JP2016038697A - センサ装置及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出用の電極に接続された配線に生じる断線等の不具合を防ぐ。
【解決手段】一実施形態に係るセンサ装置は、基板と、上記基板の上方に形成された、物体の接触或いは近接を検出するための電極と、上記基板の上方に形成されるとともに上記電極に接続された配線と、を備えている。上記配線は、第1透明導電線と、上記第1透明導電線の上に形成された第1金属線と、上記第1金属線を覆う第1絶縁層と、上記第1絶縁層を介して上記第1金属線に沿って形成されるとともに、上記第1絶縁層に設けられた孔部を通じて上記第1金属線と電気的に接続された第2透明導電線と、上記第2透明導電線の上に形成された第2金属線と、上記第2金属線を覆う第2絶縁層と、を備えている。
【選択図】図8

Description

本発明の実施形態は、センサ装置及び表示装置に関する。
例えば、表示装置を備える電子機器の入力デバイスとして、画面に接触或いは近接するユーザの指などの物体を検出するセンサ装置が利用されている。このセンサ装置は、タッチセンサ或いはタッチスクリーンなどと呼ばれることもある。
上記のセンサ装置は、例えば、表示領域に透明な導電体などで形成された電極と、この電極に接続される配線とを備えている。上記配線は、表示領域を囲う額縁領域において外部接続用のパッドに引き回される。
近年、額縁領域の狭小化のニーズが高まっている。額縁領域が狭小化されたセンサ装置乃至表示装置においては、上記配線の幅を広く確保できない場合があり、製造工程などにおいてこの配線に断線などの不具合が生じる恐れがある。
特開2011−170252号公報
本発明の一態様における目的は、検出用の電極に接続された配線に生じる断線等の不具合を防ぐことである。
一実施形態に係るセンサ装置は、基板と、上記基板の上方に形成された、物体の接触或いは近接を検出するための電極と、上記基板の上方に形成されるとともに上記電極に接続された配線と、を備えている。上記配線は、第1透明導電線と、上記第1透明導電線の上に形成された第1金属線と、上記第1金属線を覆う第1絶縁層と、上記第1絶縁層を介して上記第1金属線に沿って形成されるとともに、上記第1絶縁層に設けられた孔部を通じて上記第1金属線と電気的に接続された第2透明導電線と、上記第2透明導電線の上に形成された第2金属線と、上記第2金属線を覆う第2絶縁層と、を備えている。
上記センサ装置は、上記第2金属線が上記第2絶縁層により覆われる第1領域と、上記第2透明導電線が上記第2絶縁層から露出する第2領域と、を有していても良い。さらに、上記第1透明導電線、上記第1金属線、及び上記第2透明導電線の各々の一部は、上記第2領域において、配線基板が接続されるパッドを構成しても良い。
また、上記第1透明導電線の幅方向における端部と、上記第1金属線の上記幅方向における端部との間の距離は、上記第1領域において第1長さであり、上記第2領域において上記第1長さよりも大きい第2長さであっても良い。
一実施形態に係る表示装置は、画像が表示される表示領域と、上記表示領域を囲う周辺領域とを有する表示パネルと、上記表示領域に対向する、物体の接触或いは近接を検出するための電極と、上記周辺領域に対向するとともに上記電極に接続された配線と、上記周辺領域に対向する遮光層と、を備えている。上記配線は、第1透明導電線と、上記第1透明導電線の上に形成された第1金属線と、上記第1金属線を覆う第1絶縁層と、上記第1絶縁層を介して上記第1金属線に沿って形成されるとともに、上記第1絶縁層に設けられた孔部を通じて上記第1金属線と電気的に接続された第2透明導電線と、上記第2透明導電線の上に形成された第2金属線と、上記第2金属線を覆う第2絶縁層と、を備えている。
上記表示装置は、上記表示パネルと対向する主面を有しこの主面に上記電極、上記配線、及び上記遮光層が形成された基板と、上記表示パネルと上記主面との間に配置され上記表示パネルに上記基板を接着する接着層と、をさらに備えても良い。
図1は、一実施形態に係る液晶表示装置の構成例を概略的に示す断面図である。 図2は、上記液晶表示装置が備える表示パネルの概略的な平面図である。 図3は、図2におけるIII−III線に沿った表示パネルの断面の一例を模式的に示す図である。 図4は、上記液晶表示装置が備えるタッチセンサの概略的な平面図である。 図5は、上記タッチセンサが備える電極層の一部を拡大して示す図である。 図6は、図5におけるVI−VI線に沿った断面の一例を模式的に示す図である。 図7は、上記タッチセンサの周辺領域に配置された配線及びパッドの近傍の構成の一例を示す平面図である。 図8は、図7におけるVIII−VIII線に沿う断面の一例を模式的に示す図である。 図9は、図7におけるIX−IX線に沿う断面の一例を模式的に示す図である。 図10は、図7におけるX−X線に沿う断面の一例を模式的に示す図である。 図11は、上記配線に第1コンタクトホールが設けられる位置の一例を示す図である。 図12は、上記配線に第1コンタクトホールが設けられる位置の他の例を示す図である。 図13は、単独スパッタ方式を説明するための図である。 図14は、同時スパッタ方式を説明するための図である。
いくつかの実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。各図において、連続して配置される同一又は類似の要素については符号を省略することがある。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
以下に説明する実施形態においては、表示装置の一例として液晶表示装置を開示するとともに、センサ装置の一例としてこの液晶表示装置が備えるタッチセンサを開示する。上記液晶表示装置は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話端末、ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ、ゲーム機器等の種々の装置に用いることができる。
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置DSPの構成例を概略的に示す断面図である。液晶表示装置DSPは、表示パネルPNLと、バックライトユニットBLと、タッチセンサSEと、フレキシブル配線基板FPCと、を備えている。
表示パネルPNLは、アレイ基板ARと、対向基板CTと、第1偏光板PL1を含む第1光学素子OD1と、第2偏光板PL2を含む第2光学素子OD2と、を備えている。アレイ基板AR及び対向基板CTは、それぞれ矩形状に形成され、液晶層を封入するための微小な隙間を空けて貼り合わされている。
バックライトユニットBLは、第1光学素子OD1に対向する導光板LGと、この導光板LGの側面LGaに沿って配置された光源LSと、光源LSを囲う反射体RFと、を備えている。光源LSは、例えば複数の発光ダイオードによって構成されている。光源LSからの光は、導光板LGの側面LGaに入射するとともに、表示パネルPNLと対向する導光板LGの主面LGbから出射する。表示パネルPNLは、導光板LGの主面LGbからの光を選択的に透過することにより、表示領域DAに画像を表示する。
タッチセンサSEは、ガラスなどの透明な材料で形成された絶縁基板であるセンシング基板SUBを備えている。センシング基板SUBは、液晶表示装置DSPの外観を飾る化粧板としても機能する。センシング基板SUBは、表示パネルPNLと対向する主面SUBaを有している。
さらに、タッチセンサSEは、遮光層SHと、電極層ELと、複数のパッドPと、を主面SUBaの上に備えている。
遮光層SHは、表示領域DAを囲う周辺領域CAに対向して配置されている。周辺領域CAは、画像が表示されない領域であり、額縁領域などと呼ばれることもある。電極層ELは、表示領域DAに対向して配置されている。
パッドPは、遮光層SHの上に形成されている。パッドPには、例えば熱圧着によりフレキシブル配線基板FPCが接続されている。フレキシブル配線基板FPCは、例えば、液晶表示装置DSPの制御モジュールなどに接続されている。
このような構成のタッチセンサSEは、例えば静電容量方式のセンサであり、センシング基板SUBに接触或いは近接する物体と電極層ELとの間に生じる容量に応じた検出信号が電極層ELからパッドPを介してフレキシブル配線基板FPCに出力される。すなわち、表示領域DAは、物体を検出可能な検出領域SA(電極層ELが配置された領域)と概ね一致する。
図1の例において、タッチセンサSEは、センシング基板SUBの主面SUBaと表示パネルPNLとの間に形成された透明な接着層GLを介して表示パネルPNLに接着されている。
図2は、表示パネルPNLの概略的な平面図である。この図の例において、アレイ基板AR、対向基板CT、及び表示領域DAは、いずれも第1方向Xに平行な短辺と、第1方向Xと垂直に交わる第2方向Yに平行な長辺とを有する矩形状である。
アレイ基板ARは、対向基板CTよりも大きい寸法に形成されている。アレイ基板AR及び対向基板CTは、3辺が重ねられて、対向基板CTの周縁に沿って塗布或いは印刷されたシール材SLにより貼り合わされている。対向基板CTから外れたアレイ基板ARには、表示パネルPNLの駆動回路DRが配置されている。
図3は、図2におけるIII−III線に沿った表示パネルPNLの断面を模式的に示す図である。表示パネルPNLは、単位画素PXを備えている。単位画素PXは、表示領域DAに表示されるカラー画像を構成する最小単位である。
図3の例においては、赤、緑、青にそれぞれ対応する副画素PXR,PXG,PXBが第1方向Xに並んだ単位画素PXの構造を示している。このような単位画素PXは、表示領域DAにおいてマトリクス状に多数配置されている。なお、単位画素PXを構成する副画素PXR,PXG,PXBのレイアウトについては、図3の例に限らず、3つの副画素PXR,PXG,PXBが第2方向Yに並んでいても良いし、一方向に並んでいなくても良い。また、単位画素PXは、例えば白に対応する副画素など、赤、緑、青以外の色の副画素を含んでいても良い。
