JP5495678B2 - 尿素噴射装置および電磁ポンプ - Google Patents

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本発明は、尿素噴射装置(Urea Dosing System)およびそれに使用する電磁ポンプに関する。
例えば、自動車用ディーゼルエンジンの選択還元型NOx触媒システムに利用して有効なものに関する。
自動車用ディーゼルエンジンの排出ガス対策により、PM(Particulate
Matter)低減のために燃焼の最適化が図られ、この燃焼の最適化に伴って排出レベルが高まるNOx(窒素酸化物)を選択還元型NOx触媒(Selective Catalytic Reduction:SCR)により後処理するSCRシステムが、提案されている。
SCRシステムは酸化触媒部およびSCR部がエンジンの排気管に直列に配置されており、SCR部には尿素噴射装置が設けられている。SCRシステムは、SCRの上流に尿素(CO(NH2 2 )水溶液と圧縮空気との混合気を噴射することにより、NOxを窒素に還元するシステムである。噴霧器からSCR部に噴霧された尿素水溶液は、アンモニア(NH3 )と二酸化炭素(CO2 )とに分解され、アンモニアがNOxと化学反応して窒素(N2 )と水(H2 O)とに変換される。SCRシステムにおいては、NOx、CO(酸化炭素)、炭化水素(HC)が酸化触媒部によって酸化処理される。
尿素噴射装置は、尿素水溶液を貯留するタンクと、尿素水溶液を加圧するポンプと、尿素水溶液を噴霧する噴霧器と、を具備する。
ところで、尿素水溶液は例えば−11℃で凍結するという問題点がある。
そこで、尿素噴射装置のポンプを正逆回転可能に構成し、エンジン停止後に、ポンプを通常の尿素水溶液吐出状態(正回転駆動状態)とは異なる尿素水溶液吸い戻し状態(逆回転駆動状態)で運転することにより、尿素水溶液をタンクに回収するものが提案されている。例えば、特許文献1参照。
特開2008−101564号公報
しかしながら、前記した尿素噴射装置においては、ポンプを正逆回転可能な構成とする必要上、正回転と逆回転とを切り換え可能なモータを使用するか、または、正回転駆動用モータと逆回転駆動用モータとを併用する必要があるので、イニシャルコストおよびランニングコストが増大するという問題点があった。
本発明の目的は、イニシャルコストおよびランニングコストを抑制しつつ、尿素水溶液による凍結の障害を防止することができる尿素噴射装置およびそれに使用する電磁ポンプを提供することにある。
前記した課題を解決するための手段のうち代表的なものは、次の通りである。
(1)排気管の酸化触媒部の下流側に設けられSCR部にタンク内の尿素水溶液を噴霧する噴霧器と、前記尿素水溶液の圧送作動と前記尿素水溶液の吸い込み作動とを切り換える電磁ポンプと、を備えている尿素噴射装置であって、
前記電磁ポンプは、前記タンクに接続されるタンク側ポートを有するタンク側組立体と、前記噴霧器に接続される噴霧器側ポートを有する噴霧器側組立体とが直列に連結されており、
前記タンク側組立体は、タンク側電磁石と、該タンク側電磁石に軸方向に往復移動自在に支持されたタンク側パイプと、該タンク側パイプの軸方向両端にそれぞれ固定され、前記タンク側電磁石の軸方向両端部に形成された可動子移動空間内にそれぞれ移動可能に配設された一対のタンク側可動子と、該一対のタンク側可動子にそれぞれ設けられた一対のタンク側ダイアフラムと、該一対のタンク側ダイアフラムの軸方向外側にそれぞれ形成され、前記タンク側パイプによって互いに連通された一対のタンク側容積変化室と、前記タンク側パイプの往復移動によって前記タンク側ポートを開閉するタンク側弁体と、を備えており、
前記噴霧器側組立体は、噴霧器側電磁石と、該噴霧器側電磁石に軸方向に往復移動自在に支持された噴霧器側パイプと、該噴霧器側パイプの軸方向両端にそれぞれ固定され、前記噴霧器側電磁石の軸方向両端部に形成された可動子移動空間内にそれぞれ移動可能に配設された一対の噴霧器側可動子と、該一対の噴霧器側可動子にそれぞれ設けられた一対の噴霧器側ダイアフラムと、該一対の噴霧器側ダイアフラムの軸方向外側にそれぞれ形成され、前記噴霧器側パイプによって互いに連通された一対の噴霧器側容積変化室と、前記噴霧器側パイプの往復移動によって前記噴霧器側ポートを開閉する噴霧器側弁体と、を備えており、
前記タンク側可動子には前記タンク側パイプと前記噴霧器側パイプとを連通および遮断する弁体または弁座が設けられており、
前記噴霧器側可動子には前記タンク側パイプと前記噴霧器側パイプとを連通および遮断する弁座または弁体が設けられている、
ことを特徴とする尿素噴射装置。
(2)タンクに接続されるタンク側ポートを有するタンク側組立体と、負荷に接続される負荷側ポートを有する負荷側組立体とが直列に連結されており、
前記タンク側組立体は、タンク側電磁石と、該タンク側電磁石に軸方向に往復移動自在に支持されたタンク側パイプと、該タンク側パイプの軸方向両端にそれぞれ固定され、前記タンク側電磁石の軸方向両端部に形成された可動子移動空間内にそれぞれ移動可能に配設された一対のタンク側可動子と、該一対のタンク側可動子にそれぞれ設けられた一対のタンク側ダイアフラムと、該一対のタンク側ダイアフラムの軸方向外側にそれぞれ形成され、前記タンク側パイプによって互いに連通された一対のタンク側容積変化室と、前記タンク側パイプの往復移動によって前記タンク側ポートを開閉するタンク側弁体と、を備えており、
前記負荷側組立体は、負荷側電磁石と、該負荷側電磁石に軸方向に往復移動自在に支持された負荷側パイプと、該負荷側パイプの軸方向両端にそれぞれ固定され、前記負荷側電磁石の軸方向両端部に形成された可動子移動空間内にそれぞれ移動可能に配設された一対の負荷側可動子と、該一対の負荷側可動子にそれぞれ設けられた一対の負荷側ダイアフラムと、該一対の負荷側ダイアフラムの軸方向外側にそれぞれ形成され、前記負荷側パイプによって互いに連通された一対の負荷側容積変化室と、前記負荷側パイプの往復移動によって前記負荷側ポートを開閉する負荷側弁体と、を備えており、
前記タンク側可動子には前記タンク側パイプと前記負荷側パイプとを連通および遮断する弁体または弁座が設けられており、
前記負荷側可動子には前記タンク側パイプと前記負荷側パイプとを連通および遮断する弁座または弁体が設けられている、
電磁ポンプ。
この手段よれば、イニシャルコストおよびランニングコストを抑制しつつ、尿素水溶液による凍結の障害を防止することができる。
本発明の一実施形態であるSCRシステムを示す模式図である。 本発明の一実施形態である電磁ポンプを示す縦断面図である。 その圧送作用を説明する各模式的断面図である。 その続きを示す各模式的断面図である。 その吸い戻し作用を説明する各模式的断面図である。 その続きを示す各模式的断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に即して説明する。
本実施形態において、本発明に係る尿素噴射装置は、図1に示されているように、自動車用ディーゼルエンジンのSCRシステムに搭載されている。
すなわち、SCRシステムにおいては、ディーゼルエンジン(図示せず)の排気管1には酸化触媒部2およびSCR部3が直列に配置されており、SCR部3には本実施形態に係る尿素噴射装置4が設けられている。
本実施形態に係る尿素噴射装置4は、尿素水溶液5を貯留するタンク6と、尿素水溶液5を加圧する電磁ポンプ7と、尿素水溶液5を噴霧する噴霧器8と、電磁ポンプ7と噴霧器8との間に介設されたフィルタ9と、を備えている。
尿素水溶液5は強アルカリ性であるので、尿素水溶液5を貯留するタンク6や流通路は耐アルカリ性の材料によって形成されている。
