JP4340179B2 - 供給コア - Google Patents

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本発明は、サーマルヘッドを用いた感熱溶融熱転写記録や昇華型熱転写記録に用いられる熱転写型の記録媒体シートを製造時に巻き取っておき、使用時に該記録媒体シートを送り出す供給コアに関する。
サーマルプリンター、ファクシミリ(以下、記録装置)などでは、サーマルヘッドを用いた感熱溶融熱転写記録や昇華型熱転写記録が行われ、これらの記録に用いられる記録媒体シートは、長尺状とされ、一般的に管状とされたコアと称される部材に巻き取られている。
記録媒体シートは、未使用の記録媒体シートが巻き取られた供給コアと、この供給コアから送り出されて記録装置に設けられたサーマルヘッドを通過して使用された記録媒体シートを巻き取る巻取コアと、を有した状態で商品とされている。以下、この種の商品をシートユニットと言う。
シートユニットにおける供給コアと巻取コア(以下、両者を総称するときはコアという)は、これらのコアにおいて記録媒体シートが位置しない両端部に、記録装置側に装着するためのスプールが設けられている。このスプールを有したコアとしては、例えば以下の特許文献1が存在する。
特開2003−312078
特許文献1は、コアの両端部に、記録媒体シートの送り出し及び巻き取り方向と直交する方向の両端位置を規定するフランジ部(スプール)を一体形成した構成となっている。
特許文献1では、上記構成とすることで、記録媒体シートの蛇行を防止して走行性を向上させることができ、また、シートユニットの交換時に使用者の負担を軽減することができ、さらには、部品点数を削減してコストダウンを図ることができる。
ところで、上記したシートユニットと記録装置との使用状態においては、供給コアは、記録媒体シートを該供給コアから引き出すために自ら回転することはなく、巻取コアの回転に伴う記録媒体シートの巻き取り動作によって回転する。よって供給コアは記録装置における収納スペースに回転可能に枢支されていることになる。
記録媒体シートを供給コアから使用時に引き出すとき、供給コアから巻取コアに亘る記録媒体シートには適度なテンションが与えられていることが望ましい。記録媒体シートにテンションを与えるためには、供給コアの回転が巻取コアの回転に対して遅くなるようにブレーキがかかっていればよい。以下、記録媒体シートにテンションを与えるべく供給コアの回転を巻取コアの回転より遅くすることをバックテンションを付与するという。適度にバックテンションが付与されていれば、記録媒体シートのテンションが低くなって記録媒体シートが弛んで記録像に不良が生じることが防止される。
上記した特許文献1においては、コアの両端部に記録媒体シートの送り出し及び巻き取り方向と直交する方向の両端位置を規定するフランジ部有したスプールを一体形成することで、記録媒体シートの蛇行が防止されるが、バックテンションを付与するための構造とはなっていない。
また、上記した特許文献1の構成では、バックテンションを付与しようとしてコアやスプール以外に他部材を設けようとすると、記録装置側に設ける必要があり、記録装置の小型化という点では不利である。
解決しようとする問題は、記録装置の小型化に有利であってバックテンションを付与することができる供給コアを提供することにある。
本発明は、記録媒体シートが巻き取られたコア本体と、前記記録装置の収納スペースの装着箇所に枢支されるスプールと、このスプールから前記コア本体にバックテンションを付与するばねと、を備え、コア本体には、少なくとも一端に形成され中央に向かって窪んだ凹部と、該コア本体の軸方向途中箇所に該軸方向と直交するように形成された段部と、この段部の中心部に形成された孔とを有しスプールには、凹部に嵌入される嵌入部、この嵌入部の挿入端部に挿入方向に逆テーパの底面で形成され、孔と係合して摩擦力を発揮する係合部と、嵌入部の嵌入方向とは反対側に形成されたフランジ部と、このフランジ部の該嵌入部が位置する側と反対側に形成された枢支部有しさらに、ばねを、コア本体の凹部の底部とスプールのフランジ部と凹部との間隔を広げるように付勢すべく、該凹部の底部と該フランジ部との間に位置するように設ける、構成とした。
本発明は、コア本体とスプールとを一体的に形成しないと共にコア本体の凹部にばねを内蔵することとしたので、ばねを設けた分だけ寸法が大きくなることなく、ばねの付勢力でもってスプールからコア本体にバックテンションを付与することができる。従って、記録媒体シートが弛んだりすることなく安定して使用することができる。
本発明は、記録装置の収納スペースに装着して用いられ、該記録装置で用いられる長尺状の記録媒体シートが巻かれた供給コアにおいて、記録媒体シートが巻き取られたコア本体と、前記記録装置の収納スペースの装着箇所に枢支されるスプールと、このスプールから前記コア本体にバックテンションを付与するばねと、を備え、前記コア本体には、少なくとも一端に形成され中央に向かって窪んだ凹部と、該コア本体の軸方向途中箇所に該軸方向と直交するように形成された段部と、この段部の中心部に形成された孔とを有し、前記スプールには、前記凹部に嵌入される嵌入部、この嵌入部の挿入端部に挿入方向に逆テーパの底面で形成され、前記孔と係合して摩擦力を発揮する係合部前記嵌入部の嵌入方向とは反対側に該コア本体の軸と直交する面が形成されたフランジ部と、このフランジ部の該嵌入部が位置する側と反対側に形成された枢支部とを有しさらに、前記ばねを、前記コア本体の前記凹部の底部と前記スプールの前記フランジ部との間隔を広げるように付勢すべく、該凹部の底部と該フランジ部との間に位置するように設ける、ものである。
上記構成によれば、ばねは、凹部の底部と、スプールのフランジ部との間に位置するように設け、常に凹部の底部とスプールのフランジ部との間隔を広げるように付勢する。さらに、凹部と嵌入部とは、コイルばねの付勢力でスプールが不用意にコア本体から抜けないようにしている。
上記したように供給コアは、スプールとコア本体とが別部材とされ、ばねをコア本体内に内蔵するようにし、スプールをコア本体に対して使用者が取り付けるものでなく予め設けてあるから、記録装置の小型化が可能であると共に誤装着を防止することができる。
さらに、本発明は、上記した構成において、ばねの付勢力を調整する調整機構をスプールに有したものである。調整機構は、ばねの付勢力を調整するならば特に限定しないが、記録装置側の収納スペースにおいてスプールの枢支部を枢支する壁面等の間隔は固定されているから、スプールのコア本体の軸方向には移動させず、例えばスプールのフランジ部において嵌入部側に移動する調整部材を設けて、この調整部材によってばねを伸張させたり短縮させる構成とする。
このようにすることで、記録媒体シートの巻き長さや、記録装置の巻取コア側のトルクによって異なるバックテンションに対応させることができ、その結果、供給コアは汎用性が高くなる。
また、本発明は、上記した構成において、コア本体のスプールを設けた側の端部外周面に形成され、第1のギアと噛合する回転ギア部と、前記スプールの嵌入部の外周面に形成された螺子部と、前記螺子部に螺合されると共に第2のギアと噛合する調整ギア部と、を有したものである。
記録媒体シートは使用開始端から使用終了端に亘って次第にバックテンションが高い状態から低い状態に変化すれば、使用時に安定して記録媒体シートが引き出される(以下、走行という)ことが判明している。従って供給コアにおいては、記録媒体シートの使用開始端から使用終了端に亘って次第にバックテンションを低くするべくばねの付勢力を低下させる構成とした。
すなわち、第1のギアは、コア本体のスプールを設けた側の端部外周面に形成された回転ギア部と噛合している。一方、第2のギアは、スプールの嵌入部の外周面に形成された螺子部に螺合された調整ギアと噛合している。第1のギアと第2のギアはそれぞれギア比を異ならせており、第2のギアと噛合した調整ギアが遅く回転する設定とされている。
コア本体が使用により回転すると、回転ギアの回転で第1のギアと第2のギアが回転し、さらにその回転により調整ギアも回転する。調整ギアはコア本体(回転ギア)及びスプール自体の回転に遅れて回転する。これにより調整ギアは嵌入部の螺子部を螺退出し、調整ギアとコア本体の凹部との間隔が広くなって、この間に介在されたばねの付勢力が次第に低くなる。つまり、使用時にコア本体が回転するにつれて、バックテンションが低くなっていくのである。
このようにすることで、記録媒体シートの使用開始端から使用終了端に至るまで一定のテンションを得ることができ、記録媒体シートの走行安定性に寄与する。また、このような構成を採用しても、供給コアの(コア本体における軸方向の)外形寸法は大きくなることがなく、記録装置の小型化の弊害にならない。
また、本発明は、上記構成において、スプールとコア本体とを分離可能としたものであり、このようにすることで、記録媒体シートの使用終了時に、コア本体とスプールとを分離し、ばねを取り出して例えば金属部材と樹脂部材とに分別して廃棄することができる。
