JP4342860B2 - グルタチオンの生産方法 - Google Patents

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Description

本発明は、グルタチオンを生産するための方法に関する。特に、本発明は、高い収率と比較的低いコストでグルタチオン(以下GSHと称する)を入手することを可能にする、GSHを生産するための発酵及び活性化方法に関する。
N−(N−L−γ−グルタミル−L−システイニル)グリシンとしても知られるGSHは、実質的にすべての細胞中に存在する、既知の細胞トリペプチドである。その多様な機能は、酵素学、輸送、薬理学、治療法、毒物学、内分泌学及び微生物学を含めた多くの生物医学分野、ならびに農業にとって重要である。
GSHは、輸送と細胞保護に加えて、様々な代謝領域においても決定的に重要な役割を果たす。GSHは、タンパク質や他の分子のジスルフィド結合の還元、DNAのデオキシリボヌクレオチド前駆体の合成、及び代謝の様々な段階で形成される遊離基や多くの反応性酸素中間体(例えば過酸化物)の危険な作用に対する細胞の保護に役立つ。GSH代謝の酵素的及び輸送現象は、非特許文献1の中で取り上げられている。
様々な人体領域における細胞内GSHレベルの上昇は、純粋GSHの経口投与によって、又は水に溶解した後ある種のGSHモノエステルの注射によって実現しうる(例えば特許文献1、2及び3参照)。
GSHは、主として、この化合物を微生物細胞から抽出する発酵工程によって工業的に生産される。微生物からGSHを生産する方法は、特許文献4及び5を含めて、様々な特許において開示されている。
特許文献5は、Saccharomyces属に属し、GSHを生産する能力と1,2,4−トリアゾール又はアジ化ナトリウムに対する耐性を併せ持つ菌株を、炭素、窒素及び無機塩の同化可能なソースを含有する培地で培養すること、該微生物細胞中にGSHを蓄積すること、前記細胞を採集すること及びそこからGSHを回収することを含む、高収率(乾燥細胞に関して約3%から4%、約0.7%g/lから0.9%g/l)でGSHを生産する方法を開示している。
特許文献6は、GSHを生産するための発酵工程においてSaccharomyces属に属する亜鉛耐性酵母を使用することを開示しており、この方法では乾燥重量で4.1%から6.6%のGSHが得られる;発酵中のGSHの蓄積を改善することが知られているL−システインを使用すると、より高いパーセンテージが得られるが、L−システインはバイオマスの生産にマイナスの影響を及ぼす。
非特許文献2は、高いGSHを含有する酵母、S.cerevisiae S−8Hを使用して、いかにしてGSHの収率を最大化するか、そして1.6g/lのGSH平均収率及び17mg/g乾燥バイオマスのGSH含量を得ることについて論じている。
非特許文献3は、グルコース、ペプトン及び硫酸マグネシウムが酵母菌株における細胞増殖とGSH生産にとって適切な成分であり、GSH生産は平均値で26mg/lから28mg/l、最大値で124.93mg/lにのぼることを報告している。
非特許文献4は、発酵の間、反応器内のシステイン濃度を一定に保持して、約0.8g/lに達する、総GSH生産量を最大化することを教示している。
米国特許第4,710,489号 米国特許第4,784,685号 米国特許第4,879,370号 米国特許第4,596,775号 米国特許第4,582,801号 第FR−A−2,692,280号 Meister「グルタチオン代謝の選択的調節(Selective Modification of Glutachione Metabolism)」、Science,Volume 220,No.4596、472−477(1983) Udeh K.O.とAchremowicz B.「高グルタチオン含有酵母Saccharomyces cerevisiae:生産の至適化(High−glutathione containing yeast Saccharomyces cerevisiae:optimization of production)」より。Acta Microbiologica Polonica,1977,第46巻,No.1,105−114 Chi−Hsien Liuら、「Saccharomyces cerevisiaeによるグルタチオン生産のための培地の至適化(Medium optimization for glutathione production by Saccharomyces cerevisiae)」、Process Biochemistry,第34巻、1999、17−23 Alfafara C.ら、「Saccharomyces cerevisiaeのフェッドバッチ培養におけるグルタチオンの最大生産のためのシステイン添加戦略(Cysteine addition strategy for maximum glutathione production in fed−batch culture of Saccharomyces cerevisiae)」、Appl.Micobiol.Biotechnol.,1992、37、141−146 Kurtzman & Fell,「酵母、分類学試験(The Yeasts,a taxonomy study)」(第4版)、Elsevier,1998 J.A.Barnetら、「酵母:特徴と特定(YEAST:Characteristics and identification)」、第3版、Cambridge University,2000 AkerboomとSies、「酵素学における方法(Methods in enzymology)」、27巻、p.373−384,1981,Academic Press Inc.
