JP4345640B2 - 電力変換装置の突入電流抑制装置 - Google Patents

電力変換装置の突入電流抑制装置 Download PDF

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Description

この発明は、交流電力を直流電力に変換するコンバータとこのコンバータから出力される直流電圧を平滑する平滑コンデンサとこの平滑コンデンサから供給される直流電力を交流電力に変換するインバータとで構成した電力変換器を備えた電力変換装置、特に高電圧の交流電源のもとで運転するために、電力変換器の入力側に交流電源の電圧を電力変換器の定格電圧にあわせて変成する電源変圧器を備えた電力変換装置における起動時の突入電流抑制装置に関する。
船舶の電気推進装置は、大容量の推進機駆動電動機、この電動機に駆動電力を供給するディーゼルエンジン等の原動機により発電機を駆動して発電する原動機駆動発電装置およびこの発電装置から推進機駆動電動機に供給される電力を変換制御して推進機を可変速制御する電力変換装置等により構成される。原動機駆動発電装置は大容量となるので、小形化のために、発電機が高電圧化され、数kV以上の高電圧の出力電圧を発生するようにしている。しかしながら、電力変換器の定格電圧は、これを構成する半導体素子の耐電圧の関係から1kV以下となる場合が多い。このため、電力変換器の入力側に電源変圧器を設けて、この変圧器により原動機駆動発電機の出力電圧を電力変換器の定格電圧まで降圧するようにしている。
このような電源変圧器を有する電力変換装置においては、電源スイッチを投入して起動するとき、電力変換器内の平滑コンデンサの初期充電のための突入電流だけでなく、電源変圧器の初期励磁のための突入電流も流れるため、起動電流が過大となり、機器が損傷する危険がある。また、電源が船舶における原動機駆動発電機のように容量が限られている場合は、この過大な起動時の突入電流によって原動機駆動発電機の出力電圧が変動するだけでなく、原動機の速度変動により周波数が大きく変動し発電装置の出力が不安定となり、場合によっては、発電装置から給電系統への給電が遮断され、電力変換装置を起動できない事態も生じる。
このような不都合を回避するために、従来から、電力変換装置の起動時の突入電流抑制装置が種々提案されている。
図3は、特許文献1に示された従来の突入電流抑制装置を示すものである。
この図3の突入電流抑制装置は、高電圧交流電源1と電力変換器3の間に設けた電源変圧器Tに初期充電用の低圧巻線n3を設け、この巻線に充電用スイッチSW2、限流抵抗Rを介して低電圧交流電源2から初期充電電流を供給するものである。電力変換装置の電源スイッチSW1を投入して電力変換器3を起動する前に、充電用スイッチSW2を投入することにより、低電圧交流電源2から限流抵抗Rを介して低圧巻線n3に充電電流を供給する。この電流によって電源変圧器Tが励磁され2次巻線n2の出力電圧よって電力変換器3のコンバータ31を介して平滑コンデンサ32が充電される。低電圧交流電源2から供給される電流は限流抵抗Rによって制限されるため、電源変圧器Tの初期励磁のための突入電流も、平滑コンデンサ32を初期充電するための突入電流も抑制され、これらは、過大となることはない。所定時間経過して平滑コンデンサ32の充電が完了するとタイ
マ9が作動し、初期充電用スイッチSW2を開き、初期充電電流を遮断する。そして、電源スイッチSW1を投入して、電力変換器3の通常の運転を開始する。この電源スイッチSW1の投入時には、すでに電源変圧器Tが励磁され、かつ平滑コンデンサ32が充電されているので、突入電流は流れない。
図4に、特許文献2に示された他の突入電流抑制装置を示す。
この図4の抑制装置は、3相の高電圧交流電源1に電源スイッチSW1、電源変圧器Tを介して電力変換器3が接続され、単相の予備充電電源2aから充電スイッチSW2、限流抵抗R、充電用変圧器T1を介して電源変圧器Tの2次側の2相に充電電圧を与えるようにしたものである。この装置においても、電源スイッチSW1を投入して電力変換器3を起動する前に、充電用スイッチSW2を投入し、予備充電電源2aから限流抵抗R、充電用変圧器T1、電力変換器3のコンバータ31を介して平滑コンデンサ32が充電される。このときの充電電流は、限流抵抗Rによって制限されるので突入電流は過大とならないように抑制される。
前記2つの従来の突入電流抑制装置は、いずれも電力変換器の平滑コンデンサの充電のための突入電流の抑制には効果があるが、特に図4に示す従来の装置の場合は、電源変圧器Tが2次側から3相のうちの2相が励磁されるだけであるので、3相の励磁が不平衡となる。このため、電源スイッチ2を投入し、運転を開始するとき、電源変圧器Tに過大な突入電流が発生する恐れがある。
また図3の従来の装置においては、電源変圧器Tの3相を3相の低電圧交流電源2より初期励磁するので、高電圧交流電源1と低電圧交流電源2との電圧位相が揃っていれば、初期励磁後、電源スイッチSW1を投入して電力変換器3の運転を開始するとき、電源変圧器Tにはほとんど突入電流が流れないようになるが、高電圧交流電源1と低電圧交流電源2との電圧位相が異なっている場合に、突入電流が発生する恐れがあり、十分に電源変圧器の突入電流を抑制することができない。また、多相巻線を有する電源変圧器Tは、巻線構造上、低圧巻線n3を形成することが困難となることがあるなどの不都合もある。
特開2002−354830号公報 特開2003−070255号公報
船舶の電気推進装置における原動機駆動発電装置を電源とした電力変換装置の場合、電力変換装置に付属する電源変圧器の励磁突入電流および平滑コンデンサの充電突入電流は電源容量に比して無視できない大きさになるので、原動機駆動発電装置の安定運転のためには、これを電源装置に影響を与えない大きさに抑制することが極めて重要な課題となる。
そこで、この発明は、前記従来装置における不都合を解消して、原動機駆動発電装置を電源とする電力変換装置における電源変圧器に流れる励磁突入電流および平滑コンデンサに流れる充電突入電流の両方を共に充分に抑制することのできる突入電流抑制装置を提供することを課題とするものである。
この課題を解決するため、この発明は、原動機駆動高電圧交流発電装置と、交流電力を直流電力に変換するコンバータ、このコンバータから出力される直流電圧を平滑する平滑コンデンサおよびこの平滑コンデンサから供給される直流電力を交流電力に変換するインバータにより構成された電力変換器と、前記高電圧交流発電装置の電圧を所定の電圧に変成して前記電力変換器に与える電源変圧器と、この電源変圧器と前記高電圧交流発電装置との接続を開閉する運転スイッチとを備えた電力変換装置において、前記高電圧交流発電装置の電圧を降圧して形成された低電圧の補助交流電源と前記低電圧交流電源の電圧を前記電源変圧器の2次出力電圧と等しい電圧に変成する充電用昇圧変圧器、この充電用昇圧変圧器の1次側を充電スイッチおよび限流抵抗を介して前記低電圧の補助交流電源に接続し、2次側を前記電源変圧器と電力変換器の接続点に接続した充電回路とを設け、前記電力変換装置の運転開始の前に前記運転スイッチの投入に先立って前記充電スイッチを投入し、平滑コンデンサの充電完了を検知して前記運転スイッチを投入した後、前記充電スイッチを遮断して前記電力変換装置の運転を開始するようにしたことを特徴とするものである。
この発明においては、前記の低電圧交流電源を船内の低電圧の動力負荷へ給電を行う動力配電回線に接続するようにすることができる。また、この動力配電回線には原動機駆動低電圧発電装置を切換可能に接続するようにしてもよい。
さらに、前記低電圧交流電源を形成するための動力用変圧器を設け、この変圧器の初期励磁を前記動力配電回線から行うようにすることができる。
さらにまた、この発明においては、充電用昇圧変圧器の2次出力電圧を電源の規定電圧で決まる平滑コンデンサの規定充電電圧より高く設定するのがよい。
この発明においては、前記のように構成するので、原動機駆動高電圧交流発電装置から電源変圧器をバイパスして形成された低電圧交流電源から電力変換器の接続された電源変圧器の2次側に、充電スイッチおよび限流抵抗を接続した充電用変圧器を介して充電電圧が加えられ、この電圧により電力変換器の平滑コンデンサの初期充電電流および電源変圧器の初期励磁電流を同時に供給することができるとともに、その大きさを限流抵抗により制限するので、平滑コンデンサの初期充電および電源変圧器の初期励磁に伴う突入電流が抑制され過大となることはない。その後に、電力変換器の運転のためにその電源スイッチを投入しても、既に電源変圧器および平滑コンデンサは初期励磁および初期充電されているのでほとんど突入電流は発生しない。また、充電電流を供給する充電回路の充電用スイッチおよび限流抵抗は充電用変圧器の低電圧の1次側に挿入されるため、耐電圧の低い低電圧規格のものを使用することができ、装置を小形でかつ安価に構成することができる。
以下に図に示すこの発明の実施例について説明する。
図1にこの発明を船舶の電気推進装置駆動用電力変換装置の初期充電装置に適用した実施例の構成を示す。
図1において、1は電気推進装置を駆動するための高電圧交流電源となるもので、高電圧の交流発電機GをディーゼルエンジンDEにより駆動して例えば電圧が6kVの交流電力を発生するようにした原動機駆動高電圧交流発電装置である。発電機Gの出力には電源遮断器CB1、運転スイッチSW1を介して電源変圧器T0が接続される。この電源変圧器T0は1次側に加わる発電機Gの高電圧の出力電圧を、この電圧より低い所定の電圧、すなわち電力変換器3の入力定格電圧に変成して2次側に接続された電力変換器3に供給する。電力変換器3は、入力の交流電力を直流電力に変換するコンバータ31、このコンバータ31の出力電圧を平滑する平滑コンデンサ32およびこの平滑コンデンサ32から供給される直流電力を可変周波数、可変電圧の交流電力に変換するインバータ33により構成される。この電力変換器3のインバータ33により船舶の推進装置4の推進機Sを駆動する推進電動機Mを駆動制御する。
発電機Gの出力は、電源遮断器CB1の後で分岐遮断器CB2を介して分岐され、降圧変圧器T1により440V程度の低電圧の補助交流電源を形成し、動力回線LFを介して、船内の各種動力負荷Lへ動力電力として供給される。
そして、この発明にしたがって、この低電圧の動力回線LFから充電スイッチSW2、限流抵抗Rおよび充電用昇圧変圧器T2を介して電力変換器3の接続された電源変圧器T0の2次側に給電する充電回路10が形成される。充電用昇圧変圧器T2は、動力回線LFの低い電圧を電力変換器3の入力定格電圧と等しくなるように変成(昇圧)する。
この装置の運転は、次のように行われる。
高電圧交流電源1が起動され、所定の電圧(6kV)まで立ち上げられたところで、電源遮断器CB1と分岐遮断器CB2を順次投入する。これにより高電圧交流電源1から降圧変圧器T1を介して低電圧(440V)の電力が動力回線LFへ給電される。このとき、運転スイッチSW1と充電スイッチSW2は両方とも開いている。
電力変換装置3の運転開始の前に平滑コンデンサの32の初期充電を行うため、運転スイッチSW1の投入に先立って、充電スイッチSW2を投入する。これにより限流抵抗R、充電用昇圧変圧器T2を介して動力回線LFから電力変換器3の接続された電源変圧器T0の2次側に充電電圧が加わる。この充電電圧によって、電源変圧器T0が2次側から初期励磁されるとともに、電力変換器3のコンバータ31を通じて平滑コンデンサ32が初期充電される。このときの励磁電流および充電電流は限流抵抗Rによって制限されるため、初期励磁および初期充電にともなう突入電流が抑制され、過大となることはない。所定時間後に平滑コンデンサ32の電圧が所定値まで充電が進行したところで、図示しない制御装置により充電完了が検知され、運転スイッチSW1を投入した後、充電スイッチSW2を遮断して電力変換器3の運転を開始するが、既に電源変圧器T0が初期励磁されており、平滑コンデンサ32が初期充電されているので、もはや過大な突入電流が流れることはなく円滑に起動することができる。
電力変換器3は、運転スイッチSW1の投入によって、高電圧交流電源1から交流電力を得て、これをコンバータ31により直流電力に変換し、平滑コンデンサ32により平滑にした直流電力をインバータ33で負荷である推進装置4の要求に応じた周波数および電圧の交流電力に変換して推進用電動機Mを可変速駆動する。この推進電動機Mにより推進機Sが可変速駆動され船舶の航行速度が制御される。
このように、この実施例においては、電源変圧器T0および平滑コンデンサ32の初期励磁および充電を行う充電回路10を構成する限流抵抗Rおよび充電スイッチSW2は、動力回線LFのような低電圧電源に接続されるため、耐電圧の低い低電圧仕様の小形で安価な汎用の抵抗器および電磁接触器のようなスイッチにより構成することができる。また、この充電回路10は、電源変圧器T0および平滑コンデンサ32の初期励磁および充電の行われる極めて短時間の間しか通電されないので、短時間定格のものを使用でき、充電回路を構成する各機器を小形で安価にすることができる。
そして、電源変圧器T0に2次側に印加する初期励磁のための電圧は、高電圧交流電源1の電圧を降圧して形成した低電圧電源から加えているので、高電圧電源電圧と同一位相となるため、電源スイッチSW1を投入して運転を開始するときに電源変圧器T0に位相差による突入電流が生じることがなくなる。
なお、上述の充電回路10による平滑コンデンサ32への初期充電においては、充電電流が限流抵抗Rの抵抗値および平滑コンデンサ32の容量に基づいてほぼ決まる時定数でもって時間的に減少していくとともに平滑コンデンサ32の充電電圧が最終充電電圧値に向って飽和するようにして時間的に上昇していく。このため、実際には初期充電時間を極力短くすることが求められることから、初期充電の終了制御としては、平滑コンデンサ32の充電電圧が最終充電電圧値よりは小さい所定の電圧レベルに達したことを例えば電圧センサによる検出信号やタイマなどにより検知した時点で運転スイッチSW1を投入した後、充電スイッチSW2を遮断して初期充電を終了させることになる。
一方、高電圧交流電源1の電圧が所定の電圧に規定される場合、運転スイッチSW1を投入したときに、平滑コンデンサ32の充電電圧が高電圧交流電源1の規定電圧に対応する規定充電電圧よりも低い電圧であれば、高電圧交流電源1から電源変圧器T0に向って電力変換器3内の低い充電電圧の平滑コンデンサ32を再充電するための突入電流が流れ込むことになる。そして、このような再突入電流が電力変換装置の運転立上げ毎に発生することによって、平滑コンデンサ32に流れる再突入電流により平滑コンデンサ32の性能劣化がより促進されたり、電源変圧器T0の巻線に流れる再突入電流によって発生する電磁力による電磁機械的な衝撃に起因して電源変圧器T0の性能劣化がより促進されたり、高電圧交流電源1を構成する発電機GおよびディーゼルエンジンDEの制御動作が影響を受けたりするという問題があるので、特に船舶用電気システムでは原動機駆動発電装置や電力変換装置などの小型化が要請されることから、再突入電流の大きさを極力抑制するか、再突入電流が発生しないようにすることが望ましい。
このような再突入電流を抑制するために、この発明においては、例えば、次のような再突入電流抑制方式を適用することができる。
[再突入電流抑制方式1]
再突入電流を抑制するための第1の方式は、図1に示す実施例の装置において、高電圧交流電源1の電圧が所定の電圧に規定されている場合、運転スイッチSW1を投入したときに、平滑コンデンサ32の充電電圧が高電圧交流電源1の規定電圧に対応して決まる規定充電電圧と同じ電圧になるようにする。具体的には、充電回路10による平滑コンデンサ32への初期充電における最終充電電圧が上記の規定充電電圧に対して例えば約5〜10%程度高い電圧となるように充電用昇圧変圧器T2の2次出力電圧を高く設定しておき、初期充電の終了制御としては、平滑コンデンサ32の充電電圧が規定充電電圧とほぼ等しい電圧に達した時点で運転スイッチSW1を投入した後に、充電スイッチSW2を遮断して初期充電を終了させるようにする。
これにより、運転スイッチSW1を投入したときに、平滑コンデンサ32の実際の充電電圧と規定充電電圧とがほぼ等しく、差があっても1%程度と小さいので、高電圧交流電源1から電力変換器3に向って平滑コンデンサ32を再充電するために突入電流が流れ込んでもその大きさは極めて小さく抑制されており、平滑コンデンサ32や電源変圧器T0などの性能劣化の促進が防止され、高電圧交流電源1を構成する発電機GおよびディーゼルエンジンDEの制御動作への影響を抑制することができる。
また、充電用昇圧変圧器T2の2次出力電圧を電源変圧器T0の2次出力電圧で決まる規定充電電圧より高く設定することにより、平滑コンデンサ32を所定充電電圧まで充電するのに要する時間を短縮することができるため、電力変換装置の起動を速くすることができる。
[再突入電流抑制方式2]
再突入電流を抑制するための第2の方式は、図1の実施例装置において、高電圧交流電源1の電圧が所定の電圧に規定される場合、運転スイッチSW1を投入したときに、平滑コンデンサ32の充電電圧が高電圧交流電源1の規定電圧に対応して決まる規定充電電圧よりも例えば約5〜10%程度高い電圧となるようにしておく。具体的には、充電回路10による平滑コンデンサ32への初期充電における最終充電電圧が上記の規定充電電圧に対して例えば約10〜15%程度高い電圧、すなわち再突入電流抑制方式1における最終充電電圧値よりさらに高い電圧となるように充電用昇圧変圧器T2の2次出力電圧を設定しておき、初期充電の終了制御としては、平滑コンデンサ32の充電電圧が規定充電電圧よりも例えば約5〜10%程度高い電圧に達した時点で運転スイッチSW1を投入した後に、充電スイッチSW2を遮断して初期充電を終了させるようにする。
これにより、運転スイッチSW1を投入したときに、平滑コンデンサ32の実際の充電電圧は規定充電電圧よりも例えば5〜10%程度高いので、高電圧交流電源1から電力変換器3に向って平滑コンデンサ32を再充電する再突入電流が流れ込むことはなく、平滑コンデンサ32や電源変圧器T0などの性能劣化の促進が防止され、また、高電圧交流電源1を構成する発電機GおよびディーゼルエンジンDEの制御動作への影響を、再突入電流抑制方式1に比べてより抑制することができる。
なお、本方式では、運転スイッチSW1を投入したときに、電源変圧器T0の2次側,すなわち電力変換器3の入力側の電圧が規定電圧よりも高い電圧となっているので、「充電用昇圧変圧器T2→電源変圧器T0→運転スイッチSW1→分岐遮断器CB2→降圧変圧器T1→充電スイッチSW2→限流抵抗R→充電用昇圧変圧器T2」および「充電用昇圧変圧器T2→電源変圧器T0→運転スイッチSW1→電源遮断器CB1→発電機G→電源遮断器CB1→分岐遮断器CB2→降圧変圧器T1→充電スイッチSW2→限流抵抗R→充電用昇圧変圧器T2」という2つの回路を循環電流が流れるが、いずれの回路の循環電流も限流抵抗Rによって抑制されるので、過大な循環電流が流れることはない。また、いずれの回路の循環電流も、初期充電の終了制御中に運転スイッチSW1および充電スイッチSW2の両方が閉じている、約0.5秒程度以下の短いラップ期間中のみ流れるものであるため、発電機G、電源変圧器T0、降圧変圧器T1および充電用昇圧変圧器T2に影響を及ぼすことはなく、また、循環電流が流れることによる限流抵抗Rの負担も無視することができる。
図2に、この発明の第2の実施例を示す。
この実施例は、船舶における船内動力用の補助発電装置2が設けられた例である。補助発電装置2はディーゼルエンジンDE2により低電圧、たとえば440Vの補助発電機G2を駆動して発電を行うもので、遮断器CB3を介して船内の動力配電回線LFに接続し、この回線に接続された図示しない動力負荷Lに給電する。なお、主配電回線MFと動力配電回線LFは連系変圧器T1、連系スイッチCB2,SW3を介して連系接続されている。さらに連系変圧器T1の2次側にこの変圧器を動力配電回線LFから初期励磁するための限流抵抗R1および励磁スイッチSW4で構成された初期励磁回路が設けられている。その他の構成は、前記実施例1と同じである。
これにより、推進装置4を駆動するため、高電圧交流電源である主発電装置1が運転されているときに、連系スイッチCB2、SW3を投入してやると、主発電装置1から連系変圧器T1を介して低電圧電力を動力配電回線LFへ給電することができる。連系変圧器T1は、当然、1次側に加わる主発電装置1の電圧、例えば6kVを2次側で動力配電回線LFの電圧、例えば440Vに降圧する。
補助発電装置2が運転されているときは、この補助発電装置2から動力配電回線LFへ給電を行うために、連系スイッチCB2、SW3を遮断して動力配電回線LFを主配電回線MFから切り離す。
このように主発電装置1および補助発電装置2のいずれからも給電可能にされた低電圧の動力配電回線LFから電源変圧器T0の初期励磁および電力変換器3の平滑コンデンサ32の初期充電を行うために動力配電回線LFと電力変換器3の接続された電源変圧器T0の2次側との間に充電スイッチSW2、限流抵抗R、充電用昇圧変圧器T2からなる充電回路10を接続する。これにより、実施例1の場合と同様に、電力変換装置3の運転を開始する前に、充電スイッチSW2を投入して低電圧の動力配電回線LFから充電抵抗R、充電用昇圧変圧器T2を介して、電源変圧器T0の電力変換器3の接続された2次側に充電電圧を加える。これにより、電源変圧器T0が2次側から初期励磁されるとともに、電力変換器3の平滑コンデンサ32がコンバータ31を介して初期充電される。このときの電流は、限流抵抗Rによって制限されるため、電源変圧器T0および平滑コンデンサ32の初期励磁および初期充電時に生じる突入電流は抑制され、過大となることはない。
所定時間経過後、平滑コンデンサ32の電圧が所定の電圧に達して充電を完了したところで、運転スイッチSW1を投入した後、充電スイッチSW2を遮断して電力変換器3の運転を開始する。
電力変換器3の運転を開始するときは、既に電源変圧器T0および平滑コンデンサ32の初期励磁および初期充電が終了しているのでほとんど突入電流は発生しない。
船舶の停泊中は電気推進装置が停止しているので、主発電装置1は停止し、補助発電装置2を運転する。船内の動力負荷の接続された動力配電回線LFへは運転中の補助発電装置2から給電する。
船舶を出航するときは、電気推進装置を運転するために大容量の主発電装置1を起動する。この発電装置1の出力が確立したところで、動力配電回線LFへの給電を補助発電装置2から主発電装置1に切り換えるが、切換のために遮断器CB3を遮断し、連系用スイッチCB2、SW3を投入するとき、このとき連系用変圧器T1に初期励磁のための過大な突入電流が発生することがある。
この発明では、この連系用変圧器T1の初期励磁に伴う突入電流の抑制のために、初期励磁回路20が設けられている。この初期励磁回路20は、遮断器CB3が投入され補助発電装置2から低電圧の動力配電回線LFに給電されている状態で、もちろん連系用スイッチCB2およびスイッチSW3が遮断状態のときに、励磁スイッチSW4を投入して、動力配電回線LFから連系変圧器T1の2次側に初期励磁電流を供給して初期励磁を行う。このときの電流は限流抵抗R1によって制限されるので突入電流が抑制されて過大となることはない。初期励磁が終了したところで、連係用スイッチSW3を投入した後に充電用スイッチSW4を遮断する。
このようして連系変圧器T1の初期励磁が終了したところで、開かれている連系用スイッチCB2の両端の電圧の周波数および位相を比較し、図示しない系統制御装置によりこれらが一致するように主電源装置1の調速装置を制御し、同期が取れたところでスイッチCB2を投入する。このスイッチCB2の投入が完了したところで、遮断器CB3を遮断し、補助発電装置2を動力配電回線LFから切り離す。これにより、動力配電回線LFには主発電装置1から、連系変圧器T1を介して給電される状態となり、補助発電装置2の運転は停止することができる。
続いて、電力変換器3の起動のために、充電回路10による電源変圧器T0と平滑コンデンサ32の初期励磁および初期充電を行い、運転スイッチSW1を投入した後、充電スイッチSW2を遮断してから電力変換器3を起動する。前記したとおりこの過程でほとんど突入電流は発生せず円滑に電力変換器3を起動することができる。
なお、上記の連系変圧器T1の初期励磁が終了したところで、開かれている連系用スイッチCB2の両端の電圧の周波数および位相を比較し、図示しない系統制御装置によりこれらが一致するように主電源装置1の調速装置を制御し、同期が取れた時点で、連系用スイッチCB2を投入する前に、電力変換器3の起動のための充電回路10による電源変圧器T0と平滑コンデンサ32の初期励磁および初期充電を開始するようにしてもよい。より具体的には、例えば、同期が取れた時点で、連系用スイッチCB2を投入する前に、充電回路10の充電スイッチSW2を投入して補助発電装置2からの供給電源でもって電源変圧器T0と平滑コンデンサ32の初期励磁および初期充電を開始し、その後、初期励磁および初期充電の期間中に連系用スイッチCB2を投入し、この連系用スイッチCB2の投入が完了したところで、遮断器CB3を遮断して補助発電装置2を動力配電回線LFから切り離し、動力配電回線LFには主発電装置1から連系変圧器T1を介して給電される状態とし、さらにその後、運転スイッチSW1を投入して主電源装置1を電源変圧器T0の1次側に接続した後、充電スイッチSW2を遮断して初期励磁および初期充電を終了し、電力変換器3を起動する。このように、同期が取れた時点で、連系用スイッチCB2を投入する前に、主電源装置1とは別に設けられた補助発電装置2からの供給電源でもって電源変圧器T0と平滑コンデンサ32の初期励磁および初期充電を開始することにより、電力変換器3の起動制御における初期励磁および初期充電の開始タイミングをより早くすることができるので、その分だけ、電力変換器3の起動も早く行うことができるようになる。
この実施例2においても、充電回路10および初期励磁回路20の各機器は低電圧の動力配電回線LF側に設けられるため、低電圧規格の機器を使用することができ、それによって装置を小形かつ安価に構成することが可能となる。
また、この実施例2においても、運転スイッチSW1を投入したときの再突入電流を抑制するために、例えば、上述の実施例1における再突入電流抑制方式1および再突入電流抑制方式2とそれぞれ同様な2通りの方式を適用することができる。
この発明の第1の実施例を示す回路構成図である。 この発明の第2の実施例を示す回路構成図である。 従来装置を示す回路構成図である。 他の従来装置を示す回路構成図である。
符号の説明
1:高電圧交流発電装置(主発電装置)
2:補助低電圧発電装置
3:電力変換器
6:電力変換器
4:電気推進装置
10:充電回路
20:初期励磁回路

Claims (6)

  1. 原動機駆動高電圧交流発電装置と、交流電力を直流電力に変換するコンバータ、このコンバータから出力される直流電圧を平滑する平滑コンデンサおよびこの平滑コンデンサから供給される直流電力を交流電力に変換するインバータにより構成された電力変換器と、前記高電圧交流発電装置の電圧を所定の電圧に変成して前記電力変換器に与える電源変圧器と、この電源変圧器と前記高電圧交流発電装置との接続を開閉する運転スイッチとを備えた電力変換装置において、前記高電圧交流発電装置の電圧を降圧して形成された低電圧の補助交流電源と前記低電圧交流電源の電圧を前記電源変圧器の2次出力電圧と等しい電圧に変成する充電用昇圧変圧器、この充電用昇圧変圧器の1次側を充電スイッチおよび限流抵抗を介して前記低電圧の補助交流電源に接続し、2次側を前記電源変圧器と電力変換器の接続点に接続した充電回路とを設け、前記電力変換装置の運転開始の前に前記運転スイッチの投入に先立って前記充電スイッチを投入し、平滑コンデンサの充電完了を検知して前記運転スイッチを投入した後、前記充電スイッチを遮断して前記電力変換装置の運転を開始するようにしたことを特徴とする電力変換装置の突入電流抑制装置。
  2. 請求項1記載のものにおいて、前記低電圧交流電源を船内の低電圧の動力負荷へ給電を行う動力配電回線に接続したことを特徴とする電力変換装置の突入電流抑制装置。
  3. 請求項2記載のものにおいて、動力配電回線に原動機駆動低電圧発電装置を切換可能に接続することを特徴とする電力変換装置の突入電流抑制装置。
  4. 請求項3記載のものにおいて、前記低電圧交流電源を形成する動力用変圧器を設け、この動力用変圧器の初期励磁を前記動力配電回線から行うようにすることを特徴とする電力変換装置の突入電流抑制装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1項に記載のものにおいて、充電用昇圧変圧器の2次出力電圧を電源の規定電圧で決まる平滑コンデンサの規定充電電圧より高く設定したことを特徴とする電力変換装置の突入電流抑制装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか1項に記載のものにおいて、前記電力変換装置が、船舶の電気推進装置における原動機駆動高電圧交流発電装置から推進機駆動電動機に供給される電力を変換制御して推進機を可変速制御するものであることを特徴とする電力変換装置の突入電流抑制装置。
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