JP4336097B2 - 1,4−ベンゾジオキサン化合物、液晶組成物、及び液晶素子 - Google Patents

1,4−ベンゾジオキサン化合物、液晶組成物、及び液晶素子 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な1,4−ベンゾジオキサン化合物に関する。さらに詳しくは、液晶表示素子などに用いる液晶組成物の成分として有用で新規な1,4−ベンゾジオキサン化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示素子は優れた特性(薄型軽量、低消費電力等)によって、種々の用途のディスプレイとして使用されている。現在、液晶表示素子としてはTN(ツイステッド・ネマチック)型表示方式が最も広汎に使用されている。このTN型表示方式は、応答時間の点において、発光型素子(陰極管、エレクトロルミネッセンス、プラズマディスプレイ等)と比較して劣っている。一方、ねじれ角を180〜270°にしたSTN(スーパーツイステッド・ネマッチック)型素子も開発されているが、表示コントラストや視野角などの表示品位は優れている反面、応答時間はやはり劣っている。この様に種々の改善の努力が行われているが、応答時間の短いTN型表示素子は実現には至っていない。このため、応答性の優れた新しい液晶表示方式の開発が要望されている。しかしながら、近年、盛んに研究が進められている強誘電性液晶を用いる新しい表示方式においては著しい改善の可能性がある(非特許文献1)。
この方式は、強誘電性を示すカイラルスメクチック相を利用する方法である。強誘電性を示す相はカイラルスメクチックC相だけではなくカイラルスメクチックF、G、H、I等の相が強誘電性液晶相を示す強誘電性液晶相であることが知られている。これらのスメクチック液晶相はチルト系のカイラルスメクチック相の属するものであるが、実用的には、そのなかで低粘性であり、高速応答性が期待されるカイラルスメクチックC相の利用が検討されている。また、カイラルスメクチックC相の高次の相である、カイラルスメクチックCA相(反強誘電性相)を利用した表示方式に関しても近年盛んに研究が行われている(非特許文献2)。
これらチルト系のスメクチック相を示す液晶化合物は、これまでにも種々検討されており、既に数多くの化合物が探索、製造されてきた。しかしながら、実際に使用する強誘電性液晶表示素子に応用する際に求められる(イ)高速応答性、(ロ)配向性、(ハ)高いコントラスト比、(ニ)閾値特性、(ホ)メモリー安定性、(ヘ)適当なチルト角、(ト)適当な自発分極、及び(チ)これらの諸特性の温度依存性等を最適化するためには、現在のところ、ひとつの化合物では応じられず、いくつかの液晶化合物を混合して得られる強誘電性液晶組成物を使用している。しかし、液晶組成物においても上記特性(イ)〜(チ)を充分に備えているとは言いがたく、液晶材料の改善が望まれている。
【0003】
【非特許文献1】
N.A.Clarkら;Applied Phys.lett.,36,899(1980)
【非特許文献2】
L.Chandanaiら;Jpn. J.App. Phys.,27,L719(1988)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、スメクチック液晶素子の実用化のために、スメクチック液晶組成物に配合した際に、配向性および、閾値特性等の諸特性を改善する化合物および該化合物を含有している液晶組成物、該組成物を使用した液晶素子を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、ある種の1,4−ベンゾジオキサン化合物を見出し、本発明に到達した。すなわち、本発明は一般式(1)で表される1,4−ベンゾジオキサン化合物、一般式(1)で示される1,4−ベンゾジオキサン化合物を少なくとも一種含有することを特徴とする液晶組成物、および、該組成物を使用する液晶素子に関するものである。
【0006】
【化2】
Figure 0004336097
〔式中、R1およびR2はそれぞれ独立にハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルキル基、ハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルケニル基、ハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルコキシアルキル基、あるいは、ハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルケニルオキシアルキル基を表し、Aは置換基を有していてもよい1,4−フェニレン基、4,4'−ビフェニレン基または2,6−ナフチレン基を表わし、X及びXはそれぞれ独立に−CHCH−基、−CH=CH−基、−C≡C−基、−OCH−基、−CHO−基、−COO−基または−OOC−基を表し、Y1は単結合または−O−基を表し、*が付された炭素原子は不斉炭素を表す〕
【0007】
【本発明の実施の形態】
以下、本発明に関して詳細に説明する。本発明の一般式(1)で表される1,4−ベンゾジオキサン化合物は、Aが置換基を有していてもよい1,4−フェニレン基、4,4'−ビフェニレン基、または、2,6−ナフチレン基である場合に、以下の(1−A)、(1−B)または(1−C)の3種の構造を取る。好ましい構造は(1−A)及び(1−B)であり、より好ましくは、(1−B)である。
【0008】
【化3】
Figure 0004336097
〔式中、R1およびR2はそれぞれ独立にハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルキル基、ハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルケニル基、ハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルコキシアルキル基、あるいは、ハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルケニルオキシアルキル基を表し、X及びXはそれぞれ独立に−CHCH−基、−CH=CH−基、−C≡C−基、−OCH−基、−CHO−基、−COO−基または−OOC−基を表し、Y1は単結合または−O−基を表し、Z1およびZ2は水素原子または置換基を表し、*が付された炭素原子は不斉炭素を表す〕
本発明の一般式(1)で表される1,4−ベンゾジオキサン化合物において、R1及びR2はそれぞれ独立にハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルキル基、ハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルケニル基、ハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルコキシアルキル基、あるいは、ハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルケニルオキシアルキル基を表す。R1およびR2の炭素数は、好ましくは、4〜18であり、より好ましくは、5〜16である。R1およびR2は好ましくは、炭素数4〜18の直鎖または分岐鎖のアルキル基、炭素数4〜18の直鎖または分岐鎖アルケニル基、あるいは、炭素数4〜18の直鎖または分岐鎖のアルコキシアルキル基を表し、より好ましくは、炭素数5〜16の直鎖または分岐鎖のアルキル基、あるいは、炭素数5〜16の直鎖または分岐鎖のアルコキシアルキル基を表す。
R1およびR2で表される基の具体例としては、例えば、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、n−ノナデシル基、n−エイコシル基、n−ヘネイコシル基、n−ドコシル基、n−トリコシル基、n−テトラコシル基、1−メチルエチル基、1,1−ジメチルエチル基、1−メチルプロピル基、1−エチルプロピル基、1−n−プロピルプロピル基、1−メチルブチル基、1−エチルブチル基、1−n−プロピルブチル基、1−n−ブチルブチル基、1−メチルペンチル基、1−エチルペンチル基、1−n−プロピルペンチル基、1−n−ブチルペンチル基、1−n−ペンチルペンチル基、1−メチルヘキシル基、1−エチルヘキシル基、1−n−プロピルヘキシル基、1−n−ブチルヘキシル基、1−n−ペンチルヘキシル基、1−n−ヘキシルヘキシル基、1−メチルヘプチル基、1−エチルヘプチル基、1−n−プロピルヘプチル基、1−n−ブチルヘプチル基、1−n−ペンチルヘプチル基、1−n−ヘプチルヘプチル基、1−メチルオクチル基、1−エチルオクチル基、1−n−プロピルオクチル基、1−n−ブチルオクチル基、1−n−ペンチルオクチル基、1−n−ヘキシルオクチル基、1−n−ヘプチルオクチル基、1−n−オクチルオクチル基、1−メチルノニル基、1−エチルノニル基、1−n−プロピルノニル基、1−n−ブチルノニル基、1−n−ペンチルノニル基、1−n−ヘキシルノニル基、1−n−ヘプチルノニル基、1−n−オクチルノニル基、1−n−ノニルノニル基、1−メチルデシル基、
2−メチルプロピル基、2−メチルブチル基、2−エチルブチル基、2−メチルペンチル基、2−エチルペンチル基、2−n−プロピルペンチル基、2−メチルヘキシル基、2−エチルヘキシル基、2−n−プロピルヘキシル基、2−n−ブチルヘキシル基、2−メチルヘプチル基、2−エチルヘプチル基、2−n−プロピルヘプチル基、2−n−ブチルヘプチル基、2−n−ペンチルヘプチル基、2−メチルオクチル基、2−エチルオクチル基、2−n−プロピルオクチル基、2−n−ブチルオクチル基、2−n−ペンチルオクチル基、2−n−ヘキシルオクチル基、2−メチルノニル基、2−エチルノニル基、2−n−プロピルノニル基、2−n−ブチルノニル基、2−n−ペンチルノニル基、2−n−ヘキシルノニル基、2−n−ヘプチルノニル基、2−メチルデシル基、2,3−ジメチルブチル基、2,3,3−トリメチルブチル基、3−メチルブチル基、3−メチルペンチル基、3−エチルペンチル基、4−メチルペンチル基、4−エチルヘキシル基、2,3−ジメチルペンチル基、2,4−ジメチルペンチル基、2,4,4−トリメチルペンチル基、2,3,3,4−テトラメチルペンチル基、3−メチルヘキシル基、2,5−ジメチルヘキシル基、3−エチルヘキシル基、3,5,5,−トリメチルヘキシル基、4−メチルヘキシル基、6−メチルヘプチル基、3,7−ジメチルオクチル基、6−メチルオクチル基等のアルキル基、
