JP4342444B2 - 露光装置及び露光装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の画素を有する光変調素子の画素間の光量のバラツキを補正する補正値を予め記憶した露光装置、及びそのような露光装置の製造方法に関する。
複数の発光部を有する露光ヘッドを用いて、カラー感光材料等に光露光を行い、カラー画像を形成する光プリンタが知られている。このような露光ヘッドでは、複数の発光部を有するため、各発光部による光量のバラツキが発生し、良好な画像を得ることができないという不都合があった。そこで、発光部間のバラツキを検出して、シェーディング補正(光量補正)を行っていた。
シェーディング補正を行う第1の従来方法として、複数の発光部を1つずつ点灯させて、受光センサにより各発光部の光量を測定する方法がある。
しかしながら、この方法では、発光部及び受光センサの環境条件が測定中に変化してしまし、正しいシェーディング補正を行えないという不具合があった。また、1つの発光部毎に測定を行うため、時間がかかるという不具合もあった。さらに、複数の発光部を有する露光ヘッドにおいて、実際の露光動作を行わせた場合、発光部から照射される光の広がりや、発光部と感光材料との間に設けられたレンズ系(セルフォック(登録商標)レンズアレイ等)の傾き等によって、感光材料上の特定のポイントには、複数の発光部(例えば、隣接する複数の発光部)からの光が重なり合って入射する。したがって、1つの発光部毎に光量を測定して、各発光部間の光量のバラツキを補正した露光ヘッドを用いて感光材料を露光すると、隣接する発光部からの光によって、感光材料を露光する露光量にムラが生じ、それがカラー画像の濃度ムラとなる。即ち、この方法では、隣接する発光部の影響を補正することができないという不具合もあった。
また、シェーディング補正を行う第2の従来方法として、複数の発光部を一度に全て点灯して感光材料上に試し露光を行い、その後感光材料を現像して発色濃度を測定し、発色濃度の測定値から各発光部の光量のバラツキを補正する方法がある(特開平9−127485号公報、第7−8頁及び第5図(A))。
しかしながら、この方法では、感光材料の現像に時間と手間がかかり、迅速且つ簡易に各発光部の光量のバラツキを補正することができないという不都合があった。
さらに、シェーディング補正を行う第3の従来方法として、複数の発光部を有する露光ヘッドにおいて、各発光部の光量のバラツキを補正するに際して、隣接する発光部からの光の影響を考慮する方法がある(特許第3269425号公報)。この方法では、1つの発光部と受光面上の1つの領域とが対応するものと仮定し、1つの発光部からの光量のバラツキを補正するための補正値を、1つの領域の受光量に基づいて求めている。ここで、1つの領域の受光量は、1つの領域に対応する1つの発光部からの光量(Li,i)と、その発光部に隣接する左右の発光部からの光量(Li−1,i及びLi+1,i)の3つの発光部の影響を受けるものとしている。
しかしながら、この方法では、前述したように、1つの領域の受光量は、隣接する左右の発光部からの光量(Li−1,i及びLi+1,i)を含む。したがって、1つの領域に対応する1つの発光部を制御しても、感光材料上の光量のムラを補正できず、画像の濃度ムラを生じてしまうという不都合があった。さらに、複数の発光部を全点灯して測定を行うことができないため、測定に時間がかかるという不具合があった。
前述した第1の従来方法では、基本的に正しい補正をすることができなかった。また、前述した第2の従来方法では、同時に隣接光の影響も補正できるが、露光、現像及び測定という工程を必要とするため、補正に時間と手間がかかり過ぎるという不具合があった。さらに、前述した第3の従来方法では、隣接光の影響を補正しょうとするものではあるが、方式的に誤りがあり、正しい補正ができていない。
そこで、本発明は、隣接光を含んだ複合光から1つの発光部に対応する光量を検出する方法により、各発光部の補正値を決定することができる露光装置及びそのような露光装置を製造する製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、複数の発光部を有する露光ヘッドの各発光部の光量を、発光部及び受光センサの環境条件を変化させることなく、同じ条件で測定して、各発光部の補正値を決定することができる露光装置及びそのような露光装置を製造する製造方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、複数の発光部を有する露光ヘッドの各発光部の光量を、隣接する発光部からの光によって露光ムラを生じさせないように補正することができる露光装置及びそのような露光装置を製造する製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る製造方法では、複数の発光部を同時に点灯するステップと、ライン状の受光素子を用いた測定によって複数の発光部全体の出力光量分布を検出するステップと、出力光量分布を用いて各発光部に対応したピーク位置をそれぞれ検出するステップと、各ピーク位置に基づいて各発光部の光量を検出するステップと、各発光部の光量に基づいて各発光部における光量のムラを補正するための補正値をそれぞれ決定するステップと、を有することを特徴とする。隣接光を含んだ複合光から1つの発光部に対応する光量を検出するする方法により各発光部の補正値を決定することができるので、正確なシェーディング補正を行うことが可能となった。
さらに、本発明に係る製造方法では、各発光部の光量を決定するステップは、出力光量分布における前記各ピーク位置に対応する値を求めるステップと、値を前記各発光部の光量として決定するステップとを含むことが好ましい。
さらに、本発明に係る製造方法では、各発光部の光量を決定するステップは、基準光量分布を提供するステップと、基準光量分布及びピーク位置近傍の出力光量分布を用いてピーク位置に対応する発光部の単独光量分布を求めるステップと、単独光量分布に基づいて前記発光部の光量を決定するステップとを含むことが好ましい。
さらに、本発明に係る製造方法では、発光部は、配列方向に対して所定角度傾いた形状の開口部を有することが好ましい。
さらに、本発明に係る製造方法では、複数の発光部を同時に点灯するステップは、複数の発光部の奇数番目の発光部全てを同時に点灯するステップと、複数の発光部の偶数番目の発光部全てを同時に点灯するステップとを含むことが好ましい。
さらに、本発明に係る製造方法では、出力光量分布を検出するステップは、複数の発光部の奇数番目の発光部全てを同時に点灯した場合の第1出力光量分布を検出するステップと、複数の発光部の偶数番目の発光部全てを同時に点灯した場合の第2出力光量分布を検出するステップとを含むことが好ましい。
さらに、本発明に係る製造方法では、ピーク位置を検出するステップは、第1出力光量分布を用いて第1ピーク位置をそれぞれ検出するステップと、第2出力光量分布を用いて第2ピーク位置をそれぞれ検出するステップと、第1ピーク位置及び第2ピーク位置を合成するステップとを含むことが好ましい。
さらに、本発明に係る製造方法では、制御手段は、メモリを有し、メモリに記憶されたデータに基づいて前記露光ヘッドを制御するように構成され、決定され補正値を前記メモリに記憶するステップを有することが好ましい。
さらに、本発明に係る製造方法では、受光素子は、発光部の幅より狭い幅を有する受光部を有することが好ましい。
さらに、本発明に係る製造方法では、受光素子は、複数の発光部の整数倍の数の受光部を有することが好ましい。
さらに、本発明に係る製造方法では、各発光部に対して、3以上の受光部が対応するように設定されていることが好ましい。
さらに、本発明に係る製造方法では、複数の受光部によって構成される受光面の長さが、複数の発光部によって構成される発光面の長さより長いことが好ましい。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る露光装置は、供給された駆動信号に応じて光量を変化させる複数の発光部を有する露光ヘッドと、メモリに記憶された補正値に応じて画像データを補正して前記駆動信号を発生する制御手段とを有し、
補正値は、
複数の発光部を同時に点灯するステップと、ライン状の受光素子を用いた測定によって複数の発光部全体の出力光量分布を検出するステップと、出力光量分布を用いて各発光部に対応したピーク位置をそれぞれ検出するステップと、各ピーク位置に基づいて各発光部の光量を検出するステップと、各発光部の光量に基づいて各発光部における光量のムラを補正するための補正値をそれぞれ決定するステップと、に基づいて決定されることが好ましい。
また、上記の目的を達成するために本発明に係る製造方法では、複数の発光部を同時に点灯し、受光素子によって複数の発光部からの光量を測定し、受光素子による測定値のピーク値及びピーク位置を検出し、ピーク値及びピーク位置に基づいて各発光部からの光量のムラを補正するための補正値を決定する、ステップを有することを特徴とする。
本発明に係る第1の実施形態を、以下に図面を用いて説明する。
図1は製造システムの概要を示すものであり、図2はその外観を説明するための図である。
図1及び2に示されるように、製造システムは、測定対象の露光ヘッド100、測定装置200及び制御用のパーソナル・コンピュータ(以下PCと言う)300等より構成される。
露光ヘッド100は、不図示のアタッチメントによって測定装置200に取り付けられており、信号ライン126が測定装置200のインターフェース(以下IFと言う)240に接続されている。また、測定装置200とPC300はバスライン260によって相互にデータ送信可能に接続されている。さらに、露光ヘッド100は、露光制御回路150と接続されて、露光装置500を構成する。
図1に示すように、測定装置200は、駆動条件信号作成手段210、電流供給回路220、露光ヘッド100との接続用IF240、PC300との接続用のIF250、光量測定手段270とを有している。
駆動条件信号作成手段210は、全体制御用のCPU211、液晶シャッタ駆動回路212、露光ヘッド100が有するLEDの制御条件データを記憶するためのLED駆動条件用メモリ213、露光ヘッド100が有する(後述する)液晶シャッタアレイ118の測定のための駆動条件データ(駆動画素毎の駆動諧調データ等)を記憶するための液晶シャッタ駆動条件用メモリ214、液晶シャッタアレイ118の各駆動画素の(後述する)照度F(N)等を記憶するための光量用メモリ215、及び液晶シャッタアレイ118の各駆動画素の光量のバラツキを補正するための補正値用メモリ216を有している。
CPU211は、IF250及びバスライン260を介してPC300と接続されており、測定開始タイミング及び測定終了タイミング、露光ヘッド100の駆動条件等についてPC300より制御データを受信する。また、CPU211は、受信した制御データに応じて露光ヘッド100及び測定装置200等を制御して、光量の測定(露光装置の製造/設定)の制御を行う。
液晶シャッタ駆動回路212は、IF240及びライン126を介して、露光ヘッド100が有する液晶シャッタアレイ118の複数の駆動画素を駆動制御する。
また、電流供給回路220は、IF240及びライン126を介して、露光ヘッド100が有する(後述する)LED120(青色用LED、緑色用LED及び赤色用LED)に電流を供給し、且つ供給する電流値を変化させることによって各LEDの発光強度を制御することができる。
また、光量測定手段270は、CCDラインセンサ230、CCDラインセンサ230が有する複数の受光素子を制御するためのCCD制御回路276、CCDラインセンサ230が有する複数の受光素子の各々の受光量を検出するための受光量検出回路274、及び受光量検出回路274の検出出力を積分して所定時間あたりの受光量データを得るための積分回路272等を有している。
また、電流供給回路220及び液晶シャッタ駆動回路212は、IF240を介してLED駆動信号及び液晶シャッタ駆動信号を送信し、LED120及び液晶シャッタアレイ118を駆動する。
さらに、測定装置200には、CPU211の制御用プログラムを記憶するためのROM及び各種データを一時記憶するためのRAM、各構成要素間のデータの送受信を行うための各種信号線やバスライン等が含まれる。
測定装置200及びPC300は、後述する測定手順に従って、LED120のLED駆動条件データ及び液晶シャッタアレイ118のシェーディング補正値データを求めて、一旦LED駆動条件用メモリ213及び補正値用メモリ216に記憶する。PC300は、LED駆動条件データ及び液晶シャッタアレイ118のシェーディング補正値データを、露光装置500の露光制御回路150の(後述する)LED駆動条件用メモリ160及び(後述する)補正値用メモリ153に送信して(302)、記憶させ、適正なLED駆動及びシェーディング補正を行うことができる露光装置500を製造する。
なお、測定装置200で測定された、LED駆動条件データ及びシェーディング補正値データは、前述した様に測定毎に露光制御回路150に記憶されるようにしても良い。即ち、測定装置200のLED駆動条件用メモリ213及び補正値用メモリ216は省略することができる。
また、(1)測定装置200も利用して、複数の露光ヘッドを連続して測定、(2)複数の露光ヘッド100のLED駆動条件データ(電流値データ)及びシェーディング補正値を一旦PC300に記憶、(3)データをPC300から他のPCへ転送又は(FDやCD等の媒体を介して)移動、(4)露光ヘッドを露光制御回路と接続、(5)当該他のPCを用いて、各露光制御回路に連続してデータを記録、という手順を採用しても良い。その際には、後述するシリアルNoシート132に印字されるシリアル番号を用いて各露光ヘッドを特定することが好ましい。
図3にCCDラインセンサ230の概略を示す。CCDラインセンサ230は、複数の縦長の受光素子232を2048個有しており、各受光素子232の長さaは2500μm、幅cは25μmで、ピッチd(25μm)で配置されている。したがって、実際には各受光素子は、ほぼすき間なく配置されているが、図3では、説明の便宜上各受光素子間にすき間をあけて示している。
図3には、後述する液晶シャッタアレイ118の各駆動画素234が示されており、各駆動画素234の長さbは150μm(又は200μm)、幅eは76μmで、ピッチf(100μm)で配置されている。したがって、1つの駆動画素234に対して、4個づつの受光素子232が対応するように配置されていることとなる。本実施形態では、液晶シャッタアレイ118は、480個の駆動画素を有しており、各駆動画素234は図3に示されるように直列に配列されている。ただし、各駆動画素を駆動させるための電極の配線レイアウト等に応じて、駆動画素を千鳥配列とすることも可能である。
また、図3に示すように、全ての受光素子が有する受光面の長さは、全ての駆動画素が有する発光面の長さよりも長く設定されている。
なお、本実施形態では、1つの駆動画素234に対して4個の受光素子232が対応するように構成されているが、これに限られるものではない。例えば、受光素子の個数は、駆動画素の整数倍であることが好ましく、1つの駆動画素に対して3個、5個、7個等の受光素子が対応していても良い。特に、即ち1つの駆動画素に対して3個以上の受光素子が対応していることが好ましい。
図4及び5を用いて、本発明に係るシステムに測定対象物として使用される露光ヘッド100の構成について説明する。図4は、露光ヘッド100の分解斜視図、図5は、露光ヘッド100の断面図である。図に示されるように、露光ヘッド100は、上部ハウジング104及び下部ハウジング130から構成されており、その間に上部反射板106、導光素子108、ミラー112、下部反射板114、液晶シャッタアレイ118及びLED120が配置されている。また、上部ハウジング104及び下部ハウジング130は、クリップ140によって上下に分離しないように相互に固定されている。
また、上部ハウジング104の上部には、遮光シート102が取り付けられており、外部からの光を遮蔽している。さらに、下部ハウジングの図中下部表面には、露光ヘッド100を識別するためのシリアルNoシート132及び駆動キー136が取り付けられており、下部ハウジング130の溝にはセルフォック(登録商標)レンズアレイ(登録商標)138が固定されている。
上部反射板106は、導光素子108の周りをかこみ、LED120からの光を反射させて導光素子108の突起部110から選択的に光が射出できるように構成されている。また、反射ミラー112はLED120からの光を導光素子108内に反射させ、下部反射板114のスリット部116は導光素子108の突起部110のニゲの役目を有している。また、液晶シャッタアレイ118は、調整用ネジ124及び126によって光路が位置調整されながら、下部ハウジング130に位置決めされて固定されている。また、LED120は、露光ヘッド100の光源であって、R光用LED、G光用LED及びB光用LEDを有している。また、液晶シャッタアレイ118には、液晶シャッタアレイ118の各駆動画素への駆動時間制御用及びLED120への電流印加用の信号線122が接続されており、信号線122の末端は上部及び下部ハウジング104及び130の間から露光ヘッド100の外部に伸びている。また、図中128は、露光ヘッド100の移動用の軸受けである。また、駆動キー136は、露光ヘッド100を不図示のボールネジと軸受け128によって駆動する際に、不図示のセンサ等と共に露光ヘッド100の駆動タイミング等を決めるための部材である。また、セルフォック(登録商標)レンズアレイ138は、多数の円柱状レンズが長手方向に重なり合うように配置されており、正立等倍結像する光学素子である。
なお、図5に示すように、導光素子108の図中上部には、LED120からの各色光を、図中において導光素子108の真下に配置される液晶シャッタアレイ118方向に集中させるために、散乱膜107が導光素子108の長手方向に沿って形成されている。散乱膜107は、白い散乱性のある物質を直線状に塗布して形成されている。露光ヘッド100が測定装置200に取り付けられた場合には、散乱膜107からの各色光は、液晶シャッタアレイ118及びセルフォック(登録商標)レンズアレイ138を通過してCCDセンサアレイ230に集光される。
図6に露光装置500の断面図を示し、図7にその上蓋15を開放した斜視図を示す。露光装置500は、外ケース1内に、露光ヘッド100と露光制御回路150を収納している。露光ヘッド100と露光制御回路150は、信号線122で接続されている。露光制御回路150は、外ケース1の内側に固定されている。露光ヘッド100は、その下部ハウジング130に設けられた開口部に2本の丸棒状の軸受け128を貫通させることによって、軸受け128に沿って移動可能に支持されている。
また、外ケース1の図中の下部には、記録媒体(印画紙)8を収納するためのカセット4が、着脱可能(矢印Aの方向)に設けられている。
露光ヘッド100は、軸受け128に沿って移動しながら、カセット4内に収納されている記録媒体8上に画像形成を行う(例えば、潜像を形成する)。
なお、図6及び7に示した露光装置500は一例であって、これに限定されるものではない。例えば、露光ヘッド100を固定して、記録媒体8を移動させるように構成しても良い。また、露光装置500と、カセット4とを別体に構成しても良い。さらに、露光装置500に、記録媒体に形成された潜像を現像するための処理装置を組み込むように構成しても良い。さらに、露光装置500は、露光ヘッド100と露光制御回路150のみから構成されても良い。
図8に、図4及び5に示す液晶シャッタアレイ118の断面図を示す。図8において、上部基板401の下面全体に透明なITO薄膜などによる透明共通電極411を設けて、ポリイミドなどの配向膜413で被覆している。また下部の基板402の上部には、微細な透明画素電極416を有し、配向膜415で被覆している。また、両基板の外周がエポキシ樹脂等から構成されるシール材403によって結合され、両基板の配向膜413及び415の間に液晶414が充填されている。なお。液晶414の厚さは5μmに設定されている。また、透明共通電極411には、クロム材料等から構成される遮光層412が被覆されており、透明画素電極416に対応する遮光層412の箇所にはスリットが設けられて、その部分だけ光を通すように構成されている。また、両基板の外側には、偏光板410及び417が設けられている。さらに、液晶414は、例えばツイスト角240°のSTNモードで動作され、2枚の偏光板410及び417は、これに応じた角度で偏光軸を交差させるようにすることができる。
さらに、透明共通電極412及び透明画素電極416によって、液晶シャッタアレイを構成する個々の駆動画素234が直列に配列されるように構成されている。ここで、液晶シャッタアレイを構成する個々の駆動画素234の大きさは、図3で説明したように、長さ(b)150μm(又は200μm)、幅(e)76μm、ピッチ(f)100μmである。
図9は、液晶シャッタアレイの駆動画素を示す図である。図9Aは、図3で説明した液晶シャッタアレイを示し、長方形の駆動画素234を有している。各駆動画素234の長さbは150μm(又は200μm)、幅eは76μmで、ピッチfは100μmである。図9Bは、他の液晶シャッタアレイ118´を示している。図9Bでは、駆動画素の配列方向に対して所定角度傾いた形状の開口部234´(以下「斜め駆動画素」と言う)を有している。図9Bでは、駆動画素234´の長さbは150μm(又は200μm)、幅eは76μmで、ピッチfは100μm、傾きθは約60°である。
本実施形態では、いずれの液晶シャッタアレイをも利用することが可能である。しかしながら、斜め駆動画素を利用すると、各駆動画素間の隙間による感光材料上の未露光部分をなくすことが可能となる。したがって、斜め駆動画素234´を有する液晶シャッタアレイ118´を用いると、感光材料上に発生する未露光部分による縦縞を防止することが可能となる。しかしながら、後述するように、斜め駆動画素を用いると光量測定時にピーク位置を明確に求めることができないという不具合が生じる場合がある。
なお、傾きθは、各駆動画素間の隙間を覆うことができるように45°〜80°の範囲が好ましい。
図10は、露光ヘッド100が有するLED120からCCDラインセンサ230までの光路を説明するための図である。図10に示すように、LED120から発せられた光は、導光素子108に導光素子108の長手方向に向かって入射され、散乱膜107によって下方に反射され、導光素子108の下部突起部110から液晶シャッタアレイ118へ向けて射出される。さらに、液晶シャッタアレイ118の各駆動画素234により透過制御された光は、セルフォック(登録商標)アレイ138によりCCDラインセンサ230上に結像される。なお、露光ヘッド100には、3色のLEDが配置されており、各色LEDから発せられた各色光が、図10に示した光路にしたがって、CCDラインセンサ230上に結像される。
露光ヘッド100において、LED120から発せられ、液晶シャッタアレイ118の各駆動画素234から出力された各色光は、均等な光量を有するように設計されているが、駆動画素毎の光量にバラツキを生じる場合がある。その原因の一例を以下に示す。
まず、導光素子108の下部突起部110から液晶シャッタアレイ118に向けて均等に光を射出するために、散乱膜107は導光素子108の長手方向に沿って、均一な幅を有するように構成されている。しかしながら、散乱膜107の幅を長手方向に沿って完全に均一形成することは困難である。したがって、散乱膜107の幅の微妙な誤差が、液晶シャッタアレイ118の各駆動画素への入射光を均一にすることを妨げ、駆動画素毎の光量にランダムなバラツキを生じさせる。
次に、液晶シャッタアレイ118の各駆動画素234は、各画素を形成する透明電極間への電圧の印加に応じて光透過率が変化し、それによって光透過制御を行えるように構成されている。しかしながら、特に駆動画素を開制御した場合の光透過率を全ての駆動画素について均一とすることは困難である。したがって、全ての駆動画素に均一な光が入射したとしても、駆動画素毎の光量にランダムなバラツキが生じる。
さらに、液晶シャッタアレイ118の各駆動画素234から出射した光は、セルフォック(登録商標)レンズアレイ138によって結像されるが、セルフォック(登録商標)レンズアレイ138は多数の円柱状レンズが長手方向に重なり合うように構成されている。したがって、均一の光をセルフォック(登録商標)レンズアレイ138に入射しても、円柱状レンズの配列周期に対応して出射光に変動を生じる。
上述した原因等によって生じた駆動画素毎の光量のバラツキによって、露光ヘッド100によって感光材料上へ露光が行われても、良好な画像形成を行うことができなかった。そこで、露光ヘッド100の各駆動画素234の光量をそれぞれ測定し、各駆動画素234へ同一の階調レベルデータが与えられた場合に、結果として均一な光量を得られるようなシェーディング補正を行うことが必要となる。
図11に、露光制御回路150の一例を示す。露光制御回路150は、階調画像データDgをパーソナル・コンピュータ等から入力するための入力IF151、階調画像データDgに対してシェーディング補正を行うためのシェーディング補正回路152、シェーディング補正回路152でシェーディング補正を行うためのシェーディング補正データを記憶する補正値用メモリ153、補正された階調画像データDg´及び露光タイミングデータScを用いて液晶シャッタアレイ118を駆動するための制御信号(LCS制御信号)を生成するLCS制御回路154、LCS制御信号を生成するためのルックアップテーブル(LUT)155、LCS制御信号に応じて実際に液晶シャッタアレイの各画素を駆動する駆動信号(LCS駆動信号)を生成するためのLCS駆動回路156を有している。
また、露光制御回路150は、階調画像データDgから露光タイミングデータScを生成する露光補正回路158、露光タイミングデータSc及びLED駆動条件データに応じてLED120を駆動するためのLED駆動信号を生成するLED点灯制御回路159、LED駆動条件データを記憶するLED駆動条件用メモリ160を有している。
LCS駆動信号及びLED駆動信号は、信号線122を介して露光ヘッドに送信され、液晶シャッタアレイ188及びLED120はLCS駆動信号及びLED駆動信号に応じてそれぞれ駆動される。
なお、後述するようにして求められたシェーディング補正用の補正値及びLED駆動条件データ(電流値データ)は、それぞれ補正値用メモリ153及びLED駆動条件用メモリ160に予め記憶されているものとする。
次に、LEDへの印加電流値の調整動作及び各駆動画素の照度を決定する方法について説明する。
図12に、露光ヘッド100のLED120への印加電流値を補正するためのフローを示す。補正開始に際し、測定用の露光ヘッド100の本体が測定装置200の所定の場所にセットされ、信号線122がIF240に差込まれる。その後、オペレータによって、PC300から測定開始指示がバスライン260を介して測定装置200のCPU211に送信されて、測定が開始される。以下図12のフローは、PC300に記憶されているシステム制御ソフトウエアに従い、PC300と測定装置200のCPU211が相互に連携しながら実行される。
最初に、予め定められている基準LED電流値が、電流供給回路220から露光ヘッド100のLED120の一つのLED素子に印加されて点灯する(ステップ1201)。本実施形態の露光ヘッド100は、3色のLED素子(青色、緑色及び赤色)を有しているが、測定は各色LED素子毎に行われる。また、本実施形態では、液晶シャッタ駆動回路212から、測定に際し、液晶シャッタアレイ118の全ての駆動画素に対して、最大駆動時間(最大の階調レベルに相当)での開制御信号が出力される。なお、測定する場合に各駆動画素に与えられる制御信号は、常に最大駆動時間に相当するものである必要はなく、中間駆動階調レベルとしても良い。
次に、CCDラインセンサ230の全ての受光素子232からの受光量が受光量検出回路274によって検出され、積分回路272によって積分されて、不図示のA/D変変換回路によってデジタル信号に変換され光量データE(X)としてCPU211に検出される(ステップ1202)。本実施形態では、前述したように2048個の受光素子232を有しているため、2048個の光量データE(X)(Xは、0〜2047)が取得される。取得された光量データE(X)の分布を図13に示す。図13に示すように、光量データはA/D変換装置の出力値(0〜4095)として示されている。
次に、全ての受光素子からの光量データE(X)の内の最大値を有する光量データEmaxを求め(ステップ1203)、Emaxが予め定めされている範囲内か否かが判断される(ステップ1204)。これは、Emaxが大きく、A/D変換回路のA/D変換限界を超えている場合、変換後のデータが飽和している可能性が高く、良好な測定結果を得ることができないからである。また、Emaxが小さい場合、全体的にデータが圧縮されていて、後述する谷部等の検出性が悪くなり、良好な測定結果を得ることができないからである。本実施形態では、EmaxがA/D変換限界の90%以下且つ80%以上の範囲内になるように設定されている。
仮に、Emaxが予め定めされている範囲内に無い場合には、ステップ1205に移行し、ステップ1201で印加した基準LED電流値を所定比例分変化させて再度ステップ1202〜1204を繰り返す。本実施形態では、所定比例分は10%である。Emaxが予め定められている範囲より高い場合には10%ダウン、Emaxが予め定められている範囲より低い場合には10%アップするように、LED電流値を変更している。
なお、品質の一定したLEDを入手できる場合等には、上述した1201〜1205のステップを省略することもできる。
Emaxが予め定められた範囲内にある場合には、ステップ1206へ移行し、検出光量データE(X)のから各谷部の位置V(N)を検出する。谷部の位置の一例を図13に1201として示す。なお、Nは、各谷部を示すシリアル番号であって、0及び1以上の整数である。谷部V(N)は、例えば、図3にY1〜Y3として示すように、駆動画素234と駆動画素234との間で、駆動画素の真下に位置しない受光素子232に対応する箇所等を示している。したがって、谷部V(N)を検出することによって、駆動画素の位置を判別することが可能となる。
次に、隣接する谷部V(N)と谷部V(N+1)との間のピーク値P(N)を、検出光量データE(X)から検出する(ステップ1207)。ピーク値の一例を図13に1202として示す。また、同時にピーク値P(N)を得たピーク位置Xp、即ちピーク値P(N)を得た受光素子の番号を得る。
次に、谷部V(N)と隣接するピーク値P(N)との変化量である隣接変化量R(N)を検出する(ステップ1208)。なお、隣接変化量Rは、谷部V(N)と隣接するピーク値P(N)との間の変化量、次にピーク値P(N)と隣接する谷部V(N+1)との間の変化量というように求めていく。図13に示す光量データE(X)を検出した場合の隣接変化量R(N)の一例を図14に示す。なお、Nは、各隣接変化量を示すシリアル番号であって、0及び1以上の整数である。ここでは、谷部V(N)から隣接するピーク値P(N)へ上る方向を(+)、ピーク値P(N)から隣接する谷部V(N+1)へ下る方向を(−)としている。
次に、最大増加量Rmaxと最大減少量Rminを求める(ステップ1209)。RminとRmaxの一例を図14に示す。
次に、RminとRmaxの位置を基準にして、その間を画素領域と認識する(ステップ1210)。認識された画素領域(N=0〜479)の一例を図15に示す。
次に、求められた画素領域の両端部の5画素づつを削除して、残りを有効画素領域とする(ステップ1211)。有効画素領域(N=5〜474)の一例を図15に示す。液晶シャッタアレイ118の両端部は、液晶シャッタの構造上、透明電極の配置上の問題等から、中央部に配置された駆動画素と異なる駆動特性を有する場合がある。したがって、両端部の5画素づつを画像記録に使用しないこととして、光量の測定や記憶をしないように削除したものである。したがって、有効画素領域は、N=5〜474となる。
次に、有効画素領域に含まれるピーク値P(N)を、液晶シャッタアレイ118のN番目の駆動画素(本実施形態の場合には480画素)の照度F(N)、即ち駆動画素からの光量とする(ステップ1212)。
図3に記載されるように、液晶シャッタアレイ118の駆動画素234に対応していない両端の受光素子は、極端に受光量が減るため、最初に受光量が大きく立ち上がる部分(Rmax)に最初の駆動画素(N=0)が存在し、最後に受光量が大きく下がる部分(Rmin)に最後の画素画素(N=479)が存在するとして画素位置を決定するものである。上記の手順によって得られた照度F(N)の分布を図15に示す。図15では、各駆動画素に対応する光量を線で結ぶようにして、光量分布を示している。
次に、有効画素領域内(N=5〜474)における照度F(N)の内の最小光量Fminを検出し(ステップ1213)、Fminが予め決められた光量の範囲内か否かを判断する(ステップ1214)。なお、Fminは、露光ヘッド100と共に使用する感光材料の種類に応じて決定され、特に値を決定するに際しては、露光された画質の明るさをどこに設定するかが考慮される。
仮に、Fminが予め決められた光量の範囲内でない場合には、ステップ1215で、現時点でLEDに印加されている電流値を所定比率分(5%)変化させた電流値に変更し、新たに変更された電流値を電流供給回路220によりLEDに印加して、ステップ1202と同様に各受光素子の光量データを再度取得する(ステップ1216)。ここでは、Fminが予め決められた範囲より小さい場合には、LED電流値を大きくするように変化させ、Fminが予め決められた範囲より大きい場合には、LED電流値を小さくするように変化させる。以下ステップ1206〜ステップ1216を繰り返すことによって、Fminが予め決められた光量の範囲内になるように、LEDに印加される電流値を変更する。なお、ステップ1202〜1205のループに従って、Emaxが所定の範囲内に入るように済に制御されていることから、通常であればFminが所定の範囲内に入っていなかったとしても、その調整は微細なもののはずである。しかしながら、Fminに対応する駆動画素にゴミが付着している場合や、LED120が故障している場合には、Fminを所定の範囲内に入れるための調整(ステップ1215)は大きな規模となってしまう。その様な場合には、上述したFminの調整ステップによらず、露光ヘッド100を不良品として取り扱うことが好ましい。
ステップ1214において、Fminが予め決められた光量の範囲内にある場合には、ステップ1217に進む。ステップ1217では、現時点のLED電流値をLED制御条件用メモリ213に記憶し、あわせて現時点の液晶シャッタアレイ118の各駆動画素への駆動時間に関する制御データ(各駆動画素の開口条件を定めるデータ)が液晶シャッタ駆動条件用メモリ214に記憶される。
次に、現時点の照度F(N)を、後述するシェーディング補正のために光量用メモリ215に記憶させて(ステップ1218)、各駆動画素の光量の測定を終了する。
光量用メモリ215に記憶された液晶シャッタアレイ118の各駆動画素234の照度(F(N)等)は、PC300から出力(表示又は印刷)して、各種用途に利用することもができる。なお、本実施形態では、測定装置200に測定対象の露光ヘッド100をセットして光量の測定を行ったが、露光ヘッドを有する画像形成装置に、測定装置を組み込むことも可能である。
このように、液晶シャッタアレイの駆動画素の幅より狭い受光素子を、一つの駆動画素に対して複数対応させたので、複数の駆動画素からの相互作用を加味した光量を測定することができ、実際に感光体上へ作成した画像を用いなくても、正確な光量を測定することが可能となった。
また、実際に感光材料上に作成した画像の濃度から間接的に光量を測定しているわけではなく、液晶シャッタアレイに対向した受光素子からの各データを用いて光量を測定しているので、正確に各駆動画素の位置を検出することができ、より正確な光量を測定することができるようになった。
さらに、実際に感光材料上へ作成した画像を用いなくても、正確な光量を測定することが可能となったので、感光材料を現像するための時間が不要となり、迅速に光量を測定することができるようになった。
以下、シェーディング補正用の補正値を求める方法について説明する。
図16に、図12のステップ1218で光量用メモリ215に記憶された照度F(N)を用いて、シェーディング補正用の補正値を求めるためのフローを示す。
この場合、図12のステップ1212で、P(N)=F(N)と設定されている。これは、検出光量データE(X)の谷部V(N)間のピーク値P(N)を、各駆動画素の代表値としてシェーディング補正用の照度として利用していることに相当する。
図16のフローは、PC300に記憶されているシステム制御ソフトウエアに従い、PC300と測定装置200のCPU211が相互に連携しながら、図12に示したフローに引き続き実行されても良いし、別途PC300のみで実行してもよい。
最初に、液晶シャッタアレイ118の全ての駆動画素に共通な、駆動諧調(H)と規格化された照射露光量Tとの関係式T(H)を用意する(ステップ1601)。関係式T(H)の詳細については後述する。
次に、光量用メモリ215から、図12のフローにしたがって測定され、記憶された全ての駆動画素の照度F(N)を読出す(ステップ1602)。
次に、各駆動画素の照度F(N)の中から、最小光量Fminを検出する(ステップ1603)。
次に、N=0と設定し、即ち第0番目の駆動画素234を選択する(ステップ1604)。
次に、ステップ1603で検出したFminを基準にして第N番目の駆動画素に関する補正参照値U(N)を求める(ステップ1605)。ここで、U(N)は、以下の式から求めることができる。
U(N)=Fmin/F(N)
図15に示す照度F(N)が光量用メモリ215から読出された場合の、補正参照値U(N)の一例を図17に示す。なお、最小光量Fminに対応する画素における補正参照値は1.00である。
次に、H=0に設定し、即ち、駆動階調レベル=0に関する補正値を設定する(ステップ1606)。
次に、N番目の駆動画素に関し、駆動階調レベルHが入力された場合に必要な照射露光量S(H)を、補正参照値U(N)及び関係式T(H)から以下の式を用いて求める(ステップ1607)。
S(H)=T(H)/U(N)
次に、N番目の駆動画素に関し、S(H)=T(H´)を満足する実数値H´を求める(ステップ1608)。H´は、N番目の駆動画素に駆動階調レベルHが与えられた場合に、最小光量Fminに対応する駆動画素に駆動階調レベルHが与えられた場合と同じ照射露光量を得るために必要な駆動階調レベルを表している。即ち、N番目の駆動画素に駆動階調レベルHが与えられた場合に、HをH´に変更するようにして、シェーディング補正を行っている。
次に、H´の小数点以下を四捨五入して、整数値を有する補正値H´´を求める(ステップ1609)。これは、本実施形態における露光ヘッド100を含むシステムが、0及び1〜255の整数値を有する駆動階調レベルデータのみしか扱えないからである。したがって、状況に応じて、このステップを省略することも可能である。
次に、ステップ1609で求めた補正値H´´を、補正値用メモリ216に記憶する(ステップ1610)。
その後、N番目の駆動画素に関し、全ての駆動階調レベル(0〜255)について同様のステップの処理を繰り返し(ステップ1607〜ステップ1611及びステップ1613)、さらに全ての駆動画素(N=0〜479)について同様のステップの処理を繰り返して(ステップ1605〜ステップ1614)、フローを終了する。
ここで、T(H)は、液晶シャッタアレイ118の全ての駆動画素に共通する関係式であって、駆動階調レベル(H)と規格化された照射露光量Tの関係を表すものである。また、関係式T(H)は、図18に示す液晶シャッタアレイ118の駆動特性と、図19に示す使用する感光材料の感度特性との関係から、予め露光ヘッド100に使用する液晶シャッタアレイ118と利用する感光材料に応じて求められた関係式である。
なお、図18に示す液晶シャッタアレイ118の駆動特性は、液晶シャッタアレイ118の各駆動画素の規格化された照射露光量Tと駆動時間t(光を透過させるために駆動画素を開放する時間)との関係を示すものである。また、図18に示す駆動特性を示すグラフが線形でないのは、液晶シャッタアレイ118の駆動画素の規格化照射露光量Tが、駆動画素の制御信号に対して、図20に示すような特性を有するからである。即ち、t0で駆動画素を開放、t1で駆動画素を閉じるような駆動信号が駆動画素に与えられた場合、液晶シャッタアレイの駆動画素からの照射露光量は、すぐには最大とならず、徐々に最大照射露光量に近づく。なお、図20において、グラフE1は、液晶シャッタアレイ118の中央部(N=20〜460)の駆動画素の挙動を示し、グラフE0は、液晶シャッタアレイ118の端部(N=0〜19及び461〜479)の駆動画素の挙動を示している。このように、液晶シャッタアレイ118の端部と中央部で駆動画素の挙動が異なるのは、端部の駆動画素がシール材403から近い場所に位置しているからであり、樹脂で構成されるシール材403に起因する不純物や未硬化樹脂などがシール材403近傍の配向膜又は液晶に影響を及ぼすからであると考えられる。
通常、E1とE0の差は、微小であるので、E1のみに基づいて、図18に示すような駆動特性を表すグラフを求め、それに応じてT(H)を求めても良い。しかしながら、さらに詳細なシェーディング補正を希望する場合には、E1に応じてT1(H)、E0に応じてT0(H)を予め求めておき、駆動画素の番号又は位置に応じて、関係式を使い分けることがより好ましい。
また、図19に示す感光材料の感度特性は、感光材料の濃度Dと露光量Eとの関係を示すものであり、濃度Dは階調レベルに、露光量Eは照射露光量にそれぞれ対応する。
本実施形態では、図18及び図19に示すグラフより、唯一の階調レベルデータHと規格化された規格化照射露光量Tとの関係式T(H)を求め、後段の計算を容易にするために、最小二乗近似の手法によって、以下の10次多項式によって表すこととした。
Figure 0004342444
ここで、式中の各係数A0〜A10は、各色LED毎に以下の表1に示される値を有している。
Figure 0004342444
本実施形態では、上述したように、10次多項式によってT(H)を求めたが、関係式は10次多項式に限られるものではない。しかしながら、図18及び図19に示すように、各特性は非線形であるので、少なくとも3次式以上の関係式によって、近似することが好ましい。
図21に、上述したT(H)及びS(H)等の一例を示す。図21に示すように、Fminに対応した駆動画素では、U(N)=1.00であるので、S(H)=T(H)となり、最大階調レベル255に対応する規格化された駆動時間は1.00であり、最大照射露光量となる。また、Fminより光量が高い駆動画素では、同じ階調レベルH1が与えられた場合には、必要となる露光量はS(H1)となり、同じ露光量を得るための駆動階調はH1´となる。即ち、該当する駆動画素に対して駆動階調H1が与えられると、H1´となるようにシェーディング補正されることとなる。
このようにして求められた補正値の一例を図22に示す。図22では、各駆動画素Nについて、与えられた全ての駆動階調レベルに対応した補正駆動階調が示されている。なお、図22では、第123画素が、Fminに対応する駆動画素として示してある。また、図22の例は、赤色LED素子に関する補正値であって、実際には、青色LED素子及び緑色LED素子についても同様な手順にしたがって補正値を求め、補正値用メモリに記憶する。
図16のフローにしたがって求められた補正値(図22参照)は、前述したように、露光ヘッド100に接続される露光制御回路150内の所定のメモリ、例えば補正値用メモリ153及びLED駆動条件メモリ160等に記憶される。なお、上記補正値は、図12のフローにより求められた各色LED印加電流値と共に、FD、CD等の記録媒体に書き込まれ、測定された露光ヘッド100と共に、出荷されるようにしても良い。
次に、最小光量Fminを基準にして補正値を求める理由について図23を用いて簡単に説明する。Fminを基準とするのは、全ての駆動階調の範囲を有効に利用するためである。例えば、Fminを基準とすれば、最も照射露光量の低い駆動画素は、Fminに対応した駆動画素であって、その駆動画素に最大階調レベル255が与えられれば、補正値も255となる。しかしながら、最大光量Fmaxを基準にして各駆動画素の補正参照値を求めるとすると、最大光量Fmaxに補正参照値U(N)=1.00を対応させることとなり、Fmaxに対応する駆動画素に、Smax(H)=T(H)が対応することとなる。仮に、Fmaxに対応する駆動画素が最大階調レベル255で最大規格化照射露光量光量(1.00)を得るように設定すると(Smax(H)参照)、Fminに対応する駆動画素に最大駆動階調(255)が与えられた場合には、Fmaxより高い光量が得られるように補正しなければならない。そうすると、図23に示すように、必要となる最大規格化照射露光量を得るためには、最大階調レベル255を超えた駆動階調H2になるように補正しなければならない(Smin(H)参照)。しかしながら、最大階調レベル255を超えた駆動階調に補正することはできない。
そこで、Fmaxに対応する駆動画素が最大階調レベル255より低い駆動階調レベルH3で最大規格化照射露光量になるように、予め余裕をもって関係式を設定しておくことが考えられる(Smax´(H)参照)。しかしながら、ランダムに発生する駆動画素間の光量差をあらかじめ正確に予想することはできない。そこで、例えば、図23に示すように、最小光量Fminに対応する駆動画素の修正関係式をSmin´(H)とすると、駆動階調レベルH3が該当画駆動画素に与えられても、H4に補正されるだけとなる。したがって、最大階調レベル255までを使い切ることができなくなる(Smin´(H)参照)。
これに対し、最小光量Fminを基準にして補正値を補正する場合には、最小光量Fminに対応する駆動画素が、最大階調レベルの場合に最大の規格化照射露光量となるように設定することができるので、駆動階調レベルの全範囲を有効に使い切ることができる。
図24に、図16に示すフローにしたがって求めた補正値を用いたシェーディング補正結果の一例を示す。図24は、最小光量Fminを基準とし、その他の駆動画素の光量を誤差(%)で表した分布図である。
ここでは、露光ヘッド100の赤色LEDを、図11のフローによるLED電流値を印加して点灯させ、全ての駆動画素に最大階調レベルデータ(255)を与え、図22に記載した補正値を用いて、駆動補正制御を行い、図11のフローにしたがって再度光量を測定した。このように、480の駆動画素の光量の誤差は最大でも0.04%となり、画像形成に全く影響を与えないレベルまで補正することができた。
ここで、上記の図12に示したフローチャートの内容と後述する実施形態との関係を整理する。ステップ1206及び1207は、画素と受光素子の対応関係を特定するために、光量データE(X)に基づいて、画素に対応して発生しているピーク値(極大値)と谷部(極小値)とその発生位置(受光素子の番号)を検出するためのピーク検出工程(A)である。このピーク検出工程(A)は、第1の実施形態の中で説明した方式と、後述の第3の実施形態で説明する方式との2つの方式があり、例えば駆動画素形状が後述するような斜め形状の場合は、第3の実施形態で説明する方式を採用するとピーク値の検出を容易に行なえる。
また、ステップ1208〜1211は、ピーク検出工程で検出したピーク値と谷部に基づいて、ライン状に配設した駆動画素のうち、補正値を決定するのに有効な画素領域を決定するための有効画素領域決定工程(B)である。
また、ステップ1212は、有効画素領域にある各駆動画素の照度を求める照度決定工程(C)である。この照度決定工程(C)は、第1の実施形態で説明したように、ピーク値P(N)を駆動画素の照度(F(N))とする方式と、第2の実施形態で説明する方式との2つの方式があり、特に第2の実施形態で説明する方式を採用すると、各駆動画素ごとの照度(F´(N))をより正確に求めることができる。
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態では、図12のフローによって求められた照度F(N)とは異なった方法によって求められた各駆動画素の照度F´(N)を用いてシェーディング補正用の補正値を求める。なお、以下に示す方法によってF´(N)を求めた後のフローは、図16に示すフローにおいてF(N)をF´(N)と置き換えるだけで、その他は同様である。
この場合、後述するように、検出光量データE(X)の谷部V(N)間のピーク値P(N)を与えるピーク位置Xpを、各駆動画素の代表位置とし、ウエイト関数W(X)を用いてF´(N)を求め、シェーディング補正用の照度として利用していることに相当する。
前述したように、図16のフローでは、各駆動画素の照度F(N)=P(N)と設定した。これは、一つの駆動画素に複数の受光素子が対応していることから、ピーク値を有する受光素子の測定値を駆動画素の光量とみなしていることに相当する。しかしながら、実際には、複数の駆動画素からの光が重なり合って、複数の受光素子を照射しており、ピーク値と駆動画素の光量とは必ずしも一致しない場合がある。そこで、本実施形態では、ウエイト関数W(X)を用いて、受光素子からの検出光量データE(X)(Xは、0〜2047)から一つの駆動画素から照射された照度F´(N)を求めるものである。即ち、検出光量データE(X)は、複数の駆動画素から照射される光が交じり合って構成されているが、ウエイト関数W(X)を用いて、1つの駆動画素から照射される照度を推定するものである。1つの駆動画素から照射される照度F´(N)が推定されれば、各駆動画素を適切に制御することによって、最適なシェーディング補正が行える。
次に、図28を用いてウエイト関数W(X)の求め方について説明する。図28において、(N−1)、(N)及び(N+1)は、液晶シャッタアレイ118の3つの駆動画素を示し、E(X−6)〜E(X+6)はCCDセンサアレイ230の内前記3つの駆動画素に対応する13の受光素子の各(合成)光量データを示し、(X−6)〜(X+6)は各受光素子の位置を示している。また図28では、各駆動画素(N−1)〜(N+1)は理想的なもので、その光量分布にバラツキがないものとしている。さらに光量データE(X−6)〜E(X+6)は白抜きの棒グラフで表している。この場合、画素N−1に対応するピーク値P(N)は受光素子X−4に対応し、同様に駆動画素Nには受光素子X±0が対応し、駆動画素N+1には受光素子X+4が対応している。
この時、駆動画素N−1、N、N−1は近接して配置されているので、全ての駆動画素を開状態にした場合の受光素子X±0で受光する光量は、駆動画素Nからの光量と、駆動画素N−1からの光量と、駆動画素N+1からの光量とが合成され、(合成)光量E(X)として検出される。
ここで一つの駆動画素Nに着目し、駆動画素Nのみを開とし他の駆動画素を閉じて、この駆動画素Nからのみ光を通過させ、他の駆動画素からは光を通過させない状態にした時、各受光素子(X)が検出した光量G(N、X−6)〜G(N、X±0)〜G(N、X+6)を求めて、それを斜線の棒グラフで表している。
そして、この光量G(N、X−6)〜G(N、X+6)と各受光素子(X−6〜X+6)に対応するそれぞれの光量E(X−6)〜E(X+6)との比を算出し、この比をウエイト関数W(X)としている。具体的な数値は表2の通りである。
このウエイト関数を用いることにより、受光素子の真上に配置された駆動画素からの光量とその駆動画素に隣接する駆動画素からの光量とが合算されて検出される合成光量から、受光素子の真上に配置された駆動画素単独の光量のみを正確に求めることが可能となった。
Figure 0004342444
図25に、各駆動画素の照度F´(N)(Nは、5〜474)を求めるフローを示す。なお、図25のフローは、図12のフローにおけるステップ1212を置き換えるものであって、他のステップは全く同じである。
図12のステップ1211の後、ピーク値P(N)を得た受光素子の位置Xの近傍の検出光量データE(X)と、ウエイト関数W(X)を用いて、ピーク値P(N)に対応する駆動画素Nの単独照度G(N、X)を求める(ステップ2501)。
次に、単独照度G(N、X)を積分して駆動画素Nの照度F´(N)を求める(ステップ2502)。
その後は、図12に戻ってステップ1212へ進み。最終的に求められた照度F´(N)を光量用メモリ215へ記憶する(ステップ1218)。その後、図16のフローへ進み、照度F´(N)に基づいて、シェーディング用の補正値が求められる。
また、第2の実施形態では、図12に破線1219として示したように、ステップ1216で光量データE(X)を再度取得した後、ステップ1206へ戻らず、ステップ1212へそのまま進むこともできる。それは、ステップ1215でLED電流値を変化させても、ピーク位置Xは変化しないからである。したがって、破線1219のように、ピーク検出工程(A)と有効画素領域決定工程(B)は、前回検出した各ピーク位置をそのまま利用する。
図26に、各受光素子の位置(937〜953)、各受光素子によって検出された(合成)光量データE(X)及び後述する単独照度G(X、N)の関係を示す。
また、(合成)光量データE(937〜953)は白抜きの棒グラフで表している(一部の符号は省略)。この場合、駆動画素225に対応するピーク値P(225)は受光素子939に対応しており、同様に駆動画素226には受光素子943が対応し、駆動画素227には受光素子947が対応し、駆動画素228には受光素子950が対応している。
ここで一つの駆動画素227に着目し、この駆動画素227を通過して受光素子(941〜953)に入射した単独照度G(227、941)〜G(227、953)のみを求めて、それを斜線の棒グラフで表している。
単独照度Gの求め方は、駆動画素227のピーク値P(227)に対応する受光素子(947)の光量E(947)と、この受光素子(947)の左右近傍に隣接する複数の受光素子(947を中心にして左右6個の受光素子)の光量E(941〜946、948〜953)とに、それぞれ対応するウエイト関数W(X−6〜X+6)をかけ、駆動画素227から各受光素子(941〜953)に入射したと推定される単独照度G(227、941)〜G(227、953)のみを抽出している。本実施形態では、駆動画素227のほぼ真上に対応する受光素子(945〜949)からの光量と、駆動画素227の両側にある駆動画素226、228のほぼ真上に対応する受光素子(941〜944、950〜953)からの光量に基づいて計算することにより、駆動画素227からの出射光量をほぼすべて抽出できた。そして、この単独照度G(227、941)〜G(227、953)を積分することにより、図27で示した照度F´(227)を得ている。
上記の手法によって図12のステップ1212「各駆動画素の照度F(N)を求める」を実現している。
なお、本実施形態では、駆動画素227に対応する照度を抽出するため、抽出対象とする受光素子を941から953としたが、この範囲は駆動画素同士の距離などを考慮して適宜決定することができる。
図27に、各駆動画素に対応する照度F´(N)とピーク位置との関係を示す。図中では、第224番目〜第229番目の駆動画素に対応する照度F´(224)〜F´(229)を示している。また、図27は、液晶シャッタアレイ118の各駆動画素234からの光が、セルフォック(登録商標)レンズアレイ138を通してCCDセンサアレイ230に到達する状況を示している。セルフォック(登録商標)レンズアレイを構成する微小レンズの傾き等により、液晶シャッタアレイ118の各駆動画素からの光は直進せず、斜めに進む場合がある。したがって、CCDセンサアレイ230で検出されるピーク光量P(N)を得るピーク位置(図中で「○」として示す)は、必ずしも等間隔にはならない。
この様に、第2の実施形態では、各駆動画素Nのピーク位置、ピーク位置近傍の光量データE(X)及びウエイト関数W(X)から単独照度G(N、X)を求め、単独照度G(N、X)から各駆動画素Nの照度F´(N)を求めた。単独照度G(N、X)を用いて、1つの駆動画素Nからの出射光量をほぼすべて抽出することができるので、照度F´(N)を補正すれば、正確なシェーディング補正を行うことが可能となる。したがって、液晶シャッタアレイ118の各駆動画素の光量分布のピーク位置がバラついても、正確に各駆動画素のシェーディング補正用の補正値を求めることができるようになった。
次に、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、図9Bに示す斜め駆動画素234´を有する液晶シャッタアレイ118´を用い、図12のフローとは異なった方法によって求められたピーク値P´(N)及びそのピーク位置Xp´を用いてシェーディング補正用の補正値を求める。また、以下に示す方法によって値P´(N)及びXp´を求めた後のフローは、図12及び図16に示すフローにおいて、値P(N)及びXpをP´(N)及びXp´と置き換えるだけで、その他は同様である。さらに、以下に示す方法によって、P´(N)及びXp´を求め、図25に示すフローによって、F´(N)を求めて、シェーディング補正用の補正値を求めても良い。
図29に、ピーク値P´(N)及びそのピーク位置Xp´を求めるフローを示す。なお、図29のフローは、図12のフローにおけるステップ1206及び1207を置き換えるものであって、他のステップは全く同じである。
図9Bに示す斜め駆動画素234´を有する液晶シャッタアレイ118´の利用例について説明する。図30Aは、図9Aに示した長方形の駆動画素を有する液晶シャッタアレイ118を用いた場合の理想光量分布Lと連続照度分布Mとの関係を示している。これに対して、図30Bは、斜め駆動画素234´を有する液晶シャッタアレイ118´を用いた場合の理想光量分布L´及び連続照度分布M´を示している。
図30Bに示すように、斜め駆動画素を利用すると、単独照度分布L´の裾野が広がり、連続照度分布M´の変動を低く押さえること(より平坦にする)が可能となる。したがって、斜め駆動画素を利用すると、各駆動画素間の隙間による感光材料上の未露光部分を少なくし、感光材料上に発生する未露光部分による縦縞を防止することが可能となる。
しかしながら、斜め駆動画素232´を有する液晶シャッタアレイ118´を用いると、CCDラインセンサ230からの検出光量データの谷−山間の差が極端に小さい箇所が生じ、谷部V(N)を正確に検出できない可能性がある(図12ステップ1206参照)。図31に、そのような場合の一例を示す。図31において、3201は、斜め駆動画素232´を有する液晶シャッタアレイ118´を用いた場合の検出光量データの一例を示す(図13のE(X)に対応)。図31では、拡大した3202の中心部で、谷−山間の差が小さく、谷部V(N)を正確に検出できない。これは、3203で示した位置に本来あるべき谷部が、前後の光量変化に埋もれてしまったためと考えられる。谷部V(N)が正確に求めることができないと、ピーク値P(N)及びピーク値を得るピーク位置Xpを正確に求めることができない。
そこで、このような場合にも、谷部、ピーク値及びピーク位置を正確に見つけるために、液晶シャッタアレイ118´の奇数又は偶数の駆動画素のみを駆動する方法が、図29に第3の実施形態として示す方法である。図32Aは、液晶シャッタアレイ118´の奇数の駆動画素のみを用いて検出した検出光量データ3302(Eo(X))を示している。同様に、図32Bは、液晶シャッタアレイ118´の偶数の駆動画素のみを用いて検出した検出光量データ3304(Ee(X))を示している。図中3301及び3303は、図31の3202の部分に対応しており、3201は図31における検出光量データを示している。
図32A及びBに示すように、奇数又は偶数の駆動画素のみを利用した場合、左右の1駆動画素による光量が間引かれるため、谷−山間の差が大きくなり、谷部V(N)を正確に見つけることが可能となる。
以下図29のフローについて説明する。なお、このフローは、図12におけるピーク検出工程(A)に相当する。
本実施形態では、図12のステップ1204でEmaxが所定の範囲内である場合、図29のステップ3001に進む。液晶シャッタ駆動回路212から、液晶シャッタアレイ118´に対して、全駆動画素のうち奇数番目の駆動画素のみを、最大駆動時間(最大の諧調レベルに相当)で開口するような開制御信号が出力される(ステップ3001)。なお、図12において説明したように、各駆動画素に与えられる開制御信号は、常に最大駆動時間に相当するものである必要はなく、中間駆動諧調レベルとしても良い。
次に、液晶シャッタアレイ118´の奇数番目の駆動画素のみを開口した場合の、全ての受光素子232からの光量データEo(X)を取得する(図32Aの3302参照)(ステップ3002)。
次に、光量データEo(X)から各谷部の位置Vo(No)を検出する(ステップ3003)。光量データから各谷部を求める方法は、図12のステップ1206と同様である。
次に、隣接する谷部Vo(No)とVo(No+1)との間のピーク値Po(No)及びピーク値Po(No)を得た位置Xpo(対応する受光素子232の番号に対応)を取得する(ステップ3004)。隣接谷部間のピーク値及びピーク位置を求める方法は、図12のステップ1207と同様である。
次に、液晶シャッタ駆動回路212から、液晶シャッタアレイ118´に対して、全駆動画素のうち偶数番目の駆動画素のみを、最大駆動時間(最大の諧調レベルに相当)で開口するような開制御信号が出力される(ステップ3006)。
次に、液晶シャッタアレイ118´の偶数番目の駆動画素のみを開口した場合の、全ての受光素子232からの光量データEe(X)を取得する(図33Bの3304参照)(ステップ3006)。
次に、光量データEe(X)から各谷部の位置Ve(Ne)を検出する(ステップ3007)。光量データから各谷部を求める方法は、図12のステップ1206と同様である。
次に、隣接する谷部Ve(Ne)とVe(Ne+1)との間のピーク値Pe(Ne)及びピーク値Pe(Ne)を得た位置Xpe(対応する受光素子232の番号に対応)を取得する(ステップ3008)。隣接谷部間のピーク値及びピーク位置を求める方法は、図12のステップ1207と同様である。
次に、奇数番目のピーク値Po(No)及び偶数番目のピーク値Pe(Ne)を互い違いに合成して、全駆動画素に対応するピーク値P´(N)(Nは、5〜474)を取得する。同様に、奇数番目のピーク値Po(No)を得たピーク位置Xpo及び偶数番目のピーク値Pe(Ne)を得たピーク位置Xpeを互い違いに合成して、全駆動画素に対応するピーク値P(N)を得たピーク位置Xp´を取得する(ステップ3009)。
その後は、図12に戻ってステップ1208へ進み、P´(N)及びXp´を用い、最終的に求められた照度F(N)を光量用メモリ215へ記憶する(ステップ1218)。その後、図16のフローへ進み、照度F(N)に基づいて、シェーディング用の補正値が求められる。なお、前述したように、本実施形態の方法によってピーク値P´(N)及びピーク位置Xp´を求めた上で、第2の実施形態において説明した方法で照度F´(N)を求め、シェーディング用の補正値を求めるようにしても良い。
また、図9Bに示す斜め駆動画素を有する液晶シャッタアレイ118´は、一列に駆動画素234´が整列されているが、駆動画素を千鳥配列とすることも可能である。その場合、千鳥配列の一方の一列を奇数番目の駆動画素に対応させ、千鳥配列の他方の一列を偶数番目の駆動画素に対応させることが好ましい。
この様に、図9Bに示した斜め駆動画素を用いたので、各駆動画素間の隙間による感光材料上の未露光部分を少なくし、感光材料上に発生する未露光部分による縦縞を防止することが可能となった。さらに、図30のフローを用いて、奇数番目の駆動画素と偶数番目の駆動画素を別々に開口させることによって、ピーク値P´(N)及びピーク位置Xp´を正確に求めることが可能となった。
本発明に係わるシステムの一例を示す概念図である。 本発明に係わるシステムの一例の外観を示す図である。 本発明に係わるシステムに使用されるCCDラインセンサを説明するための図である。 露光ヘッドの一例を示す分解斜視図である。 図4に示す露光ヘッドの断面図である。 本発明に係わる露光装置の一例の断面図である。 図6に示す露光装置の斜視図である。 図4に示す露光ヘッドに使用される液晶シャッタの断面図である。 図9Aは液晶シャッタアレイの開口部の形状の一例を示し、図9Bは液晶シャッタアレイの開口部の形状の他の例を示す図である。 システムにおける光路を説明するための図である。 露光制御回路の一例を示す概念図である。 印加電流値を補正するためのフローチャートである。 CCDラインセンサで検出された光量データ分布の一例を示す図である。 隣接変換量分布の一例を示す図である。 駆動画素毎の光量分布の一例を示す図である。 シェーディング補正のための補正値を求めるためのフローチャートである。 補正参照値分布の一例を示す図である。 液晶シャッタアレイの駆動画素における駆動特性の一例を示す図である。 感光材料の感度特性の一例を示す図である。 液晶シャッタアレイの駆動画素における規格化照射露光量と規格化駆動時間との関係を示す図である。 関係式の一例を示す図である。 図16のフローにしたがって求められた補正値の一例を示す図である。 Fminを基準に補正値を求める利点を説明するための図である。 図16のフローにしたがって求められた補正値を用いてシェーディング補正した結果の一例を示す図である。 照度を求める第2の処理フローを示す図である。 ウエイト関数、単独照度分布及び照度との関係を示す図である。 駆動画素、受光素子及び各駆動画素の照度の関係を説明するための図である。 理想光量分布と連続光量分布との関係を示す図である。 ピーク値及びピーク位置を求める第2の処理フローを示す図である。 図30Aは長方形の形状の開口部を有する液晶シャッタアレイの単独照度分布及び連続光量分布を示し、図30Bは平行四辺形の形状の開口部を有する液晶シャッタアレイの単独照度分布及び連続光量分布を示す図である。 平行四辺形の形状の開口部を有する液晶シャッタアレイを用いた場合の検出光量データの特性を説明するための図である。 図32Aは奇数画素のみを駆動させた場合の検出光量データの一例を示し、図32Bは偶数画素のみを駆動させた場合の検出光量データの一例を示す図である。

Claims (13)

  1. 複数の発光部を有する露光ヘッドと、前記露光ヘッドを制御する制御手段とを有する露光装置の製造方法において、
    前記複数の発光部を同時に点灯するステップと、
    ライン状の受光素子を用いた測定によって、前記複数の発光部全体の出力光量分布を検出するステップと、
    前記出力光量分布を用いて各発光部に対応したピーク位置をそれぞれ検出するステップと、
    前記各ピーク位置に基づいて各発光部の光量を検出するステップと、
    前記各発光部の光量に基づいて、各発光部における光量のムラを補正するための補正値をそれぞれ決定するステップと、
    を有する露光装置の製造方法。
  2. 前記各発光部の光量を決定するステップは、さらに
    前記出力光量分布における前記各ピーク位置に対応する値を求めるステップと、
    前記値を前記各発光部の光量として決定するステップとを含む、請求項1に記載の露光装置の製造方法。
  3. 前記各発光部の光量を決定するステップは、さらに
    基準光量分布を提供するステップと、
    前記基準光量分布及び前記ピーク位置近傍の前記出力光量分布を用いて、前記ピーク位置に対応する発光部の単独光量分布を求めるステップと、
    前記単独光量分布に基づいて前記発光部の光量を決定するステップとを含む、請求項1に記載の露光装置の製造方法。
  4. 前記発光部は、配列方向に対して所定角度傾いた形状の開口部を有する請求項1に記載の露光装置の製造方法。
  5. 前記複数の発光部を同時に点灯するステップは、さらに、
    前記複数の発光部の奇数番目の発光部全てを同時に点灯するステップと、
    前記複数の発光部の偶数番目の発光部全てを同時に点灯するステップとを含む、請求項4に記載の露光装置の製造方法。
  6. 前記出力光量分布を検出するステップは、さらに、
    前記複数の発光部の奇数番目の発光部全てを同時に点灯した場合の第1出力光量分布を検出するステップと、
    前記複数の発光部の偶数番目の発光部全てを同時に点灯した場合の第2出力光量分布を検出するステップとを含む、請求項5に記載の露光装置の製造方法。
  7. 前記ピーク位置を検出するステップは、
    前記第1出力光量分布を用いて第1ピーク位置をそれぞれ検出するステップと、
    前記第2出力光量分布を用いて第2ピーク位置をそれぞれ検出するステップと、
    前記第1ピーク位置及び第2ピーク位置を合成するステップとを含む、請求項6に記載の露光装置の製造方法。
  8. 前記制御手段は、メモリを有し、前記メモリに記憶されたデータに基づいて前記露光ヘッドを制御するように構成され、
    さらに、前記決定され補正値を前記メモリに記憶するステップを有する請求項1に記載の露光装置の製造方法。
  9. 前記受光素子は、前記発光部の幅より狭い幅を有する受光部を有する請求項1に記載の露光装置の製造方法。
  10. 前記受光素子は、前記複数の発光部の整数倍の数の受光部を有する請求項9に記載の露光装置の製造方法。
  11. 各発光部に対して、3以上の前記受光部が対応するように設定されている請求項10に記載の露光装置の製造方法。
  12. 前記複数の受光部によって構成される受光面の長さが、前記複数の発光部によって構成される発光面の長さより長い請求項9に記載の露光装置の製造方法。
  13. 複数の発光部を有する露光ヘッドと、前記露光ヘッドを制御する制御手段とを有する露光装置の製造方法において、
    前記複数の発光部を同時に点灯し、
    受光素子によって前記複数の発光部からの光量を測定し、
    前記受光素子による測定値のピーク値及びピーク位置を検出し、
    前記ピーク値及びピーク位置に基づいて、各発光部からの光量のムラを補正するための補正値を決定する、
    ステップを有する露光装置の製造方法。
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