JP2008058792A - 電気光学装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】額縁領域に配置された導通用電極を有する第1基板と、光学領域に配置された共通電極膜を有し、第1基板に対向配置された第2基板と、第1基板および第2基板に挟まれた光学材料層とを備え、第1基板の導通用電極と第2基板の共通電極膜とを互いに電気的に導通させるようにした電気光学装置において、額縁領域の縮小化に寄与できるようにする。
【解決手段】 共通電極膜22を、光学領域から額縁領域に延設して該額縁領域にも配置する。その上で、第2基板2上の額縁領域における共通電極膜22の下層側に、該共通電極膜22の一部を第1基板1の導通用電極51に接触させるように設けられた少なくとも1つの突出部21を配置する。
【選択図】図4
【解決手段】 共通電極膜22を、光学領域から額縁領域に延設して該額縁領域にも配置する。その上で、第2基板2上の額縁領域における共通電極膜22の下層側に、該共通電極膜22の一部を第1基板1の導通用電極51に接触させるように設けられた少なくとも1つの突出部21を配置する。
【選択図】図4
Description
本発明は、液晶表示装置などの電気光学装置に関する。
一般に、端子を有する第1基板上にある電極と、前記第1基板に対向する第2基板上にある導電膜とを電気的に導通させる技術としては、導電性ペーストにより導通させる技術と、導電性スペーサにより導通させる技術とがある。
特許文献1には、両基板上の電極同士を導電性ペーストにより導通させる際に、端子を有する第1基板側の該電極の表面に導電性酸化膜を形成することで、製造工程中に該電極の表面に絶縁性の酸化膜が生じて表面抵抗が高くなるという事態を回避することができるとされている。
一方、特許文献2には、シール材に混合された導電性スペーサにより対向する上下基板を電気的に導通させる技術が記載されている。これにより、導電性ペースト塗布工程を削減することができ、生産性が改善されるとされている。
特開平4−235530号公報(第3頁,図1)
特開昭62−89024号公報(第2頁,図1)
しかしながら、上記従来の技術では、先ず、導電性ペーストの場合には、額縁領域内において、導電性ペーストを塗布するための比較的広いエリアを、引き回し配線との干渉を避けつつ、シールの掛からない位置に確保する必要があり、このために、額縁領域の縮小化に対する制約となる。
また、導電性ペースト塗布工程が必要であるため、生産性が悪いという問題もある。特に、一枚のマザーガラスから多数のパネルを取る小型機種においては、マザーガラス一枚当りの導電性ペースト塗布回数も多くなるため、生産性への影響がより大きな問題となる。
次に、導電性スペーサの場合には、金、銀などの導電性材料によりめっきされたスペーサ材が必要であり、このために、コストアップという新たな問題が生じる。また、この構造においては、額縁領域内において、導通用の比較的大きいサイズの電極を、引き回し配線との干渉を避けつつ、シールの必ず掛かる位置に配置する必要があることから、額縁領域の縮小化に対する制約となることに変わりはない。
導電性ペーストの場合のペースト塗布用パッドのサイズは、通常約1mm角であって比較的大きい。導電性スペーサの場合の導電用電極のサイズも同様に、比較的大きく、通常約1mm角に相当する面積をもつ。加えて、ペースト塗布用パッド又は導電用電極の配置可能領域を制限するシール位置については、制御が困難であり、シール印刷時の最大で±200μmの位置ずれが想定され、また、シールの仕上り幅については狙い値に対して最大で±20%のばらつきがある。これらのことを考慮した設計が必要であり、それが、額縁領域の縮小化に対する制約となるのである。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、導通用電極を有する第1基板と、共通電極膜を有し、前記第1基板に対向配置された第2基板と、前記第1基板および前記第2基板に挟まれた光学材料層とを備えた液晶表示装置などの電気光学装置において、額縁領域の縮小化に対する大きな制約とならずに、前記第1基板の導通用電極と前記第2基板の共通電極とを電気的に導通させることができるようにし、もって、額縁領域の縮小化に寄与できるようにすることにある。
また、本発明の他の目的は、従来の場合のような導電性ペースト塗布の工程や導電性スペーサの材料を不要にすることで、工程数や使用材料を低減してコストダウンを図れるようにすることにある。
上記の目的を達成すべく、本発明では、第2基板上の共通電極膜の一部を、突出部により第1基板上の導通用電極にコンタクトさせるようにした。また、その突出部を、第2基板上における既成要素(例えば、カラーフィルタ層やフォトスペーサなど)の形成時に該既成要素と同じ材料を使って形成するようにした。
具体的には、本発明の電気光学装置は、額縁領域に配置された導通用電極を有する第1基板と、光学領域に配置された共通電極膜を有していて、前記第1基板に対向配置された第2基板と、これら第1基板および第2基板に挟まれた光学材料層とを備え、前記第1基板の導通用電極と前記第2基板の共通電極膜とを互いに電気的に導通させるようにした電気光学装置を前提としている。