本実施形態に係る尿素噴射装置4において、電磁ポンプ7としては、本発明の一実施形態である図2に示された電磁ポンプが使用されている。
本実施形態に係る電磁ポンプ7は、電磁石によって駆動され、通常の尿素水溶液圧送状態とは異なる尿素水溶液吸い戻し状態で運転することができるように構成されている。
図1および図2に示されているように、電磁ポンプ7は、タンク6側に接続される電磁ポンプ組立体(以下、タンク側組立体という)7Aと、負荷としての噴霧器8の側に接続される電磁ポンプ組立体(以下、噴霧器側組立体という)7Bとを備えている。
タンク側組立体7Aと噴霧器側組立体7Bとは同様の構成を有するので、図2において、その構成は共通の構成要素に同一の符号を使用して、タンク側組立体7Aを代表に説明する。
図2に示されているように、タンク側組立体7Aは電磁石10を備えている。電磁石10は円筒形状に形成されたコア11を有している。コア11の軸方向の両端には、径方向外側に向かう円形リング(ドーナツ)形状のフランジ12がそれぞれ形成されている。コア11の外周には、非磁性体としての樹脂によって形成されたボビン13が嵌合されており、ボビン13の外側には円筒形状のコイル14が装着されている。コア11の中空部内には円筒形状のパイプ15が軸方向に摺動可能かつ往復移動可能に支持されている。パイプ15の軸方向の長さはコア11の長さよりも長く形成されている。
電磁石10は外部電源による所定の周波数の電圧を図示しない端子を介してコイル14に印加することで、電磁石10の磁極の極性、詳しくはコア11の一端に配置されたフランジ12に形成される第一磁極16と、コア11の他端に配置されたフランジ12に形成される第二磁極17とのそれぞれの相互に異なる極性を周期的に切り換えることができるようになっている。
すなわち、コイル14に所定周波数の電圧を印加することにより、例えば第一磁極16の極性をS極、N極、S極、N極・・・の順に周期的に切り換えることができ、第二磁極17の極性を第一磁極16の極性の切り換えと同一のタイミングで、N極、S極、N極、S極・・・の順に周期的に切り換えることができるようになっている。
コイル14の外周にはコイル14の軸方向長さよりも充分に長い円筒形状に形成されたケース20が嵌合されており、ケース20は磁性体によって円筒形状に形成されることにより、コイル14の外側を囲う囲繞ヨークを構成している。
ケース20内には一対の内側ヨーク21、21が、ケース20の両端開口からそれぞれ嵌入されており、一対の内側ヨーク21、21はボビン13の一対の鍔部の軸方向外側端面にそれぞれ突き当てられている。内側ヨーク21は磁性体によって円筒形状に形成されており、内側ヨーク21の内周は小径部、中径部および大径部の3段に形成されている。一対の内側ヨーク21、21は小径部が内側にそれぞれ配置された状態で、対称形に、かつ、電磁石10と同心円にそれぞれ配置されている。
ケース20内における一対の内側ヨーク21、21の軸方向外側位置には、一対の外側ヨーク22、22がそれぞれ嵌入されており、一対の外側ヨーク22、22は一対の内側ヨーク21、21の外側端面にそれぞれ突き当てられている。外側ヨーク22は磁性体によって円筒形状に形成されており、外側ヨーク22の内周は小径部および大径部の2段に形成されている。一対の外側ヨーク22、22は大径部が内側に配置された状態で、対称形に、かつ、電磁石10と同心円にそれぞれ配置されているとともに、これら大径部の内側端面が一対の内側ヨーク21、21の大径部の外側端面にそれぞれ突き当てられている。
内側ヨーク21の内周空間(小径部、中径部および大径部の中空部内)と、外側ヨーク22の内周空間(小径部および大径部の中空部内)とは、一対の可動子移動空間23、23をそれぞれ形成している。
パイプ15は樹脂あるいはオーステナイト系ステンレス等の非磁性体によって形成されている。パイプ15はコア11の中空部内に軸方向に摺動可能に挿通されている。パイプ15は軸方向に所定のストローク(例えば2mm程度)をもって往復移動(振動)可能に支持されている。パイプ15の長さはコア11の長さより長く形成されており、両端が常にコア11の中空部から突出するように形成されている。つまり、パイプ15はコア11の中空部内に両端が中空部から突出するように移動可能に支持されている。
パイプ15の両端部には一対の可動子24、24がそれぞれ固定されており、一対の可動子24、24は一対の可動子移動空間23、23内に、軸方向に移動可能にそれぞれ配置されている。一対の可動子24、24はマグネット(永久磁石)25、可動コア26および補助可動コア(以下、補助コアという)27をそれぞれ備えている。
マグネット25は円形リング形状に形成されており、軸方向に着磁されている。マグネット25は可動コア26に保持されているとともに、補助コア27を固定している。
可動コア26は磁性体によって略円形皿形状に形成されており、一対の可動コア26、26がパイプ15の両端部にそれぞれ同心円に配置されて固定されている。一対の可動コア26、26は表側が内向きにそれぞれ配置された状態で、対称形に、かつ、パイプ15と同心円にそれぞれ配置されている。一対の可動コア26、26の周辺部の内側端面には、一対のマグネット25、25がそれぞれ同心円に固定されている。
補助コア27は磁性体によって円形リング形状に形成されており、一対の補助コア27、27が一対のマグネット25、25の内向き端面にそれぞれ同心円に配置されて固定されている。
補助コア27の内径はコア11のフランジ12の外径よりも若干大きく設定されており、補助コア27内周長さ(厚さ)はパイプ15のストローク(例えば2mm程度)よりも若干大きく設定されている。補助コア27はフランジ12に対して進退可能に嵌合されており、フランジ12が補助コア27に対して後退した状態において、補助コア27の内周縁辺部とフランジ12の外周縁辺部とが一致する(なお、多少のずれは許容される)。
ケース20内の両端部には一対のエンドプレート31、31がそれぞれ嵌入されている。エンドプレート31は非磁性体の一例である樹脂によって一体成形されており、一対のエンドプレート31、31はケース20と同心円にそれぞれ配置されているとともに、一対の外側ヨーク22、22の外側端面にそれぞれ突き当てられている。
一対のエンドプレート31、31の内向き端面の中央部には一対のダイアフラム32、32がそれぞれ配置されている。ダイアフラム32は非磁性体で弾性を有する材料の一例であるゴムによって、中央に取付孔を有する円形薄膜形状に形成されている。一対のダイアフラム32、32は外周縁部がエンドプレート31に固定されているとともに、取付孔縁辺部が可動コア26に固定されている。
一対のダイアフラム32、32は可動コア26の進退に伴って振動(往復移動)するようになっている。一対のダイアフラム32、32は一対のエンドプレート31、31と共に、一対の容積変化室33、33をそれぞれ形成している。一対の容積変化室33、33はパイプ15の中空部によって互いに連通されている。
パイプ15の両端には一対の弁体34、34がそれぞれ固定されている。弁体34は非磁性体の一例である樹脂によって鍔付きの円筒形状に形成されており、円筒形状部がパイプ15の中空部端部に嵌入されることにより、パイプ15に固定されている。弁体34はダイアフラム32の取付孔縁辺部を鍔部によって押さえることにより、ダイアフラム32を可動コア26に相対的に固定している。
エンドプレート31には弁座35を保持したホルダ36が固定されており、ホルダ36には弁路37が開設されている。エンドプレート31にはポート38が開設されたキャップ39が当接されており、キャップ39はケース20の端部に固定されている。弁路37の両端はポート38および容積変化室33にそれぞれ連通されている。弁体34はパイプ15の進退移動に追従して弁座35に離着座することにより、弁路37を開閉するようになっている。
噴霧器側組立体7Bにおけるパイプ15のタンク側端部には、弁座35を保持したホルダ36が固定されており、ホルダ36には弁路37が開設されている。弁路37の両端はパイプ15の中空部内および容積変化室33にそれぞれ連通されている。噴霧器側組立体7Bの弁座35とタンク側組立体7Aの弁体34とは、噴霧器側組立体7Bのパイプ15または/およびタンク側組立体7Aのパイプ15の進退移動に追従して、相対的に離着座することにより、弁路37を開閉するようになっている。
以上の構成に係る尿素噴射装置4の作用を、電磁ポンプ7の作用を中心に図3〜図6を使用して説明する。
なお、以下の説明において、タンク側組立体7Aの構成要素と噴霧器側組立体7Bの構成要素とは、符号に「A」「B」を付加して区別する。
図3および図4は電磁ポンプ7が尿素水溶液5を噴霧器8に圧送する場合を示しており、図5および図6は電磁ポンプ7が尿素水溶液5を噴霧器8から吸い戻す場合を示している。
図3(a)は待機(中立)状態を示している。
弁体34Aは閉じて、タンク側ポート38Aと容積変化室33Aとの連通を遮断しており、弁体34Bは開いて、噴霧器側ポート38Bと容積変化室33Bとを連通させている。パイプ15Bのタンク側端部に固定された弁体(以下、弁体34Cという)は閉じており、パイプ15Aとパイプ15Bとの連通を遮断している。
コイル14Aおよびコイル14Bに通電すると、図3(b)に示されているように、パイプ15Aおよびパイプ15Bがタンク側ポート38A側(以下、右側とする)から噴霧器側ポート38B(以下、左側とする)へ移動する。これにより、弁体34Aが開いてタンク側ポート38Aと容積変化室33Aとを連通させるとともに、容積変化室33Aの容積が増加するので、容積変化室33A内にタンク側ポート38Aの尿素水溶液5が吸い込まれる。このとき、弁体34Cがパイプ15Aを閉じているので、容積変化室33Aはタンク側ポート38Aの尿素水溶液5を吸い込むことができる。
他方、弁体34Bは噴霧器側ポート38Bを閉じる。
次いで、電磁石の磁極の極性が切り替わる(例えば、第一磁極16がN極からS極へ、第二磁極17がS極からN極へ切り替わる)ように、コイル14Aに電流が流されると、図3(c)に示されているように、パイプ15Aが左側から右側に移動する。これにより、弁体34Cが開いて容積変化室33Aと中間の容積変化室33Cとが連通するとともに、容積変化室33Cの容積が増加するので、容積変化室33C内に容積変化室33Aの尿素水溶液5が吸い込まれる。このとき、弁体34Bがパイプ15Bを閉じているので、容積変化室33Cは容積変化室33Aの尿素水溶液5を吸い込むことができる。
他方、弁体34Aは容積変化室33Aを閉じる。
次いで、電磁石の磁極の極性が切り替わる(例えば、第一磁極16がN極からS極へ、第二磁極17がS極からN極へ切り替わる)ように、コイル14Bに電流が流されると、図4(d)に示されているように、パイプ15Bが左側から右側に移動する。これにより、弁体34Bが開いてパイプ15Bと容積変化室33Bとが連通するとともに、容積変化室33Bの容積が増加するので、容積変化室33B内に中間の容積変化室33Cの尿素水溶液5が吸い込まれる。このとき、弁体34Cがパイプ15Aを閉じているので、容積変化室33Bは中間の容積変化室33Cの尿素水溶液5を吸い込むことができる。
他方、弁体34Aは容積変化室33Aを閉じている。
次いで、電磁石の磁極の極性が切り替わるように、コイル14Aおよびコイル14Bに電流が流されると、図4(e)に示されているように、パイプ15Aおよびパイプ15Bが右側から左側に移動する。これにより、容積変化室33Bの容積が減少するので、容積変化室33B内の尿素水溶液5が噴霧器側ポート38Bから吐き出される。このとき、弁体34Cがパイプ15Bを閉じているので、容積変化室33Bは尿素水溶液5を吐き出すことができる。
他方、弁体34Aが開いてタンク側ポート38Aと容積変化室33Aとを連通させるとともに、容積変化室33Aの容積が増加するので、容積変化室33A内にタンク側ポート38Aの尿素水溶液5が吸い込まれる。このとき、弁体34Cがパイプ15Aを閉じているので、容積変化室33Aはタンク側ポート38Aの尿素水溶液5を吸い込むことができる。
以下、図3(c)のステップから図4(e)のステップが繰り返されることにより、タンク6の尿素水溶液5が噴霧器8に圧送される。
図1において、噴霧器8に圧送された尿素水溶液5は噴霧器8から排気管1のSCR部3に噴霧される。噴霧器8からSCR部3に噴霧された尿素水溶液5は、アンモニア(NH3 )と二酸化炭素(CO2 )とに分解される。アンモニアは酸化触媒部12からのNOxと化学反応して窒素(N2 )と水(H2 O)とに変換されるため、NOxは除去されたことになる。
ところで、尿素水溶液は例えば−11℃で凍結するので、本実施形態においては、エンジン停止後に、電磁ポンプ7によって尿素水溶液を噴霧器8から吸い戻すものとした。
次に、電磁ポンプの尿素水溶液の吸い戻し作用を図5および図6について説明する。
図5(a)において、弁体34Aは開いて、タンク側ポート38Aと容積変化室33Aとを連通させており、弁体34Bは閉じて、噴霧器側ポート38Bと容積変化室33Bとの連通を遮断している。弁体34Cは閉じて、パイプ15Aとパイプ15Bとの連通を遮断している。
コイル14Aおよびコイル14Bに通電すると、図5(b)に示されているように、パイプ15Aおよびパイプ15Bが左側から右側へ移動する。これにより、弁体34Bが開いて噴霧器側ポート38Bと容積変化室33Bとを連通させ、また、容積変化室33Bの容積が増加するので、容積変化室33B内に噴霧器側ポート38Bの尿素水溶液5が吸い込まれる。このとき、弁体34Cがパイプ15Bを閉じているので、容積変化室33Bは噴霧器側ポート38Bの尿素水溶液5を吸い込むことができる。
他方、弁体34Aはタンク側ポート38Aを閉じる。
次いで、電磁石の磁極の極性が切り替わる(例えば、第一磁極16がN極からS極へ、第二磁極17がS極からN極へ切り替わる)ように、コイル14Bに電流が流されると、図5(c)に示されているように、パイプ15Bが右側から左側に移動する。これにより、弁体34Cが開いて容積変化室33Bと中間の容積変化室33Cとが連通するとともに、容積変化室33Cの容積が増加するので、容積変化室33C内に容積変化室33Bの尿素水溶液5が吸い込まれる。このとき、弁体34Bがパイプ15Bを閉じているので、容積変化室33Cは容積変化室33Bの尿素水溶液5を吸い込むことができる。
他方、弁体34Bは容積変化室33Bを閉じる。
次いで、電磁石の磁極の極性が切り替わる(例えば、第一磁極16がN極からS極へ、第二磁極17がS極からN極へ切り替わる)ように、コイル14Aに電流が流されると、図6(d)に示されているように、パイプ15Aが右側から左側に移動する。これにより、弁体34Aが開いてパイプ15Aと容積変化室33Aとが連通するとともに、容積変化室33Aの容積が増加するので、容積変化室33A内に中間の容積変化室33Cの尿素水溶液5が吸い込まれる。このとき、弁体34Cがパイプ15Bを閉じているので、容積変化室33Aは中間の容積変化室33Cの尿素水溶液5を吸い込むことができる。
他方、弁体34Bは容積変化室33Bを閉じている。
次いで、電磁石の磁極の極性が切り替わるように、コイル14Aおよびコイル14Bに電流が流されると、図6(e)に示されているように、パイプ15Aおよびパイプ15Bが左側から右側に移動する。これにより、容積変化室33Aの容積が減少するので、容積変化室33A内の尿素水溶液5がタンク側ポート38Aから吐き出される。このとき、弁体34Cがパイプ15Aを閉じているので、容積変化室33Aは尿素水溶液5を吐き出すことができる。
他方、弁体34Bが開いて噴霧器側ポート38Bと容積変化室33Bとを連通させるとともに、容積変化室33Bの容積が増加するので、容積変化室33B内に噴霧器側ポート38Bの尿素水溶液5が吸い込まれる。このとき、弁体34Cがパイプ15Bを閉じているので、容積変化室33Bは噴霧器側ポート38Bの尿素水溶液5を吸い込むことができる。
以下、図5(c)のステップから図6(e)のステップが繰り返されることにより、尿素水溶液5が噴霧器8から吸い戻される。
なお、図1に示されているように、噴霧器8に呼吸弁40を設けることにより、電磁ポンプ7による噴霧器8からの尿素水溶液5の吸い戻し作用を確保することができる。
本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)尿素水溶液を噴霧器に圧送するポンプを、尿素水溶液の圧送作動と尿素水溶液の吸い込み作動とを切り替える電磁ポンプによって構成することにより、尿素噴射装置の不使用時に、尿素水溶液を噴霧器から吸い戻すことができるので、尿素水溶液の凍結による障害を防止することができる。
(2)尿素水溶液を噴霧器に圧送するポンプを尿素水溶液の圧送作動と尿素水溶液の吸い込み作動とを切り替える電磁ポンプによって構成することにより、正逆回転可能なポンプによって構成する場合に比較して、イニシャルコストおよびランニングコストを低減することができる。
(3)尿素水溶液の圧送作動と尿素水溶液の吸い込み作動とを切り替えることができるので、尿素噴射装置の不使用時に、尿素水溶液を噴霧器から吸い戻すことができる。
(4)電磁石を2つ用いることによって、電磁ポンプ内部のチェック弁を廃止することができる。
(5)切換弁を用いることなく、2つの電磁石の制御のみで尿素水溶液(液体)の圧送作動と吸い込み作動とを切り替えることができる。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、電磁ポンプは、水平に配置するに限らず、垂直に配置してもよい。
また、電磁ポンプは、タンク外に配置するに限らず、タンク内に配置してもよい。
ボビン、パイプ、エンドプレート、弁体およびキャップは、樹脂によって形成するに限らず、オーステナイト系ステンレス等の非磁性体によって形成してもよい。
ダイアフラムはゴムによって形成するに限らず、例えば、弾性を有する非磁性樹脂、オーステナイト系ステンレスのような非磁性金属等によって形成してもよい。
また、ダイアフラムの断面形状としては、設計コンセプト等の必要に応じて、波状などの従来公知の各種の形状から選択使用することができる。
1…排気管、2…酸化触媒部、3…SCR部、4…尿素噴射装置、5…尿素水溶液、6…タンク、7…電磁ポンプ、7A…タンク側組立体、7B…噴霧器側(負荷側)組立体、8…噴霧器、9…フィルタ、
10…電磁石、11…コア、12…フランジ、13…ボビン、14、14A、14B…コイル、15、15A、15B…パイプ、16…第一磁極、17…第二磁極、
20…ケース(囲繞ヨーク)、21…内側ヨーク、22…外側ヨーク、23…可動子移動空間、24…可動子、25…マグネット(永久磁石)、26…可動コア、27…補助コア(補助可動コア)、
31…エンドプレート、32…ダイアフラム、33、33A、33B、33C…容積変化室、34、34A、34B、34C…弁体、35…弁座、36…ホルダ、37…弁路、38、38A、38B…ポート、39…キャップ、40…呼吸弁。

Claims (2)

