JP4352834B2 - 実装構造体、電気光学装置、電子機器、および実装構造体の製造方法 - Google Patents

実装構造体、電気光学装置、電子機器、および実装構造体の製造方法 Download PDF

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本発明は、基板上にICがCOG(Chip On Glass)実装あるいはCOF(Chip On Film)実装された実装構造体、この実装構造体を備えた電気光学装置、およびこの電気光学装置を備えた電子機器に関するものである。
アクティブマトリクス型液晶装置や、有機エレクトロルミネッセンス表示装置などの電気光学装置では、多数のデータ線と多数の走査線との各交点に相当する位置に画素が形成されており、データ線および走査線を介して各画素に所定の信号を供給して各画素の駆動を行う。このため、電気光学装置では、電気光学物質を保持する基板上に駆動用のICをCOG実装し、このICからデータ線および走査線に信号を出力する(例えば、特許文献1参照)。
このようなICの実装を行うために、図13(A)に示すように、基板上の交差する2方向をX方向およびY方向としたとき、Y方向の側からIC実装領域60Aに対して複数の配線パターン8Aが延びており、その端部によって構成された多数のパッド600がIC実装領域60AでX方向に配列されている。このため、図13(B)に示すように、ここに実装されるIC4A(ICチップ)の実装面40A上で交差する2方向をX方向およびY方向としたときに、このIC4Aの実装面40Aでは、X方向に多数の出力バンプ400が配列されている。
特開2003−66480号公報
このような電気光学装置において画像面の高精細化を図るには、画素数を増やす必要があり、そのためには、データ線や走査線などの信号線も増やす必要がある。その結果、X方向の所定領域内に並ぶパッド600の数、および出力バンプ400の数が増大することになる。
しかしながら、パッド600や出力バンプ400のサイズをそのままにしてパッド600や出力バンプ400のピッチを狭めると、IC4Aを実装する際のわずかな位置ずれによって、隣接するパッド同士や出力バンプ同士に短絡が発生しやすくなるという問題点がある。特に、IC4Aを異方性導電材で実装した場合には、IC4Aを実装する際のわずかな位置ずれによって、隣接するパッド同士や出力バンプ同士が異方性導電材に含まれる導電粒子によって短絡が発生する。また、パッド600や出力バンプ400のサイズを小さくしてパッド600や出力バンプ400のピッチを狭めると、電気的な接続部分の信頼性が低下するという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、隣接するパッドやバンプの短絡、およびパッドとバンプとの接続部分の信頼性を低下させることなく、所定領域内にパッドおよびバンプを配置する数を増大させることのできる実装構造体、この実装構造体を備えた電気光学装置、およびこの電気光学装置を備えた電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、基板面上の交差する2方向をX方向およびY
方向としたとき、Y方向に延びる複数の配線パターンに接続する多数のパッドが形成され
たIC実装領域にICを実装した実装構造体において、前記IC実装領域には、Y方向の
うち、前記配線パターンが延びてくる側でX方向に配列された第1のパッド群と、該第1
のパッド群に対してY方向の前記配線パターンが延びてくると反対側でX方向に配列さ
れた第2のパッド群とが形成され、前記第1のパッド群に属する第1のパッドと、前記第
2のパッド群に属する第2のパッドは、Y方向で重なる位置に整列し、前記複数の配線パ
ターンのうち、前記第2のパッドに接続する配線パターンは、前記第1のパッドの間を通
って当該第1のパッドの間から前記第2のパッドまで斜めに直線的に延び、前記IC実装
領域において、前記第2のパッドに接続する配線パターンは、該配線パターンが通されて
いる前記第1のパッドの間のみで短絡防止用絶縁層により覆われていることを特徴とする

本発明は、前記ICを異方性導電材によって前記IC実装領域に実装した場合に適用すると効果的である。ICを異方性導電材で実装した場合には、ICを実装する際のわずかな位置ずれによって、隣接するパッド同士や出力バンプ同士に短絡が発生しやすいが、本発明では、第2のパッドに接続する配線パターンは、第1のパッドで挟まれた部分が短絡防止用絶縁層で覆われているため、ICを異方性導電材で実装する際、ICが多少、位置ずれしても、隣接するパッド同士や出力バンプ同士に短絡が発生しない。
本発明において、前記第1のパッドの各間には、前記第2のパッドに接続する前記配線パターンが1本ずつ通っていることが好ましい。
本発明において、前記第1のパッド、および前記第2のパッドは、前記ICから信号が出力されるパッドであることが好ましい。電気光学装置において駆動用ICに用いられるICは、ICへの入力用のパッドよりも、ICからの出力用のパッドの方が数が多いので、出力用のパッドに本発明を適用した方が効果的である。
本発明を適用した実装構造体は、電気光学装置などに適用できる。この場合、前記実装構造体は、電気光学物質を保持する電気光学装置用基板であり、前記配線パターンは、マトリクス状に配置された各画素を駆動するための信号を供給するための信号線である。
本発明において、前記電気光学装置用基板は、液晶装置に用いることができる。この場合、前記電気光学装置用基板は、該電気光学装置用基板と対向配置された別の基板との間に前記電気光学物質としての液晶を保持する。