そして、前記共通電極膜は、光学領域から額縁領域に延設されて該額縁領域にも配置されているものとする。その上で、前記第2基板上の額縁領域における前記共通電極膜の下層側には、該共通電極膜の一部を前記第1基板の導通用電極に電気的に接触させるように設けられた少なくとも1つの突出部が配置されており、この突出部上の共通電極膜部分を介して前記電気的な導通がなされているものとする。
なお、上記の構成において、第1基板が、額縁領域の導電用電極に代えて、光学領域に配置された導電用電極を有していても良い。この場合には、第2基板上の光学領域における共通電極膜の一部を突出部により光学領域の導通用電極に接触させるようにすることができる。この場合には、共通電極膜は、光学領域から額縁領域に延設されて該額縁領域にも配置されている必要はない。
また、第1基板が、光学領域および額縁領域の両方にそれぞれ導電用電極を有していても良い。この場合には、第2基板側の突出部も光学領域および額縁領域の両方にそれぞれ配置し、それら2つの領域において導通させるようにすることもできる。
本発明の電気光学装置は、第1基板の導通用電極と、この第1基板に対向するように配置された第2基板の共通電極膜とが、該共通電極膜の突出部分(第2基板上の突出部により突出された状態をなす部分)において電気的に導通しており、その突出部分において、第1基板側の導通用電極より第2基板側の共通電極膜に電気信号が転移されるようになっている。この場合、前記第1基板側の導通用電極は、多数の微小(例えば、30μm角程度)な電極に分割して配置することが可能である。そのため、額縁領域(および/又は光学領域)内の小さなスペースを利用して配置することができ、よって、額縁領域の縮小化に対する大きな制約とはならない。
また、導電性ペーストの塗布工程や導電性スペーサ材料が不要であり、前記突出部は、例えば、カラーフィルタ層形成工程時やフォトスペーサ形成工程時に、カラーフィルタ材料やフォトスペーサ材料を用いて同時に形成することができるので、製造工程数や使用材料が低減されるのみならず、マスク枚数の増大を招くこともない。
ここで、電気光学装置における光学材料層の光学材料とは、印加される電圧あるいは供給される電流に応じて光量を調整できる材料であり、光源光や外光(周囲光)の光透過率(又は光反射率)を変調させる材料や自発光材料が含まれる。具体的な光学材料は、例えば液晶材料、無機又は有機エレクトロルミネッセント(EL)材料、電気泳動粒子、エレクトロクロミック材料などである。
本発明の電気光学装置は、電気的作用によって発光する電気光学素子、あるいは外部から入射した光の偏光状態を変化させる電気光学素子を備えた装置一般を言う。言い換えれば、自ら光を発するものと、外部からの光の通過を制御するものの双方を含む。例えば、電気光学素子として、液晶素子、無機又は有機EL素子、電気泳動素子、電界放出素子(FED)、表面伝導型電子放出素子(SED)などが挙げられる。
電気光学素子の一例である液晶素子は、光学領域が表示領域であって、画像表示を目的とした液晶表示素子だけでなく、画素を光学的に順次シフトさせる画像シフト素子、三次元映像を表示可能とするパララックスバリア素子に利用することができる。なお、画像シフト素子は、光の偏光状態を変調する液晶パネルと、この液晶パネルから出射された光の偏光状態に応じて光路をシフトさせる複屈折素子との組合せを少なくとも一組有する。またパララックスバリアパネルは、左目用画素および右目用画素を有する映像表示素子と組み合わせることにより、立体映像を表示することができる。
画像表示用の電気光学装置は、携帯電話、ビデオカメラ、パーソナルコンピュータ用ディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイ、リア型又はフロント型のプロジェクタ、表示機能付きファックス装置、デジタルカメラのファインダ、携帯型TV、カーナビゲーションシステムのディスプレイ、PDA(Personal Digital Assistance )、医療用ディスプレイ、ゲームやパチンコなどのアミューズメント機器、電子手帳、電光掲示盤、宣伝広告用ディスプレイ等に利用することができる。
本発明の電気光学装置によれば、第2基板上に形成した少なくとも1つの突出部により共通電極膜の一部を第1基板上の導通用電極に電気的に導通させることができるので、従来の場合よりも小さなスペースでもって両基板間の導通をとることができる。つまり、共通電極膜の一部を第1基板上の導通用電極に直接に接触させることにより、従来の場合よりも接触抵抗を低減することができ、その分、コンタクト面積を縮小することができるのである。また、従来の場合に必要であった比較的大きいサイズの導通用電極は必要ではなく、多数の微小な電極に分割して配置することも可能である。よって、額縁領域の縮小化に対する大きな制約になるという事態を回避することができる。
