JP4348003B2 - 部品収納方法 - Google Patents

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  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の棚を有する部品収納ラックに対して部品を収納する部品収納方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、生産現場においては、ユーザの多様なニーズに対応するべく、多品種少量生産が主流になってきており、設備投資を必要最小限とするため、1つの生産ラインに対して種類の異なる複数の製品に係る部品を混在させて供給することがある。
【0003】
この場合、例えば、自動車のように、非常に多数且つ多種類の部品から構成される製品を製造する生産ラインでは、各作業ステーションに配置された部品収納ラックから所望の部品を間違いなく供給できる構成であることが望まれる。
【0004】
この要求に対応可能なものとして、例えば、特開平5−42461号公報に開示された従来技術では、必要な部品を収納する棚に設けられたランプを生産情報に従って点灯させることにより、作業者が適切な部品を間違いなく取り出せるように構成している。また、特開2000−84763号公報に開示された従来技術では、前記の従来技術と同様に、必要な部品を収納する棚のランプを点灯させることで、作業者に部品の収納場所を適切に指示できるとともに、設計変更等に伴う部品の変更に対応するべく、マスタファイルのデータを用いて部品の収納場所の情報を変更可能に構成している。
【0005】
しかしながら、これらの従来技術では、払い出しを行う部品の場所を特定することはできても、部品の収納場所に対する配慮がなされていないため、例えば、頻繁に使用する部品の取り出し位置が非常に作業性の悪い場所となるおそれがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記の不具合を解決するためになされたもので、必要な部品を容易且つ効率的に払い出し可能とする部品収納方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、複数の部品が収納可能な棚を複数有する部品収納ラックに対して部品を収納する部品収納方法において、
前記複数の払出優先順位を設定する第1ステップと、
前記複数の棚に収納すべき投入部品部品情報を読み取る第2ステップと、
前記投入部品の部品情報と前記複数の棚に収納されている収納部品の部品情報とが同一であり、かつ該収納部品が収納されている棚に該投入部品を収納可能であるか否かを判定する第3ステップと、
前記第3ステップにて肯定的な判定結果が得られる場合に、前記投入部品の部品情報と同一の部品情報を有する収納部品が収納されている棚に該投入部品を収納する第4ステップと、
前記第3ステップにて否定的な判定結果が得られる場合に、前記収納部品が収納されていない棚のうち払出優先順位が最も高いものに該投入部品を収納する第5ステップと、を備えることを特徴とする。
【0008】
この場合、部品が取り出しやすい場所として設定された払出優先順位の高い順に選択された棚に収納されるため、作業者は、取り出しやすい棚より所望の部品を容易に取り出すことができる。
【0009】
また、各棚を複数の部品を収納可能に構成し、同一の棚には、払出優先順位よりも優先して同一の部品を収納させることにより、同一の部品を同一の棚から取り出すことができ、これによって、払出作業を一層容易且つ効率的行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の部品収納方法が適用される生産システムにおける作業ステーションの構成を示す。この作業ステーションには、作業支援用コンピュータ10が配置されており、作業者Sは、作業支援用コンピュータ10のCRT12に表示された上位コンピュータからの生産計画や作業内容に従い、パレット14に載置されたワークWに対して、測定器付工具16を用いて所定の作業を行う。作業者Sの近傍には、ワークWに取り付けられる部品を収納する部品収納ラック18が配置される。
【0012】
