JP4354069B2 - 逆導通機能を有する半導体装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、一導電型の半導体基板の一方の表面に形成された一導電型の一方の主電極領域と、半導体基板の他方の表面に形成された反対導電型の他方の主電極領域との間の電流の流れを制御する反対導電型の制御領域とを具えるスイッチング素子を具える半導体装置、特に逆導通機能を有する半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パルスレーザ用電源やパルス放電装置用電源として高電圧大電流のパルスを出力する電源装置が使用されている。図1は、パルスレーザ用電源として知られているパルス発生回路の一例を示すものである。このパルス発生回路においては、直流電源11、スイッチ12および電流制限抵抗13を有する充電器14の出力端子14aと14bとの間に静電誘導サイリスタ15が接続され、この静電誘導サイリスタと並列に共振用のコイル16およびコンデンサ17が接続されている。このコンデンサ17と並列に、コンデンサ18および大きなインダクタンス値を有するコイル19を接続し、このインダクタンスと並列に負荷となる放電ギャップ20が接続されている。
【0003】
先ず、静電誘導サイリスタ15を非導通とした状態でスイッチ12を閉じ、抵抗13およびコイル16を経てコンデンサ17を充電する。この充電過程において、コイル19のインピーダンスは低周波数においては低いのでコンデンサ18もこのコイル19を経て充電される。今、直流電源11の電圧をEとすると、コンデンサ17および18が共にEまで充電された後に、静電誘導サイリスタ15のゲートに接続されているゲート駆動回路21によって静電誘導サイリスタをターンオンする。このとき、コンデンサ17の電荷はコイル16およびコンデンサ17によって決まる共振特性に応じて静電誘導サイリスタ15を経て放電し、コンデンサ17は、充電中の極性とは反対の極性にほぼ−Eまで充電される。一方、コンデンサ18の電荷も静電誘導サイリスタ15およびコイル19を経て放電するが、このコイルのインピーダンスは高周波数に対しては非常に高いものであるので、非常にゆっくりと放電する。したがって、放電ギャップ20間にはほぼ−2Eの電圧が印加される。ここで放電が起これば、コンデンサ17および18の電荷は放電して消滅することになる。再びスイッチ12を閉じて充電を開始する。
【0004】
上述したパルス発生回路において、放電ギャップ20間に−2Eの電圧が印加されたときに適正に放電が行なわれれば、コイル16およびコンデンサ17より成る共振回路に蓄積された電荷は消滅するので、図2において実線で示すように、静電誘導サイリスタ15を逆方向に流れる電流はないが、何らかの原因で放電が適正に起こらなかった場合には、共振回路においてリンギング電流が流れ、図2において破線で示すように静電誘導サイリスタ15を経て逆方向に大きな電流が流れることになる。図3は静電誘導サイリスタ15のアノード・カソード間の電圧の変化を示すものであり、放電にミスした場合には、逆方向の電圧が印加されることになる。特に、静電誘導サイリスタ15のカソードからゲートに逆電流が流れるが、これはダイオードの逆回復現象と同じで、ゲート・カソード間に過大な逆方向電圧が印加される。
【0005】
このように、スイッチング素子の一例として静電誘導サイリスタ15のアノード・カソード間に大きな逆電流が流れるときに、静電誘導サイリスタを破壊から保護するために、静電誘導サイリスタと逆並列にダイオードを接続し、逆電流をこのダイオードを経て流すことが提案されている。このようなダイオードを有する静電誘導サイリスタは、一般に逆導通型静電誘導サイリスタと呼ばれている。この逆導通型静電誘導サイリスタにおいては、配線インダクタンスをできるだけ小さくするために、逆並列ダイオードを静電誘導サイリスタと共通の半導体基板に一体に組み込むことが、例えば平成8年電気学会全国大会の予稿集の第4−76〜4−77頁において、清水等が「4000V級 逆導通SIサイリスタ(1)」として提案している。
【0006】
図4は、上述した逆導通型静電誘導サイリスタの等価回路図であり、静電誘導サイリスタ31と並列に、サイリスタのアノードにカソードが接続され、静電誘導サイリスタのカソードにアノードが接続されるようにダイオード32を接続してある。このダイオード32のアノードは、抵抗33を経て静電誘導サイリスタ31のゲートに接続されており、このゲートには静電誘導サイリスタのターンオン/ターンオフを制御するゲート駆動回路(GC)34が接続されている。静電誘導サイリスタ31のアノードとカソードとの間に実線で示す主電源35が接続されているときは、静電誘導サイリスタを経て電流ITが流れ、破線で示すように逆極性の電源36が接続されるときにはダイオード32に電流IRが流れて静電誘導サイリスタが破壊するのを保護している。
【0007】
図5は、上述した逆導通型静電誘導サイリスタの構造を示す断面図である。n−型シリコン基板41の一方の表面にp+型のゲート領域42が形成されているとともに埋め込みゲート領域43がチャネル領域内に形成されており、ゲート領域42と接触するようにゲート電極45が形成されている。埋め込みゲート領域43はゲート領域42によって囲まれるようにくし状に形成されている。チャネル領域の上方にはn+形のカソード領域46が形成され、このカソード領域は導電層を介してカソード電極47に接続されており、サイリスタ部44が形成されている。また、サイリスタ部44の外側には分離帯48を介してダイオード49が形成されている。このダイオード部49は、p+型のアノード領域50とシリコン基板41の一部41aによって構成されたカソード領域とで構成されており、アノード領域50は導電層を経て静電誘導サイリスタのカソード電極47に接続されており、カソード領域41aはn+型の接点領域51および導電層を介して静電誘導サイリスタのアノード電極52に接続されている。
【0008】
【発明が解決すべき課題】
このような逆導通型静電誘導サイリスタにおいては、アノード・カソード間に逆電圧が印加されるときに、ダイオード部49が導通して、サイリスタ部44が破壊するのを防止する効果を狙っている。しかしながら、逆導通型静電誘導サイリスタを上述したパルス発生回路に適用した場合、放電ミスがあったときに、上述したように共振回路におけるリンギング電流によって静電誘導サイリスタ部がしばしば破壊してしまう問題がある。このような問題が発生するメカニズムを明らかにするために、逆導通型静電誘導サイリスタのアノード・カソード間に逆電圧が印加されるときにサイリスタ部がどのような影響を受けるのかをさらに詳細に検討した。
【0009】
図6、7および8は、逆導通型静電誘導サイリスタをパルス動作させ、放電をミスしたときにアノード・カソード間を流れる電流Iak、ゲート電流Igおよびゲート電圧Vgの変化を示すものであり、これらの図において、Aはパルス幅twを長くした場合、Bはパルス幅を短くした場合である。電流Iakが3000A以上で、パルス幅twを数十μs以上と長くしたときには逆導通型静電誘導サイリスタは破壊しないが、パルス幅twを数百ns〜数μsと短くしたときには、逆導通型静電誘導サイリスタは破壊してしまう現象があることを確かめた。また、破壊点は静電誘導サイリスタ部にあり、ダイオード部には異常が発生しないのが特徴である。このことから、逆導通型静電誘導サイリスタが破壊するか否かは、電流Iakの立ち下がり部分の勾配に依存することが推測される。図6Aの長いパルス幅の場合の勾配は、例えば0.5KA/μsであり、図6Bの短いパルス幅の場合の勾配は、例えば3KA/μsである。また、図8Bに示すように、破壊が生じる場合には、ゲート電圧Vgの逆電圧ピークを過ぎた付近に顕著な変動が認められる。
【0010】
次に、ダイオードに急峻な電流を流そうとするとき、電流の流れ難さを調べた。図9および10は、図4に示すダイオード32のアノード・カソード間にパルス状の急峻な電流を流したときの順方向電流IFおよび順方向電圧降下VFを示すものであるが、Aは電流の立ち上がりの勾配が小さい場合、Bは電流の立ち上がりの勾配が大きい場合を示すものである。このように電流IFの立ち上がりの勾配と過渡オン電圧(順回復電圧)VFPとの間には図11に示すような密接な相関関係がある。すなわち、耐圧が4000Vのダイオードの場合、電流IFの立ち上がりの勾配dIF/dtが500A/μsでは、順回復電圧VFPはほぼ70Vと低いが、1000A/μsではほぼ100Vとなり、2000A/μsでは約170Vと高くなっている。
【0011】
また、図12は、電流IFの立ち上がりの勾配dIF/dtが2000A/μs時のダイオードの順回復電圧VFPとダイオードの耐圧との関係を示すものであり、ダイオード耐圧が高くなるほど順回復電圧VFPは高くなっており、耐圧が4000Vのダイオードでは順回復電圧VFPは170Vにも達している。逆導通型静電誘導サイリスタにおいては、サイリスタと並列に接続されているダイオード部の耐圧は少なくともサイリスタ部の耐圧に等しくする必要があるので、ダイオード部としても数千ボルトの耐圧を有するものが用いられている。このように耐圧が高いダイオード部の順回復電圧VFPは高いものとなる。つまり、ダイオード部の耐圧が高い程、特に急峻な順方向パルス電流はダイオード部を流れに難い。
【0012】
このように、従来の、例えば4KV耐圧の高耐圧逆導通型静電誘導サイリスタにおいては、サイリスタ部に順方向電流が流れた後に大きな逆電流が急激に流れるとき、保護用のダイオード部が導通できず、図5のチャネル領域44に蓄積されているキャリアがカソード領域46からゲート領域43に向かって急激に逆方向に流れる。特にXで示す、センターのゲート領域45より最も急峻にゲート電流が供給されるゲート領域42の近傍の部位においてキャリアが特に過多となり、ゲート・カソード間におけるダイオード逆回復現象でチャネル間にフィラメンテ−ションが生じ、サイリスタ部44が破壊してしまうという問題がある。
【0013】
このような問題は、逆導通型静電誘導サイリスタのみにおいて生じる問題ではなく、通常のサイリスタやゲートターンオフ(GTO)SCRや絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)などのスイッチング素子においても生じるものである。
【0014】
したがって、本発明の目的は、上述した従来の逆導通型静電誘導サイリスタの欠点を除去し、スイッチング素子に大きな逆電圧が急激に印加される場合にも、保護ダイオードが適切に導通してスイッチング素子を破壊から有効に保護することができる逆導通機能を有する半導体装置を提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明による導通機能を有する半導体装置は、一導電型の半導体基板の一方の表面に形成された一導電型の一方の主電極領域と、半導体基板の他方の表面に形成された反対導電型の他方の主電極領域との間の電流の流れを制御する反対導電型の制御領域とを具えるスイッチング素子を具える半導体装置において、前記一方の主電極領域と前記他方の主電極領域との間に、それぞれの耐圧が、スイッチング素子の耐圧よりも低い複数のダイオードの直列配置を、前記一方の主電極領域から他方の主電極領域へ流れる電流の方向とは反対の向きに配設したことを特徴とするものである。
【0016】
このような本発明による半導体装置においては、前記複数のダイオードの直列配置を、前記スイッチング素子を構成する半導体基板の前記一方の表面に一体的に形成するか、前記スイッチング素子を形成した半導体基板とは別体の半導体基板に形成することができる。また、後者の場合には、前記スイッチング素子を形成した半導体基板と前記複数のダイオードの直列配置を形成した半導体基板とを同一のパッケージ内に収納したり、別々のパッケージ内に収納することができるが、配線インダクタンスを最小にするためには、同じパッケージ内に収容するのが好適である。また、高周波パルス回路での配線によるインダクタンスを減ずるためには複数のダイオードの直列配置をスイッチング素子と共に半導体基板に一体的に形成するのが好適である。
【0017】
本発明による半導体装置においては、前記スイッチング素子を、その一方の主電極領域をカソード領域とし、他方の主電極領域をアノード領域とする静電誘導サイリスタを以て構成するのが好適であるが、この静電誘導サイリスタを、そのアノード領域およびカソード領域にそれぞれ接続されたカソード領域およびアノード領域を有するダイオードを前記半導体基板に一体的に形成した逆導通型静電誘導サイリスタとして構成するのが特に好適である。このような逆導通型静電誘導サイリスタとして構成する場合には、複数のダイオードをフィールドリミッティングリングを兼ねるように構成するのが特に好適である。この場合、保護ダイオードとしての機能を向上すると共にフィールドリミッティングリングとしての機能を向上するために、複数のダイオードの耐圧を外側に行くにしたがって高くなるように構成するのが設計上好適である。
【0018】
【発明の実施の形態】
図12は本発明による半導体装置の基本的な構成を示すものである。上述したように、本発明ではスイッチング素子としてはサイリスタの外にSCRやトランジスタなどの半導体スイッチング素子を設けることができるが、以下説明の便宜上スイッチング素子を静電誘導サイリスタとして説明する。静電誘導サイリスタ61のアノードAとカソードKとの間に、それぞれの耐圧が、静電誘導サイリスタの耐圧よりも低い複数のダイオード62の直列配置63を、アノードが静電誘導サイリスタ61のカソードKに、カソードが静電誘導サイリスタのアノードAに接続されるように接続したものである。すなわち、ダイオード62の直列配置63を静電誘導サイリスタ61と逆並列に接続したものである。ここで、各ダイオード62の耐圧は、静電誘導サイリスタ61の耐圧よりも低いものとし、その個数はこれら複数のダイオードの耐圧の総和が静電誘導サイリスタの耐圧以上となるようにする。
【0019】
例えば、全てのダイオード62を同じ特性を有するものとする場合には、静電誘導サイリスタ61の耐圧を4000Vとし、各ダイオード62の耐圧を500Vとするときは、8個のダイオードを直列に接続すれば良い。この場合には、図12から明らかなように、個々のダイオード62の順回復電圧VFPは、10V程度となる。8個のダイオードを直列に配置した場合でも、総合の順方向電圧は10V×8=80Vと、元の4000V耐圧ダイオード単体の場合の順方向電圧170Vよりも低いものとなる。したがって静電誘導サイリスタ61のカソード・アノード間に急峻な逆電流が流れようとした場合にも、ダイオード62の直列配置63は導通し、静電誘導サイリスタへ流れる逆方向電流が緩和されるため静電誘導サイリスタの逆方向電圧が印加されにくくなるため、破壊しにくくなる。
【0020】
図14は本発明による半導体装置の他の基本的な構成を示すものであり、静電誘導サイリスタ61を、これと逆並列にダイオード部64を設けた逆導通型静電誘導サイリスタとして構成し、これらの逆導通型静電誘導サイリスタと並列に複数のダイオード62の直列配置63を配設したものである。
【0021】
上述した本発明による半導体装置を実施するに当たっては、幾つかの態様が考えられる。例えば、複数のダイオード62の直列配置63を、静電誘導サイリスタ61を形成した半導体基板に一体的に形成することができる。特に、半導体装置を高周波回路に適用するような場合には、配線の漂遊インダクタンスをできるだけ小さくする必要があるので、静電誘導サイリスタ61とダイオード62の直列配置63とを同じ半導体基板に一体的に形成するのが好適である。また、複数のダイオード62の直列配置63を、静電誘導サイリスタ61を形成した半導体基板とは別体に形成することもできる。この場合、ダイオードの直列配置63は、静電誘導サイリスタ61を収納するパッケージ内に一緒に収容するのが好適であるが、パッケージの外部に設けることもできる。このような態様は、特に図13に示す静電誘導サイリスタ61または図14に示す逆導通型静電誘導サイリスタ61とダイオード64とを形成した既存の半導体装置に適用することができる。
【0022】
図15および16は、上述した図14に示すようにスイッチング素子である静電誘導サイリスタ61およびダイオード64と並列に複数のダイオードの直列配置63を接続した基本構成を有する本発明による半導体装置の一実施例の構造を示す断面図である。n−型シリコン基板101の一方の表面のほぼ中心位置に、p+型のゲート領域(制御領域)102を形成し、このゲート領域を囲むように複数の第1の凹部103をリング状に形成し、これらの第1の凹部に沿ってゲート領域104を形成する。また、順次のゲート領域102および103によって囲まれるシリコン基板101の部分によって構成されるチャネル領域には埋め込みゲート領域105を形成する。ゲート領域102および103の表面には導電層106を形成し、この導電層には中央のゲート領域102の上方において、ゲート電極107を接続する。また、チャネル領域の表面部分にはn+型のカソード領域(一方の主電極領域)108を形成し、このカソード領域を導電層109を介してカソード電極110を接続する。さらに、シリコン基板101の他方の表面にはp+型のアノード領域(他方の主電極領域)111を形成し、このアノード領域を導電層112を介してアノード電極113に接続する。このようにしてサイリスタ部114を形成する。
【0023】
上述したサイリスタ部114の外側に1本の第2の凹部121をリング状に形成し、この第2の凹部の底部には複数のp+型領域122をリング状に形成して分離帯123を形成する。
【0024】
さらに、分離帯123の外側には、他のp+型領域よりも幅の広いp+型のアノード領域131を形成し、このアノード領域は導電層132を介してサイリスタ部114のカソード電極110に接続する。また、アノード領域131と対向するシリコン基板101の他方の表面にはn+型のエミッタ領域133を形成する。このエミッタ領域133は導電層112を経てサイリスタ部114のアノード電極113に接続する。このようにして、サイリスタ部114と逆並列に接続された保護用の主ダイオード部134を構成する。
【0025】
上述したサイリスタ部114、分離帯123および主ダイオード部134の構造は従来周知の構造と同じである。本発明においては、主ダイオード部134の外側に複数の第3の凹部141をリング状に形成し、図16に拡大して示すように、これら第3の凹部の底面にp+型のアノード領域142を、一方に偏らせて形成し、順次の凹部141の間のシリコン基板101の表面にn+型のカソード接点領域143を形成し、このカソード領域を隣接するp+型のアノード領域142に導電層144を介して順次に接続して複数のダイオードの直列配置部145を形成する。図15には示していないが、シリコン基板101の表面の露出部分は、図16に示すようにシリコン酸化膜のような絶縁膜146で覆われている。
【0026】
図15に示すように、ダイオードの直列配置部145の内の一番内側のダイオードのアノードは主ダイオード部134のアノード領域131で形成され、一番外側のダイオードのカソードは、最外側のカソード接点領域142を介して導電層112と一体の導電層147を介してサイリスタのアノード電極113に接続されている。このようにして、サイリスタ部114のカソード電極110に最内側のダイオードのアノードが接続され、アノード電極113に最外側のダイオードのカソードが接続された複数ダイオードの直列配置部145が構成される。また、この複数ダイオードの直列配置部145と並列に主ダイオード部134が接続されることになる。
【0027】
本例の半導体装置においては、直列配置されたダイオード単体の耐圧は、主ダイオード部134の耐圧よりも十分低いものであり、その順回復電圧は主ダイオードの順回復電圧よりも遥かに低くなり、また順方向に導通するのに要するエネルギー損失も少なくなる。したがって、サイリスタ部114に逆電圧が印加されたとき、最初に直列配置の複数のダイオードが導通し、その後主ダイオード部134が導通するようになるので、サイリスタ部114の破壊を有効に防止することができる。
【0028】
図17および18は本発明による半導体装置の第2の実施例を示す断面図である。本例ではスイッチング素子を主ダイオードを持たない静電誘導サイリスタとして構成し、複数ダイオードの直列配置部145を構成する第3の凹部141の幅を、内方から外方へ向かうにしたがって徐々に広くして行き、これらダイオードの耐圧を順次に大きくして行くと共にこれらのダイオードのp+型のアノード領域142がフィールドリミッティングリングとしての機能を最適に果たすようにしたものである。
【0029】
図15および16に示す第1の実施例でも、複数ダイオードの直列配置部のダイオードのアノード領域はフィールドリミッティングリングとしての機能をある程度は有しているが、第3の凹部141の幅は全て等しくなっているので、フィールドリミッティングリングとして最適の機能を有するものではない。これに対して本例では、複数ダイオードの直列配置部145の第3の凹部141の幅を、ダイオードのp+型のアノード領域142はフィールドリミッティングリングとして最適の機能を果たすように内方から外方へ向かうにしたがって徐々に広くして行く。このような構成は、公知のフィールドリミッティングリング設計方法によって容易に実現できる。
【0030】
図19は本発明による半導体装置の第3の実施例の構成を示す断面図であり、本例でもスイッチング素子は主ダイオードを持たない静電誘導サイリスタとして構成されている。上述した第1の実施例では、主ダイオード部134の他に複数のダイオードの直列配置部145を設けたが、本例では主ダイオード部134を省いたものである。この場合には、複数ダイオードの直列配置部145の最内側のダイオードのp+型アノードは、分離帯123を構成するp+型領域122で構成する。他の構成は上述した第1および第2の実施例と同様である。
【0031】
図20は本発明による半導体装置の第4の実施例の構成を示す断面図であり、スイッチング素子を逆導通型静電誘導サイリスタとして構成したものである。上述した実施例では、複数のダイオードの直列配置をサイリスタを形成したシリコン基板と同じシリコン基板に一体的に形成したが、本例ではシリコン基板101にサイリスタ部114、分離帯123および主ダイオード部134のみを形成し、複数ダイオード151の直列配置152をシリコン基板101とは別体に設けたものである。
【0032】
さらに、本例では個々のダイオード151は、p+−i−n+構造を有するものとすると共に複数ダイオードの直列配置152は、アノード側からカソード側へ向けて面積が小さくなるようなベベリング処理を施したものとする。このような複数ダイオードの直列配置152のアノード電極153をサイリスタ部114のカソード電極110に接続し、カソード電極154をサイリスタ部114のアノード電極113と接続する。また、複数ダイオードの直列配置152は、サイリスタ部114などを形成したシリコン基板101を収容するパッケージ内に一緒に収納するのが好適であるが、このパッケージとは別個のパッケージに収容することもできる。
【0033】
図21は、本発明による半導体装置と従来の逆導通型静電誘導サイリスタの破壊率を対比して示すものである。主ダイオードのみを設けた従来の逆導通型静電誘導サイリスタにおいては、曲線Aで示すように、サイリスタに印加される電圧パルスの幅が0.1μs以下、したがって逆電圧が印加されたときに逆方向に流れる電流の勾配がほぼ100KA/μs以上では殆どのサンプルが破壊し、ほぼ12KA/μsでもほぼ半数のサンプルは破壊してしまったが、本発明による半導体装置では曲線Bに示すように100KA/μs以上の急激な勾配の電流が流れても破壊したものはなかった。なお、このデータを取るときの順方向電流のピーク値は4000Aとした。
【0034】
本発明は上述した実施例のみに限定されるものではなく、幾多の変更や変形が可能である。例えば、上述した実施例では半導体基板に静電誘導サイリスタを形成したが、サイリスタの代わりにゲートターンオフ(GTO)SCRや絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)などの半導体スイッチング素子を形成することもできる。また、パルス通電に適した複数ダイオードの直列配置のダイオードの個数もサイリスタの耐圧や個々のダイオードの耐圧などを考慮して任意に定めることができる。
【0035】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、半導体基板に基板に形成したスイッチング素子と逆並列となるように、パルス通電に適した複数のダイオードの直列配置を配設し、これら複数のダイオードの各々の耐圧をスイッチング素子の耐圧よりも低くしたため、スイッチング素子を流れる電流が急激に減少し、大きな逆電圧が印加されたときに、複数ダイオードの直列配置が確実に導通するようになるので、スイッチング素子の破壊を有効に防止することができる。
【0036】
さらに、上述した実施例のように複数のダイオードの各々のアノード領域をフィールドリミッティングリングとしても機能するように構成する場合には、従来のフィールドリミッティングリングを有する半導体装置と殆ど同じサイズで複数のダイオードの直列配置を構成することができ、製造工程の増加も最小とすることができ、コストの上昇もないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、静電誘導形サイリスタを用いたパルス発生回路の一例の構成を示す回路図である。
【図2】図2は、その動作を説明するための信号波形図である。
【図3】図3は、その動作を説明するための信号波形図である。
【図4】図4は、従来の逆導通型静電誘導サイリスタの基本的な構造を示す線図である。
【図5】図5は、従来の逆導通型静電誘導サイリスタの詳細な構造を示す断面図である。
【図6】図6AおよびBは、従来の静電誘導サイリスタの動作を説明するための信号波形図である。
【図7】図7AおよびBは、従来の静電誘導サイリスタの動作を説明するための信号波形図である。
【図8】図8AおよびBは、従来の静電誘導サイリスタの動作を説明するための信号波形図である。
【図9】図9AおよびBは、従来の静電誘導サイリスタの保護ダイオードの順回復特性を示す信号波形図である。
【図10】図10AおよびBは、従来の静電誘導サイリスタの保護ダイオードの過渡オン電圧を示す信号波形図である。
【図11】図11は、電流の勾配と順回復電圧との関係を示すグラフである。
【図12】図12は、ダイオードの耐圧と順回復電圧との関係を示すグラフである。
【図13】図13は、本発明による半導体装置の基本的な構成を示す線図である。
【図14】図14は、本発明による半導体装置の他の基本的な構成を示す線図である。
【図15】図15は、本発明による半導体装置の第1の実施例の詳細な構造を示す断面図である。
【図16】図16は、同じくその一部分を詳細に示す拡大断面図である。
【図17】図17は、本発明による半導体装置の第2の実施例の詳細な構造を示す断面図である。
