JP4353916B2 - 熱源装置の不用水排出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱源に燃焼熱を用いる熱交換手段を備える熱源装置の不用水の排出に関し、熱交換により発生するドレン等の不用水を熱源装置から排出させる不用水排出装置に関する。
従来、高効率給湯器等において、熱交換で発生するドレンの処理には、種々の装置が提案されており、ドレンは強酸性であるため、中和器で中和した後、専用配管で排出を行うもの、機器と離れた場所への排出のため、ポンプを用いるもの等がある。
このドレン排出に関し、ドレン受けに溜めたドレンをポンプにより排出するが、その際、ドレンは浴槽水の循環路である往き配管を経て浴槽に送られ、浴槽水とともに排出させるものがある(例えば、特許文献1等)。
特開2003−42566号公報
ところで、ドレン排出用のポンプには、一般的に自吸式ポンプが使用されるが、この種のポンプでは呼び水を必要としている。このポンプに呼び水を供給するには、呼び水回路、呼び水用の切替弁等が必要である。
ドレンタンクが排出先よりも高い位置にある場合には、切替弁(閉止弁等) 又は、バキュームブレーカを使用しなければ、ポンプ停止中もドレンが流出してしまう。切替弁(閉止弁等)やバキュームブレーカを設置すれば、コストアップを招き、又はバキュームブレーカにおいては仕様決め時の開弁圧のバラツキ等の問題もある。特許文献1には、切替弁(排水電磁弁) を設けてドレンの流出を防止することが開示されている。
図7に示すように、このドレン排出装置100では、ドレンポンプ102の排出側とドレン排水口104との間のドレン排出回路106には切替弁108、閉止弁109が設置されている。この場合、ドレンポンプ102の停止中、切替弁108でドレン排出回路106を閉止することにより、ドレンタンク110内にドレンDを溜め、流出を防止することができる。しかし、ドレンポンプ102に対して呼び水Wを確実に供給するためには、ドレンポンプ102に対し、呼び水回路112や、呼び水用の切替弁114等が必要となる。このような設備はコストアップとなり、また、切替弁114の開閉制御が必要となる。
また、図8に示すように、このドレン排出装置100では、ドレンポンプ102の出側とドレン排水口104の間にバキュームブレーカ116が設けられている。この場合、ドレンポンプ102の停止中にはドレンタンク110内にドレンDを溜めることが可能である。しかし、バキュームブレーカ116のバネの設定を間違えたり、そのバラツキにより、正圧時にドレン漏れや、負圧時に吸出をするための開弁圧力の設定が難しい。この場合も同様に、ドレンポンプ102に対して呼び水Wを確実に供給するためには、ドレンポンプ102に対し、呼び水回路112や、呼び水用の切替弁114等が必要となる。このような設備はコストアップとなり、また、切替弁114の開閉制御が必要となる。
そこで、本発明は、熱源に燃焼熱を用いる熱交換手段を備える熱源装置の不用水の排出に関し、自然流出防止のための付帯設備を不要化することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の熱源装置の不用水排出装置の構成は以下の通りである。
本発明は、熱源に燃焼熱を用いる熱交換手段を備える熱源装置の不用水排出装置であって、前記熱源装置に発生した不用水を溜め、外気に開放されたタンクと、前記不用水の排出を行う排出回路と、前記排出回路の出口側に設置された逆止弁と、前記排出回路に設置され、前記不用水を強制的に排出させるポンプと、前記ポンプの出口側を前記タンクに連結させて通気させる通気路とを備えている。
斯かる構成によれば、逆止弁より上流側の排出回路は、通気路によりタンクを通して外気に開放されているから、逆止弁には1気圧程度の気圧が作用し、ポンプが動作しない限り、逆止弁は閉弁状態を維持する。この結果、不用水の自然流出が防止される。また、逆止弁が開弁しない場合等では、通気路を通して不用水をタンクに戻すことができる。
この熱源装置の不用水排出装置において、前記タンクは、前記ポンプより高い位置に設置され、前記ポンプの入口側に前記タンク内の前記不用水を前記排出回路を通して接触させた構成としてもよい。斯かる構成によれば、ポンプには不用水が呼び水として供給され、ポンプ運転の開始とともに、不用水を排出させることができる。
この熱源装置の不用水排出装置において、前記タンクは、前記不用水のオーバーフローパイプを介して大気に開放する構成としてもよい。タンクを大気に開放する構成は、種々のものがあるが、斯かる構成によれば、既存のパイプを利用することができる。また、タンク内のごみ等の侵入による汚染を防止できる。
