JP4349572B2 - ネットワークファクシミリ装置及びその通信網自動選択処理方法 - Google Patents

ネットワークファクシミリ装置及びその通信網自動選択処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4349572B2
JP4349572B2 JP2004030551A JP2004030551A JP4349572B2 JP 4349572 B2 JP4349572 B2 JP 4349572B2 JP 2004030551 A JP2004030551 A JP 2004030551A JP 2004030551 A JP2004030551 A JP 2004030551A JP 4349572 B2 JP4349572 B2 JP 4349572B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area code
address
gateway
communication
facsimile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004030551A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005223693A (ja
Inventor
治 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004030551A priority Critical patent/JP4349572B2/ja
Publication of JP2005223693A publication Critical patent/JP2005223693A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4349572B2 publication Critical patent/JP4349572B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、ネットワークファクシミリ装置関し、詳細には、利用可能な複数の通信網を効率的にかつ利用性を向上させて選択して利用するネットワークファクシミリ装置及びその通信網自動選択処理方法に関する。
近年、通信網の整備によりインターネットが普及しており、ファクシミリ装置においてもインターネットを使用してファクシミリ通信を行うインターネットファクシミリ装置が提案されている(特開平11−234343号公報、特開2000−22814号公報、特開平11−298520号公報等参照)。
そして、インターネットファクシミリ装置においては、RT−IFAX(リアルタイム型インターネットファクシミリ装置)が、電子メールのインフラに依存するStore&Forward型と異なり、端末−端末間の直接のIP通信によりファクシミリ文書の送受信を行えることから注目されている。
このインターネットファクシミリ装置の通信においては、国際電気通信連合(ITU:International Telecommunication Union)の勧告T.38(ITU-T Recommendation)が提案されており、勧告T.38の通信プロトコルは、T.30プロトコルのIPネットワークへの単純なマッピングであって、一つのパケットでCSIの一部を送信したり、逆に、CSI+DISの情報を一つのパケットで送信してもよいことになっている。この勧告T.38は、H.323端末(パケット網上でのマルチメディア通信システム)との整合を取る改訂が行われている。
勧告T.38は、IFP(Internet Fax Protocol)パケットをやりとりすることで、ファクシミリ文書の送受信を行い、そのプロトコルは、トランスポートにTCPまたはUDPを使用して、それぞれパケットのフォーマットが異なっている。
そして、RT−IFAXにおいては、宛先指定は、使用環境に依存し、アドレス変換を行うゲートキーパー(Gatekeeper)またはSIPサーバが同一ネット上にあると、ゲートキーパーは、電話番号とIPアドレス(Internet Protocol アドレス)を関連付けて、通信を可能とする。例えば、ゲートキーパーは、ゲートウェイに接続され、ゲートウェイを制御して、電話番号からイントラネットにアクセスするためのIPアドレスに変換するといった電話番号からIPアドレスへの変換を行う。
すなわち、公衆回線だけでなく、ネットワークにも対応したインターネットファクシミリ装置においては、公衆回線とインターネットのどちらの通信網を使用しても通信を行うことができ、従来、いずれの通信網を使用して通信を行うかを、ユーザが操作部で選択することで、相手先情報を指定して通信を行ったり、また、使用する通信網を直接的に選択しないまでも、相手先の宛先番号の先頭番号を入力し分けることで、ユーザが所望の通信網を選択するものがある(特許文献1参照)。
