JP4608969B2 - 情報通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報通信装置に関し、詳しくは、通常の電話番号入力とENUM(tElephone NUmber Mapping)を利用した入力の両形式の入力を可能にした情報通信装置に関する。
ネットワークに接続されたノードの数は日々、ますます増加している。
相互接続されたネットワーク、特にインターネットの使用がますます盛んになるにつれて、これらの相互接続されたネットワークを経由して接続可能な情報およびリソースの量は驚異的に増加している。
これらのリソースのほとんどは、ネットワーク自体の基本的なアーキテクチャに固有の方法で記載される。
例えば、これらのリソースは通常、インターネットIPアドレス(例えば 203.126.226.111)のようなノードアドレス、あるいはE.164電話番号(例えば+1 650 566 9020)を用いて参照可能に記載される。
ネットワークに接続されたデバイスにとっては、上述した方式に従ってネットワークリソースを参照することについて、何の困難も存在しない。
しかし、人間がネットワーク上の情報およびリソースにアクセスしようとすると、この原始的なやり方が障害となることがしばしばある。
なぜならこのやり方は、人間がリソースを参照する方法と比べて、直感的ではないからである。
このように非直感的であるという問題は、IPアドレスについては当初から認識されていた。
この様な点に鑑みて、当初のインターネット研究者は、ドメインネームシステム(Domain Name System、DNS)を開発した。
DNSを利用すれば、ネームサーバが解釈可能で、しかも覚えやすいドメインネームを使用することが可能となる。
DNSにおいて、ネームサーバは、ドメインネームと関連付けられたIPアドレスを返すようになっている。
しかし、このDNSにおいて、IPアドレス以外に、ネットワークデバイスに関連付けられた他の多くのタイプの数値の(または他の機械向けの)情報を取り出そうとしても、容易には取り出せない。
そこで、IPアドレス以外の情報を取り出す技術として、最近、電話番号をキーとしてDNSを検索することにより、複数の通信手段を持った相手先の複数のアドレスを得ることができるENUM(telephone number mapping)と呼ばれる構成が提案されている。
ENUMにおいては、国際電気通信連合(ITU−T)による電話番号の国際的な取り決めであるE.164勧告に基づいて電話番号の変換を行い、ENUM形式のアドレス情報であるドメインネームを作成し、ドメインネームをDNSに送って問合せることにより、相手先が通信可能な通信手段と該通信手段を使用した場合の通信相手のアドレスをURI形式で得ることができる。
特許文献1において、ユーザは、相手方の名前または識別子をインターフェースデバイスに入力して、これをドメインネームの形式でDNSサーバに送り、DNSからは、該識別子に対応する名前付与ポインタリソースレコード(NAPTR−RR)を受け取り、そのNAPTR−RRに基づいて電話ユニフォームリソースロケータ(URL)を取りだし、その電話URLに含まれる電話番号をダイヤルすることで相手先に電話をかけることができる方法が記載されている。
特開2003−125099号公報
しかし、上記特許文献1に記載の構成は、ドメインネームの形式での相手方の名前または識別子を用いて相手側の電話番号を取得するだけで、コピー、ファックス、スキャン等の複数の機能を併せ持つ複合機における通常の電話番号の入力画面を用いてインターネット資源を利用した相手先のアドレスを入手して通信を実行することはできない。
そこで、この発明は、通常の電話番号の入力画面を有する情報通信装置において、既存の入力方式を大きく変更することなくENUMを利用した相手先のアドレスを入手して通信を実行することことができるようにした情報通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明の情報通信装置は、通信相手先の電話番号を受付ける電話番号受付手段と、前記電話番号受付手段で受付ける電話番号をENUM形式のアドレス情報に変換して情報通信を行う指示を受付けるENUM通信指示受付手段と、前記ENUM通信指示受付手段で前記指示を受付けた場合には、前記電話番号受付手段で受付ける電話番号を前記ENUM形式のアドレス情報に変換する変換手段と、前記変換手段で変換された前記ENUM形式のアドレス情報を用いてDNSサーバに問い合わせることにより、前記通信相手先の電話番号に対応したインターネット資源のアドレスであって、優先順位が設定された前記インターネット資源のアドレスを取得するDNS問合せ手段と、前記DNS問合せ手段による問合せにより前記DNSサーバから取得した前記通信相手先の電話番号に対応するインターネット資源のアドレス或いは該アドレスを使用して情報通信する通信モードを表示するインターネット資源表示手段と、ユーザから選択を受付けるまで当該優先順位の順番で前記アドレス或いは前記通信モードについての使用の問合せを前記インターネット資源表示手段で前記アドレス或いは前記通信モードを表示することにより当該優先順位の最も高い前記アドレス或いは前記通信モードから順にユーザに対して行い、当該優先順位の最も低い前記アドレス或いは前記通信モードについての使用の問合せを行ってもユーザから前記アドレス或いは前記通信モードの選択を受付けない場合には、当該優先順位の最も高い前記アドレス或いは前記通信モードから再度当該優先順位の順番で前記アドレス或いは前記通信モードについての使用の問合せを順にユーザに対して行う問合せ手段と、前記問合せ手段による前記アドレス或いは前記通信モードの使用の問合せに応じてユーザから該アドレス或いは該通信モードの選択を受付けると、受付けた該アドレス或いは該通信モードを使用して前記通信相手先へ情報通信を行うENUM通信実行手段と、前記ENUM通信指示受付手段で前記指示を受付けない場合には、前記電話番号受付手段で受付ける電話番号を用いて公衆電話回線網を利用したファクシミリ通信を行う公衆網ファクシミリ通信実行手段とを具備するように構成される。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記変換手段は、前記ENUM形式のアドレス情報への変換に用いる国番号、地域番号、市外局番、トップレベルドメインの中の少なくとも1つを含むデフォルト情報を予め設定する設定手段を更に具備し、前記変換手段は、前記設定手段により設定された前記デフォルト情報と前記電話番号受付手段で受付けた前記通信相手先の電話番号とに基づき前記通信相手先の電話番号を前記ENUM形式のアドレス情報に変換するように構成される