上述したように、表示パネルPNLは、シール材SLによって貼り合わされたアレイ基板AR及び対向基板CTを備えている。これらアレイ基板AR及び対向基板CTの間には、液晶層LQが封入されている。
第1基板SUB1は、光透過性を有するガラス基板或いは樹脂基板などの第1絶縁基板10を備えている。さらに、アレイ基板ARは、対向基板CTと対向する主面(第1光学素子群OD1が設けられていない側の主面)の上方に、副画素PXR,PXG,PXBにそれぞれ対応する画素電極11R,11G,11Bと、これら画素電極11R,11G,11Bに電気的に接続されたスイッチング素子12R,12G,12Bと、絶縁層13,14,15と、液晶層LQに接する第1配向膜16と、を備えている。図3の例において、スイッチング素子12R,12G,12Bは、半導体層SCと、ゲート電極GEと、ソース電極SEと、ドレイン電極DEと、を備えている。
半導体層SCは、第1絶縁基板10の上に形成されている。絶縁層13は、第1絶縁基板10の上に形成されるとともに、半導体層SCを覆っている。ゲート電極GEは、絶縁層13の上に形成され、絶縁層13を介して半導体層SCと対向している。絶縁層14は、絶縁層13の上に形成されるとともに、ゲート電極GEを覆っている。ソース電極SE及びドレイン電極DEは、絶縁層14の上に形成されるとともに、絶縁層13,14に設けられたコンタクトホールを通じて半導体層SCに接続されている。ソース電極SE及びドレイン電極DEは、絶縁層15によって覆われている。
画素電極11R,11G,11Bは、絶縁層15の上に形成されている。画素電極11Rは絶縁層15に設けられたコンタクトホールを通じてスイッチング素子12Rのドレイン電極DEに接続され、画素電極11Gは絶縁層15に設けられたコンタクトホールを通じてスイッチング素子12Gのドレイン電極DEに接続され、画素電極11Bは絶縁層15に設けられたコンタクトホールを通じてスイッチング素子12Bのドレイン電極DEに接続されている。第1配向膜16は、画素電極11R,11G,11Bを覆っている。
一方、対向基板CTは、光透過性を有するガラス基板或いは樹脂基板などの第2絶縁基板20を備えている。さらに、対向基板CTは、アレイ基板ARと対向する第2絶縁基板20の主面(第2光学素子群OD2が設けられていない側の主面)の上方に、カラーフィルタ21R,21G,21Bと、ブラックマトリクス22と、複数の単位画素PXに亘って形成されるとともにコモン電位が供給される共通電極23と、液晶層LQに接する第2配向膜24と、を備えている。
カラーフィルタ21Rは、例えば赤色に着色された樹脂材料によって形成され、赤色の副画素PXRに配置されている。カラーフィルタ21Gは、例えば緑色に着色された樹脂材料によって形成され、緑色の副画素PXGに配置されている。カラーフィルタ21Bは、例えば青色に着色された樹脂材料によって形成され、青色の副画素PXBに配置されている。ブラックマトリクス22は、副画素PXR,PXG,PXBを区画する。カラーフィルタ21R,21G,21Bの境界は、ブラックマトリクス22上に位置している。図3の例では、液晶層LQにおいてブラックマトリクス22と重なる位置に、複数のスペーサ25が設けられている。
画素電極11R,11G,11B及び共通電極23は、例えばインジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide:ITO)やインジウム亜鉛酸化物(Indium Zinc Oxide:IZO)などの透明な導電材料で形成されている。
スイッチング素子12R,12G,12Bのゲート電極GEはゲート線に接続され、スイッチング素子12R,12G,12Bのソース電極SEはソース線を介して上述の駆動回路DRに接続されている。駆動回路DRは、ゲート線及びソース線に選択的に信号を供給することにより、スイッチング素子12R,12G,12Bをオン/オフする。スイッチング素子12R,12G,12Bがオンされたとき、画素電極11R,11G,11Bと共通電極23との間に電界が生じる。この電界により液晶層LQの液晶分子がスイッチングされ、バックライトユニットBLからの光が表示パネルPNLを透過する。
なお、図3においては、液晶層LQを挟んで配置された画素電極11及び共通電極23の間に生じる電界を利用して液晶層LQの液晶分子をスイッチングする構成を例示した。しかしながら、表示パネルPNLは、アレイ基板ARに配置された画素電極及び共通電極の間に生じる電界を利用して液晶分子をスイッチングする構成を備えていても良い。
図4は、タッチセンサSEの概略的な平面図である。この図の例において、センシング基板SUB及び検出領域SAは、いずれも第1方向Xに平行な短辺と、第2方向Yに平行な長辺とを有する矩形状である。遮光層SHは周辺領域CAに対向して配置されており、電極層ELは検出領域SA(表示領域DA)に対向して配置されている。