また、リアルタイム型のインターネットファクシミリ送信時であっても、送信相手として電話番号を指定することが可能であり、公衆回線へのファクシミリ送信と同様の操作が可能となっている。また、ゲートウェイ装置を経由して、公衆回線にだけ接続された相手に対しても、経由するゲートウェイ装置のエイリアス電話番号と最終相手の電話番号を指定することで、送信することが可能である(特許文献2参照)。
そして、このようなゲートウェイ装置を経由する場合にも、ユーザが操作部で直接相手先情報を直接指定することで、または、相手先の宛先番号の先頭番号を入力し分けることで、ユーザが所望の通信網を選択することができる。
特開2002−218104号公報 特開2000−134265号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、ユーザが操作部から直接通信網を選択する操作、または、間接的に選択する操作を行うことで、複数収納する通信網の1つを使用して通信を行うようになっていたため、利用性を向上させつつ、通信コストを適切に削減する上で、改良の必要があった。
すなわち、ユーザにとっては、通信の相手さえ誤っておらず、適切に相手に文書が通信されれば、どの通信網を使用して通信が行われても構わないことが多い。このような場合には、毎回通信網を指定することは煩雑な操作であり、利用性が悪い。また、一般に公衆回線を使用するよりも、ネットワークを介して通信を行う方が、通信コストが安価であるが、ユーザが使用する通信網を選択指定する方式では、相手が両方の通信網に対応している場合であっても、公衆回線の使用を指定してしまうこともあり、通信コストを適切に低減させる上で改良の必要があった。
また、ゲートキーパーやSIPサーバが設けられている場合に、電話番号の指定で、意図する相手先に通信できるが、ゲートキーパーやSIPサーバが利用できない環境においては、電話番号の指定では、意図する相手先に通信することができず、上記従来の方式では、実現不可能である。この場合には、IPアドレスあるいはホスト名を指定しなければならず、電話番号の指定に比較して、操作が煩雑で、利用性が悪いという問題があった。
本発明の目的は、ゲートキーパーやSIPサーバが利用できない環境においても、利用可能な場合と同様の相手先指定操作を行うだけで、通信網の選択操作を行うことなく、送信相手に対して利用可能なより安価な通信網を使用したファクシミリ通信を行い、利用性を向上させつつ通信コストを低減させるネットワークファクシミリ装置及びその通信網自動選択処理方法を提供することにある。
請求項1の発明は、公衆回線を介して他のファクシミリ装置と文書の送受信を行うファクシミリ通信機能と、インターネットを介してリアルタイムに文書の送受信を行うリアルタイム型インターネットファクシミリ通信機能を有するネットワークファクシミリ装置において、
ゲートキーパーまたはSIPサーバの利用の有無を設定する選択手段と、
インターネットと公衆回線とに接続されたゲートウェイ装置のIPアドレスと当該ゲートウェイ装置の電話番号の市外局番とを対応させたゲートウェイ市外局番アドレステーブルと、
通信網自動選択処理を実行する制御手段とを有し、
前記制御手段は、送信時、
前記選択手段がゲートキーパーまたはSIPサーバを利用する設定となっていると、ゲートキーパーまたはSIPサーバから送信相手先電話番号に対応するIPアドレスを取得し、該取得したIPアドレスにてリアルタイム型インターネットファクシミリ通信を実行し、
前記選択手段がゲートキーパーまたはSIPサーバを利用する設定となっていないと、前記ゲートウェイ市外局番アドレステーブルに送信相手先電話番号の先頭部分と一致する市外局番が存在するか否かチェックし、前記市外局番が存在すると、該市外局番に対応するIPアドレスのゲートウェイ装置を経由するリアルタイム型インターネットファクシミリ通信を実行し、前記市外局番が存在しない場合に、公衆回線を使用してファクシミリ通信を実行することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のネットワークファクシミリ装置において、ゲートウェイ装置のIPアドレスと当該ゲートウェイ装置の近隣の市外局番とを対応させたゲートウェイ近隣市外局番アドレステーブルを更に有し、
前記制御手段は、
前記ゲートウェイ市外局番アドレステーブルに送信相手先電話番号の先頭部分と一致する市外局番が存在しない場合に、前記ゲートウェイ近隣市外局番アドレステーブルに当該送信相手先電話番号の先頭部分と一致する近隣市外局番が存在するか否かチェックし、前記近隣市外局番が存在すると、該近隣市外局番に対応するIPアドレスのゲートウェイ装置を経由するリアルタイム型インターネットファクシミリ通信を実行し、前記近隣市外局番が存在しない場合に、公衆回線を使用してファクシミリ通信を実行することを特徴とする。
請求項3の発明は、公衆回線を介して他のファクシミリ装置と文書の送受信を行うファクシミリ通信機能と、インターネットを介してリアルタイムに文書の送受信を行うリアルタイム型インターネットファクシミリ通信機能を有するネットワークファクシミリ装置における通信網自動選択処理方法であって、
ゲートキーパーまたはSIPサーバの利用の有無を設定する選択手段と、
インターネットと公衆回線とに接続されたゲートウェイ装置のIPアドレスと当該ゲートウェイ装置の電話番号の市外局番とを対応させたゲートウェイ市外局番アドレステーブルと、
通信網自動選択処理を実行する制御手段とを有し、
前記制御手段は、送信時、
前記選択手段がゲートキーパーまたはSIPサーバを利用する設定となっていると、ゲートキーパーまたはSIPサーバから送信相手先電話番号に対応するIPアドレスを取得し、該取得したIPアドレスにてリアルタイム型インターネットファクシミリ通信を実行し、
前記選択手段がゲートキーパーまたはSIPサーバを利用する設定となっていないと、前記ゲートウェイ市外局番アドレステーブルに送信相手先電話番号の先頭部分と一致する市外局番が存在するか否かチェックし、前記市外局番が存在すると、該市外局番に対応するIPアドレスのゲートウェイ装置を経由するリアルタイム型インターネットファクシミリ通信を実行し、前記市外局番が存在しない場合に、公衆回線を使用してファクシミリ通信を実行することを特徴とする。
本発明によれば、ゲートキーパーやSIPサーバが利用できない環境においても、利用可能な場合と同様の相手先指定操作を行うだけで、通信網の選択操作を行うことなく、送信相手に対して利用可能なより安価な通信網を使用したファクシミリ通信を行うことができ、利用性を向上させることができるとともに通信コストを低減させることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明のネットワークファクシミリ装置の一実施例を適用したネットワークファクシミリ装置(以下、単にファクシミリ装置)1のブロック構成図である。
図1において、ファクシミリ装置1は、CPU(Central Processing Unit)2、ROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、操作表示部5、画情報読取部6、画情報出力部7、符号化・復号化部8、画情報蓄積部9、モデム10、PSTN制御部11、LAN制御部12及びデータバス13等を備えており、各部は、データバス13で接続されている。
ROM3は、ファクシミリ装置1の基本処理プログラム及び後述する通信網自動選択処理プログラム等の各種プログラムが格納されているとともに、これらの各処理プログラムを実行するのに必要な各種データやシステムデータ等が格納されている。
CPU(制御手段)2は、ROM3内のプログラムに基づいてRAM4をワークメモリとして利用しながらファクシミリ装置1の各部を制御し、ファクシミリ装置1としての基本処理を実行するとともに、後述する通信網自動選択処理を実行する。
操作表示部(選択手段)5は、テンキーやスタートキー及びファンクションキー等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)を備え、操作キーからは、送信操作等の各種命令が入力され、ディスプレイには、操作キーから入力された命令内容やファクシミリ装置1からオペレータに通知する各種情報が表示される。特に、操作表示部5は、通信において、ゲートキーパーやSIPサーバを利用するか否かの設定等の通信網自動選択処理で必要な設定操作が行われる。
画情報読取部6は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)を利用したラインイメージスキャナ等が用いられており、画情報読取部6は、原稿の画像を所定の解像度で読み取って画情報として出力する。
画情報出力部7は、例えば、電子写真式記録装置等が用いられており、受信した画情報や画情報読取部6の読み取った画情報に基づいて用紙に画像を記録出力するとともに、通信レポートやその他の情報を用紙に記録出力する。
画情報蓄積部9は、RAMあるいはハードディスク等の読み/書き可能なメモリで構成され、主に送信用の画情報や受信した画情報を記憶する。画情報蓄積部9は、画情報を所定のファイル単位毎に記憶し、CPU2は、この画情報蓄積部9内の画情報をファイル単位で管理する。
符号化・復号化部8は、画情報の画情報蓄積部9への蓄積の効率化や伝送時間の短縮化を図るためのものであり、所定の符号化方式に従って画情報を符号化し、また、符号化された画情報を復号化する。
モデム10は、CPU2の制御下で動作して、送信信号の変調及び受信信号の復調を行い、また、送出する信号レベルを設定する。
PSTN制御部11は、PSTN(Public Swiched Telephone Network:一般公衆電話網)に接続されており、CPU2の制御下で動作して、PSTNからの発呼に対して自動着呼し、また、PSTNへの自動発呼処理を行う。
LAN制御部12は、LAN(Local Area Network)に接続され、LANを介してのメール送信やリアルタイム・インターネット・ファクシミリ通信を実現する。
そして、ファクシミリ装置1は、上述のように、PSTNとLANに接続されていて、複数の回線を収納した状態となっている。
