JP4345015B2 - インバータ制御方式 - Google Patents
インバータ制御方式 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4345015B2 JP4345015B2 JP2005039634A JP2005039634A JP4345015B2 JP 4345015 B2 JP4345015 B2 JP 4345015B2 JP 2005039634 A JP2005039634 A JP 2005039634A JP 2005039634 A JP2005039634 A JP 2005039634A JP 4345015 B2 JP4345015 B2 JP 4345015B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mode
- voltage command
- voltage
- value
- phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 40
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 28
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000008859 change Effects 0.000 description 8
- 230000008034 disappearance Effects 0.000 description 7
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 7
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 7
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 7
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 2
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 1
- 230000016507 interphase Effects 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 1
Images
Description
前記電圧指令発生手段は、前記過変調モードの前記ハイレベル期間と前記ローレベル期間との間の期間である遷移期間にて、前記ハイレベル値及びローレベル値から所定値だけ離れた略一定値であるミドルレベル値を前記PWM信号発生手段に出力するミドルレベル期間を有し、前記正弦波モードにて二相変調の三相電圧指令を前記PWM信号発生手段に出力することを特徴としている。
前記電圧指令発生手段は、前記過変調モードの前記ハイレベル期間と前記ローレベル期間との間の期間である遷移期間にて、前記ハイレベル値及びローレベル値から所定値だけ離れた略一定値であるミドルレベル値を前記PWM信号発生手段に出力するミドルレベル期間を有し、3次高調波電圧成分が重畳された正弦波波形の三相電圧指令を前記PWM信号発生手段に出力することを特徴としている。
すなわち、この発明のインバータ制御方式では、過変調モードの遷移期間において、ハイレベル値及びローレベル値から所定値だけ離れた略一定値であるミドルレベル値を電圧指令値としてPWM信号発生手段に出力するとともに、3次高調波電圧成分が重畳された正弦波波形の三相電圧指令を前記PWM信号発生手段に出力する。
このようにすれば、過変調モードの実施の際に遷移期間において実質的に一定レベルであるミドルレベル値にてパルス幅変調のキャリヤ電圧と交差させることができるため、傾斜が急なキャリヤ電圧が遷移期間の傾斜が急な電圧指令と交差する場合に生じる現象(図12参照)によりパルス成分が消失するのを防止することができる。これにより、上記パルス成分の消失の結果としてのインバータの正電流成分と負電流成分とが不平衡となるのを防止することができる。好適には、所定相の前記ミドルレベル期間は、他の相の前記ハイレベル期間及びローレベル期間と時間的に同時に形成される。
また、正弦波波形の三相電圧指令を用いる場合に比べて3次高調波電圧成分が重畳された正弦波波形の三相電圧指令の高い電圧利用率を利用することにより過変調モードを用いる電圧利用率範囲を縮小できるとともに、正弦波モード(二相変調モード)と過変調モードとの切り替えにおける電圧急変も防止することができる。
前記電圧指令発生手段は、前記過変調モードの前記ハイレベル期間と前記ローレベル期間との間の期間である遷移期間にて、前記ハイレベル値及びローレベル値から所定値だけ離れた略一定値であるミドルレベル値を前記PWM信号発生手段に出力するミドルレベル期間を有し、
前記電圧指令発生手段及びPWM信号発生手段は、前記過変調モードにて、同期数が6n(nは正の整数)である同期状態においてモータの電気角0度に一相の前記電圧指令のミドルレベル期間の時間的中央値、及び、前記PWM信号発生手段のキャリヤ電圧の最大値又は最小値を実質的に一致させる同期制御を行い、同期数が6n(nは正の整数)でない場合は前記同期制御を停止することを特徴としている。
