JP4352697B2 - 表示ランプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示ランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、負荷への通電状態を表示する埋込型の表示ランプ(パイロットランプ)が提供されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また従来より、図22〜図28に示すような構造を有する表示ランプも提供されている。この表示ランプの器体は、前面が開口した略箱状の合成樹脂製のボディ1と、前面が略矩形状に形成された合成樹脂製のカバー2とを結合して構成される。
【0004】
ボディ1の内部は、長手方向の両側壁の内側面に突設されたリブによって2つの端子収納室6,6に分けられており、各端子収納室6にはそれぞれ速結端子構造の端子装置7が収納されている。端子装置7は、コ字状部8を有する導電材料から形成された端子板9と、端子板9のコ字状部8に収納された一対の鎖錠ばね10とから構成され、ボディ1の底面には各端子収納室6に連通する電線挿入口(図示せず)が2個づつ穿設されている。
【0005】
カバー2は、前面が略矩形状に形成されて前方に突出する突台部13を有している。突台部13の前面略中央には矩形状の開口16が設けられ、この開口16には透光性を有する材料から形成されたランプカバー17が着脱自在に取着される。ランプカバー17は前面が略矩形状に形成され、長手方向に沿う両側部の後縁から係止片17aがそれぞれ背面方向に突設され、各係止片17aの先端部には外側に向かって突出する係止爪17bが突設されている。而して、このランプカバー17をカバー2に取り付ける際には、図27に示すようにランプカバー17の係止片17aを開口16内に挿入すると、係止爪17bがカバー2の内側面に形成した係止凹所2aと係止して、ランプカバー17がカバー2に取り付けられるのである。
【0006】
図24及び図26(a)に示すように、開口16の奥にはネオンランプ18と電流制限用の抵抗器19とが配置されており、ネオンランプ18の一方のリード18aと抵抗器19の一方のリード19aは互いに電気的に接続されている。また図26(b)に示すようにカバー2の裏面には、カバー2の長手方向に沿って2条のリブ21,21が突設されており、各リブ21には端子板9の中央片8aに対応する部位に切欠21aを設けてある。そして、ネオンランプ18及び抵抗器19の他方のリード18b,19bは、カバー2の孔を通して裏面側に引き出され、各リブ21の切欠部21a,21a内に挿入されている。
【0007】
また、カバー2の裏面には導電性を有する弾性材料から形成された弾接ばね20,20がそれぞれ圧入固定されている。各弾接ばね20は、カバー2の裏面に設けた圧入溝2bに圧入される断面コ字形の圧入固定片20aと、圧入固定片20aの中央片の下縁から延出した弾接片20b(弾接ばね片)とで構成される。各弾接ばね20の弾接片20bはリブ21,21の間に配置されており、ネオンランプ18及び抵抗器19の他方のリード18b,19bにそれぞれ電気的に接続される。而して、ボディ1とカバー2とを組み立てると、図23に示すように各弾接ばね20の弾接片20bの先端が端子板9の中央片8aにそれぞれ弾接し、両端子装置7,7間にネオンランプ18と抵抗器19の直列回路が接続されるのである。ここで、両端子装置7,7間に電圧が印加されると、ネオンランプ18が点灯し、ネオンランプ18の光はランプカバー17を介して前方に放射され、位置表示や負荷の動作表示やサイン表示を行うことができる。
【0008】
【特許文献1】
特開平3−276506号公報(第2頁左上欄第5行目−第2頁右上欄第7行目、及び、第3図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の表示ランプでは、ランプカバー17の係止片17aをカバー2の開口16内に挿入し、係止爪17bをカバー2の内側面に設けた係止凹所2aと凹凸係止させることによって、ランプカバー17とカバー2とを結合しているので、開口16の大きさがカバー2の前面に比べて小さくなっており、その結果、ランプカバー17の大きさも小さくなり、発光面積を大きくとれないという問題があった。
【0010】
また、ネオンランプ18がカバー2に固定されていないため、光り方にばらつきがあり、組立性が悪いという問題もあった。
【0011】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、請求項1〜13の発明の目的とするところは、発光面積を大きくした表示ランプを提供することにある。また、請求項12の発明の目的とするところは、上記の目的に加えて、光り方のばらつきを小さくするとともに、組立性を向上させた表示ランプを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成るために、請求項1の発明では、配線器具を取り付けるための器具取付部を備えた取付枠を用いて造営面に取り付けられる表示ランプであって、前面に角筒状のカバー保持部を備えるとともにカバー保持部の両側面に張出部をそれぞれ備え、各張出部の側縁に取付枠の器具取付部と係止離脱自在に係止する取付手段が設けられた器体と、カバー保持部の前面に設けた開口と、前記開口に連通して器体の内部に設けられたランプ収納室と、器体の内部に収納され外部からの電線がそれぞれ接続される2つの端子装置と、両端子装置の間に電気的に接続されランプ収納室の内部に収納された表示用のランプと、カバー保持部の開口を覆うようにして器体の前面に被着される透光性のランプカバーとを備え、カバー保持部の両側面に設けた張出部に被係止部を設けるとともに、ランプカバーに被係止部と凹凸係止する弾性係止部を設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、ランプ収納室は上記開口の投影範囲に形成され、前記ランプ収納室の底面にランプ光を前方に反射する反射面を形成したことを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、ランプ収納室の内部にランプ光を拡散する拡散部材を配置したことを特徴とする。