ファクシミリ装置1の接続されているLANやPSTNは、図示しないゲートウェイ(Gateway)を介してPSTNやLANに接続されており、PSTNには、交換機を介してファクシミリ装置1の通信相手となる複数のファクシミリ装置が接続されている。また、LANには、ゲートキーパーやSIPサーバが接続されており、ゲートキーパーやSIPサーバは、ゲートウェイを介してのLANとPSTNとの接続をPSTNの電話番号とLANのIPアドレスとを割り当てて制御し、LAN上のファクシミリ装置1等のファクシミリ装置とPSTNに接続されたファクシミリ装置との接続を可能としている。
そして、ファクシミリ装置1は、ゲートキーパーやSIPサーバを利用するか否かを操作表示部5の操作で選択することができ、ゲートキーパーやSIPサーバを使用しないときには、IPアドレスを使用して相手ファクシミリ装置の指定を行う必要がある。
そこで、ファクシミリ装置1は、図2に示すように、通信先の接続されているゲートウェイ装置のIPアドレスと、当該ゲートウェイ装置のプリフィックス(市外局番)及び近隣市外局番とを対応させたゲートウェイIPアドレス変換テーブル(ゲートウェイ市外局番アドレステーブル、ゲートウェイ近隣市外局番アドレステーブル)をRAM4に格納しており、このゲートウェイIPアドレス変換テーブルは、ファクシミリ装置1のユーザが予め設定メニュー等で登録する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のファクシミリ装置1は、複数の利用可能な通信網のうち1つの通信網を送信時の通信網として適切に選択する通信網自動選択処理を行う。なお、以下の説明では、説明を簡単にするために、ゲートキーパーを利用する場合について説明する。
すなわち、ファクシミリ装置1は、図3に示すように、ユーザにより宛先指定が行われ、原稿がセットされた状態で、送信開始キーが押下されると(ステップS101)、CPU2は、画情報読取部6に原稿の読み取りを行わせ(ステップS102)、画情報読取部6による原稿の読み取りが完了すると、ゲートキーパーを利用する設定となっているか否かをチェックする(ステップS103)。このゲートキーパーを使用するか否かの設定は、予めユーザが操作表示部5のキー操作で行う。
なお、送信時の操作において、従来のファクシミリ装置では、送信時にG3ファクシミリ送信かネットワークを使用したインターネットファクシミリ送信であるかを指定操作する必要があるが、本実施例のファクシミリ装置1では、このG3ファクシミリ送信かインターネットファクシミリ送信かの指定を行う必要はない。また、本実施例のファクシミリ装置1では、宛先は、インターネットファクシミリ送信の場合においても、G3ファクシミリ送信の場合と同様に、電話番号形式、すなわち、エイリアス電話番号で指定することができる。
そして、ステップS103で、ゲートキーパーを利用する設定となっている場合には、CPU2は、指定された電話番号あるいはエイリアス電話番号を、まず、ゲートキーパーに通知し、IPアドレスへの変換を依頼し(ステップS104)、当該IPアドレスへの変換が成功したかどうかチェックする(ステップS105)。
ステップS105で、IPアドレスへの変換が成功した場合には、CPU2は、指定された宛先への送信をネットワークを使用して行うものと判断し、取得したIPアドレスにて、インターネットファクシミリ送信を行って、処理を終了する(ステップS106)。
ステップS105で、IPアドレスへの変換に失敗した場合には、CPU2は、指定された宛先への送信をPSTN(公衆回線)を使用して行うものと判断し、ユーザにより指定された電話番号を回線に送出して発呼して、G3ファクシミリ送信を行って、処理を終了する(ステップS107)。
また、ステップS103で、ゲートキーパーを利用しない設定となっている場合には、CPU2は、指定された電話番号に対して、自機のRAM4に保持されているゲートウェイ装置のゲートウェイIPアドレス変換テーブル(図2参照)を用いて、IPアドレスへの変換を行う(ステップS108)。
この場合、CPU2は、図2に示したゲートウェイIPアドレス変換テーブルのTa変換部分を使用する。すなわち、ゲートウェイIPアドレス変換テーブルのTa変換部分は、ゲートウェイ装置のIPアドレスと、そのゲートウェイ装置の電話番号の市外局番(プリフィックス)とを対応付けたものである。
そして、CPU2は、この電話番号−IPアドレス変換処理において、ゲートウェイIPアドレス変換テーブルのプリフィックス(市外局番)に指定された宛先の電話番号の先頭部分と一致する市外局番があるかどうかチェックして、一致する市外局番が存在するかどうかで、変換に成功したかどうか判定する(ステップS109)。
ステップS109で、変換に成功すると、CPU2は、そのプリフィックス(市外局番)に対応するIPアドレスのゲートウェイ装置を経由して、インターネットファクシミリ送信を行うものと判断して、ゲートウェイ装置までは、ネットワークを使用し、ゲートウェイ装置から相手先までは公衆回線を使用して、ファクシミリ送信を行って、処理を終了する(ステップS110)。
ステップS109で、変換に成功しない場合、すなわち、ゲートウェイIPアドレス変換テーブルのプリフィックス(市外局番)に指定された宛先の電話番号の先頭部分と一致する市外局番がない場合には、CPU2は、さらに、指定された電話番号に対して、自機のRAM4に保持されているゲートウェイIPアドレス変換テーブルの他のテーブル部分、すなわち、図2のTb変換部分を用いて、IPアドレスへの変換を行う。
この場合、CPU2は、図2に示したゲートウェイIPアドレス変換テーブルのTb変換部分、すなわち、ゲートウェイ装置のIPアドレスと、そのゲートウェイ装置の存在する地域の近隣の電話番号の市外局番(プリフィックス)とを対応付けたものを使用する。そして、CPU2は、この電話番号−IPアドレス変換処理において、上記Ta変換部分の場合と同様に、ゲートウェイIPアドレス変換テーブルの近隣市外局番に指定された宛先の電話番号の先頭部分と一致する市外局番があるかどうかチェックして、一致する市外局番が存在するかどうかで、変換に成功したかどうか判定する(ステップS112)。
ステップS112で、変換に成功すると、CPU2は、その近隣市外局番(プリフィックス)に対応するIPアドレスのゲートウェイ装置を経由して、インターネットファクシミリ送信を行うものと判断し、ゲートウェイ装置まではネットワークを使用し、ゲートウェイ装置から相手先までは公衆回線を使用して、ファクシミリ送信を行って処理を終了する(ステップS113)。
ステップS112で、変換に失敗すると、CPU2は、公衆回線を使用するものと判断し、ユーザにより指定された電話番号を回線に発呼して、G3ファクシミリ送信を行って、処理を終了する(ステップS114)。
なお、上記説明では、ゲートキーパーが接続されている場合について説明したが、ゲートキーパーではなく、SIPサーバが接続されている場合にも、同様に適用することができる。
このように、本実施例のファクシミリ装置1は、送信時、予めゲートキーパーまたはSIPサーバの利用の有無を設定する操作表示部5での設定が、ゲートキーパーまたはSIPサーバを利用する設定となっていると、当該送信相手先の電話番号をリアルタイム型インターネットファクシミリ通信の宛先として扱って、ゲートキーパーまたはSIPサーバに当該送信相手先電話番号のIPアドレスへの変換を依頼し、当該送信相手先電話番号のIPアドレスへの変換に成功すると、リアルタイム型インターネットファクシミリ通信を行い、当該送信相手先電話番号のIPアドレスへの変換に失敗すると、公衆回線を使用してファクシミリ通信を行っている。
したがって、利用する通信網に関わらずファクシミリ送信が確実に行われればよいとするユーザにとっては、通信網の選択操作を行うことなく、送信相手に対して利用可能なより安価な通信網を使用したファクシミリ通信を行うことができ、利用性を向上させることができるとともに通信コストを低減させることができる。
また、本実施例のファクシミリ装置1は、複数のゲートウェイ装置のIPアドレスと当該各ゲートウェイ装置の電話番号の市外局番を対応させたゲートウェイIPアドレス変換テーブルを設け、操作表示部5の設定がゲートキーパーまたはSIPサーバを利用しない設定となっている場合には、ゲートウェイIPアドレス変換テーブルのTa変換部分の市外局番に送信相手先電話番号の先頭部分と一致する市外局番があるか否か判断し、一致する市外局番があると、当該市外局番のゲートウェイ装置を経由するリアルタイム型インターネットファクシミリ通信を行い、一致する市外局番がないと、公衆回線を使用してファクシミリ通信を行っている。
したがって、ゲートキーパーやSIPサーバが利用できない環境においても、利用可能な場合と同様の相手先指定操作を行うだけで、通信網の選択操作を行うことなく、送信相手に対して利用可能なより安価な通信網を使用したファクシミリ通信を行うことができ、利用性を向上させることができるとともに通信コストを低減させることができる。
さらに、本実施例のファクシミリ装置1は、複数のゲートウェイ装置のIPアドレスと当該各ゲートウェイ装置の近隣の市外局番を対応させたゲートウェイIPアドレス変換テーブルを設け、操作表示部5の設定がゲートキーパーまたはSIPサーバを利用しない設定となっている場合には、ゲートウェイIPアドレス変換テーブルのTb変換部分に送信相手先電話番号の先頭部分と一致する近隣市外局番があるか否か判断し、一致する近隣市外局番があると、当該近隣市外局番のゲートウェイ装置を経由するリアルタイム型インターネットファクシミリ通信を行い、一致する近隣市外局番がないと、公衆回線を使用してファクシミリ通信を行っている。
したがって、公衆回線のみを介して直接通信する場合より、ゲートウェイ装置を経由し、そこから通信する場合の通信コストの方が低いことが予想されるゲートウェイ装置が存在する近隣の市外局番を持つ相手先に通信する場合に、当該ゲートウェイ装置を利用した通信を行って自動的に通信コストを低減させことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明のネットワークファクシミリ装置の一実施例を示すブロック構成図 図1のRAMに格納されているゲートウェイIPアドレス変換テーブルの一例を示す図。 図1のネットワークファクシミリ装置による通信網自動選択処理を示すフローチャート。
ネットワークファクシミリ装置
2 CPU
3 ROM
4 RAM
5 操作表示部
6 画情報読取部
7 画情報出力部
8 符号化・復号化部