2−フルオロ−n−プロピル基、3−フルオロ−n−プロピル基、1,3−ジフルオロ−n−プロピル基、2,3−ジフルオロ−n−プロピル基、2−フルオロ−n−ブチル基、3−フルオロ−n−ブチル基、4−フルオロ−n−ブチル基、3−フルオロ−2−メチルプロピル基、2,3−ジフルオロ−n−ブチル基、2,4−ジフルオロ−n−ブチル基、3,4−ジフルオロ−n−ブチル基、2−フルオロ−n−ペンチル基、3−フルオロ−n−ペンチル基、5−フルオロ−n−ペンチル基、2,4−ジフルオロ−n−ペンチル基、2,5−ジフルオロ−n−ペンチル基、2−フルオロ−3−メチルブチル基、2−フルオロ−n−ヘキシル基、3−フルオロ−n−ヘキシル基、4−フルオロ−n−ヘキシル基、5−フルオロ−n−ヘキシル基、6−フルオロ−n−ヘキシル基、2−フルオロ−n−ヘプチル基、4−フルオロ−n−ヘプチル基、5−フルオロ−n−ヘプチル基、2−フルオロ−n−オクチル基、3−フルオロ−n−オクチル基、6−フルオロ−n−オクチル基、4−フルオロ−n−ノニル基、7−フルオロ−n−ノニル基、3−フルオロ−n−デシル基、6−フルオロ−n−デシル基、4−フルオロ−n−ドデシル基、8−フルオロ−n−ドデシル基、5−フルオロ−n−テトラデシル基、9−フルオロ−n−テトラデシル基、3−クロロ−n−プロピル基、2−クロロ−n−ブチル基、4−クロロ−n−ブチル基、2−クロロ−n−ペンチル基、5−クロロ−n−ペンチル基、5−クロロ−n−ヘキシル基、4−クロロ−n−ヘプチル基、6−クロロ−n−オクチル基、7−クロロ−n−ノニル基、3−クロロ−n−デシル基、8−クロロ−n−ドデシル基、
n−パーフルオロプロピル基、n−パーフルオロブチル基、n−パーフルオロペンチル基、n−パーフルオロヘキシル基、n−パーフルオロヘプチル基、n−パーフルオロオクチル基、n−パーフルオロノニル基、n−パーフルオロデシル基、n−パーフルオロウンデシル基、n−パーフルオロドデシル基、n−パーフルオロテトラデシル基、1−ヒドロ−n−パーフルオロプロピル基、1−ヒドロ−n−パーフルオロブチル基、1−ヒドロ−n−パーフルオロペンチル基、1−ヒドロ−n−パーフルオロヘキシル基、1−ヒドロ−n−パーフルオロヘプチル基、1−ヒドロ−n−パーフルオロオクチル基、1−ヒドロ−n−パーフルオロノニル基、1−ヒドロ−n−パーフルオロデシル基、1−ヒドロ−n−パーフルオロウンデシル基、1−ヒドロ−n−パーフルオロドデシル基、1−ヒドロ−n−パーフルオロテトラデシル基、1,1−ジヒドロ−n−パーフルオロプロピル基、1,1−ジヒドロ−n−パーフルオロブチル基、1,1−ジヒドロ−n−パーフルオロペンチル基、1,1−ジヒドロ−3−ペンタフルオロエチルパーフルオロペンチル基、1,1−ジヒドロ−n−パーフルオロヘキシル基、1,1−ジヒドロ−n−パーフルオロヘプチル基、1,1−ジヒドロ−n−パーフルオロオクチル基、1,1−ジヒドロ−n−パーフルオロノニル基、1,1−ジヒドロ−n−パーフルオロデシル基、1,1−ジヒドロ−n−パーフルオロウンデシル基、1,1−ジヒドロ−n−パーフルオロドデシル基、1,1−ジヒドロ−n−パーフルオロテトラデシル基、1,1−ジヒドロ−n−パーフルオロペンタデシル基、1,1−ジヒドロ−n−パーフルオロヘキサデシル基、
1,1,3−トリヒドロ−n−パーフルオロプロピル基、1,1,3−トリヒドロ−n−パーフルオロブチル基、1,1,4−トリヒドロ−n−パーフルオロブチル基、1,1,4−トリヒドロ−n−パーフルオロペンチル基、1,1,5−トリヒドロ−n−パーフルオロペンチル基、1,1,3−トリヒドロ−n−パーフルオロヘキシル基、1,1,6−トリヒドロ−n−パーフルオロヘキシル基、1,1,5−トリヒドロ−n−パーフルオロヘプチル基、1,1,7−トリヒドロ−n−パーフルオロヘプチル基、1,1,8−トリヒドロ−n−パーフルオロオクチル基、1,1,9−トリヒドロ−n−パーフルオロノニル基、1,1,11−トリヒドロ−n−パーフルオロウンデシル基、2−(パーフルオロエチル)エチル基、2−(n−パーフルオロプロピル)エチル基、2−(n−パーフルオロブチル)エチル基、2−(n−パーフルオロペンチル)エチル基、2−(n−パーフルオロヘキシル)エチル基、2−(n−パーフルオロヘプチル)エチル基、2−(n−パーフルオロオクチル)エチル基、2−(n−パーフルオロデシル)エチル基、2−(n−パーフルオロノニル)エチル基、2−(n−パーフルオロドデシル)エチル基、2−(パーフルオロ−9'−メチルデシル)エチル基、2−トリフルオロメチルプロピル基、3−(n−パーフルオロプロピル)プロピル基、3−(n−パーフルオロブチル)プロピル基、3−(n−パーフルオロヘキシル)プロピル基、3−(n−パーフルオロヘプチル)プロピル基、3−(n−パーフルオロオクチル)プロピル基、3−(n−パーフルオロデシル)プロピル基、3−(n−パーフルオロドデシル)プロピル基、4−(パーフルオロエチル)ブチル基、4−(n−パーフルオロプロピル)ブチル基、4−(n−パーフルオロブチル)ブチル基、4−(n−パーフルオロペンチル)ブチル基、4−(n−パーフルオロヘキシル)ブチル基、4−(n−パーフルオロヘプチル)ブチル基、4−(n−パーフルオロオクチル)ブチル基、4−(n−パーフルオロデシル)ブチル基、4−(パーフルオロイソプロピル)ブチル基、5−(n−パーフルオロプロピル)ペンチル基、5−(n−パーフルオロブチル)ペンチル基、5−(n−パーフルオロペンチル)ペンチル基、5−(n−パーフルオロヘキシル)ペンチル基、5−(n−パーフルオロヘプチル)ペンチル基、5−(n−パーフルオロオクチル)ペンチル基、6−(パーフルオロエチル)ヘキシル基、6−(n−パーフルオロプロピル)ヘキシル基、6−(n−パーフルオロブチル)ヘキシル基、6−(n−パーフルオロヘキシル)ヘキシル基、6−(n−パーフルオロヘプチル)ヘキシル基、6−(n−パーフルオロオクチル)ヘキシル基、6−(パーフルオロイソプロピル)ヘキシル基、6−(パーフルオロ−7'−メチルオクチル)ヘキシル基、7−(パーフルオロエチル)ヘプチル基、7−(n−パーフルオロプロピル)ヘプチル基、7−(n−パーフルオロブチル)ヘプチル基、7−(n−パーフルオロペンチル)ヘプチル基等のハロゲン原子で置換されたアルキル基、
2−メトキシエチル基、3−メトキシプロピル基、4−メトキシブチル基、5−メトキシペンチル基、6−メトキシヘキシル基、7−メトキシヘプチル基、8−メトキシオクチル基、9−メトキシノニル基、10−メトキシデシル基、エトキシメチル基、2−エトキシエチル基、3−エトキシプロピル基、4−エトキシブチル基、5−エトキシペンチル基、6−エトキシヘキシル基、7−エトキシヘプチル基、8−エトキシオクチル基、9−エトキシノニル基、10−エトキシデシル基、n−プロピルオキシメチル基、2−n−プロピルオキシエチル基、3−n−プロピルオキシプロピル基、4−n−プロピルオキシブチル基、5−n−プロピルオキシペンチル基、6−n−プロピルオキシヘキシル基、7−n−プロピルオキシヘプチル基、8−n−プロピルオキシオクチル基、9−n−プロピルオキシノニル基、10−n−プロピルオキシデシル基、n−ブチルオキシメチル基、2−n−ブチルオキシエチル基、3−n−ブチルオキシプロピル基、4−n−ブチルオキシブチル基、5−n−ブチルオキシペンチル基、6−n−ブチルオキシヘキシル基、7−n−ブチルオキシヘプチル基、8−n−ブチルオキシオクチル基、9−n−ブチルオキシノニル基、10−n−ブチルオキシデシル基、n−ペンチルオキシメチル基、2−n−ペンチルオキシエチル基、3−n−ペンチルオキシプロピル基、4−n−ペンチルオキシブチル基、5−n−ペンチルオキシペンチル基、6−n−ペンチルオキシヘキシル基、7−n−ペンチルオキシヘプチル基、8−n−ペンチルオキシオクチル基、9−n−ペンチルオキシノニル基、10−n−ペンチルオキシデシル基、
n−ヘキシルオキシメチル基、2−n−ヘキシルオキシエチル基、3−n−ヘキシルオキシプロピル基、4−n−ヘキシルオキシブチル基、5−n−ヘキシルオキシペンチル基、6−n−ヘキシルオキシヘキシル基、7−n−ヘキシルオキシヘプチル基、8−n−ヘキシルオキシオクチル基、9−n−ヘキシルオキシノニル基、10−n−ヘキシルオキシデシル基、n−ヘプチルオキシメチル基、2−n−ヘプチルオキシエチル基、3−n−ヘプチルオキシプロピル基、4−n−ヘプチルオキシブチル基、5−n−ヘプチルオキシペンチル基、6−n−ヘプチルオキシヘキシル基、7−n−ヘプチルオキシヘプチル基、8−n−ヘプチルオキシオクチル基、9−n−ヘプチルオキシノニル基、10−n−ヘプチルオキシデシル基、オクチルオキシメチル基、2−n−オクチルオキシエチル基、3−n−オクチルオキシプロピル基、4−n−オクチルオキシブチル基、5−n−オクチルオキシペンチル基、6−n−オクチルオキシヘキシル基、7−n−オクチルオキシヘプチル基、8−n−オクチルオキシオクチル基、9−n−オクチルオキシノニル基、10−n−オクチルオキシデシル基、n−ノニルオキシメチル基、2−n−ノニルオキシエチル基、3−n−ノニルオキシプロピル基、4−n−ノニルオキシブチル基、5−n−ノニルオキシペンチル基、6−n−ノニルオキシヘキシル基、7−n−ノニルオキシヘプチル基、8−n−ノニルオキシオクチル基、9−n−ノニルオキシノニル基、10−n−ノニルオキシデシル基、
n−デシルオキシメチル基、2−n−デシルオキシエチル基、3−n−デシルオキシプロピル基、4−n−デシルオキシブチル基、5−n−デシルオキシペンチル基、6−n−デシルオキシヘキシル基、7−n−デシルオキシヘプチル基、8−n−デシルオキシオクチル基、9−n−デシルオキシノニル基、10−n−デシルオキシデシル基、2−n−ウンデシルオキシエチル基、4−n−ウンデシルオキシブチル基、6−n−ウンデシルオキシヘキシル基、8−n−ウンデシルオキシオクチル基、10−n−ウンデシルオキシデシル基、2−n−ドデシルオキシエチル基、4−n−ドデシルオキシブチル基、6−n−ドデシルオキシヘキシル基、8−n−ドデシルオキシオクチル基、10−n−ドデシルオキシデシル基、1−メチル−2−メトキシエチル基、1−メチル−2−エトキシエチル基、1−メチル−2−n−プロピルオキシエチル基、1−メチル−2−n−ブチルオキシエチル基、1−メチル−2−n−ペンチルオキシエチル基、1−メチル−2−n−ヘキシルオキシエチル基、1−メチル−2−n−ヘプチルオキシエチル基、1−メチル−2−n−オクチルオキシエチル基、1−メチル−2−n−ノニルオキシエチル基、1−メチル−2−n−デシルオキシエチル基、1−メチル−2−n−ウンデシルオキシエチル基、1−メチル−2−n−ドデシルオキシエチル基、2−メトキシプロピル基、2−2−エトキシプロピル基、2−n−プロピルオキシプロピル基、2−n−ブチルオキシプロピル基、2−n−ペンチルオキシプロピル基、2−n−ヘキシルオキシプロピル基、2−n−ヘプチルオキシプロピル基、2−n−オクチルオキシプロピル基、2−n−ノニルオキシプロピル基、2−n−デシルオキシプロピル基、2−n−ウンデシルオキシプロピル基、2−n−ドデシルオキシプロピル基、