【0015】
請求項4の発明では、請求項1の発明において、ランプ収納室の内部にランプ光を減光させる減光部材を配置したことを特徴とする。
【0016】
請求項5の発明では、請求項1の発明において、ランプと直列に電流制限用の抵抗器を接続し、該抵抗器を配置するスペースをランプ収納室の裏側に設けたことを特徴とする。
【0017】
請求項6の発明では、請求項1の発明において、ランプカバーの表面を、中央部が両側部に比べて前方に突出するような曲面に形成したことを特徴とする。
【0018】
請求項7の発明では、請求項6の発明において、ランプカバーの表面に、他の部位よりも前方に突出する凸部を形成したことを特徴とする。
【0019】
請求項8の発明では、請求項1の発明において、ランプカバーの裏側に、表示内容を記載した表示シートを配置したことを特徴とする。
【0020】
請求項9の発明では、請求項8の発明において、ランプカバーにおける弾性係止部が設けられた部位を他の部位に比べて薄肉に形成したことを特徴とする。
【0021】
請求項10の発明では、請求項1の発明において、上記各端子装置は電線が接続される端子板を有し、上記ランプ及びランプに直列接続された電流制限用の抵抗器の一方のリードにそれぞれ当接するとともに、先端部が各端子板に弾接する導電性の弾接ばね片を設け、上記ランプ及び抵抗器の一方のリードに対して略直交する方向から弾接ばね片を交差させるように弾接ばね片を配置したことを特徴とする。
【0023】
請求項11の発明では、請求項1の発明において、ランプを基板に実装してランプ収納室の内部に収納したことを特徴とする。
【0024】
請求項12の発明では、請求項1の発明において、ランプカバーは、取付枠が備える器具取付用の細長の開口窓の長手方向に沿う寸法が、開口窓の長手方向寸法の略3分の1に形成された1個モジュール用のランプカバーであることを特徴とする。また請求項13の発明では、請求項1の発明において、ランプカバーは、取付枠が備える器具取付用の細長の開口窓の長手方向に沿う寸法が、開口窓の長手方向寸法の略3分の2に形成された2個モジュール用のランプカバーであることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0026】
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1〜図15を参照して説明する。尚、表示ランプの基本的な構成は従来例と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0027】
本実施形態の表示ランプの器体は、前面が開口した略箱状の合成樹脂製のボディ1と、前面視の形状が略矩形状に形成されるとともに、ボディ1の開口面に被着される合成樹脂製のカバー2とで構成される。カバー2の短幅方向における両側面の後縁からはそれぞれ係止片3,3が背面方向に突設され、各係止片3の先端部には外側に向かって突出する係止爪4がそれぞれ突設されている。一方、ボディ1の開口縁における係止片3に対応する部位には係止片3が挿入される係止孔5がそれぞれ形成されており、係止片3を係止孔5に挿入すると、係止孔5の孔縁と係止爪4とが係止して、ボディ1とカバー2とが結合される。
【0028】
ボディ1の内部は、長手方向の両側壁の内側面に突設されたリブによって2つの端子収納室6,6に分けられており、各端子収納室6,6にはそれぞれ速結端子構造の端子装置7,7が収納されている。端子装置7は、コ字状部8を有する導電材料から形成された端子板9と、端子板9のコ字状部8に収納された一対の鎖錠ばね10とで構成され、ボディ1の底面には各端子収納室6に連通する電線挿入口(図示せず)が2個づつ穿設されている。
【0029】
ここで、端子板9および鎖錠ばね10から構成される端子装置7について簡単に説明する。鎖錠ばね10の鎖錠片10bおよび接触片10cは、弾性を有する導電性の帯板の両端部を曲成して中央片10aの両端部に形成される。また、端子板9のコ字状部8は、それぞれ、中央片8aと、中央片8aの両端縁から中央片8aと略直交する方向にそれぞれ突出する当接片8bおよび接触片8cから構成される。そして、図6に示すように鎖錠ばね10の中央片10aは、端子板9の当接片8bに当接し、鎖錠片10bは中央片10aとの連結部位から先端縁に向かって端子板9の接触片8cに近付く向きに傾斜し、また接触片10cは略S字状に曲成されており、鎖錠片10b及び接触片10cは端子板9の接触片8cとそれぞれ対向している。また、各端子収納室6の内部には、一対の鎖錠ばね10の鎖錠片10bに両側の突起部11aを対向させるようにして解除釦11がそれぞれ1個ずつ収納されている。
【0030】
この端子装置7に電線を接続する場合は、電線の被覆が剥かれた芯線(図示せず)を電線挿入孔からボディ1内部に挿入すると、鎖錠ばね10のばね力により鎖錠ばね10の鎖錠片10b及び接触片10cと、端子板9の接触片8cとの間に芯線の導体が挟持され、端子板9への電気的接続がなされるとともに、鎖錠片10bの先端縁が芯線の導体に食い込むことによって、芯線の脱落が防止されるようになっている。また、端子装置7に接続された電線の芯線を外す場合は、ボディ1の底面に穿設された工具挿入孔12からマイナスドライバなどの工具の先端を挿入して、解除釦11を押圧することにより、解除釦11の突起部11aが鎖錠片10bを接触片8cから離れる向きに撓ませるので、鎖錠片10bが芯線の導体から離れ、芯線を容易に引き抜くことができる。