また、上記の突出部は、カラーフィルタ層やフォトスペーサの形成工程において同じ材料を使って同時に形成するようにすれば、製造工程数や使用材料の増加を招くことなく、従来の場合の導電性ペーストの塗布工程や高価な導電性スペーサ材料を省略することができ、よって、コストダウンに寄与することもできる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態では、液晶表示装置を例にして説明しており、その液晶表示装置は、透過型、反射型、透過反射両用型のいずれのタイプの表示装置をも含む。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る液晶表示装置の構成を模式的に示す平面図であり、図2は、TFT基板を模式的に示す平面図であり、図3は、図1の場合と同じ側から見たときの対向基板を模式的に示す平面図である。また、図4は、図1のA−A線断面図であり、図5は、図2のB部拡大図である。
図1は、本発明の実施形態1に係る液晶表示装置の構成を模式的に示す平面図であり、図2は、TFT基板を模式的に示す平面図であり、図3は、図1の場合と同じ側から見たときの対向基板を模式的に示す平面図である。また、図4は、図1のA−A線断面図であり、図5は、図2のB部拡大図である。
本実施形態の液晶表示装置は、第1基板としてのTFT基板1と、このTFT基板1に対向して配置された第2基板としての対向基板2と、対向基板2の周縁部に沿って枠状に配置されたシール材3と、TFT基板1、対向基板2およびシール材3に包囲された光学材料層としての液晶層4とを備える。
TFT基板1は、ガラスや樹脂、シリコンなどからなるベース基板10と、行方向(図1、図2の左右方向)に延びる複数の走査線12と、走査線12に交差して列方向(同各図の上下方向)に延びる複数の信号線13と、走査線12および信号線13の交差部近傍に設けられたTFT(薄膜トランジスタ。不図示)と、TFTを介して信号線13に電気的に接続されていて、マトリクス状に配置された画素電極11と、画素電極11を覆うように設けられた配向膜(不図示)とを有する。信号線13は前記TFTのソース電極に電気的に接続されており、前記TFTのドレイン電極は画素電極11に電気的に接続されている。そして、前記TFTのゲート電極には走査線12が電気的に接続されている。さらに、TFT基板1は、走査線12と交互に配置されていて行方向に延びる複数の補助容量配線14と、これら複数の補助容量配線14に電気的に接続されたコモン配線5と、実装領域MAにおいて実装されるフレキシブルプリント基板(不図示)の接続端子に電気的に接続するための外部接続端子6とを有する。コモン配線5上には、図5に示すように、導通用電極としての複数のコモン転移電極51が形成されている。補助容量配線14は、コモン配線5を介して外部接続端子6に電気的に接続されており、外部接続端子6に入力された制御信号により補助容量配線14の電位が制御されるようになっている。
一方、対向基板2は、ガラスや樹脂、シリコンなどからなるベース基板20と、複数種類のカラーフィルタ部(本実施形態では3種類)からなるカラーフィルタ層(不図示)と、ITO(インジウム錫酸化物)やIZO(インジウム亜鉛酸化物)などの導電膜からなる共通電極膜22と、この共通電極膜22を覆う配向膜(不図示)とを有する。カラーフィルタ層は、赤・緑・青の3種類のカラーフィルタ部からなっている。共通電極膜22については、その全体のうち、TFT基板1上に形成された複数の画素電極11に共通して対向するように表示領域DA内に配置された部分は、それら複数の画素電極11に対向する共通電極として機能するようになっている。共通電極膜22は、表示領域DAの部分から額縁領域FAに延設されて該額縁領域FAに配置されている部分を有しており、この共通電極膜22は、コモン転移電極51を介してTFT基板1上の外部接続端子6に接続されている。そして、外部接続端子6に入力された制御信号により前記共通電極の電位が制御されるようになっている。
TFT基板1と対向基板2とが重なる領域は、表示領域DAと、この表示領域DAを取り囲む矩形枠状の額縁領域FAとになっており、TFT基板1が対向基板2からはみ出ている領域が実装領域MAとなっている。画素電極11と共通電極との電位差に応じて液晶層4の屈折率が制御されることによって、画素毎の透過率が変調され、画像表示が行なわれる。したがって、TFT基板1上に形成された複数の画素電極11と対向基板2上に形成された共通電極との重なる領域が、表示領域DAを形成する。
本実施形態では、対向基板2は、図3および図4に示すように、TFT基板1上の複数のコモン転移電極51にそれぞれ対向する位置に配置された複数の突出部21を有しており、互いに対向するコモン転移電極51と突出部21との各ペアは、平面視において額縁領域FA内におけるシール材3の掛からない位置に配置されている。
具体的には、突出部21は、図6に示すように、カラーフィルタ層の3種類のカラーフィルタ部の材料からなる第1〜第3の三層の材料層24a〜26aが積層されてなっている。なお、本実施形態では、各材料層24a〜26aは、対応するカラーフィルタ部24〜26から分離している。この突出部21の上面は、共通電極膜22により覆われており、突出部21上の共通電極膜22の部分22aは、該部分22a周りにおける少なくとも一箇所において突出部21周りの共通電極膜22の部分に連続している。言い換えれば、突出部21周りの段差によって、突出部21上の共通電極膜22の部分22aがその周辺の共通電極膜22の部分から電気的に切り離されているということはなく、よって、突出部21上の部分22aは電気的にも共通電極膜22と一体である。
