JP2005114282A - 給湯器の不用水排出方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 中和器や排水配管を省略して設備の簡略化を図った給湯器の不用水排出方法及びその装置を提供する。
【解決手段】 不用水排出方法は、不用水(ドレン水16)を導くドレン回路52を通してドレンタンク60に溜め、このドレンタンクに注水回路(給湯回路18、注湯回路40)から水圧を作用させ、その水圧によりドレンタンクの不用水を浴槽8側の循環回路(追焚回路38)から浴槽に排出させる構成である。不用水排出装置は、不用水(ドレン水16)を導くドレン回路52、このドレン回路に設置されて不用水を溜めるドレンタンク60と、浴槽の浴槽水を熱交換器に循環させる循環回路(追焚回路38)と、この循環回路に連結されて浴槽に注水する注水回路(給湯回路18、注湯回路40)とを備え、注水回路からの水圧をドレンタンクに作用させてドレンタンク内の不用水を循環回路から浴槽側に排出させる構成である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高効率給湯器用風呂釜、風呂暖房器等に用いられる給湯器に関し、給湯器の二次熱交換器に発生する凝縮水等の不用水の排出方法及びその装置に関する。
高効率機器では、熱交換によって発生する強酸性のドレン水を中和する中和器が内蔵されており、しかも、その中和水は、大量であるため、専用の配管を設置して高効率機器外に導き、側溝等に排出させていた。パイプシャフト設置では専用の排水管が必要であるため、設備コストが掛かり、コストを抑制するために設置を断念したり、場所によっては設置できないという不都合があった。また、給湯暖房機では、暖房回路のオーバーフロー水も同様の排水処理のための排水配管が必要であるが、それが設置されない場合にはオーバーフロー水が垂れ流し状態で放置される場合もある。
このような高効率機器や給湯暖房機等から発生する不用水の処理について、次のような先行技術が存在している。
特開2001−263789号公報 特開平6−147629号公報 特開2002−181392号公報 特開平6−331220号公報 特開平5−52319号公報 特開2002−98413号公報 特開2002−39623号公報
ところで、特許文献1、2には、上記問題について、不用水を機器内の風呂ポンプを利用して弁で回路を切り替えて浴槽に流し込む方法が開示されている。このような方法は、ポンプ駆動に余分なエネルギーが使用され、使用頻度が高いと、耐久性を低下させる問題がある。
また、特許文献3、4、5では、不用水を給水回路に戻すという方法が開示されているが、給水回路に不用水を戻すことは衛生上好ましくない等、現実性に乏しい。
また、特許文献6、7には、不用水を排気熱で蒸発する方法が開示されているが、処理効果が蒸発能力に依存させているため、ドレンの発生量が多い高効率給湯器には不向きである。
そこで、本発明は、中和器や排水用配管を省略して設備の簡略化を図った給湯器の不用水排出方法及びその装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の給湯器の不用水排出方法は、不用水(ドレン水16)を導くドレン回路52を通してドレンタンク60に溜め、このドレンタンクに注水回路(給湯回路18、注湯回路40)から水圧を作用させ、その水圧により前記ドレンタンクの不用水を浴槽8側の循環回路(追焚回路38)から浴槽に排出させる構成である。不用水は、熱交換により生じる凝縮水、暖房によって生じる結露水等の各種の水分を含むものである。
斯かる構成としたことにより、ドレンタンクに溜められた不用水は、ドレンタンクに注水回路から作用させた水圧により、その注水とともに循環回路に流れ、浴槽への排出が可能である。この場合、不用水が強酸性であっても、注水と混合されて希釈化され、中和と同等の処理が行われることになる。