すなわち、この発明のインバータ制御方式では、過変調モードの遷移期間において、ハイレベル値及びローレベル値から所定値だけ離れた略一定値であるミドルレベル値を電圧指令値としてPWM信号発生手段に出力するとともに、過変調モードにて同期数が6n(nは正の整数)であるか否かに従って異なる制御を行う。
このようにすれば、過変調モードの実施の際に遷移期間において実質的に一定レベルであるミドルレベル値にてパルス幅変調のキャリヤ電圧と交差させることができるため、傾斜が急なキャリヤ電圧が遷移期間の傾斜が急な電圧指令と交差する場合に生じる現象(図12参照)によりパルス成分が消失するのを防止することができる。これにより、上記パルス成分の消失の結果としてのインバータの正電流成分と負電流成分とが不平衡となるのを防止することができる。好適には、所定相の前記ミドルレベル期間は、他の相の前記ハイレベル期間及びローレベル期間と時間的に同時に形成される。
また、電圧指令発生手段及びPWM信号発生手段は、過変調モードにて、同期数が6n(nは正の整数)である同期状態では所要の同期制御を行い、同期数が6n(nは正の整数)でない場合は同期制御を停止する。これにより、高いモータ回転数においてもパルス消失を防止することができる。
前記電圧指令発生手段は、前記過変調モードの前記ハイレベル期間と前記ローレベル期間との間の期間である遷移期間にて、前記ハイレベル値及びローレベル値から所定値だけ離れた略一定値であるミドルレベル値を前記PWM信号発生手段に出力するミドルレベル期間を有し、
前記電圧指令発生手段は、モータ回転数が所定しきい値回転数Mrefより高い場合に前記過変調モードから前記1パルスモードへの切り替えを変調率が1より小さく、1に近い所定しきい値にて実施することを特徴としている。
すなわち、この発明のインバータ制御方式では、過変調モードの遷移期間において、ハイレベル値及びローレベル値から所定値だけ離れた略一定値であるミドルレベル値を電圧指令値としてPWM信号発生手段に出力するとともに、過変調モードから1パルスモードへの切り替えを変調率が1より小さく、1に近い所定しきい値にて実施する。
このようにすれば、過変調モードの実施の際に遷移期間において実質的に一定レベルであるミドルレベル値にてパルス幅変調のキャリヤ電圧と交差させることができるため、傾斜が急なキャリヤ電圧が遷移期間の傾斜が急な電圧指令と交差する場合に生じる現象(図12参照)によりパルス成分が消失するのを防止することができる。これにより、上記パルス成分の消失の結果としてのインバータの正電流成分と負電流成分とが不平衡となるのを防止することができる。好適には、所定相の前記ミドルレベル期間は、他の相の前記ハイレベル期間及びローレベル期間と時間的に同時に形成される。
また、電圧指令発生手段は、モータ回転数が所定しきい値回転数Mrefより高い場合に前記過変調モードから前記1パルスモードへの切り替えを変調率が1より小さく、1に近い所定しきい値にて実施する。これにより、モータ回転数が高速となって、ミドルレベル期間が短縮されても確実に過変調モードにおいてゼロクロス点を検出することにより安定に過変調モードを実施することができる。なお、この方法は、上記した階段波電圧を用いる本発明の過変調モード制御に限らず、単調傾斜電圧を用いる従来の過変調モード制御にも実施することができる。すなわち、下記の発明の構成を採用することができる。
前記電圧指令発生手段は、モータ回転数が所定しきい値回転数Mrefより高い場合に前記過変調モードから前記1パルスモードへの切り替えを変調率電圧利用率が1より小さく、1に近い所定しきい値にて実施することを特徴とするインバータ制御方式。
このモータ制御系の構成をブロック図である図1に示す。1は直流電源、2は駆動装置(PWMインバータとも言う)、3は三相同期モータ(3相モータとも言う)、4、5は相電流を検出する二つの電流センサ、6はモータ回転角を検出するモータ回転位置検出手段である。駆動装置2は、スイッチング素子のPWM制御により直流電源1から給電された直流電力を三相交流電力に変換して三相同期モータ3に供給するインバータ7と、このインバータ7の各スイッチング素子を断続制御する制御回路8とからなる。
制御回路8の構成及び基本動作を図2を参照して説明する。図2は制御回路8の機能構成を示すブロック回路図である。
次に、この実施例の特徴をなすモード制御回路の動作について詳しく説明する。
まず、この実施例で採用する3つのモードについて図3を参照して以下に説明する。ただし、以下の説明では、三相基礎電圧指令Vu、Vv、Vwは正弦波電圧に限定して説明するが、後述するようにそれに限定されるものではない。
この正弦波モードは、本発明で言う正弦波モードに相当するが、パルス幅変調される電圧指令が正弦波であるため、特に正弦波モードと呼称するものとする。
図3の(a)は、変調率Am=1におけるたとえばU相の電圧指令Uと基礎電圧指令Vuとキャリヤ電圧とを示す。変調率Amが1以上となると、電圧指令発生手段88は、過変調モードを実行する。この過変調モードにおいて、電圧指令発生手段88は、パルス幅変調におけるデューティ比100%に相当するハイレベル値が出力される期間(ハイレベル期間)と、パルス幅変調におけるデューティ比0%に相当するローレベル値が出力される期間(ローレベル期間)との間の遷移期間の実質的にすべてに、ミドルレベル値が出力されるミドルレベル期間を設定することにより、ハイレベル値とローレベル値との間にミドルレベル値をもつ3値ステップ波形(階段波波形)の電圧指令を発生し、それを三相電圧指令U、V、WとしてPWM信号発生手段89に出力する。
ただし、パルス幅変調におけるデューティ比100%に相当する場合の三相基礎電圧指令Vu、Vv、Vwの振幅は1であるとする。したがって、演算した位相角θxを用いることにより、三相基礎電圧指令Vu、Vv、Vwが0レベル(パルス幅変調におけるデューティ比50%)となる点(ゼロクロス点)からこの位相角θxを経過した時点にて階段波電圧の三相電圧指令U、V、Wのミドルレベル値とハイレベル値(三相基礎電圧指令Vu、Vv、Vwが正半波期間)又はローレベル値(三相基礎電圧指令Vu、Vv、Vwが負半波期間)との間のシフトを行うことにより、この階段波電圧の三相電圧指令U、V、Wを作成することができる。
変調率Amが1.27に達すると、ミドルレベル期間は0となり、三相電圧指令U、V、Wはハイレベル値が出力されるハイレベル期間とローレベル値が出力されるローレベル期間とだけをもつ。図3の(c)にこの時のU相の三相基礎電圧指令Vuと三相電圧指令Uとの波形を示す。この状態を1パルスモードと称する。1パルスモードでは、三相PWM電圧Uout、Vout、Voutは実質的に三相電圧指令U、V、Wと同一波形となる。
次に、三相基礎電圧指令Vu、Vv、Vwとして正弦波電圧を用いる正弦波モードから、階段波電圧を用いる過変調モードへの切り替えタイミングについて図5を参照して以下に説明する。これは、過変調モードから正弦波モードへの切り替えにおいても本質的に同じである。
この実施例では、上記した過変調モードとして同期型過変調モードと非同期型過変調モードという二つの過変調モードを用いている。以下、これら同期型過変調モードと非同期型過変調モードについて図6を参照して以下に説明する。ただし、以下の説明は、三相交流を前提としている。
上記した実施例では、キャリヤ電圧の周波数は一定としたが、これはキャリヤ電圧の周波数をモータ回転数に合わせて変更すると低回転時にキャリヤ電圧が低下して騒音、振動が増大するのを抑止するためである。
変形態様として、変調率Amが1となるまでは正弦波波形の電圧を用いる正弦波モードを用い、それより変調率Amが増大したら二相変調モードの正弦波モードを用い、更に変調率Amが増大したら過変調モードを用い、更に変調率Amが増大したら1パルスモードを用いることもできる。
変形態様として、変調率Amが1となるまでは正弦波波形の電圧を用いる正弦波モードを用い、それより変調率Amが増大したら3次高調波電圧成分重畳正弦波モードを用い、更に変調率Amが増大したら過変調モードを用い、更に変調率Amが増大したら1パルスモードを用いることもできる。
上記実施例では、階段波電圧波形の三相電圧指令U、V、Wのミドルレベル値を0レベル(デューティ比50%)の一定値に設定したが、たとえば図10に示すように、このミドルレベル値を他のレベルの一定値に設定しても良い。この場合においても、三相基礎電圧指令Vu、Vv、Vwの値がこのミドルレベル値と一致するクロス点からの位相角θxを算出して階段波電圧波形の三相電圧指令U、V、Wを作成することができる。なお、階段波電圧の三相電圧指令U、V、Wの各相電圧のハイレベル値(デューティ比100%)とローレベル値(デューティ比0%)との間のミドルレベル値は、1つの一定値ではなく、図10、図11に示すように複数の一定値を用いても良い。
更に、上記実施例では、過変調モードにおける三相電圧指令U、V、Wのハイレベル値(デューティ比100%)とローレベル値(デューティ比0%)との間の遷移期間の全期間において、一つ又は複数の中間定常値であるミドルレベル値を設定するミドルレベル期間を設定したが、遷移期間の一部にこのミドルレベル期間を設定し、ハイレベル期間とミドルレベル期間との間やローレベル期間とミドルレベル期間との間は電圧が変化する期間としてもよい。
2 駆動装置
3 三相同期モータ
4 モータ電流検出手段
5 モータ電流検出手段
6 モータ回転位置検出手段
7 インバータ
8 制御回路
9 入力電圧検出手段
81 モータ回転数演算手段
82 軸電流発生手段
83 軸電流指令発生手段
84 軸電圧指令発生手段
85 座標軸変換手段
86 変調率演算手段
87 制御モード判定手段
88 電圧指令発生手段
89 信号発生手段
90 スイッチングゲートドライバ
91 相電圧指令発生手段
Claims (8)
- 交流モータ駆動制御用のインバータのスイッチング素子を制御するゲートドライバにパルス幅変調して出力するべき各相の電圧指令の振幅をX、前記パルス幅変調に用いるキャリヤ電圧の振幅をYとする時、X/Yを変調率Amとして演算する変調率演算手段と、
変調率Amが1未満の場合に正弦波モードを、1より大きい所定の変調率値に達したら1パルスモードを、前記正弦波モードと前記1パルスモードとの間の変調率Amにおいて所定の過変調モードを選択する制御モード選択手段と、
入力された前記電圧指令を前記正弦波モードにてそのまま出力し、入力された前記電圧指令を前記1パルスモードにて前記キャリヤ電圧の最大値及び最小値とで遷移する二値パルス電圧に変換して出力し、入力された前記相電圧指令を前記過変調モードにて前記電圧指令の最大値近傍でハイレベル値(パルス幅変調におけるデューティ比100%)をもち、前記相電圧指令の最小値近傍でローレベル値(パルス幅変調におけるデューティ比0%)をもつ過変調電圧に変換して出力する電圧指令発生手段と、
前記電圧指令発生手段の出力電圧をパルス幅変調して前記ゲートドライバに出力するPWM信号発生手段と、
を備え、
前記電圧指令発生手段は、前記過変調モードにて前記ハイレベル値が出力されるハイレベル期間及び前記ローレベル値が出力されるローレベル期間を前記相電圧指令の振幅増大とともに延長するインバータ制御方式であって、
前記電圧指令発生手段は、前記過変調モードの前記ハイレベル期間と前記ローレベル期間との間の期間である遷移期間にて、前記ハイレベル値及びローレベル値から所定値だけ離れた略一定値であるミドルレベル値を前記PWM信号発生手段に出力するミドルレベル期間を有し、前記正弦波モードにて二相変調の三相電圧指令を前記PWM信号発生手段に出力することを特徴とするインバータ制御方式。 - 交流モータ駆動制御用のインバータのスイッチング素子を制御するゲートドライバにパルス幅変調して出力するべき各相の電圧指令の振幅をX、前記パルス幅変調に用いるキャリヤ電圧の振幅をYとする時、X/Yを変調率Amとして演算する変調率演算手段と、
変調率Amが1未満の場合に正弦波モードを、1より大きい所定の変調率値に達したら1パルスモードを、前記正弦波モードと前記1パルスモードとの間の変調率Amにおいて所定の過変調モードを選択する制御モード選択手段と、
入力された前記電圧指令を前記正弦波モードにてそのまま出力し、入力された前記電圧指令を前記1パルスモードにて前記キャリヤ電圧の最大値及び最小値とで遷移する二値パルス電圧に変換して出力し、入力された前記相電圧指令を前記過変調モードにて前記電圧指令の最大値近傍でハイレベル値(パルス幅変調におけるデューティ比100%)をもち、前記相電圧指令の最小値近傍でローレベル値(パルス幅変調におけるデューティ比0%)をもつ過変調電圧に変換して出力する電圧指令発生手段と、
前記電圧指令発生手段の出力電圧をパルス幅変調して前記ゲートドライバに出力するPWM信号発生手段と、
を備え、
前記電圧指令発生手段は、前記過変調モードにて前記ハイレベル値が出力されるハイレベル期間及び前記ローレベル値が出力されるローレベル期間を前記相電圧指令の振幅増大とともに延長するインバータ制御方式であって、
前記電圧指令発生手段は、前記過変調モードの前記ハイレベル期間と前記ローレベル期間との間の期間である遷移期間にて、前記ハイレベル値及びローレベル値から所定値だけ離れた略一定値であるミドルレベル値を前記PWM信号発生手段に出力するミドルレベル期間を有し、3次高調波電圧成分が重畳された正弦波波形の三相電圧指令を前記PWM信号発生手段に出力することを特徴とするインバータ制御方式。 - 交流モータ駆動制御用のインバータのスイッチング素子を制御するゲートドライバにパルス幅変調して出力するべき各相の電圧指令の振幅をX、前記パルス幅変調に用いるキャリヤ電圧の振幅をYとする時、X/Yを変調率Amとして演算する変調率演算手段と、
変調率Amが1未満の場合に正弦波モードを、1より大きい所定の変調率値に達したら1パルスモードを、前記正弦波モードと前記1パルスモードとの間の変調率Amにおいて所定の過変調モードを選択する制御モード選択手段と、
入力された前記電圧指令を前記正弦波モードにてそのまま出力し、入力された前記電圧指令を前記1パルスモードにて前記キャリヤ電圧の最大値及び最小値とで遷移する二値パルス電圧に変換して出力し、入力された前記相電圧指令を前記過変調モードにて前記電圧指令の最大値近傍でハイレベル値(パルス幅変調におけるデューティ比100%)をもち、前記相電圧指令の最小値近傍でローレベル値(パルス幅変調におけるデューティ比0%)をもつ過変調電圧に変換して出力する電圧指令発生手段と、
前記電圧指令発生手段の出力電圧をパルス幅変調して前記ゲートドライバに出力するPWM信号発生手段と、
を備え、
前記電圧指令発生手段は、前記過変調モードにて前記ハイレベル値が出力されるハイレベル期間及び前記ローレベル値が出力されるローレベル期間を前記相電圧指令の振幅増大とともに延長するインバータ制御方式であって、
前記電圧指令発生手段は、前記過変調モードの前記ハイレベル期間と前記ローレベル期間との間の期間である遷移期間にて、前記ハイレベル値及びローレベル値から所定値だけ離れた略一定値であるミドルレベル値を前記PWM信号発生手段に出力するミドルレベル期間を有し、
前記電圧指令発生手段及びPWM信号発生手段は、前記過変調モードにて、同期数が6n(nは正の整数)である同期状態においてモータの電気角0度に一相の前記電圧指令のミドルレベル期間の時間的中央値、及び、前記PWM信号発生手段のキャリヤ電圧の最大値又は最小値を実質的に一致させる同期制御を行い、同期数が6n(nは正の整数)でない場合は前記同期制御を停止することを特徴とするインバータ制御方式。 - 交流モータ駆動制御用のインバータのスイッチング素子を制御するゲートドライバにパルス幅変調して出力するべき各相の電圧指令の振幅をX、前記パルス幅変調に用いるキャリヤ電圧の振幅をYとする時、X/Yを変調率Amとして演算する変調率演算手段と、
変調率Amが1未満の場合に正弦波モードを、1より大きい所定の変調率値に達したら1パルスモードを、前記正弦波モードと前記1パルスモードとの間の変調率Amにおいて所定の過変調モードを選択する制御モード選択手段と、
入力された前記電圧指令を前記正弦波モードにてそのまま出力し、入力された前記電圧指令を前記1パルスモードにて前記キャリヤ電圧の最大値及び最小値とで遷移する二値パルス電圧に変換して出力し、入力された前記相電圧指令を前記過変調モードにて前記電圧指令の最大値近傍でハイレベル値(パルス幅変調におけるデューティ比100%)をもち、前記相電圧指令の最小値近傍でローレベル値(パルス幅変調におけるデューティ比0%)をもつ過変調電圧に変換して出力する電圧指令発生手段と、
前記電圧指令発生手段の出力電圧をパルス幅変調して前記ゲートドライバに出力するPWM信号発生手段と、
を備え、
前記電圧指令発生手段は、前記過変調モードにて前記ハイレベル値が出力されるハイレベル期間及び前記ローレベル値が出力されるローレベル期間を前記相電圧指令の振幅増大とともに延長するインバータ制御方式であって、
前記電圧指令発生手段は、前記過変調モードの前記ハイレベル期間と前記ローレベル期間との間の期間である遷移期間にて、前記ハイレベル値及びローレベル値から所定値だけ離れた略一定値であるミドルレベル値を前記PWM信号発生手段に出力するミドルレベル期間を有し、
前記電圧指令発生手段は、モータ回転数が所定しきい値回転数Mrefより高い場合に前記過変調モードから前記1パルスモードへの切り替えを変調率が1より小さく、1に近い所定しきい値にて実施することを特徴とするインバータ制御方式。 - 請求項1乃至4のいずれか記載のインバータ制御方式において、
前記ミドルレベル値は、前記パルス幅変調におけるデューティ比50%に相当する中央値近傍に設定されることを特徴とするインバータ制御方式。 - 請求項1乃至5のいずれか記載のインバータ制御方式において、
前記ミドルレベル期間は、前記遷移期間すべてを占有することを特徴とするインバータ制御方式。 - 請求項1乃至6のいずれか記載のインバータ制御方式において、
前記電圧指令発生手段は、前記正弦波モードと前記過変調モードとの切り替えを、前記正弦波モードにおける前記三相電圧指令が前記ハイレベル値、前記ローレベル値、前記ミドルレベル値に達した場合に実施することを特徴とするインバータ制御方式。 - 交流モータ駆動制御用のインバータのスイッチング素子を制御するゲートドライバにパルス幅変調して出力するべき各相の電圧指令の振幅をX、前記パルス幅変調に用いるキャリヤ電圧の振幅をYとする時、X/Yを変調率Amとして演算する変調率演算手段と、
変調率Amが1未満の場合に正弦波モードを、1より大きい所定の変調率値に達したら1パルスモードを、前記正弦波モードと前記1パルスモードとの間の変調率Amにおいて所定の過変調モードを選択する制御モード選択手段と、
入力された前記電圧指令を前記正弦波モードにてそのまま出力し、入力された前記電圧指令を前記1パルスモードにて前記キャリヤ電圧の最大値及び最小値とで遷移する二値パルス電圧に変換して出力し、入力された前記相電圧指令を前記過変調モードにて前記電圧指令の最大値近傍でハイレベル値(パルス幅変調におけるデューティ比100%)をもち、前記相電圧指令の最小値近傍でローレベル値(パルス幅変調におけるデューティ比0%)をもつ過変調電圧に変換して出力する電圧指令発生手段と、
前記電圧指令発生手段の出力電圧をパルス幅変調して前記ゲートドライバに出力するPWM信号発生手段と、
を備え、
前記電圧指令発生手段は、前記過変調モードにて前記ハイレベル値が出力されるハイレベル期間及び前記ローレベル値が出力されるローレベル期間を前記相電圧指令の振幅増大とともに延長するインバータ制御方式であって、
前記電圧指令発生手段は、モータ回転数が所定しきい値回転数Mrefより高い場合に前記過変調モードから前記1パルスモードへの切り替えを変調率が1より小さく、1に近い所定しきい値にて実施することを特徴とするインバータ制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005039634A JP4345015B2 (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | インバータ制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005039634A JP4345015B2 (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | インバータ制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006230079A JP2006230079A (ja) | 2006-08-31 |
JP4345015B2 true JP4345015B2 (ja) | 2009-10-14 |
Family
ID=36990926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005039634A Expired - Fee Related JP4345015B2 (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | インバータ制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4345015B2 (ja) |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101241355B1 (ko) | 2006-08-14 | 2013-03-08 | 현대중공업 주식회사 | 고속전철용 추진제어장치의 대용량 전력소자 과변조시 최소온타임 제어방법 |
JP4864616B2 (ja) * | 2006-09-20 | 2012-02-01 | 株式会社東芝 | 車両制御装置 |
JP4999500B2 (ja) * | 2007-03-07 | 2012-08-15 | 東洋電機製造株式会社 | Pwm制御装置 |
KR100892469B1 (ko) | 2007-03-19 | 2009-04-10 | 엘지전자 주식회사 | 모터의 제어 장치 및 방법 |
WO2008136072A1 (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-13 | Mitsubishi Electric Corporation | インバータ制御装置 |
JP5002343B2 (ja) * | 2007-06-18 | 2012-08-15 | 株式会社豊田中央研究所 | 交流電動機の駆動制御装置 |
JP4513914B2 (ja) * | 2007-12-28 | 2010-07-28 | 株式会社デンソー | モータ制御回路,車両用ファン駆動装置及びモータ制御方法 |
DE102008037543A1 (de) | 2007-12-28 | 2009-07-02 | DENSO CORPORARTION, Kariya-shi | Motorsteuervorrichtung, Fahrzeuglüfter-Ansteuervorrichtung und Motorsteuerverfahren |
JP2010161907A (ja) | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Toyota Motor Corp | モータ駆動制御システムの制御装置 |
JP5515384B2 (ja) * | 2009-04-15 | 2014-06-11 | アイシン精機株式会社 | 交流モータの制御装置および制御方法 |
JP2011035977A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Sinfonia Technology Co Ltd | 電源装置 |
JP5630494B2 (ja) * | 2012-11-08 | 2014-11-26 | ダイキン工業株式会社 | 電力変換装置 |
JP6207861B2 (ja) * | 2013-04-05 | 2017-10-04 | 株式会社日立製作所 | インバータ装置、またはこれを制御するインバータ制御装置 |
JP6062327B2 (ja) | 2013-07-09 | 2017-01-18 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | インバータ装置および電動車両 |
JP6303354B2 (ja) * | 2013-09-19 | 2018-04-04 | 株式会社デンソー | モータ駆動装置 |
JP6585872B1 (ja) * | 2018-10-30 | 2019-10-02 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 電力変換装置 |
FR3089075B1 (fr) | 2018-11-23 | 2021-08-06 | Valeo Siemens Eautomotive France Sas | Procede de commande d’une machine electrique triphasee |
JP6697788B1 (ja) * | 2018-12-10 | 2020-05-27 | 三菱電機株式会社 | 電力変換装置、発電電動機の制御装置、および、電動パワーステアリング装置 |
JP7272026B2 (ja) * | 2019-03-18 | 2023-05-12 | 富士電機株式会社 | インバータ装置 |
KR102649191B1 (ko) * | 2019-06-26 | 2024-03-18 | 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 | 전동기의 제어 장치 |
WO2021255813A1 (ja) * | 2020-06-16 | 2021-12-23 | 三菱電機株式会社 | 電力変換装置、及び電動パワーステアリング装置 |
WO2023153420A1 (ja) * | 2022-02-10 | 2023-08-17 | ニデック株式会社 | 電力変換装置およびモータモジュール |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62230365A (ja) * | 1986-03-28 | 1987-10-09 | Fuji Electric Co Ltd | 電圧形pwmインバ−タ制御装置 |
JP3312237B2 (ja) * | 1997-02-18 | 2002-08-05 | 株式会社日立製作所 | 電力変換装置 |
JP2000358393A (ja) * | 1999-06-11 | 2000-12-26 | Toyota Motor Corp | 電動機制御装置およびその方法 |
-
2005
- 2005-02-16 JP JP2005039634A patent/JP4345015B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006230079A (ja) | 2006-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4345015B2 (ja) | インバータ制御方式 | |
US7911177B2 (en) | AC motor drive controller | |
JP4294602B2 (ja) | 多相モータのロータ磁極位置検出装置及びそれを備えたモータ駆動装置並びにモータ駆動方法 | |
JP7102407B2 (ja) | インバータ装置、及び、電動パワーステアリング装置 | |
US10374503B2 (en) | Power conversion device | |
JP6369852B2 (ja) | インバータ制御装置及びインバータ装置 | |
WO2020100478A1 (ja) | モータ制御装置及びモータ制御方法 | |
JP6293401B2 (ja) | 空気調和機のモータ制御装置及び空気調和機 | |
JPWO2017056258A1 (ja) | 電力制御方法、及び、電力制御装置 | |
JP5500189B2 (ja) | モータインバータの制御方法、及び制御装置 | |
JP5808210B2 (ja) | モータ制御装置およびモータ制御方法 | |
JP2005229716A (ja) | 2相変調モータ制御装置 | |
JP5428796B2 (ja) | モータ駆動制御装置 | |
JP6015346B2 (ja) | 3相交流モータの制御装置及び制御方法 | |
JP2017205017A (ja) | 空気調和機のモータ制御装置及び空気調和機 | |
JP6951945B2 (ja) | モータ制御装置及びモータ制御方法 | |
JPH07303302A (ja) | インバータ制御装置 | |
CN106655948B (zh) | 用于电动机的控制装置 | |
JP6471670B2 (ja) | 電力制御方法、及び、電力制御装置 | |
JP5262521B2 (ja) | インバータ制御装置 | |
US11374526B2 (en) | Motor control circuit | |
WO2024057368A1 (ja) | インバータ制御装置 | |
JP4126609B2 (ja) | 2相変調モータ制御装置 | |
JP4140500B2 (ja) | 二相変調制御式インバータ装置 | |
JP2022134403A (ja) | インバータの制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081209 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090618 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090701 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4345015 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130724 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |