JP4350992B2 - マスキング材および該マスキング材を用いた吹付け塗工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スプレーガン等を用いて、塗料の吹付け塗工を行う際に、塗工面と非塗工面との境界に沿って貼付するマスキング材および該マスキング材を用いた吹付け塗工方法に関する。
従来、被塗工面に、スプレーガン等を用いて吹付け塗工する場合において、塗工面と隣り合う非塗工面に吹付け塗料が付着しないように、粘着テープや薄膜シート状のマスキング材を貼付してから、吹付け塗工を行う方法が用いられている。これにより、塗工作業が終了した後に、塗工面からはみ出した塗料はマスキング材とともに除去され、塗工面のみに塗料を塗工することができる。
しかし、超速硬化型の塗料を用いて、塗布厚さ1mm以上の厚膜の塗工をする場合には、上記の粘着テープ等を用いる方法では、塗工面とマスキングされた非塗工面の境界面で、塗布直後から厚膜で強靭な超速硬化型塗料が連続膜となっているため、塗工面からはみ出した塗料のみをマスキング材とともに除去することが困難である。このため、境界面で前記塗料をカッターナイフ等で別途切断する作業工程が必要であり、塗工作業終了後のマスキング材の除去が煩雑な作業であった。
上記問題を解決するために、例えば、下記の特許文献1には、塗工する塗膜の厚さより高い間隙を有し、かつ、この間隙以上の間隔をもって突出しているひさしを端部に備えたマスキングテープを用い、塗工面と非塗工面の見切り部に前記ひさしを位置させてマスキングテープを貼り付け、塗工作業終了後に、非塗工面にはみ出した塗料とともにマスキング材を除去する塗装方法が開示されている。
また、特許文献2には、塗工面と非塗工面の境界部の非塗工面側に、スペーサとなるゴムシートを介して、マスキングテープをひさし部を設けるように配置してから塗装を行うことにより、境界面における塗膜厚さを漸次薄くする塗装方法が開示されている。
さらに、特許文献3には、貼り付けおよび剥離可能な薄肉貼付材とスペーサにひさし部を備えたマスキング材を用いるマスキング方法および吹付け塗工方法が開示されている。
これらの方法によれば、ひさし部を備えたスペーサにより、吹付け塗工された塗料が塗工面と非塗工面の境界面で連続層とならず、マスキング材とともに非塗工面にはみ出した塗料の除去ができる。
特開昭59−62367号公報 特開昭63−116777号公報 特開平8−57408号公報
しかしながら、上記従来技術のうち、特許文献1の方法においては、マスキングテープの厚さに相当する間隙と、ひさし部分の長さに相当する間隔が例示されているものの、マスキングテープの最適な形状や材質については開示されていない。
また、特許文献2の方法は、ゴムシートとマスキングテープを用いる場合のゴムシートの厚さと、ひさしに相当する部分の間隙を例示している。しかしながら、この方法は、ゴムシートの厚さ以外の具体的な形状や設置方法が例示されておらず、また、ゴムシートの設置とマスキングテープの設置を別々に行わなければならないので作業工程が煩雑になるという問題があった。
また、ゴムシートとマスキングテープとが分離しているために、マスキング材を除去する際にひさし部のマスキングテープのみが剥がれてしまい、ゴムシートが非塗工面上に残ってしまうという問題もあった。
さらに、特許文献3の方法には、薄肉貼付部と、スペーサあるいはスペーサに相当する厚肉貼付材と、ひさし材とを別々に作成し、塗工面と非塗工面の境界にそれぞれを順次貼り付ける方法が開示されている。しかしながら、この方法においても、薄肉貼付部と、スペーサあるいはスペーサに相当する厚肉貼付材と、ひさし材とを個別に作成しなければならず、これらをそれぞれ貼り付ける必要があるため、マスキング材全体のコストが高くなり、作業工程も煩雑になるという問題があった。