これらの方法は既にGSHの生産にとって1つの改善であるが、それらは時としてあまりに複雑であるか又は生産収率がまだ比較的低く、特異的生産性と共にバイオマスの高い生産率は今もGSHの生産のための目標である。
ここで、
(a)Saccharomyces、Hansenula、Pichia、Candida、Cryptococcus、Schizosaccharomyces、Sporobolomyces、Bullera、Bulleromyces、Filobasidiella、Lipomyces、Rhodotorulaから選択される酵母属の菌株又はその安定な突然変異株を有酸素条件下で前培養することにより、バイオマス単位当りのGSH含量が1.2重量%より高い、バイオマス前培養を得ること、
(b)生じたバイオマス前培養を、培養によって生じるバイオマスの密度が50g/lより高くなるように、有酸素条件下で培養すること、
(c)前記培養バイオマスを活性化すること、及び
(d)段階(c)から生じる培養バイオマスから、6以下のpHでGSHを抽出し、生じたGSHを精製することによってGSHを回収すること
を含む発酵工程によってGSHが生産できることが認められた。
GSH生産酵母として特に好ましいのは、2000年7月13日に「National Collection of Yeast Cultures」(NCYC)に提出した、我々の菌株コレクションではGN/2219と特定されるPichia angusta、アクセス番号:NCYC 2957;2000年7月13日にNCYCに提出した、我々の菌株コレクションではGN/2220と特定されるSaccharomyces cerevisiae、アクセス番号:NCYC 2958;2000年7月13日にNCYCに提出した、我々の菌株コレクションではGN/2221と特定されるSaccharomyces cerevisiae var.ellipsoideus、アクセス番号:NCYC 2959;2000年10月24日にNCYCに提出した、我々の菌株コレクションではGN/2222と特定されるCandida boidinii、突然変異株21、アクセス番号:NCYC 2983である。
該酵母細胞は、突然変異誘発しないか、若しくは突然変異原(例えば紫外線、1−メチル−3−ニトロ−1−ニトロソグアニジン(NTG)、メタンスルホン酸エチルエステル(EMS)等)で処理することができる。突然変異株選択のために使用しうる酵母細胞は、GSH応答経路とは異なる経路において、元の野生株よりも低い酸化的ストレス応答を示しうる。
Pichia Angusta −NCYC 2957−GN/2219
この菌株の形態学的、栄養学的及び性的特徴は、例えば非特許文献5に述べられているように、この種の典型的な特徴に合致する。
特に:
形態学的特徴
5%麦芽抽出物中では、25℃で3日間インキュベートした後、該細胞は、球状、単一、対又は小さなクラスターとして存在する。
ダルモー平板寒天中では、25℃で7日間インキュベートした後、カバーガラスの下に偽菌糸又は菌糸のいずれも認められない。
25℃で、2%麦芽抽出物又はYM培地(酵母抽出物3g/l;麦芽抽出物3g/l;Difco−によって生産されるBactoペプトン5g/l;グルコース10g/l;寒天20g/l)において、子嚢胞子が認められる(子嚢胞子はふちのある帽子形で、通常は抱合していない)。
増殖:10%NaCl +;5%グルコース +。
他の特徴:デンプンは認められない;ゼラチンの液化は非常に弱い;最大増殖温度は48℃である。
Saccharomyces cerevisiae −NCYC 2958−GN/2220
この菌株の形態学的、性的及び栄養学的特徴は、例えば非特許文献6に述べられているように、これらの種の典型的な特徴に合致し、特に:
「麦芽抽出物」中での増殖:25℃で3日後、該細胞は楕円状から円柱状である。堆積物、時としては環が存在する。
20℃で1ヵ月後、堆積物が存在する。
「麦芽寒天」上での増殖:20℃で1ヵ月後、該画線培養はバター様で、クリーム色からわずかに褐色がかっている。
子嚢胞子の形成:該子嚢は1個から4個の子嚢胞子を含む。
酢酸寒天が胞子形成を誘導するための最良の培地である。
Saccharomyces cerevisiae var.ellipsoideus −NCYC 2959−GN/2221
この菌株の特徴は、炭素化合物の同化と発酵試験の2つを除いて、Saccharomyces cerevisiae −NCYC 2958−GN/2220について上記で報告したのと同じである。
Candida boidinii(突然変異株21)−NCYC 2983−GN/2222
この菌株の形態学的、性的及び栄養学的特徴は、例えば非特許文献6に述べられているような、これらの種の典型的な特徴に合致し、特に:
グルコース−酵母抽出物−ペプトン水中での増殖:25℃で3日後、該細胞は、わずかに湾曲した後、長卵形から円柱状である。
グルコース−酵母抽出物−ペプトン寒天上での増殖:25℃で1ヵ月後、該画線培養は黄色がかったクリーム色で、やわらかく、精緻にしわが寄っている。
コーンミール寒天上でのダルモー平板培養:偽菌糸体が、渦巻状の鎖と卵形分芽胞子群を担う短い分枝菌糸と共に存在する。
本発明の方法は、GSH生産酵母の生産性を改善すること、ならびにGSH過剰生産突然変異株の速やかな単離、そのような突然変異株の安価な培養、バイオマスのGSH含量の増加及び前記バイオマスからのGSHの迅速で効果的な抽出を可能にする、GSHを生産するための経済的な方法を提供する。
本発明の方法を実施するのに適した酵母の細胞は一倍体である。
本発明の方法の段階(a)及び/又は(b)及び/又は(c)のいずれも、次の化合物:
(i)Cd、V、Cu、Fe、Pb、Al、Co、Cr、Mn、Ni、Mo、Hgから選択される金属の化合物、
(ii)過酸化物(例えば、H、t−ブチルペルオキシド等)、
(iii)アルデヒド(例えばメチルグリオキサル、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド等)、
(iv)ヒドロペルオキシド(例えば、t−ブチル−HOOH等)、
(v)脂肪酸(例えば、オレイン酸、リノレン酸、アラキドン酸等)及び/又はその線状又は分枝、飽和又は不飽和誘導体、
の少なくとも1つを含み、前記化合物(i)から(v)が炭素及び/又は窒素及び/又は少なくとも1つの鉱質塩の同化可能なソースでない及び/又は塩そのものでない場合には常に、少なくとも1つの同化可能なそのようなソースをさらに含む、水性の、液体又は固体栄養培地において実施することができる。
前記炭素ソースは、例えば農業及び/又は産業廃棄物からのものでありうる;特に、それらは、次の物質:デキストロース、デキストリン、グルコース、フルクトース、サッカロース、マンニトール、マンノースのような糖類;有機酸;アルコール;アルデヒド;グリセロール;デンプン;脂肪;油;炭化水素及び乳清等、の少なくとも1つを含みうる;特に、本発明によるGSHの生産は、ビート糖蜜のような比較的安価な炭素ソースを使用する好都合な条件下で実施することができる。
前記窒素ソースは、例えば、次の物質:麦芽抽出物、コーンスティープリカー、カゼインの酵素加水分解産物、黄粉、乾燥酵母、ペプトン、大豆ペプトン、肉抽出物、硝酸塩、アミノ酸、カゼイン、アンモニウム塩等、の少なくとも1つを含みうる。硝酸アンモニウム及び硫酸アンモニウムのようなアンモニウム塩を使用して良好な結果が得られる。
該生産のために使用する鉱質塩は培地に依存して変化しうる;ナトリウム、カリウム、マグネシウム、硫酸、塩化物、硝酸イオンを提供する可溶性無機塩が使用できる。そのような塩は、例えば、一塩基リン酸カリウム、硫酸マグネシウム、一塩基硫酸カリウム、硝酸ナトリウムでありうる。炭酸カルシウムの添加も有用である。