部品収納ラック18は、部品を収納するバケット20を2個づつ収納可能な16個の棚22(投入棚または払出棚)を備える。図2に示すように、各棚22は、作業者S側に傾斜し、フリーローラ24を介してバケット20を保持する。棚22の作業者S側は、部品を払い出すための払出口26であり、反対側は、部品を投入するための投入口28である。各払出口26の下部には、作業者Sに部品を払い出す棚22の位置を指示するための払出スロット表示ランプ30(払出棚指示手段)が配設される。また、各投入口28の下部には、作業者Sにより部品を投入する棚22の位置を指示するための投入スロット表示ランプ32(投入棚指示手段)が配設される。
【0013】
部品収納ラック18の側部には、作業支援用コンピュータ10からの指示に従って部品収納ラック18を制御するPLC(Programmable Logic Controller)からなる制御盤34が配置される。制御盤34には、投入される部品の部品情報を読み取るバーコードリーダ36(部品情報読取手段)が接続される。この場合の部品情報は、当該部品のメーカー等によって設定されている外部部品番号からなり、当該部品を収納するバケット20にバーコードによって記録されるものとする。
【0014】
制御盤34の部品収納ラック18の投入口28側には、部品を収納したバケット20の投入完了を作業者Sの操作により指示するバケット投入完了ボタン38が配設される。また、制御盤34の部品収納ラック18の払出口26側には、ワークWに対する部品の取付完了を作業者Sの操作により指示する部品取付完了ボタン40と、バケット20の交換完了を指示するバケット交換完了ボタン42とが配設される。なお、このバケット交換完了ボタン42には、バケット20の交換を作業者Sに促すバケット交換表示ランプ44が一体的に設けられる。
【0015】
図3は、作業支援用コンピュータ10および制御盤34の構成ブロックを示す。
【0016】
作業支援用コンピュータ10は、制御部46と、ワークWに係る生産情報を記憶する生産情報記憶部48と、部品のメーカー等によって設定されている外部部品番号と生産情報で設定されている内部部品番号との対応関係を部品番号対応テーブルとして記憶する部品番号対応テーブル記憶部50とを備える。生産情報は、データ送受信部52を介して上位コンピュータより供給されるもので、当該作業ステーションで生産される製品の機種番号、仕向地、ワークWに取り付けられる部品の内部部品番号を含む部品情報等からなる。部品番号対応テーブルは、生産情報と同様に、データ送受信部52を介して上位コンピュータより供給される。
【0017】
作業支援用コンピュータ10の制御部46には、作業支援のための情報を表示するCRT12が接続されるとともに、各種設定を行う操作部54が接続される。また、制御部46には、データ送受信部56を介して測定器付工具16の測定器58が接続される。
【0018】
制御盤34は、制御部60と、バーコードリーダ36が接続されるとともに作業支援用コンピュータ10との間でデータの送受信を行うデータ送受信部62と、制御用データを保持するレジスタ64とを備える。
【0019】
レジスタ64は、外部部品番号レジスタ66、投入内部部品番号レジスタ68、払出内部部品番号レジスタ70、棚使用可否レジスタ72、スロット使用可否レジスタ74、スロット/棚変換レジスタ76(払出優先順位記憶手段)、スロット収納内部部品番号レジスタ78、バケット数レジスタ80、投入側在席順位レジスタ82(在席順位記憶手段)および払出側在席順位レジスタ84(在席順位記憶手段)からなる。
【0020】
外部部品番号レジスタ66は、バケット20に記録されているバーコードをバーコードリーダ36により読み取って得られる外部部品番号を記憶する。
【0021】
投入内部部品番号レジスタ68は、部品収納ラック18に投入される部品の外部部品番号に対応する内部部品番号を記憶する。この内部部品番号は、作業支援用コンピュータ10の部品番号対応テーブル記憶部50に記憶されている部品番号対応テーブルを用いて求められる。
【0022】
払出内部部品番号レジスタ70は、作業支援用コンピュータ10からの生産情報に基づく払出要求のあった内部部品番号を記憶する。
【0023】
棚使用可否レジスタ72は、例えば、部品収納ラック18のフリーローラ24が破損している場合のように、各棚22の使用の可否を棚番号毎に記憶するレジスタであり、作業者Sによって使用可否フラグを設定することができる。なお、棚番号は、例えば、部品収納ラック18を払出口26側から見た図4の括弧内に示す数値の順に設定される。
【0024】
スロット使用可否レジスタ74は、各棚22に設定した部品の払出優先順位を表すスロット番号に対する棚22の使用の可否を記憶するレジスタであり、棚使用可否レジスタ72に設定された使用可否フラグに従って設定される。なお、スロット番号は、使用頻度が高く、作業者Sが取り出し易い順、例えば、図4に示す括弧外の数値の順に設定される。
【0025】
スロット/棚変換レジスタ76は、図4に示す棚22の棚番号をスロット番号に変換する変換関係を記憶するレジスタである。
【0026】
スロット収納内部部品番号レジスタ78は、各棚22に収納されている部品の内部部品番号をスロット番号に対応して記憶するレジスタであり、この内部部品番号は、部品収納ラック18に対するバケット20の収納場所が決定された時点で設定される。
【0027】
バケット数レジスタ80は、各棚22に収納されているバケット20の個数をスロット番号に対応させて記憶するレジスタである。本実施形態では、各棚22に対して最大2個のバケット20を収納することができる。従って、この場合のバケット数は、0〜2の範囲の数値となる。
【0028】
投入側在席順位レジスタ82は、部品収納ラック18の投入口28側における各棚22の部品の在席順位を記憶するレジスタである。払出側在席順位レジスタ84は、部品収納ラック18の払出口26側における各棚22の部品の在席順位を記憶するレジスタである。
【0029】
なお、本実施形態では、作業支援用コンピュータ10の機能と制御盤34の機能とを分けているが、例えば、作業支援用コンピュータ10の処理能力が高い場合には、全ての処理を作業支援用コンピュータ10によって行うように構成することもできる。
【0030】
本実施形態の生産システムは、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その動作につき、当該作業ステーションでの作業者Sによる作業との関係で説明する。
【0031】
作業支援用コンピュータ10は、上位コンピュータからデータ送受信部52を介して送信された製品の生産台数、生産仕様、生産に必要な部品情報等の生産情報を生産情報記憶部48に保持している。また、部品番号対応テーブル記憶部50は、当該作業ステーションでの作業に必要な部品の部品番号対応テーブルを保持している。なお、この部品番号対応テーブルは、部品収納ラック18に収納される部品のメーカー等によって設定されている外部部品番号と、生産システム側で設定されている内部部品番号との対応関係を示すテーブルである。
【0032】
作業支援用コンピュータ10の制御部46は、当該作業ステーションでの作業に必要な情報、例えば、作業手順や作業に必要な部品情報等を前記生産情報に従ってCRT12に表示する。
【0033】
作業者Sは、先ず、CRT12に表示された部品情報に従い、必要な部品を部品収納ラック18に投入する。この場合の処理の流れにつき、図5〜図7に示すフローチャートに従って説明する。
【0034】
作業者Sは、CRT12に表示された部品情報に対応する部品を収納したバケット20を準備した後、バケット20に添付された部品情報を示すバーコードをバーコードリーダ36によって読み取る(ステップS1)。なお、バーコードによって記録された部品情報は、当該部品を供給するメーカー等が設定している外部部品番号からなるデータである。
【0035】
バーコードリーダ36によって読み取られた外部部品番号は、データ送受信部62から制御部60に転送された後、外部部品番号レジスタ66に記憶される。次に、制御部60は、異常表示データをリセットした後(ステップS2)、読み取った外部部品番号を作業支援用コンピュータ10に転送し、内部部品番号を要求する(ステップS3)。
【0036】
すなわち、制御部60は、データ送受信部62から作業支援用コンピュータ10のデータ送受信部56を介して制御部46に外部部品番号を転送する。外部部品番号を受信した制御部46は、部品番号対応テーブル記憶部50に記憶されている部品番号対応テーブルを用いて内部部品番号を求める。なお、対応する内部部品番号が見つからない場合(ステップS4)、投入スロット表示ランプ32を用いて作業者Sに対し異常表示を行い(ステップS5)、バーコードの再読込を待つ。
【0037】
内部部品番号が取得され(ステップS4)、前回の内部部品番号に対するデータ処理が終了している場合には(ステップS6)、取得された内部部品番号に基づく部品投入処理を行うものとして、データ処理中のフラグをセットする(ステップS7)。また、前回のデータ処理が継続している場合には(ステップS6)、次データ有のフラグをセットし(ステップS8)、前回のデータ処理の終了まで待機する。
【0038】
作業支援用コンピュータ10において内部部品番号が取得されると、その内部部品番号は、制御盤34の制御部60に送信される。送信された内部部品番号は、投入内部部品番号レジスタ68に記憶される。制御部60は、この内部部品番号に従い、部品投入処理を行う。
【0039】
先ず、ステップS7でデータ処理中フラグがセットされ、且つ、ステップS8の次データ有フラグがリセットされていることを確認した後(図6、ステップS11)、部品収納ラック18の全スロットの内部部品番号およびバケット数を検索する(ステップS12)。ここで、スロットとは、図4に示す部品の払出優先順位(括弧外に示す数値)で特定される棚22を表す概念であり、その関係は、スロット/棚変換レジスタ76に設定されている変換関係から得られる。
【0040】
制御部60は、スロット収納内部部品番号レジスタ78に記憶されている収納済みの部品に係る内部部品番号と、バケット数レジスタ80に記憶されている各スロットのバケット数とを読み出し、バーコードリーダ36によって読み取った外部部品番号に対応する内部部品番号と比較する。内部部品番号が一致し、且つ、バケット数が1のスロットが有る場合(ステップS13)、そのスロットを投入する棚22に仮決定し(図7、ステップS14)、当該棚22に配設された投入スロット表示ランプ32を点滅させる(ステップS15)。なお、点滅させる投入スロット表示ランプ32は、スロット/棚変換レジスタ76の変換関係を用いて、当該スロットに対応する棚22の投入スロット表示ランプ32が選択される。
【0041】
そこで、作業者Sは、バケット20を投入スロット表示ランプ32が点滅している棚22に投入し、バケット投入完了ボタン38を押下する(ステップS16)。この場合、部品収納ラック18には、同じ内部部品番号からなる部品を有するバケット20が同一の棚22に2個収納されることになる。
【0042】
バケット20を投入した後、バケット投入完了ボタン38が押下されると(ステップS16)、スロットが決定され(ステップS17)、スロット収納内部部品番号レジスタ78に内部部品番号が正式に記憶される(ステップS18)。この場合、当該スロットには、すでに同じ内部部品番号からなるバケット20が収納されているので、スロット収納内部部品番号レジスタ78には、同じ内部部品番号が上書きされることになる。
【0043】
一方、制御部60は、投入側在席順位レジスタ82および払出側在席順位レジスタ84に記憶されているバケット20が在席する在席順位の中の最大値に1を加算し、その値を新たにバケット20を投入したスロットの投入口28側の在席順位とし、投入側在席順位レジスタ82に記憶させる(ステップS19)。次いで、バケット20が投入されたスロットのバケット数に1を加算し、その値をバケット数レジスタ80に記憶する(ステップS20)。
【0044】
以上の処理が完了すると、制御部60は、バケット20の投入完了表示用タイマをセットし(ステップS21)、投入スロット表示ランプ32を点滅状態から点灯状態に変更する(ステップS22)。次いで、投入完了表示用タイマに設定した所定時間が経過した後(ステップS23)、投入スロット表示ランプ32を消灯する(ステップS24)。制御部60は、投入スロット表示ランプ32を消灯した後、投入完了表示用タイマをリセットし(ステップS25)、ステップS5で設定したデータ処理中フラグをリセットする(ステップS26)。
【0045】
ところで、ステップS15において、投入スロット表示ランプ32が点滅して作業者Sにバケット20の投入完了指示を促している間、制御部60は、次データの有無をチェックする(ステップS27)。このとき、例えば、部品の変更等によって次の外部部品番号にかかるデータがバーコードリーダ36を介して入力されると、制御部60は、ステップS14で仮決定された投入スロットの指定を解除し(ステップS28)、投入スロット表示ランプ32を消灯するとともに(ステップS29)、ステップS6でセットされた次データ有フラグおよびステップS5でセットされたデータ処理中フラグをリセットし(ステップS30、S26)、図5のステップS1の処理に戻り、新たな部品に対する処理を行う。
【0046】
また、ステップS22において投入スロット表示ランプ32が点灯状態にあるとき、作業者Sによって次の部品に係るバーコードが読み込まれた場合(ステップS31)、投入スロット表示ランプ32が消灯された後(ステップS32)、投入完了表示用タイマがリセットされ(ステップS33)、次データ有フラグがリセットされ(ステップS34)、さらに、データ処理中フラグがリセットされ(ステップS26)、図5のステップS1に戻る。この処理により、部品の投入作業を連続的に行うことができる。
【0047】
一方、部品の投入時において、バケット数が1のスロットがない場合(図6、ステップS13)、バケット数が0であるスロットの有無を検索する(ステップS35)。バケット数が0のスロットが有る場合には、スロット番号が最も小さいスロットを払出優先順位の最も高いスロットとして選択し、このスロットを投入スロットに仮決定した後(ステップS36)、前述したステップS15以降の処理を行う。この場合、当該スロットには、バケット20が1つも在席していないため、投入されたバケット20は、棚22の払出側に移動する。また、投入側在席順位レジスタ82に一旦記憶された在席順位は、払出側在席順位レジスタ84にシフトされて記憶される(ステップS19)。
【0048】
また、バケット数が2のスロットのみしか存在しない場合には(ステップS35)、バケット20を投入できるスロットが存在しないため、投入スロット無異常表示用タイマをセットし(ステップS37)、投入スロット表示ランプ32を異常表示パターンで点灯させ、投入スロット無しの状態であることを作業者Sに伝える(ステップS38)。所定時間が経過して投入スロット無異常表示用タイマがオンになると(ステップS39)、制御部60は、投入スロット表示ランプ32を消灯し(ステップS40)、次いで、投入スロット無異常表示用タイマをリセットするとともに(ステップS41)、データ処理中フラグをリセットして処理を終了する(ステップS26)。
【0049】
なお、ステップS39において、投入スロット無異常表示用タイマがオンになる前に次の部品に係るデータが作業者Sによって読み取られた場合(ステップS42)、投入スロット無異常状態を解除し(ステップS43)、投入スロット表示ランプ32を消灯するとともに(ステップS44)、投入スロット無異常表示用タイマをリセットし(ステップS45)、次データ有フラグをリセットし(ステップS46)、さらに、データ処理中フラグをリセットした後(ステップS26)、図5のステップS1からの作業を再び繰り返す。これにより、例えば、部品を変更して投入させることが可能となる。
【0050】
次に、作業支援用コンピュータ10のCRT12に表示された部品情報に従い、必要な部品を部品収納ラック18から払い出す場合の処理につき、図8〜図11に示すフローチャートに従って説明する。
【0051】
作業支援用コンピュータ10は、上位コンピュータから送信される生産情報に従い、当該作業ステーションでの作業に必要な部品に係る内部部品番号とともに、部品払出指示を制御盤34に送信する。送信された内部部品番号は、払出内部部品番号レジスタ70に記憶される。
【0052】
制御盤34は、部品払出指示を受信すると(ステップS51)、前回の払出処理に係るデータ処理が終了しているか否かを確認し(ステップS52)、終了していない場合には、次払出指示有フラグをセットして待機する(ステップS53)。前回の払出処理が終了した場合には、データ処理中フラグをセットし(ステップS54)、部品の払出処理を開始する。
【0053】
先ず、ステップS54でデータ処理中フラグがセットされ、且つ、ステップS53の次払出指示有フラグがリセットされていることを確認した後(図9、ステップS61)、部品収納ラック18の全スロットの内部部品番号を検索する(ステップS62)。ここで、スロットとは、前述したように、図4に示す部品の払出優先順位(括弧外に示す数値)で特定される棚22を表す。
【0054】
制御部60は、スロット収納内部部品番号レジスタ78に記憶されている内部部品番号と、作業支援用コンピュータ10から要求された内部部品番号とを比較する(ステップS63)。内部部品番号の一致するスロットが有る場合、一致したスロットの払出側在席順位レジスタ84に設定されている在席順位の中、最も古いものを選択し(ステップS64)、対応する棚22の払出スロット表示ランプ30を点滅させる(図10、ステップS65)。なお、作業支援用コンピュータ10から次の払出指示が続けてあった場合には(ステップS66)、異常状態であるとして、払出スロット表示ランプ30を異常パターンにより点灯させる(ステップS67)。
【0055】
一方、次の払出指示がない場合、作業者Sは、払出スロット表示ランプ30が点滅している棚22に収納されているバケット20より部品を取り出し、ワークWに対する取付作業を行う。
【0056】
ワークWに対する部品の取付作業が完了し、作業者Sが部品取付完了ボタン40を押下すると(ステップS68)、制御部60は、部品の払出作業が完了したか否かの判定を行う(ステップS69)。すなわち、払出スロット表示ランプ30が異常点灯していない場合には(ステップS67)、払出完了表示タイマおよびバケット交換タイミングタイマをセットし(ステップS70)、払出スロット表示ランプ30を点灯するとともに、バケット交換表示ランプ44を点滅させる(ステップS71)。
【0057】
次に、払出完了表示タイマおよびバケット交換タイミングタイマがオンする以前において(ステップS72)、次払出指示がなく(ステップS73)、バケット交換完了ボタン42が作業者Sによってオンされた場合(ステップS74)、すなわち、作業者Sが部品収納ラック18から当該部品を収納するバケット20を取り出してバケット交換完了ボタン42をオンした場合、制御部60は、バケット20の取り出されたスロットの払出側在席順位レジスタ84に記憶されている在席順位をクリアするとともに(ステップS75)、取り出したバケット20よりも在席順位の新しいバケット20が収納されるスロットの投入側在席順位レジスタ82および払出側在席順位レジスタ84に記憶されている在席順位の値を全て−1する(ステップS76)。なお、同一のスロットに2つのバケット20が存在していた場合には、投入側在席順位レジスタ82に記憶されている在席順位を払出側在席順位レジスタ84にシフトする(ステップS77)。また、バケット20が払い出されたスロットのバケット数の値を−1する(ステップS78)。さらに、スロットのバケット数が0となった場合には、対応するスロット収納内部部品番号レジスタ78のデータをクリアする(ステップS79)。以上の処理を行った後、データ処理中フラグをリセットする(ステップS80)。そして、次の部品払出指示を実行する。
【0058】
一方、払出作業が未完了の状態で次のデータの払出指示があり(ステップS66)、あるいは、作業者Sが部品取付完了ボタン40を押し忘れたような場合には(ステップS68)、払出スロット表示ランプ30を一旦異常状態を示すパターンで点灯させ(ステップS67)、作業者Sによって部品取付完了ボタン40が押下されたとき、作業者Sが異常状態であることを了解したものと判断し、払出スロット表示ランプ30を消灯し(ステップS81)、次払出指示有フラグをリセットし(ステップS82)、さらに、データ処理中フラグをリセットする(ステップS80)。そして、次の部品払出指示を実行する。
【0059】
また、ステップS72において、払出スロット表示ランプ30が点灯し、且つ、バケット交換表示ランプ44が点滅してから所定時間経過した場合、払出完了表示タイマおよびバケット交換タイミングタイマをリセットし(ステップS83)、払出スロット表示ランプ30およびバケット交換表示ランプ44を消灯した後(ステップS84)、データ処理中フラグをリセットする(ステップS80)。そして、次の部品払出指示を実行する。
【0060】
さらに、ステップS73において、次払出指示が有った場合には、払出完了表示タイマおよびバケット交換タイミングタイマをリセットし(ステップS85)、払出スロット表示ランプ30およびバケット交換表示ランプ44を消灯する(ステップS86)。次いで、次払出指示有フラグをリセットし(ステップS87)、データ処理中フラグをリセットし(ステップS80)、次の部品払出指示を実行する。
【0061】
一方、ステップS63において、部品収納ラック18に内部部品番号が一致するスロットが無い場合、払出スロット無異常表示用タイマをセットし(ステップS88)、払出スロット表示ランプ30を異常パターンにより点灯させる(ステップS89)。次いで、払出スロット無異常表示用タイマがオンになる以前に次払出指示があった場合(ステップS90、S91)、払出スロット無の異常を解除し(ステップS92)、払出スロット表示ランプ30を消灯する(ステップS93)。その後、払出スロット無異常表示用タイマをリセットし(ステップS94)、次払出指示有フラグをリセットし(ステップS95)、データ処理中フラグをリセットする(ステップS80)。そして、次の部品払出指示を実行する。
【0062】
所定時間が経過し、ステップS90において、次払出指示がない状態で払出スロット無異常表示用タイマがオンになると、払出スロット表示ランプ30が消灯され(ステップS96)、払出スロット無異常表示タイマをリセットし(ステップS97)、データ処理中フラグをリセットする(ステップS80)。そして、次の部品払出指示を実行する。
【0063】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、部品が取り出し易い場所として設定された払出優先順位の高い順に選択された棚に収納されるため、作業者は、取り出し易い棚より所望の部品を容易に取り出すことができる。
【0064】
また、各棚を複数の部品を収納可能に構成し、同一の棚には、払出優先順位よりも優先して同一の部品を収納させることにより、同一の部品を同一の棚から取り出すことができる。従って、払出作業を行う際、例えば、同一の部品を連続して取り出すような場合において、その作業を容易且つ効率的行うことができる。
【0065】
さらに、棚に対する部品の在席順位を保持しておき、部品の払い出しを行う際、在席順位の古い順に払い出す部品を指示することにより、古い部品が長期間に渡って部品収納ラックに残留することがなくなる。この結果、適切な在庫処理を行うことができる。
【0066】
さらにまた、収納時において、優先順位の高い順または同一の部品が既に収納されている棚が選択されるだけであって、それ以外の条件で棚が指定される訳ではなく、上記の条件以外の場合には、空いている棚に部品を収納することができる。従って、例えば、空いている棚があるにも拘わらず、部品を収納するができないといった事態の生じることがなく、効率的に棚を利用して部品を収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品収納方法が適用される生産システムにおける作業ステーションの構成図である。
【図2】本実施形態の生産システムを構成する部品収納ラックの断面構成図である。
【図3】本実施形態の生産システムを構成する作業支援用コンピュータおよび制御盤の構成ブロック図である。
【図4】本実施形態の生産システムにおける部品収納ラックに設定される各棚の払出優先順位の説明図である。
【図5】本実施形態の生産システムにおける部品投入処理のフローチャートである。
【図6】本実施形態の生産システムにおける部品投入処理のフローチャートである。
【図7】本実施形態の生産システムにおける部品投入処理のフローチャートである。
【図8】本実施形態の生産システムにおける部品払出処理のフローチャートである。
【図9】本実施形態の生産システムにおける部品払出処理のフローチャートである。
【図10】本実施形態の生産システムにおける部品払出処理のフローチャートである。
【図11】本実施形態の生産システムにおける部品払出処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10…作業支援用コンピュータ 18…部品収納ラック
20…バケット 22…棚
26…払出口 28…投入口
30…払出スロット表示ランプ 32…投入スロット表示ランプ
34…制御盤 36…バーコードリーダ
38…バケット投入完了ボタン 40…部品取付完了ボタン
42…バケット交換完了ボタン 44…バケット交換表示ランプ
46、60…制御部 48…生産情報記憶部
50…部品番号対応テーブル記憶部 64…レジスタ
S…作業者 W…ワーク

Claims (3)

  1. 複数の部品が収納可能な棚を複数有する部品収納ラックに対して部品を収納する部品収納方法において、
    前記複数の払出優先順位を設定する第1ステップと、
    前記複数の棚に収納すべき投入部品部品情報を読み取る第2ステップと、
    前記投入部品の部品情報と前記複数の棚に収納されている収納部品の部品情報とが同一であり、かつ該収納部品が収納されている棚に該投入部品を収納可能であるか否かを判定する第3ステップと、
    前記第3ステップにて肯定的な判定結果が得られる場合に、前記投入部品の部品情報と同一の部品情報を有する収納部品が収納されている棚に該投入部品を収納する第4ステップと、
    前記第3ステップにて否定的な判定結果が得られる場合に、前記収納部品が収納されていない棚のうち払出優先順位が最も高いものに該投入部品を収納する第5ステップと、を備えることを特徴とする部品収納方法。
  2. 請求項1記載の方法において、
    前記複数の棚の使用可否を設定するステップをさらに備えることを特徴とする部品収納方法。
  3. 請求項1又は2記載の方法において、
    前記収納部品の前記棚に対する在席順位を保持するステップを有し、前記収納部品の払い出しの際、指定された部品情報に係る収納部品を収納する棚を前記在席順位の古い順に指示可能とすることを特徴とする部品収納方法。
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