JP4336491B2 - モータプレス機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はモータプレス機に関し、より詳細には下死点調整、金型のメンテナンス等の作業を容易にし、構成を簡素化してコンパクトに形成したモータプレス機に関する。
【0002】
【従来の技術】
クランクプレスによる従前のモールドプレス機は、下死点位置の調整が困難であったり、金型のメンテナンス等の作業が容易にできないことから、本出願人は、図7、8に示すような、揺動リンク16にクランク14およびコネクティングロッド12を介してプレスラム10を連繋したモータプレス機を提案した(特許文献1参照)。このモータプレス機は、揺動リンク16の前端側にクランク14およびコネクティングロッド12が支持され、揺動リンク16の後端側に第1のリンク18aと第2のリンク18bが連繋されたものである。
【0003】
第1のリンク18aと第2のリンク18bとを連結する第1軸20には、エアシリンダの駆動ロッド(不図示)が連繋され、駆動ロッドが突出することによって、第1のリンク18aと第2のリンク18bは図7に示す状態から図8に示す屈曲状態に移行し、揺動リンク16は軸22を中心として鉛直面内で回転する。図8は揺動リンク16が回転し、プレスラム10が上位置に移動した状態を示す。図8に示す状態は、プレスラム10が上位置に退避した状態であり、この状態が被加工品の送りミスによるジャミングが生じた場合に金型をメンテナンスするといった場合や、作業途中で金型を損傷させてしまうようなトラブルが発生した場合にプレスラムを上位置に退避させる状態に相当する。
【0004】
なお、24はプレス加工時に第1のリンク18aの側面が当接するストッパである。プレス加工時の反力は第1のリンク18aの側面が常時ストッパ24に当接する向きに作用するから、ストッパ24の位置を調節することによってプレスラム10の下死点位置を調節することができる。
プレスラム10が上下動することによるプレス加工は、駆動モータ26とクランク軸14aとがプーリを介して連繋され、クランク軸14aがクランク14に偏心して取り付けられていることによってなされる。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−323797号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図7、8に示すモータプレス機は、揺動リンクを介してプレスラムを支持する構成としたことにより、モータプレス機の全高を低くすることが可能になり、また、プレスラムを上側の退避位置に容易に移動させることができ、金型のメンテナンスが容易にできるとともに、加工作業中に金型が損傷するといった問題を回避することが可能になる。
しかしながら、プレスラムの後部側に揺動リンクを配置して、揺動リンクを介してプレスラムをを支持する構成とした場合は、リンクの数が増え、モータプレス機の構成が複雑になるという問題がある。また、モータプレス機の全高は低くなるものの、装置の後部側に揺動リンクが張り出すという装置構成上の問題があった。
【0007】
そこで、本発明はこれらの課題を解消すべくなされたものであり、その目的とするところは、下死点調整や金型の交換作業を容易にし、装置構成を簡素化してコンパクトに形成することができるモータプレス装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、モータ等の駆動部により回転駆動されるクランク軸に取り付けられたコネクティングロッドとプレスラムとをリンク結合し、プレスラムに連繋して設けられた金型をプレスラムにより押動してプレス加工を行うモータプレス機において、金型をセットするセット位置の上方に、金型をセットする空間をあけて支持ポストにより支持されたプレス部を備え、該プレス部には、前記コネクティングロッドとプレスラムとが、中間リンクを介してリンク結合されて配され、プレス加工時には、中間リンクの軸線方向とコネクティングロッドの軸線方向が一直線状となる位置から一方側に屈曲し、退避時には、他方側へ屈曲することにより、前記プレスラムがプレス加工位置よりも上方の退避位置へ移動する退避移動機構が設けられるとともに、金型の移動方向を鉛直方向にガイドするガイド機構