したがって、本発明の目的は、超速硬化タイプの厚膜の塗料等の塗工に好適に用いることができ、塗料の塗工部分と非塗工部分の塗り分けを簡便に行うことができるマスキング材を低コストで提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のマスキング材は、吹付け塗工の際に、塗工面と非塗工面との境界に沿って非塗工面側に設置する細長い板状のマスキング材であって、長手方向に対して直交する断面形状が平行四辺形であり、かつ、該平行四辺形の鋭角が10〜60度であり、厚さが2〜15mmであることを特徴とする。
本発明のマスキング材は、細長い板状でその断面形状が鋭角10〜60度の平行四辺形であるので、塗工面側に張り出した鋭角部分がひさしとなって、吹付け塗工された塗料が塗工面と非塗工面の境界面で連続層とならず、マスキング材を除去する際に、マスキング材とともに非塗工面にはみ出した塗料の除去を容易に行なうことができる。
そして、スペーサとひさし部が分離しておらずに一体となっていることから、マスキング材を除去する際にひさし部のみ剥がれてしまい、スペーサ部分が非塗工面上に残ってしまうことも防止できる。
また、断面形状を平行四辺形とすることにより、マスキング材上にさらにマスキングシートなどの養生材を貼付する場合、すなわち、マスキング材の上面から側面、さらに非塗工面側の下地にかけてマスキングシートを貼付する場合には、塗工面側に張り出した部分が傾斜しているので、マスキングシートを滑らかに貼付でき、シートと非塗工面との間に空気等の入りこみや浮きが少なく、強固に貼付できる。
さらに、前記マスキング材の厚さが2〜15mmであるため、超速硬化型の塗料を1mm以上の厚膜で塗工した場合においても、塗工面と非塗工面とが連続層となることを防止できる。
また、本発明においては、前記マスキング材が発泡体により構成されていることが好ましい。これによれば、マスキング材全体に可撓性を付与することができるので、塗工面と非塗工面との境界が曲線の場合においても、マスキング材を容易に曲げながら設置できる。また、発泡体であるために、安価となり好ましい。
また、前記マスキング材の少なくとも前記非塗工面への当接面に、感圧性接着剤層が形成されていることが好ましい。この場合、前記マスキング材の前記非塗工面への当接面と、それに対向する面とに、前記感圧性接着剤層が形成されていることがより好ましい。これによれば、施工現場においてマスキング材を容易に被塗工面に貼り付けできるので、作業性が向上する。また、対向する面にも感圧性接着剤層を形成することで、上記のマスキングシートを、その端縁が前記マスキング材上に重なるように非塗工面側にに被覆する際に、容易にマスキングシートを、マスキング材の端縁に固定できる。
一方、本発明の吹付け塗工方法は、上記のマスキング材を、前記長手方向に対して直交する断面形状における鈍角部が、塗工面と非塗工面との境界に沿うように非塗工面側に設置した後、マスキングシートを、その端縁が前記マスキング材上に重なるように前記非塗工面側に被覆し、その状態で前記塗工面から前記マスキング材にかけて塗料を吹付けた後、前記マスキング材を除去することを特徴とする。
本発明の吹付け塗工方法によれば、マスキング材の断面形状が鋭角10〜60度の平行四辺形であるので、塗工面側に張り出した鋭角部分がひさしとなって、吹付け塗工された塗料が塗工面と非塗工面の境界面で連続層とならず、マスキング材を除去する際に、マスキング材とともに非塗工面にはみ出した塗料の除去を容易に行なうことができる。
そして、スペーサとひさし部が分離しておらずに一体となっていることから、マスキング材を除去する際にひさし部のみ剥がれてしまい、スペーサ部分が非塗工面上に残ってしまうことも防止でき、施工効率を向上できる。
また、マスキング材上にさらにマスキングシートなどの養生材を貼付する、すなわち、マスキング材の上面から側面、さらに非塗工面側の下地にかけてマスキングシートを貼付する際に、非塗工面側に張り出した部分が傾斜しているので、マスキングシートをマスキング材から非塗工面にかけて滑らかに貼付でき、シートと被着体の間に空気等の入りこみや浮きが少なく、強固に貼付できる。
本発明によれば、塗料の塗工部分と非塗工部分の塗り分けを簡便に行うことができるマスキング材を低コストで提供できる。したがって、本発明のマスキング材は、超速硬化タイプの厚膜の塗料等の塗工に好適に用いることができる。
以下、図面を用いて本発明を詳細に説明する。図1は本発明のマスキング材の一実施形態であり、図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)のA−A‘断面図である。また、図2は本発明のマスキング材の製造方法の一例を示す斜視図である。
このマスキング材10は、図1(a)に示すように、全体として細長い板状をなしている。また、図1(b)に示すように、長手方向に直交する断面形状が1対の平行面である上面12a、底面12bと、同じく一対の側面11a、11bとで構成される平行四角形であり、平行四辺形の鋭角14が約45度をなしている。また、非塗工面への当接面となる底面12bには、感圧性接着剤層13が設けられている。
マスキング材10の材質は特に限定されず、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、およびポリウレタン樹脂等の樹脂材料等が好適に使用できる。なお、樹脂材料としては柔らかいものが好ましい。具体的な硬さとしては、JIS−K−7215のデュロメーター硬さ(A硬さ)で80以下が好ましく、20〜50がより好ましい。
また、マスキング材10は発泡体であることが好ましい。これにより、マスキング材に可撓性を付与できるので、例えば、後述するようなドレン廻りやパイプ廻り等のように、塗工面と非塗工面との境界が曲線状であっても、曲げながら配置できる。また、マスキング材を安価に製造できる。このような発泡体としては、上記の樹脂材料を発泡させた、発泡ポリエチレン樹脂、発泡ポリプロピレン樹脂、発泡ポリウレタン樹脂等の樹脂発泡体が好適に使用できる。
通常、超速硬化型の塗料を厚膜塗工する場合の塗布厚さは1〜5mmであり、塗工面に塗布した塗料とマスキングされた非塗工面にはみ出した塗料がその境界面で連続層とならないようにするには、マスキング材10の厚さは塗料の塗布厚さ以上が必要である。よって、図1(b)におけるマスキング材10の厚さYは、塗工時の状況や塗工する塗料の厚さによって適宜設定可能であるが、1〜20mmが好ましい。
厚さYが1mm未満の場合は、塗布される塗料の厚さより薄くなるため、塗工面と非塗工面で塗料が連続になり好ましくない。また、20mmを超えると、ひさし部の高さが無用に長くなり、マスキング材10の塗工面側の側面11bに塗料が付着しやすくなって、塗工面に塗布された塗料とマスキング材10が接着してしまうおそれがあり好ましくない。
ここで、上記の厚さYは、塗料の塗布厚さの2〜3倍であることが特に好ましい。すなわち、塗料の塗布厚さ1〜5mmを考慮して、厚さYは2〜15mmとすることが特に好ましい。
マスキング材10の幅は任意であり特に限定されないが、設置作業や生産時の効率を考えて1〜20mmが好ましく、5〜15mmがより好ましい。マスキング材10の長手方向の長さも任意であり特に限定されないが、設置作業の効率の良さや保管のしやすさから300mm〜2000mmが好ましい。
マスキング材10の断面における平行四辺形の鋭角14は10〜60度であり、40〜50度であることが好ましい。この鋭角14が10度未満の場合、断面形状が扁平に近くなり、ひさしの張り出し幅Xが無用に長くなるので好ましくなく、60度を超えると、逆に張り出し幅Xが短いために、塗工面に塗布した塗料とマスキングされた非塗工面にはみ出した塗料が、その境界面で連続層になったり、マスキング材の塗工面側の側面11bに塗料が付着しやすくなり好ましくない。
