JP4345997B2 - 帳票の製本装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帳票の製本装置および製本方法に関し、特にフォーマットの異なる複数の連続帳票から連続的に切断された単位帳票を綴じ合わせて1つの帳票束を形成する装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、表紙を構成する単位帳票とデータページを構成する単位帳票とを所定の順序にしたがって綴じ合わせることによって帳票の束を連続的に形成する製本装置が知られている。この場合、表紙用単位帳票とデータページ用単位帳票とは、互いに異なるフォーマットを有する。そこで、従来技術では、図10に示すように、1つの帳票束に対応する表紙用単位帳票の枚数およびデータページ用単位帳票の枚数を固定的に設定した連続帳票を作成している。
【0003】
図10に示す連続帳票では、1枚の表紙用単位帳票71と5枚のデータページ用単位帳票72〜76とからなる連続帳票ユニット70が連続的に形成されている。従来の製本装置では、このように作成された連続帳票をその先頭から順に単位帳票に切断し、切断した順序にしたがって綴じ合わせることにより帳票束を形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、各帳票束を構成すべき表紙用単位帳票の枚数およびデータページ用単位帳票の枚数は必ずしも一定ではない。たとえば、1枚の表紙用単位帳票と4枚のデータページ用単位帳票とで帳票束を連続的に形成したい場合がある。この場合、不用である5枚目のデータページ用単位帳票を認識し、この単位帳票だけを綴じ合わせないようにするのが一般的である。すなわち、各帳票束の製本に際して単位帳票を1枚づつ無駄にすることになる。
【0005】
同様に、たとえば1枚の表紙用単位帳票と綴じ合わせるべきデータページ用単位帳票の枚数が各帳票束の形成毎に異なる場合もある。この場合、不用であるデータページ用単位帳票を各帳票束の形成毎に認識し、不用な単位帳票だけを綴じ合わせないようにすることになる。すなわち、この場合も、各帳票束の製本に際して、1枚または複数枚の単位帳票を無駄にすることがある。
【0006】
一方、たとえば1枚の表紙用単位帳票と6枚のデータページ用単位帳票とで帳票束を連続的に形成したい場合がある。この場合、1枚の表紙用単位帳票と6枚のデータページ用単位帳票とからなる連続帳票ユニットが連続的に形成された形式の連続帳票を新たに作成しなければならない。また、たとえば2枚の表紙用単位帳票と5枚のデータページ用単位帳票とで帳票束を連続的に形成したい場合がある。この場合、2枚の表紙用単位帳票と5枚のデータページ用単位帳票とからなる連続帳票ユニットが連続的に形成された形式の連続帳票を新たに作成しなければならない。
【0007】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、帳票を無駄にすることなく、また様々な形式の連続帳票をその都度作成することなく、フォーマットの異なる複数の連続帳票から帳票束を簡易的に形成することのできる製本装置および製本方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明では、第1のフォーマットを有する連続帳票を単位帳票に切断するための第1帳票切断部と、
前記第1のフォーマットとは異なる第2のフォーマットを有する連続帳票を単位帳票に切断するための第2帳票切断部と、
前記第1帳票切断部を介して切断された単位帳票と前記第2帳票切断部を介して切断された単位帳票とを切断の順序にしたがって綴じ合わせるための綴じ合わせ部と、
前記第1帳票切断部、前記第2帳票切断部、および前記綴じ合わせ部を駆動制御するための制御部とを備え、
前記制御部は、綴じ合わせるべき1つの帳票の束の形成に際して、前記第1帳票切断部が所定枚数の単位帳票を切断した後に前記第2帳票切断部が所定枚数の単位帳票を切断するように、前記第1帳票切断部および前記第2帳票切断部の切断処理を制御し、
前記制御部は、各帳票束の形成に際して前記第1帳票切断部で切断されるべき連続帳票の先頭位置にある単位帳票に付されたマークを検出するためのマーク検出部を有し、該マーク検出部で検出されたマークに含まれる枚数情報に基づいて、前記第1帳票切断部における切断枚数および前記第2帳票切断部における切断枚数を各帳票束の形成毎に制御することを特徴とする製本装置を提供する。
【0012】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記綴じ合わせ部は、前記第1帳票切断部を介して切断された単位帳票および前記第2帳票切断部を介して切断された単位帳票に対して糊を塗布するための糊塗布部と、該糊塗布部により糊が塗布された単位帳票を切断の順序にしたがって積み重ねるためのスタッカー部とを有する。この場合、前記制御部は、各帳票束の形成に際して、前記第1帳票切断部で最初に切断された単位帳票を除く他のすべての単位帳票に糊を塗布するように前記糊塗布部を制御することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明では、第1のフォーマットを有する連続帳票を所定枚数だけ単位帳票に切断した後に、第1のフォーマットとは異なる第2のフォーマットを有する連続帳票を所定枚数だけ単位帳票に切断する。そして、切断された単位帳票を切断の順序にしたがって綴じ合わせることによって、1つの帳票の束を形成する。この場合、たとえば最初に切断された単位帳票を除く他の単位帳票に糊を塗布し、これらの単位帳票を切断の順序にしたがって積み重ねることによって、単位帳票が切断の順序にしたがって綴じ合わされる。
【0016】
以上のように、本発明では、たとえば表紙を構成する単位帳票が第1のフォーマットを有する連続帳票の形態で作成され、データページを構成する単位帳票が第2のフォーマットを有する連続帳票の形態で作成され、第1のフォーマットを有する連続帳票から切断された所望枚数の表紙用単位帳票と第2のフォーマットを有する連続帳票から切断された所望枚数のデータページ用単位帳票とで各帳票束を形成する。したがって、本発明では、帳票を無駄にすることなく、また様々な形式の連続帳票をその都度作成することなく、フォーマットの異なる複数の連続帳票から帳票束を簡易的に形成することができる。
【0017】
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる製本装置の構成を概略的に示す斜視図である。また、図2は、図1に対応する図であって、製本装置の構成を模式的に示す図である。
図示の装置では、互いに異なるフォーマットを有する2つの連続帳票1および2が供給されるように構成されている。ここで、連続帳票1では表紙を構成する単位帳票が連続的に形成され、連続帳票2ではデータページを構成する単位帳票が連続的に形成されている。
【0018】
なお、連続帳票1および2は、図3に示すように、典型的なコンピュータ出力連続帳票である。すなわち、連続帳票1および2は、多数の単位帳票31を一方向(以下、「連続方向」という)に沿って連続させた形態を有する。連続方向に沿って隣接する2つの単位帳票31の間には、連続方向と直交する方向(以下、「幅方向」という)に沿って折り畳み用兼切断用ミシン目32が連続帳票の全体に亘って形成されている。
【0019】
また、連続帳票1および2には、その幅方向の両側において連続方向に沿って延びる細長いマージナル部33が形成されている。すなわち、マージナル部33は、連続帳票の外側エッジ34と、外側エッジ34から所定の間隔を隔てて連続方向に沿って延びる切断用ミシン目35とによって規定される領域である。このマージナル部33には、多数の搬送用のマージナル孔36が連続方向に沿って等間隔に形成されている。
【0020】
連続帳票1および2は、図1および図2に示すように、その折り畳み用兼切断用ミシン目32に沿って単位帳票ごとにジグザグ状に折り畳まれた状態で所定の位置にそれぞれ設置されている。所定の位置にそれぞれ設置された連続帳票1および2は、たとえばマージナル孔36と係合するように形成された多数のマージナルピンを有する一対の無端状ベルトを処理経路に沿った所定の軌道に沿って駆動する機構により、第1帳票切断部3および第2帳票切断部4に送給される。すなわち、装置のオペレータが連続帳票1および2の先端部のマージナル孔36を一対の無端状ベルトのマージナルピンに係合させた後に無端状ベルトを駆動することにより、連続帳票1および2が第1帳票切断部3および第2帳票切断部4へ連続的に移送される。
【0021】
なお、第1帳票切断部3および第2帳票切断部4の直前において、スリッタ5および6(図2では不図示)の作用により、切断用ミシン目35に沿ってマージナル部33が連続帳票1および2から連続的に切り落とされる。第1帳票切断部3および第2帳票切断部4では、マージナル部33が切り落とされた連続帳票1および2を折り畳み用兼切断用ミシン目32に沿って順次切断する。第1帳票切断部3および第2帳票切断部4は、具体的には、たとえば低速回転する一対のローラ3aおよび4aと、高速回転する一対のローラ3bおよび4bとを備えている。したがって、第1帳票切断部3および第2帳票切断部4に供給された連続帳票1および2の先端部は、低速回転ローラ3aおよび4aを介した後に高速回転ローラ3bおよび4bに達する。
【0022】
このとき、高速回転ローラ3bおよび4bの間隔は広く設定されており、低速回転ローラ3aおよび4aの作用により連続帳票1および2は移送される。やがて、連続帳票1および2の折り畳み用兼切断用ミシン目32が所定の位置に達すると、高速回転ローラ3bおよび4bはその間隔を狭める。その結果、連続帳票1および2には、低速回転ローラ3aおよび4aと高速回転ローラ3bおよび4bとの移送速度差により連続方向に沿った引張り力が作用する。この状態において、たとえばブレード7および8(図1では不図示)による突出力を連続帳票1および2の折り畳み用兼切断用ミシン目32に作用させることにより、連続帳票1および2は折り畳み用兼切断用ミシン目32に沿って切断される。
【0023】
こうして、連続帳票1および2を折り畳み用兼切断用ミシン目32に沿って順次切断することによって作成された単位帳票1aおよび2aは、第1糊塗布部9および第2糊塗布部10の位置まで移送される。第1糊塗布部9および第2糊塗布部10では、移送されてきた単位帳票1aおよび2aに対して必要に応じて糊塗布処理を行う。具体的には、第1糊塗布部9および第2糊塗布部10は、たとえばノズルを介して糊を噴霧する。第1糊塗布部9および第2糊塗布部10を介して必要に応じて糊塗布処理が行われた単位帳票1aおよび2aは、それぞれ反転された後、スタッカー部11(図1では不図示)にスタックされる。すなわち、スタッカー部11では、順次送給される単位帳票1aおよび2aが切断の順序にしたがって積み重ねられる。
【0024】
ところで、第1帳票切断部3および第2帳票切断部4の直前には、連続帳票1および2の各単位帳票に付されたマーク(文字、記号など)を検出するための第1マーク検出部12および第2マーク検出部13が設けられている。マーク検出部として、たとえばOCR(光学式文字読取装置)、OMR(光学式マーク読取装置)、バーコードリーダーなどの適当なセンサ手段を用いることができる。第1マーク検出部12およびの検出結果は、制御部14(図1では不図示)に供給される。この制御部14は、第1帳票切断部3および第2帳票切断部4、並びに第1糊塗布部9および第2糊塗布部10を駆動制御する。
【0025】
図4および図5は、本実施形態の製本装置における第1の製本方法に基づく処理フローを示す図である。
第1の製本方法では、製本処理の開始に先立って、各帳票束の形成に際して第1帳票切断部3および第2帳票切断部4で切断すべき単位帳票の枚数に関する情報が制御部14に入力される。制御部14は、入力された枚数情報に基づいて、第1帳票切断部3における切断枚数および第2帳票切断部4における切断枚数を各帳票束の形成に際して一定に制御する。以下、例示的に、第1帳票切断部3における切断枚数が2に設定され、第2帳票切断部4における切断枚数が3に設定された場合を想定する。すなわち、2枚の表紙用単位帳票と3枚のデータページ用単位帳票とで1つの帳票束を形成する製本処理を繰り返し行う場合を想定する。
【0026】
この場合、まず、第1マーク検出部12および第2マーク検出部13が連続帳票1および2の先頭の単位帳票に印字されたマークを検出し、連続帳票1の先頭に位置する単位帳票および連続帳票2の先頭に位置する単位帳票がそれぞれ表紙の1枚目およびデータページの1枚目であることを確認する(S101)。次いで、第1帳票切断部3において1枚目の表紙用単位帳票を連続帳票1から切り離す(S102)。このとき、第1帳票切断部3は、切断した単位帳票の枚数を計数し、カウントを1に設定する(S103)。この切断処理により連続帳票1から切り離された単位帳票1aは、第1糊塗布部9の位置まで移送される。なお、切断した単位帳票の枚数は、第1帳票切断部3の切断動作や連続帳票1の送り量などに基づいて計数される。
【0027】
制御部14は、第1帳票切断部3におけるカウントに照らして第1糊塗布部9に移送されてきた単位帳票1aが1枚目の表紙用単位帳票であるか否かを判断する(S104)。制御部14は、カウントが1であるため単位帳票1aが1枚目の表紙用単位帳票であることを検知し、単位帳票1aに対して第1糊塗布部9で糊塗布処理を行うことなく(S105)、スタッカー部11へ移送する。スタッカー部11は、糊塗布処理されることなく供給された単位帳票1aを反転させてスタックする(S106)。ここで、制御部14は、第1帳票切断部3におけるカウントに照らして第1帳票切断部3における切断処理が終了したか否かを判断する(S107)。
【0028】
制御部14は、カウントが1であるため(2よりも小さいため)第1帳票切断部3における切断処理が終了していないことを検知し、第1帳票切断部3において2枚目の表紙用単位帳票を連続帳票1から切り離す(S102)。そして、第1帳票切断部3は、カウントを2に設定する(S103)。この切断処理により切り離された単位帳票1aは、第1糊塗布部9の位置まで移送される。制御部14は、第1糊塗布部9に移送されてきた単位帳票1aが1枚目の表紙用単位帳票であるか否かを判断する(S104)。この場合、制御部14は、カウントが2であるため単位帳票1aが1枚目の表紙用単位帳票でないことを検知し、単位帳票1aに対して第1糊塗布部9で糊塗布処理を行った後(S108)、反転させてスタッカー部11にスタックする(S106)。そして、制御部14は、第1帳票切断部3における切断処理が終了したか否かを判断する(S107)。
【0029】
制御部14は、カウントが2であるため第1帳票切断部3における切断処理が終了したことを検知し、第2帳票切断部4において1枚目のデータページ用単位帳票を連続帳票2から切り離す(S109)。すなわち、第1帳票切断部3における切断処理を停止し、第2帳票切断部4における切断処理を開始する。このとき、第2帳票切断部4は、切断した単位帳票の枚数を計数し、カウントを1に設定する(S110)。この切断処理により連続帳票2から切り離された単位帳票2aは、第2糊塗布部10の位置まで移送される。
【0030】
制御部14は、単位帳票2aに対して第2糊塗布部10で糊塗布処理を行った後(S111)、反転させてスタッカー部11にスタックする(S112)。そして、制御部14は、第2帳票切断部4におけるカウントに照らして第2帳票切断部4における切断処理が終了したか否かを判断する(S113)。制御部14は、カウントが1であるため(3よりも小さいため)第2帳票切断部4における切断処理が終了していないことを検知し、第2帳票切断部4において2枚目の帳票を連続帳票2から切り離す(S109)。そして、第2帳票切断部4は、カウントを2に設定する(S110)。この切断処理により切り離された単位帳票2aは、第2糊塗布部10で糊塗布処理された後(S111)、反転されてスタッカー部11にスタックされる(S112)。
【0031】
同様に、3枚目の帳票についても、第2帳票切断部4における切断処理および第2糊塗布部10における糊塗布処理を行った後、反転させてスタッカー部11にスタックする。そして、制御部14は、第2帳票切断部4におけるカウントに照らして第2帳票切断部4における切断処理が終了したか否かを判断する(S113)。このとき、制御部14は、カウントが3になっているため第2帳票切断部4における切断処理が終了したことを検知し、連続帳票1の先頭に位置する単位帳票および連続帳票2の先頭に位置する単位帳票がそれぞれ次の帳票束のための表紙の1枚目およびデータページの1枚目であることを確認する(S101)。
【0032】
こうして、2枚の表紙用単位帳票と3枚のデータページ用単位帳票とが丁合され且つ糊綴じされる。すなわち、表面側から順に、1枚目の表紙用単位帳票、2枚目の表紙用単位帳票、1枚目のデータページ用単位帳票、2枚目のデータページ用単位帳票、および3枚目のデータページ用単位帳票の順番にしたがって(すなわち切断の順序にしたがって)重ね合わされ、各単位帳票の表面の一部と各単位帳票の裏面の一部とが糊により互いに綴じ合わされる。上述の動作は、次に綴じ合わせるべき帳票の束の形成に際して同様に繰り返され、やがてスタッカー部11には2枚の表紙と3枚のデータページとからなる帳票束が多数形成される。すなわち、第1の製本方法では、帳票を無駄にすることなく、また様々な形式の連続帳票をその都度作成することなく、フォーマットの異なる複数の連続帳票から帳票束を簡易的に形成することができる。
【0033】
図6および図7は、本実施形態の製本装置における第2の製本方法に基づく処理フローを示す図である。
第2の製本方法では、各帳票束の形成に際して、第1帳票切断部3で切断されるべき連続帳票1の先頭位置にある単位帳票に付されたマークを第1マーク検出部12で検出し、検出されたマークに含まれる枚数情報に基づいて、第1帳票切断部3における切断枚数を決定する。また、第2帳票切断部4で切断されるべき連続帳票2の先頭位置にある単位帳票に付されたマークを第2マーク検出部13で検出し、検出されたマークに含まれる枚数情報に基づいて第2帳票切断部4における切断枚数を決定する。換言すると、制御部14は、検出されたマークに含まれる枚数情報に基づいて、第1帳票切断部3における切断枚数および第2帳票切断部4における切断枚数を各帳票束の形成毎に制御する。
【0034】
この場合、まず、第1マーク検出部12および第2マーク検出部13が連続帳票1および2の先頭の単位帳票に印字されたマーク(数字、または数字に対応する記号など)を検出し(S201)、検出されたマークに含まれる枚数情報に基づいて第1帳票切断部3および第1帳票切断部4における切断枚数を決定する(S202)。以下、例示的に、第1帳票切断部3における切断枚数が1に決定され、第2帳票切断部4における切断枚数が3に決定された場合を想定する。すなわち、1枚の表紙用単位帳票と3枚のデータページ用単位帳票とで1つの帳票束を形成する場合を想定する。なお、第2の製本方法の処理フローは、すでに説明した第1の製本方法の処理フローに類似する部分が多いので、重複する部分については説明を簡略化する。
【0035】
次いで、第1帳票切断部3において1枚目の表紙用単位帳票を連続帳票1から切り離す(S203)。このとき、第1帳票切断部3は、切断した単位帳票の枚数を計数し、カウントを1に設定する(S204)。この切断処理により連続帳票1から切り離された単位帳票1aは、第1糊塗布部9の位置まで移送される。そして、制御部14は、第1帳票切断部3におけるカウントに照らして第1糊塗布部9に移送されてきた単位帳票1aが1枚目の表紙用単位帳票であるか否かを判断する(S205)。制御部14は、カウントが1であるため単位帳票1aが1枚目の表紙用単位帳票であることを検知し、単位帳票1aに対して第1糊塗布部9で糊塗布処理を行うことなく(S206)、スタッカー部11へ移送する。スタッカー部11は、糊塗布処理されることなく供給された単位帳票1aを反転させてスタックする(S207)。ここで、制御部14は、第1帳票切断部3におけるカウントに照らして第1帳票切断部3における切断処理が終了したか否かを判断する(S208)。
【0036】
制御部14は、カウントが1であるため第1帳票切断部3における切断処理が終了したことを検知し、第2帳票切断部4において1枚目のデータページ用単位帳票を連続帳票2から切り離す(S210)。すなわち、第1帳票切断部3における切断処理を停止し、第2帳票切断部4における切断処理を開始する。このとき、第2帳票切断部4は、切断した単位帳票の枚数を計数し、カウントを1に設定する(S211)。この切断処理により連続帳票2から切り離された単位帳票2aは、第2糊塗布部10の位置まで移送される。
【0037】
制御部14は、単位帳票2aに対して第2糊塗布部10で糊塗布処理を行った後(S212)、反転させてスタッカー部11にスタックする(S213)。そして、制御部14は、第2帳票切断部4におけるカウントに照らして第2帳票切断部4における切断処理が終了したか否かを判断する(S214)。制御部14は、カウントが1であるため第2帳票切断部4における切断処理が終了していないことを検知し、第2帳票切断部4において2枚目の帳票を連続帳票2から切り離す(S210)。こうして、2枚目および3枚目の帳票についても、第2帳票切断部4における切断処理および第2糊塗布部10における糊塗布処理を行った後、反転させてスタッカー部11にスタックする。そして、制御部14は、第2帳票切断部4におけるカウントに照らして第2帳票切断部4における切断処理が終了したか否かを判断する(S214)。
【0038】
このとき、制御部14は、カウントが3になっているため第2帳票切断部4における切断処理が終了したことを検知し、次に製本処理すべき帳票束のためのマーク検出および切断枚数の決定を行う。すなわち、第1マーク検出部12および第2マーク検出部13が連続帳票1および2の先頭の単位帳票に印字されたマークを検出し(S201)、検出されたマークに含まれる枚数情報に基づいて、第1帳票切断部3および第1帳票切断部4における切断枚数を決定する(S202)。
【0039】
こうして、表面側から順に、1枚目の表紙用単位帳票、1枚目のデータページ用単位帳票、2枚目のデータページ用単位帳票、および3枚目のデータページ用単位帳票の順番にしたがって重ね合わされ、各単位帳票の表面の一部と各単位帳票の裏面の一部とが糊により互いに綴じ合わされる。上述の動作は、次に綴じ合わせるべき帳票束の形成毎に繰り返され、やがてスタッカー部11には所望のランダム枚数の表紙と所望のランダム枚数のデータページとからなる帳票束が順次形成される。すなわち、第2の製本方法においても、帳票を無駄にすることなく、また様々な形式の連続帳票をその都度作成することなく、フォーマットの異なる複数の連続帳票から帳票束を簡易的に形成することができる。
【0040】
なお、上述の例では第1帳票切断部3における切断枚数が1に決定されているが、第1帳票切断部3における切断枚数が2に決定されている場合には、第1帳票切断部3において2枚目の表紙用単位帳票を連続帳票1から切り離す(S203)。そして、第1帳票切断部3は、カウントを2に設定する(S204)。この切断処理により切り離された単位帳票1aは、第1糊塗布部9の位置まで移送される。制御部14は、第1糊塗布部9に移送されてきた単位帳票1aが1枚目の表紙用単位帳票であるか否かを判断する(S205)。この場合、制御部14は、カウントが2であるため単位帳票1aが1枚目の表紙用単位帳票でないことを検知し、単位帳票1aに対して第1糊塗布部9で糊塗布処理を行った後(S209)、反転させてスタッカー部11にスタックする(S207)。
【0041】
なお、上述の第2の製本方法では、第1マーク検出部12および第2マーク検出部13が連続帳票1および2の先頭の単位帳票に印字されたマークを検出し、検出したマークに含まれる枚数情報に基づいて第1帳票切断部3および第1帳票切断部4における切断枚数をそれぞれ決定している。しかしながら、第1マーク検出部12が連続帳票1の先頭の単位帳票に印字されたマークだけを検出し、検出したマークに含まれる枚数情報に基づいて第1帳票切断部3および第1帳票切断部4における切断枚数を決定することができる。あるいは、第2マーク検出部13が連続帳票2の先頭の単位帳票に印字されたマークだけを検出し、検出したマークに含まれる枚数情報に基づいて第1帳票切断部3および第1帳票切断部4における切断枚数を決定することもできる。
【0042】
また、上述の第2の製本方法では、連続帳票の先頭の単位帳票に印字されたマークを検出し、検出したマークに含まれる枚数情報に基づいて切断枚数を決定している。しかしながら、第1帳票切断部3および第2帳票切断部4で切断される各単位帳票に付されたマークを第1マーク検出部12および第2マーク検出部13で検出し、検出したマーク情報に基づいて、同じマークの付された単位帳票で1つの帳票束を形成するように第1帳票切断部3および第2帳票切断部4における切断処理を各帳票束の形成毎に制御することも可能である。具体的には、たとえば、連続帳票1の先頭から2枚目までの単位帳票に「***」のマークが印字され、連続帳票2の先頭から5枚目までの単位帳票に「***」のマークが印字されている場合、第1帳票切断部3において2枚の表紙用単位帳票を切断した後に、第2帳票切断部4において5枚のデータページ用単位帳票を切断する。
【0043】
ところで、上述の実施形態では、糊塗布部を帳票切断部よりも後方に配置しているが、糊塗布部を帳票切断部よりも前方に配置することもできる。
また、上述の実施形態では、糊を塗布した後に反転させてスタックすることにより帳票を綴じ合わせているが、たとえば切断処理を介して丁合された帳票をステープルなどを用いて綴じ合わせた後にスタックする方法も考えられる。
【0044】
さらに、上述の実施形態では、互いにフォーマットの異なる2つの連続帳票に対して本発明を適用しているが、3つ以上の複数の連続帳票に対して本発明を適用することができる。
また、上述の実施形態では、連続帳票から単位帳票を順次切り離すための帳票切断部として、一対の低速ローラーと一対の高速ローラーとからなるディタッチャー(裁断装置)を用いているが、たとえばカッターのような他の適当な帳票切断手段を用いることもできる。
【0045】
さらに、上述の実施形態では、2つの連続帳票に対応して、2つの帳票切断部および2つの糊塗布部を設けているが、図8に示すように、一対の高速ローラー80bを2つの連続帳票に対して共通化し、且つ糊塗布部81を2つの連続帳票に対して共通化することもできる。また、図9に示すように、帳票切断部としてカッター90を2つの連続帳票に対して共通化し、且つ糊塗布部91を2つの連続帳票に対して共通化することもできる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の帳票の製本装置および製本方法では、帳票を無駄にすることなく、また様々な形式の連続帳票をその都度作成することなく、フォーマットの異なる複数の連続帳票から帳票束を簡易的に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる製本装置の構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1に対応する図であって、製本装置の構成を模式的に示す図である。
【図3】製本処理すべき連続帳票の構成を概略的に示す図である。
【図4】本実施形態の製本装置における第1の製本方法に基づく第1処理フローを示す図である。
【図5】本実施形態の製本装置における第1の製本方法に基づく第2処理フローを示す図である。
【図6】本実施形態の製本装置における第2の製本方法に基づく第1処理フローを示す図である。
【図7】本実施形態の製本装置における第2の製本方法に基づく第2処理フローを示す図である。
【図8】図2に対応する図であって、本実施形態の第1変形例の構成を概略的に示す図である。
【図9】本実施形態の第2変形例の構成を概略的に示す図である。
【図10】表紙用単位帳票の枚数およびデータページ用単位帳票の枚数が固定的に設定された従来の連続帳票の構成を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1、2連続帳票
3、4 帳票切断部
5、6スリッター
7、8ブレード
9、10 糊塗布部
11 スタッカー部
12、13 マーク検出部
14 制御部

Claims (3)

  1. 第1のフォーマットを有する連続帳票を単位帳票に切断するための第1帳票切断部と、
    前記第1のフォーマットとは異なる第2のフォーマットを有する連続帳票を単位帳票に切断するための第2帳票切断部と、
    前記第1帳票切断部を介して切断された単位帳票と前記第2帳票切断部を介して切断された単位帳票とを切断の順序にしたがって綴じ合わせるための綴じ合わせ部と、
    前記第1帳票切断部、前記第2帳票切断部、および前記綴じ合わせ部を駆動制御するための制御部とを備え、
    前記制御部は、綴じ合わせるべき1つの帳票の束の形成に際して、前記第1帳票切断部が所定枚数の単位帳票を切断した後に前記第2帳票切断部が所定枚数の単位帳票を切断するように、前記第1帳票切断部および前記第2帳票切断部の切断処理を制御し、
    前記制御部は、各帳票束の形成に際して前記第1帳票切断部で切断されるべき連続帳票の先頭位置にある単位帳票に付されたマークを検出するためのマーク検出部を有し、該マーク検出部で検出されたマークに含まれる枚数情報に基づいて、前記第1帳票切断部における切断枚数および前記第2帳票切断部における切断枚数を各帳票束の形成毎に制御することを特徴とする製本装置。
  2. 前記綴じ合わせ部は、前記第1帳票切断部を介して切断された単位帳票および前記第2帳票切断部を介して切断された単位帳票に対して糊を塗布するための糊塗布部と、該糊塗布部により糊が塗布された単位帳票を切断の順序にしたがって積み重ねるためのスタッカー部とを有することを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記制御部は、各帳票束の形成に際して、前記第1帳票切断部で最初に切断された単位帳票を除く他のすべての単位帳票に糊を塗布するように前記糊塗布部を制御することを特徴とする請求項2に記載の製本装置。
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