9 画情報蓄積部
10 モデム
11 PSTN制御部
12 LAN制御部
13 データバス
2 入力書面
3 1次元イメージセンサ
4 ワイドレンズ
5 照明ランプ

Claims (3)

  1. 公衆回線を介して他のファクシミリ装置と文書の送受信を行うファクシミリ通信機能と、インターネットを介してリアルタイムに文書の送受信を行うリアルタイム型インターネットファクシミリ通信機能を有するネットワークファクシミリ装置において、
    ゲートキーパーまたはSIPサーバの利用の有無を設定する選択手段と、
    インターネットと公衆回線とに接続されたゲートウェイ装置のIPアドレスと当該ゲートウェイ装置の電話番号の市外局番とを対応させたゲートウェイ市外局番アドレステーブルと、
    通信網自動選択処理を実行する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、送信時、
    前記選択手段がゲートキーパーまたはSIPサーバを利用する設定となっていると、ゲートキーパーまたはSIPサーバから送信相手先電話番号に対応するIPアドレスを取得し、該取得したIPアドレスにてリアルタイム型インターネットファクシミリ通信を実行し、
    前記選択手段がゲートキーパーまたはSIPサーバを利用する設定となっていないと、前記ゲートウェイ市外局番アドレステーブルに送信相手先電話番号の先頭部分と一致する市外局番が存在するか否かチェックし、前記市外局番が存在すると、該市外局番に対応するIPアドレスのゲートウェイ装置を経由するリアルタイム型インターネットファクシミリ通信を実行し、前記市外局番が存在しない場合に、公衆回線を使用してファクシミリ通信を実行する、
    ことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
  2. ゲートウェイ装置のIPアドレスと当該ゲートウェイ装置の近隣の市外局番とを対応させたゲートウェイ近隣市外局番アドレステーブルを更に有し、
    前記制御手段は、
    前記ゲートウェイ市外局番アドレステーブルに送信相手先電話番号の先頭部分と一致する市外局番が存在しない場合に、前記ゲートウェイ近隣市外局番アドレステーブルに当該送信相手先電話番号の先頭部分と一致する近隣市外局番が存在するか否かチェックし、前記近隣市外局番が存在すると、該近隣市外局番に対応するIPアドレスのゲートウェイ装置を経由するリアルタイム型インターネットファクシミリ通信を実行し、前記近隣市外局番が存在しない場合に、公衆回線を使用してファクシミリ通信を実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークファクシミリ装置。
  3. 公衆回線を介して他のファクシミリ装置と文書の送受信を行うファクシミリ通信機能と、インターネットを介してリアルタイムに文書の送受信を行うリアルタイム型インターネットファクシミリ通信機能を有するネットワークファクシミリ装置における通信網自動選択処理方法であって、
    ゲートキーパーまたはSIPサーバの利用の有無を設定する選択手段と、
    インターネットと公衆回線とに接続されたゲートウェイ装置のIPアドレスと当該ゲートウェイ装置の電話番号の市外局番とを対応させたゲートウェイ市外局番アドレステーブルと、
    通信網自動選択処理を実行する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、送信時、
    前記選択手段がゲートキーパーまたはSIPサーバを利用する設定となっていると、ゲートキーパーまたはSIPサーバから送信相手先電話番号に対応するIPアドレスを取得し、該取得したIPアドレスにてリアルタイム型インターネットファクシミリ通信を実行し、
    前記選択手段がゲートキーパーまたはSIPサーバを利用する設定となっていないと、前記ゲートウェイ市外局番アドレステーブルに送信相手先電話番号の先頭部分と一致する市外局番が存在するか否かチェックし、前記市外局番が存在すると、該市外局番に対応するIPアドレスのゲートウェイ装置を経由するリアルタイム型インターネットファクシミリ通信を実行し、前記市外局番が存在しない場合に、公衆回線を使用してファクシミリ通信を実行する、
    ことを特徴とするネットワークファクシミリ装置における通信網自動選択処理方法。
JP2004030551A 2004-02-06 2004-02-06 ネットワークファクシミリ装置及びその通信網自動選択処理方法 Expired - Fee Related JP4349572B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004030551A JP4349572B2 (ja) 2004-02-06 2004-02-06 ネットワークファクシミリ装置及びその通信網自動選択処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004030551A JP4349572B2 (ja) 2004-02-06 2004-02-06 ネットワークファクシミリ装置及びその通信網自動選択処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005223693A JP2005223693A (ja) 2005-08-18