マスキング材10の非塗工面への当接面である底面12bには、感圧性接着剤層13が形成されている。このように、本発明においては、少なくとも非塗工面への当接面には、感圧性接着剤層13が形成されていることが好ましい。これによれば、施工現場においてマスキング材を容易に被塗工面に貼り付けできるので、作業性が向上する。なお、この感圧性接着剤層は、感圧性接着剤層13に対向する面である上面12aにも形成されていてもよい。また、側面11aに形成されていてもよい。これによれば、後述するように、マスキングシートを、その端縁が前記マスキング材10上に重なるように非塗工面側に被覆する際に、容易にマスキングシートをマスキング材10の端縁に固定できる。
感圧性接着剤層13の材質としては、従来公知のものであれば限定されず、例えば、アクリル系、ゴム系、ウレタン系、エポキシ系、シリコーン系等の感圧性接着剤が挙げられる。
また、感圧性接着剤層には離型紙が設けられていることが好ましい。これによりマスキング材10の保管性がよくなり、長期間の保管が可能となる。離型紙としては離型剤を塗った紙や、感圧性接着剤と親和性の低い合成樹脂シート等が使用できる。
なお、本発明においては、感圧性接着剤層13は必ずしも設けられていなくてもよく、施工時に従来公知の接着剤や両面テープ等を用いて被塗工面に接着してもよい。ただし、感圧性接着剤層13を設けることが、作業性が向上する点で好ましい。
上記のマスキング材10の生産方法は特に限定されるものではないが、例えば、図2に示すように、シート20を裁断面11に沿って連続して斜めに裁断することにより得ることができる。この方法によれば、シート20から最も効率よくマスキング材10を切り出すことができ、低コストで製造できる。なお、この場合、あらかじめ感圧性接着剤層13や離型紙をシート20の片面又は両面に設けた後、シート20を連続して斜めに裁断すれば、さらに効率よく感圧性接着剤層13や離型紙を設けることができる。
次に、上記のマスキング材10を用いた、本発明の吹付け塗工方法について、図3を用いて説明する。
図3は本発明のマスキング材を用いた一塗工例を示す断面図である。まず、塗工面31と非塗工面32の境界35の非塗工面32側に、マスキング材10を、断面の平行四辺形における鈍角部が、塗工面31と非塗工面32との境界に沿うように、すなわち、ひさし部15が塗工面31側に張り出すように、感圧性接着剤層13を用いて貼り付ける。
さらに、マスキングシート40を、その端縁がマスキング材10上に重なるように非塗工面32側に被覆する。このとき、マスキング材10の断面形状が平行四辺形となっているので、マスキング材10の上面12aから側面11a、非塗工面32にかけてマスキングシート40を滑らかに貼付できるので、マスキングシート40と非塗工面31との間に空気等の入りこみや浮きを抑え、強固に貼付できる。
その後、塗工面31からマスキング材10にかけて、スプレーガン50を用いて超速硬化型塗料を吹付け塗工して塗膜60を形成する。このとき、マスキング材10のひさし部15によって、非塗工面32側の塗膜61は、塗膜60と不連続になるように形成される。最後に、マスキング材10およびマスキングシート40を除去することにより、非塗工面32側にはみ出した塗膜61を除去して塗膜60のみを形成することができる。
なお、本発明で用いる超速硬化型塗料とは、ゲル化時間が0.5〜60秒の2液硬化型塗料である。具体的には、2液を空気中で衝突混合させる、ポリウレタン樹脂系塗料、ポリウレア樹脂系塗料、ポリウレタン/ウレア樹脂系塗料が例示できる。
このように、マスキング材10の断面形状を平行四辺形とすることにより、上記の従来技術におけるスペーサとひさしに相当する効果を、マスキング材10のみで発揮でき、一種類の部材をに貼り付けるだけで、塗膜が塗工面と非塗工面の境界部分で連続層となることを容易に防止できる。