1−メチル−3−メトキシプロピル基、1−メチル−3−エトキシプロピル基、1−メチル−3−n−プロピルオキシプロピル基、1−メチル−3−n−ブチルオキシプロピル基、1−メチル−3−n−ペンチルオキシプロピル基、1−メチル−3−n−ヘキシルオキシプロピル基、1−メチル−3−n−ヘプチルオキシプロピル基、1−メチル−3−n−オクチルオキシプロピル基、1−メチル−3−n−ノニルオキシプロピル基、1−メチル−3−n−デシルオキシプロピル基、1−メチル−3−n−ウンデシルオキシプロピル基、1−メチル−3−n−ドデシルオキシプロピル基、3−メトキシブチル基、3−エトキシブチル基、3−n−プロピルオキシブチル基、3−n−ブチルオキシブチル基、3−n−ペンチルオキシブチル基、3−n−ヘキシルオキシブチル基、3−n−ヘプチルオキシブチル基、3−n−オクチルオキシブチル基、3−n−ノニルオキシブチル基、3−n−デシルオキシブチル基、3−n−ウンデシルオキシブチル基、3−n−ドデシルオキシブチル基、イソプロピルオキシメチル基、2−イソプロピルオキシエチル基、3−イソプロピルオキシプロピル基、4−イソプロピルオキシブチル基、5−イソプロピルオキシペンチル基、6−イソプロピルオキシヘキシル基、7−イソプロピルオキシヘプチル基、8−イソプロピルオキシオクチル基、9−イソプロピルオキシノニル基、10−イソプロピルオキシデシル基、イソブチルオキシメチル基、2−イソブチルオキシエチル基、3−イソブチルオキシプロピル基、4−イソブチルオキシブチル基、5−イソブチルオキシペンチル基、6−イソブチルオキシヘキシル基、7−イソブチルオキシヘプチル基、8−イソブチルオキシオクチル基、9−イソブチルオキシノニル基、10−イソブチルオキシデシル基、tert−ブチルオキシメチル基、2−tert−ブチルオキシエチル基、3−tert−ブチルオキシプロピル基、4−tert−ブチルオキシブチル基、5−tert−ブチルオキシペンチル基、6−tert−ブチルオキシヘキシル基、7−tert−ブチルオキシヘプチル基、8−tert−ブチルオキシオクチル基、9−tert−ブチルオキシノニル基、10−tert−ブチルオキシデシル基、
(2−エチルブチルオキシ)メチル基、2−(2'−エチルブチルオキシ)エチル基、3−(2'−エチルブチルオキシ)プロピル基、4−(2'−エチルブチルオキシ)ブチル基、5−(2'−エチルブチルオキシ)ペンチル基、6−(2'−エチルブチルオキシ)ヘキシル基、7−(2'−エチルブチルオキシ)ヘプチル基、8−(2'−エチルブチルオキシ)オクチル基、9−(2'−エチルブチルオキシ)ノニル基、10−(2'−エチルブチルオキシ)デシル基、(3−エチルペンチルオキシ)メチル基、2−(3'−エチルペンチルオキシ)エチル基、3−(3'−エチルペンチルオキシ)プロピル基、4−(3'−エチルペンチルオキシ)ブチル基、5−(3'−エチルペンチルオキシ)ペンチル基、6−(3'−エチルペンチルオキシ)ヘキシル基、7−(3'−エチルペンチルオキシ)ヘプチル基、8−(3'−エチルペンチルオキシ)オクチル基、9−(3'−エチルペンチルオキシ)ノニル基、10−(3'−エチルペンチルオキシ)デシル基、6−(1'−メチル−n−ヘプチルオキシ)ヘキシル基、4−(1'−メチル−n−ヘプチルオキシ)ブチル基、2−(2'−メトキシエトキシ)エチル基、2−(2'−エトキシエトキシ)エチル基、2−(2'−n−プロピルオキシエトキシ)エチル基、2−(2'−イソプロピルオキシエトキシ)エチル基、2−(2'−n−ブチルオキシエトキシ)エチル基、2−(2'−イソブチルオキシエトキシ)エチル基、2−(2'−tert−ブチルオキシエトキシ)エチル基、2−(2'−n−ペンチルオキシエトキシ)エチル基、2−〔2'−(2"−エチルブチルオキシ)エトキシ〕エチル基、2−(2'−n−ヘキシルオキシエトキシ)エチル基、2−〔2'−(3"−エチルペンチルオキシ)エトキシ〕エチル基、2−(2'−n−ヘプチルオキシエトキシ)エチル基、2−(2'−n−オクチルオキシエトキシ)エチル基、2−(2'−n−ノニルオキシエトキシ)エチル基、2−(2'−n−デシルオキシエトキシ)エチル基、2−(2'−n−ウンデシルオキシエトキシ)エチル基、2−(2'−n−ドデシルオキシエトキシ)エチル基、
2−〔2'−(2"−メトキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2'−(2"−エトキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2'−(2"−n−プロピルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2'−(2"−イソプロピルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2'−(2"−n−ブチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2'−(2"−イソブチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2'−(2"−tert−ブチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−{2'−〔2"−(2''' −エチルブチルオキシ)エトキシ〕エトキシ}エチル基、2−〔2'−(2"−n−ペンチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2'−(2"−n−ヘキシルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−{2'−〔2"−(3''' −エチルペンチルオキシ)エトキシ〕エトキシ}エチル基、2−〔2'−(2"−n−ヘプチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2'−(2"−n−オクチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2'−(2"−n−ノニルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2'−(2"−n−デシルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2'−(2"−n−ウンデシルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2'−(2"−n−ドデシルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−{2'−〔2"−(2''' −メトキシエトキシ)エトキシ〕エトキシ}エチル基、2−{2'−〔2"−(2''' −n−ドデシルオキシエトキシ)エトキシ〕エトキシ}エチル基、2−{2'−{2"−〔2''' −(2−メトキシエトキシ)エトキシ〕エトキシ}エトキシ}エチル基、2−{2'−{2"−{2''' −〔2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ〕エトキシ}エトキシ}エトキシ}エチル基、
1−メチル−2−(1'−メチル−2'−メトキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1'−メチル−2'−エトキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1'−メチル−2'−n−プロピルオキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1'−メチル−2'−イソプロピルオキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1'−メチル−2'−n−ブチルオキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1'−メチル−2'−イソブチルオキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1'−メチル−2'−tert−ブチルオキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1'−メチル−2'−n−ペンチルオキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1'−メチル−2'−n−ヘキシルオキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1'−メチル−2'−n−ヘプチルオキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1'−メチル−2'−n−オクチルオキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1'−メチル−2'−n−ノニルオキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1'−メチル−2'−n−デシルオキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1'−メチル−2'−n−ウンデシルオキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1'−メチル−2'−n−ドデシルオキシエトキシ)エチル基、
1−メチル−2−〔1'−メチル−2'−(1"−メチル−2"−メトキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1'−メチル−2'−(1"−メチル−2"−エトキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1'−メチル−2'−(1"−メチル−2"−n−プロピルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1'−メチル−2'−(1"−メチル−2"−イソプロピルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1'−メチル−2'−(1"−メチル−2"−n−ブチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1'−メチル−2'−(1"−メチル−2"−イソブチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1'−メチル−2'−(1"−メチル−2"−tert−ブチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1'−メチル−2'−(1"−メチル−2"−n−ペンチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1'−メチル−2'−(1"−メチル−2"−n−ヘキシルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1'−メチル−2'−(1"−メチル−2"−n−ヘプチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1'−メチル−2'−(1"−メチル−2"−n−オクチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1'−メチル−2'−(1"−メチル−2"−n−ノニルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1'−メチル−2'−(1"−メチル−2"−n−デシルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1'−メチル−2'−(1"−メチル−2"−n−ウンデシルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1'−メチル−2'−(1"−メチル−2"−n−ドデシルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、
