JP4349926B2 - ドレン排水案内構造 - Google Patents

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Description

本発明は、セパレート型エアコンにおける室内機からのドレン排水など、ドレン管を通じて排出される水をベランダ床面上や犬走床面上などにおいて所定の排水先に案内するドレン排水案内構造に関し、
詳しくは、部材長手方向に延びる排水案内溝を形成した帯状部材を下向き施設のドレン管の下方に位置させる配置で床面上に敷設し、前記ドレン管の管端部をアダプタ部材により前記帯状部材に連結して前記排水案内溝への排水姿勢に固定するドレン排水案内構造に関する。
従来、上記の如きドレン排水案内構造においては、図9,図10に示す如く、建屋の外壁などに沿わせて下向きに施設されたドレン管4の管端部4aを上記排水案内溝6への排水姿勢に固定するアダプタ部材9′として、正面視の断面形状が下向き開口の「コ」の字状で、その上壁部9mに形成した挿入孔xにドレン管4の管端部4aを縦姿勢で挿入し、そして、両側壁部9nの下端に形成した係合片yを帯状部材7の側の連結用係合溝zに係合させることで帯状部材7に連結固定する構造の部材を用いていた(下記特許文献1参照)。
また、他の構造のものとして図11に示す如く、正面視で上向き開口「C」字状の断面形状にした管連結部9Xとその下部に設けた台座部9Yとからなる構造で、下向きに施設されたドレン管4の管端部4aを横向きに屈曲させて上向き開口「C」字状断面形状の管連結部9Xに対し横向き姿勢で内嵌状に挿入し、そして、台座部9Yを帯状部材7における排水案内溝6の溝底6bに接着することで帯状部材7に対し連結固定する構造にしたアダプタ部材9″もあった。
意匠登録第1061894号公報
しかし、上記従来構造のうち前者のものについては(図9,図10)、先端が床面近くに位置する下向き施設のドレン管4の管端部4aをアダプタ部材9′の上壁部9mにおける挿入孔xに挿入する際に、その挿入操作上、ドレン管4の管端部4aを一時的にせよ屈曲させなければならず、また、上記従来構造のうち後者のものについては(図11)、正面視断面形状が上向き開口「C」字状の管連結部9Xに対しドレン管4の管端部4aを横向き姿勢で挿入することにおいて、下向き施設のドレン管4の管端部4aを横向きに屈曲させる必要があり、この為、上記いずれの従来構造にしても、ドレン管4が樹脂製の蛇腹管などの屈曲自在な管の場合には問題がないものの、ドレン管4が塩ビ管などの屈曲が難しい硬管の場合には、ドレン管4の管端部4aに対するアダプタ部材9′,9″の装着が難しく、この点、汎用性、施工性の面で未だ改善の余地があった。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、合理的な改良により上記の如き問題を効果的に解消する点にある。
〔1〕本発明の第1特徴構成は、部材長手方向に延びる排水案内溝を形成した帯状部材を下向き施設のドレン管の下方に位置させる配置で床面上に敷設し、
前記ドレン管の管端部をアダプタ部材により前記帯状部材に連結して前記排水案内溝への排水姿勢に固定するドレン排水案内構造において、
前記アダプタ部材のドレン管側の連結手段として、平面視の断面形状が周方向の一部に装着用開口を形成した一部欠損の環状で、前記ドレン管における縦姿勢の管端部に対し管径方向の外側から前記装着用開口を通じて外嵌状に装着する構造の管側連結部を前記アダプタ部材に形成し、
前記アダプタ部材の帯状部材側の連結手段として、前記管側連結部を上部に位置させる使用姿勢にして前記アダプタ部材を前記帯状部材の上に置いた状態で、そのアダプタ部材を前記管側連結部の縦向き中心軸芯周りに回転させることにより、前記帯状部材の側の連結用係合部に対して係合連結状態となる構造の溝側連結部を前記アダプタ部材の下部に形成してあることにある。