として、前記金型の上ベースを取り付ける取り付け板と、該取り付け板の上面に、前記中間リンクおよびコネクティングロッドを挟む配置に、鉛直に起立して固定された一対の側面板と、該一対の側面板間を連結する背面板と、前記プレス部を構成する前記コネクティングロッド、プレスラム及び中間リンクを収容する平面形状がコの字形に形成されたフレーム体に鉛直に固定されたガイドレールに取り付けられ、前記背面板を前記ガイドレールに沿って鉛直方向に移動可能に支持するスライドガイドとが設けられ、前記ガイドレールは左右に離間する配置に2列に設けられ、該ガイドレールに、前記スライドガイドが上下に2段に離間する配置に設けられるとともに、前記背面板がこれらのスライドガイドに支持され、前記金型には、金型をガイドするポストとして上下金型を位置出しするサブポストのみが設けられていることを特徴とする。
【0009】
また、前記取り付け板には、正面形状がL字形のレール状に形成されたガイド部が設けられ、前記上ベースには、前記ガイド部が前記金型の上ベースの高さに合わせて降下した状態において、前記金型をセットするために、金型取り付け板の手前側から奥側に金型をスライド移動させる際に、前記ガイド部に挿入される連結部が設けられ、前記取り付け板には、前記金型を前記スライド移動させる際に、前記連結部の端面が当接するストッパが設けられ、前記金型取り付け板には、前記金型を前記スライド移動させる際に、前記金型の下ベースが当接する突き当て部が設けられていることを特徴とする
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面とともに詳細に説明する。
図1は本発明に係るモータプレス機の一実施形態の構成を示す正面図である。同図でA部分がプレス加工用の金型のセット部であり、B部分がプレス部である。28は金型をセットする空間を上下方向にあけてセット部Aの上方にプレス部Bを支持するための支持ポストであり、29はプレス部Bのフレーム体である。以下では、まずプレス部Bの構成について説明し、次に、金型のセット部Aの構成について説明する。
【0011】
本実施形態のモータプレス機では、金型を押動するプレスラム10とコネクティングロッド12とを直結構造とせず、プレスラム10とコネクティングロッド12の中間に中間リンク30を配置してプレスラム10とコネクティングロッド12とをリンク結合している。32が中間リンク30とプレスラム10とをリンク結合する第1のリンク軸、34が中間リンク30とコネクティングロッド12とをリンク結合する第2のリンク軸である。
コネクティングロッド12はモータによって回転駆動されるクランク軸36に対して偏心位置に係合して設けられ、クランク軸36が回転駆動されることによって上下方向に往復動される。36aがクランク軸36と一体回転する偏心軸である。38はモータとの間でベルトが掛け渡されるプーリである。
【0012】
図2にモータプレス機の側面図を示す。なお、図2はモータプレス機に金型をセットしてプレス加工している状態での側面図である。46がモータ、48がモータ46とプーリとの間に掛け渡されているベルトである。
図のように、プレス加工時においては、中間リンク30の軸線方向とコネクティングロッド12の軸線方向が略一直線状となるように配置される。実際には、第1のリンク軸32の中心と第2のリンク軸34の中心とを結ぶ方向と、第2のリンク軸34の中心とクランク軸36の中心とを結ぶ方向が、一直線となる向きからわずかにフレーム体29の手前側(図2の右側)に屈曲するように配置されている。
【0013】
40は中間リンク30の側面が当接する位置に設けたストッパである。本実施形態のように、中間リンク30の軸線方向とコネクティングロッド12の軸線方向をわずかに屈曲させて配置すると、プレス加工時に中間リンク30とコネクティングロッド12に作用する押圧力は、中間リンク30とコネクティングロッド12とをさらに屈曲させる向きに作用する。したがって、プレス加工時には中間リンク30の側面が常時ストッパ40に当接して、中間リンク30とコネクティングロッド12の軸線方向の屈曲角度が規定されることなる。
【0014】