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記変換手段で変換された前記ENUM形式のアドレス情報を前記電話番号受付手段で受付ける電話番号とともに表示するENUM形式アドレス情報表示手段を更に具備するように構成される
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記設定手段で設定された前記デフォルト情報を前記ENUM形式アドレス情報表示手段の表示領域に表示するデフォルト情報表示手段を更に具備し、前記ENUM形式アドレス情報表示手段は、前記電話番号受付手段で順次受付ける前記通信相手先の電話番号の番号に応じて前記デフォルト情報表示手段で表示された前記デフォルト情報に前記変換手段で変換された前記ENUM形式アドレス情報順次追加表示するように構成される
また、請求項5の発明は、請求項1から4のいずれかの発明において、前記ENUM通信実行手段による情報通信のログ情報を、公衆網ファクシミリ通信実行手段によるファクシミリ通信と識別可能に表示する表示手段を更に具備するように構成される。
また、請求項6の発明は、請求項1から5のいずれかの発明において、前記情報通信を行う通信モードとして、公衆網を利用したファクシミリ通信、或いは、電子メールを利用した画像送信、或いは、インターネットファクシミリのいずれか少なくとも1つ以上の通信モードを有するように構成される。
この発明によれば、既存の入力方式を大きく変更することなくENUMを利用した相手先のアドレスを入手して通信を実行することことができるという効果を奏する。
以下、本発明の情報通信装置の一実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明を適用した情報通信装置100のブロック図である。
図1において、情報通信装置100はネットワークインタフェース108を通してネットワーク170に繋がっており、インターネット180を通して、ENUM技術で利用されるENUM形式のアドレス情報であるドメイン名とNAPTR−RRの変換を行うDNS190に接続可能に構成されている。
また、この情報通信装置100は、FAX(ファクシミリ)部120にある電話回線を制御するNCU(Network Control Unit)125を通して電話回線に接続可能となっており、電話回線を使用するファックス通信はこの電話回線を通して行われる。
情報通信装置100は、バス106に、情報通信装置100の全体の制御を行うシステム制御部101と、所定の解像度で原稿画像を読み取るスキャナ部103と、所定の解像度で画像を記録出力するプリンタ部104と、情報通信装置100の操作で使用される各種操作キーおよび各種表示部をもつ操作/表示部105と、スキャナ部から読み込まれた画像または、受信した画像を蓄積する画像蓄積部102と、ファックス送信の処理を行うFAX部120と、リアルタイムiFAX部130と、インターネットを介してピア・ツー・ピア(Peer to Peer)でのセッション接続を制御するセッション接続制御部140と、電子メールを通じてインターネットファックスの処理を行う電子メールiFAX部150と、ENUM技術を利用してDNS190に送受信する情報の制御を行うENUM部160とが接続されている。
さらに、FAX部120、リアルタイムiFAX部130、セッション接続制御部140、電子メールiFAX部150、ENUM部160は、インターネットのトランスポートレイヤとネットワークレイヤのプロトコル制御を行うTCP(Transmission Control Protocol)/UDP(User Datagram Protocol)/IP(Internet Protocol)制御部107に接続されており、さらに、TCP/UDP/IP制御部107は、データリンク層以下の通信制御を行うネットワークインタフェース108に接続され、ネットワークインタフェース108は、ネットワーク170に繋がっており、ネットワーク170を通してインターネット180にアクセスする。
FAX部120は、FAX部120内において、送信時に受信側の能力に合わせて画像の解像度、サイズ、符号則等を変換する処理を行う通信画像処理部121がバス106に繋がっており、さらに通信画像処理部121にはT.30プロトコルを制御するT30制御部122が接続され、さらに、T30制御部122には、アナログ信号とデジタル信号の変復調を行うモデム123が接続され、さらに、モデム123には、ハンドセットである音声通話部124と、電話網との接続制御を行うNCU125と、PCM(Pulse Code Modulation)やADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation)を利用して音声信号を変換する音声符号化複合化部127が並列に接続され、そして、音声符号化複合化部127は、RTP(Real-time Transport Protocol)などのリアルタイム転送プロトコルの制御を行うリアルタイム転送制御部128に接続され、リアルタイム転送制御部128がTCP/UDP/IP制御部107に接続されている。
また、リアルタイムiFAX部130は、リアルタイムiFAX部130内において、通信画像処理部131がバス106に繋がっており、さらに通信画像処理部131には、T.30プロトコルを制御するT30制御部132が接続され、さらにT30制御部132にはリアルタイムファクシミリ用のT.38プロトコルを制御するT38制御部133が繋がっていて、このT38制御部133がTCP/UDP/IP制御部107に接続されている。
また、セッション接続制御部140は、TCP/UDP/IP制御部107に繋がっている。