さらに、該培地は、少なくとも1つのアミノ酸(例えばシステイン、メチオニン、グルタミン酸塩、グルタミン、グリシン、ロイシン、アセチルシステイン等)及び/又はリンソース(例えばリン酸カリウム等)及び/又はアルコール(メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等)を含みうる。
好ましくは、段階(a)において、バイオマス単位当りのGSH含量は1.6重量%より高く、一方、段階(b)は、好ましくは20℃から50℃で12時間から72時間、特に25℃から45℃で12時間から48時間実施し、培養したバイオマスの密度は、好ましくは50g/lから65g/lである。
本発明の方法、具体的に、段階(a)及び/又は(b)及び/又は(c)のいずれも、バッチ方式で又は連続的に実施しうる。
本発明の方法の段階(a)及び/又は(b)及び/又は(c)は、空気又は酸素ガス及び/又はそれらの混合物で通気することによって実施することができる;本発明の方法は、好都合には、顕著な量のGSHを得るために通気発酵槽において実施する。好ましい発酵槽は、通気攪拌型又はエアリフト型発酵槽である。さらに、該方法は、1つのフラスコ内で、及び異なる容量の複数の発酵槽において実施することができる。
本発明の方法は、培養したバイオマスの活性化−段階(c)−を包含する。この明細書では、「活性化」は、非増殖条件下にある休止細胞を用いて実施する、バイオマスの細胞内GSH含量の濃縮を指すことが意図されている。
好都合には、前記活性化は:
(α)培養バイオマス、例えば5%から20%の乾燥バイオマスを、0.4Mから1M炭素ソースを含む水溶液に再懸濁すること、
(β)生じた懸濁液を300rpmから600rpmで攪拌すること、及び
(γ)前記懸濁液を空気又は酸素ガス及び/又はそれらの混合物により、好ましくは1−4vvmで通気すること
を含む。
好ましくは、段階(α)において、前記水溶液は0.001Mから0.01Mシステイン、グリシン及びグルタミン酸塩を含む。
もう1つの好ましい実施態様では、本発明の方法の段階(d)において、GSHを0.5から3.0のpH及び70℃から90℃の温度での溶解によって抽出する。
段階(b)から生じる培養バイオマスは約0.9%から1.2%のGSH生産性を示し、一方本発明の方法の段階(c)から生じる活性化培養バイオマスは、乾燥条件下で2.7%から3.9%へのGSH生産性の上昇を示す。
段階(d)におけるGSHの抽出は、好都合には、例えばRhom & Haasによって製造されるAmberlite(登録商標)IR 120−200−220又は三菱化学株式会社(Mitsubishi Chemical Corporation)によって製造されるRelite(登録商標)CFのような強力なカチオン樹脂、続いて、例えばSP 207(Resindion,Mitsubishi)のような非イオン性樹脂を通して実施することができる。該GSH抽出は、好ましくはHSOの存在下に塩の沈降反応を通して得られ、この反応において該塩は、HSOの塩形成後、不溶性となる。
下記の実施例は、本発明を限定することなく本発明を例示するものである。
土壌試料から単離したPichia angustaの1つの野生株、すなわち同体性株一倍体を使用した。
ステージ1
前記株を、次の組成(g/l):
グルコース 20
ペプトン 20
酵母抽出物 10
を有するリッチ培地(RM)100ml中、37℃で20時間(250ml円錐フラスコ、200rpm旋回インキュベーション)培養した。
ステージ2
酵母培養25mlを蒸留水中で2回攪拌洗浄し、再び蒸留水に懸濁した。
5×10細胞を、一水和塩化カドミウム(MMC)8mMを含有し、次の組成(g/l):
グルコース 20
酵母窒素基剤 7
一水和塩化カドミウム 1.61
を有するグルコースミネラル培地(GM)で平板培養した。
該平板を90%死亡率まで紫外線照射し、暗所において37℃で20日間インキュベートした。
ステージ3
インキュベーション後、代表的な平板は800コロニーから1000コロニーを示し、そのうち約50%が直径F<1mm(「小」)で、約50%がF>1mm(「大」)であった。10個の大コロニーを単離し、RM平板で画線精製し、再びMMCで試験した。10個のコロニーのうち5個について、それらのカドミウム耐性表現型を確認した。
ステージ4
ステージ3で単離した5個のコロニーを上述したように処理したが、但しこの場合には、カドミウムをオルトバナジン酸ナトリウム200mMに置き換えた。最後に、5個のコロニーを単離して、それらのカドミウム−バナジン酸耐性表現型を確認した。
ステージ5
先のステージの5個のカドミウム−バナジン酸耐性コロニーの各々(以下CVCdA、CVCdB、CVC、CVD、CVE)をミネラル培地(MM)7.5ml中で前培養し、37℃で16時間インキュベートした(旋回、200rpm)。次に、5×10細胞/mlで開始するために、これらの前培養からの細胞を使用して、MM 20mlを含む100mlフラスコにインキュベートした。前記フラスコを37℃で24時間インキュベートした(旋回、200rpm);この実験を3回実施した。
ステージ6
各々のフラスコの細胞内容物を遠心分離によって収集し、2回洗って、2つのアリコートに分けた。1つのアリコートはバイオマスの乾燥重量を測定するために使用し、他方は、非特許文献7の方法に従って、該細胞を過塩素酸1mlに懸濁し、ガラスビーズ(Sigma No.G−9268)0.5gを加えて1分間×3回攪拌し、固相を遠心分離によって沈殿させ、抽出物上にピペットで分注することによって得られる、細胞抽出物のGSH含量を測定するために使用した。
表1は、単位バイオマス当りの重量レベルのパーセンテージで表した、5つの培養に関して得られた一部の有意の結果を示す。
突然変異株CVCdA及び、際立って、CVCdB(我々の菌株コレクションではGN/2219と特定される、Pichia angusta、NCYC 2957)は、細胞内GSH含量の有意の上昇を示すことが認められる。
ステージ7
3l発酵槽での、表2において突然変異株Bとして示す突然変異株CVCdB GN/2219、NCYC 2957を使用したGSHの生産を、2つの異なる培地(GM、GlyM−GMであるが、グルコースを2%グリセロールに置き換える−及びmM−GMであるが、グルコースをサッカロース9%に相当する18%糖蜜に置き換える)、及び次の培養条件:容量:2l、温度:35℃、空気:1vvm、pH:5.0を用いて実施した。
GSH及びバイオマスの経過を62時間追跡し、同じ対照培養(野生株)と比較した。その結果を表2に示す。
突然変異株Bの場合に細胞生産性が野生株よりも高いが、2つの培地間での収率の差は関係しないことが認められる。
これらの試験は、本発明の方法が様々な培地を用いる好都合な条件下で、長期間にわたって実施できることを示している。
発酵段階後、該バイオマスを回収し、洗浄して、次に、さらにGSH収率を高めることを目指して、活性化段階を開始するために濃縮形態で再懸濁するか(実施例2で述べる)、若しくはGSHを抽出して精製するために処理した(下記のステージ8で述べる)。
ステージ8
先のステージから得たバイオマスを、鉱物質除去水に7g/l(バイオマス乾燥重量)の濃度で再懸濁した。この濃縮バイオマス懸濁液(CoBS)10lを、低いpH(濃硫酸を用いて、1から6.5)と高い温度(75℃×3分間)の組合せを用いて透過性を上げた。次に該バイオマスをろ過(0.2mmセラミック膜)によって除去し、約6g/l GSHに達するように該GSH含有溶液を逆浸透によって濃縮した。
表3は、上述したCoBSを使用して、様々なpHで得られたGSH収率(%)をまとめたものである。
これらの試験は、使用した条件下で、細胞の透過性上昇が低いpHによって促進されることを示している。
ステージ9
Amberlite(1l、IR120H)を充填したカラムにおいて、1BV/時の流速で濃縮GSH溶液(約6g/l)1lを浸出ろ過することによってGSHの精製を行った。次に鉱物質除去水30BVを加えて前記樹脂を洗った後、1%HSOでGSHを溶出した。生じた溶出物6lを逆浸透によって5lに濃縮し、約85%の初期GSHを生成した。
ステージ10
前記濃縮溶出物を、あらかじめ1BV/時で再生した、非イオン性多孔性樹脂、すなわちSP207(Resindion,Mitsubishi)1lを充填したカラムにおいて浸出ろ過した。次にGSHを水で溶出し、分画2から9を収集した。そのようにして得たGSH水溶液を500g/lに濃縮した。最後にGSHを50%エタノール溶液によって沈殿させた。98%のGSH含量の白色結晶性粉末4gを得た。
1.4重量%より高いバイオマス単位当りのGSH含量を有する、Saccharomyces cerevisiaeの非胞子形成性偶発突然変異株(我々の菌株コレクションではGN/2220と特定される、NCYC 2958)を使用した。
ステージ1
前記菌株を、3つの異なる培地、すなわち(量はg/lで表している)YP(20ペプトン、10酵母抽出物、10グリセロール、pH5)、YPG(20ペプトン、10酵母抽出物、20グルコース、pH5)及びB(60ビート糖蜜−30スクロースに等しい−、5(NHSO、1KHPO、0.5酵母抽出物、0.2MgSO、pH5.8)を使用して、14lの発酵槽で24時間バッチ培養した。培養条件は次の通りであった:28℃、1vvm空気、400rpm。泡止め剤:Sigma PPG No.2000。 YPでの静止期フラスコ培養の接種物10%(V/V)。
表4は、7つの異なるバッチの結果を要約したものである。
培地Bの場合には、細胞生産性が他の2つの培地の場合の2倍以上であることが認められる;また相対的最終収率は、3つの培地間でかなり異なるが、Bが最良の結果をもたらすことを示している。
ステージ2
先のステージから得たバイオマスを、10,000rpmで10分間(5℃)遠心分離して収集し、脱イオン水で2回洗って、次の溶液(g/l):
グルコース 82
酒石酸ナトリウム 10
アデニン 4
システイン 4
メチオニン 3.5
KHPO 3.5
中に7%濃度(乾燥バイオマス、w/v)で懸濁した。
次に「バイオマス活性化」工程を、次の操作条件で3l発酵槽において24時間開始した:攪拌速度、500rpm;通気率、3vvm;温度、28℃。
表5は、B培地又はYPG培地で得たバイオマスを使用した、4つの活性化実験のGSH収率をまとめたものである。
初期GSH含量に関わりなく、上述した24時間の活性化工程は有意のGSH収率上昇を可能にすることが認められる。
Saccharomyces cerevisiae NCYC 2958の菌株を、培地B(実施例2)を使用して50l発酵槽で30時間バッチ培養した。静止期の接種物20%。培養条件は実施例2の通りであった。
増殖の間、12時間目から開始して、24時間目までサッカロースの濃度を10%より高く保持するために、糖蜜の5回の添加(3時間ごと)を行った。
どちらも乾燥重量で58.89g/lのバイオマスと1.45%のGSHを得た。
遠心分離で収集したバイオマス(実施例2)を10%の濃度で再び懸濁し、次の溶液(g/l):
グルコース 82
酒石酸ナトリウム 10
アデニン 4
システイン 4
グルタミン酸ナトリウム 5
グリシン 5
メチオニン 3
85% HPO 0.25ml
中で「活性化」した。
実施例2と同じ条件で、3.7g/lの「活性化」に等しい、乾燥条件下で3.7% GSHを得た。
植物材料から単離したCandida boidiniiの1つの野生株を突然変異誘発し、実施例1で述べたのと同様の手順に従って、但しメチルグリオキサルを選択剤として使用して、突然変異株No.21を選択した。この菌株は、Candida boidinii、突然変異株21、NCYC 2983、内部菌株コレクション GN/2222と特定され、1.5重量%より高いバイオマス単位当りGSH含量を示した。
ステージ1
前記菌株を、培地Bを使用して14l発酵槽で24時間バッチ培養したが、実施例3におけるように180g/l(サッカロースとして90g/l)まで糖蜜を添加した。培養条件は次の通りであった:28℃、1vvm空気、400rpm。泡止め剤:Sigma PPG No.YPでの静止期フラスコ培養の接種物10%(V/V)。
表6は発酵の結果をまとめたものである。
ステージ2
濃縮GSH溶液(約6g/l)を得るために、上記のバッチから得たバイオマスを実施例1(ステージ8)で述べたように処理した。この溶液1lをHSOによってpH1.8に調整し、次いで水中にCuO 1.4gを含む懸濁液10mlで処理した。温度を4℃に維持しながら、前記懸濁液を非常に静かに滴下した。次にこの溶液を4℃で2時間静かに攪拌し、その後一晩静かに放置した。
ステージ3
ろ過した後、沈殿物(9g)を溶解した希硫酸で数回洗い、その後室温でHSによって可溶化した。GSH4.5gを含む溶液を、三菱化学(Mitsubishi Chemical)によって製造される非イオン性樹脂、SP 207 1lに加えて、その後鉱物質除去水10BVで溶出した。分画を収集して(6l)、濃縮し、水中50%エタノールで処理してGSHを沈殿させた。99%の純度を示すGSH 3.5gを得た。
GSHの濃縮溶液(約6g/l)を得るために、実施例1及び4により得たバイオマスを実施例1(ステージ8)で述べたように処理した。この溶液1lをHSOによってpH1.8に調整し、水浴で40℃に加熱した。
40℃の温度で、CuO懸濁液10ml(1.5g)を水に加えた。
3分後、生じた溶液を速やかに4℃にして、2時間攪拌下に保持した。
2時間後、実施例3(ステージ3)におけるようにろ過した。ろ過後、沈殿物(0.5g)をHSに溶解し、Mitsubishi Chemicalによって製造される非イオン性樹脂、SP 207で精製して、エタノール中で沈殿させた。99%の純度のGSH 3.6gを得た。

Claims (17)

  1. (a)Pichia angusta −NCYC 2957−GN/2219、Saccharomyces cerevisiae −NCYC 2958−GN/2220、Saccharomyces cerevisiae var.ellipsoideus −NCYC 2959−GN/2221、Candida boidinii、突然変異株21 −NCYC 2983−GN/2222から選択される酵母属の菌株を有酸素条件下で前培養することにより、バイオマス単位当りのグルタチオン含量が乾燥重量で1.2重量%より高い、バイオマス前培養を得ること、
    (b)生じたバイオマス前培養を、培養によって生じるバイオマスの密度が乾燥重量で50g/lより高くなるように、有酸素条件下で培養すること、
    (c)(α)上記培養バイオマスを、0.4Mから1Mの糖類、有機酸、アルコール、アルデヒド、グリセロール、脂肪、油、炭化水素及び乳清の少なくとも1種を含む炭素ソースと0.001から0.01Mのシステインを含む水溶液に再懸濁すること、
    (β)生じた懸濁液を300rpmから600rpmで攪拌すること、及び
    (γ)前記懸濁液を空気又は酸素ガス及び/又はそれらの混合物で通気することを含む、非増殖条件での前記培養バイオマスを活性化すること、及び
    (d)段階(c)から生じる培養バイオマスから、6以下のpHでグルタチオンを抽出し、生じたグルタチオンを精製することによってグルタチオンを回収すること
    を含む、グルタチオンを生産するための発酵方法。
  2. 段階(a)及び/又は(b)及び/又は(c)のいずれかを、次の化合物:
    (i)Cd、V、Cu、Fe、Pb、Al、Co、Cr、Mn、Ni、Mo、Hgから選択される金属の化合物、
    (ii)過酸化物、
    (iii)アルデヒド、
    (iv)ヒドロペルオキシド、
    (v)脂肪酸及び/又はその線状又は分枝、飽和又は不飽和誘導体
    の少なくとも1つを含み、前記化合物(i)から(v)が糖類、有機酸、アルコール、アルデヒド、グリセロール、脂肪、油、炭化水素及び乳清の少なくとも1種を含む炭素ソース及び/又は、麦芽抽出物、コーンスティープリカー、カゼインの酵素加水分解産物、黄粉、乾燥酵母、ペプトン、大豆ペプトン、肉抽出物、硝酸塩、アミノ酸、カゼイン及びアンモニウム塩の少なくとも1種を含む窒素ソース及び/又は少なくとも1つの鉱質塩でない及び/又は塩そのものでない場合には常に、少なくとも1つのそのような炭素ソース、窒素ソース及び/又は鉱質塩をさらに含む、水性の、液体又は固体栄養培地において実施する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記化合物(i)が鉱質無機水溶性塩である、請求項に記載の方法。
  4. 前記培地が少なくとも1つのアミノ酸及び/又はリン酸カリウムであるリンソース及び/又はアルコールを含む、請求項又はに記載の方法。
  5. 段階(a)において、バイオマス単位当りのグルタチオン含量が乾燥重量で1.6重量%より高い、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 段階(b)を20℃から50℃で12時間から72時間実施し、その結果生じる培養バイオマスの密度が乾燥重量で50g/lから65g/lである、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 段階(b)を25℃から45℃で12時間から48時間実施する、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 段階(a)及び/又は(b)及び/又は(c)のいずれかをバッチ方式で又は連続的に実施する、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記炭素ソースが農業及び/又は産業廃棄物からのものである、請求項からのいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記炭素ソースがビート糖蜜を含む、請求項に記載の方法。
  11. 前記窒素ソースが硝酸アンモニウム又は硫酸アンモニウムを含む、請求項2から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 段階(a)及び/又は(b)及び/又は(c)のいずれかを、空気又は酸素ガス及び/又はそれらの混合物で通気することによって実施する、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 段階(α)において、前記水溶液が0.001Mから0.01Mのシステイン、グリシン及びグルタミン酸塩を含む、請求項1から12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 使用する発酵槽が通気攪拌型又はエアリフト型発酵層である、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 段階(d)においてグルタチオンを0.5から3.0のpH及び70℃から90℃の温度での溶解によって抽出する、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 段階(d)においてグルタチオンを、強力なカチオン樹脂、続いて非イオン性樹脂を通して抽出する、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 段階(α)の前記培養バイオマスが5%から20%乾燥バイオマスである請求項1から16のいずれか1項に記載の方法。
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