この熱源装置の不用水排出装置において、前記タンクに溜められる前記不用水のレベルを検出する検出手段と、前記検出手段の検出レベルを制御情報に用いて前記ポンプを制御する制御部とを備える構成としてもよい。
この熱源装置の不用水排出装置において、前記熱交換手段に発生したドレンを中和する中和器を備え、この中和器で中和された前記ドレンを前記タンクに溜める構成としてもよい。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) 漏れ防止のための切替弁やバキュームブレーカが不要である。
(2) ドレンポンプのエアー抜きを同時にできる。
(3) ドレンポンプの能力の選択肢が広がり、種々のポンプを用いることができる。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態について、図1、図2及び図3を参照して説明する。図1は、熱源装置の不用水排出装置の構成例を示す図、図2は制御装置を示すブロック図、図3はその制御動作を示すフローチャートである。
熱源装置2の内部で発生したドレンDは、不用水排出装置3のドレン配管4、6を通して中和器8に導かれる。ドレン配管4、6は中和器8の蓋部10に設置されている。12はドレンセンサである。中和器8は、熱源装置2の筐体フレーム14に固定されている。
中和器8には、炭酸カルシウム等の中和剤16が装填されているので、強酸性のドレンDは中和剤16により中和される。ドレンDの中和はこのような薬剤によるものだけでなく、電気的な処理であってもよく、ドレンDのpHを中性に近づけるものであればどのような処理でもよい。中和後のドレンDは中和器8に溜められ、その上澄み液が自然流出によりドレンパイプ18よりドレンタンク20に導かれる。
このドレンタンク20と排出部24との間にはドレン配管26、28とともにドレンポンプ30が連結され、ドレンポンプ30が動作するとき、ドレンタンク20のドレンDが排出部24側に排出される。この場合、ドレンタンク20とドレンポンプ30の位置関係は、ドレンタンク20がドレンポンプ30より上方に設置され、ドレン配管26はドレンタンク20の底面部に連結されている。即ち、ドレンタンク20に溜められたドレンDは、ドレン配管26を通してドレンポンプ30の入口側に接触し、ドレンポンプ30の呼び水となっている。また、ドレンタンク20の上部側にはオーバーフローパイプ32が接続され、オーバーフローしたドレンDが排出口34から排出される。即ち、ドレンタンク20は、オーバーフローパイプ32及び排出口34を通して大気に開放されている。
ドレンタンク20の天井部とドレン配管28の排出口側との間には通気路を構成するバイパスパイプ36が接続され、ドレン配管28はバイパスパイプ36及びドレンタンク20を通して大気に開放されている。また、排出部24には逆止弁38が設置されている。即ち、この実施の形態では、排出部24が逆止弁38を備えたドレン排出部であるとともに、通気路を成すバイパスパイプ36の連結部を構成している。
そして、ドレンタンク20には、ドレンDのレベルを検出する検出手段としてレベルセンサ40が設置されており、このレベルセンサ40には、共通電極COM、低レベル側の水位電極L及び高レベル側の水位電極Hが備えられている。従って、ドレンタンク20のドレンDのレベルは共通電極COMと水位電極L又は水位電極Hとの接触により検出される。
このレベルセンサ40の検出信号は図2に示すように、制御装置42の制御部44に加えられ、その検出信号を制御情報とした駆動出力が制御部44からドレンポンプ30に加えられる。
斯かる構成とすれば、図3に示すように、ドレンポンプ30の制御が実行される。即ち、ドレンDが水位電極Hまで溜まると(ステップS1)、ドレンポンプ30を動作させ(ステップS2)、オーバーフローさせることなく、ドレンDを排出させることができる。ドレンDのレベルが水位電極Lより下回ると(ステップS3)、ドレンポンプ30の動作を停止させることにより、排出動作を終了させる(ステップS4)。ドレンポンプ30が水位電極Hより下側に設置され、且つバイパスパイプ36によりエアー抜き(呼び水)がされているので、ポンプ能力を発揮させることができ、ポンプ形式は自吸式ポンプであってもよい。