JP4349572B2 true JP4349572B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=34998987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004030551A Expired - Fee Related JP4349572B2 (ja) 2004-02-06 2004-02-06 ネットワークファクシミリ装置及びその通信網自動選択処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4349572B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4341628B2 (ja) 2006-01-25 2009-10-07 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 データ通信装置及びデータ通信処理プログラム
JP5151834B2 (ja) * 2008-09-09 2013-02-27 村田機械株式会社 ファクシミリデータ中継装置及びファクシミリデータ中継システム
JP6397259B2 (ja) * 2014-08-08 2018-09-26 キヤノン株式会社 通信装置とその制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005223693A (ja) 2005-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5171676B2 (ja) 送信装置、その制御方法およびプログラム
JP2005079929A (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、および通信装置の制御プログラム
JP3900175B2 (ja) 複合機
JP3166680B2 (ja) 電子メール機能付通信端末装置
JP4349572B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置及びその通信網自動選択処理方法
JP4997995B2 (ja) 通信装置、通信システム、および通信プログラム
JP3719006B2 (ja) 画像データ処理装置及び画像データ処理方法
JP3827086B2 (ja) 通信端末システム及びプリンタドライバプログラム
JP6238563B2 (ja) ファクシミリ装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP6307197B2 (ja) ファクシミリ装置、その制御方法、及びプログラム
US20080043724A1 (en) Image forming device with Internet telephony feature and method thereof
JP3747885B2 (ja) インターネットファクシミリ装置
JP4608969B2 (ja) 情報通信装置
JP2003259104A (ja) ファクシミリ通信での転送先送付方法およびファクシミリ装置
JP2007060034A (ja) ネットワークファクシミリ装置
JP4433924B2 (ja) 情報通信装置
JP4389408B2 (ja) 通信端末装置
JPH11122458A (ja) 電子メール機能付通信端末装置
JP2003134280A (ja) ファクシミリ装置
JP4408063B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置
JP6224914B2 (ja) ファクシミリ装置、その制御方法、及びプログラム
JP2009225057A (ja) ネットワークファクシミリ装置
JP3804833B2 (ja) インターネットファクシミリ装置
JP3622698B2 (ja) インターネットファクシミリ装置
JP2003092657A (ja) ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、ファクシミリ装置の制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20061205

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090715

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090716

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130731

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees