JP4339329B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、通信回線を介して接続された通信端末装置を通信の相手先として指定するためのアドレス情報と当該アドレス情報で示される通信端末装置をユーザが認識容易な名称で示した名称情報とを記憶する機能を有する画像形成装置に関する。
多くのファクシミリ装置では、相手先名称やファクシミリ番号の短縮番号登録など、ファクシミリ通信を行う際に必要となる情報を、予め記憶しておくことが可能になっている。また、複写機、ファクシミリ装置、及びスキャナ装置等が集約された複合機において、原稿から読み取った画像データを電子メールで送信する機能を備えたものがあり、このような複合機で、相手先名称や電子メールアドレスなど電子メールを送信する際に必要となる情報を、予め記憶しておくようにされているものも知られている。
このようなファクシミリ装置や複合機では、予め記憶している相手先名称やファクシミリ番号、あるいは電子メールアドレス等のリストを、記録紙に印字する機能を備えたものが知られている。また、このような相手先名称やファクシミリ番号、あるいは電子メールアドレス等は、個人情報であることに鑑みて、誰でも自由にこのような相手先名称やファクシミリ番号、あるいは電子メールアドレス等のリストを記録紙に印字できるとすると、情報管理上問題があるため、このようなリストを印字する際には、特定のユーザに付与されたパスワードが入力されないと、これらのリストが印字されないようにされたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−264622号公報
ところで、特許文献1に記載されたようなファクシミリ装置や複合機では、情報管理を厳格にしてパスワードを付与するユーザを少数に限定すると、パスワードを付与されないその他のユーザは相手先名称やファクシミリ番号、あるいは電子メールアドレス等のリストを印字することができず、不便である。一方、利便性を優先して、パスワードを付与するユーザを増やすと、情報管理上の問題が生じるという不都合があった。
本発明は、このような問題に鑑みて為された発明であり、通信回線を介して接続された通信端末装置を通信の相手先として指定するためのアドレス情報と当該アドレス情報で示される通信端末装置を名称で示した名称情報とを記憶する機能を有する画像形成装置において、情報管理上の問題が発生することを低減させつつ利便性を向上させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、記録紙に画像を形成する画像形成部と、通信回線を介して接続された通信端末装置との間で通信を行う通信部と、前記通信端末装置を通信の相手先として指定するためのアドレス情報と当該アドレス情報で示される通信端末装置を名称で示した名称情報とを含む相手先情報を記憶する相手先情報記憶部と、前記アドレス情報へのアクセスが許可される第1パスワードと前記アドレス情報へのアクセスが許可されない第2パスワードとを記憶するパスワード記憶部と、パスワードの入力を受け付けるパスワード受付部と、前記パスワード受付部により受け付けられたパスワードが、前記パスワード記憶部に記憶されている第1パスワードと一致する場合に、前記相手先情報記憶部に記憶されているアドレス情報と名称情報とを報知し、前記パスワード記憶部に記憶されている第2パスワードと一致する場合に前記相手先情報記憶部に記憶されている相手先情報のうち前記名称情報と前記アドレス情報の一部とを報知し、前記第1及び第2パスワードのいずれにも一致しない場合には前記アドレス情報及び前記名称情報のいずれも報知しない報知処理部とを備え前記アドレス情報のすべては、ユーザ名とドメイン名とからなるメールアドレスであり、前記報知処理部は、前記パスワード受付部により受け付けられたパスワードが前記パスワード記憶部に記憶されている第2パスワードと一致する場合、前記相手先情報記憶部に記憶されている前記メールアドレスのユーザ名を伏せた状態でドメイン名部分を前記アドレス情報の一部として報知する。
この構成によれば、報知処理部によって、パスワード受付部により受け付けられたパスワードがパスワード記憶部に記憶されている第1パスワードと一致する場合に、前記相手先情報記憶部に記憶されているアドレス情報と名称情報とが報知され、パスワード受付部により受け付けられたパスワードがパスワード記憶部に記憶されている第2パスワードと一致する場合に相手先情報記憶部に記憶されている相手先情報のうち名称情報が報知されるので、第1パスワードを知らされたユーザ、すなわちアドレス情報にアクセスすることが許されたユーザは、パスワードを入力することにより、機密性の低い名称情報と機密性の高いアドレス情報とを報知処理部に報知させることができ、利便性が向上する。また、第2パスワードを知らされたユーザ、すなわちアドレス情報にアクセスすることが許されないユーザは、パスワードを入力することにより、機密性の低い名称情報を報知処理部に報知させることができ、利便性が向上すると共に、機密性の高いアドレス情報は報知されないので、情報管理上の問題が発生することを低減させることができる。
この構成によれば、パスワード受付部により第2パスワードが受け付けられた場合、相手先情報記憶部に記憶されているアドレス情報の一部が部分的に伏せられて報知され、アドレス情報で示される通信端末装置を特定できないので、情報管理上の問題が発生することを低減させることができる。また、アドレス情報の一部は報知されるので、ユーザは、報知されたアドレス情報の一部を手懸かりにすることができる。
この構成によれば、パスワード受付部により第2パスワードが受け付けられた場合、相手先情報記憶部に記憶されているメールアドレスのユーザ名が部分的に伏せられて報知され、メールアドレスを特定できないので、情報管理上の問題が発生することを低減させることができる。また、メールアドレスのドメイン名は報知されるので、ユーザは、報知されたドメイン名を手懸かりに当該メールアドレスの相手先における所属組織が判る場合があり、利便性が向上する。
また、原稿の画像を読み取るスキャナ部と、前記スキャナ部により読み取られた画像データを前記通信回線を介して前記通信端末装置へ電子メールにより送信するスキャナ制御部とをさらに備え、前記アドレス情報は、前記画像データの送信先を示すメールアドレスであることが好ましい。
この構成によれば、スキャナ部により読み取られた画像データを前記通信回線を介して前記通信端末装置へ電子メールにより送信するスキャナ制御部を備えた画像形成装置において、第1パスワードを知らされたユーザ、すなわちアドレス情報にアクセスすることが許されたユーザは、パスワードを入力することにより、機密性の低い名称情報と機密性の高いメールアドレスとを報知処理部に報知させることができるので、利便性が向上する。また、第2パスワードを知らされたユーザ、すなわちアドレス情報にアクセスすることが許されないユーザは、パスワードを入力することにより、機密性の低い名称情報を報知処理部に報知させることができるので、利便性が向上すると共に、機密性の高いメールアドレスは報知されないので、情報管理上の問題が発生することを低減させることができる。
また、前記報知処理部は、前記画像形成部に情報を印字させることにより、前記報知を行うことが好ましい。この構成によれば、画像形成部により記録紙に印字されて、報知が行われる。
また、前記報知処理部は、前記通信部により情報を前記通信端末装置へ送信させることによって、前記報知を行うようにしてもよい。この構成によれば、通信部により情報が通信端末装置へ送信されて報知されるので、ユーザは、通信端末装置を用いて報知された情報を確認することができる。
このような構成の画像形成装置は、報知処理部によって、パスワード受付部により受け付けられたパスワードがパスワード記憶部に記憶されている第1パスワードと一致する場合に、前記相手先情報記憶部に記憶されているアドレス情報と名称情報とが報知され、パスワード受付部により受け付けられたパスワードがパスワード記憶部に記憶されている第2パスワードと一致する場合に相手先情報記憶部に記憶されている相手先情報のうち名称情報が報知されるので、第1パスワードを知らされたユーザ、すなわちアドレス情報にアクセスすることが許されたユーザは、パスワードを入力することにより、機密性の低い名称情報と機密性の高いアドレス情報とを報知処理部に報知させることができ、利便性が向上する。また、第2パスワードを知らされたユーザ、すなわちアドレス情報にアクセスすることが許されないユーザは、パスワードを入力することにより、機密性の低い名称情報を報知処理部に報知させることができ、利便性が向上すると共に、機密性の高いアドレス情報は報知されないので、情報管理上の問題が発生することを低減させることができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態であるデジタル複合機の構成の一例を示すブロック図である。複合機とは、複写機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能及びスキャナ機能等、画像形成に関する複数の機能を兼ね備えた装置である。
複合機1は、スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、データメモリ36、制御部41、操作パネル部51、ファクシミリ通信部61(通信部)、ネットワークI/F部71(通信部)、パラレルI/F部72、シリアルI/F部73及びHDD(ハードディスクドライブ)74を備えて構成されている。
そして、スキャナ部11、画像処理部21、データメモリ36、制御部41、操作パネル部51及びネットワークI/F部71によって、取り込んだ画像データを予め指定されたメールアドレスへ電子メールとして送信したり、IPアドレスへ直接送信したりするネットワークスキャナ機能が実現される。また、スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、データメモリ36、制御部41、操作パネル部51及びファクシミリ通信部61によって、ファクシミリ機能が実現される。さらに、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51、ネットワークI/F部71及びパラレルI/F部72によって、プリンタ機能が実現される。また、スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41及び操作パネル部51によって、コピー機能が実現される。
操作パネル部51は、使用者がコピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能及びスキャナ機能等に関する操作を行うために使用され、パスワードや、使用者による操作指示、例えばデータメモリ36に記憶されている情報の印字を指示するデータ印字指示等を制御部41に与えるものである。操作パネル部51は、タッチパネル等を有する表示部52と、スタートキーやテンキー等を有する操作キー部53とを含む。この場合、操作パネル部51は、パスワード受付部及び指示受付部の一例に相当している。
表示部52は、タッチパネルとLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたカラー表示可能なタッチパネルユニット等を有し、種々の操作画面を表示し、入力操作を可能にするものであり、例えばファクシミリ機能実行時において、ユーザ選択、送信先選択、送信設定等に関する情報を表示するとともに、使用者が当該部分をタッチすることで種々の操作指示やパスワードを入力するための操作ボタン等を表示する。操作キー部53は、使用者によるコピー実行開始指令、あるいはファクシミリ送信開始指令といった種々の指示入力を行うために用いられる。
スキャナ部11は、原稿の画像を光学的に取得して画像データを生成するものである。スキャナ部11は、露光ランプ12及びCCD(電荷結合素子)13を含んでいる。スキャナ部11は、露光ランプ12によって原稿を照射し、その反射光をCCD13で受光することで、原稿画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部21へ出力する。スキャナ部11はモノクロ原稿だけでなく、カラー原稿や写真原稿の読み取りが可能となっていてもよい。
画像処理部21は、画像データに対する各種画像処理を行うものである。例えば、画像処理部21は、スキャナ部11で読み取られるなどして得られた画像データに対して、レベル補正、γ補正等の所定の補正処理、画像データの圧縮または伸張処理、拡大または縮小処理等の種々の画像処理(加工処理)を行う。画像処理部21は、画像メモリ22を含み、処理された画像データ等をこの画像メモリ22に記憶したり、プリンタ部31、ファクシミリ通信部61又はネットワークI/F部71等へ出力したりする。
プリンタ部31は、スキャナ部11によって読み取られた原稿の画像データ、ネットワークI/F部71を介して外部のパーソナルコンピュータ等から受信した画像データ、及びファクシミリ通信部61によって外部のファクシミリ装置から受信したファックスデータ等の画像データに対する画像を所定の記録紙に印刷するものである。プリンタ部31は、給紙カセット及び給紙ローラ等を有する用紙搬送部32、中間転写体ローラ、感光体ドラム、露光装置及び現像装置等を有する画像形成部33、転写ローラ等を有する転写部34並びに定着ローラ等を有する定着部35を含む。具体的には、用紙搬送部32は記録紙を画像形成部33へ搬送し、画像形成部33は上記画像データに対応するトナー像を形成し、転写部34はトナー像を記録紙に転写し、定着部35はトナー像を記録紙に定着させて画像を形成する。
データメモリ36は、例えばファクシミリ通信を行う際やネットワークスキャナとして使用される際の送信相手先、例えば短縮釦登録の相手先をユーザが認識可能な名称で示した名称情報や、送信相手先を指定するためのファクシミリ番号、メールアドレスやIPアドレス等のアドレス情報、あるいはこれらの情報を指定するための短縮番号等を予め記憶している。これらの記憶内容は、操作パネル部51への入力操作によって、制御部41によって適宜書き換えが可能となっている。また、データメモリ36には、アドレス情報にアクセスすることが許された例えば複合機1の管理責任者等のユーザに付与された重要度の高い第1パスワードと、アドレス情報へのアクセスが許されない一般ユーザに付与された重要度の低い第2パスワードとが予め記憶されている。この場合、データメモリ36は、相手先情報記憶部及びパスワード記憶部の一例に相当している。
なお、第1及び第2パスワードは、複合機1に対して所定数、例えば一つずつ設定され、その第1及び第2パスワードをそれぞれアクセス権限に応じて対象となる複数のユーザに知らせるようにしてもよく、ユーザ毎に個別のパスワードを設定して知らせておき、各パスワードをそれぞれ第1及び第2パスワードのいずれかに設定するようにしてもよい。
ファクシミリ通信部61は、符号化/復号化部(図示せず)、変復調部(図示せず)及びNCU(Network Control Unit)(図示せず)を含み、スキャナ部11によって読み取られた原稿の画像データを電話回線やインターネット回線等の通信回線611を介して他のファクシミリ装置へ送信したり、他のファクシミリ装置から送信されてきた画像データを受信したりするものである。前記符号化/復号化部は、送信する画像データを圧縮・復号化し、受信した画像データを伸張・復号化するものであり、変復調部は、圧縮・復号化された画像データを音声信号に変調したり、受信した信号(音声信号)を画像データに復調したりするものである。また、NCUは、送信先となるファクシミリ装置との電話回線による接続を制御するものである。
ネットワークI/F部71は、ネットワークインターフェース(例えば10/100base-TX)等を用い、LAN(Local Area Network)やインターネット等の通信回線711を介して接続されたユーザ側サーバとの間での種々のデータの送受信を制御するものである。また、通信回線711にパーソナルコンピュータ等の図示しない1または複数の通信端末装置が接続されている場合に、ネットワークI/F部71はこれらの通信端末装置との間での種々のデータの送受信を制御する。例えば、ネットワークI/F部71は、スキャナ部11によって読み取られた原稿画像データを通信端末装置へ電子メールとして送信したり、プリンタ部31で印刷するために通信端末装置から送られた画像データを受信したりする。
パラレルI/F部72は、高速双方向パラレルインターフェイス(例えばIEEE1284準拠)等を用いて、複数の信号線を用いて複数ビット単位でデータを送信するパラレル伝送によって、外部機器等から印刷データ等を受信等するものである。シリアルI/F部73は、シリアルインターフェイス(例えばRS−232C)等を用い、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送によって、外部機器等から種々のデータ等を受信等するものである。
HDD74は、スキャナ部11によって読み取られた画像データやネットワークを介して送信されてきた画像データ、あるいは当該画像データに設定されている出力形式等を記憶するものである。HDD74に記憶されている画像データは、該複合機1で使用されるだけでなく、ネットワークI/F部71を介して通信端末装置によって確認されたり、通信端末装置の所定のフォルダへ転送されることによって、該通信端末装置での使用に供されたりする。
なお、複合機1では、上述の各機能を組み合わせて種々の機能が実現される。例えば、スキャナ機能として、PC送信機能、及びE−mail送信機能等が実現されてもよい。ここで、PC送信機能とは、原稿から読み取った画像データを、ネットワークを介して任意の通信端末装置等へ直接送信する機能である。E−mail送信機能とは、原稿から読み取った画像データを電子メールの添付ファイルとして、ネットワークを介し例えば図略のSMTPサーバへ直接送信し、さらにこのSMTPサーバからネットワークを介して任意の通信端末装置等へ当該電子メールを送信することによって、原稿から読み取った画像データを電子メールの添付ファイルとして送信する機能である。
制御部41は、図略のCPU(Central Processing Unit:中央演算処理部)、そのCPUの動作を規定するプログラムを格納するRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)、ならびに一時的にデータを保管するRAMや、これらの周辺装置等を有している。これによって、制御部41は、操作パネル部51等で受け付けられた指示情報や、複合機1の各所に設けられているセンサからの検出信号に応じて、該複合機1全体の制御を行う。より具体的には、制御部41は、スキャナコントローラ42(スキャナ制御部)、ファクシミリコントローラ43(ファクシミリ制御部)、プリンタコントローラ44、コピーコントローラ45、及び報知処理部46として機能する。
制御部41としてのコンピュータが読み取ることによって上述の各機能を実現するためのプログラムは、HDD74等の不揮発性且つ大容量の外部記憶装置に格納しておき、前記RAM等の主記憶装置に適宜転送することで、CPUによる実行に供することも可能である。前記プログラムは、ROM或いはCD―ROM等の記録媒体を通じて供給することも、ネットワークI/F部71に接続されるネットワーク等の伝送媒体を通じて供給することも可能である。伝送媒体は、有線の伝送媒体に限らず無線の伝送媒体であってもよい。また、伝送媒体には、通信線路のみでなく、通信線路を中継する中継装置、例えばルータ等の通信リンクをも含む。
プログラムがROMを通じて供給される場合には、当該プログラムが記録されたROMを制御部41に搭載することによって、CPUによる実行に供することができる。プログラムがCD−ROMを通じて供給される場合には、CD−ROM読み取り装置を、例えばパラレルI/F部72へ接続し、当該プログラムをRAM或いはHDD74へ転送することによって、CPUによる実行に供することができる。また、プログラムが伝送媒体を通じて供給される場合には、ネットワークI/F部71を通じて受信したプログラムをRAM或いはHDD74へ転送することによって、CPUによる実行に供することができる。
スキャナコントローラ42は、スキャナ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御するものである。ここで、PC送信機能を実現する場合には、スキャナコントローラ42は、ネットワークI/F部71によって、スキャナ部11により読み取られた原稿の画像データを通信回線711を介して、データメモリ36に記憶されているIPアドレスで指定される通信端末装置へ直接送信させる。
また、E−mail送信機能を実現する場合には、スキャナ部11により読み取られた原稿の画像データを電子メールの添付ファイルとして、ネットワークI/F部71によって、データメモリ36に記憶されているメールアドレスを宛先に指定して、通信回線711を介し例えば図略のSMTPサーバへ直接送信し、さらにこのSMTPサーバからネットワークを介して通信端末装置等へ当該電子メールを送信することによって、原稿から読み取った画像データを電子メールの添付ファイルとして送信させる。
ファクシミリコントローラ43は、ファクシミリ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御するものである。ファクシミリコントローラ43は、ファクシミリの送信を行う際には、ファクシミリ通信部61によって、スキャナ部11により読み取られた原稿の画像データを通信回線611を介して、データメモリ36に記憶されている電話番号を指定してファクシミリ装置等へ直接送信させる。
プリンタコントローラ44は、プリンタ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御するものである。コピーコントローラは、コピー機能を実現するために用いられる各部の動作を制御するものである。
報知処理部46は、操作パネル部51によりデータ印字指示とパスワードとが受け付けられ、さらに操作パネル部51により受け付けられたパスワードが、データメモリ36に記憶されている第1パスワードと一致する場合に、データメモリ36に記憶されている短縮番号、名称情報、及びアドレス情報をプリンタ部31により記録紙に印字させ、データメモリ36に記憶されている第2パスワードと一致する場合にはデータメモリ36に記憶されている短縮番号と名称情報とをプリンタ部31により記録紙に印字させる。
次に、上述のように構成された複合機1の動作について説明する。図2は、複合機1の動作の一例を示すフローチャートである。まず、操作パネル部51によって、データメモリ36に記憶されている相手先について登録されている情報の印字を指示するデータ印字指示が受け付けられると(ステップS1でYES)、報知処理部46からの制御信号に応じて、表示部52にパスワードの入力を促すメッセージが表示される(ステップS2)。そして、ユーザが操作パネル部51を用いてパスワードを入力すると、操作パネル部51により受け付けられたパスワードが報知処理部46へ出力される(ステップS3)。
次に、報知処理部46によって、操作パネル部51で受け付けられたパスワードとデータメモリ36に記憶されている第1パスワード、例えば「9876」が比較され(ステップS4)、操作パネル部51で受け付けられたパスワードと第1パスワードとが一致すると(ステップS4でYES)、操作者が管理責任者等のアクセス権限が高く設定されたユーザであると判断されてステップS5へ移行する一方、操作パネル部51で受け付けられたパスワードと第1パスワードとが一致しなければ(ステップS4でNO)、報知処理部46により操作者が管理責任者等のユーザではないと判断されてステップS9へ移行する。
次に、ステップS5において、第1パスワードを有するユーザがアクセスすることができる情報として予め設定されている複数の情報リスト、例えば相手先情報、複合機1により画像形成が行われた回数を示すカウンタ情報、及びその他複合機1に関する設定情報等の情報が、報知処理部46により表示部52に選択可能に表示され、ユーザが操作パネル部51を用いて選択された情報が、操作パネル部51により印字対象の情報リストとして受け付けられる(ステップS5)。
そして、報知処理部46により、操作パネル部51で受け付けられた印字対象の情報リストが相手先情報であるか否かが確認され(ステップS6)、相手先情報でなければ(ステップS6でNO)報知処理部46からの制御信号に応じてプリンタ部31によって、当該受け付けられた情報が一覧表形式にされて印字され(ステップS7)、相手先情報であれば報知処理部46からの制御信号に応じてプリンタ部31によって、データメモリ36に記憶されている相手先情報が一覧表形式にされて印字される(ステップS8)。ステップS8において、相手先情報は、例えば図3に示すように、短縮番号と、名前(名称情報)と、電話番号と、メールアドレスとが一覧表形式にされて印字される。
また、ステップS9において、報知処理部46によって、操作パネル部51で受け付けられたパスワードとデータメモリ36に記憶されている第2パスワード、例えば「1234」が比較され(ステップS9)、操作パネル部51で受け付けられたパスワードと第2パスワードとが一致すると(ステップS9でYES)、操作者が一般ユーザ等のアクセス権限が低く設定されたユーザであると判断されてステップS10へ移行する一方、操作パネル部51で受け付けられたパスワードと第2パスワードとが一致しなければ(ステップS9でNO)、報知処理部46により、操作者は複合機1に関する情報へのアクセス権限を有しないと判断されて、処理を終了する。
次に、ステップS10において、報知処理部46からの制御信号に応じてプリンタ部31によって、データメモリ36に記憶されている短縮番号と名前(名称情報)とが、例えば図4に示すように、一覧表形式にされて印字される(ステップS10)。
以上、ステップS1〜S10の処理により、第1パスワードを知らされたユーザ、すなわちアドレス情報にアクセスすることが許されたユーザは、パスワードを入力することにより、図3に示すように、短縮番号及び名前(名称情報)と、電話番号及びメールアドレスといった機密性の高いアドレス情報とが一覧形式で印字されるので、利便性が向上する。一方、第2パスワードを知らされたユーザ、すなわちアドレス情報にアクセスすることが許されないユーザは、パスワードを入力することにより、図4に示すように、短縮番号及び名前(名称情報)が一覧形式で印字されるので、データメモリ36に登録されている相手先の名前や、その短縮番号といった機密性の低い情報を確認することができるという利便性を確保しつつ、電話番号及びメールアドレスといった機密性の高いアドレス情報は印字されず、情報管理上の問題が発生することを低減させることができる。
また、ユーザは、自分のパスワードを複合機1に入力するだけで、別途複合機1に印字させる情報の種類を設定することなく各ユーザの権限に応じた情報を、複合機1に印字させることができるので、利便性が向上する。
なお、ステップS10において、アドレス情報を全く印字しない例を示したが、例えば図5に示すように、電話番号の加入者番号部分と、アドレスのユーザ名部分とを伏せ字(図5において伏せ字を「X」で示す)にして印字するようにしてもよい。この場合、電話番号の局番部分のみ、及びメールアドレスのドメイン名部分のみでは相手先を特定することができないので、機密性は保たれ、情報管理上の問題が発生することを低減させることができる。さらに、例えばデータメモリ36に同じ名前の相手先が複数登録されていた場合など、伏せ字にされていない電話番号の局番部分、及びメールアドレスのドメイン名部分を手懸かりにして登録内容を区別することができるので、利便性が向上する。
この場合、伏せ字は、例えば図5に示すように、本来の数字やアルファベットを「X」のような他の文字や記号に置き換えてもよく、黒塗りにしてもよく、あるいは表示しないことにより本来の内容を伏せてもよい。
また、ステップS1,S3において、データ印字指示及びパスワードを、操作パネル部51によって受け付ける例を示したが、例えばデータ印字指示やパスワードが、例えば通信回線711に接続されているパーソナルコンピュータ等の通信端末装置から通信信号により送信され、ネットワークI/F部71により受け付けられる構成としてもよい。この場合、ネットワークI/F部71は、パスワード受付部及び指示受付部の一例に相当している。
また、ステップS7,S8,S10において、名称情報やアドレス情報等の情報を、プリンタ部31により記録紙に印字する例を示したが、例えばこれらの情報をネットワークI/F部71によって通信回線711に接続されているパーソナルコンピュータ等の通信端末装置へ送信し、これら通信端末装置の画面に、例えば図3,図4,図5に示すような情報を表示させる構成としてもよい。
また、操作パネル部51により第1パスワードが受け付けられた場合のみ、ステップS5において複数の情報リストから、印字対象の情報リストを選択可能にする構成を示したが、第2パスワードを有するユーザがアクセスすることができる情報リストを複数種類予め設定しておくことで、操作パネル部51により第1パスワードが受け付けられた場合においても複数の情報リストのうち印字対象の情報リストを選択可能にする構成としてもよい。
また、画像形成装置の一例として、複合機の例を示したが、例えばスキャナコントローラ42、プリンタコントローラ44及びコピーコントローラ45を備えないファクシミリ装置であってもよい。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態であるデジタル複合機の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す複合機の動作の一例を示すフローチャートである。 情報の印字例を示す説明図である。 情報の印字例を示す説明図である。 情報の印字例を示す説明図である。
符号の説明
1 複合機
11 スキャナ部
12 露光ランプ
21 画像処理部
22 画像メモリ
31 プリンタ部
32 用紙搬送部
33 画像形成部
34 転写部
35 定着部
36 データメモリ
41 制御部
42 スキャナコントローラ
43 ファクシミリコントローラ
44 プリンタコントローラ
45 コピーコントローラ
46 報知処理部
51 操作パネル部
52 表示部
53 操作キー部
61 ファクシミリ通信部
71 ネットワークI/F部
72 パラレルI/F部
73 シリアルI/F部
611 通信回線
711 通信回線

Claims (4)

  1. 記録紙に画像を形成する画像形成部と、
    通信回線を介して接続された通信端末装置との間で通信を行う通信部と、
    前記通信端末装置を通信の相手先として指定するためのアドレス情報と当該アドレス情報で示される通信端末装置を名称で示した名称情報とを含む相手先情報を記憶する相手先情報記憶部と、
    前記アドレス情報へのアクセスが許可される第1パスワードと前記アドレス情報へのアクセスが許可されない第2パスワードとを記憶するパスワード記憶部と、
    パスワードの入力を受け付けるパスワード受付部と、
    前記パスワード受付部により受け付けられたパスワードが、前記パスワード記憶部に記憶されている第1パスワードと一致する場合に、前記相手先情報記憶部に記憶されているアドレス情報と名称情報とを報知し、前記パスワード記憶部に記憶されている第2パスワードと一致する場合に前記相手先情報記憶部に記憶されている相手先情報のうち前記名称情報と前記アドレス情報の一部とを報知し、前記第1及び第2パスワードのいずれにも一致しない場合には前記アドレス情報及び前記名称情報のいずれも報知しない報知処理部とを備え
    前記アドレス情報のすべては、ユーザ名とドメイン名とからなるメールアドレスであり、
    前記報知処理部は、前記パスワード受付部により受け付けられたパスワードが前記パスワード記憶部に記憶されている第2パスワードと一致する場合、前記相手先情報記憶部に記憶されている前記メールアドレスのユーザ名を伏せた状態でドメイン名部分を前記アドレス情報の一部として報知すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 原稿の画像を読み取るスキャナ部と、
    前記スキャナ部により読み取られた画像データを前記通信回線を介して前記通信端末装置へ電子メールにより送信するスキャナ制御部とをさらに備え、
    前記アドレス情報は、前記画像データの送信先を示すメールアドレスであること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記報知処理部は、前記画像形成部に情報を印字させることにより、前記報知を行うこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記報知処理部は、前記通信部により情報を前記通信端末装置へ送信させることによって、前記報知を行うこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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