JP4349886B2 - 不揮発性メモリ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含む装置に関する。
不揮発性メモリは、通常の使用法の範囲内では、長期に亘って良好なデータ保持性能を維持し、データの書き換えを反復して行った場合にも、メモリセルの劣化等による問題が生じることはあまり無い。
しかしながら、データの書き換えを非常に長期間に亘って頻繁に繰り返して行ったような場合や、劣悪な環境下で使用した場合、あるいは何らかの外的要因により異常が生じたような場合には、特定のメモリセルが劣化し、十分なデータ保持性能が得られなくなってしまう場合もあり得る。
そこで、従来より、不揮発性メモリにデータを書き込む際には、一旦書き込んだデータを読み出して、それを書き込む前のデータと比較し、それらデータの一致/不一致から不良なメモリセル(不良セル)を特定し、当該不良セルをデータ書き込み領域として採用しないことで、データのより確実な保持が図られている。なお、従来のこの種の不揮発性メモリ装置としては、例えば特許文献1に開示されるものがある。
特開平6−60674号公報
このように、従来の不揮発性メモリにおいても、メモリセルの劣化によって特に問題が生じることは無い。しかしながら、より早期にあるいはより精度良くメモリセルの劣化を把握することができれば、不揮発性メモリの交換等の対策をより早期に実行することができるなど、データの保存に関する信頼性は一層向上することになる。
本発明にかかる不揮発性メモリ装置は、それぞれ複数のメモリセルからなる第一のメモリ領域および第二のメモリ領域を含み、各メモリセルにH/Lバイナリデータとしてデータを格納する不揮発性メモリ部と、上記不揮発性メモリ部から読み出されたバイナリデータのH/Lレベル判定を行うバイナリデータ判定部と、読み出すデータのアクセス先のアドレスデータに基づいて、その読み出しアクセスが第一のメモリ領域からの読み出しかあるいは第二のメモリ領域からの読み出しかを判定するアクセス判定部と、を備え、上記バイナリデータ判定部は、上記アクセス判定部による判定結果に基づいて、第一のメモリ領域からの読み出しであるときには、H/Lレベルの中央値から上または下にオフセットしたレベルを閾値としてH/Lレベル判定を行う。
また、上記本発明にかかる不揮発性メモリ装置では、上記バイナリデータ判定部は、上記アクセス判定部による判定結果に基づいて、第二のメモリ領域からの読み出しであるときには、H/Lレベルのほぼ中央値を閾値としてバイナリデータのH/Lレベル判定を行うのが好適である。
また、上記本発明にかかる不揮発性メモリ装置では、上記バイナリデータ判定部は、上記アクセス判定部による判定結果に基づいて、第一のメモリ領域からの読み出しであるときには、さらに、H/Lレベルのほぼ中央値を閾値としてバイナリデータのH/Lレベル判定を行うのが好適である。
また、上記本発明にかかる不揮発性メモリ装置では、入力されたコマンドに基づいて、上記バイナリデータ判定部の閾値を切り替える閾値制御信号を出力するコマンドデコーダと、上記アクセス判定部における判定結果に基づいて上記閾値制御信号の値を切り替える信号切替部と、を備え、上記バイナリデータ判定部は、上記信号切替部を経て入力された閾値制御信号に基づいて閾値を変更するのが好適である。
また、上記本発明にかかる不揮発性メモリ装置では、上記バイナリデータ判定部でのH/Lレベル判定用のプログラムデータが、上記第二のメモリ領域に格納されているのが好適である。
また、上記本発明にかかる不揮発性メモリ装置では、上記第二のメモリ領域は、不揮発性メモリ部においてアドレスが最大値となる位置から連続する領域として設けられ、上記アクセス判定部は、バイナリのアドレスデータの最上位ビットから連続するMビット(ただしM<N;ここに、N:アドレスデータの全ビット数)の値に基づいて、第一のメモリ領域からの読み出しかあるいは第二のメモリ領域からの読み出しかを判定するのが好適である。
また、本発明にかかるマイクロコンピュータは、上記本発明にかかる不揮発性メモリ装置と、上記第一のメモリ領域に書き込むべきデータと、上記第一のメモリ領域に書き込まれた後に当該第一のメモリ領域から読み出され上記バイナリデータ判定部によってH/Lレベル判定されたデータと、を比較する比較部と、を備える。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態にかかるマイクロコンピュータ10の一例を示すブロック図、図2は、図1のマイクロコンピュータ10に含まれる不揮発性メモリ装置12の一例を示すブロック図、図3は、図2の不揮発性メモリ装置12に含まれるメモリ領域16のメモリマップの一例を示す図、また図4は、図3のメモリ領域16用に構成されたアクセス判定部20の回路構成の一例を示す図である。