電極層ELは、複数の第1電極31と、複数の第2電極32と、を備えている。図4の例において、第1電極31及び第2電極32は、2つの対角線がそれぞれ第1方向X及び第2方向Yに沿う正方形である。なお、第2方向Yに沿う表示領域DAの端部に配置された第1電極31は、第2方向Yに沿う底辺を有する二等辺三角形である。また、第1方向Xに沿う表示領域DAの端部に配置された第2電極32は、第1方向Xに沿う底辺を有する二等辺三角形である。
第1方向Xにおける端部(図4中の右側の端部)に配置された第1電極31及び第2方向Yにおける端部(図4中の下側の端部)に配置された第2電極32には、それぞれ配線40が接続されている。配線40は、周辺領域CAにおいて引き回され、パッドPに接続されている。図4の例において、パッドPは、周辺領域CAの端部(図4中の下側の端部)において第1方向Xに沿って並んでいる。
図5は、電極層ELの一部を拡大して示す図である。隣り合う第1電極31及び第2電極32の間には、格子状のスリット33が形成されている。このスリット33により、第1電極31及び第2電極32は電気的に絶縁されている。
第1方向Xに隣り合う2つの第1電極31の角部は、第1接続線34を介して電気的に接続されている。すなわち、表示領域DAにおいて第1方向Xに並ぶ複数の第1電極31は、第1電極群W1を構成する。
一方、第2方向Yに隣り合う2つの第2電極32の角部は、第2接続線35を介して電気的に接続されている。すなわち、表示領域DAにおいて第2方向Yに並ぶ複数の第2電極32は、第2電極群W2を構成する。
第1電極群W1及び第2電極群W2には、フレキシブル配線基板FPCに接続された制御モジュールから、パッドP及び配線40を介して駆動信号がそれぞれ供給される。また、この制御モジュールは、第1電極群W1及び第2電極群W2からパッドP及び配線40を介して検出信号を読み出す。検出領域SAに接触あるいは近接する物体が有る場合、この物体の近傍の第1電極群W1及び第2電極群W2から得られる検出信号は、他の第1電極群W1及び第2電極群W2から得られる検出信号と異なる値を示す。したがって、第1電極群W1及び第2電極群W2からの検出信号に基づいて物体の位置を検出(演算)することが可能である。具体的には、第1方向Xに並ぶ第2電極群W2から得られる検出信号に基づけば第1方向Xにおける物体の位置を検出することが可能であり、第2方向Yに並ぶ第1電極群W1から得られる検出信号に基づけば第2方向Yにおける物体の位置を検出することが可能である。
図6は、図5におけるVI−VI線に沿った断面を模式的に示す図である。第1電極31及び第1接続線34は、センシング基板SUBの上に形成されている。なお、第2電極32も第1電極31と同じくセンシング基板SUBの上に形成されている。
第1接続線34の上には、第1絶縁層36が形成されている。第2接続線35は、この第1絶縁層36の上に形成されている。図6の例においては、第1電極31が第1接続線34及び第1絶縁層36の上にも延びている。第1絶縁層36上において、第1電極31と第2接続線35との間には隙間が形成されている。
このように、第1方向Xに並ぶ第1電極31は第1絶縁層36の下を通る第1接続線34によって接続され、第2方向Yに並ぶ第2電極32は第1絶縁層36の上を通る第2接続線35によって接続されている。このことから、第2接続線35は、ブリッジ配線と呼ぶこともできる。
第1電極31、第2電極32、第2接続線35、及び第1絶縁層36の上には、第2絶縁層37が形成されている。この第2絶縁層37は、第1電極31、第2電極32、及び第2接続線35などを保護するオーバーコート層として機能する。図1に示した接着層GLは、第2絶縁層37の上に形成される。或いは、第2絶縁層37及び接着層GLは同一の層であっても良い。この場合、当該層は、第1電極31、第2電極32、及び第2接続線35などを保護する役割、及び、タッチセンサSEを表示パネルPNLに接着する役割の双方を担う。
第1電極31、第2電極32、第1接続線34、及び第2接続線35は、透明な導電材料で形成されている。このような導電材料としては、例えばITOやIZOなどを用いることができる。第1絶縁層36及び第2絶縁層37は、例えば、有機系の透明な樹脂材料によって形成されている。
タッチセンサSEの製造に際しては、先ず第1接続線34がセンシング基板SUBに形成され、続いて第1絶縁層36が形成される。その後、第1電極31、第2電極32、及び第2接続線35が同一の製造工程において同一の導電材料により形成され、これらの上に第2絶縁層37が形成される。
図7は、周辺領域CAに配置された配線40及びパッドPの近傍の構成の一例を示す平面図である。配線40は、第1透明導電線41と、第1金属線42と、第2透明導電線43と、第2金属線44と、上述の第1絶縁層36及び第2絶縁層37の一部と、を含んで構成されている。
第2絶縁層37は、表示領域DAと周辺領域CAの一部とを覆っている。すなわち、タッチセンサSEは、第2絶縁層37により覆われた第1領域A1と、第2絶縁層37から露出した第2領域A2とを有している。この第2領域A2は、フレキシブル配線基板FPCが接続される領域に相当する。
第1領域A1において、第1透明導電線41、第1金属線42、及び第2透明導電線43は、第1領域A1と第2領域A2との境界付近で線幅が拡大している。線幅が拡大した第1透明導電線41、第1金属線42、及び第2透明導電線43は、第2領域A2に延びている。このように線幅が拡大した第1透明導電線41、第1金属線42、第2透明導電線43、及び第1絶縁層36の一部により、パッドPが構成されている。
第1絶縁層36は、第1金属線42と第2透明導電線43との間に介在する。第1金属線42及び第2透明導電線43は、第1領域A1においては第1絶縁層36に設けられた第1コンタクトホールCH1を通じて電気的に接続され、第2領域A2においては第1絶縁層36に設けられた第2コンタクトホールCH2を通じて電気的に接続されている。第1コンタクトホールCH1及び第2コンタクトホールCH2は、孔部の一例である。
図8は、図7におけるVIII−VIII線に沿う断面を模式的に示す図である。遮光層SHは、センシング基板SUBの主面SUBaの上に形成されている。第1透明導電線41は、遮光層SHの上に形成されている。第1金属線42は、第1透明導電線41の上に形成されている。すなわち、第1透明導電線41及び第1金属線42は、配線40及びパッドPの略全長に亘って接続されており、電気的に導通した状態にある。
第1金属線42は、第1コンタクトホールCH1及び第2コンタクトホールCH2が形成された位置を除き、第1絶縁層36によって覆われている。第2透明導電線43は、第1絶縁層36の上に形成されるとともに、第1コンタクトホールCH1及び第2コンタクトホールCH2を通じて第1金属線42に接続されている。第2金属線44は、第1領域A1において、第2透明導電線43の上に形成されている。すなわち、第2透明導電線43及び第2金属線44は、配線40の略全長に亘って接続されており、電気的に導通した状態にある。
第1領域A1において、第1透明導電線41及び第1金属線42と、第2透明導電線43及び第2金属線44とは、第1絶縁層36を介して対向した状態で並走している。また、第2領域A2において、第1透明導電線41及び第1金属線42と、第2透明導電線43とは、第1絶縁層36を介して対向している。
第1透明導電線41及び第2透明導電線43は、ITOやIZOなどの透明な導電材料によって形成されている。第1透明導電線41は、第1接続線34と同一の材料によって同一の工程で形成することができる。また、第2透明導電線43は、第1電極31、第2電極32、及び第2接続線35と同一の材料によって同一の工程で形成することができる。
第1金属線42及び第2金属線44は、単層構造或いは積層構造の金属線である。第1金属線42及び第2金属線44に適用可能な積層構造としては、例えばMAMやTATが挙げられる。ここで、MAMは、Mo(モリブデン)/Al(アルミニウム)/Moの略称であり、酸化され易いAl層を酸化されにくいMo層で挟み込んだ構造である。一方、TATは、Ti(チタン)/Al/Tiの略称であり、酸化され易いAl層を酸化されにくいTi層で挟み込んだ構造である。Al層としては、例えば、Al・Nd(アルミニウム−ネオジウム系合金)などのアルミニウム系合金を用いることができる。
MAMやTATなどの積層構造を採用した場合、第1金属線42及び第2金属線44の外面を形成するMoやTiなどのバリヤメタルは酸化されにくいために、これらの金属線と第1透明導電線41及び第2透明導電線43との良好なオーミック接続を確保することができる。
第1電極31に接続された配線40において、第1透明導電線41、第1金属線42、第2透明導電線43、及び第2金属線44のうちの少なくとも1つは第1電極31と接続されている。また、第2電極32に接続された配線40において、第1透明導電線41、第1金属線42、第2透明導電線43、及び第2金属線44のうちの少なくとも1つは第2電極32と接続されている。例えば、第1透明導電線41の一部を第1電極31或いは第2電極32とセンシング基板SUBとの間に延出させることで、第1透明導電線41と第1電極31或いは第2電極32とを接続させても良い。また、第2透明導電線43を第1電極31或いは第2電極32と一体的に形成することで、第2透明導電線41と第1電極31或いは第2電極32とを接続させても良い。
なお、第1金属線42と第1透明導電線41との密着力は第1金属線42と遮光層SHとの密着力よりも大きく、かつ第1透明導電線41と遮光層SHとの密着力は第1金属線42と遮光層SHとの密着力よりも大きい。すなわち、第1透明導電線41は、第1金属線42の台座としての機能を有している。同様に、第2透明導電線43は、第2金属線44の台座としての機能を有している。
図9は、図7におけるIX−IX線に沿う断面を模式的に示す図である。また、図10は、図7におけるX−X線に沿う断面を模式的に示す図である。図9に示すように、第1領域A1において配線40を構成する第1金属線42は、第1透明導電線41及び第1絶縁層36によって包囲されている。さらに、第2金属線44は、第2透明導電線43及び第2絶縁層37によって包囲されている。また、図10に示すように、第2領域A2においてパッドPを構成する第1金属線42は、第1透明導電線41及び第1絶縁層36によって包囲されている。これらにより、第1金属線42及び第2金属線44の露出が防がれ、第1金属線42及び第2金属線44の酸化を防がれている。
なお、第1コンタクトホールCH1及び第2コンタクトホールCH2においては、第2透明導電線43が第1金属線42を覆っている。したがって、第1金属線42及び第2金属線44は、センシング基板SUB上のいずれの位置においても露出していない。
図9に示すように、第1領域A1において、第1透明導電線41の幅方向における端部と、第1金属線42の上記幅方向における端部との間の距離は、第1長さL1である。一方、図10に示すように、第2領域A2において、第1透明導電線41の幅方向における端部と、第1金属線42の上記幅方向における端部との間の距離は、第1長さL1よりも大きい第2長さL2である(L2>L1)。一例として、第1長さL1は5μmであり、第2長さL2は20μmである。
以上説明したような構成の配線40は、第1金属線42及び第2金属線44を備えているため、ITOなどの透明導電線のみを用いる場合に比べて、配線40を大幅に低抵抗化できる。
図7及び図8に示した第1コンタクトホールCH1は、複数の位置に設けることができる。例えば図11に示すように、第1電極31に接続された配線40において、第1電極31の近傍と、パッドPの近傍とに第1コンタクトホールCH1を設けても良い。同様に、第2電極32に接続された配線40において、第2電極32の近傍と、パッドPの近傍とに第1コンタクトホールCH1を設けても良い。これらの場合、1本の配線40における2つの第1コンタクトホールCH1の間で第1金属線42及び第2金属線44のうちいずれか一方の金属線が断線したとしても、他方の金属線により第1電極31或いは第2電極32とパッドPとの低抵抗な接続を維持することができる。なお、第1金属線42及び第2金属線44の双方が断線した場合であっても、第1透明導電線41及び第2透明導電線43により第2電極32とパッドPとの電気的な接続は維持される。
また、例えば図12に示すように、1本の配線40において3つ以上の第1コンタクトホールCH1が設けられても良い。この場合においては、各第1コンタクトホールCH1の間の区間ごとに断線を補償することができる。すなわち、第1金属線42及び第2金属線44の双方が断線した場合であっても、これらの断線箇所が同一の区間に無いならば、第1電極31或いは第2電極32とパッドPとの低抵抗な接続を維持することができる。
なお、第1電極31と配線40との接続位置において、第1金属線42及び第2金属線44の双方が直接或いは第1透明導電線41及び第2透明導電線43等を介して第1電極31に接続されている場合、配線40に設けられる第1コンタクトホールCH1は1つであっても良い。同様に、第2電極32と配線40との接続位置において、第1金属線42及び第2金属線44の双方が直接或いは第1透明導電線41及び第2透明導電線43等を介して第2電極32に接続されている場合、配線40に設けられる第1コンタクトホールCH1は1つであっても良い。これらの場合、上記接続位置と第1コンタクトホールCH1との間において、第1金属線42及び第2金属線44のうちいずれか一方の金属線が断線したとしても、他方の金属線により第1電極31或いは第2電極32とパッドPとの低抵抗な接続を維持することができる。
ここで、第1透明導電線41と第1金属線42、或いは第2透明導電線43と第2金属線44のように、透明導電線の上に金属線を形成する方法の一例につき、図13及び図14を用いて説明する。これらの図に示す例では、基板100の上に透明導電線101が形成され、この透明導電線101の上に金属線102が形成される場合を想定する。以下、図13に示す方法を単独スパッタ方式と呼び、図14に示す方法を同時スパッタ方式と呼ぶ。
[単独スパッタ方式]
単独スパッタ方式においては、先ず図13のステップS11に示すように、基板100の上にITOなどの透明導電膜101aがスパッタリングにより形成される。さらに、この透明導電膜101aの上にレジストR1が形成される。ステップS12において、透明導電線101の形状に対応するフォトマスクM1の上からレジストR1が露光される。さらに、ステップS13において、露光されたレジストR1及びその直下の透明導電膜101aがエッチングにより除去される。このエッチングは例えばウェットエッチングであり、透明導電膜101aは配線の形状に対応した透明導電線101に加工される。ステップS14において、透明導電線101の上に残ったレジストR1が除去される。
次に、ステップS15において、透明導電線101及び基板100を覆う金属膜102aがスパッタリングにより形成されるとともに、この金属膜102aの上にレジストR2が形成される。この金属膜102aは、MAMやTATなどの積層構造であっても良い。ステップS16において、金属線102の形状に対応するフォトマスクM2の上からレジストR2が露光される。さらに、ステップS17において、露光されたレジストR2及びその直下の金属膜102aがエッチングにより除去される。このエッチングは例えばドライエッチングであり、金属膜102aは配線の形状に対応した金属線102に加工される。ステップS18において、金属線102の上に残ったレジストR2が除去され、処理が完了する。
以上説明した単独スパッタ方式においては、ステップS16の露光に際して、透明導電線101とフォトマスクM2との位置合わせが行われる。この位置合わせは、一般に、カメラで撮影される画像に基づいて行われる。透明導電線101は視認性が低いため、このカメラは、高い解像度を有した高性能なものである必要がある。したがって、単独スパッタ方式を導入するに際しては、製造ラインのインフラコストが大幅に増加する。
[同時スパッタ方式]
同時スパッタ方式においては、先ず図14のステップS21に示すように、基板100の上に透明導電膜101aがスパッタリングにより形成されるとともに、透明導電膜101aの上に金属膜102aがスパッタリングにより形成される。さらに、この金属膜102aの上にレジストR1が形成される。ステップS22において、金属線102の形状に対応するフォトマスクM2の上からレジストR1が露光される。さらに、ステップS23において、露光されたレジストR1及びその直下の金属膜102aがエッチングにより除去される。このエッチングは例えばドライエッチングであり、金属膜102aは配線の形状に対応した金属線102に加工される。ステップS24において、金属線102の上に残ったレジストR1が除去される。
次に、ステップS25において、金属線102及び透明導電膜101aを覆うレジストR2が形成される。ステップS26において、透明導電線101の形状に対応するフォトマスクM1の上からレジストR2が露光される。さらに、ステップS27において、露光されたレジストR2及びその直下の透明導電膜101aがエッチングにより除去される。このエッチングは例えばウェットエッチングであり、透明導電膜101aは配線の形状に対応した透明導電線101に加工される。ステップS28において、透明導電線101及び金属線102の上に残ったレジストR2が除去され、処理が完了する。
以上説明した同時スパッタ方式においては、先ず金属線102が形成され、その後に透明導電線101が形成される。したがって、ステップS26の露光に際してのフォトマスクM1の位置合わせは、金属線102を目印にして実施することができる。金属線102は透光性が低いため、低解像度のカメラで撮影された画像に基づいても位置合わせが可能である。すなわち、同時スパッタ方式は、単独スパッタ方式に比べて低いコストで導入することができる。
同時スパッタ方式により第1透明導電線41及び第1金属線42を形成した場合、第2透明導電線43及び第2金属線44は単独スパッタ方式で形成されても良い。この場合であっても、第1金属線42を目印に第2透明導電線43及び第2金属線44を位置合わせすることができるため、高解像度のカメラは不要である。
なお、ステップS27において透明導電膜101aをエッチングする際に、エッチング液がレジストR2と透明導電膜101aとの間に浸入するおそれがある。浸入したエッチング液が金属線102に到達すると、金属線102が浸食され、金属線102が断線したり、金属線102の殆どが消滅して透明導電線101単層の高抵抗配線になったりする可能性がある。
この点に関し、本実施形態のように配線40を2組の透明導電線及び金属線により構成することで、断線等のリスクを抑えることができる。すなわち、本実施形態によれば、タッチセンサSEないし液晶表示装置DSPの製造歩留りを低下させることなく、同時スパッタ方式を導入することが可能である。
図8〜図10に示したように、第2領域A2には第2金属線44が存在しない。したがって、第2領域A2においては、同時スパッタ方式を採用した場合に生じ得る第1金属線42の断線を防ぐための他の手段を講じる必要がある。そこで、本実施形態においては、図10に示す第2長さL2を図9に示す第1長さL1よりも大きくしている。これにより、図14に示すように、第1透明導電線101の幅方向において、レジストR2と第1透明導電線101とが接触する第3長さL3を大きくし、エッチング液の浸入を防いでいる。
他の観点から言えば、第1領域A1においては第1長さL1を大きくする必要がなく、配線40の幅を小さくすることができる。したがって、周辺領域CAの狭小化が可能である。
以上説明した他にも、本実施形態からは種々の好適な作用が得られる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、表示装置は液晶表示装置に限られず、有機エレクトロルミネッセンス表示装置等の自発光型表示装置、或いは電気泳動素子等を有する電子ペーパ型表示装置等など、あらゆるフラットパネル型の表示装置であって良い。また、センサ装置は静電容量方式に限定されず、あらゆる方式のセンサ装置であって良い。
電極層ELは、表示パネルPNLに形成されても良い。例えば、電極層ELは、対向基板CTの外面に形成することができる。
また、電極層ELは、駆動信号が供給される複数の駆動電極と、検出信号が読み出される複数の検出電極とが絶縁層を挟んで対向した積層構造であっても良い。このような構成においては、駆動電極と検出電極との間に第1容量が形成され、検出領域SAに接触或いは接近する物体が有る場合に検出電極と当該物体との間に第2容量が形成される。第1容量は第2容量の影響を受けて変化するため、検出電極から得られる検出信号に基づけば物体の位置を検出(演算)することが可能である。
また、電極層ELが上記検出電極を備え、表示パネルPNLが上記駆動電極を備えても良い。この場合において、表示パネルPNLが備える共通電極23に、表示用の電極としての機能と、駆動電極としての機能とを兼ねさせても良い。
DSP…液晶表示装置、PNL…表示パネル、SE…タッチセンサ、FPC…フレキシブル配線基板、DA…表示領域、SUB…センシング基板、SH…遮光層、EL…電極層、P…パッド、CA…周辺領域、SA…検出領域、GL…接着層、SL…シール材、DR…駆動回路、PX…単位画素、A1…第1領域、A2…第2領域、CH1…第1コンタクトホール、CH2…第2コンタクトホール、40…配線、41…第1透明導電線、42…第1金属線、43…第2透明導電線、44…第2金属線。

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板の上方に形成された、物体の接触或いは近接を検出するための電極と、
    前記基板の上方に形成されるとともに前記電極に接続された配線と、
    を備え、前記配線は、
    第1透明導電線と、
    前記第1透明導電線の上に形成された第1金属線と、
    前記第1金属線を覆う第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層を介して前記第1金属線に沿って形成されるとともに、前記第1絶縁層に設けられた孔部を通じて前記第1金属線と電気的に接続された第2透明導電線と、
    前記第2透明導電線の上に形成された第2金属線と、
    前記第2金属線を覆う第2絶縁層と、
    を備える、センサ装置。
  2. 前記第2金属線が前記第2絶縁層により覆われる第1領域と、前記第2透明導電線が前記第2絶縁層から露出する第2領域と、を有し、
    前記第1透明導電線、前記第1金属線、及び前記第2透明導電線の各々の一部は、前記第2領域において、配線基板が接続されるパッドを構成する、
    請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記第1透明導電線の幅方向における端部と、前記第1金属線の前記幅方向における端部との間の距離は、前記第1領域において第1長さであり、前記第2領域において前記第1長さよりも大きい第2長さである、
    請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 画像が表示される表示領域と、前記表示領域を囲う周辺領域とを有する表示パネルと、
    前記表示領域に対向する、物体の接触或いは近接を検出するための電極と、
    前記周辺領域に対向するとともに前記電極に接続された配線と、
    前記周辺領域に対向する遮光層と、
    を備え、前記配線は、
    第1透明導電線と、
    前記第1透明導電線の上に形成された第1金属線と、
    前記第1金属線を覆う第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層を介して前記第1金属線に沿って形成されるとともに、前記第1絶縁層に設けられた孔部を通じて前記第1金属線と電気的に接続された第2透明導電線と、
    前記第2透明導電線の上に形成された第2金属線と、
    前記第2金属線を覆う第2絶縁層と、
    を備える、表示装置。
  5. 前記表示パネルと対向する主面を有し、この主面に前記電極、前記配線、及び前記遮光層が形成された基板と、
    前記表示パネルと前記主面との間に配置され、前記表示パネルに前記基板を接着する接着層と、
    をさらに備える請求項4に記載の表示装置。
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