JP4337586B2 - 光学被膜の形成方法及びその方法で製造された光学物品 - Google Patents
光学被膜の形成方法及びその方法で製造された光学物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4337586B2 JP4337586B2 JP2004067235A JP2004067235A JP4337586B2 JP 4337586 B2 JP4337586 B2 JP 4337586B2 JP 2004067235 A JP2004067235 A JP 2004067235A JP 2004067235 A JP2004067235 A JP 2004067235A JP 4337586 B2 JP4337586 B2 JP 4337586B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- forming
- optical
- composition
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
前記被塗布物に対して、前記インクジェットヘッド群をそのスキャン方向と直交する方向に相対移動させながら、前記被塗布物の全面に光学被膜形成用組成物を塗布する動作をN回繰り返し行ってN回の重ね塗りを行い、
前記被塗布物の全面に光学被膜形成用組成物を塗布するI(但し、Iは、2≦I≦Nの関係を満たす整数)回目の塗布では、I−1回目の塗布に対して、前記インクジェットヘッド群を所定量ΔLだけ前記スキャン方向と直交する方向にずらして塗布を行うことを特徴とする光学被膜の形成方法であって、
前記所定量ΔLは、前記インクジェットヘッド群のノズルピッチNPX≦ΔL<(X/2)×(インクジェットヘッド群のノズルピッチNPX)(但し、Xはインクジェットヘッド群のノズル数)の関係にあることを特徴とする。
図1は、本実施例に係る光学レンズ1の構造例の一例を示す図である。同図において、11はプラスチックレンズ基材、12はプライマー膜、13はハードコート膜、14は反射防止膜(有機AR膜)、15は防汚膜を示している。
インクジェット方式は、10〜100μm径の微小なノズル開口部と圧力発生素子とが設けられた圧力室にインクが充填され、圧力発生素子を電子的に制御することによって圧力室内のインクを加圧し、その圧力で、ノズル開口部からインクを微小な液滴として吐出するものである。
ハードコート膜を形成するためのハードコーティング用組成物は、重合性有機化合物、無機微粒子、並びに溶媒として水及び有機溶剤を含有している。本発明では、ハードコーティング組成物をインクジェット方式で被塗布物に塗布する場合に、ハードコーティング用組成物の被塗布物に対する接触角に着目した。被塗布物表面に対する接触角θが、30°以下となるようにハードコーティング用組成物を調製する。あるいはこのような接触角となるように被塗布物表面の濡れ性を改良する。このようなハードコーティング用組成物とするには、具体的には、水9に対して1の重量比で薄めた水溶液の被塗布物表面に対する接触角θが30°以下の有機溶剤を用いる。なお、本明細書における接触角の測定では、有機溶剤の接触角を測定する場合は水9に対して1の重量比で薄めた水溶液の接触角を測定し、ハードコーティング用組成物の接触角を測定する場合はハードコーティング用組成物そのものの接触角を測定する。有機溶剤の接触角の測定方法において水の割合を多くしているのは、接触角が小さすぎると測定が困難になるので、水分量を多くして接触角を大きくし、接触角の測定を容易にするためである。また、接触角を測定する固体試料は、実際にハードコーティング用組成物を塗布する表面を有する平板である。
R1、R2の炭素数1〜6の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、ブチル基、ビニル基、フェニル基などが挙げられる。X1、X2の加水分解性基としては、メトキシ基、エトキシ基、メトキシエトキシ基等のアルコキシ基、クロロ基、ブロモ基などのハロゲン基、アシルオキシ基等が挙げられる。
(1)Fe(III)、Al(III)、Sn(IV)又はTi(IV)の金属元素を中心原子とするアセチルアセトネート、(2)過塩素酸マグネシウム又は過塩素酸アンモニウム、(3)脂肪酸の飽和又は不飽和カルボン酸、芳香族カルボン酸、あるいはこれらの酸の無水物、(4)LI(I)、Cu(II)、Mn(II)又はMn(III)の金属原子を中心原子とするアセチルアセトネートから選ばれる1種又は2種以上を併用して用いることができる。特に、(1)〜(3)の群の硬化触媒と(4)の群の硬化触媒との併用触媒が、ポットライフが向上するため、好ましい。
次に、本発明のハードコーティング用組成物を本発明の光学被膜の形成方法で形成した実験例を説明する。表1は、ハードコーティング用組成物の塗布パターンおよび主溶剤(ブチルセロソルブ、メタノール)を変更した場合のハードコート膜の外観評価の結果を示している。
(ハードコーティング用組成物(主溶剤=ブチルセロソルブ)の調製)
