JP4342617B2 - 浴水浄化装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、浴水浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
浴槽の浴水を取り込んで浄化し、且つ所定の温度に加温して、循環させる浴水浄化装置が広く使用されている。この浴水浄化装置には、浴室内に設置するものと、室外に設置し、外部配管により装置本体と浴槽を接続する形式のものとがある。
また、近年浄化装置内部に高温水を循環させて内部の熱洗浄を行える機能を備えたものも市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した外部配管を備え且つ高温水により内部洗浄を行う浴水浄化装置の場合、
熱洗浄開始時に外部配管において冷やされた浴水と洗浄用の高温水が混ざり合って一時的に循環水の温度が下がる問題があった。そのため内部にサーモバルブ等の熱感応式の部材を使用している場合、誤動作する問題があった。また、洗浄効果や殺菌が不十分になる等の問題があった。
これらの欠点を防止するためには、従来は外部配管に保温材を装着したり、或いは温度低下を見越して当初の加熱温度を高温に設定するなどの対策を行っていた。しかし、保温材の装着はコストアップを招き、また洗浄温度を高温に設定すると外気温度が高い場合には必要以上に高い温度で熱洗浄を行うことになり、エネルギ効率が悪い上、危険を伴う等の欠点があった。
本発明は上記従来技術の欠点を改善することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の浴水浄化装置は、浴槽から浴水を取り込んで、所定の浄化処理を行い、且つ必要に応じて浴水の加熱を行い、該処理済みの浴水を浴槽に戻す、室外に配置される浄化装置本体と、該室外に配置される浄化装置本体と浴槽とを連結する浄化装置本体外部に設けられた外部配管と、該外部配管に接続し、外部配管を含み浄化装置全体に浴水を循環させるためのバイパス管と、該バイパス管と外部配管の間に設けられ、浴水の所定温度により作動して、前記浴槽と浄化装置本体との連結を断ち、外部配管をバイパス管側に接続して、外部配管5を含み浄化装置全体に浴水を循環させるバルブと、前記浄化装置本体の循環水の温度を計測する内部温度センサと、浄化装置本体外の外気温度を計測する外気温度センサと、前記内部温度センサと外気温度センサからの検出値に基づいて、浄化装置本体において前記所定温度に温度降下を見越した値の温度まで浴水の加熱を行わせ、該温度の浴水を前記外部配管を通ってバルブに送り、該バルブを動作させて前記外部配管を前記バイパス管に接続し、浄化装置本体内及び前記外部配管内を循環させて洗浄を行わせる制御装置と、を備えたことを特徴とする。
以上の構成において、外気温度センサからの外気温度検出値により外気温度により冷却される外部配管の浴水による一時的な温度低下を補償して加熱することが可能になり、所定温度で動作するバルブを確実に切り替えて、外部配管を含む浄化装置全体の安定した熱洗浄が行える効果がある。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において、制御装置1はマイクロコンピュータを主体に構成されており、浄化装置全体の制御を行っている。制御装置1はポンプP、ヒータH、切替バルブV1、切替バルブV2を制御して、所定の動作を行わせるように構成されている。また、内部温度センサ3及び外部温度センサ4からの検出温度を入力し、該検出温度に基づいて制御を行うようになっている。更に操作パネル2から操作指令を入力して、所定の操作を実行させるように構成されている。
【0006】
図2において、本体装置Xは外部配管5を介して浴槽Yと接続され、浴槽Y内の浴水を浄化して循環するように構成されている。本体装置Xには外部配管5に連通する内部配管6が設けられ、該内部配管6に設けられたポンプPにより浴水を循環させるようになっている。ポンプPの次にはヒータHが設けられ、浴水を所定の温度に加温し、ついで濾過タンクTにおいて浄化して内部温度センサ3、切替バルブV1、切替バルブV2、及びメカ式バルブM・Bを介して浴槽Yに循環するように構成されている。
【0007】
本体装置Xの外部で外気に接する位置に、外部温度センサ4が設けられ、外気温度を検出して本体装置X内の制御装置1に検出温度を送るようになっている。制御装置1では内部温度センサ3からの循環水の温度と外部温度センサ4からの外気温度に基づいて熱洗浄の際の加熱温度を決定するように構成されている。
【0008】
図2により各モードについて説明する。
(D)は通常の浄化モードの状態を示すもので、浴水は浴槽YからポンプP、ヒータH、濾過タンクT、内部温度センサ3、切替バルブV1、切替バルブV2、メカ式バルブM・Bを経由して浴槽Yに戻る循環を行うようになっている。
(A)は熱洗浄を行う際の当初のモードである内部循環モードを示すもので、切替バルブV1を切り替えて、ポンプP、ヒータH、濾過タンクT、内部温度センサ3、切替バルブV1、バイパス管8、ポンプP間で循環を行わせながら、ヒータHにより所定温度まで浴水を加熱するようになっている。
該所定温度は、前記したように制御装置1により内部温度センサ3と外部温度センサ4の温度を検出して設定されるように構成されている。
【0009】
(B)は外部配管5も含めて全体を熱洗浄する全水系循環モードを示しており、
ヒータHにおいて所定の温度まで加熱された高温水は濾過タンクT、内部温度センサ3、切替バルブV1、切替バルブV2、メカ式バルブM・B、ポンプP、ヒータHという経路を循環し、全体の熱洗浄を行うようになっている。メカ式バルブM・Bは浴水の温度により機械的に切換動作を行うバルブであって、所定温度以上の浴水が来ると、浴槽Y側との接続を断ち、バイパス管7側に接続するように構成されている。
【0010】
制御装置1は、内部温度センサ3と外部温度センサ4からの温度を検出し、
(A)の内部循環モードから(B)の全水系循環モードに移行する際に、外部配管5において冷やされた浴水が内部循環しながら加熱された高温の浴水と混ざりあう時に生ずる浴水の温度低下を勘案して、ヒータHによる加熱温度を設定するようになっている。
図3により該制御を説明する。
操作パネル2により熱洗浄開始操作があると(ステップS1)、制御装置1は内部温度センサ3から内部の循環浴水の温度を検出し、同時に外部温度センサ4から外気温度を検出する(ステップS2)。そして、外部温度センサ4からの外気温度により冷却される外部配管5における浴水による温度降下を見越した温度を熱洗浄加熱温度として決定し(ステップS3)、該温度の加熱を行うようにヒータHを制御する。同時に切替バルブV1をバイパス管8側に切り替え、当初は図2の(A)に示す内部循環により該決定された所定温度まで昇温させる(ステップS4)。循環する浴水の温度が所定温度に達したら(ステップS5)、切替バルブV1を切替バルブV2側へ切り替え、全水系循環モードとし、保温循環する(ステップS6)。このとき、内部循環して昇温された高温水と外部配管5内の外気温度により冷却された浴水とが混ざり合って、一時的に温度降下するが、高温水は予めこの温度降下を見越した値に設定されているため、温度降下しても熱洗浄に十分な温度を維持する。
メカ式バルブM・Bは、該所定温度により自動的にバイパス管7側に切り替わり、図2の(B)に示す循環が実現され、外部配管5を含む装置全体の熱洗浄が実行される。
熱洗浄が終了したら、図2の(c)に示すように切替バルブV2を排水管10側に切り替えて、循環水を系外に排出し(ステップS7)、切替バルブV2をメカ式バルブM・B側に戻せば、浴槽Yからの常温の浴水が循環を開始し、メカ式バルブM・Bは該常温により再び浴槽Y側に切り替わり、(A)に示す通常の浄化モードに戻って浴水の浄化を行う(ステップS8)。
【0011】
以上の通り、上記構成によれば、常に安定した適正な熱洗浄を行える効果がある。
【0012】
なお、この実施形態においては所謂簡易タイマ機能を備えており、使用者が設定した時間だけ浴水を設定温度よりも低い温度で保温し、これによりエネルギの節約を行うようになっている。
図4のフローチャートによりこの機能の動作を説明する。
通常保温運転を行っている状態で(ステップS10)、簡易タイマ機能をユーザが選択し(ステップS11)、その運転時間を設定すると(ステップS12、ステップS13)、該設定時間だけ保温温度を下げて省エネ運転を実行する(ステップS14)。該運転時間を積算し(ステップS15)、運転が終了したら(ステップS16)、ステップ1に戻り通常保温運転を行う。
以上の構成により、時計機能のない装置でも容易にエネルギの節約を目的とした運転を行うことができる。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように本発明の浴水浄化装置によれば、外気温度の変化に適切に対応して熱洗浄の加熱制御を行えるため、安定した熱洗浄を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の制御機構を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の一実施形態を示す模式図。
【図3】本発明の一実施形態の動作を説明するフローチャート図。
【図4】本発明の一実施形態における簡易タイマ機能を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1:制御装置、2:操作パネル、3:内部温度センサ、4:外部温度センサ、5:外部配管、6:内部配管、7:バイパス管、8:バイパス管、10:排水管、X:本体装置、Y:浴槽、P:ポンプ、H:ヒータ、V:切替バルブ、M・B:メカ式バルブ、T:濾過タンク。
Claims (1)
- 浴槽から浴水を取り込んで、所定の浄化処理を行い、且つ必要に応じて浴水の加熱を行い、該処理済みの浴水を浴槽に戻す、室外に配置される浄化装置本体と、
該室外に配置される浄化装置本体と浴槽とを連結する浄化装置本体外部に設けられた外部配管と、
該外部配管に接続し、外部配管を含み浄化装置全体に浴水を循環させるためのバイパス管と、
該バイパス管と外部配管の間に設けられ、浴水の所定温度により作動して、前記浴槽と浄化装置本体との連結を断ち、外部配管をバイパス管側に接続して、外部配管5を含み浄化装置全体に浴水を循環させるバルブと、 前記浄化装置本体の循環水の温度を計測する内部温度センサと、
浄化装置本体外の外気温度を計測する外気温度センサと、
前記内部温度センサと外気温度センサからの検出値に基づいて、浄化装置本体において前記所定温度に温度降下を見越した値の温度まで浴水の加熱を行わせ、該温度の浴水を前記外部配管を通ってバルブに送り、該バルブを動作させて前記外部配管を前記バイパス管に接続し、浄化装置本体内及び前記外部配管内を循環させて洗浄を行わせる制御装置と、
を備えたことを特徴とする浴水浄化装置。
Priority Applications (1)
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JP30984698A JP4342617B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 浴水浄化装置 |
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ID=17997996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP30984698A Expired - Fee Related JP4342617B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 浴水浄化装置 |
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JP (1) | JP4342617B2 (ja) |
-
1998
- 1998-10-30 JP JP30984698A patent/JP4342617B2/ja not_active Expired - Fee Related
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