2−エトキシエトキシメチル基、2−n−ブチルオキシエトキシメチル基,2−n−ヘキシルオキシエトキシメチル基、3−エトキシプロピルオキシメチル基、3−n−プロピルオキシプロピルオキシメチル基、3−n−ペンチルオキシプロピルオキシメチル基、3−n−ヘキシルオキシプロピルオキシメチル基、2−メトキシ−1−メチルエトキシメチル基、2−エトキシ−1−メチルエトキシメチル基、2−n−ブチルオキシ−1−メチルエトキシメチル基、4−メトキシブチルオキシメチル基、4−エトキシブチルオキシメチル基、4−n−ブチルオキシブチルオキシメチル基、2−(3'−メトキシプロピルオキシ)エチル基、2−(3'−エトキシプロピルオキシ)エチル基、2−(1'−メチル−2'−メトキシエトキシ)エチル基、2−(1'−メチル−2'−エトキシエトキシ)エチル基、2−(1'−メチル−2'−n−ブチルオキシエトキシ)エチル基、2−(4'−メトキシブチルオキシ)エチル基、2−(4'−エトキシブチルオキシ)エチル基、2−〔4'−(2"−エチルブチルオキシ)ブチルオキシ〕エチル基、2−〔4'−(3"−エチルペンチルオキシ)ブチルオキシ〕エチル基、3−(2'−メトキシエトキシ)プロピル基、3−(2'−エトキシエトキシ)プロピル基、3−(2'−n−ペンチルオキシエトキシ)プロピル基、3−(2'−n−ヘキシルオキシエトキシ)プロピル基、3−(3'−エトキシプロピルオキシ)プロピル基、3−(3'−n−プロピルオキシプロピルオキシ)プロピル基、3−(3'−n−ブチルオキシプロピルオキシ)プロピル基、3−(4'−エトキシブチルオキシ)プロピル基、3−(5'−エトキシペンチルオキシ)プロピル基、
4−(2'−メトキシエトキシ)ブチル基、4−(2'−エトキシエトキシ)ブチル基、4−(2'−イソプロピルオキシエトキシ)ブチル基、4−(2'−イソブチルオキシエトキシ)ブチル基、4−(2'−n−ブチルオキシエトキシ)ブチル基、4−(2'−n−ヘキシルオキシエトキシ)ブチル基、4−(3'−n−プロピルオキシプロピルオキシ)ブチル基、4−(2'−n−プロピルオキシ−1'−メチルエトキシ)ブチル基、4−〔2'−(2"−メトキシエトキシ)エトキシ〕ブチル基、4−〔2'−(2"−n−ブチルオキシエトキシ)エトキシ〕ブチル基、4−〔2'−(2"−n−ヘキシルオキシエトキシ)エトキシ〕ブチル基、5−(2'−n−ヘキシルオキシエトキシ)ペンチル基、2−[2'−(2"−n−ブチルオキシエトキシ)エトキシ]エチル基、(2−エチルヘキシルオキシ)メチル基、(3,5,5−トリメチルヘキシルオキシ)メチル基、(3,7−ジメチルオクチルオキシ)メチル基、2−(2'−エチルヘキシルオキシ)エチル基、2−(3',5',5'−トリメチルヘキシルオキシ)エチル基、2−(3',7'−ジメチルオクチルオキシ)エチル基、3−(2'−エチルヘキシルオキシ)プロピル基、3−(3',5',5'−トリメチルヘキシルオキシ)プロピル基、3−(3',7'−ジメチルオクチルオキシ)プロピル基、4−(2'−エチルヘキシルオキシ)ブチル基、4−(3',5',5'−トリメチルヘキシルオキシ)ブチル基、4−(3',7'−ジメチルオクチルオキシ)ブチル基、5−(2'−エチルヘキシルオキシ)ペンチル基、5−(3',5',5'−トリメチルヘキシルオキシ)ペンチル基、5−(3',7'−ジメチルオクチルオキシ)ペンチル基、6−(2'−エチルヘキシルオキシ)ヘキシル基、6−(3',5',5'−トリメチルヘキシルオキシ)ヘキシル基、6−(3',7'−ジメチルオクチルオキシ)ヘキシル基等のアルコキシアルキル基、
2−(2'−トリフルオロメチルプロピルオキシ)エチル基、4−(2'−トリフルオロメチルプロピルオキシ)ブチル基、6−(2'−トリフルオロメチルプロピルオキシ)ヘキシル基、8−(2'−トリフルオロメチルプロピルオキシ)オクチル基、2−(2'−トリフルオロメチルブチルオキシ)エチル基、4−(2'−トリフルオロメチルブチルオキシ)ブチル基、6−(2'−トリフルオロメチルブチルオキシ)ヘキシル基、8−(2'−トリフルオロメチルブチルオキシ)オクチル基、2−(2'−トリフルオロメチルヘプチルオキシ)エチル基、4−(2'−トリフルオロメチルヘプチルオキシ)ブチル基、6−(2'−トリフルオロメチルヘプチルオキシ)ヘキシル基、8−(2'−トリフルオロメチルヘプチルオキシ)オクチル基、2−(2'−フルオロエチルオキシ)エチル基、4−(2'−フルオロエチルオキシ)ブチル基、6−(2'−フルオロエチルオキシ)ヘキシル基、8−(2'−フルオロエチルオキシ)オクチル基、2−(2'−フルオロ−n−プロピルオキシ)エチル基、4−(2'−フルオロ−n−プロピルオキシ)ブチル基、6−(2'−フルオロ−n−プロピルオキシ)ヘキシル基、8−(2'−フルオロ−n−プロピルオキシ)オクチル基、2−(3'−フルオロ−n−プロピルオキシ)エチル基、4−(3'−フルオロ−n−プロピルオキシ)ブチル基、6−(3'−フルオロ−n−プロピルオキシ)ヘキシル基、8−(3'−フルオロ−n−プロピルオキシ)オクチル基、
2−(3'−フルオロ−2'−メチルプロピルオキシ)エチル基、4−(3'−フルオロ−2'−メチルプロピルオキシ)ブチル基、6−(3'−フルオロ−2'−メチルプロピルオキシ)ヘキシル基、8−(3'−フルオロ−2'−メチルプロピルオキシ)オクチル基、2−(2',3'−ジフルオロ−n−プロピルオキシ)エチル基、4−(2',3'−ジフルオロ−n−プロピルオキシ)ブチル基、6−(2',3'−ジフルオロ−n−プロピルオキシ)ヘキシル基、8−(2',3'−ジフルオロ−n−プロピルオキシ)オクチル基、2−(2'−フルオロ−n−ブチルオキシ)エチル基、4−(2'−フルオロ−n−ブチルオキシ)ブチル基、6−(2'−フルオロ−n−ブチルオキシ)ヘキシル基、8−(2'−フルオロ−n−ブチルオキシ)オクチル基、2−(3'−フルオロ−n−ブチルオキシ)エチル基、4−(3'−フルオロ−n−ブチルオキシ)ブチル基、6−(3'−フルオロ−n−ブチルオキシ)ヘキシル基、8−(3'−フルオロ−n−ブチルオキシ)オクチル基、2−(4'−フルオロ−n−ブチルオキシ)エチル基、4−(4'−フルオロ−n−ブチルオキシ)ブチル基、6−(4'−フルオロ−n−ブチルオキシ)ヘキシル基、8−(4'−フルオロ−n−ブチルオキシ)オクチル基、2−(2',3'−ジフルオロ−n−ブチルオキシ)エチル基、4−(2',3'−ジフルオロ−n−ブチルオキシ)ブチル基、6−(2',3'−ジフルオロ−n−ブチルオキシ)ヘキシル基、8−(2',3'−ジフルオロ−n−ブチルオキシ)オクチル基、パーフルオロ(2−n−ヘキシルオキシエチル)基、
1,1−ジヒドロ−パーフルオロ(2−メトキシエチル)基、1,1−ジヒドロ−パーフルオロ(3−n−プロピルオキシプロピル)基、1,1−ジヒドロ−パーフルオロ(2−エトキシエチル)基、1,1−ジヒドロ−パーフルオロ(2−n−ペンチルオキシエチル)基、2−(2'−n−パーフルオロブチルオキシエトキシ)エチル基、3−(n−パーフルオロブチルオキシ)−3,3−ジフルオロエチル基、4−(1,1,7−トリヒドロ−n−パーフルオロヘプチルオキシ)ブチル基、2−(n−パーフルオロプロピルオキシ)−2−トリフルオロメチル−2−フルオロエチル基、2−(2'−トリクロロメチルプロピルオキシ)エチル基、4−(2'−トリクロロメチルプロピルオキシ)ブチル基、6−(2'−トリクロロメチルプロピルオキシ)ヘキシル基、8−(2'−トリクロロメチルプロピルオキシ)オクチル基、2−(2'−トリクロロメチルブチルオキシ)エチル基、4−(2'−トリクロロメチルブチルオキシ)ブチル基、6−(2'−トリクロロメチルブチルオキシ)ヘキシル基、8−(2'−トリクロロメチルブチルオキシ)オクチル基、2−(2'−トリクロロメチルヘプチルオキシ)エチル基、4−(2'−トリクロロメチルヘプチルオキシ)ブチル基、6−(2'−トリクロロメチルヘプチルオキシ)ヘキシル基、8−(2'−トリクロロメチルヘプチルオキシ)オクチル基、2−(2'−クロロエトキシ)エチル基、4−(2'ークロロエトキシ)ブチル基、6−(2'−クロロエトキシ)ヘキシル基、8−(2'−クロロエトキシ)オクチル基、2−(2'−クロロ−n−プロピルオキシ)エチル基、4−(2'−クロロ−n−プロピルオキシ)ブチル基、6−(2'−クロロ−n−プロピルオキシ)ヘキシル基、8−(2'−クロロ−n−プロピルオキシ)オクチル基、
2−(3'−クロロ−n−プロピルオキシ)エチル基、4−(3'−クロロ−n−プロピルオキシ)ブチル基、6−(3'−クロロ−n−プロピルオキシ)ヘキシル基、8−(3'−クロロ−n−プロピルオキシ)オクチル基、2−(3'−クロロ−2'−メチルプロピルオキシ)エチル基、4−(3'−クロロ−2'−メチルプロピルオキシ)ブチル基、6−(3'−クロロ−2'−メチルプロピルオキシ)ヘキシル基、8−(3'−クロロ−2'−メチルプロピルオキシ)オクチル基、2−(2',3'−ジクロロ−n−プロピルオキシ)エチル基、4−(2',3'−ジクロロ−n−プロピルオキシ)ブチル基、6−(2',3'−ジクロロ−n−プロピルオキシ)ヘキシル基、8−(2',3'−ジクロロ−n−プロピルオキシ)オクチル基、2−(2'−クロロ−n−ブチルオキシ)エチル基、4−(2'−クロロ−n−ブチルオキシ)ブチル基、6−(2'−クロロ−n−ブチルオキシ)ヘキシル基、8−(2'−クロロ−n−ブチルオキシ)オクチル基、2−(3'−クロロ−n−ブチルオキシ)エチル基、4−(3'−クロロ−n−ブチルオキシ)ブチル基、6−(3'−クロロ−n−ブチルオキシ)ヘキシル基、8−(3'−クロロ−n−ブチルオキシ)オクチル基、2−(4'−クロロ−n−ブチルオキシ)エチル基、4−(4'−クロロ−n−ブチルオキシ)ブチル基、6−(4'−クロロ−n−ブチルオキシ)ヘキシル基、8−(4'−クロロ−n−ブチルオキシ)オクチル基、2−(2',3'−ジクロロ−n−ブチルオキシ)エチル基、4−(2',3'−ジクロロ−n−ブチルオキシ)ブチル基、6−(2',3'−ジクロロ−n−ブチルオキシ)ヘキシル基、8−(2',3'−ジクロロ−n−ブチルオキシ)オクチル基等のハロゲン原子で置換されたアルコキシアルキル基、