重合性有機ケイ素化合物として、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン11.95g及びγ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン5.57gを混合し、5分間攪拌した。これに0.1N塩酸を4.37g添加し、1時間攪拌して加水分解を行った。その後、純水を69.30g添加し、1時間攪拌した。更に、シリコン系界面活性剤(日本ユニカー(株)社製、商品名「L−7001」のブチルセロソルブ5%希釈液を1.20g及びシリコン系界面活性剤(日本ユニカー(株)社製、商品名「L−7604」のブチルセロソルブ5%希釈液)を0.80g添加し、10分間攪拌した。次に、無機微粒子として、ブチルセロソルブ分散酸化ケイ素一酸化ジルコニウム−酸化チタン複合微粒子ゾル(商品名:オプトレイク1920Z−U25A8、触媒化成工業(株)社製、固形分20%)を106.81g添加し、1時間攪拌した。更に、室温で20〜36時間熟成させて、固形分15重量%、水分37重量%、ブチルセロソルブ43重量%のハードコーティング用組成物200gを調製した。
アセトンで洗浄した中心厚1.1mm、コバ厚4.7mm、外径80mmのチオウレタン系のプラスチックレンズに、主溶剤がブチルセロソルブのハードコーティング用組成物を、上記パターン1を用いて連続吐出させ、2回重ね塗りした。なお、その際のノズルのずらし量(ΔL)を19ノズルとした。その後、120℃で90分間硬化した。このようにして得られたハ−ドコート被膜の膜厚は2.2μmであった。また、1層目及び2層目の改行部が重ならずに分散されたため、バンディング等の塗りむらがなく、良好な外観であった。
(塗布方法)
実験例1と同様のハードコーティング組成物を、アセトンで洗浄した中心厚1.1mm、コバ厚4.7mm、外径80mmのチオウレタン系のプラスチックレンズに対し、ノズルのずらし量を0.5ノズルとした以外は実験例1と同じ方法で、主溶剤がブチルセロソルブのハードコーティング用組成物を2回重ね塗りし、120℃で90分間硬化した。このようにして得られたハ−ドコート被膜の膜厚は2.2μmであったが、1層目及び2層目の改行部がほぼ重なったため、バンディングが目立ち、要求された外観品質レベルを満たすものではなかった。
(塗布方法)
アセトンで洗浄した中心厚1.1mm、コバ厚4.7mm、外径80mmのチオウレタン系のプラスチックレンズに対し、塗布パターンを塗布パターン2とした以外は実験例1と同じ方法で、主溶剤がブチルセロソルブのハードコーティング用組成物を2回重ね塗りし、120℃で90分間硬化した。このようにして得られたハ−ドコート被膜の膜厚は2.2μmであったが、1層目及び2層目の改行部が同一箇所で重なったため、バンディングが目立ち、要求された外観品質レベルを満たすものではなかった。
(ハードコーティング用組成物(主溶剤=メタノール)の調製)
重合性有機ケイ素化合物として、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン11.95g及びγ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン5.57gを混合し、5分間攪拌した。これに0.1N塩酸を4.37g添加し、1時間攪拌して加水分解を行った。その後、純水を69.30g添加し、1時間攪拌した。更に、シリコン系界面活性剤(日本ユニカー(株)社製、商品名「L−7001」のメタノール5%希釈液を1.20g及びシリコン系界面活性剤(日本ユニカー(株)社製、商品名「L−7604」のメタノール5%希釈液)を0.80g添加し、10分間攪拌した。次に、無機微粒子として、メタノール分散酸化ケイ素一酸化ジルコニウム−酸化チタン複合微粒子ゾル(商品名:オプトレイク1120Z−U25A8、触媒化成工業(株)社製、固形分20%)を106.81g添加し、1時間攪拌した。更に、室温で20〜36時間熟成させて、固形分15重量%、水分37重量%、メタノール43重量%のハードコーティング用組成物200gを調製した。
アセトンで洗浄した中心厚1.1mm、コバ厚4.7mm、外径80mmのチオウレタン系のプラスチックレンズに対し、主溶剤がメタノールのハードコーティング組成物を実験例1と同様の方法で2回重ね塗りし、120℃で90分間硬化した。このようにして得られたハ−ドコート膜の膜厚は2.2μmであったが、コーティング液の乾燥性が高く、レベリング特性が有効に働かなかったため、凹凸が目立ち、要求された外観品質レベルを満たすものではなかった。
ハードコート膜上に、必要によりインクジェット方式で反射防止膜を形成することができる。反射防止被膜を形成するための反射防止膜用コーティング組成物は、重合性有機化合物、無機微粒子、並びに溶媒として水及び有機溶剤等を含有している。本発明における反射防止膜の構成成分は、プラスチックレンズ基材との屈折率差が0.10以上あれば特に制限はされず、公知の物を使用することができる。
R1R2 nSiX1 3−n ・・・(2)
で表される有機ケイ素化合物。(式中、R1は重合可能な反応基を有する有機基であり、R2は炭素数1〜6の炭化水素基であり、X1は加水分解基であり、nは0または1である。)