また、電子メールiFAX部150は、電子メールiFAX部150内において、通信画像処理部151がバス106に繋がっており、さらに通信画像処理部151には、既存電子メールの送受信制御を行うSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)制御部153と、T.37プロトコルを制御してインターネットファックスの制御を行うT37制御部152とが並列に接続され、そして、SMTP制御部153がTCP/UDP/IP制御部107に接続されている。
また、ENUM部160は、ENUM技術を利用するときにDNS190にドメイン名を送るドメイン名送信部161と、DNS190から送られてくるNAPTR−RRを受信するNAPTR−RR受信部162とが、それぞれバス106とTCP/UDP/IP制御部107とに繋がっており、ドメイン名送信部161とNAPTR−RR受信部162とは直接的に接続されていない。
ユーザは、この情報通信装置100を使用して送信を行うには、まず、操作/表示部105において電話番号を入力する。
ENUMを使用しない通常のファックス送信の場合には、電話番号が入力されると、システム制御部101によってスキャナ部103で取り込まれた画像データが画像蓄積部102を経由してFAX部120に送られ、FAX部120内のNCU125より通信網を呼び出す為のダイヤル信号が送出され、電話回線126を通してファックス通信が行われる。
ENUM技術を使用して通信する場合には、操作/表示部105において電話番号の入力の前後にENUMボタン206が押されることによって、ENUM通信が選択される。
ENUM通信が選択されると、入力された電話番号が、システム制御部101によってENUM部160内のドメイン名送信部161に送られ、ドメイン名送信部161においてENUM形式のドメイン名に変換され、ドメイン名送信部161からTCP/UDP/IP制御部107とネットワークインタフェース108を通してネットワーク170からインターネット180上のDNS190にドメイン名を送り、NAPTR−RRを要求する。
ドメイン名が送られたDNS190は、登録されてあるドメイン名に対応するNAPTR−RRを情報通信装置100に送り返す。
情報通信装置100はネットワークインタフェース108でNAPTR−RRを受け取ると、TCP/UDP/IP制御部107からNAPTR−RR受信部162に送られ、NAPTR−RR受信部162において、受信したNAPTR−RRから、通信相手が受信可能な通信手段と該通信手段を使用した場合の通信相手のアドレスがURI形式で取り出され、さらに、通信手段の優先順位が登録されていた場合にはその優先順位を取りだし、操作/表示部105に、通信手段とアドレスを優先順位順に表示させる。
優先順位が登録されていない場合には、取り出した通信手段とアドレスを表示させる。
操作/表示部105に表示された通信手段から、ユーザが任意の通信手段を選択すると、最初にユーザが入力した電話番号の相手先へ、ユーザが選択した通信手段によって通信が行われる。
なお、相手先への通信手段に、IP電話等のファクシミリ以外の通信手段が含まれていて、情報通信装置100で使用できる通信手段であれば、当該通信手段が選択された場合には、当該通信手段によって相手先との通信が行われる。
次に、情報通信装置100において、既存の電話番号入力である、電話回線を使用したファックス送信が行われる時の処理を、操作/表示部105で表示される操作画面を示す図面と、情報通信装置100の処理フローを示すフローチャートを示す図面を参照して詳しく説明する。
図2は、操作/表示部105において最初に表示されている基本操作画面200と電話番号入力ボタン203を示す構成図である。
基本操作画面200はタッチパネル式となっており、画面上に表示されているボタンを指でタッチすることで該ボタンに登録されている機能を実行できる。
基本操作画面200の画面構成は、上部にメッセージ表示欄201が配置され、その下に操作表示欄202が配置されている。
なお、情報通信装置100内の操作/表示部105において表示される操作画面の説明において、操作画面上部の黒塗りされている欄がメッセージ表示欄201であり、その下の欄が操作表示欄202であるとする。
基本操作画面200の上部のメッセージ表示欄201には、「宛先を指定してください」と表示されており、電話番号が入力できる状態となっている。
また、操作表示欄202には、送信画質を標準、高画質、超高画質から選択できて送信する原稿の種類を文字、文字/写真、写真の中から選択できるボタン208が配置され、送信する原稿の濃度をボタン204とボタン205で調節できるようになっている。
操作表示欄202内の右端には、ENUM技術を使用する時に使われるENUMボタン206とジョブ管理画面を表示させるジョブ管理画面表示ボタン207が配置されている。
また、基本操作画面200の右隣には、電話番号入力ボタン203が配置されており、この電話番号入力ボタン203を使用して電話番号等をメッセージ表示欄201に入力する。
図11は、情報通信装置100の処理フローを示したフローチャートである。
ユーザが電話回線を利用してファックスを送信する時には、まず、送信する原稿をスキャナ部103に設置し、操作/表示部105に表示されている基本操作画面200上で、ENUMボタン206を押さずに(ステップ1101でNO)、通信相手のファックス番号を入力する(ステップ1102)。
ファックス番号を入力して5秒以内にENUMボタン206が押されなかったら(ステップ1103でNO)、情報通信装置100は入力された番号に対して電話回線を利用してファックス送信を開始する。
そして、システム制御部101がスキャナ部103において取りこまれた画像データを画像蓄積部102に送り、MH、MR、MMR、JBIG等のFAX形式で蓄積する。
画像蓄積部102で蓄積された画像データは、FAX部120に送られて、電話回線を使用したファックス送信のための処理が行われる。
FAX部120においては、まず、通信画像処理部121において、画像データが受信側の能力に合わせて、画像の解像度、サイズ、符号則などの変換が行われる。