ストッパ40は中間リンク30の側面が当接することによって中間リンク30とコネクティングロッド12の屈曲角度を規制する作用をなす。このようにストッパ40によって中間リンク30とコネクティングロッド12の相互の屈曲角度が規制されることは、プレスラム10の下動位置が規制されるということであり、ストッパ40の突出位置によってプレスラム10の下死点位置が規定されることになる。
【0015】
図2において、42はストッパ40の突出量を調節するための調整ナットである。ストッパ40には調整ねじ44が係合して設けられており、調整ナット42を回動することによって簡単にストッパ40の突出量が調節でき、プレスラム10の下死点位置を調節することができる。調整ナット42はフレーム体29の手前側の側面に取り付けられており、調整ナット42を回動する操作によって簡単に下死点位置を調節することができる。調整ナット42、調整ねじ44等がストッパ40の突出量を調節する調節機構を構成している。なお、調整ナット42を固定し、調整ねじ44を回動するようにして調節してもよい。
【0016】
本実施形態のモータプレス機において特徴とする構成は、送りミス時に金型のメンテナンスをしたり、プレス加工時に何らかのトラブルが発生したりした際に、プレスラム10をプレス加工時の位置よりも上方の退避位置まで移動させる退避移動機構を設けたことにある。図2において、50が退避用の押動ガイドであり、押動ガイド50の先端部には、第2のリンク軸34の端面に軸支されたローラ35が係合する長孔状のガイド孔50aが設けられている。ローラ35は第2のリンク軸34よりも細径に形成され、第2のリンク軸34の両端面に回動自在に軸支されている。
【0017】
図4に本実施形態のモータプレス機の退避移動機構についての平面図を示す。図のように、押動ガイド50は第2のリンク軸34を挟む両側位置に一つずつ設けられ、各々第2のリンク軸34の両端に取り付けられたローラ35がガイド孔50aに係合している。ガイド孔50aはプレス加工の際に第2のリンク軸34が上下動する際にローラ35がその内側で転動するように設けられている。押動ガイド50は本体の後部側に取り付けられたエアシリンダ52により水平方向に押動される。54がエアシリンダ52のシリンダロッドであり、シリンダロッド54は一対の押動ガイド50を平行に支持した連結ブロック56に連結されている。58a、58bは連結ブロック56を水平に進退動させるためのガイドロッドである。こうして、押動ガイド50はエアシリンダ52を駆動することにより、シリンダロッド54が突出入して進退動する。
【0018】
図2はエアシリンダ52のシリンダロッド54が突出した状態で、押動ガイド50が前進位置にある状態である。押動ガイド50が前進位置にある状態がプレス加工状態であり、モータ46が駆動されることにより、コネクティングロッド12および中間リンク30を介してプレスラム10が押動され、プレス加工がなされる。
図3はエアシリンダ52のシリンダロッド54をフレーム体29の後部側に引き込んだ状態である。シリンダロッド54を後方へ引き込み開始すると、押動ガイド50のガイド孔50aにローラ35が係合していることにより、第2のリンク軸34が後方に引っ張られ、これによって中間リンク30が第1のリンク軸32を支点として後方へ回動開始する。
【0019】
プレス加工時においては、中間リンク30の側面は常時ストッパ40に当接しているが、シリンダロッド54によって中間リンク30の上部側が後方へ倒れるように回動することによって、中間リンク30はストッパ40から離間し、さらに第2のリンク軸32を支点として反時計回り方向に回動することによって図3に示す状態にまで回動する。押動ガイド50と中間リンク30とは長孔状に形成したガイド孔50aを介して連繋しているから、押動ガイド50を水平に後方に引くことによって中間リンク30が後方に倒れるようになる。
コネクティングロッド12と中間リンク30に連繋するプレスラム10は、中間リンク30とコネクティングロッド12とが深い屈曲角となる位置まで移動することによってプレスラム10が上側の退避位置まで上昇する。
【0020】
本実施形態では、プレス加工時にはコネクティングロッド12と中間リンク30とが略直線的に配置されるのに対して、退避移動時にはコネクティングロッド12と中間リンク30とが深い屈曲角となる位置まで移動することによって、プレスラムが上方の退避位置まで移動するように構成したものである。プレス加工時には中間リンク30がフレーム体29の前部側にわずかに倒れるように配置するのに対して、退避移動の際には中間リンク30をフレーム体29の後部側に大きく倒すように回動するから、フレーム体29の後部側に中間リンク30を大きく倒すことができるスペースを確保して所要の退避移動を可能にしている。
【0021】
本実施形態のモータプレス機では、上述したように、プレスラム10とコネクティングロッド12とを中間リンク30を介して連結する構成とし、中間リンク30とコネクティングロッド12との結節点を押動ガイド50と連繋し、エアシリンダ52によって押動ガイド50を進退動させることにより、プレス加工状態と退避位置状態とを変換可能としている。
このように、本実施形態のモータプレス機の場合は、退避移動機構を備えるとともに、プレス部がきわめて簡素に構成され、とくにリンク構成がきわめて簡素になるという特徴がある。これによって、プレス部の製作が容易になり、従来製品にくらべてさらにコンパクトに形成することが可能になる。
【0022】
なお、本実施形態においては、押動ガイド50と中間リンク30とは第2のリンク軸34に取り付けたローラ35を介して連繋しているが、ローラ35のかわりに単なる軸を利用することも可能である。また、プレスラム10のプレス操作を妨げない条件で、第2のリンク軸34と同芯位置以外の位置で中間リンク30と押動ガイド50とを連繋することも可能である。また、押動ガイド50を進退動させる駆動部としてはエアシリンダ52以外の駆動機構を利用することももちろん可能である。
【0023】
次に、金型のセット部Aの構成について説明する。
プレス部Bにおいては、モータ46の回転駆動力がクランク軸36、コネクティングロッド12、中間リンク30を介してプレスラム10に伝達されることにより、プレスラム10の上下動動作に変換され、プレスラム10とともに金型が鉛直方向に押動されることによって所要のプレス加工がなされる。
【0024】
図6は、従来のモータプレス機において用いられている金型構造を示す。同図に示すように、従来の金型は、下ベース60にメインポスト62を固定し、メインポスト62に上ベース64を摺動自在に支持し、上ベース64にプレスラム10を連結する構成となっている。そして、下ベース60に固定された下型66とストリッパープレート68等はサブポスト70を介して位置合わせされる構成となっている。このように、従来の金型においてメインポスト62とサブポスト70の2種類のポストを設けているのは、プレス加工においてはプレス時の荷重中心が常に金型の中心にあるとは限らず、偏荷重が生じた場合に金型に傾きが発生するため、この偏荷重を吸収する目的で比較的大きなメインポスト62を設ける必要があるためであり、サブポスト70は上下の金型を位置出しするために設けている。
【0025】
これに対して、本実施形態のモータプレス機においては、図5に示すように、下ベース60と上ベース64とをサブポスト70のみによってガイドした金型を使用している。71a、71bはサブポスト70をガイドするガイドブッシュ、72がダイ、73がパンチである。位置出し用のサブポスト70はパンチガイド74を支持するストリッパープレート76に固定され、上ベース64に連結されるパンチを支持するパンチプレート75側のガイドブッシュ71aと下ベース60に連結されるダイ72側のガイドブッシュ71bによってガイドされている。74はパンチ73をガイドするパンチガイドである。以上、サブポスト70によってパンチ73、パンチガイド74、ダイ72が位置決めされてプレス加工される。なお、プレス金型の構成は本実施形態の構成に限定されるものではない。
【0026】
本実施形態のモータプレス機において、メインポストを省略してサブポスト70のみを備えた金型を使用することができるのは、プレス部Bに金型の移動方向を鉛直方向にガイドするガイド機構を設けているからである。
すなわち、図1において、80は金型の上ベース64を固定する取り付け板であり、この取り付け板80の上面に一対の側面板82、82を鉛直方向に起立させて固定し、側面板82に背面板を固定し、背面板をフレーム体29に固定したスライドガイドにより鉛直方向にガイド移動可能とすることによって取り付け板80が鉛直方向に移動可能となっている。
なお、このガイド機構は金型を鉛直方向に押動するためのガイドとして作用すると同時に、プレス部Bにおいてプレスラム10を鉛直方向に押動するガイドとしても作用している。