ここで、上記(A)成分におけるR1は重合可能な反応基をもつ有機基であり、ここでの重合可能な反応基の具体例としては、ビニル基、アリル基、アクリル基、メタクリル基、エポキシ基、メルカプト基、シアノ基、アミノ基等が挙げられる。R2の具体例としては、メチル基、エチル基、ブチル基、ビニル基、フェニル基等が挙げられる。また、X1は加水分解可能な官能基であり、その具体例は、メトキシ基、エトキシ基、メトキシエトキシ基等のアルコキシ基、クロロ基、ブロモ基等のハロゲン基、アシルオキシ基等が挙げられる。上記(A)のシラン化合物の具体例としては、ビニルトリアルコキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリ(β−メトキシ−エトシキ)シラン、アリルトリアルコキシシラン、アクリルオキシプロピルトリアルコキシシラン、メタクリルオキシプロピルトリアルコキシシラン、メタクリルオキシプロピルジアルコキシメチルシラン、γ−グリシドオキシプロピルトリアルコキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−エチルトリアルコキシシラン、メルカプトプロピルトリアルコキシシラン、γ−アミノプロピルトリアルコキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジアルコキシシラン等が挙げられる。
次に、本発明の反射防止膜用コーティング組成物を本発明の光学被膜の形成方法で塗布した実験例を説明する。表3は、反射防止膜用コーティング組成物の塗布パターン(塗布パターン1、塗布パターン2)およびその主溶剤(PGMA、メタノール)を変更した場合に形成される反射防止膜の外観評価の結果を示している。
(反射防止膜用コーティング組成物(主溶剤=PGME)の調製)
プロピレングリコールモノメチルエーテル(以下PGME)18.8g、γ−グリシドキシトリメトキシシラン8.1gを混合した後、0.1規定塩酸水溶液2.2gを撹拌しながら滴下し、5時間撹拌した。この液にイソプロパノール分散中空シリカゾル(固形分濃度20wt%)20.7gを加えて十分に混合した後、硬化触媒としてAl(C5H7O2)3を0.04g、シリコン系界面活性剤(日本ユニカー製 L7604)を0.015g添加して撹拌、溶解することにより、固形分濃度が20%のコーティング原液を得た。このコーティング液を希釈するために、300ppm濃度のシリコン系界面活性剤(日本ユニカー製 L7604)入りPGME溶液を準備し、コーティング原液を35.3g、希釈用界面活性剤入りPGME溶液906gを混合して十分に撹拌し、固形分濃度が約0.75%の反射防止膜用コーティング組成物を調製した。
予め膜厚2.0μmのハードコート膜を形成した中心厚1.1mm、コバ厚4.7mm、外径80mmのチオウレタン系のプラスチックレンズに対し、主溶剤がPGMEの反射防止膜用コーティング組成物を、上記パターン1を用いて連続吐出させ、2回重ね塗りした。なお、その際のノズルのずらし量ΔLを19ノズルとした。その後、125℃で180分間硬化した。このようにして得られた反射防止膜の膜厚は0.1μmであった。また、1層目及び2層目の改行部が重ならずに分散されたため、バンディング等の塗りむらがなく、良好な外観であった。
(塗布方法)
予め膜厚2.0μmのハードコート膜を形成した中心厚1.1mm、コバ厚4.7mm、外径80mmのチオウレタン系のプラスチックレンズに対し、ノズルのずらし量ΔLを0.5ノズルとした以外は実験例2と同じ方法で、主溶剤がPGMEの反射防止膜用コーティング組成物を2回重ね塗りし、125℃で180分間硬化した。このようにして得られたハ−ドコート被膜の膜厚は0.1μmであったが、1層目及び2層目の改行部がほぼ重なったため、バンディングが目立ち、要求された外観品質レベルを満たすものではなかった。
(塗布方法)
実験例2と同様の反射防止膜用コーティング組成物を、予め膜厚2.0μmのハードコート膜を形成した中心厚1.1mm、コバ厚4.7mm、外径80mmのチオウレタン系のプラスチックレンズに対し、塗布パターンをパターン2とした以外は実験例2と同じ方法で、主溶剤がPGMEの反射防止膜用コーティング組成物を2回重ね塗りし、125℃で180分間硬化した。このようにして得られたハ−ドコート被膜の膜厚は0.1μmであったが、1層目及び2層目の改行部が同一箇所で重なったため、バンディングが目立ち、要求された外観品質レベルを満たすものではなかった。
(反射防止膜用コーティング組成物(主溶剤=メタノール)の調製)
メタノール18.8g、γ−グリシドキシトリメトキシシラン8.1gを混合した後、0.1規定塩酸水溶液2.2gを撹拌しながら滴下し、5時間撹拌した。この液にイソプロパノール分散中空シリカゾル(固形分濃度20wt%)20.7gを加えて十分に混合した後、硬化触媒としてAl(C5H7O2)3を0.04g、シリコン系界面活性剤(日本ユニカー製 L7604)を0.015g添加して撹拌、溶解することにより、固形分濃度が20%のコーティング原液を得た。このコーティング液を希釈するために、300ppm濃度のシリコン系界面活性剤(日本ユニカー製 L7604)入りメタノール溶液を準備し、コーティング原液を35.3g、希釈用界面活性剤入りメタノール溶液906gを混合して十分に撹拌し、固形分濃度が約0.75%の反射防止膜用コーティング組成物を調製した。