つまり、この第1特徴構成によれば、アダプタ部材におけるドレン管側連結手段としての上記管側連結部を、下向き施設のドレン管における縦姿勢の管端部に対し管径方向の外側から装着用開口を通じて外嵌状に装着するから(換言すれば、管側連結部の装着用開口に対しドレン管の管端部を縦姿勢で通過させる形態でその縦姿勢の管端部に対し一部欠損環状の管側連結部を外嵌状に装着するから)、その装着によりドレン管の管端部にアダプタ部材を連結することにおいて、下向き施設のドレン管の管端部を屈曲させる必要がなく、また、ドレン管支持壁などとの関係で上記装着においてドレン管の管端部を多少屈曲させる必要があったとしても、先述の如き従来構造に比べその屈曲度合いは小さいもので済み、これにより、ドレン管が屈曲自在な管あるいは屈曲が難しい管のいずれの場合についても、ドレン管の管端部に対しアダプタ部材を容易に連結することができて、先述の従来構造に比べ汎用性、施工性を高めることができる。
なお、第1特徴構成の実施にあたり、上記管側連結部は、ドレン管における縦姿勢の管端部に外嵌状に装着した状態において管側連結部自身の弾性力によりドレン管の管端部に固定する構造、あるいは、ドレン管における縦姿勢の管端部に外嵌状に装着した状態において付帯の固定具によりドレン管の管端部に固定する構造のいずれの構造にしてもよい。
また、第1特徴構成の実施において、管側連結部は、ドレン管の管端部に対する装着操作を一層容易にする上で、その縦向き中心軸芯(ドレン管の管芯)周りでの融通的な回転や、その縦向き中心軸芯方向への融通的な摺動が可能な状態でドレン管の縦姿勢管端部に装着する構造にしておくのが望ましい。
第1特徴構成の実施において、アダプタ部材の帯状部材側の連結手段については、ドレン管の管端部に対する管側連結部の上記の如き装着操作を可能にし得る構造であれば、種々の連結構造を採用することができる。
また、この第1特徴構成によれば、アダプタ部材を管側連結部が上部に位置する使用姿勢して帯状部材の上に置いた状態で、そのアダプタ部材を管側連結部の縦向き中心軸芯周りに回転させれば、上記溝側連結部と帯状部材側の連結用係合部との係合連結によりアダプタ部材を帯状部材に対して連結することができ、これにより、前述の如く管側連結部をドレン管の管端部に対しその管端部の屈曲を要することなく容易に装着し得ることと相まって、施工性を一層高めることができる。
なお、第1特徴構成の実施においては、アダプタ部材の上記回転操作を一層容易にする上で、管側連結部をその縦向き中心軸芯周りでの回転が可能な状態でドレン管の縦姿勢管端部に装着する構造にしておくのが望ましく、また、この第1特徴構成の実施において後述の第2特徴構成を併行実施する場合は、アダプタ部材を帯状部材の上に置いた状態で管側連結部の縦向き中心軸芯周りに回転させて帯状部材に連結した状態において、前記流出案内部からの水の流出向きが排水案内溝の長手方向(換言すれば、帯状部材の長手方向)に沿う向きとなるようにしておくのが望ましい。
〔2〕本発明の第2特徴構成は、前記第1特徴構成の実施において、
前記ドレン管の縦姿勢管端部から下向きに排出される排出水をその流下過程で前記排水案内溝の長手方向に沿う向きに変向案内して前記排水案内溝に流入させる流出案内部を前記アダプタ部材に形成してあることにある。
つまり、この第2特徴構成によれば、前述の如く下向き施設のドレン管の管端部を屈曲させない形態を採りながらも、アダプタ部材に形成の上記流出案内部による案内によりドレン管からの排出水を飛散などの無い状態で円滑に帯状部材の排水案内溝へ流入させることができ、この点、前述の第1特徴構成の実施において管側連結部を装着したドレン管の縦姿勢管端部から排出される水を単純に下向きに落下させて帯状部材の排水案内溝に流入させる形態を採るに比べ、ドレン管からの排出水に対する案内機能を一層高めることができる。
なお、前述の第1特徴構成の実施において管側連結部をその縦向き中心軸芯周りでの回転が可能な状態でドレン管の縦姿勢管端部に装着する構造、あるいは、アダプタ部材において管側連結部の縦向き中心軸芯周りでの管側連結部と上記流出案内部との相対回転を可能にする構造を採れば、上記第2特徴構成の実施において、流出案内部からの排水流出における流出向きの調整を容易にすることができる。