【0027】
図2の側面図に、取り付け板80に側面板82が固定され、側面板82に背面板84が固定されてスライドガイド86により背面板84が鉛直方向に移動可能に支持されている様子を示す。スライドガイド86はフレーム体29にガイドレール86aを鉛直に固定して設けられ、ガイドレール86aに沿って取り付け板80が鉛直方向にガイド移動可能となっている。本実施形態においてはガイドレール86aに上下2段に離間してスライドガイド86、86を設け、スライドガイド86、86によって背面板84が支持されている。これによって背面板84が確実に鉛直方向に平行にガイドされて移動され、取り付け板80が水平に支持して昇降移動する。
また、スライドガイド86、86は平面的なねじれを防止するため、図4に示すように、所定間隔離間して左右2列に配置されている。これによって、取り付け板80は平面的にねじれることがなく、鉛直方向と平面方向でガイドされることになる。
【0028】
このように取り付け板80および側面板82、背面板84、スライドガイド86等のガイド機構により、プレス加工時の金型の移動方向が鉛直方向に確実にガイドされることにより、メインポスト62を金型に設けることなく金型の位置出し用のサブポスト70のみを設けた金型を使用して所要のプレス加工を行うことが可能となる。
【0029】
図1において、88は取り付け板80に取り付けたガイド部である。ガイド部88は正面形状がL字形のレール状に形成された部材であり、モータプレス機に金型をセットする際に、金型取り付け板92の手前側から奥側に金型をスライドさせ、その際に金型の上ベース64をガイド部88に係合させることができるように形成している。
実際には、上下の金型を重ねた状態での上ベース64の高さに合わせてガイド部88を降下させておき、金型を奥側にスライド移動させ、下ベース60の奥側の端面を突き当て部94に当接させる。同時に上ベース64では連結部78をガイド部88に挿入するようにして連結部78の端面を奥側のストッパ90aに突き当てる。
【0030】
図2に、金型の下ベース60が突き当て部94に当接し、上ベース64の連結部78の端面が奥側のストッパ90aに当接した状態を示す。金型を所定位置までスライド移動させ、上ベース64の連結部78の端面に手前側のストッパ90を当接して固定することによって最終的に金型がセットされる。連結部78の前面に当接するストッパ90bは、長孔に係止され連結部78と干渉しない上位置に移動可能に設けられており、金型をセットあるいは取り外しする際には、上位置に上げて操作される。
【0031】
金型をセットする操作は、上述したように、取り付け板80を金型のセット位置の高さに位置合わせして行うものであり、実際には偏心軸36aが最上端位置から若干下がった位置で操作される。この位置を金型交換位置として記憶しておくことで、交換位置に的確に位置合わせして金型交換操作を行うことが可能になる。
【0032】
本実施形態のモータプレス機は、プレス部Bに金型を鉛直方向にガイドして移動させるガイド機構を設け、このガイド機構により金型を堅固にかつ正確に鉛直方向にガイドしてプレス加工することを可能にしたことにより、金型の位置合わせ用のサブポスト70のみを設けた金型を使用してプレス加工することを可能とし、これによって金型の構造を簡素化することができ、金型の製作を容易にするとともに、金型の製作コストを低減することが可能になる。また、プレス部Bを上述した構成とすることにより、金型の取り付け板80を上方の退避位置に移動させる操作も容易にでき、金型のメンテナンス等の操作を容易に行うことが可能になる。
また、金型のメンテナンス等以外に、プレス加工を行っている際に、何らかのトラブルが発生した際には、エアシリンダ52を駆動することで金型の上ベース64を強制的に退避位置にまで移動させることができ、金型が損傷するといった問題を防止することが可能になる。
【0033】
【発明の効果】
本発明に係るモータプレス機は、プレスラムとコネクティングロッドとを中間リンクを介してリンク結合する構成とし、退避移動機構により、中間リンクとコネクティングロッドを一方側と他方側に屈曲させて配置する構成としたことにより、プレス加工状態と退避状態とを容易に変換することができる。また、取り付け板、背面板、スライドガイドを備えるガイド機構をプレス部に設けたことにより、金型の移動方向を鉛直方向にガイドすることが可能となり、金型の構造を簡素化して、金型の製作コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モータプレス機の一実施形態の構成を示す正面図である。
【図2】モータプレス機のプレス加工状態の構成を示す側面図である。
【図3】プレス部が退避位置にある状態の構成を示す側面図である。
【図4】モータプレス機のプレス部の構成を示す平面図である。
【図5】モータプレス機に装着する金型の構成例を示す説明図である。
【図6】モータプレス機に装着する従来の金型の構成を示す説明図である。
【図7】モータプレス機の従来の構成を示す説明図である。
【図8】プレス部が退避位置にある従来のモータプレス機の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10 プレスラム
12 コネクティングロッド
14 クランク
16 揺動リンク
29 フレーム体
30 中間リンク
32 第1のリンク軸
34 第2のリンク軸
35 ローラ
36 クランク軸
36a 偏心軸
40 ストッパ
42 調整ナット
46 モータ
50 押動ガイド
50a ガイド孔
52 エアシリンダ
54 シリンダロッド
58 ガイドロッド
60 下ベース
62 メインポスト
64 上ベース
66 下型
70 サブポスト
78 連結部
80 取り付け板
86 スライドガイド
86a ガイドレール
88 ガイド部
90a、90b ストッパ

Claims (2)

  1. モータ等の駆動部により回転駆動されるクランク軸に取り付けられたコネクティングロッドとプレスラムとをリンク結合し、プレスラムに連繋して設けられた金型をプレスラムにより押動してプレス加工を行うモータプレス機において、
    金型をセットするセット位置の上方に、金型をセットする空間をあけて支持ポストにより支持されたプレス部を備え、
    該プレス部には、
    前記コネクティングロッドとプレスラムとが、中間リンクを介してリンク結合されて配され、
    プレス加工時には、中間リンクの軸線方向とコネクティングロッドの軸線方向が一直線状となる位置から一方側に屈曲し、退避時には、他方側へ屈曲することにより、前記プレスラムがプレス加工位置よりも上方の退避位置へ移動する退避移動機構が設けられるとともに、
    金型の移動方向を鉛直方向にガイドするガイド機構として、
    前記金型の上ベースを取り付ける取り付け板と、
    該取り付け板の上面に、前記中間リンクおよびコネクティングロッドを挟む配置に、鉛直に起立して固定された一対の側面板と、
    該一対の側面板間を連結する背面板と、
    前記プレス部を構成する前記コネクティングロッド、プレスラム及び中間リンクを収容する平面形状がコの字形に形成されたフレーム体に鉛直に固定されたガイドレールに取り付けられ、前記背面板を前記ガイドレールに沿って鉛直方向に移動可能に支持するスライドガイドとが設けられ
    前記ガイドレールは左右に離間する配置に2列に設けられ、
    該ガイドレールに、前記スライドガイドが上下に2段に離間する配置に設けられるとともに、前記背面板がこれらのスライドガイドに支持され、
    前記金型には、金型をガイドするポストとして上下金型を位置出しするサブポストのみが設けられていることを特徴とするモータプレス機。
  2. 前記取り付け板には、正面形状がL字形のレール状に形成されたガイド部が設けられ、
    前記上ベースには、前記ガイド部が前記金型の上ベースの高さに合わせて降下した状態において、前記金型をセットするために、金型取り付け板の手前側から奥側に金型をスライド移動させる際に、前記ガイド部に挿入される連結部が設けられ、
    前記取り付け板には、前記金型を前記スライド移動させる際に、前記連結部の端面が当接するストッパが設けられ、
    前記金型取り付け板には、前記金型を前記スライド移動させる際に、前記金型の下ベースが当接する突き当て部が設けられていることを特徴とする請求項記載のモータプレス機。
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