JP4352453B2 - コジェネレーションシステム - Google Patents

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Description

この発明は、燃焼機器を有する発電機と、前記燃焼機器から排出される排ガスの排熱を回収する排ガスボイラとを備えるコジェネレーションシステム(熱電併給システムともいう。)に関する。
一般に、コジェネレーションシステムにおいては、前記燃焼機器の排ガス中に尿素水などの還元剤を注入し、この還元剤を触媒反応器上で排気ガス中のNOxと反応させ、NOxを窒素と水とに分解することにより、排ガスボイラからのNOxの流出を防止することが行われる。こうした従来のコジェネレーションシステムにおいては、還元剤の注入量が前記発電機の出力を変数として制御されるために、季節変動の影響を受けて、還元剤注入量を精度良く実際のNOx発生量に追随させることができないという課題があった。
この課題を解決するために、前記還元剤注入量の補正を行うことが提案されている(特許文献1参照)。この補正方法は、つぎのようなものである。前記発電機の定格運転時のNOx濃度を測定し、この測定濃度と特定条件下のNOx濃度との差に対し、前記発電機により定まる固定の定数を乗算して補正値を求め、この補正値を前記還元剤注入量に加算して補正を行う。
特開2003−126652号公報
この発明は、特許文献1に記載の発明のさらなる改良に関するものであって、発電機の部分負荷に対しても精度良く還元剤の注入量の補正を行うことを課題としている。
この発明は、前記の課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、燃焼機器を有する発電機と、前記燃焼機器から排出される排ガスの排熱を回収する排ガスボイラと、前記燃焼機器の下流側に設けられる触媒反応器と、前記触媒反応器上流側の排ガスへ還元剤を注入する還元剤注入器と、排ガスのNOx濃度を検出するNOx濃度検出手段と、前記発電機の発電量に応じて定める還元剤注入量を前記NOx濃度検出手段により検出されるNOx濃度に基づき前記発電機の定格負荷時および部分負荷時に補正する制御器とを備え
前記制御器は、前記発電機の発電量Pに応じた第一注入量G1に下記補正率aを乗算することにより前記補正を行うことを特徴としている。
a=△GC/△GP=(GC1−GP0)/(GP1−GP0)
計画NOx低減量△GP=(特定の条件下におけるNOx濃度GP1)−(前記触媒反応器3通過後の目標NOx濃度GP0)
実際NOx低減量△GC=(前記NOx濃度検出手段14により検出されるNOx濃度GC1)−(前記目標NOx濃度GP0)
請求項1に記載の発明によれば、前記発電機の部分負荷時においても当該部分負荷時に前記NOx濃度検出手段により検出されるNOx濃度に応じて変化する注入量補正を行うので、前記発電器の部分負荷時において前記発電機の定格負荷時のNOx濃度に基づき注入
量補正を行うものと比較して、部分負荷時においても精度良く還元剤注入量の補正が行われる。また、前記補正率aを前記のように設定することにより、実際のNOx濃度と目標NOx濃度とを加味した精度の良い注入量の補正が可能となる。
請求項2に記載の発明は、燃焼機器を有する発電機と、前記燃焼機器から排出される排ガスの排熱を回収する排ガスボイラと、前記燃焼機器の下流側に設けられる触媒反応器と、前記触媒反応器上流側の排ガスへ還元剤を注入する還元剤注入器と、排ガスのNOx濃度を検出するNOx濃度検出手段と、前記発電機の発電量に応じて定める還元剤注入量を、補正する制御器とを備え
前記制御器は、前記発電機の定格負荷から所定部分負荷までの還元剤注入量を、前記発電量Pに応じて変化する第一注入量信号G1と前記NOx濃度検出手段により検出されるNOx濃度に基づき、つぎの式1に示される還元剤の第二注入量G2となるように補正するとともに、
前記所定部分負荷未満では、式1の補正値GXを、前記所定部分負荷となった時点の検出NOx濃度に基づく補正値GX0として補正することを特徴としている。
G2=G1+GX………………………式1
但し、GX=k×(GC1−GP1),
GP1:計画NOx濃度,
GC1:NOx濃度センサ14により検出されるNOx濃度
k:定数
請求項2に記載の発明によれば、前記発電機の部分負荷時においても当該部分負荷時の前記NOx濃度検出手段により検出されるNOx濃度に基づいて注入量補正を行うので、前記発電機の部分負荷時において前記発電機の定格負荷時のNOx濃度に基づき注入量補正
を行うものと比較して、部分負荷時においても精度良く還元剤注入量の補正が行われる。また、前記発電機の負荷が定格負荷から所定部分負荷までにおいては、検出NOx濃度に基づく補正値GXにより補正され、所定部分負荷未満の部分負荷時には、前記所定部分負荷となった時点の検出NOx濃度に基づく補正値GX0により補正され、前記所定部分負荷未満の部分負荷においても、定格時のNOx濃度ではなく、部分負荷時のNOx濃度の変化を反映した補正がなされる。
この発明によれば、前記発電機の部分負荷において、精度良く還元剤注入量を制御することができる。
つぎに、この発明の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、燃焼機器を有する発電機と、前記燃焼機器から排出される排ガスの排熱を回収する排ガスボイラとを備えるコジェネレーションシステムに適用される。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1について説明する。この実施の形態1は、燃焼機器を有する発電機と、前記燃焼機器から排出される排ガスの排熱を回収する排ガスボイラと、前記燃焼機器の下流側に設けられる触媒反応器と、前記触媒反応器上流側の排ガスへ還元剤を注入する還元剤注入器と、前記触媒反応器上流側の排ガスのNOx濃度を検出するNOx濃度検出手段と、前記発電機の発電量(負荷)に応じて定める還元剤注入量を前記NOx濃度検出手段により検出されるNOx濃度に基づき前記発電機の定格負荷時および部分負荷時に補正する制御器とを備えることを特徴としている。
この実施の形態1においては、前記燃焼機器から排出される排ガスに対して前記還元剤注入器から還元剤が注入される。そして、この還元剤が前記触媒反応器上で排ガス中のNOxと反応して、NOxが窒素と水に分解される。前記還元剤の注入量は、前記制御器により、前記発電機の発電量に応じて定める還元剤注入量に基づき制御される。そして、前記発電機の定格負荷(100%負荷)時および部分負荷(たとえば95%負荷時)ともに、NOx濃度が変化すると、前記NOx濃度検出手段により検出されるNOx濃度に基づき、補正値が求められ、注入量が補正される。
この実施の形態1において、前記発電機は、好ましくは、季節変動によりNOx濃度変化が大きいガスエンジンを燃焼機器として有するものとするが、ガスタービン,ディーゼルエンジンなどの燃焼機器を有するものとすることができる。
また、前記排ガスボイラは、蒸気ボイラ,温水ボイラのいずれであっても良く、前記燃焼機器から排出される排ガスの熱を回収するものであれば、種類、形式を問わない。
また、前記触媒反応器は、尿素水,アンモニア,重炭酸アンモニウムなどの還元剤と排ガス中のNOxとの反応を促進させるものであれば、種類を問わない。前記触媒反応器の設置位置は、前記燃焼機器と前記排ガスボイラとの間の排ガス通路中,前記排ガスボイラの中に形成される排ガス通路中,前記排ガスボイラから排出される排ガスが流通する排ガス通路中のいずれであってもよい。この場合、前記脱硝反応器の設置位置に応じて排ガス温度が異なるので、その排ガス温度に適したNOx分解触媒を用いる。
また、前記還元剤注入器は、少なくとも還元剤を前記触媒反応器の上流側に注入するノズルとこのノズルへ還元剤を圧力をかけて供給するポンプとを含む。この実施の形態においては、前記ノズルおよび前記ポンプは、特定の構成のものに限定されるものではない。
前記還元剤注入器による還元剤の注入量の制御は、前記ポンプのストローク数制御によって実施される。
前記NOx濃度検出器は、前記触媒反応器の上流側の排ガス中のNOx濃度を検出するものであればよく、特定の構成のものに限定されるものではなく、周知のセンサが用いられる。
前記制御器は、前記発電機から発電量の信号および前記NOx濃度検出器からの検出信号を入力し、前記発電機の発電量Pに応じた第一注入量G1をベースとして制御し、このベース値G1に補正値GXを加算して、前記還元剤注入器による還元剤注入量Gを補正出力する。前記第一注入量G1は、前記発電量Pの関数として関数発生器にて導出するか、前記発電量に対する注入量をテーブルとして前記制御器のメモリに記憶して、利用する。前記補正値GXは、前記NOx濃度検出手段による検出濃度に応じて変化する(異なる)値となるように,演算回路により演算される。
前記補正値GXは、好ましくは、実際NOx低減量△GCに比例する値とする。前記実
際NOx低減量GCとは、前記濃度検出手段により検出されるNOx濃度GC1から前記触媒反応器通過後の計画NOx濃度GP1を差し引いた値である。すなわち、補正GXは、次式で表現される。
GX=k×(GC1−GP1)
但し、kは定数である。
前記補正値GXをこのように設定することにより、前記発電機の定格負荷および部分負荷時において、それぞれの負荷時に測定したNOx濃度に基づいた注入量の補正が可能となる。
さらに、前記制御器による補正は、前記第一注入量G1に補正値GXを加算することにより行っているが、前記第一注入量G1に補正率aを乗算することにより行うように構成することができる。
前記補正率aは、好ましくは、計画NOx濃度低減量△GP対する実際NOx低減量△GCの比率に比例する値とする。前記計画NOx低減量GPとは、特定の条件(計画)下
におけるNOx濃度GP1から前記触媒反応器通過後の目標NOx濃度GP0(低減目標とするNOx濃度)を差し引いた値である。また,前記実際NOx低減量GCとは、前記濃度検出手段により検出されるNOx濃度GC1から前記目標NOx濃度GP0を差し引いた値である。すなわち、補正率aは、次式で表現される。
a=△GC/△GP=(GC1−GP0)/(GP1−GP0)
前記補正率aをこのように設定することにより、実際のNOx濃度と目標NOx濃度とを加味した精度の良い注入量の補正が可能となる。
以上のように、この実施の形態1によれば、前記発電機の定格負荷時および部分負荷時ともに、実際のNOx濃度の変化を加味した還元剤の注入量の補正が行われる。その結果、前記発電機の負荷が変化しても精度の高い還元剤注入量制御を行うことができる。
この発明は、前記実施の形態1に限定されるものではなく、つぎの実施の形態2を含む。
(実施の形態2)
この実施の形態2は、燃焼機器を有する発電機と、前記燃焼機器から排出される排ガスの排熱を回収する排ガスボイラと、前記燃焼機器の下流側に設けられる触媒反応器と、前記触媒反応器上流側の排ガスへ還元剤を注入する還元剤注入器と、前記触媒反応器上流側の排ガスのNOx濃度を検出するNOx濃度検出手段と、前記発電機の発電量(負荷)に応じて定める還元剤注入量を、前記発電機の定格負荷時前記NOx濃度検出手段により検出されるNOx濃度に基づき補正し、部分負荷時当該部分負荷時のNOx濃度に基づく固定値で補正する制御器とを備えることを特徴としている。
この実施の形態2において、前記実施の形態1と異なるのは、前記発電機の発電量に応じて定める還元剤注入量を、前記発電機の定格負荷時前記NOx濃度検出手段により検出されるNOx濃度に基づき補正し、部分負荷時当該部分負荷となった時のNOx濃度に基づく固定値で補正する点である。以下、前記実施の形態1と異なる部分のみ説明するが、同じ部分ついての説明を省略する。
この実施の形態2においては、前記発電機の定格負荷時には、前記NOx濃度検出手段により検出されるNOx濃度に基づく補正が行われ、部分負荷時には当該部分負荷となった時のNOx濃度に基づく固定値で補正が行われる。
以上のように、この実施の形態2によれば、前記発電機の部分負荷時には当該部分負荷となった時のNOx濃度に基づく固定値で補正が行われるので、精度の高い還元剤注入量制御を行うことができる。
さらに、前記の実施の形態1,2は、つぎの脱硝方法の実施の形態3,4を含む。
(実施の形態3)
この実施の形態3は、前記実施の形態1により実現される脱硝方法であって、発電機の燃焼機器から排出される排ガスへ還元剤を注入し、脱硝反応器にて排ガス中のNOxを分解するコジェネレーションシステムの排ガス脱硝方法において、前記発電機の発電量に応じて定める還元剤注入量を前記発電機の負荷の変化に応じて前記NOx濃度検出手段により検出されるNOx濃度に基づき前記発電機の定格負荷時および部分負荷時に補正することを特徴としている。
(実施の形態4)
この実施の形態4は、前記実施の形態2により実現される脱硝方法であって、発電機の燃焼機器から排出される排ガスへ還元剤を注入し、脱硝反応器にて排ガス中のNOxを分解するコジェネレーションシステムの排ガス脱硝方法において、前記発電機の発電量に応じて定める還元剤注入量を、前記発電機の定格負荷時前記NOx濃度検出手段により検出されるNOx濃度に基づき補正し、部分負荷時当該部分負荷時のNOx濃度に基づく固定値で補正することを特徴としている。
以下、前記実施の形態1に対応するこの発明の具体的実施例1を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、実施例1の概略構成図であり、図2は、同実施例1の電気的ブロック回路図である。
前記実施例1は、コジェネレーションシステムであり、主たる構成要素は、発電機1,発電機1の排ガスから排熱を回収する排ガスボイラ2,還元剤としての尿素水NH3を用いて排ガス中のNOxを分解する触媒反応器3,尿素水を注入する還元剤注入器4である。
前記発電機1は、燃焼機器としてのガスエンジン5と発電部6を有する。ガスエンジン5には、吸気通路7を備える。
前記触媒反応器3は、前記ガスエンジン5と前記排ガスボイラ2との間の第一排ガス通路8に設けられる。前記触媒反応器3は、約400℃〜450℃の排ガス温度領域において、尿素水とNOxの反応を促進し、NOxを窒素と水とに分解する機能を有する。
前記還元剤注入器4は、注入ノズル9と、この注入ノズル9へ還元剤流路10を介して接続され、還元剤貯留タンク(図示省略)から前記注入ノズル9へ供給する電磁式のポンプ11とを有する。
前記排ガスボイラ2には、熱回収後の排ガスを大気へ放出するための第二排ガス通路12を有している。
前記ポンプ11は、制御器13により制御される。前記制御器13は、前記触媒反応器3の上流側の第一排ガス通路8における排ガスのNOx濃度検出手段としてのNOx濃度センサ14の検出濃度信号GC1と前記発電機1の発電量信号Pとを入力し、つぎの式に示
される還元剤の第二注入量G2となるように前記ポンプ11を制御する。
G2=G1+GX………………………式1
但し、GX=k×(GC1−GP1),
GP1:計画NOx濃度,
GC1:NOx濃度センサ4により検出されるNOx濃度
k:定数
前記制御器13による還元剤注入量の制御は、図2の処理ブロック図により実現される。図2において、前記発電機1の発電量信号Pは、比率演算回路15へ入力され、前記発電量Pに応じて変化する第一注入量信号G1を発生する。また、前記発電量信号Pは、関数発生回路16へも入力され、前記特定条件下におけるNOx濃度信号GP1を
発生する。
一方、前記NOx濃度センサ14にて検出されたNOx濃度信号GC1は、減算回路17へ入力され、計画NOx濃度GC1との差分の信号△G(=GC1−GP1)が出力される。この信号△Gは、補正値演算回路18へ入力され、ここで前記補正値GXが生成され、加算回路19へ入力される。前記加算回路19においては、G1+GXの演算がなされ、前記ポンプ11を制御するための還元剤の第二注入量信号G2が出力される。この第二注入量信号G2は、前記制御器13の一部を構成するポンプ制御部(図示省略)へ送信され、前記ポンプ11による注入量を制御する。
つぎに、上記構成の実施例1の作用を説明する。前記燃焼機器5から排出されるNOx濃度が季節変動により変化する。その変化は、前記発電機1の負荷,すなわち発電量Pの変化に対して、前記GC1との差が一様となるように(一定値となるように)変化するものではない。
NOx濃度が、このように変化した場合、その変化は、前記△Gとして把握され、補正値GXとして、前記補正値演算回路18から出力される。しかも、前記発電機1が定格負荷,95%などのの部分負荷のいずれであっても、NOx濃度の変化を反映した補正値GXにより補正がなされる。
以下、前記実施の形態2に対応するこの発明の具体的実施例2を図面に基づいて詳細に説明する。図3は、実施例2の電気的ブロック回路図である。
この実施例2において、前記実施例1と異なる構成のみ説明し、同じ構成については同一符号を付して省略する。
実施例2において、前記実施例1と異なるのは、補正値GXが、前記発電機1の定格負荷時は、検出NOx濃度に基づく検出NOx濃度に対して変化する補正値となり、95%未満の部分負荷時は、95%負荷となった時点での検出濃度に基づく固定値GX0となる点である。
具体的に前記の異なる部分を説明するに、図3において、補正値GXを算出する補正値演算回路21を設けた点である。注入量補正演算回路21は、補正演算回路22と自動/手動切替回路23とを含む。前記補正演算回路22は、前記実施例1の関数発生回路16と前記第一減算回路17と補正値演算回路18の機能を含む。前記自動/手動切替回路23は、前記発電機1の負荷に応じて、その出力をNOx濃度に対して変化する補正値GXと前記固定値GX0とに切り替える回路の機能を有する。すなわち、前記自動/手動切替回路23が前記発電量信号Pに基づいて、定格負荷と判定すると前記補正値演算回路21からNOx濃度の変化に基づく前記実施例1と同様の補正値GXを出力し、95%の部分負荷と判定すると、当該95%部分負荷となった時点の検出NOx濃度に基づく補正値GX0を記憶し、95%未満の部分負荷では固定の補正値GX0を出力し続ける。定格負荷から95%部分負荷は、定格負荷時と同様にNOx濃度の変化に基づく前記実施例1と同様の補正値GXを出力する。
前記構成の実施例2の作用を説明する。NOx濃度が前記実施例1において記載のように変化した場合、前記発電機1の負荷が定格負荷から95%負荷においては、検出NOx濃度に基づく補正値GXとして、前記補正値演算回路21から出力される。また、95%未満の部分負荷時には、固定の補正値GX0として力される。こうして、95%未満の部分負荷においても、定格時のNOx濃度ではなく、部分負荷時のNOx濃度の変化を反映した補正がなされる。
本発明の実施例1の概略構成を示す説明図である。 同実施例1のブロック的回路構成を示す説明図である。 本発明の実施例2のブロック的回路構成を示す説明図である。
符号の説明
1 発電機
2 排ガスボイラ
3 脱硝反応器
4 還元剤注入器
5 燃焼機器
14 NOx濃度センサ


Claims (2)

  1. 燃焼機器5を有する発電機1と、前記燃焼機器5から排出される排ガスの排熱を回収する排ガスボイラ2と、前記燃焼機器5の下流側に設けられる触媒反応器3と、前記触媒反応器3上流側の排ガスへ還元剤を注入する還元剤注入器4と、排ガスのNOx濃度を検出するNOx濃度検出手段14と、前記発電機1の発電量に応じて定める還元剤注入量を前記NOx濃度検出手段により検出されるNOx濃度に基づき前記発電機1の定格負荷時および部分負荷時に補正する制御器13とを備え
    前記制御器13は、前記発電機1の発電量Pに応じた第一注入量G1に下記補正率aを乗算することにより前記補正を行うことを特徴とするコジェネレーションシステム。
    a=△GC/△GP=(GC1−GP0)/(GP1−GP0)
    計画NOx低減量△GP=(特定の条件下におけるNOx濃度GP1)−(前記触媒反応器3通過後の目標NOx濃度GP0)
    実際NOx低減量△GC=(前記NOx濃度検出手段14により検出されるNOx濃度GC1)−(前記目標NOx濃度GP0)
  2. 燃焼機器を有する発電機1と、前記燃焼機器5から排出される排ガスの排熱を回収する排ガスボイラ2と、前記燃焼機器5の下流側に設けられる触媒反応器3と、前記触媒反応器3上流側の排ガスへ還元剤を注入する還元剤注入器4と、排ガスのNOx濃度を検出するNOx濃度検出手段14と、前記発電機1の発電量に応じて定める還元剤注入量を、補正する制御器13とを備え
    前記制御器13は、前記発電機1の定格負荷から所定部分負荷までの還元剤注入量を、前記発電量Pに応じて変化する第一注入量信号G1と前記NOx濃度検出手段14により検出されるNOx濃度に基づき、つぎの式1に示される還元剤の第二注入量G2となるように補正するとともに、
    前記所定部分負荷未満では、式1の補正値GXを、前記所定部分負荷となった時点の検出NOx濃度に基づく補正値GX0として補正することを特徴とするコジェネレーションシステム。
    G2=G1+GX………………………式1
    但し、GX=k×(GC1−GP1),
    GP1:計画NOx濃度,
    GC1:NOx濃度センサ14により検出されるNOx濃度
    k:定数
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