〕本発明の第3特徴構成は、前記第1又は第2特徴構成の実施において、
前記帯状部材の側の連結用係合部として、前記帯状部材における前記排水案内溝の両側壁部の夫々に前記排水案内溝の内方に向かって開口する係合用凹部を形成し、
前記溝側連結部を、前記アダプタ部材の台座部として前記排水案内溝の溝底に着底させる着底部と、その着底部の両側縁に形成した係止片部とを備える構造で、前記着底部を前記排水案内溝の溝底に着底させた状態において前記係止片部を前記着底部とともに前記排水案内溝の溝内で前記縦向き中心軸芯周りに回転させることにより、前記係止片部を前記排水案内溝の両側壁部における前記係合用凹部の各々に係入させる構造にしてあることにある。
つまり、この第3特徴構成によれば、帯状部材における排水案内溝の両側壁部を利用してアダプタ部材を帯状部材に連結する形態となることから、例えば、前記第3特徴構成の実施にあたり帯状部材の側の連結用係合部として排水案内溝の側壁部とは異なる箇所に専用の係合部を設けるに比べ、帯状部材の構造を簡略にすることができ、その分、製作コストを安価にすることができる。
〕本発明の第4特徴構成は、前記第1〜第3特徴構成のいずれかの実施において、
前記帯状部材の側の連結用係合部を帯状部材長手方向に連続させた状態又は帯状部材長手方向に複数並べた状態で前記帯状部材に形成して、その連結用係合部に対し前記溝側連結部を係合させる位置の選択が帯状部材長手方向において可能な構造にしてあることにある。
つまり、この第4特徴構成によれば、帯状部材側の連結用係合部に対し溝側連結部を係合させる位置(すなわち、帯状部材に対するアダプタ部材の連結位置)を帯状部材の長手方向において選択し得ることから、帯状部材を敷設箇所に応じ適当な長さに切断して使用するといった施工形態においても、その切断した帯状部材に対するアダプタ部材の連結を前記第1、第3特徴構成の利点を活かした状態で容易かつ適切に行うことができ、これにより、施工性を一層高めることができる。
図1はマンションなどにおけるベランダ部分の建屋外壁を示し、この外壁1には、室内に設置されたエアコン室内機2から外壁貫通させてベランダ3の側に引き出したドレン管4を壁面に沿わせる状態で下向きに施設してあり、そのドレン管4の管端部4aはベランダ床面3aと外壁1とのコーナー部分に位置させてある。なお、5は下向き施設のドレン管4を外壁1に連結固定する固定具である。
一方、ベランダ3の床面3aには、部材長手方向に延びる排水案内溝6を上面側に形成した図6に示す如き断面形状の帯状部材7を、その一端部がドレン管4の管端部4aの下方に位置し、かつ、他端部がベランダ3の排水溝8に至る状態に配置して敷設状に設置してあり、この帯状部材7の排水案内溝6によりドレン管4からの排出水(すなわち、本例ではエアコン室内機2において生じる結露水)をベランダ3の排水溝8に導くようにしてある。
9はドレン管4の管端部4aを帯状部材7に連結して排水案内溝6への排水姿勢に固定するアダプタ部材であり、図2〜図5に示す如く、このアダプタ部材9はドレン管4の管端部4aに対する連結手段としての管側連結部9A、ドレン管4からの排出水に対する案内手段としての流出案内部9B、及び、帯状部材7に対する連結手段としての溝側連結部9Cを備えるものにしてある。
アダプタ部材9の管側連結部9Aはアダプタ部材9の上端部に形成してあり、その構造は、平面視の断面形状が周方向の一部に装着用開口10を形成した「C」字状ないし「U」字状で、下向きに施設されたドレン管4における縦姿勢の管端部4aに対し管径方向の外側から装着用開口10を通じて外嵌状に装着する構造にしてある。
また、管側連結部9Aの「C」字状ないし「U」字状断面形状における両開口縁部11は、アダプタ部材9に形成した切欠き12により舌片状にして管径方向への弾性変形を可能にしてあり、これにより、ドレン管4の縦姿勢管端部4aに対する管側連結部9Aの装着にあたっては、ドレン管4の縦姿勢管端部4aにおける外周面を舌片状の両開口縁部11の内側に当接させて両開口縁部11を押し広げながらドレン管4の縦姿勢管端部4aを装着用開口10に通過させる形態で、管側連結部9Aをドレン管4の縦姿勢管端部4aに対し外嵌状に装着する。
そして、その装着状態においては、舌片状の両開口縁部11による弾性挟持により管側連結部9Aをドレン管4の縦姿勢管端部4aに対し、管側連結部9Aの縦向き中心軸芯P(ドレン管4の管芯)周りでの融通的な回転、及び、その縦向き中心軸芯P方向での融通的な摺動が可能な状態に固定し、これにより、それら融通的な回転及び摺動が可能な状態でアダプタ部材9をドレン管4の縦姿勢管端部4aに連結する構造にしてある。
アダプタ部材9の流出案内部9Bは、管側連結部9Aと同じ向きの「C」字状ないし「U」字状の平面視断面形状で管側連結部9Aから下方に延びる縦樋部分13と、その縦樋部分13の下端から管側連結部9Aにおける装着用開口10の開口向きで斜め下向きに延びる上向き開口「C」字状ないし上向き開口「U」字状断面形状の斜め樋部分14とからなる側面視「L」字状の樋構造にしてあり、これら縦樋部分13及び斜め樋部分14により、管側連結部9Aを装着したドレン管4の縦姿勢管端部4aから下向きに排出される水を排水案内溝6の長手方向に沿う方向に変向案内して、帯状部材7の排水案内溝6へ円滑に流入させる。
一方、アダプタ部材9の溝側連結部9Cは、流出案内部9Bにおける斜め樋部分14の下面から下方に延びる脚部15と、アダプタ部材9の台座部として管側連結部9Aと同芯状の配置で脚部15の下端に設けた水平姿勢の板状着底部16と、その板状着底部16の両側縁に形成した一対の係止片部17とからなり、これに対し、帯状部材7には、アダプタ部材9の溝側連結部9Cに対する帯状部材側の連結用係合部として、排水案内溝6の内方に向かって開口する係合用凹部18を帯状部材7の全長にわたる溝構造にして排水案内溝6の両側壁部6aに形成してある。
つまり、アダプタ部材9の溝側連結部9Cについては、アダプタ部材9を管側連結部9Aが上部に位置する使用姿勢にして板状着底部16を帯状部材7における排水案内溝6の溝底6bに着底させる形態でアダプタ部材9を帯状部材7の上に置き、その状態で、アダプタ部材9を管側連結部9Aの縦向き中心軸芯P周りで回転させることにより、係止片部17を板状着底部16とともに排水案内溝6の溝内で回転させて排水案内溝6の両側壁部6aにおける係合用凹部18の各々に係入させ、この係入によりアダプタ部材9を帯状部材7に連結する構造にしてある。
また、板状着底部16に形成する一対の係止片部17は、管側連結部9Aにおける装着用開口10の開口向きに対し平面視で直交する方向での板状着底部16の両側縁に形成してあり、これにより、建屋外壁1に対する対向面視でドレン管4の縦姿勢管端部4aに対しその横側方から管側連結部9Aを外嵌状に装着した後、前記の融通的摺動によりアダプタ部材9を若干下降させて板状着底部16を排水案内溝6の溝底6bに着底させ、その状態で、管側連結部9Aの装着用開口10が反外壁向きとなる前向き姿勢(すなわち、流出案内部9Bからの水の流出向きが排水案内溝6の長手方向に沿う向きとなる姿勢)までアダプタ部材9を前記縦向き中心軸芯P周りで回転させることで、板状着底部16における各係止片部17が帯状部材側の係合用凹部18に係入して、帯状部材7に対するアダプタ部材9の連結が完了するようにしてあり、さらに、板状着底部16における各係止片部17には、帯状部材側の係合用凹部18の底との接当により上記回転操作の際のアダプタ部材9の行き過ぎの回転を防止するストッパ部17aを形成してある。
なお、帯状部材側の係合用凹部18は帯状部材7の全長にわたる溝構造にしてあることから、その係合用凹部18に対して溝側連結部9Cの係止片部17を係合させる位置(すなわち、帯状部材7に対するアダプタ部材9の連結位置)は帯状部材7の長手方向において任意に選択することができ、これにより、帯状部材7を敷設箇所に応じ適当な長さに切断して使用するといった施工形態においても、その切断した帯状部材7に対するアダプタ部材9の連結を上記の如き操作形態をもって容易かつ適切に行えるようにしてある。
〔別の実施形態〕
次に本発明の別実施形態を列記する。
前述の実施形態のアダプタ部材9では、弾性変形可能な舌片状の開口縁部11を備える平面視「C」字状ないし「U」字状の断面形状の管側連結部9Aと、流出案内部9Bの斜め樋部分14との間に流出案内部9Bの縦樋部分13を介在させる構造にしたが、これに代え、図7,図8に示す如く、弾性変形可能な舌片状の開口縁部11を備える平面視「C」字状ないし「U」字状の断面形状の管側連結部9Aを高さ寸法(管芯方向における長さ寸法)の大きなものにして、管側連結部9Aを流出案内部9Bの縦樋部分13としても兼用化した状態で、その管側連結部9Aの下端から流出案内部9Bの斜め樋部分14を延設する構造にしてもよい。
前述の実施形態では、アダプタ部材9における管側連結部9Aの平面視断面形状を「C」字状ないし「U」字状にしたが、管側連結部9Aの平面視断面形状は、周方向の一部に装着用開口10を形成した一部欠損の環状であれば、「C」字状や「U」字状に限られるものではなく、場合によっては、「コ」の字状などであってもよい。
前述の実施形態では、ドレン管4の縦姿勢管端部4aに対し外嵌状に装着した管側連結部9Aを、一部欠損環状の断面形状における両開口縁部11の弾性力によりドレン管4の縦姿勢管端部4aに固定するようにしたが、場合によっては、ドレン管4の縦姿勢管端部4aに対し外嵌状に装着した管側連結部9Aを付帯の固定具によりドレン管4の縦姿勢管端部4aに固定する構造にしてもよい。
前述の実施形態では、アダプタ部材9に形成した流出案内部9Bによりドレン管4からの下向き排出水を排水案内溝6の長手方向に沿う向きに案内して帯状部材7の排水案内溝6に流入させる構造にしたが、場合によっては、この流出案内部9Bを省略して、管側連結部9Aを装着したドレン管4の縦姿勢管端部4aから下向きに流出する水をそのまま帯状部材7の排水案内溝6に流入させる構造にしてもよい。
また、アダプタ部材9に流出案内部9Bを形成する場合、その流出案内部9Bの具体的構造は、前述の実施形態で示した構造に限らず、種々の排水案内構造を採用することができる。
前述の実施形態では、アダプタ部材9を帯状部材7の上に置いた状態で管側連結部9Aの縦向き中心軸芯P周りに回転させることで、溝側連結部9Cを帯状部材7の側の連結用係合部に対し係合連結させてアダプタ部材9を帯状部材7に連結する構成を採るのに、帯状部材側の連結用係合部として排水案内溝6の両側壁部6aに係合用凹部18を形成し、そして、溝側連結部9Cを排水案内溝6の溝底6bに着底させる着底部16とその着底部16の両側縁に形成した係合片部17からなる構造にしたが、帯状部材側の連結用係合部、及び、アダプタ部材9の回転操作で帯状部材側の連結用係合部に対し係合連結させる溝側連結部9Cの構造は、前述の実施形態で示した構造に限られるものではなく、例えば、帯状部材側の連結用係合部を排水案内溝6の両側壁部6aとは異なる箇所で帯状部材7に形成するようにしてもよい。
また、前述の実施形態では、帯状部材側の連結用係合部に対し溝側連結部9Cを係合させる位置を帯状部材7の長手方向において選択可能にするのに、帯状部材側の連結用係合部としての係合用凹部18を帯状部材7の長手方向に連続的させた状態(すなわち、溝状)に形成したが、これに代え、帯状部材側の連結用係合部(例えば、係合用凹部18)を帯状部材7の長手方向に複数並べた状態に形成するようにしてもよい。
そしてまた、帯状部材7に対するアダプタ部材9の連結構造は、アダプタ部材9の回転により溝側連結部9Cを帯状部材側の連結用係合部に係合させる構造に限られるものではなく、ドレン管4の縦姿勢管端部4aに対し管径方向の外側から装着用開口10を通じて管側連結部9Aを外嵌状に装着する操作にとって支障が無い構造であれば、種々の連結構造を採用することができる。
