的に割り当てる態様に比較して、より有益な情報提供を行うことができる。
【0128】
また、例えば、各通信端末においてコンテンツの再生中に関連情報の取得が要求されたときには、各通信端末の現在位置に応じて各通信端末へ送信する関連情報を特定するようにしてもよい。この場合、関連情報の取得が要求される場所は通信端末毎に異なるのが普通であるから、同一のコンテンツを再生中の各通信端末において関連情報の取得が要求された場合にも、各通信端末へ送信される関連情報が同一の情報とならない可能性が高い。なお、関連情報の取得が要求された時を用いて関連情報を特定する態様については上記各実施形態に記載した通りである。
【0129】
すなわち、関連情報の要求時における通信端末の現在の状況(時や位置)は通信端末毎に異なるのが普通であることから、同一のコンテンツを再生中の各通信端末において関連情報の取得が要求された場合にも、各通信端末へ送信される関連情報が同一の情報とならない可能性が高い。よって、一つのコンテンツに対して一つの関連情報を固定的に割り当てる態様に比較して、より多様な情報提供を行うことができる。また、通信端末の現在の状況に適合した関連情報が当該通信端末の使用者に提供される。よって、一つのコンテンツに対して一つの関連情報を固定的に割り当てる態様に比較して、より有益な情報提供を行うことができる。
【0130】
なお、言うまでもないが、通信端末において関連情報が要求された時と関連情報が要求されたコンテンツを表すコンテンツ情報を受信した時の当該通信端末の位置との組み合わせ、通信端末において関連情報が要求されたコンテンツを表すコンテンツ情報を受信した時と関連情報が要求された時の当該通信端末の位置との組み合わせ、及び通信端末において関連情報が要求されたコンテンツを表すコンテンツ情報を受信した時と関連情報が要求されたコンテンツを表すコンテンツ情報を受信した時の当該通信端末の位置との組み合わせのいずれか一に応じて関連情報を特定するようにしてもよい。また、言うまでもないが、上述の時、位置及び組み合わせのいずれかと各実施形態や変形例で例示したような他の情報とを組み合わせて関連情報を特定する態様としてもよい。
【0131】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、通信端末の使用者は、受信したコンテンツ情報で表されるコンテンツであって再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツの再生中に関連情報の配信を要求すると、その要求が為された時刻に応じた関連情報の配信を受けることができる。すなわち、本発明によれば、通信端末の使用者は再生の進行とともに提供情報が変化するコンテンツの提供情報に応じた関連情報の配信を受けることができる。なお、取得用情報(リンク情報)は提供情報ではなくコンテンツに対応していればよいことから、コンテンツの送信側にかかる負担は増大しない。
【0132】
また、本発明によれば、通信端末の使用者は、受信したコンテンツ情報で表されるコンテンツの再生中に関連情報の配信を要求すると、当該通信端末の状況を示す取得要求付加情報に応じた関連情報の配信を受けることができる。すなわち、本発明によれば、通信端末の使用者はコンテンツに関連しかつ当該通信端末の状況に応じた関連情報を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る情報配信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同システムにおけるコンテンツ情報の構成を示す概念図である。
【図3】 同システムにおける放送予定情報の構成を示す概念図である。
【図4】 同システムを構成する移動通信端末12の構成を示すブロック図である。
【図5】 移動通信端末12(Webブラウザ)が行うイベント処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】 移動通信端末12(Webブラウザ)が行う放送受信再生処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】 移動通信端末12(Webブラウザ)が行う関連情報取得処理Aの流れを示すフローチャートである。
【図8】 同システムを構成するゲートウェイサーバ14が行う情報付加処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】 同システムを構成する移動パケット通信網13が有する個人情報テーブルT1の構成例を示す概念図である。
【図10】 同システムを構成する情報サーバ16の構成を示すブロック図である。
【図11】 情報サーバ16が有する放送予定テーブルT2の構成を示す概念図である。
【図12】 情報サーバ16(管理サーバ)が行う放送予定テーブルT2の更新処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】 情報サーバ16が有する関連テーブルT3の構成を示す概念図である。
【図14】 情報サーバ16(管理サーバ)が行う関連付け処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】 情報サーバ16(Webサーバ)が行う特定情報提供処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】 情報サーバ16(Webサーバ)が行う応答処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】 同システムの動作例を示すシーケンス図である。
【図18】 本発明の実施形態の動作例において移動通信端末に表示される画面例を示す図である。
【図19】 同システムの動作例を示すシーケンス図である。
【図20】 本発明の第2実施形態に係る情報配信システムの構成を示すブロック図である。
【図21】 同システムにおけるコンテンツ情報の構成を示す概念図である。
【図22】 同システムにおける放送予定情報の構成を示す概念図である。
【図23】 同システムを構成する移動通信端末22の構成を示すブロック図である。
【図24】 移動通信端末22(Webブラウザ)が行うイベント処理の流れを示すフローチャートである。
【図25】 移動通信端末22(Webブラウザ)が行う再生処理の流れを示すフローチャートである。
【図26】 移動通信端末22(Webブラウザ)が行うタイマ処理の流れを示すフローチャートである。
【図27】 移動通信端末22(Webブラウザ)が行う関連情報取得処理Bの流れを示すフローチャートである。
【図28】 同システムを構成する情報特定サーバ24の構成を示すブロック図である。
【図29】 情報特定サーバ24が有する放送予定テーブルT4の構成を示す概念図である。
【図30】 情報特定サーバ24が有する関連テーブルT5の構成を示す概念図である。
【図31】 情報特定サーバ24(管理サーバ)が行う関連付け処理の流れを示すフローチャートである。
【図32】 情報特定サーバ24(特定Webサーバ)が行う応答処理の流れを示すフローチャートである。
【図33】 同システムを構成する情報提供サーバ25Aの構成を示すブロック図である。
【図34】 同システムを構成する情報提供サーバ25Bの構成を示すブロック図である。
【図35】 同システムの動作例を示すシーケンス図である。
【図36】 同システムの動作例において移動通信端末22に表示される画面例を示す図である。
【図37】 本発明の第1実施形態に係る情報配信システムの変形例の構成を示すブロック図である。
【図38】 本発明の第1実施形態に係る情報配信システムの変形例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11、21…放送局、12A、12B、22A、22B…移動通信端末、13…移動パケット通信網、14、23…ゲートウェイサーバ、15…インターネット、16…情報サーバ、24…情報特定サーバ、25A、25B…情報提供サーバ

Claims (23)

  1. 再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連する関連情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含むコンテンツ情報を送信装置が予め定められたスケジュールに従って送信するコンテンツ送信過程と、
    前記送信装置により送信された情報を受信可能であるとともに関連情報提供装置と通信可能な通信端末が、前記コンテンツ情報を受信し当該コンテンツ情報で表されるコンテンツの再生を開始する再生過程と、
    前記コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者により関連情報の配信が要求された前記通信端末が、前記使用者が前記関連情報の配信を要求した時刻を特定し、当該時刻を含み当該配信を要求する取得要求を、前記取得用情報が示す位置で特定される前記関連情報提供装置へ送信する要求送信過程と、
    前記関連情報提供装置が前記取得要求を受信し、前記使用者により前記配信が要求された時を前記取得要求に含まれる時刻を用いて特定する要求受信過程と、
    前記関連情報提供装置が前記時に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する配信過程とを有する関連情報配信方法。
  2. 前記要求受信過程では前記関連情報提供装置が、前記コンテンツ情報が送信されてから当該コンテンツ情報で表されるコンテンツが再生されるまでの時間差に応じた時間だけ現実の時刻から遅れた時刻を特定することで前記時を特定する
    請求項1に記載の関連情報配信方法。
  3. 前記配信過程に先立って前記関連情報提供装置が前記通信端末の使用者の状態を特定する状態特定過程を有し、
    前記配信過程では、前記関連情報提供装置が前記時および前記状態に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する
    請求項1に記載の関連情報配信方法。
  4. 前記関連情報提供装置は配信する関連情報を記憶した提供装置と配信する関連情報を特定する特定装置とを有し、
    前記要求送信過程では、前記通信端末が前記取得要求を前記特定装置へ送信し、
    前記要求受信過程では、前記特定装置が前記取得要求を受信し、前記使用者により前記配信が要求された時を前記取得要求に含まれる時刻を用いて特定し、
    前記配信過程では、前記提供装置が前記時に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する
    請求項1に記載の関連情報配信方法。
  5. 前記配信過程に先立って前記特定装置が前記通信端末の使用者の状態を示す情報を加入者のみに通信サービスを提供する通信網から取得して当該状態を特定する状態特定過程を有し、
    前記配信過程では、前記特定装置が前記時および前記状態に応じた関連情報を特定し当該関連情報を特定する情報を前記提供装置へ送信し、前記提供装置が当該関連情報を前記通信端末へ送信する
    請求項4に記載の関連情報配信方法。
  6. 前記配信過程は、前記時に応じた関連情報を取得するための識別子を前記特定装置が前記通信端末へ送信する過程と、
    前記通信端末が前記識別子を用いて当該識別子に対応する情報の送信を前記提供装置に対して要求する過程と、
    前記提供装置が前記識別子に対応する情報を関連情報として前記通信端末へ送信する過程とを有する
    請求項4に記載の関連情報配信方法。
  7. 送信装置により予め定められたスケジュールに従って送信される再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連する関連情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含むコンテンツ情報を受信して当該コンテンツ情報で表される、再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツを再生する通信端末へ、当該コンテンツに関連して配信される関連情報を関連情報提供装置が配信する関連情報提供方法であって、
    コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者が関連情報の配信を要求することにより前記通信端末から送信される取得要求であって、前記使用者が前記関連情報の配信を要求した時刻を含み当該配信を要求する取得要求を受信する受信過程と、
    前記使用者により前記配信が要求された時を前記受信過程で受信された取得要求に含まれる時刻を用いて特定する時特定過程と、
    前記時に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する送信過程と
    を有する関連情報提供方法。
  8. 前記時特定過程では、前記コンテンツ情報が送信されてから当該コンテンツ情報で表されるコンテンツが再生されるまでの時間差に応じた時間だけ現実の時刻から遅れた時刻を特定することで前記時を特定する
    請求項7に記載の関連情報提供方法。
  9. 前記時特定過程に先立って前記関連情報提供装置が前記通信端末の使用者の状態を特定する状態特定過程を有し、
    前記送信過程では、前記関連情報提供装置が前記時および前記状態に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する
    請求項7に記載の関連情報提供方法。
  10. 提供装置から再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連した関連情報の配信を受けるための識別情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置を特定する特定装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含む情報であって送信装置により予め定められたスケジュールに従って送信されたコンテンツ情報を受信し当該コンテンツを再生する通信端末へ、前記特定装置が前記関連情報提供装置の位置を示す識別情報を送信する識別情報提供方法であって、
    コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者が関連情報の配信を要求することにより前記通信端末から前記取得用情報が示す位置を用いて送信され、前記使用者が前記関連情報の配信を要求した時刻を含み当該配信を要求す取得要求を受信する受信過程と、
    前記使用者により前記配信が要求された時を前記取得要求に含まれる時刻を用いて特定する時特定過程と、
    前記時に応じた関連情報を配信する関連情報提供装置の位置を示す識別情報を前記通信端末へ送信する送信過程と
    を有する識別情報提供方法。
  11. 前記送信過程に先立って前記特定装置が前記通信端末の使用者の状態を示す情報を加入者のみに通信サービスを提供する通信網から取得して当該状態を特定する状態特定過程を有し、
    前記配信過程では、前記特定装置が前記時および前記状態に応じた関連情報を取得するための識別情報を前記通信端末へ送信する
    請求項10に記載の識別情報提供方法。
  12. 再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連して配信される関連情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含むコンテンツ情報を予め定められたスケジュールに従って送信する送信装置と、
    前記送信装置により送信された情報を受信可能であるとともに通信相手と通信可能であって、前記コンテンツ情報を受信し当該コンテンツ情報で表されるコンテンツを再生し、この再生中に使用者により関連情報の配信が要求されると、前記使用者が前記関連情報の配信を要求した時刻を特定し、当該時刻を含み当該配信を要求する取得要求を、前記取得用情報が示す位置で特定される前記関連情報提供装置へ送信する通信端末と、
    前記取得要求を受信すると前記使用者により前記配信が要求された時を前記取得要求に含まれる時刻を用いて特定し、当該時に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する関連情報提供装置と
    を有する関連情報配信システム。
  13. 送信装置により予め定められたスケジュールに従って送信される再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連する関連情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含むコンテンツ情報を受信して当該コンテンツ情報で表される、再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツを再生する通信端末へ、当該コンテンツに関連して関連情報を配信する関連情報提供装置であって、
    コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者が関連情報の配信を要求することにより前記通信端末から送信される取得要求であって、前記使用者が前記関連情報の配信を要求した時刻を含み当該配信を要求する取得要求を受信する受信手段と、
    前記使用者により前記配信が要求された時を前記取得要求に含まれる時刻を用いて特定する時特定手段と、
    前記時に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する送信手段と
    を有する関連情報提供装置。
  14. 提供装置から再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連した関連情報の配信を受けるための識別情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置を特定する特定装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含む情報であって送信装置により予め定められたスケジュールに従って送信されたコンテンツ情報を受信し当該コンテンツを再生する通信端末へ、前記識別情報を送信する識別情報提供装置であって、
    コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者が関連情報の配信を要求することにより前記通信端末から前記取得用情報が示す位置を用いて送信される要求であって、前記使用者が前記関連情報の配信を要求した時刻を含む取得要求を受信する受信手段と、
    前記使用者により前記配信が要求された時を前記取得要求に含まれる時刻を用いて特定する時特定手段と、
    前記時に応じた関連情報を取得するための情報であり、関連情報を配信する関連情報提供装置の位置を示す識別情報を前記通信端末へ送信する送信手段と
    を有する識別情報提供装置。
  15. 再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連して配信される関連情報を配信元の関連情報提供装置から取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含む情報であって送信装置から予め定められたスケジュールに従って送信されるコンテンツ情報を受信するコンテンツ受信手段と、
    前記コンテンツ受信手段により受信されたコンテンツ情報で表されるコンテンツを再生する再生手段と、
    使用者が関連情報の配信を要求したことを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された時含み前記配信を要求する取得要求を、前記取得用情報が示す位置で特定される前記関連情報提供装置へ送信する通信送信手段と、
    前記関連情報提供装置から送信されてくる関連情報であって、前記取得要求に含まれた前記時に応じた関連情報を受信する通信受信手段と
    を具備する通信端末。
  16. 送信装置により予め定められたスケジュールに従って送信される再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連する関連情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含むコンテンツ情報を受信して当該コンテンツ情報で表される、再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツを再生する通信端末へ、当該コンテンツに関連して関連情報を配信するコンピュータ装置に、
    コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者が関連情報の配信を要求することにより前記通信端末から送信される要求であって、前記使用者が前記関連情報の配信を要求した時刻を含み当該配信を要求する取得要求を受信する手順と、
    前記使用者により前記配信が要求された時を前記受信過程で受信された取得要求に含まれる時刻を用いて特定する手順と、
    前記時に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する手順と
    を実行させるためのプログラム。
  17. 提供装置から再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連した関連情報の配信を受けるための識別情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含む情報であって送信装置により予め定められたスケジュールに従って送信されたコンテンツ情報を受信し当該コンテンツを再生する通信端末へ、前記識別情報を送信するコンピュータ装置に、
    コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者が関連情報の配信を要求することにより前記通信端末から前記取得用情報が示す位置を用いて送信される取得要求であって、前記使用者が前記関連情報の配信を要求した時刻を含む取得要求を受信する手順と、
    前記使用者により前記配信が要求された時を前記取得要求に含まれる時刻を用いて特定する手順と、
    前記時に応じた関連情報を取得するための情報であり、関連情報を配信する関連情報提供装置の位置を示す識別情報を前記通信端末へ送信する手順と
    を実行させるためのプログラム。
  18. 再生の進行に応じて提供情報が変化するコンテンツに関連して配信される関連情報を配信元の関連情報提供装置から取得するコンピュータ装置に、
    コンテンツに関連して配信される関連情報を配信元の関連情報提供装置から取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含む情報であって送信装置から予め定められたスケジュールに従って送信されるコンテンツ情報を受信する手順と、
    前記コンテンツ受信手段により受信されたコンテンツ情報で表されるコンテンツを再生する手順と、
    使用者が関連情報の配信を要求したことを検出する手順と、
    前記検出する手順により検出された時含み前記配信を要求する取得要求を前記取得用情報が示す位置で特定される前記関連情報提供装置へ送信する手順と、
    前記関連情報提供装置から送信されてくる関連情報であって前記取得要求に含まれた前記時に応じた関連情報を受信する手順と
    を実行させるためのプログラム。
  19. 請求項16乃至18のいずれかに記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  20. コンテンツに関連する関連情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含むコンテンツ情報を送信装置が送信するコンテンツ送信過程と、
    前記送信装置により送信された情報を受信可能であるとともに関連情報提供装置と通信可能な通信端末が、前記コンテンツ情報を受信し当該コンテンツ情報で表されるコンテンツの再生を開始する再生過程と、
    前記コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者により関連情報の配信が要求された前記通信端末が、当該配信を要求する取得要求と前記通信端末の使用者により配信が要求された時を示す取得要求付加情報とを、前記取得用情報が示す位置を用いて前記関連情報提供装置へ送信する要求送信過程と、
    前記関連情報提供装置が前記取得要求付加情報に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する配信過程と
    を有する関連情報配信方法。
  21. コンテンツに関連する関連情報を取得するための情報であり、前記関連情報を送信する関連情報提供装置の位置を示す取得用情報と当該コンテンツを表す情報とを含むコンテンツ情報を送信装置が送信するコンテンツ送信過程と、
    前記送信装置により送信された情報を受信可能であるとともに関連情報提供装置と通信可能な通信端末が、前記コンテンツ情報を受信し当該コンテンツ情報で表されるコンテンツの再生を開始する再生過程と、
    前記コンテンツの再生中に当該通信端末の使用者により関連情報の配信が要求された前記通信端末が、当該配信を要求する取得要求と前記通信端末の使用者により関連情報の配信が要求されたコンテンツを表すコンテンツ情報を当該通信端末が受信した時を示す取得要求付加情報とを、前記取得用情報を用いて前記関連情報提供装置へ送信する要求送信過程と、
    前記関連情報提供装置が前記取得要求付加情報に応じた関連情報を前記通信端末へ送信する配信過程と
    を有する関連情報配信方法。
  22. 前記取得要求付加情報は前記通信端末により関連情報の配信が要求された時の当該通信端末の位置を示すことを特徴とする請求項20または請求項21に記載の関連情報配信方法。
  23. 前記取得要求付加情報は前記通信端末の使用者により関連情報の配信が要求されたコンテンツを表すコンテンツ情報を当該通信端末が受信した時の当該通信端末の位置を示すことを特徴とする請求項20または請求項21に記載の関連情報配信方法。
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