ここで、前記電気光学装置用基板には、前記別の基板との間隔を制御する絶縁性のギャップ制御用突起が形成され、当該ギャップ制御用突起と前記短絡防止用絶縁膜は、同一の絶縁材料からなることが好ましい。すなわち、ギャップ制御用突起と短絡防止用絶縁膜を同時形成すれば、製造工程数の増大を抑えることができる。
本発明において、前記電気光学装置用基板は、エレクトロルミネッセンス表示装置に用いることができる。この場合、前記電気光学装置用基板は、エレクトロルミネッセンス素子を構成する有機エレクトロルミネッセンス材料を保持する。
本発明に係る電気光学装置は、携帯電話機やモバイルコンピュータなどといった電子機器に用いられる。
また、本発明では、基板面上の交差する2方向をX方向およびY方向としたとき、Y方
向に延びる複数の配線パターンに接続する多数のパッドが形成されたIC実装領域にIC
を実装した実装構造体の製造方法において、前記基板面の前記IC実装領域以外の領域に
導電層を形成する導電層形成工程を利用して、前記IC実装領域に対して、Y方向のうち
、前記配線パターンが延びてくる側でX方向に配列された第1のパッド群と、該第1のパ
ッド群に対してY方向の前記配線パターンが延びてくると反対側でX方向に配列された
第2のパッド群とを形成する際、前記第1のパッド群に属する第1のパッドと、前記第2
のパッド群に属する第2のパッドとをY方向で重なる位置に整列させるとともに、前記複
数の配線パターンのうち、前記第2のパッドに接続する配線パターンについては、前記第
1のパッドの間を通って当該第1のパッドの間から前記第2のパッドまで斜めに直線的に
延在させ、前記導電層形成工程を行った後、前記基板面の前記IC実装領域以外の領域に
絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程を利用して前記第2のパッドに接続する配線パターンと
前記第1のパッドとの短絡を防止する短絡防止用絶縁層を形成するとともに、前記IC実
装領域において、前記第2のパッドに接続する配線パターンは、該配線パターンが通され
ている前記第1のパッドの間のみで前記短絡防止用絶縁層により覆われた状態とし、しか
る後に、前記IC実装領域に前記ICを実装することを特徴とする。このような方法を採
用すれば、短絡防止用絶縁を形成するための目的で新たな工程を追加する必要がない。
本発明に係る実装構造体の製造方法において、前記実装構造体が、該実装構造体と対向配置された別の基板との間に電気光学物質としての液晶を保持する電気光学装置用基板である場合には、前記絶縁層形成工程において、当該電気光学装置用基板の前記基板面の前記IC実装領域以外の領域に、前記別の基板との間隔を制御する絶縁性のギャップ制御用突起を形成する際、前記短絡防止用絶縁層を同時形成することが好ましい。このような方法を採用すれば、ギャップ制御用突起と短絡防止用絶縁膜を同時形成できるので、製造工程数の増大を抑えることができる。
本発明において、前記ICを前記実装構造体に実装する際には、例えば、異方性導電材を用いる。
本発明において、IC実装領域では、X方向に配列された2つのパッド群(第1および
第2のパッド群)がY方向で隣接する領域に配置され、第2のパッドに接続する配線パタ
ーンは各々、第1のパッドの各間を通って第2のパッドまで延びている。このため、パッ
ドを2列に配置した分、隣接するパッドやバンプの短絡、およびパッドとバンプとの接続
部分の信頼性を低下させることなく、所定領域内にパッドおよびバンプを配置する数を増
大させることができる。また、第2のパッドに接続する配線パターンは各々、第1のパッ
ドで挟まれた配線パターン部分が短絡防止用絶縁層で覆われているため、第2のパッドに
接続する配線パターンと第1のパッドとが近接している状態でICを異方性導電材で実装
しても、短絡のおそれがない。また、第1のパッド群に属する第1のパッドと、第2のパ
ッド群に属する第2のパッドは、Y方向で重なる位置に整列し、複数の配線パターンのう
ち、第2のパッドに接続する配線パターンは各々、第1のパッドの各間を通って前記第2
のパッドまで斜めに直線的に延びている。このため、異方性導電材を用いてICを実装す
る際、余計な樹脂分などがY方向にスムーズに流出するため、ICを高い信頼性をもって
実装することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(電気光学装置の全体構成)
図1は、電気光学装置の電気的構成を示すブロック図である。図2(A)、(B)は、本発明を適用した電気光学装置を素子基板の側からみた概略斜視図、および対向基板の側からみた概略斜視図である。図3(A)、(B)は、図2に示す電気光学装置を画素電極を通る部分でY方向に切断したときの断面図、および図2に示す電気光学装置をデータ線を通る部分でY方向に切断したときの部分拡大断面図である。
図1に示す電気光学装置1aは、画素スイッチング素子としてTFD(Thin Film Diode)を用いたアクティブマトリクス型液晶装置であり、交差する2方向をX方向およびY方向としたとき、複数の走査線51aがX方向(行方向)に延びており、複数のデータ線52aがY方向(列方向)に延びている。走査線51aとデータ線52aとの各交差点に対応する位置には画素53aが形成され、この画素53aでは、液晶層54aと、画素スイッチング用のTFD素子56a(非線形素子)とが直列に接続されている。各走査線51aは走査線駆動回路57aによって駆動され、各データ線52aはデータ線駆動回路58aによって駆動される。
このような電気光学装置1aを構成するにあたっては、図2(A)、(B)および図3(A)に示すように、素子基板10(電気光学装置用基板)と対向基板20とをシール材30によって貼り合わせるとともに、両基板とシール材30とによって囲まれた領域内に電気光学物質としての液晶19を封入する。シール材30は、対向基板20の縁辺に沿って略長方形の枠状に形成されるが、液晶を封入するために一部が開口している。このため、液晶19の封入後にその開口部分が封止材31によって封止される。
素子基板10および対向基板20は、ガラスや石英、プラスチックなどの光透過性を有する板状部材である。素子基板10の内側(液晶19の側)表面には、上述した複数のデータ線52a、画素スイッチング用のTFD素子(図示せず)、および画素電極34a(図3(A)を参照)などが形成される。また、図3(B)および図4に示すように、素子基板10では、データ線52a上に、アクリル樹脂(絶縁材料)からなる柱状のギャップ制御用突起15が形成され、その表面側に配向膜18が形成されている。ここで、ギャップ制御用突起15は、素子基板10と対向基板20とをシール材30によって貼り合わせたとき、対向基板20の当接して基板間隔を制御する。一方、図3(B)に示すように、対向基板20の内側の面上には複数の走査線51aが形成され、走査線51aの表面側に配向膜21が形成されている。
なお、実際には、素子基板10および対向基板20の外側の表面に、入射光を偏光させるための偏光板や、干渉色を補償するための位相差板などが適宜、貼着される。また、カラー表示を行う場合には、対向基板20に対して、画素電極34aと対向する領域に、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のカラーフィルタ(図示せず)が所定の配列で形成され、画素電極34aに対向しない領域にはブラックマトリクス(図示せず)が形成される。さらに、カラーフィルタおよびブラックマトリクスを形成した表面には、その平坦化および保護のために平坦化層がコーティングされ、この平坦化層の表面に走査線51aが形成されるが、本発明とは直接の関係がないため、偏光板、位相差板、カラーフィルタ。ブラックマトリクス、平坦化膜については、その図示および説明を省略する。
(TFD素子の構成)
図4は、図2に示す電気光学装置において画素スイッチング素子として用いたTFD素子の説明図である。
図4において、素子基板10は、表面に下地層14が形成され、TFD素子56aは、この下地層14の上に形成された第1TFD素子33aおよび第2TFD素子33bからなる2つのTFD素子要素によって、いわゆるBack−to−Back構造として構成されている。このため、TFD素子56aは、電流−電圧の非線形特性が正負双方向にわたって対称化されている。下地層14は、例えば、厚さが50〜200nm程度の酸化タンタル(Ta)によって構成され、TFD素子56aの密着性を向上させ、さらに素子基板10からの不純物の拡散を防止するために設けられている。第1TFD素子33aおよび第2TFD素子33bは、第1金属層32aと、この第1金属層32aの表面に形成された絶縁層32bと、絶縁膜32bの表面に互いに離間して形成された第2金属層32c、32dとによって構成されている。第1金属層32aは、例えば、厚さが100〜500nm程度タンタル単体膜、タンタル合金膜等によって形成され、絶縁層32cは、例えば、陽極酸化法によって第1金属層32aの表面を酸化することによって形成された厚さが10〜35nmの酸化タンタル(Ta)である。第2金属層32c、32dは、例えばクロム(Cr)等といった金属膜によって50〜300nm程度の厚さに形成されている。第2金属層32cは、そのままデータ線52aとなり、他方の第2金属層32dは、ITO(Indium Tin Oxide)等といった透明導電材からなる画素電極34aに接続されている。なお、画素電極34aはAl(アルミニウム)等といった光反射性材料によって形成されることもある。
(実装構造体の構成)
図5(A)、(B)、(C)はそれぞれ、本発明を適用した電気光学装置に用いた素子基板の第1のIC実装領域のうち、データ線に接続する配線パターンの端部によって形成されたパッドの一部を拡大して示す平面図、このパッドに接続されるICの出力バンプの一部を拡大して示す平面図、およびICを実装した状態における図5(A)のX−X′線での断面図である。図6は、図5に示すパッド、データ線に接続する配線パターン、および短絡防止用絶縁層を拡大して示す斜視図である。
再び図2において、電気光学装置1aでは、素子基板10と対向基板20とをシール材30によって貼り合わせた状態で、素子基板10は、シール材30の外周縁から一方の側に張り出した張り出し領域10aを有しており、この張り出し領域10aに向けて、データ線52aおよび走査線51aに接続する配線パターン8(信号線)が延びている。シール材30には導電性を有する多数の導通粒子が分散されており、この導通粒子は、例えば金属のメッキが施されたプラスチックの粒子や、導電性を有する樹脂の粒子であり、素子基板10および対向基板20の各々に形成された配線パターン同士を導通させる機能を備えている。このため、本形態では、データ線52aに対して画像信号を出力する第1のIC4(フェイスダウンボンディングタイプのICチップ)、および走査線51aに走査信号を出力する2つの第2のIC5(フェイスダウンボンディングタイプのICチップ)が素子基板10の張り出し領域10aに対してCOG実装され、かつ、この素子基板10の張り出し領域10aの端縁(基板接続領域70)に対して可撓性基板7が接続されている。第1のIC4の駆動電圧は、例えば、5Vであり、第2のIC5の駆動電圧は、例えば、30Vである。
このような実装を行うにあたって、本形態では、基板縁11に沿う方向における中央領域に、データ線駆動回路を内蔵の第1のIC4がCOG実装される第1のIC実装領域60が形成され、第1のIC実装領域60の両側には、走査線駆動回路を内蔵の第2のIC5がCOG実装される第2のIC実装領域50が形成されている。また、素子基板10の張り出し領域10aにおいて、IC実装領域50、60よりもさらに基板縁11の側には、基板縁11に沿って、可撓性基板7が接続される基板接続領域70が形成されている。
第1のIC実装領域60には、第1のIC4の、幅22μmのバンプが異方性導電材(異方性導電材含有フィルムあるいは異方性導電材含有ペースト)などにより接続される多数のパッドが幅22μm、ピッチ42μmで基板縁11と平行に配列され、これらのパッドのうち、第1のIC実装領域60の基板縁11から遠い位置(配線パターン8が延びてくる側)には、図5(A)に示すように、データ線52aに対して配線パターン8を介して接続する多数の第1および第2のパッド610、620が形成されている。
ここで、第1のパッド610は、Y方向のうち、配線パターン8が延びてくる側でX方向に配列されて第1のパッド群61を構成している。また、第2のパッド620は、Y方向のうち、第1のパッド群61に対して、配線パターン8が延びてくる側と反対側でX方向に配列されて第2のパッド群62を構成している。また、第1のパッド群61に属する第1のパッド610と、第2のパッド群62に属する第2のパッド620は、Y方向で重なる位置に整列している。
このため、複数の配線パターン8のうち、第1のパッド610に接続する配線パターン81は、3μmの幅寸法をもってデータ線52aの側からそのまま延びて第1のパッド610まで延びている。これに対して、第2のパッド620に接続する配線パターン82は、3μmの幅寸法をもってデータ線52aの側から、第1のパッド610の、幅20μmの間を通るように延びた後、第1のパッド610の各間から第2のパッド620まで斜めに直線的に延びている。ここで、第1のパッド620の各間には、配線パターン82が1本ずつ通っており、配線パターン82の斜め部分820は、いずれも同一方向に傾いている。
このように構成した第1のIC実装領域60において、配線パターン81、82はデータ線52aの延長部分であり、図6に示すように、データ線52aと同様、タンタル単体膜、タンタル合金膜等からなる第1金属層32a、酸化タンタルからなる絶縁層32b、およびクロム等からなる第2金属層32cがこの順に積層され、さらにその表面にITO34bが積層された構造になっている。これに対して、パッド610、620は、タンタル単体膜、タンタル合金膜等からなる第1金属層32a、酸化タンタルからなる絶縁層32c、およびクロム等からなる第2金属層32cがこの順に積層され、さらに、その表面にITO34bが積層された構造になっている。
また、本形態では、図5(A)および図6に示すように、第2の配線パターン82のうち、第1のパッド610によって挟まれた部分821の表面は、図3(B)および図4を参照して説明したギャップ制御用突起15と同一の絶縁材料(アクリル樹脂)からなる帯状の短絡防止用絶縁層16で覆われている。
一方、図5(B)に示すように、第1のIC4の実装面40には、第1のIC実装領域60の構成に対応して、X方向に配列する第1のバンプ群41と、この第1のバンプ群41に対してY方向で隣接する位置でX方向に配列する第2のバンプ群42とが形成され、第1のバンプ群41に属する第1の出力バンプ410と、第2のバンプ群42に属する第2のバンプ42は、Y方向で重なる位置に整列している。
このように構成した電気光学装置1aにおいて、素子基板10にIC4を実装する工程では、図5(A)を参照して説明した第1のIC実装領域60に対して、異方性導電粒子含有フィルムや異方性導電粒子含有ペーストなどの異方性導電材を配置した後、この異方性導電材上に、図5(B)を参照して説明した第1のIC4を配置し、圧着装置のヘッド(図示せず)で第1のIC4を加熱しながら加圧すると、図5(C)に示すように、IC4は、異方性導電材200に含まれる樹脂分201で固着されるとともに、異方性導電粒子202によって、第1のバンプ群41に属する第1の出力バンプ410は、第1のパッド群61に属する第1のパッド610に電気的に接続し、第2のバンプ群42に属する第1のバンプ42は、第2のパッド群62に属する第2のパッド620に電気的に接続する。
このため、図2(A)、(B)に示すように電気光学装置1aを製作した状態で、可撓性基板7を介して信号や電源電位などを供給すると、第1のIC4の出力バンプ410、420から画像信号が出力され、この画像信号は、パッド610、620および配線パターン8(配線パターン81、82)を介してデータ線52aに出力される。また、実装構造についての説明は省略したが、第2のIC5の出力バンプからは走査信号が出力され、この走査信号は、配線パターン8を介して走査線51aに出力される。
(電気光学装置1aの製造方法)
図7は、図2に示す電気光学装置の製造方法を示す工程図である。
本形態の電気光学装置1aを製造するにあたっては、図7に示す能動素子形成工程P11〜シール材印刷工程P16からなる素子基板形成工程と、走査線形成工程P21〜ラビング処理工程P23からなる対向基板形成工程とは別々に行われる。また、以下に説明する工程の多くは、素子基板10および対向基板20を多数取りできる大面積の元基板の状態で行われ、元基板同士を貼り合わせた後、切断されるが、以下の説明では、所定サイズに切断した素子基板10および対向基板20を用いた例で説明する。
まず、素子基板形成工程のうち、能動素子形成工程SP11では、成膜工程、フォトエッチング工程、および陽極酸化工程など、周知の方法でデータ線52a、配線パターン8(第1の配線パターン81および第2の配線パターン82)、およびTFD素子56aなどを形成する。
次に、画素電極形成工程P12では、ITOによって画素電極23aを形成するとともに、配線パターン8(第1の配線パターン81および第2の配線パターン82)の端部にITO膜34bを形成してパッド(第1のパッド610および第2のパッド620)を形成する。
次に、突起形成工程P13では、感光性アクリル樹脂を塗布、感光、現像して、ギャップ制御用突起15を形成するとともに、短絡防止用絶縁層16を形成する。
次に、配向膜形成工程P14で配向膜18を形成した後、ラビング処理工程P15において、配向膜18に対してラビング処理その他の配向処理を行う。
次に、シール材印刷工程P16において、図2に示すように、ディスペンサーやスクリーン印刷等によってシール材30を環状に塗布する。なお、シール材30の一部分に液晶注入用の開口を形成しておく。
以上の素子基板形成工程とは別に、対向基板形成工程では、まず、対向電極形成工程P21において、走査線51aを形成した後、配向膜形成工程P22で配向膜21を形成し、次に、ラビング処理工程P23において配向膜21に対してラビング処理その他の配向処理を行う。
そして、貼り合わせ工程P31において、素子基板10と対向基板20とを位置合わせした上でシール材30を間に挟んで、基板10、20同士を貼り合わせ、次に、シール材硬化工程P32で、紫外線硬化その他の方法でシール材30を硬化させる。これにより、空のパネル構造体を形成した後、液晶注入工程P33において、液晶注入用の開口からパネルの内側に液晶を減圧注入し、次に、注入口封止工程P34において、封止材31で開口を封止する。しかる後に、実装工程P35において、素子基板10に対して、IC4、5、および可撓性基板7を異方性導電材で実装し、電気光学装置1aを完成させる。
(本形態の効果)
このように本形態では、第1のIC4の実装面40では、X方向に配列された2つのバンプ群41、42がY方向で隣接する領域に配置され、かつ、第1のバンプ群41に属する第1の出力バンプ410と、第2のバンプ群420に属する第2の出力バンプ420は、Y方向で重なる位置に整列している。また、素子基板10の第1のIC4に対するIC実装領域60では、X方向に配列された2つのパッド群61、62がY方向で隣接する領域に配置され、かつ、第1のパッド群61に属する第1のパッド610と、第2のパッド群620に属する第2のパッド620は、Y方向で重なる位置に整列しているが、第2のパッド620に接続する配線パターン82は各々、第1のパッド610の各間を通って第2のパッド620まで斜めに延びている。このため、本形態では、パッド610、620を2列に配置した分、隣接するパッドやバンプの短絡、およびパッドとバンプとの接続部分の信頼性を低下させることなく、所定領域内にパッド610、620、および出力バンプ410、420を配置する数を増大させることができる。
また、第1のパッド群61に属する第1のパッド620と、第2のパッド群62に属する第2のパッド620は、Y方向で重なる位置に整列しているため、異方性導電材を用いて第1のIC4を実装する際、余計な樹脂分などがY方向にスムーズに流出するため、余計な異方性導電粒子が局部的に溜まってしまうことがない。それ故、第1のIC4を高い信頼性をもって実装することができる。
さらに本形態において、IC実装領域60では、図5(C)に示すように、第1のパッド610の間を第2の配線パターン82が通っていることから、第1のパッド610と第2の配線パターン82とが幅8.5μmの狭い幅を介して近接しており、第1のパッド610と第2の配線パターン82との間に、異方性導電材200に含まれてた導電粒子201が溜まることがある。それでも本形態では、第2の配線パターン82のうち、第1のパッド610によって挟まれた部分821の表面が短絡防止用絶縁層16で覆われているため、第1のパッド610と第2の配線パターン82が短絡することがない。
また、本形態の電気光学装置1a(素子基板10)の製造方法では、IC実装領域60以外の領域に導電層を形成する導電層形成工程を利用して、IC実装領域60に対して、パッド群61、62や配線パターン81、82を形成し、その後、IC実装領域60以外の領域に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程を利用して、配線パターン82の第1のパッド610で挟まれた部分821を覆う短絡防止用絶縁層16を形成する。このため、ギャップ制御用突起15と短絡防止用絶縁膜16を同時形成できるので、短絡防止用絶縁膜16を形成するための目的で新たな工程を追加する必要がない。よって、製造工程数の増大を抑えることができる。
[その他の実施の形態]
上記形態では、第2のパッド620に接続する配線パターン82が各々、第1のパッド610の各間を通って第2のパッド620まで延びており、第1のパッド610に接続する配線パターン81は概ね、直線的に延びている構成であったが、例えば、製造工程中に発生する静電気からTFD素子56aを保護する目的で、あるいは陽極酸化時の給電を行うことを目的にして、図8(A)に示すように、第1のパッド610および第2のパッド620のいずれについても、基板縁11に向けて配線パターン8を延ばしておく場合がある。このような場合には、第1のパッド610に接続する配線パターン81を各々、第2のパッド620の各間を通って領域外に引き出せばよい。この場合、第2の配線パターン82で第1のパッド610の間を通る部分、および第1の配線パターン81で第2のパッド620の間を通る部分を覆うように、短絡防止用絶縁層16を帯状に形成すればよい。なお、このように構成した場合も、図8(B)に示すように、第1のIC4の構成については、図3(B)を参照して説明した構成から変更する必要はない。
図9は、本発明の参考例に係る電気光学装置に用いた素子基板の第1のIC実装領域の
うち、データ線に接続する配線パターンの端部によって形成されたパッドの一部を拡大し
て示す平面図、およびこのパッドに接続されるICの出力バンプの一部を拡大して示す平
面図である。上記形態では、2つのパッド群61、62において、第1のパッド610と
第2のパッド620は、X方向において1ピッチ分ずれてY方向で整列していたが、図9
(A)に示すように、第1のパッド群61に属する第1のパッド610と、第2のパッド
群62に属する第2のパッド620がX方向に向けて半ピッチ分ずれて、Y方向で重なっ
ていない場合にも、第2の配線パターン82で第1のパッド610の間を通る部分821
を覆うように短絡防止用絶縁層16を形成してもよい。このように構成した場合、図9(
B)に示すように、IC4の実装面40では、第1のバンプ群41に属する第1のパッド
410と、第2のバンプ群42に属する第2の出力バンプ420は、X方向に向けて半ピ
ッチ分、ずれており、Y方向で重なる位置に整列していないレイアウトとすればよい。
また、上記形態は、第1のIC4の両側に第2のIC5が実装されている構成であり、そのうちの第1のIC4に本発明を適用したが、第2のIC5に本発明を適用してもよい。さらに、上記形態では、第1のIC4の出力側に本発明を適用したが、入力側に本発明を適用してもよい。
また、上記形態ではIC4をCOG実装した例であったが、図10(A)、(B)に示
すように、電気光学装置1aとしては、IC4AをCOF実装した可撓性基板3を素子基
板10に接続する場合がある。このような場合にも、IC4Aのバンプ、あるいは可撓性
基板3上におけるIC4AのIC実装領域60Aとして、図3(A)、(B)を参照して
説明した構成などを採用すればよい。その他の構成は、上記の実施の形態と同様であるた
め、対応する部分には同一の符号を付して図示することにして、それらの説明を省略する

また、上記形態は、TFDを非線形素子として用いたアクティブマトリクス型液晶装置に本発明を適用した例であるが、以下に示す電気光学装置でも、駆動回路内蔵のICがCOG実装、あるいはCOF実装されることがあるので、このような電気光学装置に本発明を適用してもよい。
図11は、画素スイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)を用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置の構成を模式的に示すブロック図である。図12は、電気光学物質として電荷注入型の有機薄膜を用いたエレクトロルミネッセンス素子を備えたアクティブマトリクス型電気光学装置のブロック図である。
図11に示すように、画素スイッチング素子としてTFTを用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置100bでは、マトリクス状に形成された複数の画素の各々に、画素電極109bを制御するための画素スイッチング用のTFT130bが形成されており、画像信号を供給するデータ線106bが当該TFT130bのソースに電気的に接続されている。データ線106bに書き込む画像信号は、データ線駆動回路102bから供給される。また、TFT130bのゲートには走査線131bが電気的に接続されており、所定のタイミングで、走査線131bにパルス的に走査信号が走査線駆動回路103bから供給される。画素電極109bは、TFT130bのドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるTFT130bを一定期間だけそのオン状態とすることにより、データ線106bから供給される画像信号を各画素に所定のタイミングで書き込む。このようにして画素電極109bを介して液晶に書き込まれた所定レベルのサブ画像信号は、対向基板(図省略)に形成された対向電極との間で一定期間保持される。
ここで、保持されたサブ画像信号がリークするのを防ぐことを目的に、画素電極109bと対向電極との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量170b(キャパシタ)を付加することがある。この蓄積容量170bによって、画素電極109bの電圧は、例えば、ソース電圧が印加された時間よりも3桁も長い時間だけ保持される。これにより、電荷の保持特性は改善され、コントラスト比の高い表示を行うことのできる電気光学装置が実現できる。なお、蓄積容量170bを形成する方法としては、容量を形成するための配線である容量線132bとの間に形成する場合、あるいは前段の走査線131bとの間に形成する場合もいずれであってもよい。
図12に示すように、電荷注入型有機薄膜を用いたエレクトロルミネッセンス素子を備えたアクティブマトリクス型電気光学装置100pは、有機半導体膜に駆動電流が流れることによって発光するEL(エレクトロルミネッセンス)素子、またはLED(発光ダイオード)素子などの発光素子をTFTで駆動制御するアクティブマトリクス型の表示装置であり、このタイプの表示装置に用いられる発光素子はいずれも自己発光するため、バックライトを必要とせず、また、視野角依存性が少ないなどの利点がある。
ここに示す電気光学装置100pでは、複数の走査線103pと、この走査線103pの延設方向に対して交差する方向に延設された複数のデータ線106pと、これらのデータ線106pに並列する複数の共通給電線123pと、データ線106pと走査線103pとの交差点に対応する画素115pとが構成されている。データ線106pに対しては、シフトレジスタ、レベルシフタ、ビデオライン、アナログスイッチを備えるデータ線駆動回路101pが構成されている。走査線103pに対しては、シフトレジスタおよびレベルシフタを備える走査線駆動回路104pが構成されている。
また、画素115pの各々には、走査線103pを介して走査信号がゲート電極に供給される第1のTFT131pと、この第1のTFT131pを介してデータ線106pから供給される画像信号を保持する保持容量133pと、この保持容量133pによって保持された画像信号がゲート電極に供給される第2のTFT132pと、第2のTFT132pを介して共通給電線123pに電気的に接続したときに共通給電線123pから駆動電流が流れ込む発光素子140pとが構成されている。
ここで、発光素子140pは、画素電極の上層側には、正孔注入層、有機エレクトロルミネッセンス材料層としての有機半導体膜、リチウム含有アルミニウム、カルシウムなどの金属膜からなる対向電極が積層された構成になっており、対向電極は、データ線106pなどを跨いで複数の画素115pにわたって形成されている。
また、上述した実施形態以外にも、電気光学装置として、プラズマディスプレイ装置、FED(フィールドエミッションディスプレイ)装置、LED(発光ダイオード)表示装置、電気泳動表示装置、薄型のブラウン管、液晶シャッター等を用いた小型テレビ、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いた装置などの各種の電気光学装置に適用できる。
さらに、上記の電気光学装置は、携帯電話機やモバイルコンピュータなどといった各種の電子機器において表示部として用いることができる。
本発明において、IC実装領域では、X方向に配列された2つのパッド群(第1および第2のパッド群)がY方向で隣接する領域に配置され、第2のパッドに接続する配線パターンは各々、第1のパッドの各間を通って第2のパッドまで延びている。このため、パッドを2列に配置した分、隣接するパッドやバンプの短絡、およびパッドとバンプとの接続部分の信頼性を低下させることなく、所定領域内にパッドおよびバンプを配置する数を増大させることができる。また、第2のパッドに接続する配線パターンは各々、第1のパッドで挟まれた配線パターン部分が短絡防止用絶縁層で覆われているため、第2のパッドに接続する配線パターンと第1のパッドとが近接している状態でICを異方性導電材で実装しても、短絡のおそれがない。
画素スイッチング素子として非線形素子を用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置の構成を模式的に示すブロック図である。 (A)、(B)は、本発明を適用した電気光学装置を素子基板の側からみた概略斜視図、および対向基板の側からみた概略斜視図である。 (A)、(B)は、図2に示す電気光学装置を画素電極を通る部分でY方向に切断したときの断面図、および図2に示す電気光学装置をデータ線を通る部分でY方向に切断したときの部分拡大断面図である。 図2に示す電気光学装置において画素スイッチング素子として用いたTFD素子の説明図である。 (A)、(B)、(C)はそれぞれ、本発明を適用した電気光学装置に用いた素子基板の第1のIC実装領域のうち、データ線に接続する配線パターンの端部によって形成されたパッドの一部を拡大して示す平面図、このパッドに接続されるICの出力バンプの一部を拡大して示す平面図、およびICを実装した状態における図5(A)のX−X′線での断面図である。 図5に示すパッド、データ線に接続する配線パターン、および短絡防止用絶縁層を拡大して示す斜視図である。 図2に示す電気光学装置の製造方法を示す工程図である。 (A)、(B)はそれぞれ、本発明の別の実施の形態に係る電気光学装置に用いた素子基板の第1のIC実装領域のうち、データ線に接続する配線パターンの端部によって形成されたパッドの一部を拡大して示す平面図、およびこのパッドに接続されるICの出力バンプの一部を拡大して示す平面図である。 (A)、(B)はそれぞれ、本発明の参考例に係る電気光学装置に用いた素子基板の第1のIC実装領域のうち、データ線に接続する配線パターンの端部によって形成されたパッドの一部を拡大して示す平面図、およびこのパッドに接続されるICの出力バンプの一部を拡大して示す平面図である。 (A)、(B)はそれぞれ、本発明のさらに別の実施の形態に係る電気光学装置を素子基板の側からみた概略斜視図、および対向基板の側からみた概略斜視図である。 画素スイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)を用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置の構成を模式的に示すブロック図である。 電気光学物質として電荷注入型の有機薄膜を用いたエレクトロルミネセンス素子を備えたアクティブマトリクス型表示装置のブロック図である。 (A)、(B)はそれぞれ、従来のIC実装領域の説明図、および従来のICの実装面の説明図である。
符号の説明
1a 電気光学装置、4 第1のIC、5 第2のIC、7 可撓性基板、8、81、82 配線パターン、10 素子基板(電気光学装置用基板)、10a 素子基板の張り出し領域、11 素子基板の基板縁、15 ギャップ制御用突起、16 短絡防止用絶縁層、20 対向基板、41 第1のバンプ群、42 第2のバンプ群、61 第1のパッド群、62 第2のパッド群、410 第1の出力バンプ、420 第2の出力バンプ、610 第1のパッド、620 第2のパッド

Claims (12)

  1. 基板面上の交差する2方向をX方向およびY方向としたとき、Y方向に延びる複数の配線パターンに接続する多数のパッドが形成されたIC実装領域にICを実装した実装構造体において、
    前記IC実装領域には、Y方向のうち、前記配線パターンが延びてくる側でX方向に配列された第1のパッド群と、該第1のパッド群に対してY方向の前記配線パターンが延びてくる側と反対側でX方向に配列された第2のパッド群とが形成され、
    前記第1のパッド群に属する第1のパッドと、前記第2のパッド群に属する第2のパッドは、Y方向で重なる位置に整列し、
    前記複数の配線パターンのうち、前記第2のパッドに接続する配線パターンは、前記第1のパッドの間を通って当該第1のパッドの間から前記第2のパッドまで斜めに直線的に延び、
    前記IC実装領域において、前記第2のパッドに接続する配線パターンは、該配線パターンが通されている前記第1のパッドの間のみで短絡防止用絶縁層により覆われていることを特徴とする実装構造体。
  2. 請求項1において、前記ICは、異方性導電材によって前記IC実装領域に実装されていることを特徴とする実装構造体。
  3. 請求項1または2において、前記第1のパッドの各間には、前記第2のパッドに接続する前記配線パターンが1本ずつ通っていることを特徴とする実装構造体。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記第1のパッド、および前記第2のパッドは、前記ICから信号が出力されるパッドであることを特徴とする実装構造体。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに規定する実装構造体を備えた電気光学装置であって、前記実装構造体は、電気光学物質を保持する電気光学装置用基板であり、
    前記配線パターンは、マトリクス状に配置された各画素を駆動するための信号を供給するための信号線であることを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項5において、前記電気光学装置用基板は、該電気光学装置用基板と対向配置された別の基板との間に前記電気光学物質としての液晶を保持していることを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項6において、前記電気光学装置用基板には、前記別の基板との間隔を制御する絶縁性のギャップ制御用突起が形成され、
    当該ギャップ制御用突起と前記短絡防止用絶縁層は、同一の絶縁材料からなることを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項5において、前記電気光学装置用基板は、エレクトロルミネッセンス素子を構成する有機エレクトロルミネッセンス材料を保持していることを特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項5ないし8のいずれかに規定する電気光学装置を有することを特徴とする電子機器。
  10. 基板面上の交差する2方向をX方向およびY方向としたとき、Y方向に延びる複数の配線パターンに接続する多数のパッドが形成されたIC実装領域にICを実装した実装構造体の製造方法において、
    前記基板面の前記IC実装領域以外の領域に導電層を形成する導電層形成工程を利用して、前記IC実装領域に対して、Y方向のうち、前記配線パターンが延びてくる側でX方向に配列された第1のパッド群と、該第1のパッド群に対してY方向の前記配線パターンが延びてくる側と反対側でX方向に配列された第2のパッド群とを形成するとともに、前記第1のパッド群に属する第1のパッドと、前記第2のパッド群に属する第2のパッドとをY方向で重なる位置に整列させ、前記複数の配線パターンのうち、前記第2のパッドに接続する配線パターンについては、前記第1のパッドの間を通って当該第1のパッドの間から前記第2のパッドまで斜めに直線的に延在させ、
    前記導電層形成工程を行った後、前記基板面の前記IC実装領域以外の領域に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程を利用して前記第2のパッドに接続する配線パターンと前記第1のパッドとの短絡を防止する短絡防止用絶縁層を形成するとともに、前記IC実装領域において、前記第2のパッドに接続する配線パターンは、該配線パターンが通されている前記第1のパッドの間のみで前記短絡防止用絶縁層により覆われた状態とし、
    しかる後に、前記IC実装領域に前記ICを実装することを特徴とする実装構造体の製造方法。
  11. 請求項10において、前記実装構造体は、該実装構造体と対向配置された別の基板との間に電気光学物質としての液晶を保持する電気光学装置用基板であり、
    前記絶縁層形成工程において、当該電気光学装置用基板の前記基板面の前記IC実装領域以外の領域に、前記別の基板との間隔を制御する絶縁性のギャップ制御用突起を形成する際、前記短絡防止用絶縁層を同時形成することを特徴とする実装構造体の製造方法。
  12. 請求項10または11において、前記ICを前記実装構造体に実装する際には、異方性導電材を用いることを特徴とする実装構造体の製造方法。
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