2−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、4−ヘキセニル基、5−ヘキセニル基、2−ヘプテニル基、3−ヘプテニル基、4−ヘプテニル基、5−ヘプテニル基、6−ヘプテニル基、2−オクテニル基、3−オクテニル基、4−オクテニル基、5−オクテニル基、6−オクテニル基、7−オクテニル基、2−ノネニル基、3−ノネニル基、4−ノネニル基、5−ノネニル基、6−ノネニル基、7−ノネニル基、8−ノネニル基、2−デセニル基,3−デセニル基、4−デセニル基、5−デセニル基、6−デセニル基、7−デセニル基、8−デセニル基、9−デセニル基、3,7−ジメチル−6−オクテニル基等のアルケニル基、3−n−パーフルオロプロピル−2−プロペニル基、3−n−パーフルオロブチル−2−プロペニル基、3−n−パーフルオロペンチル−2−プロペニル基、3−n−パーフルオロヘキシル−2−プロペニル基、3−n−パーフルオロヘプチル−2−プロペニル基、3−n−パーフルオロオクチル−2−プロペニル基等のハロゲン原子で置換されたアルケニル基、
2−プロペニルオキシメチル基、2−(2'−プロペニルオキシ)エチル基、2−〔2'−(2"−プロペニルオキシ)エトキシ〕エチル基、3−(2'−プロペニルオキシ)プロピル基、4−(2'−プロペニルオキシ)ブチル基、5−(2'−プロペニルオキシ)ペンチル基、6−(2'−プロペニルオキシ)ヘキシル基、7−(2'−プロペニルオキシ)ヘプチル基、8−(2'−プロペニルオキシ)オクチル基、9−(2'−プロペニルオキシ)ノニル基、10−(2'−プロペニルオキシ)デシル基等のアルケニルオキシアルキル基、2−(2'−プロペニルオキシ)−パーフルオロエチル基、3−(2'−プロペニルオキシ)−パーフルオロプロピル基、4−(2'−プロペニルオキシ)−パーフルオロブチル基、5−(2'−プロペニルオキシ)−パーフルオロペンチル基、6−(2'−プロペニルオキシ)−パーフルオロヘキシル基、7−(2'−プロペニルオキシ)−パーフルオロヘプチル基、8−(2'−プロペニルオキシ)−パーフルオロオクチル基等のハロゲン原子で置換されたアルケニルオキシアルキル基を挙げることができる。本発明の一般式(1)で表わされる1,4−ベンゾジオキサン化合物のR1およびR2はそれぞれ独立に不斉炭素を有していてもよく、該不斉炭素は光学活性であってもよい。一般式(1)で表される1,4−ベンゾジオキサン化合物が光学活性な不斉炭素を有する場合、該光学活性な不斉炭素の絶対配置は特に限定されるものではなく、(R)−配置であっても、(S)−配置であってもよい。また、光学活性な不斉炭素の光学純度は、特に限定されるものではないが、(R)体と(S)体の比として、0:100(100%ee)〜45:55(10%ee)または55:45(10%ee)〜100:0(100%ee)の範囲であることが好ましい。
本発明の一般式(1)で表される1,4−ベンゾジオキサン化合物において、Aは置換基を有していてもよい1,4−フェニレン基、2,6−ナフチレン基または4,4'−ビフェニレン基を表す。ここで、置換基としてはハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、シアノ基等を挙げることができ、好ましくは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子、メチル基、エチル基等のアルキル基、メトキシ基、エトキシ等のアルコキシ基またはシアノ基であり、より好ましくは、フッ素原子、塩素原子等のハロゲン原子である。
Aは、好ましくは、置換基を有していてもよい1,4−フェニレン基または4,4'−ビフェニレン基であり、より好ましくは、置換基を有していても良い4,4'−ビフェニレン基である。
本発明の一般式(1)で表される1,4−ベンゾジオキサン化合物において、X1およびX2はそれぞれ独立に−CHCH−基、−CH=CH−基、−C≡C−基、−OCH−基、−CHO−基、−COO−基または−OOC−基を表す。X1およびX2は、好ましくは、X1が−CHCH−基、−C≡C−基または−OCH−基あり、X2が−CHCH−基、−CHO−基または−COO−基であり、
より好ましくは、X1が−CHCH−基または−OCH−基であり、X2が、−CHO−基または−COO−基である。
本発明の一般式(1)で表される1,4−ベンゾジオキサン化合物において、Y1は単結合または−O−基を表し、好ましくは、−O−基を表す。
本発明一般式(1)で表わされる1,4−ベンゾジオキサン化合物において、*が付された炭素原子は不斉炭素を表し、該不斉炭素は光学活性であってもラセミ体であっても良い。*が付された炭素原子が光学活性な不斉炭素である場合、該光学活性な不斉炭素の絶対配置は特に限定されるものではなく、(R)−配置であっても、(S)−配置であってもよい。また、光学活性な不斉炭素の光学純度は、特に限定されるものではないが、(R)体と(S)体の比として、0:100(100%ee)〜45:55(10%ee)または55:45(10%ee)〜100:0(100%ee)の範囲であることが好ましい。
本発明の一般式(1)で表される1,4−ベンゾジオキサン化合物の具体例としては、以下の第1表に示すような化合物を挙げることができる。尚表中の「−Ph−」、「−BiPh−」、「−Nap−」、「−Ph(F)−」、「−(F)Ph−」、「−(F)BiPh−」、「−BiPh(F)−」、「−(Cl)Ph−」、「−(Cl)BiPh−」「−Ph(F)−Ph」、「−Ph−(F)Ph−」および「−(F)Ph(F)−」は以下(化4)に示す基を表す。
【0009】
【化4】
Figure 0004336097
【0010】
【表1】
Figure 0004336097
【0011】
【表2】
Figure 0004336097
【0012】
【表3】
Figure 0004336097
【0013】
【表4】
Figure 0004336097
【0014】
【表5】
Figure 0004336097
【0015】
本発明の一般式(1)で表される1,4−ベンゾジオキサン化合物は、例えば、以下に示す工程を経て製造することができる。
▲1▼−一般式(1)において、X1が−CH=CH−基で表される場合−(化5)。
【0016】
【化5】
Figure 0004336097
【0017】
〔式中、R1、Y1、A、X2およびR2は前記と同じ意味を表し、X1は−CH=CH−基を表し、X3はハロゲン原子またはトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表す〕
すなわち、一般式(2)で表される二重結合を有する化合物と、一般式(3)で表される芳香族ハロゲン化物(X3は、好ましくは、臭素、ヨウ素あるいはトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表す)とをパラジウム触媒〔例えば、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム〕、銅化合物(例えば、ヨウ化銅、臭化銅)、塩基(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、tert-ブトキシカリウム、tert-ブトキシナトリウム等の無機塩基、トリエチルアミン、ジイソブチルアミン、ピリジン等の有機塩基)、および所望によりリン配位子〔例えば、トリフェニルホスフィン、トリス(2−メチルフェニル)ホスフィン〕の存在下、室温あるいは加熱条件下で反応させることにより一般式(1)において、X1が−CH=CH−基で表される化合物を製造することができる。
また、別法(化6)として、
【0018】
【化6】
Figure 0004336097
〔式中、R1、Y1、A、X2およびR2は前記と同じ意味を表し、X1は−CH=CH−基を表し、X4は−CH2P(=O)(OR32基または−CH2−P+(Ar)3・X5 -基を表し、ここでR3は炭素数1〜6のアルキル基、Arは炭素数6〜12の芳香族炭化水素基を表し、X5 -はハロゲンイオンを表す〕
一般式(4)で表される化合物と、一般式(5)で表されるアルデヒド化合物を塩基(例えば、tert-ブトキシカリウム、tert-ブトキシナトリウム、水素化ナトリウム)の存在下に反応させることにより一般式(1)において、X1が−CH=CH−基で表される化合物を製造することができる。
▲2▼−一般式(1)においてX1が−C≡C−基で表される場合−(化7)
【0019】
【化7】
Figure 0004336097
〔式中、R1、Y1、A、X1、X2およびR2は前記と同じ意味を表し、X1は−C≡C−基を表し、X3はハロゲン原子またはトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表す〕
すなわち、一般式(2)で表されるアセチレン化合物と、一般式(3)で表される芳香族ハロゲン化物(X3は、好ましくは、臭素、ヨウ素あるいはトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表す)とをパラジウム触媒〔例えば、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム〕、銅化合物(例えば、ヨウ化銅、臭化銅)、塩基(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、tert-ブトキシカリウム、tert-ブトキシナトリウム等の無機塩基、トリエチルアミン、ジイソブチルアミン、ピリジン等の有機塩基)、および所望によりリン配位子〔例えば、トリフェニルホスフィン、トリス(2−メチルフェニル)ホスフィン〕の存在下、室温あるいは加熱条件下で反応させることにより一般式(1)において、X1が−C≡C−基で表される化合物を製造することができる。
▲3▼−一般式(1)において、X1が−CH2CH2−基で表される場合−(化8)
【0020】
【化8】
Figure 0004336097
〔式中、R1、Y1、A、X2およびR2は前記と同じ意味を表し、X1は−CH2CH2−基を表し、X6は−CH=CH−基または−C≡C−基を表す〕