通信画像処理部121において画像データが変換されると、T30制御部122において、電話回線でファックス通信を実現するための伝送制御プロトコルであるT.30プロトコルの制御が行われ、そして、モデム123において、デジタル信号からアナログ信号へデータの変調が行われ、そして、NCU125が電話回線で通信相手を呼び出すダイヤル信号を送出し、通信相手先へ電話回線126を使用してファックスデータの送信を開始する(ステップ1104)。
通信が開始されると、当該通信がジョブとして登録される。
通信が開始されたあとに、当該通信がジョブとして登録され管理される処理について図13を用いて説明する。
図13は、ジョブが管理される処理フローを示したフローチャートである。
ファックス送信が開始されると、図8に示されるジョブ管理画面A800に電話回線を使用したファックス送信のジョブが未完了ジョブとして登録される(ステップ1302)。
ジョブ管理画面A800の詳しい説明は、後のENUMを利用した通信についての説明で行う。
ファックス送信中は、操作/表示部105にジョブ管理画面A800が表示され、ジョブ管理画面A800においてキャンセルボタン813が押されなければ(ステップ1302でNO)、通信が終了するまで行われる(ステップ1303でNO)。
ジョブ管理画面A800において、キャンセルボタン813が押されると(ステップ1302においてYES)、ファックス送信が停止される(ステップ1305)。
送信中にキャンセルボタン813が押されずに送信が終了してジョブが完了すると(ステップ1303でYES)、ジョブが完了ジョブに登録され(ステップ1304)、操作/表示部105には基本操作画面200を表示する。
基本操作画面200において、ジョブ管理画面ボタン207を押すことにより、ジョブ管理画面を表示でき、ジョブ管理画面において完了ジョブボタン811を押して、完了ジョブを確認することが出来る。
次に、情報通信装置100において、ENUM技術を使用して通信が行われる時の処理を、操作/表示部105で表示される操作画面等を示す図面と、処理フローを示すフローチャートを示している図面を参照して詳しく説明する。
まず、ENUM技術を使用して通信を行う際には、図2に示される基本操作画面200において、ENUMボタン206が押される(ステップ1101でYES)。
これにより、操作/表示部105において図3に示されるENUM電話番号入力開始画面300が表示される。
図3は、ENUM技術を使用する際に、操作/表示部105において表示されるENUM電話番号入力開始画面300を示す構成図である。
図3に示されたENUM電話番号入力開始画面300においては、画面上部の黒塗りのメッセージ表示欄201に、電話番号を入力する宛先番号表示欄301と、ENUM形式に変換されたドメイン名を表示するENUMドメイン名表示欄302とが配置されている。
また、画面下部の操作表示欄202内の右下には基本操作画面200にはなかったキャンセルボタン207が表示されており、このキャンセルボタン207が押されることで、通信処理は中止されて操作/表示部105には基本操作画面200が表示される。
宛先番号表示欄301には、電話番号の入力位置に番号の入力を促す表示303が点滅表示等で表示されている。
ENUMドメイン名表示欄302には、デフォルトで「3.1.8.e164.arpa」と表示されており(ステップ1106)、その内容は、国番号を意味する「81」や市外局番を意味する「3」や、ENUM用のTLDを意味する「E164.arpa」である。
このようにTLD等が表示されているので、ユーザに電話番号入力に関して負担がかからず、既存の電話番号入力を大きく変更することがない。
なお、ENUMドメイン名表示欄302でデフォルト表示するTLD等については、表示させる内容を設定変更することが可能であるとする。
ENUM電話番号入力開始画面300から通信相手の電話番号の入力が開始されると(ステップ1107)、入力と同時に入力された番号がENUM形式に変換され(ステップ1108)、ENUMドメイン名表示欄302に変換された番号が表示される(ステップ1109)。
電話番号入力ボタン203によって番号が入力されると、システム制御部101は、入力された番号をドメイン名送信部161に送り、ドメイン名送信部161で、入力された番号がENUM形式へ変換され(ステップ1108)、変換された番号が操作/表示部105に送られ表示される。
この変換処理は、操作/表示部105にENUM形式への変換プログラムを備えて、操作/表示部105でENUM形式に変換するようにしてもよい。
その場合は、操作/表示部105で番号が変換されると、変換された番号がドメイン名送信部161に送られる。
図4は、入力された電話番号が、入力と同時にENUM形式に変換される様子を示すENUM電話番号入力中画面400の構成図である。
ENUM電話番号入力中画面400において、入力された電話番号が宛先番号表示欄301に表示され、ENUM形式に変換された番号がENUMドメイン名表示欄302に表示される。
ここで、電話番号をENUM形式のドメイン名に変換する手順について説明する。
電話番号「03−5297−2311」をENUM形式に変換する場合には、まず、ITU−T E.164勧告の付録Aで指定されたE.164番号する。
そうすると、「+81−3−5297−2311」となり、次に、先頭の+と数字を残し、それ以外の文字を抹消する。
そうすると、「+81352972311」となり、次に、数字以外の文字を抹消する。
そうすると、「81352972311」となり、次に、それぞれの数字の間にドット「.」を挿入する。
そうすると、「8.3.5.2.9.7.2.3.1.1」となり、次に、数字を逆順にする。
そうすると、「1.3.2.7.9.2.5.3.1.8」となり、次に、文字列「.e164.arpa」を最後尾に追加する。
そうすると、「1.3.2.7.9.2.5.3.1.8.e164.arpa」となり、これがDNSに送付するドメイン名となる。
また、情報通信装置100の操作/表示部105に電話番号入力前で表示される基本操作画面200において、電話番号を入力した後にENUMボタン206が押される手順(ステップ1103でYES)でもENUM技術を使用した通信が行えることとする。
こうすることにより、既存の電話番号を入力後にENUMボタン206を押すだけで、ENUMを使用した通信が選択できる。
電話番号を入力した後、5秒以内にENUMボタン206が押されなければ(ステップ1103でNO)、入力された電話番号の宛先に電話回線を使用したファックス送信が行われることになる(ステップ1104)。
なお、電話番号入力してからENUMボタン206が押されるまでの時間はデフォルトでは5秒だが、設定変更可能とする。
電話番号が入力されてからENUMボタン206が5秒以内に押されると(ステップ1103でYES)、入力された電話番号の相手先にENUM技術を使用した通信が行われるように決定され、入力された電話番号が、システム制御部101によってドメイン名送信部161に送られ、ドメイン名送信部161においてENUM形式に電話番号がドメイン名に変換され(ステップ1105)、変換されたドメイン名はシステム制御部101によって再び操作/表示部105に送られ、操作/表示部105にENUM形式に変換されたドメイン名が表示される(ステップ1110)。
なお、この場合も、操作/表示部105に変換プログラムを設けて、入力された電話番号を操作/表示部105でドメイン名に変換して、システム制御部101が操作/表示部105において変換されたドメイン名をドメイン名送信部161に送る方法でも良い。
入力された番号がENUM形式であるドメイン名に変換され、DNS190に送付できるようになると、入力された番号が宛先番号表示欄301に表示され、その番号がENUM形式に変換されたドメイン名がENUMドメイン名表示欄302に表示される(ステップ1110)。
図5は、入力された番号とENUM形式に変換されたドメイン名が表示されたENUM電話番号入力後画面500を示す図である。
ENUM電話番号入力後画面500において、宛先番号表示欄301に、入力された電話番号が表示されており、ENUMドメイン名表示欄302に、ENUM形式に変換されたドメイン名が表示されている。
ドメイン名が表示されると、ユーザによってDNS問合せボタン501が押されることによって(ステップ1111)、情報通信装置100はENUM部160内のドメイン名送信部161からDNS190に問合せてNAPTR−RR受信部162で応答結果を受信する(ステップ1112)。
なお、DNS問合せボタン501が押されなくても、ENUMを使用する通信が選択されている場合には、電話番号入力後、自動的にDNS190に問合せを行うようにしてもよい。
情報通信装置100がDNS190に問合せて応答結果を受信する処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。
図12は、情報通信装置100がDNS190に問合せて応答結果を受信する処理フローを示すフローチャートである。
DNS190への問合せは、ENUM部160内のドメイン名送信部161から、TCP/UDP/IP制御部107、ネットワークインタフェース108を介して、ネットワーク170を通して接続されるインターネット180上のDNS190にドメイン名を送付して行われる(ステップ1201)。
インターネット180上のDNS190は、ドメイン名が送られると、ドメイン名に対応して登録されてあるNAPTR−RRを情報通信装置100に送り返す。
NAPTR−RRを送り返された情報通信装置100は、ネットワークインタフェース108、TCP/UDP/IP制御部107を介してNAPTR−RR受信部162でNAPTR−RRを受信する(ステップ1202)。
NAPTR−RR受信部162では、受信したNAPTR−RRに基づいて、通信相手が受信可能な通信手段と当該通信手段を使用した場合の通信相手のアドレスをURI形式で取りだし(ステップ1203)、相手先への通信手段に優先順位が登録されていれば優先順位も取りだす。
通信手段に優先順位が登録されていれば(ステップ1113でYES)、システム制御部101は通信相手への通信手段とアドレスを、優先順位を反映させて操作/表示部105に表示する(ステップ1116)。
ここで、優先順位を反映させて通信相手への通信手段とアドレスを表示する、相手先URI画面700を図7に示す。
操作/表示部105に表示された相手先URI画面700には、メッセージ表示欄201において、宛先番号表示欄301に入力された相手先の電話番号と、ENUMドメイン名表示欄302に変換されたドメイン名とが表示されている。
操作表示欄202には、通信相手への通信手段とアドレスを優先順位と共に表示する相手先URI表示欄704と、ユーザに通信手段の選択を問うユーザ問合せ欄703がある。
図7においては、ユーザ問合せ欄703には、優先順位が一番として登録されていた、電子メールを使用したインターネットファックスの使用をユーザに尋ねる問合せが表示されている。
相手先URI表示欄704には、通信相手先への通信手段とアドレスが、登録されていた優先順位の順番で上から表示されている。
1番目の「iFAX_eMail:info@fuji.co.jp」は、電子メールを使用したインターネットファックス通信とアドレスを示し、2番目の「iFAX_IP:info@fuji.co.jp」は、リアルタイムに通信できるインターネットファックス通信とアドレスを示し、3番目の「FAX_PSTN:+8133585321」は、電話回線を使用したファックス通信とアドレスを示し、4番目の「Tel_sip:info@fuji.co.jp」は、インターネット電話とアドレスを示している。
ユーザ問合せ欄703に表示された「電子メールに画像を添付して送信します」との問い合わせに対して、ユーザが「はい」を選択した場合には、選択された通信手段を使用して通信が開始される。
また、ユーザが「いいえ」を選択して、一番優先順位の高い通信手段が拒否されると、相手先URI表示欄704に表示されていた、2番目の優先順位である、リアルタイムに送信できるインターネットファックスの使用を問う問合せが、ユーザ問合せ欄703で行われる。
このように、優先順位の一番高い通信手段から、優先順位の順番で、通信手段の選択が問い合わされ、通信手段が決定されるまで行われる(ステップ1117)。
なお、通信手段がユーザにより拒否続けて、優先順位の一番低い通信手段まで拒否された場合には、再度、優先順位の一番高い通信手段から問合せが行われ、通信手段が選択されるまで続けられる。
また、DNS190において相手先への通信手段等の優先順位が登録されてなかったら(ステップ1113でNO)、図6に示すように、通信相手への通信手段とアドレスが操作/表示部105に表示される(ステップ1114)。
図6は、DNS190に相手先への通信手段等の優先順位が登録されていない場合における、NAPTR−RRから取り出した通信相手への通信手段とアドレスを表示するURI表示画面600である。
URI表示画面600の操作表示欄202において、取り出した通信手段とアドレス等が表示されている。
通信手段とアドレスとして、電話回線を使用したファックス通信と、電子メールを使用したインターネットファックス通信と、リアルタイムで通信できるインターネットファックス通信と、インターネット電話とが表示されている。
ユーザは、画面上に表示された通信手段の中から、選択する通信手段の左側に表示されたボタンを指でタッチする等をして通信手段を選択する(ステップ1115)。
このように、DNS190に通信手段等の優先順位が登録されていた場合には(ステップ1113でYES)、ステップ1117において通信手段が選択され、優先順位が登録されていなかった場合には(ステップ1113でNO)、ステップ1115において通信手段が選択される。
通信手段が選択されると、次に、選択された通信手段で、相手先への通信が開始される(ステップ1118)。
これから、選択された通信手段を使用した通信処理について図14を使って説明を行う。
図14は、選択された様々な通信手段により通信が行われるそれぞれの処理フローを示したフローチャートである。
リアルタイムに通信できるインターネットファックスが選択された場合には、システム制御部101は、スキャナ部103で取り込まれた画像データを画像蓄積部102にTIFF−FXの形式で蓄積し(ステップ1401)、蓄積された画像データがリアルタイムiFAX部130に送られる。
リアルタイムiFAX部130内では、通信画像処理部131において、画像データが受信側の能力に合わせ、画像の解像度、サイズ、符合則などについて変換され、変換された画像データは、T30制御部132、T38制御部133でリアルタイムにインターネットファックスする処理が行われ、TCP/UDP/IP制御部107、ネットワークインタフェース108、ネットワーク170を経由してインターネット上の相手先へリアルタイムにインターネットファクシミリ送信が開始される(ステップ1402)。
また、電子メールを使用したインターネットファックスが選択された場合には、システム制御部101は、操作/表示部105においてユーザに画像ファイルの形式を尋ね(ステップ1403)、スキャナ部103で取り込まれた画像データを、PDF、Tiff、JFIF等のユーザが指定したファイル形式で画像蓄積部102に蓄積する(ステップ1404)。
そして、画像蓄積部102に蓄積された画像データを電子メールiFAX部150に送る。
電子メールiFAX部150においては、通信画像処理部151において、画像データを受信側の能力に合わせて画像の解像度、サイズ、符号則などが変換される。
変換された画像データは、IPネットワーク上でG3ファクシミリ通信を実現するための伝送制御プロトコルであるT.37を制御するT37制御部152において、画像データが電子メールに添付されるように処理され、SMTP制御部153から、処理された電子メールが相手先のメールアドレスに送信される。
SMTP制御部153から送信される画像データが添付された電子メールは、SMTP制御部153からTCP/UDP/IP制御部107、ネットワークインタフェース108、ネットワーク170を介してインターネット180上の相手先へ送信される(ステップ1405)。
また、電話回線を使用したファックス通信が選択された場合には、システム制御部101は、スキャナ部103で取り込まれた画像をMH/MR/MMR/JBIG等のFAX形式で画像蓄積部102に蓄積し(ステップ1406)、蓄積した画像データをFAX部120に送る。
画像データが送られたFAX部120においては、まず、通信画像処理部121において、画像データが、受信側の能力に合わせて画像の解像度、サイズ、符合則等が変換される。
変換された画像は、電話回線でファクシミリ通信を実現するための伝送制御プロトコルであるT.30プロトコルの制御がT30制御部122で行われ、プロトコルの制御が行われると、モデム123において、デジタル信号をアナログ回線で送信するためのデータの変調が行われ、次に、NCU125によって通信相手を呼び出すためのダイヤル信号が電話回線126に送出され、通信相手先へのファックスデータの送信が開始される(ステップ1407)。
また、インターネット電話が選択された場合には、セッション接続制御部140がインターネット180上の相手先とのPeer to Peerでのセッション接続を開始する。
相手先とセッションが確立されると、ユーザはハンドセットである音声通話部124を通してインターネット電話での通信を行う。
音声通話部124から話された音声は、音声符号化複合化部127において、音声信号がPCMまたはADPCM等の処理によりデジタル信号に変換される。
変換されたデジタル信号は、リアルタイム転送制御部128、TCP/UDP/IP制御部107、ネットワークインタフェース108を介して、ネットワーク170に接続されているインターネット180上の通信相手へ音声がパケット単位で運ばれる。
また、通信相手からの音声は、逆に、インターネット180、ネットワーク170から、ネットワークインタフェース108、TCP/UDP/IP制御部107、リアルタイム転送制御部128を介してデジタル信号が運ばれ、音声符号化複合化部127でデジタル音声が音声信号に変換され、ユーザが音声通話部124で通信相手の音声を聞くことが出来る。
音声の送受信において、通話を成立させるために、リアルタイムに音声を送受信するための処理が、リアルタイム転送制御部128においてRTP等のリアルタイム転送プロトコルを制御することで行われる(ステップ1409)。
このようにして、通信が開始されると(ステップ1118)、該通信がジョブとして管理され(ステップ1119)操作/表示部105にジョブ管理画面が表示される。
ジョブ管理について、図13のフローチャートを参照して説明する。
図13は、通信を開始したジョブが管理される処理フローを示すフローチャートである。
通信が開始されると、該通信がジョブとして未完了ジョブに登録され操作/表示部105に表示される(1301)。
ここで、図8と図9と図10に、操作/表示部105に表示されるジョブ管理画面の例を示す。
図8は、電話回線を使用したファックスが選択されて、送信が開始された時に、操作表示部105に表示されるジョブ管理画面A800を示す。
ジョブ管理画面A800の画面構成について説明すると、メッセージ表示欄201には「ジョブ管理画面です。」と表示されており、操作表示欄202には、ボタン表示欄801、ジョブ表示欄802とが表示されている。
ボタン表示欄801には、左から完了ジョブボタン811、未完了ジョブボタン812、キャンセルボタン813、レポート印刷ボタン814、ファックス基本画面ボタン815が配置されている。
ボタン表示欄801の完了ジョブボタン811を押すことにより、完了したジョブがボタン表示欄801の下のジョブ表示欄802に表示される。
未完了ジョブボタン812は、未完了ジョブの内容を示している意味で、斜線で強調表示されている。
キャンセルボタン813を押すことにより、ジョブ表示欄802に表示されている未完了ジョブを削除することができる。
レポート印刷ボタン814を押すことにより、ジョブ表示欄802に表示されているジョブのログ情報が、ジョブが終了した時点でプリンタ部104から印刷され、ログ情報を紙面で確認できる。
ファックス基本画面ボタン815を押すことにより、ジョブ管理画面から、ファックス基本画面に表示が移り、ファックス基本画面で新たなファックス送信等の通信を行うことが出来る。
ジョブ表示欄802には通信ログ情報として、文書番号と、通信手段と、通信状態と、相手先とENUMであるかどうかと、ページ数とが表示されるように構成されている。
ジョブ管理画面A800のジョブ表示欄802においては、未完了ジョブである電話回線を使用したファックス送信が送信中であるログ情報が表示されている。
また、ジョブ表示欄802の右端には、ジョブ選択ボタン820、822と、ジョブ番号表示欄821が表示されている。
ジョブ番号表示欄821には、「1/3」と表示されており、この意味は、三つの未完了ジョブのうち一つ目のジョブがジョブ表示欄802に表示されていることを示す。
ジョブ番号表示欄821の上下に配置されている、ジョブ選択ボタン820、822でジョブ表示欄821に表示されるジョブ番号を調節することで、その他のジョブのログ情報をジョブ表示欄802に表示させることができる。
このようなジョブ管理画面A800において、キャンセルボタン813が押されれば(ステップ1302でYES)、通信が停止される(1305)。
また、キャンセルボタン813が押されなければ(ステップ1302でNO)、通信が続けられる(ステップ1303でNOとステップ1302でNOのループ)。
通信が終了すると(ステップ1303でYES)、通信を終えたジョブが未完了ジョブから完了ジョブへ登録され(ステップ1304)、操作/表示部105には最初の基本操作画面200が表示される。
完了ジョブは、基本操作画面200においてジョブ管理画面ボタン207が押されると表示される。
なお、インターネット電話が終了される処理は、確立した相手とのセッションをセッション接続制御部140が開放することで行われる。
次に、ENUMを利用した通信を行った場合に、ジョブ管理画面でENUMが使用されたことを表示する手段について、二つの例を、図9、図10を参照して説明する。
図9は、ENUMを利用した、リアルタイムインターネットファックス通信の未完了ジョブを表示する一例であるジョブ管理画面B900である。
ジョブ管理画面B900のジョブ表示欄802には、ログ情報として、文書番号が00017である1ページのドキュメントが、ENUMを使用して、電話番号35853211の相手先に、リアルタイムでインターネットファックス送信する送信待ちのジョブが表示されている。
通信相手は、「E35853211」と表示されており(図9の符号902)、これは、入力された電話番号の頭に「E」という文字をつけることによってENUMを使用した通信であることを示している。
また、図10も、図9で示したジョブ管理画面B900で表示されたジョブと同内容の未完了ジョブについて、通信相手を表示する手段を変えて表示したジョブ管理画面C1000である。
ジョブ管理画面C1000においては、ジョブ表示欄802において、通信相手は、「1.1.2.3.5.8.5.3.1.8.e164.arpa」と表示されている(図10の符号1001)。
これは、「5853211」と入力された電話番号がENUM形式に変換されたドメイン名を表示してあり、ジョブ管理画面B900で表示された「E35853211」と同じく、ENUMを使用した通信であることを示している。
この発明は、インターネットを利用した通信を行う情報通信装置において利用可能である。
この発明によれば、通常の電話番号入力とENUMを利用した入力の両形式の入力が可能になり、また、通信相手先の電話番号を入力することで、当該通信相手先の電話番号に対応したインターネットファックス、電子メールアドレス等のインターネット資源のアドレスを少なくとも1つ取得することができる。
本発明を適用した情報通信装置100のブロック図。 操作/表示部105において最初に表示されている基本操作画面200と電話番号入力ボタン203を示す構成図。 ENUM技術を使用する際に、操作/表示部105において表示されるENUM電話番号入力開始画面300を示す構成図。 ENUM技術使用時に、入力された電話番号が、入力と同時にENUM形式に変換される様子を示す操作画面の構成図。 ENUM技術使用時に、入力が終えた電話番号がENUM形式のドメイン名に変換されて表示されているENUM電話番号入力後画面500を示す構成図。 ENUM技術使用時に、通信手段等の優先順位が登録されていない場合の、NAPTR−RRから取り出した通信相手への通信手段と該通信手段を使用した場合の通信相手のアドレスとを表示するURI表示画面600を示す構成図。 ENUM技術使用時に、優先順位を反映させて通信相手への通信手段とアドレスを表示する相手先URI画面700を示す構成図。 電話回線を使用したファックス送信の未完了ジョブを示すジョブ管理画面A800を示す構成図。 ENUM技術使用時に、ジョブ管理画面において、ENUMを示す記号と入力通りの電話番号とで、ENUMを使用したことと通信相手とを表示したジョブ管理画面B900を示す構成図。 ENUM技術使用時に、ジョブ管理画面において、ENUM形式のドメイン名で、ENUMを使用したことと通信相手とを表示したジョブ管理画面C1000を示す構成図。 情報通信装置100の処理フローを示したフローチャート。 情報通信装置100が、ENUM技術使用時に、DNS190に問合せて応答結果を受信する処理フローを示したフローチャート。 情報通信装置100において、通信を開始したジョブが管理される処理フローを示したフローチャート。 選択された様々な通信手段により通信が行われるそれぞれの処理フローを示したフローチャート。
符号の説明
100 情報通信装置
101 システム制御部
102 画像蓄積部
103 スキャナ部
104 プリンタ部
105 操作/表示部
106 バス
107 TCP/UDP/IP制御部
108 ネットワークインタフェース
120 FAX部
121 通信画像処理部
122 T30制御部
123 モデム
124 音声通話部
125 NCU
126 電話回線
127 音声符号化複合化部
128 リアルタイム転送制御部
130 リアルタイムiFAX部
131 通信画像処理部
132 T30制御部
133 T38制御部
140 セッション接続制御部
150 電子メールiFAX部
151 通信画像処理部
152 T37制御部
153 SMTP制御部
160 ENUM部
161 ドメイン名送信部
162 NAPTR−RR受信部
170 ネットワーク
180 インターネット
190 DNS
200 基本操作画面
201 メッセージ表示欄
202 操作表示欄
203 電話番号入力ボタン
300 ENUM電話番号入力開始画面
301 宛先番号表示欄
302 ENUMドメイン名表示欄
400 ENUM電話番号入力中画面
500 ENUM電話番号入力後画面
600 URI表示画面
700 相手先URI画面
800 ジョブ管理画面A
801 ボタン表示欄
802 ジョブ表示欄
900 ジョブ管理画面B
1000 ジョブ管理画面C

Claims (6)

  1. 通信相手先の電話番号を受付ける電話番号受付手段と、
    前記電話番号受付手段で受付ける電話番号をENUM形式のアドレス情報に変換して情報通信を行う指示を受付けるENUM通信指示受付手段と、
    前記ENUM通信指示受付手段で前記指示を受付けた場合には、前記電話番号受付手段で受付ける電話番号を前記ENUM形式のアドレス情報に変換する変換手段と、
    前記変換手段で変換された前記ENUM形式のアドレス情報を用いてDNSサーバに問い合わせることにより、前記通信相手先の電話番号に対応したインターネット資源のアドレスであって、優先順位が設定された前記インターネット資源のアドレスを取得するDNS問合せ手段と、
    前記DNS問合せ手段による問合せにより前記DNSサーバから取得した前記通信相手先の電話番号に対応するインターネット資源のアドレス或いは該アドレスを使用して情報通信する通信モードを表示するインターネット資源表示手段と、
    ユーザから選択を受付けるまで当該優先順位の順番で前記アドレス或いは前記通信モードについての使用の問合せを前記インターネット資源表示手段で前記アドレス或いは前記通信モードを表示することにより当該優先順位の最も高い前記アドレス或いは前記通信モードから順にユーザに対して行い、当該優先順位の最も低い前記アドレス或いは前記通信モードについての使用の問合せを行ってもユーザから前記アドレス或いは前記通信モードの選択を受付けない場合には、当該優先順位の最も高い前記アドレス或いは前記通信モードから再度当該優先順位の順番で前記アドレス或いは前記通信モードについての使用の問合せを順にユーザに対して行う問合せ手段と、
    前記問合せ手段による前記アドレス或いは前記通信モードの使用の問合せに応じてユーザから該アドレス或いは該通信モードの選択を受付けると、受付けた該アドレス或いは該通信モードを使用して前記通信相手先へ情報通信を行うENUM通信実行手段と、
    前記ENUM通信指示受付手段で前記指示を受付けない場合には、前記電話番号受付手段で受付ける電話番号を用いて公衆電話回線網を利用したファクシミリ通信を行う公衆網ファクシミリ通信実行手段と
    を具備する情報通信装置。
  2. 前記変換手段は、
    前記ENUM形式のアドレス情報への変換に用いる国番号、地域番号、市外局番、トップレベルドメインの中の少なくとも1つを含むデフォルト情報を予め設定する設定手段
    を更に具備し、
    前記変換手段は、
    前記設定手段により設定された前記デフォルト情報と前記電話番号受付手段で受付けた前記通信相手先の電話番号とに基づき前記通信相手先の電話番号を前記ENUM形式のアドレス情報に変換する
    請求項1記載の情報通信装置。
  3. 前記変換手段で変換された前記ENUM形式のアドレス情報を前記電話番号受付手段で受付ける電話番号とともに表示するENUM形式アドレス情報表示手段
    を更に具備する請求項1または2記載の情報通信装置。
  4. 前記設定手段で設定された前記デフォルト情報を前記ENUM形式アドレス情報表示手段の表示領域に表示するデフォルト情報表示手段
    を更に具備し、
    前記ENUM形式アドレス情報表示手段は、
    前記電話番号受付手段で順次受付ける前記通信相手先の電話番号の番号に応じて前記デフォルト情報表示手段で表示された前記デフォルト情報に前記変換手段で変換された前記ENUM形式アドレス情報を順次追加表示する
    請求項3記載の情報通信装置。
  5. 前記ENUM通信実行手段による情報通信のログ情報を、公衆網ファクシミリ通信実行手段によるファクシミリ通信と識別可能に表示する表示手段
    を更に具備する請求項1乃至4いずれか記載の情報通信装置。
  6. 前記情報通信を行う通信モードとして、公衆網を利用したファクシミリ通信、或いは、電子メールを利用した画像送信、或いは、インターネットファクシミリのいずれか少なくとも1つ以上の通信モードを有する
    請求項1乃至5いずれか記載の情報通信装置。
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