予め膜厚2.0μmのハードコート膜を形成した中心厚1.1mm、コバ厚4.7mm、外径80mmのチオウレタン系のプラスチックレンズに対し、主溶剤がメタノールの反射防止膜用コーティング組成物を実験例2と同様の方法で2回重ね塗りし、125℃で180分間硬化した。このようにして得られたハ−ドコート被膜の膜厚は0.1μmであったが、コーティング液の乾燥性が高く、レベリング特性が有効に働かなかったため、凹凸が目立ち、要求された外観品質レベルを満たすものではなかった。
Claims (11)
- 重合性有機化合物、無機微粒子、並びに溶媒として水及び有機溶剤を含有する光学被膜形成用組成物を、1又は複数のノズル列が形成されたインクジェットヘッドを1又は複数含むインクジェットヘッド群から被塗布物に対して吐出して塗布し、塗布した光学被膜形成用組成物を硬化させて光学被膜を形成する光学被膜の形成方法において、
前記被塗布物に対して、前記インクジェットヘッド群をそのスキャン方向と直交する方向に相対移動させながら、前記被塗布物の全面に光学被膜形成用組成物を塗布する動作をN回繰り返し行ってN回の重ね塗りを行い、
前記被塗布物の全面に光学被膜形成用組成物を塗布するI(但し、Iは、2≦I≦Nの関係を満たす整数)回目の塗布では、I−1回目の塗布に対して、前記インクジェットヘッド群を所定量ΔLだけ前記スキャン方向と直交する方向にずらして塗布を行うことを特徴とする光学被膜の形成方法であって、
前記所定量ΔLは、前記インクジェットヘッド群のノズルピッチNPX≦ΔL<(X/2)×(インクジェットヘッド群のノズルピッチNPX)(但し、Xはインクジェットヘッド群のノズル数)の関係にあることを特徴とする光学被膜の形成方法。 - 前記インクジェットヘッド群は、被塗布物に対するスキャン方向に対して、そのノズル列が直交方向または斜め方向に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光学被膜の形成方法。
- 前記光学被膜形成用組成物は、ハードコート膜を形成するためのハードコーティング用組成物であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学被膜の形成方法。
- 前記有機溶剤が、水9に対して1の重量比で薄めた水溶液の前記被塗布物の前記ハードコーティング用組成物を塗布する表面に対する接触角θが30°以下である接触角低下溶剤を含有することを特徴とする請求項3に記載の光学被膜の形成方法。
- 前記接触角低下溶剤が、水と相溶性があり、沸点が135℃以上の溶剤であることを特徴とする請求項4に記載の光学被膜の形成方法。
- 前記接触角低下溶剤が、セロソルブ類であることを特徴とする請求項5に記載の光学被膜の形成方法。
- 前記光学被膜形成用組成物は、反射防止膜を形成するための反射防止膜用コーティング組成物であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学被膜の形成方法。
- 前記有機溶剤が、水9に対して1の重量比で薄めた水溶液の前記被塗布物の前記低屈折率コーティング用組成物を塗布する表面に対する接触角θが40°以下である接触角低下溶剤を含有することを特徴とする請求項7に記載の光学被膜の形成方法。
- 前記接触角低下溶剤が、水と相溶性があり、沸点が110℃以上の溶剤であることを特徴とする請求項8に記載の光学被膜の形成方法。
- 前記接触角低下溶剤が、アルコール類であることを特徴とする請求項9に記載の光学被膜の形成方法。
- 請求項1〜請求項10のいずれか1つに記載の光学被膜の形成方法で製造されたことを特徴とする光学物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004067235A JP4337586B2 (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | 光学被膜の形成方法及びその方法で製造された光学物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004067235A JP4337586B2 (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | 光学被膜の形成方法及びその方法で製造された光学物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005254096A JP2005254096A (ja) | 2005-09-22 |
JP4337586B2 true JP4337586B2 (ja) | 2009-09-30 |
Family
ID=35080356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004067235A Expired - Fee Related JP4337586B2 (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | 光学被膜の形成方法及びその方法で製造された光学物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4337586B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6636392B2 (ja) * | 2016-06-01 | 2020-01-29 | 東レエンジニアリング株式会社 | 膜パターン描画方法 |
SG10201709153VA (en) * | 2016-12-12 | 2018-07-30 | Canon Kk | Fluid droplet methodology and apparatus for imprint lithography |
EP3489270A1 (en) * | 2017-11-28 | 2019-05-29 | Essilor International (Compagnie Generale D'optique) | Heat-curable hybrid epoxy functional composition and transparent heat-cured abrasion-resistant coatings prepared therefrom |
-
2004
- 2004-03-10 JP JP2004067235A patent/JP4337586B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005254096A (ja) | 2005-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3979353B2 (ja) | 塗布方法 | |
JP5894793B2 (ja) | 後続の塗膜および該当する塗工済み基材に対し良好な接着特性を持つ光硬化性アクリル樹脂塗膜組成物 | |
US5914193A (en) | Photochromic plastic lens and its method of manufacture | |
JP2016117910A (ja) | 耐摩耗性コーティング組成物およびコーティングされた物品 | |
ES2362801T3 (es) | Composición de recubrimiento duro y producto óptico plástico. | |
JPH0627301A (ja) | 硬化膜を有する光学部材 | |
JP2008163205A (ja) | 透明被膜形成用塗料および透明被膜付基材 | |
JPH0625603A (ja) | コーティング組成物 | |
JP2017039928A (ja) | 反射防止膜形成用組成物、反射防止膜およびその形成方法 | |
WO2005093465A1 (ja) | 反射防止膜を有する光学部材 | |
JP3196558B2 (ja) | ハードコーティング剤及びハードコート膜が形成された物品 | |
EP2450193A1 (en) | A process for tinting articles, and tintable compositions for use in said process | |
JP2009297626A (ja) | シリカ系被膜形成法及び塗布液 | |
JP2003270403A (ja) | 光学部品の製造方法 | |
JP5693210B2 (ja) | プラスチックレンズの製造方法および該方法から得られるプラスチックレンズ | |
JP4337586B2 (ja) | 光学被膜の形成方法及びその方法で製造された光学物品 | |
CN110546207A (zh) | 透明树脂组合物、透明被膜及被覆透明树脂的玻璃基板 | |
JP2005254097A (ja) | 光学被膜の形成方法及びその方法で製造された光学物品 | |
JP2005254098A (ja) | 光学被膜の形成方法及びその方法で製造された光学物品 | |
JP4016686B2 (ja) | ハードコート被膜の形成方法 | |
JP4875839B2 (ja) | プラスチックレンズの製造方法及びプラスチックレンズ | |
JP2007233219A (ja) | プライマー組成物、およびプラスチックレンズ | |
JP6136551B2 (ja) | パターン形成方法及び塗布液 | |
JP2000140745A (ja) | 成膜方法及び成膜装置 | |
JPS6191601A (ja) | 反射防止性透明材料の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060811 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090305 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090331 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090407 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090609 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090622 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |