JP4357826B2 - 電動機の運転制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、センサレスで回転子の位置を検出する電動機の運転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
同期モータは、各相の巻線に電力を順次供給し、各相の巻線による磁界と永久磁石(回転子)による磁界との相互作用により回転子を回転させる。その際、同期モータでは、いずれの相の巻線に電力を供給するかのタイミングを決定するために、回転子の位置(電気角)を正確に検出する必要がある。その検出方法の一つとして、センサを用いずに、各相の巻線の端子に生じる逆起電圧を利用して位置を検出する方法がある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−177788号公報
【特許文献2】
米国特許第4928043号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されている検出方法では、同期モータの回転数が高回転時には逆起電力を利用して電気角を検出するが、低回転時には逆起電力が低下するので、異なる相間の巻線のインダクタンスの相違を利用して電気角を検出する。そのため、高回転時と低回転時とで回転子の電気角の検出方法が異なり、高回転時と低回転時との制御性が変化する。
【0005】
そこで、本発明は、電動機の回転数に関係なく同一の方法により回転子の位置検出を行うことができる電動機の運転制御装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電動機の運転制御装置は、巻線による磁界と磁石による磁界との相互作用により回転子を回転させる電動機を制御する運転制御装置において、巻線の端子に生じる逆起電圧に基づいて、回転子の位置を検出する位置検出手段と、巻線の端子の電圧を分圧し、該分圧を位置検出手段に供給する分圧手段と、電動機の駆動装置の上側アームが通電される場合に分圧手段の分圧比を高回転に応じた分圧比とし、電動機の駆動装置の上側アームが通電されない場合に分圧手段の分圧比を電動機の回転数に応じて変更する分圧比変更手段とを備えることを特徴とする。さらに、本発明の上記電動機の運転制御装置では、分圧比変更手段は、電動機の回転数と切換回転数とを比較し、当該比較結果に基づいて複数の抵抗を切り換えて分圧手段の分圧比を変更し、切換回転数は、ヒステリシスを有する構成としてもよい。
【0007】
この電動機の運転制御装置では、分圧手段によって巻線の端子の電圧を分圧する。そして、運転制御装置では、位置検出手段によって分圧手段からの分圧における巻線の端子に生じる逆起電圧の分圧に基づいて回転子の位置を検出する。この際、運転制御装置では、分圧比変更手段によって分圧手段での分圧比を電動機の回転数が高回転側では小さな分圧比に変更し、低回転側では大きな分圧比に変更する。そのため、運転制御装置では、分圧比を一定にする場合に比べて高回転時に生じる逆起電圧の分圧を小さくできるとともに低回転時に生じる逆起電圧の分圧を大きくできるので、電動機の回転数に拘わらず逆起電圧に基づいて回転子の位置を検出することができる。
【0008】
本発明の上記電動機の運転制御装置は、分圧比変更手段を電動機の駆動装置の上側アームが通電される場合に高回転に応じた分圧比とするように構成してもよい。
【0009】
電動機の駆動装置では、電動機の各相の巻線に対して設けられた上側アーム及び下側アームでの通電/非通電によって、各相の巻線に電力を順次供給している。運転制御装置では、分圧比変更手段によって駆動装置の上側アームが通電される場合に高回転での分圧比に変更して分圧を低くする。そのため、位置検出手段に供給される分圧は、位置検出手段の最大許容電圧を超えない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る電動機の運転制御装置の実施の形態を説明する。
【0011】
本発明は、電動機の全回転領域で回転子の位置を巻線の端子に生じる逆起電圧に基づいて検出するために、逆起電圧の分圧の変動を小さくする。そのために、本発明では、巻線の端子電圧を分圧で検出する際の分圧比を電動機の回数数に応じて変更する。
【0012】
本実施の形態では、本発明に係る電動機の運転制御装置を、自動車に搭載される電動機付ターボチャージャシステムにおける電動機の運転制御装置に適用する。本実施の形態では、分圧比の変更段階数が異なる2つの実施の形態がある。第1の実施の形態では、無段階で分圧比(ゲイン)を変更する。第2の実施の形態では、2段階で分圧比を変更する。
【0013】
まず、第1の実施の形態について説明する。図1乃至図5を参照して、電動機付ターボチャージャシステム1の構成について説明する。図1は、第1の実施の形態に係る電動機付ターボチャージャシステムの構成図である。図2は、インバータの構成図である。図3は、コントローラICにおける制御信号及び電動機の各相の巻線の通電/非通電を示す波形である。図4は、AGCにおけるVCO周波数に対する設定ゲインを示すマップである。図5は、電動機の巻線の端子電圧の分圧の時間変化を示す波形であり、(a)が回転数に応じた分圧比制御を行った場合の分圧波であり、(b)が回転数に応じた分圧比制御を行わない場合の低回転時の分圧波であり、(c)が回転数に応じた分圧比制御を行わない場合の高回転時の分圧波である。
【0014】
電動機付ターボチャージャシステム1は、自動車に搭載され、エンジン(図示せず)の吸入空気量をターボチャージャ2で過給する。また、電動機付ターボチャージャシステム1は、低回転域の過給圧の立ち上がりを向上させるために、電動機3によって強制的にタービンを駆動して所望の過給圧を得る。さらに、電動機付ターボチャージャシステム1では、電動機3が発電機としても機能し、減速時等にバッテリ4を充電する。そのために、電動機付ターボチャージャシステム1は、ターボチャージャ2、電動機3、バッテリ4、電動機の駆動装置としてのインバータ5、運転制御装置6を備えている。
【0015】
ターボチャージャ2は、エンジンからの排気エネルギを利用して過給圧を上げる。ターボチャージャ2では、エンジンの排気通路側にタービンホイール2a、吸気通路側にコンプレッサホイール2bが配設されており、両ホイールがシャフト2cで連結されている。このシャフト2cの中央部には、電動機3の一構成要素であるロータ(図示せず)が固定されている。
【0016】
電動機3は、永久磁石同期型の三相交流モータであり、ターボチャージャ2の過給圧をアシストするとともに回生時にはバッテリ4を充電する。電動機3は、回転子としてのロータの周囲にステータ(図示せず)が配設されている。ロータには、永久磁石が設けられている。ステータは、複数枚の積層鋼板に巻線を巻いたものであり、ターボチャージャ2のハウジングに対して固定されている。巻線には、U相の巻線3a、V相の巻線3b、W相の巻線3cがある(図2参照)。電動機3は、ロータ及びステータを主たる構成要素として、シャフト2cを出力軸としてターボチャージャ2のハウジングの内部に構築されている。電動機3では、U相の巻線3a、V相の巻線3b、W相の巻線3cに順次電力が供給されると磁界が順次発生し、このU相、V相、W相に順次発生する磁界とロータの永久磁石との磁界との相互作用によってロータが回転する。ちなみに、電動機3は、20万回転程度の非常に高い回転数まで回転する。
【0017】
インバータ5は、運転制御装置6からのゲート信号Ga〜Gfに基づいて、電動機3の巻線3a,3b,3cに電力を供給する。そのために、インバータ5は、6つのFET[Field Effect Transistor]5a〜5fを備えており(図2参照)、DC−DCコンバータ(図示せず)を介してバッテリ4に接続されている。インバータ5では、電動機3の巻線3a,3b,3cに対して上側アーム及び下側アームを各々有しており、U相の巻線3aに対しては上側アームにFET5a及び下側アームにFET5dが設けられ、V相の巻線3bに対しては上側アームにFET5b及び下側アームにFET5eが設けられ、W相の巻線3cに対しては上側アームにFET5c及び下側アームにFET5fが設けられている。
【0018】
インバータ5による電力供給の一例として、U相の巻線3aに対する電力供給について説明する。上側アームのFET5aはゲート信号Gaに基づいてオン/オフし、ゲート信号Gaが1の時にFET5aがオンして巻線3aに電源電圧(12V)を供給し、ゲート信号Gaが0の時にFET5aがオフする(図3参照)。一方、下側アームのFET5dはゲート信号Gdに基づいてオン/オフし、ゲート信号Gdが1の時にFET5dがオンして巻線3aにはFET5dを介してグランド(0V)が接続され、ゲート信号Gdが0の時にFET5dがオフする(図3参照)。
【0019】
運転制御装置6は、電動機3の駆動を制御する装置である。運転制御装置6では、エンジンECU[Electronic Control Unit](図示せず)からの電動機3によるアシスト量を示す指令値に基づいて電動機3の目標回転数を決定し、ゲート信号Ga〜Gfをインバータ5に出力する。その際、運転制御装置6では、電動機3の3つの巻線3a〜3cのうちのいずれの巻線に電力を供給するかのタイミングを決定するために、電動機3のロータの位置(電気角)を検出している。さらに、運転制御装置6では、電動機3の回転数に拘わらず電動機3のロータの位置を検出するために、電動機3の巻線3a,3b,3cの端子電圧の分圧を取り出す際の分圧比を電動機3の回転数に応じて無段階で変化させる。そのために、運転制御装置6は、コントローラIC[Integrated Circuit]6a、位置検出手段としての位置検出回路6b、分圧手段及び分圧比変更手段としてのAGC[Automatic Gain Control]6c,6c,6cを備えている。
【0020】
コントローラIC6aは、エンジンECUからの電動機3によるアシスト量を示す指令値に基づいて、VCO[Voltage Controlled Oscillator]の周波数(電動機3の回転数に相当)を決定する。さらに、コントローラIC6aでは、位置検出回路6bで検出した電動機3のロータの位置情報に基づいて、VCOの各パルスの立ち上がりを設定し、VCOを生成する。VCOは、1(コントローラIC6aの電源電圧)/0(グランド電圧)のパルス信号であり、電動機3の1回転当たり6つの周期からなる(図3参照)。
【0021】
さらに、コントローラIC6aでは、位置検出回路6bで検出した電動機3のロータの位置情報及びVCOに基づいて、6つのゲート信号Ga〜Gfを生成する(図3参照)。ゲート信号Ga〜Gfは、インバータ5のFET5a〜5fをオン/オフするための信号であり、1(コントローラIC6aの電源電圧)/0(グランド電圧)のパルス信号である。ゲート信号Ga〜Gfは、VCOの6周期のうち2周期分(電動機3の位相としては120°分)が1であり、他の4周期分が0である。ゲート信号Ga〜Gfにおける1となる2周期間は、U相、V相、W相の順で変わり、同相の上側アームと下側アームとでは上側アームが1の区間から1周期分経過した後に下側アームが1となる。
【0022】
位置検出回路6bは、コントローラIC6b内に構成され、AGC6c,6c,6cから巻線3a,3b,3cの端子電圧の分圧を各々取り入れる。この分圧の時間変化を示す分圧波VWは、上側アームに対するゲート信号の1の区間が上側アームの通電区間VWaとなり、下側アームに対するゲート信号の1の区間が下側アームの通電区間VWbとなり、上側アーム及び下側アームに対するゲート信号が共に0の区間が非通電区間VWcとなる(図5(a)参照)。上側アームの通電区間VWaでは、インバータ5の電源電圧の分圧が出力される。下側アームの通電区間VWbでは、グランド電圧が分圧として出力される。非通電区間VWcでは、上側アーム及び下側アームから電力が供給されないので、電動機3の回転数に応じて発生した発電電圧(逆起電圧)の分圧が出力される。非通電区間VWcは、U相、V相、W相で順に変わり、その時間変化としては通電/非通電波NEa,NEb,NEcとなる(図3参照)。なお、逆起電圧は、電動機3の回転数が高くなるほど高くなり、回転数が低くなるほど低くなる。
【0023】
分圧は、非通電区間VWcでのみ時間とともに電圧が変化する。この電圧変化は、周期的な変化であり、正弦波SW1で表すことができる(図5(a)参照)。ちなみに、分圧比が一定の場合、電動機3が低回転数の場合には逆起電圧が低くなるので正弦波SW2の振幅は小さくなり(図5(b)参照)、高回転数の場合には逆起電圧が高くなるので正弦波SW3の振幅は大きくなる(図5(c)参照)。
【0024】
電動機3では、正弦波SW1の振幅の頂点SWaと分圧波VWの上側アームの通電区間VWaの中心点VWa1とが一致している場合(正弦波SW1の位相と分圧波VWの位相とが一致している場合)に(図5(a)参照)、電動機3のロータの位置に応じて巻線3a,3b,3cに正確なタイミングで電力が供給されている。そこで、運転制御装置6では、頂点SWaと中心点VWa1とを一致させるための制御を行っている。
【0025】
そのために、位置検出回路6bでは、分圧波VWの振幅の中心線CLで分断されて非通電区間VWcに形成される2つの三角形T1(斜線部分),T2(斜線部分)の面積を求め(図5(a)参照)、この2つの面積差を算出している。この面積差は、電動機3のロータの位置に対する巻線3a,3b,3cに電力を供給するタイミングとのずれを示しており、電動機3のロータの位置情報に相当する。したがって、面積差がゼロの場合、電動機3のロータの位置と巻線3a,3b,3cへの電力供給タイミングとにずれがない。なお、面積差は、プラス/マイナスで表され、プラスとマイナスにより三角形T1の面積と三角形T2の面積との大小関係も示す。
【0026】
三角形T1,T2の面積が同一の面積になると頂点SWaと中心点VWa1とが一致するので、コントローラIC6aでは、位置検出手段6bで求めた面積差の大きさ及びプラス/マイナスに基づいて、面積差がゼロになるように、VCOの各パルスの立ち上がりタイミングを設定している。
【0027】
AGC6c,6c,6cは、巻線3a,3b,3cの各端子に接続され、その各端子の電圧をゲインに応じて各々分圧する。AGC6c,6c,6cでは、コントローラIC6aからVCOを取り入れ、上側アームの通電区間VWa以外の区間では、VCOの周波数(すなわち、電動機3の回転数)に応じてゲイン(分圧比)を変える。ゲインは、予め実験等によって設定されたマップMPに基づいて(図4参照)、VCOの周波数が高いほど小さい値が設定される。したがって、AGC6c,6c,6cでは、電動機3の回転数が高いほどゲインを小さくし、回転数が低いほどゲインを大きくする。そのため、電動機3が高回転の場合、AGC6c,6c,6cから出力される非通電区間VWcの各分圧は、巻線3a,3b,3cの端子に生じる逆起電圧が高いにも拘わらず、ゲインが小さくなるので、分圧としては逆起電圧に応じた高い電圧にはならない。一方、電動機3が低回転の場合、AGC6c,6c,6cから出力される非通電区間VWcの各分圧は、巻線3a,3b,3cの端子に生じる逆起電圧が低いにも拘わらず、ゲインが大きくなるので、分圧としては逆起電圧に応じた低い電圧にはならない。ちなみに、AGC6c,6c,6cから出力される下側アームの通電区間VWbの各分圧は、グランド電圧(0V)である。
【0028】
なお、マップMPに設定されているゲインは、非通電区間VWcにおける分圧の変化をコントローラIC6aの分解能で十分に検出できるような分圧となるような値に設定されている。
【0029】
また、AGC6c,6c,6cでは、ゲート信号Ga〜Gfを取り入れ、ゲート信号Ga〜Gfに基づいて上側アームが通電区間VWaの場合(上側アームに対するゲート信号が1の場合)にはコントローラIC6aに入力される分圧がコントローラIC6aの許容電圧を超えないような一定のゲインに変える。したがって、上側アームの通電区間VWaでは、コントローラIC6aに入力される巻線3a,3b,3cの端子電圧の各分圧は、インバータ5の電源電圧に一定のゲインで分圧した電圧となる。ちなみに、上側アームの通電区間VWaでは、巻線3a,3b,3cの端子の電圧はインバータ5の電源電圧となるので、ゲインが大きいと分圧として高い電圧が出力され、コントローラIC6aの許容電圧を超える恐れがある。そこで、電動機3が低回転の場合でも大きいゲインとならないように、AGC6c,6c,6cでは、上側アームの通電区間VWaの場合には、一定の小さいなゲイン(高回転時に設定されるゲイン)としている。
【0030】
図1乃至図5を参照して、電動機3によるターボチャージャ2の過給圧のアシスト時における電動機付ターボチャージャシステム1の動作について説明する。
【0031】
加速時に、エンジンECUでは、ターボチャージャ2の実際の過給圧と加速に応じた目標の過給圧とに基づいて電動機3によるアシストで必要な過給圧を求め、その指令値を運転制御装置6に送信する。
【0032】
運転制御装置6のコントローラIC6aでは、エンジンECUからの指令値に基づいてVCOの周波数を設定する。
【0033】
また、運転制御装置6の位置検出回路6bでは、電動機3の巻線3a,3b,3cの端子電圧の分圧をAGC6c,6c,6cから各々取り入れる。AGC6c,6c,6cでは、上側アームの通電区間VWaでは一定の小さなゲインに設定し,上側アームの通電区間VWa以外の区間ではVCOの周波数に応じて周波数が大きいほど小さなゲインを設定する。したがって、位置検出回路6bには、電動機3の回転数に関係なく、分圧波VWの非通電区間VWcにおける分圧の変化に応じて形成される正弦波SW1の振幅が略一定となるような分圧が入力される(図5(a)参照)。ちなみに、VCOの周波数に応じてゲインを設定しない場合、電動機3が低回転の場合には図5(b)に示すように正弦波SW2の振幅が小さくなり、電動機3が高回転の場合には図5(c)に示すように正弦波SW3の振幅が大きくなる。
【0034】
位置検出回路6bでは、図5(a)に示す非通電区間VWcの2つの三角形T1,T2の面積を求め、さらに、その2つの面積T1、T2の面積差を算出する。
【0035】
そして、コントローラIC6aでは、面積差がゼロになるように、VCOの各パルスの立ち上がりを設定し、図3に示すVCOを生成する。さらに、コントローラIC6aでは、VCOに基づいて、図3に示す6つのゲート信号Ga〜Gfを生成し、インバータ5に送信する。
【0036】
インバータ5では、ゲート信号Ga〜Gfに基づいて上側アームをU相、V相、W相の順に通電するとともに下側アームもU相、V相、W相の順に通電し、U相の巻線3a、V相の巻線3b、W相の巻線3cに電力を順次供給する。
【0037】
すると、電動機3では、U相の巻線3a、V相の巻線3b、W相の巻線3cに磁界が順次発生し、永久磁石が設けられたロータがVCOの周波数に応じた回転数で回転する。この電動機3の回転によってターボチャージャ2がアシストされ、過給圧が増加する。
【0038】
この運転制御装置6によれば、VCOの周波数(電動機3の回転数)に応じてAGC6cのゲインを変更するので、非通電区間VWcに検出される逆起電圧の分圧の変化幅を電動機3の回転数が変化しても略一定とすることができる。そのため、運転制御装置6では、電動機3の回転数に関係なく、電動機3の巻線3a,3b,3cの端子に生じる逆起電圧を利用してロータの位置情報を検出することができる。したがって、運転制御装置6では、電動機3の低回転から高回転にわたる全回転領域において同じ制御により、電動機3の駆動をスムーズに制御できる。
【0039】
また、この運転制御装置6では、上側アームの通電区間VWaの場合、AGC6cのゲインを一定の小さい値としているので、コントローラIC6aにはその許容電圧を超えるような分圧が入力されない。
【0040】
次に、第2の実施の形態について説明する。図2乃至図6を参照して、電動機付ターボチャージャシステム11の構成について説明する。図6は、第2の実施の形態に係る電動機付ターボチャージャシステムの構成図である。電動機付ターボチャージャシステム11は、第1の実施の形態に係る電動機付ターボチャージャシステム1と分圧比(ゲイン)を変更するための構成及び動作が異なり、その他の構成及び動作については基本的には同様の構成及び動作を有する。なお、電動機付ターボチャージャシステム11では、電動機付ターボチャージャシステム1と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0041】
電動機付ターボチャージャシステム11は、ターボチャージャ2、電動機3、バッテリ4、インバータ5、運転制御装置16を備えている。
【0042】
運転制御装置16は、電動機3の駆動を制御する装置である。運転制御装置16では、エンジンECUからの電動機3によるアシスト量を示す指令値に基づいて電動機3の回転数を決定し、ゲート信号Ga〜Gfをインバータ5に出力する。その際、運転制御装置16では、電動機3の3つの巻線3a〜3cのうちのいずれの巻線に電力を供給するかのタイミングを決定するために、電動機3のロータの位置(電気角)を検出している。さらに、運転制御装置16では、電動機3の回転数に拘わらず電動機3のロータの位置を検出するために、電動機3の巻線3a,3b,3cの端子電圧の分圧を取り出すための分圧比を電動機3の回転数に応じて2段階で変化させる。そのために、運転制御装置16は、コントローラIC16a、位置検出手段としての位置検出回路16b、分圧手段としての切換抵抗器16c,16c,16c及び分圧抵抗16d,16d,16d、分圧比変更手段としての切換制御回路16eを備えている。
【0043】
コントローラIC16aは、第1の実施の形態に係るコントローラ6aと略同様の構成を有するが、内部に分圧抵抗16d,16d,16dを備えている。分圧抵抗16d,16d,16dは、一端が切換抵抗器16c,16c,16cに各々接続されるとともに、他端がグランドに接続されている。
【0044】
位置検出回路16bは、第1の実施の形態に係る位置検出回路6bと略同様の構成を有するが、電動機3の巻線3a,3b,3cの端子電圧の分圧として切換抵抗器16c,16c,16cと分圧抵抗16d,16d,16dとの分圧比による分圧を取り入れる。位置検出回路16bには、切換抵抗器16c,16c,16cと分圧抵抗16d,16d,16dとの接続点が各々接続されている。
【0045】
切換抵抗器16c,16c,16cは、一端が巻線3a,3b,3cの各端子に接続されるとともに他端が分圧抵抗16d,16d,16dに接続され、抵抗値が異なる2つの抵抗16f,16gを各々備えている。抵抗16fは抵抗値Rを有し、抵抗16gは抵抗値rを有し、抵抗値Rは抵抗値rより大きな抵抗値である。切換抵抗器16c,16c,16cでは、切換制御回路16eからの切換信号CS,CS,CSに基づいて、高回転を示す信号の場合には抵抗16fに切り換え、低回転を示す信号の場合には抵抗16gに切り換える。したがって、電動機3が高回転の場合、抵抗16f,16f,16fと分圧抵抗16d,16d,16dとによって分圧比は小さくなり、巻線3a,3b,3cの各端子の電圧に対して小さな分圧が位置検出回路16bに入力される。一方、電動機3が低回転の場合、抵抗16g,16g,16gと分圧抵抗16d,16d,16dとによって分圧比は大きくなり、巻線3a,3b,3cの各端子の電圧に対して大きな分圧が位置検出回路16bに入力される。
【0046】
切換制御回路16eは、切換抵抗器16c,16c,16cの抵抗の切換制御を行う。切換制御回路16eでは、コントローラIC16aからVCOを取り入れ、VCOの周波数が切換周波数よりも高い周波数の場合には切換信号CSに高回転を示す信号を設定し、低い周波数の場合には切換信号CSに低回転を示す信号を設定する。そして、切換制御回路16eでは、切換信号CS,CS,CSを切換抵抗器16c,16c,16cに各々送信する。切換周波数は、電動機3の回転数と逆起電圧とが1対1で対応して増加するので、切換抵抗器16cが低回転時の抵抗16gの場合に電動機3の回転数が増加していく過程でコントローラIC16aにその許容電圧に相当する分圧が入力される前に、高回転時の抵抗16fに切り換える周波数に設定される。例えば、電動機3の最大回転数が20万回転程度なので、切換周波数はその半分の10万回転程度に相当するVCOの周波数とする。また、切換周波数には、電動機3の回転数が常時変動することを考慮して制御を安定させるために、ヒステリシスが設けられている。
【0047】
また、切換制御回路16eでは、ゲート信号Ga〜Gfを取り入れ、ゲート信号Ga〜Gfに基づいて上側アームが通電区間VWaの場合(上側アームに対するゲート信号が1の場合)にはコントローラIC16aに入力される分圧がコントローラIC16aの許容電圧を超えないように、切換信号CSに高回転を示す信号を設定する。したがって、上側アームの通電区間VWaでは、コントローラIC16aに入力される巻線3a,3b,3cの端子電圧の各分圧は、インバータ5の電源電圧を抵抗16fと抵抗16dとで分圧した電圧である。ちなみに、上側アームの通電区間VWaでは、巻線3a,3b,3cの端子の電圧はインバータ5の電源電圧となるので、小さい抵抗値の抵抗16gで分圧すると分圧として高い電圧が出力され、コントローラIC16aの許容電圧を超える恐れがある。そこで、電動機3が低回転の場合でも抵抗16gに切り換らないように、切換制御回路16eでは、上側アームの通電区間VWaの場合には、高回転時の抵抗16fに切り換える。
【0048】
図2乃至図6を参照して、電動機3によるターボチャージャ2の過給圧のアシスト時における電動機付ターボチャージャシステム11の動作について説明する。
【0049】
加速時に、エンジンECUでは、ターボチャージャ2の実際の過給圧と加速に応じた目標の過給圧とに基づいて電動機3によるアシストで必要な過給圧を求め、その指令値を運転制御装置16に送信する。
【0050】
運転制御装置16のコントローラIC16aでは、エンジンECUからの指令値に基づいてVCOの周波数を設定する。
【0051】
また、運転制御装置16の位置検出回路16bでは、電動機3の巻線3a,3b,3cの端子電圧の分圧を切換抵抗器16c,16c,16cと分圧抵抗16d,16d,16dとの接続点から各々取り入れる。切換制御回路16eでは、上側アームの通電区間VWaでは切換信号CSに高回転を示す信号を設定し,上側アームの通電区間VWa以外の区間では上記した切換周波数(ヒステリシス有り)とVCOの周波数とに基づいて切換信号CSに高回転を示す信号又は低回転を示す信号を設定する。そして、切換抵抗器16c,16c,16cでは、切換信号CSに基づいて、高回転を示す信号の場合には抵抗16fに切り換え、低回転を示す信号の場合には抵抗16gに切り換える。したがって、位置検出回路16cには、高回転側での小さい分圧比と低回転側での大きな分圧比との2段階のうちのいずれかの分圧比による分圧が入力される。
【0052】
電動機付ターボチャージャシステム11における以降の動作は、第1の実施の形態に係る電動機付ターボチャージャシステム1と同様の動作であり、その説明を省略する。
【0053】
この運転制御装置16によれば、切換制御回路16eによってVCOの周波数(電動機3の回転数)に応じて切換抵抗器16cにおける抵抗値の異なる抵抗16fと抵抗16gとを切り換えるので、非通電区間VWcで検出される分圧の変化幅の増減を電動機3の回転数が変化しても小さい範囲に抑えることができる。そのため、運転制御装置16では、電動機3の回転数に関係なく、電動機3の巻線3a,3b,3cの端子に生じる逆起電圧を利用してロータの位置情報を検出することができる。したがって、運転制御装置16では、電動機3の低回転から高回転にわたる全回転領域において同じ制御により、電動機3の駆動をスムーズに制御できる。
【0054】
また、この運転制御装置16では、上側アームの通電区間VWaの場合、切換制御回路16eによって切換抵抗器16cの抵抗を抵抗16fに強制的に切り換えるので、コントローラIC16aにはその許容電圧を超えるような分圧が入力されない。
【0055】
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
例えば、本実施の形態では電動機付ターボチャージャシステムの電動機に適用したが、ガスタービン等の他の電動機にも適用可能である。
また、本実施の形態ではAGCにより分圧比を無段階で変化させたが、可変抵抗器等の他の手段により分圧比を無段階で変化させてもよい。また、2つの抵抗を切り替えることによって分圧比を2段階で変化させたが、3段階等の他の複数段階で変化させてもよい。
また、本実施の形態ではVCOの周波数を電動機の回転数として用いたが、電動機の回転をセンサで検出した回転数等を用いてもよい。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、巻線の端子の電圧を分圧として取り出す際の分圧比を電動機の回転数に応じて変更するので、高回転時に生じる逆起電圧の分圧と低回転時に生じる逆起電圧の分圧との電圧差を小さくでき、電動機の回転数に関係なく逆起電圧に基づいて回転子の位置を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電動機付ターボチャージャシステムの構成図である。
【図2】本実施の形態に係るインバータの構成図である。
【図3】本実施の形態に係るコントローラICにおける制御信号及び電動機の各相の巻線の通電/非通電を示す波形である。
【図4】図1のAGCにおけるVCO周波数に対する設定ゲインを示すマップである。
【図5】本実施の形態に係る電動機の巻線の端子電圧の分圧の時間変化を示す波形であり、(a)が回転数に応じた分圧比制御を行った場合の分圧波であり、(b)が回転数に応じた分圧比制御を行わない場合の低回転時の分圧波であり、(c)が回転数に応じた分圧比制御を行わない場合の高回転時の分圧波である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る電動機付ターボチャージャシステムの構成図である。
【符号の説明】
1,11…電動機付ターボチャージャシステム、2…ターボチャージャ、2a…タービンホイール、2b…コンプレッサホイール、2c…シャフト、3…電動機、3a〜3c…巻線、4…バッテリ、5…インバータ、5a〜5f…FET、6,16…運転制御装置、6a,16a…コントローラIC、6b,16b…位置検出回路、6c…AGC、16c…切換抵抗器、16d…分圧抵抗、16e…切換制御回路、16f,16g…抵抗
Claims (2)
- 巻線による磁界と磁石による磁界との相互作用により回転子を回転させる電動機を制御する運転制御装置において、
前記巻線の端子に生じる逆起電圧に基づいて、前記回転子の位置を検出する位置検出手段と、
前記巻線の端子の電圧を分圧し、該分圧を前記位置検出手段に供給する分圧手段と、
前記電動機の駆動装置の上側アームが通電される場合に前記分圧手段の分圧比を高回転に応じた分圧比とし、前記電動機の駆動装置の上側アームが通電されない場合に前記分圧手段の分圧比を前記電動機の回転数に応じて変更する分圧比変更手段と
を備えることを特徴とする電動機の運転制御装置。 - 前記分圧比変更手段は、前記電動機の回転数と切換回転数とを比較し、当該比較結果に基づいて複数の抵抗を切り換えて前記分圧手段の分圧比を変更し、
前記切換回転数は、ヒステリシスを有することを特徴とする請求項1に記載する電動機の運転制御装置。
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