上記目的を達成するには、熱交換によって生じる不用水を導くドレン回路を通してドレンタンクに溜め、このドレンタンクに注水回路から水圧を作用させ、その水圧により前記ドレンタンクの不用水を浴槽側の循環回路から浴槽に排出させ、この排出により前記ドレンタンクに残留する水を前記循環回路から前記浴槽に排出させる構成としてもよい。
斯かる構成とすれば、ドレンタンクに溜められた不用水の浴槽への排出とともに注水との混合による希釈化が可能であり、さらに、ドレンタンク内に残留する水は循環回路を通して浴槽へ排出される。
上記目的を達成するため、本発明の給湯器の不用水排出装置は、不用水(ドレン水16)を導くドレン回路52、このドレン回路に設置されて前記不用水を溜めるドレンタンク60と、浴槽8の浴槽水49を熱交換器6に循環させる循環回路(追焚回路38)と、この循環回路に連結されて前記浴槽に注水する注水回路(給湯回路18、注湯回路40)とを備え、前記注水回路からの水圧を前記ドレンタンクに作用させて前記ドレンタンク内の前記不用水を前記循環回路から前記浴槽側に排出させる構成である。
斯かる構成としたことにより、ドレンタンクに溜められた不用水は、ドレンタンクに注水回路からの水圧により、その注水とともに循環回路に流れ込み、浴槽への排出が可能であるとともに、不用水は注水と混合されて希釈化され、強酸性の不用水は中和と同等の処理により無害化される。
上記目的を達成するためには、本発明の給湯器の不用水排出装置は、熱交換によって生じる不用水を導くドレン回路と、このドレン回路に設置されて前記不用水を溜めるドレンタンクと、浴槽の浴槽水を熱交換器に循環させる循環回路と、この循環回路に連結されて前記浴槽に注水する注水回路とを備え、前記注水回路からの水圧を前記ドレンタンクに作用させて前記ドレンタンク内の前記不用水を前記循環回路から前記浴槽側に排出させ、この排出により前記ドレンタンクに残留する水を前記循環回路に排出させる構成としてもよい。
斯かる構成とすれば、ドレンタンクに溜められた不用水の浴槽への排出とともに注水との混合による希釈化が可能であり、さらに、ドレンタンク内に残留する水は循環回路を通して浴槽へ排出させることができる。
上記目的を達成するためには、本発明の給湯器の不用水排出装置は、熱交換によって生じる不用水(ドレン水16)を導くドレン回路52と、このドレン回路に設置されて前記不用水を溜めるドレンタンク60と、浴槽の浴槽水を熱交換器に循環させる追焚回路38と、この追焚回路に連結されて前記浴槽に注水する注水回路(給湯回路18、注湯回路40)と、この注水回路とドレンタンクの連結、又は前記注水回路と前記追焚回路の連結を切り替える第1の切替弁50と、前記追焚回路に介挿されて前記注水回路と前記追焚回路の連結、又は追焚回路とドレンタンクの連結を切り替える第2の切替弁56と、前記追焚回路に設置されたポンプ70とを備え、前記第1及び第2の切替弁の双方又は一方を切り替え、前記注水回路からの水圧を前記ドレンタンクに作用させることにより、前記ドレンタンク内の前記不用水を前記追焚回路を通して前記浴槽に流し込み、又は前記ドレンタンク内の上水を前記ポンプの駆動によって前記追焚回路を通して前記浴槽に排出させる構成としてもよい。
また、上記目的を達成するためには、この給湯器の不用水排出装置において、前記ドレン回路に開閉弁(ドレン電磁弁58)が設置され、この開閉弁が、前記ドレンタンクに前記不用水を導く場合に開状態に切り替え、前記ドレンタンク内の前記不用水を排出させる場合に閉状態に切り替え、又は前記ドレンタンク内の水を前記追焚回路に排出させる場合に開状態に切り替えられる構成としてもよい。斯かる構成とすれば、ドレン回路の外気への開放による不都合が回避される。
以上説明したように、本発明によれば、熱交換等により発生する凝縮水等の不用水を中和器や屋外排水用配管を設けることなく、効率よく排出させることができ、しかも、全自動回路を活用できるので、省スペース化やコストダウンを図ることができる。
本発明の実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態としての給湯器の概要を示す図、図2は、その構成を簡略化して示した図である。
この給湯器2には、一つの筐体内に給湯用の一次熱交換器4と、追焚用の熱交換器6が備えられ、これらは双方並行運転又は単独運転の何れでも運転可能な機能を備えるとともに、一方の機能を他方で活用する機能として、熱交換器4で加熱した湯を熱交換器6側に繋いで浴槽8に湯張りできる機能を備えている。この給湯器2では熱交換器4が高効率対応として構成されているため、一次熱交換器4には、給湯燃焼室10内の排気ガス12から潜熱を回収する手段として二次熱交換器14が設置されている。熱交換器14には、潜熱回収の際に、排気ガス12中の水蒸気が凝縮し、それが不用水であるドレン水16として生じる。
給湯回路18を説明すると、給水口20から入った水Wは、二次熱交換器14側に入り、この熱交換器14を通過した後、流量センサ22を通って一次熱交換器4を経て給湯口24側に至る。一般的に、湯の設定温度に対する応答性を高めるため、熱交換器4に跨がってバイパス水制御弁26が設置されているとともに、水制御弁28が設置されている。また、この給湯回路18には、過圧防止安全装置30、入水温を検出する温度検出手段として入水温サーミスタ32、出湯湯温を検出する温度検出手段として出湯温サーミスタ34、混合湯温を検出する温度検出手段として混合湯温サーミスタ36等が設置されている。
また、この給湯回路18と追焚回路38とを連結する注湯回路40は、給湯口24の手前で分岐し、給湯回路18で得られた湯HWを追焚回路38に流し込む手段である。斯かる注湯回路40には、バキュームブレーカ42、注湯電磁弁44、注湯量を測定するための注湯量センサ46、逆止弁48、第1の切替弁50等が設置されており、給湯側で得られた湯HWが浴槽8側に注湯可能である。逆止弁48は、上水側と浴槽水49とを縁切りする手段を構成する。また、切替弁50は注湯回路40に対してドレン回路52と追焚回路38とを切り換える手段を構成する。
ドレン回路52は、熱交換器14側に設置されたドレン受け54と追焚回路38に設置された第2の切替弁56を介して追焚回路38との間に形成されているとともに、その中途部を分岐して切替弁50に接続されてドレン水16を浴槽側回路に排出する排出部としての管路で構成されている。このドレン回路52には、開閉弁としてのドレン電磁弁58、ドレンタンク60、ドレン水16の上昇検出手段としてのサーミスタ62等が設置されている。熱交換器14で発生したドレン水16はドレンタンク60に導かれて溜められ、このドレンタンク60から切替弁56側に導びかれるとともに切替弁50側に導びかれて浴槽水49側に合流させる構成である。
この実施形態では、ドレン回路52には図示しない暖房回路に設置された暖房用オーバーフロータンク64が連結され、暖房側のオーバーフロー水がドレンタンク60に導かれるように構成されている。
また、追焚回路38は、燃焼室66内に設置された熱交換器6と浴槽8の循環アダプタ68との間に形成されており、斯かる追焚回路38には、ポンプ70、流水スイッチ72、温度検出手段として風呂入サーミスタ74、風呂出サーミスタ76が設置されている。即ち、注湯回路40に2経路が設けられ、1経路側は従前通りの構成であり、他の1経路としてドレン回路52が設けられてドレン水16を溜めるドレンタンク60が設置されている。即ち、注湯時の水圧を切替弁50、56の切替えにより、ドレンタンク60のドレン水16がポンプ70による湯水の圧送力を利用して追焚回路38に流されて浴槽8に流れ込む構成である。
また、給湯燃焼室10側には給湯バーナ78、追焚燃焼室66側には追焚バーナ80が設置され、燃料ガスGが燃料ガス管82を通じて供給されているとともに、元ガス電磁弁84及びガス比例弁86を経て給湯バーナ78側に切替電磁弁88、ガス電磁弁90、切替電磁弁92が設置され、追焚バーナ80側にガス電磁弁94が設置されて燃料ガスGの切替え及び調整が可能に構成されている。即ち、燃料ガスGは、ガス比例弁86等を通じて給湯バーナ78、追焚バーナ80に供給され、必要に応じて燃焼が行われる。
そして、給湯器2には、制御装置96を構成する電装基板が設置され、この制御装置96にはリモコン装置98が備えられている。また、給湯燃焼室10側には、燃焼空気を導く給気ファン100が設置されている。
次に、この給湯器2の制御装置96について、図3を参照して説明する。図3は、その制御装置96の構成例を示している。
制御装置96には、マイクロコンピュータ等で構成される制御部104が設置され、この制御部104には、サーミスタ62、注湯量センサ46、流水スイッチ72、自動(お湯張り)ボタン106、凍結予防サーミスタ108、その他のセンサ110から検出信号が加えられ、制御部104の制御出力が切替弁50、56、ドレン電磁弁58、水制御弁28、注湯電磁弁44、ポンプ70、その他の機器112等に加えられる。制御部104には、リモコン装置98の制御部114が連係されており、制御部114には、キースイッチ等を含む操作部116から操作入力が加えられ、制御部114の制御出力が警報機118、図示しない他の機器に加えられる構成である。
斯かる給湯器2について、基本的な動作とともにドレン水16の排出動作を説明する。
熱交換器14に発生する凝縮水はドレン水16としてドレンタンク60に溜められる。追焚回路38と注湯回路40との間にはドレン回路52が設置されるとともに、切替弁50、56が設けられている。また、ドレン回路52には、ドレン電磁弁58が設置されており、このドレン電磁弁58の開閉により、外気に開放されているドレン回路52と追焚回路38、注湯回路40との遮断、開閉が行われる。ドレンタンク60に溜まったドレン水16は、ドレン電磁弁58を閉じ、切替弁50を切り替えてドレンタンク60と注湯回路40とを開通させるとともに、切替弁56を切り替えてドレンタンク60と追焚回路38を開通させると、注湯回路40を通して流れる温水に押されてドレンタンク60内のドレン水16が浴槽8に排出される。所定量のドレン水16の排出が終了すると、ドレン電磁弁58を開にするとともに、切替弁50を切り替えて注湯回路40と追焚回路38とを開通させ、ポンプ70を運転してドレンタンク60内の残留水を浴槽8に排出する。これはドレンタンク60内を空にし、ドレン水16を流し込むための前準備となる。その後、切替弁56を切り替えて追焚回路38とドレン回路52とを遮断し、ドレン水16をドレンタンク60に溜める。ドレンタンク60にドレン水16が溜まった場合、上記動作を繰り返すことになる。
その結果、ドレン水16等の不用水はドレンタンク60から適時水圧により機外に排出され、専用のドレン配管を設けずにドレン水16等の不用水を排出できる。また、ドレン水16が仮に強酸性であったとしても、大量の上水と混合されて希釈化されるので、実質的な中和と同様である。また、不用水排出の駆動源に給水圧を利用するため、例えば、ポンプ駆動による余分なエネルギーが不要であり、ドレン水16等の排出のための駆動部分がないため、メンテナンスの必要もなく、耐久性に優れ、機械的な負荷も低い。
ドレン水の排出方法について、図4を参照して説明する。図4は、ドレン排出処理の基本動作を示すフローチャートである。
ドレン排出処理では、ドレンタンク60を経由する注湯回路40を確立し(ステップS1)、ドレンタンク60内を上水で置換できるまで注湯する(ステップS2)。ドレンタンク60から浴槽8の回路を確立し(ステップS3)、ドレンタンク60が空になるまで浴槽8に吸出する(ステップS4)。そして、通常の注湯回路40に戻し(ステップS5)、全ての処理を完了する。
このドレン排出処理の詳細について、図5及び図6を参照して説明する。図5及び図6は、そのドレン排出処理の詳細を示すフローチャートであり、A、B、Cは結合子を示している。
このドレン排出処理において、ドレンタンク60のドレン排出動作はステップS12〜S21、ドレンタンク60内を空にする動作はステップS22〜S36で実行される。
ドレン排出処理では、排出タイミングか否かが判定され(ステップS11)、この排出タイミングは次のような優先順位が設定されている。即ち、この優先順位は、
(1) 自動(お湯張り)ボタン106を押したとき
(2) 注湯終了後のポンプ循環を始めるとき
(3) 追焚回路38の凍結予防サーミスタ108が作動した場合のポンプ循環終了時
(4) 設定熱出力を超えるまでに排出動作(前記(1) 、(2) 、(3) )が行われなかった場合(給湯時、入水温、出湯量、出湯温から出力計算し、ドレンタンク60が満水になる給湯出力を設定熱出力とする)
(5) ドレンタンク60が満たされ、サーミスタ62がドレン水16を検出したとき
である。
排出タイミングが到来していると、ドレン電磁弁58が閉じられ(ステップS12)、これにより逆流防止が確立する。次に、切替弁56、50の切替えによりドレンタンク60経由の回路が確保され(ステップS13、S14)、注湯電磁弁44が開に切り替えられる(ステップS15)。この結果、注湯回路40が確立し、具体的には、給湯熱交換→注湯量センサ46→切替弁50→ドレンタンク60→切替弁56→ポンプ70→熱交換器6→浴槽8への注水経路が確立することになる。
この結果、注水が開始されるが、注湯量センサ46の反応の有無が判定され(ステップS16)、その反応がなく、一定時間が経過したか否かが判定され(ステップS17)、一定時間が経過しても注湯量センサ46のセンサ出力が得られない場合、給湯異常アラームが発せられ(ステップS18)、アラーム処理(ステップS19)(図6)が実行される。
正常に注湯量センサ46の出力が得られ、規定量の注湯が行われたとき(ステップS20)、注湯電磁弁44が閉じられる(ステップS21)。このような処理によってドレンタンク60経由の回路が確保され、ドレンタンク60内のドレン水16が注水に押され、追焚回路38を通して浴槽8側に流れる。
この状態で切替弁50が注湯側に切り替えられ、ポンプ70が運転を開始すると(ステップS23)、浴槽8側への注水が可能である。流水スイッチ72がOFFか否かが判定され(ステップS24)、一定時間が経過しても(ステップS25)、流水スイッチ72がOFFにならない場合、弁もれアラームが発せられ(ステップS26)、アラーム処理(ステップS19)が実行される。
また、流水スイッチ72がOFFになると、ドレン電磁弁58が開かれ(ステップS27)、流水スイッチ72がONしたか否かが判定され(スイッチ28)、一定時間が経過しても(ステップS29)、流水スイッチ72がONにならない場合、ドレン電磁弁アラームが発せられ(ステップS30)、アラーム処理(ステップS19)が実行される。
そして、流水スイッチ72がOFFしたか否かが判定され(ステップS31)、一定時間が経過しても(ステップS32)、流水スイッチ72がOFFにならない場合、ドレン水アラームが発せられ(ステップS33)、アラーム処理(ステップS19)が実行される。
また、流水スイッチ72がOFFになったとき、切替弁56が追焚回路38側に切り替えられ(ステップS34)、ポンプ70の運転が停止され(ステップS35)、自動中に排出タイミング(4) 、(5) が発生したか否かが判定され(ステップS36)、発生した場合には排出開始前に戻し(ステップS37)、ドレン排出処理を完了する。
このドレン排出処理動作において、ドレン排出以外の各弁の開閉状態は、図7に示すようになる。
このようにドレン水をいつ排出するか、即ち、排出タイミングが上記のように設定されていることから、上記排出タイミング(4) 及び(5) を検出した場合には、その時点で強制排出を実行し、その場合、先ずドレン電磁弁58を閉じ、逆流を防止する。注湯電磁弁44を開いて注湯すると、ドレンタンク60内のドレン水16は水圧で押し流され、大量の水と混ざって希釈化されながら浴槽8に排出される。そして、ドレンタンク60が上水で置換できる設定量まで注水したら、注湯電磁弁44を閉じ、切替弁50は通常回路に復帰させるが、ドレンタンク60内が上水で満たされた状態ではドレン水16を溜められないので、この状態でポンプ70を作動させ、ドレン電磁弁58を開けることにより、ドレンタンク60内の水を排出させる。即ち、吸い出し動作が実行される。ドレンタンク60が空になると、流水スイッチ72がOFFするので、これを検知すれば、その空状態を検知することができる。そこで、切替弁56を通常回路に復帰させ、ポンプ70を停止させる。この場合、浴槽8に浴槽水49があり、再び流水スイッチ72が入ってもこれは無視する。
通常運転時には、ドレン電磁弁58は開となっていて、ドレンタンク60にドレン水16が溜まっていくが、既述の通り、ドレン排出タイミング(5) 以外のときには、ドレンタンク60の収容容量で十分足りることを前提としてドレン水16を溜めていく。この場合、タイミングが合わずにドレン水16の排出が不十分となり、ドレンタンク60が溜まって溢れる場合には、サーミスタ62が検知してドレン排出動作を優先的に実行するので、過剰な溢れ等の不都合はない。
そして、ドレン水16の排出処理動作、給水動作、追焚動作における各種水の流れについて、図8〜図11を参照して説明する。図8は、ドレンタンク60のドレン水16の排出時の水の流れ及び経路、図9は、ドレンタンク60内の水の排出時の流れ及びその経路、図10は注湯時の水の流れ及び経路、図11は追焚時の浴槽水49の流れ及び経路を示している。
(1) ドレンタンク60のドレン水16の排出
この場合、ドレン水16は、図8の矢印a、b、c、d、eに示すように、注湯回路40による注湯等の給水圧がドレンタンク60に作用し、循環回路である追焚回路38に流れ込み、浴槽8に排出される。
(2) ドレンタンク60の水の排出
(1) の動作でドレンタンク60内のドレン水16が排出されると、ドレンタンク60に残留した水は、ポンプ70の運転により、図9の矢印a、b、c、dに示すように、ドレン回路52から追焚回路38に流れ込み、浴槽8に排出される。
(3) 給湯動作又は注水動作
図10の矢印a、b、c、d、e、fに示すように、注湯回路40から追焚回路38を通して浴槽8に給湯又は給水が行われる。
(4) 追焚循環
追焚時には、図11の矢印a、b、c、d、eに示すように、追焚回路38を通して浴槽8の浴槽水49の循環が行われる。この循環時、熱交換器6による熱交換により、追焚きが行われる。
なお、実施形態では、高効率給湯器付風呂釜や高効率給湯器付風呂暖房器等を例示して説明したが、本発明は、高効率給湯器付の風呂釜及び風呂暖房器等だけでなく、二次熱交換器等の各種の熱交換器の熱交換等で発生する凝縮水等の不用水の中和及び排出が可能であり、実施形態に限定されるものではない。
また、実施形態では、不用水の排出タイミングとして、自動処理時、凍結予防のためにポンプ70が動作したとき、給湯(熱出力)の累積熱量が設定値を超えたとき、ドレンタンク60が満水になり、サーミスタ62が検出したとき等の各種のタイミングを例示したが、本発明は、このようなタイミングに限定されるものではない。
また、本発明において、不用水とは、凝縮水、暖房用オーバーフロータンク64からのオーバーフロー水、過圧逃し弁からの溢出水の全てを対象としており、実施形態のドレン水16に限定されるものではない。凝縮水の他、暖房用オーバーフロータンク64からのオーバーフロー水、過圧逃し弁からの逃し水等もタンクまでの配管を行えば排出が可能である。
なお、実施形態では、給湯、給水のための経路として給湯回路18及び注湯回路40を例示したが、熱交換を伴わない場合には上水を通過させることから、その場合には、給水回路及び注水回路として機能することは勿論のことであり、給湯回路18及び注湯回路40を通過する湯に限定されるものではない。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、熱交換によって生じる凝縮水等の不用水を給湯器から外部に効率よく、しかも、既存の設備を利用することにより、ドレン水等の不用水の排出処理が可能であり、産業上有益な発明である。
本発明の実施形態に係る給湯器を示す図である。 本発明の実施形態に係る給湯器を示す図である。 制御装置の構成を示すブロック図である。 ドレン排出処理の基本動作を示すフローチャートである。 ドレン排出処理を示すフローチャートである。 ドレン排出処理を示すフローチャートである。 ドレン排出系統の弁動作を示す図である。 注水動作によるドレン水の排出を示す図である。 ドレンタンク内の水の排出を示す図である。 注水、給湯動作を示す図である。 追焚循環動作を示す図である。
符号の説明
2 給湯器
8 浴槽
4、6、14 熱交換器
16 ドレン水(不用水)
18 給湯回路(注水回路)
38 追焚回路(循環回路)
40 注湯回路(注水回路)
49 浴槽水
50 第1の切替弁
52 ドレン回路
56 第2の切替弁
58 ドレン電磁弁(開閉弁)
60 ドレンタンク
70 ポンプ

Claims (6)

  1. 不用水を導くドレン回路を通してドレンタンクに溜め、このドレンタンクに注水回路から水圧を作用させ、その水圧により前記ドレンタンクの不用水を浴槽側の循環回路から浴槽に排出させることを特徴とする給湯器の不用水排出方法。
  2. 熱交換によって生じる不用水を導くドレン回路を通してドレンタンクに溜め、このドレンタンクに注水回路から水圧を作用させ、その水圧により前記ドレンタンクの不用水を浴槽側の循環回路から浴槽に排出させ、この排出により前記ドレンタンクに残留する水を前記循環回路から前記浴槽に排出させることを特徴とする給湯器の不用水排出方法。
  3. 不用水を導くドレン回路と、
    このドレン回路に設置されて前記不用水を溜めるドレンタンクと、
    浴槽の浴槽水を熱交換器に循環させる循環回路と、
    この循環回路に連結されて前記浴槽に注水する注水回路と、
    を備え、前記注水回路からの水圧を前記ドレンタンクに作用させて前記ドレンタンク内の前記不用水を前記循環回路から前記浴槽側に排出させることを特徴とする給湯器の不用水排出装置。
  4. 熱交換によって生じる不用水を導くドレン回路と、
    このドレン回路に設置されて前記不用水を溜めるドレンタンクと、
    浴槽の浴槽水を熱交換器に循環させる循環回路と、
    この循環回路に連結されて前記浴槽に注水する注水回路と、
    を備え、前記注水回路からの水圧を前記ドレンタンクに作用させて前記ドレンタンク内の前記不用水を前記循環回路から前記浴槽側に排出させ、この排出により前記ドレンタンクに残留する水を前記循環回路に排出させることを特徴とする給湯器の不用水排出装置。
  5. 熱交換によって生じる不用水を導くドレン回路と、
    このドレン回路に設置されて前記不用水を溜めるドレンタンクと、
    浴槽の浴槽水を熱交換器に循環させる追焚回路と、
    この追焚回路に連結されて前記浴槽に注水する注水回路と、
    この注水回路と前記ドレンタンクの連結、又は前記注水回路と前記追焚回路の連結を切り替える第1の切替弁と、
    前記追焚回路に介挿されて前記注水回路と前記追焚回路の連結、又は前記追焚回路と前記ドレンタンクの連結を切り替える第2の切替弁と、
    前記追焚回路に設置されたポンプと、
    を備え、前記第1及び第2の切替弁の双方又は一方を切り替え、前記注水回路からの水圧を前記ドレンタンクに作用させることにより、前記ドレンタンク内の前記不用水を前記追焚回路を通して前記浴槽に流し込み、又は前記ドレンタンク内の上水を前記ポンプの駆動によって前記追焚回路を通して前記浴槽に排出させることを特徴とする給湯器の不用水排出装置。
  6. 前記請求項3、4又は5に記載の給湯器の不用水排出装置において、
    前記ドレン回路に開閉弁が設置され、
    この開閉弁が、前記ドレンタンクに前記不用水を導く場合に開状態に切り替え、前記ドレンタンク内の前記不用水を排出させる場合に閉状態に切り替え、又は前記ドレンタンク内の水を前記追焚回路に排出させる場合に開状態に切り替えられる構成とすることを特徴とする給湯器の不用水排出装置。
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