以下に本発明の供給コアの実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明の供給コアの第1実施例構成を、図2及び図3は本発明の供給コアの第2実施例構成を、図4は本発明の供給コアの第3実施例構成を、図5は本発明の供給コアの第4実施例構成を、図6は本発明の第5実施例構成を、各々示す。
以下、第1〜第5実施例をそれぞれ説明するが、各実施例において共通した構成について第1実施例を代表して説明し、以降の第2〜第5実施例においては説明の重複を避けるために、第1実施例と異なる構成について説明する。なお、図面において共通した部材には同じ参照符号を付している。
(第1実施例)
図1に示す第1実施例の供給コア1は、以下の構成となっている。2は、不図示の記録媒体シート(以下、シートという)が巻き取られた例えばプラスチック製の筒状のコア本体である。コア本体2は、本実施例(第1〜第5実施例)では両端部において、中央に向かって窪んだ凹部2aが形成されている。また、コア本体2は、その軸方向途中箇所に、該コア本体2の軸方向と直交する段部2bが形成されている。段部2bには、その中心部に孔2cが形成されている。
3は、コア本体2の上記凹部2aに嵌入されるスプールである。スプール3は、前記したように凹部2aに嵌入される嵌入部3aが形成されている。嵌入部3aの嵌入端部とは反対方向の端部には、例えば該コア本体2の中央部の径より大径とされたフランジ部3bが一体的に形成されている。
フランジ部3bにおける嵌入部3aが形成された側と反対側の中央部には、記録装置の収納スペースの装着箇所で枢支される枢支部3cが形成されている。また、スプール3は、嵌入部3aの挿入端部に、孔2cと係合して摩擦力を発揮する係合部3dが形成されている。この係合部3dは、挿入方向に逆テーパが形成されており、テーパの底面(スプール3の反挿入側の面)と段部2bとが係合する。
4は、本実施例(第1〜第5実施例)では、嵌入部3aが挿入されるコイルばねである。このコイルばね4は、段部2b(つまり凹部2aの底面)と、第1,2,5実施例においてはスプール3のフランジ部3bとの間に設けられる。コイルばね4は、自然長で伸張状態であり、スプール3のフランジ部3bとの間に設けられるときには常に自然長に満たない長さに短縮されている
供給コア1は、スプール3とコア本体2が係合部3dによって係合している。コイルばね4は、上記したように短縮状態でスプール3のフランジ部3bとの間に設けられているから、係合部3dにおけるスプール3の反挿入側の面と段部2bとの接触が強固となり、コア本体2が回転しにくくなっている。この作用によってバックテンションが付与されることになる。
以上のように、第1実施例では、コイルばね4をコア本体の凹部2aに内蔵するようにしているので、スプール3の一端の枢支部3cから他端の枢支部3cまでの長さが変更されることがなく、既存の記録装置における収納スペースに、バックテンションを付与された供給コア1を汎用的に使用することができる。
(第2実施例)
図2及び図3に示す第2実施例における本発明の供給コア11について、第1実施例の供給コア1と異なる構成のみを説明する。フランジ部3bは、上フランジ部3b1と下フランジ部3b2に分割されている。下フランジ部3b2は嵌入部3aが挿入されている。
上フランジ部3b1の下フランジ部3b2と対向する面には、嵌入部3aを中心とした上螺旋段部3baが形成されている。一方、下フランジ部3b2の上フランジ部3b1と対向する面には、同じく嵌入部3aを中心とした上螺旋段部3baとは反対方向の下螺旋段部3bbが形成されている。
さらに、下フランジ部3b2の上フランジ部3b1と対向する面の周縁部には、枢支部3cと平行にされた操作杆3eが形成されている。また、上フランジ部3b1の周縁部には、操作杆3eの周面が係合する調整部3fが形成されている。調整部3fは、本第2実施例では例えば3f1,3f2,3f3、の3箇所に形成している。以上の構成がスプール3側に有した調整機構の構成となる。
第2実施例の供給コア11は、図2に示す状態、すなわち操作杆3eが調整部3f1に位置するときは、上螺旋段部3baと下螺旋段部3bbにおける上フランジ部3b1と下フランジ部3b2との対向方向に最も突出した部位が互いに当接している。
つまり、図2に示す状態のときは、上フランジ部3b1と下フランジ部3b2との間隔が最も広く、この結果、下フランジ部3b2のコア本体2側の面と凹部2aとの間隔は狭くなり、コイルばね4は短縮した状態となってバックテンションは高く設定されていることになる。
そして、必要に応じて、図3に示す状態、すなわち操作杆3eを例えば調整部3f3に移動させることで、図2に示す状態から今度は上螺旋段部3baと下螺旋段部3bbにおける上フランジ部3b1と下フランジ部3b2との対向方向に最も突出していない部位が互いに当接することになる。
つまり、図3に示す状態のときは、上フランジ部3b1と下フランジ部3b2との間隔が最も狭く、この結果、下フランジ部3b2のコア本体2側の面と凹部2aとの間隔は広くなり、コイルばね4は図2に示した状態より伸張し、バックテンションは低く設定される。
以上のように、第2実施例の供給コア11は、操作杆3eを操作することで、スプール3の一端の枢支部3cから他端の枢支部3cまでの長さが変更されることなく、コイルばね4の付勢力のみを調整することができるので、上記した第1実施例の作用効果に加え、シートの巻き長さや、記録装置の巻取コア側のトルクによって異なるバックテンションに対応させることができ、その結果、汎用性を高くすることができる。
(第3実施例)
図4に示す第3実施例における本発明の供給コア21について、第1実施例の供給コア1と異なる構成のみを説明する。供給コア21は、嵌入部3aの軸部分に軸方向に複数(本第3実施例では3個)の調整孔3aaが形成されている。
そして、嵌入部3aは調整板3abに挿通されており、この調整板3abには上記した調整孔3aaと連通する不図示の孔が形成されている。調整板3abは、嵌入部3aに沿って移動し、孔と調整孔3aaとを連通させた状態で調整杆3gが挿通され、嵌入部3aにおける調整孔3aが形成された位置で固定される。以上の構成がスプール3側に有した調整機構の構成となる。
なお、本第3実施例の場合には、予め調整杆3gによって調整板3abを固定しておいて、スプール3cを凹部2aに挿入するようにしている。第3実施例の供給コア21は、調整板3abの位置によって、コイルばね4の付勢力を調整してバックテンションを調整することができるから、上記した第2実施例と同等の作用効果を得ることができる。
(第4実施例)
図5に示す第4実施例における本発明の供給コア31について、第1実施例の供給コア1と異なる構成のみを説明する。第4実施例では、記録装置側あるいは、供給コア31や巻取コア(不図示)を一体的に収納したシートユニットに設けられる減速ギアG1,G2を有する。
供給コア31は、コア本体2のスプール3を設けた側の端部外周面に回転ギア部2Aが形成されている。この回転ギア部2Aは減速ギアG1と噛合する。また、供給コア31は、スプール3の嵌入部3aの外周面に螺子部3aAが形成されている。この螺子部3aAには、減速ギアG2と噛合する調整ギア3aBが螺合している。コイルばね4は、凹部2aと調整ギア3aBとの間に介在している。
本第4実施例構成の供給コア31は、コア本体2及びスプール3が使用により回転すると、これに伴って回転ギア部2Aが回転し、そのときに回転ギア部2Aに噛合した減速ギアG1,G2が回転し、減速ギアG2に噛合した調整ギア3aBが回転する。
減速ギアG1と減速ギアG2とはギア比が異なっており、調整ギア3aBの方がコア本体2(回転ギア部2A)の回転より遅く回転するようになっている。そして、使用によってこれら減速ギアG1,G2の歯数と外径が異なるから、次第に調整ギア3aBが螺子部3aAにおけるコア本体2の端部方向に螺退出することになる。
図5(a)に示すように、シートの使用開始当初は調整ギア3aBがコア本体2の端部に位置しており、このときコイルばね4は短縮状態である。従ってバックテンションが高い状態となっている。そして、シートを使用し、該シートの使用最終端に近付くと、図5(b)に示すように、調整ギア3aBが螺子部3aAから螺退出し、にコイルばね4が伸張することになりバックテンションが低くなる。
ここで、本第4実施例における効果を確認するために行った実験の結果を示す。実験は、回転ギア部2Aの歯数を45、減速ギアG1の歯数を46、調整ギア3aBの歯数を46、減速ギアG2の歯数を45とし、モジュールを0.5、コア本体2が500回転するのに対して調整ギア3aBが478回転するように設定した。
上記設定のうえ、シート中央部をクリップで把持し、巻取方向と同角度にてテンションゲージ(テクロック社製:ダイヤルテンションゲージDT−150)を用いて供給コアにおけるシートの巻き径が40mm付近と、22mm付近のテンションをそれぞれ3回測定した。比較例は、本発明の構成を採用しないバックテンションを何ら考慮していない供給コアについて、シートの巻き径が40mm付近と、22mm付近のテンションをそれぞれ3回測定した。
Figure 0004340179
上記実験からも明かなように、本第4実施例の供給コア31は、比較例に較べて、シートの使用につれ、シートのテンションが変わることがなく安定したテンションであった。以上のように、本第4実施例の供給コア31は、スプール3の一端の枢支部3cから他端の枢支部3cまでの長さが変更されることなく、シートの使用につれて自らでバックテンションを調整するので、上記した第1実施例の作用効果に加え、シートの使用開始端から使用終了端に至るまで一定のテンションを得ることがで、シートの走行安定性に寄与することができる。
(第5実施例)
図6に示す第5実施例における本発明の供給コア41について、第1実施例の供給コア1と異なる構成のみを説明する。第5実施例では、コア本体2の例えば段部2bから中央方向の周面に孔2dを形成している。この孔2dは、係合部3dのテーパ部を押さえて該係合部3dを孔2cから抜き出すために形成されている。
このようにすることで、スプール3は、コア本体2から分離することができる。そして、スプール3とコア本体2を分離することで、コイルばね4をも分別することができる。従って、例えば樹脂製とされたスプール3やコア本体2等と金属製のコイルばね4とを分別して廃棄したり再利用に供したりできる。
上記第1〜第5実施例では、記録装置に用いられるシートを製造時に巻き取っておき、使用時に該シートを送り出す供給コアに採用した例を示しているが、長尺状のシートが巻き取られたコアから該シートを引き出して使用する分野において採用すれば上記と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第1実施例の供給コアを示し、(a)は分解断面図、(b)は断面図、である。 本発明の第2実施例の供給コアのバックテンションが高い状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は断面図、である。 本発明の第2実施例の供給コアのバックテンションが低い状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は断面図、である。 本発明の第3実施例の供給コアを示す断面図である。 本発明の第4実施例の供給コアを示し、(a)はバックテンションの高い状態の断面図、(b)バックテンションの低い状態の断面図、である。 本発明の第5実施例の供給コアを示し、(a)は分解断面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は断面図、である。
符号の説明
1 供給コア
2 コア本体
2a 凹部
2b 段部
2c 孔
3 スプール
3a 嵌入部
3b フランジ部
3c 枢支部
3d 係合部
11 供給コア
3b1 上フランジ部
3ba 上螺旋段部
3b2 下フランジ部
3bb 下螺旋段部
3e 操作杆
3f 調整部
21 供給コア
3aa 調整孔
3ab 調整板
3g 調整杆
31 供給コア
2A 回転ギア部
3aA 螺子部
3aB 調整ギア
41 供給コア
2d 孔

Claims (4)

  1. 記録装置の収納スペースに装着して用いられ、該記録装置で用いられる長尺状の記録媒体シートが巻かれた供給コアにおいて、記録媒体シートが巻き取られたコア本体と、前記記録装置の収納スペースの装着箇所に枢支されるスプールと、このスプールから前記コア本体にバックテンションを付与するばねと、を備え、前記コア本体には、少なくとも一端に形成され中央に向かって窪んだ凹部と、該コア本体の軸方向途中箇所に該軸方向と直交するように形成された段部と、この段部の中心部に形成された孔とを有し、前記スプールには、前記凹部に嵌入される嵌入部、この嵌入部の挿入端部に挿入方向に逆テーパの底面で形成され、前記孔と係合して摩擦力を発揮する係合部前記嵌入部の嵌入方向とは反対側に該コア本体の軸と直交する面が形成されたフランジ部と、このフランジ部の該嵌入部が位置する側と反対側に形成された枢支部とを有しさらに、前記ばねを、前記コア本体の前記凹部の底部と前記スプールの前記フランジ部との間隔を広げるように付勢すべく、該凹部の底部と該フランジ部との間に位置するように設ける、ことを特徴とする供給コア。
  2. ばねの付勢力を調整する調整機構をスプールに有したことを特徴とする請求項1記載の供給コア。
  3. コア本体のスプールを設けた側の端部外周面に形成され、第1のギアと噛合する回転ギア部と、前記スプールの嵌入部の外周面に形成された螺子部と、前記螺子部に螺合されると共に第2のギアと噛合する調整ギア部と、を有したことを特徴とする請求項1記載の供給コア。
  4. スプールとコア本体とを分離可能としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の供給コア。
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