  1. 排気管の酸化触媒部の下流側に設けられSCR部にタンク内の尿素水溶液を噴霧する噴霧器と、前記尿素水溶液の圧送作動と前記尿素水溶液の吸い込み作動とを切り換える電磁ポンプと、を備えている尿素噴射装置であって、
    前記電磁ポンプは、前記タンクに接続されるタンク側ポートを有するタンク側組立体と、前記噴霧器に接続される噴霧器側ポートを有する噴霧器側組立体とが直列に連結されており、
    前記タンク側組立体は、タンク側電磁石と、該タンク側電磁石に軸方向に往復移動自在に支持されたタンク側パイプと、該タンク側パイプの軸方向両端にそれぞれ固定され、前記タンク側電磁石の軸方向両端部に形成された可動子移動空間内にそれぞれ移動可能に配設された一対のタンク側可動子と、該一対のタンク側可動子にそれぞれ設けられた一対のタンク側ダイアフラムと、該一対のタンク側ダイアフラムの軸方向外側にそれぞれ形成され、前記タンク側パイプによって互いに連通された一対のタンク側容積変化室と、前記タンク側パイプの往復移動によって前記タンク側ポートを開閉するタンク側弁体と、を備えており、
    前記噴霧器側組立体は、噴霧器側電磁石と、該噴霧器側電磁石に軸方向に往復移動自在に支持された噴霧器側パイプと、該噴霧器側パイプの軸方向両端にそれぞれ固定され、前記噴霧器側電磁石の軸方向両端部に形成された可動子移動空間内にそれぞれ移動可能に配設された一対の噴霧器側可動子と、該一対の噴霧器側可動子にそれぞれ設けられた一対の噴霧器側ダイアフラムと、該一対の噴霧器側ダイアフラムの軸方向外側にそれぞれ形成され、前記噴霧器側パイプによって互いに連通された一対の噴霧器側容積変化室と、前記噴霧器側パイプの往復移動によって前記噴霧器側ポートを開閉する噴霧器側弁体と、を備えており、
    前記タンク側可動子には前記タンク側パイプと前記噴霧器側パイプとを連通および遮断する弁体または弁座が設けられており、
    前記噴霧器側可動子には前記タンク側パイプと前記噴霧器側パイプとを連通および遮断する弁座または弁体が設けられている、
    ことを特徴とする尿素噴射装置。
  2. タンクに接続されるタンク側ポートを有するタンク側組立体と、負荷に接続される負荷側ポートを有する負荷側組立体とが直列に連結されており、
    前記タンク側組立体は、タンク側電磁石と、該タンク側電磁石に軸方向に往復移動自在に支持されたタンク側パイプと、該タンク側パイプの軸方向両端にそれぞれ固定され、前記タンク側電磁石の軸方向両端部に形成された可動子移動空間内にそれぞれ移動可能に配設された一対のタンク側可動子と、該一対のタンク側可動子にそれぞれ設けられた一対のタンク側ダイアフラムと、該一対のタンク側ダイアフラムの軸方向外側にそれぞれ形成され、前記タンク側パイプによって互いに連通された一対のタンク側容積変化室と、前記タンク側パイプの往復移動によって前記タンク側ポートを開閉するタンク側弁体と、を備えており、
    前記負荷側組立体は、負荷側電磁石と、該負荷側電磁石に軸方向に往復移動自在に支持された負荷側パイプと、該負荷側パイプの軸方向両端にそれぞれ固定され、前記負荷側電磁石の軸方向両端部に形成された可動子移動空間内にそれぞれ移動可能に配設された一対の負荷側可動子と、該一対の負荷側可動子にそれぞれ設けられた一対の負荷側ダイアフラムと、該一対の負荷側ダイアフラムの軸方向外側にそれぞれ形成され、前記負荷側パイプによって互いに連通された一対の負荷側容積変化室と、前記負荷側パイプの往復移動によって前記負荷側ポートを開閉する負荷側弁体と、を備えており、
    前記タンク側可動子には前記タンク側パイプと前記負荷側パイプとを連通および遮断する弁体または弁座が設けられており、
    前記負荷側可動子には前記タンク側パイプと前記負荷側パイプとを連通および遮断する弁座または弁体が設けられている、
    電磁ポンプ。
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