すなわち、一般式(1’)で表される不飽和結合を有する化合物を、触媒(例えば、パラジウム/炭素、ロジウム/炭素、白金/炭素)の存在下、水素雰囲気下で接触還元することにより一般式(1)において、X1が−CH2CH2−基で表される化合物を製造することができる。
▲4▼−一般式(1)において、X1が−CH2O−基で表される場合−(化9)
【0021】
【化9】
Figure 0004336097
〔式中、R1、Y1、A、X2およびR2は前記と同じ意味を表し、X1は−CH2O−基を表し、X7は−CH28基を表し、ここでX8はハロゲン原子あるいは−OH基を表す〕
すなわち、一般式(7)で表されるトルエン誘導体と、一般式(8)で表されるフェノール化合物を反応させることにより一般式(1)において、X1が−CH2O−基で表される化合物を製造することができる。なお、この際の反応反応条件としては、a)X8がハロゲン原子である場合:一般式(7)で表されるトルエン誘導体と一般式(8)で表されるフェノール化合物を塩基(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム)の存在下、室温あるいは加熱条件で反応させる条件、b)X8がOH基である場合:一般式(7)で表されるトルエン誘導体(ベンジルアルコール誘導体)と、一般式(8)で表されるフェノール化合物を脱水縮合剤(例えば、ジエチルアゾジカルボン酸)、および三価リン化合物(例えば、トリフェニルホスフィン)の存在下に反応させる条件を使用することができる。
▲5▼−一般式(1)において、X1が−OCH2−基で表される場合−(化10)
【0022】
【化10】
Figure 0004336097
〔式中、R1、Y1、A、X2およびR2は前記と同じ意味を表し、X1は−OCH2−基を表し、X9はX8CH2−基を表し、ここでX8はハロゲン原子あるいはHO−基を表す〕
すなわち、一般式(9)で表されるフェノール化合物と、一般式(10)で表される化合物を反応させることにより一般式(1)において、X1が−OCH2−基で表される化合物を製造することができる。なお、この際の反応反応条件としては、a)X8がハロゲン原子である場合:一般式(9)で表されるフェノール化合物と一般式(10)で表される化合物を塩基(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム)の存在下、室温あるいは加熱条件で反応させる条件、b)X8がHO−基である場合:一般式(9)で表されるフェノール化合物と、一般式(10)で表される化合物を脱水縮合剤(例えば、ジエチルアゾジカルボン酸)、および三価リン化合物(例えば、トリフェニルホスフィン)の存在下に反応させる条件を使用することができる。
▲6▼−一般式(1)において、X1が−COO−基で表される場合−(化11)
【0023】
【化11】
Figure 0004336097
〔式中、R1、Y1、A、X2およびR2は前記と同じ意味を表し、X1は−COO−基を表す〕
すなわち、一般式(11)で表されるカルボン酸化合物と、一般式(8)で表されるフェノール化合物をエステル化することで一般式(1)において、X1が−COO−基で表される化合物を製造することができる。なお、エステル化の条件としては、a)一般式(11)で表されるカルボン酸化合物と一般式(8)で表されるフェノール化合物を、脱水縮合剤(例えば、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド)および触媒(4−N,N−ジメチルアミノピリジン、4−ピロリジノピリジン)の存在下、反応させる条件、b)一般式(11)で表されるカルボン酸化合物をハロゲン化剤(例えば、オギザリルクロライド、チオニルクロライド)により酸ハロゲン化物とした後、塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基)の存在下に一般式(8)で表されるフェノール化合物と反応させる条件のそれぞれを好適に使用することが可能である。
▲7▼−一般式(1)において、X1が−OCO−基で表される場合−(化12)
【0024】
【化12】
Figure 0004336097
〔式中、R1、Y1、A、X2およびR2は前記と同じ意味を表し、X1は−OCO−基を表す〕
すなわち、一般式(9)で表されるフェノール化合物と、一般式(12)で表されるカルボン酸化合物をエステル化することにより一般式(1)において、X1が−OCO−基で表される化合物を製造することができる。尚、エステル化の条件としては
a)一般式(12)で表されるカルボン酸化合物と一般式(9)で表されるフェノール化合物を、脱水縮合剤(例えば、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド)および触媒(4−N,N−ジメチルアミノピリジン、4−ピロリジノピリジン)の存在下、反応させる条件、b)一般式(12)で表されるカルボン酸化合物をハロゲン化剤(例えば、オギザリルクロライド、チオニルクロライド)により酸ハロゲン化物とした後、塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基)の存在下に一般式(9)で表されるフェノール化合物と反応させる条件のそれぞれを好適に使用することが可能である。
また、一般式(1)において、X2がそれぞれ−CH=CH−基、−C≡C−基、−CH2CH2−基、−OCH2−基、−CH2O−基、−COO−基または−OCO−基で表される化合物は以下の方法により製造することができる。
(1)−X2が−CH=CH−基で表される場合−(化13)
【0025】
【化13】
Figure 0004336097
〔式中、R2は前記と同じ意味を表し、Y2はハロゲン原子、ヒドロキシメチル基、ハロメチル基、HO−基、HOOC−基を表し、X10は−CH2P(=O)(OR32基または−CH2+(Ar)3・X5 -基を表し、ここでR3は炭素数1〜6のアルキル基を表し、Arは炭素数6〜12の芳香族炭化水素基を表し、X5 -はハロゲンイオンを表し、X2は−CH=CH−基を表す〕
すなわち、一般式(13)で表される化合物と、一般式(14)で表されるアルデヒド化合物を塩基(例えば、tert-ブトキシカリウム、tert-ブトキシナトリウム、水素化ナトリウム)の存在下に反応させる(Y2がホルミル基である場合は適宜、保護基の導入および脱保護を行う)ことにより一般式(15)
において、X2が−CH=CH−基で表される化合物を製造した後、それぞれのY2に応じて、前述の▲1▼〜▲7▼の方法により一般式(1)で表される化合物を製造することができる。また、別法(化14)として、
【0026】
【化14】
Figure 0004336097
〔式中、R2は前記と同じ意味を表し、Y2はハロゲン原子、ホルミル基ヒドロキシメチル基、ハロメチル基、HO−基、HOOC−基を表し、X11は−CH2P(=O)(OR32基または−CH2+(Ar)3・X5 -基を表し、ここでR3は炭素数1〜6のアルキル基を表し、Arは炭素数6〜12の芳香族炭化水素基を表し、X5 -はハロゲンイオンを表し、X2は−CH=CH−基を表す〕
一般式(16)で表されるアルデヒド化合物と、一般式(17)で表される化合物を塩基(例えば、tert-ブトキシカリウム、tert-ブトキシナトリウム、水素化ナトリウム)の存在下に反応させる(Y2がホルミル基である場合は適宜保護基の導入および脱保護を行う)ことにより一般式(15)において、X2が−CH=CH−基で表される化合物を製造した後、それぞれのY2に応じて、前述の▲1▼〜▲7▼の方法により一般式(1)で表される化合物を製造することができる。
(2)−X2が−C≡C−基で表される場合−(化15)
【0027】
【化15】
Figure 0004336097
〔式中、R2は前記と同じ意味を表し、Y2はハロゲン原子、ホルミル基、ヒドロキシメチル基、ハロメチル基、HO−基、HOOC−基を表し、X12は−CH=CH−基を表し、X2は−C≡C−基を表す〕
すなわち、一般式(15’)で表される二重結合を有する化合物に、ハロゲン(例えば、臭素、ヨウ素)を作用させ、二重結合をハロゲン化した後に、塩基(例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の無機塩基、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン等の有機塩基)の存在下、脱ハロゲン化水素反応を行うことで一般式(15)において、X2が−C≡C−基で表される化合物を製造した後、それぞれのY2に応じて、前述の▲1▼〜▲7▼の方法により一般式(1)で表される化合物を製造することができる。
(3)−X2が−CH2CH2−基で表される場合−(化16)
【0028】
【化16】
Figure 0004336097
〔式中、R2は前記と同じ意味を表し、Y2はハロゲン原子、ホルミル基、ヒドロキシメチル基、ハロメチル基、HO−基、HOOC−基を表し、X12は−CH=CH−基または−C≡C−基を表し、X2は−CH2CH2−基を表す〕
すなわち、一般式(15’)で表される不飽和結合を有する化合物を、触媒(例えば、パラジウム/炭素、ロジウム/炭素、白金/炭素)の存在下、水素雰囲気下で接触還元することにより一般式(15)において、X2が−CH2CH2−基で表される化合物を製造した後、それぞれのY2に応じて、前述の▲1▼〜▲7▼の方法により一般式(1)で表される化合物を製造することができる。
(4)−X2が−OCH2基で表される場合−(化17)
【0029】
【化17】
Figure 0004336097
〔式中、R2は前記と同じ意味を表し、Y2はハロゲン原子、ホルミル基、ヒドロキシメチル基、ハロメチル基、HO−基、HOOC−基を表し、X13はハロゲン原子、トリフルオロメタンスルホネート基またはp−トルエンスルホニルオキシ基を表し、X2は−OCH2−基を表す〕
すなわち、一般式(18)で表されるヒドロキシ化合物に一般式(19)で表される化合物を塩基(例えば、水素化ナトリウム)の存在下に反応させる(Y2がヒドロキシメチル基、ハロメチル基、HO−基、HOOC−基の場合には適宜、保護基の導入および脱保護を行う)ことにより、一般式(15)において、X2が−OCH2−基で表される化合物を製造した後、それぞれのY2に応じて、前述の▲1▼〜▲7▼の方法により一般式(1)で表される化合物を製造することができる。
(5)−X2が−CH2O−基で表される場合−(化18)
【0030】
【化18】
Figure 0004336097
〔式中、R2は前記と同じ意味を表し、Y2はハロゲン原子、ホルミル基、ヒドロキシメチル基、ハロメチル基、HO−基、HOOC−基を表し、X14はハロゲン原子、トリフルオロメタンスルホネート基またはp−トルエンスルホニルオキシ基を表し、X2は−CH2O−基を表す〕
すなわち、一般式(20)で表される化合物に、一般式(21)で表されるヒドロキシ化合物を塩基(例えば、水素化ナトリウム)の存在下に反応させる(Y2がヒドロキシメチル基、ハロメチル基、HO−基、HOOC−基の場合には適宜、保護基の導入および脱保護を行う)ことにより、一般式(15)において、X2が−CH2O−基で表される化合物を製造した後、それぞれのY2に応じて、前述の▲1▼〜▲7▼の方法により一般式(1)で表される化合物を製造することができる。
(6)−X2が−COO−基で表される場合−(化19)
【0031】
【化19】
Figure 0004336097
〔式中、R2は前記と同じ意味を表し、Y2はハロゲン原子、ホルミル基、ヒドロキシメチル基、ハロメチル基、HO−基、HOOC−基を表し、X2は−COO−基を表す〕
すなわち、一般式(22)で表されるカルボン酸化合物と、一般式(21)で表されるヒドロキシ化合物をエステル化(エステル化の方法としては、例えば、前述の▲6▼または▲7▼で挙げた方法を使用することができる)反応させる(Y2がヒドロキシメチル基、ハロメチル基、HO−基、HOOC−基の場合には適宜、保護基の導入および脱保護を行い)ことにより、一般式(15)において、X2が−COO−基で表される化合物を製造した後、それぞれのY2に応じて、前述の▲1▼〜▲7▼の方法により一般式(1)で表される化合物を製造することができる。
(7)−X2が−OCO−基で表される場合(化20)
【0032】
【化20】
Figure 0004336097
〔式中、R2は前記と同じ意味を表し、Y2はハロゲン原子、ホルミル基、ヒドロキシメチル基、ハロメチル基、HO−基、HOOC−基を表し、X2は−OCO−基を表す〕
すなわち、一般式(23)で表されるカルボン酸化合物と、一般式(18)で表されるヒドロキシ化合物をエステル化(エステル化の方法としては、例えば、前述の▲6▼または▲7▼で挙げた方法を使用することができる)反応させる(Y2がヒドロキシメチル基、ハロメチル基、HO−基、HOOC−基の場合には適宜、保護基の導入および脱保護を行い)ことにより、一般式(15)において、X2が−OCO−基で表される化合物を製造した後、それぞれのY2に応じて、前述の▲1▼〜▲7▼の方法により一般式(1)で表される化合物を製造することができる。
【0033】
本発明の1,4−ベンゾジオキサン化合物にはそれ自体で液晶性を示す化合物および液晶性を示さない化合物がある。また、液晶性を示す化合物には、スメクチックC相(以下、Sc 相と略記する)またはカイラルスメクチックC相(以下、Sc *相と略記する)を示す化合物と、液晶性は示すが、Sc 相またはSc *相を示さない化合物がある。これらの化合物は、それぞれ液晶組成物の構成成分として有効に使用することができる。次に、本発明の液晶組成物について説明する。液晶組成物は、一般に2種以上の成分からなるが、本発明の液晶組成物は、必須成分として、本発明の1,4−ベンゾジオキサン化合物を少なくとも1種含有するものである。本発明の液晶組成物としては、好ましくは、Sc *、スメクチックCA 、スメクチックF、スメクチックG、スメクチックH、スメクチックI等の相を示すものが挙げられ、より好ましくは、Sc *相を示す液晶組成物である。本発明の液晶組成物は、本発明の1,4−ベンゾジオキサン化合物、Sc *相を示す液晶化合物、本発明の1,4−ベンゾジオキサン化合物以外のSc相を示す液晶化合物および光学活性化合物から選ばれる化合物を複数組み合わせることにより調製される組成物であり、本発明の1,4−ベンゾジオキサン化合物を少なくとも一種含有する。Sc *相を示す液晶化合物としては、特に限定されるものではないが、例えば、光学活性フェニルベンゾエート系液晶化合物、光学活性ビフェニルベンゾエート系液晶化合物、光学活性ナフタレン系液晶化合物、光学活性フェニルナフタレン系液晶化合物、光学活性トラン系液晶化合物、光学活性フェニルピリミジン系液晶化合物、光学活性ナフチルピリミジン系液晶化合物、光学活性テトラリン系液晶化合物を挙げることができる。本発明の1,4−ベンゾジオキサン化合物以外のSc相を示す液晶化合物としては、特に限定されるものではないが、例えば、非光学活性フェニルベンゾエート系液晶化合物、非光学活性ビフェニルベンゾエート系液晶化合物、非光学活性ナフタレン系液晶化合物、非光学活性フェニルナフタレン系液晶化合物、非光学活性トラン系液晶化合物、非光学活性フェニルピリミジン系液晶化合物、非光学活性ナフチルピリミジン系液晶化合物、非光学活性テトラリン系液晶化合物を挙げることができる。
光学活性化合物とは、それ自体では液晶性を示さないが、Sc相を示す液晶化合物、または、Sc相を示す液晶組成物と混合することにより、Sc *相を発現する能力を有する化合物を示し、光学活性化合物としては、特に限定されるものではないが、例えば、光学活性フェニルベンゾエート系非液晶化合物、光学活性ビフェニルベンゾエート系非液晶化合物、光学活性ナフタレン系非液晶化合物、光学活性フェニルナフタレン系非液晶化合物、光学活性トラン系非液晶化合物、光学活性フェニルピリミジン系非液晶化合物、光学活性ナフチルピリミジン系非液晶化合物、光学活性テトラリン系非液晶化合物を挙げることができる。また、本発明の液晶組成物には、上記の必須成分の他に、任意成分としてネマチック液晶化合物、本発明の1,4−ベンゾジオキサン化合物以外の液晶性を示さない化合物(例えば、アントラキノン系色素、アゾ系色素等の2色性色素、および導電性付与剤、寿命向上剤等)を含有していてもよい。本発明の液晶組成物中の、本発明の1,4−ベンゾジオキサン化合物の含有量は特に限定されるものではないが、通常、5〜99重量%であり、好ましくは、10〜90重量%である。本発明の1,4−ベンゾジオキサン化合物を少なくとも1種含有する液晶組成物は、従来の液晶組成物と比較して、チルト角(コントラスト)、閾値特性、応答時間、Sc相での層構造、液晶温度領域、配向膜上での配向特性および液晶材料としての相溶性の点で優れている。次に、本発明の液晶素子に関して説明する。本発明の液晶素子は、本発明の液晶組成物を1対の電極基板間に配置してなる。(図1)は強誘電性を利用した液晶素子の構成を説明するためのカイラルスメクチック相を有する液晶素子の一例を示す断面概略図である。液晶素子は、それぞれ透明電極3および絶縁性配向制御層4を設けた1対の基板2間にカイラルスメクチック相を示す液晶層1を配置し、かつ、その層厚をスペーサー5で設定してなるものであり、1対の透明電極3間にリード線6を介して電源7より電圧を印加可能なように接続する。また、1対の基板2は、1対のクロスニコル状態に配置された偏光板8により挟持され、その一方の外側には光源9が配置される。基板2の材質としては、ソーダライムガラス、ボロシリケートガラス等のガラスおよびポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、ポリアクリレート等の透明性高分子が挙げられる。2枚の基板2に設けられる透明電極3としては、例えば、In23 、SnO2、または、ITO(インジウム・チン・オキサイド;Indium Tin Oxide)の薄膜からなる透明電極が挙げられる。絶縁性配向制御層4は、ポリイミド等の高分子の薄膜をナイロン、アセテート、レーヨン等の植毛布等でラビングし、液晶を配向させるためのものである。絶縁性配向制御層4の材質としては、例えば、シリコン窒化物、水素を含有するシリコン窒化物、シリコン炭化物、水素を含有するシリコン炭化物、シリコン酸化物、ホウ素窒化物、水素を含有するホウ素窒化物、セリウム酸化物、アルミニウム酸化物、ジルコニウム酸化物、チタン酸化物やフッ化マグネシウムなどの無機物質絶縁層、ポリビニルアルコール、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリパラキシレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアミド、ポリスチレン、セルロース樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、アクリル樹脂などの有機絶縁層が挙げられ、無機絶縁層の上に有機絶縁層を形成した2層構造の絶縁性配向制御層であってもよく、無機絶縁層、または、有機絶縁層のみからなる絶縁性配向制御層であってもよい。絶縁性配向制御層が無機絶縁層である場合には、蒸着法などで形成することができる。また、有機絶縁層である場合には、有機絶縁層材料、または、その前駆体の溶液をスピンナー塗布法、浸透塗布法、スクリーン印刷法、スプレー塗布法、ロール塗布法等で塗布し、所定の条件下(例えば、加熱下)で溶媒を除去し、所望により焼成させて形成することができる。なお、有機絶縁層を形成する際に、必要に応じ、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシジルオキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシジルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等のシランカップリング剤等を使用して表面処理を行い、その後、有機絶縁層材料、または、その前駆体を塗布してもよい。絶縁性配向制御層4の層厚は、通常、10オングストローム〜1μm、好ましくは、10〜3000オングストローム、さらに好ましくは、10〜1000オングストロームである。2枚の基板2は、スペーサ5により任意の間隔に保たれている。例えば、所定の直径を持つシリカビーズ、アルミナビーズをスペーサとして基板2で挟み、2枚の基板2の周囲をシール剤(例えば、エポキシ系接着剤)を用いて密封することにより、任意の間隔に保つことができる。また、スペーサーとして高分子フィルムやガラスファイバーを使用してもよい。この2枚の基板の間にカイラルスメクチック相を示す液晶を封入する。液晶層1は、一般的には0.5〜20μm、好ましくは、1〜5μm、より好ましくは、1〜3μmの厚さに設定する。透明電極3はリード線によって外部の電源7に接続されている。また、基板2の外側には、互いの偏光軸を、例えば、クロスニコル状態とした1対の偏光板8が配置されている。(図1)の例は透過型であり、光源9を備えている。また、本発明の液晶組成物を使用した液晶素子は、(図1)に示した透過型の素子としてだけではなく、反射型の素子としても応用可能である。本発明の液晶組成物を使用する液晶素子の表示方式に関しては、特に限定されるものではないが、例えば、(a)ヘリカル変歪型、(b)SSFLC(サーフェス・スタビライズド・フェロエレクトリック・リキッド・クリスタル)型、(c)TSM(トランジェント・スキャッタリング・モード)型、(d)G−H(ゲスト−ホスト)型、(e)フィールドシーケンシャルカラー型の表示方式を使用することができる。本発明の液晶組成物を使用する液晶素子の駆動方法は、セグメント型、単純マトリックス型等のパッシブ駆動型であってもよく、TFT(薄膜トランジスタ)型、MIM(メタル−インスレーター−メタル)型等のアクティブ駆動型であってもよい。また、本発明の1,4−ベンゾジオキサン化合物および該化合物を含有してなる液晶組成物は、表示用液晶素子以外の分野(例えば、▲1▼非線形光機能素子、▲2▼コンデンサー材料等のエレクトロニクス材料、▲3▼リミッター、メモリー、増幅器、変調器などのエレクトロニクス素子、▲4▼熱、光、圧力、機械変形などと電圧の変換素子やセンサー、▲5▼熱電発電素子等の発電素子、▲6▼空間光変調素子、▲7▼光導電性材料)への応用が可能である。
【0034】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。尚、各実施例および表中の記号I、Sc * およびCは以下の意味を表す。
I:等方性液体
Sc * :カイラルスメクチックC相
C:結晶相
また、各製造例、実施例中の相転移温度は温度制御装置を備えた偏光顕微鏡、および、DSC(示差走査熱量計)を用いて測定した。
【0035】
製造例1: 2−(n−オクチルオキシ)メチル−1,4−ベンゾジオキサン−6−カルバルデヒドの製造
2−ヒドロキシメチル−1,4−ベンゾジオキサン−6−カルバルデヒド19.4g(100mmol)、n−オクチルブロマイド19.3g(100mmol)、水酸化ナトリウム40g(1mol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩3.67g(10.8mmol)、およびジクロロメタン−水溶液(1:1、50ml)からなる溶液を室温で48時間激しく攪拌した。その後、ジクロロメタンで抽出し、減圧下ジクロロメタンを留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色油状物の2−(n−デシルオキシ)メチル−1,4−ベンゾジオキサン−6−カルバルデヒド25.6gを得た。
【0036】
製造例2:6−ヒドロキメチル−2−(n−オクチルオキシ)メチル−1,4−ベンゾジオキサンの製造
リチウムアルミニウムハイドライド7.41g(0.195mol)、及びテトラヒドロフラン(50ml)からなる溶液に2−(n−オクチルオキシ)メチル−1,4−ベンゾジオキサン−6−カルバルデヒド25g(78mmol)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴下した。1時間攪拌した後、飽和硫酸マグネシウム水溶液(20ml)を滴下し、さらに炭酸カリウム(50g)を添加した。0.5時間攪拌した後、不溶物をろ別し、ろ液を減圧下に濃縮した。残渣を酢酸エチル(500ml)に溶解し、水洗の後、酢酸エチル及びテトラヒドロフランを減圧下に留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し6−ヒドロキメチル−2−(n−オクチルオキシ)メチル−1,4-ベンゾジオキサン24gを得た。
【0037】
実施例1:6−[(s)−4’−(2−オクチルオキシ)ビフェニル]オキシメチル−2−(n−オクチルオキシ)メチル−1,4−ベンゾジオキサンの合成
(s)−4’−(2−オクチルオキシ)ビフェノール4.8g(16.8mmol)、6−ヒドロキシメチル−2−(n−オクチルオキシ)−1,4−ベンゾジオキサン5.38g(16.8mmol)、トリフェニルホスフィン8.81g(33.6mmol)、およびテトラヒドロフラン(20ml)からなる溶液にジエチルアゾジカルボキシレート14.4g(40%トルエン溶液)を滴下した。室温で3時間攪拌した後、減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し6−[(s)−4’−(2−オクチルオキシ)ビフェニル]オキシメチル−2−(n−オクチルオキシ)メチル−1,4―ベンゾジオキサン9.20gを白色結晶として得た。この化合物の相転移温度(℃)を以下に示した。尚、( )内の数字は降温過程での相転移温度を表わす。
【0038】
【表6】
Figure 0004336097
【0039】
この化合物をITO電極およびラビング処理したポリイミド(住友ベークライト社製:CRD8616)の配向膜を有する、厚さ2μmのガラス製のテストセルに注入し、電界印加時の駆動特性を測定した。測定は、この化合物のSc*相転移点である65℃から5℃低い60℃で行い、印加電圧は±20Vで行った。測定結果を以下に示す。
【0040】
応答時間:16μ秒 チルト角:37° 自発分極:76nC/cm2
後述の比較例1と比較して、本発明の1,4−ベンゾジオキサン化合物は応答速度が早く、また、チルト角が大きい。また、比較例1および2と比較して本発明の1,4−ベンゾジオキサン化合物は高い自発分極を有していることが判る。
【0041】
比較例1:比較のため、特開2000−53615号公報記載の化合物(24)(化21)をITO電極およびラビング処理したポリイミド(住友ベークライト社製:CRD8616)の配向膜を有する、厚さ2μmのガラス製のテストセルに注入し、電界印加時の駆動特性を測定した。測定は、この化合物のSc*相転移点である67℃から5℃低い62℃で行い、印加電圧は±20Vで行った。この化合物の相転移温度(℃)、および測定結果を以下に示す。
【0042】
【表7】
Figure 0004336097
応答時間:24μ秒 チルト角:35° 自発分極:46nC/cm2
【0043】
【化21】
Figure 0004336097
実施例1との比較により、自発分極、およびチルト角の値は本発明の1,4−ベンゾジオキサン化合物と比較して小さいことが判る。
【0044】
実施例2:液晶組成物の調製
下記の化合物群(化22)を、下記に示した割合で混合し、100℃で加熱溶融し、液晶組成物(強誘電性液晶組成物)を調製した。この液晶組成物の相転移温度を以下に示した。
【0045】
【表8】
Figure 0004336097
【0046】
【化22】
Figure 0004336097
【0047】
次に2枚の1.1mm厚のガラス板を用意し、それぞれのガラス板上に、ITO膜を形成し、さらに表面処理を行った。このITO膜付きのガラス板に絶縁性配向制御層(住友ベークライト社製CRD−8616)をスピンコートし、成膜後、90℃で5分間、200℃で30分間焼成した。この配向膜にラビング処理を行い、平均粒径1.9μmのシリカビーズを一方のガラス板上に散布した。その後、それぞれのラビング処理軸が互いに反平行となるよう、シール剤を用いてガラス板を張り合わせセルを作製した。このセルを120℃に加熱し、加熱(120℃)した実施例2で調製した液晶組成物を注入し、その後、3℃/分の速度で冷却し、液晶素子を作製した。この液晶素子をクロスニコル状態に配置した2枚の偏光板に挟持し、±20V、10Hzの矩形波を印加したところ、明瞭なスイッチング現象が観察された。また、偏光顕微鏡観察では良好な均一配向状態が観察され、ジグザグ欠陥等の配向欠陥は観察されなかった。尚室温での光学的応答時間は56μ秒であり、矩形波駆動時のスイッチングにおける2点の消光位より求めたチルト角は19°であった。さらに、三角波法により求めた自発分極は13nC/cm2であった。
後述の比較例3と比較して、実施例2は高い上限温度(Sc*相転移温度)、および高速応答性も有していることが判る。さらに広いチルト角を有していることが判った。
【0048】
比較例3:液晶組成物の調製
下記の化合物群(化23)を、下記に示した割合で混合し、100℃で加熱溶融し、液晶組成物(強誘電性液晶組成物)を調製した。この液晶組成物の相転移温度を以下に示した。
【0049】
【表9】
Figure 0004336097
【0050】
【化23】
Figure 0004336097
【0051】
次に、実施例2と同様に液晶素子を作製した。この液晶素子をクロスニコル状態に配置した2枚の偏光板に挟持し、±20V、10Hzの矩形波を印加したところ、明瞭なスイッチング現象が観察された。また、偏光顕微鏡観察では良好な均一配向状態が観察され、ジグザグ欠陥等の配向欠陥は観察されなかった。尚、室温での光学的応答時間は62μ秒であり、矩形波駆動時のスイッチングにおける2点の消光位より求めたチルト角は17°であった。さらに、三角波法により求めた自発分極は11nC/cm2であった。
実施例2との比較から上限温度(Sc*相転移温度)が低く、また、応答時間も遅いことが判る。さらに狭いチルト角を有していることが判った。
実施例2および比較例3との比較から本発明の1,4−ベンゾジオキサン化合物を液晶組成物の構成成分として使用することにより、液晶組成物の上限温度(Sc*相転移温度)および応答時間を改善することが可能になった。
【0052】
【発明の効果】
本発明により液晶組成物の構成成分として有用な1,4−ベンゾジオキサン化合物を提供することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】カイラルスメクチック相を示す液晶を用いた液晶素子の一例の断面概略図
【符号の説明】
1 :カイラルスメクチック相を有する液晶層
2 :基板
3 :透明電極
4 :絶縁性配向制御層
5 :スペーサー
6 :リード線
7 :電源
8 :偏光板
9 :光源
I0 :入射光
I :透過光

Claims (3)

  1. 一般式(1)で表される1,4−ベンゾジオキサン化合物。
    Figure 0004336097
    〔式中、R1およびR2はそれぞれ独立にハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルキル基、ハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルケニル基、ハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルコキシアルキル基、あるいは、ハロゲン原子で置換されても良い炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖のアルケニルオキシアルキル基を表し、Aは置換基を有していてもよい1,4−フェニレン基、4,4'−ビフェニレン基または2,6−ナフチレン基を表わし、X及びXはそれぞれ独立に−CHCH−基、−CH=CH−基、−C≡C−基、−OCH−基、−CHO−基、−COO−基または−OOC−基を表し、Y1は単結合または−O−基を表し、*が付された炭素原子は不斉炭素を表す〕
  2. 請求項1記載の1,4−ベンゾジオキサン化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
  3. 請求項2記載の液晶組成物を使用することを特徴とする液晶素子。
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