【図18】図18は、同じくその一部分を詳細に示す拡大断面図である。
【図19】図19は、本発明による半導体装置の第3の実施例の詳細な構造を示す断面図である。
【図20】図20は、本発明による半導体装置の第4の実施例の詳細な構造を示す断面図である。
【図21】図21は、本発明による半導体装置と従来の逆導通型静電誘導サイリスタの導通破壊テストの結果を示すグラフである。
【符号の説明】
61 サイリスタ、 62 ダイオード、63 複数ダイオードの直列配置、 64 主ダイオード、 101 シリコン基板、 102、104 p+型ゲート領域、 103 第1の凹部、105 埋め込みゲート領域、 106 導電層、 107 ゲート電極、 108 n+型カソード領域、 109 導電層、
110 カソード電極、 111 p+型アノード領域、 112 導電層、 113 アノード電極、 114 サイリスタ部、 121 第2の凹部、 122 p+型領域、 123 分離帯、 131 p+型アノード領域、 132 導電層、 134 主ダイオード部、 141 第3の凹部、 142 p+型アノード領域、 143 n+型接点領域、 144 導電層、 145 複数ダイオードの直列配置、 146 絶縁膜、 147 アノード電極、 151 ダイオード、 152 複数ダイオードの直列配置、 153 アノード、154 カソード
Claims (11)
- 一導電型の半導体基板の一方の表面に形成された一導電型の一方の主電極領域と、半導体基板の他方の表面に形成された反対導電型の他方の主電極領域との間の電流の流れを制御する反対導電型の制御領域とを具えるスイッチング素子を具える半導体装置において、前記一方の主電極領域と前記他方の主電極領域との間に、それぞれの耐圧が、スイッチング素子の耐圧よりも低い複数のダイオードの直列配置を、前記一方の主電極領域から他方の主電極領域へ流れる電流の方向とは反対の向きに配設したことを特徴とする逆導通機能を有する半導体装置。
- 前記複数のダイオードの直列配置を、前記スイッチング素子を構成する半導体基板の前記一方の表面に一体的に形成したことを特徴とする請求項1に記載の逆導通機能を有する半導体装置。
- 前記複数のダイオードの直列配置を、前記スイッチング素子を形成した半導体基板とは別体の半導体基板に形成したことを特徴とする請求項1に記載の逆導通機能を有する半導体装置。
- 前記スイッチング素子を形成した半導体基板と前記複数のダイオードの直列配置を形成した半導体基板とを同一のパッケージ内に収納したことを特徴とする請求項3に記載の逆導通機能を有する半導体装置。
- 前記スイッチング素子を形成した半導体基板と前記複数のダイオードの直列配置を形成した半導体基板とを別々のパッケージ内に収納したことを特徴とする請求項4に記載の逆導通機能を有する半導体装置。
- 前記スイッチング素子を、その一方の主電極領域をカソード領域とし、他方の主電極領域をアノード領域とする静電誘導サイリスタとすることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の逆導通機能を有する半導体装置。
- 前記静電誘導サイリスタを、そのアノード領域およびカソード領域にそれぞれ接続されたカソード領域およびアノード領域を有するダイオードを前記半導体基板に一体的に形成した逆導通型静電誘導サイリスタとして構成したことを特徴とする請求項6に記載の逆導通機能を有する半導体装置。
- 前記複数のダイオードの直列配置が、前記半導体基板の一方の表面に形成された複数の凹部と、これらの凹部の底面にそれぞれ形成された反対導電型のアノード領域と、順次の凹部の間に介在する半導体基板の表面部分で形成された一導電型のカソード領域と、互いに隣接するアノード領域とカソード領域との間を接続する導電層とを具えることを特徴とする請求項6に記載の逆導通機能を有する半導体装置。
- 前記複数のダイオードの直列配置の凹部、アノード領域およびカソード領域を前記サイリスタを囲むようにリング状に形成したことを特徴とする請求項7に記載の逆導通機能を有する半導体装置。
- 前記複数のダイオードの直列配置をフィールドリミッティングリングとしての機能を有するように形成したことを特徴とする請求項8に記載の逆導通機能を有する半導体装置。
- 前記複数のダイオードの直列配置の凹部の幅を、中心から外側に向かって徐々に広くしたことを特徴とする請求項9に記載の逆導通機能を有する半導体装置。
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