図4、5は本発明の吹付け塗工方法の他の実施形態を示している。図4は、本発明のマスキング材を用いた吹付け塗工方法の他の一実施形態を表す概略図であり、図5は、本発明のマスキング材を用いた吹付け塗工方法の他の一実施形態を表す断面図である。なお、以下の実施形態の説明においては、前記実施形態と同一部分には同符合を付して、その説明を省略することにする。
図4に示すように、この実施形態においては、マスキング材10を排水溝70の周囲に沿って曲線状に配置している点が上記の実施形態と異なっている。
すなわち、図4、5に示すように、周縁が曲線状の排水溝70において、排水ドレン71の周囲に防水層等の塗膜60を形成する際にも、上記の実施形態と同様にマスキング材10を非塗工面32上に曲線状の周縁に沿って貼り付けることで、塗膜60と61とが、塗工面31と非塗工面32との境界部分で連続層となることを容易に防止できる。
このように、本発明のマスキング材は可撓性を有しているので、上記のような、ドレン廻りやパイプ廻り等のように、塗工面と非塗工面との境界が曲線状であっても、曲げながら容易に配置できる。
本発明は、スプレーガン等を用いて、塗料の吹付け塗工を行う際に、塗工面と非塗工面との境界に沿って貼付するマスキング材および該マスキング材を用いた吹付け塗工方法に適する。
本発明のマスキング材の一実施形態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A’断面図である。 本発明のマスキング材の製造方法の一例を示す斜視図である。 本発明のマスキング材を用いた吹付け塗工方法の一実施形態を示す断面図である。 本発明のマスキング材を用いた吹付け塗工方法の他の一実施形態を示す概略図である。 本発明のマスキング材を用いた吹付け塗工方法の他の一実施形態を示す断面図である。
符号の説明
10 マスキング材
11 裁断面
11a、11b 側面
12a 上面
12b 底面
13 感圧性接着剤層
14 鋭角
15 ひさし部
20 シート
31 塗工面
32 非塗工面
35 境界
40 マスキングシート
50 スプレーガン
60、61 塗膜
70 排水溝
71 排水ドレン
X 張り出し幅
Y 厚さ

Claims (8)

  1. 吹付け塗工の際に、塗工面と非塗工面との境界に沿って非塗工面側に設置する細長い板状のマスキング材であって、
    長手方向に対して直交する断面形状が平行四辺形であり、かつ、該平行四辺形の鋭角が10〜60度であり、厚さが2〜15mmであることを特徴とするマスキング材。
  2. 前記マスキング材が発泡体により構成されている請求項1に記載のマスキング材。
  3. 前記マスキング材の少なくとも前記非塗工面への当接面に、感圧性接着剤層が形成されている請求項1又は2に記載のマスキング材。
  4. 前記マスキング材の前記非塗工面への当接面と、それに対向する面とに、前記感圧性接着剤層が形成されている請求項に記載のマスキング材。
  5. 長手方向に対して直交する断面形状が平行四辺形であり、かつ、該平行四辺形の鋭角が10〜60度であり、厚さが2〜15mmであるマスキング材を、前記長手方向に対して直交する断面形状における鈍角部が、塗工面と非塗工面との境界に沿うように非塗工面側に設置した後、マスキングシートを、その端縁が前記マスキング材上に重なるように前記非塗工面側に被覆し、その状態で前記塗工面から前記マスキング材にかけて塗料を吹付けた後、前記マスキング材を除去することを特徴とする吹付け塗工方法。
  6. 前記マスキング材が発泡体により構成されている請求項5に記載の吹付け塗工方法。
  7. 前記マスキング材の少なくとも前記非塗工面への当接面に、感圧性接着剤層が形成されている請求項5又は6に記載の吹付け塗工方法。
  8. 前記マスキング材の前記非塗工面への当接面と、それに対向する面とに、前記感圧性接着剤層が形成されている請求項7に記載の吹付け塗工方法。
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