突出部21および共通電極膜22は、突出部21の端部において共通電極膜22の破断が起こらないように、カバレジ特性が良くなる条件にて成膜されている。すなわち、各材料層24a〜26aの端部の位置は一致していなくて、上層の材料層ほど、端部の位置が突出部21のパターンの外方向に出て突出部21の側面の傾斜をなだらかにするようになっている。詳しくは、第二層目の第2材料層25aは、第一層目の第1材料層24aを完全に覆っていて、その端部はベース基板20に接しており、また、第三層目の第3材料層26aは、第二層目の第2材料層25aを完全に覆っていて、その端部はベース基板20に接しており、これらのことで、その上に成膜される共通電極膜22の局部的な破断を防いでいる。
また、突出部21の高さは、図4に示すように、TFT基板1と対向基板2との間のセルギャップ幅、つまり、液晶層4の高さに合うように形成されている。そのため、突出部21上の共通電極膜22の部分22aは、TFT基板1上のコモン転移電極51に直接にコンタクトしている。このコンタクトによって、TFT基板1上の外部接続端子6に入力された電気信号がコモン転移電極51より共通電極膜22に転移されて共通電極に電位が与えられるようになっている。
このようにして、TFT基板1上のコモン転移電極51と対向基板2上の共通電極膜22とは、従来の場合のような導電性ペーストや導電性スペーサを介すことなく直接にコンタクトしている。これにより、導電性ペースト塗布工程の削減又は導電性スペーサ材料費の削減が可能となり、コストダウンを図ることができる。また、導電性ペーストや導電性スペーサを介して導電をとる場合に比べて接触抵抗が低減されるため、その分、コンタクト面積を縮小することが可能となり、額縁領域FAの縮小化に寄与することができる。なお、突出部21の高さがTFT基板1および対向基板2間のセルギャップ幅に合うように形成されていることから、突出部21は、額縁領域FAにおいて、セルギャップ幅を安定させるためのスペーサの補助としての役割をも果たす。
なお、本実施形態では、突出部21が三層の材料層24a〜26aからなる三層構造の場合を示しているが、TFT基板1と対向基板2との間のセルギャップ幅に合う高さに調整するために、二層の材料層から突出部を形成してもよく、また、カラーフィルタ部が4種類以上である場合やブラックマトリクス材料などのカラーフィルタ材料以外の材料が利用できる場合には、四層以上の材料層を積層して突出部を形成するようにしてもよい。
また、材料層24a〜26aの端部同士の位置関係は、共通電極膜22の破断が起こらないのであれば、任意に設定することができる。例えば、三層の材料層24a〜26aのうちいずれか二層の端部の位置が互いに一致していてもよい。さらに、材料層24a〜26aの端部同士の位置関係が突出部21のパターンの全周において同じである必要はなく、様々な組合せが考えられる。さらに、電気信号の伝導遅延が表示品位に悪影響を及ぼさない範囲であれば、共通電極膜22の破断箇所があってもよく、少なくとも一箇所において突出部21上の共通電極膜22の部分22aがその周辺の共通電極膜22の部分に接続していればよい。
材料層24a〜26aを構成する材料については、典型的には、赤・緑・青の3色のカラーフィルタ材料が選ばれるが、場合により、ブラックマトリクス材料や透明(白色)カラーフィルタ材料を用いることができる。また、同色のカラーフィルタ材料について2種類以上の材料が使われる場合には、各種のカラーフィルタ材料から選択して突出部21を形成することができる。例えば、赤・緑・青のそれぞれについて透過部用および反射部用のカラーフィルタ材料が用いられる場合には、6種類の材料から選択して突出部21を形成することができる。
本実施形態では、突出部21上の共通電極膜22の部分22aに接触してTFT基板1と対向基板2との導通を確保する複数のコモン転移電極51は、図5に示すように、コモン配線5上に設けられている。つまり、本実施形態の場合には、コモン転移電極51の大きさが数十μm角程度の大きさで済むので、コモン配線5上に無理なく配置することができる。換言すると、コモン配線5の配置エリアが、コモン転移電極51の配置エリアとして活用されているのである。そのため、TFT基板1の額縁領域FA内にコモン転移電極専用のエリアを確保する必要がなく、その分、額縁領域FAの縮小化が可能となる。
なお、コモン転移電極51と共通電極膜22との接触部分の総面積が、表示品位の悪化を起こさない十分なコンタクトを確保できる面積以上であれば、コモン転移電極51の数や形状は任意に決めてよい。コモン転移電極51の配置についても、額縁領域FA内においてシール材3の掛からない位置であれば、コモン配線5上に拘る必要はなく、任意に決めてコモン配線5に接続すればよい。例えば、コモン転移電極51を一箇所にまとめて配置してもよく、また、額縁領域FA内に空きスペースがあればそのスペースを利用して配置してもよい。つまり、本実施形態の場合にはコモン転移電極51の配置の自由度が極めて高いので、額縁領域FAの縮小化に対する制約にならないように配置することができるのである。
次に、本実施形態の液晶表示装置を製造する工程について説明する。但し、TFT基板1は、フォトリソグラフィ法やCVD(化学気相成長)法などの既知の方法により製作することができるので、その説明は省略する。また、TFT基板1上のコモン転移電極51についても、導電性ペーストや導電性スペーサを用いて上下基板の導通をとる従来の技術におけるコモン転移電極と同様の膜構成により形成することができるので、その説明も省略する。よって、ここでは、対向基板2の製造方法を以下に説明する。
3種類のカラーフィルタ材料を用いて、ベース基板20の表示領域DA内に第1〜第3の3種類のカラーフィルタ部24〜26からなるカラーフィルタ層23(膜厚は0.8〜2.0μm程度)を形成するとともに、各カラーフィルタ材料でもって形成される第1〜第3材料層24a〜26aを積層し、ベース基板20の額縁領域FA内に突出部21を形成する。次いで、それらカラーフィルタ層23および突出部21上に、ITOやIZOなどからなる導電膜(膜厚は100〜150nm程度)をスパッタ法やCVD法により成膜する。これにより、突出部分を有する共通電極膜22が得られる。この共通電極膜22は、突出部21の端部においても切断されることなく連続的に成膜される。このようにして、製造工程数やマスク枚数を増加させることなく、突出部21と、その突出部21を覆うように延設された共通電極膜22とを形成することができる。
次に、TFT基板1および対向基板2のそれぞれにポリイミド系の配向膜を印刷し、焼成した後、回転布にて一方向にラビングを行なう。さらに、対向基板2にシール材3を印刷した後、TFT基板1と対向基板2とを貼り合わせる。TFT基板1上のコモン転移電極51と対向基板2上の突出部21上の共通電極膜22の部分22aとのコンタクトは、TFT基板1と対向基板2との貼り合わせにより自動的に確保される。そして、焼成を行なった後、シール材3の開口から液晶材料を注入し、開口を塞いで液晶層4を形成する。また、ACF(異方導電性フィルム)を介して、TFT基板1上の外部接続端子6にフレキシブルプリント基板を接続する。以上の工程を経て、本実施形態の液晶表示装置が製造される。
ここで、突出部21の形成方法について、詳しく説明する。第1カラーフィルタ材料を用いて、ベース基板20上の表示領域DA内に第1カラーフィルタ部24を形成する際に、額縁領域FA内に第1材料層24aをも形成する。第2カラーフィルタ材料を用いて、表示領域DA内に第2カラーフィルタ部25を形成する際に、第2材料層25aをも形成する。第3カラーフィルタ材料を用いて、表示領域DA内に第3カラーフィルタ部26を形成する際に、第3材料層26aをも形成する。第1〜第3カラーフィルタ部24〜26および第1〜第3材料層24a〜26aは、顔料分散法(着色感材法)、印刷法、ドライフィルムレジスト法、インクジェット法などのカラーフィルタ形成方法により形成することができる。これにより、表示領域DA内にカラーフィルタ層23を形成する工程にて突出部21をも形成することができ、突出部21を形成するための新たな工程を追加する必要がない。
第2材料層25aは、第1材料層24aよりも上方に、少なくとも一部が第1材料層24aに重なるように形成する。第3材料層26aは、第2材料層25aよりも上方に、少なくとも一部が第1材料層24aと第2材料層25aとの重なり部分にさらに重なるように形成する。そして、三層の材料層24a〜26aの全てが重なる部分の高さが、TFT基板1と対向基板2との間のセルギャップ幅と同じになるように形成する。各材料層24a〜26aのパターン形状を工夫することにより、所望の高さになるように調整するとよい。
したがって、本実施形態によれば、額縁領域FAに設けられたコモン転移電極51を有するTFT基板1と、表示領域DAに設けられた共通電極膜22からなる共通電極を有していて、TFT基板1に対向配置された対向基板2と、これらTFT基板1および対向基板2に挟まれた液晶層4とを備え、TFT基板1のコモン転移電極51と対向基板2の共通電極とを互いに電気的に導通させるようにした液晶表示装置において、対向基板2上の共通電極膜22を、表示領域DAから額縁領域FAに延設して該額縁領域FAにも配置し、その延設された共通電極膜22の下層側に、該共通電極膜22の一部をTFT基板1のコモン転移電極51に接触させるように設けられた多数の突出部21を備えるようにしたので、額縁領域FAにおける多数の小さなスペースを利用してTFT基板1および対向基板2間の導通を十分な接触面積でもってとることができ、よって、導電性ペーストや導電性スペーサ混入シールを用いるようにした従来の場合に比べて、額縁領域FAの縮小化に寄与することができる。
また、突出部21を、カラーフィルタ層23の形成工程において、3種類のカラーフィルタ部24〜26を順に設けるときに同時に、各カラーフィルタ部と同じ材料を用いて形成される材料層24a〜26aを額縁領域FAに積層して形成するようにしたので、導電性ペーストを用いる場合のようなペースト塗布工程や、導電性スペーサを用いる場合のような高価な導電性材料が不要であり、よって、そのような工程や使用材料を削減することができるので、コストダウンに寄与することもできる。
なお、上記の実施形態では、三層の材料層24a〜26aからなる突出部21について、上層の材料層25a、26aの各端部を突出部21のパターンの外方に順次位置させるようにしているが、図7の変形例1に示すように、上層の材料層25a、26aの各端部を突出部21のパターンの内方に順次位置させて、材料層24a〜26aを階段状に配置するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、各材料層24a〜26aが、各々のカラーフィルタ部24〜26に対して島状に配置される場合について説明したが、例えば、図8の変形例2に模式的に示すように、複数の材料層24a〜26aのうちの少なくとも1つの材料層26aが、該材料層26aに対応するカラーフィルタ部26に一体に形成されていてもよい。
(実施形態2)
図9は、本発明の実施形態2に係る液晶表示装置の画素を拡大して模式的に示す平面図である。
(実施形態2)
図9は、本発明の実施形態2に係る液晶表示装置の画素を拡大して模式的に示す平面図である。
本実施形態では、表示領域DA内および額縁領域FA内の両方にフォトスペーサ27を有する液晶表示装置において、フォトスペーサ材料により突出部21を形成する場合について説明する。
TFT基板1上には、行方向(図9の左右方向)に延びる走査線12および補助容量配線14と、列方向(同図の上下方向)に延びる信号線13と、走査線12および信号線13の交差部近傍に設けられたTFT(不図示)と、TFTを介して信号線13に接続された画素電極11とが配置されている。補助容量配線14は、額縁領域FA内に配置されたコモン配線5を介して外部接続端子6に接続されており、外部接続端子6に入力された制御信号により補助容量配線14の電位が制御されるようになっている。また、補助容量配線14上には、コモン転移電極52が設けられている。
一方、対向基板2上には、TFT基板1のコモン転移電極52に対向する位置に、TFT基板1と対向基板2との間のセルギャップを形成確保するためのフォトスペーサ27が配置されている。このフォトスペーサ27の上層側に形成された共通電極膜22は、TFT基板1上のコモン転移電極52と直接にコンタクトしており、これによって、TFT基板1上の外部接続端子6に入力された電気信号がコモン配線5および補助容量配線14を経由してコモン転移電極52より共通電極膜22に転移され、共通電極に電位が与えられるようになされている。コモン転移電極52のサイズは、TFT基板1と対向基板2との貼合せにより確実に共通電極膜22にコンタクトするように、貼合せ精度(±5μm程度)を考慮して設計されている。
図示は省略するが、TFT基板1における額縁領域FAには、実施形態1の場合と同様に、コモン配線5上に多数のコモン転移電極51が設けられている。これに対し、対向基板2上には、TFT基板1のコモン転移電極51に対向する位置にフォトスペーサ27が配置されているとともに、共通電極膜22が額縁領域FAまで延設されており、額縁領域FAにおいても、共通電極膜22とコモン転移電極51とのコンタクトが確保されている。これによっても、TFT基板1上の外部接続端子6に入力された電気信号がコモン配線5を経由してコモン転移電極51より共通電極膜22に転移され、共通電極に電位が与えられるようになされている。
本実施形態では、フォトスペーサ27を共通電極膜22の上層側に配置するのではなく、該共通電極膜22の下層側に配置し、フォトスペーサ27をそのまま突出部21として利用する。つまり、対向基板2上の共通電極膜22の一部をTFT基板1上のコモン転移電極51、52に接触させるようにフォトスペーサ27を設けることにより、フォトスペーサ27が突出部としても機能するようにするのである。
具体的には、フォトスペーサ27は、実施形態1において説明したカラーフィルタ材料の場合と同様の露光、現像を含む製造方法により形成される。そして、フォトスペーサ27上に共通電極膜22を成膜することにより、突出部分を有する共通電極膜22が形成される。また、突出部21となるフォトスペーサ27の端部において共通電極膜22の切断が起こらないように、フォトスペーサ27の側面の傾斜はなだらかになるように形成されている。
なお、額縁領域FA内における全てのフォトスペーサ27の配置箇所にコモン転移電極51が配置されていなくてもよく、TFT基板1上にコモン転移電極51を配置するための十分なスペースの無い箇所では、TFT基板1の表面に配置されている絶縁膜などにより他の配線との短絡や寄生容量の増加が防止されるようになされていればよい。これは、表示領域DA内においても同様であり、表示品位に悪影響を及ぼさないだけのコンタクト面積を確保した上で、コモン転移電極51、52の配置有無を決めればよい。
したがって、本実施形態によれば、表示領域DAおよび額縁領域FAにそれぞれ配置されたコモン転移電極52、51を有するTFT基板1と、表示領域DAに配置された共通電極膜22を有していて、TFT基板1に対向配置された対向基板2と、これらTFT基板1および対向基板2に挟まれた液晶層4とを備え、TFT基板1のコモン転移電極52、51と対向基板2の共通電極とを互いに電気的に導通させるようにした液晶表示装置において、対向基板2上の表示領域DAにおける共通電極膜22の下層側に、該共通電極膜22の一部をTFT基板1のコモン転移電極52に接触させるように設けられた複数の突出部21を配置するとともに、共通電極膜22を表示領域DAから額縁領域FAに延設して該額縁領域FAにも配置し、その上で、前記の突出部21に加え、対向基板2上の額縁領域FAにおける共通電極膜22の下層側に、該共通電極膜22の一部をTFT基板1の額縁領域FAのコモン転移電極51に接触させるように設けられた複数の突出部21を配置するようにしたので、額縁領域FAにおいてのみならず表示領域DAにおいてもTFT基板1および対向基板2間の導通をとることができ、よって、額縁領域FAの縮小化に寄与することができる。
また、対向基板2側にフォトスペーサ27を設ける際に、共通電極膜22の上層側ではなく、その下層側に配置するようにし、そのフォトスペーサ27を利用して突出部21を得るようにしたので、実施形態1の場合と同じく、導電性ペーストを用いる場合のようなペースト塗布工程や、導電性スペーサを用いる場合のような高価な導電性材料が不要であり、よって、そのような工程や使用材料を削減することができるので、コストダウンに寄与することもできる。
なお、上記の実施形態では、表示領域DA内および額縁領域FA内の両方にフォトスペーサ27が配置された液晶表示装置について説明したが、いずれか一方のみに配置された液晶表示装置においても同様に、フォトスペーサ27の配置箇所においてTFT基板1と対向基板2との導通をとるようにすることができる。但し、補助容量配線14に共通電極膜22とは異なる電気信号が与えられる場合や、補助容量配線14が設けられていない場合には、表示領域DA内においてTFT基板1と対向基板2との導通をとることはできないため、額縁領域FA内のみにおいて導通をとる構成となる。
以上、2つの実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲に限定されない。上記実施形態は例示であり、それらの各構成要素や各プロセスの組合せに加え、さらにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。例えば、上記実施形態ではTFTを用いたアクティブマトリクス型液晶表示装置を例にして説明したが、MIM(Metal Insulator Metal)などの二端子素子をスイッチ素子とするアクティブマトリクス型表示装置にも本発明を適用することができる。また、上記実施形態では共通電極に対向する画素電極がマトリクス状に配置された液晶表示装置を例にして説明したが、共通電極に対向する電極がストライプ状に形成された電気光学素子(例えばパララックスバリア素子)をも本発明は包含する。
1 TFT基板(第1基板)
2 対向基板(第2基板)
3 シール材
4 液晶層(光学材料層)
5 コモン配線
6 外部接続端子
10 ベース基板
11 画素電極
12 走査線
13 信号線
14 補助容量配線
20 ベース基板
21 突出部
22 共通電極膜
22a 突出部上の共通電極膜の部分
23 カラーフィルタ層
24 第1カラーフィルタ部
24a 第1材料層
25 第2カラーフィルタ部
25a 第2材料層
26 第3カラーフィルタ部
26a 第3材料層
27 フォトスペーサ
51 (額縁領域の)コモン転移電極(導通用電極)
52 (表示領域の)コモン転移電極(導通用電極)
DA 表示領域(光学領域)
FA 額縁領域
MA 実装領域
2 対向基板(第2基板)
3 シール材
4 液晶層(光学材料層)
5 コモン配線
6 外部接続端子
10 ベース基板
11 画素電極
12 走査線
13 信号線
14 補助容量配線
20 ベース基板
21 突出部
22 共通電極膜
22a 突出部上の共通電極膜の部分
23 カラーフィルタ層
24 第1カラーフィルタ部
24a 第1材料層
25 第2カラーフィルタ部
25a 第2材料層
26 第3カラーフィルタ部
26a 第3材料層
27 フォトスペーサ
51 (額縁領域の)コモン転移電極(導通用電極)
52 (表示領域の)コモン転移電極(導通用電極)
DA 表示領域(光学領域)
FA 額縁領域
MA 実装領域
Claims (7)
- 額縁領域に配置された導通用電極を有する第1基板と、光学領域に配置された共通電極膜を有し、前記第1基板に対向配置された第2基板と、前記第1基板および前記第2基板に挟まれた光学材料層とを備え、前記第1基板の導通用電極と前記第2基板の共通電極膜とが互いに電気的に導通している電気光学装置であって、
前記共通電極膜は、光学領域から額縁領域に延設されて該額縁領域にも配置され、
前記第2基板上の額縁領域における前記共通電極膜の下層側に配置され、該共通電極膜の一部を前記第1基板の導通用電極に電気的に接触させるように設けられた少なくとも1つの突出部を備え、
前記第1基板の導通用電極と前記第2基板の共通電極膜との間の電気的な導通は、前記突出部上の共通電極膜部分を介してなされていることを特徴とする電気光学装置。 - 光学領域に配置された導通用電極を有する第1基板と、光学領域に配置された共通電極膜を有し、前記第1基板に対向配置された第2基板と、前記第1基板および前記第2基板に挟まれた光学材料層とを備え、前記第1基板の導通用電極と前記第2基板の共通電極膜とが互いに電気的に導通している電気光学装置であって、
前記第2基板上の光学領域における前記共通電極膜の下層側に配置され、該共通電極膜の一部を前記第1基板の導通用電極に電気的に接触させるように設けられた少なくとも1つの突出部を備え、
前記第1基板の導通用電極と前記第2基板の共通電極膜との間の電気的な導通は、前記突出部上の共通電極膜部分を介してなされていることを特徴とする電気光学装置。 - 請求項2に記載の電気光学装置において、
前記第1基板は、光学領域に配置された導通用電極に加え、額縁領域に配置された導通用電極を有し、
前記共通電極膜は、光学領域から額縁領域に延設されて該額縁領域にも配置され、
光学領域の突出部に加え、
前記第2基板上の額縁領域における前記共通電極膜の下層側に配置され、該共通電極膜の一部を前記第1基板の額縁領域の前記導通用電極に電気的に接触させるように設けられた少なくとも1つの突出部を備え、
前記第1基板の導通用電極と前記第2基板の共通電極膜との間の電気的な導通は、前記光学領域における突出部上の共通電極膜部分に加え、前記額縁領域における突出部上の共通電極膜部分をも介してなされていることを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1、2又は3のうちのいずれか1項に記載の電気光学装置において、
前記第2基板は、該第2基板と前記第1基板との間に前記光学材料層の介在する空間を形成確保するための複数のフォトスペーサを有し、
前記複数のフォトスペーサは、前記共通電極膜の下層側に配置され、
前記突出部は、前記フォトスペーサからなることを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1、2又は3のうちのいずれか1項に記載の電気光学装置において、
前記第2基板は、前記光学領域における前記共通電極膜の下層側に配置されていて互いに異なる複数種類のカラーフィルタ部からなるカラーフィルタ層を有し、
前記突出部は、前記複数種類のカラーフィルタ部のうち、少なくとも2種類のカラーフィルタ部の各材料の層が積層されてなることを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1、2、3、4又は5のうちのいずれか1項に記載の電気光学装置において、
前記光学材料層は、画素毎に第1および第2基板間に印加される電圧に応じて光透過度を変化させる液晶層とされていることを特徴とする電気光学装置。 - 請求項5に記載の電気光学装置における突出部の形成方法であって、
前記複数種類のカラーフィルタ部を順次設けて前記カラーフィルタ層を形成する工程において、前記複数種類のカラーフィルタ部のうちの少なくとも2種類のカラーフィルタ部を設けるときに、該少なくとも2種類のカラーフィルタ部と同じ材料の層を積層して前記突出部を形成することを特徴とする電気光学装置用の突出部形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006237730A JP2008058792A (ja) | 2006-09-01 | 2006-09-01 | 電気光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006237730A JP2008058792A (ja) | 2006-09-01 | 2006-09-01 | 電気光学装置 |
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JP2006237730A Pending JP2008058792A (ja) | 2006-09-01 | 2006-09-01 | 電気光学装置 |
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JP2010085545A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Epson Imaging Devices Corp | 液晶装置、液晶装置の製造方法、電子機器 |
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-
2006
- 2006-09-01 JP JP2006237730A patent/JP2008058792A/ja active Pending
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KR101592386B1 (ko) | 2009-01-16 | 2016-02-11 | 삼성디스플레이 주식회사 | 액정 표시 장치 |
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