【0031】
一方、カバー2の前面には、角筒状のカバー保持部22が一体に形成されており、このカバー保持部22はカバー2の前面と略同じ寸法に形成されている。カバー保持部22の長手方向の両側面には、カバー保持部22の前面よりも後退した位置に張出部14,14が形成されており、各張出部14の側縁には後述するプレート枠Bの係止溝64a,65aと係止離脱自在に係止する一対の係止爪片15がそれぞれ突設されている。
【0032】
カバー保持部22の前面には開口23が設けられ、開口23の奥にはランプ収納室24が形成されている。そして、カバー保持部22には開口23を覆うようにして透光性を有する材料から形成されたランプカバー25が着脱自在に取着される。
【0033】
ランプカバー25は、図1及び図3に示すように、前面視の形状が略矩形状であって、長手方向の中央部が両側部に比べて前方に突出するような曲面形状に形成された主部25aと、主部25aの周縁部から後方に突出する側部25bとで構成され、短幅方向に沿う両側部25bの下側縁からは各一対の係止爪片25cが突設されている。また、カバー2の張出部14,14には、ランプカバー25の係止爪片25cに対応する位置に係止孔14aが2個ずつ形成されている。而して、ランプカバー25をカバー2に取り付ける際には、図4(a)に示すようにランプカバー25の片側にある2個の係止爪片25cを係止孔14a内に挿入した後、ランプカバー25の反対側をカバー2側に押すと、反対側にある2個の係止爪片25cが係止孔14aの縁に凹凸係止して、ランプカバー25がカバー2に結合される。
【0034】
ランプカバー25の表面は、図13に示すように中央部が両側部に比べて前方に突出するような曲面に形成されており、後述する化粧プレートCよりも前方に突出しているので、離れた場所や角度のない場所からでもランプカバー25の点灯状態を容易に視認することができ、また表示ランプAの見栄えも良くなる。尚、図14及び図15に示すようにランプカバー25の表面の略中央に半球状の凸部31を形成しても良く、この凸部31によって離れた場所や角度のない場所からでも点灯状態の視認がさらに容易になる。
【0035】
ランプ収納室24の底には、図11(a)に示すようにネオンランプ18と電流制限用の抵抗器19とが収納されている。ネオンランプ18の一方のリード18aと抵抗器19の一方のリード19aは互いに電気的に接続されている。図11(b)に示すように、ネオンランプ18の他方のリード18bと、抵抗器19の他方のリード19bはそれぞれランプ収納室24の裏面側に引き出され、カバー2の長手方向に沿って配置される。ランプ収納室24の裏面にはリード18b,19bの両側部にそれぞれ突起30が突設されており、突起30によってリード18b,19bをガイドしている。尚、本実施形態では表示用のランプとしてネオンランプ18を用いているが、ネオンランプ18以外の発光ダイオードなどの光源を用いても良い。
【0036】
また、カバー2の裏面には導電性を有する弾性材料から形成された弾接ばね20,20がそれぞれ圧入固定されている。各弾接ばね20は、カバー2の長手方向の両側壁にそれぞれ設けた圧入溝2cに圧入される断面コ字形の圧入固定片20aと、圧入固定片20aの中央片の下縁から延出した弾接片20bとで構成される。各弾接ばね20の弾接片20bは、カバー2の短幅方向に沿って延出しており、ネオンランプ18及び抵抗器19の他方のリード18b,19bにそれぞれ電気的に接続される。而して、ボディ1とカバー2とを組み立てると、図6に示すように各弾接ばね20の弾接片20bの先端が端子板9の中央片8aにそれぞれ弾接し、両端子装置7,7間にネオンランプ18と抵抗器19の直列回路が接続されるのである。ここで、両端子装置7,7間に電圧が印加されると、ネオンランプ18が点灯し、ネオンランプ18の光は後述のランプカバー17を介して前方に放射され、位置表示や負荷の動作表示やサイン表示などを行うことができる。
【0037】
上述のように本実施形態では、ランプカバー25の係止爪片25c(弾性係止部)が凹凸係止する係止孔14a(被係止部)をカバー保持部22の外側に設けているので、カバー保持部22に設けた開口23の大きさを、カバー2の前面と略同じ大きさに形成することができ、ネオンランプ18の光によって発光するランプカバー25の発光面積を大きくすることができる。また、ランプ収納室24を開口23の投影範囲に形成しており、従来に比べてランプ収納スペースを大きくしているので、ネオンランプ18に従来よりも輝度の高い大型のランプを使用でき、ランプの選択の自由度を高めることができる。
【0038】
また、ランプ収納室24の底面にはカバー2と一体に反射面24aが形成されており、ネオンランプ18から後方への光を開口23側に反射している。上述ようにランプ収納室24を従来に比べて大型化しているので、反射面24aも従来に比べて大きくすることができ、ランプ光を広い範囲に反射して発光面を拡大することができる。尚、反射面24aはカバー2と一体に形成しているため、カバー2と同色でも良いが、反射率を高めるために白色系の色を塗っても良い。また反射面24aには、ネオンランプ18の両側に傾斜面を形成してあり、この傾斜面によってより多くのランプ光を反射し、ランプカバー25の表面をより明るくすることができる。
【0039】
また本実施形態では、ネオンランプ18及び抵抗器19のリード18b,19bをカバー2の長手方向に沿って配置するとともに、弾接片20bがカバー2の短幅方向に沿うように弾接ばね20を配置しており、リード18b,19bに対して弾接片20bが略直交するように弾接ばね20を配置しているので、ランプ収納室24の裏面側に引き出したリード18b,19bを曲げることなく、ストレートの形状のまま配置して、弾接片20bと接触させることができ、従来の表示ランプに比べて組立性が向上する。
【0040】
ところで、本実施形態ではランプ収納室24の底に抵抗器19を配置しているので、抵抗器19がランプ光の反射を遮ってしまうという問題がある。そこで、図12(a)(b)に示すように、ランプ収納室24の裏面側に抵抗器19の配置スペースを設けて、この配置スペースに抵抗器19を配置し、ネオンランプ18のリード18aをランプ収納室24の裏側に引き出して抵抗器19のリード19aに電気的に接続させるようにしても良く、抵抗器19によってランプ光が遮られるのを防止して、発光面(ランプカバー25の表面)の明るさのばらつきを無くすことができる。
【0041】
また、図6及び図7に示すようにランプカバー25の主部25aの裏面側には表示内容を記載した表示シート26が取り付けられる。表示シート26はカバー保持部22の前面と略同じ大きさに形成されており、カバー保持部22の前面に表示シート26を載置してランプカバー25を取り付けると、ランプカバー25とカバー保持部22との間に表示シート26が保持される。図5(a)〜(c)は表示シート26の表示の一例であり、通電表示を行う場合の負荷の名称や、「起こさないでください」「掃除してください」といった警告或いはメッセージを表すシンボルが表示してあり、このような表示から表示ランプAがなにを表示しているのかを容易に識別できる。
【0042】
また、ランプ収納室24の両側壁には段差部24bが形成されており、図6及び図7に示すように段差部24bに乳白色の拡散板27(拡散部材)を載置すれば、ネオンランプ18の光が乳白色の拡散板27を通してランプカバー25へ照射されるから、ランプカバー25の中心部だけ明るかった発光を均一にすることができる。尚、段差部24bに拡散板27を載置すると、拡散板27の前面がカバー2の前面と略同じ面になるように段差部24bの深さ寸法が設定されているので、ランプカバー25をカバー2に被着すると、ランプカバー25とカバー2との間に拡散板27が保持される。
【0043】
また、図8及び図9に示すように段差部24bに減光板28を載置しても良く、ネオンランプ18の光を透光率の異なる減光板28(減光部材)を通してランプカバー25へ照射させることで、抵抗器19の抵抗値を変化させることなく、ランプカバー25の明るさを調整することができる。また、減光板28の代わりにネオンランプ18の光を部分的に遮光する遮光板29を載置しても良い。図10(a)〜(d)は遮光板29の例であり、ネオンランプ18の光を遮光板29で部分的に遮光することによって、表示シート26の図形に部分的に陰影を施すことができ、標示内容を強調することもできる。尚、図10(a)〜(d)の斜線部は遮光部分を示している。
【0044】
次に、造営面に固定され上述した表示ランプAが取り付けられるプレート枠B(取付枠)、及び、プレート枠Bの前面に被着される化粧プレートCについて、図19〜図21を参照して説明する。プレート枠Bの矩形枠状のプレート枠本体61は絶縁性を有する合成樹脂(ABS樹脂のような熱可塑性樹脂又は弾性を有する熱硬化性樹脂)により各部材が一体に形成されており、その中央部には上述した表示ランプAなどの配線器具の機能面(すなわちランプカバー25)を前面側へ露出させるための細長の開口窓62が設けてある。この開口窓62の周縁背面側には、開口窓62の長手方向に沿って互いに対向するように帯状の固定梁部64並びに可動梁部65が設けてある。可動梁部65はプレート枠本体61の長手方向に沿った一対の側枠片63a,63bの一方の側枠片63bから離間し、且つ連結部66によりその両端において側枠片63bに一体に連結してある。ここで、可動梁部65並びに連結部66を含めてプレート枠本体61を形成している合成樹脂は可撓性材料であり、プレート枠本体61に対して可動梁部65並びに連結部66がそれぞれ撓み自在となっている。
【0045】
また、側枠片63bから一体に延設された幅狭の一対のリブ67によって可動梁部65が支持されており、可動梁部65と側枠片63bとの間にできる隙間が上記リブ67によって3つの部分(以下、各部分をスリット68a〜68cと呼ぶ。)に分割されることになる。このうち、両側のスリット68a,68cは外側端部が連結部66の方へ屈曲させてある。さらに側枠片63bの各リブ67近傍の部位には、可動梁部65を撓み易くさせるために長孔状の溝69が一対設けてある。
【0046】
一方、固定梁部64並びに可動梁部65の開口窓62側の面には、開口窓62の長手方向に沿って、表示ランプAの器体の両側縁にそれぞれ突設された各一対の係止爪片15(取付手段)が係止する係止溝64a,65a(器具取付部)を各々3対ずつ等ピッチにて設けてある。従って、表示ランプAの器体に設けた係止爪片15を各係止溝64a,65aに係止することにより、ランプカバー25を開口窓62から露出させた状態でプレート枠本体61に表示ランプAの器体を取着することができ、少なくとも配線器具の前面を略全て露出させるような寸法に形成された開口窓62を有するプレート枠Bに表示ランプAを取り付けることができる。
【0047】
ここで固定梁部64並びに可動梁部65の先端部分には、表示ランプAの係止爪片15をプレート枠本体61の背面側から係止溝64a,65aに係止する際に、各係止爪片15を係止溝64a,65aにガイドするため、各々外側に向けて傾斜したテーパ面を有するガイド部64b,65bが設けてある。すなわち、図21(a)に示すようにプレート枠Bに表示ランプAを取り付ける際に、係止爪片15をガイド64b,65bのテーパ面に当接した状態で表示ランプAの器体をプレート枠本体61の背面側から前面側に押し込めば、係止爪片15がガイド部64b,65bのテーパ面に沿って移動することにより、ガイド部64b,65bにガイドされてスムーズに係止溝64a,65aに係止することができる。
【0048】
また、固定梁部64並びに可動梁部65の基部とプレート枠本体61の開口窓62の端縁との間には、係止爪片15を各係止溝64a,65aに係止させた状態で表示ランプAの器体の前面側の一部に当接する当接部64d,65dが設けてある。このため、プレート枠Bに取り付けた状態で表示ランプAの器体にプレート枠Bの前面方向へ力が加わった場合に、器体が前面側へ移動するのを当接部64d,65dによって規制することができる。
【0049】
同様に、表示ランプAの器体にプレート枠Bの背面方向へ力が加わった場合には、係止爪片15と係止溝64a,65aとが当接しているために器体の移動が規制できる。しかもプレート枠本体61の可動梁部65と側枠片63bとを連結している連結部66は、スリット68a,68cの外側端部が屈曲して形成されていることで薄肉になっており、その結果表示ランプAの器体に前面側から背面方向への強い押圧力が加えられたときに可動梁部65が開口窓62側へ倒れるように撓むので、可動梁部65の係止溝65aから表示ランプAの器体に設けた係止爪片15が外れることがなく、プレート枠Bからの表示ランプAの脱落を防止することができる。
【0050】
さらに固定梁部64には各係止溝64aの間にプレート枠本体61の前面側から貫通する器具外し孔64cが穿設してあり、ドライバや取外し専用の治具等の先端部分をこの器具外し孔64cに挿入し、治具の先端部分で器体を可動梁部65側へ押してやれば梃子の原理によって僅かな力で可動梁部65を撓ますことができ、固定梁部64側の係止溝64aと器体の係止爪片15との係止を解いてプレート枠本体61から表示ランプAの器体を取り外すことができるようになっている。
【0051】
ところで、開口窓62の寸法は図2(a)〜(c)に示す表示ランプAの寸法を基準寸法(以下、この寸法を「1個モジュール寸法」と呼ぶ。)としたときに、表示ランプAの長手方向を開口窓62の長手方向と略直交させた状態で1個モジュール寸法の表示ランプAが長手方向と略直交する方向に3個並べて取り付けることができる寸法(以下、この寸法を「3個モジュール寸法」と呼ぶ。)にしてある。同様にプレート枠本体61の固定梁部64及び可動梁部65に設けた各係止溝64a,65aのピッチは、1個モジュール寸法の表示ランプAの器体に設けられた係止爪片15のピッチと等しくなっている。なお、上記1個モジュール寸法は適当な値に設定すればよく(わが国においては、「大角形連用配線器具」としてJISで規格化されている(JIS C8375等参照)。このようなモジュール寸法に適合した配線器具であれば、共通してプレート枠Bに取り付けることができるものである。
【0052】
一方、固定梁部64及び可動梁部65の各係止溝64a,65aは全て等ピッチで6個ずつ設けてあるので、1個モジュール寸法の表示ランプAをプレート枠本体61に取り付ける際に、表示ランプAの器体に設けた一対の係止爪片15を何れの係止溝64a,65aにも係止させることができ、プレート枠本体61の開口窓62に対する表示ランプAの取付位置は5通りの中から任意に選択することができる。
【0053】
ところで、プレート枠本体61の長手方向に対向する両側片70には各々凹所71が形成してある。各凹所71には、プレート枠Bを埋込ボックス(図示せず)に取り付けるためのボックスねじを挿通する長孔72と、プレート枠Bを壁面等の造営面に直付けするためのねじが挿通されるねじ挿通孔73と、造営面を形成する壁パネル等に取り付ける際に使用するはさみ金具(図示せず)を係止するはさみ金具係止孔74とが設けてある。またプレート枠本体61の四隅には、化粧プレートCのプレート本体80背面から突設した係止突起83を係止する化粧プレート係止孔75が設けてあり、これらの化粧プレート係止孔75に係止突起83を挿入係止することでプレート枠Bの前面側に化粧プレートCを着脱自在に取り付けることができるようになっている。
【0054】
一方、化粧プレートCのプレート本体80は、絶縁性を有する合成樹脂(ABS樹脂のような熱可塑性樹脂又は弾性を有する熱硬化性樹脂)により、プレート枠Bの前面を覆う矩形の主部81と、主部81の全周縁から背面側に突出する側壁82とを一体に形成した略箱形としてある。上記係止突起83は主部81の背面側の四隅に突設してある。また主部81の略中央には、プレート枠Bに取り付けた表示ランプAの突台部13を露出する開口窓81aが設けてある。
【0055】
また、プレート本体80の長手方向に沿った一方の側壁82には一対の切欠部86が設けてあり、この切欠部86に治具(ドライバの先端等)を差し込んでプレート本体80に前面側への力を加えることにより、プレート本体80の係止突起83とプレート枠本体61の化粧プレート係止孔75との係止を解除し、化粧プレートCをプレート枠Bから取り外すことができるようにしてある。ここで、プレート枠本体61の側枠片63bの切欠部86に対応する位置にはテーパ面63cよりも内側へ窪んだ逃がし部76が設けてあり、切欠部86に差し込まれた治具を逃がすことで奥まで挿入でき、化粧プレートCを取り外す際に力が加え易くしてある。さらに、逃がし部76の背面側端部からは薄肉のリブ77が、化粧プレートCの切欠部86から突出しない程度まで延設してある。すなわち、切欠部86に差し込んだ治具に造営面に当接する部分を支点として力を加えることで造営面に傷が付く虞があるが、リブ77を設けることで切欠部86に差し込んだ治具がリブ77に当接することになり、化粧プレートCをプレート枠Bから取り外す際に治具によって造営面に傷が付くのを防ぐことができる。
【0056】
プレート本体80の背面側には、プレート枠Bに取着したときにプレート枠本体61に設けた3つのスリット68a〜68cにそれぞれ嵌入される突条片88a〜88cが列設してある。ここで、各突条片88a〜88cの寸法は、プレート枠本体61の各スリット68a〜68cに嵌入された状態で、スリット68a〜68cの内周面と各突条片88a〜88cとの間に僅かな隙間しか生じないような寸法に設定してある。すなわち、表示ランプAを取り付けたプレート枠Bに化粧プレートCを取着した状態では、3つの突条片88a〜88cがプレート枠本体61の各スリット68a〜68cに嵌入され、スリット68a〜68cの内周面と各突条片88a〜88cとの間には僅かな隙間しか生じないことから、プレート枠本体61の可動梁部65の動き(撓み)が規制されることになる。その結果、プレート枠Bに取り付けられた表示ランプAに大きな力が加えられた場合でも、上記の如く可動梁部65の動きが規制されているために表示ランプAの係止爪片15と可動梁部65及び固定梁部64の係止溝65a,64aとの係止が外れ難くなるものである。
【0057】
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図16に基づいて説明する。尚、表示ランプの基本的な構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0058】
上述の実施形態1ではネオンランプ18や抵抗器19の位置が固定されていないため、光り方にばらつきの生じる虞がある。そこで、本実施形態では、図16に示すように、ネオンランプ18と抵抗器19とをプリント配線板よりなる基板32に実装して、ランプ収納室24の内部に収納している。ランプ収納室24の底は開放されて、ボディ1と連通しており、基板32の裏面に設けた接点32a,32aが端子板9,9の中央片8a,8aと接触することによって、電気的接続が為されている。
【0059】
このように、本実施形態ではネオンランプ18及び抵抗器19を基板32に実装して、その位置を固定しているので、ネオンランプ18や抵抗器19の位置がばらついて、光り方にばらつきが生じるのを防止でき、またネオンランプ18及び抵抗器19が実装された基板32をランプ収納室24内に挿入するだけでよいので、組立性が向上するという効果がある。
【0060】
(実施形態3)
本発明の実施形態3を図17に基づいて説明する。尚、表示ランプの基本的な構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0061】
本実施形態では、ランプカバー25を、前面視の形状が略矩形状であって、長手方向の中央部が両側部に比べて前方に突出するような曲面形状に形成された主部25aと、主部25aの周縁部から後方に突出する側部25bとで構成しており、図17(b)に示すように側部25bの下部内側面に嵌合爪25dを突設するとともに、カバー保持部22の外側面に嵌合爪25dと嵌合する嵌合凹部22aを形成しており、嵌合爪25dと嵌合凹部22aとを嵌合させることでランプカバー25をカバー保持部22に取り付けてある。ランプカバー25における嵌合爪25dの形成部位は他の部位に比べて薄肉に形成されており、撓みやすくなっているので、ランプカバー25をカバー2に小さい力で着脱することができる。
【0062】
従来の表示ランプでは、図28に示すようにカバー2をボディ1から外した後、カバー2の裏側からマイナスドライバーなどの工具の先端を差し込んで、係止爪17bと係止凹所との係止状態を外さねばならず、一般のユーザーではランプカバー25の取り外し作業は不可能であったが、本実施形態では特別な工具を用いることなく手で容易に着脱できるので、一般のユーザーでも表示シート26の交換作業を行えるようになり、表示ランプの用途を広げることができる。
【0063】
(実施形態4)
本発明の実施形態4を図18に基づいて説明する。尚、表示ランプの基本的な構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0064】
上述の実施形態1ではプレート枠Bの開口窓62の長手方向に沿う方向の器体の寸法が1個モジュール寸法に形成されており、ランプカバー25も器体と同様に1個モジュール寸法に形成されているが、図18(a)〜(c)に示すように、開口窓62の長手方向に沿う方向の寸法が開口窓62の長手方向寸法の略3分の2の寸法(2個モジュール寸法)に形成されたランプカバー25’を用意し、1個モジュール用のランプカバー25と2個モジュール用のランプカバー25’の何れかを選択的にカバー2に取付可能としても良く、ランプカバー25,25’を交換するだけで1個モジュール寸法の表示ランプと2個モジュール寸法の表示ランプを実現できる。尚、ランプカバー25’は実施形態1で説明したランプカバー25と同様の方法でカバー2に結合されるので、その説明は省略する。
【0065】
また、上述の各実施形態ではカバー2及びランプカバー25,25’以外のボディ1、端子装置7(端子板9及び鎖錠ばね10)、解除釦11、弾接ばね20などの部品を既存の表示ランプと共用しているので、製造コストを削減することができる。
【0066】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、配線器具を取り付けるための器具取付部を備えた取付枠を用いて造営面に取り付けられる表示ランプであって、前面に角筒状のカバー保持部を備えるとともにカバー保持部の両側面に張出部をそれぞれ備え、各張出部の側縁に取付枠の器具取付部と係止離脱自在に係止する取付手段が設けられた器体と、カバー保持部の前面に設けた開口と、前記開口に連通して器体の内部に設けられたランプ収納室と、器体の内部に収納され外部からの電線がそれぞれ接続される2つの端子装置と、両端子装置の間に電気的に接続されランプ収納室の内部に収納された表示用のランプと、カバー保持部の開口を覆うようにして器体の前面に被着される透光性のランプカバーとを備え、カバー保持部の両側面に設けた張出部に被係止部を設けるとともに、ランプカバーに被係止部と凹凸係止する弾性係止部を設けたことを特徴とし、ランプカバーの弾性係止部と凹凸係止する被係止部を開口の内側に設けた場合は弾性係止部が係止する部位を設けるために開口が小さくなるが、被係止部を開口の外側に設けているので、従来の表示ランプに比べて開口を大きくとることができ、開口の大きさを開口窓から露出する器体の前面と略同じ大きさとすることによって、ランプの光により発光するランプカバーの発光面積を大きくできるという効果がある。
【0067】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、ランプ収納室は上記開口の投影範囲に形成され、前記ランプ収納室の底面にランプ光を前方に反射する反射面を形成したことを特徴とし、ランプ収納室を開口の投影範囲に形成しているので、ランプ収納室を開口窓から露出する器体の前面と略同じ大きさとすることができ、従来の表示ランプに比べてランプの収納スペースを大きくとれるので、より輝度の高い大型のランプを使用することもでき、ランプの選択の自由度が向上する。さらに、ランプ収納室の底面に反射面を設けており、ランプ収納室の大きさを従来の表示ランプに比べて広げているので、反射面の大きさも従来の表示ランプに比べて広げることができ、その結果、ランプ光を広い範囲に反射させて、発光面を拡大できるという効果がある。
【0068】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、ランプ収納室の内部にランプ光を拡散する拡散部材を配置したことを特徴とし、ランプ光を拡散部材を通してランプカバーに照射させているので、ランプカバーの発光を均一にできるという効果がある。
【0069】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、ランプ収納室の内部にランプ光を減光させる減光部材を配置したことを特徴とし、周囲の雰囲気に合わせて明るさを調節することができる。
【0070】
請求項5の発明は、請求項1の発明において、ランプと直列に電流制限用の抵抗器を接続し、該抵抗器を配置するスペースをランプ収納室の裏側に設けたことを特徴とし、抵抗器をランプ収納室の内部に配置した場合は抵抗器よってランプ光が遮られ、発光面の明るさにばらつきが生じる虞があるが、抵抗器をランプ収納室の裏側に配置しているので、抵抗器によってランプ光が遮られることがなく、発光面の明るさを均一にできる。
【0071】
請求項6の発明は、請求項1の発明において、ランプカバーの表面を、中央部が両側部に比べて前方に突出するような曲面に形成したことを特徴とし、ランプカバーの表面を曲面に形成しているので、離れた場所や角度のない場所からでも点灯状態を容易に識別でき、外観の見栄えも良くなる。
【0072】
請求項7の発明は、請求項6の発明において、ランプカバーの表面に、他の部位よりも前方に突出する凸部を形成したことを特徴とし、凸部を設けることによって、離れた場所や角度のない場所からさらに容易に点灯状態を識別できるという効果がある。
【0073】
請求項8の発明は、請求項1の発明において、ランプカバーの裏側に、表示内容を記載した表示シートを配置したことを特徴とし、表示シートの表示内容により、表示ランプが何を表示しているかが容易に識別できる。
【0074】
請求項9の発明は、請求項8の発明において、ランプカバーにおける弾性係止部が設けられた部位を他の部位に比べて薄肉に形成したことを特徴とし、弾性係止部を容易に撓ませることができるから、ランプカバーを器体から小さな力で取り外すことができ、ユーザによる表示シートの交換を可能にして、表示ランプの用途を広げることができる。
【0075】
請求項10の発明は、請求項1の発明において、上記各端子装置は電線が接続される端子板を有し、上記ランプ及びランプに直列接続された電流制限用の抵抗器の一方のリードにそれぞれ当接するとともに、先端部が各端子板に弾接する導電性の弾接ばね片を設け、上記ランプ及び抵抗器の一方のリードに対して略直交する方向から弾接ばね片を交差させるように弾接ばね片を配置したことを特徴とし、弾接ばね片がリードに対して略直交する方向から交差するように弾接ばね片を配置しているので、弾接ばね片と略直交する方向から交差するようにリードを曲げる必要がなく、組立性が向上するという効果がある。
【0077】
請求項11の発明は、請求項1の発明において、ランプを基板に実装してランプ収納室の内部に収納したことを特徴とし、ランプを基板に実装しているので、ランプの位置を固定でき、光り方のばらつきを少なくするとともに、組立性を向上させることもできる。
【0078】
請求項12の発明は、請求項1の発明において、ランプカバーは、取付枠が備える器具取付用の細長の開口窓の長手方向に沿う寸法が、開口窓の長手方向寸法の略3分の1に形成された1個モジュール用のランプカバーであることを特徴とし、1個モジュールの表示ランプを実現できる。また請求項13の発明では、請求項1の発明において、ランプカバーは、取付枠が備える器具取付用の細長の開口窓の長手方向に沿う寸法が、開口窓の長手方向寸法の略3分の2に形成された2個モジュール用のランプカバーであることを特徴とし、2個モジュールの表示ランプを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の表示ランプの分解斜視図である。
【図2】同上を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図3】同上のランプカバーの正面図である。
【図4】(a)(b)はランプカバーの組立手順を説明する説明図である。
【図5】(a)〜(c)は表示シートの表示内容の一例を示す図である。
【図6】同上の表示ランプの一部分解せず断面図である。
【図7】同上の断面図である。
【図8】同上の別の表示ランプの一部分解せず断面図である。
【図9】同上の断面図である。
【図10】(a)〜(d)は同上に用いる遮光板の説明図である。
【図11】同上のカバーを示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図12】同上のカバーを示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図13】同上の上面図である。
【図14】同上の別の表示ランプの上面図である。
【図15】同上を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図16】実施形態2の表示ランプの断面図である。
【図17】実施形態3の表示ランプを示し、(a)はランプカバーを取り外した状態の断面図、(b)は要部拡大図である。
【図18】同上の別の表示ランプを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図19】同上を施工面に配設するためのプレート枠及び化粧プレートを正面から見た斜視図である。
【図20】同上を施工面に配設するためのプレート枠及び化粧プレートを裏面から見た斜視図である。
【図21】(a)(b)は同上の表示ランプのプレート枠への取付方法を説明する説明図である。
【図22】従来の表示ランプの分解斜視図である。
【図23】同上の断面図である。
【図24】同上のランプカバーを外した状態の断面図である。
【図25】同上のランプカバーの正面図である。
【図26】同上のカバーを示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図27】同上のランプカバーの組立手順の説明図である。
【図28】同上のランプカバーの取り外し方法の説明図である。
【符号の説明】
1 ボディ
2 カバー
7 端子装置
14a 係止孔
23 開口
24 ランプ収納室
25 ランプカバー
25c 係止片

Claims (13)

  1. 配線器具を取り付けるための器具取付部を備えた取付枠を用いて造営面に取り付けられる表示ランプであって、前面に角筒状のカバー保持部を備えるとともにカバー保持部の両側面に張出部をそれぞれ備え、各張出部の側縁に取付枠の器具取付部と係止離脱自在に係止する取付手段が設けられた器体と、カバー保持部の前面に設けた開口と、前記開口に連通して器体の内部に設けられたランプ収納室と、器体の内部に収納され外部からの電線がそれぞれ接続される2つの端子装置と、両端子装置の間に電気的に接続されランプ収納室の内部に収納された表示用のランプと、カバー保持部の開口を覆うようにして器体の前面に被着される透光性のランプカバーとを備え、カバー保持部の両側面に設けた張出部に被係止部を設けるとともに、ランプカバーに被係止部と凹凸係止する弾性係止部を設けたことを特徴とする表示ランプ。
  2. ランプ収納室は上記開口の投影範囲に形成され、前記ランプ収納室の底面にランプ光を前方に反射する反射面を形成したことを特徴とする請求項1記載の表示ランプ。
  3. ランプ収納室の内部にランプ光を拡散する拡散部材を配置したことを特徴とする請求項1記載の表示ランプ。
  4. ランプ収納室の内部にランプ光を減光させる減光部材を配置したことを特徴とする請求項1記載の表示ランプ。
  5. ランプと直列に電流制限用の抵抗器を接続し、該抵抗器を配置するスペースをランプ収納室の裏側に設けたことを特徴とする請求項1記載の表示ランプ。
  6. ランプカバーの表面を、中央部が両側部に比べて前方に突出するような曲面に形成したことを特徴とする請求項1記載の表示ランプ。
  7. ランプカバーの表面に、他の部位よりも前方に突出する凸部を形成したことを特徴とする請求項6記載の表示ランプ。
  8. ランプカバーの裏側に、表示内容を記載した表示シートを配置したことを特徴とする請求項1記載の表示ランプ。
  9. ランプカバーにおける弾性係止部が設けられた部位を他の部位に比べて薄肉に形成したことを特徴とする請求項8記載の表示ランプ。
  10. 上記各端子装置は電線が接続される端子板を有し、上記ランプ及びランプに直列接続された電流制限用の抵抗器の一方のリードにそれぞれ当接するとともに、先端部が各端子板に弾接する導電性の弾接ばね片を設け、上記ランプ及び抵抗器の一方のリードに対して略直交する方向から弾接ばね片を交差させるように弾接ばね片を配置したことを特徴とする請求項1記載の表示ランプ。
  11. ランプを基板に実装してランプ収納室の内部に収納したことを特徴とする請求項1記載の表示ランプ。
  12. 前記ランプカバーは、前記取付枠が備える器具取付用の細長の開口窓の長手方向に沿う寸法が、前記開口窓の長手方向寸法の略3分の1に形成された1個モジュール用のランプカバーであることを特徴とする請求項1記載の表示ランプ。
  13. 前記ランプカバーは、前記取付枠が備える器具取付用の細長の開口窓の長手方向に沿う寸法が、前記開口窓の長手方向寸法の略3分の2に形成された2個モジュール用のランプカバーであることを特徴とする請求項1記載の表示ランプ。
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