図1のマイクロコンピュータ10は、不揮発性メモリ装置12とCPU14とを含む。このうち、CPU14は、不揮発性メモリ装置12に、制御信号(図1の例では、チップイネーブル(CE)、アウトプットイネーブル(OE)およびライトイネーブル(WE))およびアドレスデータ(AD)を入力し、不揮発性メモリ装置12のメモリ領域(16;図2)に対するデータ(DATA)の読み出し、および当該メモリ領域16からのデータの書き込みを指令する。また、CPU14は、不揮発性メモリ装置12に一旦書き込んだ後に読み出されたデータと、書き込むべきデータ(書き込む前のデータ)とを比較し、不揮発性メモリ装置12のメモリ領域内の不良セルを検出する。すなわち、その比較により一致しないデータがあった場合、当該データを書き込んだメモリセルのデータ保持性能が不十分であったと判定する。そして、不良セルが検出された場合、それ以降、当該不良セルをデータ格納領域として使用しないよう、当該不良セル(または当該不良セルを含む特定の区画)のアドレスを、不揮発性メモリ装置12または他の記憶領域に記憶する。なお、図1の例では、CPU14が比較部としての機能を有するが、これはあくまで一例であり、この機能を他の外部素子に持たせることももちろん可能である。
図2の不揮発性メモリ装置12は、メモリ領域16、制御回路18、アクセス判定部20、コマンドデコーダ22、信号切替部24を含む。
メモリ領域16は、多数のメモリセルを有しており、当該メモリセル毎に書き込まれたHレベルまたはLレベルを維持することで、バイナリデータを保持する。ただし、各セルに保持されたデータがHレベルであるかLレベルであるかは、メモリ領域16の外部に設けられるバイナリデータ判定部26(図2の例では制御回路18に含まれる;後述)で判定される。
また、メモリ領域16は、図2および図3にその一例を示すように、第一のメモリ領域16aと、第二のメモリ領域16bとを含む。このうち、第一のメモリ領域16aは、例えば、通常処理においてデータの書き込みおよび消去の許可される領域として設定され、この不揮発性メモリ装置12の記憶処理の対象たる種々のデータ用の記憶領域である。他方、第二のメモリ領域16bは、例えば、通常処理においてデータの書き込みおよび処理の許可されない領域として設定され、例えば、通常は書き換える必要性の低いプログラムデータ(例えばバイナリデータ判定部26に所定のデータ判定を実行させるプログラム等)などが記憶される。なお、図3に示すように、第一のメモリ領域16aおよび第二のメモリ領域16bは、それぞれ、アドレスの順にメモリセルが連続した領域として設定するのが好適である。ちなみに図3の例では、アドレスが「0000」(16進数;図では後にHを付けて表記)〜「F7FF」を第一のメモリ領域16aとし、「F800」〜「FFFF」を第二のメモリ領域16bとしている。
さて、図2の制御回路18は、メモリ領域16に対するデータの書き込みおよび読み出しを実行する。この例では、制御回路18は、その外部(この例ではCPU14)から制御信号(この例ではCE,OE,WE)、データ、およびアドレスを受け取り、それらより特定される準備コマンド、および当該コマンドにしたがった処理を実行する。さらに、制御回路18は、メモリ領域16より取得したデータおよびその格納元のアドレスを、その外部(この例ではCPU14)に出力する。
また、この例では、制御回路18にバイナリデータ判定部26が設けられている。バイナリデータ判定部26は、メモリ領域16の各メモリセルに電圧値として記憶されたデータを取得し、そのH/Lレベルを判定する。そして、Hレベルと判定した場合には「1」を出力し、Lレベルと判定した場合には「0」を出力する。こうして出力された「1」および「0」が、メモリ領域16に記憶されていたデータとして演算処理に用いられる。
バイナリデータ判定部26は、そのリファレンスレベル(閾値となる電圧レベルVref)を可変自在なオペアンプ(センスアンプ)を含み、当該リファレンスレベルを変化させることで、バイナリデータのH/L判定条件を厳しくしたり緩和したりすることができる。例えば、HレベルおよびLレベルのほぼ中央となる電圧レベル(例えば既定のHレベルの電圧値の50%)をリファレンスレベルとするH/L判定は、比較的緩やかな判定条件であると言える(以下、この判定をノーマルモードとする)。また、HレベルおよびLレベルの中央よりHレベル側にオフセットした電圧レベル(例えばHレベルの電圧値の75%)をリファレンスレベルとするHレベル判定は、やや厳しいHレベル判定であると言える(この判定をマージン1モードとする)。また、HレベルおよびLレベルの中央よりLレベル側にオフセットした電圧レベル(例えばHレベルの電圧値の25%)をリファレンスレベルとするLレベル判定は、やや厳しいLレベル判定であると言える(この判定をマージン0モードとする)。
ここで、第一のメモリ領域16aからの読み出しアクセスと第二のメモリ領域16bからの読み出しアクセスとで、バイナリデータ判定部26が実行するH/L判定を切り替えるのが好適である。例えば、書き込みの許可される第一のメモリ領域16aからの読み出しアクセスについては、上記マージン1モードおよび/またはマージン0モードによってH/L判定を行うのが好適である。これにより、通常処理における不揮発性メモリ装置12のデータ記憶に関する信頼性を向上することができる。また、通常、各メモリセルにおける記憶性能の劣化は徐々に進行し、例えばHレベルとして記憶される電圧値は徐々に低下してくるから、マージン1モードで判定を行うことで、メモリセルの劣化を、より早期に検出することができるようになる。マージン0モードでの判定についても同様である。
一方、書き込みが行われないメモリセルは、頻繁に書き込み(書き換え)が行われるメモリセルに比べて記憶性能の劣化は発生しにくいため、記憶性能の劣化のためにH/L判定を厳しく行う必要性は低い。また、演算処理の元となるプログラム(データ)等について厳しいH/L判定を行うと、演算処理を正しく行うことができなくなる等の不都合が生じることが考えられる。そこで、書き込みの禁止される第二のメモリ領域16bからの読み出しアクセスについては、上記ノーマルモードによってH/L判定を行うのが好適である。
そして、こうしたバイナリデータ判定部26のリファレンスレベル、すなわちH/L判定モードの切り替えを実行すべく、図2の例では、アクセス判定部20、コマンドデコーダ22、および信号切替部24が設けられており、制御回路18は、これらより受け取った閾値制御信号(MRG0,MRG1)に基づいて、その切り替えを実行する。なお、図2の例では、制御回路18は、MRG0が「1」の場合には、バイナリデータ判定部26のリファレンスレベルをマージン0モードとし、MRG1が「1」の場合には、マージン1モードとし、MRG0およびMRG1のいずれもが「0」の場合には、ノーマルモードとする。
アクセス判定部20は、メモリ領域16に対する読み出しアクセスが、第一のメモリ領域16aからの読み出しであるか、あるいは第二のメモリ領域16bからの読み出しであるかを判定する。その判定は、当該アクセスの読み出し元のアドレスに基づいて行うことができる。
図4は、図3のメモリ領域16からの読み出しアクセスを対象として構築されたアクセス判定部20の一例を示す図である。ここで、図3のように、第二のメモリ領域16bのアドレスは、16進数表記で「F800」〜「FFFF」である場合、2進数表記(バイナリ)では「1111100000000000」〜「1111111111111111」となる。すなわち、この場合、第二のメモリ領域16bのバイナリのアドレスデータは、16ビットのデータのうち連続する上位5ビット(AD11〜AD15)が全て「1」となる。そこで、図4のアクセス判定部20は、それらアドレスデータ(AD11〜AD15)を入力とするNANDゲート28a,28b、当該NANDゲート28a,28bの出力を入力とするNORゲート30、および当該NORゲート30の出力をD入力とするディレイフリップフロップ(DFF)32を備え、それら上位5ビットのアドレスデータ(AD11〜AD15)が全て「1」のときに、DFF32のQ出力(制御信号A)として「1」が出力されるようになっている。この場合、当然ながら、アドレスデータ(AD11〜AD15)のうち一つでも「0」が含まれる状態では、制御信号Aとして「1」は出力されない。
なお、図4のアクセス判定部20は、さらに、CEおよびOEと、WEの反転成分とを入力とするNORゲート34を備え、当該NORゲート34の出力がDFF32のクロック入力となるよう構成されており、その値が「1」である制御信号Aは、CEおよびOEが「0」であり、かつWEが「1」となった場合をトリガとして出力されるようになっている。なお、この例では、CE、OEおよびWEがローアクティブ(すなわちアクティブのとき「0」)に設定されている。つまり、NORゲート34は、チップが選択され(CE:「0」)、読み出し(出力)が許可され(OE:「0」)、かつ書き込みが禁止されたとき(WE:「1」)に、制御信号Aとして「1」を出力させる設定である。ただし、かかる設定および構成は、あくまで一例であって、アクセス判定部20の構成は、各信号の設定に合わせて適宜変更すればよいし、また等価な他の回路によっても実現可能である。
さて、図2のコマンドデコーダ22は、外部(例えばCPU14)より入力されたデータ(コマンド)に基づいてバイナリデータ判定部26のリファレンスレベルを切り替えるための閾値制御信号(MRG0A,MRG1A)を出力する。図2の例では、コマンドデコーダ22は、入力されたコマンドにより、マージン0モードが指示された場合にはMRG0Aとして「1」を出力し、マージン1モードが指示された場合にはMRG1Aとして「1」を出力する。そして、その他の場合には、MRG0AおよびMRG1Aはいずれも「0」を出力する。
信号切替部24は、アクセス判定部20の判定結果に基づいて閾値制御信号の値を変更する。図2の例では、アクセス判定部20より制御信号Aとして「1」が出力された場合、すなわち第二のメモリ領域16bからの読み出しアクセスであった場合には、コマンドデコーダ22から出力された閾値制御信号(MRG0A,MRG1A)の値によらず、制御回路18に入力される閾値制御信号(MRG0,MRG1)をいずれも「0」とする。これにより、制御回路18は、バイナリデータ判定部26をノーマルモードに設定する。図2の信号切替部24は、かかる制御を実行すべく、インバータ36、NANDゲート38a,38b、およびインバータ40a,40bを備える。NANDゲート38aには、インバータ36を介したアクセス判定部20の出力とMRG0Aとが入力され、当該NANDゲート38aの出力がインバータ40aによって反転された値が、MRG0として制御回路18に入力される。また、NANDゲート38bには、インバータ36を介したアクセス判定部20の出力とMRG1Aとが入力され、当該NANDゲート38bの出力がインバータ40bによって反転された値が、MRG1として制御回路18に入力される。なお、かかる設定および構成は、あくまで一例であって、信号切替部24の構成は、各信号の設定に合わせて適宜変更すればよいし、また等価な他の回路によっても実現可能である。
次に、図2〜図4の不揮発性メモリ装置12の動作について図面を参照して説明する。図5は、不揮発性メモリ装置12において、マージン0モードあるいはマージン1モードによってH/L判定が行われ、データが読み出される場合のタイミングチャートの一例であり、そのうち(a)はコマンド入力開始時、(b)はコマンド入力終了時、(c)はデータ読み出し時を示す図である。
図5(a)〜(c)において、CEはつねに「0」である。すなわち、その間、不揮発性メモリ装置12が有効となっていることを示す。また、メモリ領域16からのデータ(DATA)の読み出し(出力)は、OEをトリガとして実行される。この例では、メモリ領域16からのデータ読み出しを行うタイミングでOEは「0」となる。それ以外のタイミングにおいてOEは「1」である。
コマンド(Command)は、バイナリデータ判定部26においてマージン0モードまたはマージン1モードによるH/L判定を行ってデータを読み出す(出力する)ための準備となる処理(例えばリファレンスレベルを変更するための準備)である。当該コマンド(Command)は、WEをトリガとして(すなわちWEが0となったときに)実行される。このコマンドは、図5の(a)〜(b)の間、そのコマンドを実行する前に第二のメモリ領域16bから読み出されたプログラムデータ(PROG DT)にしたがい、複数回に分けて実行される。なお、プログラムデータ(PROG DT)の格納元が、プログラムアドレス(PROG AD)である。
上述したように、図4のアクセス判定部20からは、読み出しアクセスのアクセス先が第二のメモリ領域16bであるときは、制御信号Aとして「1」が出力される。そして、その間、OEやWEが「0」となってもDFF32のクロックの値が変化するのみであり、D入力としての「1」が変化しない限り、制御信号Aとしての「1」は変化しない。したがって、第一のメモリ領域16aからの読み出しアクセスの無い準備期間としての図5(a)および(b)では、制御信号Aは常に「1」となっている。なお、この間、MRG0またはMRG1は「0」であり、H/L判定はノーマルモードで行われる。
コマンドデコーダ22は、コマンドの実行が完了されると、MRG0AまたはMRG1Aとして「1」を出力する。これは、バイナリデータ判定部26(および制御回路18)において、マージン0モードまたはマージン1モードによるH/L判定が可能となったことを意味する。ここで、図5(c)において、制御信号Aが「1」のときは、第二のメモリ領域16bからのデータ読み出しであることになるが、このときは、MRG0AまたはMRG1Aが「1」であっても、MRG0またはMRG1は「0」となる。したがって、図5(c)で読み出されたプログラムデータ(PROG DT)については、バイナリデータ判定部26は、ノーマルモードでH/L判定を行う。
そして、図5(c)において、第一のメモリ領域16aからのデータ(DATA DT)の読み出しに際し、アクセス判定部20は、制御信号Aとして「0」を出力する。このとき、MRG0AまたはMRG1Aが「1」であると、MRG0またはMRG1は「1」となる。したがって、図5(c)で第一のメモリ領域16aから読み出されたデータ(DATA DT)については、バイナリデータ判定部26は、閾値制御信号(MRG0,MRG1)に従い、マージン0モードまたはマージン1モードによるH/L判定を行う。
次に、図2〜図4の不揮発性メモリ装置12にデータを書き込んだ場合における、図1のマイクロコンピュータ10によるデータの検証および不良セルの検出について図面を参照して説明する。図6は、そのフローチャートの一例である。
第一のメモリ領域16aに対するデータの書き込み処理の後(ステップS10)、制御回路18はマージン0モードでH/Lレベル判定を行い「1」または「0」のデータを読み出す(出力する)ためのコマンドを実行する(ステップS11)。ステップS11におけるタイミングチャートの一例が図5(a)〜(b)である。次いで、制御回路18は、ステップS11によって準備された状態でデータを読み出す(出力する)処理を実行する(ステップS12)。ステップS12におけるタイミングチャートの一例が図5(c)であり、このとき、第一のメモリ領域16aから読み出されたデータに対してマージン0モードによるH/Lレベル判定が実行される。
次いで、ステップS12において出力されたデータ、すなわち一旦第一のメモリ領域16aに書き込まれた後に読み出されてマージン0モードでH/L判定されたデータと、書き込むべきデータとが、例えばCPU14において比較される(ステップS13)。ここで、データが一致しなかった場合、CPU14は、当該不一致データのメモリセルを不良セルとして検出する(ステップS14)。この後、当該メモリセルを記憶領域として用いないための処理や、データの再書き込み等の処理が実行される。
ステップS13において、データが全て一致した場合、制御回路18は、マージン1モードでH/L判定を行う場合のステップS15〜S17を実行する。これらステップS15〜S17での処理は、モードが異なる点以外、ステップS11〜S13と同様であるから、その詳細な説明を省略する。
そして、ステップS17においてデータが全て一致した場合、制御回路18はノーマルモードでH/Lレベル判定を行い「1」または「0」のデータを読み出す(出力する)ためのコマンドを実行する(ステップS18)。次いで、制御回路18は、ステップS18によって準備された状態でデータを読み出す(出力する)処理を実行する(ステップS19)。このステップS19で第一のメモリ領域16aから読み出されたデータに対して、ノーマルモードによるH/Lレベル判定が実行される。
最後に、ステップS19において出力されたデータ、すなわち一旦第一のメモリ領域16aに書き込まれた後に読み出されてノーマルモードでH/L判定されたデータと、書き込むべきデータとが、例えばCPU14において比較される(ステップS20)。このように、図6の例では、マージン0モードおよびマージン1モードによるH/L判定に加え、ノーマルモードによるH/L判定を行うことにより、信頼性の更なる向上が図られている。なお、マージン0モード、マージン1モードおよびノーマルモードを行う順序は、入れ替えても構わない。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、上記実施形態で説明したのはあくまでその一例に過ぎず、本発明は、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、マージン0モード、マージン1モードおよびノーマルモードという、リファレンスレベル(閾値レベル)の異なる3種類のH/Lレベル判定について開示したが、より多種のH/Lレベル判定を行うようにしてもよいし、各モードにおけるリファレンスレベルとして、上記実施形態での例示以外の電圧レベルを採用してもよい。また、各部は、等価な別の回路によって構築してもよい。
本発明の実施形態にかかるマイクロコンピュータの一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態にかかる不揮発性メモリ装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態にかかる不揮発性メモリ装置に含まれるメモリ領域のメモリマップの一例を示す図である。 本発明の実施形態にかかる不揮発性メモリ装置に含まれるアクセス判定部の回路構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態にかかる不揮発性メモリ装置において実行されるコマンドおよび当該コマンドにしたがったデータの読み出し(出力)の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態にかかる不揮発性メモリ装置に対するデータ書き込み時に実行されるデータの検証および不良セルの検出の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 マイクロコンピュータ、12 不揮発性メモリ装置、14 CPU、16 メモリ領域、16a 第一のメモリ領域、16b 第二のメモリ領域、18 制御回路、20 アクセス判定部、22 コマンドデコーダ、24 信号切替部、26 バイナリデータ判定部、28a,28b NANDゲート、30 NORゲート、32 ディレイフリップフロップ(DFF)、34 NORゲート、36 インバータ、38a,38b NANDゲート、40a,40b インバータ。

Claims (5)

  1. それぞれ複数のメモリセルからなり、書き込み及び消去が行われる第一のメモリ領域と前記第一メモリ領域と比較して、書き込み及び消去の頻度が低い第二のメモリ領域を有し、各メモリセルにH/Lバイナリデータとしてデータを格納する不揮発性メモリ部と、
    前記不揮発性メモリ部から読み出されたバイナリデータのH/Lレベル判定を行うバイナリデータ判定部と、
    読み出すデータのアクセス先のアドレスデータに基づいて、その読み出しアクセスが第一のメモリ領域からの読み出しかあるいは第二のメモリ領域からの読み出しかを判定するアクセス判定部と、を備え、
    前記バイナリデータ判定部は、前記アクセス判定部による判定結果に基づいて、前記第一のメモリ領域からの読み出しであるときには、H/Lレベルの中央値から上または下にオフセットしたレベルを閾値としてH/Lレベル判定を行い、前記第二のメモリ領域からの読み出しであるときには、H/Lレベルの中央値を閾値としてバイナリデータのH/Lレベル判定を行うことを特徴とする不揮発性メモリ装置。
  2. 前記バイナリデータ判定部は、前記アクセス判定部による判定結果に基づいて、第一のメモリ領域からの読み出しであるときには、さらに、H/Lレベルのほぼ中央値を閾値としてバイナリデータのH/Lレベル判定を行うことを特徴とする請求項に記載の不揮発性メモリ装置。
  3. 入力されたコマンドに基づいて、前記バイナリデータ判定部の閾値を切り替える閾値制御信号を出力するコマンドデコーダと、
    前記アクセス判定部における判定結果に基づいて前記閾値制御信号の値を切り替える信号切替部と、を備え、
    前記バイナリデータ判定部は、前記信号切替部を経て入力された閾値制御信号に基づいて閾値を変更することを特徴とする請求項に記載の不揮発性メモリ装置。
  4. 前記第二のメモリ領域は、不揮発性メモリ部においてアドレスが最大値となる位置から連続する領域として設けられ、前記アクセス判定部は、バイナリのアドレスデータの最上位ビットから連続するMビット(ただしM<N;ここに、N:アドレスデータの全ビット数)の値に基づいて、第一のメモリ領域からの読み出しかあるいは第二のメモリ領域からの読み出しかを判定することを特徴とする請求項3に記載の不揮発性メモリ装置。
  5. 請求項に記載の不揮発性メモリ装置と、
    前記第一のメモリ領域に書き込むべきデータと、前記第一のメモリ領域に書き込まれた後に当該第一のメモリ領域から読み出され前記バイナリデータ判定部によってH/Lレベル判定されたデータと、を比較する比較部と、を備えるマイクロコンピュータ。
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