JP4341316B2 - 印刷装置、印刷用コンピュータシステムおよびソフト起動方法 - Google Patents
印刷装置、印刷用コンピュータシステムおよびソフト起動方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置、印刷用コンピュータシステムおよびソフト起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット式の印刷装置の中には、CD−R又はDVD−Rといった、ディスクのレーベル面に対して、印刷を行うことが可能なタイプが存在する。かかるレーベル面に対して印刷を行う印刷装置の中には、該レーベル面印刷に際して印刷対象物を載置して排出する排出用トレイの位置を切り替えるタイプが存在する。このタイプの印刷装置では、一般に、排出用トレイの位置を上段側に切り替えた後に、ディスクを搭載している専用のディスクトレイを、排出用トレイの所定位置に載置する。
【0003】
この状態で、印刷装置側では、ディスクトレイ上のディスクに対して、印刷可能な状態となる。ユーザは、この後に、CD−R等のディスクに対して印刷するレーベル情報を、該印刷装置と接続されているコンピュータ側で作成する。この作成に際しては、ディスクのサイズ等の各種設定を行うための専用アプリケーションソフトを起動させる。なお、ユーザは、予め、上述の専用アプリケーションソフトにおいて、印刷データを作成するようにしても良い。
【0004】
この後に、ユーザは、専用アプリケーションソフトにおいて、レーベル面に対する印刷を命令する。それによって、コンピュータ側から印刷装置側に、印刷に関する印刷情報が送信され、該印刷装置でレーベル面に対する印刷が実行される。
【0005】
また、印刷装置の中には、印刷対象物の種類に応じて、用紙レバーを切り替えるタイプも存在する。この用紙レバーは、印刷対象物の厚さ(例えば、印刷対象物が普通紙等の厚さの薄い場合、ボール紙のような厚さの厚い場合等)に応じて、該印刷対象物を送るためのギザローラの高さ位置を切り替えることができる。
【0006】
なお、CD−R印刷に関しては、特許文献1に記載の従来技術がある。この特許文献1には、ディスクトレイに対して、ディスクが載置された状態で、印刷装置の内部に送り込まれる構成が開示されている。また、印刷の際に、キャリッジを上昇させることで、ディスクと記録ヘッドとの間のPGを調整することが記載されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−356029号公報(段落番号0055、図4、図5および要約参照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のディスクのレーベル面印刷を実行可能なタイプの印刷装置では、ユーザは、排出用トレイをセットする動作とは別個に、専用アプリケーションソフトを起動させる操作が必要となる。このような操作は、ユーザにとって煩わしいことがある。
【0009】
すなわち、上述の専用アプリケーションソフトが、頻繁に使用されないことがあり、そのような場合に、ユーザは、専用アプリケーションソフトがいずれのフォルダに記憶されているのか、憶えていないことがある。そのような場合、他の類似するアプリケーションソフト(例えば、年賀状印刷用の専用アプリケーションソフト、他の画像加工用のアプリケーションソフト等)の中から、専用アプリケーションソフトを検索する必要が生じる。
【0010】
特に、近年のように、コンピュータのハードディスクの大容量化が進展し、種々のアプリケーションソフトが該ハードディスクに記憶されている場合には、このような作業は、非常に煩わしい。
【0011】
また、特許文献1記載の印刷装置には、CD−Rのレーベル面に対して印刷を実行する際に、PGの調整を行うことについては記載されているものの、トレイの操作に関しては、何等開示されていない。
【0012】
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、トレイのセット動作に伴なって、専用アプリケーションソフトを自動的に起動させることが可能な印刷装置、およびこの印刷装置を用いた印刷用コンピュータシステム、およびソフト起動方法を提供しよう、とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、印刷対象物または前記印刷対象物を搭載したガイド部材を載置するトレイを備える印刷装置において、前記印刷対象物の種類に応じて、前記トレイの前記印刷装置に対する係止状態が変更される係止手段と、前記係止状態が変更されたことを検出するための状態検出手段と、前記状態検出手段が出力する検出信号に基づき、前記係止状態の変化に係る信号を通信手段を介して接続されるコンピュータ側に送信する送信手段と、を具備するものである。
【0014】
このような構成では、印刷対象物の種類に応じて係止手段の係止状態が切り替えられると、状態検出手段は、その切り替えを検出する。そして、送信手段では、この切り替えに基づく検出信号を、通信手段を介してコンピュータ側に送信する。このため、印刷装置がコンピュータと接続されている場合には、その検出信号がコンピュータ側で受信される。それにより、コンピュータ側で検出信号を認識すれば、例えば専用アプリケーションソフトを自動的に起動させる、といった動作を行うことが可能となる。このようにすれば、ユーザにとって、専用アプリケーションソフト立ち上げのための利便性が向上する。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係るインクジェット式の印刷装置10について、図1から図10に基づいて説明する。図1は、本実施の形態に係る印刷装置10の内部構成を示すため、外部ケース60(図2参照)を取り除いた状態を示す斜視図である。また、図2は、印刷装置10の外部構成について示す斜視図である。また、図3は、印刷装置10を含めた、印刷用コンピュータシステム11(図3参照)の概略について示す図である。
【0035】
本実施の形態で説明する印刷装置10は、普通紙等以外に、CD−R、DVD−R等のディスク12のレーベル面13に対して印刷を行うことが可能なタイプの印刷装置である。また、以下の説明では、印刷対象物として、ディスク12を使用する場合について説明する。かかるディスク12には、直径が略12cm程度の大径ディスク12a(図4参照)、および直径が8cm程度の小径ディスク12b(図5参照)が存在する。しかしながら、ディスク12の種類も、かかる大径ディスク12a、および小径ディスク12bには限られない。他の種類のディスク12の例としては、平面形状が名刺型のディスク、平面形状が樽型のディスク等がある。
【0036】
また、図4および図5に示すように、ディスク12には、その中央部分には、ディスク再生及び/又は記録装置の回転軸(不図示)が挿入される中心孔14が設けられている。また、中心孔14と、レーベル面13との間には、ディスク再生及び/又は記録装置に装着された場合にチャック部が圧着される、透明部15が設けられている。
【0037】
印刷装置10は、図3に示すように、普通紙等の印刷対象物、および後述するディスクトレイ80を搬送する副走査送り機構50と、キャリッジ40を紙送りローラ53,54の軸方向に往復動作させる主走査送り機構20とを有している。ここで、副走査送り機構50による印刷対象物およびディスクトレイ80の送り方向を副走査方向といい、主走査送り機構20による、後述するキャリッジ40の移動方向を主走査方向という。以下、これらの各機構について説明する。
【0038】
まず、キャリッジ40を往復動作させる主走査送り機構20に関して説明する。また、この主走査送り機構20の説明と共に、この主走査送り機構20と関連する、印刷装置10の基本構成に関しても説明する。
【0039】
図1に示すように、印刷装置10は、その下方側に位置するシャーシ21を有している。シャーシ21は、その下面側が机あるいはテーブル等に接触して載置される部分である。シャーシ21の上面側には、後述するような各種部材が取り付けられている。なお、机、テーブル等のシャーシ21を載置する部分は、設置面10aである。また、印刷装置10において、印刷対象物およびディスクトレイ80を供給する側(紙送りの上流側)を奥側、印刷対象物およびディスクトレイ80を排出する側(紙送りの下流側)を手前側として説明する。
【0040】
主走査送り機構20は、図1に示すように、支持フレーム22と、この支持フレーム22によって支持されると共に、キャリッジ40を摺動可能に保持するキャリッジ軸25と、キャリッジモータ26と、このキャリッジモータ26に取り付けられている歯車プーリ27と、無端のベルト28と、歯車プーリ27との間にこの無端のベルト28を張設する従動プーリ29と、を備えている。
【0041】
このうち、支持フレーム22は、遮蔽プレート部23と、遮蔽プレート部23の両端側において、手前側に向かって折り曲げられている側方プレート部24と、から構成されている。一対の側方プレート部24には、シャーシ21の長手に沿うように、後述するキャリッジ40のスライドをガイドするためのキャリッジ軸25が支持されている。また、遮蔽プレート部23の背面側には、歯車プーリ27を駆動させるキャリッジモータ26が設けられている。
【0042】
側方プレート部24には、孔部30が設けられていて、この孔部30には回動支持部材31が回動自在な状態で取り付けられている。この回動支持部材31には、キャリッジ軸25が、孔部30に対して偏心した状態で取り付けられている。また、回動支持部材31は、図2に示す外部ケース60から露出している、不図示の切り替えレバーと連結されている。このため、切り替えレバーを回動させると、それに伴なって回動支持部材31が回動し、キャリッジ軸25の後述するプラテン32に対する高さ位置が切り替えられる。
【0043】
また、他端側の側方プレート部24には、従動プーリ29が取り付けられ、さらに遮蔽プレート部23の一端側には、歯車プーリ27が取り付けられている。これら従動プーリ29、歯車プーリ27の間には、その一部がキャリッジ40に固定されているベルト28が掛け渡されている。
【0044】
また、歯車プーリ27は、遮蔽プレート部23の背面側のキャリッジモータ26の回転軸に取り付けられている(図3参照)。また、シャーシ21のうち、支持フレーム22(遮蔽プレート部23)よりも手前側の部位には、プラテン32が設けられている。プラテン32は、その長手方向がシャーシ21の長手に沿うように取り付けられている。このプラテン32の上面は、印刷対象物およびディスクトレイ80を送り込むための紙送り面となっている。
【0045】
また、プラテン32に対向して、記録ヘッド体としてのキャリッジ40が設けられている。キャリッジ40は、その内部に、多色のカートリッジ(図3では、7色分)41を搭載可能としている。なお、搭載されるカートリッジ41は、7色に限られるものではなく、4色等、他の種類のものであっても良い。
【0046】
キャリッジ40の下方には、プラテン32側に向かって、印刷用ヘッド43を備える印刷ヘッドユニット42が突出している。印刷用ヘッド43の下端側には、不図示のノズルが多数形成されていて、このノズルから、レーベル面印刷等を行うインク滴が吐出される。
【0047】
また、印刷装置10は、印刷ヘッドユニット42を駆動してインクの吐出およびドット形成を制御するために、ヘッド駆動機構(不図示)を有している。さらに、印刷装置10は、キャリッジモータ26、印刷ヘッドユニット42、後述する紙送りモータ51および操作パネル95との信号の送受信を司る、後述する制御回路90(図8参照)とを備えている。
【0048】
続いて、例えば普通紙等の印刷対象物、およびディスクトレイ80を搬送する副走査送り機構50に関して説明する。
【0049】
図3に示すように、副走査送り機構50は、紙送りモータ51と、この紙送りモータ51からの駆動力を伝達するギヤ輪列52と、ギヤ輪列52によって駆動力が伝達される、紙送りローラ53と、紙送りローラ53と対向する対向ローラ54と、を備えている。
【0050】
遮蔽プレート部23よりも背面側の部位には、紙送りモータ51が設けられている(図1参照)。この紙送りモータ51の駆動力は、図3に示すように、紙送りローラ53に伝達される。なお、紙送りローラ53および対向ローラ54は、図3においては一対示されているが、一般には、紙送りローラ53および対向ローラ54は、複数対設けられている。
【0051】
また、紙送りローラ53には、対向ローラ54が、対向して設けられている。この対向ローラ54は、ローラ軸55と、このローラ軸55に対して所定の間隔で取り付けられているギザローラ56とを有している。ギザローラ56は、その表面に凹凸を有していて、不図示の付勢手段によって、紙送りローラ53のローラ部分に押し付けられる。
【0052】
また、対向ローラ54は、その高さ位置を変化させるための高さ位置切替機構(不図示)に接続されている。この高さ位置切替機構によって、印刷対象物およびディスクトレイ80の厚さに応じて、紙送りローラ53と対向ローラ54との間の間隔を調整可能となる。それにより、印刷対象物およびディスクトレイ80の送り込みが良好となる。なお、この高さ位置切替機構は、上述の切り替えレバーでの切替操作に連動して、高さ位置が切り替わるように構成しても良い。
【0053】
続いて、印刷装置10の外部構成に関して説明する。図2は、印刷装置10の外部構成を示す斜視図である。この図に示すように、印刷装置10は、その全体が外部ケース60によって覆われていて、その内部構成を外部の塵埃の付着、および外部衝撃等から保護している。外部ケース60には、回動支点(図示省略)を中心として回動する開閉蓋61が設けられている。この開閉蓋61の存在により、インクカートリッジ41にインク切れが生じた場合に、新しいインクカートリッジ41に交換する作業を容易に行える。
【0054】
また、外部ケース60の紙送りの下流側には、この外部ケース60を貫通するように、排紙口62が設けられている。この排紙口62からは、印刷装置10の内部で印刷された印刷対象物、およびディスクトレイ80が、外部に排出される。
【0055】
また、外部ケース60のうち、排紙口62の下方には、回動ピン71を介して印刷対象物11を排出するための排出用トレイ70が回動自在に取り付けられている(図2、図6参照)。回動ピン71は、排出用トレイ70のうち、上流側に取り付けられている。このため、排出用トレイ70は、回動ピン71を介して回動可能となっている。また、図6に示すように、回動ピン71は、スライド溝72に嵌め込まれている。このスライド溝72に沿って、回動ピン71を上下方向にスライドさせることにより、排出用トレイ70は、かかる上下方向に移動可能となる。
【0056】
また、回動ピン71には、ガイド歯車71aが回転自在に取り付けられている。このガイド歯車71aは、印刷装置10の排出用トレイ70を開放した際に出現する開口部分62a(図2参照)に存在する、ガイドラック73に噛み合う。なお、このガイドラック73は、スライド溝72の一側辺(本実施の形態では、印刷対象物が供給される奥側の側辺)に沿うように、設けられている。
【0057】
また、図6に示すように、回動ピン71に近接して、排出用トレイ70の側部には突起部74が設けられている。この突起部74は、開口部分62aの側部に存在する、下方受け部75aおよび上方受け部75bによって、受け止められる。このような構成により、排出用トレイ70は、後述する通常印刷状態、およびディスク印刷状態の位置の切り替えを行うことが可能となる。
【0058】
ここで、上述の排出用トレイ70を使用しない場合、図7(a)の実線に示すように、排出用トレイ70は、斜めに持ち上げられて、不図示の係止手段に係止された状態となる。以下、この状態を不使用状態という。また、例えば普通紙といった印刷対象物に印刷する場合、図7(a)の破線に示すように、排出用トレイ70は、係止状態が解除されて、設置面10aに平行、または設置面10aに接触する状態となる。以下、この状態を通常印刷状態という。
【0059】
また、例えば、ディスク12に印刷するに際して、後述するディスクトレイ80を用いる場合には、排出用トレイ70は、まず図7(b)に示すように、斜めの状態から一度持ち上げられて、排出用トレイ70を構成する用紙受け部76を、上方にスライドさせる。そして、かかるスライドの後に、用紙受け部76が斜めの状態から、図7(c)に示すように、設置面10aに対して平行を保つ位置に係止される状態となる。この状態では、排紙口62を介しての、ディスクトレイ80等の送り込み高さと、用紙受け部76の載置面の高さとが、同程度となっている。以下、この状態をディスク印刷状態という。
【0060】
なお、本実施の形態では、排出用トレイ70の用紙受け部76には、図4に示すようなディスクトレイ80が載置される。このディスクトレイ80は、全体の平面形状が略矩形であり、また薄型の板状部材(例えばプラスチックの薄板部材、ボール紙部材等)の本体部81を有している。
【0061】
送りガイド部材としてのディスクトレイ80は、大径ディスク12a又はアダプタ85を嵌め込むための、窪み部82を有している。この窪み部82は、円形凹部83と位置決め凹部84とから構成されている。これらのうち、円形凹部83は、窪み部82の主要部分であり、大径ディスク12aまたは後述するアダプタ85の嵌め込みが可能である。この円形凹部83は、大径ディスク12aまたはアダプタ85を円形凹部83に嵌め込んだ場合にずれないように、該大径ディスク12aと略一致した外径を有している。
【0062】
また、円形凹部83の外周縁部から、窪み部82を構成する位置決め凹部84が延伸している。この位置決め凹部84には、後述するアダプタ85(図5参照)の位置決め突起87が嵌め込まれる。それによって、後述するアダプタ85は、ディスクトレイ80に対して回転方向に向かって移動できない。
【0063】
なお、本実施の形態では、ディスクトレイ80は、2つの位置決め凹部84を有している。また、2つの位置決め凹部84の配置は、円形凹部83の径方向の中心を挟んで、対称となる位置(角度が180度離れた位置)に設けられている。しかしながら、位置決め凹部84の個数および配置は、後述するアダプタ85の全ての位置決め突起82を該位置決め凹部84に良好に嵌め込むことができるものであれば、どのようなものでも良い。
【0064】
ディスクトレイ80の窪み部82には、図5に示すようなアダプタ85が嵌め込まれる。このアダプタ85は、小径ディスク12bのレーベル面13に対して印刷を行う場合に、該小径ディスク12bの窪み部82への嵌め込みに先立って、当該窪み部82に嵌め込まれる。なお、このアダプタ85には、外観が円盤状の本体部86と、この本体部86から外径側に突出している位置決め突起87と、小径ディスク12bを嵌め込む嵌合部88とが設けられている。
【0065】
また、排出用トレイ70には、状態検出手段の一部、およびスイッチ手段としての状態検出スイッチ77が設けられている(図8参照)。この状態検出スイッチ77は、排出用トレイ70が図7(c)に示す状態となったときに、例えばオン/オフといったスイッチの切り替えに基づく所定の電位変化を生じさせる。そして、この電位の変化は、後述する状態検出回路78で検出される。
【0066】
なお、かかる状態検出スイッチ77としては、排出用トレイ70の所定位置に、接触方式のスイッチを設ける方式としても良い。接触方式のスイッチを設ける部位としては、例えば、図6に示す上方受け部75b、およびかかる上方受け部75bと対向する突起部74に設けるようにしても良い。しかしながら、状態検出スイッチ77を設ける部位は、かかる位置には限られず、排出用トレイ70のディスク印刷状態への位置の切替に連動すれば、どのような部位に設けても良い。
【0067】
また、排出用トレイ70が図7(c)に示す状態となったときに、不図示のボタンを押し込む方式のスイッチとしても良い。その他、状態検出回路78に対して、良好に電位変化等のような信号を送信可能な構成であれば、状態検出スイッチ77は、どのような構成であっても良い。
【0068】
状態検出スイッチ77は、状態検出手段の一部、および信号作成手段としての状態検出回路78に接続されていて、さらに状態検出回路78は、後述するI/F専用回路100に接続されている。このようにして、状態検出スイッチ77で生じた電位変化は、状態検出回路78に送信される。そして、この状態検出回路78では、かかる電位変化に基づいて、排出用トレイ70に関する検出信号を、I/F専用回路100に送信する。また、I/F専用回路100は、この検出信号を変調して、コンピュータ110側に送信する。
【0069】
ここで、図2に示すように、排出用トレイ70に近接する部位には、セットレバー79が設けられている。セットレバー79は、レーベル面印刷を実行する際に、手前側に向けて倒される。それにより、印刷装置10の内部では、プラテン32に接触する、不図示の紙送りの案内部材が上方に持ち上げられる。それによって、プラテン32と案内部材との間に、ディスクトレイ80が通過可能な隙間が形成される。なお、このセットレバー79を、切替手段として用いるようにしても良い。
【0070】
続いて、印刷装置10中の、制御回路90を中心とした構成に関して説明する。
【0071】
図8は、制御回路90を中心とした、印刷装置10の構成を示すブロック図である。受信手段の一部である制御回路90は、コネクタ101およびケーブル101aといった通信手段を介して、コンピュータ110に接続される。なお、通信手段としては、コネクタ101およびケーブル101aを用いずに、無線通信手段を利用する構成であっても良い。
【0072】
図8に示すように、制御回路90は、CPU(Central Processing Unit)91、プログラマブルROM(P−ROM(Read Only Memory))92、RAM(Random Access Memory)93、文字のドットマトリクスを記憶したキャラクタジェネレータ(CG(Character Generator))94、およびEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)95を備えた算術論理演算回路である。
【0073】
このうち、制御回路90は、モータ26,51、およびコンピュータ110等との間で接続されるインタフェース(I/F(Interface))であるI/F専用回路100と、このI/F専用回路100に接続され印刷ヘッドユニット42を駆動してインクを吐出させるヘッド駆動回路102と、紙送りモータ51およびキャリッジモータ26を駆動するモータ駆動回路103とを備えている。
【0074】
I/F専用回路100は、上述したように、検出信号を変調してコンピュータ110側に送信する送信手段として機能する。これと共に、I/F専用回路100は、パラレルインタフェース回路を内蔵しており、コネクタ101等を介して、コンピュータ110から供給される印刷信号PSを受け取ることができる。
【0075】
また、制御回路90には、信号線であるバス94が設けられている。バス94は、CPU91、P−ROM92、RAM93、CG94、EEPROM95、I/F専用回路100を相互に接続し、これらの間でデータの授受を可能とする信号線である。
【0076】
続いて、印刷装置10に接続されるコンピュータ110の構成について説明する。
【0077】
図9は、コンピュータ110の構成を示すブロック図である。コンピュータ110は、CPU111、ROM112、RAM113、HDD(Hard Disk Drive)114、ビデオ回路115、I/F116、バス117、表示装置118、入力装置119および外部記憶装置120によって構成されている。
【0078】
ここで、CPU111は、ROM112およびHDD114に格納されているプログラムに従って各種演算処理を実行するとともに、装置の各部を制御する制御部である。
【0079】
ROM112は、CPU111が実行する基本的なプログラムやデータを格納しているメモリである。RAM113は、CPU111が実行途中のプログラムあるいは、演算途中のデータ等を一時的に格納するメモリである。
【0080】
HDD114は、CPU111からの要求に応じて、記録媒体であるハードディスクに記録されているデータあるいはプログラムを読み出すとともに、CPU111の演算処理の結果として発生したデータを前述したハードディスクに記録する記録装置である。
【0081】
このHDD114のハードディスクには、ディスク12のレーベル面13にレーベル印刷を行う場合に起動される、専用アプリケーションソフトが記憶されている。この専用アプリケーションソフトは、レーベル印刷を行う際に、レーベル面13に対して印刷する、レーベル情報を作成するソフトである。
【0082】
また、HDD114のハードディスクには、印刷装置10における印刷を実行する場合に起動される、ドライバソフトが記憶されている。また、HDD114のハードディスクには、上述の状態検出スイッチ77での状態検出に際して、印刷装置10側から送信されてきた検出信号を検出すると共に、該検出信号を検出した際に、専用アプリケーションソフトを起動させるための、信号検出/起動ソフトを備えている。
【0083】
なお、コンピュータ110を起動させた場合には、この信号検出/起動ソフトはRAM113に常駐する。そして、この常駐状態で、検出信号の検出を行う。また、RAM113に読み込まれた状態の信号検出/起動ソフトと、CPU111とによって、判別手段およびソフト起動手段が構成される。
【0084】
ビデオ回路115は、CPU111から供給された描画命令に応じて描画処理を実行し、得られた画像データを映像信号に変換して表示装置118に出力する回路である。受信手段としてのI/F116は、入力装置119および外部記憶装置120から出力された信号の表現形式を適宜変換するとともに、印刷装置10側に対して印刷信号PSを出力する回路である。また、I/F116は、印刷装置10側から送信されてきた検出信号が入力される回路である。
【0085】
バス117は、CPU111、ROM112、RAM113、HDD114、ビデオ回路115およびI/F116を相互に接続し、これらの間でデータの送受を可能とする信号線である。
【0086】
表示装置118は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)モニタあるいはCRT(Cathode Ray Tube)モニタによって構成され、ビデオ回路115から出力された映像信号に応じた画像を表示する装置である。入力装置119は、例えば、キーボードあるいはマウスによって構成されており、ユーザの操作に応じた信号を生成して、これをI/F116に供給する装置である。
【0087】
外部記憶装置120は、例えば、CD−ROM(Compact Disk-ROM)ドライブユニット、MO(Magneto Optic)ドライブユニット、FDD(Flexible Disk Drive)ユニットによって構成され、CD−ROMディスク、MOディスク、FDに記録されているデータあるいはプログラムを読み出して、これをCPU111に供給する装置である。また、外部記憶装置120がMOドライブユニットおよびFDDユニットである場合には、CPU111から供給されたデータは、MOディスクまたはFDに記録される。
【0088】
次に、以上の実施の形態の動作について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。
【0089】
ユーザがレーベル印刷を実行する場合、最初に、排出用トレイ70が上述のレーベル印刷状態となるように、位置の切り替えを行う。すると、この位置切り替えに応じて、状態検出スイッチ77が制御回路90に対して、オン/オフに基づく所定の電位変化が生じる(ステップS10)。そして、この電位の変化は、状態検出回路78で検出され(ステップS11;状態検出ステップに対応)、状態検出回路78では、この電位変化に基づいて、検出信号を作成する(ステップS12)。
【0090】
状態検出回路78で作成された検出信号は、I/F専用回路100で変調され、コンピュータ110側に送信される(ステップS13;送信ステップに対応)。また、コンピュータ110側では、I/F116によって、変調された検出信号が受信され(ステップS14;受信ステップに対応)、この検出信号が復調される。そして、この検出信号は、RAM113に常駐している、信号検出/起動ソフトによって、特定の印刷対象物に基づく検出信号であることが判別される(ステップS15)。この実施の形態では、当該特定の印刷対象物は、CD−R等のディスク12である。但し、ディスク12以外の印刷対象物に基づく検出信号であることが判別されるように設定しても良い。
【0091】
かかる検出信号の検出に続いて、信号検出/起動ソフトは、専用アプリケーションソフトを起動させるための指令を、CPU111に対して与える。CPU111は、この指令に基づいて、専用アプリケーションソフトを起動させる(ステップS16;ソフト起動ステップ)。すると、コンピュータ110の表示装置118には、ユーザがレーベル面に印刷させるレーベル情報を作成するための、専用アプリケーションソフトが表示され、入力装置119での操作に基づいて、レーベル情報作成のための処理をコンピュータ110で行える状態となる。
【0092】
以上のようにして、ユーザは、ディスク12のレーベル面13に印刷させるためのレーベル情報を、該ユーザの好みに応じて、独自に作成することが可能となる。
【0093】
また、作成されたレーベル情報に基づいて、ユーザが専用アプリケーションソフトにおいて、印刷のための指令を発すると、この指令に基づいて、ドライバソフトが起動される。そして、このドライバソフトに対して、専用アプリケーションソフトから、作成されたレーベル情報が供給される。ドライバソフトでは、予め設定された設定値に応じて、例えば、RGBからMCYKへの変換が行われるとともに、上述の記録情報が各色のインクの吐出量を示す情報(印刷情報という。)に変換される。
【0094】
ここで、レーベル面13に対して、レーベル情報を印刷させる場合には、排出用トレイ70の位置の切り替えの他に、印刷用ヘッド43と、レーベル面13(プラテン32)との間の距離(プラテンギャップ距離)を切り替える必要がある。また、セットレバー79も、レーベル面印刷を実行する際に、手前側に向けて倒すように切り替える必要がある。そのため、かかる切り替えが為されていないことが、不図示の検知手段により検知された場合には、制御回路90は、コンピュータ側に検知信号を送信する。
【0095】
そして、この検知信号に基づいて、表示装置118には、「切り替えレバー、セットレバー79を切り替えて下さい。」という旨の、メッセージが表示される。そして、この切り替えレバーおよびセットレバー79を切り替えると、キャリッジ軸25の後述するプラテン32に対する高さ位置が切り替えられ、または案内部材とプラテン32との間に隙間が形成されて、レーベル面13に対して適切な印刷を行える状態となる。
【0096】
続いて、CPU111は、上述の印刷情報を、印刷装置10側に送信する。すると、印刷装置10のCPU91は、コンピュータ110から送信されてきた印刷情報を、受信する。この場合、制御回路90において、送信されてきた印刷情報は、RAM93に一時的に記憶される。
【0097】
次に、印刷装置10は、CPU91が受信した情報に応じて印刷処理を実行する。すなわち、CPU91は、キャリッジ40を、例えば、ホームポジション(不図示)に移動させるとともに、ディスクトレイ80を、その排出側に移動させて、該ディスクトレイ80に搭載されているディスク12のレーベル面13における印刷範囲の先端が、印刷用ヘッド43の直下に来るようにする。
【0098】
次に、CPU91は、キャリッジモータ26を駆動して、印刷用ヘッド43をレーベル面13の先端部の右端まで移動させる。続いて、ヘッド駆動回路102は、印刷しようとするデータを印刷用ヘッド43に供給し、所定の色のインクを吐出させるとともに、主走査方向にキャリッジ40を移動させつつ、紙送りモータ51によりディスクトレイ80(ディスク12)を副走査方向に順次移動させる。このような動作を繰り返すことにより、コンピュータ110から供給された印刷情報に基づいて、該コンピュータ110の専用アプリケーションソフトで作成されたレーベル情報を、ディスク12のレーベル面13に印刷させることができる。以上の動作を所定時間継続した後に、印刷動作が終了する。
【0099】
このような構成の印刷装置10、およびこの印刷装置10を用いた印刷用コンピュータシステム11によると、排出用トレイ70の位置を、通常印刷状態からディスク印刷状態に切り替えるだけで、コンピュータ110側において、レーベル情報作成のための専用アプリケーションソフトが自動的に起動される。このため、ユーザにとって、専用アプリケーションソフト立ち上げのための利便性が向上する。
【0100】
すなわち、上述の専用アプリケーションソフトは、頻繁に用いられないことがあり、そのような場合に、ユーザは専用アプリケーションソフトが、いずれのフォルダに記憶されているのか、憶えていないことがある。しかも、近年の大容量化が進展しているコンピュータ110のハードディスクにおいては、他の類似するアプリケーションソフト(例えば、年賀状印刷用の専用アプリケーションソフト、他の画像加工用のアプリケーションソフト等)が多数記憶されていることがある。そして、かかる多数のソフトの中から、専用アプリケーションソフトを検索する、面倒な作業が生じることもある。
【0101】
しかしながら、このような場合でも、排出用トレイ70の位置を、ディスク印刷状態に切り替えるだけで、専用アプリケーションが自動的に起動されるので、専用アプリケーションソフトを検索する、という作業を行う必要がない。このような点で、ユーザにとっての利便性が向上する。
【0102】
また、切替手段として、排出用トレイ70には、状態検出スイッチ77が設けられているので、排出用トレイ70の位置の切り替えを、この状態検出スイッチ77のオン/オフの切り替えで、簡易に検出することが可能となる。また、かかるオン/オフの切り替えに基づいて、状態検出回路78で検出信号を作成し、この検出信号がコンピュータ110側に送信されることで、専用アプリケーションソフトを自動的に起動させる、といった動作を行うことが可能となる。
【0103】
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
【0104】
上述の実施の形態では、排出用トレイ70をレーベル印刷状態の位置に切り替えた場合に、状態検出スイッチ77は制御回路90に対し、状態検出信号を送信している。そして、この状態検出信号に基づいて、コンピュータ110側では専用アプリケーションソフトを起動させている。しかしながら、既に専用アプリケーションソフトが起動されていて、その起動状態で排出用トレイ70をレーベル印刷状態の位置に切り替える場合もある。そこで、既に専用アプリケーションソフトが起動されている状態において、排出用トレイ70の位置が切り替えられる場合、以下のように構成しても良い。
【0105】
排出用トレイ70の位置の切り替えにおいて、単に排出用トレイ70をレーベル印刷状態に設置した場合には、専用アプリケーションソフトに対して指令は何等与えられない。しかしながら、例えば一度排出用トレイ70をレーベル印刷状態に設置し、すぐ後に設置状態を解除し、再びすぐ後に排出用トレイ70をレーベル印刷状態に設置する動作を、所定時間以内に行った場合には、専用アプリケーションソフトで作成されているレーベル情報に基づいて、自動的に印刷を実行するための準備状態となるようにしても良い。
【0106】
なお、この場合、CD−Rを搭載した状態のディスクトレイ80が排出用トレイ70に載置した状態を、別途検知するためのトレイ載置検出手段を設けるようにするのが好ましい。かかるトレイ載置検出手段を設けることで、レーベル面13に対して、確実に印刷を実行することが可能となる。また、この場合、ユーザ側での確認のために、状態検出スイッチ77が作動する場合の切替音が、所定時間以内に2度奏するように構成しても良い。
【0107】
また、上述の切り替えレバーに対して、上述の状態検出スイッチ77と同様の状態検出スイッチを接続するように構成し、さらにこの状態検出スイッチを状態検出回路78に接続するようにしても良い。このように構成した場合には、切り替えレバーでの切り替えの動作に連動させて、検出信号が作成される。それにより、コンピュータ110側で、自動的に専用アプリケーションソフトを起動させることが可能となる。なお、この場合、切り替えレバー、孔部30、回動支持部材31とによって、切替手段および間隔切替手段を構成する。
【0108】
さらに、上述の実施の形態では、図1に示すような排出用トレイ70の設置状態を、レーベル印刷状態としていて、この設置状態では、レーベル印刷を実行する状態として説明している。しかしながら、かかる設置状態はレーベル印刷に限られるものではなく、例えば他の種類の印刷対象物(厚紙等)を印刷する場合もある。このような場合、図1に示すような、排出用トレイ70の設置状態においては、印刷対象物がディスク12のレーベル面13には限られず、複数選択的に存在する状態となる。
【0109】
そこで、このような場合には、別途、例えばキャリッジ40に設けられている光学センサを利用して、印刷対象物の種類を判別するようにしても良い。すなわち、排出用トレイ70に印刷対象物を載置する場合において、所定深さまで該印刷対象物を押し込んだ場合、この押し込みを検出し、印刷対象物の判別を、光学センサにて、自動的に開始するようにする。この判別においては、副走査送り機構50の作動により、印刷対象物を引き込みながら、主走査送り機構20の作動により、キャリッジ40を主走査方向に走査させて、印刷対象物の表面に関する情報を得る。
【0110】
そして、上述の光学センサによる、光学スキャンにより得られたデータを、印刷装置10のCPU91に送り、該CPU91にて、予め記憶されている印刷対象物に関するデータに基づいて、印刷対象物の種類を判別する。そして、この判別において、印刷対象物がディスク12であると判別された場合には、上述の検出信号を、コンピュータ110側に送信し、この検出信号に基づいて、専用アプリケーションソフトが起動されるようにする。このようにすれば、ディスク12のレーベル面印刷に対応させて、専用アプリケーションソフトを起動させることが可能となる。
【0111】
また、上述の実施の形態においては、専用アプリケーションソフトを自動的に起動させる場合について説明したが、この専用アプリケーションソフトが自動的に起動させるか否かを、選択可能としても良い。この選択可能な構成とする場合、例えば、該専用アプリケーションソフトにおける設定で、「自動的に起動しない」旨のチェックボックスをチェックするようにしても良い。このチェックを行った場合には、かかるチェックに連動して、上述の信号検出/起動ソフトの設定が変更され、印刷装置10側から検出信号が送信されてきた場合でも、専用アプリケーションソフトが自動的に起動しない状態となる。
【0112】
また、上述の実施の形態では、ディスク12のレーベル面13にレーベル印刷を行う場合、専用アプリケーションソフトが自動起動される場合について説明している。しかしながら、かかる専用アプリケーションソフトを自動起動させた時、その自動起動に対応させて、印刷装置10における給紙装置のドライバソフトにおける設定(選択)、およびディスク12のメディア種のドライバソフトにおける設定(選択)が、CD−R等のディスク12のレーベル面印刷用となるように、ドライバソフトを設定するように構成しても良い。このようにした場合には、ユーザ自身が、ドライバソフトの設定を行う必要が無くなり、ユーザの利便性が一層向上する。
【0113】
なお、この場合には、HDD114のハードディスクには、ドライバソフトの設定を、専用アプリケーションソフトの自動起動に対応させて自動的に行うための、ドライバソフト設定手段としての自動設定プログラムが記憶される構成となる。
【0114】
さらに、専用アプリケーションソフトを自動起動させた時に、ユーザからの疑問に答える等するための、いわゆるヘルプウインドウ(ヘルプ機能に対応)を起動するようにしても良い。同様に、ユーザに対して操作をガイド等するための、いわゆるチュートリアルウインドウ(チュートリアル機能に対応)を起動するようにしても良い。なお、これらヘルプウインドウ、およびチュートリアルウインドウは、ウインドウ形式でなくても良く、ユーザに対して、ヘルプおよびチュートリアルに関する情報を適切に表示可能であれば、どのような表示形式であっても良い。また、これらヘルプウインドウまたはチュートリアルウインドウが、自動的に起動されるか否かを、ユーザの好みに応じて設定可能としても良い。
【0115】
なお、この場合も、HDD114のハードディスクに、かかるヘルプ機能、およびチュートリアル機能を起動させるための起動プログラムが、記憶される構成となる。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、排出用トレイのセット動作に伴なって、専用アプリケーションソフトを自動的に起動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る、印刷装置の内部構成を示す斜視図である。
【図2】図1の印刷装置の全体構成を示す斜視図である。
【図3】図1の印刷装置を用いた、印刷用コンピュータシステムの全体を示す概略図である。
【図4】図1の印刷装置での印刷の際に用いられる、ディスクトレイの形状を示す平面図である。
【図5】図5のディスクトレイに小径ディスクを嵌め込む際に用いる、アダプタの形状を示す平面図である。
【図6】図1の印刷装置の開口部分において、排出用トレイの位置を切り替えるための構成を示す端面図である。
【図7】図1の印刷装置において、排出用トレイの位置の切り替えの様子を示す側面図であり、(a)は不使用状態、(b)は排出用トレイを斜めの状態から持ち上げられた状態、(c)はディスク印刷状態を示す図である。
【図8】図1の印刷装置において、制御回路を中心とした構成を示すブロック図である。
【図9】図1の印刷装置において、コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図10】図1の印刷装置において、排出用トレイの位置を切り替えた後の、印刷装置およびコンピュータで実行される各ステップを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…印刷装置
11…印刷用コンピュータシステム
12…ディスク
13…レーベル面
20…プリンタ装置部
40…キャリッジ
60…外部ケース
70…排出用トレイ(切替手段)
77…状態検出スイッチ(状態検出手段の一部、スイッチ手段)
76…状態検出回路(状態検出手段の一部、信号作成手段)
80…ディスクトレイ
90…制御回路(受信手段の一部)
91…CPU
100…I/F専用回路(受信手段の一部)
101a…ケーブル(通信手段の一部)
110…コンピュータ
111…CPU(判別手段の一部、ソフト起動手段の一部)
113…RAM
114…HDD
116…I/F
Claims (1)
- 印刷対象物または前記印刷対象物を搭載したガイド部材を載置するトレイを備える印刷装置であって、
前記印刷対象物の種類に応じて、前記トレイの前記印刷装置に対する係止状態が変更される係止手段と、
前記係止状態が変更されたことを検出するための状態検出手段と、
前記状態検出手段が出力する検出信号に基づき、前記係止状態の変化に係る信号を通信手段を介して接続されるコンピュータ側に送信する送信手段と、
を具備する印刷装置。
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