対象とするドレン管4は、エアコン室内機2からのドレン排水を導くものに限らず、どのような機器・設備からのドレン排水を導くものであってもよく、また、そのドレン管4の施設箇所もマンションのベランダ部における外壁に限らず、ドレン管4による排水案内を要する箇所であれば、どのような箇所であってもよい。
なお、本発明で云う下向き施設のドレン管とは、全長にわたって下向きに施設されたドレン管に限られるものではなく、管端部の近傍部分のみが下向きに施設されたドレン管であってもよい。
本発明は、マンションのベランダ部など、下向きに施設されたドレン管からの排出水の床面上案内が必要な種々の場所に適用できる。
ドレン排水案内構造の施設状態を示す斜視図 アダプタ部材の側面図 アダプタ部材の底面図 アダプタ部材の側面視断面図 アダプタ部材の平面視断面図 帯状部材の横断面図 別実施形態を示すアダプタ部材の側面図 別実施形態を示すアダプタ部材の平面視断面図 従来例を示す斜視図 従来例を示す断面図 他の従来例を示す斜視図
符号の説明
3a 床面
4 ドレン管
4a 管端部
6 排水案内溝
6a 側壁部
6b 溝底
7 帯状部材
9 アダプタ部材
9A 管側連結部
9B 流出案内部
9C 溝側連結部
10 装着用開口
16 着底部
17 係止片部
18 帯状部材側の連結用係合部,係合用凹部
P 縦向き中心軸芯

Claims (4)

  1. 部材長手方向に延びる排水案内溝を形成した帯状部材を下向き施設のドレン管の下方に位置させる配置で床面上に敷設し、
    前記ドレン管の管端部をアダプタ部材により前記帯状部材に連結して前記排水案内溝への排水姿勢に固定するドレン排水案内構造であって、
    前記アダプタ部材のドレン管側の連結手段として、平面視の断面形状が周方向の一部に装着用開口を形成した一部欠損の環状で、前記ドレン管における縦姿勢の管端部に対し管径方向の外側から前記装着用開口を通じて外嵌状に装着する構造の管側連結部を前記アダプタ部材に形成し、
    前記アダプタ部材の帯状部材側の連結手段として、前記管側連結部を上部に位置させる使用姿勢にして前記アダプタ部材を前記帯状部材の上に置いた状態で、そのアダプタ部材を前記管側連結部の縦向き中心軸芯周りに回転させることにより、前記帯状部材の側の連結用係合部に対して係合連結状態となる構造の溝側連結部を前記アダプタ部材の下部に形成してあるドレン排水案内構造。
  2. 前記ドレン管の縦姿勢管端部から下向きに排出される排出水をその流下過程で前記排水案内溝の長手方向に沿う向きに変向案内して前記排水案内溝に流入させる流出案内部を前記アダプタ部材に形成してある請求項1記載のドレン排水案内構造。
  3. 前記帯状部材の側の連結用係合部として、前記帯状部材における前記排水案内溝の両側壁部の夫々に前記排水案内溝の内方に向かって開口する係合用凹部を形成し、
    前記溝側連結部を、前記アダプタ部材の台座部として前記排水案内溝の溝底に着底させる着底部と、その着底部の両側縁に形成した係止片部とを備える構造で、前記着底部を前記排水案内溝の溝底に着底させた状態において前記係止片部を前記着底部とともに前記排水案内溝の溝内で前記縦向き中心軸芯周りに回転させることにより、前記係止片部を前記排水案内溝の両側壁部における前記係合用凹部の各々に係入させる構造にしてある請求項1又は2記載のドレン排水案内構造。
  4. 前記帯状部材の側の連結用係合部を帯状部材長手方向に連続させた状態又は帯状部材長手方向に複数並べた状態で前記帯状部材に形成して、その連結用係合部に対し前記溝側連結部を係合させる位置の選択が帯状部材長手方向において可能な構造にしてある請求項1〜3のいずれか1項に記載のドレン排水案内構造。
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