ドレンポンプ30の停止後は、ドレン配管28がバイパスパイプ36及びドレンタンク20を通して大気に開放されているので、逆止弁38に開弁圧力が作用することがなく、ドレンDの自然流出を防止できる。ドレンポンプ30の動作により、ドレンタンク20内のドレンDの殆どは逆止弁38を通って排出部24より排出されるが、その一部はバイパスパイプ36を経由し、ドレンタンク20に戻る。ドレン配管28より排出しきれないドレンDはバイパスパイプ36に流れることになる。
斯かる構成において、ドレンポンプ30に関し、実際の製品では、安価な量産品等の選択が望ましいが、バイパスパイプ36を設置していない場合には、オーバースペックのドレンポンプを使用すると、排水の流速が早くなり、ドレン配管28の先端で水が飛び散る等の不具合や、パイプの侵食や、騒音の問題がある。斯かる構成によれば、バイパスパイプ36の設置により、ドレンDの排出流速が緩和されるとともに、ドレンポンプ30の選択の幅が広がる。
次に、排出部24について、図4を参照して説明する。図4は、排出部24の構成例を示す断面図である。
排出部24は、連結部46と排出口部48とを備えている。連結部46はドレン配管28と排出口部48との連結に用いられ、この連結部46に形成された分岐連結部50にはバイパスパイプ36が連結されている。52は抜止め部である。
また、排出口部48には逆止弁38が内蔵され、この逆止弁38の上流部には分岐連結部54が形成され、ジョイント56を介して例えば、ドレンパイプ58が接続される。また、逆止弁38の下流側には排出口60が形成され、ドレンパイプ62が連結されている。
斯かる構成によれば、ドレンポンプ30の運転により、ドレンDによる水圧が逆止弁38に作用したとき、逆止弁38を通してドレンDをドレンパイプ62側に排出することができる。また、排出口60に連通する連結部46にはバイパスパイプ36が接続され、このバイパスパイプ36がドレンタンク20に接続されているので、ドレンポンプ30の出口側(下流側)のドレン配管28が大気に開放されている。即ち、逆止弁38の上流側は大気に開放されているので、ドレンポンプ30が運転されない限り、逆止弁38は閉弁状態に維持され、ドレンDの自然流出を防止することができる。
次に、逆止弁38について、図5を参照して説明する。図5は、逆止弁38の具体的な構成例を示し、(A)はその背面部を示す図、(B)は(A)の5B−5B線断面図である。
逆止弁38には中心軸部64の周囲に複数の排出口部66が形成された背面枠部68が備えられている。この背面枠部68は弁本体部70に取り付けられ、弁本体部70はOリング72を介在させて排出口部48の内部に取り付けられる。Oリング72により、弁本体部70と排出口部48との水密性が図られる。中心軸部64には前後動可能に弁体74が設置され、この弁体74と背面枠部68との間には圧縮状態に保持されたスプリング76が設置されている。弁体74にはOリング78が取り付けられ、このOリング78と弁本体部70の弁座部80とを接触させ、スプリング76の復元力によって閉止状態が維持されている。
斯かる構成によれば、ドレンポンプ30の圧送力により、ドレンDが弁体74に作用し、その圧送力がスプリング76の復元力に打ち勝った場合、弁体74が弁座部80から離れ、両者の間隙部から排出口部66を通してドレンDが流れる。ドレンDの水圧が低下した場合には、弁体74はスプリング76の復元力により、弁座部80に密着し、逆止弁38は閉止状態に維持される。従って、ドレンポンプ30が停止状態にあるとき、ドレン配管28は逆止弁38で閉止され、自然流出を防止することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について、図6を参照して説明する。図6は、既述の不用水排出装置3を備えた熱源装置として給湯・追焚・暖房装置を示す図である。図6において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
熱源装置2(図1)を構成する給湯・追焚・暖房装置84は、給湯機能、追焚機能及び温水暖房機能を備えており、給湯機能は、上水を加熱して飲用給湯、シャワー給湯等の処理機能を総称し、追焚機能は、浴槽86の浴槽水88の再加熱処理機能であり、また、温水暖房機能は、加熱した温水を用いる暖房機能である。
給湯機能について説明すると、給水口90に取り込まれた水Wは、給水回路92に流れ、給湯用二次熱交換器94及び一次熱交換器96を経て給湯口98に至る。二次熱交換器94は燃焼ガスの潜熱を回収する熱交換器である。給水回路92には流量センサ100が設置され、通過流量が検出される。湯HWの設定温度に対する応答性を高めるため、一次熱交換器96には水制御弁102を備えるバイパス回路104が形成され、水制御弁102の開度に応じて一次熱交換器96を通過することなく、給水回路92を通じて水W(例えば、上水)を流すことが可能である。また、この給水回路92には、入水温を検出する温度検出手段として温度センサ106、水量を調整する水制御弁108、混合湯温を検出する温度検出手段として温度センサ110等が設置されている。
また、追焚機能について説明すると、浴槽86の浴槽水88を再加熱する追焚回路112が備えられ、この追焚回路112には追焚用熱交換器114が設置されている。この実施の形態では、暖房用温水が持つ熱を浴槽水88の加熱に用いているため、熱交換器114は液−液熱交換器で構成されている。
また、浴槽86に注湯するため、給水回路92と追焚回路112との間に注湯回路116が形成され、この注湯回路116は給湯口98側で管路を分岐し、給水回路92で得られた湯HWを追焚回路112に流し込む手段である。斯かる注湯回路116には、注湯電磁弁118、注湯量を検出する注湯量センサ120、逆止弁122等が設置されており、給湯側で得られた湯HWが浴槽86側に注湯可能である。逆止弁122は、上水側と浴槽水88とを縁切りする手段を構成する。
また、温水暖房機能について説明すると、暖房高温往口124と暖房戻口126との間にはファンコンベクタ等の高温暖房端末127が接続され、暖房回路128に設置された暖房タンク130内の熱媒としての温水HWは、暖房ポンプ132により圧送されて暖房用一次熱交換器134で加熱され、暖房高温往口124より高温暖房端末127側に送り出され、高温暖房端末127で放熱した温水HWは、暖房戻口126より二次熱交換器136を経て暖房タンク130に帰還する。
暖房低温往口138と暖房戻口126との間には床暖房等の低温暖房端末139が接続され、暖房タンク130内の温水HWが暖房ポンプ132により暖房低温往口138より低温暖房端末139側に送出される。低温暖房端末139で放熱した温水HWは、暖房戻口126より二次熱交換器136を経て暖房タンク130に帰還する。
この暖房回路128を循環する高温の温水HWが持つ熱量は既述の通り、浴槽水88の再加熱(追焚)に利用されており、この場合、切替弁113を開放した後、暖房タンク130内の温水HWが暖房ポンプ132により圧送されると、一次熱交換器134で加熱され、追焚用熱交換器114に流れ、温水HWと浴槽水88との間で液―液熱交換を行い、二次熱交換器136を通った後、暖房タンク130に帰還する。
給湯用一次熱交換器96及び二次熱交換器94が設置された第1の燃焼室142にはバーナ144及び給気ファン146、暖房用一次熱交換器134及び二次熱交換器136が設置された第2の燃焼室148にはバーナ150及び給気ファン152が設置され、バーナ144には元ガス電磁弁154、給湯ガス比例弁156、切替電磁弁158、ガス電磁弁160、162を通して燃料ガスGが供給され、また、バーナ150には元ガス電磁弁154、暖房ガス比例弁164、切替電磁弁166、ガス電磁弁168を通して燃料ガスGが供給される。
バーナ144による燃料ガスGの燃焼により給湯用二次熱交換器94で生じたドレンDは、二次熱交換器94の下側に設置されたドレン受け170Aで受け、また、バーナ150による燃料ガスGの燃焼により暖房用二次熱交換器136で生じたドレンDは、ドレン受け170Bで受け、これらドレン受け170A、170Bで集水したドレンDはドレン回路172を介して中和器8に導かれている。中和器8内には、既述したように、中和剤16として例えば、炭酸カルシウム等が封入されており、ドレンDがこの中和剤16によって中和される。
この給湯・追焚・暖房装置84は、ドレン回路172と追焚回路112とを独立させ、ドレン回路172にはドレン配管26、28とともに、ドレンポンプ30が設置され、排出部24側に逆流防止のための逆止弁38が設置されている。また、ドレンポンプ30とドレンタンク20との間には、ドレンポンプ30に呼び水を供給し、ドレンポンプ30側のエアー抜き手段としてのバイパスパイプ36が設置されている。これらの構成は、既述した第1の実施の形態と同様である。
この実施の形態では、ドレンDは、専用のドレンポンプ30で排出部24より逆止弁38を経て機器外部に排出される。ドレンDはドレンポンプ30で強制的に排出されるので、排出部24にドレンパイプ62を接続して排出させることができる。
また、ドレンポンプ30に自吸式ポンプを使用した場合、ドレンポンプ30への呼び水が必要となるが、この実施の形態では、ドレンポンプ30の出側からバイパスパイプ36を通してドレンタンク20上部へのエアー抜きが行われる。従って、ドレンタンク20の下方に設置されたドレンポンプ30へドレン回路172のドレン配管26を通じてドレンDの自然落下が容易に行われ、呼び水を流し込むことができる。
そして、ドレンDの排出の際は、ドレンポンプ30を駆動し、ドレンタンク20内のドレンDを排出部24に接続されたドレンパイプ62を経由し、排水設備として例えば、ドレンパン174に排水される。ドレンタンク20内の水位が低レベルになると、ドレンポンプ30の駆動を停止し、排出終了とする。
斯かる構成において、ドレンタンク20のレベルセンサ40の水位電極HがON状態であるか確認を行い、ON状態でなければ、まだドレンDを溜めることが可能なため、排出処理は行わない。水位電極HがON状態であれば、ドレンDがある程度溜まった状態であるため、ドレンポンプ30を運転し、ドレンタンク20内のドレンDの排出を行う。この排出に従い、ドレンタンク20のレベルが徐々に低下し、水位電極LがOFF状態となることにより、排出終了のタイミングを検知し、ドレンポンプ30の運転を停止させる。
以上説明した実施の形態によれば、燃焼機器内部において発生するドレンD等をドレンタンク20に一時的に溜め、ドレンポンプ30によりドレンタンク20から吸い出し、外部へ排出することができる。そして、ドレンポンプ30と外部排水回路を接続する排出部24との間に逆止弁38及びバイパスパイプ36が設置され、ドレンD等の不用水の自然流出が防止される。また、ドレンポンプ30から逆止弁38に至るドレン配管28にバイパスパイプ36が設置されているので、ドレンポンプ30の機能低下を防止できる。
以上の通り、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、熱源に燃焼熱を用いる熱交換手段を備える熱源装置の不用水の排出に関し、自然流出防止のための付帯設備を不要化することができ、熱交換によって生じたドレン等の不用水を効率よく排出することができ、有益である。
第1の実施の形態に係る熱源装置の不用水排出装置を示す図である。 制御装置を示すブロック図である。 制御動作を示すフローチャートである。 ドレンの排出部の構成例を示す断面図である。 逆止弁の構成例を示す図である。 第2の実施の形態に係る給湯・追焚・暖房装置を示す図である。 従来のドレン排出装置を示す図である。 従来の他のドレン排出装置を示す図である。
符号の説明
2 熱源装置
3 不用水排出装置
8 中和器
20 ドレンタンク
24 排出部
26、28 ドレン配管(排出回路)
30 ドレンポンプ
36 バイパスパイプ(通気路)
38 逆止弁
40 レベルセンサ(検出手段)
44 制御部
84 給湯・追焚・暖房装置
94 給湯用二次熱交換器(熱交換手段)
136 暖房用二次熱交換器(熱交換手段)
172 ドレン回路(排出回路)
D ドレン

Claims (5)

  1. 熱源に燃焼熱を用いる熱交換手段を備える熱源装置の不用水排出装置であって、
    前記熱源装置に発生した不用水を溜め、外気に開放されたタンクと、
    前記不用水の排出を行う排出回路と、
    前記排出回路の出口側に設置された逆止弁と、
    前記排出回路に設置され、前記不用水を強制的に排出させるポンプと、
    前記ポンプの出口側を前記タンクに連結させて通気させる通気路と、
    を備える、熱源装置の不用水排出装置。
  2. 請求項1記載の熱源装置の不用水排出装置において、
    前記タンクは、前記ポンプより高い位置に設置され、前記ポンプの入口側に前記タンク内の前記不用水を前記排出回路を通して接触させた構成である、熱源装置の不用水排出装置。
  3. 請求項1記載の熱源装置の不用水排出装置において、
    前記タンクは、前記不用水のオーバーフローパイプを介して大気に開放する構成とした、熱源装置の不用水排出装置。
  4. 請求項1記載の熱源装置の不用水排出装置において、
    前記タンクに溜められる前記不用水のレベルを検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出レベルを制御情報に用いて前記ポンプを制御する制御部と、
    を備える、熱源装置の不用水排出装置。
  5. 請求項1記載の熱源装置の不用水排出装置において、
    前記熱交換手段に発生したドレンを中和する中和器を備え、この中和器で中和された前記ドレンを前記タンクに溜める構成とした、熱源装置の不用水排出装置。
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